JP2000353392A - 電圧検出回路 - Google Patents

電圧検出回路

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JP2000353392A
JP2000353392A JP16521499A JP16521499A JP2000353392A JP 2000353392 A JP2000353392 A JP 2000353392A JP 16521499 A JP16521499 A JP 16521499A JP 16521499 A JP16521499 A JP 16521499A JP 2000353392 A JP2000353392 A JP 2000353392A
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伸広 泊
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    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇圧を行って生成した高電圧でメモリセルの
書き込みを行う装置において、該高電圧の電圧値により
発生する誤書き込みを防止し、かつ、書き込み状況を外
部に示す。 【解決手段】 発振回路20からのクロックCK,CK
/を用い、チャージポンプ回路30は昇圧で生成した高
電圧VPPをする。高電圧検出部50は、高電圧VPP
が所望電圧に到達しているか否かを判定し、判定信号L
VCC,DIS/で示す。高電圧VPPが所望電圧に満
たない場合には、判定信号DIS/に基づき、書き込み
制御回路10が発振回路20の発振動作を停止し、チャ
ージポンプ回路30の高電圧VPPの昇圧を停止する。
よって、所望電圧の高電圧VPPが記憶回路40中のメ
モリセルに与えられず、書き込みが行われない。また、
判定信号LVCCが外部に出力されて、メモリセルの書
き込み状況が示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記憶回路を持つ半導体
集積装置等に設けられる電圧検出回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の一般的な不揮発性メモリ
の書き込み回路を示す構成図である。この書き込み回路
は、書き込み制御回路1と、該書き込み制御回路1の出
力側に接続された発振回路2と、該発振回路2の出力側
に接続されたチャージポンプ回路3とを備え、半導体集
積装置中の記憶回路4にチャージポンプ回路3で生成さ
れた高電圧VPPを用いて書き込むものである。
【0003】書き込みを行う場合には、書き込み制御回
路1が発振開始を示す発振指示信号STARTをアクテ
ィブの“H”にする。書き込み制御回路1からのアクテ
ィブな信号STARTを入力した発振回路2は発振し、
例えば5MHzのクロックCKと該クロックCKに逆相
のクロックCK/とを発生し、チャージポンプ回路3に
与える。チャージポンプ回路3は、2つのクロックC
K,CK/を用い、電源電圧を上昇させて高電圧VPP
を生成する。記憶回路4が例えばEEPROM等の不揮
発性メモリの場合には、高電圧VPPは、20V程度で
ある。記憶回路4はデータを記憶させる回路であり、高
電圧VPPを利用し、EEPROMの場合にはメモリセ
ルにトンネル現象を起こさせ、不揮発性メモリの記憶を
行う。高電圧VPPの値はある程度の電圧以上が必要で
あり、EEPROMでは15V以上ないとトンネル現象
が発生せず、記憶ができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図2の書き込み回路により、記憶回路4の書き込みを行
う半導体集積装置では、次のような課題があった。チャ
ージポンプ回路3が生成する高電圧VPPのレベルが不
明のまま、書き込みを行おうとするので、書き込みがで
きたかどうかは、書き込み終了後のデータを確認するま
で判断できなかった。また、高電圧VPPが中途半端な
値のときには、書込みが行われたり、行われなかったり
するので、データが修復困難に破壊される事があった。
さらに、第3者が、故意に電圧VPPの値を下げること
により、書き込みをできないようにすることもでき、次
のような問題も発生する。例えば、ICカード等におい
て、カードへ不正アクセスをした回数を記憶回路4に保
持させ、3回以上の不正アクセスが行われたカードを使
用できないようなアプリケーションにしたものがある。
このようなICカードでは、不正アクセスが仮に発生し
たときに、記憶回路4の専用領域に不正アクセスの回数
を書き込むことになるが、電圧VPPの値を故意に下げ
ておけば、記憶回路4に対する書き込みが実施できない
ので、何回でも不正アクセスが可能になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、電源電圧の昇圧を行
って高電圧を出力するチャージポンプ回路を有し、その
チャージポンプ回路が出力した高電圧を対象素子に供給
して該対象素子を機能させる装置に設けられた電圧検出
回路でおいて、次のようなスイッチ、基準電圧発生回
路、電圧比較手段、検出手段及び停止手段を用いて構成
している。前記スイッチは、チャージポンプ回路が昇圧
を開始してから所定期間が経過するまで該チャージポン
プ回路が出力する高電圧の対象素子への供給を遮断する
ものである。基準電圧発生回路は、基準電圧を発生する
回路である。電圧比較手段は、基準電圧との比較でチャ
ージポンプ回路の出力する高電圧が所望電圧値に到達し
たか否かを示す信号を出力する手段である。検出手段
は、チャージポンプ回路が昇圧を開始してから所定期間
が経過したときに電圧比較手段の出力信号に応答して、
高電圧が所望電圧値に到達したか否かの判定信号を出力
する手段である。停止手段は、判定信号が高電圧が所望
電圧値に到達していないことを示す場合にはチャージポ
ンプ回路の昇圧を停止し、到達していることを示す場合
には昇圧を継続させる手段である。
【0006】このような構成を採用したことにより、チ
ャージポンプ回路が昇圧を開始してから所定期間が経過
するまでは、対象素子には、スイッチによる遮断で高電
圧が与えられない。その所定期間になるまでに、基準電
圧との比較でチャージポンプ回路の出力する高電圧が所
望電圧値に到達したか否かを示す信号が電圧比較手段か
ら出力される。そして、検出手段は、所定期間になった
ときに高電圧が対象素子を機能させるのに必要な所望電
圧値に到達したか否かの判定信号を出力する。ここで、
高電圧が所望電圧値に到達していない場合には、チャー
ジポンプ回路の昇圧が停止手段によって停止するので、
所定期間が経過した後にも、対象素子には所望電圧値に
満たない高電圧は与えられない。対象素子に供給される
のは所望電圧値以上に昇圧された高電圧だけとなる。
【0007】第2の発明では、第1の発明における対象
素子をメモリセルとし、高電圧をそのメモリセルに供給
して書き込みを行う装置に設けられた電圧検出回路にお
いて、次のようなスイッチ、基準電圧発生回路、電圧比
較手段、検出手段及び停止手段を用いて構成している。
スイッチは、チャージポンプ回路が昇圧を開始してから
所定期間が経過するまで該チャージポンプ回路が出力す
る高電圧のメモリセルへの供給を遮断するものである。
基準電圧発生回路は、基準電圧を発生する回路である。
電圧比較手段は、基準電圧との比較でチャージポンプ回
路の出力する高電圧が所望電圧値に到達したか否かを示
す信号を出力する手段である。検出手段は、チャージポ
ンプ回路が昇圧を開始してから所定期間が経過したとき
に電圧比較手段の出力信号に応答して、高電圧が所望電
圧値に到達したか否かの判定信号を出力する手段であ
る。停止手段は、判定信号が高電圧が所望電圧値に到達
していないことを示す場合にはチャージポンプ回路の昇
圧を停止し、到達していることを示す場合には昇圧を継
続させる手段である。
【0008】このような構成を採用したことにより、チ
ャージポンプ回路が昇圧を開始してから所定期間が経過
するまでは、メモリセルには、スイッチによる遮断で高
電圧が与えられず、書き込みは行われない。その所定期
間が経過するまでに、基準電圧との比較でチャージポン
プ回路の出力する高電圧が所望電圧値に到達したか否か
を示す信号が電圧比較手段から出力される。検出手段
は、所定期間が経過したときに高電圧が対象素子を機能
させるのに必要な所望電圧値に到達したか否かの判定信
号を出力する。ここで、高電圧が所望電圧値に到達して
いない場合には、チャージポンプ回路の昇圧が停止手段
によって停止するので、所定期間が経過した後にも、メ
モリセルには所望電圧値に満たない高電圧は与えられ
ず、書き込みが行われない。メモリセルに供給されるの
は所望電圧値以上に昇圧された高電圧だけとなる。
【0009】第3の発明では、電源電圧の昇圧を行って
高電圧を出力するチャージポンプ回路を有し、チャージ
ポンプ回路が出力した高電圧を対象素子に供給して対象
素子を機能させる装置に設けられた電圧検出回路におい
て、次のようなスイッチ、対比用チャージポンプ回路、
電圧比較手段、検出手段及び停止手段を用いて構成して
いる。前記スイッチは、チャージポンプ回路が昇圧を開
始してから所定期間が経過するまでそのチャージポンプ
回路が出力する高電圧の対象素子への供給を遮断するも
のである。対比用チャージポンプ回路は、電源電圧を昇
圧して高電圧と対比するための対比用電圧をチャージポ
ンプ回路とは独立に生成する回路である。電圧比較手段
は、対比用電圧との比較でチャージポンプ回路が出力す
る高電圧が所望電圧値に到達したか否かを示す信号を出
力する手段である。検出手段は、チャージポンプ回路が
昇圧を開始してから所定期間が経過したときに電圧比較
手段の出力信号に応答して、高電圧が所望電圧値に到達
したか否かの判定信号を出力する手段である。停止手段
は、判定信号が高電圧が所望電圧値に到達していないこ
とを示す場合にはチャージポンプ回路の昇圧を停止し、
到達していることを示す場合には昇圧を継続させる手段
である。
【0010】このような構成を採用したことにより、第
1の発明における基準電圧の代わりに、対比用チャージ
ポンプ回路が出力する対比用電圧が高電圧と比較され、
高電圧が所望電圧値に到達したか否かを示す信号が電圧
比較手段から出力される。以下は、第1の発明と同様で
あり、高電圧が所望電圧値に到達していない場合には、
チャージポンプ回路の昇圧が停止手段によって停止する
ので、所定期間が経過した後にも、対象素子には所望電
圧値に満たない高電圧は与えられず、対象素子に供給さ
れるのは所望電圧値以上に昇圧された高電圧だけとな
る。
【0011】第4の発明では、電源電圧の昇圧を行って
高電圧を出力するチャージポンプ回路を有し、チャージ
ポンプ回路が出力した高電圧をメモリセルに供給して書
き込みを行う記憶回路とを有する装置に設けられた電圧
検出回路において、次のようなスイッチ、対比用チャー
ジポンプ回路、電圧比較手段、検出手段及び停止手段を
用いて構成している。前記スイッチは、チャージポンプ
回路が昇圧を開始してから所定期間が経過するまでこの
チャージポンプ回路が出力する高電圧のメモリセルへの
供給を遮断するものである。対比用チャージポンプ回路
は、電源電圧の昇圧を行って高電圧と対比するための対
比用電圧を前記チャージポンプ回路とは独立に生成する
回路である。電圧比較手段は、対比用電圧との比較でチ
ャージポンプ回路が出力する前記高電圧が所望電圧値に
到達したか否かを示す信号を出力する手段である。検出
手段は、チャージポンプ回路が昇圧を開始してから所定
期間が経過したときに電圧比較手段の出力信号に応答し
て、高電圧が所望電圧値に到達したか否かの判定信号を
出力する手段である。停止手段は、判定信号が高電圧が
所望電圧値に到達していないことを示す場合にはチャー
ジポンプ回路の昇圧を停止し、到達していることを示す
場合には該昇圧を継続させる手段である。
【0012】このような構成を採用したことより、第2
の発明における基準電圧の代わりに、対比用チャージポ
ンプ回路が出力する対比用電圧が高電圧と比較され、高
電圧が所望電圧値に到達したか否かを示す信号が電圧比
較手段から出力される。以下は、第2の発明と同様であ
り、高電圧が所望電圧値に到達していない場合には、チ
ャージポンプ回路の昇圧が停止手段によって停止するの
で、所定期間が経過した後にも、メモリセルには所望電
圧値に満たない高電圧は与えられず、対象素子に供給さ
れるのは所望電圧値以上に昇圧された高電圧だけとな
る。
【0013】第5の発明では、第1〜第3または第4の
発明の電圧検出回路において、判定信号は、外部にモニ
タ用として出力するようにしている。このような構成を
採用したことにより、対象素子或いはメモリセルに、昇
圧によって所望電圧値以上にまで高められた高電圧が供
給されたか否かが、外部に出力される。
【0014】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す半導体集積装置
の要部の構成図である。この半導体集積装置は、書き込
み制御回路10と、該書き込み制御回路10の出力側に
接続された発振回路20と、該発振回路20の出力側に
接続されたチャージポンプ回路30と、チャージポンプ
回路30の出力側に接続された記憶回路40と、高電圧
検出部50とを備えている。記憶回路40内には、後述
するメモリセル41が配置され、書き込み制御回路1
0、発振回路20、チャージポンプ回路30及び高電圧
検出部50が書き込み回路として動作し、該チャージポ
ンプ回路30が昇圧によって生成した高電圧VPPによ
り、該メモリセル41に書き込みが行われる構成になっ
ている。さらに、書き込み制御回路10、発振回路2
0、チャージポンプ回路30及び高電圧検出部50に
は、高電圧検出回路が組み込まれ、書き込みにマージン
を持つ高電圧VPPが生成されたことを検出し、そのと
きのみ該高電圧をメモリセル41に供給し、書き込みの
成否を示すために判定信号LVPPを外部に出力する構
成になっている。次の図3から図7を参照しつつ、図1
の各部の詳細と機能を説明する。
【0015】図3は、図1中の書き込み制御回路10の
構成例を示す回路図であり、図4は、図1中の発振回路
20の構成例を示す回路図である。図5は、図1中のチ
ャージポンプ回路30の構成例を示す回路図であり、図
6は、図1中の記憶回路40の構成例を示す回路図であ
る。図7は、図1中の高電圧検出部50の構成例を示す
回路図である。書き込み制御回路10は、図3のよう
に、書き込み開始を示す開始信号ENAと、後述する高
電圧VPPが正常か異常を示す判定信号のうちの判定信
号DIS/を入力するANDゲート11と、該開始信号
ENAを入力し、該開始信号ENAが“H”になると1
ショットのパルスを発生するパルス発生回路12とで構
成されている。この書き込み制御回路10では、AND
ゲート11が、開始信号ENAが“H”になったことを
検出し、発振回路20に発振スタートを指示する発振指
示信号STARTを“H”の有効にする。ただし、判定
信号DIS/が“L”のとき、つまり高電圧VPPが異
常のときには、発振指示信号STARTを“L”にして
発振を停止させるように機能する。
【0016】パルス発生回路12は、開始信号ENAの
立上がりをトリガとし、所定の期間の例えば200μs
の間“H”となる1パルスの期間設定信号TESTを発
生させる。この期間設定信号TESTは、高電圧VPP
が所望の電圧値に達するまでの待ち時間を設定するため
の信号である。発振回路20は、図4のように、発振指
示信号STARTを一方の入力端子に入力する2入力N
ANDゲート21を有している。NANDゲート21の
出力端子には、3段インバータ22,23,24が直列
に接続され、該インバータ23の出力端子がNANDゲ
ート21の他方の入力端子に帰還接続されている。ま
た、NANDゲート21の出力端子とグランドとの間に
は、遅延時間設定用キャパシタ25が接続され、インバ
ータ22の出力端子とグランドとの間には、遅延時間設
定用キャパシタ26が接続されている。
【0017】この発振回路20では、発振指示信号ST
ARTが“H”になることにより、NANDゲート21
の出力が“L”となる。この“L”がキャパシタ25の
容量によって時間遅延してインバータ22与えられ、該
インバータ22の出力が“H”になる。この“H”がキ
ャパシタ26によって遅延されてインバータ23に与え
られ、該インバータ23の出力が“L”になる。これに
より、インバータ24の出力が“H”になると共にNA
NDゲート21の出力が“H”に遷移する。以下、同様
の動作を繰り返す。同様の動作を繰り返すことにより、
NANDゲート21の出力端子から入力端子に論理レベ
ルの遷移が一巡して戻るまでの遅延時間を半周期とする
発信動作を行うことになる。ここで、キャパシタ25,
26の容量を適当に選択することにより、その発振周波
数も設定することが可能である。即ち、この発振回路2
0は、“H”の発振指示信号STARTをトリガとして
インバータ24からクロックCKを出力し、インバータ
23から、それとは逆位相のクロックCK/を出力す
る。
【0018】チャージポンプ回路30は、電源電圧を昇
圧して高電圧VPPを生成する回路であり、図5のよう
に、複数段に直列に接続されたポンプ31,32,・・
・33と、レギュレート回路34とを備えている。各ポ
ンプ31〜33は共通の構成である。例えばポンプ31
は、一方の電極にクロックCKが入力されたキャパシタ
31aと、一方の電極にクロックCK/が入力されたキ
ャパシタ31bと、アノードが電源に接続されたダイオ
ード31cと、該ダイオード31cのカソードにアノー
ドが接続されたダイオード31dとで構成されせてい
る。ダイオード31cのアノードにキャパシタ31aの
他方の電極が接続され、ダイオード31dのアノードに
キャパシタ31bの他方の電極が接続されている。ダイ
オード31dのカソードがポンプ31の出力端子になっ
ている。
【0019】レギュレート回路34は、ポンプ31〜3
3で生成した高電圧VPPの電圧値が所望の値を越えた
場合にも、出力する高電圧VPPを所望電圧値に抑える
回路であり、例えばツェナーダイオードを適当数直列に
接続して出力電圧値を所望電圧値にクランプするように
してもよい。このチャージポンプ回路30では、クロッ
クCKが“H”になると、ポンプ31のキャパシタ31
aがチャージされて電源電圧と加算され、これがダイオ
ード31cの出力電圧となる。クロックCK/が“H”
になると、ポンプ31のキャパシタ31bがチャージさ
れてダイオード31cの出力電圧に加算されてダイオー
ド31dの出力電圧となる。同様の昇圧動作をポンプ3
2,33が行うことにより、電源電圧を昇圧した高電圧
VPPを生成する。
【0020】記憶回路40には、EEPROM等の不揮
発性メモリセル41が配置されている。チャージポンプ
回路30で生成された高電圧VPPを、メモリセル41
に印加させることにより、メモリセル41のトランジス
タの閾値を変更させてデータを記憶するようになってい
るが、図6のように、該メモリセル41は、スイッチ4
2を介して高電圧VPPが印加される接続になってい
る。スイッチ42は、期間設定信号TESTが“H”の
ときにはオフし、高電圧VPPのメモリセル41への供
給を停止し、“L”のときに該高電圧VPPをメモリセ
ル41に印加する機能を有している。
【0021】高電圧検出部50は、図7のように、例え
ばバンドギャップ基準電圧発生源等で構成された基準電
圧発生回路51と、キャパシタ52,53を有してい
る。基準電圧発生回路51は、基準電圧VBGを発生す
るものである。キャパシタ52,53は、高電圧VPP
を参照用電圧VPPFに変換するものであり、該キャパ
シタ52,53は、チャージポンプ回路30の出力端子
とグランドとの間に直列に接続され、このキャパシタ5
2とキャパシタ53の接続点Nから参照用電圧VPPF
が出力されるようになっている。例えば、キャパシタ5
2,53の容量比を1:9とすると、参照用電圧VPP
Fと高電圧VPPの関係をVPPF=1/10VPPと
することができ、基準電圧発生回路51で発生する基準
電圧VBGを低くしても、両者の比較ができるようにな
る。例えば、高電圧VPPが20[V]のときには参照
用電圧VPPFが2.0[V]となり、基準電圧VBG
を1.2[V]程度に低くしても、比較が可能になる。
接続点Nは、演算増幅器等で形成された電圧比較手段で
ある電圧比較回路54の反転入力端子(−)に接続され
ている。電圧比較回路54の非反転入力端子(+)に
は、基準電圧発生回路51の出力端子が接続されてい
る。
【0022】電圧比較回路54の出力端子は、検出手段
である遅延型フリップフロップ55のデータ入力端子D
に接続されている。フリップフロップ55のクロック端
子ckには、書き込み制御回路10からの期間設定信号
TESTが入力され、リセット端子Rには、外部からの
リセット信号RSTが入力される構成になっている。フ
リップフロップ55は、電圧比較回路54の出力信号を
ラッチし、これを1つの判定信号LVPPとして出力す
るものである。フリップフロップ55のデータ出力端子
Qには、さらに、インバータ56が接続され、判定信号
LVPPのレベルを反転した前記判定信号DIS/も出
力する構成になっている。この高電圧検出部50では、
参照用電圧VPPFが基準電圧VBGの電圧レベルより
も高いと、電圧比較回路54が“L”を出力し、逆の関
係の場合には“H”を出力する。例えば、基準電圧VB
Gが1.2[V]の場合に、参照電圧VPPFが1.2
[V]よりも低いとき、つまり高電圧VPPが所望電圧
値の12[V]よりも低いときに、電圧比較回路54が
“H”を出力する。
【0023】フリップフロップ55は、期間設定信号T
ESTの立下がりに同期して電圧比較回路54の出力信
号をラッチする。もし、参照用電圧VPPFが基準電圧
VBGよりも低いときには、フリップフロップ55は
“H”をラッチし、この“H”を判定信号LVPPとし
て出力する。よって、判定信号LVPPが“H”のとき
は、高電圧VPPが所望電圧値になっていないことを示
す。このときインバータ56から出力される判定信号D
IS/は、“L”になる。逆に、高電圧VPPが所望電
圧値になっているときには、判定信号LVPPが
“L”、判定信号DIS/が“L”になる。
【0024】図8は、図1の動作波形(その1)を示す
タイムチャートであり、図9は、図1の動作波形(その
2)を示すタイムチャートである。これらの図8及び図
9を参照しつつ、図1の半導体集積装置の動作を説明す
る。まず、高電圧VPPが所望電圧値に昇圧されない場
合の動作を説明する。図8のように、外部からパルス上
のリセット信号RSTを与えると、フリップフロップ5
5がリセットされ、それまでの状態にかかわらず、強制
的に判定信号LVPPが“L”となり、判定信号DIS
/が“H”になる。この状態で、書き込み開始を指示す
る書き込み開始信号ENAを有効の“H”にすると、こ
れをトリガとし、書き込み制御回路10が例えば200
μsの間が“H”となる1パルスの期間設定信号TES
Tを発生すると共に、“H”に有効化された発振指示信
号STARTを発振回路20に与える。“H”の発振指
示信号STARTが与えられた発振回路20は、発振を
開始し、互いに逆相のクロックCK,CK/を発生す
る。チャージポンプ回路30は、そのクロックCK,C
K/を用いて電源電圧を昇圧していく。このとき“H”
の期間設定信号TESTが与えられた記憶回路40のス
イッチ42は、オフ状態である。
【0025】200μsが経過し、期間設定信号TES
Tが“H”から“L”に立下がると、これに同期して高
電圧検出部50中のフリップフロップ55が、電圧比較
回路54の比較結果をラッチする。チャージポンプ回路
30の高電圧VPPが所望電圧値に昇圧されていないと
場合には、フリップフロップ55が“H”をラッチす
る。この結果、判別信号LVPPのレベルが“H”に、
判別信号DIS/のレベルが“L”にそれぞれ遷移す
る。判別信号LVPPは外部に出力され、この判別信号
LVPPがモニタされ、書き込みに異常があったか否か
提示される。一方、“L”の判別信号DIS/は、書き
込み制御回路10のANDゲート11に入力され、発振
指示信号STARTが“L”になる。発振指示信号ST
ARTが“L”になることにより、発振回路20の発振
が停止し、チャージポンプ回路30における昇圧が停止
する。よって、期間設定信号TESTが“L”になって
スイッチ42がオンしても、記憶回路40中のメモリセ
ル41には所望電圧値に昇圧されていない高電圧VPP
が印加されるだけなので、書き込みが行われない。
【0026】次に、高電圧VPPが所望電圧値に昇圧さ
れる場合の動作を説明する。図9のように、リセット信
号RSTを与え、さらに開始信号ENAを“H”にする
と、書き込み制御回路10、発振回路20及びチャージ
ポンプ回路30が前述と同様に動作し、チャージポンプ
回路30が高電圧VPPを出力する。高電圧検出部50
は、参照用電圧VPPFが基準電圧VBGよりも高い場
合に、フリップフロップ55が期間設定信号TESTが
“L”になったときに“L”をラッチし、判定信号LV
PP及び判定信号DIS/のレベルがそれぞれ“L”及
び“H”に維持されて変化しない。よって、各書き込み
制御回路10、発振回路20及びチャージポンプ回路3
0の動作は継続され、記憶回路40では、スイッチ42
を介してメモリセル41に、所望電圧値に昇圧された高
電圧VPPが印加され、書き込みが行われる。
【0027】以上のように、この第1の実施形態では、
記憶回路40に設けられ、期間設定信号TESTで設定
される期間にメモリセル41への高電圧VPPの供給を
停止するスイッチ42と、高電圧検出部50中の基準電
圧発生回路51、電圧比較回路54、フリップフロップ
55及びインバータ56とで電圧検出回路を形成し、高
電圧VPPが所望電圧値に昇圧されたかどうかを判定し
て判定信号LVPPを外部に出力すると共に、その高電
圧VPPが所望電圧値になっていない場合には、判定信
号DIS/に基づき発振指示信号STARTを“L”に
することにより、発振回路20の発振を止めてチャージ
ポンプ回路30の昇圧を停止するようにしている。その
ため、高電圧VPPが所望電圧値になっていない場合に
は書き込みを行わず、その情報が外部でモニタ可能にな
っているので、一々、メモリセル41のデータを確認す
る必要がない。その上、基準電圧発生回路51の発生す
る基準電圧VBGをマージンを持つ適切な値にすれば、
誤った書き込みを行う等の問題を起こさない。つまり、
高電圧VPPが中途半端な電圧で、ビットによって書き
込みが行われたり、行われなかったりしてデータが破壊
されることが防止される。
【0028】さらに、高電圧VPPが所望電圧値になっ
ていない場合には、判別信号LVPPにより、外部に出
力されてモニタできるので、例えば、故意に第3者が高
電圧VPPを下げて不揮発性メモリに書き込みができな
いようにした場合でも、判別信号LVPPをCPU(中
央処理装置)のリセット入力とすれば、リセットさせる
等の対策を打つことができる。
【0029】第2の実施形態 図10は、本発明の第2の実施形態を示す半導体集積装
置の構成図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素
と共通の要素には共通の符号が付されている。この半導
体集積装置は、第1の実施形態と同様の書き込み制御回
路10と発振回路20とを有している。発振回路20の
出力側には、第1の実施形態とは異なり、チャージポン
プ回路30Aと対比用チャージポンプ回路30Bの2つ
のチャージポンプ回路が接続されている。チャージポン
プ30Aの出力側が第1の実施形態と同様の記憶回路4
0に接続されている。この半導体集積装置には、さら
に、第1の実施形態とは異なる高電圧検出部60が設け
られ、該高電圧検出部60に、チャージポンプ回路30
A,30Bの出力端子が接続されている。
【0030】チャージポンプ回路30A,30Bは、図
5のようにポンプを複数段に接続することによって構成
されているが、その段数が異なる。接続段数によって電
源電圧を昇圧した電圧のレベルが違ってくる。例えば、
5段に接続すると12[V]になり、10段に接続する
と20[V]になる。チャージポンプ回路30Aは、1
0段に図5のポンプ31〜33を接続し、記憶回路40
における書き込みに必要な20[V]の高電圧VPPを
出力するようになっている。これに対し、チャージポン
プ回路30Bは、チャージポンプ回路30Aの高電圧V
PPと電圧比較するための対比用電圧VPP2を昇圧で
生成できればよいので、例えば5段に図5のポンプ31
〜33が接続されている。
【0031】図11は、図10中の高電圧検出部60の
構成例を示す回路図である。この高電圧検出部60は、
演算増幅器等で構成された電圧比較手段である電圧比較
回路61と、検出手段である遅延型フリップフロップ6
2とインバータ63とで構成されている。電圧比較回路
61の反転入力端子(−)にはチャージポンプ回路30
Aからの高電圧VPPが入力され、該電圧比較回路61
の非反転入力端子(+)には、チャージポンプ回路30
Bからの対比用電圧VPP2が入力されるようになって
いる。電圧比較回路61の出力端子は、フリップフロッ
プ62のデータ入力端子Dに接続されている。フリップ
フロップ62のクロック端子ckには、書き込み制御回
路10から期間設定信号TESTが入力され、該フリッ
プフロップ62のリセット端子Rには、外部からリセッ
ト信号RSTが入力されるようになっている。フリップ
フロップ62のデータ出力端子Qには、インバータ63
が接続され、第1の実施形態と同様に、判別信号LVP
Pとそれとは逆相の判別信号DIS/の両方を出力する
構成になっている。
【0032】この高電圧検出部60では、高電圧VPP
が対比用電圧VPP2よりも大きければ、電圧比較回路
61が“L”を出力し、それ以外の場合には“H”を出
力する。そのため、昇圧が正常で高電圧VPPが対比用
電圧VPP2よりも大きいときには、判別信号LVPP
が“L”、判別信号DIS/が“H”をそれぞれ継続す
る。昇圧が異常で、高電圧VPPが対比用電圧VPP2
と等しいかまたは高電該対比用電圧VPP2よりも低け
れば、期間設定信号TESTが立下がったときに、判定
信号LVPPが“H”に、判定信号DIS/が“L”に
それぞれ遷移する。
【0033】図12は、図10の動作波形(その1)を
示すタイムチャートであり、図13は、図10の動作波
形(その2)を示すタイムチャートである。これらの図
12及び図13を参照しつつ、図10の半導体集積装置
の動作を説明する。まず、チャージポンプ回路30Aの
昇圧で生成される高電圧VPPが所望電圧値にならな
ず、対比用電圧VPP2より低くくなる場合の動作を説
明する。図12のように、外部からパルス状のリセット
信号RSTを与えると、フリップフロップ62がリセッ
トされ、それまでの状態にかかわらず、強制的に判定信
号LVPPが“L”となり、判定信号DIS/が“H”
になる。この状態で、書き込み開始を指示する書き込み
開始信号ENAを有効の“H”にすると、これをトリガ
とし、書き込み制御回路10が例えば200μsの間が
“H”となる1パルスの期間設定信号TESTを発生す
ると共に、“H”に有効化された発振指示信号STAR
Tを発振回路20に与える。“H”の期間設定信号TE
STが与えられた記憶回路40のスイッチ42は、オフ
状態になる。“H”の発振指示信号STARTが与えら
れた発振回路20は、発振を開始し、互いに逆相のクロ
ックCK,CK/を発生する。ここまでの動作は、第1
の実施形態と同様である。
【0034】クロックCK,CK/が与えられたチャー
ジポンプ回路30A,30Bは、該クロックCK,CK
/を用いて電源電圧に対する昇圧を独立して行う。ここ
で、昇圧が正常に行われた場合には、高電圧VPPが対
比用電圧VPP2よりも高くなるが、何等かの理由で高
電圧VPPが所望電圧値にならず、例えば10[V]に
なったとする。これに対し、対比用電圧VPP2は正常
であり、12[V]であるとする。高電圧VPPと対比
用電圧VPP2とは、電圧比較回路61に入力されて比
較される。電圧比較回路61は、“H”の信号を出力し
てフリップフロップ62に与える。フリップフロップ6
2は、期間設定信号TESTの立下がりに同期して、電
圧比較回路61が出力する“H”の信号をラッチし、こ
れを判定信号LVPPとして外部へ出力する。このとき
インバータ63が出力する判定信号DIS/は“L”と
なり、書き込み制御回路10に与えられる。書き込み制
御回路10及び発振回路20は、第1の実施形態と同様
に動作し、該発振回路20の発振が停止し、チャージポ
ンプ回路30A,30Bの昇圧が停止する。よって、記
憶回路40中のメモリセル41には書き込みが行われな
い。
【0035】次に、高電圧VPPが所望電圧値に昇圧さ
れる場合の動作を説明する。図13のように、リセット
信号RSTを与え、さらに開始信号ENAを“H”にす
ると、書き込み制御回路10、発振回路20及びチャー
ジポンプ回路30A,30Bが前述と同様に動作する。
チャージポンプ回路30Aが例えば20[V]の高電圧
VPPを出力し、チャージポンプ回路30Bが12
[V]の対比用電圧VPP2を出力する。このときに
は、電圧比較回路61が“L”を出力する。よって、期
間設定信号TESTが立下がってフリップフロップ62
がラッチしたときに、判定信号LVPP及びDIS/
が、“L”及び“H”を保つ。そのため、記憶回路40
中のメモリセル41には、スイッチ42を介して正常な
所望電圧値の高電圧VPPが与えられて書き込みが行わ
れる。
【0036】以上のように、この第2の実施形態では、
チャージポンプ回路30Aとチャージポンプ回路30B
とを設け、基準電圧VBGを用いずに、チャージポンプ
回路30Bで生成した対比用電圧VPP2を用いて高電
圧VPPが正常化かどうかを判定し、正常で所望電圧値
になるときだけに書き込みが行える構成とし、高電圧V
PPが正常でないときには判定信号LVPPでそれを示
すようにしたので、第1の実施形態と同様に、高電圧V
PPが所望電圧になっていない場合には書き込みを行わ
ず、その情報を示す判定信号LVPPを外部でモニタす
ることにより、メモリセル41のデータを確認する必要
がない。さらに、同様の構成のチャージポンプ回路30
A,30Bを用意するだけでよいので、基準電圧VBG
を精度よく発生する基準電圧発生回路51等が不要とな
り、構成が第1の実施形態よりも簡単にできる。
【0037】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。例えば、第1及び第2の実
施形態では、高電圧VPPによって書き込みが行える不
揮発性メモリの記憶回路40を持つ半導体記憶装置に適
した電圧検出回路を説明したが、高電圧VPPが必要な
他の対象素子を持つ半導体集積装置にも適用が可能であ
る。この場合には、対象素子に不完全な高電圧VPPが
供給されないので、誤動作等が防止できる等の効果が得
られる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、所定期間が経過するまで高電圧の対象素子へ
の供給を遮断するスイッチと、基準電圧発生回路と、基
準電圧との比較で高電圧が所望電圧値に到達したか否か
を示す信号を出力する電圧比較手段と、検出手段と、高
電圧が所望電圧値に到達していない場合にはチャージポ
ンプ回路での昇圧を停止し、到達している場合に昇圧を
継続させる停止手段とで構成した電圧検出回路を、電源
電圧の昇圧を行って高電圧を出力するチャージポンプ回
路からその高電圧を供給して対象素子を機能させる装置
に設けたので、該対象素子へは所望電圧値に満たない高
電圧が供給されなくなり、例えば誤動作等が防止でき
る。
【0039】第2の発明によれば、所定期間が経過する
までチャージポンプ回路が出力する高電圧のメモリセル
への供給を遮断するスイッチと、基準電圧発生回路と、
基準電圧との比較で高電圧が所望電圧値に到達したか否
かを示す信号を出力する電圧比較手段と、検出手段と、
高電圧が所望電圧値に到達していない場合にはチャージ
ポンプ回路の昇圧を停止し、到達している場合には該昇
圧を継続させる停止手段とで構成した電圧検出回路を、
その高電圧をチャージポンプ回路からメモリセルに供給
して書き込みを行う装置に設けたので、基準電圧を適切
な値にすれば、誤った書き込みを行う等の問題を起こさ
ない。第3の発明によれば、第1の発明における基準電
圧発生回路の代わりに、対比用チャージポンプ回路を設
けたので、簡単な構成で第1の発明と同様の効果を奏す
る電圧検出回路を実現できる。
【0040】第4の発明によれば、第2の発明における
基準電圧発生回路の代わりに、対比用チャージポンプ回
路を設けたので、簡単な構成で第2の発明と同様の効果
を奏する電圧検出回路を実現できる。第5の発明によれ
ば、第1〜第3または第4の発明において、判定信号を
外部にモニタ用に出力する構成にしたので、対象素子や
メモリセルに所望電圧値の高電圧が供給されたか供給さ
れなかったかが、外部に知らされる。そのため、例え
ば、メモリセルの書き込み状態を確認する必要がなくな
る。また、例えば、故意に第3者が高電圧を下げて不揮
発性メモリに書き込みができないようにした場合等で
も、判別信号をCPUのリセット入力とすれば、リセッ
トさせる等の対策を打つこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す半導体集積装置
の構成図である。
【図2】従来の一般的な不揮発性メモリの書き込み回路
を示す構成図である。
【図3】図1中の書き込み制御回路10の構成例を示す
回路図である。
【図4】図1中の発振回路20の構成例を示す回路図で
ある。
【図5】図1中のチャージポンプ回路30の構成例を示
す回路図である。
【図6】図1中の記憶回路40の構成例を示す回路図で
ある。
【図7】図1中の高電圧検出部50の構成例を示す回路
図である。
【図8】図1の動作波形(その1)を示すタイムチャー
トである。
【図9】図1の動作波形(その2)を示すタイムチャー
トである。
【図10】本発明の第2の実施形態を示す半導体集積装
置の構成図である。
【図11】図10中の高電圧検出部60の構成例を示す
回路図である。
【図12】図10の動作波形(その1)を示すタイムチ
ャートである。
【図13】図10の動作波形(その2)を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
10 書き込み制御回路 12 期間設定用パルス発生回路 20 発振回路 30,30A チャージポンプ回路 30B 対比用チャージポンプ回路 31〜33 ポンプ 40 記憶回路 41 メモリセル 42 スイッチ 50,60 高電圧検出部 51 基準電圧発生回路 54,61 電圧比較回路 55,62 遅延型フリップフロップ 56,63 インバータ VPP 高電圧 VPP2 対比用電圧 VBG 基準電圧 START 発振指示信号 TEST 期間設定信号 CK,CK/ クロック LVPP,DIS/ 判定信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の昇圧を行って高電圧を出力す
    るチャージポンプ回路を有し、前記チャージポンプ回路
    が出力した高電圧を対象素子に供給して該対象素子を機
    能させる装置に設けられた電圧検出回路であって、 前記チャージポンプ回路が前記昇圧を開始してから所定
    期間が経過するまで該チャージポンプ回路が出力する前
    記高電圧の前記対象素子への供給を遮断するスイッチ
    と、 基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、 前記基準電圧との比較で前記チャージポンプ回路の出力
    する前記高電圧が所望電圧値に到達したか否かを示す信
    号を出力する電圧比較手段と、 前記チャージポンプ回路が前記昇圧を開始してから前記
    所定期間が経過したときに前記電圧比較手段の前記出力
    信号に応答して、前記高電圧が前記所望電圧値に到達し
    たか否かの判定信号を出力する検出手段と、 前記判定信号が前記高電圧が前記所望電圧値に到達して
    いないことを示す場合には前記チャージポンプ回路の前
    記昇圧を停止し、到達していることを示す場合には該昇
    圧を継続させる停止手段とを、備えたことを特徴とする
    電圧検出回路。
  2. 【請求項2】 電源電圧の昇圧を行って高電圧を出力す
    るチャージポンプ回路と前記チャージポンプ回路が出力
    した高電圧をメモリセルに供給して書き込みを行う記憶
    回路とを有する装置に設けられた電圧検出回路であっ
    て、 前記チャージポンプ回路が前記昇圧を開始してから所定
    期間が経過するまで該チャージポンプ回路が出力する前
    記高電圧の前記メモリセルへの供給を遮断するスイッチ
    と、 請求項1記載の基準電圧発生回路、電圧比較手段、検出
    手段及び停止手段とを、備えたことを特徴とする電圧検
    出回路。
  3. 【請求項3】 電源電圧の昇圧を行って高電圧を出力す
    るチャージポンプ回路を有し、前記チャージポンプ回路
    が出力した高電圧を対象素子に供給して該対象素子を機
    能させる装置に設けられた電圧検出回路であって、 前記チャージポンプ回路が前記昇圧を開始してから所定
    期間が経過するまで該チャージポンプ回路が出力する前
    記高電圧の前記対象素子への供給を遮断するスイッチ
    と、 前記電源電圧の昇圧を行って前記高電圧と対比するため
    の対比用電圧を前記チャージポンプ回路とは独立に生成
    する対比用チャージポンプ回路と、 前記対比用電圧との比較で前記チャージポンプ回路が出
    力する前記高電圧が所望電圧値に到達したか否かを示す
    信号を出力する電圧比較手段と、 前記チャージポンプ回路が前記昇圧を開始してから前記
    所定期間が経過したときに前記電圧比較手段の前記出力
    信号に応答して、前記高電圧が前記所望電圧値に到達し
    たか否かの判定信号を出力する検出手段と、 前記判定信号が前記高電圧が前記所望電圧値に到達して
    いないことを示す場合には前記チャージポンプ回路の前
    記昇圧を停止し、到達していることを示す場合には該昇
    圧を継続させる停止手段とを、備えたことを特徴とする
    電圧検出回路。
  4. 【請求項4】 電源電圧の昇圧を行って高電圧を出力す
    るチャージポンプ回路と前記チャージポンプ回路が出力
    した高電圧をメモリセルに供給して書き込みを行う記憶
    回路とを有する装置に設けられた電圧検出回路であっ
    て、 前記チャージポンプ回路が前記昇圧を開始してから所定
    期間が経過するまで該チャージポンプ回路が出力する前
    記高電圧の前記メモリセルへの供給を遮断するスイッチ
    と、 請求項3記載の対比用チャージポンプ回路、電圧比較手
    段、検出手段及び停止手段とを、備えたことを特徴とす
    る電圧検出回路。
  5. 【請求項5】 前記判定信号は、外部にモニタ用として
    出力する構成にしたことを特徴する請求項1、2、3ま
    たは4記載の電圧検出回路。
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