JP2004108020A - 建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置及びその固定方法 - Google Patents

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JP2004108020A JP2002272575A JP2002272575A JP2004108020A JP 2004108020 A JP2004108020 A JP 2004108020A JP 2002272575 A JP2002272575 A JP 2002272575A JP 2002272575 A JP2002272575 A JP 2002272575A JP 2004108020 A JP2004108020 A JP 2004108020A
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Takeshi Takahashi
高橋 毅
Toru Nakajima
中嶋 徹
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】ブラケット止端部の作業腕外表面への接合強度を更に向上させることができる建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置を提供する。
【解決手段】建設機械の作業腕と、この作業腕の外表面に対接する外周部に施した第1の溶接部18と少なくとも一方側の側端及びこれに近接する第1の溶接部18に前記作業腕の外表面と直交する方向から施した第2の溶接部19とにより、前記作業腕の外表面に固定したシリンタ支持用のブラケット16とで構成したことを特徴とする。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は建設機機械のシリンダ支持用のブラケットの固定装置及び固定方法に係り、さらに詳しくは建設機械の作業腕となるブーム、アーム等に取付けられるシリンダ支持用のブラケットの固定装置及び固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械におけるアーム、ブーム等の作業腕には、シリンダ支持用のブラケットにおける作業腕の外表面に対接する部分を溶接することにより、シリンダ支持用のブラケットが固定されているが、このブラケットの止端部に生起する応力集中に対抗できるようにするために、ブラケット止端部の形状及びその部分への溶接形状を、種々工夫する方策が施されている。その一例として、ブラケットの端部の板厚をその終端に向かうに従って減少させ、このブラケットにおける作業腕への対接部の外周に溶接を施すことが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭63−81961号公報(第6頁から第7頁、第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した作業腕の外表面に固定されたブラケットには、アーム、ブーム等の作業腕を動作させるためのシリンダの基端部もしくはそのピストンロッドの先端が連結される。そして、近年では、建設機械の作業条件が過酷となっており、これに伴い、前述した作業腕の外表面に固定されたブラケットの止端部に生起する応力は、大きくなっている。このブラケットの止端部に生起する応力集中に抗しえる構成要因は、前述した溶接部の形状及びその溶接品質に係るが、特に、溶接部ではその溶け込み不良による未溶着部を皆無にすることは、大変難しいのが現状である。
【0005】
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、ブラケット止端部の作業腕外表面への接合強度を更に向上させることができる建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置及びその固定方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、第1の発明は、建設機械の作業腕と、この作業腕の外表面に対接する外周部に施した第1の溶接部と少なくとも一方側の側端及びこれに近接する第1の溶接部に前記作業腕の外表面と直交する方向から施した第2の溶接部とにより、前記作業腕の外表面に固定したシリンタ支持用のブラケットとで構成したことを特徴とする建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置にある。
【0007】
また、第2の発明は、第1の発明において、前記第2の溶接部は、深溶け込み溶接であることを特徴とする請求項1記載の建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置にある。
【0008】
更に、第3の発明は、建設機械の作業腕の外表面に、シリンダ支持用のブラケットを配置し、前記作業腕の外表面に対接するブラケットの外周部を、第1の溶接部により溶接し、次に、前記ブラケットの少なくとも一方側の側端及びこれに近接する第1の溶接部に、前記作業腕の外表面と直交する方向から第2の溶接部を施したことを特徴とする建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定方法にある。
【0009】
また、第4の発明は、第3の発明において、前記第2の溶接部は、深溶け込み溶接であることを特徴とする請求項1記載の建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定方法にある。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の固定装置及び固定方法の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明の固定装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルを示すもので、この図1において、1は油圧ショベルの本体、2は本体1の側部に設けた走行体、3は本体1上に旋回可能に搭載された旋回体、4は旋回体3に設けた旋回フレームである。この旋回フレーム4上には、運転室5、機械室6およびカウンタウエイト7等が設けられている。
【0011】
8は旋回フレーム4の前部に装着された多関節アームで、この多関節アーム8は、旋回フレーム4に俯仰動可能に設けたブーム9と、このブーム9の先端側に回動可能に設けたアーム10とで構成されている。11は多関節アーム8を構成するアーム10の先端に回動可能に設けた掘削バケットである。前述した多関節アーム8を構成するブーム9、アーム10および掘削バケット11を駆動するための装置は、旋回フレーム4とブーム9との間に設けたブーム操作用のシリンダ12と、ブーム9とアーム10との間に設けたアーム操作用のシリンダ13と、リンク14を介してアーム10と掘削バケット11との間に設けたバケット操作用のシリンダ15で構成されている。
【0012】
前述したブーム操作用のシリンダ12、ブーム9とアーム10との間に設けたアーム操作用のシリンダ13、リンク14を介してアーム10と掘削バケット11との間に設けたバケット操作用のシリンダ15の基端部は、それぞれその支持用のブラケット16にピン17で連結されている。
【0013】
図2は本発明の装置の一実施の形態を拡大して示す正面図、図3はその平面図を示すもので、これらの図において、図1と同符号のものは同一部分である。17はブラケット16に設けたピン17の挿入孔である。18はブラケット16におけるブーム9、アーム10等の作業腕外表面への当接部外周に設けた第1の溶接部である。19はブラケット16の一方の止端部側にブラケットの長手方向に複数条に設けた第2の溶接部である。この第2の溶接部19は、例えばレーザ溶接等による深溶け込み溶接で施されており、その長さは図3に示すようにブラケット16の止端部から第1の溶接部18を通して更にその直近まで、また深さは図2に示すようにブラケット16、第1の溶接線18の上面から作業腕を構成する部材9,10の内部まで入り込んで形成されている。
【0014】
次に、上述した本発明の装置の固定方法の一実施の形態を説明する。ブーム9、アーム10等の作業腕外表面に、ブラケット16を設置し、このブラケット16における作業腕外表面との当接外周を、図2及び図3に示すように第1の溶接部18で溶接する。
【0015】
次に、ブラケット16の止端部における第1の溶接部18の溶接肉盛部を、ブラケット16の止端部の外方線とほぼ同様となるように、削り取る。
【0016】
次に、第2の溶接部19を、ブラケット16の止端部から第1の溶接部18を通してその直近外方まで、ブラケット16の長手方向に沿って施す。
これにより、第2の溶接部19は、第1の溶接部18における未溶着部を溶着状態にすることができると共に、ブラケット16の作業腕外表面への接合部を強化することができる。その結果、ブラケット16の止端部に生起する応力集中が緩和され、更に強固な結合状態を得ることができる。
【0017】
この実施の形態によれば、前述したようにブラケット16を作業腕外表面に強固に固定することができるとともに、第2の溶接部は、例えばレーザ溶接によって処理できるので、その工数の増大を招くことがない。
【0018】
なお、上述の実施の形態によれば、第2の溶接部19を、ブラケット16の一方の止端部側に設けたが、その他方の止端部側に設けることも可能である。
【0019】
また、第2の溶接部19の平面から見た形状は、図3に示す複数の平行な線状に限らず、ブラケット16の短手方向に傾斜させても良いし、複数の溶接線を交差するようにしても良い。更に、丸、四角等の環状の溶接線及びこの溶接線と線状の溶接線との組み合わせも可能である。
【0020】
また、上記の実施の形態においては、本発明の装置を油圧ショベルに適用した場合について説明したが、他の機械のシリンダ支持用ブラケットにも適用することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の装置によれば、シリンダ支持用のブラケットを、その固定対象物に強固に固定することができるので、その支持構造の信頼性が向上する。その結果、その使用機械の信頼性、長寿命化を図ることができる。
【0022】
また、本発明の方法によれば、大幅な工数を増加することなく、シリンダ支持用のブラケットを、その固定対象物に強固に固定することができるので、作業コスト以上に機械の信頼性の面での寄与が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施の形態を備えた油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】本発明の装置の一実施の形態を拡大して示す正面図である。
【図3】図2に示す本発明の装置の一実施の形態の平面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 走行体
3 旋回体
4 旋回フレーム
5 運転室
6 機械室
8 多関節アーム
9 ブーム
10 アーム
11 掘削バケット
12 ブームシリンダ
13 アームシリンダ
14 リンク
15 バケットシリンダ
16 ブラケット
18 第1の溶接部
19 第2の溶接部

Claims (4)

  1. 建設機械の作業腕と、この作業腕の外表面に対接する外周部に施した第1の溶接部と少なくとも一方側の側端及びこれに近接する第1の溶接部に前記作業腕の外表面と直交する方向から施した第2の溶接部とにより、前記作業腕の外表面に固定したシリンタ支持用のブラケットとで構成したことを特徴とする建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置。
  2. 前記第2の溶接部は、深溶け込み溶接であることを特徴とする請求項1記載の建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置。
  3. 建設機械の作業腕の外表面に、シリンダ支持用のブラケットを配置し、前記作業腕の外表面に対接するブラケットの外周部を、第1の溶接部により溶接し、次に、前記ブラケットの少なくとも一方側の側端及びこれに近接する第1の溶接部に、前記作業腕の外表面と直交する方向から第2の溶接部を施したことを特徴とする建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定方法。
  4. 前記第2の溶接部は、深溶け込み溶接であることを特徴とする請求項3記載の建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定方法。
JP2002272575A 2002-09-19 2002-09-19 建設機械のシリンダ支持ブラケットの固定装置及びその固定方法 Pending JP2004108020A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050807A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Hitachi Constr Mach Co Ltd 溶接構造体
JP2016003446A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 株式会社クボタ 作業機の作業要素

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