JP6449096B2 - フロントローダフレーム、フロントローダフレームを備えるフロントローダ、及びフロントローダを備える作業車両 - Google Patents

フロントローダフレーム、フロントローダフレームを備えるフロントローダ、及びフロントローダを備える作業車両 Download PDF

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Description

本発明は、フロントローダフレーム、フロントローダフレームを備えるフロントローダ、及びフロントローダを備える作業車両の技術に関する。
従来、トラクタ等の作業車両に装着されるフロントローダの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の技術においては、機体フレームから左右外側に向けて延びるようにマスト支持体が形成されている。当該マスト支持体の外側端部には、平板状のマスト連結片が設けられる。当該マスト連結片の外側の面には、マストの内側の面が当接された状態で固定される。当該マストの上端部には、バケットが連結されたブームが回動可能に支持される。このように、特許文献1に記載の技術では、左右一対の平面(マスト連結片)を介して、マストとマスト支持体とが連結されている。
しかしながら、当該特許文献1に記載の技術では、マストに加わる荷重を、当該マストとマスト連結片とが当接する1つの面(当接面)で受けることになる。このため、当該当接面の面積が十分に確保できない場合には、強度が不足する場合がある点で不利であった。
特開2005−47372号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、強度の向上を図ることが可能なフロントローダフレーム、フロントローダフレームを備えるフロントローダ、及びフロントローダを備える作業車両を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、一の仮想平面上に配置される第支持面を有する第一支持、及び前記一の仮想平面と平行な平面であって当該一の仮想平面に対して前記車体の左右方向外側に離間する他の仮想平面上に配置される第支持面を有する第二支持を備え、車体のエンジンを支持する機体フレームに対して固定される第一フレームと、前記第一支持面に当接する第一取付面を有すると共に前記第一支持部に固定される第一取付部、及び前記第二支持面に当接する第二取付面を有すると共に前記第二支持部に固定される第二取付部を備える第二フレームと、を具備するものである。
請求項2においては、前記第一取付部は、前記第一取付面に凹状に形成され、前記第一支持部に対して係合可能な第一係合部と、前記第一係合部内に形成され、前記第一取付部を前記第一支持部に固定するための固定具が挿通される第一貫通孔を具備するものである。
請求項3においては、前記第二取付部は、前記第二取付面に凹状に形成され、前記第二支持部に対して係合可能な第二係合部と、前記第二係合部内に形成され、前記第二取付部を前記第二支持部に固定するための固定具が挿通される第二貫通孔を具備するものである。
請求項4においては、前記第二取付面は、前記第一取付面に対して上下方向に変位した位置に形成されるものである。
請求項5においては、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のフロントローダフレームを備えるものである。
請求項6においては、請求項5に記載のフロントローダを備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本発明においては、互いに異なる仮想平面上に配置された面で荷重を受けることで、強度の向上を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係るフロントローダを備えたトラクタの側面図。 フロントローダの側面図。 同じく、斜視図。 同じく、分解斜視図。 メインフレームの前方分解斜視図。 同じく、後方分解斜視図。 同じく、分解正面図。 同じく、分解背面図。 (a)第一フレームの右側面。(b)同じく、左側面図。 (a)第二フレームの右側面図。(b)同じく、左側面図。 (a)第一実施形態に係る第一フレームの側面模式図。(b)同じく、正面模式図。(c)第二実施形態に係る第一フレームの側面模式図。(d)同じく、正面模式図。 (a)第三実施形態に係る第一フレームの側面模式図。(b)同じく、正面模式図。(c)第四実施形態に係る第一フレームの側面模式図。(d)同じく、正面模式図。 第五実施形態に係るメインフレームの前方分解斜視図。 同じく、後方分解斜視図。 同じく、分解正面図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
まず、図1を用いて本発明の第一実施形態に係るフロントローダ10を備えたトラクタの車体1の全体構成について説明する。
トラクタは、主として機体フレーム2、前輪3、トランスミッションケース4、後輪5、エンジン6、ボンネット7、キャビン8、ステアリングホイール9及びフロントローダ10を具備する。
機体フレーム2は、その長手方向を前後方向に向けて車体1の前部に配置される。機体フレーム2の前部はフロントアクスル機構(不図示)を介して左右一対の前輪3に支持される。機体フレーム2の後部にはトランスミッションケース4が固定される。トランスミッションケース4の後部はリアアクスル機構(不図示)を介して左右一対の後輪5に支持される。機体フレーム2の前後中途部にはエンジン6が設けられる。エンジン6はボンネット7に覆われる。
エンジン6の動力は、トランスミッションケース4に収容された変速装置(不図示)で変速された後、前記フロントアクスル機構を経て前輪3に伝達可能とされると共に、前記リアアクスル機構を経て後輪5に伝達可能とされる。エンジン6の動力によって前輪3及び後輪5が回転駆動され、トラクタは走行することができる。
エンジン6の後方にはキャビン8が設けられる。キャビン8の内部には、運転者が搭乗する居住空間が形成される。当該居住空間には、前輪3・3の切れ角を調節するためのステアリングホイール9、種々の操作具(不図示)、及び運転者が着座するための座席(不図示)等が配置される。
車体1の前部には、フロントローダ10が装着される。フロントローダ10は、主として左右一対のメインフレーム11、左右一対の連結フレーム12、左右一対のブーム13及びバケット14を具備する。
メインフレーム11は、車体1の前部の左右にそれぞれ固定される。ブーム13は、連結フレーム12を介して左右のメインフレーム11の上部にそれぞれ回動可能に支持される。ブーム13は、メインフレーム11の上部から前下方に向けて延びるように配置される。バケット14は、ブーム13の前端部に回動可能に連結される。ブーム13はブームシリンダ13aを伸縮させることで、連結フレーム12に対して回動させることができる。バケット14はバケットシリンダ14aを伸縮させることで、ブーム13に対して回動させることができる。このように、ブーム13及びバケット14を適宜回動させながら土砂の運搬作業等を行うことができる。
次に、図2から図10までを用いて、メインフレーム11の詳細な構成について説明する。
なお、左右のメインフレーム11の構成は略同一であるため、以下では車体1の右側に配置されるメインフレーム11についてのみ説明を行い、左側に配置されるメインフレーム11については説明を省略する。
メインフレーム11は、連結フレーム12を介してブーム13を支持するものである。メインフレーム11は、主として第一フレーム110及び第二フレーム120を具備する。メインフレーム11は、第一フレーム110と第二フレーム120とを組み合わせて形成される。
図2から図9までに示す第一フレーム110は、車体1に固定される部分である。第一フレーム110は、主として第一支持部111、第二支持部112、連結部113及び第三支持部114を具備する。
第一支持部111は、板状に形成される部分である。第一支持部111は、左右方向に対して垂直に配置される。第一支持部111は、長手方向を前後方向に向けた側面視略矩形状に形成される。第一支持部111の右側面111aは、左右方向に対して垂直な第一仮想平面P1上に配置される(図7及び図8参照)。
第二支持部112は、板状に形成される部分である。第二支持部112は、左右方向に対して垂直に配置される。第二支持部112は、長手方向を前後方向に向けた側面視略矩形状に形成される。第二支持部112は、前後方向において、第一支持部111の前後中途部から、第一支持部111の後方に向かって延びるように形成される。第二支持部112は、第一支持部111に対して上方向に変位すると共に、右方向に変位して配置される。すなわち、第二支持部112は、正面視(又は、背面視)において、第一支持部111の右上方に配置される。第二支持部112は、その前下部が、側面視において第一支持部111の後上部と重複するように配置される。第二支持部112の右側面112aは、左右方向に対して垂直な第二仮想平面P2上に配置される(図7及び図8参照)。
ここで、第二仮想平面P2は、第一仮想平面P1と平行な平面である。第二仮想平面P2は、第一仮想平面P1よりも右方に配置される。
第二支持部112には、ピン112bが設けられる。ピン112bは、軸線方向を左右方向に向けた略円柱状の部材である。ピン112bの左端部は、第二支持部112の前上部を左右方向に貫通するように形成された貫通孔に嵌め合わされて固定される。このようにして、ピン112bは、第二支持部112の右側面112aから右方に向かって突出するように(凸状に)設けられる。
連結部113は、第一支持部111と第二支持部112とを連結するものである。連結部113は、板状に形成される。連結部113は、上下方向に対して垂直に配置される。連結部113は、長手方向を前後方向に向けた平面視略矩形状に形成される。連結部113の左端は、第一支持部111の後上部に固定される。連結部113の右端は、第二支持部112の前下部に固定される。連結部113には、補強板113aが設けられる。
補強板113aは、前後一対設けられる。補強板113aは、板状に形成される。補強板113aは、前後方向に対して垂直に配置される。補強板113aは、正面視略L字状に形成される。補強板113aは、連結部113の前上部及び後端にそれぞれ固定される。補強板113aの左端は、第一支持部111に固定される。補強板113aの右端は、第二支持部112に固定される。当該補強板113aによって、第一支持部111と第二支持部112とがより強固に固定される。
第三支持部114は、板状に形成される部分である。第三支持部114は、前後方向に対して垂直に配置される。第三支持部114は、長手方向を上下方向に向けた正面視略矩形状に形成される。第三支持部114は、第二支持部112の前上端に固定される。第三支持部114の前側面114aは、前後方向に対して垂直な第五仮想平面P5上に配置される(図9参照)。
ここで、第五仮想平面P5は、第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2と垂直に交わる平面である。
図2から図8まで、並びに図10に示す第二フレーム120は、連結フレーム12を介してブーム13が連結される部分である。第二フレーム120は、主として第一取付部121、マスト部122、第二取付部123、連結部124及び第三取付部125を具備する。
第一取付部121は、板状に形成される部分である。第一取付部121は、左右方向に対して垂直に配置される。第一取付部121は、長手方向を前後方向に向けた側面視略矩形状に形成される。第一取付部121の左側面121aは、第一支持部111の右側面111aと対向するように配置される。第一取付部121の左側面121aは、左右方向に対して垂直な第三仮想平面P3上に配置される(図7及び図8参照)。
第一取付部121には、複数の貫通孔121bが形成される。貫通孔121bは、第一取付部121に、互いに適宜間隔をあけて5つ形成される。
マスト部122は、板状に形成される部分である。マスト部122の下端は、第一取付部121の右側面に固定される。マスト部122の上部は、第一取付部121から右上方に向かって延びるように形成される。マスト部122の上端部近傍は、左右方向に対して垂直に形成される。このようにして、マスト部122は、側面視において上下方向に延びるように形成される。マスト部122には、支持溝122a及びボス部122bが形成される。
支持溝122aは、マスト部122の上部に形成される。支持溝122aは、上方に向かって開放された形状(側面視U字状)に形成される。
ボス部122bは、マスト部122の上部(支持溝122aの後上方)に形成される。ボス部122bは、軸線方向を左右方向に向けた略円筒状に形成される。
第二取付部123は、板状に形成される部分である。第二取付部123は、正面視(又は、背面視)において、第一取付部121の右上方、かつマスト部122の上下中途部の左方に配置される。第二取付部123の下端部近傍は、左右方向に対して垂直に形成される。第二取付部123の上部は、当該第二取付部123の下端部近傍から右上方に向かって延びるように形成される。第二取付部123の上端部近傍は、左右方向に対して垂直に形成される。第二取付部123の下端部近傍の左側面123aは、第二支持部112の右側面112aの前部と対向するように配置される。第二取付部123の左側面123aは、左右方向に対して垂直な第四仮想平面P4上に配置される(図7及び図8参照)。第二取付部123には、係合孔123bが形成される。
係合孔123bは、第二取付部123の下端部近傍を左右方向に貫通するように形成される。係合孔123bの内径は、第二支持部112に設けられたピン112bの外径と略同一になるように形成される。係合孔123bは、第二支持部112に設けられたピン112bと対向する位置に形成される。このようにして、係合孔123bは、第二取付部123の左側面123aの一部分が陥没した形状(凹状)に形成される。なお、係合孔123bの右端は、図示せぬ板状の部材によって閉塞される。
第二取付部123には、複数の貫通孔123cが形成される。貫通孔123cは、第二取付部123に、互いに適宜間隔をあけて5つ形成される。なお、貫通孔123cは、係合孔123bを閉塞する板状の部材にも形成される。
ここで、第四仮想平面P4は、第三仮想平面P3と平行な平面である。第四仮想平面P4は、第三仮想平面P3よりも右方に配置される。また、第三仮想平面P3と第四仮想平面P4との間の左右方向の間隔は、第一仮想平面P1と第二仮想平面P2との間の左右方向の間隔と略同一となるように形成される。
連結部124は、第二取付部123とマスト部122とを連結するものである。連結部124は、前後一対設けられる。連結部124は、板状に形成される。連結部124は、前後方向に対して垂直に配置される。連結部124の左端は、第二取付部123の右側面に固定される。連結部124の右端は、マスト部122の左側面に固定される。
第三取付部125は、板状に形成される部分である。第三取付部125は、前後方向に対して垂直に配置される。第三取付部125は、正面視略矩形状に形成される。第三取付部125は、第二取付部123の下端部近傍の前上端に固定される。第三取付部125の左端部は、第二取付部123の左側面123aよりも左方に突出するように配置される。第三取付部125の後側面125aは、前後方向において第三支持部114の前側面114aと略同一位置に配置される。
このように構成された第二フレーム120においては、側面視において、第一取付部121及び第二取付部123が上下に並べて配置されると共に、上下方向に延びるように形成されたマスト部122と少なくとも一部が重複するように配置されている。これによって、当該第二フレーム120の前後方向幅が短くなるように(コンパクトに)構成することができる。
次に、メインフレーム11を車体1に取り付ける方法について説明する。
まず、第一フレーム110が車体1に固定される。具体的には、図2に示すように、第一支持部111が機体フレーム2の右側面に固定されると共に、第二支持部112の後端部近傍がトランスミッションケース4の右側面に固定される。
このように、第一フレーム110は、互いに離れた2箇所の部分(第一支持部111及び第二支持部112)において車体1に固定される。これによって、第一フレーム110は車体1に対して安定して固定される。
ここで、図2に示すように、機体フレーム2にはエンジン6が設けられている。当該エンジン6には配管や種々のエンジン補機類が設けられるため、通常、エンジン6は機体フレーム2よりも外側(左右外側)に突出する。しかしながら、本実施形態に係るメインフレーム11においては、第二支持部112が第一支持部111に対して右方向(外側)に変位して配置されているため、当該エンジン6との干渉を回避することができる。さらに、当該第二支持部112を後方へと延びるように形成し、当該第二支持部112の後端部近傍をトランスミッションケース4に固定することで、車体1への取付部分(取付面積)を確保している。
次に、第二フレーム120が第一フレーム110に固定される。具体的には、図4から図8までに示すように、第一取付部121の左側面121aは、第一支持部111の右側面111aに当接され、当該第一取付部121が第一支持部111に固定される。
また、第二取付部123の左側面123aは、第二支持部112の右側面112aの前部に当接され、当該第二取付部123が第二支持部112に固定される。この際、第二支持部112に設けられたピン112bが、第二取付部123に設けられた係合孔123bに嵌め合わされる。
また、第三取付部125の後側面125aは、第三支持部114の前側面114aに当接され、当該第三取付部125が第三支持部114に固定される。
このように、第一フレーム110と第二フレーム120は、互いに離れた3箇所の当接面(すなわち、右側面111aと左側面121a(以下、単に「右側面111a等」と称する)、右側面112aと左側面123a(以下、単に「右側面112a等」と称する)、並びに前側面114aと後側面125a(以下、単に「前側面114a等」と称する))において互いに固定される。これによって、当該3箇所の当接面で荷重を受けることができ、第一フレーム110と第二フレーム120を強固に固定することができる。また、当接面を複数(3箇所)設けることで、当該当接面の面積を広く確保することができ、ひいては第一フレーム110と第二フレーム120を強固に固定することができる。
また、右側面111aと右側面112aとは異なる仮想平面(第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2)上にそれぞれ配置されると共に、上下方向に互いに変位した位置(上下方向に異なる位置)に配置される。同様に、左側面121aと左側面123aとは異なる仮想平面(第三仮想平面P3及び第四仮想平面P4)上にそれぞれ配置されると共に、上下方向に互いに変位した位置に配置される。これによって、単一の当接面で荷重を受ける場合に比べて、第一フレーム110と第二フレーム120を強固に固定することができる。
なお、本実施形態において「上下方向に変位する」とは、2つの部位(部材)のうち少なくとも一方が、他方に対して上下方向において重複しない部分を有することを意味する。同様に、本実施形態において「前後方向に変位する」とは、2つの部位(部材)のうち少なくとも一方が、他方に対して前後方向において重複しない部分を有することを意味する。
また、第五仮想平面P5は、第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2と垂直に交わるものである。すなわち、右側面111a等及び右側面112a等は左右方向に対して垂直に配置されるのに対し、前側面114a等は前後方向に対して垂直に配置される。これによって、第二フレーム120に左右方向に加わる荷重を右側面111a等及び右側面112a等で効果的に受けると共に、第二フレーム120に前後方向に加わる荷重を前側面114a等で効果的に受けることができる。
また、ピン112bが係合孔123bに嵌め合わされることによって、当該ピン112bによって荷重(特に、右側面112aと左側面123aとの間に働くせん断力)を受けることができる。これによって、第一フレーム110と第二フレーム120を強固に固定することができる。
このようにして、車体1に取り付けられたメインフレーム11に、連結フレーム12を介してブーム13が支持される。具体的には、図2から図4までに示すように、連結フレーム12の下部に設けられた支持軸12aが、マスト部122の支持溝122aに挿通される。この状態で、連結フレーム12の上下中途部に設けられたボス部12bが、マスト部122のボス部122bと同一軸線上に位置するように調節され、当該ボス部12b及びボス部122bにピン(不図示)が挿通される。これによって、連結フレーム12がマスト部122に連結される。
以上の如く、本実施形態に係るフロントローダ10は、
第一仮想平面P1(第一の仮想平面)上に配置される右側面111a(第一支持面)を有する第一支持部111、及び第一仮想平面P1とは異なる第二仮想平面P2(第二の仮想平面)上に配置される右側面112a(第二支持面)を有する第二支持部112を備え、車体1に固定される第一フレーム110と、
右側面111aに当接される左側面121a(第一取付面)を有すると共に第一支持部111に固定される第一取付部121、及び右側面112aに当接される左側面123a(第二取付面)を有すると共に第二支持部112に固定される第二取付部123を備え、ブーム13を支持する第二フレーム120と、
を具備するものである。
このように構成することにより、互いに異なる仮想平面上に配置された面(すなわち、右側面111a及び左側面121a、並びに右側面112a及び左側面123a)で荷重を受けることで、強度の向上を図ることができる。
また、右側面112aは、
右側面111aに対して上下方向に変位した位置に形成されるものである。
このように構成することにより、互いに上下方向に変位した位置に形成された面(すなわち、右側面111a及び左側面121a、並びに右側面112a及び左側面123a)で荷重を受けることで、強度の向上を図ることができる。
また、第一フレーム110は、
第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2と交わる第五仮想平面P5(第三の仮想平面)上に配置される前側面114a(第三支持面)を有する第三支持部114を備え、
第二フレーム120は、
前側面114aに当接される後側面125a(第三取付面)を有すると共に第三支持部114に固定される第三取付部125を備えるものである。
このように構成することにより、前側面114a及び後側面125aで荷重を受けることで、強度の向上を図ることができる。
また、第一フレーム110は、
凸状に形成されるピン112b(第一係合部)を備え、
第二フレーム120は、
凹状に形成され、ピン112bと係合可能な係合孔123b(第二係合部)を備えるものである。
このように構成することにより、ピン112b及び係合孔123bで荷重を受けることで、強度の向上を図ることができる。
また、第一フレーム110は、
第一支持部111及び第二支持部112において車体1に固定されるものである。
このように構成することにより、第一支持部111及び第二支持部112で荷重を受けることで、強度の向上を図ることができる。
また、トラクタ(作業車両)は、
フロントローダ10を備えるものである。
このように構成することにより、右側面111a及び左側面121a、並びに右側面112a及び左側面123aで荷重を受けることで、強度の向上を図ることができる。
なお、左側面121aは、本発明に係る第一取付面の実施の一形態である。
また、左側面123aは、本発明に係る第二取付面の実施の一形態である。
また、マスト部122は、本発明に係る支持部の実施の一形態である。
また、係合孔123bは、本発明に係る係合部の実施の一形態である。
また、第二フレーム120は、本発明に係るフロントローダフレームの実施の一形態である。
また、トラクタは、本発明に係る作業車両の実施の一形態である。
また、第三仮想平面P3は、本発明に係る一の仮想平面の実施の一形態である。
また、第四仮想平面P4は、本発明に係る他の仮想平面の実施の一形態である。
なお、本実施形態においては、第一仮想平面P1と第二仮想平面P2は平行であるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第一仮想平面P1と第二仮想平面P2は、異なる平面であれば、互いに平行でなくても良い。すなわち、第一フレーム110の第一支持部111と第二支持部112は平行でなくても良い。
また、本実施形態においては、第五仮想平面P5は、第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2と垂直に交わるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第五仮想平面P5は、第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2と交わるものであれば良く、当該第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2に対して垂直でなくても良い。
また、本実施形態においては、第一支持部111(右側面111a)と第二支持部112(右側面112a)は、側面視において一部分が重複する状態で上下方向に変位して配置されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、右側面111aと右側面112aは上下方向に変位して配置されていれば良く、例えば側面視において全く重複しないように配置されていても、大部分が重複するように配置されていても良い。
また、互いに当接される面(すなわち、第一支持部111の右側面111aと第一取付部121の左側面121a、第二支持部112の右側面112aと第二取付部123の左側面123a、並びに第三支持部114の前側面114aと第三取付部125の後側面125a)は、互いに異なる形状であっても良い。
また、本実施形態においては、第一フレーム110に凸状のピン112bを設けると共に、第二フレーム120に凹状の係合孔123bを設けるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、第二フレーム120に凸状のピンを設けると共に、第一フレーム110に凹状の係合孔を設けることも可能である。また、本実施形態においては、凹状の係合孔123bは第二取付部123を貫通する貫通孔であるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、底面を有する穴(貫通しない穴)であっても良い。
また、本実施形態においては、第一フレーム110は、車体1の機体フレーム2及びトランスミッションケース4に固定されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第一フレーム110を車体1に対して固定することができれば良く、当該第一フレーム110を固定する部分は限定しない。
また、本実施形態においては、第一フレーム110は、第一支持部111及び第二支持部112において車体1に固定されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、第一フレーム110は、第一支持部111又は第二支持部112のいずれか一方において車体1に固定される構成とすることも可能である。また、第一支持部111及び第二支持部112とは別に、車体1に固定するための部分を第一フレーム110に形成し、第一フレーム110を当該部分において車体1に固定される構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、フロントローダ10を備える作業車両としてトラクタ(図1参照)を例示したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、フロントローダ10を備えるトラクタの構成は、本実施形態に係るものに限らない。また、フロントローダ10を備える作業車両は、その他の農業車両、建設車両、産業車両等であっても良い。
以下では、フロントローダ10(特に、第一フレーム110)の他の実施形態について説明する。
図11(a)及び図11(b)に示すように、第一実施形態に係る第一フレーム110においては、第一支持部111の右側面111aと第二支持部112の右側面112aとが互いに異なる仮想平面(第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2)上に配置されるものとした。また、第一実施形態に係る第一フレーム110においては、右側面111aと右側面112aとが上下方向に変位した位置に形成されるものとした。
しかし、図11(c)及び図11(d)に示す第二実施形態に係る第一フレーム210のように、第一支持部211の右側面211aと第二支持部212の右側面212aとが互いに同一の仮想平面上に配置される構成とすることも可能である。この場合、第一支持部211と第二支持部212とは上下方向に変位して(上下方向に並べて)配置される。またこの場合、例えば右側面211a及び右側面212aに固定される連結部213によって、当該第一支持部211及び第二支持部212が連結される。
なお、上記第二実施形態においては、第一支持部211と第二支持部212とは上下方向に変位して配置されるものとしたが、前後方向に変位して配置される構成とすることも可能である。
また、図12(a)及び図12(b)に示す第三実施形態に係る第一フレーム310のように、第一支持部311の右側面311aと第二支持部312の右側面312aとが前後方向に変位した位置に形成される構成とすることも可能である。この場合、例えば第一支持部311の右側面311aと第二支持部312の左側面に固定される連結部313によって、当該第一支持部311及び第二支持部312が連結される。
また、図12(c)及び図12(d)に示す第四実施形態に係る第一フレーム410のように、第一支持部411の右側面411aと第二支持部412の右側面412aとが上下方向及び前後方向に変位した位置に形成される構成とすることも可能である。この場合、例えば第一支持部411の右側面411aと第二支持部412の左側面に固定される連結部413によって、当該第一支持部411及び第二支持部412が連結される。
なお、上記第四実施形態においては、右側面411aと右側面412aとが上下方向及び前後方向に変位した位置に形成されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、右側面411aと右側面412aは上下方向及び前後方向に変位しない位置に(すなわち、左右方向に並べられるように)形成されても良い。
以下では、図13から図15までを用いて、第五実施形態に係るメインフレーム11A(第一フレーム510及び第二フレーム520)の構成について説明する。なお、以下の説明では、第一実施形態に係るメインフレーム11(第一フレーム110及び第二フレーム120)と異なる構成についてのみ説明する。また第一実施形態と略同一の構成については、当該第一実施形態と同じ符号を付して説明を適宜省略する。
第一フレーム510が第一実施形態に係る第一フレーム110と主に異なる点は、第一支持部111にピン511bが設けられる点、第二支持部112に代えて第二支持部512を具備する点、及び第三支持部114を具備しない点である。以下、詳細に説明する。
第一フレーム510の第一支持部111には、ピン511bが設けられる。ピン511bは、軸線方向を左右方向に向けた略円柱状の部材である。ピン511bの左端部は、第一支持部111の前上部を左右方向に貫通するように形成された貫通孔に嵌め合わされて固定される。このようにして、ピン511bは、第一支持部111の右側面111aから右方に向かって突出するように(凸状に)設けられる。
第一フレーム510の第二支持部512は、第一実施形態に係る第一フレーム110の第二支持部112(図5等参照)に比べて、前後方向長さが短くなるように形成される。具体的には、第二支持部512は、第二支持部112の前端部を切り欠いたような形状に形成される。第二支持部512の右側面512aは、第一実施形態と同様に、第二仮想平面P2上に配置される。
第二支持部512には、ピン512bが設けられる。ピン512bは、軸線方向を左右方向に向けた略円柱状の部材である。ピン512bの左右中途部は、第二支持部512の前部を左右方向に貫通するように形成された貫通孔に嵌め合わされて固定される。このようにして、ピン512bは、第二支持部512の右側面512aから右方に向かって突出するように(凸状に)設けられる。ピン512bの直径は、第一実施形態に係るピン112bの直径より大きくなるように形成される。
第二フレーム520が第一実施形態に係る第二フレーム120と主に異なる点は、第一取付部121に係合凹部521bが設けられる点、貫通孔121bに代えて貫通孔521cが形成される点、マスト部122、第二取付部123及び連結部124に代えてマスト部522及び第二取付部523を具備する点、及び第三取付部125を具備しない点である。以下、詳細に説明する。
第二フレーム520の第一取付部121には、係合凹部521bが設けられる。係合凹部521bは、第一取付部121の左側面121aの前部を右方に凹ませるようにして形成される。係合凹部521bの内径は、第一支持部111に設けられたピン511bの外径と略同一になるように形成される。
第二フレーム520の第一取付部121には、複数の貫通孔521cが形成される。貫通孔521cは、第一取付部121を左右方向に貫通するように形成される円形の孔である。貫通孔521cは、第一取付部121に、互いに適宜間隔をあけて5つ形成される。具体的には、第一取付部121の前部に上下に並ぶように3つの貫通孔521cが形成される。また、第一取付部121の前後中途部の下部、及び後下部に、それぞれ貫通孔521cが1つずつ形成される。また、第一取付部121の前部に形成された3つの貫通孔521cのうちの1つ(中央の貫通孔521c)は、係合凹部521bの底部に形成される。貫通孔521cには、第一取付部121を第一支持部111に固定するためのボルトが挿通される。なお、第一支持部111には、貫通孔521cと対応する位置に適宜貫通孔が形成される。
第二フレーム520のマスト部522の下端は、第一取付部121の右側面に固定される。マスト部522の上部は、第一取付部121から右上方に向かって延びるように形成される。マスト部522の上端部近傍は、左右方向に対して垂直に形成される。このようにして、マスト部522は、側面視において上下方向に延びるように形成される。マスト部522には、第一実施形態に係るマスト部122と同様に、支持溝122a及びボス部122bが形成される。
第二取付部523は、板状に形成される部分である。第二取付部523は、マスト部522の左側面下部に、当該マスト部522と一体的に形成される。これによって第二取付部523は、正面視(又は、背面視)において、第一取付部121の右上方に配置される。第二取付部523の左側面523aは、第二支持部512の右側面512aの前部と対向するように配置される。第二取付部523の左側面523aは、左右方向に対して垂直な第四仮想平面P4上に配置される。第二取付部523には、係合凹部523bが形成される。
係合凹部523bは、第二取付部523の左側面523aを右方に凹ませるようにして形成される。係合凹部523bの内径は、第二支持部512に設けられたピン512bの外径と略同一になるように形成される。
第二取付部523には、複数の貫通孔523cが形成される。貫通孔523cは、第二取付部523を左右方向に貫通するように形成される円形の孔である。貫通孔523cは、第二取付部523に、互いに適宜間隔をあけて2つ形成される。具体的には、係合凹部523bの底部に、1つの貫通孔523cが形成される。また係合凹部523bの下方(前下方)に、もう1つの貫通孔523cが形成される。貫通孔523cには、第二取付部523を第二支持部512に固定するためのボルトが挿通される。なお、第二支持部512には、貫通孔523と対応する位置に適宜貫通孔が形成される。
次に、メインフレーム11Aを車体1に取り付ける方法について説明する。なお、第一フレーム510を車体1に固定する方法は第一実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第一フレーム510を車体1に固定した後で、第二フレーム520が第一フレーム510に固定される。具体的には、第一取付部121の左側面121aは、第一支持部111の右側面111aに当接され、当該第一取付部121が第一支持部111に固定される。これによって、第一取付部121が第一支持部111を介して車体1に固定されることになる。この際、第一支持部111に設けられたピン511bが、第一取付部121に設けられた係合凹部521bに嵌め合わされる。これによって、係合凹部521bがピン511bを介して車体1に係合されることになる。
また、第二取付部523の左側面523aは、第二支持部512の右側面512aの前部に当接され、当該第二取付部523が第二支持部512に固定される。これによって、第二取付部523が第二支持部512を介して車体1に固定されることになる。この際、第二支持部512に設けられたピン512bが、第二取付部523に設けられた係合凹部523bに嵌め合わされる。これによって、係合凹部523bがピン512bを介して車体1に係合されることになる。
このように、第一フレーム510と第二フレーム520は、互いに離れた2箇所の当接面(すなわち、右側面111aと左側面121a(以下、単に「右側面111a等」と称する)、及び右側面512aと左側面523a(以下、単に「右側面112a等」と称する)において互いに固定される。これによって、当該2箇所の当接面で荷重を受けることができ、第一フレーム510と第二フレーム520を強固に固定することができる。また、当接面を複数(2箇所)設けることで、当該当接面の面積を広く確保することができ、ひいては第一フレーム510と第二フレーム520を強固に固定することができる。
また、右側面111aと右側面512aとは異なる仮想平面(第一仮想平面P1及び第二仮想平面P2)上にそれぞれ配置されると共に、上下方向に互いに変位した位置に配置される。同様に、左側面121aと左側面523aとは異なる仮想平面(第三仮想平面P3及び第四仮想平面P4)上にそれぞれ配置されると共に、上下方向に互いに変位した位置に配置される。これによって、単一の当接面で荷重を受ける場合に比べて、第一フレーム510と第二フレーム520を強固に固定することができる。
また、ピン511b及びピン512bが係合凹部521b及び係合凹部523bにそれぞれ嵌め合わされることによって、当該ピン511b等によって荷重を受けることができる。これによって、第一フレーム510と第二フレーム520を強固に固定することができる。
なお、左側面523aは、本発明に係る第二取付面の実施の一形態である。
また、マスト部522は、本発明に係る支持部の実施の一形態である。
また、係合凹部521b及び係合凹部523bは、本発明に係る係合部の実施の一形態である。
本実施形態において、係合部は、第一取付面の前部に形成される。
これによって、第一取付面の前部における強度の向上を図ることができる。
また、第一取付部は、当該第一取付部を車体に固定するためのボルトが挿通される複数の第一貫通孔(貫通孔521c)を具備する。第一貫通孔は、互いに間隔をあけて複数形成される。具体的には、第一貫通孔は5つ形成される。第一貫通孔のうちの1つは、第一取付部(第一取付面)に形成された係合部内に形成される。第一貫通孔のうちの1つは、係合部の上方に形成される。第一貫通孔のうちの1つは、係合部の下方に形成される。
これによって、第一取付部を車体に対して適切に固定することができる。
また、第二取付部は、ブームを支持するマスト部と一体的に形成される。
これによって、部品点数及び製造コストの削減を図ることができる。
また、第二取付部は、第一取付部の外側上方に配置される。
これによって、第一取付部と第二取付部を車体幅方向(左右方向)及び上下方向に変位して配置することができ、効果的に強度の向上を図ることができる。
また、第二取付部は、当該第二取付部を車体に固定するためのボルトが挿通される複数の第二貫通孔(貫通孔523c)を具備する。第二貫通孔は、互いに間隔をあけて複数形成される。具体的には、第二貫通孔は2つ形成される。第二貫通孔のうちの1つは、第二取付部(第二取付面)に形成された係合部内に形成される。第二貫通孔のうちの1つは、係合部の下方に形成される。
これによって、第二取付部を車体に対して適切に固定することができる。
また、係合部は、車体から外側に向かって突出する凸状に形成される突出部(ピン511b及びピン512b)と係合可能に形成される。
これによって、強度の向上を図ることができる。
また、係合部は、円形断面を有するように形成される。また、前記突出部は、略円柱状に形成される。
これによって、係合部及び突出部を簡素な構成とすることができる。
1 車体
10 フロントローダ
11 メインフレーム
13 ブーム
14 バケット
110 第一フレーム
111 第一支持部
111a 右側面
112 第二支持部
112a 右側面
112b ピン
114 第三支持部
114a 前側面
120 第二フレーム
121 第一取付部
121a 左側面
123 第二取付部
123a 左側面
123b 係合孔
125 第三取付部
125a 後側面

Claims (6)

  1. 一の仮想平面上に配置される第支持面を有する第一支持、及び前記一の仮想平面と平行な平面であって当該一の仮想平面に対して前記車体の左右方向外側に離間する他の仮想平面上に配置される第支持面を有する第二支持を備え、車体のエンジンを支持する機体フレームに対して固定される第一フレームと、
    前記第一支持面に当接する第一取付面を有すると共に前記第一支持部に固定される第一取付部、及び前記第二支持面に当接する第二取付面を有すると共に前記第二支持部に固定される第二取付部を備える第二フレームと、
    を具備するフロントローダフレーム。
  2. 前記第一取付部は、
    前記第一取付面に凹状に形成され、前記第一支持部に対して係合可能な第一係合部と、
    前記第一係合部内に形成され、前記第一取付部を前記第一支持部に固定するための固定具が挿通される第一貫通孔を具備する、
    請求項1に記載のフロントローダフレーム。
  3. 前記第二取付部は、
    前記第二取付面に凹状に形成され、前記第二支持部に対して係合可能な第二係合部と、
    前記第二係合部内に形成され、前記第二取付部を前記第二支持部に固定するための固定具が挿通される第二貫通孔を具備する、
    請求項1又は請求項2に記載のフロントローダフレーム。
  4. 前記第二取付面は、
    前記第一取付面に対して上下方向に変位した位置に形成される、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のフロントローダフレーム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のフロントローダフレームを備えるフロントローダ。
  6. 請求項5に記載のフロントローダを備える作業車両。
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