JP2010205349A - 調芯装置、ブラシレスモータ、ディスク駆動装置、及び調芯装置の製造方法 - Google Patents

調芯装置、ブラシレスモータ、ディスク駆動装置、及び調芯装置の製造方法 Download PDF

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Nobuaki Yasumoto
展明 安本
Hitoshi Takagi
仁 高木
Masanori Nakamura
昌典 中村
Yasumitsu Dan
泰光 團
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Abstract

【課題】安価で調芯部材の薄型が可能な磁性部材固定法を提供する。
【解決手段】樹脂成型品のセンタリング部材5と、平板部の上方に配置される磁性部材53を備え、平板部512の下面を構成する平滑面512aと、前記平板部512の上面まで貫通している孔5121aからなる位置決め部5121と、前記位置決め部5121と異なる部位に位置し、前記平板部512の上面から上方に突出する突出部5122と、を有し、前記磁性部材53は、前軸方向に貫通している孔531a、及び、前記磁性部材53の外周又は内周を周方向に少なくとも1箇所切り欠いて形成された切欠部531e、のいずれかからなり、前記突出部5122が収容される収容部531を有し、前記突出部5122の上端部には膨大部5123が形成され、前記膨大部5123と前記磁性部材53とが係わり合うことで前記磁性部材53は前記センタリング部材5に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、調芯装置、ブラシレスモータ、ディスク駆動装置、及び調芯装置の製造方法に関する。
従来から、DVDやCD−ROM等の光ディスク(以下、単にディスクという)の回転中心と、ディスクの情報記録再生装置の回転駆動装置に用いられるモータの回転軸とを一致させるように調整する、いわゆる調芯は、ディスクを回転駆動するモータに備えられた調芯部材を用いて行われている。
このようなモータのディスクは、定められた厚さを有し、定められた内径の取付穴を持っている。一方、モータにはターンテーブルが固着されている。ターンテーブルのフランジ面にはクッションシートが面振れ精度よく貼り付けられている。ターンテーブルの中央部にはディスクの芯出しを行う調芯部材であるセンターガイドが備えられ、センターガイドと一体に、半径方向に弾性変位可能な複数の調芯爪が設けられている。ディスクはこのターンテーブルに載置され、センターガイドで位置決めされ、調芯爪で調芯される。このような調芯機構を備えたモータは、例えば、特開2000−331404号公報に開示されている。
特開2000−331404号公報(請求項4、段落0030)
しかしながら、例えば、特開2000−331404号公報に記載のモータでは、センターガイド(又は調芯爪)の内周側には環状溝を設けてあって、さらにその奥には、強磁性体よりなるバックヨーク(中空円板)が一体にインサート成形されている。そしてその環状溝にクランプマグネットを装着している。このように、樹脂製のセンターガイドをインサート成型する構成であるため、金型構造が複雑となり、コスト高となるだけでなく、成型に要する時間が長くなるといった課題があった。
また、近年、携帯化等のために情報記録再生装置の薄型化の要求が高まっている。そのため、そのような情報記録再生装置内に搭載され、ディスクを着脱可能にする調芯部材であるセンターガイドを備えるモータの薄型化も考慮する必要がある。しかしながら、モータの特性や調芯機構としての性能を低下させずに薄型化を図るのは難しい。特に、センターガイドの薄型化を考慮する場合、その内側に取り付けられるバックヨークやクランプマグネットの軸方向の厚さについても考慮する必要があり、そういった磁性部材を薄型化するとモータ及び情報記録再生装置の信頼性にも影響を及ぼす虞がある。
また、従来の調芯部材は、特にバックヨークの下面が当接している平板部の軸方向の厚さがある程度厚かったので、例えば、調芯部材の下面に位置決め機構を設ける等して位置決めしていたが、調芯部材の薄型化を考慮すると、そういった位置決め機構を設けているのは現実的ではない。
本発明の目的は、ディスクと軸との調芯の必要な精度を出すことが可能で、かつ、必要十分な大きさのクランプマグネットとバックヨークを保持しつつ、薄型化を図ることができる調芯装置、及び調芯装置の製造方法を提供することである。さらに、それを含んでなるブラシレスモータ、及びディスク駆動装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、上下方向に伸びる中心軸に対して径方向に広がる平板部と、前記平板部の径方向外側に配置されディスクの内縁部を案内するための案内面を有するガイド部と、前記平板部より上方且つ前記ガイド部の径方向内側に位置する格納部と、を有する樹脂成型品のセンタリング部材と、前記平板部の上方且つ前記格納部内に配置される磁性部材と、を備え、前記平板部は、前記平板部の下面を構成する平滑面と、前記平滑面側から上方に窪む凹部、又は前記平板部の上面まで貫通している孔からなる位置決め部と、前記位置決め部と異なる部位に位置し、前記平板部の上面から上方に突出する突出部と、を有し、前記磁性部材は、前記磁性部材を軸方向に貫通している孔、及び、前記磁性部材の外周又は内周を周方向に少なくとも1箇所切り欠いて形成された切欠部、のいずれかからなり、前記突出部が収容される収容部を有し、前記突出部の上端部近傍には膨大部が形成され、前記膨大部と前記磁性部材とが係わり合うことで前記磁性部材は前記センタリング部材に固定されている調芯装置である。
本願の第2発明は、上下方向に伸びる中心軸に対して径方向に広がる平板部と、及び前記平板部の径方向外側に配置されディスクの内縁部を案内するための案内面を有するガイド部と、前記平板部より上方で且つ前記ガイド部の径方向内側に位置する格納部と、を有する樹脂成型品のセンタリング部材と、前記平板部の上方で且つ前記格納部内に配置される磁性部材と、を備える調芯装置の製造方法であって、a)前記平板部に、前記平板部の下面を構成する平滑面と、前記平滑面側から上方に窪む凹部、又は前記平板部の上面まで貫通している孔からなる位置決め部と、格納部内に位置し平板部の上面から上方に突出する突出部とを、位置決め部と突出部とが異なる位置になるように形成する工程と、b)前記位置決め部に対応した位置決めピンを、前記位置決め部に挿入する工程と、c)前記磁性部材に、前記磁性部材を軸方向に貫通している孔、及び、前記磁性部材の外周又は内周を周方向に少なくとも1箇所切り欠いて形成された切欠部、のいずれかからなる収容部を形成し、前記突出部を前記収容部に収容させる工程と、d)前記突出部を熱変形させて膨大部を形成し、前記センタリング部材と前記磁性部材とを固定する工程と、を備える調芯装置の製造方法である。
本願の第1発明である調芯装置によれば、平板部の下面を平滑面に構成したセンタリング部材であっても、磁性部材と正確に位置決めし、固定できる。したがって、必要十分な調芯精度を確保したまま調芯装置の薄型化を図れる。
本願の第2発明である調芯装置の製造方法によれば、平板部の下面を平滑面に構成したセンタリング部材であっても、突出部を熱変形させることにより、磁性部材と正確に位置決めし、固定できる。したがって、必要十分な調芯精度を確保したまま調芯装置の薄型化を図れる。
図1は、調芯装置を概念的に示した図である。 図2は、ディスク駆動装置の縦断面図である。 図3は、ブラシレスモータの縦断面図である。 図4は、コーンの縦断面図であり、図5のR−O−S断面図である。 図5は、コーンの平面図である。 図6は、コーンの底面図である。 図7は、コーンの平面図で、(b)は(a)を180度回転させた図である。 図8は、(a)はバックヨークの平面図で、(b)は(a)のP−O−Q断面図である。 図9は、コーンにバックヨークを溶着固定した縦断面図である。 図10は、調芯装置の製造手順を示したフローチャート図である。 図11は、調芯装置の製造に用いる受け治具と押し治具の概略模式図である。 図12は、受け治具、コーン、バックヨークそれぞれの中心軸を同軸線上に合わせた組立前の斜視図である。 図13は、調芯装置の製造途中の図であり、押さえ部材でバックヨークを押圧している図である。 図14は、調芯装置の製造途中の図であり、溶着ホーンにてコーン突出部を溶融している図である。 図15は、他の実施形態に係るコーンの平面図である。 図16は、他の実施形態に係るコーンの縦断面図である。 図17は、他の実施形態に係るバックヨークの平面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.一実施形態に係る調芯装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る調芯装置5を概念的に示した図である。この調芯装置5は、モータ12(不図示)の回転軸9の上端部近傍に嵌合固定される装置である。そして、中央に円孔を有するディスク90の内縁部に当接することにより、当該ディスク90を支持し、ディスク90の回転中心とモータ12の回転軸9とを一致させるように調整する、いわゆる調芯する装置である。
図1に示したように、調芯装置5は、調芯部材であるセンタリング部材51と、磁性部材であるバックヨーク53と、を有する。
センタリング部材51は、中心軸9に対して径方向(中心軸に直交する方向。以下同じ)に広がる平板部512と、平板部512の径方向外側に配置されたガイド部513と、平板部512より上方かつガイド部513の径方向内側に位置する格納部514と、を有する樹脂成型品である。格納部514は空間514aを有している。空間514aは、ディスクを軸方向(中心軸9に沿った方向。以下同じ)に保持するために使用される磁性部材53を収容する。なお、磁性部材53は、磁性部材53を軸方向に貫通している挿通孔531aからなる収容部531を有している。また、ガイド部513は、ディスクの内縁部を案内する案内面を有し、ディスクを調芯する。また、磁性部材53の収容部531としては、磁性部材53の外周縁部又は内周縁部を周方向において少なくとも1箇所切り欠いて切欠部を形成し、収容部531とすることもできる。
このセンタリング部材51の平板部512は、平滑面512aと、位置決め部5121と、突出部5122(図中破線部分)と、を更に有している。平滑面512aは、平板部512の下面を構成し、位置決め部5121は、平滑面512a側から平板部512の上面512bまで貫通している貫通孔5121aからなる。突出部5122は、平板部512の上面512bから上方に突出している(図中破線部分)。位置決め部5121と突出部5122とは、平板部512において異なる部位に位置している。なお、位置決め部5121は、平滑面512a側から上方に窪んでいる形成された凹部を位置決め部5121とすることもできる。
図1に示すように、センタリング部材51の平板部512の上方かつ格納部514内に配置された磁性部材53の収容部531を、センタリング部材51の突出部5122(図中破線部分)が貫通する。収容部531の上開口部から露出した、突出部5122の上端部近傍には膨大部5123(図中実線部分)が形成される。その結果、膨大部5123と磁性部材53とが係わり合うことで磁性部材53はセンタリング部材51に固定されている。
このため、平板部512の下面を平滑面512aに構成したセンタリング部材51であっても、磁性部材53と正確に位置決めし、固定できる。したがって、必要十分な調芯精度を確保したまま調芯装置5の薄型化を図れる。なお、本実施形態において、センタリング部材51の下面を構成する「平滑面512a」は、従来のように、位置決めするためにセンタリング部材51の下面から下方に突出したリブや上方に窪んだスリットを設ける必要がない。また、それらを設けるための余分な空間や平板部の肉厚を本実施形態に係る調芯装置では必要としない。その結果、特にセンタリング部材51の平板部512を薄型化できる。また、良好な載置安定性を確保するために、平板部512の下面は、表面粗度が均一な平滑面に形成されているのが好ましい。
なお、本実施形態に係る調芯装置5は、以下の方法で製造される。まず、第1工程として、調芯部材であるセンタリング部材51を加工する。ここでは主にセンタリング部材51が有する平板部512に、上述した平滑面512a、位置決め部5121、突出部5122を形成する。次に、第2工程として、センタリング部材51を仮固定する。詳しくは、図示しない下治具が有する位置決めピンを、センタリング部材51の位置決め部5121に挿入する。こうして、センタリング部材51の周方向の回転を防止する。そして、第3工程として、磁性部材53に上述した収容部531を形成する。センタリング部材51の格納部514内に磁性部材53を仮載置し、センタリング部材51の突出部5122を磁性部材53の収容部531に貫通させる。そして、第4工程として、センタリング部材51に磁性部材53を本固定する。詳しくは、収容部531の上開口部から露出した突出部5122を熱変形させて膨大部5123を形成させる。こうして、膨大部5123が収容部531からの抜止として機能するとともに、センタリング部材51に磁性部材53を溶着固定させる。
このため、平板部512の下面を平滑面512aに構成したセンタリング部材51であっても、突出部5122を熱変形させることにより、磁性部材53と正確に位置決めし、固定できる。したがって、必要十分な調芯精度を確保したまま調芯装置5の薄型化を図れる。
<2.より具体的な実施形態>
<2−1.ディスク駆動装置の構成>
続いて、本発明のより具体的な実施形態について説明する。
以下では、中心軸9に沿った方向を上下方向とし、チャッキング装置4に保持されたディスク90に対してクランパ13側を「上」、ロータホルダ42側を「下」として、各部材の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下方向を定義したものであって、本発明の調芯装置又は本発明の製造方法で製造された調芯装置、ブラシレスモータ、及びディスク駆動装置が実際の機器に搭載されたときの設置姿勢を限定するものではない。
図2は、ディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、中心軸9を中心として光ディスク90(以下、単に「ディスク90」という)を回転させつつ、ディスク90からの情報の読み出し又はディスク90への情報の書き込みする装置である。図2に示したように、ディスク駆動装置1は、主として、装置ハウジング11、ブラシレスモータ12、クランパ13、及び記録再生部14を備えている。
装置ハウジング11は、ブラシレスモータ12、クランパ13、及び記録再生部14を内部に収容する筐体である。装置ハウジング11には、ディスク90の搬入及び搬出するための開口部11aが形成されている。ブラシレスモータ12は、装置ハウジング11の内部に設けられたシャーシ15に固定されている。また、ブラシレスモータ12は、その上部にディスク90を保持するチャッキング装置4を有する。装置ハウジング11の内部に搬入されたディスク90は、チャッキング装置4とクランパ13との間に保持され、ブラシレスモータ12により中心軸9を中心として回転する。
記録再生部14は、ブラシレスモータ12により回転するディスク90の記録面に沿って光ピックアップ部141を移動させて、ディスク90からの情報を読み出し又はディスク90への情報を書き込む。なお、記録再生部14の光ピックアップ部141は、ディスク90に対して情報の読み出し及び書き込みの双方が可能なものであってもよい。
<2−2.ブラシレスモータの構成>
続いて、上記のブラシレスモータ12の構成について説明する。図3は、ブラシレスモータ12の縦断面図である。図3に示したように、ブラシレスモータ12は、ディスク駆動装置1のシャーシ15に固定される静止部2と、静止部2に対して回転自在に支持された回転部3と、回転部3の上側において、ディスク90を保持しつつ回転部3とともに回転するチャッキング装置4と、を備えている。
静止部2は、主として、ベース部材21と、ベース部材21に固定された静止軸受ユニット22と、磁束発生部23とを有する。静止軸受ユニット22は、シャフト41を回転可能な状態で支持する機構である。磁束発生部23は、複数本のティース部231aを有するステータコア231と、各ティース部231aに巻回されたコイル232とを有する。
回転部3は、主として、シャフト41と、ロータホルダ42と、ロータマグネット31とを有する。シャフト41は、中心軸9に沿って上下方向に配置された略円柱形状の部材である。ロータホルダ42は、シャフト41に固定されてシャフト41とともに回転する磁性材料からなる部材である。ロータマグネット31は、ロータホルダ42に固定されている。ロータマグネット31は、円環形状をなしており、その内周面は、ステータコア231のティース部231aの端面に対向する磁極面となっている。
静止部2のコイル232に駆動電流を与えると、ステータコア231の複数のティース部231aに径方向の磁束が発生する。そして、ティース部231aとロータマグネット31との間の磁束の作用により周方向のトルクが発生し、静止部2に対して回転部3が中心軸9を中心として回転する。
チャッキング装置4は、回転部3と共通の部材として、シャフト41及びロータホルダ42を有する。また、チャッキング装置4は、ディスク90の回転中心と、ディスク90を回転駆動するブラシレスモータ12の回転軸とを一致させるように調整する(以下、単に調芯という)調芯装置5を更に有している。調芯装置5は、コーン51、クランプマグネット52、及びバックヨーク53を有する。
ロータホルダ42は、シャフト41に固定される第1円筒部421と、第1円筒部421の下端部から径方向外側へ広がるフランジ部422と、フランジ部422の外縁部から下方へのびる第2円筒部423と、を有する。フランジ部422の上面を構成し、中心軸9に対して径方向に広がる天面42aには、円環形状の摩擦係数の大きい材料からなるラバー部材424が固定されている。ディスク90は、ディスク90の下面をラバー部材424の上面42bに接触させた状態で、フランジ部422上に載置される。すなわち、本実施形態では、ラバー部材424がディスク載置部を構成し、ラバー部材424の上面42bがディスク載置面となっている。
コーン51は、ディスク90の中央に形成された円孔の縁、すなわちディスク90の内縁部、を支持するための部材であり、中央に回転軸(中心軸9)と同軸に配置された調芯部材(センタリング部材)である。コーン51は、ロータホルダ42に固定されている。より具体的には、コーン51は、ロータホルダ42の第1円筒部421の外周面と当接する。それとともに、ロータホルダ42の上面を構成する天面42aとコーン51の下面を構成する平滑面512aとが軸方向に微小間隙(例えば、30μm程度の微小間隙)を介し対向しているのが好ましい。このとき、コーン51の内周面とロータホルダ42の第1円筒部421の外周面との間に塗布された接着剤の一部が当該微小間隙に流れ込み、天面42aと平滑面512aとの間に接着剤が介在する場合もある。なお、コーン51の平滑面512aは、ロータホルダ42のフランジ部422の天面42aに対し接触していてもよい。
なお、コーン51の材料として、ポリカーボネート樹脂が好ましく用いられるが、これに限定されない。例えば、ポリアセタール、ナイロン、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、熱可塑性ポリイミド(TPI)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエーテルイミド(PEI)等の熱可塑性樹脂を使用できる。また、2種類以上の熱可塑性樹脂を混合させた材料を使用することも可能である。また、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂や、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂との混合物を使用することも可能である。
<2−3.コーンの全体形状について>
続いて、上記のコーン51の詳細な形状等について説明する。図4は、コーンの縦断面図であり、図5のR−O−S断面図である。図5及び図6は、それぞれコーンの平面図及び底面図である。図7は、コーンの平面図で、(b)は(a)を180度回転させた図である。
コーン51は、図3及び図4に示すように、その内周面がロータホルダ42の第1円筒部421の外周面に当接する円筒部511と、円筒部511の下端部から径方向外側へ広がる平板部512と、平板部512の径方向外側に配置されディスク90の内縁部を案内するための案内面を有する第1ガイド部513a及び第2ガイド部513b(その総称として以下、ガイド部513とする)と、平板部512の上方、ガイド部513の径方向内側、及び円筒部511の径方向外側に位置する格納部514と、を有する。格納部514内には、クランプマグネット及びバックヨークを収容するための空間514aが確保されている。また、コーン51は、樹脂の射出成型により得られた樹脂成型品である。このため、多数のコーン51を迅速かつ安価に作製できる。
ガイド部513について説明する。本実施形態では、図5に示したように、5つの第1ガイド部513aと5つの第2ガイド部513bとが、周方向に交互かつ等間隔に配列されるのが好ましい。
第1ガイド部513aは、第1案内面513aaと、支持面513abとを有する爪状の部位である。第1案内面513aaは、ディスク90を装着するときに、ディスク90の内縁部を案内して、ディスク90の径方向の位置を定める。支持面513abは、装着後のディスク90の内縁部に当接して、ディスク90を支持する。ディスク90を装着したときには、第1ガイド部513aの先端部が僅かに径方向内側へ撓む。これにより、ディスク90のサイズの誤差に拘わらず、ディスク90の内縁部に支持面513abが良好に当接することとなる。ディスク90の中心軸と回転軸9とを一致させるように調整する(以下、単に調芯という)。
第2ガイド部513bは、第2案内面513baと、外周面513bbとを有する。第2案内面513baは、ディスク90を装着するときに、ディスク90の内縁部を案内してディスク90の径方向の位置を定める。外周面513bbは、第2案内面513baの下方に形成されている。第2ガイド部513bの外周面513bbは、第1ガイド部513aの支持面513abよりも、やや径方向の内側に位置するのが好ましい。
次に、コーン51の平板部512について説明する。平板部512の下面は、上述したように平滑面512aで構成されている。なお、本実施形態において、コーン51の下面を構成する「平滑面」は、従来のように、位置決めするためにコーン51の下面から下方に突出したリブや上方に窪んだスリットを設ける必要がない。また、それらを設けるための余分な空間や平板部の肉厚を本実施形態に係る調芯装置5では必要としない。その結果、特にコーン51の平板部512を薄型化できる。また、良好な載置安定性を確保するために、表面粗度が均一な平滑面に形成されているのが好ましい。
また、平板部512の上面512bには、上方に突出した突出部5122が形成されている。本実施形態に係る突出部5122は、平板部512の上面512bに一体成型されて、後述するバックヨーク53に設けられた収容部531に挿入し係止する棒状の部材である。バックヨークを安定に保持するために、強度及び平行度の観点から、突出部5122はコーン51の上面512bに周方向に等間隔に複数本設けることが望ましい。また、平板部512の平滑面512aから上面512bまで貫通している貫通孔5121aからなる位置決め部5121が、突出部5122と異なる部位に位置するように形成されている。位置決め部5121の数については特に限定しないが、コーン51自体の回転防止の効果と、作業者がミスしないように、2つ以上設けることが望ましい。
なお、本実施形態では、図5に示すように、4本の突出部5122と2つの位置決め部5121が同一円周上に配置されている。位置決め部5121は隣り合う他の位置決め部5121と、突出部5122は隣り合う他の突出部5122と、それぞれ周方向に等間隔に配置されている。つまり、4本の突出部5122が周方向に等間隔に位置し、2本の突出部5122の周方向中間位置に位置決め部5121が位置していることが望ましい。この場合、位置決め部5121は他の位置決め部5121と180度間隔を空けて位置している。このように構成することにより、突出部5122及び位置決め部5121が均等に配置されているので、コーン51の成型時に特定の位置だけ歪むといった不具合の発生を低減できる。その結果、位置の偏りが発生して全体的な歪みも引き起こすといった不具合の発生も低減できる。したがって、コーン51自体の変形を防止できる。
また、突出部5122の周方向両隣に、樹脂成型の際に離型ピン(不図示)が当接した箇所に形成される凹部、いわゆる離型ピン痕5125が位置しているのが望ましい。本実施形態では、図5に示すように、4本の突出部5122それぞれに対して突出部5122を挟むように2つの離型ピン痕5125、合計8つの離型ピン痕5125が形成されている。複数本の突出部5122が周方向に等間隔に配置しているので、樹脂成型の際に離型ピンが当接する箇所も周方向に等間隔で、偏りなく抜くことができる。また、離型ピンが突出部5122や位置決め部5121に重なることがない。つまり、成型時及び離型時の安定性に優れている。
なお、突出部5122と位置決め部5121との位置関係について、次のように設定することが望ましい。詳しくは、位置決め部5121は隣り合う他の位置決め部5121と、及び、突出部5122は隣り合う他の突出部5122と、それぞれ周方向に等間隔に配置されている場合、突出部5122の数は、位置決め部5121の数と同数、又は位置決め部5121の倍数であるように設定する。本実施形態では、2つの位置決め部5121に対して突出部5122の数は4本で、つまり、位置決め部5121の2倍の数となるように設定している。この設定は、「間違い避け(フールプルーフ)」を意図したもので、詳しくは図7に基づいて説明する。
図7は、コーンの平面図であり、図7(a)を第1パターン、図7(b)を第2パターンとすると、第2パターンは第1パターンを180度回転した位置決め部5121と突出部5122の配置と同位置である。つまり、第1パターン、第2パターンのどちらにしても、位置決め部5121及び突出部5122との位置関係が1通りに決まる構成となっている。また、例えば、図示していないが、位置決め部が3つで、突出部が6本の場合、第1パターンから第3パターンまで想定できるが、いずれも120度回転させることで、位置決め部と突出部の配置と同位置である。つまり、第1パターン、第2パターン、第3パターンのいずれにしても、位置決め部及び突出部との位置関係が1通りに決まる構成となっている。
図3に戻って、バックヨーク53は、強磁性体材料をプレス加工等によって成形した中空円板状の環状部材であり、コーンの格納部内に溶着固定される。なお、本実施形態では、磁性部材としてバックヨーク53を用いた。そして、バックヨーク53の上面には、バックヨーク53とほぼ同一の外径を有するクランプマグネット52が接着等の手段によって固定され、格納部内にバックヨークと共に収容される。クランプマグネット52は、軸方向の磁束を発生させる磁石である。また、バックヨーク53は、クランプマグネット52から発生する磁界の指向性を向上させるための磁性体である。クランプマグネット52及びバックヨーク53は、クランパ13との間に磁気的な吸引力を発生させ、これにより、クランパ13をロータホルダ42側へ引き付ける役割を果たす。
ディスク90を保持するときには、クランプマグネット52とクランパ13との間の磁気的な吸引力により、クランパ13がロータホルダ42側へ引き付けられる。これにより、ラバー部材424の上面42bとクランパ13の下面との間にディスク90が挟持される。コーン51の第1ガイド部513aは、ディスク90の内縁部に当接し、ディスク90の中心が中心軸9上に位置するように、ディスク90の径方向の位置を定める。また、ラバー部材424の上面42b及びクランパ13の下面は、それぞれ、ディスク90の下面及び上面に当接し、ディスク90の軸方向の位置及び姿勢を定める。
次に、本実施形態に係るバックヨーク53の詳細な形状について図8に基づいて説明する。本実施形態に係るバックヨーク53は、バックヨーク53を軸方向に貫通している挿通孔531aからなる収容部531を有している。当該収容部531は、コーン51の平板部512の形成された突出部5122が貫通される挿通孔であり、収容部531の数は突出部5122の数と同数で、バックヨーク53の中心軸とコーン51の平板部512の中心軸とを同軸上に配置したときに、収容部531の位置は突出部5122に対応した位置に配置されている。
そして、図9に示すように、コーン51の平板部512の上面512bにバックヨーク53の下面を当接させ、突出部5122を収容部531に収容させる。このとき、突出部5122において、収容部531の上開口部から突出した部分を熱変形して膨大部5123を形成させる。したがって、膨大部5123とバックヨーク53とが係わり合うことでバックヨーク53はコーン51に固定される。
なお、本実施形態に係るバックヨーク53の収容部531には、上記実施形態の発展例として、収容部531の内周縁に亘って、膨大部5123が収容される凹状の座ぐり部531bが設けられている。座ぐり部531bを形成することによって、溶融した突出部5122の樹脂が収容部531の内周縁の座ぐり部531bに膨大部5123として溜まる。収容部531の内径より膨大部5123の外径のほうが大きいので、膨大部5123が抜止めとなって、バックヨーク53がコーン51の格納部514から抜ける虞がなくなる。その結果、安定してコーン51にバックヨーク53を固定することができ、信頼性の高い調芯装置5を製造できる。
以上のように、本実施形態に係る調芯装置5は、平板部512の下面を平滑面512aに構成したコーン51であっても、バックヨーク53と正確に位置決めし、固定できる。したがって、必要十分な調芯精度を確保したまま調芯装置5の薄型化を図れる。
<3.調芯装置の製造方法>
続いて、調芯装置5の製造方法について、主にコーン51とバックヨーク53との固定について、図10から図14に基づいて説明する。図10は、調芯装置5の製造手順を示したフローチャート図である。図11は、調芯装置5の製造に用いる受け治具7と押し治具8の概略模式図である。図12は、受け治具7、コーン51、バックヨーク53それぞれの中心軸を同軸線上に合わせた組立前の斜視図である。図13は、調芯装置の製造途中の図であり、押さえ部材でバックヨークを押圧している図である。図14は、調芯装置の製造途中の図であり、溶着ホーンにてコーン突出部を溶融している図である。
本実施形態に係る調芯装置の製造に用いられる治具は、詳細は後述する押し治具8と、押し治具8の軸方向下方に対向して設けられる受け治具7とである。押し治具8は軸方向に移動可能である。受け治具7は中心軸9に垂直な面を有する土台(不図示)に固定されており、不動である。
<3−1.受け治具の構成>
まずは、受け治具7について説明する。受け治具7は、調芯装置5の製造のために、その上面にコーン51を一時的に固定させるために用いる治具である。受け治具7の構成としては、ベースとなる治具部71と、治具部の上面7aと、位置決めピン72と、第1付勢部材73と、を少なくとも有する。治具部の上面7aは、中心軸9に垂直な面であり、平坦な平滑面で構成されている。位置決めピン72は、コーン51の位置決め部5121と同数である。位置決めピン72は、治具部71及びコーン51それぞれの中心軸9を同軸線上に配置させたときに、コーン51の位置決め部5121に対応した位置の治具部71の上面7aに配置される。位置決めピン72は、位置決め部5121の内径よりも小さい外径を有する。第1付勢部材73は、位置決めピン72の下端部に取り付けられ、軸方向に伸縮可能な弾性力を有し、主に上向きの付勢力を位置決めピン72に与える。
本実施形態では、図12に示すように、治具部71の上面7aに上開口部を開口して軸方向にある一定の深さを有する有底円筒部74が、コーン51の位置決め部5121に対応した位置と数、つまり、中心軸9を中心に周方向に2箇所等間隔になるように配置されている。なお、位置決めピン72と第1付勢部材73との一部が有底円筒部74内に軸方向に収容可能で、第1付勢部材73の下端部が有底円筒部74の内周底部に固定されている構成が好ましい。また、例えば、ある程度の強度と、軸方向に伸縮可能な弾力性とを有する合成ゴム等から形成された棒状の部材のように、位置決めピン72と第1付勢部材73とを同一の部材から構成することも可能である。
<3−2.S1:受け治具にコーンを載置:位置決め部に位置決めピンを挿入>
以下では、コーン51とバックヨーク53とを固定するときの手順について、図10のフローチャート及び図12を参照しつつ説明する。まず、受け治具7及びコーン51それぞれの中心軸を同軸線上に配置させる。このとき、受け治具7はコーン51の下方に配置させる。そして、それぞれの中心軸9が同軸線上に配置したときに、コーン51の位置決め部5121と、受け治具7の位置決めピン72とがそれぞれ対応する位置になるように、受け治具7又はコーン51の周方向に回転させて相対的な位置を調整する。
次に、コーン51を下ろし、位置決め部5121に位置決めピン72を挿入させる。このとき、コーン51の下面512aと受け治具7の上面7aとが平行に対向しつつ、受け治具7上にコーン51が載置される(ステップS1)。このようにすることにより、コーン51が受け治具7上で、強固に且つ高精度に平行度確保しつつ固定される。また、コーン51の周方向の回転を防止できる。なお、受け治具7上にコーン51を載置したときに、コーン51の位置決め部5121の上開口部から、受け治具7の位置決めピン72が突出した状態になっている。
<3−3.S2:コーンにバックヨークを載置:収容部に突出部を挿入>
次に、コーン51の格納部514内且つ平板部512上にバックヨーク53を載置させる(ステップS2)。詳しくは、ステップS1で構成した受け治具7とコーン51とのユニット(以下、第1ユニット10とする)の中心軸9と、バックヨーク53の中心軸9とを同軸線上に配置させる。このとき、第1ユニット10はバックヨーク53の下方に配置させる。そして、それぞれの中心軸9が同軸線上に配置したときに、コーン51の突出部5122と、バックヨーク53の収容部531とがそれぞれ対応する位置になるように、コーン51又はバックヨーク53の周方向の位置を調整する。次に、バックヨーク53を下ろし、収容部531に突出部5122を挿入させる。したがって、バックヨーク53の収容部531にコーン51の突出部5122を収容させることで、バックヨーク53の周方向の回転を防止できる。
また、このとき、コーン51の位置決め部5121の上開口部から突出している受け治具7の位置決めピン72が、バックヨーク53の下面531cを支持する。その結果、位置決めピン72の下端部に取り付けられた第1付勢部材73はバックヨーク53の荷重により軸方向下方に収縮し、位置決めピン72の軸方向位置は相対的に下がる。したがって、バックヨーク53は、バックヨーク53の荷重と第1付勢部材73の上方に向かう付勢力とが釣り合う位置に保たれる。また、位置決めピン72は180度間隔で2本あり、かつ、突出部5122が等間隔に4本あることから、位置決めピン72の上端部に支持されつつ、バックヨーク53の平行度を高精度で維持できる。また、バックヨーク53が傾いた状態でコーン51の格納部514内に配置される虞を低減できる。なお、ステップS2で構成された第1ユニット10とバックヨーク53とのユニットを、以下、第2ユニット11とする。
なお、受け治具7の位置決めピン72の上端部でバックヨーク53を支持しているときに、突出部5122の上端部近傍の位置は、バックヨーク53の下面よりも上方に位置していればよい。そうでなければ、バックヨーク53の回転の防止を許容することになってしまう。そうならないように、バックヨーク53の収容部531内に少しでも突出部5122の上端部が配置されていることで、そういった不具合を減少できる。
突出部5122の上端部は、バックヨーク53の収容部531の上開口部から突出していてもよいし、上開口部と略同程度の位置に配置されていてもよい。また、収容部531の上開口部より低い位置(中程度の位置)に、突出部5122の上端部が位置していてもよい。いずれにしても、突出部5122の上端部を溶融して膨大部5123を形成したときに、収容部531の上開口部からはみ出ない構成が好ましい。平板部512の上面512bからコーン51の突出部5122の上端部の高さと、バックヨーク53の収容部531の軸方向の寸法とは、後述する溶着固定で、コーン51の膨大部5123とバックヨーク53とが平行度を高精度に保ったまま強固に固定されるのであれば、特に限定しない。
<3−4.押し治具の構成>
次に、コーン51にバックヨーク53を溶着固定する前に、次のステップS3以降に用いる押し治具8について説明する。押し治具8は、主に、コーン51の格納部514内でバックヨーク53を押圧しつつ、樹脂製の突出部5122を溶融してバックヨーク53を固定するための溶着装置としての機能を有している。押し治具8の構成としては、ホーン本体81と、ホーン本体81及び第2ユニット11それぞれの中心軸9を同軸線上に配置させたときに、コーン51の突出部5122に対応した位置と数がホーン本体81の下端部に設けられ、突出部5122の先端部近傍を溶融する熱発生機構(不図示)を有するホーン82(以下、溶着ホーンとする)と、ホーン本体81の下端部に溶着ホーン82と異なる位置に設けられ、バックヨーク53上面を押圧可能な押さえ部材83(磁性部材押さえユニット)と、押さえ部材83の上端部に取り付けられ、軸方向に伸縮可能な弾性力を有し、主に下向きの付勢力を押さえ部材に与える第2付勢部材84と、を有する構成であればよい。なお、溶着ホーン82は、バックヨーク53ではなく、コーン51の突出部5122にのみ当たるように予め位置決めをしておく。
熱発生機構は、溶着ホーン82の下端部先の温度を上昇させるものである。熱発生機構の例としては、ヒータ、超音波振動による摩擦熱を発生させる超音波装置、電気式の加熱機構とこの加熱機構に対する通電を制御する通電制御機構とを有する装置等が挙げられる。
<3−5.S3:バックヨーク上面を押さえ部材で押圧:コーン平板部上面とバックヨーク下面とが当接>
話を戻し、ステップS2の続きとして、コーン51の格納部514内で受け治具7の位置決めピン72に支持され、平行度を高精度に維持されたバックヨーク53を、コーン平板部512の上面512bに当接させる作業に移る(ステップS3)。詳しくは、まず、押し治具8を下げて、押し治具8の押さえ部材83の下端部をバックヨーク53の上面531dに接触させる。そして、バックヨーク53の平行度を維持したまま、更に押し治具8を下げてバックヨーク53を下方に押圧しつつ、最終的には、バックヨーク53の下面531cをコーン平板部512の上面512bに当接させる。なお、押し治具8の構成として、押さえ部材83の下端部が、溶着ホーン82の下端部よりも軸方向下側に位置しているように構成する。バックヨーク53がコーン平板部512に当接する前に、溶着ホーン82がコーン51の突出部5122に接触するのを防ぐためである。なお、このときの押さえ部材83と溶着ホーン82との位置関係を「通常時の位置関係」とする。また、押さえ部材83の数については特に限定しないが、バックヨーク53の平行度を下げないように、押さえ部材83は、ホーン本体81の下端部に2つ以上かつ周方向に等間隔に設けることが望ましい。
なお、第2付勢部材84の下向きの付勢力を、第1付勢部材73の上向きの付勢力よりも大きく設定する。したがって、バックヨーク53の上面531dを弾性的に押圧できるため、押さえ部材83は、コーン平板部512の上面512bにバックヨーク53の下面531cを安定して当接できる。また、溶着ホーン82による突出部5122の溶融時に、溶着ホーン82の振動によるバックヨーク53の位置ずれを防止できる。
<3−6.S4:収容部から突出している突出部に溶着ホーンを当てる>
次に、バックヨーク53は、位置決めピン72と押さえ部材83と挟まれて軸方向に仮固定され、かつ、バックヨーク53の4つの収容部531それぞれにコーン51の突出部5122が挿入されて周方向に仮固定された状態で、溶着工程に移る。まず、第2付勢部材84による下向きの付勢力によりバックヨーク53をコーン平板部512の上面512bに当接させたまま、バックヨーク53の収容部531から突出したコーン51の突出部5122に、押し治具8の溶着ホーン82を当てる(ステップS4)。
ステップS3より更に押し治具8を下げる。溶着ホーン82を突出部5122の先端部に当てるためには、更に押し治具8を下げる必要があるが、押さえ部材83がバックヨーク53の上面531dに接触している。そこで、第2付勢部材84を収縮させることにより、押さえ部材83をバックヨーク53に押圧したまま、上記通常時の位置関係に比べて相対的に溶着ホーン82を下げられる。つまり、第2付勢部材84を収縮させることによりバックヨーク53を押圧したまま押さえ部材83を上方に押し上げ、その結果、相対的に溶着ホーン82を下げられる。
更に押し治具8を下げることにより、更に第2付勢部材84を収縮させ、押さえ部材83がバックヨーク53をコーン平板部512の上面512bに押圧したまま、溶着ホーン82をバックヨーク53の収容部531から突出したコーン突出部5122に当てられる。
以上より、ステップS2で複数の位置決めピン72でバックヨーク53を支持して高精度に平行度を維持してから、ステップS3、S4でその平行度を維持しつつバックヨーク53をコーン平板部512の上面512bに当接できる。
<3−7.S5、S6:突出している突出部が溶融し膨大部を形成。収容部の座ぐり部に固定>
熱発生機構で加熱された溶着ホーン82をコーン51の突出部5122に圧接し、コーン51の突出部5122を加熱、加圧することにより溶融して膨大部5123を形成する(ステップS5)。なお、このときも押さえ部材83によりバックヨーク53を押圧したままの状態で、バックヨーク53の位置がずれることなく突出部5122を溶融できる。こうして、膨大部5123とバックヨーク53とが係わり合うことでバックヨーク53はコーン51に溶着固定される(ステップS6)。
なお、溶着ホーン82の下端部の外径は、収容部531の内径よりも小さいのが好ましい。その方が、収容部531内の突出部5122の上端から深い部分にまで熱を伝られるからである。その結果、バックヨーク53の位置ずれを起こす可能性も少なくなり、また、短時間で突出部5122を溶融でき、良好な調芯装置5の製造時間を短縮できる。また、高温に加熱した溶着ホーン82の下端部が、収容部531が構成されているバックヨーク53に接触する虞を防ぐためでもある。
なお、本実施形態に係るバックヨーク53の収容部531には、収容部531の内周縁に亘って、膨大部5123が収容される座ぐり部531bが設けられている。
本実施形態に係る座ぐり部531bは、例えば、図14に示すような深座ぐりからなる座ぐり部のように、断面視凹形状に形成して段差を設けている。溶着ホーン82の加熱によって溶融した突出部5122の樹脂が、収容部531の座ぐり部531bで硬化し膨大部5123として固着している。
座ぐり部531bの内径は、収容部531の内径よりも広く形成されているのが望ましい。収容部531の内径より広く形成することにより、座ぐり部531bに充填される膨大部5123は径方向だけでなく軸方向にも強固に溶着固定できる。なお、座ぐり部531bの内径は、収容部531の内径より広く形成されるが、具体的なそれぞれの内径寸法は、座ぐり部531b及び/又は収容部531に充填される膨大部5123の量に依存する。
バックヨーク53の上面531dにクランプマグネット52を安定して載置固定するために、クランプマグネット52の下面に対面するバックヨーク53の上面531dはできるだけ平坦な面であることが好ましい。そのため、座ぐり部531bの軸方向の寸法(深さ)は、膨大部5123の軸方向の寸法と同等か、膨大部5123よりも大きいのが好ましい。つまり、膨大部5123が形成されたときに、バックヨーク53の上面531dから膨大部5123がはみ出さない程度の深さが望ましい。特に、溶着ホーン82の押しすぎ等で膨大部5123の上面が凹形状になった場合でもはみ出さない程度の深さであることが望ましい。
以上より、座ぐり部531bを形成することによって、溶融した突出部5122の樹脂が収容部531の内周縁の座ぐり部531bに膨大部5123として溜まる。収容部531の内径より膨大部5123の外径のほうが大きいので、膨大部5123が抜止めとなって、バックヨーク53がコーン格納部514から抜ける虞がなくなる。その結果、安定してコーン51にバックヨーク53を固定することができ、信頼性の高い調芯装置5を製造できる。
<3−8.END:受け治具から調芯装置を脱離:位置決めピンを抜く>
以上のステップS1〜S6の工程を経ることにより、信頼性の高い調芯装置5を製造でき、コーン51の位置決め部5121から受け治具7の位置決めピン72を抜くことにより、調芯装置5の製造が完了することとなる。
このように、コーン平板部512の下面を平滑面512aに構成したコーン51であっても、バックヨーク53と正確に位置決めし、固定することができる。したがって、必要十分な調芯精度の確保したまま、かつ、必要十分な大きさのクランプマグネット52とバックヨーク53とをコーン格納部514内に保持できる。その結果、信頼性の高い調芯装置5の薄型化を図ることができる。
なお、第1付勢部材73及び第2付勢部材84に用いられる付勢部材は、付勢力に差はあるものの同一の部材を用いることができる。付勢部材の形成材料として、例えば、コイルばねやゴムの弾性部材、又はシリンダの駆動部材等が挙げられる。但し、付勢部材を軸方向に沿って配置し、付勢部材の一端部が固定されたとき、その他端部にある部材が接触したときに当該部材の荷重によって伸縮可能な部材であることが好ましい。また、例えば、ある程度の強度と、軸方向に伸縮可能な弾力性を有する合成ゴム等から形成された棒状の部材のように、位置決めピンと第1付勢部材とを同一の部材から構成することも可能である。
<4.他の実施形態>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
なお、上記実施形態では、位置決め部5121、突出部5122共に同一円周上に周方向に等間隔に配置したが、位置決め部5121の形状を、図15に示すように、平面視において非真円形状にもできる。この場合、非真円形状の位置決め部は、平板部512に少なくとも一箇所に形成されている(図中では一箇所)。
上記実施形態では、コーン51の位置決め部5121は、コーン平板部512の平滑面512a側から上面512b側まで貫通している孔5121aからなされていたが、単に平滑面512a側から上方に窪んだ凹部5121bを位置決め部とすることも可能である(図16参照)。当該凹部5121bの位置と数は上記実施形態に係る位置決め部を構成している孔5121aと同じである。本構成は、受け治具の位置決めピンが位置決め部を貫通しバックヨークの下面を支持する構成ではないが、コーン自体の回転防止という効果を奏する。
上記実施形態では、バックヨーク53の収容部531は、バックヨーク53を軸方向に貫通している孔531aからなされていたが、バックヨーク53の外周又は内周を周方向に間欠的に少なくとも1箇所切り欠いて形成された切欠部531eから収容部531を形成してもよい。図17は、バックヨーク53の外周に4箇所切欠部531eを形成したバックヨーク53の平面図である。この場合も上記実施形態と同様に、切欠部531eはコーン平板部の突出部が挿入される切欠部であり、切欠部531e(収容部531)の数は突出部の数と同数で、バックヨーク53の中心軸とコーンの平板部の中心軸とを同軸上に配置したときに、切欠部(収容部)の位置は突出部に対応した位置に配置されている。
なお、上記実施形態では、ガイド部513の軸方向の寸法内に、少なくともバックヨーク53の一部及びディスク載置部424の上面42bが位置しているのが好ましい。ガイド部513、ディスク載置部424、ガイド部513とバックヨーク53とが軸方向に重なる位置に配置される薄型のブラシレスモータにも適用できるからである。
なお、上記実施形態では、座ぐり部531bの形状を断面視凹形状に形成したが、略方形状に形成してもよい。そして、膨大部の形状に応じて、座ぐり部の輪郭形状も変えてやることも可能である。このとき、膨大部又は座ぐり部の形状を、楕円状、矩形状、方形状、その他の多角形状に形成すれば、膨大部は、座ぐり部との協働作用により、回り止め機能を有することになる。
さらに、上記実施形態では、バックヨーク53の収容部531は挿通孔531a及び座ぐり部531bを備えていたが、座ぐり部531bは必ずしも設ける必要はなく、バックヨーク53を貫通する挿通孔531a(収容部531)のみを設けるようにしてもよい。この場合、挿通孔531a(収容部531)が下面側から上面側にかけて漸次に内径が広がるテーパ状に形成し構成することが好ましい。膨大部を形成したときに、テーパ状の収容部に膨大部が下側から引っ張っても抜けないように係止される。また、膨大部のバックヨークへの溶着が径方向だけでなく、テーパ面の斜め方向(軸方向にも)にも強固に溶着固定できる。
なお、座ぐり部531bも下側から上側にかけて漸次に広がるテーパ状に形成し構成することで、上述した効果を得ることができる。
なお、上記実施形態では、バックヨーク53の上面531dにクランプマグネット52が接着等の手段によって固定されていたが、次のようにも構成できる。詳しくは、バックヨーク53の上面から膨大部がはみ出したとしても、膨大部が溶融した状態のままであるときにクランプマグネットを載置してから固化させる構成にすることも可能である。このようにすることで、コーンとバックヨークの溶着固定だけでなく、バックヨークとクランプマグネットの接着剤等の代替として利用できる。
また、上記実施形態では、コーン51の格納部514にクランプマグネット52及びバックヨーク53が収容されていたが、コーン51の格納部514にバックヨーク53のみが収容されていてもよい。
また、上記実施形態では、コーン51はロータホルダ42を介してシャフト41に固定されていたが、コーン51がシャフト41に直接固定されていてもよい。また、コーン51は、シャフト41に沿って上下に摺動可能となっていてもよい。
また、上記の実施形態では、光ディスク90用のコーン51、チャッキング装置4、ブラシレスモータ12、及びディスク駆動装置1について説明した。しかし、本発明は、磁気ディスク等を支持対象とする、他のセンタリング部材、チャッキング装置、ブラシレスモータ、及びディスク駆動装置にも適用できる。
本発明は、調芯装置、及び調芯装置の製造方法に利用でき、さらにそれを含んでなるブラシレスモータ、及びディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
12 ブラシレスモータ
2 静止部
3 回転部
4 チャッキング装置
5 調芯装置
51 コーン
512 平板部
512a 平滑面(下面)
512b 上面
5121 位置決め部
5121a 貫通孔
5122 突出部
5123 膨大部
513 ガイド部
514 格納部
514a 空間
53 バックヨーク
531 収容部
531a 挿通孔
531b 座ぐり部
531c 下面
531d 上面
7 受け治具
7a 上面
71 治具部
72 位置決めピン
73 第1付勢部材
8 押し治具
81 ホーン本体
82 溶着ホーン
83 押さえ部材
84 第2付勢部材
9 中心軸

Claims (14)

  1. 上下方向に伸びる中心軸に対して径方向に広がる平板部と、前記平板部の径方向外側に配置されディスクの内縁部を案内するための案内面を有するガイド部と、前記平板部より上方且つ前記ガイド部の径方向内側に位置する格納部と、を有する樹脂成型品のセンタリング部材と、
    前記平板部の上方且つ前記格納部内に配置される磁性部材と、
    を備え、
    前記平板部は、
    前記平板部の下面を構成する平滑面と、
    前記平滑面側から上方に窪む凹部、又は前記平板部の上面まで貫通している孔からなる位置決め部と、
    前記位置決め部と異なる部位に位置し、前記平板部の上面から上方に突出する突出部と、を有し、
    前記磁性部材は、
    前記磁性部材を軸方向に貫通している貫通穴、及び、前記磁性部材の外周又は内周を周方向に少なくとも1箇所切り欠いて形成された切欠部、のいずれかを有し、前記突出部が収容される収容部を有し、
    前記突出部の上端部近傍には膨大部が形成され、前記膨大部と前記磁性部材とが係わり合うことで前記磁性部材は前記センタリング部材に固定されている調芯装置。
  2. 請求項1に記載の調芯装置において、
    前記位置決め部と前記突出部とが同一円周上に位置している調芯装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の調芯装置において、
    前記突出部の周方向両隣に、樹脂成型の際に離型ピンが当接した箇所に形成される凹部が位置している調芯装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の調芯装置において、
    前記磁性部材の前記収容部には、前記収容部の内周縁に亘って、前記膨大部が収容される座ぐり部が設けられている調芯装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の調芯装置において、
    前記位置決め部および前記突出部はそれぞれ複数個設けられ、
    前記位置決め部は隣り合う他の位置決め部と、及び/又は、前記突出部は隣り合う他の突出部と、それぞれ周方向に等間隔に配置されている調芯装置。
  6. 請求項5に記載の調芯装置において、
    前記位置決め部は隣り合う他の位置決め部と、及び、前記突出部は隣り合う他の突出部と、それぞれ周方向に等間隔に配置され、
    前記突出部の数は、前記位置決め部の数と同数、又は前記位置決め部の倍数である調芯装置。
  7. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の調芯装置において、
    前記位置決め部は、平面視において非真円形状であり、前記平板部の少なくとも一箇所に形成されている調芯装置。
  8. 静止部と、
    前記静止部に対して前記中心軸を中心として回転自在に支持された回転部と、
    前記静止部と前記回転部との間に前記中心軸を中心とするトルクを発生させるトルク発生部と、
    前記回転部とともに回転する請求項1から請求項6のいずれかに記載の調芯装置と、
    を備えるブラシレスモータ。
  9. 請求項8に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記回転部は、前記中心軸に対して径方向に広がる天面を有する磁性材料からなるロータホルダを有し、
    前記天面と前記平滑面とが接触している、又は前記天面と前記平滑面とが接着部材を介して対向しているブラシレスモータ。
  10. 請求項8に記載のブラシレスモータにおいて、
    前記回転部は、前記中心軸に対して径方向に広がる天面を有する磁性材料からなるロータホルダと、前記天面の上方に配置されるディスク載置部とを有し、
    前記ガイド部の軸方向の寸法内に、少なくとも前記磁性部材の一部及び前記ディスク載置部の上面が位置しているブラシレスモータ。
  11. 請求項8から10のいずれかに記載のブラシレスモータと、
    前記ディスクを前記ディスク載置部側へ押圧するクランパと、
    前記ディスクに対し、情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方が可能な記録再生部と、
    を備えたディスク駆動装置。
  12. 上下方向に伸びる中心軸に対して径方向に広がる平板部と、及び前記平板部の径方向外側に配置されディスクの内縁部を案内するための案内面を有するガイド部と、前記平板部より上方で且つ前記ガイド部の径方向内側に位置する格納部と、を有する樹脂成型品のセンタリング部材と、前記平板部の上方で且つ前記格納部内に配置される磁性部材と、を備える調芯装置の製造方法であって、
    a)前記平板部に、前記平板部の下面を構成する平滑面と、前記平滑面側から上方に窪む凹部、又は前記平板部の上面まで貫通している孔からなる位置決め部と、格納部内に位置し平板部の上面から上方に突出する突出部とを、位置決め部と突出部とが異なる位置になるように形成する工程と、
    b)前記位置決め部に対応した位置決めピンを、前記位置決め部に挿入する工程と、
    c)前記磁性部材に、前記磁性部材を軸方向に貫通している孔、及び、前記磁性部材の外周又は内周を周方向に少なくとも1箇所切り欠いて形成された切欠部、のいずれかからなる収容部を形成し、前記突出部を前記収容部に収容させる工程と、
    d)前記突出部を熱変形させて膨大部を形成し、前記センタリング部材と前記磁性部材とを固定する工程と、
    を備える調芯装置の製造方法。
  13. 請求項12に記載の調芯装置の製造方法において、
    前記位置決め部は、前記平板部を軸方向に貫通する孔であり、
    前記位置決めピンは、前記位置決めピンに上向きの付勢力を与える第1付勢部材を有し、
    前記d)工程において前記磁性部材が前記平板部に当接するように押圧するとともに、前記位置決めピンが前記b)工程における位置より下側に移動した状態で前記膨大部が形成される調芯装置の製造方法。
  14. 請求項13に記載の調芯装置の製造方法において、
    前記d)工程において前記磁性部材は、第2付勢部材により下向きの付勢力を与えられる磁性部材押えユニットにより平板部に押圧され、
    前記第2付勢部材の付勢力が、前記第1付勢部材の付勢力よりも大きい調芯装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016106524A (ja) * 2016-03-23 2016-06-16 ミネベア株式会社 ディスク回転用モータおよびこれを備えたディスク駆動装置

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