JP5226487B2 - ディスク回転用モータ - Google Patents

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本発明は主として、CD、DVDといった光メディアに楽曲や映像の情報を記録したり、その記録情報を再生したりするディスク駆動装置に関するものであり、詳しくはディスク回転用ブラシレスモータの構造に関するものである。
CDやDVDといった光メディアに楽曲や映像の情報を記録したり、その記録情報を再生したりするディスク駆動装置は、近年、小型、薄型化への要求が厳しくなっている。これに伴い、軸受長さを確保するため、ロータ部中央に凹部を設け、その中に軸受部を収納するとともに、ロータ部の抜け防止機構を構成させる構造が提案されてきた。(例えば特許文献1参照)
図8に上記特許文献1に開示された従来の技術によるディスク回転用モータの断面図を示す。
図8において、ディスク回転用モータは、ロータ部101とステ−タ部102によって構成され、ロータ部101のターンテーブル部103の内側開口部には切削加工等によって係合部104が形成され、軸受ホルダ105に固定された抜け止め部材106に形成された被係合部107と軸方向に係合することによってロータ抜け防止機構が構成されている。
また、上記従来技術とは別に、ロータ部を吸引するマグネットのヨ−クを利用してロータ抜け防止機構を構成する構造も提案されている。(例えば特許文献2参照)
図9に上記特許文献2に開示された従来の技術によるディスク回転用モータの断面図を示す。
図9において、ディスク回転用モータはロータ部108とステ−タ部109によって構成されている。ロータ部108のターンテーブル部110には抜け止め部材111が溶接により固定され、この抜け止め部材111が軸受ホルダ112に固定されたロータ部吸引マグネット113のヨ−ク114外周部と軸方向に係合することによってロータ抜け防止機構が構成されている。
また、ディスク駆動装置は低コスト化への要求も非常に厳しくなっているが、プレス加工によって係合部をロータ部のターンテーブル部に一体に形成された構造も提案されている。(例えば、特許文献3参照)
図10に上記特許文献3に開示された従来技術によるディスク回転用モータの断面図を示す。
図10においてディスク回転用モータは、ロータ部115とステ−タ部116によって構成されている。ロータ部115のターンテーブル部117にはロータ抜け防止の係合部118が一体に形成されている。ステ−タ部116の軸受ホルダ−であるメタルハウジング119には螺旋構造120が形成されている。ロータ部115をステ−タ部116に組み付ける時には、ターンテーブル部117を回転させて係合部118を螺旋構造120に螺号しながら挿入する。係合部118が螺旋構造120から通過した後は、係合部118と螺旋構造120が軸方向に係合するロータ抜け防止機構が構成される。そして、係合部118を螺旋構造120に螺号しながら挿入時とは逆方向にターンテーブル部117を回転させることにより、螺旋構造120から係合部118を通過させてロータ部115をステ−タ部116から取り外すことができる。これにより、ステ−タ部116からロータ部
の115挿抜が容易なロータ抜け防止機構が構成できるものである。
そして、ディスク駆動用モータの構造をさらに簡素化するため、ターンテーブル部117の係合部118を塑性変形によって折り曲げ、メタルハウジング119の被係合部と係合する構造も提案されている。(例えば、特許文献4参照)
特開2002−176742号公報 特開2005−354757号公報 特開2006−325333号公報 特開2008−123575号公報
近年、ディスク駆動装置に用いられるディスク回転用モータは、小型化、薄型化、低コスト化が厳しく要求され、さらに数千時間におよぶ長寿命性能、および数万回といったディスクの繰り返し脱着に対する信頼性も要求されている。
図8に示す抜け防止機構は、ロータ部中央の凹部内に軸受、および抜け止め構造を構成することによって、小型、薄型化しやすいという利点を持つ。しかしながら、被係合部107が形成された弾性部材からなる抜け止め部材106は、軸受ホルダ105に圧入または接着等により固定されているため、数万回というディスク繰り返し脱着に対しての耐久性を考えると好ましくない。また、弾性変形可能な材質および形状を設定する必要があり、材料費も一般の鋼板に比べると高価になる。
そして、図9に示す抜け防止機構では、抜け止め部材111はターンテーブル部110に溶接により固定されている。防止機構の係合部を弾性変形させて係合させる際、抜け止め部材111をターンテーブル部110から剥離する方向にモ−メントが発生するため、図8に示す抜け防止機構と同様に、数万回というディスク繰り返し脱着に対しての耐久性を考えると好ましくない。
また、図8に示す抜け止め構造同様、弾性変形可能な材質および形状を設定する必要があり、材料費も一般の鋼板に比べると高価になる。
これに対し、図10に示す抜け止め機構は、抜け止めの係合部118はターンテーブル部117に、被係合部はメタルハウジング119にそれぞれプレス加工によって一体に成形されているため、コスト面で有利になることに加え、一体であるため剛性も高く、耐久性にも優れている。しかしながら、抜け止め構造がターンテーブル部117よりも軸方向下側で構成されるため、薄型化の際の軸受長さ確保という点では不利となる。また、輸送時等に、モータが下向き姿勢の状態で、ロータ部115に外部から回転力が加わった場合、意図しないにもかかわらず、ロータ部115がステ−タ部116から抜け出てしまう虞がある。
上記課題を解決するために本発明は、ディスクを搭載するターンテーブル部が一体に形成されたロータフレーム、前記ロータフレームの軸方向上側に取り付けられてディスクを芯出し支持し樹脂材料で形成されたディスク調芯部材、前記ロータフレームに取り付けられたロータマグネット、及び前記ロータフレームの中央に固定されたシャフトを有するロータ部と、前記シャフトを支承する軸受、この軸受を保持するメタルハウジング、前記ロータマグネットと対向して配置され巻線が施されたコア、及び前記メタルハウジングを保持するブラケットを備えるステータ部とからなるディスク回転用モータにおいて、前記ロータフレームの内側開口部の中央に前記軸受を収納する凹部が形成され、この凹部内には複数箇所の係合部が前記ロータフレームから一体に径方向内側に突出して形成されており、前記凹部内には、前記係合部に対して軸方向上側に位置するように前記ディスク調芯部材と一体に形成され、径方向に弾性変形可能な複数の爪部が設けられており、前記メタルハウジングの軸方向上部には、前記係合部及び前記爪部が係合する被係合部が、前記メタルハウジングと一体的に、径方向外側に向かって形成されていることを特徴とする。
好ましくは、ディスクを搭載するターンテーブル部が一体に形成されたロータフレームとディスクを芯出し支持し樹脂材料で形成されたディスク調芯部材と前記ロータフレームに取り付けられたロータマグネットと前記ロータフレームの中央に固定されたシャフトとを有するロータ部と、前記シャフトを支承する軸受とこの軸受を保持するメタルハウジングと前記ロータマグネットと対向して配置され巻線が施されたコアと前記メタルハウジングを保持するブラケットとを備えるステ−タ部とからなるディスク回転用モータにおいて、前記ロータフレームの内側開口部の中央に前記軸受を収納する凹部が形成され、この凹部内には複数箇所の係合部が前記ロータフレームから一体に径方向内側に突出して形成され、前記ディスク調芯部材の前記係合部に対応する位置には、径方向に弾性変形可能な複数の爪部が前記ディスク調芯部材と一体に形成され、さらに、前記メタルハウジングの軸方向上側端面には、前記ロータフレームの係合部と同数の切欠部を形成した被係合部が径方向外側に向かって一体的に形成され、前記ロータフレームの係合部に内接する円の直径寸法は前記メタルハウジングの被係合部の外形寸法より小さく設定され、前記係合部を含み軸に直行する平面への前記切欠部の射影の範囲内に前記係合部が収まるように構成して、前記係合部が前記切欠部を軸方向に通過可能に形成し、前記ロータ部を前記ステ−タ部に組込む前の状態では、前記係合部の軸方向の上側に前記爪部が位置し、前記ロータ部を前記ステ−タ部に組込む途中の状態では、前記被係合部の切欠部が挿入方向と逆側に通過可能となるように前記爪部が径方向外側に弾性変形し、前記ロータ部を前記ステ−タ部に組込んだ状態では、前記爪部は弾性力により前記ロータ部を前記ステ−タ部に組込む前の状態の径方向の位置に復帰し、前記係合部と前記切欠部との軸方向の間に前記爪部が位置するように構成して前記係合部が前記切欠部の射影の範囲に収まった状態における前記係合部と前記切欠部の射影の周方向の隙間を、前記爪部で覆う構成にして、係合部が切欠部の射影の範囲に収まっても、係合部と切欠部の射影の隙間を弾性部材で塞いでロータ部が容易に抜けない構造にするとともに、前記ディスク調芯部材及び前記ロータフレームの天面の前記爪部に対応する位置に貫通穴部を形成したものである。
本発明によれば、ロータ部とステ−タ部にそれぞれ形成された抜け止めの係合部、被係合部は、ロータフレームのターンテーブル部、およびメタルハウジングに体に成形されているため、コスト面で有利になることに加え、一体であるため剛性も高く、耐久性にも優れている。また、ロータフレーム中央の凹形状内に抜け止め構造を構成するため薄型化に有利である
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータの構造断面図、図2は本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータのロータ部下側斜視図、図3は本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータのステ−タ部上側斜視図である。
図1においてディスク回転用モータは、ディスクを搭載するターンテーブル部1が一体に形成されたロータフレーム2と、ディスクを芯出し支持するディスク調芯部材3と、ロータフレーム2に取り付けられたロータマグネット4と、ロータフレーム2の中央に固定されたシャフト5とを有するロータ部6と、シャフト5を支承する軸受7と、この軸受7を保持するメタルハウジング8と、ロータマグネット4と対向して配置され巻線9が施されたコア10と、メタルハウジング8を保持するブラケット11とを備えるステ−タ部12とにより構成される。
ロータ部6は図1、図2に示すように、ロータフレーム2の内側開口部の中央部に凹部13が形成されている。そして、凹部13には、図1に示すように軸受7および軸受7を保持するメタルハウジング8を収納している。また、凹部13内には、ロータ抜け防止の係合部として機能する複数箇所の係合部14が、ロータフレーム2から一体に径方向内側に突出して形成されている。また、この各係合部14の軸方向上面部(即ち、ロータ部6のステ−タ部12への挿入方向に対して係合部14より後方)には、それぞれディスク調芯部材3に形成された爪部15が配設されている。ロータフレーム2およびディスク調芯部材3の天面の爪部15に対応する位置には、ディスク調芯部材3の外部からロータフレーム2の内部に連通する貫通穴部18が形成されている。また、図3に示すように、ステ−タ部12のメタルハウジング8の軸方向上側端面には、ロータフレーム2の係合部14と同数の切欠部16を形成した被係合部17が径方向外側に向かって一体的に形成されている。
そしてロータフレーム2の係合部14に内接する円の直径寸法は、メタルハウジング8の被係合部17の外形寸法より小さく設定されている。また、メタルハウジング8の切欠部16は、ロータフレーム2の係合部14を含み軸に直行する平面への切欠部16の射影の範囲内にロータフレーム2の係合部14が収まり、係合部14が軸方向に挿通可能な大きさ及び形状に形成されている。
次に、図4に本発明の実施の形態に係るディスク調芯部材3の下側斜視図を示す。図4に示すように、ディスク調芯部材3のロータフレーム2の係合部14に対応する位置には、複数の爪部15が形成されている。この爪部15は、ディスク調芯部材3の軸方向上側の天面から軸方向下側に向けて突出形成された脚部15bと、この脚部15bの軸方向下側先端に係合部14を覆うように形成された蓋部15aとから構成される。ディスク調芯部材3は樹脂材料で成型され、爪部15の脚部15bは径方向に弾性変形可能に形成されている。また、爪部15の蓋部15aの周方向の幅は、メタルハウジング8の切欠部16の周方向の幅よりやや大きく形成されている。
図5(a)〜(c)は本発明の実施の形態1に係る抜け止め係合過程概略図である。
図5(a)に示すように、ロータ部6をステ−タ部12に挿入する際には、ロータフレーム2の係合部14が、メタルハウジング8の被係合部17に形成された切欠部16の係合部14を含み軸に直行する平面への射影の範囲内に収まるように位置を合わせ、この切欠部16の位置で係合部14を軸方向に挿通させることによって、係合部14を被係合部17の軸方向下側に向かって貫通させることができる。図5(b)に示すように、ロータフレーム2の係合部14がメタルハウジング8の被係合部17を貫通した後、爪部15の蓋部15aが被係合部17に当接する。この時、爪部15の蓋部15aには径方向外側に向かって押し広げる力が作用する。この力により、爪部15の脚部15bが径方向外側に弾性変形して、蓋部15aが切欠部16を乗り越えてロータ部6が押し込まれる。
そして、図5(c)に示すように爪部15が被係合部17の切欠部16を乗り越えた後、爪部15の蓋部15aは、脚部15b弾性力により元の位置に復帰する。そして、ロータフレーム2の係合部14とメタルハウジング8の被係合部17との間に爪部15の蓋部15aが位置する状態でロータ部6の挿入が完了する。
以上の状態で、ロータ部6を軸方向上側に移動させた場合、ロータフレーム2の係合部14とメタルハウジング8の被係合部17が係合してロータ部6の移動を規制するので、抜け防止機構として機能する。仮に係合部14を含み軸に直行する平面への被係合部17の切欠部16の射影の範囲内に係合部14が収まっても、図6(a)に示すように係合部14と、切欠部16の係合部14を含み軸に直行する平面への射影との周方向の隙間を、係合部14と切欠部16の間に配設された爪部15の蓋部15aが塞ぐので、ロータ部6
が容易には抜けない構造となる。上記係合部14と切欠部16の周方向の隙間は、図6(a)にPで示す要部の平面拡大図である図6(b)に符号wで示す。
爪部15のストレス低減や破損防止、またロータ部6の抜け強度の確保を考えた場合、係合部14が切欠部16の射影の範囲内に収まった状態におけるロータフレーム2の係合部14と切欠部16の射影の周方向隙間wは可能な限り狭い方が良いが、少なくとも周方向隙間wの最小値が爪部15の蓋部15aの板厚よりも小さい方が望ましい。本実施の形態においては、周方向隙間wは、径方向外側に向かって拡大する形状に構成されているので、係合部14の内側先端の側面と、切欠部16の径方向端面最奥部との間で形成される値が最小値となる。
また、本実施の形態においては、図7(a)から(c)に示すように、係合部14を含み軸に直行する平面への被係合部17の切欠部16の射影の範囲内に係合部14が収まる状態に保ち、ロータフレーム2及びディスク調芯部材3の爪部15に対応する位置に形成された貫通穴部18を介して、モータ外部から治具19を挿入して爪部15を径方向外側に押し広げて、爪部15の蓋部15aを切欠部16の径方向外側に移動させることにより、容易にロータ部6をステ−タ部12から取り外すことが出来る
ロータ部とステ−タ部にそれぞれ形成された抜け止めの係合部、被係合部は、ロータフレームのターンテーブル部、およびメタルハウジングにプレス加工によって一体に成形されているため、コスト面で有利になることに加え、一体であるため剛性も高く、耐久性にも優れている。また、ロータフレーム中央の凹形状内に抜け止め構造を構成するため薄型化に有利であることに加え、ロータ部の組込は係合部と被係合部の切欠部との周方向の位相合わせと、樹脂製のディスク調芯部に一体成型された爪部の弾性変形によるため、抜け止め構造に対するストレスも小さく、信頼性の高いモータを構成できる。また、爪部は抜け止めとしての剛性を必要とせず、係合部が被係合部の切欠部の中に収まった場合に、両者の周方向隙間を埋めるだけの機能があればよいため、特殊な材料を必要とせず、ディスク調芯部に容易に一体成型できるので、非常に安価に抜け止め構造を構成することが可能となる。そして、ディスク調芯部材及びロータフレームの天面の爪部に対応する位置に形成した貫通穴部を介して、モータ外部から治具を挿入して爪部を径方向外側に押し広げることにより、容易にロータ部をステ−タ部から取り外すことが可能となる。
光メディア用スピンドルモータ等、小型化、薄型化に加え、高信頼性や、低コストが求められるモバイル機器用ブラシレスモータに有用である。
本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータの構造断面図 本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータのロータ部下側矢視図 本発明の実施の形態1に係るディスク回転用モータのステ−タ部上側矢視図 本発明の実施の形態に係るディスク回転用モータのディスク調芯部材下側矢視図 (a)、(b)、(c)本発明の実施の形態1に係る抜け止め係合過程概略図 (a)本発明の実施の形態に係る係合部14と被係合部17の切欠部16の周方向の位相が一致した状態の斜視図、(b)(a)の要部拡大平面図 (a)、(b)、(c)本発明の実施の形態に係る爪部15が切欠部16を通過する過程の概略図 従来のディスク回転用モータを示す構造断面図 他の従来のディスク回転用モータを示す構造断面図 別の従来のディスク回転用モータを示す構造断面図
符号の説明
1、103、110、117 ターンテーブル部
2 ロータフレーム
3 ディスク調芯部材
4 ロータマグネット
5 シャフト
6、101、108、115 ロータ部
7 軸受
8、119 メタルハウジング
9 巻線
10 コア
11 ブラケット
12、102、109、116 ステ−タ部
13 凹部
14、104、118 係合部
15 爪部
15a 蓋部
15b 脚部
16 切欠部
17、107 被係合部
18 貫通穴部
19 治具
105、112 軸受ホルダ
106、111 抜け止め部材
113 吸引マグネット
114 ヨ−ク
120 螺旋構造

Claims (5)

  1. ディスクを搭載するターンテーブル部が一体に形成されたロータフレーム、前記ロータフレームの軸方向上側に取り付けられてディスクを芯出し支持し樹脂材料で形成されたディスク調芯部材前記ロータフレームに取り付けられたロータマグネット、及び前記ロータフレームの中央に固定されたシャフト有するロータ部と
    前記シャフトを支承する軸受この軸受を保持するメタルハウジング前記ロータマグネットと対向して配置され巻線が施されたコア、及び前記メタルハウジングを保持するブラケット備えるステタ部とからなるディスク回転用モータにおいて
    前記ロータフレームの内側開口部の中央に前記軸受を収納する凹部が形成され、この凹部内には複数箇所の係合部が前記ロータフレームから一体に径方向内側に突出して形成されており、
    前記凹部内には、前記係合部に対して軸方向上側に位置するように前記ディスク調芯部材と一体に形成され、径方向に弾性変形可能な複数の爪部が設けられており、
    記メタルハウジングの軸方向上には、前記係合部及び前記爪部が係合する被係合部が、前記メタルハウジングと一体的に、径方向外側に向かって形成されていることを特徴とするディスク回転用モータ。
  2. 前記ロータフレームの係合部に内接する円の直径寸法は、前記メタルハウジングの被係合部の外形寸法より小さく設定されており、
    前記被係合部には、前記ロータフレームの係合部と同数の切欠部形成されており、
    前記係合部を含み軸に直交する平面への前記切欠部の射影の範囲内に前記係合部が収まるように構成されており、
    前記係合部が前記切欠部を軸方向に通過可能に形成されている、請求項1に記載のディスク回転用モータ。
  3. 前記爪部は、前記係合部と前記切欠部との軸方向の隙間に位置し、
    前記爪部は、前記係合部が前記切欠部の射影の範囲に収まった状態において、前記切欠部の射影と前記係合部との周方向の隙間の一部又は全部を覆う、請求項2に記載のディスク回転用モータ。
  4. 前記ロータ部の天面のうち前記爪部に対応する位置には、貫通穴部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のディスク回転用モータ。
  5. 前記被係合部は、前記メタルハウジングの軸方向上側端面に形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のディスク回転用モータ。
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