JP2021195787A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管の増設作業及び撤去作業を簡素化する技術を提供する。【解決手段】建設機械は、台座(11)に固定され、第1配管(10a、10b)をクランプする第1配管クランプ装置(14)と、台座(11)に固定され、第2配管(10c、10d)をクランプする第2配管クランプ装置(20)とを備え、第1配管クランプ装置(14)は、該第1配管クランプ装置(14)に設けられている第1の貫通穴(15d,15e,16d,16e)及び台座(11)の第1のねじ孔(11a,11b)に挿通された第1のねじ部材(17,18)によって台座(11)に固定され、第2配管クランプ装置(20)は、第1クランプ部材(22)に設けられている第2の貫通穴(22f)と、台座(11)の第2のねじ孔(11c)とに挿通された第2のねじ部材(25)によって台座(11)に固定される。【選択図】図3

Description

本発明は、油圧アクチュエータを備える建設機械に関する。
作業機の代表例である油圧ショベルは、作動油の給排によってブーム、アーム、及びバケットを動作させる油圧アクチュエータを備えるのが一般的である。このような油圧ショベルにおいて、作動油タンク及び油圧ポンプを含む油圧回路と油圧アクチュエータとは、ブームやアームに沿って延設された配管によって接続されている。
建設機械に取り付けられているバケットを特殊なアタッチメント(例えば、ブレーカ等)に交換する場合、交換したアタッチメントへ圧油を給排するための追加の配管が必要になることがある。特許文献1には、追加の配管を固定するための追加クランプを、ブームやアームに沿って延設された標準配管を固定するための配管クランプに固定する方法が開示されている。
特開2000−73393号公報
特許文献1が開示するクランプ方法の場合、配管クランプの上に追加クランプを構成するブラケットが重ねられ、配管クランプ及び追加クランプの両方がまとめて同じボルトでブームやアームに固定されている。
その結果、追加クランプが取り付けられるとき、または追加クランプが取り外されるときには、固定用のボルトは配管クランプから外される必要があり、配管クランプがどこにも固定されていない状態になる。そのため、追加クランプの脱着作業が完了して、再び配管クランプが固定されるまでは、作業者は標準配管の位置を動かさないように注意して作業を行わなければならない。その結果、作業の効率が十分に上がらないという課題がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、油圧アクチュエータに対して作動油を給排する配管を備える建設機械において、配管の増設作業及び撤去作業を簡素化する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、フロント作業機と、前記フロント作業機に沿って延設され、前記フロント作業機の駆動用の油圧アクチュエータに接続された第1配管と、前記フロント作業機の先端に交換可能に取り付けられるアタッチメントに圧油を供給するための第2配管と、前記フロント作業機に設けられた台座と、前記台座に固定され、前記第1配管をクランプする第1配管クランプ装置と、前記台座に固定され、前記第2配管をクランプする第2配管クランプ装置とを備えた建設機械において、前記台座には、前記第1配管クランプ装置を固定するための第1のねじ孔と、前記第2配管クランプ装置を固定するための第2のねじ孔と、が形成され、前記第1配管クランプ装置は、ねじ部材が挿通するための第1の貫通穴を有し、前記第2配管クランプ装置は、ねじ部材が挿通するための第2の貫通穴及び前記第1配管の外周面に沿って当接する包持部を有する第1クランプ部材と、前記第1クランプ部材に連結され、前記第1クランプ部材と共に前記第1配管を挟持するブラケットと、前記ブラケットに連結され、前記ブラケットと共に前記第2配管を挟持する第2クランプ部材と、を備え、前記第1配管クランプ装置は、該第1配管クランプ装置に設けられている前記第1の貫通穴及び前記台座の前記第1のねじ孔に挿通された第1のねじ部材によって前記台座に固定され、前記第2配管クランプ装置は、前記第1クランプ部材に設けられている前記第2の貫通穴と、前記台座の前記第2のねじ孔とに挿通された第2のねじ部材によって前記台座に固定されることを特徴とする。
本発明によれば、配管の増設作業及び撤去作業を簡素化することができる。複数の配管を固定する作業を簡素化することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る建設機械の代表例である油圧ショベルの側面図である。 第1実施形態に係る台座及びクランプ装置の分解斜視図である。 第1実施形態に係るクランプ装置の斜視図である。 図3のIV−IVにおける断面図である。 図3のV−Vにおける断面図である。 第2実施形態に係るクランプ装置の斜視図である。 図6のVII−VIIにおける断面図である。
[第1実施形態]
本発明に係る建設機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る建設機械の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、建設機械の具体例は油圧ショベル1に限定されず、ダンプトラック、モータグレーダー、ホイールローダ、クレーン等であってもよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2は、左右一対のクローラ8を備える。そして、走行モータ(図示省略)の回転が伝達されて左右一対のクローラ8が回転すると、油圧ショベル1が走行する。但し、下部走行体2は、クローラ8に代えて、装輪式であってもよい。
上部旋回体3は、下部走行体2に旋回可能に支持されている。上部旋回体3は、旋回モータ(図示省略)の駆動力が伝達されることによって、下部走行体2に対して旋回する。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前方中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機4(作業機)と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7と、旋回フレーム5の後部に配置されたカウンタウェイト6とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cを駆動させる油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)4d〜4fとを含む。カウンタウェイト6は、フロント作業機4との重量バランスを取るためのもので、円弧状をした重量物である。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作する。
フロント作業機4の駆動用の油圧シリンダ4d〜4fと、上部旋回体3に搭載された油圧回路(作動油タンク及び油圧ポンプを含む回路)とは、作動油を給排するための複数の配管10で接続されている。通常、1つの油圧シリンダを動作させるためには2本の配管10が必要になるので、油圧シリンダ4d〜4fを動作させるには、6本の配管10が必要になる。
複数の配管10は、フロント作業機4の外面に沿って、フロント作業機4の基端側から先端側に向かって延設されている。また、複数の配管10は、概ね平行に延設されている。そして、複数の配管10は、延設方向に離間した複数の位置において、フロント作業機4の外面に取り付けられた台座11、12に固定されている。台座11、12は、例えば、フロント作業機4の背面や側面に、溶接によって取り付けられている。
また、フロント作業機4には、バケット4cに代えて、様々なアタッチメント(例えば、グラップル、ブレーカ、カッター等)を装着することができる。このとき、アタッチメントの種類によっては、油圧シリンダ4fとは異なる油圧アクチュエータを設置する必要がある。この場合、既に設置されている配管10(以下、「既設配管」と表記する。)とは別に、新たな油圧アクチュエータに作動油を給排する配管(以下、「増設配管」と表記する。)を増設する必要がある。
そこで図2〜図5を参照して、フロント作業機4(例えば、ブーム4a)に設けられた台座11、12に固定されている配管10a、10b(既設配管)に、配管10c、10d(増設配管)を固定するクランプ装置20を説明する。なお、「台座11、12に配管10a、10bが固定される」とは、配管10a、10bが台座11、12に直接接触して動かない状態にされている場合のみならず、後述するように、台座11、12に固定された部品(クランプ装置14)によって配管10a、10bが動かない状態にされている場合も含む。
図2は、第1実施形態に係る台座11及びクランプ装置14、20の分解斜視図である。図3は、第1実施形態に係るクランプ装置14、20の斜視図である。図4は、図3のIV−IVにおける断面図である。図5は、図3のV−Vにおける断面図である。
なお、以下の説明において、配管10a〜10dの延設方向を前後方向とし、フロント作業機4の幅方向を左右方向とする。但し、配管10a〜10dの延設方向とフロント作業機4の幅方向とは、相対的な関係であって、互いに交差(直交)する方向であれば前述の例に限定されない。なお、本明細書中の「上方(上、上面なども同様)」、「下方(下、下面なども同様)」の語は、厳密に鉛直方向に一致している必要はなく、配管10a〜10dを基準とした方向を指す。
図2〜図5に示すように、配管10a〜10dは、台座11と、クランプ装置(第1配管クランプ装置)14と、クランプ装置(第2配管クランプ装置)20とを用いて、ブーム4aに対して固定される。
図4の例において、ブーム4aは、横断面が矩形(長方形)である。すなわち、ブーム4aは、上下方向において互いに対向する背面(上面)13a及び腹面(図示省略)と、背面12a及び腹面と交差し且つ左右方向において互いに対向する右側面(側面)13b及び左側面(図示省略)とを有する。
配管10a、10bは、ブーム4aの背面13aに沿って延設されている。すなわち、配管10a、10bは、左右方向に隣接して配置され、且つ前後方向に概ね平行に延設されている。配管10a、10bは、フロント作業機4の駆動用の油圧アクチュエータに接続されている。配管10a、10bは、同一の油圧アクチュエータに対して作動油を給排するものでもよいし、異なる油圧アクチュエータに対して作動油を給排するものでもよい。配管10a、10bは第1配管の一例である。但し、第1配管は、複数に限定されず、1つであってもよい。
配管10c、10dは、ブーム4aの右側面13bに沿って延設されている。すなわち、配管10c、10dは、上下方向に隣接して配置され、且つ前後方向に概ね平行に延設されている。配管10c、10dは、フロント作業機4の先端に、バケット4cと交換可能に取り付けられるアタッチメント(例えば、グラップル、ブレーカ、カッター等)に圧油を供給する。配管10c、10dは、第2配管の一例である。但し、第2配管は、複数に限定されず、1つであってもよい。
第1実施形態において、配管10a、10bと配管10c、10dとは、ブーム4aを構成する複数の面のうち、互いに異なる面に沿って延設されている。但し、配管10a〜10cの具体的なレイアウトは、前述の例に限定されない。すなわち、配管10a〜10dは、ブーム4aの同一面に沿って延設されていてもよい。
台座11は、左右方向における配管10a、10bの間において、ブーム4aの背面13aに固定されている。台座11には、ねじ孔11a、11b、11cが形成されている。ねじ孔11a、11b、11cは、前後方向に隣接して配置されている。また、ねじ孔11a、11b、11cは、それぞれが上下方向に延びている。図示は省略するが、台座12の構成も台座11と同様である。ねじ孔11a、11bは第1のねじ孔の一例であり、ねじ孔11cは第2のねじ孔の一例である。
クランプ装置14は、配管10a、10bをクランプし、台座11に固定される。図2に示すように、クランプ装置14は、一対のクランプアーム15、16で構成される。クランプアーム15、16は、例えば、帯状の鋼板を曲げ加工して形成された一体成形品である。クランプアーム15は、包持部15a、15bと、接続部15cとで構成される。クランプアーム16は、包持部16a、16bと、接続部16cとで構成される。
包持部15aは、配管10aの下面側を包持する。包持部15bは、配管10bの下面側を包持する。すなわち、包持部15a、15bは、配管10a、10bの外面形状に沿う円弧形状の部材である。また、包持部15a、15bは、配管10a、10bの外周面のうち、170°〜180°の範囲を包持する。
接続部15cは、包持部15a、15bを接続する平板形状の部分である。すなわち、左右方向に隣接する包持部15a、15bは、接続部15cによって接続されている。また、接続部15cには、厚み方向(上下方向)に貫通する貫通穴15d、15e、15fが形成されている。貫通穴15d、15e、15fは、前後方向に隣接して配置されている。貫通穴15d、15eは、第1の貫通穴の一例である。
包持部16aは、配管10aの上面側を包持する。包持部16bは、配管10bの上面側を包持する。すなわち、包持部16a、16bは、配管10a、10bの外面形状に沿う円弧形状の部材である。また、包持部16a、16bは、配管10a、10bの外周面のうち、170°〜180°の範囲を包持する。
接続部16cは、包持部16a、16bを接続する平板形状の部分である。すなわち、左右方向に隣接する包持部16a、16bは、接続部16cによって接続されている。また、接続部16cには、厚み方向(上下方向)に貫通する貫通穴16d、16eが形成されている。貫通穴16d、16eは、前後方向に隣接して配置されている。貫通穴16d、16eは、第1の貫通穴の一例である。
図3及び図5に示すように、包持部15a、15bに配管10a、10bの下面側を包持させると、接続部15cが台座11の上面に当接する。また、包持部16a、16bに配管10a、10bの上面側を包持させると、上下方向において接続部15c、16cが重なる。そして、ねじ孔11a及び貫通穴15d、16dが連通し、ねじ孔11b及び貫通穴15e、16eが連通し、ねじ孔11c及び貫通穴15fが連通する。
すなわち、配管10aは、下に凸の円弧形状の包持部15aと、上に凸の円弧形状の包持部16aとによって、上下方向からクランプされる。また、配管10bは、下に凸の円弧形状の包持部15bと、上に凸の円弧形状の包持部16bとによって、上下方向からクランプされる。
そして、連通するねじ孔11a及び貫通穴15d、16dにねじ部材17が挿通され、連通するねじ孔11b及び貫通穴15e、16eにねじ部材18が挿通されることによって、クランプ装置14は、配管10a、10bをクランプした状態で台座11に固定される。なお、「ねじ部材」とは、例えば、ボルト、ねじ等、軸に螺旋状の溝が形成された締結要素を指す。
一方、連通するねじ孔11c及び貫通穴15fは、クランプ装置14を組み立てる過程において、クランプアーム15を仮固定するために用いられる。より詳細には、まず、台座11にクランプアーム15を載置して、ねじ孔11c及び貫通穴15fに仮のねじ部材を挿通する。これにより、クランプアーム15が台座11に仮固定される。
次に、クランプアーム15の包持部15a、15bの上に配管10a、10bを載置し、配管10a、10bの上にクランプアーム16を被せる。そして、ねじ孔11a及び貫通穴15d、16dにねじ部材17を挿通し、ねじ孔11b及び貫通穴15e、16eにねじ部材18を挿通する。これにより、配管10a、10bをクランプしたクランプ装置14が台座11に固定される。そして、ねじ孔11c及び貫通穴15fから仮のねじ部材を取り外す。
クランプ装置20は、配管10c、10dをクランプし、台座11に固定される。クランプ装置20は、前後方向において台座11と隣り合って配置されている。換言すれば、クランプ装置20は、配管10c、10dをフロント作業機4に固定する。図2に示すように、クランプ装置20は、固定用ブラケット21と、第1クランプ部材22と、第2クランプ部材23とで構成される。
固定用ブラケット21は、L字形状の外形を呈する。より詳細には、固定用ブラケット21は、ブーム4aの背面13aの幅方向に延びる第1当接部21aと、第1当接部21aの端部に接続されて右側面13bに沿って延び、配管10c、10dに側方から当接する第2当接部21bとで構成されるL字形状である。
なお、「ブーム4aの背面13aの幅方向」とは、例えば、ブーム4aの延設方向(すなわち、ブーム4aの外面に沿って基端側から先端側に向かう方向)に直交する方向であって、背面13aの短手方向を指す。本実施形態における幅方向は、左右方向である。
換言すれば、固定用ブラケット21は、左右方向に延設された第1当接部21aと、上下方向(第1当接部21aに交差(直交)する方向)に延設された第2当接部21bとで構成されている。そして、第1当接部21aの右端と、第2当接部21bの上端とが接続されている。
固定用ブラケット21は、配管10a〜10dと、ブーム4aとの間に配置される。より詳細には、第1当接部21aは、配管10a、10bと背面13aとの間において、左右方向に延設されている。また、第1当接部21aの上面には、配管10a、10bの間の位置に、上下方向に延びるねじ孔21cが形成されている。第2当接部21bは、配管10c、10dと右側面13bとの間において、上下方向に延設されている。また、第2当接部21bの右面には、配管10c、10dの間の位置に、左右方向に延びるねじ孔21dが形成されている。ねじ孔21cは第3のねじ孔の一例であり、ねじ孔21dは第4のねじ孔の一例である。
第1クランプ部材22は、配管10a、10bを挟んで、固定用ブラケット21の第1当接部21aと反対側に配置される。そして、第1クランプ部材22は、配管10a、10bを第1当接部21aに押し付けることによって、配管10a、10bを固定用ブラケット21と挟んで固定(挟持)する。すなわち、第1当接部21aは、配管10a、10bに下方から当接する。そして、固定用ブラケット21は、第1クランプ部材22に連結され、第1クランプ部材22と共に配管10a、10bを挟持する。
第1クランプ部材22は、例えば、直方体の鋼塊を切削して形成した一体成形品である。図2に示すように、第1クランプ部材22は、包持部22a、22bと、接続部22cと、固定部22dとを有する。
包持部22aは、配管10aの上面側を包持する。包持部22bは、配管10bの上面側を包持する。すなわち、包持部22a、22bは、配管10a、10bの外面形状に沿う円弧形状の部材である。また、包持部22a、22bは、配管10a、10bの外周面のうち、170°〜180°の範囲を包持する。すなわち、包持部22a、22bは、配管10a、10bの外周面に沿って当接する。
接続部22cは、包持部22a、22bを接続する平板形状の部分である。すなわち、左右方向に隣接する包持部22a、22bは、接続部22cによって接続されている。換言すれば、接続部22cは、包持部22aから左方向(包持部22bから右方向)に延設されている。また、接続部22cは、包持部22a、22bより肉厚に構成されている。さらに、接続部22cには、厚み方向(上下方向)に貫通する貫通穴22eが形成されている。貫通穴22eは、第3の貫通穴の一例である。
固定部22dは、接続部22cから前方(台座11に向かう方向)に延設された平板形状の部分である。すなわち、固定部22dは、上下方向において台座11に対面する位置に配置される。また、固定部22dには、厚み方向(上下方向)に貫通する貫通穴22fが形成されている。貫通穴22fは、第2の貫通穴の一例である。
図3及び図4に示すように、包持部22a、22bに配管10a、10bの上面側を包持させると、上下方向において、接続部22cと第1当接部21aとが対面し、固定部22dと台座11とが対面する。そして、ねじ孔21c及び貫通穴22eが連通し、ねじ孔11c及び貫通穴15f、22fが連通する。
すなわち、配管10a、10bは、平面形状の第1当接部21aの上面と、上に凸の円弧形状の包持部22a、22bとによって、上下方向からクランプされる。そして、クランプ装置20は、連通するねじ孔21c及び貫通穴22eにねじ部材24が挿通されることによって配管10a、10bに固定され、連通するねじ孔11c及び貫通穴15f、22fにねじ部材25が挿通されることによって台座11に固定される。すなわち、第1クランプ部材22は、固定用ブラケット21に締結されると共に、台座11に固定される。
第2クランプ部材23は、配管10c、10dを挟んで、固定用ブラケット21の第2当接部21bと反対側に配置される。そして、第2クランプ部材23は、配管10c、10dを第2当接部21bに押し付けることによって、配管10c、10dを固定用ブラケット21と挟んで固定(挟持)する。すなわち、第2当接部21bは、配管10c、10dに側方から当接する。そして、第2クランプ部材23は、固定用ブラケット21に連結され、固定用ブラケット21と共に配管10c、10dを挟持する。
第2クランプ部材23は、例えば、直方体の鋼塊を切削して形成した一体成形品である。図2に示すように、第2クランプ部材23は、包持部23a、23bと、接続部23cとを有する。
包持部23aは、配管10cの右面側を包持する。包持部23bは、配管10dの右面側を包持する。すなわち、包持部23a、23bは、配管10c、10dの外面形状に沿う円弧形状の部材である。また、包持部23a、23bは、配管10c、10dの外周面のうち、170°〜180°の範囲を包持する。
接続部23cは、包持部23a、23bを接続する平板形状の部分である。すなわち、上下方向に隣接する包持部23a、23bは、接続部23cによって接続されている。また、接続部23cは、包持部23a、23bより肉厚に構成されている。さらに、接続部23cには、厚み方向(左右方向)に貫通する貫通穴23dが形成されている。貫通穴23dは、第4の貫通穴の一例である。
図3及び図4に示すように、包持部23a、23bに配管10c、10dの右面側を包持させると、左右方向において接続部23cと第2当接部21bの右面とが対面し、ねじ孔21d及び貫通穴23dが連通する。そして、連通するねじ孔21d及び貫通穴23dにねじ部材26が挿通されることによって、クランプ装置20は、平面形状の第2当接部21bの右面と、右に凸の円弧形状の包持部23a、23bとによって、配管10c、10dを左右方向からクランプする。すなわち、第2クランプ部材23は、固定用ブラケット21に締結される。
第1実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、ねじ部材17、18でクランプ装置14を台座11に固定した状態で、ねじ部材25によってクランプ装置20を台座に着脱することができる。すなわち、配管10c、10dを増設または撤去する際に、配管10a、10dが位置ずれすることがない。その結果、配管10c、10dの増設作業及び撤去作業を簡素化することができる。
また、第1実施形態によれば、クランプ装置20を用いて、配管10a、10bに対して配管10c、10dを固定することができる。これにより、ブーム4aに沿って配管10c、10dを延設する場合に、配管10c、10d用の台座をブーム4aに溶接する必要がなくなる。その結果、ブーム4aに沿って増設配管を増設する場合に、新たな台座をブーム4aに溶接せずに、既設配管に増設配管を支持させることができる。
また、第1実施形態によれば、台座11と固定部22dとをねじ部材25で締結することによって、第1クランプ部材22を台座11に固定した。これにより、クランプ装置20(より詳細には、第1及び第2クランプ部材22、23)の自重や油圧ショベル1が発生させる振動によって、クランプ装置20が図3の時計回りに回転するのを防止できる。その結果、配管10c、10dを安定してクランプすることができる。
また、第1実施形態によれば、配管10a〜10dとブーム4aとの間に固定用ブラケット21を配置したので、ブーム4aの外方(側方)にクランプ装置20が大きく張り出すのを防止できる。すなわち、第1実施形態によれば、クランプ装置20を用いたことによる油圧ショベル1のサイズアップを最小限に抑えることができる。
さらに、第1実施形態によれば、クランプアーム15を仮固定するためのねじ孔11cを、クランプ装置20の回転を阻止する用途にも流用した。このように、同一のねじ孔11cを2つの用途に使用することによって、シンプルな構造を実現することができる。
なお、第1実施形態では、本発明を適用する好適なシチュエーションの1つとして、既設配管及び増設配管をクランプ装置20で連結する例を説明したが、本発明を適用するシチュエーションはこれに限定されない。
[第2実施形態]
図6及び図7を参照して、第2実施形態に係るクランプ装置20Aを説明する。図6は、クランプ装置20Aの斜視図である。図7は、図6のVII−VIIにおける断面図である。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。
まず、第2実施形態は、配管10aのレイアウトが第1実施形態と相違する。より詳細には、図7に示すように、第2実施形態に係る配管10aは、背面13aより右方で且つ右側面13bより上方の位置において、配管10b〜10dと平行に延設されている。すなわち、第2実施形態に係る配管10a、10bは、第1実施形態と比較して右方向にずれている。
図1に示すように、ブーム4aの背面には、油圧シリンダ4eなどが配置されている。そのため、ブーム4aの背面の中央から、左右方向にずれた位置に、配管10a、10bをレイアウトする場合が多い。そのため、配管10a、10bの数が多い場合、配管10a、10bの直径が大きい場合などは、図7に示すように、背面13aから右方に張り出した位置に配管10aをレイアウトする必要が生じる。
また、第2実施形態に係るクランプ装置20Aの構成要素は、第1実施形態に係るクランプ装置20と共通する。但し、第1実施形態と第2実施形態とで、固定用ブラケット21の形状が相違する。
より詳細には、第2実施形態に係る第2当接部21bの上端は、第1当接部21aの右端より右側面13bに近い位置において、第1当接部21aに接続されている。換言すれば、第2実施形態に係る第2当接部21bの上端は、第1当接部21aの右端と、ねじ孔21cとの間において、第1当接部21aに接続されている。すなわち、第2実施形態に係る固定用ブラケット21は、概ねT字形状の外形を呈する。
第2実施形態によれば、第1実施形態の作用効果に加えて、以下の作用効果をさらに備える。
第2実施形態によれば、背面13aから右方に張り出した配管10aの真下で、配管10c、10dをクランプすることができる。これにより、配管10a〜10dを取り付けたブーム4aの左右方向のサイズアップを最小限に抑えることができる。
また、第2実施形態によれば、配管10c、10dの上方が第1当接部21aによって覆われるので、油圧ショベル1が弾き飛ばした小石などで配管10c、10dが損傷するのを防止することができる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 フロント作業機
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
4d,4e,4f 油圧シリンダ
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
8 クローラ
10a,10b,10c、10d 配管
11,12 台座
11a,11b,11c,21c,21d,23d ねじ孔
13a 背面
13b 右側面
14,20,20A クランプ装置
15,16 クランプアーム
15a,15b,16a,16b,22a,22b,23a,23b 包持部
15c,16c,22c,23c 接続部
15d,15e,15f,16d,16e,22e,22f 貫通穴
17,18,24,25,26 ねじ部材
21 ブラケット(固定用ブラケット)
21a 第1当接部
21b 第2当接部
22 第1クランプ部材
22d 固定部
23 第2クランプ部材

Claims (5)

  1. フロント作業機と、
    前記フロント作業機に沿って延設され、前記フロント作業機の駆動用の油圧アクチュエータに接続された第1配管と、
    前記フロント作業機の先端に交換可能に取り付けられるアタッチメントに圧油を供給するための第2配管と、
    前記フロント作業機に設けられた台座と、
    前記台座に固定され、前記第1配管をクランプする第1配管クランプ装置と、
    前記台座に固定され、前記第2配管をクランプする第2配管クランプ装置とを備えた建設機械において、
    前記台座には、前記第1配管クランプ装置を固定するための第1のねじ孔と、前記第2配管クランプ装置を固定するための第2のねじ孔と、が形成され、
    前記第1配管クランプ装置は、ねじ部材が挿通するための第1の貫通穴を有し、
    前記第2配管クランプ装置は、
    ねじ部材が挿通するための第2の貫通穴及び前記第1配管の外周面に沿って当接する包持部を有する第1クランプ部材と、
    前記第1クランプ部材に連結され、前記第1クランプ部材と共に前記第1配管を挟持するブラケットと、
    前記ブラケットに連結され、前記ブラケットと共に前記第2配管を挟持する第2クランプ部材と、を備え、
    前記第1配管クランプ装置は、該第1配管クランプ装置に設けられている前記第1の貫通穴及び前記台座の前記第1のねじ孔に挿通された第1のねじ部材によって前記台座に固定され、
    前記第2配管クランプ装置は、前記第1クランプ部材に設けられている前記第2の貫通穴と、前記台座の前記第2のねじ孔とに挿通された第2のねじ部材によって前記台座に固定されることを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記ブラケットは、前記フロント作業機と、前記第1配管及び前記第2配管との間に配置されていることを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記第1配管は、前記フロント作業機の上面に沿って延設され、
    前記第2配管は、前記フロント作業機の側面に沿って延設され、
    前記ブラケットは、
    前記フロント作業機の上面の幅方向に延びる第1当接部と、
    前記第1当接部の端部に接続されて前記フロント作業機の側面に沿って延び、前記第2配管に当接する第2当接部と、で構成されるL字形状であり、
    前記第1クランプ部材と前記第1当接部とで前記第1配管を挟持し、前記第2当接部と前記第2クランプ部材とで前記第2配管を挟持することを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記第1配管は、前記フロント作業機の上面に沿って延設され、
    前記第2配管は、前記フロント作業機の側面に沿って延設され、
    前記ブラケットは、
    前記フロント作業機の上面の幅方向に延びる第1当接部と、
    前記第1当接部に接続されて前記フロント作業機の側面に沿って延び、前記第2配管に当接する第2当接部と、で構成されるT字形状であり、
    前記第1クランプ部材と前記第1当接部とで前記第1配管を挟持し、前記第2当接部と前記第2クランプ部材とで前記第2配管を挟持することを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記第1クランプ部材は第3の貫通穴を有し、
    前記第2クランプ部材は第4の貫通穴を有し、
    前記ブラケットは第3のねじ孔及び第4のねじ孔を有し、
    前記第1クランプ部材と前記ブラケットとは、前記第3の貫通穴及び前記第3のねじ孔に挿通されたねじ部材により締結され、
    前記第2クランプ部材と前記ブラケットとは、前記第4の貫通穴及び前記第4のねじ孔に挿通されたねじ部材により締結されることを特徴とする建設機械。
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