JP2005029984A - 建設機械用作業腕及びその製造方法 - Google Patents

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Takeshi Takahashi
高橋  毅
Toru Nakajima
徹 中嶋
Yoshi Nakayama
好 中山
Kazuhisa Tamura
和久 田村
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Abstract

【課題】長手方向で板厚が異なる複数の平板材を用いて横断面が四角形状の角筒体を形成し、作業腕の軽量化を図ると共に剛性を確保できるようにする。
【解決手段】薄板材29と厚板材31,32とを長手方向で突合わせ溶接することにより、長手方向で板厚が部分的に異なる一方の板状体28を形成する。そして、この板状体28を全長にわたって曲げ加工し、横断面がコ字形状をなすコ字形部材33をプレス成形する。また、コ字形部材33の下側に位置する開口側には、他方の板状体34を衝合して溶接により接合する。これにより、横断面が四角形状をなしアームの主要部となる角筒体を、コ字形部材33と他方の板状体34とを用いて形成する。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば土砂等の掘削作業を行う油圧ショベル等に好適に用いられる建設機械用作業腕及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な走行体と、この走行体上に旋回可能に搭載された旋回体と、この旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられたブーム、アームおよび作業具(例えば、バケット)等のフロント部分からなる作業装置とにより構成されている。
【0003】
そして、このような作業装置(フロント部分)を構成するブーム、アーム等の作業腕は、例えば上板、下板および左,右の側板からなる4枚の鋼板を互いに接合することにより横断面が四角形状をなす角筒体として形成されるものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−115477号公報
【0005】
この種の従来技術による建設機械の作業腕は、厚板材と薄板材とを互いに突き合わせ溶接して接合平板材を形成した後に、この接合平板材からガス切断等の手段を用いて、例えば前記左,右の側板を切り抜くようにして形成する。そして、このように形成した左,右の側板を、その後に前記上板と下板とに溶接手段を用いて接合することにより、横断面が四角形状をなす角筒体を溶接構造物として組立てる構成としている。
【0006】
この場合、油圧ショベル等のフロント部分を構成するアーム等の作業腕は、例えばブーム、バケット(作業具)等が長手方向両端部にピン結合されるので、このピン結合部となるボス取付部は、先端側の部分よりも厚肉の板材を用いて形成し、その剛性を高めると共に、疲労強度を高めておく必要がある。
【0007】
このため、前述した従来技術では、厚板材と薄板材とを互いに突き合わせ溶接した接合平板材を、左,右の側板の素材として用いることにより、前記ボス取付部に相当する部分を前記厚板材で構成することができ、この部分の剛性や疲労強度を高めることができる。
【0008】
また、この従来技術の場合、左,右の側板の素材となる接合平板材は、前記厚板材と薄板材とを互いに突き合わせて溶接しているため、例えば2次元の溶接施工により接合平板材を形成することができ、溶接作業を簡略化できると共に、溶接部の品質向上、溶接の自動化を図ることができる等の利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、上述した従来技術にあっては、厚板材と薄板材との接合平板材を用いて形成した左,右の側板を、前記上板と下板との間に挟み込むように配置した状態で、前記側板の上,下両端を上板,下板にそれぞれ隅肉溶接等の手段を用いて接合する必要があり、横断面が四角形状をなす角筒体を形成する上での溶接作業に手間がかかるという問題がある。
【0010】
即ち、作業腕のアームを横断面が四角形状をなす角筒体として形成する場合、上板と下板の左,右両側に対し左,右の側板を溶接するときには、例えば上,下板間に左,右の側板を挟み込みつつ、両者の接合部位を正確に位置合わせして溶接作業を行う必要がある。
【0011】
このため、従来技術にあっては、溶接時に複雑な形状の位置合わせ治具を用意して接合部位を正確に位置合わせした上で、例えば3次元の溶接施工を行う必要があり、位置合わせ治具の製作に手間がかかるばかりでなく、位置合わせ作業を含めた溶接作業全体に多大な労力と時間を費やすという問題がある。
【0012】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、板厚が異なる複数の板材を用いて横断面が四角形状をなす角筒体を形成することにより、作業腕の軽量化を図ると共に、その剛性を確保することができ、溶接作業も効率的に行うことができるようにした建設機械用作業腕及びその製造方法を提供することある。
【0013】
また、本発明の先端側の目的は、3次元の溶接施工が必要な溶接箇所を減らして、接合部の位置決め作業が簡単な2次元の溶接施工に置き換えることができ、溶接時の作業性を向上できると共に、接合部の強度を十分に確保できるようにした建設機械用作業腕及びその製造方法を提供することある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明による建設機械用作業腕は、建設機械のフロント部分を構成するため複数の板材を互いに接合することにより長手方向に延び横断面が四角形状をなす角筒体として形成されるものである。
【0015】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、板厚が異なる複数の平板材を前記角筒体の長手方向で突合わせて溶接することにより形成され、横断面がコ字形状をなす部材として曲げ加工される一方の板状体と、前記コ字形状をなす一方の板状体と共に横断面が四角形状の前記角筒体を形成するため前記一方の板状体に溶接して設けられ前記角筒体の長手方向に延びる他方の板状体とを備える構成としたことことにある。
【0016】
このように構成することにより、板厚が異なる複数の平板材を用いて一方の板状体を形成でき、作業腕の素材として汎用性が高い鋼板等の平板材を採用することができる。また、一方の板状体は曲げ加工する前の段階で、各平板材の長手方向端面を互いに突合わせるようにして2次元の溶接施工により接合でき、平板材の接合部位を溶接の前に位置合わせするときの作業を簡略化することができる。そして、このように突合わせ溶接等によって形成される一方の板状体を、例えばプレス成形等の手段を用いて曲げ加工することにより、横断面がコ字形状をなす部材を成形することができ、その後は他方の板状体を一方の板状体に溶接することによって、横断面が四角形状をなす角筒体を容易に形成することができる。また、前記一方の板状体は、例えば長手方向両側を板厚の厚い平板材で形成し、その中間部を薄い平板材で形成することにより、作業腕としての剛性を確保しつつ全体の軽量化を図ることができる。
【0017】
また、請求項2の発明によると、横断面が四角形状をなす角筒体は、互いに長手方向に延びる上板部、左,右の側板部および下板部からなり、一方の板状体は、横断面がコ字形状に曲げ加工されることにより前記上板部および左,右の側板部を形成し、他方の板状体は前記下板部を形成する構成としている。
【0018】
この場合には、角筒体の上板部および左,右の側板部に相当する部分を、横断面がコ字形状に曲げ加工された一方の板状体により形成でき、角筒体の下板部に相当する部分を他方の板状体により形成することができる。
【0019】
また、請求項3の発明によると、横断面が四角形状をなす角筒体は、互いに長手方向に延びる上板部、左,右の側板部および下板部からなり、一方の板状体は、横断面がコ字形状に曲げ加工されることにより前記下板部および左,右の側板部を形成し、他方の板状体は前記上板部を形成する構成としている。
【0020】
この場合には、角筒体の下板部および左,右の側板部に相当する部分を、横断面がコ字形状に曲げ加工された一方の板状体により形成でき、角筒体の上板部に相当する部分を他方の板状体により形成することができる。
【0021】
また、請求項4の発明によると、一方の板状体は、角筒体の長手方向に延びる薄板材と、前記薄板材の長手方向基端側に接合して設けられ基端側のボス取付部を形成する基端側の厚板材と、前記薄板材の長手方向先端側に接合して設けられ先端側のボス取付部を形成する先端側の厚板材とにより構成し、これらの薄板材と各厚板材とは互いに接合した状態でコ字形状をなす部材として曲げ加工される構成としている。
【0022】
この場合には、作業腕の基端側と先端側とでそれぞれボス取付部を形成する各厚板材を、薄板材の長手方向両端部にそれぞれ接合して設けた状態で、これらの厚板材を薄板材と一緒に曲げ加工することにより、横断面がコ字形状をなす部材を形成することができ、従来技術のように上板、左,右の側板および下板を別々に形成して溶接する必要をなくし、溶接時の作業性を高めることができる。
【0023】
一方、請求項5の発明は、建設機械のフロント部分を構成するため複数の板材を互いに接合することにより長手方向に延び横断面が四角形状をなす角筒体として形成される建設機械用作業腕の製造方法において、板厚が異なる複数の平板材を前記角筒体の長手方向で突合わせて溶接し、長手方向で板厚が部分的に異なる一方の板状体を形成する第1の溶接工程と、前記一方の板状体を全長にわたって曲げ加工することにより、横断面がコ字形状をなして長手方向に延びるコ字形部材を形成する曲げ加工工程と、前記コ字形部材の開口側を他方の板状体で閉塞して横断面が四角形状の前記角筒体を形成するため、前記他方の板状体を前記コ字形部材の開口側に溶接して設ける第2の溶接工程とからなるものである。
【0024】
このような製造方法を採用することにより、第1の溶接工程では、長手方向で板厚が部分的に異なる一方の板状体を、板厚が異なる複数の平板材を長手方向で互いに突合わせ溶接して形成でき、このときの溶接作業を例えば2次元の溶接施工として行うことができる。そして、その後の曲げ加工工程では、前記一方の板状体に全長にわたる曲げ加工を施すことにより、この板状体を横断面がコ字形状をなすコ字形部材として形成することができる。また、その後の第2の溶接工程では、先端側の板状体を前記コ字形部材の開口側に溶接することにより、前記コ字形部材の開口側を先端側の板状体で閉塞でき、作業腕を横断面が四角形状をなす角筒体として形成することができる。
【0025】
また、請求項6の発明によると、第1の溶接工程では、角筒体の長手方向に延びる薄板材と長手方向の基端側,先端側のボス取付部となる各厚板材とを前記薄板材の長手方向両端部で接合して一方の板状体を形成し、曲げ加工工程では、前記薄板材と各厚板材とを一緒に曲げ加工して前記一方の板状体からコ字形部材を成形している。
【0026】
これにより、作業腕の基端側と先端側とでそれぞれボス取付部を形成する各厚板材を、長手方向に延びる薄板材の両端部にそれぞれ接合して設けた状態で、これらの厚板材を薄板材と一緒に曲げ加工してコ字形部材を形成することができ、溶接箇所を減らして作業腕の製造工程を簡素化することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械用作業腕及びその製造方法を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0028】
ここで、図1ないし図10は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は建設機械としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能となった装軌式の走行体2と、この走行体2上に旋回可能に搭載された旋回体3と、後述の作業装置11等により構成されている。
【0029】
この場合、旋回体3は、旋回フレーム4と、この旋回フレーム4上に設けられたキャブ5、外装カバー6、カウンタウエイト7等とにより構成されている。そして、キャブ5は、オペレータが乗降する操作運転部を構成し、その内部に運転室を画成している。また、外装カバー6は、カウンタウエイト7と共にエンジン、油圧ポンプ(いずれも図示せず)等が内部に収容される機械室を画成するものである。
【0030】
11は旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられたフロント部分としての作業装置で、この作業装置11は、旋回フレーム4に俯仰動可能に取付けられたブーム12と、このブーム12の先端側に俯仰動可能に取付けられた後述のアーム21と、このアーム21の先端側に回動可能に取付けられた作業具としてのバケット13とにより構成されている。
【0031】
ここで、作業装置11のブーム12およびアーム21は、建設機械用の作業腕を構成するものである。また、旋回フレーム4とブーム12との間には、ブームシリンダ14が設けられ、ブーム12とアーム21との間には、アームシリンダ15が設けられている。そして、アーム21とバケット13との間には、リンク16,17を介して作業具用のバケットシリンダ18が設けられている。
【0032】
21は建設機械用の作業腕を構成する作業装置11のアームで、このアーム21は、図2、図3に示す如くその長手方向に延びる角筒体22と、後述の蓋板25およびシリンダブラケット26,27等とにより構成されている。そして、角筒体22の長手方向両側は、それぞれボス取付部23,24となっている。
【0033】
即ち、角筒体22の長手方向基端側(一側)に位置するボス取付部23には、1個のボス部23Aが接合して設けられ、このボス部23Aは、図1中に示すブーム12の先端側に回動可能にピン結合されることになる。そして、ボス取付部23は、後述の厚板材31等を用いて形成されるものである。
【0034】
また、角筒体22の長手方向先端側(他側)に位置するボス取付部24には、2個のボス部24A,24Bが接合して設けられ、一方のボス部24Aには図1中に示すリンク16がピン結合され、他方のボス部24Bにはバケット13が回動可能にピン結合される。そして、ボス取付部24は、後述の厚板材32等を用いて形成されるものである。
【0035】
ここで、アーム21の主要部を構成する角筒体22は、図9に示すように横断面が四角形状をなす筒体として形成され、その上側に位置する上板部22Aと、左,右両側の側板部22B,22Bと、下側に位置する下板部22Cとを有して構成されている。
【0036】
そして、角筒体22の上板部22Aおよび左,右の側板部22B,22Bは、後述する一方の板状体28(コ字形部材33)を用いて形成され、角筒体22の下板部22Cは、後述する他方の板状体34を用いて形成されるものである。
【0037】
25は角筒体22の長手方向一側を閉塞する蓋板、26は角筒体22の一側に蓋板25を介して設けられたシリンダブラケットで、このシリンダブラケット26は、図2、図3に示す如く略三角形状をなす2枚のブラケット板として形成され、それぞれにピン穴26A,26Aが穿設されている。そして、シリンダブラケット26のピン穴26Aには、図1に示すアームシリンダ15のロッド側端部が回動可能にピン結合されるものである。
【0038】
27は角筒体22の上板部22A上に設けられた先端側のシリンダブラケットで、このシリンダブラケット27は、図2、図3に示す如く角筒体22のボス取付部23側に位置して上板部22Aの上面側に溶接手段を用いて接合されている。
【0039】
また、このシリンダブラケット27も、略三角形状をなす2枚のブラケット板として形成され、それぞれにピン穴27A,27Aが穿設されている。そして、シリンダブラケット27のピン穴27Aには、図1に示すバケットシリンダ18のボトム側端部が回動可能にピン結合されるものである。
【0040】
28は角筒体22の素材となる一方の板状体で、この板状体28は、図4、図5に示す如くその長手方向に延びる薄板材29と、この薄板材29の長手方向一側(基端側)に溶接部30Aの位置で突合わせ溶接された基端側の厚板材31と、薄板材29の長手方向他側(先端側)に溶接部30Bの位置で突合わせ溶接された先端側の厚板材32とにより構成されている。
【0041】
そして、2つの厚板材31,32を薄板材29の長手方向両端に突合せ溶接してなる溶接部30A,30Bは、例えばアーク溶接またはレーザ溶接等の深い溶込みが得られる高エネルギ密度溶接により形成されている。
【0042】
ここで、板状体28の薄板材29および厚板材31,32は、後述の折曲げ線28A,28Aを基準として左,右対称な形状をなし、それぞれが平坦な形状の平板材を用いて形成されている。そして、長手方向一側の厚板材31は、他側の厚板材32に比較して左,右方向で幅広な形状を有し、これらの間を長手方向に延びる薄板材29は、厚板材32側から厚板材31側に向けて左,右両側が漸次幅広となる形状を有している。
【0043】
また、薄板材29は、図5に示すように例えば3.2〜50mm程度の板厚tを有する鋼板を用いて形成され、厚板材31,32は、薄板材29の板厚tに対して1.2〜2.0倍程度の板厚T(例えば、3.84〜100mm程度)を有する鋼板を用いて形成されている。
【0044】
【数1】
Figure 2005029984
【0045】
この場合、厚板材31は、図2、図3に示す角筒体22の長手方向一側(基端側)に位置するボス取付部23の素材となり、この厚板材31には、図3に示すボス部23Aが溶接により取付けられる略半円形状をなした2個の取付溝31A,31Aが設けられている。
【0046】
また、厚板材32は、図3に示す角筒体22の長手方向他側(先端側)に位置するボス取付部24の素材となり、この厚板材32には、図3に示すボス部24Aが溶接により取付けられる2個の取付穴32A,32Aと、図3に示すボス部24Bが溶接により取付けられる半円形状をなした2個の取付溝32B,32Bとが設けられている。
【0047】
また、厚板材31は、取付溝31Aから溶接部30Aまでが図4に示すように寸法La に設定され、厚板材32は、溶接部30Bから取付溝32Bまでが寸法Lb に形成されるものである。
【0048】
33は板状体28を曲げ加工することにより形成されたコ字形部材で、該コ字形部材33は、板状体28の薄板材29を厚板材31,32と一緒に図4中に点線で示す折曲げ線28A,28Aの位置で凸湾曲状に曲げ加工することにより、図7に示す如く横断面がコ字形状またはU字形状をなすように塑性変形されたものである。
【0049】
そして、図7中に示すコ字形部材33の上面部分は、図9に示す角筒体22の上板部22Aを形成し、コ字形部材33の左,右両側部分は、角筒体22の左,右の側板部22B,22Bを形成することになる。また、コ字形部材33の下側部分には、図8に示すように下側開口33Aが形成され、この開口33Aは、後述の板状体34により閉塞されるものである。
【0050】
34はコ字形部材33と共に角筒体22を構成する他方の板状体で、この板状体34は、図8ないし図10に示す如くコ字形部材33の下側開口33Aに沿って長手方向に延びる平坦な平板材を用いて細長い長方形状に形成され、その長手方向寸法は、図4に示す寸法La ,Lb に薄板材29の長さを合計した寸法にほぼ対応している。
【0051】
また、板状体34の幅寸法は、図8、図9に示す如く左,右の側板部22B,22B間の間隔よりも僅かに大きい寸法となっている。そして、板状体34は、図8、図9に示す如くコ字形部材33の開口33Aを下側から閉塞するようにコ字形部材33の下端側端面に当接され、アーク溶接またはレーザ溶接等の手段を用いた接合部35,35によりコ字形部材33に対して固着されるものである。
【0052】
これにより、コ字形部材33の開口33Aは、下側から板状体34を用いて閉塞され、図9に示す如く横断面が四角形状をなす角筒体22が形成される。そして、板状体34は、角筒体22の下板部22Cを形成するものである。なお、板状体34は、前述した板状体28の薄板材29とほぼ同様の板厚をもった鋼板により形成されている。
【0053】
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その作業腕となるアーム21の製造方法について説明する。
【0054】
まず、アーム21の主要部となる角筒体22を製造する工程では、図4に示す如く長手方向に延びる薄板材29と、その長手方向両側に位置する厚板材31,32とを、溶接部30A,30Bの位置でアーク溶接またはレーザ溶接等の手段を用いて突合わせ溶接し、長手方向で板厚が部分的に異なる板状体28を形成する(第1の溶接工程)。
【0055】
次に、このように形成した板状体28を、プレス機械の金型(図示せず)等を用いて曲げ加工し、図7、図8に示す如く横断面がコ字形状をなすコ字形部材33に塑性変形させる(曲げ加工工程)。この場合、板状体28は、図4中に示す折曲げ線28A,28Aの位置で断面L字状に湾曲され、コ字形部材33としてプレス成形される。
【0056】
また、コ字形部材33とは別体の板状体34を図8、図10に示すように形成する。そして、コ字形部材33の下側に位置する開口33Aを板状体34で閉塞するように、この板状体34をコ字形部材33の開口33A側にレーザ溶接等の手段を用いて接合する(第2の溶接工程)。
【0057】
これにより、コ字形部材33と板状体34とから横断面が四角形状をなす角筒体22を、図9に示す如く形成する。そして、角筒体22の上板部22Aと左,右の側板部22B,22Bを、コ字形部材33により形成でき、角筒体22の下板部22Cを、板状体34によって形成することができる。
【0058】
次に、角筒体22の長手方向一側には、図10に示すように蓋板25をレーザ溶接等の手段を用いて接合し、この蓋板25によって角筒体22の一側端部を閉塞する。そして、この蓋板25の外側には、図2、図3に示すようにシリンダブラケット26,27を溶接して設ける。
【0059】
これにより、作業腕としてのアーム21を製造することができる。また、図1に示す作業装置11の先端側の作業腕となるブーム12についても、アーム21と同様にそれぞれ角筒体として形成できるものである。
【0060】
次に、このような作業装置11が設けられた油圧ショベル1は、走行体2を走行駆動することにより前進または後進することができる。また、旋回体3を走行体2上で旋回駆動することにより、作業装置11の方向を適宜に変えることができる。
【0061】
そして、土砂等の掘削作業を行うときには、ブームシリンダ14、アームシリンダ15およびバケットシリンダ18を伸縮させることにより、作業装置11のブーム12、アーム21およびバケット13を作動させ、このバケット13によって掘削作業を行なうことができる。
【0062】
かくして、本実施の形態によれば、アーム21の主要部となる角筒体22を製造するときに、図4に示す如く薄板材29と、その長手方向両側の厚板材31,32とを突合わせ溶接することにより、長手方向で板厚が部分的に異なる板状体28を形成した後に、この板状体28を折曲げ線28A,28Aの位置で曲げ加工し、図7、図8に示す如く横断面がコ字形状をなすコ字形部材33に塑性変形させる構成としている。
【0063】
また、コ字形部材33とは別体の板状体34を用いてコ字形部材33の下側に位置する開口33Aを閉塞するように、この板状体34をコ字形部材33の開口33A側にレーザ溶接等の手段を用いて接合し、これによって、図9に示す如く横断面が四角形状をなす角筒体22を形成する構成としている。
【0064】
この結果、アーム21の主要部となる角筒体22は、その上板部22Aおよび左,右の側板部22B,22Bを、一方の板状体28からなるコ字形部材33により形成でき、角筒体22の下板部22Cは、他方の板状体34によって形成することができる。
【0065】
即ち、本発明者等が行った作業腕(例えば、アーム21)に要求される構造解析によれば、角筒体22の長手方向両側に位置するボス取付部23,24側では剛性を確保し、疲労強度を高める上で板厚を大きくすることが必要であるが、これらのボス取付部23,24間に位置する中間部分は、荷重分担が比較的小さくなることが知見されたものである。
【0066】
そこで、本実施の形態にあっては、角筒体22のボス取付部23,24に該当する板状体28(コ字形部材33)の部分を厚板材31,32を用いて形成し、これらの厚板材31,32間には長手方向に延びる薄板材29を用いる構成としている。
【0067】
このため、角筒体22の大部分を薄板材29により形成することができ、アーム21全体の重量を確実に軽減することができる。また、角筒体22の長手方向両側に位置するボス取付部23,24は、厚板材31,32を用いて形成することにより、それぞれの剛性を確保でき、その疲労強度も高めることができる。
【0068】
これにより、アーム21全体の剛性を高めることができ、例えば土砂等の掘削作業時にバケット13側からアーム21が受ける掘削反力等を、十分な強度をもって受承することができる。また、薄板材29と厚板材31,32のように板厚が異なる鋼板等を用いてアーム21の角筒体22を形成でき、アーム21の素材として汎用性が高い板材を採用することができる。
【0069】
また、角筒体22の素材となる板状体28は、コ字形部材33に塑性変形させる曲げ加工前の段階で、図5に示すように薄板材29と厚板材31,32とを長手方向で溶接部30A,30Bにより突合わせ溶接して形成することができ、このときの溶接作業を例えば2次元の溶接施工として行うことができる。
【0070】
この場合、長手方向に延びる薄板材29を前,後の厚板材31,32間に挟み込んで配置するように定盤上に並べ、これらを同一平面上に配置した状態で溶接部30A,30Bを突合わせ溶接により形成することができるので、これらの溶接部30A,30Bは2次元の溶接施工となり、従来技術で述べた3次元の溶接施工よりも接合部の位置決め作業を大幅に簡略化でき、溶接時の作業性を向上できると共に、接合部の強度を十分に確保することができる。
【0071】
また、深い溶込みが得られるレーザ溶接等の高エネルギ密度溶接を用いた場合には、板状体28の薄板材29と厚板材31,32との溶接部位(溶接部30A,30B)における接合強度を高めることができ、例えば片側からの溶接施工で裏側に貫通する完全溶接が可能となる。
【0072】
これにより、アーク溶接等による部分溶込み、バッキング付の完全溶込みに比較しても高エネルギ密度溶接による疲労寿命を向上することができる。また、レーザ溶接等の高エネルギ密度溶接は、アーク溶接に較べて5倍程度の高速溶接が可能であり、入熱量を低く抑えることができ、特に板厚が小さい薄板材29等に溶接後の熱変形が生じたりするのを抑制できると共に、曲げ加工時の負荷に対しても十分な接合強度を確保することができる。
【0073】
また、図8、図9に示すように板状体34をコ字形部材33の開口33A側にレーザ溶接等の手段で接合し、角筒体22を形成する場合でも、ほぼ90°の曲げ角をもってプレス成形されたコ字形部材33に対し、その開口33A側を閉塞するように板状体34を位置合わせするだけでよく、図10に示すコ字形部材33の長手方向に対しても位置合わせを容易に行うことができ、溶接時の作業性を向上できると共に、完全溶接による接合部35の強度を十分に確保することができる。
【0074】
従って、本実施の形態によれば、互いに板厚が異なる薄板材29と厚板材31,32等とを用いて一方の板状体28およびコ字形部材33を形成し、他方の板状体34をコ字形部材33の開口33A側に組合せるだけで、横断面が四角形状をなす角筒体22を形成することができ、作業腕となるアーム21の軽量化を図ることができると共に、その剛性も十分に確保することができる。
【0075】
また、薄板材29と厚板材31,32とからなる一方の板状体28を、例えば2次元の溶接施工により形成することができ、3次元の溶接施工に比較して接合部の位置決め作業を大幅に簡略化できると共に、溶接時の作業性を向上でき、接合部の強度を十分に確保することができる。
【0076】
さらに、一方の板状体28を曲げ加工したコ字形部材33を用いるために、3次元の溶接施工が必要な溶接箇所を減らすことができ、接合部の位置決め作業が簡単な2次元の溶接施工に置き換えることができる。これにより、溶接時の作業性を向上でき、接合部の強度も十分に確保することができる。
【0077】
次に、図11ないし図15は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同基端側の構成要素に同基端側の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0078】
然るに、本実施の形態の特徴は、一方の板状体をコ字形状に曲げ加工することにより角筒体の下板部および左,右の側板部を形成し、他方の板状体により角筒体の上板部を形成する構成としたことにある。
【0079】
図中、41は本実施の形態で採用する作業腕としてのアームで、このアーム41は、第1の実施の形態で述べたアーム21とほぼ同様に、図11中に示す如くその長手方向に延びる角筒体42と、蓋板25およびシリンダブラケット26,27等とにより構成されている。そして、角筒体42の長手方向両側は、それぞれボス取付部43,44となっている。
【0080】
また、角筒体42の長手方向一側(基端側)に位置するボス取付部43には、1個のボス部43Aが接合して設けられ、このボス部43Aは、図1中に例示したブーム12の先端側に回動可能にピン結合されることになる。そして、ボス取付部43は、後述の厚板材48等を用いて形成されるものである。
【0081】
また、角筒体42の長手方向他側(先端側)に位置するボス取付部44には、2個のボス部44A,44Bが接合して設けられ、一方のボス部44Aには図1中に例示したリンク16がピン結合され、他方のボス部44Bにはバケット13が回動可能にピン結合される。そして、ボス取付部44は、後述の厚板材49等を用いて形成されるものである。
【0082】
ここで、アーム41の主要部を構成する角筒体42は、図15に示すように横断面が四角形状をなす筒体として形成され、その上側に位置する上板部42Aと、左,右両側の側板部42B,42Bと、下側に位置する下板部42Cとを有して構成されている。
【0083】
しかし、本実施の形態にあっては、角筒体42の上板部42Aが、後述する他方の板状体51を用いて形成され、左,右の側板部42B,42Bおよび下板部42Cは、後述する一方の板状体45(コ字形部材50)を用いて形成されるものである。
【0084】
45は角筒体42の素材となる一方の板状体で、この板状体45は、図12に示す如くその長手方向に延びる薄板材46と、この薄板材46の長手方向一側(基端側)に溶接部47Aの位置で突合わせ溶接された基端側の厚板材48と、薄板材46の長手方向他側(先端側)に溶接部47Bの位置で突合わせ溶接された先端側の厚板材49とにより構成されている。そして、溶接部47A,47Bは、例えばアーク溶接またはレーザ溶接等の手段により形成されている。
【0085】
ここで、板状体45の薄板材46および厚板材48,49は、後述の折曲げ線45A,45Aを基準として左,右対称な形状をなし、それぞれが平坦な形状の平板材を用いて形成されている。そして、長手方向一側の厚板材48は、他側の厚板材49に比較して左,右方向で幅広な形状を有し、これらの間を長手方向に延びる薄板材46は、厚板材49側から厚板材48側に向けて左,右両側が漸次幅広となる形状を有している。
【0086】
また、これらの薄板材46および厚板材48,49は、第1の実施の形態で述べた薄板材29および厚板材31,32と同様の板厚を有する鋼板を用いて形成されている。そして、厚板材48は、図11中に示すボス取付部43の素材となり、この厚板材48には、図11に示すボス部43Aが溶接により取付けられる略半円形状をなした2個の取付溝48A,48Aが、折曲げ線45A,45Aを挟んで互いに対向するように形成されている。
【0087】
また、厚板材49は、図11中に示すボス取付部44の素材となり、この厚板材49には、図11に示すボス部44Aが溶接により取付けられる2個の取付穴49A,49Aと、ボス部44Bが溶接により取付けられる半円形状をなした2個の取付溝49B,49Bとが設けられている。
【0088】
50は一方の板状体45を曲げ加工することにより形成されたコ字形部材で、該コ字形部材50は、板状体45の薄板材46を厚板材48,49と一緒に図12中に点線で示す折曲げ線45A,45Aの位置で凹湾曲状に曲げ加工することにより、図13、図14に示す如く横断面がコ字形状またはU字形状をなすように塑性変形されたものである。
【0089】
そして、図14中に示すコ字形部材50の下面部分は、図15に示す角筒体42の下板部42Cを形成し、コ字形部材50の左,右両側部分は、角筒体42の左,右の側板部42B,42Bを形成することになる。また、コ字形部材50の上側部分には、図14に示すように上側開口50Aが形成され、この開口50Aは、後述の板状体51により閉塞されるものである。
【0090】
51はコ字形部材50と共に角筒体42を構成する他方の板状体で、この板状体51は、図13に示す如くコ字形部材50の上側開口50Aに沿って長手方向に延びる平坦な平板材を用いて細長い長方形状に形成されている。そして、板状体51は、コ字形部材50の開口50Aを上側から閉塞するようにコ字形部材50の上端側端面に当接され、アーク溶接またはレーザ溶接等の手段を用いた接合部52,52によりコ字形部材50に対して固着されるものである。
【0091】
これにより、コ字形部材50の開口50Aは、上側から板状体51を用いて閉塞され、図15に示す如く横断面が四角形状をなす角筒体42が形成される。そして、板状体51は、角筒体42の上板部42Aを形成するものである。なお、板状体51は、前述した板状体45の薄板材46とほぼ同様の板厚をもった鋼板により形成されている。
【0092】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様に、互いに板厚が異なる薄板材46と厚板材48,49とを用いて板状体45およびコ字形部材50を形成することができ、作業腕となるアーム41の軽量化を図ることができると共に、その剛性も十分に確保することができる。
【0093】
そして、本実施の形態によれば、角筒体42の上板部42Aを、板状体51により形成でき、左,右の側板部42B,42Bと下板部42Cを、板状体45を曲げ加工してなるコ字形部材50により形成することができる。
【0094】
なお、前記第1の実施の形態では、他方の板状体34を薄板材29と同等の板厚をもった鋼板により形成するものとして説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図16に示す第1の変形例のように、他方の板状体61を、その長手方向に延びる薄板材62と、この薄板材62の長手方向両端部にそれぞれ突合わせ溶接された厚板材63,64とにより構成してもよい。
【0095】
この場合、厚板材63は、図4に例示した厚板材31の寸法La よりも大なる寸法LA (LA >La )に形成し、厚板材64は、図4に例示した厚板材32の寸法Lb よりも大なる寸法LB (LB >Lb )に形成するのがよく、これによってコ字形部材33に対する接合部35(図9に示す)の溶接強度等を高めることができる。
【0096】
また、第1の実施の形態で述べた先端側の板状体34に替えて、例えば図17に示す第2の変形例のように、先端側の板状体71を厚板材31,32とほぼ同様の板厚を有する厚板材を用いて形成してもよい。そして、これらの点は、第2の実施の形態の用いた先端側の板状体51についても同様の変更が可能である。
【0097】
また、前記各実施の形態では、油圧ショベル1の作業装置11におけるアーム21を、例えば角筒体22,42等からなる作業腕とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図1に示すブーム12についても前述の如き角筒体を用いて形成してもよいものである。
【0098】
また、本発明の適用対象は、例えばオフセットブーム式の作業装置であってもよく、この場合は、当該作業装置のフロント部分を構成するロアブーム、アッパブームまたはアーム等を、前述の如き角筒体を用いて形成してもよい。
【0099】
さらに、本発明は装軌式の油圧ショベルに限らず、例えばホイール式の油圧ショベルまたは浚渫船等に用いる作業装置(フロント部分)に適用してもよく、油圧クレーン等の建設機械にも広く適用できるものである。
【0100】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、建設機械用の作業腕を複数の板材を接合して横断面が四角形状をなす角筒体として形成し、板厚が異なる複数の平板材を前記角筒体の長手方向で突合わせて溶接することにより形成され横断面がコ字形状をなす部材として曲げ加工される一方の板状体と、一方の板状体に溶接して設けられ前記角筒体の長手方向に延びる他方の板状体とを備える構成としているので、作業腕の角筒体を、長手方向で板厚が異なる複数の平板材により形成でき、作業腕の素材として汎用性が高い板材を採用することができる。また、一方の板状体は曲げ加工する前の段階で、その長手方向端面を互いに突合わせるようにして溶接でき、従来技術で述べたように板材の接合部位を溶接の前に位置合わせするときの作業を簡略化することができる。
【0101】
従って、長手方向で板厚が異なる複数の平板材を用いて横断面が四角形状をなす角筒体を形成することにより、作業腕の軽量化を図ると共に、その剛性を確保することができ、溶接作業も効率的に行うことができる。そして、3次元の溶接施工が必要な溶接箇所を減らして、接合部の位置決め作業が簡単な2次元の溶接施工に置き換えることができ、溶接時の作業性を向上できると共に、接合部の強度を十分に確保することができる。
【0102】
また、請求項2に記載の発明は、角筒体の上板部および左,右の側板部に相当する部分を、横断面がコ字形状に曲げ加工された一方の板状体により形成でき、角筒体の下板部に相当する部分を他方の板状体により形成することができる。
【0103】
一方、請求項3に記載の発明は、角筒体の下板部および左,右の側板部に相当する部分を、横断面がコ字形状に曲げ加工された一方の板状体により形成でき、角筒体の上板部に相当する部分を他方の板状体により形成することができる。
【0104】
また、請求項4に記載の発明によると、一方の板状体は、角筒体の長手方向に延びる薄板材と、前記薄板材の長手方向基端側に接合して設けられ基端側のボス取付部を形成する基端側の厚板材と、前記薄板材の長手方向先端側に接合して設けられ先端側のボス取付部を形成する先端側の厚板材とにより構成しているので、作業腕の基端側と先端側とでそれぞれのボス取付部を形成する各厚板材を、薄板材の長手方向両端側にそれぞれ接合して設けた状態で、これらの厚板材を薄板材と一緒に曲げ加工することによって、横断面がコ字形状をなす部材を形成することができ、従来技術のように上板、左,右の側板および下板を別々に形成して溶接する必要をなくし、溶接時の作業性を高めることができる。そして、作業腕としての剛性を確保しつつ全体の軽量化を図ることができるので、例えば土砂等の掘削作業時に作業腕が受ける掘削反力等を、十分な強度をもって受承することができ、作業腕としての剛性を確保することができる。
【0105】
一方、請求項5に記載の発明による建設機械用作業腕の製造方法は、第1の溶接工程で板厚が部分的に異なる一方の板状体を、板厚が異なる複数の平板材を長手方向で互いに突合わせ溶接して形成でき、このときの溶接作業を例えば2次元の溶接施工として行うことができる。そして、その後の曲げ加工工程では、前記一方の板状体に曲げ加工を施すことにより、この板状体を横断面がコ字形状をなすコ字形部材として形成することができる。また、その後の第2の溶接工程では、他方の板状体を前記コ字形部材の開口側に溶接することにより、前記コ字形部材の開口側を他方の板状体で閉塞でき、作業腕を横断面が四角形状をなす角筒体として形成することができる。
【0106】
また、請求項6に記載の発明によると、第1の溶接工程では、角筒体の長手方向に延びる薄板材と長手方向の基端側,先端側でボス取付部となる各厚板材とを薄板材の長手方向両端部で接合して一方の板状体を形成し、曲げ加工工程では、前記薄板材と各厚板材とを一緒に曲げ加工して前記一方の板状体からコ字形部材を成形しているので、作業腕の両端側でそれぞれボス取付部となる各厚板材を、長手方向に延びる薄板材の両端部に予め接合して設けた状態で、これらの厚板材を薄板材と一緒に曲げ加工してコ字形部材を形成することができ、溶接箇所を減らして作業腕の製造工程を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のアームを単体として示す拡大正面図である。
【図3】図2に示すアームの斜視図である。
【図4】図2に示すアームの素材となる板状体の展開図である。
【図5】板状体を図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。
【図6】板状体を図4中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】図6の板状体をコ字形状に曲げ加工した状態を示す断面図である。
【図8】コ字形部材に他方の板状体を接合する前の状態を示す断面図である。
【図9】コ字形部材に他方の板状体を接合して角筒体を形成した状態を示す断面図である。
【図10】コ字形部材に他方の板状体を接合する前の状態を示す分解斜視図である。
【図11】第2の実施の形態によるアームを示す拡大正面図である。
【図12】図11に示すアームの素材となる板状体の展開図である。
【図13】図12の板状体を曲げ加工したコ字形部材に他方の板状体を接合する前の状態を示す分解斜視図である。
【図14】図13中のコ字形部材に他方の板状体を接合する前の状態を示す断面図である。
【図15】図14中のコ字形部材に他方の板状体を接合して角筒体を形成した状態を示す断面図である。
【図16】第1の変形例による他方の板状体を示す斜視図である。
【図17】第2の変形例による他方の板状体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル(建設機械)
2 走行体
3 旋回体
11 作業装置(フロント部分)
12 ブーム(作業腕)
13 バケット(作業具)
21,41 アーム(作業腕)
22,42 角筒体
22A,42A 上板部
22B,42B 側板部
22C,42C 下板部
23,43 基端側のボス取付部
24,44 先端側のボス取付部
28,45 一方の板状体
29,46 薄板材(平板材)
30A,30B,47A,47B 溶接部
31,48 基端側の厚板材(平板材)
32,49 先端側の厚板材(平板材)
33,50 コ字形部材
34,51,61,71 先端側の板状体
35,52 接合部

Claims (6)

  1. 建設機械のフロント部分を構成するため複数の板材を互いに接合することにより長手方向に延び横断面が四角形状をなす角筒体として形成される建設機械用作業腕において、
    板厚が異なる複数の平板材を前記角筒体の長手方向で突合わせて溶接することにより形成され、横断面がコ字形状をなす部材として曲げ加工される一方の板状体と、
    前記コ字形状をなす一方の板状体と共に横断面が四角形状の前記角筒体を形成するため前記一方の板状体に溶接して設けられ前記角筒体の長手方向に延びる他方の板状体とを備える構成としたことを特徴とする建設機械用作業腕。
  2. 横断面が四角形状をなす前記角筒体は、互いに長手方向に延びる上板部、左,右の側板部および下板部からなり、前記一方の板状体は、横断面がコ字形状に曲げ加工されることにより前記上板部および左,右の側板部を形成し、前記他方の板状体は前記下板部を形成する構成としてなる請求項1に記載の建設機械用作業腕。
  3. 横断面が四角形状をなす前記角筒体は、互いに長手方向に延びる上板部、左,右の側板部および下板部からなり、前記一方の板状体は、横断面がコ字形状に曲げ加工されることにより前記下板部および左,右の側板部を形成し、前記他方の板状体は前記上板部を形成する構成としてなる請求項1に記載の建設機械用作業腕。
  4. 前記一方の板状体は、前記角筒体の長手方向に延びる薄板材と、前記薄板材の長手方向基端側に接合して設けられ基端側のボス取付部を形成する基端側の厚板材と、前記薄板材の長手方向先端側に接合して設けられ先端側のボス取付部を形成する先端側の厚板材とにより構成し、これらの薄板材と各厚板材とは互いに接合した状態で前記コ字形状をなす部材として曲げ加工される構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械用作業腕。
  5. 建設機械のフロント部分を構成するため複数の板材を互いに接合することにより長手方向に延び横断面が四角形状をなす角筒体として形成される建設機械用作業腕の製造方法において、
    板厚が異なる複数の平板材を前記角筒体の長手方向で突合わせて溶接し、長手方向で板厚が部分的に異なる一方の板状体を形成する第1の溶接工程と、
    前記一方の板状体を全長にわたって曲げ加工することにより、横断面がコ字形状をなして長手方向に延びるコ字形部材を形成する曲げ加工工程と、
    前記コ字形部材の開口側を他方の板状体で閉塞して横断面が四角形状の前記角筒体を形成するため、前記他方の板状体を前記コ字形部材の開口側に溶接して設ける第2の溶接工程とからなる建設機械用作業腕の製造方法。
  6. 前記第1の溶接工程では、前記角筒体の長手方向に延びる薄板材と長手方向の基端側,先端側のボス取付部となる各厚板材とを前記薄板材の長手方向両端部で接合して前記一方の板状体を形成し、前記曲げ加工工程では、前記薄板材と各厚板材とを一緒に曲げ加工して前記一方の板状体から前記コ字形部材を成形してなる請求項5に記載の建設機械用作業腕の製造方法。
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