JP2008051326A - 伝動ベルトの組付装置および組付方法ならびに製造方法 - Google Patents

伝動ベルトの組付装置および組付方法ならびに製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エレメントとリングとの組み付けの生産性を向上させることができる伝動ベルトの組付装置および組付方法を提供すること。
【解決手段】2列のリング8を並列して収容する凹部7が形成されるとともに、その凹部7に、2列のリング8をそれぞれ係合させる突起部9が形成された多数のエレメント1を、開口端側が外周側となるように環状に配列し、そのエレメント1の列における両突起部9の内周側に2列のリング8をそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトVの組付装置Mにおいて、凹部7に収容された2列のリング8のうち、第1リング8aを、いずれか一方の突起部9の内周側に挿入して係合させた状態で移動不能に保持するリング保持機構106,108と、第2リング8bを、他方の突起部9に近づく方向へ第1リング8aに対して相対移動させるリング移動機構104,105とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、板片状の多数のエレメントを互いに対面させて環状に配置し、それらのエレメントを無端環状のリングに組み付けることにより環状に結束して構成する伝動ベルトの組付装置および組付方法に関するものである。
一般に、複数の回転部材同士の間で動力の伝達を行う場合に用いる変速機として、変速比を段階的に変化させることができる有段変速機と、変速比を連続してすなわち無段階に変化させることができる無段変速機とがあり、後者の無段変速機としてはベルト式無段変速機およびトロイダル式無段変速機などが知られている。このうち、ベルト式無段変速機は、駆動側プーリおよび従動側プーリの2組のプーリと、それらのプーリに巻き掛けられる伝動ベルトとを使用して変速比を無段階に変化させる変速機である。そのようなベルト式無段変速機に用いられる伝動ベルトとして、例えば、エレメントあるいはブロックなどと称される多数の板片をその板厚方向に互いに重ね合わせて環状に配列するとともに、それらの板片をリングあるいはバンドあるいはキャリアなどと称される環状の帯状体で環状に結束することにより、無端環状に形成されたベルトが知られている。
このような伝動ベルトが、駆動側および従動側の2組のプーリに巻き掛けられた状態で駆動側プーリが駆動されると、エレメントには、エレメントと駆動側プーリとの接触部分の摩擦力、および、駆動側プーリのトルクに応じて駆動側プーリからエレメントに対して加えられるエレメントの積層方向、すなわちエレメントの厚さ方向の圧縮力が作用する。そして、駆動側プーリに接触しているエレメントに伝達された圧縮力は、プーリに巻き掛けられていないエレメントを経由して、従動側プーリに接触しているエレメントに伝達される。この従動側プーリに接触しているエレメントに圧縮力が伝達されると、そのエレメントと従動側プーリとの接触部分の摩擦力、および伝達された圧縮力に応じて従動側プーリを回転させようとするトルクが発生する。このようにして、駆動側プーリと従動側プーリとの間で、伝動ベルトを介して動力伝達がおこなわれる。
上記のような伝動ベルトの一例として、自動車や農機の主駆動や補機駆動のベルト無段変速に用いられるベルトであって、センターベルトと耐側圧を補強するブロックとからなる「高負荷伝動ベルト」に関する発明が、特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載されている伝動ベルトは、上端に係止部を有している2本のベルト側部、およびそれらを下端で連結する連結部材により形成されたブロック(エレメント)と、そのエレメントの両係止部の間に開口している嵌合溝に、両係止部によってエレメントから外れないように嵌め込まれている2本の無端キャリア(リング)とによって構成されている。また、エレメントの2本のベルト側部の前後面には、それぞれ凸部と凹部とが設けられていて、前後のエレメント同士の間でそれら凸部と凹部とが嵌り合うことにより、エレメントがベルト走行中でも整列するようになっている。
また、特許文献2には、自動車の無段変速機等に用いられる「金属ベルト用エレメントおよび金属ベルト」に関する発明が記載されている。この特許文献2に記載されている金属ベルトは、駆動プーリと被動プーリとの環状溝間に巻き掛けられる無端帯状の金属製のバンド(リング)と、プーリの環状溝と接するボディ部、およびボディ部に立設された相対向する一対のピラー部、および各ピラー部の先端に設けられた各係合突起(係止部)間に設けられたバンド挿入開口部(凹部)により形成された多数の金属製のエレメントと、リングよりやや幅広でかつ無端帯状をなす金属製の脱落防止体とによって構成されている。また、脱落防止体は、幅広の通常状態から幅狭の撓曲状態とすることができるように形成されていて、この脱落防止体をエレメントの各係合突起に係合させることによりエレメントのリングからの脱落が防止されている。
そして、特許文献3には、両側部に設けた切欠により環状となる一対の溝が形成された板状の複数のエレメントを、板厚方向に積層して環状に形成することによりエレメント組立体とし、そのエレメント組立体を、直線状から環状に変形可能なダミーリング部材に組み付けて保持しながら、エレメント組立体にリング部材を組み付ける「CVTベルトの組立方法および組立装置」に関する発明が記載されている。
特開2000−249195号公報 特開2001−193796号公報 特開2000−205345号公報
上記の特許文献1に記載されている伝動ベルトは、エレメントの両端のベルト側部にリングとエレメントとを係止する係止部が形成されていて、両ベルト側部上方の平面部分に、隣接するエレメント同士で互いに嵌合する嵌合用の凹凸部が形成されている。すなわちこの嵌合用の凹凸部は、エレメントの両側に左右対称に2箇所設けられている。そして、両ベルト側部の間に形成された嵌合溝に2列のリングを嵌め込み、係止部で係止されるように組み付けることにより、伝動ベルトが構成されている。
このような伝動ベルトにおいては、リングにエレメントを組み付ける場合、あるいはリングに組み付けられたエレメントをリングから外す場合に、2列に並列されていたリングの一部を互いに重ね合わせた状態を実現させる必要がある。すなわち2列のリングに対してエレメントを組み付けたり、外したりする場合には、2列のリングにねじりを加えて互いに重ね合わせることにより、2列のリングの幅を、エレメントの両係止部間の開口幅よりも狭い状態にする必要がある。
2列のリングにねじりを加えて互いに重なり合わせた状態にするためには、隣接しているエレメント同士を、それぞれの対向面内で相対回転、すなわちローリングさせる必要がある。しかしながら、特許文献1に記載されている伝動ベルトは、隣接するエレメント同士で互いに嵌合する凹凸部が、エレメントの左右両側に2箇所設けられているため、エレメント同士のローリング方向の動作が規制されてしまう。その結果、2列のリングを互いに重なり合わせた状態にすることが困難になり、伝動ベルトを組み付けることができなくなる可能性があった。
そこで、隣接するエレメント同士で互いに嵌合する凹凸部が、エレメントの幅方向の中央部に1箇所だけ設けられているエレメントを採用することで、エレメント同士のローリングが可能になり、2列のリングを互いに重なり合わせた状態にすることで、エレメントと2列のリングとを容易に組み付けることが可能な構成を、本出願人は別に出願している。
しかしながら、伝動ベルトの組み付けは、2列のリングに多数(例えば400枚程度)のエレメントを組み付けなければならず、これを1枚もしくは数枚づつ手作業で行うとすれば、組み付けに多くの時間を要することになる。また、手作業で組み付けを行うことで、作業者間で組み付けに要する時間のばらつきが大きくなってしまうことが考えられる。そのため、エレメントとリングとを効率良く、また計画的に組み付けて、伝動ベルトの生産性を向上するためには、未だ改良の余地があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、エレメントとリングとの組み付けを容易に、かつ効率良く行い、生産性を向上させることができる伝動ベルトの組付装置および組付方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付装置において、前記凹部に収容された前記2列のリングのうち、前記第1リングを、いずれか一方の前記突起部の内周側に挿入して係合させた状態で移動不能に保持するリング保持機構と、前記第2リングを、他方の前記突起部に近づく方向へ前記第1リングに対して相対移動させるリング移動機構とを備えていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、多数の前記エレメントをその板厚方向に対面させて配列したエレメント群の状態で保持するエレメント保持機構を更に備えていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
そして、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記第1リングが、前記2列のリングのうち、いずれか一方のリングの一部を撓ませて厚さ方向に互いに重ねた重ね合わせ状態における内周側のリングであり、前記第2リングは、前記重ね合わせ状態における外周側のリングであることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
さらに、請求項4の発明は、第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付装置において、複数の前記エレメントを、前記凹部の開口部分を開放した状態で、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群の状態で保持するエレメント保持部材により構成されていること特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記エレメント保持部材が、その長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲可能にするとともに、前記エレメント群の保持・解放を自在にする可とう性部材により形成されていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
そして、請求項6の発明は、請求項4または5の発明において、前記エレメント保持部材が、前記エレメント群を保持する場合に、前記エレメント群の幅方向における左右の側面にそれぞれ内接して、前記エレメント群の幅方向の移動を規制する左右の保持部と、前記エレメント群の長さ方向における前後の端面にそれぞれ内接して、前記エレメント群の長さ方向の移動を規制する前後の保持部とを備えていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置である。
一方、請求項7の発明は、第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付方法において、前記2列のリングを、いずれか一方のリングの一部を撓ませて厚さ方向に互いに重ねた重ね合わせ状態に設定し、その重ね合わせ状態における内周側の前記第1リングを、いずれか一方の前記突起部の内周側に挿入して係合させた状態で移動不能に保持し、その後、前記重ね合わせ状態における外周側の前記第2リングを、他方の前記突起部に近づける方向へ前記第1リングに対して相対移動させることにより、他方の前記突起部の内周側に挿入して係合させることを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
そして、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記第1リングを前記突起部の内周側に挿入する際に、予め、多数の前記エレメントをその板厚方向に対面させて配列したエレメント群の状態で保持することを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
さらに、請求項9の発明は、第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付方法において、複数の前記エレメントを、前記凹部の開口部分を開放した状態で、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群として保持し、前記2列のリングを、いずれか一方のリングの一部を撓ませて厚さ方向に互いに重ねた重ね合わせ状態、もしくはその周方向の一部において厚さ方向に互いに重ねた部分重ね合わせ状態に設定し、その前記重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態の部分を、前記保持されたエレメント群の凹部に収容して、その後、前記重ね合わせ状態における内周側の前記第1リングを、いずれか一方の前記突起部の内周側に挿入して係合させ、前記重ね合わせ状態における外周側の前記第2リングを、他方の前記突起部に近づく方向へ前記第1リングに対して相対移動させることにより、もしくは、前記凹部に前記部分重ね合わせ状態の部分が収容された前記エレメント群を、前記第1および第2リングが互いに並列する並列状態の部分へ前記2列のリングの周方向に移動させることにより、前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて、その後、前記エレメント群の保持を解放することを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
そして、請求項10の発明は、請求項9の発明において、長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲可能にするとともに、前記エレメント群の保持・解放を自在にする可とう性部材により形成されたエレメント保持部材によって前記エレメント群を保持することを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
またさらに、請求項11の発明は、請求項7または8の発明において、複数の前記エレメントを、前記凹部の開口部分を開放した状態で、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群として保持し、その保持されたエレメント群の前記凹部に、前記2列のリングがその周方向の一部において厚さ方向に互いに重ねられた部分重ね合わせ状態の部分を収容して、その後、前記エレメント群を、前記第1および第2リングが互いに並列する並列状態の部分へ前記2列のリングの周方向に移動させること、もしくは、前記部分重ね合わせ状態の2列のリングを、その全周において前記並列状態にすることにより、前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて、その後、前記エレメント群の保持を解放することを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
そして、請求項12の発明は、請求項11の発明において、長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲可能にするとともに、前記エレメント群の保持・解放を自在にする可とう性部材により形成されたエレメント保持部材によって前記エレメント群を保持することを特徴とする伝動ベルトの組付方法である。
したがって、請求項1の発明によれば、多数のエレメントの凹部に第1および第2リングの2列のリングが収容され、第1リングが、前記凹部に形成されるいずれか一方の突起部の内周側に挿入されて係合させられて、その状態で移動不能に保持される。そして、第2リングが、多数のエレメントとともに保持された状態の第1リングに対して、他方の突起部に近づく方向に相対移動させられる。その結果、第2リングが、他方の突起部の内周側に挿入されて係合させられる。すなわちエレメントと2列のリングとが組み付けられる。そのため、多数のエレメントと2列のリングとを一度に組み付けることができ、伝動ベルトの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
また、請求項2の発明によれば、多数のエレメントが、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群として保持される。そのため、2列のリングをエレメントの凹部に収容する際に、エレメント群、すなわち多数のエレメントに対して、一度に、かつ容易に2列のリングを組み付けることができる。
そして、請求項3の発明によれば、第1および第2リングの2列のリングが、一部を撓ませた第1リングを第2リングの内周側に挿入して、第1リングと第2リングとが厚さ方向に互いに重ねられた重ね合わせ状態にされる。そのため、2列のリングを、一度に、かつ容易に多数のエレメントに組み付けることができる。
さらに、請求項4の発明によれば、複数のエレメントが、それらの凹部の開口部分が開放されるとともに、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群として保持される。そのため、エレメント群の凹部に対して、2列のリングを容易に挿入して、両突起部の内周側に係合させることができる。その結果、複数のエレメントと2列のリングとを一度に組み付けることができ、伝動ベルトの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
また、請求項5の発明によれば、長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲させること、および、エレメント群の保持・解放を自在に行うことが可能な可とう性を有する部材によって、複数のエレメントがエレメント群として保持される。そのため、エレメント群、すなわち複数のエレメントを、一度に、かつ容易に2列のリングに組み付けることができる。
そして、請求項6の発明によれば、エレメント群の幅方向の移動を規制する左右の保持部と、長さ方向の移動を規制する前後の保持部とを有する部材によって、複数のエレメントがエレメント群として適切に保持される。そのため、複数のエレメントを、一度に、かつ容易に2列のリングに組み付けることができる。
一方、請求項7の発明によれば、先ず、第1および第2リングの2列のリングが、一部を撓ませた第1リングを第2リングの内周側に挿入して、第1リングと第2リングとが厚さ方向に互いに重ねられた重ね合わせ状態にされる。そして、多数のエレメントの凹部に、重ね合わせ状態の2列のリングが収容され、その2列のリングのうち、第1リングが、前記凹部のいずれか一方の突起部の内周側に挿入されて係合させられ、その状態で移動不能に保持される。その後、第2リングが、多数のエレメントとともに保持された状態の第1リングに対して、他方の突起部に近づく方向に相対移動させられる。その結果、第2リングが、他方の突起部の内周側に挿入されて係合させられる。すなわちエレメント群と2列のリングとが組み付けられる。そのため、多数のエレメントと2列のリングとを一度に組み付けることができ、伝動ベルトの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
そして、請求項8の発明によれば、多数のエレメントが、事前に、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群として保持される。そのため、2列のリングをエレメントの凹部に収容する際に、エレメント群、すなわち多数のエレメントに対して、一度に、かつ容易に2列のリングを組み付けることができる。
さらに、請求項9の発明によれば、複数のエレメントが、それらの凹部の開口部分が開放されるとともに、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群として保持される。また、第1および第2リングの2列のリングが、重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態にされる。そして、エレメント群の凹部に、重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態の2列のリングにおける重ね合わせ部分が挿入される。そしてその後、第1リングが、いずれか一方の突起部の内周側へ挿入されて係合させられ、第2リングが、他方の突起部の内周側へ挿入されて係合する方向へ、第1リングに対して相対移動させられることにより、もしくは、2列のリングの部分重ね合わせ状態の部分が凹部に挿入されたエレメント群もしくはエレメントを、2列のリングの並列状態の部分へ、リングの周方向に移動させることにより、2列のリングがエレメント群の両突起部の内周側へ挿入されて係合させられて、エレメント群と2列のリングとが組み付けられる。そのため、複数のエレメントと2列のリングとを一度に組み付けることができ、伝動ベルトの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
そして、請求項10の発明によれば、長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲させること、および、エレメント群の保持・解放を自在に行うことが可能な可とう性を有する部材によって、複数のエレメントがエレメント群として保持される。そのため、エレメント群、すなわち複数のエレメントを、一度に、かつ容易に2列のリングに組み付けることができる。
またさらに、請求項11の発明によれば、複数のエレメントが、それらの凹部の開口部分が開放されるとともに、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群として保持される。そして、例えば、請求項7または8の発明による方法によって所望する組み付け枚数全体のうちの大部分のエレメントが組み付けられた状態の2列のリングに対して、例えばその残りの部分の複数のエレメントによるエレメント群の隣接するエレメント同士を、それぞれの対向面の面内で相対回転すなわちローリングさせることにより、前記2列のリングが部分重ね合わせ状態にされ、その部分重ね合わせ状態の2列のリングにおける重ね合わせ部分が、エレメント群の凹部に挿入される。その後、部分重ね合わせ状態における内周側のリングが、いずれか一方の突起部の内周側へ挿入されて係合させられ、部分重ね合わせ状態における外周側のリングが、他方の突起部の内周側へ挿入されて係合する方向へ、前記内周側のリングに対して相対移動させられることにより、すなわち、部分重ね合わせ状態の2列のリングが、その全周において並列状態にされることにより、2列のリングがエレメント群の両突起部の内周側へ挿入されて係合させられて、エレメント群と2列のリングとが組み付けられる。そのため、所定の方法によって予定組み付け枚数のうちの大部分のエレメントが組み付けられた2列のリングに対して、その残りの部分の複数のエレメントを、一度に、かつ容易に組み付けることができ、伝動ベルトの全周もしくはほぼ全周における2列のリングとエレメントとの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
そして、請求項12の発明によれば、所定の方法によって予定組み付け枚数のうちの大部分のエレメントが組み付けられた2列のリングに対して、その残りの部分の複数のエレメントが、長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲させること、および、エレメント群の保持・解放を自在に行うことが可能な可とう性を有する部材により、エレメント群として保持される。そのため、全周もしくはほぼ全周における2列のリングとエレメントとの組み付けを効率良く行って、伝動ベルトの生産性を向上させることができる。
つぎに、この発明を図面を参照して具体的に説明する。初めに、この発明で対象としている伝動ベルトの概略の構成を説明し、ついで、この発明に係る伝動ベルトの組付装置の構成例、および、この発明に係る伝動ベルトの組付方法による組み付け例を、以下に順次説明する。
先ず、この発明で対象としている伝動ベルトの構成を、図16,図17に基づいて説明する。図16において、伝動ベルトVは、ベルト式無段変速機の駆動側(入力軸)プーリと従動側(出力軸)プーリとに巻き掛けられて、それらのプーリの間で動力を伝達するベルトの例を示している。エレメント1は、例えば金属製の板片状の部材からなり、その幅方向(図16のx軸方向)における左右の両側面2,3が、テーパ状の傾斜した面として形成された基体(本体)部4を有し、そのテーパ状に傾斜した左右側面2,3が、ベルト式無段変速機の駆動側プーリあるいは従動側プーリであるプーリ5のベルト巻き掛け溝(V形溝)5aに摩擦接触してトルクを伝達するようになっている。
基体部4の幅方向(図16のx軸方向)における左右の両端部分に、エレメント1の上下方向(図16,図17のy軸方向)での上方に延びた柱部6がそれぞれ形成されている。したがって、基体部4の図16,図17での上側のエッジ部分である上端面4aと、左右の両柱部6の基体部4の幅方向における中央を向いた両内側面6aとによって、エレメント1の上側(図16のy軸方向における上側)すなわち伝動ベルトVの外周側に開口した凹部7が形成されている。
凹部7は、互いに密着して環状に配列されたエレメント1を環状に結束するための無端環状のリング8を、挿入して収容するための部分であり、したがって上端面4aが、リング8の内周面を接触させて載せるサドル面4aとなっている。
リング8は、例えば金属製の環状の帯状体を、周方向に複数枚積層させて形成した、いわゆる積層リングであって、凹部7の内部で2列に並列される2本の第1リング8aと第2リング8bとによって構成されている。これら第1および第2リング8a,8bは、例えば形状・寸法、材質、強度が等しい2本の金属製の積層リングにより形成されている。
左右の両柱部6の上端部分には、両先端面9aがそれぞれ基体部4の幅方向における中央に向かって延びた突起部9が、両柱部6と一体にそれぞれ形成されている。言い換えると、凹部7の開口端(凹部7における伝動ベルトの外周側の端部)側の内側面6aに、凹部7の幅方向(図16のx軸方向)における中心側に向けた突起部9が、それぞれ形成されている。したがって、凹部7の開口幅が、凹部7の開口端側では、対向する両先端面9aの間の距離Wによって規定されている。そして、凹部7の底部7a(すなわちサドル面(上端面)4a)側では、両先端面9a間の距離(開口幅)Wよりも広い開口幅Wとなっている。
このエレメント1は、環状に配列された状態でリング8によって結束され、その状態で駆動側および従動側のそれぞれのプーリ5に巻き掛けられる。したがってプーリ5に巻き掛けられた状態では、各エレメント1が、プーリ5の中心に対して扇状に拡がり、かつ互いに密着する必要があるため、各エレメント1の図16,図17での下側の部分(環状に配列した状態での中心側の部分)が薄肉に形成されている。
すなわち、基体部4の一方の面(例えば図17における左側の面)における前記サドル面4aより所定寸法下がった(オフセットされた)部分から下側の部分が削り落とされた状態で次第に薄肉化されている。したがって、各エレメント1が扇形に拡がって接触する状態、言い換えると、各エレメント1がプーリ5に巻き掛かり円弧状に湾曲して配列されてベルトが湾曲するベルト湾曲状態で、その板厚の変化する境界部分で接触する。この境界部分のエッジが、いわゆるロッキングエッジ10となっている。
エレメント1の基体部4の幅方向における中央部分には、エレメント1がプーリ5に巻き掛からず直線状に配列されるベルト直線状態においてエレメント1の相対的な位置を決めるための嵌合凸部(ディンプル)11と嵌合凹部(ホール)12とが形成されている。具体的には、基体部4の一方の面側(図17の例では、ロッキングエッジ10のある面側)に凸となる円錐台形のディンプル11が形成されている。そして、このディンプル11とは反対側の面に、隣接するエレメント1におけるディンプル11を緩く嵌合(遊嵌)させる有底円筒状のホール12が形成されている。
したがって、ベルト直線状態でこれらのディンプル11とホール12とが嵌合することによって、その状態におけるエレメント1同士の図16での左右方向および上下方向の相対位置を決めることができ、例えばベルト式無段変速機が運転される場合に、伝動ベルトVのがたつきを防止して伝動ベルトVを安定して走行させることができる。
また、エレメント1には、上記のように、伝動ベルトVとしての外周側に凹部7が形成されるとともに、その凹部7の開口端側の内側面に、凹部7の中心側に向けた突起部9がそれぞれ形成されている。また、環状に配列される際に隣接する他のエレメント1側に突出するディンプル11が、エレメント1の厚さ方向における一方の側面に形成され、そのディンプル11に遊嵌するホール12が、他方の側面に形成されている。そして、これらディンプル11およびホール12は、基体部4のエレメント1の幅方向における中央部分に、それぞれ1箇所ずつ設けられている。
このように、基体部4の幅方向における中央部分であって、エレメント1の両側面のそれぞれ1箇所に、ディンプル11およびそのディンプル11に遊嵌するホール12が形成され、それらディンプル11とホール12とによる嵌合部が1箇所だけ設けられていることにより、図18に示すように、各エレメント1が環状に配列されて連結された際に互いに隣接するエレメント1同士を、それぞれの対向面の面内で相対回転させること、すなわち、互いに隣接するエレメント1同士の間でローリングさせることができる。
一方、リング8は、上記のように、2本の第1リング8aと第2リング8bとによって構成されている。そのため、例えば図19に示すように、第1リング8aと第2リング8bとを、部分的に互いに重なり合わせた状態にすることで、リング8として、第1リング8aと第2リング8bとが互いに重なり合った部分重ね合わせ状態(図19のA部に示す状態)と、第1リング8aと第2リング8bとが互いに並列した並列状態(図19のB部に示す状態)とを同時に設定することができる。
また、リング8は、例えば図20,図21に示すように、いずれか一方のリング(図20の例では第1リング8a)の一部を内周側に撓ませて、他方のリング(図20の例では第2リング8b)の内周側に挿入することで、第1リング8aと第2リング8bとを、それらの厚さ方向に互いに重なり合わせた重ね合わせ状態に設定することができる。
そして、並列状態の部分におけるリング8の幅(すなわち、第1リング8aの幅と第2リング8bの幅とのほぼ合計)Lが、前述の開口幅Wよりも広くなるとともに、かつ開口幅Wよりも狭くなるように、第1リング8aおよび第2リング8bの形状・寸法等が設定されている。そして、リング8を重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態にすることで、リング8の幅を狭くして、その重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態の部分におけるリング8の幅Lを、開口幅Wよりも狭くすることができるように、各第1リング8a,8bの形状・寸法等が設定されている。
すなわち、凹部7の開口幅Wが、リング8の幅Lよりも狭く、かつ開口幅Wが、リング8の幅Lよりも広くなるように、エレメント1およびリング8が構成されている。言い換えると、重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態の部分におけるリング8の幅Lが、凹部7の開口幅Wよりも狭くなるとともに、並列状態の部分におけるリング8の幅Lが、凹部7の開口幅Wよりも広くなりかつ凹部7の開口幅Wよりも狭くなるように、エレメント1およびリング8が構成されている。
したがって、リング8を重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態にすることにより、第1リング8aと第2リング8bとが重ね合わされた部分を、両先端面9aの間を通過させて凹部7に嵌め込むことができる。そして、その重ね合わされた部分を、両先端面9aの間を通過させて凹部7に嵌め込んだ後に、エレメント1をリング8の並列状態の部分まで移動させること、もしくは凹部7が嵌め込まれた部分を並列状態に戻すことによって、凹部7内でリング8を両突起部9の内周側(図16,図18の下側)部分に挿入して係合させて、凹部7からのリング8の離脱を防止すること、すなわちリング8を凹部7に嵌め込んで係合させることができる。
また、リング8は、エレメント1が組み付けられていない状態、あるいは比較的少数のエレメント1だけしか組み付けられていない状態では、第1リング8aと第2リング8bとの動作の自由度があり、比較的容易に重ね合わせ状態を設定することができる。これに対して、比較的多数のエレメント1が組み付けられた状態(例えば、リング8の全周のおよそ半分以上の範囲でエレメント1が組み付けられた状態)では、各エレメント1の列により第1リング8aと第2リング8bとの動作が規制されて、部分重ね合わせ状態の設定が困難になることが想定される。
そこで、エレメント1が、上記のように、環状に配列されて連結された際に互いに隣接するエレメント1同士の間でローリングさせることができるように構成されていることによって、リング8に比較的多数のエレメント1が組み付けられた状態であっても、エレメント1をローリングさせることでリング8にねじり力を作用させて、部分重ね合わせ状態を設定することができる。
(第1の構成例)
つぎに、この発明による伝動ベルトVの組付装置Mの第1の構成例を、図面に基づいて説明する。図1において、重ね合わせ状態のリング8(すなわち、図20,図21に示す内周側の第1リング8aおよび外周側の第2リング8b)のうち第1リング8aが、一方の突起部9の内周側の部分に挿入されて係合された状態の多数のエレメント(すなわちエレメント群)1と、前記重ね合わせ状態のリング8とが配置されるベース部材101に、柱状のガイド部材102が、ベース部材101のベース面(上面)101aに対してほぼ垂直に固定されている。
ガイド部材102は、図2に示すように、上面(表面)が矩形に形成されたベース部材101の四隅部分にそれぞれ設けられている。また、ベース部材101には、図2に示すように、エレメント群1を保持するエレメント収容溝103が形成されている。このエレメント収容溝103は、図3に示すように、エレメント1の側面2,3のこう配と同じ角度のこう配面103aを有する断面がほぼ直角三角形状の溝により形成されている。したがって、このエレメント収容溝103にエレメント群1を収容することにより、多数のエレメント1が、ベース面101a上で、その板厚方向に対面させて配列させたエレメント群1の状態(図4,図5に示す状態)で、エレメント1の幅方向がベース面101aに対してほぼ垂直になるように保持される。
エレメント収容溝103は、重ね合わせ状態においてリング8aの一部を撓ませた範囲を除いた部分、すなわち重ね合わせ状態においてリング8aの外周面とリング8Bの内周面とが密接されている密接部分(図20において範囲Pで示す領域)に対応し、かつ、後述するリング押し出し部材104が動作する部分を避けた範囲に形成されている。したがって、エレメント群1を、エレメント1の幅方向がベース面101aに対してほぼ垂直になるように収容し保持するとともに、それらエレメント群1の一方の突起部9の内周側の部分に、重ね合わせ状態のリング8aが挿入され係合された状態(図6,図7,図8に示す状態)で、エレメント群1とリング8とを保持することができる。
また、ベース部材101内部の所定の位置、例えば図2に示すようなベース面101aの幅方向(図2での左右方向)の中央部分の上下(図2での上下方向)の位置に、ベース部材101に配置された第2リング8bを、他方の突起部9に近づける方向(図1での上方向)へ第1リング8aに対して相対移動させる際に、第2リング8bの側面に当接するリング押し出し部材104と、そのリング押し出し部材104をベース面101aに対して垂直な方向(図1での上下方向)に動作させるアクチュエータ105とが設置されている。
そして、ベース部材101には、上蓋部材106が、ガイド部材102により位置決めされて装着される。この上蓋部材106には、ガイド部材102が挿通され、そのガイド部材102とともにベース部材101に対する上蓋部材106の位置決め機構として機能するガイド孔107と、第1リング8aの側面に当接して第1リング8aの移動を規制するリング押さえ部材108とが形成されている。
ガイド孔107は、上記のようにベース面101aの四隅に設けられた4つのガイド部材102の位置に対応して、上蓋部材106のエレメント保持面106aの四隅部分にそれぞれ形成されている。また、エレメント保持面106aには、上記のエレメント収容溝103と同一形状のエレメント収容溝109が形成されている。このエレメント収容溝108は、上蓋部材106が位置決めされて所定の位置に装着された際に、エレメント収容溝103と対称に対面する位置に形成されている。
リング押さえ部材108は、上蓋部材106が、ベース部材101にガイド部材102とガイド孔107とにより位置決めされて所定の位置に装着された際に、第1リング8aの側面に当接する部材であって、上蓋部材106の所定の複数箇所にそれぞれ形成されている。
したがって、エレメント収容溝103に収容されたエレメント群1と、重ね合わせ状態のリング8とが配置されたベース部材101に、上蓋部材106を、ガイド部材102とガイド孔106とにより位置決めして所定の位置に装着することで、エレメント群1を、上下のエレメント収容溝103,109に収容して保持し、さらに、第1リング8aを、前記一方の突起部9の内周側の部分に挿入して係合した状態で移動不能に保持することができる。
そして、ベース部材101に上蓋部材106が位置決めされて所定の位置に装着され、第1リング8aが移動不能に保持された状態で、図9に示すように、アクチュエータ105を操作して、リング押し出し部材104を、図9での上方へ移動させることで、リング押し出し部材104を第2リング8bの側面に当接させ、さらにリング押し出し部材104を図9での上方に移動させることで、第2リング8bを図9での上方に移動させることができる。すなわち、第2リング8bを、他方の突起部9に近づける方向へ第1リング8aに対して相対移動させることができる。
したがって、エレメント収容溝103に収容されたエレメント群1と、重ね合わせ状態のリング8とが配置されたベース部材101に、位置決めされて装着される上蓋部材106、および、その上蓋部材106に形成されたリング押さえ部材108は、重ね合わせ状態の第1リング8aを、エレメント1の一方の突起部9の内周側の部分に挿入して係合した状態で移動不能に保持する機構として機能し、この発明のリング保持機構に相当する。また、リング押し出し部材104、および、そのリング押し出し部材104を動作させるアクチュエータ105は、重ね合わせ状態の第2リング8bを、エレメント1の他方の突起部9に近づける方向へ第1リング8aに対して相対移動させる機構として機能し、この発明におけるリング移動機構に相当する。そして、ベース部材101に形成されたエレメント収容溝103、および、上蓋部材106に形成されたエレメント収容溝109は、エレメント群1、すなわち多数のエレメント1をその板厚方向に対面させて配列した状態で保持する機構として機能し、この発明のエレメント保持機構に相当する。
このように、上記の第1の構成例で示す伝動ベルトVの組付装置Mによれば、多数のエレメント1が、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群1として保持される。また、そのエレメント群1の凹部7に、重ね合わせ状態のリング8が収容され、そのうち内周側の第1リング8aが、凹部7に形成されるいずれか一方の突起部9の内周側に挿入されて係合させられて、その状態で移動不能に保持される。そして、外周側の第2リング8bが、エレメント群1とともに保持された状態の第1リング8bに対して、他方の突起部9に近づく方向に相対移動させられる。その結果、第2リング8bが、他方の突起部9の内周側に挿入されて係合させられる。すなわちエレメント群1とリング8とが組み付けられる。そのため、多数のエレメント1とリング8とを一度に組み付けることができ、伝動ベルトVの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
(第2の構成例)
この発明による伝動ベルトVの組付装置Mの第2の構成例を、図面に基づいて説明する。図10,図11において、組付装置Mは、全体が、例えばゴムや樹脂などの弾性部材、すなわち任意の方向に変形させることが可能な可とう性部材により形成されたエレメント保持部材201によって構成されている。エレメント保持部材201は、複数のエレメント1を、それらの凹部7の開口部分を開放し、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群1の状態で収容して保持する構成となっている。
具体的には、エレメント保持部材201は、エレメント群1を収容する際に、エレメント群1の幅方向(図10,図11で矢印Wで示す方向)における左右の側面2,3に内接して、エレメント群1の幅方向における移動を規制する左右の保持部202,203と、エレメント群1の長さ方向(図10,図11で矢印Lで示す方向)における前後の端面13,14に内接して、エレメント群の長さ方向における移動を規制する前後の保持部204,205とを有している。そして、前後の保持部204,205の両端部分(図10,図11での左右の端部)と、左右の保持部202,203の根本部分(図10,図11での下側部分)とが一体に固定され、それら左右の保持部202,203および前後の保持部204,205の底面部(図10,図11での下側端面部)が、それぞれ、矩形の板状の底板部206に一体に固定されて、上面側(図10,図11での上側)が開放された容器(パッケージ)状に形成されている。
したがって、エレメント保持部材201は、その容器状に形成された内周部分に、複数のエレメント1を前記エレメント群1の状態で収容して保持することができる。また、エレメント保持部材201にエレメント群1を収容した際に、エレメント群1の両突起部9の上面に当接することにより、収容されたエレメント群1がエレメント保持部材201から離脱してしまうことを防止する、すなわちエレメント群1の高さ方向(図10,図11で矢印Hで示す方向)における移動を規制する左右の係止部207,208が、左右の保持部202,203の先端部分(図10,図11での上側の端部)にそれぞれ形成されている。そのため、エレメント群1は、エレメント保持部材1に収容されることによって、その長さ方向および幅方向および高さ方向における移動が規制されて、エレメント群1をエレメント保持部材201内に安定して保持することができる。
また、底板部206の底面側(図10から図13での下側)には、図10から図13に示すように、底板部206の幅方向(図10,図11で矢印Wで示す方向)に平行で、互いに所定の間隔を開けられた、断面がほぼV字形あるいはU字形の複数のスリット206aが形成されている。そのため、エレメント保持部材201は、図13に示す状態のように、その長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲させ易くなっている。したがって、エレメント保持部材201は、エレメント群1を収容して保持した状態で、その長さ方向を容易に湾曲させることができ、例えば、エレメント群1を組み付けるリング8の円周方向の形状に倣って、円弧状もしくは環状に、凹部7の開口部を外周側として湾曲させることができる。
さらに、図14,図15は、上記の第2の構成例で示す伝動ベルトVの組付装置Mの変形例を示すもので、複数のエレメント保持部材201が、それぞれ間にスリット209が設けられて、互いに連結されている。例えば、図15に示すように、リング8の内径がφDであるとすると、その全長が「π×D−α」で表される所定の長さとなるように、すなわち、組付装置Mの長さ方向を環状に湾曲させてリング8の内周部分へ挿入させることができるように、複数のエレメント保持部材201が連結されて組付装置Mが形成される。そのため、より多くのエレメント1を、エレメント保持部材201に保持された状態で、リング8に組み付けることができる。
このように、上記の第2の構成例で示す伝動ベルトVの組付装置Mによれば、複数のエレメント1が、それらの凹部7の開口部分が開放されるとともに、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群1として、その幅方向および長さ方向さらには高さ方向における移動が規制されて、エレメント保持部材201すなわち組付装置Mによって保持される。そしてその組付装置Mは、その長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲させること、およびエレメント群1の保持・解放を自在に行うことが可能な可とう性を有する部材によって形成されている。そのため、エレメント群1を保持した組付装置Mを、リング8の円周方向の形状に倣って湾曲させ、その状態で保持されたエレメント群1を、リング8に組み付けることで、エレメント群1すなわち複数のエレメント1の各凹部7に対して、リング8を容易に挿入して、両突起部9の内周側に係合させることができる。その結果、複数のエレメント1とリング8とを一度に組み付けることができ、伝動ベルトVの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
(第1の組み付け例)
この発明の伝動ベルトVの組付方法による第1の組み付け例を、図面に基づいて説明する。この第1の組み付け例は、例えば、前述の第1の構成例で示した伝動ベルトVの組付装置Mを用いた場合の組み付け例である。
先ず、並列された第1リング8aおよび第2リング8bのリング周方向における所定の部分が互いに重ね合わせられ、リング8の重ね合わせ状態が設定される。すなわち、図20,図21に示すように、第1リング8aの一部が撓まされて第2リング8bの内周側に挿入させられることで、第1リング8aと第2リング8bとが厚さ方向に互いに重ねられて、重ね合わせ状態にされる。
また併せて、多数のエレメント1が、ベース部材101のベース面101aに形成されたエレメント収容溝103に収容されて、板厚方向に対面させて配列させたエレメント群1の状態(図4,図5に示す状態)で、エレメント1の幅方向がベース面101aに対してほぼ垂直になるように保持される。
上記のようにベース面101a上に保持されたエレメント群1に対して、重ね合わせ状態にされたリング8が組み付けられる。すなわち、エレメント群1の一方の突起部9の内周側の部分に、第1リング8aが挿入されて係合される。
その後、エレメント群1とリング8とが保持されているベース部材101に対して、上蓋部材106が、位置決めされながら、所定の位置に装着される。ベース部材101に上蓋部材106が装着されることで、ベース部材101に形成されたエレメント収容溝103と上蓋部材106に形成されたエレメント収容溝109とに、エレメント群1の両側面2,3がそれぞれ収容され、エレメント群1が移動不能に保持されるとともに、一方の突起部9の内周側の部分に係合されている第1リング8aが、上蓋部材106に形成されたリング押さえ部材108によってその幅方向における移動が規制されて保持される。
そして、上記のようにエレメント群1と重ね合わせ状態の第1リング8aとが保持された状態で、ベース部材101の内部に備えられたアクチュエータ105を操作して、リング押し出し部材104が上方すなわち第2リング8bに当接する方向に動作させられる。リング押し出し部材104が第2リング8bに当接させられた後、さらにリング押し出し部材104を上方へ動作させることで、重ね合わせ状態の第2リング8bが、上方すなわちエレメント群1の他方の突起部9に近づく方向へ、第1リング8aに対して相対移動させられる。
さらにリング押し出し部材104を動作させて、第2リング8bを上記の方向へ移動させることで、第2リング8bは、図9に示すように、第1リング8aとの重ね合わせ状態が徐々に解消されながら他方の突起部9に当接し、やがて、他方の突起部9の内周側の部分に挿入されて係合されるとともに、第1リング8aとの重ね合わせ状態が解消されて、第1リング8aと第2リング8bとが、両突起部9の内周側の部分において並列状態になる。すなわち、両突起部9の内周側の部分に、第1リング8aおよび第2リング8bがそれぞれ挿入されて係合され、エレメント群1とリング8とが組み付けられる。
このように、上記の第1の組み付け例で示す伝動ベルトVの組付方法によれば、多数のエレメント1が、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群1として保持される。また、そのエレメント群1の凹部7に、重ね合わせ状態のリング8が収容され、そのうち内周側の第1リング8aが、凹部7に形成されるいずれか一方の突起部9の内周側に挿入されて係合させられて、その状態で移動不能に保持される。そしてその後、外周側の第2リング8bが、エレメント群1とともに保持された状態の第1リング8bに対して、他方の突起部9に近づく方向に相対移動させられる。その結果、第2リング8bが、他方の突起部9の内周側に挿入されて係合させられる。すなわちエレメント群1とリング8とが組み付けられる。そのため、多数のエレメント1とリング8とを一度に組み付けることができ、伝動ベルトVの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
(第2の組み付け例)
この発明の伝動ベルトVの組付方法による第2の組み付け例を、図面に基づいて説明する。この第2の組み付け例は、例えば、前述の第2の構成例で示した伝動ベルトVの組付装置Mを用いた場合の組み付け例である。
先ず、並列された第1リング8aおよび第2リング8bのリング周方向における所定の部分が互いに重ね合わせられ、リング8の重ね合わせ状態が設定される。すなわち、図20,図21に示すように、第1リング8aの一部が撓まされて第2リング8bの内周側に挿入させられることで、第1リング8aと第2リング8bとが厚さ方向に互いに重ねられて、重ね合わせ状態にされる。あるいは、並列された第1リング8aおよび第2リング8bのリング周方向における所定の一部分が互いに重ね合わせられた部分重ね合わせ状態にされる。
また併せて、上面側(図10,図11での上側)が開放している容器状に形成されているエレメント保持部材201に、複数のエレメント1が、それらの凹部7の開口部分を開放し、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群1の状態で収容されて保持される。エレメント群1は、このエレメント保持部材201に収容されることで、エレメント群の長さ方向および幅方向および高さ方向における移動が規制され、安定して保持される。
ここで、エレメント保持部材201は、例えば、全体がゴムや樹脂などの弾性部材、すなわち任意の方向に変形させることが可能な可とう性部材により形成されていていることで、エレメント群1の保持・開放を自在に行うことができる。また、底板部206の底面側(図12,図13での下側)に、底板部206の幅方向(図10,図11で矢印Wで示す方向)に平行で、互いに所定の間隔を開けられ、断面がほぼV字形あるいはU字形の複数のスリット206aが形成されていることで、エレメント保持部材201を、その長さ方向に、円弧状もしくは環状に、容易に湾曲させることができる。
上記のように、エレメント保持部材201内に収容されて保持されたエレメント群1に対して、重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態にされたリング8が組み付けられる。すなわち、エレメント保持部材201内に保持されたエレメント群1の一方の突起部9の内周側の部分に、第2リング8bと互いに重なり合っている部分の第1リング8aが挿入されて係合される。
一方の突起部9の内周側の部分に第1リング8aが挿入されて係合されると、その後、重ね合わせ状態の第2リング8bに所定の外力が加えられ、その第2リング8bが、他方の突起部9に近づく方向に、重ね合わせ状態の第1リング8bに対して相対移動させられることで、第2リング8bが他方の突起部9の内周側の部分に挿入されて係合されるとともに、第1リング8aと第2リング8bとが、両突起部9の内周側の部分において並列状態にされる。すなわち、両突起部9の内周側の部分に、第1リング8aおよび第2リング8bがそれぞれ挿入されて係合され、エレメント群1とリング8とが組み付けられる。
もしくは、突起部9の内周側の部分に部分重ね合わせ状態のリング8aが挿入されたエレメント群1が、リング8の周長方向に、リング8の並列状態の部分まで移動させられて、両突起部9の内周側の部分に、並列状態の第1リング8aおよび第2リング8bがそれぞれ挿入されて係合され、エレメント群1とリング8とが組み付けられる。
このように、上記の第2の組み付け例で示す伝動ベルトVの組付方法によれば、複数のエレメント1が、それらの凹部7の開口部分が開放されるとともに、その板厚方向に対面させられて配列されたエレメント群1として、その幅方向および長さ方向さらには高さ方向における移動が規制されて、エレメント保持部材201すなわち組付装置Mによって保持される。そしてその組付装置Mは、その長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲させること、およびエレメント群1の保持・解放を自在に行うことが可能な可とう性を有する部材によって形成されている。そのため、エレメント群1を保持した組付装置Mを、リング8の円周方向の形状に倣って湾曲させ、その状態で保持されたエレメント群1を、リング8に組み付けることで、エレメント群1すなわち複数のエレメント1の各凹部7に対して、リング8を容易に挿入して、両突起部9の内周側に係合させることができる。その結果、複数のエレメント1とリング8とを一度に組み付けることができ、伝動ベルトVの組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。
また、図14,図15に示すように、複数のエレメント保持部材201が、それぞれ間にスリット209が設けられて、互いに連結された組付装置Mを用いて、エレメント群1とリング8とを組み付けることで、一度に、より多くのエレメント1を、リング8に組み付けることができる。
(第3の組み付け例)
この発明の伝動ベルトVの組付方法による第3の組み付け例を説明する。この第3の組み付け例は、例えば、前述の第1の構成例で示した伝動ベルトVの組付装置Mと、第2の構成例で示した伝動ベルトVの組付装置Mとの両方を用いた場合の組み付け例である。
すなわち、先ず、前述の第1の構成例で示した伝動ベルトVの組付装置Mが用いられ、すなわち上記の第1の組み付け例で示した伝動ベルトVの組付方法によって、もしくは、所定の装置・方法によって、予定の全組み付け枚数のうちの大部分(例えば、全体の8割程度)の多数のエレメント1が、リング8に組み付けられる。
そして、その大部分のエレメント1がリング8に組み付けられた伝動ベルトVに対して、上記の第2の組み付け例で示した伝動ベルトVの組付方法によって、残りの部分の複数のエレメント1が、リング8に組み付けられる。
このように、上記の第3の組み付け例で示す伝動ベルトVの組付方法によれば、多数のエレメント1とリング8とを、一度に、かつ容易に組み付けることができ、伝動ベルトVの全周もしくはほぼ全周におけるリング8と多数のエレメント1との組み付けを効率良く行って、その生産性を向上させることができる。、
なお、この発明は上述した具体例に限定されない。すなわち。具体例では、この発明の伝動ベルトがベルト式無段変速機に使用されている例を示しているが、この発明の伝動ベルトは、ベルト式無段変速機に限らず、ベルトとプーリとによって構成される他の巻き掛け伝動装置の伝動ベルトに適用することができる。
この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置の側断面図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置の上面図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置のベース部材の側断面(図2におけるA−A断面)図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置のベース部材に多数のエレメントを保持させた状態を示す上面図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置のベース部材に多数のエレメントを保持させた状態を示す側断面(図4におけるA−A断面)図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置のベース部材に多数のエレメントと重ね合わせ状態のリングとを保持させた状態を示す上面図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置のベース部材に多数のエレメントと重ね合わせ状態のリングとを保持させた状態を示す側断面(図6におけるA−A断面)図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、その組付装置のベース部材に多数のエレメントと重ね合わせ状態のリングとを保持させた状態を示す側断面(図6におけるB−B断面)図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第1の構成例を示す模式図であって、エレメントにリングを組み付ける状態を示す組付装置の側断面図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第2の構成例を示す模式図であって、その組付装置の見取図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第2の構成例を示す模式図であって、その組付装置に複数のエレメントを保持させた状態を示す見取図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第2の構成例を示す模式図であって、その組付装置の側面図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第2の構成例を示す模式図であって、その組付装置を長さ方向に湾曲させた状態を示す側面図である。 この発明に係る伝動ベルトの組付装置の第2の構成例の変形例を示す模式図であって、その組付装置の側面図である。 この発明で対象とする伝動ベルトを構成する2列のリングを示す模式図である。 この発明で対象とする伝動ベルトの構成例を示す模式図であって、その伝動ベルトの正面図である。 この発明で対象とする伝動ベルトの構成例を示す模式図であって、その伝動ベルトの一部の側断面図である。 この発明で対象とする伝動ベルトを構成するエレメントをローリングさせた状態を説明するための模式図である。 この発明で対象とする伝動ベルトを構成する2列のリングを、重ね合わせた状態と並列させた状態とを説明するための模式図である。 この発明で対象とする伝動ベルトを構成する2列のリングを、一方のリングの一部を撓ませて重ね合わせた状態を説明するための模式図である。 この発明で対象とする伝動ベルトを構成する2列のリングを、一方のリングの一部を撓ませて重ね合わせた状態を説明するための模式図であって、図20における側面図である。
符号の説明
1…エレメント、 7…凹部、 8…リング、8a…第1リング、 8b…第2リング、 9…突起部、 101…ベース部材、 101a…ベース面、 102…ガイド部材、 103,109…エレメント収容溝、 104…エレメント押し出し部材、 105…アクチュエータ、 106…上蓋部材、 107…ガイド孔、 108…エレメント押さえ部材、 201…エレメント保持部材、 202,203…左右の保持部、 204,205…前後の保持部、 M…組付装置、 V…伝動ベルト。

Claims (12)

  1. 第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付装置において、
    前記凹部に収容された前記2列のリングのうち、前記第1リングを、いずれか一方の前記突起部の内周側に挿入して係合させた状態で移動不能に保持するリング保持機構と、
    前記第2リングを、他方の前記突起部に近づく方向へ前記第1リングに対して相対移動させるリング移動機構と
    を備えていることを特徴とする伝動ベルトの組付装置。
  2. 多数の前記エレメントをその板厚方向に対面させて配列したエレメント群の状態で保持するエレメント保持機構を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の伝動ベルトの組付装置。
  3. 前記第1リングは、前記2列のリングのうち、いずれか一方のリングの一部を撓ませて厚さ方向に互いに重ねた重ね合わせ状態における内周側のリングであり、前記第2リングは、前記重ね合わせ状態における外周側のリングであることを特徴とする請求項1または2に記載の伝動ベルトの組付装置。
  4. 第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付装置において、
    複数の前記エレメントを、前記凹部の開口部分を開放した状態で、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群の状態で保持するエレメント保持部材により構成されていること特徴とする伝動ベルトの組付装置。
  5. 前記エレメント保持部材は、その長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲可能にするとともに、前記エレメント群の保持・解放を自在にする可とう性部材により形成されていることを特徴とする請求項4に記載の伝動ベルトの組付装置。
  6. 前記エレメント保持部材は、前記エレメント群を保持する場合に、前記エレメント群の幅方向における左右の側面にそれぞれ内接して、前記エレメント群の幅方向の移動を規制する左右の保持部と、前記エレメント群の長さ方向における前後の端面にそれぞれ内接して、前記エレメント群の長さ方向の移動を規制する前後の保持部とを備えていることを特徴とする請求項4または5に記載の伝動ベルトの組付装置。
  7. 第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付方法において、
    前記2列のリングを、いずれか一方のリングの一部を撓ませて厚さ方向に互いに重ねた重ね合わせ状態に設定し、その重ね合わせ状態における内周側の前記第1リングを、いずれか一方の前記突起部の内周側に挿入して係合させた状態で移動不能に保持し、その後、前記重ね合わせ状態における外周側の前記第2リングを、他方の前記突起部に近づける方向へ前記第1リングに対して相対移動させることにより、他方の前記突起部の内周側に挿入して係合させることを特徴とする伝動ベルトの組付方法。
  8. 前記第1リングを前記突起部の内周側に挿入する際に、予め、多数の前記エレメントをその板厚方向に対面させて配列したエレメント群の状態で保持することを特徴とする請求項7に記載の伝動ベルトの組付方法。
  9. 第1および第2リングからなる無端環状の2列のリングを並列して収容する凹部が形成されるとともに、その凹部における左右の内側面の開口端側に前記2列のリングをそれぞれ係合させてその離脱を防止する突起部が形成された多数のエレメントを、前記開口端側が外周側となるように環状に配列し、その環状に配列されたエレメントの列における前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて組み付ける伝動ベルトの組付方法において、
    複数の前記エレメントを、前記凹部の開口部分を開放した状態で、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群として保持し、前記2列のリングを、いずれか一方のリングの一部を撓ませて厚さ方向に互いに重ねた重ね合わせ状態、もしくはその周方向の一部において厚さ方向に互いに重ねた部分重ね合わせ状態に設定し、その前記重ね合わせ状態もしくは部分重ね合わせ状態の部分を、前記保持されたエレメント群の凹部に収容して、その後、前記重ね合わせ状態における内周側の前記第1リングを、いずれか一方の前記突起部の内周側に挿入して係合させ、前記重ね合わせ状態における外周側の前記第2リングを、他方の前記突起部に近づく方向へ前記第1リングに対して相対移動させることにより、もしくは、前記凹部に前記部分重ね合わせ状態の部分が収容された前記エレメント群を、前記第1および第2リングが互いに並列する並列状態の部分へ前記2列のリングの周方向に移動させることにより、前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて、その後、前記エレメント群の保持を解放することを特徴とする伝動ベルトの組付方法。
  10. 長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲可能にするとともに、前記エレメント群の保持・解放を自在にする可とう性部材により形成されたエレメント保持部材によって前記エレメント群を保持することを特徴とする請求項9に記載の伝動ベルトの組付方法。
  11. 複数の前記エレメントを、前記凹部の開口部分を開放した状態で、かつその板厚方向に対面させて配列したエレメント群として保持し、その保持されたエレメント群の前記凹部に、前記2列のリングをその周方向の一部において厚さ方向に互いに重ねた部分重ね合わせ状態の部分を収容して、その後、前記エレメント群を、前記第1および第2リングが互いに並列する並列状態の部分へ前記2列のリングの周方向に移動させること、もしくは、前記部分重ね合わせ状態の2列のリングを、その全周において前記並列状態にすることにより、前記両突起部の内周側に前記2列のリングをそれぞれ挿入して係合させて、その後、前記エレメント群の保持を解放することを特徴とする請求項7または8に記載の伝動ベルトの組付方法。
  12. 長さ方向を円弧状もしくは環状に湾曲可能にするとともに、前記エレメント群の保持・解放を自在にする可とう性部材により形成されたエレメント保持部材によって前記エレメント群を保持することを特徴とする請求項11に記載の伝動ベルトの組付方法。
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