JP2008052857A - 光ディスク装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

光ディスク装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光学ピックアップの状態によらず、信号面へのフォーカス制御を行うことのできる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスク媒体に記録された信号を読み取る光ディスク装置であって、複数の互いに異なる波長のうち、いずれか一つの波長の光を選択的に、一つの対物レンズを通じて光ディスク媒体に照射し、光ディスク媒体での反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップ23を備えて、この光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク媒体面に対して相対移動させながら、光ディスク媒体面での表面反射に基づいて受光信号に生じる偽信号のピークレベルを検出し、当該検出したピークレベルに基づいて定めたしきい値と、受光信号を比較してデータ記録層における反射光を検出する光ディスク装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、CD−ROM、CD−R、CD−RWドライブや、DVDドライブ、Blu−Ray Disc(登録商標)(ブルーレイ・ディスク)ドライブ等を含む光ディスク装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
近年では、多様な光ディスク媒体が開発され、目的に応じて使い分けられている。一般に光ディスク媒体は、複数の層を積層配置した構造を有している。基本的には、媒体の両表面に保護層を備え、信号を記録したデータ記録層をこの保護層によって挟む構成となっている点で、どの光ディスク媒体にも相違はないが、光ディスク媒体自体の厚みや、保護層の表面からデータ記録層の表面(信号面)までの距離、信号面の数(例えばDVDでは、最大2層の信号面を有する)、さらに信号面からの情報の読み出しに用いるべきレーザー光の波長など、多くのパラメータが異なっている。
このため、各光ディスク媒体ごとに専用のドライブを用いるのが一般的であった。しかしながら、各ディスク媒体ごとに専用のドライブを購入、設置しなければならないのでは、利用者は、各ドライブの操作に習熟しなければならず、また経済的負担も大きい。そこで、複数のタイプの媒体に対応できるドライブ(光ディスク装置)が求められており、こうしたドライブのために、媒体のタイプごとに読み出しに用いる光源(レーザー)の波長が異なっていることを利用して、波長選択特性を有する光学素子を用いて1つの対物レンズにてレンズ開口数を変化させる技術が開発されている。
このようなドライブのための光学ピックアップ1は、図8に例示するように、複数の波長のレーザー光を出力する発光素子11と、ビームスプリッタ12と、フォトディテクタ13と、対物レンズ体14とを含んで構成されている。また、対物レンズ体14は、対物レンズ14Lと、回折格子を含んだホログラム素子14Hとを含んでなる。
発光素子11は、例えば3つの互いに異なる波長のレーザー光を出力する半導体レーザー素子(いわゆる3波長レーザー)である。ここで3つの波長は、例えばブルーレイ・ディスクと、DVD(Digital Versatile Disk)と、CD(Compact Disc)とに対応させる場合、ブルーレイ・ディスクに対しては405ナノメートル、DVDに対しては650ナノメートル、CDに対しては780ナノメートルの波長のレーザー光を出力するよう制御される。
ビームスプリッタ12は、発光素子11が出力する光を、対物レンズ体14側へ導くとともに、媒体にて反射され、対物レンズ体14を通じて入力される光を、フォトディテクタ13側へ導く。フォトディテクタ13は、例えばN×Nのマトリクス状に配置された複数の光検出素子を備える。また、このフォトディテクタ13は、ビーム径を測定するため例えばシリンドリカルレンズを備える。ビームスプリッタ12によって導かれた光は、このシリンドリカルレンズを介して、複数の受光素子のそれぞれに到達する。そして、フォトディテクタ13は、複数の受光素子がそれぞれ検出した光の強度の信号をそれぞれ出力する。
対物レンズ体14のホログラム素子14Hは、対物レンズ体14を介して導かれた、媒体にて反射されたレーザー光を、その波長ごとに予め定められた開口数(NA)となるよう回折させ、ビームスプリッタ12へ導く。また、対物レンズ14Lは、非球面レンズであり、ビームスプリッタ12及びホログラム素子14Hを通じて、発光素子11から導かれたレーザー光を、その波長ごとに異なる所定の焦点距離Fだけ離れた位置で焦点を結ぶよう、屈折させて出力する。また、この対物レンズ14Lは、媒体にて反射されたレーザー光を集光して、ホログラム素子14Hへ導く。
フォトディテクタ13が出力する信号(RF信号)からは、光学ディスク媒体の記録面に対するレーザー光のフォーカスのずれを表す信号(フォーカスエラー信号;FE信号)と、受光素子に到達した光の強度の和の信号(プルイン信号;PI信号)とが生成される。なお、このフォトディテクタ13が出力する信号からは、トラッキングエラーを表す信号(TE信号)等も生成されるのが普通であるが、ここでは詳細な説明を省略する。
ここでPI(プルイン)信号は図9(a)に示すような信号である。すなわち、このPI信号は、フォーカスがあっている位置でピークを有する。またFE信号は図9(b)に示すような信号である。すなわち、FE(フォーカスエラー)信号は、フォーカスが合っている場合に略「0」となる。また、フォーカスが合っている位置を中心として、光ディスク媒体と対物レンズ体14との距離を変動させたとき、フォーカスが合っている位置でゼロクロス(基準位置と交差)し、対物レンズ体14が所定の距離だけ離れたときにそれぞれ正負にピークを有する信号である。
図9(a),(b)では、光ディスク媒体から離隔した位置を起点に、光学ピックアップ1の対物レンズ14Lを光ディスク媒体表面に近接する方向へ移動させた場合の各信号の例を示している。図9(a)に示すように、光ディスク媒体表面で反射した光が、光学ピックアップ1内で焦点を結ぶ位置に至る。このとき、PI信号には、表面反射によるピークが生じる(S)。さらに光学ピックアップ1の対物レンズ14Lを光ディスク媒体の表面に近づけていくと、表面反射の光が、光学ピックアップ1内部で迷光となり、この迷光が偽信号として検出される(Fake)。この偽信号は一つとは限られず、複数ある場合もある。さらに光学ピックアップ1をディスク面に近接させていくと、信号面での反射光(T)が検出されることとなる。
また、FE信号についても同様に、図9(b)に示すように、表面反射(S)と、偽信号(Fake)と、信号面での反射光(T)において結像したことを表わす信号が検出される。
光ディスク装置では、対物レンズ14Lの平面部Pから媒体内部の信号面までの距離が上記焦点距離Fとなるように、つまり、信号面にフォーカスを合わせることができるように、対物レンズ体14と媒体表面との距離を制御することで、複数の光ディスク媒体に対応して信号を読み出すことが可能となる。ここで、フォーカスが合っているか否かは、上記FE信号及び/又はPI信号を用い、例えば、FE信号の絶対値が第1のしきい値(FZC1)を越えてから第2のしきい値(FZC2)を下回った(「0」に近くなった)ときにフォーカスが合っていると判断する。またはPI信号が所定のしきい値を越えたときにフォーカスが合っていると判断する。
なお、このような光学ピックアップを用いる光ディスク装置の例が特許文献1に開示されている。
特許2986587号
ここで光ディスク媒体によっては、その信号面が動径軸方向に沿って傾斜している場合がある。こうした場合、対物レンズから信号面までの距離は、光ディスク媒体の回転に伴い、回転の周期で変動する。この現象は、面振れ(Axial runout)と呼ばれる。
面振れが発生すると、PI信号やFE信号において偽信号(Fake)が複数回に亘って繰り返し見いだされる場合があり、略同程度のピークレベルとなる偽信号(Fake)が繰り返し現れる結果(F2,F3)、真にフォーカスを合わせるべき信号面での反射光(T)と、面振れによって現れる偽信号との識別が困難となる場合がある(図9)。
そこで一般に、偽信号(Fake)よりも信号面での反射光(T)のレベルが高いことに着目して、面振れにより生じ得ると予め考えられる偽信号(Fake)のレベルよりも高いレベルのしきい値を実験的に定め、例えば工場出荷時などに読み出し専用メモリ(ROM)に書き込んで設定しておき、このしきい値を超える信号を信号面での反射とする方法が考えられる(図9に破線で示すFOK,FZC1)。
しかしながら、セットされた光ディスク媒体の反射率のばらつきや、光学ピックアップに付着した汚れ、さらには温度などの環境変化により、図10に示すように、光学ピックアップが検出する信号のレベルが全体として低くなると、上述のように予めしきい値FOK、FZC1を定め、常に固定の値を用いる場合、信号面での反射光のレベルがこのしきい値未満となってしまう場合があり、信号面にフォーカスを合わせることが困難となる。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、光学ピックアップの状態によらず、信号面へのフォーカス制御を行うことのできる光ディスク装置を提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、光ディスク媒体に記録された信号を読み取る光ディスク装置であって、複数の互いに異なる波長のうち、いずれか一つの波長の光を選択的に、一つの対物レンズを通じて光ディスク媒体に照射し、光ディスク媒体での反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク媒体面に対して相対移動させる駆動部と、光ディスク媒体にて反射した光を受けて、当該受けた光に基づく受光信号を出力する信号出力部と、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク媒体面に対して相対移動させながら、光ディスク媒体面での表面反射に基づいて、前記受光信号に生じる偽信号のピークレベルを検出し、当該検出したピークレベルに基づいて定めたしきい値と、前記受光信号を比較して、データ記録層における反射光を検出する制御部と、を備えたことを特徴としている。
ここで前記制御部は、前記検出した偽信号のピークレベルよりも大きい値を前記しきい値として定めることとしてもよい。
また、本発明の一態様は、複数の互いに異なる波長のうち、いずれか一つの波長の光を選択的に、一つの対物レンズを通じて光ディスク媒体に照射し、光ディスク媒体での反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク媒体面に対して相対移動させる駆動部と、光ディスク媒体にて反射した光を受けて、当該受けた光に基づく受光信号を出力する信号出力部と、を備え、光ディスク媒体に記録された信号を読み取る光ディスク装置の制御方法であって、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク媒体面に対して相対移動させながら、光ディスク媒体面での表面反射に基づいて、前記受光信号に生じる偽信号のピークレベルを検出し、当該検出したピークレベルに基づいて定めたしきい値と、前記受光信号を比較して、データ記録層における反射光を検出することを特徴としている。
さらに本発明の別の態様は、プログラムであって、複数の互いに異なる波長のうち、いずれか一つの波長の光を選択的に、一つの対物レンズを通じて光ディスク媒体に照射し、光ディスク媒体での反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク媒体面に対して相対移動させる駆動部と、光ディスク媒体にて反射した光を受けて、当該受けた光に基づく受光信号を出力する信号出力部と、を備えて、光ディスク媒体に記録された信号を読み取る光ディスク装置に、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク媒体面に対して相対移動させながら、光ディスク媒体面での表面反射に基づいて、前記受光信号に生じる偽信号のピークレベルを検出する手順と、当該検出したピークレベルに基づいて定めたしきい値と、前記受光信号を比較して、データ記録層における反射光を検出する手順と、を実行させることを特徴としている。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る光ディスク装置は、図1に示すように、媒体支持部21、スピンドルモータ22、光学ピックアップ23、二軸アクチュエータ24、送りモータ25a、フォーカス制御アクチュエータ25b、ドライバアンプ26、RFアンプ27、サーボ信号処理部28、サーボ処理制御部29、信号処理部30、及びドライブコントローラ31を備えている。
媒体支持部21は、光ディスク媒体を回転可能に支持する。また、この媒体支持部21は、スピンドルモータ22から伝達される動力によって光ディスク媒体を回転させる。光学ピックアップ23は、図8に示した光学ピックアップと同様のものであり、ここでは二軸アクチュエータ24によって光ディスク媒体の動径方向、及び光ディスク媒体の面に垂直な方向の2つの方向(2軸)に移動可能になっている。
二軸アクチュエータ24は送りモータ25aによって光ディスク媒体の動径方向に沿って移動される。また、この二軸アクチュエータ24は、光ディスク媒体の面に鉛直な方向に光学ピックアップ23を移動するアクチュエータ(フォーカス制御アクチュエータ)25bを備える。これにより、光学ピックアップ23に含まれる対物レンズ体14と、光ディスク媒体の表面との距離が制御される。
ドライバアンプ26は、送りモータ25aの回転量を制御する。また、このドライバアンプ26は、サーボ信号処理部28から入力される信号に従って、二軸アクチュエータ24におけるフォーカス制御アクチュエータ25bを駆動する。
RFアンプ27は、光学ピックアップ23が出力する、複数の光検出素子の各々の出力信号に基づいて受光信号としてのFE信号及び/又はPI信号を生成して出力する。サーボ信号処理部28は、例えばサーボ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、当該変換により得られたディジタル信号処理を行うDSP(Digital Signal Processer)とを用いて実現でき、RFアンプ27が出力するPI信号のピークを検出する。また、このPI信号に対して、予め定められたPI信号しきい値(FOK;Focus OK)を越えたか否かを検出する。さらに、このサーボ信号処理部28は、RFアンプ27が出力するFE信号について、予め定められたFE信号しきい値(FZC;Focus Zero Cross)を用いた所定処理を行う。この処理については、後に詳しく述べる。サーボ信号処理部28は、これら検出の結果や、所定処理の結果をサーボ処理制御部29に出力する。
さらに、サーボ信号処理部28は、サーボ処理制御部29から入力される指示に従って、ドライバアンプ26に対してフォーカス制御アクチュエータ25bの駆動に係る信号を出力する。サーボ処理制御部29は、例えばマイクロコンピュータであり、実行モジュールと記憶素子とを含む。このサーボ処理制御部29の記憶素子には、実行するべきプログラムや各種パラメータが格納され、実行モジュールは、当該記憶素子に格納されたプログラムに従って処理を行う。このサーボ処理制御部29は、サーボ信号処理部28から入力される信号(PI信号のピーク検出の結果に関する信号や、FE信号に関する処理結果の信号)等の入力を受けて、これらの信号に基づき、信号面にフォーカスが合った位置に、光学ピックアップ23と光ディスク媒体との距離を設定する処理(フォーカス制御処理)を実行する。このフォーカス制御処理については、後に詳しく述べる。
信号処理部30は、RFアンプ27が出力する信号に基づいて、光ディスク媒体に記録されていた信号を復調する。そしてこの信号処理部30は復調した信号を出力する。ドライブコントローラ31は、ホストとなるパーソナルコンピュータや、家庭用ゲーム機本体、ないしはビデオデコーダ等に接続され、ホストからの要求に応じて、ドライバアンプ26を駆動して光学ピックアップ23を、光ディスク媒体上の所望の位置へ移動させる。そして、信号処理部30が出力する、光ディスク媒体に記録されていた信号から復調された信号を、ホスト側へ出力する。
ここで本実施の形態の光ディスク装置によるフォーカス制御処理について説明する。本実施の形態では、サーボ処理制御部29によってソフトウエア的に実現される。すなわち、サーボ処理制御部29は、機能的には、図2に示すように、初期化部41と、偽信号検出部42と、ピークレベル演算部43と、信号層検出部44と、を含んで構成される。
初期化部41は、スピンドルモータ22を回転駆動して、光ディスク媒体を回転させる。そして初期化部41は、光学ピックアップ23が放射する光の波長を、予め初期値として定められた値に設定する。また光学ピックアップ23の対物レンズを光ディスク媒体の表面から最も離れた位置(初期位置)に移動させるよう、フォーカス制御アクチュエータ25bを駆動する。そして初期化部41は、光学ピックアップ23の対物レンズを、光ディスク媒体の表面に向けて所定の速度で移動開始する。
偽信号検出部42は、サーボ信号処理部28が出力するPI信号またはFE信号から表面反射を検出し、当該表面反射の後に最初に現れる偽信号を検出する。具体的な例として、この偽信号検出部42は、初期化部41が光学ピックアップ23の対物レンズの移動を開始してからのFE信号を用い、FE信号が最初に上側ピークを通過して基準位置と交差(ゼロクロス)したときに、表面反射を検出したものと判断する。そして、次にFE信号が上側ピークを通過してゼロクロスしたときに、最初の偽信号(Fake)を検出したものと判断する。またこの偽信号検出部42は、ピークホールド回路を備え、直前のピーク値を保持している。そして偽信号検出部42は、最初の偽信号(Fake)にフォーカスしたと判断したときに、ピークホールド回路が保持しているピーク値pbaseを、ピークレベル演算部43に出力する。このピーク値pbaseは、信号層を検出する際に用いられるしきい値の基礎となる値として用いられる。
また、この偽信号検出部42の別の具体的な例として、初期化部41が光学ピックアップ23の対物レンズの移動を開始してからのPI信号を用いて、信号層検出のためのしきい値の基礎となるピーク値pbaseを定めてもよい。この場合、偽信号検出部42は、最初にPI信号の値がピーク値となったときに、表面反射を検出したものと判断する。そして、次にPI信号がピーク値となったときに、最初の偽信号(Fake)を検出したものと判断する。なお、ここまでのピークの検出においては、雑音の影響を除去するため、雑音レベルを超えるしきい値(雑音除去しきい値)を設定しておき、当該雑音除去しきい値を超える最初のピーク値が検出されたときに表面反射が検出されたものとし、次のピーク値が検出されたときに偽信号(Fake)が検出されたものとしてもよい。またこの偽信号検出部42は、ピークホールド回路を備え、直前のピーク値を保持している。そして偽信号検出部42は、最初の偽信号(Fake)にフォーカスしたと判断したときに、ピークホールド回路が保持しているピーク値を、信号層検出のためのしきい値の基礎となるピーク値pbaseとして、ピークレベル演算部43に出力する。
さらに偽信号検出部42のさらに別の例として、初期化部41が光学ピックアップ23の対物レンズの移動を開始してからのPI信号とFE信号との双方を用いて信号層検出のためのしきい値の基礎となるピーク値pbaseを定めてもよい。この場合、偽信号検出部42は、最初にPI信号の値がピーク値となったときに、表面反射を検出したものと判断する。このピークの検出においては、雑音の影響を除去するため、雑音レベルを超えるしきい値(雑音除去しきい値)を設定しておき、当該雑音除去しきい値を超える最初のピーク値が検出されたときに表面反射が検出されたものとしてもよい。
そして偽信号検出部42は、PI信号を用いて表面反射を検出した後、FE信号が上側ピークを通過してゼロクロスしたときに、最初の偽信号(Fake)を検出したものと判断する。またこの偽信号検出部42は、ピークホールド回路を備え、直前のFE信号のピーク値を保持している。そして偽信号検出部42は、最初の偽信号(Fake)にフォーカスしたと判断したときに、ピークホールド回路が保持しているピーク値pFEを、信号層検出のためのしきい値の基礎となるピーク値pbaseとして、ピークレベル演算部43に出力するようにしてもよい。
さらに偽信号検出部42は、FE信号のピーク値pFEを検出する場合であっても、表面反射を検出した後の次のPI信号のピーク値(偽信号(Fake)検出時のピーク値)pPIをも併せて検出し、当該FE信号のピーク値pFEをpbaseとして出力するとともに、このpPIも併せてピークレベル演算部43に出力し、信号層検出に利用可能としてもよい。
ピークレベル演算部43は、偽信号検出部42が、信号層検出のためのしきい値の基礎となる値として出力するピーク値pbaseに基づいてしきい値を定め、当該定めたしきい値を信号層検出部44に出力する。ここでしきい値は、ピーク値pbaseそのものとしてもよいし、偽信号検出部42におけるピーク値の測定ばらつきに配慮してピーク値pbaseに対して一定の割合(例えば5ないし10%)だけレベルを高めたもの(pbase×1.05ないしpbase×
1.1)としてもよい。なお既に説明したように、FE信号を用いて信号層の検出を行う場合、第1、第2のしきい値FZC1,FZC2(|FZC1|>|FZC2|)を使用して、FE信号の絶対値が第1のしきい値(FZC1)を超えるピークとなり、次にFE信号の絶対値が第2のしきい値(FZC2)を下回ったときにフォーカスが合ったと判断する。そこで、偽信号検出部42がFE信号における偽信号のピーク値pFEを、その基礎となる値pbaseとして出力している場合には、このピークレベル演算部43が当該pbaseに基づいて生成して出力するしきい値を、ピークのレベルに関するしきい値である、第1のしきい値FZC1とする。
また偽信号検出部42がPI信号における偽信号のピーク値pPIを、その基礎となる値pbaseとして出力している場合も、偽信号検出部42が出力するピーク値pbase(=pPI)に基づいてしきい値を定め、当該定めたしきい値を信号層検出部44に出力する。ここでしきい値は、ピーク値pbaseそのものとしてもよいし、偽信号検出部42におけるピーク値の測定ばらつきに配慮してピーク値pbaseに対して一定の割合(例えば5ないし10%)だけレベルを高めたもの(p×1.05ないしp×1.1)としてもよい。この場合、ピークレベル演算部43が出力するしきい値は、PI信号に関わるFOKとして用いられる。
さらに偽信号検出部42がFE信号における偽信号のピーク値pFEを、その基礎となる値pbaseとして出力している場合であっても、PI信号での最初の偽信号(Fake)検出時のピーク値pPIが併せて入力される場合は、pbaseに基づいて、しきい値FZC1を定めるとともに、当該ピーク値pPIに基づいて、PI信号のためのしきい値FOKを演算する。ここでFOKは、入力されたピーク値pPIをそのまま用いてもよいし、一定の割合(例えば5ないし10%)だけレベルを高めたものとしてもよい。この場合、ピークレベル演算部43は、FE信号に関わる第1のしきい値FZC1とともに、PI信号に関わるFOKをも出力する。
すなわち信号層検出部44は、サーボ信号処理部28が出力するPI信号またはFE信号のうち、偽信号検出部42が用いる信号によって信号層にフォーカスする位置を検出する。具体的な例として、FE信号を用いる場合には、FE信号がピークレベル演算部43によって定められたしきい値FZC1を超え、次に予め定められた第2のしきい値FZC2(FZC2<FZC1)を下回ったときに、信号層が検出されたものと判定する。
また信号層検出部44は、ピークレベル演算部43がPI信号に対するしきい値FOKと、FE信号に対するしきい値FZC1とを出力している場合には、入力されるPI信号が、このしきい値FOKを超えている期間内にFE信号を用いた信号層の検出動作を行う。すなわち当該期間内に、FE信号がピークレベル演算部43によって定められたしきい値FZC1を超え、次に予め定められた第2のしきい値FZC2(FZC2<FZC1)を下回ったときに、信号層が検出されたものと判定する。
またPI信号のみを用いる場合は、信号層検出部44は、ピークレベル演算部43が出力するしきい値(PI信号に関わるFOK)を受けて、このしきい値FOKを超えるピークがPI信号から検出されたときに、信号層にフォーカスしたものと判断する。
これらの構成により、本実施の形態の光ディスク装置は、次のように動作する。すなわち、光学ピックアップ23が検出する信号のレベルが低下していない状態では、光学ピックアップ23の対物レンズが、光ディスク媒体から離隔した位置から、光ディスク媒体に対して接近するにつれ、図3に示すように、PI信号と、FE信号とにおいて表面反射による結像が検出される(S)。そしてさらに光ディスク媒体に対物レンズが近接した位置において偽信号(Fake)が検出される。本実施の形態の光ディスク装置は、ここで検出した偽信号(Fake)のレベル以上のレベルのしきい値(FOK、FZC1)を定める。なお、図3では説明のため、PI信号とFE信号との双方についてしきい値を図示しているが、いずれか一方で構わない。
ここでは光ディスク媒体が回転しているため、面振れにより、光ディスク媒体の表面と光学ピックアップ23との距離が周期的に変化し、偽信号(Fake)が複数回観測される場合がある(F2,F3…)。ここでの偽信号(Fake)は、元の偽信号(Fake)が周期的に現れたものであるので、FOKやFZC1を超えないピークとして出現する。
そしてさらに光ディスク媒体に対物レンズが近接していくと、偽信号(Fake)のレベルに基づいて定めたしきい値(FOKやFZC1)よりも高いピーク(T)が、PI信号とFE信号のそれぞれにおいて検出される。
光ディスク装置が、PI信号を用いて信号面へのフォーカス処理を実行している場合は、PI信号が定められたしきい値FOKを超えた位置(T)で信号面を検出したものと判断し、フォーカスサーボの制御に移行する。すなわち、対物レンズのフォーカスサーボをオンとして、光ディスク媒体の上下動に追従させて移動させる動作を開始し、データの再生を行う。
一方、光ディスク装置が、FE信号を用いて信号面へのフォーカス処理を実行している場合は、FE信号が定められたしきい値FZC1を超え、さらに予め定められたしきい値FZC2を下回った位置(T)で信号面を検出したものと判断し、フォーカスサーボの制御に移行する。
次に、この光ディスク装置において、光学ピックアップ23が検出する信号のレベルが低下した場合について説明する。この場合も、光学ピックアップ23の対物レンズが、光ディスク媒体から離隔した位置から、光ディスク媒体に対して接近するにつれて図4に示すように、PI信号と、FE信号とにおいて表面反射による結像が検出される(S)。そして、光ディスク媒体に対物レンズがさらに近接した位置において偽信号(Fake)が検出される。ここでの偽信号(Fake)のレベルは、光学ピックアップ23が検出する信号のレベルが低下していることに応じて、図3に示したレベルよりも低下している。
本実施の形態の光ディスク装置は、ここで検出した偽信号(Fake)のレベル以上のレベルのしきい値(FOK、FZC1)を定める。この図4でも説明のため、PI信号とFE信号との双方についてしきい値を図示しているが、いずれか一方で構わない。ここで定められるしきい値は(FOK、FZC1のいずれも)、図3に示した例に比べ、偽信号(Fake)のレベル低下に合わせて、そのレベルが低くなっている。
さらに光ディスク媒体の回転と面振れとにより、光ディスク媒体の表面と光学ピックアップ23との距離が周期的に変化しており、偽信号(Fake)が複数回観測される場合がある(F2,F3…)。ここでの偽信号(Fake)は、元の偽信号(Fake)が周期的に現れたものであるので、FOKやFZC1を超えないピークとして出現する。
そしてさらに光ディスク媒体に対物レンズが近接していくと、偽信号(Fake)のレベルに基づいて定めたしきい値(FOKやFZC1)よりも高いピークが、PI信号とFE信号のそれぞれにおいて検出される。
光ディスク装置が、PI信号を用いて信号面へのフォーカス処理を実行している場合は、PI信号が定められたしきい値FOKを超えた位置で信号面を検出したものと判断し、フォーカスサーボの制御に移行する。
一方、光ディスク装置が、FE信号を用いて信号面へのフォーカス処理を実行している場合は、FE信号が定められたしきい値FZC1を超え、さらに予め定められたしきい値FZC2を下回った位置で信号面を検出したものと判断し、フォーカスサーボの制御に移行する。
このように、本実施の形態によると、表面反射光によって光学ピックアップ23内で生じる偽信号(Fake)を検出し、当該偽信号(Fake)の信号レベルを利用して信号層での反射光を検出する。このため、光学ピックアップ23に付着した汚れや、温度などの環境変化により、光学ピックアップ23が検出する信号のレベルが全体として低くなった場合にも、偽信号(Fake)の信号レベルによって補正されたしきい値で信号層の反射光を検出するので、光学ピックアップ23の状態によらずに、信号層にフォーカスを合わせることが可能となる。
なお、ここではピークレベル演算部43において、偽信号検出部42におけるピーク値pbaseをそのまま、または当該ピーク値pbaseを一定の割合だけレベルを高めたものをしきい値として出力する例について述べたが、これに限られず、例えば次のようにしてもよい。
まず、光ディスク装置において、面振れを試験するための試験用ディスク媒体を用い、偽信号(Fake)のレベルを複数回に亘って検出する。こうして検出したレベルのうち、平均の値Aveから分散σの4ないし5倍(4σから5σ)だけ高いレベルにある値Refを参照し、係数αを、
α=Ref/Ave
として定め、記憶しておく。
そしてピークレベル演算部43では、偽信号検出部42が検出したピーク値pと、この係数αとを用いてしきい値を
p×α
として演算する。
このようにして、光ディスク装置ごとに係数αを定めることとすれば、光ディスク装置ごとの個体差に配慮したしきい値を算出できるようになる。
また、ここでは面振れを試験するための試験用ディスク媒体を用いて係数αを定める例について述べたが、面振れの試験に用いる試験用ディスク媒体ではなく、一般の光ディスク媒体を用いても構わない。
さらに、この係数αは、機種ごと(使用している回路やDSP、マイクロコンピュータの種類、組み合わせごと)に定めてもよい。
さらに、ここまでの説明では信号層検出部44は、PI信号またはFE信号のいずれかを利用して信号層を検出するものとして説明したが、これら双方を用いてもよい。すなわち、信号層検出部44は、図5に示すように、偽信号(Fake)発生時のPI信号のレベルに基づいて定められたしきい値FOKを超えるPI信号が検出されている範囲(R)で、FE信号を利用した信号面へのフォーカス処理を行ってもよい。なお、この場合も、FE信号に関わるしきい値FZC1を、偽信号(Fake)発生時のFE信号のレベルに基づいて定めてもよい。
この例においても、FOK及びFZC1は、偽信号(Fake)発生時の対応する信号のレベルそのもの、または各信号のレベルに所定係数を乗じた値とすることができる。なお、FOK算出のため偽信号(Fake)発生時のPI信号に乗じる係数と、FZC1算出のため偽信号(Fake)発生時のFE信号に乗じる係数とは互いに異なっていてもよい。
すなわち、本実施の形態のサーボ処理制御部29は、例えば図6に示すように動作する。すなわち、サーボ処理制御部29は、初期化処理を実行し(S1)、スピンドルモータ22を回転駆動して、光ディスク媒体を回転させ、また光学ピックアップ23が放射する光の波長を、予め初期値として定められた値に設定する。さらに光学ピックアップ23の対物レンズを光ディスク媒体の表面から最も離れた位置(初期位置)に移動させるよう、フォーカス制御アクチュエータ25bを駆動する。
そしてサーボ処理制御部29は、光学ピックアップ23の対物レンズを、光ディスク媒体の表面に向けて所定の速度で移動開始する(S2)。
サーボ処理制御部29は、光学ピックアップ23の対物レンズの移動を開始してからのPI信号を用い、雑音の影響を除去するため、雑音レベルを超えるしきい値(雑音除去しきい値)を超える最初のピーク(すなわち表面反射)を検出するまで待機する(S3)。
そしてサーボ処理制御部29は、表面反射を検出すると、その後にPI信号とFE信号とのピーク値のホールド(検出した最大値を保持する処理)を開始する(S4)、そしてFE信号が、表面反射の検出後、最初に現れる上側ピークを通過し、さらに基準位置と交差(ゼロクロス)するまで待機する(S5)。FE信号が、最初に現れる上側ピークを通過し、さらにゼロクロスすると、サーボ処理制御部29は、最初の偽信号(Fake)を検出したものと判断して、ホールドしているPI信号とFE信号(の絶対値)とのピーク値(それぞれをpPI、pFEと記す、ここでpFE>0)に基づいて、信号面を検出するためのPI信号のしきい値FOKと、FE信号のしきい値FZC1(FZC1>0)とを定める(S6)。
例えば、
FOK=pPI×β、
FZC1=pFE×γ
とすればよい。ここにβ、γは、例えば「1」ないし「1.05」から「1.1」等、「1」以上の値である。β,γは同じ値であっても、異なっていてもよい。
サーボ処理制御部29は、PI信号が処理S6で定めたFOK以上となっており、かつFE信号がFZC1を超えるまで待機する(S7)。そしてPI信号が処理S6で定めたFOK以上となっており、かつFE信号の絶対値がFZC1を超えると、さらにPI信号が処理S6で定めたFOK以上となっており、かつFE信号の絶対値が予め定められたFZC2(0<FZC2<FZC1)よりも小さくなるまで待機する(S8)。そしてPI信号が処理S6で定めたFOK以上となっており、かつFE信号の絶対値が予め定められたFZC2(0<FZC2<FZC1)よりも小さくなると、信号層が検出されたものと判定して、光学ピックアップ23の対物レンズを光ディスク媒体の表面に向けて移動する動作から、フォーカスサーボをオンとして、フォーカスサーボの制御に移行するよう、フォーカス制御アクチュエータ25bを制御する(S9)。
また、別の例では、本実施の形態のサーボ処理制御部29は、例えば図7に示すように動作する。なお、図6における動作と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。すなわち、サーボ処理制御部29は、初期化処理を実行し(S1)、光学ピックアップ23の対物レンズを、光ディスク媒体の表面に向けて所定の速度で移動開始する(S2)。
サーボ処理制御部29は、光学ピックアップ23の対物レンズの移動を開始してからのPI信号を用い、雑音の影響を除去するため、雑音レベルを超えるしきい値(雑音除去しきい値)を超える最初のピーク(すなわち表面反射)を検出するまで待機する(S3)。
そしてサーボ処理制御部29は、表面反射を検出すると、その後にPI信号のピーク値のホールドを開始する(S14)、そしてPI信号に最初に現れるピークを検出するまで待機する(S15)。PI信号のピークが検出されると、サーボ処理制御部29は、最初の偽信号(Fake)を検出したものと判断して、ホールドしているPI信号のピーク値(pPIと記す)に基づいて、信号面を検出するためのPI信号のしきい値FOKを定める(S16)。
例えば、
FOK=pPI×β、
とすればよい。ここにβは、例えば「1」ないし「1.05」から「1.1」等、「1」以上の値である。
サーボ処理制御部29は、PI信号が処理S16で定めたFOK以上となるまで待機する(S17)。そしてPI信号が処理S16で定めたFOK以上となると、信号層が検出されたものと判定して、光学ピックアップ23の対物レンズを光ディスク媒体の表面に向けて移動する動作から、フォーカスサーボをオンとして、フォーカスサーボの制御に移行するよう、フォーカス制御アクチュエータ25bを制御する(S19)。
なお、図6、図7の例では、いずれも表面反射をPI信号を用いて検出しているがFE信号を用いて検出してもよい。
また、ここでは信号面を検出した後、フォーカスサーボをオンとして信号の再生に備える例について述べたが、信号面を検出した後に、信号層の反射率を測定する場合は、上記図6または図7の例での処理S9や処理S19において、対物レンズの動作を停止させて、信号層の反射率を測定すればよい。
本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の構成例を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の例を表す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の光学ピックアップが検出する信号の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の光学ピックアップが検出する信号の別の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置のフォーカス処理の動作に関わる信号例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置のフォーカス処理の動作の例を表すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置のフォーカス処理の動作の別の例を表すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置にも用いられる光学ピックアップの構造例を表す概要図である。 光ディスク装置の光学ピックアップが検出する信号の例を表す説明図である。 光ディスク装置の光学ピックアップが検出する信号の別の例を表す説明図である。
符号の説明
11 発光素子、12 ビームスプリッタ、13 フォトディテクタ、14 対物レンズ体、21 媒体支持部、22 スピンドルモータ、23 光学ピックアップ、24 二軸アクチュエータ、25a 送りモータ、25b フォーカス制御アクチュエータ、26 ドライバアンプ、27 RFアンプ、28 サーボ信号処理部、29 サーボ処理制御部、30 信号処理部、31 ドライブコントローラ、41 初期化部、42 偽信号検出部、43 ピークレベル演算部、44 信号層検出部。

Claims (4)

  1. 光ディスク媒体に記録された信号を読み取る光ディスク装置であって、
    複数の互いに異なる波長のうち、いずれか一つの波長の光を選択的に、一つの対物レンズを通じて光ディスク媒体に照射し、光ディスク媒体での反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、
    前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク媒体面に対して相対移動させる駆動部と、
    光ディスク媒体にて反射した光を受けて、当該受けた光に基づく受光信号を出力する信号出力部と、
    前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク媒体面に対して相対移動させながら、光ディスク媒体面での表面反射に基づいて、前記受光信号に生じる偽信号のピークレベルを検出し、
    当該検出したピークレベルに基づいて定めたしきい値と、前記受光信号を比較して、データ記録層における反射光を検出する制御部と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置であって、
    前記制御部は、前記検出した偽信号のピークレベルよりも大きい値を前記しきい値として定めることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 複数の互いに異なる波長のうち、いずれか一つの波長の光を選択的に、一つの対物レンズを通じて光ディスク媒体に照射し、光ディスク媒体での反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、
    前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク媒体面に対して相対移動させる駆動部と、
    光ディスク媒体にて反射した光を受けて、当該受けた光に基づく受光信号を出力する信号出力部と、を備え、
    光ディスク媒体に記録された信号を読み取る光ディスク装置の制御方法であって、
    前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク媒体面に対して相対移動させながら、光ディスク媒体面での表面反射に基づいて、前記受光信号に生じる偽信号のピークレベルを検出し、
    当該検出したピークレベルに基づいて定めたしきい値と、前記受光信号を比較して、データ記録層における反射光を検出することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  4. 複数の互いに異なる波長のうち、いずれか一つの波長の光を選択的に、一つの対物レンズを通じて光ディスク媒体に照射し、光ディスク媒体での反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、
    前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク媒体面に対して相対移動させる駆動部と、
    光ディスク媒体にて反射した光を受けて、当該受けた光に基づく受光信号を出力する信号出力部と、を備えて、光ディスク媒体に記録された信号を読み取る光ディスク装置に、
    前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク媒体面に対して相対移動させながら、光ディスク媒体面での表面反射に基づいて、前記受光信号に生じる偽信号のピークレベルを検出する手順と、
    当該検出したピークレベルに基づいて定めたしきい値と、前記受光信号を比較して、データ記録層における反射光を検出する手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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