JP4216850B2 - クランパ - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスクや光磁気ディスク等のディスク状の記録媒体に情報を記録したり読み出したりするディスク装置に関連し、ディスクを中心位置決めし回転させるスピンドルモータと、このスピンドルモータとの間にディスクを挟持するクランパとに関する。
従来ディスク装置においては、回転するスピンドルモータにディスクを取り付ける方法として、スピンドルモータに吸着されるクランパとの間でディスクを挟持する方法が一般的である。また回転するディスクに情報を書き込んだり読み出したりするヘッドがなるべく動かなくてすむよう、ディスクは通常、スピンドルモータのボス部にセンタ孔を嵌合されて中心位置決めされる。しかしクランパも自身に重さを有するため振動を避ける意味でディスクと同様スピンドルモータに対して中心位置決めされることが多い。スピンドルモータに対するクランパの中心位置決めの方法については、特開昭56−114166号公報に示されているように、スピンドルモータの回転中心に設けられた凸部が、クランパの中心に設けられた凹部と嵌合するケースや、特開平2−172055号公報に示されているように、スピンドルモータの回転中心に設けられた凹部に、クランパの中心に設けられた凸部が嵌合するケースがある。
しかしながら、前記従来の構成においてはいづれにしてもスピンドルモータとクランパとは1対1に対応して中心位置決めがなされるよう設計されている。いっぽう近年、ビデオに代わる録画再生機器としてのDVDのめざましい普及に伴い、メーカにおいてもディスク装置の生産量が急増しており、普及に伴うコスト削減への努力が求められるようになってきている。ところが上記したようにスピンドルモータとクランパとが1対1に対応する従来構成であると、新しく機種展開を行うごとにスピンドルモータのみならずクランパも新しく設計し生産なければならなくなり、コスト削減の障害になると言う問題点を有している。
本発明は上記課題を解決し、種類の異なるスピンドルモータと組み合わせても用いることが可能なクランパ、および種類の異なるクランパと組み合わせても用いることが可能なスピンドルモータを提供することを目的とする。
本発明に係るクランパは、クランパ本体部と複数の半径位置決め部とを備えている。クランパ本体部は、ディスクを保持し回転するスピンドルモータとの間でディスクを挟持する。複数の半径位置決め部は、クランパ本体部に形成され、複数種類のスピンドルモータのそれぞれとクランパ本体部との半径方向相対位置を決める。更に複数の半径位置決め部は、第1の凸部と第2の凸部とを含む。第1の凸部は、複数種類のスピンドルモータの一つである第1スピンドルモータに設けられ同第1スピンドルモータの回転軸と同心である第1孔部と嵌合して、クランパ本体部との半径方向相対位置を決める。第2の凸部は、第1の凸部より大径の凸部であり、複数種類のスピンドルモータの一つであり第1スピンドルモータとは異なる種類の第2スピンドルモータに設けられ同第2スピンドルモータの回転軸と同心である第2孔部と嵌合して、クランパ本体部との半径方向相対位置を決める。
本発明により、複数種類のスピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。さらに、本発明のクランパは、複数種類のスピンドルモータに対して相対的に中心位置決めを行うことが可能となる。
好適には、同複数の半径位置決め部は、更に、第1スピンドルモータおよび第2スピンドルモータとは異なる種類の第3スピンドルモータに設けられ同第3スピンドルモータの回転軸と同心である環状の傾斜凸部に嵌合して、クランパ本体部との半径方向相対位置決める位置決め部を含む。
環状の傾斜凸部は、例えば、スピンドルモータのターンテーブルのボス部などに設けられている。
本発明により環状の傾斜凸部を備える第スピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。
好適には、同クランパは、クランパ本体部に形成され、複数種類のスピンドルモータのそれぞれとクランパ本体部との軸方向相対位置を決める複数の軸方向位置決め部を備える。複数の軸方向位置決め部は、第1規制部と第2規制部とを含む。第1規制部は、複数種類のスピンドルモータの回転軸と同心である環状の軸方向面を有し、同環状の軸方向面により、複数種類のスピンドルモータのうち一のスピンドルモータに対する軸方向相対位置を決める。第2規制部は、第1規制部と同心である円錐台状の凹部を有し、同円錐台状の凹部により、複数種類のスピンドルモータのうち前記一のスピンドルモータとは異なる種類の他のスピンドルモータに対する軸方向相対位置を決める。
本発明により、複数種類のスピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。また、例えばディスクを挟持しない吸着状態におけるクランパとスピンドルモータとの軸方向相対位置を適切に維持することが可能となる。また、例えば、ターンテーブルの回転中心において、第1規制部の環状の軸方向面と対向する規制部を備えるスピンドルモータおよび第2規制部と対向する円錐台状の凸部を備えるスピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。
更に好適には、第2規制部は、上記他のスピンドルモータに対する半径方向相対位置を決める。
以上説明したように、本発明のスピンドルモータおよびクランパによれば、ひとつのクランパを種類の異なるスピンドルモータと組み合わせても用いることが可能となる。また、ひとつのスピンドルモータを種類の異なるクランパと組み合わせても用いることが可能となる。さらに付随的な効果として、スピンドルモータとクランパとが1対1に対応する従来構成に比べ、新しく機種展開を行っても従来のスピンドルモータまたはクランパを流用することが可能となり、低コストなディスク装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお説明の都合上、各図の上下方向を軸方向上下、左右方向を半径方向として説明するが、これは、各図に示すクランパ、スピンドルモータなどの取り付け方向を限定するものでは無い。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるクランパを、あるスピンドルモータと組み合わせて用いた場合の概要を示す側断面図である。
図1において10はディスク、100はクランパ、210はスピンドルモータである。ディスク10には中心付近に中心位置決めを行うためのセンター孔10wが開口している。クランパ100は、樹脂成形等により作られるクランパ本体104と、クランパ本体104に嵌入されたマグネット101およびバックヨーク102により構成され、図示しないディスク装置に設けられたクランパホルダ301により支持される。スピンドルモータ210は、図示しないディスク装置に固定されるステータ218、このステータ218の内部に配置される鉄心219b、鉄心219bに巻回されるステータコイル219a、ステータ218の軸受け部218cの中で回転可能に支持されるモータ軸215、モータ軸215に固定されるターンテーブル214、ターンテーブル214に嵌入される鉄板等の磁性体から作られた吸着板213、ターンテーブル214およびモータ軸215に固定されるロータケース216、ロータケース216に取着されたロータマグネット217から構成される。したがってスピンドルモータ210は、ステータコイル219aに通電することにより、ターンテーブル214、モータ軸215、ロータケース216、およびロータマグネット217をステータ218に対して回転させることができる。
ディスク10はセンター孔10wがターンテーブル214のボス部214bの周囲側面214vに嵌合されて半径方向の中心が位置決めされると同時に、ターンテーブル214のディスク受け面214tに載置され、スピンドルモータ210に対する位置決めが完了する。またこのディスク10をターンテーブル214上に固定するためクランパホルダ301が降下すると、クランパ100がマグネット101と吸着板213との磁力によりスピンドルモータ210側へ吸着され、ディスク10をディスク受け面214tに押し付けてターンテーブル214上に固定する。この時クランパホルダ301はクランパ100から離れるまで降下するので、クランパ100はクランパホルダ301と接触することなく回転できる。
このようにしてディスク10がターンテーブル214に一体に取り付けられると、スピンドルモータ210を駆動しターンテーブル214およびディスク10を回転させ、図示しないヘッドによりディスク10に情報を記録したり読み出したりすることができる。
図2は図1におけるスピンドルモータ210とクランパ100が吸着した状態を示す部分側断面図である。図2において図1と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。ディスク10が無い状態で吸着した場合、図2(a)に示すようにクランパ本体104に設けられた高さ規制面104h1が、ターンテーブル214のボス部214bの天面214hと当接し、クランパ100の軸方向の位置決め(以下、高さ決めと称する)を行う。
高さ規制面104h1は、クランパ本体104の外周側において軸方向下側に設けられた環状の位置決め部106に形成されている軸方向下側を向く環状面である。環状の位置決め部106は、高さ規制面104h1と軸方向下側に向かって広がる傾斜面を有する円錐状の凹部104c1とから主に構成されている。これにより、環状の位置決め部106は、回転中心と同心に配置される円錐台状の凹部を構成する。
天面214hは、ボス部214bの軸方向上側に設けられた環状面である。さらに、ボス部214bには、天面214hの外周縁から軸方向下側に向かって広がりつつ延びる傾斜面を有する円錐台形状214cが形成されている。これにより、ボス部214bは、回転中心と同心に配置される円錐台状の凸部を構成する。
以上の高さ規制面104h1と天面214hとにより、マグネット101と吸着板213の距離を適度に保ち、クランパ100とスピンドルモータ210の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられるので、クランパ100の引き剥がし力を少なくでき、また引き剥がしに伴う騒音を低減することもできる。またこの時、クランパ100とターンテーブル214のディスク保持ギャップの距離G11は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。このようにクランパ100の高さ決めを行う事には、吸着力が大きくなり過ぎない事と最薄ディスクでも保持できるディスク保持ギャップとすることの2つの目的がある。
またディスク10を挟んで吸着した場合、図2(b)に示すようにクランパ本体104にクランパ100の中心と同心円状に設けられた円錐状の凹部104c1が、スピンドルモータ210の回転中心と同心円状にボス部214bに設けられた円錐台形状214cと嵌合し、クランパ100の半径方向の位置決め(以下、中心位置決めと称する)を行う。
これによりスピンドルモータ210が回転した時のクランパ100の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、円錐状の凹部104c1と円錐台形状214cとのガタによるクランパ100とターンテーブル214との中心ずれは、スピンドルモータ210の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ100がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
図3は、図2におけるクランパ100を、別のスピンドルモータ220と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。図3において図2と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。ディスク10が無い状態で吸着した場合、図3(a)に示すようにクランパ本体104に設けられた高さ規制面104h2が、ターンテーブル224に設けられた段差面224hと当接し、クランパ100の高さ決めを行う。
高さ規制面104h2は、クランパ本体104の回転中心において突出した突出部が有する第1の凸部104c2と第2の凸部104c3との外周面を連続させる環状の軸方向面である。ここで、第2の凸部104c3は、クランパ本体104の回転中心と同心に設けられた円柱状部材である。また、第1の凸部104c2は、第2の凸部104c3の軸方向下側において、同心状に隣接して設けられている部材であり、第2の凸部104c3よりも小径の部材である。
段差面224hは、ターンテーブル224の回転中心に設けられた孔部224cの内周面と、孔部224cの軸方向上側に隣接し、孔部224cよりも経大の環状部226の内周面とを連続する環状の軸方向面である。
この高さ規制面104h2と段差面224hとにより、マグネット101と吸着板223の距離を適度に保ち、クランパ100とスピンドルモータ220の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ100とターンテーブル224のディスク保持ギャップの距離G12は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
またディスク10を挟んで吸着した場合、図3(b)に示すようにクランパ本体104にクランパ100の中心と同心円状に設けられた第1の凸部104c2が、ターンテーブル224の回転中心に設けられた孔部224cと嵌合し、クランパ100を中心位置決めする。
第1の凸部104c2は、環状の外周部を有する部材である。
孔部224cは、環状の内周面を有する部材であり、内周面の軸方向下部には、モータ軸225が挿着されている。
この第1の凸部104c2と孔部224cとにより、スピンドルモータ220が回転した時のクランパ100の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、第1の凸部104c2と孔部224cとのガタによるクランパ100とターンテーブル224との中心ずれは、スピンドルモータ220の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ100がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
このように、クランパ100を、スピンドルモータ210に対してもスピンドルモータ220に対しても高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、クランパ100をスピンドルモータ210にもスピンドルモータ220にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
図4は、図2におけるクランパ100を、別のスピンドルモータ230と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。図4において図2と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。ディスク10が無い状態で吸着した場合、図4(a)に示すようにクランパ本体104に設けられた高さ規制部104h3が、スピンドルモータ230のモータ軸235の先端部235hと当接し、クランパ100の高さ決めを行う。
高さ規制部104h3は、第1の凸部104c2の軸方向下端部に設けられている。第1の凸部104c2は、軸方向下側に向けて徐々に縮径する部材であり、高さ規制部104h3の近傍における第1の凸部104c2の外周面は、略球面により構成されている。なお、これは一例であり、第1の凸部104c2の形状は、これに限られない。
先端部235hは、モータ軸235の軸方向上端部に設けられている。さらに、先端部235hは、例えば、湾曲面により構成されている。
この高さ規制部104h3と先端部235hとにより、マグネット101と吸着板233の距離を適度に保ち、クランパ100とスピンドルモータ230の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ100とターンテーブル234のディスク保持ギャップの距離G13は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
またディスク10を挟んで吸着した場合、図4(b)に示すようにクランパ本体104にクランパ100の中心と同心円状に設けられた第2の凸部104c3が、ターンテーブル234の回転中心に設けられた孔部234cと嵌合し、クランパ100を中心位置決めする。
第2の凸部104c3は、環状の外周面を有する部材である。
孔部234cは、環状の内周面を有する部材であり、内周面の軸方向下部には、モータ軸235が挿着されている。
この第2の凸部104c3と孔部234cとにより、スピンドルモータ230が回転した時のクランパ100の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、第2の凸部104c3と孔部234cとのガタによるクランパ100とターンテーブル234との中心ずれは、スピンドルモータ230の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ100がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
このように、クランパ100を、スピンドルモータ210に対してもスピンドルモータ230に対しても高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、クランパ100をスピンドルモータ210だけでなくスピンドルモータ230にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
図5は、図2におけるクランパ本体104を、別のスピンドルモータ240と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。図5において図2と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。図2と異なるのは、スピンドルモータ240に吸着板でなくマグネット241とバックヨーク242が嵌入されている点である。これに対応するため、クランパ本体104にはマグネットの代わりに吸着板143を嵌入しクランパ140としている。
ディスク10が無い状態で吸着した場合、図5(a)に示すようにクランパ本体104に設けられた高さ規制面104h1が、ターンテーブル244のボス部244bの天面244hと当接し、クランパ140の高さ決めを行う。
高さ規制面104h1は、クランパ本体104の外縁部において設けられた環状の位置決め部106に形成される軸方向下側を向く環状面である。環状の位置決め部106は、高さ規制面104h1と軸方向下側に向かって広がる傾斜面を有する円錐状の凹部104c1とから主に構成されている。これにより、環状の位置決め部106は、回転中心と同心に配置される円錐台状の凹部を構成する。
天面244hは、ボス部244bの軸方向上側の外周側に設けられた環状面である。さらに、ボス部244bには、天面244hの外周縁から軸方向下側に向かって広がりつつ延びる傾斜面を有する円錐台形状244cが形成されている。これにより、ボス部244bは、回転中心と同心に配置される円錐台状の凸部を構成する。
以上の高さ規制面104h1と天面244hとにより、マグネット241と吸着板143の距離を適度に保ち、クランパ140とスピンドルモータ240の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ140とターンテーブル244のディスク保持ギャップの距離G14は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
またディスク10を挟んで吸着した場合、図5(b)に示すようにクランパ本体104にクランパ140の中心と同心円状に設けられた円錐状の凹部104c1が、スピンドルモータ240の回転中心と同心円状にボス部244bに設けられた円錐台形状244cと嵌合し、クランパ140を中心位置決めする。
これによりスピンドルモータ240が回転した時のクランパ140の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、円錐状の凹部104c1と円錐台形状244cとのガタによるクランパ140とターンテーブル244との中心ずれは、スピンドルモータ240の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ140がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
このように、クランパ本体104にマグネットの代わりに吸着板143を入れ、スピンドルモータ210に対してもスピンドルモータ240に対しても高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、クランパ本体104をスピンドルモータ210だけでなくスピンドルモータ240にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
図6は、図5におけるクランパ本体104を、別のスピンドルモータ250と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。図6において図5と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。図5と異なるのは、スピンドルモータ250のマグネット251の位置が低いので、十分な吸着力を得るため、クランパ本体104にはマグネット251に向かってコイニングによる凸部153pが設けられた吸着板153を嵌入しクランパ150としている。
ディスク10が無い状態で吸着した場合、図6に示すようにクランパ本体104に設けられた高さ規制面104h2が、ターンテーブル254に設けられた段差面254hと当接し、クランパ150の高さ決めを行う。
高さ規制面104h2は、クランパ本体104の回転中心において突出した突出部が有する第1の凸部104c2と第2の凸部104c3との外周面を連続させる環状の軸方向面である。ここで、第2の凸部104c3は、クランパ本体104の回転中心と同心に設けられた円柱状部材である。また、第1の凸部104c2は、第2の凸部104c3の軸方向下側において、同心状に隣接して設けられている部材であり、第2の凸部104c3よりも小径の部材である。
段差面254hは、ターンテーブル254の回転中心に設けられた孔部254cの内周面と、孔部254cの軸方向上側に隣接し、孔部254cよりも経大の環状部256の内周面とを連続する環状の軸方向面である。
この高さ規制面104h2と段差面254hとにより、マグネット251と吸着板153の距離を適度に保ち、クランパ150とスピンドルモータ250の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ150とターンテーブル254のディスク保持ギャップの距離G15は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
また図示しないがディスク10を挟んで吸着した場合、クランパ本体104にクランパ150の中心と同心円状に設けられた第1の凸部104c2が、ターンテーブル254の回転中心に設けられた孔部254cと嵌合し、クランパ150を中心位置決めする。
これによりスピンドルモータ250が回転した時のクランパ150の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、第1の凸部104c2と孔部254cとのガタによるクランパ150とターンテーブル254との中心ずれは、スピンドルモータ250の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ150がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
このように、クランパ本体104にスピンドルモータ250のマグネット251との距離に応じて凸部153pを設けた吸着板153を入れ、スピンドルモータ210に対してもスピンドルモータ250に対しても適正な吸着力と高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、クランパ本体104をスピンドルモータ210だけでなくスピンドルモータ250にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
このような構成は、スピンドルモータ250に大きな磁力の磁石を備えることが難しい場合に特に有効となる。すなわち、スピンドルモータの高機能化により、スピンドルモータ250が大きな磁石を備えることが難しい場合であっても、スピンドルモータ250方向(軸方向下側)に突出した形状の吸着板153をクランパが備えることにより、適切な吸着力を得ることができる。
図7は、図5におけるクランパ本体104を、別のスピンドルモータ260と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。図7において図5と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。図7と異なるのは、スピンドルモータ260のマグネット261の位置が低いうえ小さいので、十分な吸着力を得るために、クランパ本体104にはマグネット261に向かって大きく絞り加工された凸部163pが設けられた吸着板163を嵌入しクランパ160としている。
ディスク10が無い状態で吸着した場合、図7に示すようにクランパ本体104に設けられた高さ規制部104h3が、スピンドルモータ260のモータ軸265の先端部265hと当接し、クランパ160の高さ決めを行う。
高さ規制部104h3は、第1の凸部104c2の軸方向下端部に設けられている。第1の凸部104c2は、軸方向下側に向けて徐々に縮径する部材であり、高さ規制部104h3の近傍における第1の凸部104c2の外周面は、略球面により構成されている。なお、これは一例であり、第1の凸部104c2の形状は、これに限られない。
先端部265hは、モータ軸265の軸方向上端部に設けられている。さらに、先端部265hは、例えば、湾曲面により構成されている。
この高さ規制部104h3と先端部265hとにより、マグネット261と吸着板163の距離を適度に保ち、クランパ160とスピンドルモータ260の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ160とターンテーブル264のディスク保持ギャップの距離G16は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
また図示しないがディスク10を挟んで吸着した場合、クランパ本体104にクランパ160の中心と同心円状に設けられた第2の凸部104c3が、ターンテーブル264の回転中心に設けられた孔部264cと嵌合し、クランパ160を中心位置決めする。
第2の凸部104c3は、環状の外周面を有する部材である。
孔部264cは、環状の内周面を有する部材であり、内周面の軸方向下部には、モータ軸265が挿着されている。
この第2の凸部104c3と孔部264cとにより、スピンドルモータ260が回転した時のクランパ160の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、第2の凸部104c3と孔部264cとのガタによるクランパ160とターンテーブル264との中心ずれは、スピンドルモータ260の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ160がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
このように、クランパ本体104にスピンドルモータ260のマグネット261との距離やマグネット261の磁力に応じて凸部163pを設けた吸着板163を入れ、スピンドルモータ210に対してもスピンドルモータ260に対しても適正な吸着力と高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、クランパ本体104をスピンドルモータ210だけでなくスピンドルモータ260にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
このように吸着板が嵌入されたスピンドルモータに対しても、マグネットが嵌入されたスピンドルモータに対しても、また異なる高さおよび平面位置決め形状を有するスピンドルモータに対しても、少なくとも同じクランパ本体を用いて共用することができ、低コストなディスク装置を提供することができる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2におけるスピンドルモータを、あるクランパと組み合わせて用いた場合の概要を示す、部分側断面図である。
図8において図1と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。110はクランパ、200はスピンドルモータである。クランパ110は、樹脂成形等により作られるクランパ本体114と、クランパ本体114に嵌入されたマグネット111およびバックヨーク112により構成される。スピンドルモータ200は図示しないステータに対して回転可能に支持されるモータ軸205、モータ軸205に固定されるターンテーブル204、ターンテーブル204に嵌入される吸着板203等から構成される。
ディスク10がない状態で吸着した場合、図8(a)に示すようにクランパ110の中心と同心円状にクランパ本体114に設けられた円錐状の凹部114chの傾斜面が、ターンテーブル204のボス部204bに設けられたスピンドルモータ200の回転中心と同心円状の円錐台形状204chと当接し、クランパ110の高さ決めを行う。
円錐状の凹部114chは、クランパ本体114の外周側において軸方向下側に設けられており、軸方向下側に向かって広がる傾斜面を有している。
円錐台形状204chは、ボス部204bの軸方向上部に設けられており、軸方向下側に向かって広がる傾斜面を有している。
クランパ110の高さ決めを行う際には、円錐台形状204chの傾斜面と円錐状の凹部114chの傾斜面とが当接する。
これによりマグネット111と吸着板203の距離を適度に保ち、クランパ110とスピンドルモータ200の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ110とターンテーブル204のディスク保持ギャップの距離G21は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
またディスク10を挟んで吸着した場合、図8(b)に示すようにクランパ本体114に設けられた円錐状の凹部114chが、円錐台形状204chと嵌合し、クランパ110を中心位置決めする。
より詳しくは、中心決めされる際には、円錐台形状204chの傾斜面と円錐状の凹部114chの傾斜面とが対向して配置されることとなる。
これによりスピンドルモータ200が回転した時のクランパ110の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、円錐状の凹部114chと円錐台形状204chとのガタによるクランパ110とターンテーブル204との中心ずれは、スピンドルモータ200の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ110がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
図9は、図8におけるスピンドルモータ200を、別のクランパ170と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。図9において図8と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。図8と異なるのは、クランパ170のマグネット171の位置が高いので、十分な吸着力を得るため、ターンテーブル204には厚めの吸着板273を嵌入しスピンドルモータ270としている。
ディスク10が無い状態で吸着した場合、図9に示すようにクランパ本体174に設けられた高さ規制面174hが、ターンテーブル204に設けられた段差面204h7と当接し、クランパ170の高さ決めを行う。
高さ規制面174hは、クランパ本体174の回転中心と同心に設けられる径大凸部174c2と、径大凸部174c2の軸方向下側に同心状に連続して配置される、径大凸部174c2よりも小径の凸部174cとの外周面を連続させる環状の軸方向面である。
段差面204h7は、ターンテーブル204の回転中心に設けられた第1の孔部204c7の内周面と、第1の孔部204c7の軸方向上側に隣接し、第1の孔部204c7よりも経大の第2の孔部204c8の内周面とを連続する環状の軸方向面である。
この高さ規制面174hと段差面204h7とにより、マグネット171と吸着板273の距離を適度に保ち、クランパ170とスピンドルモータ270の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ170とターンテーブル204のディスク保持ギャップの距離G27は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
また図示しないがディスク10を挟んで吸着した場合、クランパ本体174にクランパ170の中心と同心円状に設けられた凸部174cが、ターンテーブル204の回転中心に設けられた第1の孔部204c7と嵌合し、クランパ170を中心位置決めする。
凸部174cは、環状の外周部を有する部材である。
第1の孔部204c7は、環状の内周面を有する部材であり、内周面の軸方向下部には、モータ軸205が挿着されている。
この凸部174cと第1の孔部204c7とにより、スピンドルモータ270が回転した時のクランパ170の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、凸部174cと第1の孔部204c7とのガタによるクランパ170とターンテーブル204との中心ずれは、スピンドルモータ270の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ170がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
このように、ターンテーブル204にクランパ170のマグネット171との距離に応じた厚さの吸着板273を入れ、クランパ110に対してもクランパ170に対しても適正な吸着力と高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、ターンテーブル204をクランパ110だけでなくクランパ170にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
図10は、図8におけるスピンドルモータ200を、別のクランパ180と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。図10において図8と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。図8と異なるのは、クランパ180のマグネット181の位置がさらに高いので、十分な吸着力を得るため、ターンテーブル204にはマグネット181に向かって折り曲げられた凸部283pが設けられた吸着板283を嵌入しスピンドルモータ280としている。
ディスク10が無い状態で吸着した場合、図10に示すようにクランパ本体184に設けられた高さ規制面184hが、ターンテーブル204のボス部204bの天面204h8と当接し、クランパ180の高さ決めを行う。
高さ規制面184hは、クランパ本体184の回転中心と同心に設けられる径大凸部184c2と、径大凸部184c2の軸方向下側に同心状に連続して配置される、径大凸部184c2よりも小径の凸部184cとの外周面を連続させる環状の軸方向面である。
天面204h8は、ボス部204bの軸方向上側の内周側に設けられた環状面である。天面204h8の内周縁は、第2の孔部204c8の内周面の上端と連続する。
この高さ規制面184hと天面204h8とにより、マグネット181と吸着板283の距離を適度に保ち、クランパ180とスピンドルモータ280の吸着力が大きくなり過ぎる事が避けられる。またこの時、クランパ180とターンテーブル204のディスク保持ギャップの距離G28は、使用する最も薄いディスク10の厚みT0よりも小さい値とするので、最薄ディスクでも保持できる。
また図示しないがディスク10を挟んで吸着した場合、クランパ本体184にクランパ180の中心と同心円状に設けられた凸部184cが、ターンテーブル204の回転中心に設けられた第2の孔部204c8と嵌合し、クランパ180を中心位置決めする。
凸部184cは、環状の外周面を有する部材である。
第2の孔部204c8は、ターンテーブル204の回転中心に設けられ、内周面においてモータ軸205が挿着される第1の孔部204c7の軸方向上側に隣接しており、第1の孔部204c7の内周面よりも径大の内周面を有している。
この凸部184cと第2の孔部204c8とにより、スピンドルモータ280が回転した時のクランパ180の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、凸部184cと第2の孔部204c8とのガタによるクランパ180とターンテーブル204との中心ずれは、スピンドルモータ280の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ180がクランパホルダ301と接触しない必要がある。
このように、ターンテーブル204にクランパ180のマグネット181との距離に応じて折り曲げられた凸部283pを設けた吸着板283を入れ、クランパ110に対してもクランパ180に対しても適正な吸着力と高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、ターンテーブル204をクランパ110だけでなくクランパ180にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
図11は、図8におけるスピンドルモータ200を、別のクランパ190と組み合わせて用いた場合の概要を示す部分側断面図である。このクランパ190はカートリッジ400にディスク10と共に内蔵され、カートリッジ400に固定されたクランパホルダ401により支持される。図11において図8と同じ構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。図8と異なるのは、クランパ190が絞り加工等により形を整えられた鉄板等の吸着板であることである。したがってこれに対応するため、ターンテーブル204には吸着板の代わりにマグネット291とバックヨーク292が嵌入されスピンドルモータ290としている。
クランパ190はカートリッジ400に必ず内蔵されるので、ディスク10が無い状態でクランパ190がスピンドルモータ290に吸着することはない。したがってディスク10のある状態で吸着した場合、クランパ190に中心と同心円状に設けられた円錐状の凹部190cが、円錐台形状204chと嵌合し、クランパ190を中心位置決めする。
円錐状の凹部190cは、軸方向下側に向かって広がる傾斜面を有している。
円錐台形状240chは、ボス部204bの軸方向上部に設けられており、軸方向下側に向かって広がる傾斜面を有している。
クランパ190の中心位置決めを行う際には、円錐台形状204chの傾斜面と円錐状の凹部190cの傾斜面とが対向して配置されることとなる。
これによりスピンドルモータ290が回転した時のクランパ190の重心ぶれによる振動を低減することができる。またこの時、円錐状の凹部190cと円錐台形状204chとのガタによるクランパ190とターンテーブル204との中心ずれは、スピンドルモータ290の回転により振動を引き起さないレベルであるだけでなく、クランパ190がクランパホルダ401と接触しない必要がある。
このように、ターンテーブル204に吸着板の代わりにマグネット291を入れ、クランパ110に対してもクランパ190に対しても適正な吸着力と高さ規制と中心位置決めができる構成とすることにより、ターンテーブル204をクランパ110だけでなくクランパ190にも共用ができるようにし、低コストなディスク装置を提供することができる。
(その他)
〈1〉
図1、図2、図5、図8、図11に示した円錐台形状は、クランパの中心位置決めだけでなく、ディスクが嵌りこむ際の誘い込み形状をも兼ねていてもよい。
〈2〉
図6、図7、図10、図11に示した吸着板の凸部は、コイニング、絞り加工、折り曲げによるとしたがバーリングやヘッダー等他の加工法でもよいし、また吸着板ではなくマグネットに同様の凸部を設けて吸着力を適正化してもよいことは言うまでもない。
〈3〉
図3、図4、図6、図7、図9、図10において、クランパの凸部がスピンドルモータの孔部に嵌入するとしたが、逆にスピンドルモータの凸部がクランパの孔部に嵌入するとしてもよいことも言うまでもない。
このような構成を有するクランパとスピンドルモータとを図12を用いて説明する。
図12は、クランパ450とスピンドルモータ500とが吸着した状態を示す部分側断面図である。上記実施形態において既に説明を加えた構成要素は、同一番号を付して説明を省略する。
クランパ450は、クランパ本体404と、クランパ本体404において回転中心と同心に配置される環状の突起部405と、クランパ本体404の外周側に設けられる環状の位置決め部406と、クランパ本体404、突起部405、位置決め部406により挟まれる環状の空間に観入されるマグネット101およびバックヨーク102とにより構成され、図示しないディスク装置に設けられたクランパホルダにより支持される。
環状の突起部405は、クランパ本体404から軸方向下側に延びる部材である。環状の突起部405は、内周側に環状の内周面から構成される孔部404c2と、軸方向下側に環状の軸方向面である高さ規制面404h2を有している。
位置決め部406は、内周側に軸方向下側を向く環状面である高さ規制面404h1を有する環状部408と、高さ規制面404h1の外周側から軸線方向下側に向かって広がりつつ延びる傾斜面404chを有する傾斜部409とから構成される。
スピンドルモータ500は、モータ軸515と、ターンテーブル514とにおいて特徴を有している。その他の部材は、図1に示したスピンドルモータ210と同様であるため説明を省略する。
モータ軸515は、ターンテーブル514の回転中心に設けられた孔部518において、上端部をターンテーブル514から軸方向上側に突出させた状態で挿着されている。ターンテーブル514には、回転中心と同心に、ほぼ円錐台形状のボス部514bが形成されている。さらに、ターンテーブルの内周側には、ボス部514bの上端面から軸方向上側に突出する環状突出部517が形成されている。さらに、環状突出部517は、軸方向上側に環状の天面514hを有している。
クランパ450とスピンドルモータ500とは、ディスクが無い状態で吸着し場合、高さ規制面404h2と天面514hとが軸方向に当接し、クランパ450の軸方向の高さ決めが行われる。さらに、モータ軸515の上端部が孔部404c2に嵌入され、モータ軸515の上端部外周面515cと孔部404c2とが当接し、クランパ450の半径方向の中心位置決めが行われる。
また、クランパ450は、スピンドルモータ500以外のスピンドルモータと組み合わせても、高さ決めおよび中心位置決めを行うことが可能である。例えば、他のスピンドルモータに対して傾斜面404chを用いて半径方向の中心位置決めを行うことが可能である。また、例えば、他のスピンドルモータに対して、高さ規制面404h1や、環状の突起部405の内周側におけるクランパ本体404の一部である高さ規制面404h3や、傾斜面404chを用いて軸方向の高さ決めを行うことが可能である。
(付記)
上記実施形態に記載の発明は、以下のように表現することも可能である。
〈付記1〉
ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータにディスク面方向に位置決めされ前記スピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパであり、前記クランパは前記スピンドルモータとは別のスピンドルモータに対して異なる位置決め手段によりディスク面方向の位置決めがなされうるスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記2〉
スピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、クランパは前記スピンドルモータの前記孔部と勘合してディスク面方向に位置決めされる凸部と、別のスピンドルモータの回転中心に設けられた円錐台形状に嵌合してディスク面方向に位置決めされる円錐状の凹部とを兼ね備えている付記1記載のスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記3〉
スピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、クランパは前記スピンドルモータの前記孔部と嵌合してディスク面方向に位置決めされる第1の凸部と、別のスピンドルモータの別の大きさの孔部に嵌合してディスク面方向に位置決めされる第2の凸部とを兼ね備えている付記1記載のスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記4〉
ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータにディスク面方向に位置決めされ前記スピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパであり、前記スピンドルモータは前記クランパとは別のクランパに対して異なる位置決め手段によりディスク面方向の位置決めをおこないうるスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記5〉
スピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、前記スピンドルモータはクランパの回転中心に設けられた凸部と嵌合してディスク面方向の位置決めがなされる孔部と、別のクランパに設けられた円錐状の凹部に嵌合してディスク面方向に位置決めされる円錐台形状とを兼ね備えている付記4記載のスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記6〉
スピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、前記スピンドルモータはクランパの回転中心に設けられた凸部と嵌合してディスク面方向の位置決めをおこなう第1の孔部と、別のクランパの別の大きさの凸部に嵌合してディスク面方向の位置決めをおこなう第2の孔部とを兼ね備えている付記4記載のスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記7〉
スピンドルモータのボスに設けた円錐台形状は、前記ボスがディスクの中心孔に嵌りこむ際のディスクの誘い込みをも兼ねている付記2または5記載のスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記8〉
ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパであり、前記クランパはディスク無しで前記スピンドルモータと吸着した時、規制手段によりディスク厚方向の位置決めがなされ、別のスピンドルモータと吸着した時は異なる規制手段によりディスク厚方向の位置決めがなされうるスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記9〉
ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパであり、前記スピンドルモータはディスク無しで前記クランパが吸着した時、規制手段により前記クランパに対しディスク厚方向の位置決めを行い、別のクランパと吸着した時は異なる規制手段により前記クランパをディスク厚方向に位置決めしうるスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記10〉
ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間で磁力によりディスクを挟持するクランパであり、前記クランパに内蔵する磁性体の一部に絞り加工またはコイニング加工またはバーリング加工または曲げ加工により凸部を設けることにより、前記スピンドルモータとは別のスピンドルモータに内蔵する磁性体に対しても適切な吸着力としたスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記11〉
ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間で磁力によりディスクを挟持するクランパであり、前記スピンドルモータに内蔵する磁性体の一部に絞り加工またはコイニング加工またはバーリング加工または曲げ加工により凸部を設けることにより、前記クランパとは別のクランパに内蔵する磁性体に対しても適切な吸着力としたスピンドルモータおよびクランパ。
〈付記1〜11の説明〉
前記従来の課題を解決するために、本発明のスピンドルモータおよびクランパは、クランパが別のスピンドルモータに対して異なる位置決め手段によりディスク面方向の位置決めがなされうる。
ある好ましい実施の形態においてスピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、クランパは前記スピンドルモータの前記孔部と勘合してディスク面方向に位置決めされる凸部と、別のスピンドルモータの回転中心に設けられた円錐台形状に嵌合してディスク面方向に位置決めされる円錐状の凹部とを兼ね備えている。
ある好ましい実施の形態においてスピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、クランパは前記スピンドルモータの前記孔部と嵌合してディスク面方向に位置決めされる第1の凸部と、別のスピンドルモータの別の大きさの孔部に嵌合してディスク面方向に位置決めされる第2の凸部とを兼ね備えている。
また本発明のスピンドルモータおよびクランパは、ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータにディスク面方向に位置決めされ前記スピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパであり、前記スピンドルモータは前記クランパとは別のクランパに対して異なる位置決め手段によりディスク面方向の位置決めをおこないうる。
ある好ましい実施の形態においてスピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、前記スピンドルモータはクランパの回転中心に設けられた凸部と嵌合してディスク面方向の位置決めがなされる孔部と、別のクランパに設けられた円錐状の凹部に嵌合してディスク面方向に位置決めされる円錐台形状とを兼ね備えている。
ある好ましい実施の形態においてスピンドルモータは回転中心に設けられた孔部を備え、前記スピンドルモータはクランパの回転中心に設けられた凸部と嵌合してディスク面方向の位置決めをおこなう第1の孔部と、別のクランパの別の大きさの凸部に嵌合してディスク面方向の位置決めをおこなう第2の孔部とを兼ね備えている。
ある好ましい実施の形態においてスピンドルモータのボスに設けた円錐台形状は、前記ボスがディスクの中心孔に嵌りこむ際のディスクの誘い込みをも兼ねている。
また本発明のスピンドルモータおよびクランパは、ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパであり、前記クランパはディスク無しで前記スピンドルモータと吸着した時、規制手段によりディスク厚方向の位置決めがなされ、別のスピンドルモータと吸着した時は異なる規制手段によりディスク厚方向の位置決めがなされうる。
また本発明のスピンドルモータおよびクランパは、ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパであり、前記スピンドルモータはディスク無しで前記クランパが吸着した時、規制手段により前記クランパに対しディスク厚方向の位置決めを行い、別のクランパと吸着した時は異なる規制手段により前記クランパをディスク厚方向に位置決めしうる。
また本発明のスピンドルモータおよびクランパは、ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間で磁力によりディスクを挟持するクランパであり、前記クランパに内蔵する磁性体の一部に絞り加工またはコイニング加工またはバーリング加工または曲げ加工により凸部を設けることにより、前記スピンドルモータとは別のスピンドルモータに内蔵する磁性体に対しても適切な吸着力とした。
また本発明のスピンドルモータおよびクランパは、ディスクを保持し回転するスピンドルモータと、前記スピンドルモータとの間で磁力によりディスクを挟持するクランパであり、前記スピンドルモータに内蔵する磁性体の一部に絞り加工またはコイニング加工またはバーリング加工または曲げ加工により凸部を設けることにより、前記クランパとは別のクランパに内蔵する磁性体に対しても適切な吸着力とした。
〈付記12〉
クランパは、クランパ本体部と複数の位置決め部とを備えている。クランパ本体部は、ディスクを保持し回転するスピンドルモータとの間でディスクを挟持する。複数の位置決め部は、クランパ本体部に形成され、複数のスピンドルモータのそれぞれとクランパ本体部との半径方向相対位置を決める。
このクランパにより、複数のスピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。さらに、本発明のクランパは、複数のスピンドルモータに対して相対的に中心位置決めを行うことが可能となる。
〈付記13〉
付記12のクランパにおいては、複数の位置決め部は、凸部と環状の傾斜凹部とから構成される。凸部は、第1スピンドルモータの回転中心に設けられた孔部と嵌合してクランパ本体部の半径方向位置を位置決めする。環状の傾斜凹部は、第2スピンドルモータの回転中心に設けられた環状の傾斜凸部に嵌合してクランパ本体部の半径方向位置を位置決めする。
孔部は、例えば、スピンドルモータのターンテーブルの回転中心などに設けられている。環状の傾斜凸部は、例えば、スピンドルモータのターンテーブルのボス部などに設けられている。
このクランパにより、孔部を備える第1スピンドルモータおよび環状の傾斜凸部を備える第2スピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。
〈付記14〉
付記12のクランパにおいては、複数の位置決め部は、第1の凸部と第2の凸部とから構成される。第1の凸部は、第1スピンドルモータの回転中心に設けられた第1孔部と嵌合してクランパ本体部の半径方向位置を位置決めする。第2の凸部は、第1の凸部より大径の凸部であって、第2スピンドルモータの回転中心に設けられた第2孔部と嵌合してクランパ本体部の半径方向位置を位置決めする。
第1孔部および第2孔部は、例えば、第1あるいは第2スピンドルモータのターンテーブルの回転中心などに設けられている。
このクランパにより、第1孔部を備える第1スピンドルモータおよび第2孔部を備える第2スピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。
〈付記15〉
付記12のクランパにおいては、複数の位置決め部は、孔部と環状の傾斜凹部とから構成される。孔部は、第1スピンドルモータの回転中心に設けられた円柱状の凸部と嵌合してクランパ本体部の半径方向位置を位置決めする。環状の傾斜凹部は、第2スピンドルモータの回転中心に設けられた環状の傾斜凸部に嵌合してクランパ本体部の半径方向位置を位置決めする。
円柱状の凸部は、例えば、第1スピンドルモータのターンテーブルの回転中心などに設けられている。環状の傾斜凸部は、例えば、第2スピンドルモータのターンテーブルのボス部などに設けられている。
このクランパにより、円柱状の凸部を備える第1スピンドルモータおよび環状の傾斜凸部を備える第2スピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。
〈付記16〉
スピンドルモータは、ディスク保持部と、モータ本体部とを備えている。ディスク保持部は、本体部と複数の位置決め部とを有している。本体部は、クランパとの間でディスクを保持する。複数の位置決め部は、本体部に形成され、本体部と複数のクランパのそれぞれとの半径方向相対位置を決める。モータ本体部は、ディスク保持部に固定され、ディスク保持部およびディスクを回転駆動させる。
ディスク保持部は、例えば、スピンドルモータのターンテーブルなどにより構成される。
このスピンドルモータにより、複数のクランパに組み合わせて用いることができるスピンドルモータを提供することが可能となる。さらに、本発明のスピンドルモータにより、複数のクランパに対して相対的に中心位置決めを行うことが可能となる。
〈付記17〉
付記16のスピンドルモータにおいては、複数の位置決め部は、孔部と環状の傾斜凸部とから構成される。孔部は、回転中心に設けられた孔部であって、第1クランパの回転中心に設けられた凸部と嵌合して第1クランパの半径方向位置を位置決めする。環状の傾斜凸部は、第2クランパに設けられた環状の傾斜凹部に嵌合して第2クランパの半径方向位置を位置決めする。
孔部は、例えば、スピンドルモータのターンテーブルの回転中心などに設けられている。環状の傾斜凸部は、例えば、スピンドルモータのターンテーブルのボス部などに設けられている。
このスピンドルモータにより、凸部を備える第1クランパおよび環状の傾斜凹部を備える第2クランパに組み合わせて用いることができるスピンドルモータを提供することが可能となる。
〈付記18〉
付記16のスピンドルモータにおいては、複数の位置決め部は、第1の孔部と第2の孔部とから構成される。第1の孔部は、回転中心に設けられた孔部であって、第1クランパの回転中心に設けられた第1凸部と嵌合して第1クランパの半径方向位置を位置決めする。第2の孔部は、第1の孔部より大径の孔部であって、第2クランパの回転中心に設けられた第2凸部に嵌合して第2クランパの半径方向位置を位置決めする。
第1の孔部と第2の孔部とは、例えば、スピンドルモータのターンテーブルの回転中心などに設けられている。
このスピンドルモータにより、第1凸部を備える第1クランパおよび第2凸部を備える第2クランパに組み合わせて用いることができるスピンドルモータを提供することが可能となる。
〈付記19〉
付記13、15および17のいずれかのクランパまたはスピンドルモータにおいては、環状の傾斜凸部は、ディスクがスピンドルモータに載置される際にディスクの中心孔に嵌り込む。
環状の傾斜凸部は、例えば、スピンドルモータのターンテーブルのボス部に設けられており、ディスクを配置する際にディスクの誘い込みを行う。
本発明により、環状の傾斜凸部は、ディスクの誘い込みを行い、ディスクの配置を容易にさせる。
〈付記20〉
クランパは、クランパ本体部と複数の位置決め部とを備えている。クランパ本体部は、ディスクを保持し回転するスピンドルモータとの間でディスクを挟持する。複数の位置決め部は、クランパ本体部に形成され、複数のスピンドルモータのそれぞれとクランパ本体部とがディスクを挟持しない吸着状態にある場合の軸方向相対位置を決める。
このクランパにより、複数のスピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。また、ディスクを挟持しない吸着状態におけるクランパとスピンドルモータとの軸方向相対位置を適切に維持することが可能となる。
〈付記21〉
付記20のクランパにおいては、複数の位置決め部は、第1規制部と第2規制部とから構成されている。第1規制部は、回転中心に設けられた環状の軸方向面を有する。第2規制部は、第1規制部と同心に配置された円錐台状の凹部である。
このクランパにより、例えば、ターンテーブルの回転中心において、第1規制部の環状の軸方向面と対向する規制部を備えるスピンドルモータおよび第2規制部と対向する円錐台状の凸部を備えるスピンドルモータに組み合わせて用いることができるクランパを提供することが可能となる。
〈付記22〉
スピンドルモータは、ディスク保持部とモータ本体部とを備えている。ディスク保持部は、本体部と複数の位置決め部とを有している。本体部は、クランパとの間でディスクを保持する。複数の位置決め部は、本体部に形成され、本体部と複数のクランパのそれぞれとがディスクを挟持しない吸着状態にある場合の軸方向相対位置を決める。モータ本体部は、ディスク保持部に固定され、ディスク保持部およびディスクを回転駆動させる。
このスピンドルモータにより、複数のクランパに組み合わせて用いることができるスピンドルモータを提供することが可能となる。また、ディスクを挟持しない吸着状態におけるクランパとスピンドルモータとの軸方向相対位置を適切に維持することが可能となる。
〈付記23〉
付記22のスピンドルモータにおいては、複数の位置決め部は、第1規制部と第2規制部とから構成されている。第1規制部は、回転中心に設けられた環状の軸方向面を有する。第2規制部は、第1規制部と同心に配置された円錐台状の凸部である。
このスピンドルモータにより、例えば、回転中心において、第1規制部の環状の軸方向面と対向する規制部を備えるクランパおよび第2規制部と対向する円錐台状の凹部を備えるクランパに組み合わせて用いることができるスピンドルモータを提供することが可能となる。
本発明にかかるクランパは複数種のスピンドルモータに対しても利用でき、またスピンドルモータは複数種のクランパに対しても利用でき、DVDやCDといったディスク装置を低コストで製造することができ有用である。またディスク装置の製造工程における検査装置等の用途にも応用できる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるスピンドルモータおよびクランパの概要を示す側断面図である。
図2は、図1のスピンドルモータおよびクランパの吸着した状態を示す部分側断面図である。
図3は、図2におけるクランパを別のスピンドルモータと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図4は、図2におけるクランパを別のスピンドルモータと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図5は、図2におけるクランパを別のスピンドルモータと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図6は、図5におけるクランパを別のスピンドルモータと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図7は、図5におけるクランパを別のスピンドルモータと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図8は、本発明の実施の形態2におけるスピンドルモータおよびクランパの概要を示す部分側断面図である。
図9は、図8におけるスピンドルモータを別のクランパと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図10は、図8におけるスピンドルモータを別のクランパと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図11は、図8におけるスピンドルモータを別のクランパと組み合わせて用いた場合を示す部分側断面図である。
図12は、変形例としてのスピンドルモータ及びクランパの吸着した状態を示す部分側断面図である。

Claims (4)

  1. ディスクを保持し回転するスピンドルモータとの間でディスクを挟持するクランパ本体部と、
    前記クランパ本体部に形成され、複数種類のスピンドルモータのそれぞれと前記クランパ本体部との半径方向相対位置を決める複数の半径位置決め部と、
    を備え
    前記複数の半径位置決め部は、
    前記複数種類のスピンドルモータの一つである第1スピンドルモータに設けられ前記第1スピンドルモータの回転軸と同心である第1孔部と嵌合して、前記半径方向相対位置を決める第1の凸部と、
    前記第1の凸部より大径の凸部であり、前記複数種類のスピンドルモータの一つであり前記第1スピンドルモータとは異なる種類の第2スピンドルモータに設けられ前記第2スピンドルモータの回転軸と同心である第2孔部と嵌合して、前記半径方向相対位置を決める第2の凸部と、
    を含む、
    クランパ。
  2. 前記複数の半径位置決め部は、更に、
    前記第1スピンドルモータおよび前記第2スピンドルモータとは異なる種類の第3スピンドルモータに設けられ前記第3スピンドルモータの回転軸と同心である環状の傾斜凸部に嵌合して、前記半径方向相対位置決める位置決め部を含む
    請求項1に記載のクランパ。
  3. 前記クランパ本体部に形成され、前記複数種類のスピンドルモータのそれぞれと前記クランパ本体部との軸方向相対位置を決める複数の軸方向位置決め部、
    を備え、
    前記複数の軸方向位置決め部は、
    前記複数種類のスピンドルモータの回転軸と同心である環状の軸方向面を有し、前記環状の軸方向面により、前記複数種類のスピンドルモータのうち一のスピンドルモータに対する前記軸方向相対位置を決める第1規制部と、
    前記第1規制部と同心である円錐台状の凹部を有し、前記円錐台状の凹部により、前記複数種類のスピンドルモータのうち前記一のスピンドルモータとは異なる種類の他のスピンドルモータに対する前記軸方向相対位置を決める第2規制部と、
    を含む、
    請求項1又は2に記載のクランパ。
  4. 前記第2規制部は更に、前記他のスピンドルモータに対する前記半径方向相対位置を決める、
    請求項3に記載のクランパ。
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