JP4536687B2 - 光ピックアップ装置および光記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップ装置および光記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4536687B2
JP4536687B2 JP2006199836A JP2006199836A JP4536687B2 JP 4536687 B2 JP4536687 B2 JP 4536687B2 JP 2006199836 A JP2006199836 A JP 2006199836A JP 2006199836 A JP2006199836 A JP 2006199836A JP 4536687 B2 JP4536687 B2 JP 4536687B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
protective cover
housing
pickup device
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006199836A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008027529A (ja
Inventor
桂一郎 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006199836A priority Critical patent/JP4536687B2/ja
Priority to CN2007101286839A priority patent/CN101127220B/zh
Priority to US11/822,994 priority patent/US7844982B2/en
Publication of JP2008027529A publication Critical patent/JP2008027529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4536687B2 publication Critical patent/JP4536687B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/121Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

本発明は、光ディスク等の光情報記録媒体への光学的な情報の記録および/または再生に用いられる光ピックアップ装置および該光ピックアップ装置を搭載した光記録再生装置に関するものである。
従来から、光ディスク等の光情報記録媒体を用いた情報の記録および/または再生には、光ピックアップ装置が使用されている。光ピックアップ装置を用いた情報の記録および/または再生は、例えばレーザー光源から出射された光ビームを、対物レンズで集光させ光ディスクの記録面または再生面に照射し、この記録面または再生面からの反射光を検出することによりおこなわれている。
この際に、光ディスクの反りや、光ピックアップ装置の不具合により、対物レンズと光ディスクの衝突を防ぐための機構として、保護部材を取り付けることが知られている。
また、レンズホルダやレンズ駆動部(アクチュエータユニット)の機構を保護する目的や、汚染を防ぐ目的のために、レンズホルダの周辺に保護カバー(アクチュエータカバー)を形成する構成が多く知られている。
図9〜11を用いて、従来の光ピックアップ装置の構成について説明する。従来の光ピックアップ装置の構成としては、DVD用レーザー光源ユニット140とCD用レーザー光源ユニット150を搭載したスリムコンボピックアップ装置を想定している。
図9は、従来の光ピックアップ装置の構成を示す図である。図9では、光情報記録媒体の光ディスク160(図10参照)に記録再生をおこなう一般的なスリムコンボピックアップ装置の構成と、ハウジング110と、アクチュエータユニット120と、アクチュエータユニット120を保護する保護カバー130と、についての一例を示している。また、図9(a)は光ピックアップ装置の平面図であり、図9(b)は裏面図である。また図10は、図9(a)に示すアクチュエータユニット120のF−F’での断面を示す断面図であり、光ディスク160と対物レンズ121、レンズプロテクター127、保護カバー130の構成をフォーカス方向で見やすく示している。また図11は、アクチュエータユニット120についての詳細な図面であり、平面図(図11(a))と、図11(a)の側面を示す側面図(図11(b))である。
上記スリムコンボピックアップ装置では、各レーザー光源ユニット140,150から照射されたレーザー光を、専用の光学部品を経由した後、立上げミラー145でレーザー光の光軸の方向を光ディスク160の記録面に照射する方向に変更し、対物レンズ121を用いて光ディスク160に集光させて、ディスク情報の読み書きを実施する構成としている。
次に、図10および図11を用いて光学ピックアップ装置のアクチュエータユニット120を説明する。
対物レンズ121を具備したレンズホルダ122をラジアル方向にシフトさせるための機構として、トラッキングコイルマグネット(図示せず)で磁気回路を形成する。またフォーカス方向にシフトさせるための機構として、フォーカスコイルマグネット(図示せず)で磁気回路を形成する。
レンズホルダ122は、アクチュエータベース126から細いワイヤー125で吊り上げられ、アクチュエータユニット120として形成される。アクチュエータユニット120は図7のハウジング110に固定される。
ここで、たとえば特許文献1では、近年の薄型のノートパソコンでの光ディスク160への書き込みの場合について、特に市販されている面振れの大きい光ディスクを使用する場合についての保護カバー130と光ディスク160の衝突問題を改善する提案が報告されている。
上記特許文献1では、ハウジング110とは別物の保護カバー130を取り付け、その保護カバー130と光ディスク160とが対向する面に凸部を設ける構成となっているため、部品精度を高く維持する必要があり、また別部材を取り付けるため、材料費と作業費が発生することになる。また従来のカバー材としては、薄板の板金ものや、薄肉の成形樹脂が用いられることが多いが、強度が不足するという懸念があった。
また、アクチュエータユニット120に別に構成した保護カバー130を取り付け、機構を保護と防塵の機能を果たす先行技術が特許文献2に報告されている。
さらに特許文献3では、光ディスク160と対向する保護カバー130の表面に曲面部を設け、孔内に乱気流が流入しづらくすることによって、空気中に浮遊する粉塵を寄せ付けない構造について報告されている。
特開2005−251246号公報(平成17年(2005年)9月15日公開) 実開昭62−142720号公報(昭和62年(1987年)9月9日公開) 実開平3−28531号公報(平成3年(1991年)3月22日公開)
しかしながら、上記従来の光ピックアップ装置および光記録再生装置では、部品精度の安定化、生産性の向上と低コストを実現するとともに、光ディスクへ傷をつけることがない光ピックアップ装置および光記録再生装置を提供することが難しいという問題点を有している。
より具体的には、以下に示すような問題が発生する。
上記の特許文献1〜3を含む従来の光ディスク160と対物レンズ121の衝突防止機構の構成は、レンズホルダ122の対物レンズ121近傍に、保護カバー130もしくは凸状のレンズプロテクター127を形成することによって実現されている。
レンズプロテクター127は、対物レンズ121のフォーカス方向への駆動時には光ディスク160との衝突を防ぐ機構として機能を果たすことができる。
しかしながら、レンズプロテクター127は、光ピックアップ装置の非駆動時や、生産や、組み立てをおこなう途上では、アクチュエータユニット120を保護するために機能することはない。
このため、上記の状態でアクチュエータユニット120を保護するためには、保護カバー130をハウジング110に組み込む必要があった。
特許文献2では、ハウジング110と保護カバー130の位置決めの精度を向上させるための嵌合方法について開示しているが、いずれにせよ保護カバー130をハウジング110に組み込むためには、別に構成した保護カバー130を取り付ける必要があった。このため、部品コストの上昇、取り付け作業コストの上昇、部品精度の確保、および強度確保において問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品精度の安定化、生産性の向上と低コストを実現するとともに、光ディスクへ傷をつけることがない光ピックアップ装置および光記録再生装置を提供することにある。
本発明の光ピックアップ装置は、上記課題を解決するために、レーザー光を用いて光情報記録媒体の情報の再生または、記録を行なう光ピックアップ装置において、該光ピックアップの外部を覆う筐体であり、少なくとも、上記光情報記録媒体を装着時に上記光情報記録媒体と対向する面に開口部が形成されているハウジングと、上記ハウジングにおける上記開口部の形成面を保護する保護カバーとを有し、上記保護カバーが、上記ハウジングと一体形成されており、上記保護カバーが、当該保護カバーの上記光情報記録媒体と対向する面に、上記光情報記録媒体と上記保護カバーとの衝突を防ぐための凸形状を有しており、上記凸形状の先端が、曲面状に面取りをされた形状であり、上記凸形状が、光ピックアップ装置の配線基板を貫通し、上記配線基板の位置決め部材として兼用されることを特徴としている。
上記の発明によれば、上記保護カバーが、上記ハウジングと一体形成されているので、部品精度の安定化、生産性の向上と低コストを実現することができる。また、保護カバーとハウジングのつなぎ目がなくなり、つなぎ目部分の外形を曲面とすることが可能であり、上記光情報記録媒体へ傷をつけにくくなる。
また、本発明の参考に係る光ピックアップ装置では、上記保護カバーが、当該保護カバーの上記光情報記録媒体と対向する面に、上記光情報記録媒体と上記保護カバーとの衝突を防ぐための凸形状を有していることが好ましく、上記凸形状が、光ピックアップ装置の対物レンズの外周全体に形成されることが好ましい。
これにより、面触れの大きい上記光情報記録媒体の情報を記録または再生しているときに振動や衝撃があったとしても、上記光情報記録媒体は保護カバーのコーナーや面に衝突する前に凸形状に接触するので、上記光情報記録媒体が保護カバーに衝突することが防がれ、上記光情報記録媒体に傷がついて情報が失われることが防がれる。
また、本発明の参考に係る光ピックアップ装置では、上記凸形状の先端が、曲面状に面取りをされた形状であることが好ましい。
これにより、凸形状と上記光情報記録媒体とが接触する面が曲面となるため、接触時の光ディスクへのダメージをより小さくすることができる。
また、本発明の参考に係る光ピックアップ装置では、上記凸形状が、光ピックアップ装置の配線基板を貫通し、上記配線基板の位置決め部材として兼用される。
また、本発明の参考に係る光ピックアップ装置では、上記保護カバーの上にさらに化粧板を形成し、上記化粧板は、上記凸形状の先端よりも低い位置に設けられることができる。
また、本発明の参考に係る光ピックアップ装置では、上記保護カバーが、光ピックアップ装置のレンズ駆動部を設ける領域をまたいで上記ハウジングに形成されることが好ましい。
これにより、上記保護カバーが、上記レンズ駆動部を設ける領域をまたいで形成されるため、ハウジング全体の強度を向上させることができる。
また、本発明の参考に係る光ピックアップ装置では、上記保護カバーが、接着剤注入穴を有し、光ピックアップ装置のレンズ駆動部を接着固定することが好ましく、上記保護カバーが、接着剤を通す穴と、上記レンズ駆動部を接着固定する接着剤溜り部を有し、上記レンズ駆動部を接着固定することができる。
また、本発明の参考に係る光ピックアップ装置では、上記ハウジングおよび上記保護カバーが樹脂によって一体形成されることが好ましい。
これにより、ハウジングの材料に汎用の金属代替樹脂を用いることができ、成型によって簡易に製造することができる。
本発明の光記録再生装置は、上記課題を解決するために、上記の光ピックアップ装置を備えることを特徴としている。
上記の発明によれば、保護カバーが、ハウジングと一体形成されているので、部品精度の安定化、生産性の向上と低コストを実現する光記録再生装置を製造することができる。また、保護カバーとハウジングのつなぎ目がなくなるので、光ディスクへ傷をつけることがない光記録再生装置を製造することができる。
本発明の光ピックアップ装置は、以上のように、レーザー光を用いて光情報記録媒体の情報の再生または、記録を行なう光ピックアップ装置において、該光ピックアップの外部を覆う筐体であり、少なくとも、上記光情報記録媒体を装着時に上記光情報記録媒体と対向する面に開口部が形成されているハウジングと、上記ハウジングにおける上記開口部の形成面を保護する保護カバーとを有し、上記保護カバーが、上記ハウジングと一体形成されており、上記保護カバーが、当該保護カバーの上記光情報記録媒体と対向する面に、上記光情報記録媒体と上記保護カバーとの衝突を防ぐための凸形状を有しており、上記凸形状の先端が、曲面状に面取りをされた形状であり、上記凸形状が、光ピックアップ装置の配線基板を貫通し、上記配線基板の位置決め部材として兼用される
それゆえ、部品精度の安定化、生産性の向上と低コストを実現するとともに、光ディスクへ傷をつけることがない光ピックアップ装置を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明の光記録再生装置は、以上のように、上記の光ピックアップ装置を備えている。
それゆえ、部品精度の安定化、生産性の向上と低コストを実現するとともに、光ディスクへ傷をつけることがない光記録再生装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施の形態における光ピックアップ装置の平面図(図1(a))と、裏面図(図1(b))と、図1(a)のA−A’での断面を示す断面図(図1(c))である。また図1(d)は、図1(a)のA−A’での断面を示す別の例の断面図である。本発明の光ピックアップ装置では、図1(c)および図1(d)に示すようにハウジング10と保護カバー部11とが一体形成されていることが特徴となっている。
裏面を示す図1(b)は、本考案のハウジング10を判りやすくするため、アクチュエータユニット20を取り外した図としている。
尚、アクチュエータユニット20の構成に関しては、本発明では特に限定はしないため、従来のアクチュエータユニットと同等のユニットを用いることを想定している。具体例として、図2にアクチュエータユニット20を図示する。図2(a)はアクチュエータユニット20の平面図であり、図2(b)はアクチュエータユニット20の側面図である。
アクチュエータユニット20は、図2に示すように対物レンズ21を具備したレンズホルダ22をラジアル方向にシフトさせるための機構として、トラッキングコイルマグネット(図示せず)で磁気回路を形成しており、またフォーカス方向にシフトさせるための機構として、フォーカスコイルマグネット(図示せず)で磁気回路を形成している。
レンズホルダ22は、アクチュエータベース26から細いワイヤー25で吊り上げられ、アクチュエータユニット20として形成される。アクチュエータユニット20は図1のハウジング10に固定される。レンズホルダ22は、レンズを保護するプロテクター27を備えている。
図1に示すハウジング10は、保護カバー部11と一体形成されている。保護カバー部11をハウジング10と一体形成することによって、アクチュエータユニット20を保護することと、対物レンズ21が光ディスク60に衝突することとを防止することのみならず、保護カバー部11はもとよりハウジング全体の強度アップをおこなうことが可能となる。
さらに保護カバー部11とハウジング10が一体形成されるため、保護カバー部11とハウジング10のつなぎ目をなくすことが可能となる。また、図1(d)のように、保護カバー部11とハウジング10のつなぎ目部分の外形を曲面とすることにより光ディスク60へ傷をつける恐れが少なくなるという効果も生じる。
さらに保護カバー部11とハウジング10とを組み立てる必要がないため、安定した部品精度で生産でき、生産性の向上と低コストを実現することができる。
また、従来の方法では、保護カバー部11を固定する為の固定手段等を形成するためにアクチュエータユニット20の挿入開口部を大きく開ける必要があった。
本実施の形態では、アクチュエータ挿入穴部分の保護カバー部11とハウジング10とを一体形成することが特徴である。図3は、本実施の形態における光ピックアップ装置のアクチュエータ搭載部分の表面を拡大した図であり、平面図(図3(a))と、図3(a)のB−B’での断面を示す断面図(図3(b))である。アクチュエータユニット20は、アクチュエータユニット20の上からハウジング10をかぶせる、もしくはアクチュエータユニット20をハウジング10の下面より挿入し、位置を調整して固定される。
つまり、本実施の形態の方法では保護カバー部11を固定する為の固定手段等を形成する必要がなく、アクチュエータユニット20の挿入開口部を大きく開ける必要がない。即ち、ハウジング10の強度を向上することが可能である。
また上記ではアクチュエータユニット20の保護カバー部11をハウジング10と一体形成することについて記載したが、図3(a)に示すように、保護カバー部11の面に凸部12,13および14をさらに形成することも可能である。
このように凸部12,13および14を設けることにより、特許文献1と同様に光ディスク60との干渉やキズ防止を図ることができる。しかも本実施例の方法では、一体形成によって上記構造を作成するため、特許文献1で想定されるような組み立て工程における問題点は発生しない。即ち、特許文献1の方法では、ハウジングと保護カバー部の部品精度の追い込みや、別部材取り付けのための材料費と作業費が発生することが起こる。さらに、ハウジングに保護カバーを固定する為の固定手段(フック部等)を形成する必要性や、上記固定手段等を形成するためにアクチュエータユニットの挿入開口部が大きくなり、ハウジングの強度を確保するために他の手段を講じる必要があった点などについて考慮する必要性がある。しかしながら本実施の形態による製造工程ではそれらについては考慮する必要がない。
また上記の保護カバー部11上の凸部を、光ピックアップ装置の平面図である図4(a)および図4(a)のC−C’での断面を示す断面図(図4(b))に示すように半球状に外周コーナー付近に4箇所(12,13,14,15)形成してもよい。
図2で説明したように、アクチュエータユニット20は、光ディスク60の情報を伝達するため、および光ディスク60のフォーカス、トラック方向へサーボコントロールするために、磁気回路などを形成する必要があり、ドライブ回路基板(FPC基板:Flexible Printed Circuit)を形成している。ドライブ回路基板は、接点部分28、29でドライブ回路に中継している。
本実施の形態では、ハウジング10の保護カバー部11に設けた凸部の形状をピン形状(円柱状)とすることによって、アクチュエータユニット20をコントロールするために用いられているドライブ回路基板との接点部分28,29の位置を決めるための部材として兼用する構成としてもよい。上記の構成では、例えば図4(a)に設けられた凸部12,13が、ドライブ回路基板(配線基板)に設けられた穴を貫通し、ドライブ回路基板との接点部分28,29の位置を設定している。
さらに保護カバー部11の凸部を、図5に示すように凸部16として全周にわたって繋がった形状としてもよい。
尚、凸部12〜16の先端の形状は、特に指定しないが、角のない曲面上の形状であることが好ましい。
また、アクチュエータユニット20は、ハウジング10に対する位置を調整後、ハウジング10に接着固定される。アクチュエータユニット20の平面図(図6(a))と、図6(a)のD−D’での断面を示す断面図(図6(b))に記載するように、アクチュエータユニット20をハウジング10に接着するための接着剤を注入する箇所として、接着剤注入穴17を保護カバー部11に設けてもよい。
また、図6の別の断面D−D’図である図6(c)に示すように、接着剤注入穴17に接着剤が保持できるような構造として接着剤溜り部18を設けてもよい。
またハウジング10の材料は金属に限らず、樹脂を用いて形成してもよい。ハウジング10の材料に汎用の金属代替樹脂を用いることにより、成型によって簡易に製造することができる。
たとえば、金属代替樹脂として知られる、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS:polyphenylensulfid)が使用可能であり、さまざまなフィラーを配合することにより、強度や熱伝導性の要求条件を満たすことができる。
以上のように、本発明の光ピックアップ装置および光記録再生装置は、アクチュエータユニット20の保護カバー部11とハウジング10を一体形成したことを特徴としている。
従って、アクチュエータユニット20の保護カバー部11がハウジング10と同一部品形態となり、部品精度の安定化、生産性の向上と低コストを実現することができる。即ち、部品精度は金型の精度にのみ依存し、嵌合によるバラツキは発生しない。
更に、保護カバー部11がハウジング10と一体成形されるため、ハウジング全体の強度アップにも繋がる。また、保護カバー部11とハウジング10のつなぎ目をなくすことが可能であるので、光ディスク60へ傷をつけることなく、情報の記録、再生、または、消去ができる光ピックアップ装置および光記録再生装置を提供することができる。
また、金型によって保護カバー部11とハウジング10とが一体形成されるので、特許文献3のような構造を本考案でも形成することが可能である。また図1(c)の形状を図7のように構成し、形状形成をさらに発展させて対物レンズの可動範囲(フォーカス方向)の頂点を円錐(半球)の頂点とするように形成することも可能である。保護カバー部11とハウジング10とが、円錐(半球)状に形成されるため、光ディスク60と干渉しても、光ディスク60を傷つける可能性が低減される。
つまり、一体形成することによって、ハウジングと保護カバー部の双方の強度アップを図ることができるとともに、VE効果(value engineering効果)を大きく見込むことができる。即ち、保護カバー部の部品コストの削減、保護カバーの金型形成にかかる費用の削減および取り付け作業工数の削減とそれにかかる費用の削減を見込むことができる。
また、上記のように保護カバー部11とハウジング10とが一体形成された後に、図8のように保護カバー部11の上に化粧板19を構成してもよい。図8は、図3の構成にさらに化粧板19を設けた構成について示した図であり、光ピックアップ装置の平面図(図8(a))、図8(a)のE−E’での断面を示す断面図(図8(b))および化粧板19の平面図(図8(c))である。
化粧板19の材質については特に指定はしないが、上記凸部12〜14等よりも低い位置に形成されるようにする。化粧板19には、予め形成した凸部12〜14が貫通する穴を設けて保護カバー部11上に形成されるようにすればよい。また、固定の方法は特に指定しないが、上記凸部12〜14への圧入、両面テープでの固定、接着固定、化粧板とハウジングにフックを設けて嵌合する、ビス締め等の方法を用いることができる。また単に化粧板19を粘着テープ付きのシートとして形成してもよい。
上記のように、化粧板19は上記光ピックアップ装置の強度部品とは別に構成することができるため、ハウジング10と一体成形される保護カバー部11とは色目の異なる部材で形成し、デザイン上の美観を向上させることが可能である。
尚、化粧板19は図4に示す構成に形成することも可能であるし、図5に示す構成に形成することも可能である。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の光ピックアップ装置は、光ディスク等の記録媒体への光学的な情報の記録および/または再生をおこなう光記録再生装置、DVDレコーダ、TV/ビデオ複合機等に好適に用いることができる。従って、本発明に係る光ピックアップ装置は、家庭から工業設備にいたる様々な電子機器または電気製品の分野に好適に用いることができる。
本発明における光ピックアップ装置の実施の一形態を示す図であり、(a)は光ピックアップ装置の平面図であり、(b)は裏面図である。また(c)は、(a)のA−A’での断面を示す断面図であり、(d)は、(a)のA−A’での別の実施例での断面を示す断面図である。 本発明における光ピックアップ装置の実施の一形態を示す図であり、(a)はアクチュエータユニットの平面図であり、(b)はアクチュエータユニットの側面図である。 本発明における光ピックアップ装置のアクチュエータユニット搭載部分を拡大した図であり、(a)はアクチュエータユニットの平面図であり、(b)は、(a)のB−B’での断面を示す断面図である。 本発明における光ピックアップ装置の別のアクチュエータユニット搭載部分を拡大した図であり、(a)はアクチュエータユニットの平面図であり、(b)は、(a)のC−C’での断面を示す断面図である。 本発明における光ピックアップ装置の別のアクチュエータユニット搭載部分を拡大した平面図である。 本発明における光ピックアップ装置の別のアクチュエータユニット搭載部分を拡大した図であり、(a)はアクチュエータユニットの平面図であり、(b)は、(a)のD−D’での断面を示す断面図であり、(c)は、(a)のD−D’での別の断面を示す断面図である。 本発明における光ピックアップ装置の実施の一形態を示す図であり、図1(c)の別の変形例を示すA−A’での断面図である。 本発明における光ピックアップ装置のアクチュエータユニット搭載部分を拡大した図であり、図3の変形例である。(a)はアクチュエータユニットの平面図であり、(b)は、(a)のE−E’での断面を示す断面図である。また(c)は化粧板の平面図である。 従来の光ピックアップ装置を示す図であり、(a)は光ピックアップ装置の平面図であり、(b)は裏面図である。 従来の光ピックアップ装置の断面図であり、図7(a)のF−F’での断面を示す断面図である。 従来の光ピックアップ装置を示す図であり、(a)はアクチュエータユニットの平面図であり、(b)はアクチュエータユニットの側面図である。
符号の説明
10 ハウジング
11 保護カバー部(保護カバー)
12 凸部(凸形状)
13 凸部(凸形状)
14 凸部(凸形状)
15 凸部(凸形状)
16 凸部(凸形状)
17 接着剤注入穴
18 接着剤溜り部
19 化粧版
20 アクチュエータユニット(レンズ駆動部)
21 対物レンズ
28 接点部分
29 接点部分
60 光ディスク(光情報記録媒体)
110 ハウジング
120 アクチュエータユニット
121 対物レンズ
127 レンズプロテクター
130 保護カバー
160 光ディスク

Claims (2)

  1. レーザー光を用いて光情報記録媒体の情報の再生または、記録を行なう光ピックアップ装置において、
    該光ピックアップの外部を覆う筐体であり、少なくとも、上記光情報記録媒体を装着時に上記光情報記録媒体と対向する面に開口部が形成されているハウジングと、
    上記ハウジングにおける上記開口部の形成面を保護する保護カバーとを有し、
    上記保護カバーが、上記ハウジングと一体形成されており、
    上記保護カバーが、当該保護カバーの上記光情報記録媒体と対向する面に、上記光情報記録媒体と上記保護カバーとの衝突を防ぐための凸形状を有しており、
    上記凸形状の先端が、曲面状に面取りをされた形状であり、
    上記凸形状が、光ピックアップ装置の配線基板を貫通し、上記配線基板の位置決め部材として兼用されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置を備えることを特徴とする光記録再生装置。
JP2006199836A 2006-07-21 2006-07-21 光ピックアップ装置および光記録再生装置 Expired - Fee Related JP4536687B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006199836A JP4536687B2 (ja) 2006-07-21 2006-07-21 光ピックアップ装置および光記録再生装置
CN2007101286839A CN101127220B (zh) 2006-07-21 2007-07-05 光学拾取装置和光学记录/重放装置
US11/822,994 US7844982B2 (en) 2006-07-21 2007-07-11 Optical pick-up and optical recording/reproducing apparatus with a protective cover

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006199836A JP4536687B2 (ja) 2006-07-21 2006-07-21 光ピックアップ装置および光記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008027529A JP2008027529A (ja) 2008-02-07
JP4536687B2 true JP4536687B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=38971316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006199836A Expired - Fee Related JP4536687B2 (ja) 2006-07-21 2006-07-21 光ピックアップ装置および光記録再生装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7844982B2 (ja)
JP (1) JP4536687B2 (ja)
CN (1) CN101127220B (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234340A (ja) * 1985-08-08 1987-02-14 Olympus Optical Co Ltd 光ヘツド
JPH0785493A (ja) * 1993-09-16 1995-03-31 Sony Corp 光学ピックアップ
JPH0896390A (ja) * 1994-09-20 1996-04-12 Sony Corp 光学ピックアップ
JPH09167366A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Sony Corp 光学ピックアップおよびその製造方法
JP2000215466A (ja) * 1998-11-19 2000-08-04 Alps Electric Co Ltd 光ピックアップ
JP2002269790A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ駆動装置
JP2004086956A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Olympus Corp ディスク装置
JP2005129134A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Sharp Corp 光ピックアップ装置
JP2006012302A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Fujitsu Ten Ltd 光ピックアップ装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62142720A (ja) 1985-12-18 1987-06-26 Nippon Mining Co Ltd 耐応力腐食割れ性の良好な鉄合金の製造方法
JPH0328531A (ja) 1989-06-26 1991-02-06 Toyoda Mach Works Ltd 駆動力伝達装置
JPH065062A (ja) * 1992-06-19 1994-01-14 Sony Corp ディスク記録または再生装置
JP2000298863A (ja) * 1999-04-09 2000-10-24 Sony Corp 光ピックアップ装置
JP4080439B2 (ja) 2004-03-01 2008-04-23 シャープ株式会社 光ピックアップ装置
JP2006302334A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Sanyo Electric Co Ltd ピックアップ装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234340A (ja) * 1985-08-08 1987-02-14 Olympus Optical Co Ltd 光ヘツド
JPH0785493A (ja) * 1993-09-16 1995-03-31 Sony Corp 光学ピックアップ
JPH0896390A (ja) * 1994-09-20 1996-04-12 Sony Corp 光学ピックアップ
JPH09167366A (ja) * 1995-12-18 1997-06-24 Sony Corp 光学ピックアップおよびその製造方法
JP2000215466A (ja) * 1998-11-19 2000-08-04 Alps Electric Co Ltd 光ピックアップ
JP2002269790A (ja) * 2001-03-08 2002-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ駆動装置
JP2004086956A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Olympus Corp ディスク装置
JP2005129134A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Sharp Corp 光ピックアップ装置
JP2006012302A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Fujitsu Ten Ltd 光ピックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008027529A (ja) 2008-02-07
US20080019230A1 (en) 2008-01-24
CN101127220B (zh) 2010-06-02
US7844982B2 (en) 2010-11-30
CN101127220A (zh) 2008-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4542070B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置
JP2006012405A (ja) 情報記憶装置のヘッドパーキング用ランプ,ヘッドパーキングランプシステム
US20060233090A1 (en) Optical pick-up and optical disk device
JP2007280445A (ja) スライダとサスペンションとを備えるアセンブリ及びディスク・ドライブ装置
JP4072911B2 (ja) データ記憶装置
JP4536687B2 (ja) 光ピックアップ装置および光記録再生装置
US7859796B2 (en) Disk drive and arm coil support assembly
KR20010007116A (ko) 헤드 지지 아암, 그 제조 방법 및 데이터 기록 장치
JP2005302157A (ja) 記録媒体駆動装置並びにパッキン部材およびカバーユニット
US8437099B2 (en) Hard disk drive and servo track writing system for the same
JP4080439B2 (ja) 光ピックアップ装置
US8130472B2 (en) Head support for a magnetic disk device
US20060114769A1 (en) Lens holding system, optical pick-up device, and recording/reproducing device
JP2007287234A (ja) ディスク・ドライブ装置及びそれに使用されるヘッド・アセンブリ
JPH07262589A (ja) 光学ピックアップ
US9036301B2 (en) Slider including laser protection layer, head gimbal assembly, and disk drive unit with the same
JP2011003252A (ja) 光ピックアップ装置
JP2004039235A (ja) ハードディスクドライブのアクチュエータロッキング装置
JP2007200426A (ja) 磁気ディスク装置、及び磁気ディスク装置内部のネジを隔離する方法
KR100501693B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 액츄에이터
JP4400606B2 (ja) レンズホルダ、対物レンズ駆動装置、光ヘッド及び光記録再生装置
JP2004296039A (ja) 光ピックアップ装置
KR100505688B1 (ko) 광디스크 드라이브
JP2009277318A (ja) 光ピックアップ
JP2008016090A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100616

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees