JP2009032319A - ディスク装置 - Google Patents

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Sosuke Tanaka
荘介 田中
Kiyoharu Takeo
清春 竹尾
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Abstract

【課題】薄型化が可能で、ターンテーブルとクランパとの吸着又は脱離のとき、大きな機械音が生じないディスク装置を提供する。
【解決手段】クランパ2を遊嵌するクランパホルダ4と、磁石6e及びヨーク2cが、ディスク8を挟持して回転するターンテーブル6及びクランパ2に各配設されており、クランパホルダ4に穿設された孔4aの内向きかつ内側に突設され、クランパ2を係止する三固の係止部4b、4cと、孔4aの内向きかつ内側に突設され、係止部4bとともにクランパ2をターンテーブル6に対向する位置に保持する一個の板ばね4dとを備え、係止部4bは、クランパホルダ4に対して係止部4cと段差を有し、磁石6e及びヨーク2cの吸引力により、クランパ2は、板ばね4dの付勢力に抗して、ターンテーブル6に対向する位置から傾斜させて係止部4cに係止されるようにしている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディスクをクランプして記録再生するためのディスク装置に関する。
従来、ディスク装置は、ターンテーブルに略水平に装填された光ディスク及び磁気ディスク等のディスクを記録再生位置で回転させ、ピックアップがディスクに対して半径方向に移動して情報を記録再生している。
このようなディスク装置では、ターンテーブルの中央部にチャッキングヨークが配設され、クランパホルダに保持されたクランパの中央部に磁石が埋設されている。ディスクがターンテーブル及びクランパに挟持されるとき、磁石及びチャッキングヨークの吸引力によりクランパがターンテーブルに吸引されるようになっている。ディスクの記録再生時には、ディスクが円形状のターンテーブル及びクランパに挟持されて、ターンテーブルが待機位置からディスクの記録再生位置まで移動する。
ディスクの記録再生終了後、磁石及びチャッキングヨークの吸着力に抗してクランパからターンテーブルを離脱させるためには、ターンテーブルの離脱駆動に大きな駆動力を要する。このような駆動力を低減させるため、ターンテーブルがクランパから離脱するときに、クランパをターンテーブルに対して傾斜させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示す例では、傾斜手段として、クランパの縁がクランパホルダに当接する箇所に、突起が一個突設されており、ターンテーブルがクランパから離脱するとき、クランパの周縁がクランパホルダに当接してクランパが傾斜することにより、より小さい駆動力でターンテーブルがクランパから離脱できるようになっている。
特開2000−187911号公報
しかしながら従来のターンテーブル及びクランパでは、磁石の磁力によりターンテーブルがクランパから離脱するとき又はクランプされるとき、大きな機械音が生じていた。
また特許文献1に示すようにクランパを傾斜させる場合、傾斜させる分だけディスクを保持するトレイのローディング時及びアンローディング時にスペースが余分に必要となっており、ディスク装置をより薄型化するためには改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ディスクのローディング時及びアンローディング時に、弾性体及び第1係止部でクランパをターンテーブルに対向させて係止し、磁石の吸引力により弾性体の付勢力に抗してクランパをターンテーブルに対して傾斜させる構成を備えることにより、薄型化が可能で、ターンテーブルとクランパとの吸着又は脱離のとき、大きな機械音が生じないディスク装置を提供することにある。
本発明のディスク装置は、ディスクを保持して待機位置から該ディスクに情報を記録再生するための記録再生位置へ移動するターンテーブルと、該ターンテーブルとの間にディスクを挟持するクランパと、前記ターンテーブルと対向する位置に孔が穿設されており、該孔に前記クランパを遊嵌するクランパホルダとを備え、磁石が前記ターンテーブル及びクランパのいずれかに配設されており、前記ターンテーブルに吸着して共に移動する前記クランパの移動可能範囲で、該クランパが前記クランパホルダに非拘束となるようにしているディスク装置において、前記クランパホルダは、前記孔の周縁の内側かつ前記ターンテーブル側に突出して、前記クランパを係止可能な第1係止部、第2係止部及び弾性体を有し、前記クランパは、前記ターンテーブル側に吸引されていないとき、前記第1係止部及び弾性体で前記ターンテーブルに対向して係止されていることを特徴とする。
このような構成の本発明のディスク装置では、ターンテーブルの待機位置で、第1係止部と弾性体とがターンテーブルに対向させてクランパを係止しており、ターンテーブルがディスクの記録再生位置へ向けて移動してクランパに接近し、磁石の吸引力により、ターンテーブルがクランパを吸引する直前まで、第1係止部及び弾性体はターンテーブルに対向させてクランパを係止する。
本発明のディスク装置は、前記弾性体は前記第1係止部とで前記クランパを前記ターンテーブルに対向させるように付勢されており、前記第1係止部及び弾性体は、前記ターンテーブル側への突出量が前記第2係止部より短く形成されており、前記磁石の吸引力により、前記クランパは、前記弾性体の付勢力に抗して前記ターンテーブル側に吸引されて、前記第1係止部及び弾性体で係止される位置から、前記第1及び第2係止部に係止される位置に移動するようにしてあることを特徴とする。
このような構成の本発明のディスク装置では、ターンテーブルの待機位置で、第1係止部と弾性体とがターンテーブルに対向させてクランパを係止しており、ターンテーブルがディスクの記録再生位置へ向けて移動してクランパに接近したとき、磁石の吸引力により、ターンテーブルがクランパを吸引し、クランパが弾性体の付勢力に抗してターンテーブル側へ弾性体を押圧して、弾性体が変形し、第1係止部がクランパの係止を維持する。
ターンテーブルの接近に伴う磁石の吸引力の増大により、クランパが押圧してターンテーブル側へ弾性変位していく弾性体と、クランパの係止を維持する第1係止部とにより、クランパはターンテーブルに対して徐々に傾斜していく。ターンテーブルの接近に伴うクランパの傾斜により、第2係止部がクランパを係止したとき、クランパホルダからの突出量の短い第1係止部と長い第2係止部とがクランパをターンテーブルに対して傾斜した状態で係止する。
さらにターンテーブルがクランパ側へ移動していくとき、第1係止部はクランパの係止を維持し、ターンテーブルが、磁石の吸引力で弾性体を押圧するクランパの縁の一部に接触して押すことにより第2係止部によるクランパの係止を解除して、クランパホルダ側へ移動していく。ターンテーブルがクランパに正対したとき、ターンテーブルとクランパとが吸着してディスクを挟持する。
そして、ターンテーブルがクランパとともにディスクを挟持して移動するのに従い、クランパが移動可能範囲を移動して、クランパが第1係止部及び弾性体と非接触になってクランパホルダに非拘束となる位置に至り、ターンテーブルがディスクの記録再生位置に達する。
その後、ターンテーブルが回転するとともに、ディスク及びクランパが回転して、ディスクが記録再生される。
ターンテーブルの回転が停止し、ディスクの記録再生終了後、ディスクをアンローディイングする場合、ターンテーブルがクランパでディスクを挟持して待機位置に戻っていくとき、クランパホルダの第1係止部と弾性体とがクランパを係止する。
さらにターンテーブルが移動していくとき、第1係止部がクランパの係止を維持し、クランパが弾性体の付勢力に抗して弾性体を押圧して、弾性体が弾性変位していき、クランパがターンテーブルに対して徐々に傾斜していく。クランパの傾斜に従って、ターンテーブルが磁石の吸着力に抗してクランパから徐々に離脱していく。
ターンテーブルの移動に伴うクランパの傾斜により、第2係止部がクランパを係止したとき、第1係止部と第2係止部とのクランパホルダからの突出量の違いにより、第1及び第2係止部はクランパをターンテーブルに対して傾斜した状態で係止する。
さらにターンテーブルが移動して、ターンテーブルがクランパから完全に離脱し、磁石の吸引力がクランパに及ばなくなったとき、弾性体が付勢力により元に戻り、第1係止部及び弾性体がクランパをターンテーブルに対向させて係止する。
本発明のディスク装置は、前記第2係止部が前記クランパを係止する位置における該弾性体の付勢力を、前記ターンテーブルが前記クランパに最接近した位置における前記磁石の吸引力よりも小さくしてあることを特徴とする。
このような構成の本発明のディスク装置では、第1係止部と弾性体とがクランパをターンテーブルに対向させて係止している位置から、ターンテーブルがクランパに接近するのに伴い、磁石による吸引力により、クランパが弾性体の付勢力に抗してターンテーブル側へ弾性体を押圧し、弾性体がターンテーブル側へ弾性変位する。
本発明のディスク装置は、前記弾性体は、板ばね又はU字状のワイヤであることを特徴とする。
このような構成の本発明のディスク装置では、第1係止部と板ばね又はU字状のワイヤとがクランパをターンテーブルに対向させて係止している状態から、ターンテーブルがクランパに接近するのに伴い、磁石による吸引力により、クランパがターンテーブル側に板ばね又はU字状のワイヤを押圧する。
ターンテーブルの接近に伴う磁石の吸引力の増大により、クランパが押圧して弾性変位していく板ばね又はU字状のワイヤと、クランパを係止する第1係止部とにより、クランパはターンテーブルに対して傾斜していく。ターンテーブルの接近に伴うクランパの傾斜により、第2係止部がクランパを係止したとき、第1係止部と第2係止部とのクランパホルダからの突出量の違いにより、第1及び第2係止部はクランパをターンテーブルに対して傾斜した状態で係止する。
本発明のディスク装置は、ディスクを保持するトレイのローディング時及びアンローディング時に、弾性体及び第1係止部でクランパをターンテーブルと対向させて保持しているので、クランパからターンテーブルを離脱駆動させる駆動力を低減させる傾斜手段を備えているにも関わらず、クランパを傾けるスペースを設ける必要がなく、ディスクを保持するトレイの移動域を確保して薄型化ができるという効果を有する。さらに、ターンテーブルとクランパとの吸着又は脱離のとき、弾性体の付勢力に抗してクランパをターンテーブルに対して傾斜させるようにしているので、クランパの動きが弾性体により緩和されて大きな機械音が発生せず、しかもクランパの吸着解除時のターンテーブルの離脱駆動力を低減させることができるという効果を有する。
以下、図面に基づき、本発明によるディスク装置の好適な実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係るディスククランパ機構の側断面図、図2はクランパホルダの平面図、図3はターンテーブルの側断面図、図4はディスク装置のディスクローディング時又はディスククランプ解除後の状態を示す部分側断面図、図5はディスククランプ直前時又はディスククランプ解除時を示す側断面図である。
実施の形態1に係るディスク装置は、トレイに収容された、例えば直径12cmのディスク8を平置きにするターンテーブル6を上方向(又は下方向)に移動させてディスク8をローディング(又はアンローディング)するようになっている。ターンテーブル6はディスク8の中央に穿設された中央孔8aの周縁に当接可能になっており、ターンテーブル6の直径は中央孔8a周縁の外周の直径と同程度になっている。ディスク装置は、ディスククランパ機構のクランパ2とターンテーブル6とによりディスク8を挟持して、ディスク8の記録再生位置でターンテーブル6を回転させ、ディスク8の半径方向にピックアップ(図示せず)を移動させて記録再生をしている。
ディスククランパ機構はクランパ2及びクランパホルダ4からなり、クランパ2はクランパホルダ4の中央部に穿設された孔4aに遊嵌されている。クランパ2はターンテーブル6の上側に対向して配設されている。
クランパ2は、円皿状のクランプ部2aの上面の中央部に円柱状の基軸2bが上向きに周縁の高さと同寸法に突設されてなるものである。クランプ部2aの上面に、基軸2bに嵌合した輪状の軟鉄製のヨーク2cが貼着されており、ヨーク2cは磁石6eに吸着するものであればよい。
クランプ部2aの下面には、円錐台状の凹部2kが大径側を開口部にして同心に形成されている。凹部2kの上奥部には、ターンテーブル6の位置決めをするため及びクランパ2とターンテーブル6との回転軸を一致させるための円錐台状の位置決め軸2jが、基軸2bと同心に小径側を下向きにして突設されている。位置決め軸2jの小径側の直径と基軸2bの直径とは同寸法になっている。位置決め軸2jの先端は、凹部2kの周縁より少し内側に位置している。
クランプ部2aの下面周縁は、クランパ2がターンテーブル6との間にディスク8を挟持したとき、ディスク8に穿設された中央孔8aの周縁に当接可能になっており、凹部2kの奥行きはディスク8の厚さ程度になっている。
クランプ部2aの外周縁に同心に突起輪2dが外向きに突設されている。
クランパホルダ4の孔4aの周縁の下側で、孔4aの内側に、突起輪2dの周縁が係止される立面視略L字形の三個の係止部4b、4c、4cが、三等配に突設されている。係止部4b、4c、4cは、L字の横向きの脚が孔4aの内側に延びるように形成された各縁部5b、5c、5cを有している。
三個のうち第1係止部である一個の係止部4bは、第2係止部である他の二個の係止部4c、4cよりもクランパホルダ4の下面から下方向の突出量が、少し短い。
クランプ部2aの突起輪2dは、係止部4bの縁部5b及び係止部4c、4cの縁部5c、5cの各上面に当接して係止可能になっている。突起輪2dが各縁部5b、5c、5cに係止されたとき、クランパ2がターンテーブル6に対して傾くようになっている。
孔4aの周縁の両係止部4c、4cから等距離の位置に、立面視略Z字形の舌状の板ばね4dが設けられている。板ばね4dの一端は、孔4aの周縁部の下面にビス4eで固定されている。板ばね4dの他端は、孔4aの周縁の内側に突出して自由端5dとなっている。板ばね4dの横幅は、係止部4b、4c、4cの横幅と同寸法であり、板ばね4dの自由端5dは、係止部4b、4c、4cの各縁部5b、5c、5cと同程度まで孔4aの周縁の内側に突出している。自由端5dは、係止部4bの縁部5bの内側端部と対向しており、自由端5dの上縁部5eは、係止部4bの縁部5bとともにクランパ2の突起論2dに当接して、ターンテーブル6に対向し、クランパ2を略水平に保持するようになっている。
ターンテーブル6がクランパ2に接近したとき、クランパ2のヨーク2cがターンテーブル6の磁石6eに吸引されることにより、クランパ2が板ばね4dの付勢力に抗して傾き、板ばね4dの上縁部5eに当接していた突起輪2dが、係止部4c、4cに当接するようになっている。
ターンテーブル6は、上部に円柱状の基台6aを上向きに有し、基台6aの下端にスピンドルモータ(図示せず)の回転軸7が連結されている。基台6aの中央部に形成された回転軸6gに、基台6aよりも大径の円盤6cが同心に形成されている。ディスク8の中央に穿設された中央孔8aに嵌入する円柱台6fが、円盤6cの中央部に形成されており、円柱台6fの高さは、ディスク8の厚さと同寸法である。
円柱台6fの下側から円盤6cの周縁までの距離の1/2の箇所に、輪状の溝6hが円柱台6fと同心に円盤6cの上面に形成されている。円柱台6fがディスク8の中央孔8aに嵌入したとき、円盤6cは中央孔8aの下側の周縁面に輪状に当接するようになっている。ディスク8が円盤6cに当接したとき、輪状の溝6hに空気が入り、当接時の衝撃を緩和するようになっている。
ディスク8の中央孔8aに嵌入し易いように、小径側を上面にした円錐台6bが、大径側を円柱台6fと同径にして形成されている。円錐台6bの高さは、ディスク8の厚さ程度にしている。
円錐台6bの上面の中央部には、クランパ2の位置決め軸2jが嵌合可能な円穴状の嵌合穴6dが、形成されている。位置決め軸2jが円錐台6bの嵌合穴6dに嵌合したとき、クランパ2の凹部2kにターンテーブル6の円錐台6bが嵌合し、円錐台6bの上面が凹部2kの天井面2nと当接するようになっている。
ターンテーブル6は合成樹脂製であり、円錐台6bの小径側に同心に円盤状の磁石6eが埋設されている。
図4に示すように、ディスク装置にディスク8をローディングするときには、クランパ2は、突起輪2dの一部をクランパホルダ4の係止部4bの縁部5bに当接させ、180度反対側の他部を板ばね4dの上縁部5eに当接させて、クランパ2がターンテーブル6に対して略水平に対向するようにしてある。クランプ部2aの下端面とディスク8の上面との距離Hは、磁石6e及びヨーク2cの吸引力がクランパ2に及ばないようにしたディスク8の移動域である。図5に示すように、距離Kにまでディスク8がクランプ部2aに接近したとき、磁石6e及びヨーク2cの吸引力がクランパ2に及び、クランパ2の突起輪2dが係止部4b、4c、4cに当接し、クランパ2が略水平の位置から傾くようにしている。
なお、図5中、Jはクランパホルダ4とディスク8との距離を示す。
ところで、トレイの移動域を確保して、磁石6e及びヨーク2cの吸引力が及んでクランパ2を吸引する距離が同じである場合、実施の形態1では係止部4bと板ばね4dとでクランパ2を略水平に係止しているため、クランパ2を傾けて配設されたときに比べて、クランパ2が傾く分だけ距離Hを短くしており、その結果としてクランパホルダ4とディスク8との距離Gが短くなっている(図4を参照)。
したがって、実施の形態1では、磁石6e及びヨーク2cの吸引力がクランパ2に及ばない最小限の距離Hを確保して、クランパホルダ4とディスク8との距離Gを短くして薄型化している。
次に実施の形態1に係るクランパの動作について説明する。
図6は実施の形態1に係るディスククランパ機構のディスククランプ状態を示す側断面図である。
先ず、トレイ(図示せず)を引き出して、図4に示すように、ターンテーブル6にディスク8を載置したとき、円錐台6bがディスク8の中央孔8aに嵌入し、円柱台6fが中央孔8aに嵌合して、ディスク8の中央孔8aの下側の周縁面が円盤6cの上面に当接して、ターンテーブル6がディスク8を保持し、ディスク8のローディングを開始する。
ディスク8をローディングするとき、クランパ2の突起輪2dの一部周縁が、係止部4bの縁部5b及び板ばね4dの上縁部5eに当接し、クランパホルダ4がクランパ2を略水平にターンテーブル6に対向させて保持する(図4を参照)。
次に、図5に示すように、ターンテーブル6が上方へ移動し、ターンテーブル6がクランパ2に距離Kまで接近したとき、板ばね4dの付勢力は、磁石6e及びヨーク2cの吸引力よりも小さくしているため、ターンテーブル6の磁石6eがクランパ2のヨーク2cを吸引して、板ばね4dの上縁部5eに当接していたクランパ2の突起輪2dの周縁が、板ばね4dの付勢力に抗して下方へ移動して板ばね4dを押圧する。板ばね4dが変形して、突起輪2dの周縁の各一部が、各係止部4c、4cの各縁部5c、5cの上面に当接して、クランパ2がターンテーブル6に対して傾く。
クランパ2が傾斜した状態で、ターンテーブル6がさらに上方へ移動したとき、ターンテーブル6の円錐台6bがクランパ2の凹部2kに嵌入していき、円錐台6bの上面の一部が凹部2kの天井面2nの一部と当接する。
次いで、ターンテーブル6の上方への移動に伴い、徐々に磁石6e及びヨーク2cの吸引力が強くなり、円錐台6bの上面が凹部2kの天井面2nの全面に当接したとき、円錐台6bが凹部2kに嵌合し、円錐台6bの嵌合穴6dにクランパ2の位置決め軸2jが嵌合して、クランパ2及びターンテーブル6が磁石6e及びヨーク2cの吸引力によりディスク8を略水平に挟持して密着し、クランパ2がターンテーブル6に対向する。
クランパ2及びターンテーブル6が密着したとき、突起輪2dが係止部4bの縁部5b及び板ばね4dの上縁部5eから浮いた状態になり、クランパ2がクランパホルダ4と非接触状態になる(図6を参照)。
最後に、ターンテーブル6がクランパ2とともにディスク8を挟持して回転する。
ディスク8の記録再生終了後、ターンテーブル6は回転を停止し、クランパ2及びターンテーブル6が、磁石6e及びヨーク2cの吸着力によりディスク8を略水平に挟持した状態で下方へ移動していき、突起輪2dの周縁の一部の下面が、係止部4bの縁部5b及び板ばね4dの上縁部5eの各上面に当接する。さらにターンテーブル6が下方へ移動したとき、クランパ2の突起輪2dの一部が、係止部4bの縁部5bに当接した状態を維持し、板ばね4dの付勢力に抗して押圧し、クランパ2がターンテーブル6と対向する位置から傾斜していく。
クランパ2がターンテーブル6に対して傾斜していくとき、クランパ2の凹部2kとターンテーブル6の円錐台6bとの嵌合及び位置決め軸2jと嵌合穴6dとの嵌合が、徐々に外れていき、クランパ2及びターンテーブル6の吸着が徐々に解除される。突起輪2dの周縁の一部が、係止部4c、4cの縁部5c、5cの上面に当接して、クランパ2が完全に傾斜したとき、クランパ2及びターンテーブル6の吸着が解除される(図5を参照)。
クランパ2が傾斜した状態で、さらにターンテーブル6が下方へ移動したとき、磁石6e及びヨーク2cの吸引力がクランパ2に及ばなくなり、板ばね4dが付勢力により元に戻る。板ばね4dが元に戻ったとき、係止部4bの縁部5b及び板ばね4dの上縁部5eが、クランパ2をターンテーブル6に対向する位置で係止する(図4を参照)。
このような構成の実施の形態1に係るディスク装置は、ディスク8を保持するトレイのローディング及びアンローディング時にクランパ2を係止する係止部4b及び板ばね4dでクランパ2を略水平にターンテーブル6と対向させているので、クランパ2を傾けない分、ディスク装置を薄型化できる。さらに、磁石6e及びヨーク2cが吸引又は吸着解除するときに、板ばね4dの付勢力に抗してクランパ2をターンテーブル6に対して傾斜させるようにしているので、クランパ2がターンテーブル6に吸引又は吸着解除したとき、大きな機械音が発生せず、クランパ2解除時のターンテーブル6の駆動力を低減させることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では弾性体として板ばね4dを使用したが、側面視略Z字形の平面視U字状のワイヤを使用してもよい。実施の形態2における弾性体のワイヤを除く他の構成は、実施の形態1と同様である。
図7は実施の形態2に係るクランパホルダの平面図である。
実施の形態2に係るクランパホルダ4のU字状のワイヤ10は、両端がクランパホルダ4にビス10a、10aで固定されている。クランパホルダ4の孔4aに突出するワイヤ当接部10bは、係止部4bの縁部5bと対向しており、クランパ2をターンテーブル6と対向して略水平に係止するようになっている。
このような構成の実施の形態2に係るディスク装置では、磁石6e及びヨーク2cによる吸引力がクランパ2に及ぶとき、クランパ2の突起輪2dの周縁の一部がU字状のワイヤ10のワイヤ当接部10bを押圧し、U字状のワイヤ10が変形する。クランパ2が、係止部4b、4c、4cの各縁部5b、5c、5cに当接したとき、クランパ2がターンテーブル6に対して傾く。
実施の形態2に係る効果は実施の形態1と同様であるので詳細な説明を省略する。
実施の形態1及び2では、クランパ2を係止する係止部4b、4c、4cを三個にして、クランパ2をターンテーブル6に対向させて略水平にする係止部4b及び板ばね4d又はU字状のワイヤ10を各一個にして180度反対側に位置するようにしたが、180度反対側に位置するようにしなくても差し支えない。また、クランパ2をターンテーブル6に対向させる係止部4b及び板ばね4dは、各複数個設けるようにしてもよい。またターンテーブル6がディスク8を平置きにして、クランパ2がターンテーブル6の上側で対向する平置き型のディスク装置に適用したが、ディスクをターンテーブルに縦置きにする縦置き型のディスク装置にも適用することができる。またディスクをスロットインするタイプにも適用することができる。
実施の形態1に係るディスククランパ機構の側断面図である。 クランパホルダの平面図である。 ターンテーブルの側断面図である。 ディスク装置のディスクローディング時又はディスククランプ解除後の状態を示す部分側断面図である。 ディスククランプ直前時又はディスククランプ解除時を示す側断面図である。 実施の形態1に係るディスククランパ機構のディスククランプ状態を示す側断面図である。 実施の形態2に係るクランパホルダの平面図である。
符号の説明
2 クランパ
4 クランパホルダ
4b、4c 係止部
4d 板ばね(弾性体)
6 ターンテーブル
6e 磁石
8 ディスク
10 U字状のワイヤ(弾性体)

Claims (4)

  1. ディスクを保持して待機位置から該ディスクに情報を記録再生するための記録再生位置へ移動するターンテーブルと、
    該ターンテーブルとの間にディスクを挟持するクランパと、
    前記ターンテーブルと対向する位置に孔が穿設されており、該孔に前記クランパを遊嵌するクランパホルダと
    を備え、
    磁石が前記ターンテーブル及びクランパのいずれかに配設されており、前記ターンテーブルに吸着して共に移動する前記クランパの移動可能範囲で、該クランパが前記クランパホルダに非拘束となるようにしているディスク装置において、
    前記クランパホルダは、
    前記孔の周縁の内側かつ前記ターンテーブル側に突出して、前記クランパを係止可能な第1係止部、第2係止部及び弾性体を有し、
    前記クランパは、前記ターンテーブル側に吸引されていないとき、前記第1係止部及び弾性体で前記ターンテーブルに対向して係止されていることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記弾性体は、前記第1係止部とで前記クランパを前記ターンテーブルに対向させるように付勢されており、
    前記第1係止部及び弾性体は、前記ターンテーブル側への突出量が前記第2係止部より短く形成されており、
    前記磁石の吸引力により、前記クランパは、前記弾性体の付勢力に抗して前記ターンテーブル側に吸引されて、前記第1係止部及び弾性体で係止される位置から、前記第1及び第2係止部に係止される位置に移動するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記第2係止部が前記クランパを係止する位置における該弾性体の付勢力を、前記ターンテーブルが前記クランパに最接近した位置における前記磁石の吸引力よりも小さくしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスク装置。
  4. 前記弾性体は、板ばね又はU字状のワイヤであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のディスク装置。
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JP2012203935A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Panasonic Corp ディスククランプ装置

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