JP2004178689A - ディスク駆動装置 - Google Patents

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憲一 古河
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Abstract

【課題】部品数や組立工数を削減してコスト低減を図りながら回転軸の振動等の発生を抑制して高特性の記録再生が行われるようにする。
【解決手段】スピンドルモータ9と、その回転軸11に固定されるとともに装着されたディスク2を回転させるターンテーブル13と、このターンテーブル13と共同してディスク2の中心部を挟持しながら回転するディスククランパ32とを備える。ディスククランパ23に、スピンドルモータ9の回転に伴って相対する筐体6の内面との間で空気流を生成する複数のフィン片44を一体に立設し、この空気流によって生じる風圧によりターンテーブル13を介して回転軸11に対して軸方向の荷重を負荷してディスク2が安定した状態で回転駆動されるようにする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報信号等の記録再生を行うディスク記録再生装置に付設されて装填された光ディスクや光磁気ディスク等の円盤状記録媒体であるディスクを保持して回転駆動するディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクには、もっぱら再生専用に用いられるコンパクトディスク(CD)やミニディスク(CD)或いは多目的デジタルディスク(DVD)や記録再生が可能な相変化型ディスク等のように、様々な外径や記録構造等を有するディスクが提供されており、ディスク記録再生装置に装填されて記録された情報信号等の再生或いは情報信号等の記録が行われる。ディスク記録再生装置は、一般に装填されたディスクを記録再生部へとローディングするローディング機構、記録再生部においてディスクを載置保持して回転させるターンテーブルを有するターンテーブル機構、ターンテーブルを回転駆動するスピンドルモータを有するディスク駆動機構或いは回転駆動されるディスクの主面を走査して記録された情報信号等を再生する光ピックアップや情報信号等を記録する記録再生機構等を備えている。
【0003】
ディスク駆動機構は、一般にスピンドルモータが、制御基板に多数個のコイルを同一円周上に位置して配列するとともに、これらコイル群の中心に位置して制御基板に軸受筒部材が組み付けられ、この軸受筒部材に回転軸が回転自在に軸装されてなる。スピンドルモータは、回転軸上にコイル群の外周部に延在される多数個のステータが形成された略カップ状のロータが固定されるとともに、回転軸の先端部にターンテーブルの中心部を固定する(例えば特許文献1参照)。
【0004】
一方、ディスク駆動機構においては、CDのようにディスクが単体で装填される場合に、ターンテーブルの中心部に形成した嵌合凸部をディスクの中心孔に嵌合してこのディスクを位置決め保持する。ディスク駆動機構においては、ターンテーブルの上方位置に嵌合凸部と対向してディスククランパを設け、このディスククランパと嵌合凸部とによってディスクを挟持するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−243657号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ディスク駆動機構においては、ディスクを高速で回転駆動した場合にスピンドルモータの回転軸に軸方向の振動が生じることによってターンテーブルが振動し、光ピックアップのフォーカス調整が精密に行い得なくなるといった問題が発生することがある。したがって、ディスク駆動機構においては、例えばロータとステータとの高さ位置をずらしたスピンドルモータを用いて、ロータマグネットの吸引力によってロータ、すなわち回転軸に対して軸方向の荷重を負荷させるようにしている。しかしながら、かかるディスク駆動機構においても、ディスクを高速で回転駆動した場合の振動発生を抑制するに足る充分な荷重を得ることが困難であった。
【0007】
ディスク駆動機構においては、上述した問題点を解決するために、種々の対応が図られており、例えばロータに軸方向の荷重を発生させる専用のマグネットが設けられる。また、ディスク駆動機構においては、ターンテーブルの上方位置、例えばケース本体に組み合わされて筐体を構成するカバー部材側に嵌合凸部と対向してディスクを挟持するディスククランパを配置するとともに、このディスククランパを磁気的手段や弾性手段によってターンテーブル側に押圧する対応が図られる。ディスク駆動機構においては、このようにマグネットや弾性部材を設けてスピンドルモータの回転軸に対して軸方向の荷重を付加することにより、ディスクを高速で駆動した場合でも振動等の発生を抑制する対応が図られる。
【0008】
したがって、従来のディスク駆動機構においては、マグネットや弾性部材を必要とするとともにこれら部材を組み立てるための工数も必要となり、コストが高くなるといった問題があった。また、従来のディスク駆動機構においては、上述したマグネットや弾性部材を取り付けるためのスペースを確保する必要があるために、大型化するといった問題があった。さらに、従来のディスク駆動機構においては、例えば弾性部材が強固に取り付けられてディスククランパに弾性力を作用させるために、充分な機械的強度を以って形成された取付部材が設けられて全体が大型化するといった問題があった。
【0009】
したがって、本発明は、部品数や組立工数を削減してコスト低減を図りながら振動等の発生を抑制して高特性の記録再生が行われるようにするディスク駆動装置を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成する本発明にかかるディスク駆動装置は、スピンドルモータと、その回転軸に固定されるとともに装着されたディスクを回転させるターンテーブルと、このターンテーブルと共同してディスクの中心部を挟持しながら回転するディスククランパとを備える。ディスク駆動装置においては、ディスククランパの筐体内面との相対する主面に複数のフィン片が一体に立設される。
【0011】
以上のように構成された本発明にかかるディスク駆動装置によれば、スピンドルモータの回転に伴ってディスククランパも一体的に回転することにより、このディスククランパに形成された複数のフィン片によって相対する筐体内面との間に空気流が発生する。ディスク駆動装置によれば、空気流による風圧によってディスククランパが軸方向に押圧され、ターンテーブルを介して回転軸に対して軸方向の荷重を負荷する。ディスク駆動装置によれば、例えばディスクを高速で回転駆動する場合にも、軸方向の荷重が回転軸に負荷されていることによってこの回転軸の軸方向の振動が抑制されてディスクが安定した状態で回転駆動されるようになり、高記録再生特性が図られるとともに振動音等の発生も低減される。ディスク駆動装置によれば、ディスククランパに複数のフィン片を一体に形成したことにより、部品点数や組立工数が増加することは無く、コストの低減が図られるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として図面に示した記録再生装置1について詳細に説明する。記録再生装置1は、カートリッジ内に収納されずに単体で直接取り扱われるCDやCD−Rのようなディスク2が用いられる。記録再生装置1は、詳細を後述するようにディスク2に形成した中心孔3を保持して回転駆動することにより、情報信号等の記録再生を行う。
【0013】
記録再生装置1は、図1に示すように前面部と天井部とが開放されて略薄箱状に形成されたケース本体5と、このケース本体5の天井部を閉塞して組み付けられたカバー部材6とによって筐体4が構成される。記録再生装置1は、詳細を省略するが筐体4の前面部にディスクトレィ7が出入り自在に設けられており、同図に示すようにこのディスクトレィ7にディスク2が装填される。記録再生装置1は、ディスクトレィ7が筐体4の内部へと引き込まれることにより、ディスク2を詳細を省略する記録再生部へとローディングする。
【0014】
記録再生装置1は、ケース本体5に制御基板8が設けられており、この制御基板8に詳細を省略するがスピンドルモータ9や光ピックアップ10或いは図示しない磁気ヘッド等が搭載される。制御基板8には、詳細を省略するがマイクロプロセッサ、メモリ、モータドライバ等の各種ICや各種電子部品が搭載される。記録再生装置1は、制御基板8やスピンドルモータ9を含む各種機構ブロックが図示しないシャーシに組み付けられ、このシャーシを防振機構を介して筐体4に回動自在に支持してなる。
【0015】
記録再生装置1は、図2に示すように、スピンドルモータ9と、その回転軸11の先端部に固定したディスク支持部材12と、このディスク支持部材12に取り付けられたターンテーブル13と、マグネット14等の部材によってディスク駆動機構15を構成している。ディスク駆動機構15は、後述するように記録再生部へとローディングされたディスク2を位置決め保持するが、詳細を省略する回動機構によって上方へと押し上げられる。
【0016】
スピンドルモータ9は、詳細を省略するが制御基板8に多数個のコイルが同一円周上に位置して配列されるとともに、これらコイル群の外周部に多数個のマグネットが設けられたロータが回転自在に組み合わされてなる。スピンドルモータ9は、コイル群の中心に位置して制御基板8に軸受筒部材が組み付けられ、この軸受筒部材にロータが一体化された回転軸11が回転自在に軸装されてなる。スピンドルモータ9は、回転軸11が、軸受筒部材に対して抜止めされるとともに円滑な回転動作が行われるように軸方向に多少の遊びを有して軸装されている。
【0017】
ディスク支持部材12は、図2に示すように、一体に形成された筒軸部16とディスク嵌合部17とターンテーブル取付部18とからなる。ディスク支持部材12は、筒軸部16の軸孔19内に回転軸11の先端部が圧入固定されることによって回転軸11と一体化される。ディスク支持部材12は、筒軸部16の周回りに一体に形成されたディスク嵌合部17が、ディスク2の中心孔3の内径よりもやや小径とされた先端部位から基端側に向かって次第に大径とされてなる。
【0018】
ディスク嵌合部17には、軸孔19が開口する先端面に環状のマグネット取付溝20が形成されるとともに、このマグネット取付溝20内にリング状のマグネット14が先端面と同一面を構成するようにして接合されて取り付けるている。なお、マグネット取付溝20については、軸孔19を中心として同一円周上に形成された複数個の円弧状の凹溝であってもよく、それぞれに円弧状のマグネット14が取り付けられる。ディスク嵌合部17には、基端部の内部に肉盗み部21が適宜形成されており、これら肉盗み部21によって基端部に縮径習性が付与されている。
【0019】
ディスク支持部材12は、ディスク2が記録再生部にローディングされると、その中心孔3にディスク嵌合部17が先端から嵌合する。ディスク支持部材12は、ディスク嵌合部17がなおも中心孔3に進入するにしたがって基端部が縮径しながら中心孔3の内壁に圧接することでディスク2を位置決めした状態で保持する。
【0020】
ターンテーブル取付部18は、ディスク嵌合部17の下端部の外周部に円盤状を呈して一体に突出して形成されている。ターンテーブル取付部18は、例えばディスク2の中心孔3を囲んで形成された内周側の情報信号等の非記録領域を保持するに足る外径を有しており、図2に示すようにディスク嵌合部17の下端部と共同してターンテーブル13の内周部位を保持する。
【0021】
ターンテーブル13は、ディスク2を振れを生じさせないようにしてその主面を保持するに足る外径を有している。ターンテーブル13には、ディスク2の情報信号等の記録領域を全域に亘って光ピックアップ10に臨ませる半径方向のスリットからなる記録再生開口部22が形成されている。なお、ターンテーブル13は、ディスク2の全面を保持するに足る外径を以って形成するようにしてもよい。
【0022】
なお、ディスク駆動機構15については、上述した構成に限定されるものでは無く、従来の記録再生装置に採用されている種々のディスク駆動機構によって構成するようにしてもよい。ディスク駆動機構15は、例えばディスク支持部材12とターンテーブル13とが一体化されてターンテーブルを構成するようにしてもよい。
【0023】
記録再生装置1は、カバー部材6に上述したディスク駆動機構15と対向する部位に、このディスク駆動機構15を外方へと臨ませる円形の開口部23が形成されるとともに、この開口部23に詳細を後述するディスク保持機構24が組み付けられる。カバー部材6には、開口部23を閉塞するようにして詳細を後述するカバープレート25が接合され、さらにこのカバープレート25を被覆して例えば仕様等が記載されたシール26が貼着される。なお、カバー部材6には、記録再生部に装填されたディスク2に対応して円形の凸部27が膨出形成されている。
【0024】
カバー部材6には、開口部23を囲んで、表面にシール26を嵌合する第1の環状凹部28が形成されている。第1の環状凹部28は、シール26の厚みとほぼ等しい深さとされ、シール26がカバー部材6と同一面を構成して貼着されるようにする。カバー部材6には、開口部23の内周部位を内面側に断面クランク状に押し出することによって、カバープレート25が嵌合されるやや大径の第2の環状凹部29と、やや小径の第3の環状凹部30とが形成されている。カバー部材6には、第2の環状凹部29にカバープレート25が組み付けられ、第3の環状凹部30にディスク保持機構24を構成するクランピング部材31が組み付けられる。
【0025】
ディスク保持機構24は、上述したターンテーブル13とディスク駆動機構15のディスク支持部材12と共同してディスク2を保持して安定した状態で回転駆動されるようにする。ディスク保持機構24は、図2及び図3に示すように、クランピング部材31と、ディスククランパ32と、金属ワッシャ部材33等の部材によって構成される。
【0026】
クランピング部材31は、第3の環状凹部30よりもやや小径とされた全体略円盤状の部材であり、カバー部材6の外側から第3の環状凹部30に組み付けられる。クランピング部材31には、内面側の中心に位置して軸状凸部からなる係止凸部34が一体に形成されている。クランピング部材31には、底面を貫通して複数個の嵌合孔36が形成されている。係止凸部34は、上述したディスク支持部材12の筒軸部16に形成された軸孔19の内径とほぼ等しい外径を有している。
【0027】
以上のように構成されたクランピング部材31は、第3の環状凹部30内に装着されることによってカバー部材6に回転自在に組み付けられる。クランピング部材31は、この状態において係止凸部34が開口部23を貫通して上述したディスク支持部材12の筒軸部16に形成した軸孔19内に嵌合されて回転軸11の先端に突き当てられる。クランピング部材31には、カバー部材6を挟んでディスククランパ32が組み合わされる。
【0028】
ディスククランパ32は、ディスク2の内周側の情報信号非記録領域とほぼ等しい外径を有するとともに第3の環状凹部30を構成するカバー部材6に形成した環状壁の外径よりもやや大きな内径を有する円形の浅皿状を呈して形成されている。ディスククランパ32は、底面がディスク2の上面を押圧して保持する保持面37を構成する。ディスククランパ32には、中心部に位置してクランピング部材31の係止凸部34をディスク支持部材12側へと突出させる円形のガイド孔38が形成されている。ディスククランパ32には、ガイド孔38を囲んで内面に環状壁が形成され、この環状壁に囲まれた内部空間がワッシャ嵌合凹部39として構成される。ディスククランパ32には、内面に、上述したクランピング部材31の嵌合孔36に対応して複数個の結合用ダボ40が一体に形成されている。
【0029】
ディスククランパ32には、ワッシャ嵌合凹部39内に金属ワッシャ部材33が装着される。金属ワッシャ部材33には、中央部にクランピング部材31の係止凸部34を貫通させるガイド孔41が形成されている。金属ワッシャ部材33は、ディスククランパ32を介してディスク支持部材12に設けたマグネット14と対向され、このマグネット14の磁気力によってディスククランパ32とディスク支持部材12とをマグネットクランプする。
【0030】
ディスククランパ32には、後述するようにカバー部材6に組み付けられた状態においてその内面と対向する上面42に複数個のフィン片44が一体に立設されている。各フィン片44は、それぞれ上面42と外周壁43の内面とに跨るようにして連設された半径方向の立壁部からなり、薄厚としても傾倒するようなことは無い。また、各フィン片44は、図4に示すようにそれぞれ回転方向に対して所定の傾斜角度θが付されて形成されており、後述するように効率的な空気流を生成するようにする。
【0031】
ディスククランパ32は、後述するように記録操作或いは再生操作が行われるとターンテーブル13と共同してディスク2を挟持しながら回転する。ディスククランパ32は、回転動作に伴って各フィン片44によってカバー部材6の内面との間において空気流を発生させる。ディスククランパ32は、この空気流による風圧によって軸方向の押圧力が作用される。ディスククランパ32は、この押圧力によってターンテーブルを介して回転軸11に対して軸方向の荷重を負荷する。ディスククランパ32は、ディスク2が高速で回転駆動されることによってより大きな空気流を生成することで、回転軸11に対して軸方向の荷重を次第に大きく作用させる。
【0032】
ディスク保持機構24は、ワッシャ嵌合凹部39内に金属ワッシャ部材33を装着した状態でディスククランパ32が、カバー部材6の内側から第3の環状凹部30を構成する環状壁を被冠するようにして組み付けられる。ディスク保持機構24は、カバー部材6の外側から第3の環状凹部30内にディスククランパ32が装着され、このディスククランパ32の相対する各嵌合孔36に対してディスククランパ32側の各結合用ダボ40がそれぞれ嵌合される。
【0033】
ディスク保持機構24は、例えば結合用ダボ40に超音波溶着を施すことによって、クランピング部材31とディスククランパ32とが開口部23の内周壁を挟んで一体化されてカバー部材6に組み合わされる。ディスク保持機構24は、クランピング部材31が外周部を第3の環状凹部30の内周面によって規制されるとともにディスククランパ32が内周部を環状壁の外周面によって規制された状態でカバー部材6に回転自在に組み合わされる。カバープレート25は、第2の環状凹部29内に、例えば両面接着テープ等が用いられて外周部を底面に貼着される。
【0034】
以上のように構成された記録再生装置1においては、ディスクトレィ7に装着されたディスク2をローディング操作によって記録再生部へと移送して、その中心孔3をディスク駆動機構15によって位置決め保持する。記録再生装置1においては、記録再生部へと移送されたディスク2がターンテーブル13上に載置されるとともに、ディスク支持部材12のディスク嵌合部17が中心孔3に嵌合してこのディスク2を位置決め保持する。記録再生装置1においては、ディスク駆動機構15の押上げ動作によってディスク2が、ディスク支持部材12とディスククランパ32との間で挟持する。
【0035】
記録再生装置1においては、マグネット14と金属ワッシャ部材33との間に作用される磁気力によりディスク支持部材12とディスククランパ32とによるディスク2の挟持状態を保持されるようにする。記録再生装置1においては、記録操作或いは再生操作が行われるとスピンドルモータ9が駆動されて回転軸11が回転する。記録再生装置1においては、ディスク支持部材12を介してターンテーブル13が回転軸11と一体的に回転するとともにディスククランパ32もディスク2を保持しながら回転することによって、ディスク2を回転駆動する。記録再生装置1においては、回転するディスク2に対して光ピックアップ10や磁気ヘッドによる情報信号の記録再生が行われる。
【0036】
記録再生装置1においては、ディスク2を高速で回転駆動した場合に、スピンドルモータ9の回転軸11に軸方向の振動を生じさせる。記録再生装置1においては、上述したように回転軸11が先端部をディスク支持部材12の筒軸部16に嵌合されるとともにこの筒軸部16内において先端部がクランピング部材31に形成した係止凸部34に突き当てられている。記録再生装置1においては、ディスククランパ32の回転に伴って各フィン片44によりカバー部材6の内面との間において空気流を発生させ、この空気流による風圧によってディスククランパ32に軸方向の押圧力が生成されるようにする。
【0037】
記録再生装置1においては、ディスク2がディスク支持部材12とディスククランパ32とによって挟持されかつこの挟持状態がマグネット14と金属ワッシャ部材33との間に作用される磁気力によって保持され安定した状態で回転駆動される。記録再生装置1においては、ディスククランパ32に作用される空気流による押圧力が、クランピング部材31とターンテーブル13とを介して回転軸11に対して作用されてこの回転軸11に対して軸方向の荷重を負荷する。したがって、記録再生装置1においては、ディスク2が高速で回転駆動される場合であっても、軸方向の振動発生が確実に抑制されるようになる。したがって、記録再生装置1によれば、ディスク2に対して高精度の記録再生が行われるようになるとともに振動音等の発生も低減される。
【0038】
なお、記録再生装置1においては、ディスク2を挟持するディスク支持部材12とディスククランパ32とに磁気力を発生させるマグネット14と金属ワッシャ部材33とを設けるようにしたが、比較的軽トルクでディスク2が回転駆動される場合にはかかる磁気的保持機構を特に設ける必要は無いことは勿論である。また、記録再生装置1は、ディスク支持部材12のマグネット14に代えて、スピンドルモータ9からの漏洩磁束を金属ワッシャ部材33に作用させるようにしてもよい。
【0039】
実施の形態は、横置き仕様の記録再生装置1を示したが、ディスクトレィ7にディスク2を保持する機構を設けていわゆる縦置き仕様の記録再生装置であってもよいことは勿論である。実施の形態は、光ピックアップ10と磁気ヘッドとを備えて情報信号等の記録再生を行う記録再生装置1を示したが、光ピックアップ10のみを備えて再生専用のディスク(例えばCD)を用いる再生装置であってもよいことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかるディスク駆動装置によれば、ディスククランパに複数のフィン片を形成して相対する筐体内面との間に空気流を生成させてこの空気流による風圧によってディスククランパからターンテーブルを介して回転軸に対して軸方向の荷重を負荷するように構成してなる。ディスク駆動装置によれば、ディスクを高速で回転駆動した場合でも軸方向の荷重が負荷された回転軸が軸方向の振動を抑制されて安定した状態で回転することにより、ディスクを安定した状態で回転駆動して高記録再生特性が図られるようにするとともに振動音等の発生も低減される。ディスク駆動装置によれば、ディスククランパに複数のフィン片を一体に形成したことにより、部品点数や組立工数が増加することは無く、コストの低減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示したディスク記録再生装置の概略構成を説明する要部分解斜視図である。
【図2】ディスク駆動機構とディスク保持機構の構成を説明する要部縦断面図である。
【図3】ディスク駆動機構とディスク保持機構の構成を説明する要部分解縦断面図である。
【図4】ディスククランパの半断面斜視図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置
2 ディスク
4 筐体
5 ケース本体
6 カバー部材
9 スピンドルモータ
10 光ピックアップ
11 回転軸
12 ディスク支持部材
13 ターンテーブル
14 マグネット
15 ディスク駆動機構
16 筒軸部
17 ディスク嵌合部
19 軸孔
23 開口部
24 ディスク保持機構
25 カバープレート
31 クランピング部材
32 ディスククランパ
33 金属ワッシャ部材
34 係止凸部
42 上面
43 外周壁
44 フィン片

Claims (3)

  1. スピンドルモータと、その回転軸に固定されるとともに装着されたディスクを回転させるターンテーブルと、このターンテーブルと共同して前記ディスクの中心部を挟持しながら回転するディスククランパとを備えるディスク駆動装置において、
    前記ディスククランパには、前記スピンドルモータの回転に伴って相対する筐体内面との間で空気流を生成する複数のフィン片が一体に立設され、
    前記空気流によって生じる風圧により前記ターンテーブルを介して前記回転軸に対して軸方向の荷重を負荷するように構成したことを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記ディスククランパが外周縁に沿って全周に亘って外周壁が立設された略浅皿状に形成されるとともに前記各フィン片が前記外周壁と底面とに跨って一体に立設された半径方向の立壁部によって構成されることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 前記各フィン片を構成する前記各立壁部が、回転方向に対して傾斜を付されて形成されることを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載のディスク駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7478412B2 (en) * 2004-03-18 2009-01-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Clamper and disk drive with the same

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