JP2008052812A - 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 - Google Patents

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    • G11B7/08582Sled-type positioners

Abstract

【課題】価格の安い接着剤のみで本来のディスクプロテクタ同等以上の機能を実現し、しかも組み立て作業性を良くして、低コストで、かつ信頼性の高い光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】本発明は、接触防止用のディスクプロテクタを、レンズホルダ4上においてトラッキング方向に対して対物レンズ1を挟んで複数箇所に光ディスクに向けて第1の接着剤を用いて塗布して形成した第1の突起2と、レンズホルダ4上において少なくとも一箇所に光ディスクに向けて第2の接着剤を用いて塗布して形成した第2の突起3とで構成し、前記第1の突起2の先端の高さを前記第2の突起3の先端の高さよりも前記光ディスク側に高くした光ピックアップ装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)等の光ディスクの再生、記録に用いられる薄型(スリム、ウルトラスリム)光ピックアップ装置、または薄型光ピックアップ装置を組み込んだ光ディスクドライブ装置に関するものである。さらに、青色半導体レーザに対応したBlu-rayディスク、HD-DVD等の光記録媒体の再生・記録に用いられる光ピックアップ装置、もしくは光ピックアップ装置を組み込んだ光ディスクドライブ装置に関するものである。
CD、DVD、青色半導体レーザに対応したBlu-rayディスク、HD-DVD等の光記録媒体の再生・記録に用いられる光ピックアップ装置、もしくは光ピックアップ装置を組み込んだ光ディスクドライブ装置では、レーザダイオードなどの発光素子からの出射光を各種レンズ、プリズム、ミラー等の光学部品を介して対物レンズに導き、光ディスク上で集光させた後に、光記録媒体からの戻り光を対物レンズ及び他各種レンズ、ミラー等の光学部品を介して光出力を電気信号に変換するためのフォトダイオードで受光する構成になっている。この光ピックアップ装置は、様々な規格の光ディスク媒体や品質の比較的良くない面ブレを起こすディスクに対して、アクチュエータによって対物レンズを微調させ、対物レンズと光ディスク面をある一定の距離(ワーキングディスタンス、以下WDと略す)にすることで、光ディスクの信号の読み出しや書き込みを安定して行うことを可能としている。
光ピックアップ装置の中で、薄型ではないいわゆるハーフハイト型の光ピックアップ装置は、光ディスク面と対物レンズ面との距離を十分確保する設計が可能であることから、光ピックアップ装置の対物レンズ付近に対物レンズよりも高く備えられたプロテクタ部材を必要としなかった。
しかし、近年のパソコンなどの薄型化にともない、光ディスク面と対物レンズ面との距離が小さくなってきたため、アクチュエータのフォーカスサーボがはずれた場合もしくは衝撃的な外力が光ディスク装置に加わった場合に、対物レンズと光ディスクが衝突し、最悪の場合、対物レンズもしくは光ディスクの読み取り面に傷をつけることにより、信号が読めなくなってしまうため、薄型の光ピックアップ装置には、対物レンズよりも光ディスク面側に突出した位置に保護(プロテクタ)部材が取り付けられている構造が一般的になっている。
このような保護部材としては、光ディスク面と接触しても光ディスク面の傷をつけないような摺動性の極めて良い特殊なPOM(ポリオキシメチレン)や特殊なフッ素系の成形樹脂が使われている。これら部材は、回転している光ディスクに接触した場合、光ディスク表面を傷つけることなく、樹脂自体が容易に削れてくれ、また、衝撃的な外力が加わった場合でも、接触面が滑ってくれるため、光ディスク面に傷をつけないという特徴がある。また、レンズホルダは、精密成形性の観点から、液晶ポリマーなどが一般的に使われている。
しかしながら、保護部材として特殊なPOMや特殊なフッ素系の成形樹脂が使われるため、途中で金型の変更する必要があること及び材料費自体が高いという課題があった。
なお、光ピックアップ装置に係り、特許文献1には、対物レンズよりも突出された位置にレンズプロテクタ材を備え、該レンズプロテクタ材を紫外線硬化型接着剤とすることにより、コスト上昇させることなく、簡易的な構成で、対物レンズと光記録媒体との接触によるディスクの傷の発生防止を可能としたレンズ駆動装置が記載されている。また、特許文献2には、レンズプロテクタを挿入できる孔部を複数設け、レンズプロテクタの取り付け位置を選択できるようにし、孔部に紫外線硬化型接着剤等の樹脂材を注入したレンズプロテクタを挿入することにより、その樹脂材で可動部の重心を調整できるようにした光ピックアップ装置が記載されている。また、特許文献3には、対物レンズを保持するレンズ保持部の周辺部上面に少なくとも1個の成形体が植立され、該成形体の少なくとも頭頂部には、緩衝用の塗膜を塗布する光ピックアップの衝突防止装置が記載されている。
特開2006−18978号公報 特開2006−24339号公報 特開2006−99814号公報
上記従来技術では、光ピックアップ装置としての性能は満足しているが、組み立て作業性が非常に悪く、工程数が多くなるという課題があった。また、保護部材に特殊な樹脂を用いなければならないため、コストが高くなってしまうなどの課題もあった。
上記特許文献1、2で示した従来技術において、レンズプロテクタを接着剤にて形成した場合、接着剤で形成される凸部は、上記に示したPOMやフッ素系の特殊樹脂のような摩擦係数の小さい摺動性の極めて良い樹脂と比べて、タック性があり、摩擦係数が大きく、摺動性は悪い。一般に、摩擦係数の小さい接着剤は、表面硬度が大きく、タック性が小さいことが知られている。そこで、1種類の接着剤のみで光ディスク面を滑らせようとした場合、摩擦係数を小さくするためには、接着剤は硬く、タック性を小さいものを選ぶ必要があるが、その場合においても、上記に示した特殊樹脂のような摩擦係数の小さい摺動性の極めて良い樹脂ほどは摩擦係数が小さくならず、硬いために、結果として、光ディスクを光ディスクを傷つけてしまうという課題があった。その対策としては、接着剤の硬度を小さくする方法があるが、タック性の増加にともなって、接着剤の摩擦係数は増大し、接着部に掛かる摩擦力はさらに増大する。一方で、硬度が小さいため、衝撃力が加わるとレンズホルダや対物レンズに衝突してしまい、結局傷を発生させてしまっていた。そのため、一種類の接着剤では、上記に示した成型樹脂のように、摺動特性及び衝突対策を満足することができなかった。
また、別の対策として、上記特許文献3に記載されたレンズ保持周辺部に成形体を植立て、その成形体の頭頂部に緩衝用の塗膜を塗布する方法が考えられるが、結果として、上記POMやフッ素系の特殊樹脂を用いた技術と同様に、その成型体が接着剤などの樹脂に比べ価格が非常に高いと共に、精密取り付けのため作業性が悪いと課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、価格の安い接着剤のみで本来のディスクプロテクタ同等以上の機能を実現し、しかも組み立て作業性を良くして、低コストで、かつ信頼性の高い光ピックアップ装置及び該光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライブ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、光ディスク上に光を集光する対物レンズと、該対物レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動する可動部とを備え、レーザ光を用いて前記光ディスクに対して情報の記録又は再生を行う光ピックアップ装置であって、前記対物レンズ及び前記レンズホルダが前記光ディスクに接触するのを防止するためのレンズプロテクタ(接触防止部材)を、前記レンズホルダ上において前記トラッキング方向に対して前記対物レンズを挟んで複数箇所に前記光ディスクに向けて第1の接着剤を用いて塗布して形成した第1の突起と、前記レンズホルダ上において少なくとも一箇所に前記光ディスクに向けて第2の接着剤を用いて塗布して形成した第2の突起とで構成し、該第2の突起の先端の高さを前記対物レンズの上端及び前記レンズホルダの上端よりも前記光ディスク側に高くし、さらに前記第1の突起の先端の高さを前記第2の突起の先端の高さよりも前記光ディスク側に高くしたことを特徴とする。
また、本発明は、前記第2の突起は、前記第1の突起に比べて硬度若しくは弾性率が大きく、かつポリカーボネートよりも硬度若しくは弾性率が小さいことを特徴とする。また、本発明は、前記第1の突起に対応させて設けられた前記第2の突起の少なくとも一部が前記第1の突起の少なくとも一部に接触または密着していることを特徴とする。また、本発明は、前記第1の突起に対応させて設けられた前記第2の突起の少なくとも一部が前記光ディスクの回転接線方向において前記第1の突起の少なくとも一部に接触または密着していることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の接着剤及び第2の接着剤を塗布する前記レンズホルダの部分の少なくとも何れか一方の箇所には前記何れかの接着剤を埋め込む凹部若しくは凸部を有することを特徴とする。また、本発明は、前記凹部若しくは凸部が前記対物レンズを挟んだレンズホルダの両側の各々において前記トラッキング方向に貫通している(外部に露出している)ことを特徴とする。また、本発明は、前記凹部において、光ディスクに向かう方向の深さの最大値が光ディスク回転接線方向の幅の最大値に比べて大きいことを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の接着剤が、縮合重合型シリコーン系接着剤または紫外線硬化型接着剤であることを特徴とする。また、本発明は、前記第2の接着剤が、紫外線硬化型接着剤または熱硬化型接着剤であることを特徴とする。また、本発明は、前記第1の接着剤及び前記第2の接着剤において、光ディスク材であるポリカーボネートより硬度の大きいフィラーを含まないことを特徴とする。
また、本発明は、前記光ピックアップ装置を備えたことを特徴とする光ディスクドライブ装置である。
本発明によれば、アクチュエータ部分のフォーカスサーボがはずれた場合及び衝撃的な負荷が加わった場合において、対物レンズや光ディスクへの傷の発生をなくすためのディスクプロテクタ(接触防止部材)を安価で、かつ容易に形成できるようにして、光ピックアップ装置及び該光ピックアップ装置を備えた光ディスクドライブ装置の低コスト化へ大きく寄与することが可能となる。
本発明に係る光ピックアップ装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
即ち、本発明に係る光ピックアップ装置90は、図12に示すように、光ディスク13へレーザ光を照射すると共にその反射光を受光して光ディスク13からデータを読み出したり、あるいは光ディスク13にデータを書き込む装置である。この光ピックアップ装置90は、概略、光ディスクに所定のスポット径となるようにレーザ光を照射すると共にその反射光を受光する対物レンズ1と、該対物レンズ1が設けられ、対物レンズ1をトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動するアクチュエータ部分91と、複数の光学素子(補助レンズ95、プリズム96、検出レンズ97、ビームスプリッタ98等)を備えた光学系と、これらの部品が設けられた光ディスクの半径方向に移動可能なピックアップベース(筐体)92とを備えて構成される。
即ち、光ピックアップ装置90は、第1及び第2のレーザダイオード93と、該第1及び第2のレーザダイオード93から発光されたレーザ光を光ディスク13に照射する対物レンズ1と、該対物レンズ1をフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動するアクチュエータ部分91と、上記光ディスク13からの反射光を受光するフォトダイオード94と、前記レーザダイオード93から発光されたレーザ光が前記対物レンズ1に至るまでの間および前記光ディスク13からの反射光が前記対物レンズ1から前記フォトダイオード94に至るまでの間に配置された複数の光学素子(補助レンズ95、プリズム96、検出レンズ97、ビームスプリッタ98等)とを備えて構成される。
さらに、アクチュエータ部分(対物レンズを3次元方向に微調する可動部分)(対物レンズの駆動装置)91は、図1及び図2に示すよう構成される。図1及び図2において、x軸方向は光ディスク13の回転接線方向を示し、y軸方向は光ピックアップ装置90の移動方向(光ディスク13の半径方向であるトラッキング方向)を示し、z軸方向は対物レンズ1の光軸方向であるフォーカシング方向を示す。本発明に係る光ピックアップ装置のアクチュエータ部分(対物レンズの駆動装置)は、主に、対物レンズ1、レンズホルダ4、AFコイル(図示せず)、TRコイル5a〜5d、マグネット6a〜6d、ヨークプレート7a、7b、サスペンションワイヤ8、Tワイヤ9、ダンピングホルダ10を備えて構成される。対物レンズ1を保持するレンズホルダ4には、精密成形性の観点から液晶ポリマー等が用いられる。そして、該レンズホルダ4には、駆動コイルであるフォーカシングコイル(AFコイル)が巻回され、4個のトラッキングコイル(TRコイル)5a〜5dが取付けられる。レンズホルダ4は導電性を有するワイヤ状の支持部材(サスペンションワイヤ8、Tワイヤ9)を介して、ダンピングホルダ10に取り付けられる。ここで、可動部分(アクチュエータ部分)は、対物レンズ1と、該対物レンズ1を保持するレンズホルダ4と、該レンズホルダ4に設けられているAFコイル(図示せず)と、レンズホルダ4に取付けられている4個のTRコイル5a〜5dとで構成される。磁化方向が図中x軸方向となる永久磁石(マグネット)6a〜6dは、トラッキング方向と平行な可動部分の両側方において磁性体から構成されたヨーク部材であるアウターヨーク7aに取付けられて固定される。アウターヨーク7aの底面からは同じく磁性体からなるヨーク部材であるインナーヨーク7bが、フォーカシングコイル(AFコイル)の内側に位置するように配置される。これにより永久磁石(マグネット)6a〜6dからの磁束がインナーヨーク7b、アウターヨーク7aへと通る磁気回路が形成される。ここで、図中y軸のトラッキング方向と平行な可動部分の一側方では、永久磁石6aと永久磁石6bとを可動部分の両端側に離して配置し、トラッキング方向と平行な可動部分の他方側でも永久磁石6cと永久磁石6dとを可動部分の中央よりに離して配置している。このように、永久磁石6a、6bの各々は、可動部分の両端側に離して配置したトラッキングコイル5a、5bの各々に対向して配置され、永久磁石6c、6dの各々は、可動部分の中央よりに離して配置したトラッキングコイル5c、5dの各々に対向して配置される。
このように、永久磁石(マグネット)6a〜6dの極性をフォーカシングコイルに近い側をN極、アウターヨーク7a側をS極とし、Tワイヤ9とはんだ12によって電気的に接続されたプリント基板12に接続されたフォーカシングコイル(AFコイル)に電流を流すと、フォーカシングコイル(AFコイル)でz方向の力が発生し、可動部分をフォーカシング方向であるz方向に駆動する。さらに、サスペンションワイヤ8とはんだ12によって電気的に接続されたプリント基板12に接続されたトラッキングコイル(TRコイル)5a〜5dに電流を流すと、トラッキングコイル5a〜5dでy方向の力が発生し、可動部分をトラッキング方向であるy方向に駆動する。
なお、本発明は、以上説明した光ピックアップ装置のアクチュエータ部分に限定されるものではない。
次に、本発明に係る光ピックアップ装置90のアクチュエータ部分(対物レンズを3次元方向に微調する可動部分)(対物レンズの駆動装置)91の特徴ある構成について説明する。即ち、上記構成に加えて、対物レンズ1やレンズホルダ4が回転している光ディスク13に接触するのを防止する対策用として、液晶ポリマー等で形成されたレンズホルダ4の上面に設けるディスクプロテクタに対応する部材(接触防止部材)として、第1の接着剤によって形成され、光ディスク13の側に高さ(厚さ)T1が0.25mm程度突出させた先端を有する第1の突起2と、第2の接着剤によって形成され、高さ(厚さ)T2が0.1mm程度と第1の突起2に比べて低くした第2の突起3とを備えて構成する。ここで、ディスクプロテクタに対応する部材(接触防止部材)としては、フォーカス動作中に、追従動作が乱れ、ワーキングディスタンス(WD)(WD=0.6〜0.8mm程度)の位置を保持できずに、レンズホルダ4が光ディスク13側に移動した場合には、先ず第1の突起2を光ディスク13の表面に傷を付けることなくやわく接触させて対物レンズ1やレンズホルダ4を光ディスク13の表面に接触するのを防止することにある。さらに、光ディスク装置に衝撃的な負荷が加わった結果、上記第1の突起2が変形した場合においても、対物レンズ1やレンズホルダ4を光ディスク13の表面に接触するのを抑制することが必要となる。そのため、第1の突起2は、精密塗布性(最適な厚さ)を維持可能な、光ディスク13の表面とやわく接触するように、第2の突起3を形成する第2の接着剤よりも硬度の小さい例えばショアA硬度50程度以下若しくは弾性率の小さい例えば30MPa程度以下の第1の接着剤によって形成し、第2の突起3は、上記第1の接着剤に比べて硬く且つポリカーボネートに比べて硬度の小さい例えばショアD硬度70程度以下若しくは弾性率の小さい例えば800MPa程度以下の第2の接着剤によって形成する。
なお、第1の突起2を形成する第1の接着剤の硬度及び第2の突起3を形成する第2の接着剤の硬度は、ともに光ディスク13材であるポリカーボネートやレンズホルダ4もしくは対物レンズ1の硬度よりは小さい必要がある。この際、上記第1の接着剤によって形成された第1の突起2は光ディスク側13へ最も突出している、つまり光ピックアップの対物レンズ側に対して高さ(厚さ)T1が0.25mm程度と最も高く形成され、第2の接着剤によって形成された第2の突起3の高さ(厚さ)T2は0.1mm程度と第1の突起2に比べて低く、かつ対物レンズ1の上面やレンズホルダ4の上面より高くしてあることが必要である。また、上記第1の突起2及び第2の突起3は、光ディスク13との接触することによって、削れ屑が飛散しても対物レンズ1に付着しにくいようにするためには、対物レンズ1を挟んで少なくとも2点、光ピックアップの移動方向(y軸方向であるトラッキング方向)に備えることが必要となる。
さらに、第1の突起2及び第2の突起3は、ディスペンサー(接着剤を一定量供給する機構)で塗布して形成するのみのため、ディスペンサーの圧力や吐出時間を調整するのみで最適な高さにすることが可能となる。この場合、第1の突起2及び第2の突起3の内、どちらから先に塗布して組み立てても良い。
なお、アクチュエータ部分91は、Zn、Mg、Al、PPS(poly phenylene sulfide)のいずれかを主成分としたダイカストやモールドで構成される筐体(光ピックアップケース)92に接着剤などの接合材を介して固定される。
本発明に係る光ピックアップ装置90のアクチュエータ部分91における回転している光ディスク13への接触防止用としてのディスクプロテクタに対応する部材として、第1の接着剤で形成される第1の突起2は、フォーカス動作中に、追従動作が乱れ、ワーキングディスタンス(WD)の位置を保持できずに、レンズホルダ4が光ディスク13側に移動した場合において第1の突起2を光ディスク13の表面に傷を付けることなくやわく接触させるためには第1の突起2を形成する第1の接着剤としては上述したように硬度の小さい例えばショアA硬度50程度以下若しくは弾性率の小さい例えば30MPa程度以下の小さい接着剤が望ましく、さらに、第1の突起2の高さ(厚さ)精度が要求されるために、精密塗布性も要求される。そのため、上記第1の接着剤としては、精密塗布可能でかつタック性の小さい空気中の湿気によって硬化する縮合重合型シリコーン接着剤もしくは紫外線硬化型接着剤(アクリル系、エポキシ系)が望ましい。なお、熱硬化型接着剤は、塗布してから熱をかけることにより硬化させることから、温度上昇に伴い、粘度が低下するため、最適な位置調整が困難である。
また、第2の接着剤としては、第1の接着剤に比べ硬度が大きい必要があるが、第1の接着剤ほどは精密塗布性を要求しないため、紫外線硬化型接着剤だけでなく、熱硬化型接着剤を用いても良い。
なお、本発明の特徴とする構成は以上述べたような構成が最も好ましいが、必ずしも上記に限定されるものではない。
[第1の実施の形態]
本発明に係る第1の実施の形態について図1乃至図5を用いて説明する。
図1は本発明に係る第1の実施の形態のアクチュエータ部分の上面図であり、図2はその側面図である。レンズホルダ4には、対物レンズ1、第1の接着剤によって形成された第1の突起2、第2の接着剤によって形成された第2の突起3、AFコイル(図示せず)、TRコイル5が取り付けられており、上記レンズホルダ4はサスペンションワイヤ8、Tワイヤ9を介して、ダンピングホルダ10に取り付けられている。上記取り付けのための部材は、各種接着剤及びはんだで構成されている。本構造において、図2の側面図に示したように、第1の接着剤によって形成された第1の突起2の高さ(厚さ)T1は光ピックアップ装置の対物レンズ1に比べて光ディスク13側へ所定の位置まで、T1=0.25mm程度と最も高さが高く、第2の接着剤によって形成された突起3の高さ(厚さ)T2は0.1mm程度と第1の突起2に比べて低く、かつ対物レンズ1やレンズホルダ4より高くしてあることが必要である。当然、ワーキングディスタンスWDが0.6〜0.8mm程度において、第2の突起3の先端は、第1の突起2の先端に比べて0.15mm程度低くなる。特に、第1の接着剤によって形成された第1の突起2の所定の位置とは、フォーカス動作中に、追従動作が乱れ、WDの位置を保持できずに、レンズホルダ4が光ディスク13側に移動した場合に、対物レンズ1やレンズホルダ4が光ディスク13に接触する前に、第1の接着剤によって形成された第1の突起2が接触する高さであって、光ディスク13の最初の読み込み時や面触れする光ディスクの追従時の光ディスク13と対物レンズ1との焦点距離が最小値になった時に、第1の接着剤によって形成された第1の突起2が光ディスク13に接触することのない高さである。このフォーカスサーボは光ドライブ装置の性能によって各々決まる値であるため、その各々に対して第1の接着剤の最適な厚みは設定される必要がある。
なお、上記の第1の接着剤は、光ディスク13の回転中に光ピックアップ装置のフォーカスサーボが乱れた場合に、接触する可能性があるため、光ディスクの部材であるポリカーボネートに比べ、十分硬度の小さい例えばショアA硬度50程度以下若しくは弾性率の小さい例えば30MPa程度以下の接着剤が望ましい。即ち、第1の接着剤としては、精密塗布可能でかつタック性の小さい空気中の湿気によって硬化する縮合重合型シリコーン系接着剤もしくは紫外線硬化型接着剤(アクリル系、エポキシ系)が望ましい。
上記第2の接着剤は、過剰な衝撃的負荷が加わった場合に、第1の突起2の弾性変形により、対物レンズ1やレンズホルダ4が接触することを抑える必要があるため、上記第1の接着剤ほど硬度が小さい必要はなく、上記第1の接着剤に比べ、硬くかつポリカーボネートに比べ硬度の小さい例えばショアD硬度70程度以下若しくは弾性率の小さい例えば800MPa程度以下の接着剤が望ましい。即ち、第2の接着剤としては、上記第1の接着剤に比べ硬度が大きい必要があるが、第1の接着剤ほどは精密塗布性を要求しないため、紫外線硬化型接着剤だけでなく、熱硬化型接着剤を用いても良い。
さらに、上記第1の接着剤及び第2の接着剤の硬度において、接着剤としての硬度が上記に示したような値であっても、光ディスク材であるポリカーボネートより硬く、粒径が10μm以上と大きなフィラー例えばシリカ材などの入っている場合があり、そのフィラーの形状や接触の仕方によっては傷をつける可能性がある。そのため、接着剤全体の平均した硬さのみならず、フィラーの材質や粒径や形についても十分注意する必要がある。勿論、光ディスク面に傷がつかない粒状の有機フィラーであったら混入させてもよい。また、上記第1の接着剤及び上記第2の接着剤において、光ディスク材であるポリカーボネートより硬度の大きいフィラーを含まないことが望ましい。
なお、上記レンズホルダ4材は、精密成形性の観点から通常液晶ポリマーなどの難接着性ポリマーが使われる。そのため、レンズホルダ材4には表面処理を行い、親和性の高い被着体面にしておくことが望ましい。
また、第1の突起2と第2の突起3の配置場所は、光ディスク13に接触した際、第1の接着剤で形成された第1の突起2には摩擦力が大きく働いてしまうため、図1及び図2に示したように、光ディスク13の回転接線方向(x軸方向)に対して、第1の突起2に比べて、第2の突起3が後方にあり、第1の突起2に接触(密着)していることが望ましい。このように、硬度若しくは弾性率の大きい第2の突起3を硬度若しくは弾性率の小さい第1の突起2に接触(密着)させて添わせることによって、例えば、回転している光ディスク13に第1の接着剤によって形成された第1の突起2が接触したとしても、摩擦力を受ける方向に第2の突起が配置されているため、剥離や第1の接着剤の凝集破壊を抑えることが可能となる。特に、高速の書き込み時の場合、光ディスク13は5000rpm以上と非常に高速で回転するため、光ディスク13に対して第1の突起2が接触した場合、上記に示したような第1の接着剤を用いれば光ディスク13へ傷をつけることはないが、第1の突起2が削れてしまうこと明らかになっている。そのため、第2の突起3が後方に配置されていれば、第2の突起を形成する第2の接着剤にタック性があった場合でも、大きなデメリットとはならず、削れ屑をその場に保持してくれることが可能となる。
一方、光ディスクの接触の仕方によっては、摩擦力によって、第1の突起2の光ディスク13の回転接線方向(x軸方向)に対して前方側の界面に応力集中が起こるため、第1の突起2のレンズホルダ4との界面強度が低い場合には、図3で示すように、第2の突起3を第1の突起2の前方側に密着(接触)させて配置するのが良い。
以上、述べたように、第2の接着剤で形成される第2の突起3は、第1の接着剤によって形成された第1の突起2の前方もしくは後方の少なくともどちらか一方にあることが望ましいが、両方にあっても良く、また、第1の接着剤で形成される第1の突起2がレンズホルダ材4との接着性が非常に良い場合、もしくは第1の接着剤を塗布する面積が十分とれるような設計にできる場合、図4に示すように、第2の突起3は、第1の突起2に接触して配置していなくても良い。その位置関係も図5に示すように光ディスク13の回転接線方向に対して、線上である必要はなく、接着剤の量を精密に制御できれば、第1の接着剤によって形成された第1の突起2及び第2の接着剤によって形成された第2の突起3はそれぞれ2点以上あった方が好ましい。
[第2の実施の形態]
本発明に係る第2の実施の形態について図6乃至図7を用いて説明する。図6及び図7は、本発明に係る第2の実施の形態のアクチュエータ部分の示す側面図である。該第2の実施の形態において、第1の実施の形態と相違する点は、第2の接着剤を最初に塗布した後で、第1の接着剤を塗布してそれぞれの突起2、3を形成した場合である。この構造は、第1の接着剤を塗布して形成した第1の突起2と第2の接着剤を塗布して形成した第2の突起3との接着性の観点から有効となる場合がある。例えば、一般的に、紫外線硬化型接着剤や熱硬化型接着剤はシリコーン樹脂(シリコーン系接着剤)に接着しにくい傾向にあるが、シリコーン樹脂は紫外線硬化型接着剤や熱硬化型接着剤に接着性が良い場合などがある。そのため、縮合重合型シリコーン樹脂(シリコーン系接着剤)を第1の接着剤にした場合には、最初に紫外線硬化型接着剤や熱硬化型接着剤である第2の接着剤を塗布した後に、第1の接着剤を塗布すれば、第1の接着剤を塗布して形成した第1の突起2と第2の接着剤を塗布して形成した第2の突起3との密着性を確保できる。本構造は、第1の接着剤を塗布して形成する第1の突起2の前方に第2の接着剤を塗布しても有効となる。
なお、第1の接着剤としては、第1の突起2の高さ(厚さ)精度が要求されるために、精密塗布性も要求され、そのためにタック性が非常に低い傾向の縮合重合型シリコーン樹脂もしくは紫外線硬化接着剤を用いることが望まれることになる。このように縮合重合型シリコーン樹脂もしくは紫外線硬化接着剤を用いてレンズホルダ4との接着性が悪い場合には、図7に示すように、第2の接着剤を第1の接着剤とレンズホルダ4との間に挟み込むことによって、接着強度を確保でき、しかも第1の接着剤よりも硬度若しくは弾性率の大きい第2の接着剤をレンズホルダ4や対物レンズ1よりも高くすれば、衝撃対策なども兼ねることが可能となる。
[第3の実施の形態]
本発明に係る第3の実施の形態について図8乃至図10を用いて説明する。図8、図9及び図10は、本発明に係る第3の実施の形態のアクチュエータ部分の示す側面図である。第3の実施の形態において、第1及び第2の実施の形態と相違する点は、図8、図9及び図10に示すように第1の接着剤の塗布場所に凸部2a若しくは凹部2b、2cを有する点であり、接着剤の塗布場所の位置決めとして有効に利用することが可能となる。特に、凹部2b、2cは、対物レンズ1を挟んだレンズホルダ材4の両側の各々において光ピックアップ装置の移動方向に対して貫通して溝状に形成した方が良く、このような構造では、湿気を通しやすくもしくは紫外線を照射しやすくできるため、未硬化成分が生じるのを防ぐもしくは硬化するまでの時間を短縮することができるという点で好ましい。また、貫通部分を設けた場合、塗布した接着剤の気泡が逃げやすくなり、その点からも好ましい構造である。
さらに、図9、及び図10のように、光ディスク13の回転接線方向に対するレンズホルダ材4に形成する凹部2b、2cの幅Aとレンズホルダ材4の高さBとの関係をB>Aとすれば、レンズホルダ材4と第1の接着剤との接着面積が大きくなるとともに、第1の突起2が光ディスク13の面に接触した場合の摩擦力に対してアンカー的な効果を有することが可能となる。なお、凹部2bの断面形状を図9に示すように矩形形状にした方が、凹部2cの断面形状を図10に示すように三角形状にした場合に比べて、レンズホルダ材4と第1の接着剤との接着面積を大きくすることが可能となる。また、上記凹部若しくは凸部2a〜2cは複数有っても良い。
また、図11に示すように、第1の接着剤を塗布する場所のみならず、第2の接着剤を塗布する部分にも凹部3a若しくは凸部(図示せず)を形成しても良い。即ち、凹部若しくは凸部は第1の接着剤の塗布部分及び第2の接着剤の塗布部分のどちらか一方もしくは両方に有っても良い。また、凹部若しくは凸部の形状は、本第3の実施の形態に示した単純な構造のみならず、接着剤が硬化するようなプロセスが可能で有れば、いかなる形状でも構わない。また、第2の接着剤を塗布する部分に形成した凹部3a若しくは凸部(図示せず)においても、対物レンズ1を挟んだレンズホルダ材4の両側の各々において光ピックアップ装置の移動方向に対して貫通して溝状に形成すれば、レンズホルダ材4の光ピックアップ装置の移動方向(紙面に垂直な方向)の両側から第2の接着剤(紫外線硬化型接着剤)が紫外線を吸収して硬化することにより未硬化成分が生じるのを防ぐことが可能となり、しかも硬化するまでの時間を短縮することが可能となる。また、貫通部分を設けた場合、塗布した接着剤の気泡が逃げやすくなり、その点からも好ましい構造である。
以上、本発明に係る光ピックアップ装置についての実施の形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の説明の範囲で様々な変形などが可能である。
近年、光ピックアップ装置の小型・薄型化と共に、各種規格のDVD、Blu−rayディスク、HD−DVD等光記録媒体への高速記録が望まれている。特に、これら規格を可能な限り一つの光ピックアップ装置で満足させようとした場合、設計マージンが小さくなり、対物レンズと光ディスクとのWDがより小さくなることが想定される。そのため、本実施の形態によれば、従来の特殊な成型品を固定する方法に比べ、作業性が良く、高精度に接着剤を塗布するのみで特殊な成型品を固定したディスクプロテクタと同等以上の機能を有し、光ピックアップの高信頼・高品質化を実現することが可能となる。
本発明は、各種規格のDVD、Blu−rayディスク、HD−DVD等光記録媒体への高速記録に用いられる小型・薄型化された光ピックアップ装置に適用可能である。
本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第1の実施の形態の第1の実施例を示す上面図である。 図1に示すアクチュエータ部分の第1の実施の形態の第1の実施例を示す断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第1の実施の形態の第2の実施例を示すレンズホルダ部分の断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第1の実施の形態の第3の実施例を示すレンズホルダ部分の上面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第1の実施の形態の第4の実施例を示すレンズホルダ部分の上面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第2の実施の形態の第1の実施例を示すレンズホルダ部分の断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第2の実施の形態の第2の実施例を示すレンズホルダ部分の断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第3の実施の形態の第1の実施例を示すレンズホルダ部分の断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第3の実施の形態の第2の実施例を示すレンズホルダ部分の断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第3の実施の形態の第3の実施例を示すレンズホルダ部分の断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置におけるアクチュエータ部分の第3の実施の形態の第4の実施例を示すレンズホルダ部分の断面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置の一実施の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1…対物レンズ、2…第1の突起、3…第2の突起、4…レンズホルダ、5a〜5d…TRコイル(トラッキングコイル)、6a〜6d…マグネット(永久磁石)、7a…ヨークプレート(アウターヨーク)、7b…ヨークプレート(インナーヨーク)、8…サスペンションワイヤ、9…Tワイヤ、10…ダンピングホルダ、11…プリント基板、12…はんだ、13…光ディスク、90…光ピックアップ装置、91…アクチュエータ部分、92…光ピックアップケース、93…レーザダイオード、94…フォトダイオード、95…補助レンズ、96…プリズム、97…検出レンズ、98…ビームスプリッター。

Claims (11)

  1. 光ディスク上に光を集光する対物レンズと、該対物レンズを保持するレンズホルダと、該レンズホルダをフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動する可動部とを備え、レーザ光を用いて前記光ディスクに対して情報の記録又は再生を行う光ピックアップ装置であって、
    前記対物レンズ及び前記レンズホルダが前記光ディスクに接触するのを防止するためのディスクプロテクタを、前記レンズホルダ上において前記トラッキング方向に対して前記対物レンズを挟んで複数箇所に前記光ディスクに向けて第1の接着剤を用いて塗布して形成した第1の突起と、前記レンズホルダ上において少なくとも一箇所に前記光ディスクに向けて第2の接着剤を用いて塗布して形成した第2の突起とで構成し、該第2の突起の先端の高さを前記対物レンズの上端及び前記レンズホルダの上端よりも前記光ディスク側に高くし、さらに前記第1の突起の先端の高さを前記第2の突起の先端の高さよりも前記光ディスク側に高くしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記第2の突起は、前記第1の突起に比べて硬度若しくは弾性率が大きく、かつポリカーボネートよりも硬度若しくは弾性率が小さいことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記第1の突起に対応させて設けられた前記第2の突起の少なくとも一部が前記第1の突起の少なくとも一部に接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記第1の突起に対応させて設けられた前記第2の突起の少なくとも一部が前記光ディスクの回転接線方向において前記第1の突起の少なくとも一部に接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記第1の接着剤及び第2の接着剤を塗布する前記レンズホルダの部分の少なくとも何れか一方の箇所には前記何れかの接着剤を埋め込む凹部若しくは凸部を有することを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記凹部若しくは凸部が前記対物レンズを挟んだレンズホルダの両側の各々において前記トラッキング方向に貫通していることを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装置。
  7. 前記凹部において、光ディスクに向かう方向の深さの最大値が光ディスク回転接線方向の幅の最大値に比べて大きいことを特徴とする請求項5に記載の光ピックアップ装置。
  8. 前記第1の接着剤が、縮合重合型シリコーン系接着剤または紫外線硬化型接着剤であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一つに記載の光ピックアップ装置。
  9. 前記第2の接着剤が、紫外線硬化型接着剤または熱硬化型接着剤であることを特徴とする請求項8に記載の光ピックアップ装置。
  10. 前記第1の接着剤及び前記第2の接着剤において、ポリカーボネートより硬度の大きいフィラーを含まないことを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップ装置。
  11. 請求項1及至10の何れか一つに記載の光ピックアップ装置を備えたことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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