JP2008016090A - 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 - Google Patents
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- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/12—Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
- G11B7/121—Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier
Abstract
【課題】光ピックアップ装置には、対物レンズがディスクに直接当らないように、プロテクタを設けているが、このプロテクタの取り付け精度やレンズホルダ自身の組立精度によってはプロテクタの角部がディスク表面と衝突し、局部的な圧力が高くなって、ディスク表面のゴミや、レンズホルダに構成された緩衝材のエラストマー材が融着する。
【解決手段】光ディスク1に衝突するプロテクタ部材5はプロテクタ台7上にコーティングされ、プロテクタ台7は弾性材9によりレンズホルダ10上で支持されている。プロテクタ部材5は弾性支持されているので、光ディスク1の表面に衝突した時、その表面に沿ってプロテクタ部材5の全面が光ディスク1の表面に接触するので、局部的に面圧が上がることや接触圧力が局部的に高くなることがないため、傷やゴミなどの付着が低減される。
【選択図】図1
【解決手段】光ディスク1に衝突するプロテクタ部材5はプロテクタ台7上にコーティングされ、プロテクタ台7は弾性材9によりレンズホルダ10上で支持されている。プロテクタ部材5は弾性支持されているので、光ディスク1の表面に衝突した時、その表面に沿ってプロテクタ部材5の全面が光ディスク1の表面に接触するので、局部的に面圧が上がることや接触圧力が局部的に高くなることがないため、傷やゴミなどの付着が低減される。
【選択図】図1
Description
本発明は、光ディスクドライブ装置に用いられる光ピックアップ装置に関し、光ディスクと対物レンズとの衝突による光ディスク表面の損傷の軽減または防止を図る技術に関する。
大容量の光学式情報記録媒体として、読み取り専用のCD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、書き込み可能なCD±R、CD±RW、DVD±R、DVD±RWやMD(Mini Disk)、最近では高精細度映像の保存が可能なBD(Blu-ray Disk)が出てきている。
前述のような光ディスクに対し記録及び/又は再生を行う光ディスクドライブ装置では、光ディスクの信号記録層に半導体レーザーから射出した光ビームの焦点を結び続けるためにフォーカス制御が用いられる。ディスク面振れの大きいディスクを用いた時や起動時に、フォーカス制御を掛ける際、うまく掛からずに制御が外れると、ビーム光を光ディスクの信号記録層に合焦させている対物レンズと光ディスクとが衝突する可能性がある。この衝突によって、光ディスクや対物レンズが損傷を受け、信号の記録や再生が不能または信号が劣化してしまう恐れがある。
その対策として従来は、対物レンズを保持しているレンズホルダの光ディスクに対向した面にポリアセタールなどの樹脂で出来た緩衝部材を対物レンズより光ディスク側に突き出るように配置して、対物レンズと光ディスクが直接衝突する前に、この緩衝部材が光ディスクとに衝突することで光ディスクの傷付を防止したり低減したりする対策が施されて来た。
ところで、従来1.2mmか0.6mmであった信号記録層の保護膜を薄くして、更なる高密度化が実現されつつある。例えば、前述のBDでは保護膜が0.1mmと薄くなっている。そのため、ディスク表面の傷の影響を受けやすくなってきた。それに対する対策として、緩衝部材のディスク面との対向面側にポリアセタールなどよりも柔らかいエラストマーをコーティングして傷付を防止する対策が行われるようになってきた。
以下に図面を用いて背景技術について説明する。
図6は、従来の光ピックアップ装置の光学系概略図である。同図では、詳細な光学系は本発明と無関係なので、対物レンズ、光源及びコリメータレンズを除いて、その大半を省略している。
同図において、情報記録面63はディスク基板61上に形成され、透明な保護膜層65で保護されている。レーザー光源70から出射した光ビームは、コリメータレンズ72を通り対物レンズ74で集束し、保護膜層65を通ってディスク基板61上の情報記録面63で焦点を結ぶ。ここで対物レンズ74は、レンズホルダ80に接着されている。レンズホルダ80は、固定部78で片側を支持されているサスペンションワイヤ76で弾性保持されている。図示していないが、レンズホルダ80は、電磁作用により光ディスクの軸方向(以下、「フォーカス方向」)に駆動され、情報記録面63に光ビームが焦点を結ぶように制御される。また、同時に情報記録面63上のトラック上に焦点を移動させるため径方向(以下、「トラッキング方向」)にも制御される。
図4は、従来の光ピックアップ装置における対物レンズアクチュエータの斜視図、図5は、対物レンズとプロテクタと光ディスク表面との位置関係を示す模式図である。レンズホルダ49には対物レンズ43が接着等で取り付けられている。そして光ビームが情報記録面63上に焦点を結んだ時の、光ディスク1の保護膜層65の表面と対物レンズ43の頂点との距離をワーキングディスタンス(以下、WD)と呼ぶ。
WDは、BDに於いては一般に、0.2mm〜0.3mmに取られる。
さて、対物レンズ43の頂点より微小寸法分、保護膜層65に近づいた位置まで、レンズホルダ49よりコーティング台45を設ける。そのコーティング台45の光ディスク表面と対向する面にプロテクタ部41を形成する。プロテクタ部41は、厚さ0.02mm〜0.05mm程度のエラストマー材がコーティングされて用いられることが多い。これは、WDが0.2mm〜0.3mmと、CDやDVDのような0.6mm〜1mmに比較して短いので、精度良くコーティングする必要があるため先ほどの厚さに設定される。コーティング部41のディスク対向面側と光ディスク1の保護膜層65の表面との間の距離aは0.15mm〜0.2mmとWDより短く設定される。つまり対物レンズ43の頂点より若干プロテクタ部41が保護膜層65に近い状態に設けられる。
さて、対物レンズ43をフォーカス方向に駆動するとき、光ディスク軸方向の面振れが大きく焦点を結べなくなったり、光ディスクの起動時に焦点を結ぶ時にミスをしたりすることがある。以後、この現象を、「フォーカス外れ」と総称する。フォーカス外れが生じると、対物レンズの駆動系は早くフォーカスさせようと最大の加速力をレンズホルダ49に加える。または光ディスク1の情報記録層65に焦点を合わそうとして光ディスク表面に対物レンズ43が接触するまで近づいてしまうこともある。
しかしながら、プロテクタ部41が設けられており、かつその表面が対物レンズ43の頂点より光ディスクの保護膜層65に若干近いので、対物レンズ43の頂点より先に光ディスク表面に接触すること、またその材料がエラストマー材という光ディスク表面より軟性材であるので、対物レンズ43が光ディスクの保護膜層65に直接衝突し、対物レンズおよび光ディスク表面を傷めることを防止している。
特開2002−222535号公報
従来のディスク表面への衝突による影響を見ると、ディスク表面に傷付や付着物が生じる場合がある。緩衝部材にコーティングする材料は柔軟性のあるエラストマー材を用いているが、厚さとしては0.05mm程度と薄く、コーティングするベース面が傾いていたりすると、ディスク表面に衝突した時に角部が当るようになり、衝突時の接触圧力が高くなる。接触圧力が余りに高くなると傷付や付着物が増加する。逆にディスクが傾いていても同様である。コーティングするベース面は衝突時の圧力を減らそうとすれば緩衝部の面積を増やさなければならないがレンズホルダ回りでの面積の確保は困難な場合が多い。しかし、光ディスクドライブ装置の高速化への要望は強く、ディスクの周速は早まる一方であり、局部的な圧力の増加のないプロテクタ部が求められていた。
上記課題を解決するために本発明は、光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することにより、前記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置であって、前記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、前記対物レンズを支持するレンズホルダと、前記対物レンズにより前記光ディスク側へ突出するレンズプロテクタとを有し、前記レンズプロテクタは、前記レンズホルダから弾性材により保持されている。
本発明によれば、レンズプロテクタを弾性支持することで光ディスクへの傷付を防止し、光ディスクが高密度化していっても、将来まで使用出来るディスク傷付き防止手段を提供出来る。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。本発明による光ピックアップ装置は、光ディスクドライブ装置に用いられるものであり、その光学系構造は、従来のものと同様である。以下の説明では、従来と相違する特徴部分を主に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置の対物レンズアクチュエータの斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態1における光ピックアップ装置の対物レンズアクチュエータの斜視図である。
図1において、レンズホルダ10には、対物レンズ3が接着されている。
対物レンズ3の両横にプロテクタが設置されており、本実施の形態1ではディスク1の接線方向に対物レンズ3を挟んで対称かつ接線に平行に2個設置している。
プロテクタ台7は、弾性部材9で支持されており、ディスク1の表面との対向面にプロテクタ部材5が設けられている。
プロテクタ部材5は、エラストマー材をプロテクタ台7上にコーティングして形成される。また、弾性部材9は、レンズホルダ10が一般に成形性と耐熱性から液晶ポリマ樹脂が用いられることが多いので、同じ材質で形成することでレンズホルダ10と一体成形が容易に出来る。その場合、プロテクタ台7も同時に成形する。一体成形の場合、弾性部材9は大きな変形をさせることは出来ないが小変形に用いるので問題はない。
弾性部材9は、ばね性を有する細い金属線(φ0.8〜φ1程度)、または薄板バネでも良い。また外径の細いコイルばねを用いても良い。
図2は、本発明の実施の形態1におけるディスク1とプロテクタの位置関係を示す図である。図2の(a)はディスク半径方向から見た図であり、図2の(b)はディスクの接線方向から見た図である。
光ディスク1の保護膜層65の表面と対物レンズ3の頂点との距離(ワーキングディスタンス)はWDである。またプロテクタ部材5と保護膜層65の表面との距離はaで示す。WDより若干aの方が小さい。
図3は、本発明の実施の形態1におけるレンズホルダ10のディスク1への衝突時の作用を示す概念図である。図3の(a)は衝突前、(b)は衝突後のプロテクタ部材5及びプロテクタ台7の状態をそれぞれ示す図である。
図3(a)において、レンズホルダ10に装着されており弾性部材9により支持されているプロテクタ部材5とプロテクタ台7は、成形後の傾き精度、或いはディスクの傾きにより、図のような相対位置関係になる。弾性部材9がなくレンズホルダ10に直接プロテクタ台7が設置されている従来例では、この角度を持ったままディスク表面に衝突した場合、プロテクタ部材5の角部がディスク1の保護膜層65の表面に当り、角部であるために局部的な接触圧力が高くなり、保護膜層65の表面に傷、或いはゴミなどの付着物が付き易くなる。本発明の実施の形態1では、図3の(b)のように、プロテクタ台7が弾性部材9に支持されているため、ディスク1の保護層65にプロテクタ部材5が衝突した時に、弾性部材9が撓むことによりプロテクタ部材5の全面が保護膜層65の表面に沿い、また、2つのプロテクタ部材5の高さが違っていても双方とも沿うことが可能になる。したがって、この場合には、角部が当るときに比べ接触圧力が低減されるため、保護膜層65の表面に傷、或いはゴミなどの付着が低減される。
本発明の実施の形態1では、プロテクタをディスク1の接線方向に配置したが、半径方向、または、接線方向と半径方向の組み合わせの場合でも本発明は適用できる。
また、プロテクタ部材5はエラストマー材を使用しているが、その他の軟性材、ポリアセタールなどでも問題ない。
更に、弾性部材9は、レンズホルダ3と違う樹脂材、例えばポリアセタールでも構わない。
本発明にかかる光ピックアップは、ディスクとレンズホルダの衝突が生じても、ディスクにク傷や付着物が付きにくいため、信頼性の高いドライブ装置を提供することができる点で有用である。実施についてもレンズホルダと一体でプロテクタ部分を形成できるため、容易である。
1 光ディスク
3 対物レンズ
5 プロテクタ部材
7 プロテクタ台
9 弾性部材
10 レンズホルダ
61 ディスク基板
63 情報記録面
65 保護膜層
3 対物レンズ
5 プロテクタ部材
7 プロテクタ台
9 弾性部材
10 レンズホルダ
61 ディスク基板
63 情報記録面
65 保護膜層
Claims (2)
- 光ディスクの信号記録層にビーム光を照射することにより、前記信号記録層に対する信号の読取及び/又は記録を行う光学ピックアップ装置であって、
前記信号記録層にビーム光を照射する対物レンズと、
前記対物レンズを支持するレンズホルダと、
前記対物レンズにより前記光ディスク側へ突出するレンズプロテクタと、を有し、
前記レンズプロテクタは、前記レンズホルダから弾性材により保持されていることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1記載の光ピックアップ装置を備え、前記光ディスクに対する信号の読取及び記録を行なう光ディスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006184041A JP2008016090A (ja) | 2006-07-04 | 2006-07-04 | 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006184041A JP2008016090A (ja) | 2006-07-04 | 2006-07-04 | 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008016090A true JP2008016090A (ja) | 2008-01-24 |
Family
ID=39072963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006184041A Pending JP2008016090A (ja) | 2006-07-04 | 2006-07-04 | 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008016090A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2178085A1 (en) * | 2008-10-14 | 2010-04-21 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup device |
-
2006
- 2006-07-04 JP JP2006184041A patent/JP2008016090A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2178085A1 (en) * | 2008-10-14 | 2010-04-21 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup device |
US8483032B2 (en) | 2008-10-14 | 2013-07-09 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup device |
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