JP2008035610A - 昇圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に消費電流の低減が可能な昇圧回路を提供する。
【解決手段】複数のポンプ回路112,114,116を直列に接続し、ポンプ制御回路107から出力されるポンプ制御信号CLKA,CLKBにより各ポンプ回路112,114,116にてそれぞれのポンプ回路に入力される信号の電圧を昇圧することにより必要な昇圧電圧VWLを発生する昇圧回路で、昇圧回路の動作を指示する信号SAENDやMPMPENNに応じて、ポンプ活性化信号PMPENNを発生する活性化制御回路104を有し、ポンプ制御回路107はポンプ活性化信号PMPENNの電圧に応じてポンプ制御信号CLKA,CLKBの出力制御がされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は昇圧回路に関し、特に、不揮発性半導体記憶装置のワード線に供給される昇圧電圧を発生する昇圧回路に関する。
電気的に書き込み/消去が可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)はメモリセルとしてフローティングゲート型のトランジスタを用いている。このため、メモリセルからのデータの読み出し時等においては、メモリセルへのアクセスのために、メモリセルに接続されたワード線へ電源電圧より高い高電圧を供給することが必要となる。この高電圧を発生する回路として昇圧回路がある。昇圧回路としては例えば、以下の文献に開示するものがある。
特開2005−339658号公報 上記文献はチャージポンプ回路で、電荷転送回路を構成する複数のトランジスタ間にそれぞれキャパシタの一端を接続し、クロック発生回路にて発生した第1クロックを奇数番目に配置されたキャパシタの他端へ供給し、第1クロックと逆相の第2クロックを偶数番目に配置されたキャパシタの他端へ供給するようにしたものである。このようにすることで、順次昇圧を行い所望の昇圧電圧を得るものとしている。
近年において、不揮発性半導体記憶装置は様々な電子機器に用いられており、例えば、バッテリで動作する携帯機器に適用される場合には、不揮発性半導体記憶装置における消費電力を低減することも求められている。しかしながら、従来の昇圧回路、特に、不揮発性半導体記憶装置に用いられている昇圧回路では昇圧回路における消費電流を低減する充分な機能を有していなかった。また、メモリセルの閾値Vtcにはバラツキがあり、そのバラツキ範囲をVtcx≧Vtc≧Vtcn(Vtcx:メモリセル閾値の最大値、Vtcn:メモリセル閾値の最小値)とした場合、読み出し時のワード線の電圧はメモリセル閾値最大値Vtcx以上である電位Vdd+Vtnに設定する必要がある。しかしながら、上記電位Vdd+Vtnでメモリセル閾値の最小値Vtcであるメモリセルデータを読み出す場合、過剰な電位Vdd+Vtn―Vtcnが発生する。この過剰な電位を発生させるための昇圧回路の消費電流が大きく特に問題となる。
本発明では消費電流の低減を実現する昇圧回路を提供することを目的とする。
本発明は、複数のポンプ回路を直列に接続し、ポンプ制御回路から出力されるポンプ制御信号により各ポンプ回路にてそれぞれのポンプ回路に入力される信号の電圧を昇圧することにより必要な昇圧電圧を発生する昇圧回路において、昇圧回路の動作を指示する信号に応じて、ポンプ活性化信号を発生する活性化制御回路を有し、ポンプ制御回路は前記ポンプ活性化信号の電圧レベルに応じてポンプ制御信号の出力制御がされるものとしている。
また、昇圧回路の動作を指示する信号は、昇圧回路の動作を許可する許可信号とセンスアンプの動作を指示する信号であり、活性化制御回路は、許可信号とセンスアンプの動作を指示する信号とのそれぞれの電圧レベルの組合せに応じてポンプ活性化信号の発生が制御されるものとする工夫をしたものである。
さらに、活性化制御回路の構成を、昇圧回路の動作を指示する信号に基づいて第1のクロック信号と第1のクロック信号とは相補的な第2のクロック信号とをポンプ活性化信号として出力し、第1のクロック信号を前記複数のポンプ回路のうち奇数番目に配置されたポンプ回路へ供給し、第2のクロック信号を偶数番目に配置されたポンプ回路へ供給するものとしたり、昇圧回路の動作を指示する信号に基づいて、電圧レベルが第1の電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移が順次遅延して生じる第1〜第N(Nは2以上の整数)のポンプ活性化信号を発生し、複数のポンプ回路は第1〜第Nのポンプ回路を直列して構成し、第T(Tは1以上N以下の整数)のポンプ活性化信号を第Tのポンプ回路へ供給するものとする等の工夫を施したものである。
本発明の昇圧回路によれば、昇圧回路の動作を指示する信号に応じてポンプ活性化信号を発生し、このポンプ活性化信号によりポンプ制御信号の出力を制御するようにすることで昇圧回路の動作を制御し、消費電流を低減することができる。
さらに、昇圧回路の動作を指示する信号を昇圧回路の動作を許可する許可信号とセンスアンプの動作を指示する信号として、センスアンプの動作に応じて昇圧回路の動作を制御できるようにしたので、効率的に昇圧動作を行うことができ、消費電流を低減することができる。
また、活性化制御回路にて昇圧回路の動作を指示する信号に基づいて第1と第2のクロック信号を生成し、この2つのクロック信号によりポンプ回路を動作させるようにしているので、昇圧回路の動作時に応じて必要なクロック信号を発生させるようにしているので、クロック信号を発生するための回路構成での消費電流も極力低減させることができる。
また、活性化制御回路にて昇圧回路の動作を指示する信号に基づいて順次遅延した電圧レベルの遷移が生じる第1〜第Nのポンプ活性化信号を発生し、第Tのポンプ活性化信号を第Tのポンプ回路へ供給するようにしているので、昇圧する各ポンプ回路での昇圧動作を制限することができるので、昇圧回路の動作時の消費電流も極力低減することができる。
さらに、所望のポンプ活性化信号の電圧レベルを第1の電圧レベルに固定する停止制御回路を設けたので、昇圧すべき電圧レベルに応じて複数のポンプ回路のいくつかの動作を抑制することができるので、メモリセルへのリードディスターブを抑制することや昇圧回路における消費電流を低減することができる。
以下、図面を用いて、本発明の昇圧回路について説明する。実施例においては、不揮発性半導体記憶装置に用いられる昇圧回路を例として説明する。
図1は本発明の実施例1の昇圧回路の回路図である。図1中の(a)は昇圧回路の全体図、(b)はポンプ制御回路の回路図、(c)はポンプ回路の回路図、(d)はクランプ回路の回路図ある。
図1において、ワード線へ供給する昇圧された電圧VWLを発生する昇圧回路100は、ポンプ活性化許可信号MPMPENNとメモリセルからのデータの読み出し等に用いられるセンスアンプの動作制御に用いられるセンスアンプ停止信号SAENDとを入力とし、これら2つの入力信号の電圧レベルの論理に応じた電圧レベルを有するポンプ活性化信号としての出力信号PMPENNを出力とする、活性化制御回路としての2入力ORゲート104を有する。この2入力ORゲート104に入力される2つの信号それぞれが昇圧回路の動作を指示する信号である。
また、昇圧回路100は、出力信号PMPENNを入力とし、この出力信号PMPENNの電圧レベルに基づいてポンプ制御信号としての信号CLKAと信号CCLKBとを出力するポンプ制御回路107と、信号PMPENNを入力とし、信号PMPENNの電圧レベルを反転した信号PMPENを出力するインバータ109とを有する。なお、この実施例においては、信号CLKAと信号CLKBは相補的な電圧レベルを有するクロック信号である。
また、昇圧回路100は、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPENを正活性化入力、クロック信号CLKAをクロック入力、信号PS0をポンプ入力としてそれぞれ入力され、信号PS1をポンプ出力とするポンプ回路112と、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPENを正活性化入力、信号CLKB をクロック入力、信号PS1をポンプ入力としてそれぞれ入力され、信号PS2をポンプ出力とするポンプ回路114と、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPENを正活性化入力、信号CLKAをクロック入力、信号PS2をポンプ入力としてそれぞれ入力され、読み出しのためのワード線へ供給する昇圧電圧VWLをポンプ出力とするポンプ回路116とを有する。この実施例では、3つのポンプ回路を直列に接続して構成されたものを例として用いている。
さらに、昇圧回路100は、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPENを正活性化入力としてそれぞれ入力され、昇圧電圧VWLが出力されるポンプ回路116の出力端子POUTと接続されたクランプ回路117を有する。
ポンプ制御回路107は、図1(b)に示されるように、信号PMPENNと帰還された信号とを入力とする2入力NORゲートと、複数個のバッファとインバータとで構成されている。バッファとインバータとは交互に直列接続され、初段のバッファに2入力NORゲートの出力信号が入力され、最終段に位置するインバータの入力へ入力される信号が信号CLKAとして出力され、最終段に位置するインバータの出力信号が信号CLKBとして出力される。ポンプ制御回路107は、入力される信号PMPENNが電源電圧(この実施例では電源電圧Vdd)の時には信号CLKAを基準電圧(この実施例では基準電圧Vss)に固定し、信号CLKBを電源電圧Vddに固定する。また、ポンプ制御回路107は、入力される信号PMPENNが基準電圧Vssの時には相補的な2つのクロック信号としての信号CLKAとCLKBを出力する。
ポンプ回路112は、図1(c)に示されるように、入力端子PINに一端が接続され、信号CLKAが与えられるポンプ入力としての端子PCKに他端が接続された容量素子と、信号PMPENが供給される正活性化入力の端子PENと入力端子PINとの間に接続され、ゲート電極が端子PENと接続されたNチャネルトランジスタと、ゲート電極に負活性化入力端子PENNからの信号PMPENNが与えられ、端子PENと入力端子PINとの間に接続されたNチャネルトランジスタと、入力端子PINと出力端子POUTとの間に接続されたダイオード素子とで構成されている。ポンプ回路112は、昇圧回路100が非活性化されている時には、信号PMPENNの電圧レベルに基づいて入力端子PINを基準電圧Vssに固定し、昇圧回路が活性化されている時には、信号PINに信号PMPENが有する電圧に応じた電圧が与えられるとともに、信号CLKAのクロック動作に基づいて容量素子の充放電により端子PINの電圧を昇圧し、昇圧した電圧を出力としてダイオード素子を介して出力する。なお、実施例においてはNチャネルトランジスタの閾値はVtnとする。
ポンプ回路114,116の回路構成はポンプ回路112と同様であるため説明を省略する。奇数段目(実施例においては3段目)に位置するポンプ回路116は各端子PEN,PENN,PCKに入力される信号がポンプ回路112と同じであるため、昇圧回路が活性化されて昇圧動作を行う際には、ポンプ回路116はポンプ回路112と同様な動作を行い、偶数段目(実施例においては2段目)に位置するポンプ回路114は端子PEN,PENNに入力される信号がポンプ回路112と同じで、端子PCKにはポンプ回路112の端子PCKに入力される信号CLKAと相補的な信号CLKBが入力されるため、ポンプ回路112と逆のタイミングで昇圧動作を行う。
クランプ回路117は、図1(d)に示されるように、入力端子CINがポンプ回路116の出力端子POUTに接続され、正活性化入力である端子CENと入力端子CINとの間に接続されゲート電極が端子CENに接続されたNチャネルトランジスタと、端子CENと入力端子CINとの間に接続されゲート電極が入力端子CINに接続されたNチャネルトランジスタと、端子CENと入力端子CINとの間に接続されゲート電極が負活性化入力である端子CENNに接続されたNチャネルトランジスタと、で構成されている。
クランプ回路117は、昇圧回路が非活性化されている時には、信号PMPENNの電圧レベルに基づいて入力端子PINを基準電圧Vssに固定し、昇圧回路が活性化されている時には、昇圧電圧VWLを所望の電圧レベルの昇圧電圧に固定するように働く。
図1の昇圧回路100の動作を示す信号波形図を図2と図3に示す。これら図面を参照して昇圧回路100の動作について以下に説明する。
不揮発性半導体記憶装置のスタンバイ時において、ポンプ活性化許可信号MPMPNN は電源電圧Vddであり、センスアンプ停止信号SAENDは基準電圧Vssであり、昇圧回路100は非活性化状態になる。
非活性化状態において、信号PMPENNは電源電圧Vddになり、信号PMPENは基準電圧Vssになり、ポンプ制御回路107は信号CLKAに基準電圧Vssを、信号CLKBに電源電圧Vddを出力する。この時、ポンプ回路112は信号PS0を基準電圧Vssに固定し、ポンプ回路114は信号PS1を基準電圧Vssに固定し、ポンプ回路116は信号PS2を基準電圧Vssに固定する。クランプ回路117は読み出し用にワード線へ供給すべき電圧VWLを基準電圧Vssに固定する。
不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作が開始されると、ポンプ活性化許可信号MPMPENNが基準電圧Vssに遷移し、昇圧回路100は活性化状態になる。ポンプ活性化許可信号MPMPENNの遷移により、信号PMPENNは基準電圧VSSになり、信号PMPENは電源電圧Vddになる。
信号PMPENNの遷移によりポンプ制御回路107は活性化状態になり、信号CLKAにクロック信号を出力し、信号CLKBに信号CLKAと逆相のクロック信号を出力する。
信号PMPENNと信号PMPENの遷移によりポンプ回路112,114,116は活性化状態となる。
ポンプ回路112,114,116は、クロック入力の基準電圧Vssから電源電圧Vddへの遷移より発生するカップリングによりポンプ入力の電位Vinを電位Vin+αVdd(α:昇圧効率)まで上昇させる。ポンプ回路112,114,116のポンプ入力とポンプ出力間に接続されたダイオード素子はポンプ入力とポンプ出力間の電位差がVd(Vd:ダイオードの閾値)以上の場合オンになり、ポンプ入力とポンプ出力間にダイオード電流が流れる。ダイオード電流によりポンプ入力とポンプ出力に接続された容量素子間で電荷移動が発生し、ポンプ入力は電位Vin+αVddから電位Vin+αVdd−ΔVm(ΔVm:電荷移動による電圧低下分)に低下し、ポンプ出力は電位Vin+αVdd−ΔVm−Vd(Vd:ダイオードの閾値)となる。
ポンプ回路112,114,116の昇圧動作の時間経過とともにポンプ入力とポンプ出力間の電荷移動量が減少、電荷移動による電圧低下分ΔVmが減少することにより、ポンプ入力とポンプ出力の電位は段階的に上昇する。ポンプ入力とポンプ出力間の電荷移動が無くなった安定状態ではポンプ入力は電位Vin+αVddで、ポンプ出力は電位Vin+αVdd−Vdで安定する。
信号PS0はポンプ回路112の昇圧動作により初期電位Vdd−Vtnから段階的に上昇し、電位(1+α) Vdd−Vtnで安定する。
信号PS1はポンプ回路112からの電荷供給とポンプ回路114の昇圧動作により初期電位Vdd−Vtから段階的に上昇し、電位(1+2α) Vin+αVdd−Vdで安定する。
信号PS2はポンプ回路114からの電荷供給と前記ポンプ回路116の昇圧動作により初期電位Vdd−Vtnから段階的に上昇し、電位(1+3α)Vdd−Vtn−2Vdで安定する。
読み出し用にワード線へ供給されるべき電圧VWLはポンプ回路116からの電荷供給により初期電位Vdd−Vtnから段階的に上昇し、クランプ回路117により電位Vdd+Vtnに固定される。
ここで、図2はメモリセル閾値の最大値Vtcxであるメモリセルデータを読み出す際の動作波形である。メモリセル閾値の最大値Vtcxは電圧VWLの昇圧段階の電位Vwp1以上であり、電圧VWLが電位Vwp1以上に上昇した時点でメモリセルデータの読み出しを開始し、メモリセルデータの読み出しが終了した時点でセンスアンプ停止信号SAENDは電源電圧Vddに遷移する。
センスアンプ停止信号SAENDの遷移により、信号PMPENNは電源電圧Vddに、信号PMPENは基準電圧Vssになり、昇圧回路100は非活性化状態に戻る。
図3はメモリセル閾値の最小値Vtcnであるメモリセルデータを読み出す際の動作波形である。メモリセル閾値の最小値Vtcnは電圧VWLの昇圧段階の電位Vwp0以上であり、電圧VWLが電位Vwp0以上に上昇した時点でメモリセルデータの読み出しを開始し、メモリセルデータの読み出しが終了した時点でセンスアンプ停止信号SAENDは電源電圧Vddに遷移する。
センスアンプ停止信号SAENDの遷移により、信号PMPENNは電源電圧Vddに、信号PMPENは基準電圧Vssになり、昇圧回路100は、電圧VWLの電位Vwp1から電位Vdd+Vtnへの昇圧動作前に非活性化状態に戻る。
以上のように実施例1の昇圧回路によれば、読み出し用にワード線へ供給すべき電圧VWLを段階的に昇圧させ、メモリセル閾値に適した電圧VWLを発生し、メモリセルからのデータの読み出しが終了したことに応じてセンスアンプ停止信号SAENDで昇圧回路100の昇圧動作を停止させることにより、昇圧回路100の消費電流を削減することが可能になる。
図4は本発明における実施例2の昇圧回路の回路図である。図4中の(a)は昇圧回路の全体図、(b)はポンプ制御回路の回路図、(c)はポンプ回路の回路図、(d)はクランプ回路の回路図ある。
実施例2の昇圧回路200は、ポンプ活性化許可信号MPMPENNとメモリセルからのデータの読み出し等に用いられるセンスアンプの動作制御に用いられるセンスアンプ停止信号SAENDとを入力とし、これら2つの入力信号の電圧レベルの論理に応じた電圧を有するポンプ活性化信号としての出力信号PMPENNを出力とする、活性化制御回路としての2入力ORゲート204を有する。この2入力ORゲート204に入力される2つの信号それぞれが昇圧回路の動作を指示する信号である。
また、昇圧回路200は、出力信号PMPENNを入力とし、この出力信号PMPENNの電圧に基づいてポンプ制御信号としての信号DLYA,DLYB,DLYC,DLYDを出力するポンプ制御回路209と、信号PMPENNを入力とし、信号PMPENNの電圧レベルを反転した信号PMPENを出力するインバータ211とを有する。
また、昇圧回路200は、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPENを正活性化入力、信号DLYAをクロック入力、信号PS0をポンプ入力としてそれぞれ入力され、信号PS1をポンプ出力とするポンプ回路214と、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPENを正活性化入力、信号DLYBをクロック入力、信号PS1をポンプ入力としてそれぞれ入力され、信号PS2をポンプ出力とするポンプ回路216と、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPEN を正活性化入力、信号DLYCをクロック入力、信号PS2をポンプ入力としてそれぞれ入力され、読み出しのためのワード線へ供給する昇圧電圧VWLをポンプ出力とするポンプ回路218とを有する。この実施例では、3つのポンプ回路を直列に接続して構成されたものを例として用いている。
さらに、昇圧回路200は、ポンプ制御回路209の信号DLYDを出力する端子DDと電圧VWLが出力される端子との間に接続された容量素子PCと、信号PS0が正極に与えられ電圧VWLが出力される端子が負極と接続されたダイオード素子D0と、信号PS1が正極に与えられ電圧VWLが出力される端子が負極と接続されたダイオード素子D1とを有する。
さらに、昇圧回路200は、信号PMPENNを負活性化入力、信号PMPENを正活性化入力としてそれぞれ入力され、昇圧電圧VWLが出力される端子であるポンプ回路218の出力端子POUTと接続されたクランプ回路220を有する。
図4(c)、図4(d)に示されるように、ポンプ回路214,216,218の回路構成は実施例1におけるポンプ回路と同様であり、クランプ回路220の回路構成は実施例1におけるクランプ回路と同様である。
ポンプ制御回路209は、図4(b)に示されるように、信号PMPENNが入力される端子ENNに入力が接続されたインバータと、インバータの出力信号が入力され、インバータの出力信号とは反転した電圧レベルの信号を遅延して出力する第1の遅延回路と、第1の遅延回路の出力信号と端子ENNからの信号とが入力され、信号DLYAを出力する第1のNORゲートと、信号DLYAが入力され、信号DLYAとは反転した電圧レベルの信号を遅延して出力する第2の遅延回路と、第2の遅延回路の出力信号と端子ENNからの信号とが入力され、信号DLYBを出力する第2のNORゲートと、信号DLYBが入力され、信号DLYBとは反転した電圧レベルの信号を遅延して出力する第3の遅延回路と、第3の遅延回路の出力信号と端子ENNからの信号とが入力され、信号DLYCを出力する第3のNORゲートと、信号DLYCが入力され、信号DLYCとは反転した電圧レベルの信号を遅延して出力する第4の遅延回路と、第4の遅延回路の出力信号と端子ENNからの信号とが入力され、信号DLYDを出力する第4のNORゲートと、を有する。ポンプ制御回路209は、入力される信号PMPENNが電源電圧Vddの時には信号DLYA,DLYB,DLYC,DLYDを基準電圧Vssに固定する。また、ポンプ制御回路209は、入力される信号PMPENNが基準電圧Vssの時には、基準電圧Vssから電源電圧Vddへ遷移するタイミングを順次遅延させて信号DLYA,DLYB,DLYC,DLYDを出力する。
図5は、実施例2の昇圧回路200の動作を示す信号波形図である。図5を参照して、実施例2の昇圧回路200の動作について以下に説明する。
不揮発性半導体記憶装置のスタンバイ時において、ポンプ活性化許可信号MPMPENNは電源電圧Vddであり、センスアンプ停止信号SAENDは基準電圧Vssであり、昇圧回路200は非活性化状態になる。
非活性化状態において、信号PMPENNは電源電圧Vddになり、信号PMPENは基準電圧Vssになる。
ポンプ制御回路209は信号DLYAに基準電圧Vssを、信号DLYBに基準電圧Vssを、信号DLYCに基準電圧Vssを、信号DLYDに基準電圧Vssを出力する。
ポンプ回路214は信号PS0を基準電圧Vssに固定し、ポンプ回路216は信号PS1を基準電圧Vssに固定し、ポンプ回路218は信号PS2を基準電圧Vssに固定し、クランプ回路220は電圧VWLを基準電圧Vssに固定する。
不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作が開始されると、ポンプ活性化許可信号MPMENNが電源電圧Vddから基準電圧Vssに遷移し、昇圧回路200は活性化状態になる。ポンプ活性化許可信号MPMENNの遷移により、信号PMPENNは基準電圧Vssになり、信号PMPENは電源電圧Vddになる。
活性化信号PMPENNが基準電圧Vssに遷移するとポンプ回路214は初期状態になり、信号PS0を電位Vdd−Vtnに充電し、ポンプ回路216は初期状態になり信号PS1を電位Vdd−Vtnに充電し、ポンプ回路218は初期状態になり信号PS2を電位Vdd−Vtnに充電し、クランプ回路220は初期状態になり、電圧VWLを電位Vdd−Vtnに充電する。
信号PMPENNが基準電圧Vssに遷移してから時間t0経過後、ポンプ制御回路209は信号DLYAの電圧を基準電圧Vssから電源電圧Vddに遷移する。
ポンプ回路214は信号DLYAの基準電圧Vssから電源電圧Vddへの遷移により発生するカップリングにより信号PS0を電位Vdd−Vtnから電位Vdd−Vtn+βVdd (β:昇圧効率)まで上昇させる。信号PS0が入力される入力端子PINと信号PS1を出力する出力端子POUTとの間に接続されたポンプ回路214のダイオード素子は、信号PS0と信号PS1との電位差がVd以上あるためオンになり、信号PS0と信号PS1との間にダイオード電流が流れる。信号PS0が入力される入力端子PINと電圧VWLが出力される端子との間に接続されたダイオード素子D0は信号PS0と電圧VWLとの電位差がVd以上あるためオンになり、信号PS0と電圧VWL間にダイオード電流が流れる。ポンプ回路214のダイオード素子とダイオード素子D0とのダイオード電流により信号PS0が入力される入力端子PINに接続された容量素子から信号PS1と電圧VWLを出力する端子に接続された容量素子への電荷移動が発生する。この結果、信号PS0は電位Vdd−Vtn+βVddから電位Vdd−Vtn+βVdd−ΔVm(ΔVVm:電荷移動による電圧低下分)に低下し、信号PS1と電圧VWLは電位Vwp0−Vd(Vwp0=Vdd−Vtn+βVdd−ΔVm)となる。
信号DLYAが電源電圧Vddに遷移してから時間t1経過後、ポンプ制御回路209は信号DLYBの電圧を基準電圧Vssから電源電圧Vddに遷移する。
ポンプ回路216は信号DLYBの基準電圧Vssから電源電圧Vddへの遷移により発生するカップリングにより信号PS1を電位Vwp0−Vdから電位Vwp0−Vd+βVdまで上昇させる。信号PS1が入力される入力端子PINと信号PS2を出力する出力端子POUTとの間に接続されたポンプ回路216のダイオード素子は、信号PS1と信号PS2との電位差がVd以上あるためオンになり、信号PS1と信号PS2との間にダイオード電流が流れる。信号PS1が入力される入力端子PINと電圧VWLを出力する端子との間に接続された前記ダイオード素子D1は信号PS1と電圧VWLとの電位差がVd以上あるためオンになり、信号PS1と電圧VWLとの間にダイオード電流が流れる。ポンプ回路216のダイオード素子とダイオード素子D1とのダイオード電流により信号PS1が入力される端子PINに接続された容量素子から信号PS2と電圧VWLに接続された容量素子への電荷移動が発生し、信号PS1は電位Vwp0−Vd+βVdから電位Vwp0−Vd+βVd−ΔVmに低下し、信号PS2と電圧VWLは電位Vwp1−Vd(Vwp1=Vwp0−Vd+βVdd−ΔVm)となる。
信号DLYBが電源電圧Vddに遷移してから時間t2経過後、ポンプ制御回路209は信号DLYCの電圧を基準電圧Vssから電源電圧Vddに遷移する。
ポンプ回路218は信号DLYCの基準電圧Vssから電源電圧Vddへの遷移により発生するカップリングにより信号PS2を電位VVwp1−Vdから電位Vwp1−Vd+βVdまで上昇させる。信号PS2が入力される入力端子PINと電圧VWLが出力される端子との間に接続されたポンプ回路218のダイオード素子は信号PS2と電圧VWLとの電位差がVd以上あるためオンになり、信号PS2と電圧VWLとの間にダイオード電流が流れる。ポンプ回路218のダイオード素子のダイオード電流により信号PS2に接続された容量素子から電圧VWLに接続された容量素子への電荷移動が発生し、信号PS2は電位Vwp1−Vd+βVdから電位Vwp1−Vd+βVd−ΔVmに低下し、電圧VWLは電位Vwp2−Vd(Vwp2=Vwp1−Vd+βVdd−ΔVm)となる。
信号DLYCが電源電圧Vddに遷移してから時間t3経過後、ポンプ制御回路209は信号DLYDの電圧を基準電圧Vssから電源電圧Vddに遷移する。
信号DLYDと接続された容量素子は信号DLYDの基準電圧Vssから電源電圧Vddへの遷移により発生するカップリングにより電圧VWLを電位Vwp2−Vdから電位Vwp2−Vd+βVdd まで上昇し、クランプ回路220により電位Vdd+Vtnに固定される。
電圧VWLは、ポンプ回路214からの電荷供給により初期電位Vdd−Vtnから電位Vwp0−Vdへと昇圧され、ポンプ回路216からの電荷供給により電位Vwp0−Vdから電位VVwp1−Vdへと昇圧され、ポンプ回路218からの電荷供給により電位Vwp1−Vdから電位Vwp2−Vdへと昇圧され、段階的に昇圧された結果、最終的にクランプ回路220により電位Vdd+Vtnに固定される。
この昇圧された電圧VWLを用いて実施例1同様に、メモリセルデータの読み出しが行われ、メモリセルデータの読み出しが終了した時点でセンスアンプ停止信号SAENDは電源電圧Vddに遷移する。
センスアンプ停止信号SAENDの遷移により、信号PMPENNは電源電圧Vddに、信号PMPENは基準電圧Vssになり、昇圧回路200は非活性化状態に戻る。
以上に示した実施例2の昇圧回路では、実施例1と同様に電圧VWLを段階的に昇圧させることが可能になり、メモリセル閾値に適した電圧VWLをセンスアンプ停止信号SAENDで選択させ、昇圧回路200の昇圧動作を停止させることにより、昇圧回路200の消費電流を削減することが可能になる。また、実施例2では、ポンプ制御回路209から、ポンプ活性化信号として、遷移タイミングが異なる信号DLYA〜DLYDを順次出力するものとして、これら信号に基づき各ポンプ回路を動作するようにしているので、ポンプ活性化信号の電圧の遷移数を抑えるとともに各ポンプ回路でのポンプ動作の抑えるようにしているので、さらなる消費電流の低減ができる。
図6は本発明の実施例3の昇圧回路の回路図である。図6中の(a)は昇圧回路の全体図、(b)はポンプ制御回路の回路図、(c)はポンプ回路の回路図、(d)はクランプ回路の回路図ある。実施例3における図6(a)の昇圧回路の構成は図4(a)の昇圧回路と同様であり、図6(c)のポンプ回路の構成は図4(c)のポンプ回路と同様であり、図6(d)のクランプ回路の構成は図4(d)のクランプ回路と同様である。
実施例3のポンプ制御回路309では、図6(b)に示すように、実施例2のポンプ制御回路209に対して、停止信号SKIPNと信号DLYCとを入力とし、出力が第4の遅延回路の入力へと接続された停止制御回路としてのANDゲートが追加されている。ポンプ制御回路309のそれ以外の構成は実施例2のポンプ制御回路と同様である。
図7は、実施例3の昇圧回路300の動作を説明する信号波形図である。図7を参照して、昇圧回路300の動作について説明する。
活性化信号MPMPENNが電源電圧Vddである時、昇圧回路300は非活性化状態であり、実施例2で示した非活性化状態と同じ動作を行うため、ここでは説明を割愛する。
停止信号SKIPNが電源電圧Vddである時、昇圧回路300の活性化動作は実施例2の活性化動作と同じ動作を行うため、ここでは説明を割愛する。
停止信号SKIPNが基準電圧Vssである時、ポンプ制御回路309は出力である信号DLYDは基準電圧Vssに固定される。この時の昇圧回路300の活性化動作は、実施例2の場合とは異なり容量素子219による電圧VWLの昇圧が実行されず、電圧VWLは電位Vwp2−Vdで昇圧動作が終了することになる。
実施例3の昇圧回路は、設計時に想定した電源電圧より高い電源電圧Vddを用いて動作させたい要求がある時に特に有効となる。つまり、昇圧回路においては、使用する電源電圧Vddを考慮し、昇圧に使用する遅延した信号DLYA〜DLYDの遷移タイミングとセンスアンプ停止信号SAENDの遷移タイミングを調整し、発生させるべき電圧VWLの電圧レベルが決定されている。このため、例えば、低い電源電圧(例えば、1.8V)で信号DLYA〜DLYDの遷移タイミングとセンスアンプ停止信号SAENDの遷移タイミングが調整された昇圧回路に対して、高い電源電圧(1.8Vよりも高い電圧、例えば、3.3V)で使用したい場合に信号DLYA〜DLYDの遷移タイミングとセンスアンプ停止信号SAENDの遷移タイミングがかならずしも低い電源電圧の時と同じであるとは限らない。具体的には、高い電源電圧を用いた場合に、信号DLYCが基準電圧Vssから電源電圧Vddに遷移したことに基づいて昇圧させた電圧VWLが読出しに最適な電圧レベルに達し、この電圧VWLで読み出しが適正に行われたとしてもセンスアンプ停止信号SAENDの遷移が次の信号DLYDの遷移よりも遅くなってしまえば次の昇圧動作が開始されることとなる。実施例3の昇圧回路では、停止信号SKIPNを読み出しの終了に応じたセンスアンプ停止信号SAENDと別に発生させるようにすることができ、高い電源電圧を使用する要求があっても、上記のような不要な昇圧動作を確実に抑制することができる。
このように、実施例3では停止信号SKIPNを基準電圧Vssにすることにより、信号DLYDによる容量素子219の昇圧動作を停止させ、電圧VWLを電位Vdd−Vtnから電位Vwp2−Vdに低下させるようにするとができる。このため、電源電圧Vddとして高い電源電圧(例えば3.3V)を用いて不揮発性半導体記憶装置の読み出し動作を行うような場合に昇圧回路により発生される電圧VWLが必要以上に上昇し、電圧VWLによるメモリセルへのリードディスターブによりメモリセルデータ保持特性に影響が生じてしまうといったことをも抑制することができる。よって、実施例3の昇圧回路とし、電源電圧Vddに応じて停止信号SKIPNの基準電圧Vssあるいは電源電圧Vddとすることにより、不要な昇圧動作を抑制し、電圧VWLによるメモリセルへのリードディスターブを抑制することが可能になる。
<変形例>
以上の通り、本発明の昇圧回路について説明をしたが、各昇圧回路は上記で説明した実施例の構成に限定されるものではない。
例えば、各実施例の容量素子やダイオード素子の構成も本発明の動作を実現可能なものであれば適用可能であり、本発明を制限するものではない。
各実施例で示したポンプ回路の数は、本実施例で説明した数に制限するものではなく、これに伴ない、実施例1で示したポンプ制御回路の出力である信号の本数はや実施例2で示したポンプ制御回路の出力である信号の本数も実施例のものに制限されるものではない。
また、実施例3で示した停止信号の生成手段は、予め使用される電源電圧Vddの大きさがわかっている場合にはそれに応じて固定された電圧を供給するようにしてもよいし、予め使用される電源電圧Vddの大きさがわからない場合には、昇圧回路が搭載された装置に供給された電源電圧Vddの大きさを検出し、その検出結果に応じた電圧の停止信号を生成するようにしてもよい。
さらに、実施例3では、1段の昇圧動作を停止させる1本の停止信号を配置したが、昇圧動作を停止させる停止信号を複数本配置し、複数段の昇圧動作を停止させるようにしてもよいし1本の停止信号で複数段の昇圧動作を停止させるようにしてもよい。
また、本発明の昇圧回路は、昇圧回路を搭載する回路へ適用することは妨げないが、上述したように、不揮発性半導体記憶装置の読み出し時におけるワード線の昇圧に用いられることで特に好適である。
本発明の実施例1の昇圧回路を説明する回路図である。 図1の昇圧回路の動作を説明する信号波形図である。 図1の昇圧回路の動作を説明する信号波形図である。 本発明の実施例2の昇圧回路を説明する回路図である。 図4の昇圧回路の動作を説明する信号波形図である。 本発明の実施例3の昇圧回路を説明する回路図である。 図6の昇圧回路の動作を説明する回路図である。
符号の説明
100,200,300 昇圧回路
107,209,309 ポンプ制御回路
112,114,116、214,216,218 ポンプ回路
117,220 クランプ回路


Claims (5)

  1. 複数のポンプ回路を直列に接続し、ポンプ制御回路から出力されるポンプ制御信号により各ポンプ回路にてそれぞれのポンプ回路に入力される信号の電圧を昇圧することにより必要な昇圧電圧を発生する昇圧回路において、
    前記昇圧回路の動作を指示する信号に応じて、ポンプ活性化信号を発生する活性化制御回路を有し、
    前記ポンプ制御回路は前記ポンプ活性化信号の電圧レベルに応じて前記ポンプ制御信号の出力制御がされることを特徴とする昇圧回路。
  2. 前記昇圧回路の動作を指示する信号は、昇圧回路の動作を許可するポンプ活性化許可信号とセンスアンプの動作を指示する信号であり、前記活性化制御回路は、該許可信号と該センスアンプの動作を指示する信号とのそれぞれの電圧レベルの組合せに応じてポンプ活性化信号の発生が制御されることを特徴とする請求項1記載の昇圧回路。
  3. 前記活性化制御回路は、前記昇圧回路の動作を指示する信号に基づいて第1のクロック信号と該第1のクロック信号とは相補的な第2のクロック信号とを前記ポンプ活性化信号として出力し、前記第1のクロック信号を前記複数のポンプ回路のうち奇数番目に配置されたポンプ回路へ供給し、前記第2のクロック信号を偶数番目に配置されたポンプ回路へ供給することを特徴とする請求項1または請求項2記載の昇圧回路。
  4. 前記活性化制御回路は、前記昇圧回路の動作を指示する信号に基づいて、前記ポンプ活性化信号として、電圧レベルが第1の電圧レベルから第2の電圧レベルへの遷移が順次遅延して生じる第1〜第N(Nは2以上の整数)のポンプ活性化信号を発生し、前記複数のポンプ回路は第1〜第Nのポンプ回路を直列して構成し、第T(Tは1以上N以下の整数)のポンプ活性化信号を第Tのポンプ回路へ供給することを特徴とする請求項1または請求項2記載の昇圧回路。
  5. 前記活性化制御回路は停止信号に応じて前記第1〜第Nのポンプ活性化信号のうち所望のポンプ活性化信号の電圧レベルを第1の電圧レベルに固定する停止制御回路を有することを特徴とする請求項4記載の昇圧回路。

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