JP2009170042A - クランプ装置、およびディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な機構で静音な動作を実現することができるクランプ装置、およびディスク装置の提供
【解決手段】回転駆動手段23とクランパ25とにより、クランプ装置80を構成する。回転駆動手段23は、ターンテーブル24とモータ26を備える。ターンテーブル24は略円盤状で、嵌挿部241と載置部242とを有する。嵌挿部241は、その先端部に磁石27を埋設する。略円盤状のクランパ25は、合成樹脂製の本体部28と、磁石27との間で磁力を発生させる金属板などの磁性体29とを備える。本体部28は、磁性体29を一体に保持する。本体部28の載置面286Aを、磁石27および磁性体29の面方向に平行に形成する。傾斜面286Bを、磁石27、磁性体29および載置面286Aに対して傾斜する状態に形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ディスク状の記録媒体を保持するクランプ装置、およびディスク装置に関する。
従来、例えばDVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disc)等のディスクを再生あるいは記録するディスク装置が広く利用されている。このようなディスク装置には、通常、ディスクを保持するためのクランプ装置を備えている。具体的には、図1(A)に示すように、ディスク1を載置するターンテーブル2と、ディスク1のターンテーブル2とは反対側に、ターンテーブル2と対向する状態で配置されたクランパ3とを備えている。そして、ターンテーブル2とクランパ3との間にディスク1を挟持し、ターンテーブル2に併設されたモータ4の駆動力によって、ディスク1をターンテーブル2とクランパ3とともに回転させている。なお、ターンテーブル2、クランパ3およびモータ4でクランプ装置9を構成する。
ターンテーブル2とクランパ3によるディスク1の挟持は、一般的に磁性体による吸引力が利用されている。例えば、ターンテーブル2に磁石5が設けられるとともに、ターンテーブル2と対向する位置に配置されたクランパ3に金属板などの磁性体6が設けられる。これにより、磁石5と磁性体6との間に吸引力が発生し、磁石5と磁性体6との間にディスク1を挟持することができる。
近年のディスク装置においては、ターンテーブルの回転の高速化が進んでおり、ディスクがスリップしないように強力な吸引力(磁力)でディスクを挟持することが必要とされている。
このような背景から、図1(B)に示すように、ディスクがターンテーブル2に載置されていないときは、強力な吸引力によりターンテーブル2とクランパ3とが接触し、異音が発生してしまうといった問題があった。
一方、ディスク厚の違いによって生じる磁力のばらつきを一定に制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のディスク装置は、永久磁石を有するターンテーブルと、永久磁石の磁力によって吸引される吸着部材を有するディスククランパを備えている。ディスククランパを構成する支持部材には弾性体とディスク押圧部材とが設けられ、強力な磁力で吸引されたディスクを弾性体とディスク押圧部材で押圧することにより吸引力を低減させることが可能となっている。
特開2004−30715号公報
しかしながら、特許文献1のような構成では、ディスククランパとターンテーブルとの距離を制御することはできるものの、弾性体とディスク押圧部材といった新たな部材が必要となり、部品点数が多くなってしまう。すなわち、クランプ装置が複雑になるとともに製造性が損なわれるおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。
本発明は、簡単な機構で静音な動作を実現することができるクランプ装置、およびディスク装置を提供することを1つの目的とする。
本発明のクランプ装置は、回転駆動手段にて回転されるターンテーブルと、このターンテーブルに着脱可能で前記ターンテーブルとにて略中央に孔部を有したディスク状記録媒体を挾持するクランパとを備え、前記回転駆動手段の回転駆動により前記ディスク状記録媒体を回転させるクランプ装置であって、前記ターンテーブルは、前記ディスク状記録媒体の孔部に挿脱可能な略柱状の嵌挿部と、この嵌挿部の軸方向の一端側外周に外方に向けて鍔状に突設され前記ディスク状記録媒体を載置する載置部と、前記嵌挿部の軸方向の他端側に設けられ前記載置部に載置された前記ディスク状記録媒体の平面に対して略平行な磁極面を有する第一磁性体と、を備え、前記クランパは、略板状の第二磁性体と、前記嵌挿部の軸方向の他端部が挿脱可能に前記ターンテーブルに向けて開口する凹状で前記載置部に前記ディスク状記録媒体が載置されていない状態で挿入する前記嵌挿部の他端部に当接する底部を有した挿入凹部、および、この挿入凹部の開口縁に外方に向けて鍔状に突設され前記載置部とにて前記ディスク状記録媒体を挾持する挾持部を有し、前記第二磁性体を保持する本体部と、を備え、前記第二磁性体は、前記載置部に載置された前記ディスク状記録媒体を前記挾持部にて挾持する状態で平面が前記ターンテーブルの第一磁性体の磁極面に略平行となる状態で、かつ、前記載置部に前記ディスク状記録媒体が載置されていない状態で平面が前記第一磁性体の磁極面に交差する状態で、前記本体部に保持されたことを特徴とする。
本発明のディスク装置は、ケース体と、このケース体内に配設された請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のクランプ装置と、このクランプ装置に保持された前記ディスク状記録媒体に記載された情報を読取処理および前記ディスク状記録媒体に情報を記録する記録処理のうちの少なくとも何れか一方を実施するディスク処理部と、を具備したことを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態では、ディスク状の記録媒体としての光ディスクに情報を記録および読み出す処理装置であるディスク装置としてのディスクドライブを例示して説明する。なお、例えば携帯型のディスク装置やディスクドライブを備えた例えば映像データの録画などの記録や再生のための処理をする再生装置、記録装置あるいはゲーム機など、光ディスクに限らず、磁気ディスク、光磁気ディスクなどのいずれの記録媒体に各種情報を記録、あるいは読み出すいずれのディスク装置を対象とすることができる。また、記録媒体としては、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc:ブルーレイディスク)、HD−DVD(High Definition DVD)などが例示できる。
〔ディスクドライブの構成〕
図2は、本発明の一実施形態のディスクドライブの構成を示す分解斜視図である。図3は、前記一実施形態におけるクランプ装置の概略断面図である。図4は、前記一実施形態におけるクランプ装置の状態を示す断面図であり、(A)はディスクを装着した状態、(B)はディスクが未装着の状態を示す図である。図5は、磁石と磁性体との位置と磁力線との関係を示す説明図であり、(A)は磁石と磁性体とが平行に配置された状態、(B)は磁石と磁性体とが非平行に配置された状態を示す図である。
図2において、100はディスクドライブで、このディスクドライブ100は、金属製のケース体10を有している。このケース体10は、下面および前面が2面に亘って開口する上ケース11と、この上ケース11の下面を閉塞する下ケース12と、上ケース11の前面を閉塞する化粧板13とを有している。
さらに、化粧板13には、窓部13aが開口形成されている。
また、ケース体10は、合成樹脂製のシャーシ15を備えている。
このシャーシ15は、上ケース11、下ケース12および化粧板13とにてケース体10を構成する。そして、シャーシ15は、上ケース11の側板部の内面に密着する側面部15aと、側面部15aの内面側に内方に向けて突出する支持リブ15cと、側面部15a前面側の端部に架橋するように設けられた開閉駆動配設部15dとを有し、軸方向の両端面を開口する略長方形枠状に形成されている。
また、シャーシ15には、側面部15aに架橋する状態でねじにて固定されるクランパ支持部材17が設けられている。クランパ支持部材17は、後述のディスクトレイ50を略覆って光ディスク200が収容される収容空間18を区画形成する。
クランパ支持部材17には、後述の回転駆動手段23のターンテーブル24に対向する位置に支持孔171が開口形成されている。この支持孔171の周縁には、支持孔171を閉塞する状態で略円盤状のクランパ25が回転可能に載置されている。
また、このシャーシ15には、ディスク処理部としての本体部20が配設されている。
この本体部20は、例えば金属製の平板枠状に形成された台座部21を有している。この台座部21は、支持リブ15cに一縁が上下方向に回動可能に他縁がねじ止めされて取り付けられている。この台座部21の一縁には、台座部21の他縁を中心とした回動を案内する回動案内部22が一体的に取り付けられている。
さらに、台座部21には、回動する一縁側に位置して回転駆動手段23が配設されている。
この回転駆動手段23は、ターンテーブル24を有している。ターンテーブル24は、光ディスク200の中心に開口形成された軸孔210に嵌挿する。
なお、回転駆動手段23については、後で詳述する。
また、台座部21には、処理移動手段30が配設されている。
この処理移動手段30は、一対のシャフト31および移動用電動モータ32を備えている。
さらに、処理移動手段30には、記録再生手段35が配設されている。
この記録再生手段35は、一対のシャフト31に架橋する状態で保持された移動保持部36を有している。また、移動保持部36には、ピックアップ37が配設されている。
そして、シャーシ15には、支持リブ15cの上方側で水平方向に進退可能に移動するディスクトレイ50が配設されている。
このディスクトレイ50は、例えば合成樹脂にて略長方形板状に形成され、光ディスク200が載置されるトレイ部51を有している。そして、このトレイ部51の一縁には、化粧板13の窓部13aを閉塞する長手板状の窓閉塞板部52が着脱可能に取り付けられている。
また、シャーシ15には、開閉駆動配設部15dに位置してディスクトレイ50を進退移動させる開閉駆動手段60が配設されている。
この開閉駆動手段60は、ギヤ、プーリ、無端ベルトなどを備えた駆動伝達部61と、モータとしての出入用電動モータ64と、を備えている。そして、開閉駆動手段60は、出入用電動モータ64の駆動により、駆動伝達部61を介してディスクトレイ50を化粧板13の窓部13aから進退させる。
また、開閉駆動手段60は、シャーシ15の開閉駆動配設部15dに側面部15aの対向方向に沿って移動可能に配設された移動カム68を有している。
この移動カム68は、出入用電動モータ64の駆動にて駆動伝達部61が駆動すると、シャーシ15の幅方向に沿って移動し、回動案内部22が係合するリンク溝部内で摺動すなわち相対的に移動して台座部21をシャーシ15の軸方向である上下方向に回動させる。
そして、上述した回転駆動手段23、処理移動手段30、記録再生手段35および開閉駆動手段60により、本体部20が構成される。
また、上述した回転駆動手段23とクランパ25とにより、図3に示すクランプ装置80が構成される。
回転駆動手段23は、ターンテーブル24とモータ26とを備えている。
ターンテーブル24は略円盤状に形成され、光ディスク200の軸孔210に嵌挿する略柱状の嵌挿部241と、この嵌挿部241の軸方向の一端側外周に外方に向けて鍔状に突設され、光ディスク200を載置する載置部242とを有している。嵌挿部241は、その先端に第一磁性体としての磁石27が埋設されている。また、嵌挿部241のクランパ25と対向する対向面241Aの中心付近には、クランパ25と係合する係合溝243が形成され、この係合溝243の外周に沿って、磁石27の磁極面が露出している。
モータ26は、ターンテーブル24の光ディスク200が載置される側とは反対側に併設され、ターンテーブル24を回転させるための電圧を供給する。
略円盤状に形成されたクランパ25は、合成樹脂製の本体部28と、本体部28に支持され、磁石27との間で磁力を発生させる金属板などの略板状の第二磁性体としての磁性体29とを備えている。
本体部28は、嵌挿部241の軸方向の他端部が挿脱可能とされ、ターンテーブル24に向けて開口する凹状の挿入凹部287と、この挿入凹部287の開口縁に外方に向けて鍔状に突設され、載置部242とにて光ディスク200を挾持する挾持部283と、挾持部283の周縁に外方に向けて鍔状に突設されたフランジ部281と、を有している。また、挿入凹部287は、その周面を形成する側壁部285と底面を形成する底部286とを有している。
底部286は、磁性体29を載置する載置面286Aと、挿入凹部287の底面を形成し、かつ、載置面286Aの面方向と交差する方向に傾斜した傾斜面286Bと、を有する。
ここで、磁石27の磁極面および磁性体29は、ディスク200を挟持したときの吸着力が最大となるように、互いに略平行に保持される。また、磁性体29が載置された載置面286Aは、磁石27の磁極面と略平行に形成される。
一方、傾斜面286Bは、ディスクが未装着の場合に、ターンテーブル24の対向面241Aと接触する面である。ディスクが未装着の場合、磁性体29が磁石27の磁極面に対して交差する方向に傾斜して保持される。具体的には、傾斜面286Bは、載置面286Aに対して一端から他端に向けて傾斜する状態に形成される。このときの傾斜角度は特に限定されないが、ターンテーブル24の対向面241Aと傾斜面286Bの全面が接触したときに、挾持部283と載置部242とが接触しない程度の傾斜にすることが好ましい。例えば、載置面286Aに対して傾斜面286Bを3deg傾斜させる。
また、挿入凹部287の中心付近には、底部286を貫通する略柱状の軸部288が一体的に形成されている。軸部288のうち、挿入凹部287の開口側に突出した係合部289は、対向するターンテーブル24の係合溝243に挿入される。
磁性体29は、略円盤状に形成され、その中心付近には軸部288に嵌挿される軸孔291が形成されている。そして、磁性体29は軸部288に嵌挿され、係合爪などにより本体部28に固定される。
また、シャーシ15には、図2に示すように、回路基板70が取り付けられている。
この回路基板70は、シャーシ15に設けられた図示しない基板取付爪部により係脱可能に取り付けられる。
〔ディスクドライブの動作〕
次に、上記第1実施形態におけるディスクドライブ100の動作を図4に基づいて説明する。なお、ここでは、ターンテーブル24とクランパ25とがクランプする状態について詳細に説明し、ディスクドライブ100の開閉に伴うディスクトレイ50および本体部20などの動作については、説明を省略する。
まず、光ディスク200が装着される場合の動作について説明する。
ディスクトレイ50に載置された光ディスク200がディスクドライブ100内に挿入されると、ターンテーブル24の嵌挿部241に光ディスク200の軸孔210が嵌挿するとともに、光ディスク200の記録する側の面が載置部242に向いた状態で光ディスク200が載置部242に載置される。そして、光ディスク200をローディング位置に移動させるため、台座部21が上昇し、これとともに回転駆動手段23も上昇する。
これにより、回転駆動手段23を構成するターンテーブル24に埋設された磁石27と、ターンテーブル24と対向する位置に配置されたクランパ25に設けられた磁性体29との距離が小さくなり、強力な磁力が発生する。この強力な磁力によりターンテーブル24がクランパ25側に吸引され、図4(A)に示すように、ターンテーブル24の載置部242とクランパ25の挾持部283との間に光ディスク200を挟持する。
このとき、ターンテーブル24の対向面241Aと、クランパ25の傾斜面286Bとは接触しない。したがって、磁石27の磁極面と磁性体29の平面とは平行な位置に保たれ、図5(A)に示すように、磁石27と磁性体29との間に発生した磁力は面方向のどの位置においても均一な強さとなる。すなわち、磁石27の磁界とこの磁界中に位置する磁性体29との関係により、磁束線が磁性体29に好適に作用して吸着力が最大となる。
次に、ディスク未装着時の動作について説明する。
ディスクトレイ50にディスクを載置していない場合でも、ディスク装着時と同様の動作により、回転駆動手段23が上昇する。そして、磁石27と磁性体29との間に発生した磁力によりターンテーブル24がクランパ25側に吸引され、傾斜面286Bと対向面241Aとが接触する。図4(B)に対向面241Aと傾斜面286Bとが全面にわたって接触した状態を示す。
このとき、磁石27の磁極面と磁性体29の平面とが平行な位置に保たれなくなると、図5(B)に示すように、磁石27の磁界とこの磁界に位置する磁性体29との関係により磁力線が不均一になり、磁束線の磁性体29への作用が、図5(A)に示す状態に対して弱くなって、面全体の吸着力が小さくなる。
〔ディスクドライブの作用効果〕
以上の第1実施形態によれば、以下の作用効果が期待できる。
(1)上記一実施形態では、クランパ25の本体部28の底部286の傾斜面286Bを傾斜させることにより、ディスク未装着時には、磁石27と磁性体29とが非平行な状態に配置される構成とした。
これにより、光ディスク200を挾持しない状態では、磁石27と磁性体29との間に発生した磁力は上述したように弱くなる。
したがって、光ディスク200を挾持しない状態では、傾斜面286Bと対向面241Aとは比較的弱い力で吸引されるため、傾斜面286Bと対向面241Aとが接触する瞬間に発生する異音を抑えることができる。すなわち、静音を実現したディスクドライブ100を提供することができる。
(2)一方、光ディスク200を装着した場合は、傾斜面286Bと対向面241Aとが接触しないので、磁石27と磁性体29とが平行に保たれる。したがって、強力な磁力が発生し、光ディスク200を強固に挟持することができる。すなわち、従来と変わらない動作を提供することができる。
すなわち、本実施形態によれば、光ディスク200を挾持する際には従来と同様に強固に挾持できるとともに、光ディスク200を挾持しない際にはクランパ25がターンテーブル24に吸着される際に発生する異音を抑制できる。
(3)また、クランパ25の第2の底部286の一面に傾斜を設けただけの簡単な構造とした。したがって、新たな部材を追加する必要がなく、従来の本体部28と同様の製造方法を利用でき、製造性が損なわれずに、強固な挾持および異音の抑制の双方が得られる構成が容易に得られる。
[実施形態の変形]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、光ディスク200を搬送するディスクトレイ50を備えたドライブ構成を例示したが、例えばスロットインタイプにも適用できる。
そして、図6に示すように、クランパ45の形状を上述の一実施形態とは異なるものとしてもよい。なお、クランパ45は、上述の一実施形態とは底部486の形状が異なるのみである。
底部486は、一定の厚みを有し、挿入凹部487の開口側に突出する突起部49が形成されている。突起部49の高さは特に限定されないが、ディスク装着時にターンテーブル24の対向面241Aと接触しない程度の高さであり、かつ、ディスク未装着時に突起部49と対向面241Aとが接触してクランパ45とターンテーブル24とが相対的に傾いた場合に、挾持部483と載置部242とが接触しない程度の高さにすることが好ましい。
このような構成により、ディスク装着時には、図6(A)に示すように、挾持部483と載置部242との間に光ディスク200を挟持するとともに、底部486および突起部49と、対向面241Aとが接触しない。
一方、ディスク未装着時には、図6(B)に示すように、突起部49により底部486と対向面241Aとが、相対的に傾いた状態で接触する。したがって、磁石27の磁極面と磁性体29とが交差する方向に傾斜する。したがって、磁石27と磁性体29との間に発生した磁力は、その面方向において不均一な強さとなるため、吸着力が小さくなる。
したがって、前記一実施形態の作用効果(2)と以下の作用効果を奏することができる。
(4)挿入凹部487の底部486に突起部49を設けたので、ディスクが未装着の状態では対向面241Aと突起部49とが接触する。これにより、磁石27の磁極面と磁性体29とが交差する方向に傾斜するため、磁石27と磁性体29とは比較的弱い力で吸引される。したがって、底部486と対向面241Aとが接触する瞬間の異音を抑えることができる。すなわち、静音を実現したディスクドライブ100を提供することができる。
(5)また、ディスク未装着時には略柱状の突起部49と対向面241Aの一部のみが接触する。すなわち、突起部49を有する底部486と対向面241Aとの接触面が小さいので、接触時の異音を抑制することができる。
なお、突起部49は、円柱状、角柱状、裁頭形状など、いわゆるピン状に突出するいずれの形状に設計できる。
(6)さらに、挿入凹部487の底部486に突起部49を設けただけの簡単な構成とした。したがって、従来の組立方法を使用できるので、手間をかけることなく、クランパ装置を製造することができる。
(7)そして、突起部49は挿入凹部487の内側に形成されるので、クランパ装置の小型化を図ることができる。
また、上記変形例では、突起部をクランパの挿入凹部に設けたが、ターンテーブルの嵌挿部に設けてもよい。このような構成であれば、上記作用効果(4)〜(6)と以下の作用効果を奏することができる。
(8)嵌挿部に突起部を設けただけの簡単な構成とした。したがって、従来の組立方法をそのまま使用でき、手間をかけることなくクランパ装置を製造することができる。
また、ターンテーブルの嵌挿部に磁石27の磁極面に対して交差する方向に傾斜した傾斜面を形成してもよい。この場合、磁石と磁性体とが平行に保たれる状態に磁石を配置しなければならない。このような構成であれば、前記一実施形態と同様の作用効果(1)〜(3)と、以下の作用効果を奏することができる。
(9)嵌挿部に傾斜を設けたので、嵌挿部に使用する材料の量を低減することができる。すなわち、コスト削減を図ることができる。
そして、前述の突起部は、挿入凹部と嵌挿部のどちらに形成されていてもよい。この場合、両方に形成された突起部が互いに対向する位置に形成される。なお、これらの突起部をゴム等の樹脂で形成することが好ましい。このような構成であれば、前記一実施形態と同様の作用効果(1)〜(3)と、以下の作用効果を奏することができる。
(10)挿入凹部と嵌挿部に形成された突起部の素材をゴム等の樹脂で形成することにより、接触時の異音をさらに低減させることができる。
また、載置部242をフランジ状となる鍔状に形成したが、例えば舌片状の部材を放射状に嵌挿部241の外周面に突出して、これら舌片状の部材に光ディスク200が載置される面状の載置面286Aを構成するようにしてもよい。
クランパ25の挾持部283も同様に、例えば複数の舌片状の部材にて光ディスク200を挾持する構成としてもよい。
〔実施例〕
次に、上記一実施形態の効果を確認するための実施例を以下に示す。
まず、従来のクランプ装置を備えたディスク装置Aと、図3に示すようなクランプ装置80を備えたディスク装置Bを準備した。そして、各々のディスク装置について、ディスク未装着時、厚み1.2mmのディスク装着時、厚み1.5mmのディスク装着時を対象として、クランプ力を測定した。
具体的には、クランパのターンテーブル側とは反対側の面の中心付近に糸を結び付け、その糸の先に一般的に使用されるプッシュプルゲージを装着する。そして、このプッシュブルゲージおよび糸でクランパを上方に引き上げ、クランパとターンテーブルとが離れる瞬間のクランプ力をそれぞれ測定した。
測定結果を図7に示す。ここで、磁気ギャップとは、クランパとターンテーブルの間に挟持されるディスクの厚みを示している。
図7に示すように、ディスク装着時(t=1.2およびt=1.5の場合)のクランプ力は従来のディスク装置Aと変わらない。一方、ディスク未装着時は、ディスク装置Bのクランプ力が従来のディスク装置Aのクランプ力よりも小さいことが確認できた。
[実施形態の作用効果]
ディスク未装着時に接触する傾斜面286Bとターンテーブル24の対向面241Aのうちいずれか一方に傾斜を設けることにより、ディスク未装着時に磁石27と磁性体29とが非平行な状態に配置される構成とした。
これにより、磁石27と磁性体29との間には、その距離に応じた磁力が発生するため、傾斜面286Bおよび対向面241Aの全面に発生する全体的な磁力が弱くなる。
したがって、傾斜面286Bと対向面241Aとは比較的弱い力で吸引されるため、傾斜面286Bと対向面241Aとが接触する瞬間の異音を抑えることができる。すなわち、静音を実現したディスクドライブ100を提供することができる。
また、クランパ25の本体部28の一部の厚みを変えただけの簡単な構造であり、新たな部材を追加する必要がないのでコストがかからない。
さらに、光ディスク200を装着した場合は、傾斜面286Bと対向面241Aとが接触しないので、磁石27と磁性体29とが平行に保たれる。したがって、強力な磁力が発生し、光ディスク200を強固に挟持することができる。すなわち、従来と変わらない動作を提供することができる。
本発明の従来技術を説明する断面図であり、(A)はディスクを装着した状態、(B)はディスクが未装着の状態を示す図。 本発明の一実施形態のディスクドライブの構成を示す分解斜視図。 前記一実施形態におけるクランプ装置の概略断面図。 前記一実施形態におけるクランプ装置の状態を示す断面図であり、(A)はディスクを装着した状態、(B)はディスクが未装着の状態を示す図。 磁石と磁性体との位置と磁力線との関係を示す説明図であり、(A)は磁石と磁性体とが平行に配置された状態、(B)は磁石と磁性体とが非平行に配置された状態を示す図。 前記他の実施形態におけるクランプ装置の状態を示す断面図であり、(A)はディスクを装着した状態、(B)はディスクが未装着の状態を示す図 クランプ力と磁気ギャップとの関係を示す図。
符号の説明
23…回転駆動手段
24…ターンテーブル
241…嵌挿部
241A…対向面
242…載置部
25…クランパ
26…モータ
27…第一磁性体としての磁石
28…本体部
281…フランジ部
283…挾持部
286…底部
286B…傾斜面
287…挿入凹部
29…第二磁性体としての磁性体
80…クランプ装置
100…ディスク装置としてのディスクドライブ

Claims (6)

  1. 回転駆動手段にて回転されるターンテーブルと、このターンテーブルに着脱可能で前記ターンテーブルとにて略中央に孔部を有したディスク状記録媒体を挾持するクランパとを備え、前記回転駆動手段の回転駆動により前記ディスク状記録媒体を回転させるクランプ装置であって、
    前記ターンテーブルは、前記ディスク状記録媒体の孔部に挿脱可能な略柱状の嵌挿部と、この嵌挿部の軸方向の一端側外周に外方に向けて鍔状に突設され前記ディスク状記録媒体を載置する載置部と、前記嵌挿部の軸方向の他端側に設けられ前記載置部に載置された前記ディスク状記録媒体の平面に対して略平行な磁極面を有する第一磁性体と、を備え、
    前記クランパは、略板状の第二磁性体と、前記嵌挿部の軸方向の他端部が挿脱可能に前記ターンテーブルに向けて開口する凹状で前記載置部に前記ディスク状記録媒体が載置されていない状態で挿入する前記嵌挿部の他端部に当接する底部を有した挿入凹部、および、この挿入凹部の開口縁に外方に向けて鍔状に突設され前記載置部とにて前記ディスク状記録媒体を挾持する挾持部を有し、前記第二磁性体を保持する本体部と、を備え、
    前記第二磁性体は、前記載置部に載置された前記ディスク状記録媒体を前記挾持部にて挾持する状態で平面が前記ターンテーブルの第一磁性体の磁極面に略平行となる状態で、かつ、前記載置部に前記ディスク状記録媒体が載置されていない状態で平面が前記第一磁性体の磁極面に交差する状態で、前記本体部に保持された
    ことを特徴とするクランプ装置。
  2. 請求項1に記載のクランプ装置において、
    前記クランパの本体部は、前記第二磁性体の平面が載置され、前記挾持部の前記ディスク状記録媒体に当接する側の平面と略平行で、かつ、前記挿入凹部の底部の平面と交差する傾斜面を備えた
    ことを特徴とするクランプ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のクランプ装置において、
    前記ターンテーブルの嵌挿部の他端面は、前記載置部の前記ディスク状記録媒体が載置する側の平面および前記第一磁性体の磁極面と略平行な先端面を有し、
    前記クランパの前記挿入凹部の底部は、前記挾持部の前記ディスク状記録媒体に当接する側の平面および前記本体部に保持された前記第二磁性体の平面と交差する傾斜面を有した
    ことを特徴とするクランプ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のクランプ装置において、
    前記第二磁性体は、平面が前記挾持部の前記ディスク状記録媒体に当接する側の平面と略平行に前記本体部に保持されており、
    前記ターンテーブルの嵌挿部の他端面と、前記クランパの挿入凹部の底部とのうち少なくともいずれか一方に突設され、前記載置部に前記ディスク状記録媒体が載置された状態では先端は接触せず、前記載置部に前記ディスク状記録媒体が載置されて前記挾持部にて挾持する状態で先端が対向する前記クランパまたは前記ターンテーブルと当接する突起部を備えた
    ことを特徴とするクランプ装置。
  5. 請求項4に記載のクランプ装置において、
    前記突起部は、前記挿入凹部の底部における周縁部に位置して柱状に突設された
    ことを特徴とするクランプ装置。
  6. ケース体と、
    このケース体内に配設された請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のクランプ装置と、
    このクランプ装置に保持された前記ディスク状記録媒体に記載された情報を読取処理および前記ディスク状記録媒体に情報を記録する記録処理のうちの少なくとも何れか一方を実施するディスク処理部と、
    を具備したことを特徴とするディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243237A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> ディスク出し入れ機構及びディスク搬送装置
JP2012203935A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Panasonic Corp ディスククランプ装置

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