JP2007207369A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊な部材や工程を追加することなく、容易にヨークを取り付けることができるとともに、前記ヨークの抜け止めを確実に行い、光ディスクを安定して挟着することができる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】スピンドルモータ1と、ターンテーブル2と、クランパ3とを有し、ターンテーブル2の円環溝24に形成された係合凹溝25の縦凹溝251にヨーク4の係合部43を係合させ、軸方向に摺動させるとともに、最奥部に到達したときに横凹溝252方向にヨーク4を回転させ、フック部253を通過させて、ターンテーブル2にヨーク4を取り付ける光ディスク装置A
【選択図】図3
【解決手段】スピンドルモータ1と、ターンテーブル2と、クランパ3とを有し、ターンテーブル2の円環溝24に形成された係合凹溝25の縦凹溝251にヨーク4の係合部43を係合させ、軸方向に摺動させるとともに、最奥部に到達したときに横凹溝252方向にヨーク4を回転させ、フック部253を通過させて、ターンテーブル2にヨーク4を取り付ける光ディスク装置A
【選択図】図3
Description
本発明は、光ディスクをターンテーブルに備えられたヨークとクランパに備えられた永久磁石の磁力による吸着力を用いて強固に挟着する光ディスク装置に関するものである。
映像、音声等の情報の記録媒体として、レーザ光を照射することで情報を記録したり、読出したりすることができる光ディスクが利用されている。前記光ディスクとして、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等が広く用いられている。これら光ディスクを記録媒体とする光ディスク装置は、前記光ディスクを回転させ該光ディスクの記録面にレーザ光を照射することで、前記光ディスクに予め記録されている情報を読み出したり、記録可能な光ディスクに情報を記録したりする。
前記光ディスク装置は、前記光ディスクを回転させその回転している光ディスクにレーザ光を照射するものであり、前記光ディスクを回転させる光ディスク駆動機構を備えている。前記光ディスク駆動機構は前記光ディスクの中心を、磁力を用いて上下より挟着し回転することで、該光ディスクを回転させるものである。
図12に従来の光ディスク装置に用いられているディスク駆動機構の一例の断面図を示す。図12に示すように、光ディスク装置Bのディクス駆動機構は、トラバースシャーシTcに固定される駆動モータ91と、駆動モータ91の出力軸に取り付けられるターンテーブル92と、ターンテーブル92に対向して配置されるクランパ93とを有している。
ターンテーブル92は樹脂の一体成形で形成されるものであり、中心に駆動モータ91の出力軸に外嵌固定される軸孔921と、軸孔921の周囲に形成され、後述するクランパ93の挿入孔931に挿入されるハブ922と、ハブ922の外周に配置され、光ディスクDsを載置するためのディスク載置部923とを有している。
ハブ922はクランパ93と対向する面の中央部に円環溝924が形成されている。円環溝924には円環形状を有する鉄製のヨーク94が挿入される。また、円環溝924の底面には中心軸を中心として等中心角度間隔に3個(中心角度120°)のボス925が形成されている。
クランパ93は図示を省略したメインシャーシに回動可能に取り付けられている。ターンテーブル92と対抗する面はターンテーブル92のディスク載置部923と光ディスクDsを挟持するためのディスク圧着部932と、中央部にターンテーブル92のハブ922が挿入される挿入孔931が形成されている。挿入孔931の底面には永久磁石933が挿入され、強固に固定されている。
図12に示すように、ヨーク94にはボス925が貫通するためのボス孔941が形成されており、ボス孔941の円環溝924の底面と反対側の端部には樹脂留め部942が形成されている。樹脂留め部942はボス孔941の他の部分よりも大きな内径を有するものである。
ヨーク94はボス孔941がボス925に貫通されるように円環溝924に配置し、ボス925のボス孔941より突出した部分を加熱し溶融させるとともに、樹脂留め部942に流入させ、冷却し硬化させる。ボス925の溶着によりヨーク94が抜けるのを防ぐことができ、さらに、ヨーク94が周方向に滑るのも防ぐことができる。
図13に従来の光ディスク装置に用いられているディスク駆動機構の一例の断面図を示す。図13に示すディスク駆動機構Cはヨーク95の取り付け形状が異なっており、ボス及びボス孔が省略され、弾性係合部926が備えられている以外は図12に示すディスク駆動機構Bと同じ構造を有しており、実質上同一の部分には同一の符号が付してある。
図13に示すように、ディスク駆動機構Cのターンテーブル92の環状溝924には中心軸を中心として等中心角度間隔に3個(中心角度120°)の弾性係合部926が形成されている。弾性係合部926は底部より伸びる弾性支持部927と、弾性支持部927の先端部に弾性支持部927と直交するように屈曲する屈曲部928とを有している係合部材である。また、ヨーク95には円筒状の形状を有し、側周部に弾性係合部926が配置される配置溝951と、ヨーク95の底部と反対側の面に屈曲部928と係合する係合凹部952が形成されている。
ヨーク95は、配置溝951に弾性係合部926が軸方向に重なるように配置し、弾性支持部927を弾性変形させるとともに、ヨーク95を環状溝924に挿入する。ヨーク95が最も奥まで挿入されると、屈曲部928が係合凹部952と係合することで、ヨーク95が抜けないように且つヨーク95が周方向に滑らないようにターンテーブル2に取り付けることができる。
また、特開2001−14763号公報に記載の発明では回転部材の中央に凸設されたボス部の上面に設けられ、上部が開口した円形状の溝にクランプ用マグネットが配置されており、前記クランプ用マグネットの上面にシート層が接着結合されているものが示されている。前記シート層は前記マグネットの上面周辺部に隣接する前記ボス部上面にはみ出して接着されており、クランプ動作時に前記マグネットが剥離するのを低減している。
また、特開2000−357353号公報に記載の発明では、回転テーブルのボス部の近接周囲にクランプ吸引用永久磁石を配置するための環状磁石収納穴を形成し、前記環状磁石収納穴の内壁に周溝を形成し、前記環状磁石収納穴の穴底にバックヨークを配置し、前記周溝にOリングを嵌めて、前記バックヨークの上面周端部分を当て止めするものが示されている。前記バックヨークがOリングによって当て止めされるので、該バックヨークは容易に抜けなくなる。
特開2001−14763号公報
特開2000−357353号公報
しかしながら、図12に示すように、ヨーク94に形成されたボス孔941に、円環溝924に形成されるボス925を貫通させ、ボスを溶着することでヨーク94をターンテーブル92に取り付け固定する場合、ボス925を溶着するための樹脂熱溶着冶具が必要であり、製造装置が複雑になる。また、ボス925を溶着するための工程が必要であり、製造、組み立てに手間と時間がかかり、製造コストがかさむ。
また、図13に示す光ディスク駆動機構Cのように、弾性係合部926でヨーク95を係合し、ヨーク95が抜けるのを防止するものの場合、弾性支持部927が弾性変形するとともに、屈曲部928でヨーク95の係合凹部952と係合してヨーク95の挿入及び抜け止めを行うので、弾性支持部927が弱い場合が多い。この場合、接着剤で固定することが多く、接着剤及び接着剤塗布機が必要であり、組み立ての手間及び時間が必要でありそれだけ、コストが高くなる。また、接着剤が硬化するときにヨーク950が傾いて取り付けられてしまったり、接着が不十分であってもわかりにくかったりする不具合も発生する。
特開2001−14763号公報に記載の発明では、回転部材に貼り付けるシート層が必要であるとともに、当該シート層を貼り付けるための接着剤、接着する工程が必要であり、それだけ、コストが高くなる。また、マグネットの取外しを行うときに、シート層を着脱する必要があり、手間がかかる。
また、特開2000−357353号公報に記載の発明では、Oリングが必要であり、構成部材が増えるとともに、取り付け工程も必要であり、組み立てに時間と手間及びコストが必要となる。
また、光ディスクを高速回転させる場合、光ディスクを強固にクランプする必要があり、更に強固にヨーク又はマグネットを強固に固定しなくてはならず、それだけ、手間とコストが多くかかる。
そこで本発明は、特殊な部材や工程を追加することなく、容易にヨークを取り付けることができるとともに、前記ヨークの抜け止めを確実に行い、光ディスクを安定して挟着することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、特殊な道具を用いたり、部材を変形させる等の動作を実行したりせずに、ヨークを着脱することができ、それだけ、メンテナンス性の高い光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光ディスクが載置されるターンテーブルと、前記ターンテーブルとの間で前記光ディスクを挟着するクランパとを備え、前記ターンテーブルは、中央部に突設され前記光ディスクの中央部に形成された貫通孔を貫通するハブと、前記ハブの外周に配置され前記光ディスクが載置されるディスク載置部と、前記ハブの上部に設けられ上部が開口した円環状の円環溝と、前記円環溝に配置される鉄製のヨークとを有し、前記クランパは、前記ディスク載置部と対向する光ディスク圧着部と、前記ヨークと対向する永久磁石とを有しており、前記ヨークと前記永久磁石の吸引力で前記光ディスクを前記光ディスク載置部と前記光ディスク圧着部とで挟着し該光ディスクを回転させるとともにレーザ光を照射して情報を再生又は記録する光ディスク装置であって、前記ヨークは、円筒形状の本体部と、前記本体部の下面の外周部に該本体部の中心を挟んで対称の位置に前記本体部の下面より突出する2個の突出部と、前記突出部の先端より前記本体部の外側に向かって伸びる係合部とを有し、前記円環溝は、外側の内壁に前記係合部が係合するとともに摺動する係合凹溝を有しており、前記係合凹溝は中心軸と平行に上部開口から底面まで形成される縦凹溝と、前記縦凹溝の底面側の端部と連結し前記ターンテーブルの回転方向に伸びるとともに中心軸方向の幅が前記係合部の厚みより大きく形成されている横凹溝とを有しており、前記横凹溝は前記縦凹溝との連結部の近傍に上面及び下面が先端に向かって互いに接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されたフック部を有しているとともに、前記フック部の先端には前記係合部を格納できる空間が形成されており、前記ヨークは前記係合部が前記円環溝の開口側より前記縦凹溝に係合された状態で軸方向に摺動され、該係合部が該縦凹溝の最奥部に到達した後にターンテーブルの回転方向に回動され、該係合部が前記フック部を通過し前記横凹溝の先端部に当接することで前記円環溝に取り付けられることを特徴とする。
この構成によると、前記ヨークの係合部を前記円環溝の縦凹溝に係合し、該ヨークを軸方向に摺動させた後、回動させることで前記ターンテーブルに前記ヨークを取り付けることができるので、特殊な形状、部材および冶具等を用いなくても、取り付けることができるので、前記ヨークの取り付けの手間と時間を大幅に省略することができる。
また、前記ヨークの係合部が前記フック部を通過するときには、前記フック部の上面及び下面が前記横凹溝の先端に近づくに従ってそれぞれ他方の面に接近する勾配を有するのこ歯状に形成されているので、段差を気にすることなく前記ヨークを回転することで、前記フック部を通過させ、該フック部に係合させることが可能である。これにより、前記ヨークの取り付けに必要な工数を削減することができ、光ディスク装置の製造コストを減らすことができる。
また、前記ヨークの係合部がフック部と係合することで、前記ターンテーブルの駆動開始時や、停止時に発生する慣性力によってヨークが抜けるのを抑制することができるとともに、該係合部が横凹溝の上面と当接することで抜け止めされるので、前記ヨークが回転したり、抜けたりすることで、光ディスクの挟着が不十分になるのを抑制することができる。
このことにより、前記光ディスクを安定して、円滑に回転させることができるので、情報の再生及び(又は)記録の精度の高い光ディスク装置を提供することが可能である。
上記目的を達成するために本発明は、中央部に突設され光ディスクの中央部に形成された貫通孔を貫通するハブと、前記ハブの外周に配置され前記光ディスクが載置されるディスク載置部と、前記ハブの上部に設けられ上部が開口した円環状の円環溝と、磁性体で形成され前記円環溝に配置されたヨークとを有するターンテーブルを備え、光ディスクを回転させるとともにレーザ光を照射して情報を再生又は記録する光ディスク装置であって、前記ヨークは、円筒形状の本体部と、前記本体部より径方向外側に突出する形状を有し、等中心角度間隔で複数個備えられた係合部とを有し、前記円環溝は、外側の内壁に前記係合部が係合するとともに摺動する係合凹溝を有しており、前記係合凹溝は中心軸と平行に上部開口から底面まで形成される縦凹溝と、前記縦凹溝の底面側の端部と連結し前記ターンテーブルの回転方向に伸びるとともに軸方向の幅が前記係合部の厚みより大きく形成されている横凹溝とを有しており、前記横凹溝は前記縦凹溝の近傍に少なくとも上面が下面に接近したフック部を有しているとともに、前記フック部の先端には前記係合部を格納できる空間が形成されており、前記ヨークは前記係合部が前記円環溝の開口側より前記縦凹溝に係合された状態で軸方向に摺動され、該係合部が該縦凹溝の最奥部に到達した後にターンテーブルの回転方向に回動され、該係合部が前記フック部を通過し前記横凹溝の先端部に当接することで前記円環溝に取り付けられることを特徴とする。
この構成によると、前記ヨークの係合部を前記円環溝の縦凹溝に係合し、該ヨークを軸方向に摺動させた後、回動させることで前記ターンテーブルに前記ヨークを取り付けることができるので、特殊な形状、部材および冶具等を用いなくても、取り付けることができるので、前記ヨークの取り付けの手間と時間を大幅に省略することができる。これにより、前記ヨークの取り付けに必要な工数を削減することができ、光ディスク装置の製造コストを減らすことができる。
また、前記ヨークの係合部がフック部と係合することで、前記ターンテーブルの駆動開始時や、停止時に発生する慣性力によってヨークが抜けるのを抑制することができるとともに、該係合部が横凹溝の上面と当接することで抜け止めされるので、前記ヨークが回転したり、抜けたりすることで、光ディスクの挟着が不十分になるのを抑制することができる。
このことにより、前記光ディスクを安定して、円滑に回転させることができるので、情報の再生及び(又は)記録の精度の高い光ディスク装置を提供することが可能である。
上記構成において、前記フック部は前記上面が先端に向かって下面に接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されていてもよく、下面が先端に向かって前記上面に接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されていてもよい。
上記目的を達成するために本発明は、中央部に突設され光ディスクの中央部に形成された貫通孔を貫通するハブと、前記ハブの外周に配置され前記光ディスクが載置されるディスク載置部と、前記ハブの上部に設けられ上部が開口した円環状の円環溝と、磁性体で形成され前記円環溝に配置されたヨークとを有するターンテーブルを備え、光ディスクを回転させるとともにレーザ光を照射して情報を再生又は記録する光ディスク装置であって、前記ヨークは、円筒形状の本体部と、前記本体部より径方向に飛び出す形状を有し、等中心角度間隔で複数個備えられた係合部とを有し、前記円環溝は、外側の内壁に前記係合部が係合するとともに摺動する係合凹溝を有しており、前記係合凹溝は中心軸と平行に上部開口から底面まで形成される縦凹溝と、前記縦凹溝の底面側の端部と連結し前記ターンテーブルの回転方向又はその逆方向に伸びるとともに軸方向の幅が前記係合部の厚みより大きく形成されている横凹溝とを有しており、前記横凹溝は前記縦凹溝の近傍に少なくとも上面が下面に接近し、前記下面が先端に向かって前記上面に接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されたフック部を有しているとともに、前記フック部の先端には前記係合部を格納できる空間が形成されており、前記ヨークは前記係合部が前記円環溝の開口側より前記縦凹溝に係合された状態で軸方向に摺動され、該係合部が該縦凹溝の最奥部に到達した後にターンテーブルの回転方向に回動され、該係合部が前記フック部を通過し前記横凹溝の先端部に当接することで前記円環溝に取り付けられることを特徴とする。
この構成によると、前記ヨークの係合部を前記円環溝の縦凹溝に係合し、該ヨークを軸方向に摺動させた後、回動させることで前記ターンテーブルに前記ヨークを取り付けることができるので、特殊な形状、部材および冶具等を用いなくても、取り付けることができるので、前記ヨークの取り付けの手間と時間を大幅に省略することができる。これにより、前記ヨークの取り付けに必要な工数を削減することができ、光ディスク装置の製造コストを減らすことができる。
また、前記ヨークの係合部がフック部と係合することで、前記ターンテーブルの駆動開始時や、停止時に発生する慣性力によってヨークが抜けるのを抑制することができるとともに、該係合部が横凹溝の上面と当接することで抜け止めされるので、前記ヨークが回転したり、抜けたりすることで、光ディスクの挟着が不十分になるのを抑制することができる。
このことにより、前記光ディスクを安定して、円滑に回転させることができるので、情報の再生及び(又は)記録の精度の高い光ディスク装置を提供することが可能である。
上記構成において、前記ヨークは前記本体部の下面の外周部に該本体部の中心として等中心角度間隔で複数個形成されるとともに前記本体部の下面より突出する突出部と、前記突出部の先端より前記本体部の外側に向かって伸びる係合部とを有するものであってもよい。
本発明によると、特殊な部材や工程を追加することなく、容易にヨークを取り付けることができるとともに、前記ヨークの抜け止めを確実に行い、光ディスクを安定して挟着することができる光ディスク装置を提供することができる。
また本発明によると、特殊な道具を用いたり、部材を変形させる等の動作を実行したりせずに、ヨークを着脱することができ、それだけ、メンテナンス性の高い光ディスク装置を提供することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に本発明にかかる光ディスク装置の一例の斜視図を示す。図1に示すように光ディスク装置AはディスクトレイTrが、外装ハウジングOhのフロントパネルFpに設けられたスリット状の出入り口Stから、出入りできるように配置されている。
ディスクトレイTrが出入り口Stより光ディスク装置Aの外部に排出されている状態で光ディスクを載置し、ディスクトレイTrを挿入することで光ディスクを再生/記録可能な領域に挿入(ローディング)する。また、ディスクトレイTrを光ディスク装置Aより排出することで光ディスク装置A内部に挿入されている光ディスクを排出(アンローディング)する。
図2に本発明にかかる光ディスク装置に用いられる光ディスク駆動機構の断面図を、図3に図2に示すターンテーブルの斜視図を、図4に本発明にかかる光ディスク装置の要部に用いられるターンテーブルのハブに形成される円環溝の内壁を中心軸より見た概略図を、図5に図3に示すハブに挿入されるヨークの平面図を、図6に図5に示すヨークの側面図を示す。図3に示す光ディスク装置Aのディスク駆動機構は、トラバースシャーシTcの上に取り付けられたスピンドルモータ1と、スピンドルモータ1の出力軸11に固定されるターンテーブル2と、ターンテーブル2と対向して配置されるクランパ3とを有している。
スピンドルモータ1は光ディスクDsに対して昇降自在に設けられているトラバースシャーシTcに固定されており、出力軸11がトラバースシャーシTcに対して直交するように配置される。スピンドルモータ1は、それには限定されないが、ここでは、常に平面視(光ディスクDsのラベル面より見て)時計回りに回転するモータである。
ターンテーブル2は中央部に突設されたハブ21と、ハブ21の外周に配置される光ディスク載置部22とを有している。ハブ1は光ディスクDsの中央に形成された貫通孔D1を貫通するものであり、光ディスク載置部22は光ディスクDsの中央の記録層が形成されていない環状の透明部を記録面側から当接するものである。ハブ21及び光ディスク載置部22はそれには限定されないが、樹脂の一体成形で製造されるものである。また、ターンテーブル2には、スピンドルモータ1の出力軸11に滑らないように嵌着する嵌着孔23が中心軸Cに沿って形成されている。
図2、図3に示すように、ターンテーブル2のハブ21は上面に、上部が開口し中心軸がターンテーブル2の中心軸Cと同一の円環溝24が形成されている。また、嵌着孔23は円環溝24の底面240より、上部に向かって突出する突出部231を含んでいる。さらに、図2に示すように、ターンテーブル2のハブ21には、クランパ3の後述する円形溝31の底部に固定される永久磁石311との間で磁力による吸着力を発生するためのヨーク4が挿入される。
クランパ3は光ディスク装置Aに、ターンテーブル2と対向するとともにターンテーブル2の中心軸と同一の軸周りに回動可能に配置される。クランパ3はターンテーブル2のハブ21の先端が挿入される円形溝31と、光ディスクDsの中心の透明部をラベル面側より当接し、ターンテーブル2との間で光ディスクDsを挟着する光ディスク圧着部32とを有している。また、円形溝31の底部には、円環形状の永久磁石311が強固に固定されている。
本発明の要部であるターンテーブルについて更に詳しく説明する。図2、3に示すように、ターンテーブル2のハブには、クランパ3の円形溝31の底部に固定される永久磁石311との間で磁力による吸着力を発生するためのヨーク4が挿入される。ヨーク4は鉄等の磁性体をプレスにて打ち抜き及び折り曲げ加工したものであり、図5、図6に示す形状を有している。すなわち、ヨーク4は、円筒形状を有する本体部41と、本体部41の底面の外周部より下方に向かって伸びる突出部42と、突出部42の先端と連結し、本体部41の径方向外側に突出する係合部43とを有している。突出部42及び係合部43はそれには限定されないが、ここでは、本体部41の中心軸に対して正対する位置に2個形成されるものである。本体部42はハブ21の円環溝24の外側の内壁241の内径とほぼ同じ外径を有している。
図3に示すようにハブ21の円環溝24には、外側の内壁241の中心軸Cを挟んで対向する位置に、係合凹溝25が形成されている。図4に示すように円環溝24の外側の内壁241には、円環溝24の開口部242から底面240まで伸びる縦凹溝251と、縦凹溝251の底面240との当接部より、ターンテーブル2の回転方向(図4に矢線Ar1にて示す方向)に伸びる横凹溝252とを有している。
横凹溝252の軸方向の幅(上面と底面の距離)は前記ヨーク4の係合部43の厚みに比べて十分大きく形成されている。横凹溝252の縦凹溝251と連結する部分の近傍に、形成されるフック部253が形成されている。フック部253は、先端に向かって(ターンテーブル2の回転方向に向かって)底面に近づく勾配の斜面を有するのこ歯状に形成された上面2531と、同様に、先端に向かって上面2531に近づく勾配の斜面を有するのこ歯状に形成された底面2532とを有している。また、横凹溝252のフック部253の更に先端はヨーク4の係合部43が係合できる大きさに形成されている。
フック部253は図4に示すようにのこ歯状に形成されており、先端に近づくにしたがって上面2531と底面2532が近接するように形成されている。上面2531と底面2532が最も近接した位置であっても上面2531と底面2532との距離は、ヨーク4の係合部43の厚みよりも大きくなるように形成されている。
ターンテーブル2の円環溝24にヨークを挿入する手順を図4を参照して説明する。まず、ヨーク4の係合部43を係合凹溝25の縦凹溝251の開口部側より係合させる(図4中P1位置)。係合部43と縦凹溝251とが係合した状態で、ヨーク4を円環溝24の底面240方向に摺動させる。ヨーク4の係合部43が縦凹溝251の最奥部に到達したとき(図中P2位置)に、ヨーク4全体をターンテーブル2の回転方向(図4中矢線Ar1で示す方向)させる。このとき、係合部43はフック部253の上部2531又は底部2532の斜面に沿って摺動し、フック部253を通過する。
フック部253を通過した係合部43が横凹溝252の先端側最奥に当接する(図4中P3位置)まで、ヨーク4を回転させる。このように、係合部43が横凹溝252の最奥に当接させることで、係合部43がのこ歯状の底面2532の先端側と当接し(図4中P4位置)、ターンテーブル2の回転や、組付け時の操作等によって、ヨーク4にターンテーブル2の回転方向と逆方向に回す力が作用しても、係合部43とのこ歯状の底面2532とが当接することで、ヨーク4の回転を抑制することができ、ヨーク4の抜け、回転等の移動を抑制することができる。
次に本発明にかかる光ディス装置で光ディスクを挟着するときを図4を参照して説明する。光ディスクDsをターンテーブル2及びクランパ3で挟着するときは、永久磁石311とヨーク4(主に本体部41)との間の磁力による吸着力によって、ターンテーブル2の光ディスク載置部22とクランパ3の光ディスク圧着部32との間で光ディスクDsの透明部分を強固に挟着する(図2参照)。
このとき、ターンテーブル2の円環溝24に配置されているヨーク4は、永久磁石311との間に発生する磁力による吸引力にて引っ張られており、係合部43は横凹溝252の最奥部の上面に当接するように移動している(持ち上げられている、図4中P5位置にある)。この状態で、スピンドルモータ1に電力を供給して、ターンテーブル2を回転しても、係合部43がフック部253ののこ歯状の上面2531と当接し、ヨーク4が抜ける方向に回転するのを防ぐことができる。
また、光ディスクDsの挟着を終える場合、トラバースシャーシTcをクランパ3からはなれる方向に駆動して挟着を終えるが、ヨーク4の係合部43が横凹溝252の最奥部の上面に当接し(図4中P5位置)、引き離されるのでヨーク4がずれてしまったりまわってしまったりするのを抑制することができる。
図7に本発明にかかる光ディスク装置の要部の他の例の概略図を示す。図7に示すように、横凹溝252bのフック部253bの上面2531bだけがのこ歯状に形成されているものであってもよい。このように上面2531bにのみがのこ歯状に形成されるものであっても、光ディスクDsを挟着した状態でヨーク4が回転するのを抑止することができるとともに、ターンテーブル2を停止するときにヨーク4にかかるモーメントがターンテーブル4の回転方向であるため、ヨーク4が抜ける方向には回転しないので、ヨーク4が抜けたり、ずれたりするのを抑制することが可能である。また、図8に示すように上面2531cがのこ歯状に形成されていなくても、フック部253の上面2531cと底面2532cが近接し、ヨーク4が永久磁石311に吸引されたときに係合部43をフックするように形成されていればよい。
また、図9に示す光ディスク装置のように、横凹溝252dをターンテーブルの回転とは反対方向に形成されていてもよい。この場合、ターンテーブルを停止するときにヨーク4にかかるモーメントがターンテーブルの回転方向であるため、ターンテーブルが停止するときにヨーク4が抜ける方向に力を受けるので、ヨーク4の抜け防止のため、フック部253dの底面2532cがのこ歯状に形成されている。この構成の場合、ヨーク4の取り付けが不十分であっても、ターンテーブル2を回転させるだけで、ヨーク4はその慣性力でターンテーブル2から見て、回転方向とは逆方向に回転し係合部43が正規の配置場所に移動するので、ヨーク4の取付を完全に行うことができる。
図10は本発明に示す光ディスク装置のさらに他の例の図である。図10はヨークが挿入されたターンテーブルの平面図である。図10に示すターンテーブル2は光ディスク載置部22を省略している。図10に示すように、ハブ21及びヨーク5に目印Mk1、Mk2を付けておいてもよい。目印Mk1、Mk2はヨーク5を回転し、正規の取付位置に移動したときに相対する位置に形成されるものを例示できる。このような目印を形成しておくことで、ヨーク5の取付を確実に行うことが可能である。
以上のように、ヨークをハブに回転したり、抜けたりしないように取り付けることで、ターンテーブルとクランパによって光ディスクを確実に挟着することができ、それだけ、光ディスクの情報の記録又は再生を行うときの信頼性を高めることが可能である。
光ディスクDsを高速で回転させるときには光ディスクDsを強固に挟着しなくてはならない。そこで光ディスクDsを強固に挟着するため、図11に示すように、ヨーク6の本体部61の厚さを大きくし、本体部61より直接係合部62が径方向外側に向かって突出するものも、上述したターンテーブル2では円環溝24に抜けないように保持することが可能である。このことにより、ターンテーブル及びヨークを用いて、光ディスクDsを高速で回転できる光ディスク装置を提供することができる。
上記実施例ではディスクトレイTrを利用して光ディスクDsをローディング又はアンローディングする光ディスク装置を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、光ディスクを単体で開口部より挿入する(いわゆる、スロットイン)タイプの光ディスク装置にも採用することができる。また、これらに限定されるものではなく、光ディスクをターンテーブルとクランパで挟着することができるものを広く採用することができる。
また、本発明の光ディスク装置として、ターンテーブルにヨークを、クランパに永久磁石を配置したものが示されているが、それに限定されるものではなく、ターンテーブルに永久磁石が、クランパにヨークが取り付けられるものであってもよい。上述の実施例において、ターンテーブルとして樹脂の一体成形によって製造されるものが挙げられているがそれに限定されるものではなく、複数の部材からなり、組み合わせるもの、樹脂ではない材料より製造されるもの等、光ディスクを挟着することのできるものを広く採用することができる。
また、前記ヨークとしては鉄等の磁性体をプレス加工にて製造するものを挙げているがそれに限定されるものではなく、永久磁石との間で十分な磁力による吸引力を発生させることができるものを広く採用することが可能である。
上述した各実施例における特徴は単独で用いられても良く、可能である範囲において、複数の特徴を兼ね備えていてもよい。
本発明の光ヘッドは、DVD、CD、LD等の光ディスクにレーザ光を照射して情報を読み出したり、書込み可能な光ディスクに情報を記録したりする光ディスク装置において適用することができる。
Ds 光ディスク
1 スピンドルモータ
2 ターンテーブル
21 ハブ
22 光ディスク載置部
23 嵌着孔
24 円環溝
25 係合凹溝
3 クランパ
31 円形溝
32 光ディスク圧着部
4 ヨーク
Tr トラバースシャーシ
1 スピンドルモータ
2 ターンテーブル
21 ハブ
22 光ディスク載置部
23 嵌着孔
24 円環溝
25 係合凹溝
3 クランパ
31 円形溝
32 光ディスク圧着部
4 ヨーク
Tr トラバースシャーシ
Claims (6)
- 光ディスクが載置されるターンテーブルと、前記ターンテーブルとの間で前記光ディスクを挟着するクランパとを備え、
前記ターンテーブルは、中央部に突設され前記光ディスクの中央部に形成された貫通孔を貫通するハブと、前記ハブの外周に配置され前記光ディスクが載置されるディスク載置部と、前記ハブの上部に設けられ上部が開口した円環状の円環溝と、前記円環溝に配置される鉄製のヨークとを有し、
前記クランパは、前記ディスク載置部と対向する光ディスク圧着部と、前記ヨークと対向する永久磁石とを有しており、
前記ヨークと前記永久磁石の吸引力で前記光ディスクを前記光ディスク載置部と前記光ディスク圧着部とで挟着し該光ディスクを回転させるとともにレーザ光を照射して情報を再生又は記録する光ディスク装置であって、
前記ヨークは、円筒形状の本体部と、前記本体部の下面の外周部に該本体部の中心を挟んで対称の位置に前記本体部の下面より突出する2個の突出部と、前記突出部の先端より前記本体部の外側に向かって伸びる係合部とを有し、
前記円環溝は、外側の内壁に前記係合部が係合するとともに摺動する係合凹溝を有しており、前記係合凹溝は中心軸と平行に上部開口から底面まで形成される縦凹溝と、前記縦凹溝の底面側の端部と連結し前記ターンテーブルの回転方向に伸びるとともに中心軸方向の幅が前記係合部の厚みより大きく形成されている横凹溝とを有しており、
前記横凹溝は前記縦凹溝との連結部の近傍に上面及び下面が先端に向かって互いに接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されたフック部を有しているとともに、前記フック部の先端には前記係合部を格納できる空間が形成されており、
前記ヨークは前記係合部が前記円環溝の開口側より前記縦凹溝に係合された状態で軸方向に摺動され、該係合部が該縦凹溝の最奥部に到達した後にターンテーブルの回転方向に回動され、該係合部が前記フック部を通過し前記横凹溝の先端部に当接することで前記円環溝に取り付けられることを特徴とする光ディスク装置。 - 中央部に突設され光ディスクの中央部に形成された貫通孔を貫通するハブと、前記ハブの外周に配置され前記光ディスクが載置されるディスク載置部と、前記ハブの上部に設けられ上部が開口した円環状の円環溝と、磁性体で形成され前記円環溝に配置されたヨークとを有するターンテーブルを備え、光ディスクを回転させるとともにレーザ光を照射して情報を再生又は記録する光ディスク装置であって、
前記ヨークは、円筒形状の本体部と、前記本体部より径方向外側に突出する形状を有し、等中心角度間隔で複数個備えられた係合部とを有し、
前記円環溝は、外側の内壁に前記係合部が係合するとともに摺動する係合凹溝を有しており、前記係合凹溝は中心軸と平行に上部開口から底面まで形成される縦凹溝と、前記縦凹溝の底面側の端部と連結し前記ターンテーブルの回転方向に伸びるとともに軸方向の幅が前記係合部の厚みより大きく形成されている横凹溝とを有しており、
前記横凹溝は前記縦凹溝の近傍に少なくとも上面が下面に接近したフック部を有しているとともに、前記フック部の先端には前記係合部を格納できる空間が形成されており、
前記ヨークは前記係合部が前記円環溝の開口側より前記縦凹溝に係合された状態で軸方向に摺動され、該係合部が該縦凹溝の最奥部に到達した後にターンテーブルの回転方向に回動され、該係合部が前記フック部を通過し前記横凹溝の先端部に当接することで前記円環溝に取り付けられることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記フック部は下面が先端に向かって前記上面に接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
- 中央部に突設され光ディスクの中央部に形成された貫通孔を貫通するハブと、前記ハブの外周に配置され前記光ディスクが載置されるディスク載置部と、前記ハブの上部に設けられ上部が開口した円環状の円環溝と、磁性体で形成され前記円環溝に配置されたヨークとを有するターンテーブルを備え、光ディスクを回転させるとともにレーザ光を照射して情報を再生又は記録する光ディスク装置であって、
前記ヨークは、円筒形状の本体部と、前記本体部より径方向に飛び出す形状を有し、等中心角度間隔で複数個備えられた係合部とを有し、
前記円環溝は、外側の内壁に前記係合部が係合するとともに摺動する係合凹溝を有しており、前記係合凹溝は中心軸と平行に上部開口から底面まで形成される縦凹溝と、前記縦凹溝の底面側の端部と連結し前記ターンテーブルの回転方向又はその逆方向に伸びるとともに軸方向の幅が前記係合部の厚みより大きく形成されている横凹溝とを有しており、
前記横凹溝は前記縦凹溝の近傍に少なくとも上面が下面に接近し、前記下面が先端に向かって前記上面に接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されたフック部を有しているとともに、前記フック部の先端には前記係合部を格納できる空間が形成されており、
前記ヨークは前記係合部が前記円環溝の開口側より前記縦凹溝に係合された状態で軸方向に摺動され、該係合部が該縦凹溝の最奥部に到達した後にターンテーブルの回転方向に回動され、該係合部が前記フック部を通過し前記横凹溝の先端部に当接することで前記円環溝に取り付けられることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記フック部は前記上面が先端に向かって下面に接近する傾斜を有するのこ歯状に形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の光ディスク装置。
- 前記ヨークは前記本体部の下面の外周部に該本体部の中心として等中心角度間隔で複数個形成されるとともに前記本体部の下面より突出する突出部と、前記突出部の先端より前記本体部の外側に向かって伸びる係合部とを有することを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006026531A JP2007207369A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006026531A JP2007207369A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007207369A true JP2007207369A (ja) | 2007-08-16 |
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ID=38486687
Family Applications (1)
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JP2006026531A Pending JP2007207369A (ja) | 2006-02-03 | 2006-02-03 | 光ディスク装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007207369A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011101921A1 (ja) * | 2010-02-18 | 2011-08-25 | ミネベアモータ株式会社 | ディスク駆動装置用モータ |
CN114171064A (zh) * | 2021-11-03 | 2022-03-11 | 深圳万百万科技有限公司 | 一种唱片清洗器 |
-
2006
- 2006-02-03 JP JP2006026531A patent/JP2007207369A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8836182B2 (en) | 2010-02-18 | 2014-09-16 | Minebea Co., Ltd. | Disk drive motor |
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