JP2008195520A - フォークリフトの油圧ホース支持装置 - Google Patents

フォークリフトの油圧ホース支持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 作業機のリフトシリンダに沿って延在する油圧ホースを、上記リフトシリンダに対する所定の位置に支持するフォークリフトの油圧ホース支持装置を対象とし、簡易な構造によって、油圧ホースの損傷を未然に防止しつつリフトシリンダに対する任意の高さに油圧ホースを支持し得る、フォークリフトの油圧ホース支持装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 リフトシリンダに対して締付け/開放自在に構成され、上記リフトシリンダにおける任意の位置に固定されるシリンダクランプと、該シリンダクランプに固設されたブラケットプレートと、柔軟性を備えた材料から形成され、油圧ホースを挟持した状態でブラケットプレートに設置される一対のクランプパッドとを具備している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、フォークリフトの油圧ホース支持装置に関し、詳しくは作業機フォークリフトのマストシリンダに沿って延在する各種の油圧ホースを、上記リフトシリンダに対する所定の位置に支持する為に使用されるホース支持装置に関する。
図17および図18は、作業車輌の一態様であるフォークリフト(フォークリフトトラック)、特にピッキング作業の如く頻繁にオペレータの乗り降りを要する作業に好適な立乗式フォークリフトを示しており、この立乗式フォークリフトAは、車輌本体Bと該車輌本体Bの前方に装備された作業機Cとから構成されている。
上記立乗式フォークリフトAは、車輌本体Bの左右前方に延びるレッグフレームL、Lを有するリーチ式フォークリフトであり、各レッグフレームLの前部に設けられた左右の前輪Wfと、車輌本体Bの後部に設けられた後輪(駆動/繰向車輪)Wrとで走行し、車輌本体Bの前方に装備された作業機Cは、上下方向に立設されたマストMと、リフトシリンダRの動作によりマストMに沿って昇降されるフォークFとを有している。
また、上記作業機CにおけるリフトシリンダRの近傍には、該リフトシリンダR自身の油圧ホースHが上下方向に取り回されており、さらにティルト用やアタッチメント用の油圧ホースHも同じく上下方向に取り回されており、これらの油圧ホースHが立乗式フォークリフトAの稼働時に揺れ動くことのないよう、作業機Cの所定位置に保持する構成が従来より提供されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、図17、図18に示した立乗式フォークリフトAでは、リフトシリンダRにおける任意の位置に、金属製のスカラップSを用いて油圧ホースH、Hを固定支持している。
また、上記油圧ホースH、Hを保持する構成としては、マストMにおける任意の位置に、溶接あるいはボルト止めによってホースクランプブラケット(図示せず)を固設し、このホースクランプブラケットを介して、油圧ホースH、HをマストMに固定支持する構成がある。
実開平5−57405号公報
ところで、図17、図18に示す如く、金属製のスカラップSを用いて油圧ホースH、HをリフトシリンダRに固定支持する構成では、リフトシリンダRに対する油圧ホースH、Hの支持位置(支持高さ)を任意に設定(調整)し得るものの、稼働時の脈動によってスカラップSの食込みが繰り返されることで、上記油圧ホースHに深刻な損傷を招来する虞れがあった。
一方、マストMに固設したホースクランプブラケットを介して、油圧ホースH、HをマストMに固定支持する構成では、ホースクランプブラケットをマストMの所定位置に固設するために、溶接作業や取付用ボルト穴(ネジ穴)の加工を必要し、これにより製造工程の煩雑化や製造コストの増大を招く不都合があった。
本発明の目的は上記実状に鑑み、簡易な構造によって、油圧ホースの損傷を未然に防止しつつリフトシリンダに対する任意の高さに油圧ホースを支持し得る、フォークリフトの油圧ホース支持装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく、請求項1に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置は、作業機のリフトシリンダに沿って延在する油圧ホースを、リフトシリンダに対する所定の位置に支持するフォークリフトの油圧ホース支持装置であって、リフトシリンダに対して締付け/開放自在に構成され、上記リフトシリンダにおける任意の位置に固定されるシリンダクランプと、該シリンダクランプに固設されたブラケットプレートと、柔軟性を備えた材料から形成され、油圧ホースを挟持した状態でブラケットプレートに設置される一対のクランプパッドとを具備して成ることを特徴としている。
また、請求項2に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置は、請求項1に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置において、
前記クランパが、前記リフトシリンダの周方向に沿って延在する湾曲部、上記湾曲部の一端側に形成されたフック部、および上記湾曲部の他端側に形成され前記リフトシリンダの径方向に延在する締結部を有する一方のクランプ部材と、
前記リフトシリンダの周方向に沿って延在する湾曲部、上記湾曲部の一端側に形成されたフック部、および上記湾曲部の他端側に形成され前記リフトシリンダの径方向に延在する締結部を有するととともに、前記ブラケットプレートを固設した他方のクランプ部材とを具備し、
前記一方のクランプ部材におけるフック部と、前記他方のクランプ部材におけるフック部とを互いに係合させ、前記一方のクランプ部材と前記他方のクランプ部材とを互いに連結させて前記リフトシリンダを囲繞するとともに、
前記一方のクランプ部材における締結部と、前記他方のクランプ部材における締結部とを、ボルトを介して互いに締結することにより、クランパをリフトシリンダの任意の位置に固定設置するよう構成したことを特徴としている。
また、請求項3に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置は、請求項1に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置において、ブラケットプレートに取付けられたクランプパッドに設置されるとともに、ブラケットプレートに取付けられたクランプパットとは別個のクランプパッドを設置する、板金から形成された増設用ブラケットプレートを備えて成ることを特徴としている。
また、請求項4に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置は、請求項3に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置において、増設用ブラケットプレートが、リフトシリンダに支持された既設側クランプパッドの外方面に設置される一方取付部と、既設側クランプパッドに並置された増設側クランプパッドの内方面に設置される他方取付部と、既設側クランプパッドと増設側クランプパッドとの間に位置して一方取付部および他方取付部を繋ぐ連結部とを有する、クランク形状に屈曲形成した板金から成ることを特徴としている。
請求項1の発明に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置によれば、締付け/開放自在に構成されたシリンダクランプによって、溶接作業やネジ穴加工等を必要とすることなく、リフトシリンダにおける任意の位置に固定設置することができ、併せて、柔軟性を備えた材料から形成された一対のクランプパッドによって挟持することで、油圧ホースの損傷を未然に防止することができ、もって、油圧ホースをリフトシリンダに対する任意の高さ支持し、かつ油圧ホースの損傷を未然に防止することを、簡易な構造によって達成することが可能となる。
また、請求項2の発明に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置によれば、一方のクランプ部材におけるフック部と、他方のクランプ部材におけるフック部とを互いに係合させてリフトシリンダを囲繞し、一方のクランプ部材における締結部と、他方のクランプ部材における締結部とを、ボルトを介して互いに締結することで、シリンダクランプをリフトシリンダの任意の位置に固定設置できるので、リフトシリンダに対する油圧ホースの支持位置(高さ位置)を容易に調整することが可能となる。
また、請求項3の発明に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置によれば、増設用ブラケットプレートを既設のクランプパッドに設置するとともに、上記増設用ブラケットプレートに新たなクランプパッドを設置することで、リフトシリンダに支持される油圧ホースの本数を容易に増加させることが可能となる。
さらに、請求項4の発明に関わるフォークリフトの油圧ホース支持装置によれば、増設用ブラケットプレートを、既設のクランプパッドの外方面に設置される一方取付部と、増設されるクランプパッドの内方面に設置される他方取付部と、これら一方取付部および他方取付部を繋ぐ連結部とを有する、クランク形状に屈曲形成した板金から構成したことで、上記増設用ブラケットプレートに設置された増設側のクランプパッドは、既設側のクランプパッドに対して横並びに配置されることとなり、もって多数本の油圧ホースを支持するスペースのスリム化を達成することが可能となる。
以下、幾つかの実施例を示す図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1および図2は、本発明に関わる立乗式フォークリフトの第1実施例を示しており、この立乗式フォークリフト1は、車輌本体2と該車輌本体2の前方に装備された作業機3とから構成されている。因みに、図1および図2においては、矢印Xで指し示す方向が立乗式フォークリフト1の前方である。
上記立乗式フォークリフト1は、車輌本体2の左右前方に延びるレッグフレーム2L、2Lを有するリーチ式フォークリフトであり、各レッグフレーム2Lの前部に設けられた左右の前輪4Fと、車輌本体2の後部に設けられた後輪(駆動/繰向車輪)4Rとで走行し、車輌本体2の前方に装備された作業機3は、上下方向に立設されたマスト3Mと、リフトシリンダ3Rの動作によりマスト3Mに沿って昇降されるフォーク3Fとを有している。
上記作業機3においては、上下方向に延在するリフトシリンダ3Rに沿って、油圧ホース3H、3Hが上下方向に取り回されており、これら油圧ホース3H、3Hは、後述する油圧ホース支持装置10を介して、リフトシリンダ3Rにおける任意の位置に保持されている。
図3および図4に示す如く、上記油圧ホース支持装置10は、互いに組み付けられてリフトシリンダ3Rに固定される、一方のクランプ部材11および他方のクランプ部材12から成るシリンダクランプ13と、該シリンダクランプ13に固定設置されるブラケットプレート14と、該ブラケットプレート14に設置されて油圧ホース3H、3Hを挟持する一対のクランプパッド15、15とを具備している。
図4〜図8に示す如く、上記油圧ホース支持装置10のシリンダクランプ13を構成する一方のクランプ部材11は、帯状の板金を整形/加工して成り、リフトシリンダ3Rの外周に倣った半円筒形状の湾曲部11aと、該湾曲部11aの一端側に形成されたフック部11bと、上記湾曲部11aの他端側に形成された締結部11cとを有している。
上記湾曲部11aの内周面には、ゴム材料等から成るクッションパッド11pが取り付けられており、また上記締結部11cには、ボルト穴11oが形成されているとともに、該締結部11cの外方面にはナット11nが固設されている。
一方、上記シリンダクランプ13を構成する他方のクランプ部材12は、同じく帯状の板金を整形/加工して成り、リフトシリンダ3Rの外周に倣った半円筒形状の湾曲部12aと、該湾曲部12aの一端側に形成されたフック部12bと、上記湾曲部12aの他端側に形成された締結部12cとを有している。
上記湾曲部12aの内周面には、ゴム材料等から成るクッションパッド12pが取り付けられており、また上記締結部12cには、ボルト穴12oが形成されている。
さらに、上記他方のクランプ部材12には、その湾曲部12aにおける外周面の略中央部に、帯状の板金から成るブラケットプレート14の端部が、溶接によって固定設置され、該ブラケットプレート14は湾曲部12aの接線方向に沿って延在している。
上記ブラケットプレート14には、2個のボルト穴14o、14oが形成されているとともに、上記ブラケットプレート14の内方面(図4中の上方面)には、ボルト穴14o、14oに対応した2個のナット14n、14nが固設されている。
ここで、ナット11nを固設する前の一方のクランプ部材11と、ブラケットプレート14を固設する前の他方のクランプ部材12とは、互いに同一の形状を呈しており、このように部品を共通化することによって、製造コストの低減が図られている。
図7に示す如く、上記油圧ホース支持装置10を構成する一対のクランプパッド15、15は、それぞれ2個のボルト穴15o、15oが貫通形成されているとともに、それぞれの会合面には油圧ホース3Hを拘束するための保持溝15g、15gが形成されており、挟持した油圧ホース3Hの損傷を防止するべく、例えばゴム材料等の適宜な柔軟性を備えた材料から形成されている。
上述した構成の油圧ホース支持装置10によって、油圧ホース3H、3Hをリフトシリンダ3Rに固定支持させるには、先ず、シリンダクランプ13を構成する一方のクランプ部材11におけるフック部11bと、他方のクランプ部材12におけるフック部12bとを互いに係合させ、一方のクランプ部材11と他方のクランプ部材12とを連結させた状態で、一方のクランプ部材11における湾曲部11aと、他方のクランプ部材12における湾曲部12aとにより、リフトシリンダ3Rにおける外周を囲繞する。
この状態において、リフトシリンダ3Rに対するシリンダクランプ13の高さ位置を調整した後、一方のクランプ部材11における締結部11cと、他方のクランプ部材12における締結部12cとを、該締結部12cのボルト穴12oを貫通して締結部11cのナット11nに螺合するボルト17により、互いにリフトシリンダ3Rの径方向に延在する締結部11cと締結部12cとを締結し、上記シリンダクランプ13をリフトシリンダ3Rの任意の位置に固定設置する。
次いで、一対のクランプパッド15、15によって油圧ホース3H、3Hの要所を挟持し、押えプレート16のボルト穴16o、および各クランプパッド15、15のボルト穴15oを貫通して、ブラケットプレート14のナット14nに螺合するボルト18、18により、上記一対のクランプパッド15、15をブラケットプレート14に固定設置する。
かくすることにより、上記油圧ホース3H、3Hは、油圧ホース支持装置10を介して、リフトシリンダ3Rに対する任意の位置に固定支持されることとなる。なお、作業手順は上述した例に限定されるものではなく、油圧ホース3H、3Hを挟持したクランプパッド15、15をブラケットプレート14に固定設置した後、シリンダクランプ13をリフトシリンダ3Rの任意の位置に固定設置する手順であっても良い。
上述した構成の油圧ホース支持装置10によれば、締付け/開放自在に構成されたシリンダクランプ13によって、溶接作業やネジ穴加工等を必要とすることなく、リフトシリンダ3Rにおける任意の位置に固定設置することができ、併せて、柔軟性を備えた材料から形成された一対のクランプパッド15、15によって挟持することで、油圧ホース3Hの損傷を未然に防止することができる。
また、一方のクランプ部材11におけるフック部11bと、他方のクランプ部材12におけるフック部12bとを互いに係合させてリフトシリンダ3Rを囲繞し、一方のクランプ部材11における締結部11cと、他方のクランプ部材12における締結部12cとを、ボルト17を介して互いに締結することで、シリンダクランプ13をリフトシリンダ3Rの任意の位置に固定設置できるので、リフトシリンダ3Rに対する油圧ホース3Hの支持位置(高さ位置)を容易に調整することが可能となる。
もって、上述した油圧ホース支持装置10によれば、油圧ホース3Hをリフトシリンダ3Rに対する任意の高さ支持し、かつ油圧ホース3Hの損傷を未然に防止することを、極めて簡易な構造によって達成することが可能となる。
図9に示す油圧ホース支持装置10′は、先に詳述した油圧ホース支持装置10よりも延長されたブラケットプレート14′を備え、該ブラケットプレート14′の延長部分には、2箇所にボルト穴(図示せず)が形成されているとともに、該ボルト穴に対応して2個のナット14n′、14n′が固設されている。
また、上記ブラケットプレート14′の延長部分には、油圧ホース3H、3Hを挟持した増設用のクランプパッド15′、15′が、押えプレート16′を貫通したボルト18′、18′によって固定設置されている。
ここで、上述した油圧ホース支持装置10′の構成は、延長されたブラケットプレート14′、新設されたナット14n′、増設されたクランプパッド15′、押えプレート16′、およびボルト18′以外、図1〜図8に示した油圧ホース支持装置10と基本的に変わるところはないので、油圧ホース支持装置10′の構成要素において、油圧ホース支持装置10の構成要素と同一の作用を成すものには、図9において図1〜図8と同一の符号を附して詳細な説明は省略する。
上記構成の油圧ホース支持装置10′によれば、上述した油圧ホース支持装置10による作用効果に併せ、1個の装置によって多数(実施例では4本)の油圧ホース3H、3H…を、リフトシリンダ3Rの所定位置に固定保持することが可能となる。
なお、実施例においては、ブラケットプレート14′に2組のクランプパッドを設置しているが、ブラケットプレートを更に延長することによって、3組以上のクランプパッドを設置することも可能である。
図10〜図14は、図1〜図8に示した油圧ホース支持装置10に、増設用ブラケットプレート20を介して、新たなクランプパッド15′、15′を増設することにより、さらに多くの油圧ホース3Hをリフトシリンダ3Rに固定支持し得るよう構成したものである。
上記増設用ブラケットプレート20は、帯状の板金をクランク形状に屈曲形成して成り、油圧ホース支持装置10のブラケットプレート14に設置される既設側クランプパッド15、15の外方面(図12中の下面)に臨む一方取付部20a′と、新たな増設側クランプパッド15′、15′の内方面(図12中の上面)に臨む他方取付部20b′とを有している。
さらに、上記増設用ブラケットプレート20は、既設側クランプパッド15、15と増設側クランプパッド15′、15′との間に位置して、一方取付部20aと他方取付部20bとを繋ぐ連結部20cとを有している。
また、一方取付部20aと他方取付部20bとには、それぞれ2個ずつボルト穴20oが形成されているとともに、上記他方取付部20bには、2つのボルト穴20o、20oに対応した2個のナット20n、20nが固設されている。
因みに、増設側クランプパッド15′、15′は、既設側クランプパッド15、15と同様に、それぞれ2個のボルト穴15o′、15o′が貫通形成されているとともに、それぞれの会合面には油圧ホース3Hを拘束するための保持溝15g′、15g′が形成されており、挟持した油圧ホース3Hの損傷を防止するべく、例えばゴム材料等の適宜な柔軟性を備えた材料から形成されている。
上記増設用ブラケットプレート20は、その一方取付部20aが、該一方取付部20aのボルト穴20o、および既設側クランプパッド15のボルト穴15oを貫通して、ブラケットプレート14のナット14nに螺合するボルト18、18により、上記既設側クランプパッド15の外方面(図12中の下面)に固定設置されている。
また、上記増設用ブラケットプレート20は、押えプレート16′のボルト穴16o′、および増設側クランプパッド15′のボルト穴15o′を貫通して、他方取付部20baのナット20nに螺合するボルト18′、18′により、上記増設側クランプパッド15′の内方面(図12中の上面)に、上記他方取付部20bが固定設置されている。
上述した如き構成によれば、増設用ブラケットプレート20を、既設側クランプパッド15に設置するとともに、上記増設用ブラケットプレート20に新たな増設側クランプパッド15′を設置することで、リフトシリンダ3Rに支持される油圧ホース3Hの本数を容易に増加させることができる。
また、増設用ブラケットプレート20を、既設側クランプパッド15の外方面に設置される一方取付部20aと、増設側クランプパッド15′の内方面に設置される他方取付部20bと、これら一方取付部20aおよび他方取付部20bを繋ぐ連結部20cとを有する、クランク形状に屈曲形成した板金から構成したことで、上記増設用ブラケットプレート20に設置された増設側クランプパッド15′は、既設側クランプパッド15に対して横並びに配置されることとなり、もって多数本の油圧ホース3Hを支持するスペースのスリム化を達成することができる。
さらに、上述した構成によれば、増設用ブラケットプレート20の一方取付部20aを既設側クランプパッド15に固定設置する際のボルト18の締付け作業と、増設用ブラケットプレート20の他方取付部20bに増設側クランプパッド15′を固定設置する際のボルト18′の締付け作業とを、共に油圧ホース支持装置10に対する外方側から、言い換えれば同一の方向から実施することができ、もって極めて良好な作業性を獲得することが可能となる。
図15も、図1〜図8に示した油圧ホース支持装置10に、増設用ブラケットプレート20′を介して、新たなクランプパッド15′、15′を増設することにより、さらに多くの油圧ホース3Hをリフトシリンダ3Rに固定支持し得るよう構成したものである。
帯状の板金から成る上記増設用ブラケットプレート20′は、油圧ホース支持装置10のブラケットプレート14に設置される既設側クランプパッド15、15に臨む一方取付部20a′と、新たな増設側クランプパッド15′、15′に臨む他方取付部20b′とを有し、これら一方取付部20a′と他方取付部20b′とには、それぞれ2個ずつボルト穴(図示せず)が形成されているとともに、上記他方取付部20b′にはボルト穴に対応した2個のナット20n′、20n′が固設されている。
増設用ブラケットプレート20′の一方取付部20a′は、ボルト18、18によって、既設側クランプパッド15、15とともに、油圧ホース支持装置10のブラケットプレート14に固定設置されている。
また、増設用ブラケットプレート20′の他方取付部20b′には、押えプレート16′を貫通してナット20n′、20n′に螺合したボルト18′、18′によって、増設側クランプパッド15′、15′が固定設置されている。
上述した如き構成によれば、増設用ブラケットプレート20′を既設側クランプパッド15に設置するとともに、上記増設用ブラケットプレート20′に新たな増設側クランプパッド15′を設置することで、リフトシリンダ3Rに支持される油圧ホース3Hの本数を容易に増加させることができる。
さらに、既設側クランプパッド15の外方面に増設用ブラケットプレート20′を固定設置するとともに、上記増設用ブラケットプレート20′の内方面に増設側クランプパッド15′を固定設置したことで、上記増設用ブラケットプレート20′に設置された増設側クランプパッド15′は、既設側クランプパッド15に対して横並びに配置されることとなり、もって多数本の油圧ホース3Hを支持するスペースのスリム化を達成することが可能となる。
図16に示した油圧ホース支持装置10″は、図1等に示したリフトシリンダ3Rよりも大径のリフトシリンダ3R″を対象とした装置であり、シリンダクランプ13″を構成する一方のクランプ部材11″における湾曲部11a″、および同じく他方のクランプ部材12″における湾曲部12a″が、上記大径のリフトシリンダ3R″における外周面に倣った曲率で湾曲形成されている。
上述した油圧ホース支持装置10″の構成は、シリンダクランプ13″を構成する一方のクランプ部材11″および他方のクランプ部材12″以外、図1〜図8に示した油圧ホース支持装置10と基本的に変わるところはないので、油圧ホース支持装置10″の構成要素において、油圧ホース支持装置10の構成要素と同一の作用を成すものには、図16において図1〜図8と同一の符号に″(ダブルダッシュ)を附すことで詳細な説明は省略する。
上記構成の油圧ホース支持装置10″によれば、先に詳述した油圧ホース支持装置10と同様にして、油圧ホース3Hをリフトシリンダ3R″に対する任意の高さ支持し、かつ油圧ホース3Hの損傷を未然に防止することを、簡易な構造によって達成することが可能となる。
また、上記構成の油圧ホース支持装置10″においても、先に詳述した油圧ホース支持装置10に対する図9、図10〜図14、および図15の如き態様、すなわちブラケットプレートを延長してクランプパッドを増設する構成や、クランク形状の増設用ブラケットプレート、あるいは平板状の増設用ブラケットプレートを採用して、クランプパッドを増設する構成を採用し得ることは言うまでもない。
本発明に関わる油圧ホース支持装置を採用したフォークリフトを示す外観側面図。 図1に示したフォーリフトにおける作業機の要部背面図。 図2に示した作業機の要部斜視図。 本発明に関わる油圧ホース支持装置の実施例を示す全体平面図。 (a)および(b)は、図4の油圧ホース支持装置における一方のクランプ部材を示す側面図および平面図。 (a)および(b)は、図4の油圧ホース支持装置における他方のクランプ部材とブラケットプレートを示す側面図および平面図。 図4の油圧ホース支持装置を分解した状態を示す斜視図。 図4の油圧ホース支持装置を組立てた状態を示す斜視図。 本発明に関わる油圧ホース支持装置の他の実施例を示す全体平面図。 本発明に関わる油圧ホース支持装置を採用したフォークリフトにおける作業機の要部背面図。 図10に示した作業機の要部斜視図。 本発明に関わる油圧ホース支持装置の他の実施例を示す全体平面図。 図12の油圧ホース支持装置を分解した状態を示す斜視図。 図12の油圧ホース支持装置を組立てた状態を示す斜視図。 本発明に関わる油圧ホース支持装置の他の実施例を示す全体平面図。 本発明に関わる油圧ホース支持装置の他の実施例を示す全体平面図。 フォークリフトの構造を概念的に示す全体側面図。 図17に示したフォーリフトにおける作業機の要部背面図。
符号の説明
1…フォークリフト、
2…車輌本体、
3…作業機、
3M…マスト、
3R…リフトシリンダ、
3H…油圧ホース、
10…油圧ホース支持装置、
11…一方のクランプ部材、
11a…湾曲部、
11b…フック部、
11c…締結部、
12…他方のクランプ部材、
12a…湾曲部、
12b…フック部、
12c…締結部、
13…シリンダクランプ、
14…ブラケットプレート、
15…クランプパッド、
20…増設用ブラケットプレート、
20a…一方取付部、
20b…他方取付部、
20c…連結部。

Claims (4)

  1. 作業機のリフトシリンダに沿って延在する油圧ホースを、上記リフトシリンダに対する所定の位置に支持するフォークリフトの油圧ホース支持装置であって、
    前記リフトシリンダに対して締付け/開放自在に構成され、前記リフトシリンダにおける任意の位置に固定されるシリンダクランプと、
    前記シリンダクランプに固設されたブラケットプレートと、
    柔軟性を備えた材料から形成され、前記油圧ホースを挟持した状態で前記ブラケットプレートに設置される一対のクランプパッドと、
    を具備して成ることを特徴とするフォークリフトの油圧ホース支持装置。
  2. 前記シリンダクランプが、前記リフトシリンダの周方向に沿って延在する湾曲部、上記湾曲部の一端側に形成されたフック部、および上記湾曲部の他端側に形成され前記リフトシリンダの径方向に延在する締結部を有する一方のクランプ部材と、
    前記リフトシリンダの周方向に沿って延在する湾曲部、上記湾曲部の一端側に形成されたフック部、および上記湾曲部の他端側に形成され前記リフトシリンダの径方向に延在する締結部を有するととともに、前記ブラケットプレートを固設した他方のクランプ部材とを具備し、
    前記一方のクランプ部材におけるフック部と、前記他方のクランプ部材におけるフック部とを互いに係合させ、前記一方のクランプ部材と前記他方のクランプ部材とを互いに連結させて前記リフトシリンダを囲繞するとともに、
    前記一方のクランプ部材における締結部と、前記他方のクランプ部材における締結部とを、ボルトを介して互いに締結することにより、前記シリンダクランプを前記リフトシリンダの任意の位置に固定設置するよう構成したことを特徴とする請求項1記載のフォークリフトの油圧ホース支持装置。
  3. 前記ブラケットプレートに取付けられた前記クランプパッドに設置されるとともに、前記ブラケットプレートに取付けられた前記クランプパットとは別個のクランプパッドを設置する、増設用ブラケットプレートを備えて成ることを特徴とする請求項1記載のフォークリフトの油圧ホース支持装置。
  4. 前記増設用ブラケットプレートが、前記リフトシリンダに支持された既設側クランプパッドの外方面に設置される一方取付部と、前記既設側クランプパッドに並置された増設側クランプパッドの内方面に設置される他方取付部と、前記既設側クランプパッドと前記増設側クランプパッドとの間に位置して前記一方取付部と前記他方取付部とを繋ぐ連結部とを有する、クランク形状に屈曲形成した板金から成ることを特徴とする請求項3記載のフォークリフトの油圧ホース支持装置。
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