JP3110274U - 光ピックアップ装置における接着構造 - Google Patents

光ピックアップ装置における接着構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 光検出器を保持した基板のベース部材への接着構造に関して、接着剤の総使
用量を低減しつつ、光ピックアップ装置全体としてコスト低減を実現できる接着構造を提
供する。
【解決手段】 基板2が対向配置されるベース部材3の平面3a上に突起4が複数形成
され、これらの各突起4は、基板2の縁の内側から外側にかけてベース部材3の平面3a
に対して傾斜しながらその平面3aにつながる斜面4aを有する。各突起4の斜面4a上
に塗布された接着剤5によって基板2の縁の端面2aが接着される。
【選択図】 図1

Description

本考案は、情報記録媒体であるCDやDVD等の光ディスクに対して情報の再生や記録
を行うための光ピックアップ装置における接着構造に関し、特に、光検出器を保持した基
板のベース部材への接着構造に関する。
一般に、光ピックアップ装置では、回転する光ディスクの径方向に往復移動する光ヘッ
ドを備えている。この光ヘッドは、大きくは、レーザー光を出射するレーザーダイオード
等の光源、光源からのレーザー光に基づく光ディスクからの反射光を最終的に受光して検
出し電気信号に変換するフォトダイオード等の光検出器、光源からのレーザー光を光ディ
スクの反射を経て光検出器まで導く回折格子やハーフミラーや対物レンズ等の光学系、こ
れらの各部品が取り付けられて駆動されるベース部材、より構成される。
ここで、ベース部材への光検出器の取付けにあたっては、光検出器を基板上に搭載し、
この光検出器を保持した基板が、ベース部材に対し、接着剤による接着によって固定され
るのが一般的である。
その接着構造についての従来技術の一例を図3及び図4に示す。図3及び図4に示すよ
うに、光検出器1を保持した基板2が対向配置されるベース部材3の平面3a上において
、その基板2の縁の互いに離れた5個所に対応する各個所に紫外線硬化性の接着剤5が塗
布され、これらの各個所の接着剤5が紫外線照射を受けて硬化することによって、基板2
の縁となる端面2aが接着される。こうして基板2がベース部材3に対して接着固定され
る。その際、基板2は、ベース部材3の平面3aから浮上した状態でその位置が三次元的
に調整され、調整後の適正位置で接着固定される。なお、ベース部材3の材質は、硬質樹
脂のエンジニアリングプラスチック、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)であ
る。
また、従来の接着構造についての別例として、基板2の縁近傍に穴や切欠きが形成され
るとともに、他方のベース部材3の平面3a上にその穴や切欠きに遊嵌する突起が形成さ
れていて、その穴や切欠きと突起との隙間に注入した接着剤によって両者が接着されるこ
とにより、基板2がベース部材3に対して接着固定されるものがある(例えば、特許文献
1、2参照)。
特開2004−10759号公報 特開2003−257049号公報
ところで、近年の光ピックアップ装置では、光ヘッドの構成部品を含め、より一層のコ
スト低減が求められる。特に、光検出器1を保持した基板2のベース部材3への接着構造
に関しては、接着剤5の総使用量を可能な限り低減することが、光ピックアップ装置のコ
スト低減に有効となる。
しかし、上記の従来技術の一例で説明した接着構造では、接着個所すなわち接着剤5の
塗布個所を減らさない限り、接着剤5の総使用量低減は困難である。また、上記の従来技
術の別例で説明した接着構造では、接着剤5の総使用量低減が一応は期待できる反面、構
造が複雑になることから、基板2及びベース部材3の単価の上昇を招き、その結果、全体
としてのコスト低減を実現できない。
そこで本考案は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、光検出器を保持した基板の
ベース部材への接着構造に関して、接着剤の総使用量を低減しつつ、光ピックアップ装置
全体としてコスト低減を実現できる接着構造を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本考案は、光ピックアップ装置における光検出器を保持した
基板のベース部材への接着構造であって、前記ベース部材の材質が硬質樹脂であるポリフ
ェニレンサルファイドであり、前記基板が対向配置される前記ベース部材の平面上に5個
所で塗布された紫外線硬化性の接着剤によって前記基板の縁の端面が接着される接着構造
において、次の点を特徴とする。前記平面上に塗布された接着剤による接着に替えて、前
記平面上に前記ベース部材と一体成型されて成る突起が5つ形成され、これらの各突起は
前記基板の縁の内側から外側にかけて前記平面に対して傾斜しながら前記平面につながる
斜面を有しており、前記各斜面上に塗布された紫外線硬化性の接着剤によって前記基板の
縁の端面が接着される。
これにより、ベース部材において接着剤が塗布される面が各突起の斜面として嵩上げさ
れた分接着剤の使用量が少なくて済み、その結果として、接着剤の総使用量を低減できる
ことになる。しかも、これを実現するには、基板の形状はそのままで、ベース部材の平面
上に突起を簡易な一体成型で形成すれば足りるため、大幅なコストアップを伴うことはな
い。また、接着剤による接着面が斜面であることから、接着面積が大きくなり、接着力が
増す。
また、上記目的を達成するために本考案は、光ピックアップ装置における光検出器を保
持した基板のベース部材への接着構造において、前記基板が対向配置される前記ベース部
材の平面上に突起が複数形成され、これらの各突起は前記基板の縁の内側から外側にかけ
て前記平面に対して傾斜しながら前記平面につながる斜面を有しており、前記各斜面上に
塗布された接着剤によって前記基板の縁の端面が接着される。
これにより、ベース部材において接着剤が塗布される面が各突起の斜面として嵩上げさ
れた分接着剤の使用量が少なくて済み、その結果として、接着剤の総使用量を低減できる
ことになる。しかも、これを実現するには、基板の形状はそのままで、ベース部材の平面
上に突起を形成すれば足りるため、大幅なコストアップを伴うことはない。また、接着剤
による接着面が斜面であることから、接着面積が大きくなり、接着力が増す。
ここで、ベース部材の平面上の各突起をより簡易に形成する観点から、前記ベース部材
の材質が硬質樹脂であり、前記各突起が前記ベース部材と一体成型されて成るとよい。こ
の場合、実用性を踏まえると、前記ベース部材の材質がポリフェニレンサルファイドであ
ることが好ましい。
また、実用的には、前記接着剤が紫外線硬化性の接着剤であることが好ましい。
本考案である基板のベース部材への接着構造によれば、基板やベース部材の大幅なコス
トアップを伴うことなく、接着剤の総使用量を低減できるため、光ピックアップ装置全体
としてのコスト低減を実現できる。
以下に、本考案である光検出器を保持した基板のベース部材への接着構造の一実施形態
について、図面を参照しながら詳述する。図1は本考案の一実施形態である光検出器を保
持した基板のベース部材への接着構造を示す断面図、図2はその接着構造の外観を示す平
面図である。なお、これらの図中で、図3及び図4と同じ名称で同じ機能を果たす部分に
は同一の符号を付している。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、光検出器1を保持した基板2が対向配置
されるベース部材3の平面3a上において、その基板2の縁の互いに離れた5個所に対応
する各個所に、突起4が形成されている。これらの5つの各突起4は、基板2の縁の内側
から外側にかけてベース部材3の平面3aに対して傾斜しながらその平面3aにつながる
斜面4aを有する。つまり、各突起4の斜面4aは、ベース部材3の平面3aに対し基板
2の縁の内側で最も高く、外側にいくほど次第に低くなっている。
そして、各突起4の斜面4a上に紫外線硬化性の接着剤5が塗布され、これらの各斜面
4a上の接着剤5が紫外線照射を受けて硬化することによって、基板2の縁となる端面2
aが接着される。こうして基板2がベース部材3に対して接着固定される。その際、基板
2は、保持した光検出器1がレーザー光を適正に受光できるように、ベース部材3の各突
起4を含む平面3aから浮上した状態でその位置が三次元的に調整され、調整後の適正位
置で接着固定される。その接着固定状態でのベース部材3の平面3aに対する基板2の浮
上高さ、すなわち両者の隙間は、最小1mm程度である。従って、ここでの各突起4の斜
面4aの最大高さは、1mm以下に設定されている。なお、ベース部材3の材質は、硬質
樹脂のエンジニアリングプラスチック、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)が
好ましい。
このような構成にすると、ベース部材3において接着剤5が塗布される面が各突起4の
斜面4aとして嵩上げされた分接着剤5の使用量が少なくて済む。その結果として、接着
剤5の総使用量を低減できることになる。しかも、これを実現するには、基板2の形状は
そのままで、ベース部材3の平面3a上に突起4を形成すれば足りるため、大幅なコスト
アップを伴うことはない。従って、光ピックアップ装置全体としてのコスト低減を実現で
きる。もっとも、ベース部材3の材質が硬質樹脂である場合、ベース部材3を成型するた
めの金型を微小変更することで、各突起4を簡易に一体成型で形成できる。
また、接着剤5による接着面が斜面4aであることから、接着面積が大きくなり、接着
力が増す。従って、ベース部材3への基板2の接着固定状態が安定する。
その他本考案は上記の各実施形態に限定されず、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、種
々の変更が可能である。例えば、ベース部材3において接着剤5による接着個所となる突
起4の形成数は、2つ、好ましくは3つ以上あれば、ベース部材3に対する基板2の接着
固定状態は安定する。
本考案は、光ディスクに対して情報の再生や記録を行うための光ピックアップ装置に有
用である。
本考案の一実施形態である光検出器を保持した基板のベース部材への接着構造を示す断面図である。 図1の接着構造の外観を示す平面図である。 従来の光検出器を保持した基板のベース部材への接着構造の一例を示す断面図である。 図3の接着構造の外観を示す平面図である。
符号の説明
1 光検出器
2 基板
2a 基板の端面
3 ベース部材
3a ベース部材の平面
4 突起
4a 突起の斜面
5 接着剤

Claims (5)

  1. 光ピックアップ装置における光検出器を保持した基板のベース部材への接着構造であっ
    て、
    前記ベース部材の材質が硬質樹脂であるポリフェニレンサルファイドであり、前記基板
    が対向配置される前記ベース部材の平面上に5個所で塗布された紫外線硬化性の接着剤に
    よって前記基板の縁の端面が接着される接着構造において、
    前記平面上に塗布された接着剤による接着に替えて、
    前記平面上に前記ベース部材と一体成型されて成る突起が5つ形成され、これらの各突
    起は前記基板の縁の内側から外側にかけて前記平面に対して傾斜しながら前記平面につな
    がる斜面を有しており、
    前記各斜面上に塗布された紫外線硬化性の接着剤によって前記基板の縁の端面が接着さ
    れることを特徴とする接着構造。
  2. 光ピックアップ装置における光検出器を保持した基板のベース部材への接着構造におい
    て、
    前記基板が対向配置される前記ベース部材の平面上に突起が複数形成され、これらの各
    突起は前記基板の縁の内側から外側にかけて前記平面に対して傾斜しながら前記平面につ
    ながる斜面を有しており、
    前記各斜面上に塗布された接着剤によって前記基板の縁の端面が接着されることを特徴
    とする接着構造。
  3. 前記ベース部材の材質が硬質樹脂であり、前記各突起が前記ベース部材と一体成型され
    て成ることを特徴とする請求項2に記載の接着構造。
  4. 前記ベース部材の材質がポリフェニレンサルファイドであることを特徴とする請求項3
    に記載の接着構造。
  5. 前記接着剤が紫外線硬化性の接着剤であることを特徴とする請求項2から4のいずれか
    に記載の接着構造。
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