JP2008047266A - チャッキング装置、このチャッキング装置を搭載したモータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

チャッキング装置、このチャッキング装置を搭載したモータおよびディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスクが外れにくく、且つ製品毎のばらつきを抑えたチャッキング装置、および、このチャッキング装置を搭載したモータおよびディスク駆動装置を提供すること
【解決手段】回転支点部222aの下端面から径方向内側に延びる平面である延長平面222cは、回転支点受部217の上面と略平行な面にて形成されている。ディスクDを保持した状態において、延長平面222cと回転支店受部217とは当接して抜け止め支点部NCを形成し、爪部材220の上側当接面222a2と天板部215の下側受面215aとが当接する。センタリングケース210において、爪部材220との当接点を決定するので、他の部材との組立誤差の影響を防ぐことができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、円盤状の記録再生が可能なディスクを着脱自在に取り付けることができるチャッキング装置、このチャッキング装置を搭載したモータ、およびこのモータを搭載したディスクの記録再生を行うディスク駆動装置に関する。
近年、ノートタイプのパーソナルコンピュータ(以下、単にPCという)に搭載されるディスク駆動装置は、PCの薄型化に伴いディスク面に搬送ローラを当接させてディスク自体を引き込むスロットイン方式が提案されている(このような従来のスロットイン方式のディスク駆動装置の例として、例えば、特許文献1参照)。
スロットイン方式のディスク駆動装置はディスクを載置し、ディスクを回転させるスピンドルモータまで搬送するトレイを必要としないために薄型化できる。しかしながら、このスロットイン方式のディスク駆動装置自体を更に薄型化する要求が高まっている。そのためにスピンドルモータも薄型化を図り、ディスク駆動装置全体の薄型化を達成する必要がある。このスピンドルモータの薄型化に対する最大の障壁は、スピンドルモータに搭載され、ディスクを着脱自在にすることができるチャッキング装置が薄型化できないことであった。
またスロットイン方針のディスク駆動装置では、チャッキング装置の薄型化の観点から、クランプ部材を必要としない、それ自体でディスクを保持することのできるチャッキング装置が主流である(このような従来のチャッキング装置の例として、例えば、特許文献2参照)。
特許文献2のような従来のチャッキング装置の構造について図14を参照して説明する。図14は従来のチャッキング装置を回転軸方向に切った模式断面図である。
図14を参照して、チャッキング装置1は、中心開口部を有したディスク(図14では不図示)を載置するディスク載置面2aを有するターンテーブル2と、ディスクの中心開口部を挿通可能にする円筒部3aおよび円筒部3aに蓋をする天板部3bを有し、さらに後述する爪部材4を移動可能とする爪用開口部3cを有するセンタリングケース3と、ディスクの中心開口部と当接することによってディスクを保持するディスク保持面4aを有する爪部材4と、センタリングケース3に収容され、爪部材4を径方向外側に付勢するコイルばね5と、を備える。またセンタリングケース3の爪部材4のディスク保持面4aの下側面と対向した位置には、爪部材4と摺動する上向ガイド面3dを備える。なお、爪部材4の内周面には、コイルばね5と係合する突部4cが形成される。ここで、センタリングケース3は、ターンテーブル2に形成された中央円筒部2bによって固定される。
次にディスク6をチャッキング装置1に装着した際の状態を図15および図16を参照して説明する。図15および図16は、それぞれ爪部材4によってディスク6の中心開口部6aを当接して保持している状態を示している。図15は、センタリングケース3とターンテーブル2との軸方向の間に間隙が形成されていない場合の爪部材4の状態を示し、図16は、センタリングケース3とターンテーブル2との軸方向の間に組立誤差によって間隙が形成された場合の爪部材4の状態を示している。
図15および図16を参照して、爪部材4は、ディスク6の中心開口部6aの上端縁を上側より押さえることによって、ディスク6を保持している。そして爪部材4の径方向内側に形成されている第一上側回転防止部4eとターンテーブル2の上面とが当接し、且つ、爪部材4の上部である第二上側回転防止部4fとセンタリングケース3の天板部3bの下面とが当接することによって、爪部材4の軸方向上側への回転は規制される。
特開平7−220353号公報 特開2002−237118号公報
しかしながら、センタリングケース3は、ターンテーブル2の中央円筒部2bと固定されることにより、センタリングケース3は、ターンテーブル2の上面に対して、組み立て誤差が発生してしまう。そのために、第一上側回転防止部4eとターンテーブル2の上面との当接では、この組み立て誤差を考慮しなければならない。したがって、爪部材4の軸方向上側への回転の規制は、チャッキング装置1の製品毎によって、ばらつきが生じてしまう。特に図16のように、センタリングケース3とターンテーブル2との軸方向の間に間隙が形成された場合、爪部材4が軸方向上側に大きく回転してしまう。そのために、ディスク保持面4aがディスク6の上面との成す鋭角Φ2の大きさが図15と比較して大きくなってしまう。その結果、ディスク6が外れやすいチャッキング装置が発生してしまう可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑み、なされたものであり、その目的とするところは、ディスクが外れにくく、且つ製品毎のばらつきを抑えたチャッキング装置、および、このチャッキング装置を搭載したモータおよびディスク駆動装置を提供することである。
本発明は、センタリングケースの回転支点受部と抜け止め支点部との当接および天板部の下面と回転支点部の上面との当接によって、爪部材の軸方向上側への回転を規制することにより、センタリングケース一部材において回転の規制をする位置を決定することにより、センタリングケースとターンテーブルとの2部材にて回転の規制をする位置を設けたものと比較して、センタリングケースとターンテーブルとの組立誤差の影響を抑えた爪部材の回転の規制を実現することができる。したがって、製品毎にディスクを取り外す力のばらつきのないチャッキング装置を提供することができる。
本発明の請求項1によれば、所定の回転軸の回りを回転する中心開口部を有する円盤状のディスクを着脱自在に取り付けることができるチャッキング装置であって、前記ディスクの前記中心開口部に挿通される筒部、該筒部に蓋をするように形成される天板部、および前記筒部から前記天板部の外周側にかけて周方向に複数設けられる開口穴を有するセンタリングケースと、前記開口穴に対して移動可能とし、径方向外側に突出して前記ディスクの前記中心開口部に当接して保持する爪部材と、前記爪部材を径方向外側に付勢する弾性部材と、前記ディスクを載置するディスク載置部を有するターンテーブル部と、
を備え、前記爪部材は、前記ディスクの前記中心開口部と当接して前記ディスクを保持するディスク保持面を有する爪部と、該爪部の側部に設けられ、前記爪部材の少なくとも軸方向下側への回転中心となる回転支点部と、を備え、前記センタリングケースは、前記筒部より径方向内側に延びて形成された、前記回転支点部と対向した位置に前記回転支点部を摺動して受ける回転支点受部と、を備え、前記回転支点部より径方向内側には、該回転支点部より連続して延びる抜け止め支点部が設けられ、前記抜け止め支点部と前記回転支点受部との当接、および前記回転支点部の上面と前記天板部の下面との当接によって前記爪部材の軸方向上側への回転が規制されることを特徴とする。
本発明の請求項1に従えば、回転支点受部と抜け止め支点部との当接および回転支点部の上面と天板部の下面との当接によって、爪部材の軸方向上側への回転の規制を図ることにより、センタリングケース一部材および爪部材一部材との当接によって回転の規制を図ることができるので、これらの成形寸法の誤差内にて回転の規制の量を決定することができる。したがって、製品毎に回転の規制の量のばらつきの少ない、すなわち、ディスクを取り外す力が製品毎に一定のチャッキング装置を提供することができる。
本発明の請求項2によれば、請求項1に係り、前記回転支点受部は、径方向内側に向かい前記回転軸に対して略垂直な平面にて形成され、前記抜け止め支点部は、前記回転支点部より径方向内側に延び、前記回転軸に対して略垂直な平面にて形成され、前記回転支点受部は、前記爪部が最も軸方向下側に回転した際の前記回転支点部の径方向位置よりも径方向内側に形成され、且つ、前記ディスクを取り出す場合における前記爪部が前記ディスクの保持状態より軸方向上側に回転した際の前記抜け止め支点部における前記爪部の軸方向上側に回転する支点が移動する最も径方向内側の位置よりも径方向内側に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に従えば、回転支点受部が回転軸に対して略垂直な平面にて形成されることにより、爪部材の軸方向下側への回転を円滑に行うことができ、さらに爪部材の軸方向上側への回転の規制を安定的に果たすことができる。
本発明の請求項3によれば、請求項1および請求項2のいずれかに係り、前記天板部の下面と前記回転支点部の上面とは、ディスクが当該チャッキング装置に装着されていない状態において当接しないことを特徴とする。
本発明の請求項3に従えば、ディスクがチャッキング装置に装着されていない状態にて回転支点部の上面と天板部の下面とが当接しないことにより、接触箇所を低減することができる。
本発明の請求項4によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに係り、前記回転支点部より径方向内側には、前記爪部材の少なくとも径方向内側への移動をガイドする移動支持部が設けられ、前記センタリングケースには、前記移動支持部と対向する位置に前記移動支持部と摺動する移動支持受部が形成され、前記移動支持部は、前記回転支点受部より径方向内側に形成され、且つ、前記センタリンケースに収容された際に前記回転支点受部の側部に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項4に従えば、移動支持部を回転支点受部の側部に設けることにより、移動支持部の径方向の位置を回転支点受部の影響を受けることなく、自由に調整することができる。したがって、移動支持部と摺動する移動支持受部の設計を回転支点受部の影響を受けることなく、自由に設計することができる。したがって、移動支持部の移動の最適な設計を行うことができる。
本発明の請求項5によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに係り、前記センタリングケースは、樹脂成形にて形成され、前記センタリングケースに設けられた前記開口穴における前記天板部側には、前記回転支点受部を外部に露出する拡幅部が形成され、前記回転支点部の上面と当接する前記天板部の下面は、前記拡幅部の側部であることを特徴とする。
本発明の請求項5に従えば、回転支点受部が外部に露出することによって、センタリングケースを樹脂成形の金型にて作製することができる。したがって、回転支点受部と天板部とが一体的に設けられることにより、回転支点受部と天板部との間の距離の寸法精度を向上させることができる。
本発明の請求項6によれば、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチャッキング装置を搭載したブラシレスモータであって、前記回転軸と同軸に回転するロータマグネットを有する回転部と、前記回転部を回転自在に支持し、前記ロータマグネットと対向したステータを有する固定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に従えば、ディスクを取り外す力が製品毎にばらつかないブラシレスモータを提供することができる。
本発明の請求項7によれば、請求項6を搭載したディスク駆動装置であって、前記ディスクを記録および再生を行うピックアップ機構と、前記ピックアップ機構を所定方向に移動させる移動機構と、これらを収容し、前記ディスクの挿入および排出を行う開口穴を有した筐体と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に従えば、ディスクを取り外す力が製品毎にばらつかないディスク駆動装置を提供することができる。
本発明によれば、ディスクが外れにくく、且つ製品毎のばらつきを抑えたチャッキング装置、および、このチャッキング装置を搭載したモータおよびディスク駆動装置を提供することができる。
<ブラシレスモータの全体構造>
本発明に係るブラシレスモータの一形態について図1を参照して説明する。図1は、ブラシレスモータを軸方向に切った模式断面図である。
ハウジング10は、銅系材料を切削等の塑性加工にて回転軸J1と一致する中心を有する略円筒形状に形成される。ハウジング10の円筒部11の内周面にはスリーブ20が固定されている。このスリーブ20は、油を浸した焼結材料であり、略円筒形状に成形される。
まず固定部について説明する。
ハウジング10の円筒部11の軸方向下側には、円筒部11と一体的に形成されるように径方向外側に延びる略円筒形状の固定基部12が形成される。この固定基部12の下端面には、径方向内側および径方向外側に突起がそれぞれ形成される(以下、それぞれ内周突起12a、外周突起12bとする)。そして内周突起12aの内周面および内周突起12aより径方向内側の下面に当接し、円筒部11およびスリーブ20に蓋をするようにプレート30がカシメにて固定される。このプレート30の上面には耐摩耗性および摺動性に優れる樹脂材料にて円盤形状に成形されたスラストプレート40が配置される。
ハウジング10の固定基部12の外周部には、ステータ50を載置するようにステータ載置部12cが形成される。ステータ50は、略円環形状のコアバック部51aおよびコアバック部51aから径方向外側へ放射状に延びるように複数形成されるティース部51bを有するステータコア51と、ステータコア51のティース部51bの周囲に導電線を複数積層して形成されたコイル52と、から構成される。
ハウジング10の固定基部12のステータ50より径方向内側には、円環形状の予圧マグネット60が固定されている。この予圧マグネット60の上面は、後述するロータホルダ100の蓋部101の下面と軸方向に対向する。
ハウジング10の外周突起12bの外周面と外周突起12bより径方向外側の下面に当接するように取付板70がカシメにて固定される。そして取付板70の上面には、ブラシレスモータの回転を制御する回路基板80が固定されている。これら取付板70および回路基板80によってステータ50を軸方向下側より覆う形状となる。
次に回転部について説明する。
シャフト90は、スリーブ30の内周面に挿通するように回転軸J1と同軸に配置される。このシャフト90はスリーブ30の内周面に径方向に回転自在に支持され、そしてスラストプレート40の上面によって軸方向に回転自在に支持される。
シャフト90の上部には、ステータ50を覆うような略有蓋円筒形状のロータホルダ100が固定される。このロータホルダ100は、薄板の磁性を有する鋼板をプレス加工にて形成される。またロータホルダ100は蓋部101と円筒部102を備える。蓋部101のスリーブ30およびハウジング10の円筒部11と軸方向に対応する位置には、上側に向かい突形状となる中央突部101aが形成される。したがって、蓋部101から中央突部101aによって蓋部101より軸方向上側に形成された空間分だけのスリーブ30を軸方向に長くすることができる。中央突部101aと蓋部101との連結部の下面には、ロータホルダ100の抜けを防止する抜け止め部材120が固定されている。
ロータホルダ100の円筒部102の内周面には、ロータマグネット110が固定される。そしてロータマグネット110の内周面はステータ50のティース部51bの外周面と径方向に小さな間隙を介して対向する。
ロータホルダ100の蓋部101の上面には、ディスク(図1では不図示)を着脱自在に取り付けることができるチャッキング装置200のセンタリングケース210が固定されている。そして蓋部101の外周縁には、ディスクを載置するディスク載置部101bが形成される。本実施例では、ロータホルダ100がターンテーブルの役割を果たす。
<チャッキング装置>
本発明のチャッキング装置200の実施例の一形態について図2乃至図5を参照して説明する。図2はチャッキング装置200を上側から見た平面図であり、図3はセンタリングケース131を示し、a)は、b)をX−Xにて軸方向に切り、矢視方向から見た模式断面図であり、b)は上側から見た平面図である。図4は爪部材220を示し、a)は側面から見た平面図であり、b)は正面側から見た平面図であり、c)は上側から見た平面図であり、d)は、c)をY−Y断面にて軸方向に切り、矢視方向から見た欲しき断面図である。図5は、チャッキング装置200を軸方向に切った模式断面図であり、ディスクが載置される前のスタンバイ状態を示す。
図2を参照して、チャッキング装置200は、中央に回転軸J1と同軸に配置された略円筒形状のセンタリングケース210と、ディスク載置部101bを有するターンテーブルであるロータホルダ100とから構成される。ディスク載置部101bは、ロータホルダ100の上面にラバー等の摩擦係数の大きい材料が固定されることによって形成される。
センタリングケース210の外周側には、ディスクの中心開口部と回転軸J1とを一致させるように調整する(以下、単に調芯という)調芯爪211と、ディスクの中心開口部の内周面と当接してディスクを保持する爪部材220と、を備える。特に本実施例では、調芯爪211および爪部材220は、周方向に等間隔に互いに隣接して配置される。また調芯爪211および爪部材220は、それぞれ120度等配にてそれぞれ3個ずつ配置される。またセンタリングケース210内には、爪部材220を径方向外側に付勢するための弾性部材230が収容されている。
図3を参照して、センタリングケース210は、円筒部212と円筒部212より上側に形成され、ディスクを円筒部212に案内する案内部213と、ロータホルダ100と固定する基部214と、案内部213と基部214とを連結する天板部215と、から構成される。またセンタリングケース210の円筒部212から天板部215の外周側にかけて爪部材220を挿通可能にする開口穴216が形成される。このセンタリングケース210は、樹脂材料にて一体的に成形される。
開口穴216は、円筒部212および案内部213に開口する側部側開口穴部216aと、天板部215に形成され、側部側開口穴部216aの上側へ延び、側部側開口穴部216aと連続して形成される上側開口穴部216bとから構成される。ここで、側部側開口穴部216aは、後述する爪部材220の爪部221の周方向幅よりも大きく、且つ動作補助部222の周方向両側の幅よりも小さくなるように形成される。そして上側開口穴部216bは、爪部221の周方向幅よりも大きく、且つ、後述する爪部材220の動作補助部222の回転支点部222aの周方向幅よりも小さい。また上側開口穴部216bには、後述する回転支点受部217の周方向幅と同等もしくは大きい周方向幅である拡幅部216b1が形成される。またこの拡幅部216b1は、後述する動作補助部222の上側当接面222a2の周方向幅よりも小さくなるように形成される。
天板部215の下面における拡幅部216b1の周方向両側と対応する位置には、上側当接面221dと当接することにより、爪部材220の軸方向上側への飛び出しを防止する下側受面215aが形成される。
円筒部212における側部側開口穴216aの周方向の両側には、径方向内側に向かい回転軸J1と垂直な平面である上面を有し、回転支点部222aと当接する回転支点受部217が形成される。この回転支点受部217は、爪部材220が最も径方向内側に移動した際の回転支点部222aの径方向の位置よりも径方向内側の位置まで形成されている。また回転支点受部217は、円筒部212と連結する。そしてこの回転支点受部217と円筒部212との連結部には、回転支点部222aに対して凹形状となる回転支点受側曲面217aが形成される。またこの拡幅部216b1が形成されることにより、円筒部212より径方向内側に回転支点受部217を形成したとしても、樹脂材料を上型(可動側)および下型(固定側)を有する金型にて一体的に成形する際において、可動側である上型を抜くことができる。
基部214には、弾性部材230と当接する、弾性部材230の伸縮方向に対して垂直な平面が形成される。そしてこの平面には、コイルばねである弾性部材230の外径と略同一もしくは若干大きい移動規制凹部214aが設けられる。この移動規制凹部214aによって弾性部材230の周方向の移動を防止することができる。したがって、爪部材220の径方向内側への移動に対する力が弾性部材230に加わる際に、弾性部材230は周方向に移動することによってその力が分散されることを防ぐことができる。その結果、爪部材220の径方向内側への移動に対する力は、弾性部材230の径方向内側へ収縮する力へと変換することができる。したがって、爪部材220は円滑に径方向内側に移動することができるので、ディスク装着力を低減することができる。
また基部214の移動規制凹部214aの上部であり、天板部215と連結する位置には、天板部215の下面となる下向当接面214bが形成される。下向当接面214bと弾性部材230とが当接することによって、弾性部材230の軸方向上側への移動は規制される。したがって、爪部材220の径方向内側への移動に対する力が弾性部材230に加わる際に、弾性部材230は、軸方向上側に移動することによってその力が分散されることを防ぐことができる。その結果、爪部材220の径方向内側への移動に対する力は、弾性部材230の径方向内側へ収縮する力へと変換することができる。したがって、爪部材220は円滑に径方向内側に移動することができるので、ディスク装着力を低減することができる。
回転支点受部217より径方向内側、且つ、回転支点受部217の側部には、異なった2つの傾斜面を備える移動支持受部218が形成される。移動支持受部218は、天板部215と連結し、径方向外側に向かうにつれて軸方向下側に傾斜する傾斜面である動作補助面218aと、動作補助面218aより径方向外側、且つ、軸方向下側に形成され、径方向外側に向かうにつれて軸方向下側に傾斜する傾斜面である回転補助面218bとを有する。動作補助面218aと回転補助面218bとを連結する連結部には、略径方向外側に向かい凹形状となる連結曲面218cが形成される。また動作補助面218aと回転軸J1との成す鋭角の大きさθ2は、回転補助面218bと回転軸J1との成す鋭角の大きさθ1よりも大きくなるように形成される。この鋭角の大きさの関係により、移動支持部222bは、爪部材220が主に回転動作を行う回転補助面218bでは、径方向内側への移動はほとんどないようなθ1の大きさに形成することができる。したがって、ディスクが後述する爪部材220のディスク案内面221aに当接し始める際に回転動作を円滑に行うことができる。これにより、ディスク案内面221aが径方向外側に向かい軸方向下側に傾斜した状態にて移動補助面218aに移ることができる。さらに爪部材220が主に移動動作を行う移動補助面218aでは、後述する爪部材220の先端部221bの軸方向の位置を制御しつつも、径方向内側へ円滑に移動することのできるθ2の大きさにすることができる。その結果、ディスク装着力を低減することができる。
また、回転支点受部217を径方向内側に形成することにより、回転支点部222aと円筒部212の内周面との当接によって、爪部材220が径方向外側に移動するのを規制する抜け止め機能を果たすことができる。したがって、爪部材220の抜け止め機能を新たに設ける必要がなく、単純な構成にて、抜け止め機能を達成することができる。その上、回転支点受部217の径方向内側への長さをセンタリングケース210の円筒部212から基部214までの間にて自由に設計することができる。したがって、爪部材220の径方向内側への移動に応じた最適な形状および長さを設計することができる。
また同様に移動支持受部218を円筒部212より径方向内側に形成することによって、移動支持部218の径方向長さを円筒部212から基部214までの間にて自由に設計することができる。したがって、爪部材220の回転および移動に応じた最適な形状および長さを設計することができる。さらに移動支持受部218は、回転支点受部217の周方向の位置とは異なる位置に形成される。したがって、回転支点受部217および移動支持受部218が互いに干渉されることはない。その結果、回転支点受部217および移動支持受部218それぞれの設計の自由度を確保することができる。
また回転支点受部217と移動支持受部218の周方向の間に、下側受面215aが形成される。
調芯爪211は、ディスク(図3では不図示)の中心開口部の内周面と当接してディスクを調芯する調芯面211aと、ディスクを調芯面211aに案内する案内傾斜面211bから構成される。この案内傾斜面211bは、円筒部212より径方向内側では、案内部213より、軸方向下側に形成される。すなわち、円筒部212より径方向内側の案内傾斜面211bはディスクと当接しない。したがって、案内傾斜面211bは、円筒部212より径方向外側において、ディスクを調芯面211aに案内する。
図4を参照して、爪部材220は、ディスク(図4では不図示)を保持する爪部221と、爪部221の両側に形成され、爪部材220の径方向の移動および軸方向の回転動作を補助する動作補助部222と、から構成される。
爪部221は、ディスクが装着される際に、爪部221にはじめに当接されるディスク案内面221aと、ディスク案内面221aの軸方向下側に連続し、且つ爪部221の最も径方向外側に形成され、径方向外側に向かい凸形状となる曲面にて形成される先端部221bと、先端部221の軸方向下側に連続して形成され、ディスクを保持する役割を果たすディスク保持面221cと、を有する。
ディスク案内面221aは、ディスクをディスク保持面221cに案内し、傾斜のない平面にて形成される。そしてディスク保持面221cは、ディスクがディスク載置面101bに載置された状態にて、ディスクの中心開口部の上端縁と当接する、径方向外側に向かい軸方向上側に傾斜する傾斜面にて形成される。ここで、ディスク案内面221aは、ディスクがチャッキング装置200へ装着される前の状態(以下、スタンバイ状態という)において、天板部215の下面より軸方向上側となるように配置される。またディスク案内面221aを傾斜のない平面にて形成することによって、爪部221の軸方向の大きさを小さく形成することができる。したがって、チャッキング装置200の薄型化を図ることができる。
またディスク案内面221aからディスク保持面221cにかけて鏡面加工が施されている。この鏡面加工によって、ディスクがディスク保持面221cまで挿入しやすくなる。したがって、ディスク装着力を低減させることができる。
図4のd)を参照して、爪部221の内周面には、弾性部材230と係合し、径方向内側に突出する突起221dが形成される。突起221dの上部には、径方向内側に向かい軸方向下側に傾斜する突起傾斜面221d1が形成される。また爪部221の内周面の下部には、径方向外側に向かうにつれて軸方向下側に傾斜する内周面側傾斜面221d2が形成される。
動作補助部222は、爪部221の径方向内周側より径方向内側に向かい延びるように形成される。そして動作補助部222は、爪部材220の回転中心となる回転支点部222aと、回転支点部222aより径方向内側に形成され、爪部材220の回転および径方向の移動をガイドする移動支持部222bと、が形成される。また動作補助部222の周方向における爪部221側の上面は、上側当接面222a1と連結し、径方向内側に向かうにつれて軸方向下側に傾斜する傾斜面となっている。この傾斜面により、爪部材220の先端部221bが軸方向下側に回転したとしても、動作補助部222と天板部215との接触を防ぐことができる。
回転支点部222aは、回転支点受部217の上面と摺動する回転支点側曲面222a1が形成される。この回転支点側曲面222a1は、少なくとも爪部材220が軸方向に回転する角度の分だけの曲面があればよい。
また回転支点部222aには、回転支点側曲面222a1の下端面から径方向内側に延びる延長平面222cが形成される。この延長平面222cは、爪部材220をセンタリングケース210に収容した状態において、回転支点受部217の上面と略平行となる平面である。
また移動支持部222bは、動作補助部222の両側部に形成される。そして移動支持部222bにおける移動支持受部218と対向する面は、移動支持受部218に向かい凸形状となる移動支持部側曲面222b1が形成される。この移動支持部側曲面222b1は、爪部材220が軸方向に回転した際に移動補助面218aと回転補助面218bとが摺動するだけの曲面があればよい。
図1および図5を参照して、ディスク(図5では不図示)を装着する前のスタンバイ状態におけるチャッキング装置の構成について説明する。図5は、チャッキング装置を軸方向に切った模式断面半図である。
図1を参照して、爪部材220における爪部221は、センタリングケース210の開口穴216より径方向外側に突出している。また弾性部材230は、センタリングケース210にて圧縮された状態にて収容されている。この弾性部材230は、センタリングケース210の基部214の外周面と爪部221の内周面との間に配置されている。また弾性部材230は、爪部221の内周面に形成された突起221dに係合されている。そして圧縮された弾性部材230は、爪部221の内周面を復元力によって径方向外側に付勢する。したがって、爪部221はディスクを保持するディスク保持力を得ることができる。
次に図5を参照して、動作補助部222における回転支点部222aは、円筒部212の内周面と当接することによって、爪部材220の径方向外側への抜け止めの役割を果たす。また同時に回転支点部222aは、回転支点受部217の上面とも当接する。
回転支点部222aの上面には、天板部215の下面と当接可能な上側当接面221dが形成されている。そしてスタンバイ状態においては、上側当接面221dと天板部215の下面とは、軸方向に微小間隙を介して対向する。したがって、スタンバイ状態において、上側当接面221dと天板部215の下面とは当接しないので、爪部材220とセンタリングケース210との接触箇所を減らすことができる。その上、爪部材220の先端部221bを軸方向下側に回転した際にも上側当接面221Dと天板部215とは当接しないので、爪部材220とセンタリングケース210との接触箇所を減らすことができるので、爪部材220の径方向内側への移動を円滑に行うことができる。その結果、ディスク装着力を低減することができる。
また移動支持部222bは、蓋部101の上面と軸方向に間隙を有して配置される。すなわち、爪部材220の軸方向の位置は、回転支点部222aと回転支点受部217の上面とによって決定される。ここで、蓋部101と移動支持部222bとが当接することによって、爪部材220の軸方向の位置を決定すると、ロータホルダ100とセンタリングケース210との組立誤差によって製品毎に爪部材220の軸方向の位置が異なってしまう。しかしながら、本発明のように回転支点部222aと回転支点受部217の上面とによって爪部材220の軸方向の位置を決定することにより、爪部材220の軸方向の位置を樹脂成形の誤差範囲内に抑えることができる。したがって、安定した品質を有する製品を提供することができる。そして移動支持部222bは、移動支持受部218における回転補助面218bと微小間隙を介して対向して配置される。
爪部221のディスク保持面221cの下面と蓋部101の上面との間には、他の部材が介在しない。すなわち、側部側開口穴部216aは、円筒部212の下端縁まで形成されている。したがって、ディスク保持面221cの下面と蓋部101の上面との間に形成される間隙S1は、爪部221が軸方向下側に回転した際に蓋部101の上面と当接しない程度に小さくすることができる。特に本発明においては、回転支点部222aと回転支点受部217とによって、爪部材220が軸方向下側への移動を防ぐことができる。したがって、間隙S1を高精度に設定することができ、さらに間隙S1を小さくすることができる。その結果、チャッキング装置200の薄型化を図ることができる。
また図1を参照して、センタリングケース210の基部214は、弾性部材230の軸方向の中心位置と同等、もしくはより軸方向下側まで形成されていることが望ましい。この構成より、センタリングケース210は、爪部材220と弾性部材230とを収容した上で、ロータホルダ100、ロータマグネット110、およびシャフト70等の回転部に固定することができる。したがって、チャッキング装置の組立が容易となり、ブラシレスモータの生産性を向上させることができる。
<ディスク装着の際の爪部材の動作について>
ディスクDをチャッキング装置200へ装着する際の爪部材220の動作について図6乃至図11を参照して説明する。図6乃至図11は、図5と同様にチャッキング装置200を軸方向に切った模式断面半図である。そして、図6は、ディスクDがディスク案内面221aに当接し、爪部材220が軸方向に回転し始めた状態を示し、図7は、移動支持部222bが連結曲面218cの位置に移動した状態を示し、図8は、爪部材220が径方向内側へ移動し始めた状態を示し、図9は、爪部材220が最も径方向内側に移動した状態を示す。また図10は、爪部材220がディスクDの中心開口部D1の上端縁と当接した状態を示す。また図11は、図9の状態における爪部材220の突起221dと弾性部材230との関係を示した模式断面図である。ここでディスクDは、上側ディスクDaと下側ディスクDbとを接着剤にて貼りあわせて形成された貼り合わせディスクである。また図6乃至図10では、爪部材220とセンタリングケース210との関係を示すために弾性部材230は省略している。
図6を参照して、ディスクDの中心開口部D1の下端縁は、ディスク案内面221aと当接する。そして爪部材220は、軸方向下側へ回転動作を行う。この回転動作は、回転支点部222aと回転支点受部217の回転支点受側曲面217aとを当接する位置を爪部材220の回転支点RCとして爪部221の先端部221bが軸方向下側に移動するように行われる。ここで、爪部材220の軸方向下側への回転半径R1は、回転支点RCから先端部221bを結んだ直線の大きさとなる。したがって、回転支点RCが先端部221bと近い位置に形成されることによって回転半径R1の大きさを小さくすることができる。その結果、爪部材220の軸方向下側への回転に加わる回転モーメントの大きさを小さくすることができるので、ディスク装着力を低減することができる。
移動支持部222bは、先端部221bが軸方向下側に回転するに伴い、軸方向上側へ回転する。そして移動支持部222bは、わずかに軸方向上側に回転すると、回転補助面218bと当接し、摺動する。この際に爪部材220は、回転補助面218bの傾斜に沿って径方向内側へわずかに移動する。また爪部材220が回転することによって動作補助部222の下面と蓋部101の上面との軸方向の間隙は、徐々に大きくなる。
次に図7を参照して、移動支持部222bは、連結曲面218cの位置に移動する。この状態では、移動支持部222bは、回転補助面218bと移動補助面218aとの両方の面と当接した状態となる。この連結曲面218cの位置において、爪部材220は、回転動作から主に径方向内側へ移動する動作に切り替わる。またこの連結曲面218cの軸方向の位置は、すなわち、移動支持部222bが回転補助面218bと移動補助面218aとの両方の面と当接する位置は、爪部材220の先端部221bの軸方向下側への回転角の大きさが、先端部221bの軸方向下側への最大の回転角の大きさから移動補助面218aと回転軸J1に対して垂直な方向との成す角を引いた角度の大きさとなるように設けられる。ここで、初めに爪部材220を軸方向下側に回転させておくことにより、ディスク案内面221aの上面と回転軸J1に対して垂直な方向との成す角の大きさを大きくした状態にて爪部材220を径方向内側へ主に移動させることができる。したがって、ディスクDによる爪部材220を軸方向下側へ押す力(ディスク装着力)を小さくすることができる。
次に図8を参照して、ディスクDが更に軸方向下側に移動した状態において、移動支持部222bは、爪部材220自体が径方向内側へ移動することにより、移動補助面218aのみと当接する。この移動補助面218aの傾斜面によって、ディスク装着力は、径方向内側への移動の力に変換される。また先端部221bは、この移動補助面218aの傾斜に沿って、軸方向下側に回転する。
回転支点部222aは、回転支点受部217の上面を摺動して、径方向内側へ移動する。ここで回転支点受部217の上面は、回転軸J1に対して垂直な平面にて形成されているので爪部材220自体がディスク装着力によって軸方向下側に移動することを防ぐことができる。したがって、爪部材220は、径方向内側へ水平に移動することができる。
次に図9を参照して、爪部材220が最も径方向内側へ移動した状態、すなわち、先端部221bとディスクDの中心開口部D1の内周面とが当接した状態では、先端部221bは、軸方向下側へ最も移動している。この先端部221bの位置は、移動支持部222bと移動補助面218aとの当接関係によって決定される。また先端部221bが最も軸方向下側に回転する図9の状態において、先端部221bのディスク載置面101bからの軸方向高さL1の大きさは、ディスク載置面101bにディスクDを載置した状態において、ディスク載置面101bからディスクDの貼りあわせの境界部BLまでの軸方向高さL2の大きさよりも大きくなる。軸方向高さL1を前述の関係とすることによって、ディスクDをディスク載置面101bに載置した状態では、先端部221bが境界部BLより軸方向上側に位置することとなるので、ハーフチャック現象の発生を抑えることができる。
回転支点部222aは、回転支点受部217の上面を摺動する。ここで、回転支点受部217の上面は、回転支点部222aの最も径方向内側に移動した位置よりも径方向内側まで形成される。したがって、爪部材220自体の径方向内側への動作は、全て回転支点部222aと回転支点受部217の上面とによる水平方向の移動にて行うことができる。したがって、爪部材220が径方向のみの移動となるので、爪部材220自体が軸方向に移動することによって発生する弾性部材230の軸方向への撓みを低減することができる。その結果、弾性部材230のばね力を効率よく使用することができるので、ディスク装着力を低減することができる。
また図9の状態において、爪部221の突起221dの上部に形成された弾性部材230の軸方向への撓み防止機構である突起傾斜面221d1は、回転軸J1に対して略垂直となる(図11参照)。そして内周面の軸方向下部に形成された内周面側傾斜面221d2は、回転軸J1に対して略水平となる。これにより、突起傾斜面221d1は、爪部材220が最も軸方向下側に回転したとしても、突起221dの径方向内側が弾性部材230と干渉することを防ぐことができる。また内周側傾斜面221d2は、爪部材220が最も軸方向下側に回転した際に、弾性部材230を軸方向上側に押し上げることを防ぐことができる。したがって、弾性部材230を軸方向上側に撓ませることを防ぐことができる。その結果、弾性部材230が天板部215と干渉することなく、そして弾性部材230のばね力を効率よく使用することができるので、ディスク装着力を低減することができる。
ここで、突起傾斜面221d1は図9の状態において、回転軸J1に対して略垂直となることに限定されることはない。突起傾斜面221d1は、弾性部材230の軸方向への撓みを防止すればよいので、図9の状態において、径方向内側に向かい軸方向下側に傾斜した状態であってもよい。
最後に図10を参照して、爪部材220の先端部221bは、図9の状態からディスクDの中心開口部D1の内周面を摺動しつつ、軸方向上側に回転して、中心開口部D1の上端縁側に移動する。そしてディスク保持面221cは、中心開口部D1の上端縁と当接する。これにより、ディスクDは、爪部材220によって保持される。
またこのディスクDを保持した状態において、爪部材220は、動作補助部222の回転支点部222aの下面を径方向内側に延長した延長平面222cと回転支点受部217の上面とが当接する。この当接位置が抜け止め支点NCとなる。ディスクDを取り外す際に、この抜け止め支点NCを中心として爪部材220は軸方向上側に回転しようとする。そして、動作補助部222の上側当接面222a2は、天板部215の下面と当接する。この当接位置TCにおいて、爪部材220の軸方向上側への回転は規制される。したがって、ディスクDを取り外す際において、爪部材220の先端部221bが軸方向上側に回転することを防ぐことができる。すなわち、先端部221bが軸方向上側に回転することによって、ディスク保持面221cと回転軸J1に対して垂直な平面とのなす鋭角の大きさが大きくなることを防ぐことができるので、ディスクDを抑える力を低減させることを防ぐことができる。その結果、ディスクDを取り外す力(ディスク抜去力)を大きくすることができる。また特に爪部材220を延長平面222cと回転支点受部222aとの当接および上側当接面222a2と天板部215の下面との当接によるセンタリングケース210の部位のみにて先端部221bの軸方向上側への回転を規制することにより、センタリングケース210の回転支点受部217の上面と天板部215の下面との軸方向間隙にて爪部材220の回転規制を加えることができる。したがって、センタリング210の成形誤差の範囲内にて爪部材220の回転規制の誤差を制限することができる。その結果、製品毎に安定したディスク抜去力を有するチャッキング装置を提供することができる。
また回転支点受部217は径方向内側に向かい水平な平面にて形成され、且つ、爪部材220の延長平面222cが回転支点受部217と略平行な平面にて形成されるので、爪部材220が径方向内側に移動したとしても、爪部材220の先端部221bは軸方向上側に回転することを防ぐことができる。したがって、ディスク抜去力が大きいチャッキング装置を提供することができる。
<先端部221bの高さ>
次に爪部221の先端部221bのディスク載置面101bからの軸方向高さについて図12を参照して説明する。図12は、CDとDVDとを貼り合わせたDual DiscのCD側をディスク載置面101bに載置した際の軸方向高さL1とハーフチャック現象の発生率との関係について示したグラフである。またこのDual Discは、境界部BLを接着剤を塗布することにより、貼り合わされている。そしてこの境界部BLにおける径方向内側には接着剤が塗布されていない領域がある。グラフの縦軸をハーフチャック現象の発生頻度(%)、縦軸を軸方向高さL1(mm)とする。
図12のグラフより、軸方向高さL1の高さを大きくすることによってハーフチャック現象の発生頻度は比例的に小さくなる。この関係を近似直線にて結ぶと、縦軸をy(ハーフチャック発生頻度)、横軸をx(軸方向高さL1)として、実験結果よりy=−614.64x+667.63の関係式が成り立つ。y=0となるときにハーフチャック現象はなくなるので、y=0のときのxの値がハーフチャック現象を発生させない軸方向高さL1となる。したがって、上記等式を計算するとx=約1.08mmとなるので軸方向高さL1は、約1.08mm以上であることが望ましい。またこのx値は、Dual Discを貼り合せる接着剤の塗布量によって若干異なった値となる。また図12の結果は、ディスクを装着する際に軸方向下側に回転する爪部材220において、本実施例のような先端部221bおよびディスク保持面221cを有する形状に対して成り立つ。
<ディスク駆動装置>
本発明に係るディスク駆動装置の一形態について図13を参照して説明する。図13は、ディスク駆動装置を軸方向に切った模式断面図である。
図13を参照して、ディスク駆動装置300は、中心に開口穴311を有した円盤形状のディスク310の開口穴311に挿入されることによってディスク310の回転中心と同軸に調芯し、ディスク310を回転させるブラシレスモータ320と、ディスク310にレーザーを放射することによってディスクの情報の記録再生を行うピックアップ機構330と、このピックアップ機構330をディスク310の径方向に移動を行うギア機構340と、これらを収容する筺体350と、を備える。
ギア機構340は、モータ341と、このモータ341の回転トルクを伝達される被伝達側ギア342と、を備える。
また筺体350には、ディスク310の移動とギア機構340とを分ける薄板にて形成された境界板351が形成される。そして筺体350には、ディスク310の挿入および取り出しを行う開口穴352が形成されている。
ピックアップ機構330は、レーザーを放射する記録再生部331と、この記録再生部331のディスク310の回転径方向への移動方向とは垂直に設けられ、記録再生部331の移動を行う移動部332と、を備える。この移動部332は、被伝達側ギア342と噛み合う噛み合い部332aを有する。そして記録再生部331には移動部332と噛み合うことによって径方向に移動する。
モータ341に取り付けられたギア部341aと被伝達側ギア342が噛み合うことによって被伝達側ギア342は回転し、被伝達側ギア342が移動部332の噛み合い部332aと噛み合うことによって移動部332が径方向に移動する。そしてこの移動部332の移動によって記録再生部331は径方向に移動する。
このディスク駆動装置300のブラシレスモータ320に本発明のブラシレスモータを搭載することによって、薄型化を図るとともに、ディスク310のディスク装着力を低減したディスク駆動装置を提供することができる。
以上、本発明の実施例の一形態について説明したが、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、本発明の実施例では、センタリングケース210に移動支持受部218には、回転補助面218bを形成していたが、本発明はこれに限定されることなく、移動補助面218aのみでもよい。だたし、移動補助面218aのみの場合、移動支持部222bが爪部材220の先端部221bの軸方向下側への回転の際に、移動支持部222bが移動補助面218aと良好に当接する構造であることが望ましい。
例えば、本発明の実施例では、ディスクDが貼り合わせディスクであったが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、CD等のディスク基板が1枚のディスクでも適用可能である。
例えば、本発明の実施例では、コイルばねである弾性部材230の撓み防止機構に爪部材220の突起221dの上面に突起傾斜面221d1を設けたが、本発明はこれに限定されることはない。弾性部材230を軸方向に撓ませることを防止する機構であればよいので、例えば、弾性部材230の爪部材220の内周面と当接する部分のみに突起が設けられ、それより径方向内側においては、弾性部材230と間隙を設けた段部221d3を形成してもよい。弾性部材230と段部との間隙によって、爪部材220を軸方向下側に回転させたとしても、突起221dによって弾性部材230を軸方向上側へ撓ませることを防ぐことができる(図17参照)。
例えば、本発明の弾性部材230は、センタリングケース210の基部214のみに当接してもよく、また基部214およびロータホルダ100の中央突部101aの外周面ともに当接してもよい。
本発明のブラシレスモータの実施例の一形態を示した軸方向に切った模式断面図である 本発明のチャッキング装置を示した上側より見た平面図である 本発明のセンタリングケースを示し、a)は、b)をX−X断面にきった模式断面図であり、b)は、上側より見た平面図である 本発明の爪部材を示し、a)は側面から見た平面図であり、b)は、先端部側より見た平面図であり、c)は上側より見た平面図であり、d)はc)のY−Y断面に切った摸岸断面図である 本発明のチャッキング装置であり、スタンバイ状態を示した模式断面図である 本発明のチャッキング装置であり、ディスクがディスク案内面に当接し始めた状態を示す模式断面図である 本発明のチャッキング装置であり、移動支持部が連結曲面の位置に配置された状態を示す模式断面図である 本発明のチャッキング装置であり、移動支持部が移動補助面を摺動する状態を示す模式断面図である 本発明のチャッキング装置であり、先端部が最も軸方向下側に位置した状態を示す模式断面図である 本発明のチャッキング装置であり、爪部材がディスクを保持した状態を示す模式断面図である 本発明のチャッキング装置であり、図9の状態における爪部の突起の状態を示す模式断面図である チャッキング装置における先端部の軸方向高さとハーフチャック現象の発生率を示したグラフである 本発明のディスク駆動装置の実施例の一形態を示した模式断面図である 従来のチャッキング装置であり、スタンバイ状態を示す模式断面図である 従来のチャッキング装置であり、爪部材がディスクを保持した状態を示す模式断面図である 従来のチャッキング装置であり、ディスクを抜き去る際の爪部材の状態を示す模式断面図である 本発明の突起傾斜面の他の実施例を示す図11と同様の状態を示す模式断面図である
符号の説明
50 ステータ
100 ロータホルダ(ターンテーブル)
101a 中央突部
110 ロータマグネット
200 チャッキング装置
210 センタリングケース
212 円筒部(筒部)
214 基部
214a 移動規制凹部
214b 下向当接面
215 天板部
215a 下側受面
216 開口穴
216b1 拡幅部
217 回転支点受部
218 移動支持受部
218a 動作補助面
218b 回転補助面
220 爪部材
221 爪部
221d 突起
221d1 突起傾斜面
221d2 内周傾斜面
221d3 段部
221b 先端部
222 動作補助部
222a 回転支点部
222b 移動支持部
222c 延長平面
230 弾性部材(コイルばね)
300 ディスク駆動装置
330 ピックアップ機構
332 移動部
350 筐体
352 開口穴
NC 抜け止め支点部

Claims (7)

  1. 所定の回転軸の回りを回転する中心開口部を有する円盤状のディスクを着脱自在に取り付けることができるチャッキング装置であって、
    前記ディスクの前記中心開口部に挿通される筒部、該筒部に蓋をするように形成される天板部、および前記筒部から前記天板部の外周側にかけて周方向に複数設けられる開口穴を有するセンタリングケースと、
    前記開口穴に対して移動可能とし、径方向外側に突出して前記ディスクの前記中心開口部に当接して保持する爪部材と、
    前記爪部材を径方向外側に付勢する弾性部材と、
    前記ディスクを載置するディスク載置部を有するターンテーブル部と、
    を備え、
    前記爪部材は、
    前記ディスクの前記中心開口部と当接して前記ディスクを保持するディスク保持面を有する爪部と、
    該爪部の側部に設けられ、前記爪部材の少なくとも軸方向下側への回転中心となる回転支点部と、を備え、
    前記センタリングケースは、
    前記筒部より径方向内側に延びて形成された、前記回転支点部と対向した位置に前記回転支点部を摺動して受ける回転支点受部と、
    を備え、
    前記回転支点部より径方向内側には、該回転支点部より連続して延びる抜け止め支点部が設けられ、
    前記抜け止め支点部と前記回転支点受部との当接、および前記回転支点部の上面と前記天板部の下面との当接によって前記爪部材の軸方向上側への回転が規制されることを特徴とするチャッキング装置。
  2. 前記回転支点受部は、径方向内側に向かい前記回転軸に対して略垂直な平面にて形成され、
    前記抜け止め支点部は、前記回転支点部より径方向内側に延び、前記回転軸に対して略垂直な平面にて形成され、
    前記回転支点受部は、
    前記爪部が最も軸方向下側に回転した際の前記回転支点部の径方向位置よりも径方向内側に形成され、
    且つ、
    前記ディスクを取り出す場合における前記爪部が前記ディスクの保持状態より軸方向上側に回転した際の前記抜け止め支点部における前記爪部の軸方向上側に回転する支点が移動する最も径方向内側の位置よりも径方向内側に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャッキング装置。
  3. 前記天板部の下面と前記回転支点部の上面とは、ディスクが当該チャッキング装置に装着されていない状態において当接しないことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のチャッキング装置。
  4. 前記回転支点部より径方向内側には、前記爪部材の少なくとも径方向内側への移動をガイドする移動支持部が設けられ、
    前記センタリングケースには、前記移動支持部と対向する位置に前記移動支持部と摺動する移動支持受部が形成され、
    前記移動支持部は、前記回転支点受部より径方向内側に形成され、且つ、前記センタリンケースに収容された際に前記回転支点受部の側部に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のチャッキング装置。
  5. 前記センタリングケースは、樹脂成形にて形成され、
    前記センタリングケースに設けられた前記開口穴における前記天板部側には、前記回転支点受部を外部に露出する拡幅部が形成され、
    前記回転支点部の上面と当接する前記天板部の下面は、前記拡幅部の側部であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のチャッキング装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチャッキング装置を搭載したブラシレスモータであって、
    前記回転軸と同軸に回転するロータマグネットを有する回転部と、
    前記回転部を回転自在に支持し、前記ロータマグネットと対向したステータを有する固定部と、
    を備えることを特徴とするブラシレスモータ。
  7. 請求項6を搭載したディスク駆動装置であって、
    前記ディスクを記録および再生を行うピックアップ機構と、
    前記ピックアップ機構を所定方向に移動させる移動機構と、
    これらを収容し、前記ディスクの挿入および排出を行う開口穴を有した筐体と、
    を備えることを特徴とするディスク駆動装置。
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