JP4908161B2 - 電源回路および半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源電圧を昇圧する昇圧回路を備えた電源回路およびこの電源回路を備えた半導体記憶装置に関するものである。
従来、例えば、NAND型フラッシュメモリなどの半導体記憶装置は、昇圧回路により電源電圧を昇圧して供給する電源回路を備える。
例えば、NAND型フラッシュメモリなどの半導体記憶装置は、データの書き込み、消去および読み出し動作のために、電源電圧よりも高い電位を必要とする。そのため、そのような半導体記憶装置は、電源電圧を昇圧する昇圧回路と、その電位を設定電位に維持する電圧検知回路と、を備える。
該昇圧回路は、MOSトランジスタと容量とが直列に接続され、容量の一端を互いに相補のCLK信号およびCLKB信号で接続され、電源電圧を昇圧する。
また、該電圧検知回路は、分圧回路と、比較増幅回路とを備え、昇圧回路出力端子と接地電位とが該分圧回路を介して直列接続されている。該分圧回路が出力するモニタ電位と、基準電位とを比較増幅回路にて比較する。
該電圧検知回路の検知レベルを変更する一例として、該分圧回路の分圧抵抗の接続点から、ソースを接地電位とした複数のn型MOSトランジスタが接続されており、それらのゲートにはそれぞれ選択信号が入力される。
該選択信号によって、昇圧回路出力の設定電位を決められる。昇圧回路出力が設定電位より低い場合には該モニタ電位が基準電位よりも低くなり、比較増幅回路は出力を例えば“High”に切り替える。この出力により該昇圧回路を活性化状態とし、CLK/CLKB信号により昇圧回路出力を昇圧させる。
逆に、昇圧回路出力が設定電位より高い場合には、モニタ電位が基準電位よりも高くなり、比較増幅回路の出力を例えば“Low”に切り替える。この出力により、昇圧回路を非活性化状態として、CLK/CLKB信号を遮断して該昇圧回路の昇圧動作と停止させる。
以上のように、電圧検知回路が昇圧回路を活性化・非活性化させることにより、昇圧回路出力を設定電位近傍に維持することができる。
ところで、以上のような昇圧動作において、この出力電位は常に一定電位にとどまることはなく、設定電位近傍で振動する。この現象をリップルと呼び、このリップルは、分圧抵抗の抵抗値に基づくRC時定数、比較増幅回路の動作遅延および昇圧回路の昇圧能力により増減する。分圧抵抗の抵抗値が大きい場合、比較増幅回路の動作遅延が大きい場合および昇圧回路の昇圧能力が大きい場合、このリップルは増大する。
ここで、各分圧抵抗の抵抗値は同じで比較増幅回路も同様のものを使用した場合、電圧検知回路の昇圧回路電位の変動に対する反応速度は一定である。したがって、電圧検知回路の出力が切り替わる時間はほぼ一定となる。
そして、昇圧回路の出力電位と電流とは、昇圧回路出力電位が高い場合には出力電流は低く、昇圧回路出力電位が低い場合には出力電流は大きくなる関係にある。
したがって、電圧検知回路の設定電位が低いときの昇圧回路出力について検討すると、一定時間に出力できる電流が大きくなるため、リップルは大きくなる。
一方、電圧検知回路の設定電位が高い場合は、一定時間に出力できる電流が小さくなるため、リップルは小さくなる。
ここで、別の側面として、NAND型フラッシュメモリのセルは、昇圧回路によって昇圧された電位を使用して、データが書き込まれる。
しかし、そのセル特性はすべて均一ではなく、書き込み可能な書き込み電位は異なっている。
そこで、書き込み可能な電位が低いセルから、書き込み可能な電位が高いセルまで、順次書き込みを完了できるように、書き込み電位を適当な初期値から少しずつ増加させて、その都度書き込み動作を行うという特徴を持っている。
その動作を実現させるため、昇圧回路の設定電位を決定する該電圧検知回路の各分圧抵抗を調整し、少しずつ増加させた所望の電位を昇圧回路出力から得る。
そして、設定電位を変更した場合、既述のように、昇圧回路出力のリップルは、設定電位が低いとき、大きくなるという問題があった。
NAND型フラッシュメモリのセルへの書き込み動作において、選択セルおよび非選択セルのワード線のリップルが大きいと、例えば、書き込みセルのVth分布が広がり、また、非選択セルへの誤書き込みしたりするなどする。したがって、リップルは小さいほうが望ましい。また、今後、メモリセルの多値化が進んだ場合、Vth分布の広がりを抑えることが強く要求される。
しかし、既述のように、書き込み可能な電位が低いセルを書き込む際に、電圧検知回路の分圧抵抗を調整して低い昇圧回路出力を設定した場合、従来回路ではリップルが大きくなり、メモリセルへの書き込み特性が悪化する。
この従来の電源回路は、電圧検知回路の検知レベルを2つ設け、昇圧回路は低い側の第1検知レベルまでは通常の昇圧能力にて昇圧動作を行う。そして、この電源回路は、第1検知レベルを超えると、入力クロック信号の周波数を低くし昇圧能力を低下させて、高い側の第2検知レベル近傍で、該昇圧回路を活性化・非活性化させるようにするものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、上記従来の電源回路は、設定電位近傍でのリップルを低減させることができるが、リップルの設定電位依存性を低減するものではない。
特開2005−190533号公報
本発明は、複数の設定電位に対応して、昇圧能力の設定電位依存を低減させるとともに、リップルを低減することが可能な電源回路を提供することを目的とする。
また、本発明の一態様に係る実施例に従った電源回路は、制御信号に応じて異なる設定電位を出力する電源回路であって、
前記設定電位を出力するための出力端子と、
昇圧クロック信号の入力に応じて、電源から供給された電圧を昇圧し前記出力端子に出力する昇圧回路と、
前記制御信号を出力する制御回路と、
前記出力端子から出力される出力電位を検知し、第1の基準電位と前記出力電位とを比較しこの比較結果の情報を含む第1のフラグ信号を出力するとともに、前記第1の基準電位より高い第2の基準電位と前記出力電位とを比較し前記昇圧回路の活性化または非活性化を指示するための第2のフラグ信号を出力する電圧検知回路と、
前記第1のフラグ信号の入力に応じて、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、また、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも高い場合は前記基準クロック信号を分周した分周クロック信号を出力すると共に、前記制御信号の論理に対応して前記設定電位が高くなると前記分周クロック信号の周波数を高くするクロック生成回路と、
前記第2のフラグ信号、および、前記クロック生成回路が出力する前記基準クロック信号または前記分周クロック信号に基づいて演算し、前記昇圧回路を活性化させる前記昇圧クロック信号を出力する論理回路と、を備え、
前記クロック生成回路は、昇圧開始時から前記出力電位が前記第1の基準電位に初めて達するまでは昇圧クロック信号として前記基準クロック信号を出力し、
前記電圧検知回路は、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルを変更することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る実施例に従った電源回路は、制御信号に応じて異なる設定電位を出力する電源回路であって、
前記設定電位を出力するための出力端子と、
昇圧クロック信号の入力に応じて、電源から供給された電圧を昇圧し前記出力端子に出力する昇圧回路と、
前記制御信号を出力する制御回路と、
前記出力端子から出力される出力電位を検知し、第1の基準電位と前記出力電位とを比較しこの比較結果の情報を含む第1のフラグ信号を出力するとともに、前記第1の基準電位より高い第2の基準電位レベルと前記出力電位とを比較し前記昇圧回路の活性化または非活性化を指示するための第2のフラグ信号を出力する電圧検知回路と、
基準クロック信号を分周し異なる周波数の複数の分周クロック信号を出力する分周回路と、前記制御信号の入力に応じて、前記分周回路が出力する異なる周波数の前記分周クロック信号を切り換えて出力する第1のマルチプレックサと、前記第1のフラグ信号の入力に応じて、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも高い場合は前記第1のマルチプレックサが出力する前記分周クロック信号に切り換えて出力する第2のマルチプレックサと、を有する周波数切換回路と、
前記第2のフラグ信号、および、前記クロック生成回路が出力する前記基準クロック信号または前記分周クロック信号に基づいて演算し、前記昇圧回路を活性化させる前記昇圧クロック信号を出力する論理回路と、を備え、
前記周波数切換回路は、昇圧開始時から前記出力電位が前記第1の基準電位に初めて達するまでは前記制御信号の入力によらず昇圧クロック信号を前記基準クロック信号とし、
前記電圧検知回路は、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルを変更するとともに、
前記周波数切換回路の第1のマルチプレックサは、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルが高く変更された場合には、周波数がより高い前記分周クロック信号に切り換えて出力することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る実施例に従った半導体記憶装置は、制御信号に応じて電源から異なる設定電位を生成する半導体記憶装置であって、
前記設定電位を出力するための出力端子と、昇圧クロック信号の入力に応じて、前記電源から供給された電圧を昇圧し前記出力端子に出力する昇圧回路と、前記制御信号を出力する制御回路と、前記出力端子から出力される出力電位を検知し、第1の基準電位と前記出力電位とを比較しこの比較結果の情報を含む第1のフラグ信号を出力するとともに、前記第1の基準電位より高い第2の基準電位レベルと前記出力電位とを比較し前記昇圧回路の活性化または非活性化を指示するための第2のフラグ信号を出力する電圧検知回路と、
昇圧開始時から前記出力電位が前記第1の基準電位に初めて達するまでは昇圧クロック信号として前記基準クロック信号を出力し、前記第1のフラグ信号および前記制御信号の入力に応じて、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、また、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも高い場合は前記基準クロック信号を分周した分周クロック信号を出力すると共に、前記制御信号の論理に対応して前記設定電位が高くなると前記分周クロック信号の周波数を高くするクロック生成回路と、前記第2のフラグ信号、および、前記クロック生成回路が出力する前記基準クロック信号または前記分周クロック信号に基づいて演算し、前記昇圧回路を活性化させる前記昇圧クロック信号を出力する論理回路と、を備え、前記電圧検知回路は、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルを変更することを特徴とする。
本発明に係る電源回路によれば、複数の設定電位に対応して、昇圧能力の設定電位依存を低減させるとともに、リップルを低減することができる。
以下、本発明に係る実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一態様である実施例1に係る電源回路100の要部の構成を示す図である。また、図2は、図1の電源回路に適用される昇圧回路の一例を示す図である。また、図3は、図1の電源回路に適用される電圧検知回路の一例を示す図である。
図1に示すように、制御信号N1、N2に応じて異なる設定電位を出力する電源回路100は、該設定電位を出力するための出力端子1と、昇圧クロック信号CLK1の入力に応じて、電源VCCから供給された電圧を昇圧し出力端子1に出力する昇圧回路2と、該制御信号N1、N2を出力する制御回路3と、を備える。
出力端子1に接続される負荷には、NANDセル、NORセル、DINORセル、ANDセル型EEPROMなどの不揮発性メモリや、電源VCCよりも昇圧された電位が要求される回路などが含まれる。
昇圧回路2は、例えば、図2に示すように、昇圧クロック信号CLK1が入力され、反転したクロック信号CLKBを出力するインバータ回路2aと、電源電位VCCにソースが接続され、このソースとゲートとが接続されたMOSトランジスタ2bと、このMOSトランジスタ2bのドレインと出力端子1との間に直列にされソースとゲートとが接続されたMOSトランジスタ2cないしMOSトランジスタ2fと、このMOSトランジスタ2cないしMOSトランジスタ2fのソースにそれぞれ接続されたコンデンサ2gないしコンデンサ2jと、を有する。
ここで、昇圧クロック信号CLK1が、コンデンサ2g、2iに入力されるとともに、インバータ回路2aの出力が、コンデンサ2h、2jに接続されている。これにより、例えば、昇圧クロック信号CLK1が昇圧回路2に入力されることにより、MOSトランジスタ2cないし2fがそれぞれ交互に動作し、コンデンサ2gないし2jが順次充電され昇圧される。そして、この昇圧された電位が出力電位VOUTとして出力される。
なお、既述のように、この昇圧回路2の昇圧動作性能を向上させるにはコンデンサ2gないしコンデンサ2jの容量を大きくすることにより達成可能である。また、図2で示される昇圧回路2は例示的なものであり、本実施例に適用される昇圧回路2は、電源電位VCCを昇圧クロック信号CLK1の入力に基づいて昇圧して出力するものであればよい。
また、図1に示すように、電源回路100は、電圧検知回路4と、クロック生成回路5と、論理回路6と、を備える。
電圧検知回路4は、出力端子1から出力される出力電位VOUTを検知する。そして、電圧検知回路4は、第1の基準電位VREF1と出力電位VOUTとを比較しこの比較結果の情報を含む第1のフラグ信号FLG1を出力する。さらに、電圧検知回路4は、第1の基準電位VREF1より高い第2の基準電位VREF2と出力電位VOUTとを比較し昇圧回路の活性化または非活性化を指示するための第2のフラグ信号FLG2を出力する。
この電圧検知回路4は、図3に示すように、分圧回路4aと、第1の比較増幅回路4bと、第2の比較増幅回路4cと、を有する。
分圧回路4aは、一端が出力端子1に接続された抵抗R1と、この抵抗R1の他端に一端が接続された抵抗R2と、この抵抗R2の他端に一端が接続された抵抗R3と、この抵抗R3の他端に一端が接続された抵抗R4と、この抵抗R4の他端に一端が接続された抵抗R5と、この抵抗R5の他端に一端が接続された抵抗R6と、を有する。
また、分圧回路4aは、出力端子1から出力される出力電位VOUTを抵抗R1〜R6により抵抗分割により分圧し、出力電位VOUTを分圧した第1のモニタ電位VMON1を抵抗R1と抵抗R2との接続点から出力する。さらに、分圧回路4aは、この第1のモニタ電位VMON1よりも低い分圧比で出力電位VOUTを分圧した第2のモニタ電位VMON2を抵抗R2と抵抗R3との接続点から出力する。
第1の比較増幅回路4bは、第1のモニタ電位VMON1とモニタ基準電位VREFMONとを比較することにより、出力電位VOUTと第1の基準電位VREF1とを間接的に比較し、この比較結果に応じて第1のフラグ信号FLG1を出力する。
第2の比較増幅回路4cは、第2のモニタ電位VMON2とモニタ基準電位VREFMONとを比較することにより、出力電位VOUTと第2の基準電位VREF2とを間接的に比較し、この比較結果に応じて第2のフラグ信号FLG2を出力する。
また、電圧検知回路4は、図3に示すように、制御信号N1および制御信号N2が入力される第1のAND回路4dと、抵抗R3の他端と接地電位VSSとの間に接続され、第1のAND回路4dの出力信号がゲートに入力されるMOSトランジスタである第1のスイッチ回路4eと、を有する。また、電圧検知回路4は、制御信号N1が入力されるとともに制御信号N2が反転入力される第2のAND回路4fと、抵抗R4の他端と接地電位VSSとの間に接続され、第2のAND回路4fの出力信号がゲートに入力されるMOSトランジスタである第2のスイッチ回路4gと、を有する。また、電圧検知回路4は、制御信号N1が反転入力されるとともに制御信号N2が入力される第3のAND回路4hと、抵抗R5の他端と接地電位VSSとの間に接続され、第3のAND回路4hの出力信号がゲートに入力されるMOSトランジスタである第3のスイッチ回路4iと、を有する。また、電圧検知回路4は、制御信号N1および制御信号N2が反転入力される第4のAND回路4jと、抵抗R6の他端と接地電位VSSとの間に接続され、第4のAND回路4jの出力信号がゲートに入力されるMOSトランジスタである第4スイッチ回路4kと、を有する。
なお、第1ないし第4のスイッチ回路4e、4g、4i、4kには、ここでは、例えば、n型MOSトランジスタを選択した。しかし、電位の供給をオン/オフすることが可能な素子、回路が選択され、既述の第1ないし第4のAND回路4d、4f、4h、4jの出力信号により、オン/オフが制御されるものであればよい。
ここで、図3に示すように、制御信号N1および制御信号N2が例えば信号レベルが“High”すなわち論理“1”のとき、第1のAND回路4dの出力のみが“High”レベルとなり、第1のスイッチ回路4eのみがオンする。そして、分圧回路4aの抵抗分割が、直列に接続された抵抗R1ないしR3により構成され、出力電位VOUTに対する第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2の分圧比が決定される。この分圧比で第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2が分圧回路4aから出力される。
また、制御信号N1が例えば信号レベルが“High”すなわち論理“1”であり制御信号N2が例えば信号レベルが“Low”すなわち論理“0”のとき、第2のAND回路4fの出力のみが“High”レベルとなり、第2のスイッチ回路4gのみがオンする。そして、分圧回路4aの抵抗分割が、直列に接続された抵抗R1ないしR4により構成され、出力電位VOUTに対する第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2の分圧比が決定される。この高くなった分圧比で第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2が分圧回路4aから出力される。
また、制御信号N1が例えば信号レベルが“Low”すなわち論理“0”であり制御信号N2が例えば信号レベルが“High”すなわち論理“1”のとき、第3のAND回路4hの出力のみが“High”レベルとなり、第3のスイッチ回路4iのみがオンする。そして、分圧回路4aの抵抗分割が、直列に接続された抵抗R1ないしR5により構成され、出力電位VOUTに対する第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2の分圧比が決定される。より高くなった分圧比で第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2が分圧回路4aから出力される。
また、制御信号N1および制御信号N2が例えば信号レベルが“Low”すなわち論理“0”のとき、第4のAND回路4jの出力のみが“High”レベルとなり、第4のスイッチ回路4kのみがオンする。そして、分圧回路4aの抵抗分割が、直列に接続された抵抗R1ないしR6により構成され、出力電位VOUTに対する第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2の分圧比が決定される。さらにより高くなった分圧比で第1、第2のモニタ電位VMON1、VMON2が分圧回路4aから出力される。
このように、電圧検知回路4の分圧回路4aは、制御信号N1、N2の入力に応じて、出力電位VOUTに対する第1のモニタ電位VMON1および第2のモニタ電位VMON2の分圧比を変更する。結果として、電圧検知回路4は、制御信号N1、N2の入力に応じて第1の基準電位VREFおよび第2の基準電位VREF2のレベルを変更することができる。
クロック生成回路5は、第1のフラグ信号FLG1が例えば“Low” すなわち論理“0”のとき(出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも低い場合)、基準クロックのクロック信号CLK2を出力する。
一方、クロック生成回路5は、第1のフラグ信号FLG1が例えば“High” すなわち論理“1”のとき(出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも高い場合)、基準クロックを分周した分周クロックのクロック信号CLK2を出力する。
このように、クロック生成回路5は、第1のフラグ信号FLG1の入力に応じて、出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、また、出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも高い場合は基準クロック信号を分周した分周クロック信号を出力する。なお、クロック生成回路5による分周には、基準クロックを整数分周する場合と分数分周する場合とが含まれる。したがって、クロック生成回路5は、分周クロック信号の周波数を細かく設定できるようになっている。
そして、クロック生成回路5は、既述のようにして電圧検知回路4が制御信号N1、N2の入力に応じて第1の基準電位VREF1および第2の基準電位VREF2のレベルが高く変更した場合には、分周クロック信号の周波数を高くする。
また、論理回路6は、第2のフラグ信号FLG2が入力され、この第2のフラグ信号FLG2を反転した信号を出力するインバータ6aと、このインバータ6aの出力信号とクロック生成回路5が出力するクロック信号(基準クロック信号または分周クロック信号)CLK2とが入力され、これらの信号を演算し昇圧クロック信号CLK1を出力するAND回路6bと、を有する。
例えば、第2のフラグ信号FLG2が活性化を指示する場合、例えば信号レベルが“Low”すなわち論理“0”のとき、インバータ6aの出力信号は“High”すなわち論理“1”となり、AND回路6bは、クロック信号CLK2と同じ周期の昇圧クロック信号CLK1を出力する。
一方、第2のフラグ信号FLG2が非活性化を指示する場合、例えば信号レベルが“High”すなわち論理“1”のとき、インバータ6aの出力信号は“Low”すなわち論理“0”となり、AND回路6bは、昇圧クロック信号CLK1の出力を停止する。
このように、論理回路6は、第2のフラグ信号FLG2、および、クロック生成回路5が出力する基準クロック信号または分周クロック信号に基づいて演算し、昇圧回路2を活性化させる昇圧クロック信号を出力する。
ここで、上記のような構成を有する電源回路100の昇圧動作の一例について説明する。
図4は、本発明の実施例1に係る電源回路の昇圧動作を制御する制御信号のタイミング波形(時間)と電源回路の出力電圧(昇圧回路の出力電圧)との関係を示す図である。
図4に示すように、先ず、時間t0〜時間t1までの間では、電圧検知回路4が第1のフラグ信号FLG1の信号レベルを“Low”として出力し、この第1のフラグ信号FLG1に応じてクロック生成回路5が基準クロックのクロック信号CLK2を出力する。このため、昇圧回路2は、基準クロックの昇圧クロック信号CLK1により活性化され昇圧動作する。このように、昇圧開始時、出力電位VOUTが0Vから最初の第1の基準電位VREF1までは、昇圧回路2の昇圧能力は制御信号N1、N2の論理に関係なく、一定である。
次に、時間t1において、電圧検知回路4が第1のフラグ信号FLG1の信号レベルを“High”として出力し、この第1のフラグ信号FLG1に応じてクロック生成回路5が分周クロックのクロック信号CLK2を出力する。このため、昇圧回路2は、分周クロックの昇圧クロック信号CLK1により活性化され昇圧動作する。このように、出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1を超えると、昇圧クロック信号CLK1が設定電位に依存した分周クロックのクロック信号に切り換えられ、昇圧回路2の昇圧能力が低下する。
ここで、設定電位を上昇させる場合、制御信号N1及び制御信号N2の論理を以下のように変更することにより、各設定電位が上昇するのに対応して昇圧回路2の昇圧能力を上昇させる。
図4に示すように、時間t1において、クロック生成回路5は、例えば、制御信号N1の信号レベル=制御信号N2の信号レベル=“Low”に設定されると、基準クロックを例えば1/16に分周した分周クロックのクロック信号CLK2を出力する。昇圧回路2は、このクロック信号CLK2に対応する昇圧クロック信号CLK1−1により活性化され昇圧動作する。
そして、時間t2において、設定電位が上昇すると、クロック生成回路5は、例えば、制御信号N1の信号レベル=“Low”、制御信号N2の信号レベル=“High”に設定され、基準クロックを例えば1/8に分周した分周クロックのクロック信号CLK2を出力する。昇圧回路2は、このクロック信号CLK2に対応する昇圧クロック信号CLK1−2により活性化され昇圧動作する。
そして、時間t3において、設定電位がさらに上昇すると、クロック生成回路5は、例えば、制御信号N1の信号レベル=“High”、制御信号N2の信号レベル=“Low”に設定され、基準クロックを例えば1/4に分周した分周クロックのクロック信号CLK2を出力する。昇圧回路2は、このクロック信号CLK2に対応する昇圧クロック信号CLK1−3により活性化され昇圧動作する。
そして、時間t4において、設定電位がさらに上昇すると、クロック生成回路5は、例えば、制御信号N1の信号レベル=制御信号N2の信号レベル=“High”に設定され、基準クロックを例えば1/2に分周した分周クロックのクロック信号CLK2を出力する。昇圧回路2は、このクロック信号CLK2に対応する昇圧クロック信号CLK1−4により活性化され昇圧動作する。
このように、昇圧クロック信号CLKの周波数は、クロック生成回路5における分周により、昇圧クロック信号CLK1−1<昇圧クロック信号CLK1−2<昇圧クロック信号CLK1−3<昇圧クロック信号CLK1−4の関係が成立する。したがって、設定電位が上昇するのに対応して昇圧回路2の昇圧能力を上昇させることができる。
なお、電圧検知回路4において、制御信号N1、N2の論理に対応して、既述のように各スイッチ回路4e、4g、4i、4kのオン・オフが制御され、第1の基準電位VREFおよび第2の基準電位VREF2のレベルが高く変更されることにより、設定電位は高く変更される。
なお、この動作により、例えば、電源回路100がNAND型フラッシュメモリに適用される場合に、セルへの書き込み動作を低電位から高電位へと変位させることができる。
以上のように、電源回路100は、昇圧回路2の昇圧クロック信号CLK1を設定電位によって変更し、設定電位が上昇すると昇圧回路2の昇圧能力が上昇するようになっている。この電源回路100の動作により、電源回路100の昇圧能力の設定電位依存を軽減させ、出力電位のリップルに関する設定電位依存も小さくなる。
また、電源回路100は、クロック生成回路5を昇圧回路2の専用に用意しているため、その他の昇圧回路によらず基準クロック自身の周波数パラメータを変更できる。
次に、以上のような動作をする電源回路100を半導体記憶装置であるNAND型フラッシュメモリに適用した一例について説明する。
図5は、本発明の一態様である実施例1に係る電源回路100を備えたNAND型フラッシュメモリの一例を示すブロック図である。
図5に示すように、NAND型フラッシュメモリである半導体記憶装置200には、メモリ手段としてのメモリセルアレイ201に対して、データ書き込み、読み出しを行うためのビット線制御回路202が設けられている。
ビット線制御回路202は、データ入出力バッファ206に接続されている。また、ビット線制御回路202は、アドレスバッファ204からのアドレス信号を受けるカラムデコーダ203の出力を入力として受ける。
また、メモリセルアレイ201に対して、制御ゲート及び選択ゲートを制御するためにロウデコーダ205が設けられ、メモリセルアレイ201が形成されるp型基板(又はp型ウェル)の電位を制御するための基板電位制御回路207が設けられている。
さらに、半導体記憶装置200は、本実施例に係る電源回路100を備える。
電源回路100は、出力電位VPP(VOUT)をメモリセルアレイ201の読み出し/書き込み/消去時にビット線制御回路202、ロウデコーダ205、基板電位制御回路207に供給する。すなわち、半導体記憶装置200は、電源回路100により制御信号N1、N2に応じて電源VCCから異なる設定電位を生成する。
電源回路100は、既述のように、リップルが低減された出力電位VOUTを上記回路構成に供給することができる。
以上のように、本実施例に係る電源回路によれば、複数の設定電位に対応して、昇圧能力の設定電位依存を低減させるとともに、リップルを低減することができる。
これにより、例えば、NAND型フラッシュメモリのセルへの書き込み動作において、選択セルおよび非選択セルのワード線のリップルを低減し、書き込みセルのVth分布が狭まり、また、非選択セルへの誤書き込みなどを低減することができる。
実施例1では、基準クロックをクロック生成回路により生成する構成について説明した。
本実施例では、既存の基準クロックを使用する構成について述べる。
図6は、本発明の一態様である実施例2に係る電源回路300の要部の構成を示す図である。なお、図6において図1の符号と同じ符号は実施例1と同様の構成を示す。
図6に示すように、電源回路300は、クロック生成回路に代えて、周波数切換回路7を備えている。なお、他の構成は、実施例1と同様である。
周波数切換回路7は、分周回路7aと、第1のマルチプレックサ7bと、第2のマルチプレックサ7cと、を有する。
分周回路7aは、基準クロック信号CLK3を分周(例えば、1/2、1/4、1/8、1/16に分周)し異なる周波数の複数の分周クロック信号CLK3を出力する。
第1のマルチプレックサ7bは、制御信号N1、N2の入力に応じて、分周回路7aが出力する異なる周波数の分周クロック信号CLK4を切り換えて出力する。
第2のマルチプレックサ7cは、第1のフラグ信号FLG1の入力に応じて、出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも高い場合は第1のマルチプレックサ7bが出力する分周クロック信号CLK4に切り換えて出力する。
ここで、実施例1に係る電源回路300の昇圧動作を制御する制御信号のタイミング波形(時間)と電源回路の出力電圧(昇圧回路の出力電圧)との関係は、基本的に実施例1と同様に図4のようになる。
図4、図6に示すように、設定電位が一番低いとき、すなわち制御信号N1の信号レベル=“Low”、制御信号N2の信号レベル=“Low”のときは、第1のマルチプレックサ7aは、基準クロックを1/16分周した分周クロック信号CLK4を切り換えて出力する。そして、このとき、第1のフラグ信号FLG1の信号レベルが“High”(出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも高い場合)であり、第2のマルチプレックサ7cは第1のマルチプレックサ7bが出力する分周クロック信号CLK4に切り換えて出力する。
また、設定電位が三番目に高いとき、すなわち制御信号N1の信号レベル=“Low”、制御信号N2の信号レベル=“High”のときは、第1のマルチプレックサ7aは、基準クロックを1/8分周した分周クロック信号CLK4を切り換えて出力する。そして、このとき、第1のフラグ信号FLG1の信号レベルが“High”(出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも高い場合)であり、第2のマルチプレックサ7cは第1のマルチプレックサ7bが出力する分周クロック信号CLK4に切り換えて出力する。
また、設定電位が二番目に高いとき、すなわち制御信号N1の信号レベル=“High”、制御信号N2の信号レベル=“Low”のときは、第1のマルチプレックサ7aは、基準クロックを1/4分周した分周クロック信号CLK4を切り換えて出力する。そして、このとき、第1のフラグ信号FLG1の信号レベルが“High”(出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも高い場合)であり、第2のマルチプレックサ7cは第1のマルチプレックサ7bが出力する分周クロック信号CLK4に切り換えて出力する。
設定電位が一番高いとき、すなわち制御信号N1の信号レベル=制御信号N2の信号レベル=“High”のときは、第1のマルチプレックサ7aは、基準クロックを1/2分周した分周クロック信号CLK4を切り換えて出力する。そして、このとき、第1のフラグ信号FLG1の信号レベルが“High”(出力電位VOUTが第1の基準電位VREF1よりも高い場合)であり、第2のマルチプレックサ7cは第1のマルチプレックサ7bが出力する分周クロック信号CLK4に切り換えて出力する。
このように、第1のマルチプレックサ7bは、制御信号N1、N2の入力に応じて第1の基準電位VREF1および第2の基準電位VREF2のレベルが高く変更された場合には、周波数がより高い分周クロック信号CLK4に切り換えて出力する。
これらの分周クロック信号CLK4は、クロック信号CLK2として第2のマルチプレックサ7cから論理回路6に入力され、昇圧クロック信号CLK1として昇圧回路2に供給される。
これにより、電源回路300は、実施例1と同様に、昇圧回路2の昇圧クロック信号CLK1を設定電位によって変更し、設定電位が上昇すると昇圧回路2の昇圧能力が上昇するようになっている。この電源回路300の動作により、実施例1と同様に、電源回路100の昇圧能力の設定電位依存を軽減させて、出力電位VOUTのリップルに関する設定電位依存も小さくなる。
なお、本実施例に係る電源回路300も、図5の半導体記憶装置200に実施例1と同様に適用可能である。この場合、別途、基準クロック信号が必要となる。
以上のように、本実施例に係る電源回路によれば、複数の設定電位に対応して、昇圧能力の設定電位依存を低減させるとともに、リップルを低減することができる。
これにより、例えば、NAND型フラッシュメモリのセルへの書き込み動作において、選択セルおよび非選択セルのワード線のリップルを低減し、書き込みセルのVth分布が狭まり、また、非選択セルへの誤書き込みなどを低減することができる。
なお、制御信号、第1、第2のフラグ信号の論理は、一例であり、電源回路が同様の動作をするものであれば、他の論理を用いてもよい。
本発明の一態様である実施例1に係る電源回路の要部構成を示す図である。 図1の電源回路に適用される昇圧回路の一例を示す図である。 図1の電源回路に適用される電圧検知回路の一例を示す図である。 本発明の実施例1に係る電源回路の昇圧動作を制御する制御信号のタイミング波形(時間)と電源回路の出力電圧(昇圧回路の出力電圧)との関係を示す図である。 本発明の一態様である実施例1に係る電源回路を備えたNAND型フラッシュメモリの一例を示すブロック図である。 本発明の一態様である実施例2に係る電源回路の要部構成を示す図である。
符号の説明
1 出力端子
2 昇圧回路
2a インバータ回路
2b、2c、2d、2e、2f MOSトランジスタ
2g、2h、2i、2j 容量
3 制御回路
4 電圧検知回路
4a 分圧回路
4b 第1の比較増幅回路
4c 第2の比較増幅回路
4d 第1のAND回路
4e 第1のスイッチ回路
4f 第2のAND回路
4g 第2のスイッチ回路
4h 第3のAND回路
4i 第3のスイッチ回路
4j 第4のAND回路
4k 第4スイッチ回路
5 クロック生成回路
6 論理回路
6a インバータ
6b AND回路
7 周波数切換回路
7a 分周回路
7b 第1のマルチプレックサ
7c 第2のマルチプレックサ
100、300 電源回路
200 半導体記憶装置
201 メモリセルアレイ
202 ビット線制御回路(センスアンプ/データラッチ回路)
203 カラムデコータ
204 アドレスバッファ
205 ロウデコーダ
206 データ入出力バッファ
207 基板電位制御回路
R1、R2、R3、R4、R5、R6 抵抗

Claims (5)

  1. 制御信号に応じて異なる設定電位を出力する電源回路であって、
    前記設定電位を出力するための出力端子と、
    昇圧クロック信号の入力に応じて、電源から供給された電圧を昇圧し前記出力端子に出力する昇圧回路と、
    前記制御信号を出力する制御回路と、
    前記出力端子から出力される出力電位を検知し、第1の基準電位と前記出力電位とを比較しこの比較結果の情報を含む第1のフラグ信号を出力するとともに、前記第1の基準電位より高い第2の基準電位と前記出力電位とを比較し前記昇圧回路の活性化または非活性化を指示するための第2のフラグ信号を出力する電圧検知回路と、
    前記第1のフラグ信号の入力に応じて、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、また、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも高い場合は前記基準クロック信号を分周した分周クロック信号を出力すると共に、前記制御信号の論理に対応して前記設定電位が高くなると前記分周クロック信号の周波数を高くするクロック生成回路と、
    前記第2のフラグ信号、および、前記クロック生成回路が出力する前記基準クロック信号または前記分周クロック信号に基づいて演算し、前記昇圧回路を活性化させる前記昇圧クロック信号を出力する論理回路と、を備え、
    前記クロック生成回路は、昇圧開始時から前記出力電位が前記第1の基準電位に初めて達するまでは昇圧クロック信号として前記基準クロック信号を出力し、
    前記電圧検知回路は、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルを変更する
    ことを特徴とする電源回路。
  2. 前記電圧検知回路は、
    前記出力端子から出力される前記出力電位を抵抗分割により分圧し、前記出力電位を分圧した第1のモニタ電位を出力するとともに、この第1のモニタ電位よりも低い分圧比で前記出力電位を分圧した第2のモニタ電位を出力し、前記制御信号の入力に応じて、前記出力電位に対する前記第1のモニタ電位および第2のモニタ電位の分圧比を変更する分圧回路と、
    前記第1のモニタ電位とモニタ基準電位とを比較することにより、前記出力電位と前記第1の基準電位とを間接的に比較し、この比較結果に応じて前記第1のフラグ信号を出力する第1の比較増幅回路と、
    前記第2のモニタ電位とモニタ基準電位とを比較することにより、前記出力電位と前記第2の基準電位とを間接的に比較し、この比較結果に応じて前記第2のフラグ信号を出力する第2の比較増幅回路と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 制御信号に応じて異なる設定電位を出力する電源回路であって、
    前記設定電位を出力するための出力端子と、
    昇圧クロック信号の入力に応じて、電源から供給された電圧を昇圧し前記出力端子に出力する昇圧回路と、
    前記制御信号を出力する制御回路と、
    前記出力端子から出力される出力電位を検知し、第1の基準電位と前記出力電位とを比較しこの比較結果の情報を含む第1のフラグ信号を出力するとともに、前記第1の基準電位より高い第2の基準電位レベルと前記出力電位とを比較し前記昇圧回路の活性化または非活性化を指示するための第2のフラグ信号を出力する電圧検知回路と、
    基準クロック信号を分周し異なる周波数の複数の分周クロック信号を出力する分周回路と、前記制御信号の入力に応じて、前記分周回路が出力する異なる周波数の前記分周クロック信号を切り換えて出力する第1のマルチプレックサと、前記第1のフラグ信号の入力に応じて、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも高い場合は前記第1のマルチプレックサが出力する前記分周クロック信号に切り換えて出力する第2のマルチプレックサと、を有する周波数切換回路と、
    前記第2のフラグ信号、および、前記クロック生成回路が出力する前記基準クロック信号または前記分周クロック信号に基づいて演算し、前記昇圧回路を活性化させる前記昇圧クロック信号を出力する論理回路と、を備え、
    前記周波数切換回路は、昇圧開始時から前記出力電位が前記第1の基準電位に初めて達するまでは前記制御信号の入力によらず昇圧クロック信号を前記基準クロック信号とし、
    前記電圧検知回路は、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルを変更するとともに、
    前記周波数切換回路の第1のマルチプレックサは、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルが高く変更された場合には、周波数がより高い前記分周クロック信号に切り換えて出力する
    ことを特徴とする電源回路。
  4. 前記電圧検知回路は、
    前記出力端子から出力される前記出力電位を抵抗分割により分圧し、前記出力電位を分圧した第1のモニタ電位を出力するとともに、この第1のモニタ電位よりも低い分圧比で前記出力電位を分圧した第2のモニタ電位を出力し、前記制御信号の入力に応じて、前記出力電位に対する前記第1のモニタ電位および第2のモニタ電位の分圧比を変更する分圧回路と、
    前記第1のモニタ電位とモニタ基準電位とを比較することにより、前記出力電位と前記第1の基準電位とを間接的に比較し、この比較結果に応じて前記第1のフラグ信号を出力する第1の比較増幅回路と、
    前記第2のモニタ電位とモニタ基準電位とを比較することにより、前記出力電位と前記第2の基準電位とを間接的に比較し、この比較結果に応じて前記第2のフラグ信号を出力する第2の比較増幅回路と、を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電源回路。
  5. 制御信号に応じて電源から異なる設定電位を生成する半導体記憶装置であって、
    前記設定電位を出力するための出力端子と、昇圧クロック信号の入力に応じて、前記電源から供給された電圧を昇圧し前記出力端子に出力する昇圧回路と、前記制御信号を出力する制御回路と、前記出力端子から出力される出力電位を検知し、第1の基準電位と前記出力電位とを比較しこの比較結果の情報を含む第1のフラグ信号を出力するとともに、前記第1の基準電位より高い第2の基準電位レベルと前記出力電位とを比較し前記昇圧回路の活性化または非活性化を指示するための第2のフラグ信号を出力する電圧検知回路と、
    昇圧開始時から前記出力電位が前記第1の基準電位に初めて達するまでは昇圧クロック信号として前記基準クロック信号を出力し、前記第1のフラグ信号および前記制御信号の入力に応じて、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも低い場合は基準クロック信号を出力し、また、前記出力電位が前記第1の基準電位よりも高い場合は前記基準クロック信号を分周した分周クロック信号を出力すると共に、前記制御信号の論理に対応して前記設定電位が高くなると前記分周クロック信号の周波数を高くするクロック生成回路と、前記第2のフラグ信号、および、前記クロック生成回路が出力する前記基準クロック信号または前記分周クロック信号に基づいて演算し、前記昇圧回路を活性化させる前記昇圧クロック信号を出力する論理回路と、を備え、前記電圧検知回路は、前記制御信号の入力に応じて前記第1の基準電位および前記第2の基準電位のレベルを変更する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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