JP3235243U - 作業用アタッチメント - Google Patents

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Abstract

【課題】フォーク部材の搭載性と装着作業性とを両立することができる作業用アタッチメントを提供する。【解決手段】ストレートフレーム7の先端部に支持されたブレード20に着脱可能な作業用アタッチメントAにおいて、ブレード20の底壁端部から離隔する方向に延びて重量物を載置可能なフォーク部材30と、ブレード20の底壁端部にフォーク部材30を取り付けるための取付機構40とを有し、取付機構40は、フォーク部材30のブレード20に接近する側の基端部分31に一体的に形成されると共に基端部分31に離隔した状態で向かい合う支持部材41と、この支持部材41に固定された軸受部材42と、この軸受部材42に対して螺合され且つ基端部分31と協働してブレード20の底壁を挟持する軸部材43とを備えた。【選択図】 図4

Description

本考案は、作業車両に装着された作業用アタッチメントに関し、特にアーム状のサポート部材先端部に支持されたバケット部材に着脱可能な作業用アタッチメントに関する。
従来、油圧ショベルやホイールローダ等の作業車両には、アームやストレートフレーム等のサポート部材等の先端部に専用の作業ツールが装着されている。
例えば、クローラ式下部走行体を備えた油圧ショベルは、アーム先端部に揺動可能な掘削用バケットが装着されている。この油圧ショベルは、掘削作業以外に、整地、運搬等の作業が要求されることがある。
油圧ショベルが掘削した後に掘削以外の特殊作業を行う場合、アーム先端からバケットを取り外して別作業用のアタッチメントをアーム先端に装着し、特殊作業が実行される。
特に、建築資材等の運搬作業を行う場合、例えば、コンクリートブロックや金属製工具等の高重量の対象物を移動する際には、バケット或いはドーザブレード(以下、両者をバケット部材と総称する)に左右1対の運搬用フォーク部材が装着される。
特許文献1の作業車両の運搬装置は、バケット部材を上方に持ち上げ操作可能な作業機先端部に、着脱自在に形成された運搬用フォーク部材を取り付けている。
このフォーク部材は、水平に延びる水平部と鉛直に延びる鉛直部とにより略L字状に形成されたフォーク本体と、鉛直部の上端部に設けられた鉤状の係合部とを有している。
掘削機にフォーク部材を装着する場合、バケットの上端部に係合部を係合させると共に鉛直部の下側部分をバケットの背面部にて当接支持している。また、ブルドーザにフォーク部材を装着する場合、ブレードの上端部に係合部を係合させると共に鉛直部の下側部分をブレードの開口部の一部を構成する下端部前面にて当接支持している。
実開昭59−151964号公報
特許文献1の作業車両の運搬装置は、アーム状のサポート部材先端部から敢えてバケット部材を取り外すことがないため、作業者によるバケット部材の取り外し作業を省略することができ、フォーク部材をバケット部材に容易に装着することができる。これにより、準備作業を含めた作業全般として、フォーク部材の装着作業性を改善している。
しかし、特許文献1の作業車両の運搬装置では、運搬対象物の搭載性を確保することができない虞がある。
フォーク部材は、その上端部分(係合部)と下端部分とがバケット部材の上端部と下端部とに夫々当接支持されている。それ故、バケット部材の開口部形状(縁部構造)や姿勢によっては、フォーク部材(鉛直部)の下端部分がバケット部材の下端部に当接し難くなる。特に、バケット部材の上端部が下端部に比して前方に配置された場合、フォーク部材の下端部分をバケット部材の下端部に当接させた状態を常時維持することは難しい。
フォーク部材がバケット部材の上端部を基点として前後方向に回動し、下端部分がバケット部材の下端部から所定距離離隔した場合、フォーク部材による運搬対象物の支持が不安定になり、フォーク部材の基本的機能である対象物の搭載性を確保することができない。
フォーク部材の搭載性を確保するため、フォーク部材の下端部分を、上端部分と同様に、バケット部材の下端部に対して所定の係合機構を介して係合させることが考えられる。
しかし、フォーク部材をバケット部材に対して上端部分及び下端部分の上下2個所で係合させる場合、フォーク部材のバケット部材に対する係合作業が煩雑になり、作業者が工程的に手間取ることから、フォーク部材の装着作業性が悪化する虞がある。
即ち、フォーク部材の搭載性と装着作業性とを両立させることは容易ではない。
本考案の目的は、フォーク部材の搭載性と装着作業性とを両立可能な作業用アタッチメント等を提供することである。
請求項1の考案は、アーム状のサポート部材先端部に支持されたバケット部材に着脱可能な作業用アタッチメントにおいて、前記バケット部材の底壁端部から離隔する方向に延びて重量物を載置可能なフォーク部材と、前記バケット部材の底壁端部に前記フォーク部材を取り付けるための取付機構とを有し、前記取付機構は、前記フォーク部材の前記バケット部材に接近する側の基端部分に一体的に形成されると共に前記基端部分に離隔した状態で向かい合う支持部材と、前記支持部材に固定された軸受部材と、前記軸受部材に対して螺合され且つ前記基端部分と協働して前記バケット部材の底壁を挟持する軸部材とを備えたことを特徴としている。
この作業用アタッチメントでは、前記バケット部材の底壁端部から離隔する方向に延びて重量物を載置可能なフォーク部材と、前記バケット部材の底壁端部に前記フォーク部材を取り付けるための取付機構とを有するため、単一部分であるバケット部材の底壁端部にフォーク部材を取り付けることができ、バケット部材の開口部形状に拘らずフォーク部材の姿勢を安定させてフォーク部材の搭載性を確保することができる。
前記取付機構は、前記フォーク部材の前記バケット部材に接近する側の基端部分に一体的に形成されると共に前記基端部分に離隔した状態で向かい合う支持部材と、前記支持部材に固定された軸受部材と、前記軸受部材に対して螺合され且つ前記基端部分と協働して前記バケット部材の底壁を挟持する軸部材とを備えるため、軸部材の螺合操作により軸部材がバケット部材の底壁を基端部分と協働して容易に挟持することができ、フォーク部材の装着作業性を向上することができる。
請求項2の考案は、請求項1の考案において、前記支持部材は、前記軸部材が上下方向に挿通可能に形成され且つ前記フォーク部材の軸方向に延びる長穴部と、前記長穴部の近傍に設けられた複数のボルト穴とを有し、前記軸受部材は、複数のボルトと前記ボルト穴を介して前記支持部材に固定されると共に前記長穴部を介して前記フォーク部材の軸方向に取付位置変更可能に構成されたことを特徴としている。
この構成によれば、軸受部材の取付位置をフォーク部材の軸方向に変更することにより、バケット部材の溶接部分を避けつつ、軸部材が基端部分と協働してバケット部材の底壁を挟持することができる。
請求項3の考案は、請求項1又は2の考案において、前記軸部材は、下端部にボールジョイントを介して揺動自在に取り付けられた固定部を有し、前記固定部が、前記バケット部材の底壁を押圧可能に構成されたことを特徴としている。
この構成によれば、固定部が、バケット部材の底壁形状に沿って揺動することができ、バケット部材の湾曲形状に拘らず底壁に対する押圧箇所数や押圧面積を増加してフォーク部材の取付強度を高くすることができる。
請求項4の考案は、請求項1〜3の何れか1項の考案において、前記フォーク部材の基端部分の自由端部に、前記バケット部材の底壁に下方から当接して支持可能な第1当接部を配設したことを特徴としている。
この構成によれば、バケット部材の下方から荷重を受ける荷重支持部を形成することができ、フォーク部材の取付強度を高くすることができる。
請求項5の考案は、請求項1〜4の何れか1項の考案において、前記支持部材は上下方向に延びる柱部材を介して前記フォーク部材に固着され、前記支持部材と柱部材とに固着され且つ前記バケット部材の底壁に上方から当接して支持可能な第2当接部を配設したことを特徴としている。
この構成によれば、バケット部材の上方から荷重を受ける荷重支持部を形成することができ、フォーク部材の取付強度を高くすることができる。
本考案の作業用アタッチメントによれば、フォーク部材がバケット部材の底壁を基端部分と協働して挟持することにより、フォーク部材の搭載性と装着作業性とを両立することができる。
実施例1に係る作業車両の側面図である。 図1の要部拡大図である。 作業用アタッチメントの平面図である。 作業用アタッチメントの側面図である。 軸部材、軸受部材及び支持部材の分解斜視図である。 軸部材における下端部分の縦断面図である。 フォーク部材の装着状態を示す要部模式図であって、(a)は、3点支持、(b)は、別形態の3点支持、(c)は、2点支持、(d)は、別形態の2点支持を示す図である。 実施例2に係る作業車両の要部拡大図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本考案、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下、本考案の実施例1について図1〜図7に基づいて説明する。
本考案の作業用アタッチメントは、上部に搭載された高重量の対象物を所定の地点から別の地点に運搬可能な左右1対のフォーク型アタッチメントにより構成されている。
これら1対のアタッチメントは、作業車両のアーム状サポート部材の先端部に支持されたバケット部材に直接的且つ機械的に着脱可能に形成されている。
まず、1対の作業用アタッチメントAの説明の前に作業車両1について概要を説明する。
図1に示すように、作業車両1は、油圧作業車両の一種であるブルドーザである。
作業車両1の車体2上には、エンジン(図示略)を収容するボンネット3と、作業車両1を運転操作するオペレータが乗車可能な運転室4が設けられている。
以下、作業車両1に乗車したオペレータから視て、前側を前方とし、左側を左方とし、上側を上方として説明する。
作業車両1は、車体2を前進、後退、及び旋回させるための左右1対の履帯5を有している。これら1対の履帯5は、車体2の下側において左右両側部に配置されている。
1対の履帯5は、エンジンから伝達された駆動力によって回転駆動される左右1対のスプロケット6により夫々独立駆動される。車体2の前方には、ドーザブレード20(バケット部材)が配設されている。このブレード20は、前後に延びる左右1対のストレートフレーム7(サポート部材)の先端部に支持されている。
図2に示すように、ブレード20は、左右に延びる桶状構造体に形成されている。
鋼板製ブレード20は、断面略U字状の後面板21と、この後面板21の上端部先端から前方に延びる上面板22と、後面板21の下端部先端から前方に延びる下面板23と、この下面板23の前端部に接合されたカッティングエッジ(以下、エッジと略す)24と、これら面板21〜23の左右両端部を夫々塞ぐ左右1対の側面板25等を備えている。
後面板21は、単一の鋼板をプレス成形して形成される。
この後面板21は、断面略U字状の中間後面板21aと、この中間後面板21aの上端部から前方に延びる上側後面板21bと、中間後面板21aの下端部から前方に延びる下側後面板21cとを一体的に備えている。
上側後面板21bの前側上面部と上面板22の後側下面部、及び下側後面板21cの前側上面部と下面板23の後側下面部は、溶接により夫々接合されて左右に延びた所定領域に溶接部分(図示略)を形成している。図7(a)〜図7(d)に示すように、下面板23の前側下面部とエッジ24の後側上面部は、溶接により接合されて左右に延びた所定領域に溶接部分wを形成している。本実施形態では、下側後面板21c、下面板23及びエッジ24が、左右1対の作業用アタッチメントAを装着するバケット部材の底壁に相当している。
図1に示すように、1対のストレートフレーム7は、その基端部(後端部)が車体2の側部に形成されたトラニオン8を介して回動可能に枢支されている。
車体2の左右両側前方には、ブレード20を上昇或いは下降させるために、左右1対のリフトシリンダ10が配設されている。これら1対のリフトシリンダ10は、基端部が車体2に回転自在に装着されたヨーク9に支持され、他端部がブレード20の背面における中段部に枢支されている。
ブレード20の上端側部分と1対のストレートフレーム7の途中部とは、左右1対のピッチシリンダ11によって夫々連結されている。1対のピッチシリンダ11は、それらのロッドを伸縮させてブレード20の地面に対する傾斜角度を変更している。
ブレード20の地面に対する傾斜角度を変更することにより、ブレード20の姿勢を、掘削姿勢、ピッチダンプ姿勢、ピッチバック姿勢に制御している。
次に、1対の作業用アタッチメントAについて説明する。
これら1対の作業用アタッチメントAは、左右対称の同一構造であるため、代表して片方のフォーク型アタッチメントAの構成について主に説明する。
図3,図4に示すように、作業用アタッチメントAは、高重量の対象物を上部に載置可能なフォーク部材30と、このフォーク部材30をブレード20の底壁に相当する下面板23に取付けるための取付機構40とを備えている。
フォーク部材30は、鋼板(例えば、SCM435等)をプレス成形することにより、前後に延びる断面略矩形状の長尺状中空構造体として構成されている。
図3,図4に示すように、このフォーク部材30は、フォーク部材30の後端側部分に相当する基端部分31と、フォーク部材30の途中部から上方に延びる柱部材32と、基端部分31に夫々配置された第1,第2当接部33,34等を備えている。
基端部分31は、作業用アタッチメントAがブレード20に装着された状態で、フォーク部材30におけるブレード20に接近する側、所謂フォーク部材30の本体部分よりも後側に位置している。
柱部材32は、中空状の四角柱構造体に形成され、フォーク部材30の途中部に溶接にて接合されている。具体的には、柱部材32は、基端部分31の前端部相当位置に配設され、基端部分31の上面から上方に向かって立設するように構成されている。
基端部分31の自由端部である後端部の上面には、上方に突出した第1当接部33が設けられている。断面略矩形状の第1当接部33は、作業用アタッチメントAの装着時、下面板23を下方から支持する。
基端部分31の前端部分の上方には、下方に突出した第2当接部34が設けられている。パイプ状の第2当接部34は、後述する支持部材41と柱部材32とが形成する角部分に配置されて両者に溶接にて固着されている。第2当接部34は、作業用アタッチメントAの装着時、エッジ24を上方から支持する。
次に、取付機構40について説明する。
取付機構40は、ブレード20に対してフォーク部材30を単一領域である底壁端部(下面板23)に固定している。フォーク部材30(取付機構40)は、下面板23に対して前側から水平方向に向けて取付けられる。取付機構40は、作業用アタッチメントAの装着時、基端部分31と協働してブレード20の底壁を上下方向から挟持している。
図3,図4に示すように、取付機構40は、長板状の支持部材41と、円筒状の軸受部材42と、棒状の軸部材43と、円筒状の固定部44と、操作杆45等を備えている。
作業用アタッチメントAをブレード20に装着する際、ブレード20の下面板23とエッジ24は、基端部分31と支持部材41の後側から両者の間に介装される。
支持部材41は、柱部材32の中段部後面から後方に向けて延設されている。
この支持部材41は、基端部分31に柱部材32を介して一体形成され、基端部分31に所定距離離隔した状態で平行状に向かい合っている。支持部材41の後端部は、基端部分31の後端部、所謂第1当接部33よりも前方になるよう配置されている。
図5に示すように、支持部材41には、前後方向(フォーク部材30の軸方向)に延びて上下に貫通した長穴部41aと、この長穴部41aの左右両側に左右1対のボルト穴41s,41t,41uとが夫々形成されている。
これら1対のボルト穴41s,41t,41uの左右方向の離隔距離は夫々等しく設定されている。また、1対のボルト穴41sの左右方向の離隔距離は、ボルト穴41s,41tの前後方向の離隔距離、ボルト穴41t,41uの前後方向の離隔距離と夫々等しく設定されている。
軸受部材42は、支持部材41の長手方向中間部上面に配設されている。
図5に示すように、軸受部材42は、その中心部分に上下に貫通したねじ穴が形成されたボス部42aと、このボス部42aの下端部分において外径方向に張り出したフランジ部42bとを一体的に有している。フランジ部42bには、ボス部42aの周囲に左右1対のボルト穴42s,42tが夫々形成されている。
軸部材43は、外周にねじ山が設けられ、ボス部42aに螺合すると共に長穴部41aに対して上下に挿通されている。それ故、長穴部41aの左右方向寸法は、軸部材43の直径寸法以上に設定されている。軸部材43は、下端部に固定部44と、上端側部分に軸心直交方向に延びる操作杆45を備えている。操作杆45を用いて軸部材43を回転操作することにより、軸受部材42から下方に突出する軸部材43の長さ寸法を調節している。
フォーク部材30の軸方向における支持部材41と軸部材43の相対位置関係は、軸受部材42の固定位置によって設定可能である。軸受部材42を後方に固定する場合、1対のボルト穴42sと1対のボルト穴41s、1対のボルト穴42tと1対のボルト穴41tを夫々合わせて4つのボルトbを用いて締結固定する。軸受部材42を前方に固定する場合、1対のボルト穴42sと1対のボルト穴41t、1対のボルト穴42tと1対のボルト穴41uを夫々合わせて4つのボルトbを用いて締結固定する。
これにより、軸部材43による押圧位置を、ブレード20の溶接部分w(図7参照)を避けるようにフォーク部材30の軸方向で変更することができる。
図6に示すように、軸部材43の下端部には、球状部43aが形成されている。球状部43aは、固定部44に形成された球状凹部44aに摺動自在に収容されている。
球状部43aと球状凹部44aは、所謂ボールジョイントを形成している。
それ故、軸部材43が基端部分31と協働してブレード20の底壁を挟持する際、固定部44の下端面がブレード20の底壁の湾曲形状に沿うことができ、押圧する接触領域を多く確保することができる。
次に、フォーク部材30の装着状態について説明する。
図7(a)〜図7(d)は、形状や寸法が異なるバケット部材に本考案の作業用アタッチメントAを装着し、その装着状態を模式的に示したものである。
尚、軸受部材42は、固定部44と溶接部分wとの干渉を避けるように支持部材41に対する固定位置が調整されている。
図7(a)は、矢印に示すように、3点支持状態である。図7(a)の場合、固定部44が基端部分31と協働して下面板23を上下に挟持すると共に、下面板23がエッジ24を下方から支持し、第1当接部33が下面板23を下方から支持している。
図7(b)は、矢印に示すように、図7(a)とは異なる形態で3点支持されている。図7(b)の場合、固定部44が基端部分31と協働して下面板23を上下に挟持すると共に、第2当接部34がエッジ24を上方から支持し、第1当接部33が下面板23を下方から支持している。
図7(c)は、矢印に示すように、2点支持状態である。図7(c)の場合、固定部44が基端部分31と協働して下面板23を上下に挟持すると共に、第1当接部33が下面板23を下方から支持している。エッジ24は、下面板23及び第2当接部34の何れにも当接していない。図7(d)は、矢印に示すように、図7(c)とは異なる形態で2点支持されている。図7(d)の場合、固定部44が基端部分31と協働して下面板23を上下に挟持すると共に、第2当接部34がエッジ24を上方から支持している。下面板23の後側部分は、第1当接部33に当接していない。
次に、前記作業用アタッチメントAの作用及び効果について説明する。
この作業用アタッチメントAでは、ブレード20の底壁(下側後面板21c、下面板23、エッジ24)端部から離隔する方向に延びて重量物を載置可能なフォーク部材30と、ブレード20の底壁端部にフォーク部材30を取り付けるための取付機構40とを有するため、単一部分であるブレード20の底壁端部にフォーク部材30を取り付けることができ、ブレード20の開口部形状に拘らずフォーク部材30の姿勢を安定させてフォーク部材30の搭載性を確保することができる。取付機構40は、フォーク部材30のブレード20に接近する側の基端部分31に一体的に形成されると共に基端部分31に離隔した状態で向かい合う支持部材41と、支持部材41に固定された軸受部材42と、軸受部材42に対して螺合され且つ基端部分31と協働してブレード20の底壁を挟持する軸部材43とを備えるため、軸部材43の螺合操作により軸部材43がブレード20の底壁を基端部分31と協働して容易に挟持することができ、フォーク部材30の装着作業性を向上することができる。
支持部材41は、軸部材43が上下方向に挿通可能に形成され且つフォーク部材30の軸方向に延びる長穴部41aと、長穴部41aの近傍に設けられた複数のボルト穴41s,41t,41uとを有し、軸受部材42は、複数のボルトbとボルト穴41s,41t,41uを介して支持部材41に固定されると共に長穴部41aを介してフォーク部材30の軸方向に取付位置変更可能に構成されている。これにより、軸受部材42の取付位置をフォーク部材30の軸方向に変更することにより、ブレード20の溶接部分wを避けつつ、軸部材43が基端部分31と協働してブレード20の底壁を挟持することができる。
軸部材43は、下端部にボールジョイント(球状部43a、球状凹部44a)を介して揺動自在に取り付けられた固定部44を有し、固定部44が、ブレード20の底壁を押圧可能に構成されたため、固定部44が、ブレード20の底壁形状に沿って揺動することができ、ブレード20の湾曲形状に拘らず底壁に対する押圧箇所数や押圧面積を増加してフォーク部材30の取付強度を高くすることができる。
フォーク部材30の基端部分31の自由端部に、ブレード20の底壁に下方から当接して支持可能な第1当接部33を配設したため、ブレード20の下方から荷重を受ける荷重支持部を形成することができ、フォーク部材30の取付強度を高くすることができる。
支持部材41は上下方向に延びる柱部材32を介してフォーク部材30に固着され、支持部材41と柱部材32とに固着され且つブレード20の底壁に上方から当接して支持可能な第2当接部34を配設したため、ブレード20の上方から荷重を受ける荷重支持部を形成することができ、フォーク部材30の取付強度を高くすることができる。
次に、実施例2に係る作業車両1Aについて図8に基づいて説明する。
実施例1では、ストレートフレーム7の先端部にブレード20が設けられたブルドーザタイプの作業車両1であったのに対し、実施例2では、アーム51の先端部にバケット52が設けられた油圧ショベルタイプの作業車両1Aである。
尚、実施例1と同様の部材には、同じ符号を付している。
図8に示すように、作業車両1Aは、後端を車体に回転可能に軸支されたブーム(図示略)と、このブームを傾動させる油圧式のブームシリンダ(図示略)と、ブームの前端部に後部が回転可能に軸支されたアーム51と、このアーム51を傾動させる油圧式のアームシリンダ(図示略)と、アーム51の先端部に連結され且つ掘削可能なバケット52と、このバケット52に装着された左右1対の作業用アタッチメントA等を備えている。
アーム51は、ブームの前端部にアーム揺動軸にて揺動可能に枢支されている。
アーム51の先端部にバケット52のホルダー部を揺動可能に連結する回動軸54と、バケット52を回動軸54を中心として揺動させる油圧式のバケットシリンダ53とが設けられている。
図8に示すように、バケットシリンダ53のピストンロッドの前端部はリンク55の後端部に連結され、リンク55の前端部は、ホルダー部に連結されている。
レバー56の一端がピストンロッドの前端部に回動可能に連結され、このレバー56の他端はアーム51の前部に回転可能に連結されている。
作業用アタッチメントAは、フォーク部材30と、このフォーク部材30をバケット52の底壁52aに取付けるための取付機構40とを備えている。
基端部分31は、作業用アタッチメントAがバケット52に装着された状態で、フォーク部材30におけるバケット52に接近する側に位置している。作業用アタッチメントAをバケット52に装着する際、バケット52の底壁52aは、基端部分31と支持部材の後側から両者の間に介装される。
軸部材43を回転操作することにより、軸部材43の固定部44が、基端部分31と協働してバケット52の底壁52aを挟持する。これにより、単一部分であるバケット52の底壁端部にフォーク部材30を取り付けることができ、バケット52の開口部形状に拘らずフォーク部材30の姿勢を安定させてフォーク部材30の搭載性を確保している。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、作業用アタッチメントAを作業車両1,1Aに適用した例を説明したが、作業車両の種類に拘わらず適用することが可能であり、ホイールローダ、トラクタ等の車両に適用しても良い。それ故、バケット部材は、バケットやブレード等を含むものである。
2〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1,1A 作業車両
7 ストレートフレーム
20 ブレード
23 下面板
30 フォーク部材
31 基端部分
32 柱部材
33 第1当接部
34 第2当接部
40 取付機構
41 支持部材
42 軸受部材
43 軸部材
44 固定部
51 アーム
52 バケット
52a 底壁
A 作業用アタッチメント

Claims (5)

  1. アーム状のサポート部材先端部に支持されたバケット部材に着脱可能な作業用アタッチメントにおいて、
    前記バケット部材の底壁端部から離隔する方向に延びて重量物を載置可能なフォーク部材と、
    前記バケット部材の底壁端部に前記フォーク部材を取り付けるための取付機構とを有し、
    前記取付機構は、
    前記フォーク部材の前記バケット部材に接近する側の基端部分に一体的に形成されると共に前記基端部分に離隔した状態で向かい合う支持部材と、
    前記支持部材に固定された軸受部材と、
    前記軸受部材に対して螺合され且つ前記基端部分と協働して前記バケット部材の底壁を挟持する軸部材とを備えたことを特徴とする作業用アタッチメント。
  2. 前記支持部材は、前記軸部材が上下方向に挿通可能に形成され且つ前記フォーク部材の軸方向に延びる長穴部と、前記長穴部の近傍に設けられた複数のボルト穴とを有し、
    前記軸受部材は、複数のボルトと前記ボルト穴を介して前記支持部材に固定されると共に前記長穴部を介して前記フォーク部材の軸方向に取付位置変更可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の作業用アタッチメント。
  3. 前記軸部材は、下端部にボールジョイントを介して揺動自在に取り付けられた固定部を有し、
    前記固定部が、前記バケット部材の底壁を押圧可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の作業用アタッチメント。
  4. 前記フォーク部材の基端部分の自由端部に、前記バケット部材の底壁に下方から当接して支持可能な第1当接部を配設したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の作業用アタッチメント。
  5. 前記支持部材は上下方向に延びる柱部材を介して前記フォーク部材に固着され、
    前記支持部材と柱部材とに固着され且つ前記バケット部材の底壁に上方から当接して支持可能な第2当接部を配設したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の作業用アタッチメント。
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