JP2014229334A - 光ピックアップ装置、および光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置、および光ディスクドライブ装置 Download PDF

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明理 楢原
Akari Narahara
明理 楢原
古市 浩朗
Hiroo Furuichi
浩朗 古市
武紀 盛山
Takenori Moriyama
武紀 盛山
知彦 佐々木
Tomohiko Sasaki
知彦 佐々木
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Abstract

【課題】温度変化により発生する、光ピックアップ装置の有するミラーの角度ずれを低減する。
【解決手段】ミラーの支持面とミラーが収容され固定される光ピックアップケースの支持壁の隙間へ板ばねを挿入し、ミラーを光ピックアップケースの基準壁に設けられ突起に押圧して固定する。光ピックアップケース側壁とミラーの間に接着剤を挿入し、接着層を形成させて固定する。高温となって接着剤が膨張し弾性率が低下した場合、及び低温となって接着剤が収縮し弾性率が増加した場合に、板ばねに要する押圧力が過大とならないよう、接着層はミラーの支持面に対して傾けた方向に形成される。
【選択図】図3B

Description

本発明は光ピックアップ装置に係り、特に組み込まれるミラーの角度ずれを低減した光ピックアップ装置に関するものである。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)等の光記録媒体の記録、再生に用いられる光ピックアップ装置は、レーザダイオード等の発光素子からの出射光を各種レンズ、プリズムおよびミラー等を介して対物レンズに導き、光記録媒体上で収束させる。さらに、光ピックアップ装置は、光記録媒体から反射された光を、同様の光学素子を介して光電変換素子に受光させ、電気信号に変換する。この中で、各種光学素子は、光ピックアップケース(光ピックアップ装置の構成要素を格納する筐体)に対して、光学的観点からみて最適な位置に、接着剤を用いて固定される。例えば、光ピックアップ装置の特性の良否を大きく左右する光学素子のひとつであるミラーは、両側面と底面で筐体に接着固定される。
本技術分野の先行技術文献として特許文献1がある。特許文献1では、板ばねでミラーを筐体の基準面に押圧することにより、精度よく固定できることが示されている。
また、先行技術文献として特許文献2がある。特許文献2では、特許文献1と同様に板ばねによる光学素子の固定方法が示されており、さらに、筐体にストッパ部を設けることにより、板ばねのずれを防止できることが示されている。
特開2011−146080号公報 特開2011−108322号公報
光ピックアップ装置にでは、高温、低温、高湿、振動、衝撃などに係る使用環境を考慮して、構成要素の位置ずれを防止する必要がある。しかしながら、接着剤の塗布量や硬化後の形状ばらつきが大きい場合、温度変化時の接着剤の膨張、収縮により、例えばミラーに角度ずれが生じることがある。
すなわち、従来の光ピックアップ装置においては、高温環境下、低温環境下で動作する際、接着剤の膨張、収縮により、接着されて固定されたミラーに角度ずれを生じるという課題があった。
本発明の目的は、当該の課題に鑑み、ミラーの角度ずれを低減した光ピックアップ装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
即ち本発明は、発光した光を光記録媒体に収束させて当該の光記録媒体に対して情報を書込み読み出す光ピックアップ装置であって、当該の光を発光する発光素子と、当該の光が供給され前記光記録媒体に収束させる複数の光学素子と、当該の光学素子から前記光記録媒体からの前記光の反射光を供給され電気信号に変換する光電変換素子と、前記光ピックアップ装置の構成要素を格納する筐体と、前記光学素子を前記筐体に対して押圧して固定する固定部材とを有し、当該の固定部材に要する前記光学素子を押圧する押圧力の周辺環境依存性を低減するよう前記光学素子は前記筐体に対して固定されることを特徴としている。
また本発明は、前記した光ピックアップ装置において、前記光学素子は前記筐体に対して接着剤で固定され、当該の接着剤は温度の下降に伴い体積が収縮し弾性率が増加する特性であり、温度の下降に伴う接着剤の収縮が前記光学素子を前記筐体に対して押圧する押圧力を生成することを特徴としている。
本発明によれば、ミラーの角度ずれを低減した光ピックアップ装置を提供できるという効果がある。
本実施例における光ピックアップ装置の分解斜視図である。 本実施例における光ピックアップケースのミラー収容部の分解斜視図である。 本実施例におけるミラーおよび光ピックアップケースのミラー収容部の方向Aにおける断面図である。 本実施例におけるミラーおよび光ピックアップケースのミラー収容部の方向Bにおける断面図である。 本実施例におけるミラーおよび光ピックアップケースのミラー収容部のC−C’線における断面図である。 本実施例におけるミラーおよび光ピックアップケースのミラー収容部のD−D’線における断面図である。 接着層が光ピックアップケースのミラー収容部の基準壁の方向に傾いた場合の断面図である。 接着層が光ピックアップケースのミラー収容部の支持壁の方向に傾いた場合の断面図である。 本実施例におけるミラーおよび光ピックアップケースのミラー収容部の方向Aにおける断面図である。 本実施例におけるミラーおよび光ピックアップケースのミラー収容部の方向Bにおける断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施例における光ピックアップ装置1の分解斜視図である。光ピックアップ装置1は、例えばレーザダイオードによる発光素子200、ミラー400、対物レンズ500Aを含む各種光学素子、受光器として機能する光電変換素子300と、対物レンズ500Aが搭載された対物レンズアクチュエータ500と、これらを収容する光ピックアップケース100を備えている。なお、前記した光学素子としてはミラー400のほか、例えば回折格子600と700、コリメートレンズ800、全反射ミラー(立上げミラーとも呼ぶ)900が含まれるが、これらの詳しい機能については説明を省略する。
図中の破線は、光の光軸を表している。即ち、光ピックアップ装置1においては、発光素子200からの出射光はミラー400を含む各種光学素子を介して、対物レンズアクチュエータ500に搭載された対物レンズ500Aに導かれ、光記録媒体2に焦点を結ぶように収束される。これにより、発光素子200からの出射光が有する情報は光記録媒体2に書込まれる。さらに、光記録媒体2から反射された光は、同様の光学素子を介して光電変換素子300に受光され、電気信号に変換される。これにより、光記録媒体2が有する情報は読み出されて電気信号に変換される。
ミラー400は、発光素子200からの出射光を例えば全反射ミラー900に向けて反射する一方で、光記録媒体2から反射された光を例えば光電変換素子300に向けて透過する機能を有する。即ち、ミラー400は通常の全反射ミラーとは異なっており、ビームスプリッタとも呼ばれる。なお、図1とは反対に、発光素子200からの出射光を例えば全反射ミラー900に向けて透過し、記録媒体2から反射された光を例えば光電変換素子300に向けて反射するようなビームスプリッタを用いて、光ピックアップ装置1が構成されることもある。
ミラー400は、光ピックアップケース100が備えるミラー収容部110に収納され、ミラー固定用の板ばねと接着剤により、光ピックアップケース100に固定される。
光ピックアップケース100は、Zn、Mg、Alなどの金属を主成分としたダイカストやプレス成形品、またはPPS(ポリフェニレンサルファイド)を主成分としたインジェクション成形品である。また、ミラー400にはガラスまたはアクリル、ポリカーボネ―トなどの透明樹脂が用いられる。ミラー400を光ピックアップケース100と接着する際に使用される接着剤は、一般的なアクリル系やエポキシ系等の紫外線硬化型接着剤である。
なお、これらの他にも、他の金属材料、無機材料、樹脂等からなる接着剤を用いることができる。
本実施例に係るミラー400の光ピックアップケース100への固定技術は、光ピックアップ装置1への適用を主としているが、それ以外の、例えばミラーをはじめとする構成要素を筐体へ固定する必要がある製品においても、適用可能である。また、光ピックアップ装置1においても、ミラー以外の構成要素を固定する際に本実施例が適用されても良い。即ち、適用する装置と構成要素は一つに限定されない。
本実施例について、図2、図3A乃至図3D、図4Aと図4Bを用いて説明する。
図2は、本実施例における光ピックアップケースのミラー収容部110を、図1に示す矢印の方向Aから見た場合の分解斜視図である。
ミラー400は、光ピックアップケース100が備えるミラー収容部110に収容される。基準壁111は、ミラー収容部110を構成するとともに、ミラー400の基準面401と対向してミラー400を固定する。基準壁111は、レーザ光が通る中心部が切り取られた構成となっており、3つの位置決め用突起111a、111b、111cが設けられている。支持壁112は、ミラー収容部110を構成し、基準壁111と平行して対向するように設けられており、その上面と下面にはそれぞれ段差部112A、112Bが設けられている。これら二つの段差部のうち、段差部112Aは後に図3Bで示される。
板ばね20は固定部材であって、ミラー収容部110を構成する支持壁112とミラー400の支持面402との間に挿入されてミラー400を固定する。折曲部21は、ミラー400の支持面402に対向しており、支持面402を押圧しミラー400を固定する。板ばね20には、ミラー400の支持面402に対する押圧位置のずれを低減するために上部折曲部22、下部折曲部23が形成されている。
側壁113、114は光ピックアップケースのミラー収容部110を構成し、ミラー400の側面403、404と対向する側壁である。側壁113、114の図示した状態で上側には、接着剤充填用溝113A、114Aがそれぞれ設けられている。ミラー400の底面405は、ミラー収容部110の底壁115により支持されており、底壁115には接着剤充填用貫通穴115Aが形成されている。接着剤充填用貫通穴115Aは、図示した状態で下側に向かって基準壁111の面に対して平行な方向に広がった構造を有する。
図3Aは、本実施例におけるミラー400および光ピックアップケース100のミラー収容部110を、図1に示す矢印の方向Aから見た場合の断面図である。
図3Bは、本実施例におけるミラー400および光ピックアップケース100のミラー収容部110を、図3Aに示す矢印の方向Bから見た断面図である。
図3Cは、本実施例におけるミラー400および光ピックアップケース100のミラー収容部110の、図3AのC−C’線における断面図である。
図3Dは、本実施例におけるミラー400および光ピックアップケース100のミラー収容部110の、図3AのD−D’線における断面図である。
図3Bで示されるように、ミラー400の厚さの方向(図示した状態で上下方向)において、光ピックアップケース100のミラー収容部110の側壁113、114のミラー支持面402の側の端部が、ミラー支持面402から見てミラー基準面401寄りにある。
図3B乃至図3Dで示されるように、接着剤充填用溝113A、114A、接着剤充填用貫通穴115Aが紫外線硬化型接着剤を硬化させることで形成される接着層13、14、15によって埋められることにより、ミラー400が光ピックアップケース100に接着固定される。
本実施例では、図2で示したように接着剤充填用溝113A、114Aは箱型で、接着剤充填用貫通穴115Aは円柱型であるが、接着剤充填部の形状は紫外線照射が容易な一定の方向に揃えられていれば、他の形状(例えば、多角柱など)でも良い。接着剤充填用溝113A、114A、接着剤充填用貫通穴115Aの深さ(図2で示す状態での上下方向)は、接着剤の硬化深度を考慮して決定する。接着剤充填用溝113A、114A、接着剤充填用貫通穴115Aの厚さ(図2で示す状態での左右方向)は、接着剤に含まれる最大フィラサイズと接着剤の塗布に用いるニードル径を考慮して決定する。
ここで、高温環境下、低温環境下における、接着剤に起因するミラーの角度ずれについて説明する。
図4Aは、接着層13、14がミラー400から光ピックアップケース100のミラー収容部110に向けて基準壁111の方向に傾いた場合の断面図である。
図4Bは、接着層13、14がミラー400から光ピックアップケース100のミラー収容部110に向けて支持壁112の方向に傾いた場合の断面図である。
図4Aと図4Bは、ミラー400および光ピックアップケース100のミラー収容部110を、図3Aに示す矢印のBからみた場合の断面図である。
光ピックアップケース100とミラー400の接着において、接着層はミラー基準面111と平行に形成されることが理想的であるが、接着剤の塗布ばらつきにより、厳密には図4Aまたは図4Bのように傾くことがある。接着剤は高温環境下では膨張、低温環境下では収縮するが、この際に、接着剤の形状や塗布量に応じて、ミラー400を持ち上げる力が発生し、ミラー400は基準面111から浮くことがある。3箇所の接着点に応じて浮き量に差があるため、ミラー400には所定の取り付け角度からの角度ずれが発生する問題がある。
本実施例では、当該の問題に鑑み、接着剤の膨張、収縮によるミラー400の位置の変化を板ばねで押圧して低減することにより、角度ずれを抑制する。
図4Aの形状の場合、接着剤が膨張する高温環境下において、ミラー400に基準面111からの浮きが生じ、角度ずれが発生する。しかし、高温環境下では接着剤の弾性率は常温時より低いため、図4Aにおいては小さな押圧力でミラーの浮きを抑制することができる。
図4Bの形状の場合、接着剤が収縮する低温環境下において、ミラー400に基準面111からの浮きが生じ、角度ずれが発生する。しかも、低温環境下では接着剤の弾性率は常温時より高いため、図4Bでは図4Aと比較して、浮きの抑制に大きな押圧力が必要となる。
ミラーに大きな押圧力がかかるとひずみが生じ、光学特性の劣化につながる可能性があるため、できる限り小さな押圧力で角度ずれを抑制できることが望ましい。よって、接着層に前記した傾きが発生した場合には、その形状は図4Aの形状とする必要がある。そこで本実施例では前記したように、ミラー400の厚さの方向において、光ピックアップケース100のミラー収容部110の側壁113、114のミラー支持面402の側の端部が、ミラー支持面402から見てミラー基準面401寄りにある形状としている。これにより、基準壁111の方向に傾いた形状の接着層を形成している。また、接着剤充填用貫通穴115Aを下側に向かって基準壁111の方向に向けて広がった構造として、同様な接着層を形成しても良い。
次に組立工程について説明しながら、本実施例の特徴をさらに述べる。まず、ミラー400を光ピックアップケース100のミラー収容部110に挿入した状態において、板ばね20をミラー400の支持面402と光ピックアップケース支持壁112との間に存在する隙間に上方から下方へ挿入させる動作が行われる。板ばね20が挿入完了位置まで挿入されると、折曲部21の弾性力によってミラー400が基準壁111の方向へ押圧される。ミラー400が基準壁111の方向へ押圧されると、ミラー400の基準面401が基準壁111に設けられている3つの位置決め用突起111a、111b、111cに押圧当接される。位置決め用突起111a、111b、111cへのミラー基準面401の押圧当接動作が行われる結果、ミラー400は基準位置へ仮固定されることになる。
よって、本構造では、接着のみでミラーを光ピックアップケースへ固定する場合に、基準壁111へミラーを押し当てるための冶具は不要である。板ばね20が前述の挿入完了位置まで挿入されると、図3Bが示すように板ばね20に形成されている上部折曲部22が光ピックアップケース100の支持壁112に設けられている段差部112Aに当接係合した状態になる。また、下部折曲部23は支持壁112に設けられている段差部112B(図示せず)に当接係合した状態になる。
即ち、板ばね20は、上部折曲部22、下部折曲部23の当接係合動作によって、挿入完了位置が規制され、ミラー400の支持面402に対する板ばね20の押圧位置を決めることができる。本実施例では、板ばね20による押圧力が作用するミラー400の支持面402に対する位置が、光ピックアップケース基準壁111に設けた3つの位置決め用突起111a、111b、111cが形成する三角形の内部に位置するよう設定する。
板ばね20の挿入によって、ミラー400が光ピックアップケース100へ仮固定されたあと、ミラー400を光ピックアップケース100に接着剤にて接着する動作が行われ、ミラー400が光ピックアップケースに最終的に固定される。接着剤は、光ピックアップケース100のミラー収容部110の側壁113、114に設けられた接着剤充填用溝113A、114Aと底壁115に設けられた接着剤充填用貫通穴115Aに充填される。
前記したように、ミラー400の厚さの方向において、光ピックアップケース100のミラー収容部110の側壁113、114のミラー支持面402の側の端部が、ミラー支持面402から見てミラー基準面401寄りにある形状としている。このため、接着剤充填用溝113A、114Aに充填される接着剤は、例えば図3Bと図4Aで示すように、ミラー400から光ピックアップケース100のミラー収容部110に向けて基準壁111の方向に傾くように充填される。
3つの接着部が形成する三角形の重心は、光ピックアップケース100のミラー収容部110の基準壁111に設けられた3つの位置決め用突起111a、111b、111cが形成する三角形の内部となるように設定されている。このように設定する理由は、低温環境下で接着剤の収縮によりミラーが押圧される面(基準面401)の押圧力の中心と、板ばねによりミラーが押圧される面(支持面402)の押圧力の中心を、3つの位置決め用突起111a、111b、111cが形成する三角形の内部において一致させることを目標として、近づけるためである。
以上のような構成により、本実施例に係る光ピックアップ装置100は、高温環境下、低温環境下のどちらにおいても、ミラーの角度ずれを低減することができ、高い信頼性を実現することができる。
即ち、本実施例では図3Bと図4Aに示すように、接着層13、14がミラー400から光ピックアップケース100のミラー収容部110に向けて基準壁111の方向に傾くように形成されている。
これにより、高温環境下で接着層13、14が膨張した際には、接着層13、14の弾性率が低くなるため、板ばね20は過大な押圧力を要することなくミラー400の位置を固定することができる。また、低温環境下で接着層13、14が収縮した際には、接着層13、14の収縮作用による力が板ばね20の力に加算されるため、板ばね20は過大な押圧力を要することなくミラー400の位置を固定することができる。
他の実施例について、図5Aと図5Bを用いて説明する。
図5Aは、本実施例におけるミラー400および光ピックアップケース100のミラー収容部110を、図1に示す矢印の方向Aから見た場合の断面図である。
図5Bは、本実施例におけるミラー400および光ピックアップケース100のミラー収容部110を、図5Aに示す矢印の方向Eからみた場合の断面図である。なお、図5Aに示す矢印の方向Eは、図3Aにおける矢印Bと同様の方向である。
図5Aと図5Bは、光ピックアップケース100のミラー収容部110の側壁113、114に半円柱状の接着剤充填用溝を設けた例を示す。
実施例1においては、ミラー400の厚さの方向において、光ピックアップケース100のミラー収容部110の側壁113、114のミラー支持面402の側の端部が、ミラー支持面402から見てミラー基準面401寄りにあるようにすることにより、接着層を良好な方向に傾いた形状にしている。一方、本実施例では、側壁113、114に設けられる接着剤充填用溝113A、114Aを半円柱の形状とし、ミラー側面403、404に対して基準壁111寄りに設けている。これにより、先に図3Bと図4Aで示した場合と同様な効果を有した状態でミラー400を固定し、その位置ずれを低減している。
本実施例では、接着剤充填用溝113A、114Aは半円柱型であるが、紫外線照射が容易な一定の方向に揃えられていれば、他の形状(例えば、多角柱など)でも良い。接着剤充填用溝113A、114Aの深さは、接着剤の硬化深度を考慮して決定される。接着剤充填用溝113A、114Aの厚さは、接着剤に含まれる最大フィラサイズと接着剤の塗布に用いるニードル径を考慮して決定される。
本実施例でも、実施例1同様の効果があり、高温環境下、低温環境下のどちらにおいても、ミラーの角度ずれを低減することができる。
1:光ピックアップ装置、2:光ディスク、100:光ピックアップケース、110:ミラー収容部、111:基準壁、111a,111b,111c:位置決め用突起、112:支持壁、112A:上部段差部、112B:下部段差部、113:側壁、113A:接着剤充填用溝、114:側壁、114A:接着剤充填用溝、115:底壁、115A:接着剤充填用貫通穴、200:発光素子、300:光電変換素子、400:ミラー、401:ミラー基準面、402:ミラー固定面、403:ミラー側面、404:ミラー側面、405:ミラー底面、500:対物レンズアクチュエータ、13:側面接着層、14:側面接着層、15:底面接着層、:20板ばね、21:ミラー押圧用折曲部、22:上部折曲部、23:下部折曲部。

Claims (7)

  1. 発光した光を光記録媒体に収束させて当該の光記録媒体に対して情報を書込み読み出す光ピックアップ装置であって、
    当該の光を発光する発光素子と、
    当該の光が供給され前記光記録媒体に収束させる複数の光学素子と、
    当該の光学素子から前記光記録媒体からの前記光の反射光を供給され電気信号に変換する光電変換素子と、
    前記光ピックアップ装置の構成要素を格納する筐体と、
    前記光学素子を前記筐体に対して押圧して固定する固定部材と
    を有し、
    当該の固定部材に要する前記光学素子を押圧する押圧力の周辺環境依存性を低減するよう前記光学素子は前記筐体に対して固定される
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記光学素子は前記筐体に対して接着剤で固定され、当該の接着剤は温度の下降に伴い体積が収縮し弾性率が増加する特性であり、
    温度の下降に伴う接着剤の収縮が前記光学素子を前記筐体に対して押圧する押圧力を生成する
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
    前記光学素子は、前記発光素子が発光した光を前記光記録媒体に向けて反射させ、前記光記録媒体からの前記光の反射光を前記光電変換素子に向けて透過させる、ミラー作用を有するビームスプリッタである
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
    前記光学素子は、前記発光素子が発光した光を前記光記録媒体に向けて透過させ、前記光記録媒体からの前記光の反射光を前記光電変換素子に向けて反射させる、ミラー作用を有するビームスプリッタである
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
    前記光学素子は前記筐体が有する三個の突出部に対して固定され、前記固定部材は前記三個の突出部が形成する三角形の内部の領域に向けて押圧する
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
    前記筐体は前記接着剤を挿入する溝または穴を有し、当該の溝または穴の形状は前記接着材を硬化させるための紫外線が前記接着剤に照射される形状である
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項1または請求項2に記載の光ピックアップ装置を備え、前記光記録媒体に対して情報を書込み読み出すことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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