JPH07262589A - 光学ピックアップ - Google Patents

光学ピックアップ

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JPH07262589A
JPH07262589A JP6079906A JP7990694A JPH07262589A JP H07262589 A JPH07262589 A JP H07262589A JP 6079906 A JP6079906 A JP 6079906A JP 7990694 A JP7990694 A JP 7990694A JP H07262589 A JPH07262589 A JP H07262589A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical pickup
optical
cover
flexible printed
dust
Prior art date
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Pending
Application number
JP6079906A
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English (en)
Inventor
Kan Sugita
完 杉田
Masami Yuasa
正美 湯浅
Tadashi Kikuchi
正 菊地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication of JPH07262589A publication Critical patent/JPH07262589A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防塵対策を確実にかつ容易に行うことができ、
光学系や電気系に塵やゴミ等のダストが付着するのを防
止して性能劣化を防ぐことができる光学ピックアップを
提供すること。 【構成】回転される光ディスクに光を照射して、この光
ディスクの情報を読み取ったり、光ディスクに情報を書
き込むための光学ピックアップにおいて、内部に配置さ
れている部材24を調整するために設けられた穴90を
覆うフレキシブルプリント基板60を備える光学ピック
アップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置の光学
ピックアップに関し、特に防塵対策を施した光学ピック
アップの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスク回転駆動装置により回転される
光ディスクの信号面に光を照射して、この光ディスクの
記録されている情報信号を読み取ったり、あるいは光デ
ィスクに情報を書き込む手段として、光学ピックアップ
が用いられている。
【0003】この光学ピックアップ装置には、対物レン
ズの駆動用アクチュエータである2軸アクチュエータを
備えている。この2軸アクチュエータは、半導体レーザ
等の光源から出射される光を光ディスクの信号面に集束
させ対物レンズを、磁気的な駆動力によりフォーカス方
向およびトラッキング方向の2軸方向に変位させること
によって、この光を光ディスクの信号面に合焦して記録
トラックに沿って正確に当てることができるようになっ
ている。
【0004】この種の光ディスク装置、特に光ディスク
記録再生装置においては、穴や隙間からダストが光学ピ
ックアップに侵入すると、性能の劣化の原因となる。こ
のダストとは、塵、埃、切屑等の粉塵である。光学ピッ
クアップには、内部の光学系の調整に必要な穴や、内部
の電気系の調整に必要な穴あるいは組立ての都合上発生
する隙間等がある。特に、光学ピックアップに穴や隙間
がいくつもあると、光学ピックアップ内に空気の流れが
できて、よりダストが入りやすい。
【0005】このような穴あるいは隙間に対して防塵対
策を行う必要があるが、この防塵対策のために、接着剤
や充填剤等を穴や隙間等に充填したり、ホットメルト等
の封入剤を用いて隙間を埋める等の防塵対策を行うこと
や、板金により別部材を作って、その別部材を光学ピッ
クアップにかみ合わせて穴や隙間等に被せるといったこ
とが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の接着
剤等を用いる防塵対策では、穴や隙間の開口面積が広す
ぎると塞ぎきれない。また接着剤等の粘性が低いと光学
ピックアップの内部に流れ込みを起こす等の不都合があ
る。また後者の防塵対策では、複雑な形状の別部材を、
光学ピックアップの穴や隙間等に対応して作る必要があ
り、別部材のみでは密閉性も悪い。
【0007】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、防塵対策を確実にかつ容易に行う
ことができ、光学系や電気系に塵やゴミ等のダストが付
着するのを防止して性能劣化を防ぐことができる光学ピ
ックアップを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、回転される光ディスクに光を照射して、この光
ディスクの情報を読み取ったり、光ディスクに情報を書
き込むための光学ピックアップにおいて、内部に配置さ
れている部材を調整するために設けられた穴を覆うフレ
キシブルプリント基板を備える光学ピックアップによ
り、達成される。本発明にあっては、好ましくは前記フ
レキシブルプリント基板は、組立ての際に発生する隙間
も塞ぐ。
【0009】また、上記目的は、本発明にあっては、回
転される光ディスクに光を照射して、この光ディスクの
情報を読み取ったり、光ディスクに情報を書き込むため
の光学ピックアップにおいて、開口部分を覆う防塵用の
カバーと、内部に配置されている部材を調整するために
設けられた穴と、上記防塵用のカバーの取り付け用の穴
とを覆うためのフレキシブルプリント基板と、を備える
光学ピックアップにより、達成される。本発明にあって
は、好ましくは前記カバーと光学ピックアップのベース
には、重なり部分を備える。
【0010】
【作用】上記構成によれば、フレキシブルプリント基板
により、内部に配置されている部材を調整するために設
けられた穴を覆う。あるいは、開口部分を防塵用のカバ
ーで覆うとともに、内部に配置されている部材を調整す
るために設けられた穴と、上記防塵用のカバーの取り付
け用の穴とを、フレキシブルプリント基板により覆う。
このようにすることにより、光学ピックアップ内にダス
トが入るのを防止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0012】図1は、本発明の光学ピックアップを備え
る光ディスク装置の一部を示す斜視図であり、図2は図
1の光学ピックアップの裏面側を示す斜視図である。図
1において、光ディスク装置、好ましくは光磁気記録再
生装置のシャーシ10は、主軸14と副軸16、リニア
モータ13およびスピンドルモータ12等を備えてい
る。
【0013】スピンドルモータ12は、光磁気ディスク
のような光ディスクを、矢印K方向に回転できるように
なっている。主軸14と副軸16は、平行に配置されて
いる。光学ピックアップ20のスライドベース22が、
この主軸14と副軸16に沿って、送り方向Fにリニア
モータ13の駆動により移動できるようになっている。
光学ピックアップ20のスライドベース22は、2軸ア
クチュエータ24、対物レンズ26、軸受28およびボ
ールベアリング30、そしてフレキシブルプリント基板
60等を備えている。
【0014】軸受28は、スライドベース22と一体で
あり、主軸14に嵌っていて、送り方向Y方向に移動す
るものである。ボールベアリング30は、スライドベー
ス22に取り付けられていて、副軸16に沿ってガイド
されるようになっている。2軸アクチュエータ24は、
半導体レーザ等の光源から出射される光を光ディスクの
信号面に集束させる対物レンズ26を、磁気的な駆動力
により、フォーカス方向FCSおよびトラッキング方向
TRKの2軸方向に変位させることによって、この光を
光ディスクの信号面に合焦して記録トラックに沿って正
確に当てることができるようになっている。
【0015】図1と図2に示すように、スライドベース
22の裏側23側には調整用の穴90が2つ形成されて
いる。この調整用の穴90は、2軸アクチュエータ24
の光学系の調整および/または電気系の調整に必要な穴
であって、図1に示すようにピンPを挿入することによ
りこれらの調整を行うことができるようになっている。
つまり、ピンPによりたとえば光学系をX、Y方向に調
整する。
【0016】図1と図3のスライドベース22の2つの
側面25,27には、それぞれカバー4のカバー爪6を
嵌め込むための別の穴95が形成されている。この穴9
5には、図4と図5に示すように、防塵カバー4の爪6
が弾性変形することによりかみ合うようになっている。
ただし、図4に示すように爪6が弾性変形してかみ合う
ので、クリアランス部分CL1が必要であり、しかも図
5に示すように別のクリアランス部分CL2も必要であ
る。このことからこのようなクリアランス部分CL1と
CL2を覆わないと、クリアランス部分CL1とCL2
を通って、ダストが図1のスライドベース22の中に入
ってしまう。
【0017】図3のスライドベース22は、例えば亜鉛
ダイカストにより作られているが、その上面側すなわち
2軸アクチュエータ24と対物レンズ26が見える側の
面が開放されている。従って、この開放された面を覆う
必要がある。この開放された面を覆うために、図1と図
3に示す防塵カバー4を用いる。この防塵カバー4は、
上面部4fといくつかの側面部4b,4c,4dを有し
ている。しかも上面部4fには、開口部4aが形成され
ている。この開口部4aはスライドベース22側の対物
レンズ26と対応したものである。
【0018】防塵カバー4には2つのカバー爪6,6が
形成されている。このカバー爪6,6は、上述したスラ
イドベース22の穴95,95に着脱自在にかみ合う爪
である。すなわち、防塵カバー4は図3の矢印E方向に
スライドベース22に対して嵌め込むことにより、爪
6,6は穴95,95に着脱可能にかみ合うようになっ
ている。この防塵カバー4は、好ましくはスライドベー
ス22内を保護するため難燃性材を用い、プラスチック
や金属板等により作ることができる。
【0019】図3の部分S1を図7に示し、部分S2を
図8に示し、そして部分S3を図9に示している。図7
ないし図9に示すように、カバー4とスライドベース2
2とは、オーバーラップ部分OLだけをオーバーラップ
させている。このオーバーラップ部分OLは、たとえば
好ましくは0.5mm以上あればよい。これにより、よ
り防塵効果を高めることができる。
【0020】図6は、フレキシブルプリント基板の一例
を示している。このフレキシブルプリント基板60は、
たとえば2軸アクチュエータ24とシャーシ10の固定
側を電気的に接続して、2軸アクチュエータ24のコイ
ルなどに電力を供給するようになっている。このフレキ
シブルプリント基板60は、部分60a,60b,60
c,60d,60e,60f,60g,60h等から構
成されている。矢印Qが示す範囲では、その図6におい
て裏面側に粘着シートもしくは粘着剤が配置されてい
る。この粘着シートは、たとえば両面テープのようなも
のである。この粘着剤には剥離紙が張りつけられてい
る。
【0021】部分60a,60b,60c,60dは、
フレキシブルプリント基板60のベース部分を延長した
部分であり、図2に示すように、スライドベース22の
裏面23側に粘着剤もしくは粘着シートを介して、しか
も折り曲げてぴったりと貼り付けるようになっている。
図2に示すように、この部分60aは、上述したカバー
4の爪6を掛けるための穴95を覆っている。フレキシ
ブルプリント基板60の部分60bは、2軸アクチュエ
ータの電気系あるいは光学系を調整するための穴90を
覆っている。
【0022】同様にして、図2の反対側のカバー4の爪
6を掛けるところの穴95もフレキシブルプリント基板
の部分60dにより覆っている。もう1つの2軸アクチ
ュエータの電気系あるいは光学系を調整するための穴9
0は、フレキシブルプリント基板60の部分60cによ
り覆っている。このようにフレキシブルプリント基板6
0を、スライドベース22の裏面側に貼り付ける際に、
その貼り付けと同時に調整用の穴90,90およびカバ
ー4の爪6のための穴95,95を同時に覆ってしま
う。これにより、図3に示す防塵カバー4の使用と共に
2軸アクチュエータの余分な穴を完全に覆って、スライ
ドベース22内の2軸アクチュエータ24の光学系や電
気系などの重要で精密な部品を、ダストの侵入から守る
ことができる。
【0023】なお図1と図3に示すように、対物レンズ
用の穴4aは多少隙間が開いているが、この穴4a以外
の部分の調整用の穴90と組み立て時に必要な穴(隙
間)95をフレキシブルプリント基板60を貼り付ける
際に塞いでしまっているので、スライドベース22内の
空気の流れが発生するのを極力防ぐことができる。従っ
て、図1のスピンドルモータ12が回転してその回転力
により風がスライドベース22側に送られたとしても、
簡単にはその風がスライドベース22内を通り抜けな
い。従ってスライドベース22内へのダストの侵入を確
実に防ぐことができる。
【0024】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。上述した実施例では光磁気ディスクの記録再生装置
に適用される光学ピックアップについて説明している
が、光ディスクとしてはCD,CD−ROM,WO(ラ
イトワンス型)、MO,MD,データストレッジの光磁
気ディスク用の光学ピックアップに本発明は適用するこ
とができる。また光ディスクの記録再生に限らず、光デ
ィスクの再生専用にも用いることができる。
【0025】また穴の形状や数はその装置の特性に応じ
て種々変更することができ、フレキシブルプリント基板
の形状もそれに対応して種々の形状を採用することがで
きる。いずれにしても、好ましくはフレキシブルプリン
ト基板のベース部分を延長して図6に示すような部分6
0a,60bや60c,60dのような部分を延長して
形成することにより、そしてカバーを併用することによ
り、穴やあるいは組立て上必要とする隙間を簡単かつ確
実に埋めることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、防
塵対策を確実にかつ容易に行うことができ、光学系や電
気系に塵やゴミ等のダストが付着するのを防止して性能
劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学ピックアップの好ましい実施例を
備えた光ディスク装置の一部を示す斜視図。
【図2】図1の光学ピックアップの裏面側を示し、フレ
キシブルプリント基板が穴等を塞いでいる状態を示す斜
視図。
【図3】図1の光学ピックアップのスライドベースと防
塵カバーを示す斜視図。
【図4】防塵カバーの爪をかみ合わせた状態を示す断面
図。
【図5】図4のかみ合わせ状態を示す正面図。
【図6】フレキシブルプリント基板の1つの例を示す平
面図。
【図7】図3の部分S1におけるオーバーラップ部分を
示す断面図。
【図8】図3の部分S2におけるオーバーラップ部分を
示す断面図。
【図9】図3の部分S3におけるオーバーラップ部分を
示す断面図。
【符号の説明】
4 防塵カバー 20 光学ピックアップ 26 対物レンズ 60 フレキシブルプリント基板 90 2軸アクチュエータ調整用の穴 95 防塵カバーの爪をかみ合わせるための穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転される光ディスクに光を照射して、
    この光ディスクの情報を読み取ったり、光ディスクに情
    報を書き込むための光学ピックアップにおいて、 内部に配置されている部材を調整するために設けられた
    穴を覆うフレキシブルプリント基板を備えることを特徴
    とする光学ピックアップ。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブルプリント基板は、組立
    ての際に発生する隙間も塞ぐ請求項1に記載の光学ピッ
    クアップ。
  3. 【請求項3】 回転される光ディスクに光を照射して、
    この光ディスクの情報を読み取ったり、光ディスクに情
    報を書き込むための光学ピックアップにおいて、 開口部分を覆う防塵用のカバーと、 内部に配置されている部材を調整するために設けられた
    穴と、上記防塵用のカバーの取り付け用の穴とを覆うた
    めのフレキシブルプリント基板と、を備えることを特徴
    とする光学ピックアップ。
  4. 【請求項4】 前記カバーと光学ピックアップのベース
    には、重なり部分を備える請求項3に記載の光学ピック
    アップ。
JP6079906A 1994-03-24 1994-03-24 光学ピックアップ Pending JPH07262589A (ja)

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JP6079906A JPH07262589A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 光学ピックアップ

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JP6079906A JPH07262589A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 光学ピックアップ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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