JP2008032176A - レンジ切換機構の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを駆動源とするレンジ切換装置において、運転者が無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返した場合でも、モータの発熱による温度上昇を抑制できるようにする。
【解決手段】レンジ切換操作が行われて要求シフトレンジが切り換えられる毎に、操作間隔カウンタCTをリセットスタートしてレンジ切換操作の操作間隔をカウントし、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔(温度上昇抑制に必要なモータ冷却時間を確保できない短い操作間隔)で連続して操作される回数を操作回数カウンタCRでカウントする。この操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KRに達した時点で、これ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータの発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、通常制御から発熱抑制制御(例えばモータ通電禁止又は通電電流を低減する制御)に切り換える。
【選択図】図7

Description

本発明は、運転者のレンジ切換操作に応じてモータを駆動制御してレンジ切換機構のシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構の制御装置に関する発明である。
近年、車両の電子制御化が進み、特許文献1(特開2002−286128号公報)、特許文献2(特開2004−23932号公報)に示すように、運転者のレンジ切換操作(シフトレバーの操作)をスイッチ等で検出して、その検出信号に基づいてモータを駆動制御してレンジ切換機構のシフトレンジを運転者の要求するシフトレンジに切り換えるシステムが開発されている。
特開2002−286128号公報 特開2004−23932号公報
ところで、図5に示すように、レンジ切換操作が行われて要求シフトレンジが切り換えられる毎に、その都度、モータを始動してレンジ切換機構のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換えてからモータを停止するという動作が繰り返される。モータの通電中は、モータのコイルや駆動回路が発熱するため、モータ停止期間は、モータの通電により生じた発熱を放熱させて温度低下させるモータ冷却期間としても利用される。
車両走行中は運転者がシフトレンジを走行レンジ(Dレンジ等)から頻繁に切り換えることはないと思われるが、停車中は、シフトレンジをどの様なレンジにも切換可能であるため、停車中に運転者が遊び感覚で無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返してしまう可能性がゼロとは言い切れない。もし、レンジ切換操作が頻繁に繰り返された場合、レンジ切換操作毎のモータ停止時間(モータ冷却時間)が短くなったりゼロになる可能性もあり、その結果、モータのコイルや駆動回路の発熱による温度上昇を抑制できなくなって、モータのコイルや駆動回路が過昇温状態になる可能性があり、これがシステムの寿命低下や故障の原因になる懸念がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、運転者が遊び感覚で無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返した場合でも、モータのコイルや駆動回路の発熱による温度上昇を抑制することができるレンジ切換機構の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構と、運転者の要求するシフトレンジ(以下「要求シフトレンジ」という)を運転者の操作により入力するレンジ切換操作手段とを備え、前記レンジ切換操作手段により入力された要求シフトレンジに応じて前記モータを駆動制御して前記レンジ切換機構のシフトレンジを前記要求シフトレンジに切り換えるレンジ切換機構の制御装置において、前記レンジ切換操作手段の操作頻度を操作頻度監視手段により監視し、前記レンジ切換操作手段の操作頻度が所定頻度を越えたときに、発熱抑制制御手段によりモータの制御を通常よりも発熱量が少ない発熱抑制制御に切り換えるようにしたものである。
本発明によれば、レンジ切換操作手段の操作頻度が高くなって、レンジ切換操作毎のモータ停止時間(モータ冷却時間)が不足する状態が続いたときに、モータの制御を通常よりも発熱量が少ない発熱抑制制御に切り換えることができるため、運転者が遊び感覚で無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返した場合でも、モータのコイルや駆動回路の発熱による温度上昇を抑制することができ、過昇温によるシステムの寿命低下や故障を未然に防止することができる。
この場合、請求項2のように、発熱抑制制御の実行中に運転者に警告する警告手段を設けるようにすると良い。このようにすれば、運転者に無用なレンジ切換操作を止めるように警告することができる。
また、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されたときに、レンジ切換操作の繰り返し回数が増加するに従ってモータのコイルや駆動回路の発熱が蓄積されてそれらの温度が上昇することを考慮して、操作頻度監視手段は、レンジ切換操作手段が所定時間以下の短い操作間隔(つまり温度上昇抑制に必要なモータ冷却時間を確保できない短い操作間隔)で連続して操作される回数をカウントしてそのカウント値をレンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報とするようにすると良い。
具体的には、請求項3のように、操作頻度監視手段は、レンジ切換操作毎にカウントアップする連続操作カウンタを持ち、未操作時間が所定時間を越える毎に前記連続操作カウンタのカウント値をリセットし、前記連続操作カウンタのカウント値を前記レンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報とするようにしても良い。このようにすれば、連続操作カウンタを用いた極めて簡単な処理で、レンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報をモータのコイルや駆動回路の発熱による温度上昇と対応させた情報とすることができ、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されたときに、モータのコイルや駆動回路の温度上昇に応じた適正なタイミングで発熱抑制制御に切り換えることができる。
その他、レンジ切換操作の操作頻度は、所定時間当たりのレンジ切換操作の操作回数をカウントしてそのカウント値をレンジ切換操の操作頻度の検出情報として用いるようにしても良い。
また、例えばPレンジからDレンジに切り換える場合と、NレンジからDレンジに切り換える場合とでは、モータ回転角度(操作角度)が相違し、モータのコイルや駆動回路の発熱量が相違する。NレンジからDレンジに切り換える場合は、PレンジからDレンジに切り換える場合よりもモータ回転角度が小さく、発熱量が少ないため、NレンジからDレンジへの切換操作とPレンジからDレンジへの切換操作とを同等に操作頻度に反映させると、NレンジからDレンジへの切換操作の発熱量を過大に見積もってしまうことになり、PレンジからDレンジへの切換操作が繰り返された場合に、発熱に対してまだ余裕があるのに発熱抑制制御に切り換えられてしまう可能性がある。
この対策として、請求項4のように、操作頻度監視手段は、レンジ切換操作の操作回数と操作毎のモータ回転角度とを考慮して操作頻度を判定するようにしても良い。このようにすれば、レンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報を、レンジ切換操作の操作回数と操作毎のモータ回転角度の両方に対応させて、実際の発熱量により正確に対応させた情報とすることができ、PレンジからDレンジへの切換操作が繰り返された場合に、発熱に対してまだ余裕があるのに発熱抑制制御に切り換えられてしまうという事態を回避することができる。
この場合、請求項5のように、操作頻度監視手段は、レンジ切換操作毎にモータ回転角度に応じたカウントアップ値にてカウントアップする連続操作カウンタを持ち、未操作時間が所定時間を越える毎に前記連続操作カウンタのカウント値をリセットし、前記連続操作回数カウンタのカウント値を前記レンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報とするようにすれば良い。このようにすれば、レンジ切換操作毎の連続操作カウンタのカウントアップ値をレンジ切換操作毎の発熱量(モータ回転角度)に対応させることができるので、レンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報をモータのコイルや駆動回路の発熱量により正確に対応させた情報とすることができる。
前述したように、レンジ切換操作が頻繁に繰り返される場合は、停車中に運転者が遊び感覚で無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返していると思われるため、請求項6のように、発熱抑制制御としてモータへの通電を一時的に禁止する制御(シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する制御)を行うようにしても良い。このようにすれば、モータのコイルや駆動回路の発熱による温度上昇を最も効果的に抑制することができる。この場合、無用なレンジ切換操作であるため、一時的にシフトレンジの切り換えが行われなくなっても、車両の走行性能に悪影響を及ぼすことはない。
また、請求項7のように、発熱抑制制御としてモータの通電電流を通常よりも低減させる制御を行うようにしても良い。これは、モータの通電電流を低減することで、発熱量が減少して温度上昇抑制効果が得られるためである。
尚、モータの通電電流低減は、例えば、デューティ制御等によるモータ駆動電圧の低下、電流制限回路等による電流制限、モータ駆動方式又は励磁方式の切り換え等により行えば良い。モータ駆動方式の切り換えの具体例としては、例えば、通常制御時にモータをフィードバック制御するシステムでは、発熱抑制制御時にオープンループ駆動に切り換えて、デューティ制御等によりモータ駆動電圧を低下させて、モータを通常よりも低速度で回転させれば、モータの通電電流を低減することができる。また、通常制御時に1相通電と2相通電とを交互に切り換える1−2相励磁方式でモータを駆動するシステムでは、発熱抑制制御時に1相通電のみで駆動する1相励磁方式に切り換えれば、モータの通電電流を低減することができる。また、モータのコイルと駆動回路をフェールセーフのために2系統設け、通常制御時に2系統でモータを駆動するシステムでは、発熱抑制制御時に1系統のみでモータを駆動すれば、モータの通電電流を低減することができる。
また、請求項8のように、レンジ切換操作手段の操作頻度が所定頻度を越えてから、モータの温度を適度に低下させるのに必要な所定のモータ冷却期間が経過するまで前記発熱抑制制御を実施するようにすると良い。このようにすれば、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されたときに、モータの温度を適度に低下させるまで発熱抑制制御を確実に実施することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した7つの実施例1〜7を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図7に基づいて説明する。
まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。レンジ切換機構11は、自動変速機12のレンジを、例えば、パーキングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュートラルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)に切り換えるためのものである。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ13は、例えばスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)等の同期モータにより構成され、減速機構14(図2参照)を内蔵し、この減速機構14の回転軸に嵌合連結された出力軸15の回転角を検出する出力軸センサ16が設けられている。この出力軸センサ16は、モータ13の減速機構14の出力軸15の回転角に応じて出力電圧がリニアに変化する回転角センサ(例えばポテンショメータ)によって構成され、その出力電圧によって現在の出力軸15の回転角、ひいては現在のシフトレンジがPレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。
モータ13の出力軸15には、自動変速機12の油圧回路のマニュアルバルブ17を切り換えるためのディテントレバー18が固定されている。このディテントレバー18にはL字形のパーキングロッド19が固定され、このパーキングロッド19の先端部に設けられた円錐体20がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体20の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ23をロック/ロック解除するようになっている。このパーキングギヤ23は、自動変速機12の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ23がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
また、ディテントレバー18には、マニュアルバルブ17のスプール弁24が連結され、モータ13によって出力軸15と一体にディテントレバー18を回動させることで、マニュアルバルブ17の操作量(スプール弁24の位置)を切り換えて、自動変速機12のレンジを、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれかに切り換える。ディテントレバー18には、スプール弁24を上記各シフトレンジに対応する位置に保持するための4個の保持凹部25が形成されている。
一方、ディテントレバー18を各シフトレンジに対応する位置に保持するためのディテントバネ26がマニュアルバルブ17に固定され、このディテントバネ26の先端に設けられた係合部27がディテントレバー18の要求シフトレンジの保持凹部25に嵌まり込むことで、ディテントレバー18が要求シフトレンジの回転角で保持されて、マニュアルバルブ17のスプール弁24の位置が要求シフトレンジの位置で保持されるようになっている。
Pレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ23に嵌まり込んでパーキングギヤ23をロックした状態となり、それによって、自動変速機12の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のシフトレンジでは、パーキングロッド19がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体20の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機12の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
次に、図3及び図4に基づいてモータ13の構成を説明する。本実施例1のモータ13は、ステータコア36とロータ37が共に突極構造を持つスイッチトリラクタンスモータであり、永久磁石が不要で構造が簡単であるという利点がある。
円筒状のステータコア36の内周部には、例えば12個の突極36aが等間隔に形成され、これに対して、ロータ37の外周部には、例えば8個の突極37aが等間隔に形成され、ロータ37の回転に伴い、ロータ37の各突極37aがステータコア36の各突極36aと微小ギャップを介して順番に対向するようになっている。ステータコア36の12個の突極36aには、2系統(a系統とb系統)の駆動コイル38,39のU相、V相、W相の各巻線が対称な位置に巻回されている。尚、ステータコア36とロータ37の突極36a,37aの数は適宜変更しても良いことは言うまでもない。
以下の説明では、一方の系統(a系統)の駆動コイル38の「U相」、「V相」、「W相」をそれぞれ「Ua相」、「Va相」、「Wa相」と表記し、他方の系統(b系統)の駆動コイル39の「U相」、「V相」、「W相」をそれぞれ「Ub相」、「Vb相」、「Wb相」と表記する。
2系統の駆動コイル38,39の各相の巻線の巻回順序は、ステータコア36の12個の突極36aに対して、例えば、Va相→Wa相→Ua相→Va相→Wa相→Ua相→Vb相→Wb相→Ub相→Vb相→Wb相→Ub相の順序で巻回されている。
図4に示すように、2系統の駆動コイル38,39は、車両に搭載されたバッテリ40を電源として、それぞれ別個のモータ駆動回路34,35によって駆動される。このように、駆動コイル38,39とモータ駆動回路34,35をそれぞれ2系統ずつ設けることで、一方の系統が故障しても、他方の系統でモータ13を駆動できるようになっている。図4に示すモータ駆動回路34,35の回路構成例では、各相毎にトランジスタ等のスイッチング素子41を1個ずつ設けたユニポーラ駆動方式の回路構成としているが、各相毎にスイッチング素子を2個ずつ設けたバイポーラ駆動方式の回路構成を採用しても良い。
各モータ駆動回路34,35の各スイッチング素子41のオン/オフは、ECU33によって制御される。図2に示すように、このECU33と各モータ駆動回路34,35は、レンジ切換制御装置32に搭載されている。このレンジ切換制御装置32には、運転者が操作するシフトレバーの操作位置(要求シフトレンジ)を検出するシフトレンジ検出装置28が接続され、このシフトレバーとシフトレンジ検出装置28とによって特許請求の範囲でいうレンジ切換操作手段としての機能が実現されている。
また、モータ13には、ロータ37の回転角を検出するためのエンコーダ31が設けられている。このエンコーダ31は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、モータ13のロータ37の回転に同期してA相、B相、Z相のパルス信号をレンジ切換制御装置32に出力するように構成されている。レンジ切換制御装置32のECU33は、エンコーダ31から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのエンコーダカウント値に応じてモータ駆動回路34,35によってモータ13の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ13を回転駆動する。
この際、A相信号とB相信号の発生順序によってロータ37の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ13が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ13の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ13の回転角を検出して、その回転角に対応した相の巻線に通電してモータ13を回転駆動する。尚、エンコーダ31のZ相信号は、モータ13のロータ37の基準回転角を検出するのに用いられる。
運転者が自動変速機12のシフトレバーを操作すると、そのシフトレバーの操作位置(要求シフトレンジ)がシフトレンジ検出装置28によって検出され、このシフトレンジ検出装置28の出力信号(要求シフトレンジの信号)がレンジ切換制御装置32のECU33に入力される。これにより、ECU33は、要求シフトレンジに対応する目標回転角(エンコーダカウント値の目標値)を設定して、モータ13への通電を開始し、エンコーダカウント値が目標値と一致する位置で停止するようにモータ13をフィードバック制御する。通常のフィードバック制御は、2系統の駆動コイル38,39に通電してロータ37を回転駆動する通常駆動(2系統通電)で実行される。
本実施例1では、通常駆動(2系統通電)は、1相通電と2相通電とを交互に切り替える1−2相励磁方式で実行されるが、1相通電のみで駆動する1相励磁方式、又は2相通電のみで駆動する2相励磁方式を採用しても良い。いずれの励磁方式でも、通常駆動(2系統通電)では、「U相」に通電する場合はUa相とUb相に同時に通電し、「V相」に通電する場合はVa相とVb相に同時に通電し、「W相」に通電する場合はWa相とWb相に同時に通電する。
ところで、図5に示すように、レンジ切換操作が行われて要求シフトレンジが切り換えられる毎に、その都度、モータ13を始動してフィードバック制御によりレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換えてからモータ13を停止するという動作が繰り返される。モータ13の通電中は、モータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35が発熱するため、モータ停止期間は、モータ13の通電により生じた発熱を放熱させて温度低下させるモータ冷却期間としても利用される。
車両走行中は運転者がシフトレンジをDレンジから頻繁に切り換えることはないと思われるが、停車中は、シフトレンジをどの様なレンジにも切換可能であるため、停車中に運転者が遊び感覚で無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返してしまう可能性がゼロとは言い切れない。もし、レンジ切換操作が頻繁に繰り返された場合、レンジ切換操作毎のモータ停止時間(モータ冷却時間)が短くなったりゼロになる可能性もあり、その結果、モータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35の発熱による温度上昇を抑制できなくなって、モータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35が過昇温状態になる可能性があり、これがシステムの寿命低下や故障の原因になる懸念がある。
この対策として、本実施例1では、レンジ切換制御装置32のECU33は、後述する図6のレンジ切換操作頻度監視ルーチンを実行することで、レンジ切換操作の操作頻度を監視し、レンジ切換操作の操作頻度が所定頻度を越えたときに、これ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、所定のモータ冷却期間が経過するまで、モータ13の制御を通常よりも発熱量が少ない発熱抑制制御に切り換えると共に、運転席のインストルメントパネルに設けられた警告表示部29(警告手段)に無用なレンジ切換操作を止めるように警告表示したり、警告音を鳴らしたりする。或は、音声で同様の警告を発するようにしても良い。
本実施例1では、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されたときに、レンジ切換操作の繰り返し回数が増加するに従ってモータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35の発熱が蓄積されてそれらの温度が上昇することを考慮して、レンジ切換操作が所定時間以下の短い操作間隔(つまり温度上昇抑制に必要なモータ冷却時間を確保できない短い操作間隔)で連続して操作される回数をカウントしてそのカウント値をレンジ切換操作の操作頻度の検出情報として用いる。このようにすれば、レンジ切換操作の操作頻度の検出情報をモータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35の発熱による温度上昇と対応させた情報とすることができ、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されたときに、モータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35の温度上昇に応じた適正なタイミングで発熱抑制制御に切り換えることができる。
また、レンジ切換操作が頻繁に繰り返される場合は、停車中に運転者が遊び感覚で無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返していると思われるため、本実施例1では、発熱抑制制御としてモータ13への通電を一時的に禁止する制御(シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する制御)を行うようにしている。このようにすれば、モータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35の発熱による温度上昇を最も効果的に抑制することができる。この場合、無用なレンジ切換操作であるため、一時的にシフトレンジの切り換えが行えなくなっても、車両の走行性能に悪影響を及ぼすことはない。
以上説明したレンジ切換操作の操作頻度に応じたモータ制御の切り換えは、レンジ切換制御装置32のECU33によって図6のレンジ切換操作頻度監視ルーチンに従って次のように実行される。
図6のレンジ切換操作頻度監視ルーチンは、ECU33の電源オン中に所定周期で実行される。本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、前回の本ルーチンの実行後にレンジ切換操作が行われたか否かを判定し、レンジ切換操作が行われていれば、ステップ102に進み、レンジ切換操作の操作回数をカウントする操作回数カウンタCR(連続操作カウンタ)を1つカウントアップし、次のステップ103で、前回のレンジ切換操作からの経過時間をカウントする操作間隔カウンタCTを0にリセットする。
これに対して、上記ステップ101で、レンジ切換操作が行われていないと判定されれば、ステップ104に進み、操作間隔カウンタCTを1つカウントアップして、前回のレンジ切換操作からの経過時間をカウントする。この後、ステップ105に進み、操作間隔カウンタCTのカウント値(前回のレンジ切換操作からの経過時間)が所定値KT以上であるか否かを判定する。ここで、所定値KTは、前回のモータ13の通電により生じた発熱をモータ13の停止中に放熱してモータ13を冷却するのに必要な時間相当値に設定されている。この所定値KTは、予め決められた一定値としても良いが、レンジ切換操作の繰り返し回数が増加するに従ってモータ13の発熱が蓄積されてその温度が上昇することを考慮して、操作回数カウンタCRのカウント値が増加するほど、所定値KTが大きくなるように設定しても良い。
このステップ105で、操作間隔カウンタCTのカウント値(前回のレンジ切換操作からの経過時間)が所定値KT以上であると判定されれば、前回のモータ13の通電により生じた発熱がモータ13の停止中に十分に放熱されたと判断して、ステップ106に進み、操作回数カウンタCRを0にリセットする。これに対して、ステップ105で、操作間隔カウンタCTのカウント値が所定値KT未満と判定されれば、操作回数カウンタCRをリセットしない。
以上説明したステップ101〜106の処理を所定周期で繰り返すことで、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔(つまり温度上昇抑制に必要なモータ冷却時間を確保できない短い操作間隔)で連続して操作される回数を操作回数カウンタCRでカウントしてそのカウント値をレンジ切換操作の操作頻度の検出情報として用いる。これらステップ101〜106の処理が特許請求の範囲でいう操作頻度監視手段としての役割を果たす。
その後、ステップ107に進み、操作回数カウンタCRのカウント値(レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔で連続して操作される回数)が所定値KR以上であるか否かを判定する。ここで、所定値KRは、それ以上にレンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性がある操作回数に設定されている。
このステップ107で、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR未満(つまりレンジ切換操作の操作頻度が所定頻度未満)と判定されれば、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越えるまでにまだ余裕があると判断して、ステップ108に進み、通常制御を実行する。この通常制御では、レンジ切換操作が行われて要求シフトレンジが切り換えられる毎に、その都度、モータ13を始動してフィードバック制御によりレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換えてからモータ13を停止する。
これに対して、上記ステップ107で、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR以上と判定されれば、これ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、ステップ109に進み、モータ13の制御を通常よりも発熱量が少ない発熱抑制制御(本実施例1ではモータ13への通電を一時的に禁止する制御)に切り換えると共に、運転席のインストルメントパネルに設けられた警告表示部29に無用なレンジ切換操作を止めるように警告表示する(或は音声で同様の警告を発する)。上記ステップ107→109の処理が特許請求の範囲でいう発熱抑制制御手段としての役割を果たす。
尚、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KRを越えてから、モータ13の温度を適度に低下させるのに必要な所定のモータ冷却期間が経過したか否かを判定し、所定のモータ冷却期間が経過するまで、上記発熱抑制制御を実施し、その後、所定のモータ冷却期間が経過した時点で、操作回数カウンタCRを0にリセットして通常制御に復帰するようにしても良い。
以上説明した図6のレンジ切換操作頻度監視ルーチンによる制御例を図7のタイムチャートを用いて説明する。レンジ切換操作が行われて要求シフトレンジが切り換えられる毎に、操作間隔カウンタCTをリセットスタートしてレンジ切換操作の操作間隔をカウントすると共に、操作回数カウンタCRを1ずつカウントアップしてレンジ切換操作の操作回数をカウントする。この際、操作間隔カウンタCTのカウント値が所定値KT未満であれば、操作回数カウンタCRのカウント値をリセットしないが、操作間隔カウンタCTのカウント値が所定値KTに達した時点t1 で、操作回数カウンタCRのカウント値を0にリセットする。これにより、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔(つまり温度上昇抑制に必要なモータ冷却時間を確保できない短い操作間隔)で連続して操作される回数が操作回数カウンタCRによりカウントされる。
この操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR未満(つまりレンジ切換操作の操作頻度が所定頻度未満)であれば、通常制御を実行する。そして、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KRに達した時点t2 で、これ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、通常制御から発熱抑制制御(本実施例1ではモータ13への通電を一時的に禁止する制御)に切り換える。
このようにすれば、運転者が遊び感覚で無用なレンジ切換操作を頻繁に繰り返した場合でも、モータ13の発熱による温度上昇を抑制することができ、過昇温によるシステムの寿命低下や故障を未然に防止することができる。
しかも、本実施例1では、発熱抑制制御の実行中に運転席のインストルメントパネルに設けられた警告表示部29に無用なレンジ切換操作を止めるように警告表示する(又は音声で同様の警告をする)ようにしたので、運転者に無用なレンジ切換操作を止めさせることができる。
尚、実施例1では、発熱抑制制御として、モータ13への通電を一時的に禁止する制御(シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する制御)を行うようにしたが、本発明は、発熱抑制制御として、モータ13の通電電流を通常よりも低減させる制御を行うようにしても良い。以下、これを具体化した本発明の実施例2〜6を説明する。尚、以下に説明する各実施例2〜6において、明記しない事項は、実施例1と同じである。
図8及び図9に示す本発明の実施例2では、モータ13の通電電流(モータ駆動電圧)をデューティ制御により制御するようにしている。そして、前記実施例1と同様の方法で、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔(つまり温度上昇抑制に必要なモータ冷却時間を確保できない短い操作間隔)で連続して操作される回数を操作回数カウンタCRによりカウントし、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR未満(つまりレンジ切換操作の操作頻度が所定頻度未満)であれば、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越えるまでにまだ余裕があると判断して、図8の通常制御ルーチンを実行し、モータ13の通電デューティ比を通常のデューティ比、例えば100%にセットして(ステップ201)、レンジ切換操作に応じてモータ13を100%デューティ比で駆動してフィードバック制御によりレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
そして、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR以上になれば、それ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、図9の発熱抑制制御ルーチンを実行し、モータ13の通電デューティ比を通常よりも低いデューティ比、例えば50%にセットして(ステップ202)、レンジ切換操作に応じてモータ13を通常よりも低い50%デューティ比で駆動してフィードバック制御によりレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
本実施例2のように、発熱抑制制御を行う際にモータ13の通電デューティ比を低下させれば、モータ13の駆動電圧を低下させてモータ13の通電電流を低減させることができ、モータ13の発熱による温度上昇を抑制することができる。
尚、発熱抑制制御時と通常制御時の通電デューティ比は、50%、100%に限定されず、適宜変更しても良いことは言うまでもない。
図10乃至図12に示す本発明の実施例3では、モータ駆動回路34,35に、モータ13の通電電流を設定上限電流値以下に制限する電流制限回路42,43を設け、この電流制限回路42,43の設定上限電流値をレンジ切換制御装置32のECU33によって変更できるように構成している。
そして、前記実施例1と同様の方法で、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔で連続して操作される回数をカウントする操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR未満であれば、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越えるまでにまだ余裕があると判断して、図11の通常制御ルーチンを実行し、電流制限回路42,43の設定上限電流値を通常設定値、例えば50Aにセットして(ステップ301)、レンジ切換操作に応じてモータ13を50Aで駆動してフィードバック制御によりレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
そして、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR以上になれば、それ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、図11の発熱抑制制御ルーチンを実行し、電流制限回路42,43の設定上限電流値を通常よりも低い電流値、例えば10Aにセットして(ステップ302)、レンジ切換操作に応じてモータ13を通常よりも低い電流値(10A)で駆動してフィードバック制御によりレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
本実施例3のように、発熱抑制制御を行う際に電流制限回路42,43の設定上限電流値を低下させれば、モータ13の通電電流を低減させることができ、モータ13の発熱による温度上昇を抑制することができる。
尚、発熱抑制制御時と通常制御時の電流制限回路42,43の設定上限電流値は、10A、50Aに限定されず、適宜変更しても良いことは言うまでもない。
図13及び図14に示す本発明の実施例4では、通常制御時と発熱抑制制御時とでモータ駆動方式(モータ制御モード)を切り換えることで、発熱抑制制御時にモータ13の通電電流を低減させるようにしている。
具体的には、本実施例4では、前記実施例1と同様の方法で、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔で連続して操作される回数をカウントする操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR未満であれば、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越えるまでにまだ余裕があると判断して、図13の通常制御ルーチンを実行し、モータ13の通電デューティ比を通常のデューティ比、例えば100%にセットして(ステップ401)、モータ駆動方式をフィードバック制御にセットし(ステップ402)、レンジ切換操作に応じてフィードバック制御によりモータ13を100%デューティ比で駆動してレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
そして、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR以上になれば、それ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、図14の発熱抑制制御ルーチンを実行し、モータ13の通電デューティ比を通常よりも低いデューティ比、例えば50%にセットして(ステップ411)、モータ駆動方式をオープンループ制御に切り換え(ステップ412)、レンジ切換操作に応じてオープンループ制御によりモータ13を通常よりも低い50%デューティ比で駆動してレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。オープンループ制御では、モータ13の通電相を予め設定した時間間隔で順次切り換えると共に、その通電相の切換回数をカウントしてそのカウント値に基づいてモータ13を要求シフトレンジに応じた目標位置まで回転駆動する。
本実施例4のように、発熱抑制制御を行う際に、モータ駆動方式をオープンループ制御に切り換えれば、モータ13の回転速度を確実に遅くしてモータ13の通電電流をデューティ制御等により十分に低減させることができ、モータ13の発熱による温度上昇を抑制することができる。
尚、オープンループ制御でのモータ励磁方式(通電相の切換順序)は、フィードバック制御でのモータ励磁方式と同じでも良いし変更しても良く、1−2相励磁方式、1相励磁方式、2相励磁方式のいずれであっても良い。
図15及び図16に示す本発明の実施例5では、通常制御時と発熱抑制制御時とでモータ励磁方式を切り換えることで、発熱抑制制御時にモータ13の通電電流を低減させるようにしている。
具体的には、本実施例5では、前記実施例1と同様の方法で、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔で連続して操作される回数をカウントする操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR未満であれば、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越えるまでにまだ余裕があると判断して、図15の通常制御ルーチンを実行し、モータ励磁方式を、1相通電と2相通電とを交互に切り替える1−2相励磁方式に設定し(ステップ501)、レンジ切換操作に応じてフィードバック制御によりモータ13を1−2相励磁方式で駆動してレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
そして、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR以上になれば、それ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、図16の発熱抑制制御ルーチンを実行し、モータ励磁方式を1相通電のみでモータ13を駆動する1相励磁方式に設定し(ステップ502)、レンジ切換操作に応じてフィードバック制御によりモータ13を1相励磁方式で駆動してレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
本実施例5のように、発熱抑制制御を行う際に、モータ励磁方式を1−2相励磁方式から1相励磁方式に切り換えれば、モータ13の通電電流を低減させることができ、モータ13の発熱による温度上昇を抑制することができる。
尚、通常制御時に2相励磁方式でモータ13を駆動する場合は、発熱抑制制御時にモータ励磁方式を2相励磁方式から1−2相励磁方式又は1相励磁方式のどちらかに切り換えるようにしても良い。
以上説明した実施例1〜5は、図2乃至図4、図10に示すように、モータ13の駆動コイル38,39とモータ駆動回路34,35をフェールセーフのためにそれぞれ2系統ずつ設けたシステムに限定されず、1系統のみのモータ駆動システムにも適用して実施できる。
図17及び図18に示す本発明の実施例6は、図2乃至図4、図10に示すように、モータ13の駆動コイル38,39とモータ駆動回路34,35をフェールセーフのためにそれぞれ2系統ずつ設けたシステムに適用する実施例である。
本実施例6では、前記実施例1と同様の方法で、レンジ切換操作が所定時間KT以下の短い操作間隔で連続して操作される回数をカウントする操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR未満であれば、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越えるまでにまだ余裕があると判断して、図17の通常制御ルーチンを実行し、モータ13の2系統の駆動コイル38,39とモータ駆動回路34,35の両方に通電する“2系統通電”に設定し(ステップ601)、レンジ切換操作に応じてフィードバック制御によりモータ13を2系統通電で駆動してレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
そして、操作回数カウンタCRのカウント値が所定値KR以上になれば、それ以上、レンジ切換操作が頻繁に繰り返されると、モータ13の発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、図18の発熱抑制制御ルーチンを実行し、モータ13の2系統の駆動コイル38,39とモータ駆動回路34,35のどちらか一方のみに通電する“1系統通電”に切り換え(ステップ602)、レンジ切換操作に応じてフィードバック制御によりモータ13を1系統通電で駆動してレンジ切換機構11のシフトレンジを要求シフトレンジに切り換える。
本実施例6のように、発熱抑制制御を行う際に、2系統通電から1系統通電に切り換えれば、モータ13の通電電流を低減させることができ、モータ13の発熱による温度上昇を抑制することができる。
ところで、PレンジからDレンジに切り換える場合と、NレンジからDレンジに切り換える場合とでは、モータ13の回転角度(操作角度)が相違し、モータ13の駆動コイル38,39や駆動回路34,35の発熱量が相違する。NレンジからDレンジに切り換える場合は、PレンジからDレンジに切り換える場合よりもモータ13の回転角度が小さく、発熱量が少ないため、前記実施例1(図6)のように、NレンジからDレンジへの切換操作とPレンジからDレンジへの切換操作とを同等に操作頻度(操作回数カウンタCRのカウント値)に反映させると、NレンジからDレンジへの切換操作の発熱量を過大に見積もってしまうことになり、PレンジからDレンジへの切換操作が繰り返された場合に、発熱に対してまだ余裕があるのに発熱抑制制御に切り換えられてしまう可能性がある。
この対策として、レンジ切換操作の操作回数と操作毎のモータ13の回転角度とを考慮して操作頻度を判定するようにしても良い。以下、これを具体化した本発明の実施例7を図19を用いて説明する。
本実施例7で実行する図19のレンジ切換操作頻度監視ルーチンは、前記実施例1で説明した図6のレンジ切換操作頻度監視ルーチンのステップ102の処理をステップ101aと102aに変更したものであり、それ以外のステップの処理は同じである。
本ルーチンが起動されると、まずステップ101で、前回の本ルーチンの実行後にレンジ切換操作が行われたか否かを判定し、レンジ切換操作が行われていれば、ステップ101aに進み、今回のレンジ切換操作によるモータ13の回転角度(発熱量)に応じたカウントアップ値ΔCRをマップ等により算出する。例えば、PレンジからDレンジへの切換操作では、カウントアップ値ΔCRを“1”に設定し、NレンジからDレンジへの切換操作では、PレンジからDレンジへの切換操作の3割前後の発熱量であることを考慮して、カウントアップ値ΔCRを“0.3”に設定する。
この後、ステップ102aに進み、操作回数カウンタCR(連続操作カウンタ)をモータ13の回転角度に応じたカウントアップ値ΔCRにてカウントアップする。これ以降、前記実施例1で説明した図6のレンジ切換操作頻度監視ルーチンと同様の処理を実行する。但し、ステップ109の発熱抑制制御は、前記実施例1〜6のいずれかの方法で行えば良い。
以上説明した本実施例7では、レンジ切換操作毎のモータ13の回転角度(発熱量)に応じたカウントアップ値ΔCRにて操作回数カウンタCRをカウントアップするようにしたので、レンジ切換操作毎のカウントアップ値ΔCRをレンジ切換操作毎の発熱量(モータ13の回転角度)に対応させることができるので、操作回数カウンタCRのカウント値(レンジ切換操作の操作頻度の検出情報)を実際のモータ13の発熱量に正確に対応させた情報とすることができ、PレンジからDレンジへの切換操作が繰り返された場合に、発熱に対してまだ余裕があるのに発熱抑制制御に切り換えられてしまうという事態を回避することができる。
尚、上記各実施例1〜7のレンジ切換装置は、P,R,N,Dの各レンジに切り換えるようにしたが、これに加えて、例えばセカンドレンジ(2)やローレンジ(L)を追加しても良く、或は、Pレンジと走行レンジ(NotPレンジ)の2つのレンジのみを切り換えるレンジ切換装置にも本発明を適用して実施できる。
また、上記各実施例1〜7のレンジ切換操作手段は、シフトレバーとシフトレンジ検出装置28によって構成したが、シフトレバー以外の操作部材で運転者の要求するシフトレンジを入力する構成としても良い。
また、レンジ切換操作の操作頻度は、所定時間当たりのレンジ切換操作の操作回数をカウントしてそのカウント値をレンジ切換操の操作頻度の検出情報として用いるようにしても良い。
その他、本発明は、レンジ切換機構11の構成を適宜変更しても良い等、種々変更して実施できることは言うまでもない。
本発明の実施例1のレンジ切換装置を示す斜視図である。 レンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 モータの構成を説明する図である。 モータを駆動する回路構成を説明する図である。 レンジ切換操作とモータの通電期間との関係を説明するタイムチャートである。 実施例1のレンジ切換操作頻度監視ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の制御例を示すタイムチャートである。 実施例2の通常制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の発熱抑制制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3のレンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 実施例3の通常制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例3の発熱抑制制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4の通常制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例4の発熱抑制制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例5の通常制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例5の発熱抑制制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例6の通常制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例6の発熱抑制制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例7のレンジ切換操作頻度監視ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…レンジ切換機構、12…自動変速機、13…モータ、14…減速機構、15…出力軸、16…出力軸センサ、17…マニュアルバルブ、18…ディテントレバー、19…パーキングロッド、21…ロックレバー、23…パーキングギヤ、26…ディテントバネ、28…シフトレンジ検出装置(レンジ切換操作手段)、29…警告表示部(警告手段)、31…エンコーダ、33…ECU(操作頻度監視手段,発熱抑制制御手段)、34,35…モータドライバ、36…ステータコア、37…ロータ、38,39…駆動コイル、42,43…電流制限回路

Claims (8)

  1. モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構と、運転者の要求するシフトレンジ(以下「要求シフトレンジ」という)を運転者の操作により入力するレンジ切換操作手段とを備え、前記レンジ切換操作手段により入力された要求シフトレンジに応じて前記モータを駆動制御して前記レンジ切換機構のシフトレンジを前記要求シフトレンジに切り換えるレンジ切換機構の制御装置において、
    前記レンジ切換操作手段の操作頻度を監視する操作頻度監視手段と、
    前記レンジ切換操作手段の操作頻度が所定頻度を越えたときに前記モータの制御を通常よりも発熱量が少ない発熱抑制制御に切り換える発熱抑制制御手段と
    を備えていることを特徴とするレンジ切換機構の制御装置。
  2. 前記発熱抑制制御の実行中に運転者に警告する警告手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のレンジ切換機構の制御装置。
  3. 前記操作頻度監視手段は、レンジ切換操作毎にカウントアップする連続操作カウンタを持ち、未操作時間が所定時間を越える毎に前記連続操作カウンタのカウント値をリセットし、前記連続操作カウンタのカウント値を前記レンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンジ切換機構の制御装置。
  4. 前記操作頻度監視手段は、レンジ切換操作の操作回数と操作毎の前記モータ回転角度とを考慮して操作頻度を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンジ切換機構の制御装置。
  5. 前記操作頻度監視手段は、レンジ切換操作毎に前記モータ回転角度に応じたカウントアップ値にてカウントアップする連続操作カウンタを持ち、未操作時間が所定時間を越える毎に前記連続操作カウンタのカウント値をリセットし、前記連続操作回数カウンタのカウント値を前記レンジ切換操作手段の操作頻度の検出情報とすることを特徴とする請求項4に記載のレンジ切換機構の制御装置。
  6. 前記発熱抑制制御手段は、前記発熱抑制制御として前記モータへの通電を一時的に禁止する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のレンジ切換機構の制御装置。
  7. 前記発熱抑制制御手段は、前記発熱抑制制御として前記モータの通電電流を通常よりも低減させる制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のレンジ切換機構の制御装置。
  8. 前記発熱抑制制御手段は、前記レンジ切換操作手段の操作頻度が所定頻度を越えてから所定のモータ冷却期間が経過するまで前記発熱抑制制御を実施することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のレンジ切換機構の制御装置。
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