JP2003509999A - 電動パワーステアリングシステム用のインデックスパルスを確実に生成するための方法及び装置 - Google Patents

電動パワーステアリングシステム用のインデックスパルスを確実に生成するための方法及び装置

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JP2003509999A
JP2003509999A JP2001524098A JP2001524098A JP2003509999A JP 2003509999 A JP2003509999 A JP 2003509999A JP 2001524098 A JP2001524098 A JP 2001524098A JP 2001524098 A JP2001524098 A JP 2001524098A JP 2003509999 A JP2003509999 A JP 2003509999A
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JP2001524098A
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チェン,シャオタン
ボウルズ,ナディー
レケスネ,ブルーノ・ピー・ビー
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デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 第1に、多相正弦波モーター制御回路(34)に基づく第1レベル及び第2レベルを含んでいる第1電子信号の生成を含む、インデックスパルスを生成する方法、及びその方法を使う装置が開示されている。第2は、少なくとも、多相正弦波モーター制御回路(34)に基づく第1レベル及び第2レベルを含んでいる第2電子信号の生成であり、第1の電子信号及び第2の電子信号は、多相正弦波モーター制御回路の位相の数に基づいてレベル的に離間されており、レベルに設定された差異が、第1の特定された期間の間、第1及び第2電子信号の間に存在する。第3は、第1電子信号の第1レベルから第2レベルへの過渡現象に基づくインデックスパルスの決定である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概括的にはインデックスパルスの生成に係り、より詳細には、トル
ク脈動のない(TRF)電動パワーステアリング(EPS)システムでの制御に
使うためのインデックスパルスを確実に生成することに関する。
【0002】
【従来技術】
電動パワーステアリングシステム(EPS)では、インデックスパルスの強固
な生成用の1つの用途が必要とされている。EPSは、従来型の油圧式パワース
テアリング(HPS)に比べて燃費が良く制御も容易であることから、この10
年に亘って自動車製造業者及び自動車部品製造業者の開発課題となっている。し
かし、EPSシステムの実用化の歩みは遅々としており、コストと性能上の課題
のゆえに、現在のところ小型及び超小型乗用車に限られている。とりわけ難しい
技術課題は、操舵要件を満足させるのに必要な高性能電気駆動の型式に伴う、ス
テアリングホイール上での脈動感と、可聴騒音とである。
【0003】 EPS用のモーターの型式を選定することは、それが、駆動特性とパワー切り
替え装置、制御系、従ってコストに関する要件とを決めることになるので、非常
に重要である。先頭を切って競争しているのは、永久磁石(PM)ブラシレスモ
ーター、永久磁石(PM)整流子型モーター、及び磁気抵抗(SR)切替式モー
ターであり、この3つの選択肢にはそれぞれ固有の長所と限界とがある。PMブ
ラシレスモーターが、整流子型モーターとの数年に亘る実験に基づいて選ばれた
。整流子型モーターは、モーターサイズが大きく、回転子の慣性も大きいため、
操舵アシスト要件の小さな超小型乗用車に採用するのには限界がある。加えて、
ブラシが破損して回転子をロックする可能性もあるため、ブラシが故障した際に
モーターを駆動軸から切り離すために、クラッチを使用する必要がある。SR駆
動は、魅力的で、頑丈で、低コストの選択肢であるが、何らかの低減策を取らな
い限り、トルク脈動と可聴騒音とが非常に大きいという固有の問題を抱えている
。コラムアシスト式の場合、モーターは車室内に配置されるため、現在のSRモ
ーター技術では対応できない厳しいパッケージング及び可聴騒音要件を満足させ
ねばならなくなる。従って、PMブラシレスモーターは、整流子モータに比べて
慣性が小さく効率とトルク密度が高いという優れた特性を備えているので、現在
の要件を満たすのみならず、将来の中型及び大型乗用車用の高性能EPSシステ
ムとしての可能性も秘めているように見える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来型のPMブラシレスモーターを使用するEPSは、トルク脈動と騒音とが
比較的低いにも関わらず、10年に亘る性能改良の努力の歴史を持つHPSの滑
らかさと静粛性には達していない。消費者はそのような特徴には妥協したがらな
い。従って、新しいトルク脈動のない(TRF)システムが必要とされており、
それは名前の示すとおり(理想的条件下で)トルク脈動の源を根絶し、騒音レベ
ルを著しく低減したものでなければならない。短期の目標はEPSシステムの性
能を高めることであり、長期の目標は、EPSシステムの広汎な使用に向けて受
け入れられる可能性を広げることである。
【0005】 広範なEPSの実用化の過程には、使用される技術に関わらず、困難さの程度
は異なるが、幾つかの性能及びコストの課題が立ちはだかっている。そのために
は以下の取り組みが必要である。
【0006】 TRFシステムの滑らかな操舵感には、モーターの設計とコントローラの作動
に限界があるためにモーターの駆動によって生じるアシストトルクの過渡現象も
影響を及ぼす。例えば、永久磁石の間の磁気的相互作用及び電機子の細溝構造に
よるぎくしゃくトルクは、トルク脈動の原因となる。この他にも、電流センサー
フィードバックの精度不良やコントローラ関係のエラーによりモーターに供給さ
れる電流に少量のDCオフセットがあれば、モーターの電気周波数でトルク脈動
が生じることもある。上記のようなトルク脈動は、特定の時間又は回転子の特定
の位置で生じる一貫したトルクレベルの変動である。トルクの大きさ又は方向の
予期せぬ又は不完全な変化も、トルクの過渡現象の源となる。これは随時起こり
得るし、大きい場合も小さい場合もあるので、更に不利である。この様なトルク
の不完全な変化は無くすべきであるし、本発明は、この様な不完全なトルクの、
ある潜在的な源を如何にして取り除くかを教示する。
【0007】 通常、TRF−EPSシステムでは、モーター軸上に位置エンコーダを配置す
る必要がある。このエンコーダは、増分型高分解能パルストレインと、モーター
の整流即ち正弦波電流を適正な位相に導くために使用される3つの低分解能信号
と、正弦波電流の適正なタイミングのためのインデックスパルスとを提供する。
インデックスパルスは、通常は低分解能整流信号から導き出される。小さなタイ
ミングの変動は、ヒステリシス、温度変化、時効化などによって、インデックス
パルス生成回路内に生じる。そのような小さなタイミングの変動は、不完全なイ
ンデックスパルスを生み出す元になる。ある特定のクラスの不完全なインデック
スパルスは、操舵方向が変化する際に生じることが分かっている。不完全なイン
デックスパルスが生じると、望ましくないトルクの過渡現象が後に続く。その結
果、ステアリングホイールに強いキックバックが生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多相ブラシレスモーターを制御するための位置パルスを生成するこ
とに関する。ブラシレスモーターは、大きく2つのカテゴリ、即ち、1)台形波
電流波形を使用するモーターと、2)正弦波電流波形を使用するモーターとに分
類される。両カテゴリのモータは共に、何時であれ所与の時間にモーターのどの
相を励磁しなければならないかを決めるために使うセンサーのセットを持ってい
る。台形波電流の場合、位置情報に関して必要なのはセンサーのセットだけであ
る。このために3つのセンサーから成るセットが用いられ、120電気度ずつ離
れた3つの信号(詳細な説明の項のH1、H2、H3信号参照)を作り出す。こ
れらのセンサーは、モーター電流を1つの位相から他の位相へ整流するのに使わ
れるため、しばしば「整流」センサーと呼ばれる。
【0009】 次に、正弦波電流の生成に関しては、数電気度(electrical degrees)以下の
オーダーの所用分解能で絶対位置を検出するのが望ましい。しかし、絶対位置セ
ンサーは高価なので、厳しいコスト制約がない場合にしか使用できない。正弦波
電流波形が有用だが低コストで設計、作動させなければならないという場合には
、ハイブリッド解決策が用いられている。低コストのハイブリッド解決策は、通
常、増分センサーと共に3つの整流センサーで構成されている。3つの整流セン
サーは、60電気度毎に更新される、ある絶対位置を提供する。増分センサーは
、整流パルス間の分解能を低コストで改良する手段となる。何故改良手段となる
かといえば、整流パルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジが、予め定義さ
れた絶対回転子位置と対応するからである。インデックスパルスは、既知の初期
位置を示す整流のエッジの1つから生成することができる。
【0010】 本発明は、不正確なインデックスパルスによって生じる意図せぬトルク過渡現
象を取り除く新奇な方法を備えている。増分情報をここで行うようにインデック
スパルスと組み合わせて絶対位置情報を生成すれば、インデックスパルス情報は
常時正しいものとなることが理解されよう。何らかの理由で不正確なインデック
スパルスが生成されると、システム側が信じていたモーターの位置が急にしかも
恐らく大きく変化することになり、急に望ましくないトルク変化が生じることに
なる。不正確なインデックスパルスの定義は、コントローラが誤って生成した望
ましくないインデックスパルス、である。ある環境下では、従来技術によるセン
サーシステムは、ある特定の不正確なインデックスパルスを生成することが分か
っている。不正確なインデックスパルスの分析に基づいて、不正確なインデック
スパルスはエンコーダ信号内のタイミングジッタによって作り出され、しかもこ
の不正確なインデックスパルスはエンコーダが180電気度かその近傍にあると
きにのみ生じることが分かっている。電気度は、回転子の物理的な回転をモータ
ーの極の対の数で除したものと定義される。なお、位置「180」は0度に対し
て定義され、0度は正しいインデックスパルス位置である。従って、整流信号か
ら導かれたエンコーダ位置情報を、インデックスパルス生成ロジックにフィード
バックして180電気度位置近傍領域のインデックスパルスを使用禁止にする単
純な解決策が提案される。この方法は、ソフトウェアでもハードウェアでも実現
することができる。理解頂けるであろうが、本発明は、3相機器内で唯2つの整
流信号だけを利用することもできる。例えば、センサーのコストを低減するため
など様々な理由で、「整流」信号は、3つではなく唯の2つだけでもよい。それ
でも、180度位置近傍にブロックウィンドウを設ける本方法を使うことができ
る。唯一の違いは、可能化ウィンドウを違う範囲に変えることである。可能化ウ
ィンドウは、他の信号の間と同じく、整流信号の間に設定された関係が存在する
範囲と定義される。この様に、本発明の無欠陥作動原理はなお維持されている。
【0011】 なお、本発明は電動パワーステアリングを意図したものであるが、高分解能の
信号及び整流信号を備えたエンコーダを使って位置フィードバックを行い、イン
デックスパルスを整流信号の1つから導き出している電気モーター駆動システム
であればどのようなものにでも適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1において、本発明を実施するに適した自動車のパワーステアリングシステ
ムを全体として参照番号10で示す。操舵機構12はラックアンドピニオンタイ
プのシステムであり、ギアハウジング14内に配置された、歯切りされたラック
(図示せず)と、ピニオンギア(図示せず)とを含んでいる。ステアリングホイ
ール16が回転されると、アッパーステアリングシャフト18と、これとユニバ
ーサルジョイント22を介して連結されているロアーステアリングシャフト20
とがピニオンギアを回転する。ピニオンギアが回転すると、歯切りされたラック
が動き、このラックが両タイロッド24(一方だけを示す)を動かして、両ステ
アリングナックル26(一方だけを示す)を動かし、ステアリングナックルが車
輪28(一方だけを示す)を動かす。
【0013】 電動パワーステアリングのアシストは、全体を参照番号30で示し、コントロ
ーラ32と電気モーター34とを含むユニットで作り出される。コントローラ3
2には、車両の電源36から配線38を通して電力が供給される。コントローラ
32は、配線40を通して車速を表す信号を受け取る。ステアリングピニオンギ
アの角度は、位置センサー42を通して計測され、配線44を通してコントロー
ラ32に送られるが、このセンサーは、光学エンコーディング式センサーでも、
可変抵抗式センサーでも、適していればどのような型式の位置センサーでもよい
【0014】 ステアリングホイール16が回転すると、トルクセンサー43が、車両の運転
者によってステアリングホイール16に掛けられたトルクを感知する。トルクセ
ンサー43は、トーションバー(図示せず)と可変抵抗型センサー(図示せず)
とを含んでおり、トーションバーのねじれ量に関わる可変抵抗信号を、配線46
を通してコントローラ32に出力する。これが好適なトルクセンサーであるが、
既知の信号処理技術で使われている適切なトルク感知装置であれば、どのような
ものでもよい。
【0015】 配線40、44及び46からの入力に応えて、コントローラ32は、配線48
を通して、電流コマンド又は電圧コマンドを電気モーター34に送る。モーター
34は、これに応じて、ウォーム50及びウォームギア52を通して、トルクア
シストをステアリングシステムに供給し、この様にして、車両運転者が出す駆動
力に加えて、トルクアシストが車両の操舵のために作り出されることになる。
【0016】 ある型式の正弦波TRFモーターは、従来は1つのモーター内で一緒に組み合
わせることのなかった幾つかの新しい要素と材料とを含んでいる。図2は、全体
を参照番号54で表す、正弦波TRFモーターの断面図である。正弦波TRFモ
ーター54は、a)エアギャップ(細溝無し)巻き線58と、b)ハウジングの
役目も果たす複合鉄ヨーク60とを備えた新型の固定子56と、高エネルギ磁石
64と、c)磁石の正弦波磁化と、d)モールドされた複合プラスチックシャフ
ト66とを備えた新型の回転子62とを含んでいる。新型の高分解能位置センサ
ー(図示せず)は、磁気抵抗(MR)感知要素と鋼輪(図示せず)とを備えてい
る。
【0017】 正弦波形状のモーター電流を生成するために、インバータ切り替え装置(例え
ばMOSFETS)を、特定の回転子角度位置でオンオフしなければならない。
従って、回転子の位置は常時分かっていなければならず、エンコーダが必要であ
る。この要件は、正弦波駆動のコストに付加される因子の1つであり、このため
従来は高性能の装置にだけ使用が限られていた。EPSは高性能の駆動装置であ
るが、厳しいコスト要件も満足しなければならない。従って、高分解能と低コス
トを兼ね備えた新型のエンコーダが必要となっている。
【0018】 回転子の位置を感知する2つの最も一般的な方法は、光学的検知と磁場変動に
基づくものである。光学エンコーダは、温度の制約があり、粉塵の影響も受け易
い。一方、半導体ベースの磁気センサー(例えば磁気抵抗器、MR)は高温でも
作動するので、自動車でも使用され始めている。
【0019】 基本構想は、図3に示すように、一組の磁気抵抗器72(MR)を固定永久磁
石74上に組み付けた4個一体式のセンサーシステム70を含んでいる。固定永
久磁石74は、幾つかのトラック78及び80を備えた鋼輪76と面しており、
このトラックにはそれぞれ、図示のように、外周に歯と溝が切られている。この
歯と溝は、磁場を変調し、磁場に変動を作り出す。磁場の変動は、磁気抵抗器7
2が感知する。鋼輪76上に幾つかのトラック78及び80が設けられているの
で、感知機構は、磁気抵抗器72を使って同時に幾つかの機能を実行することが
できる。高分解能トラック80は、増分信号を提供し、モーター内に正弦波電流
を生成できるようにする。他の3つのトラック78は、60電気角度毎に絶対信
号を提供する。これらの絶対信号は、モータの整流、即ち電流を適切な相に導く
のに使用され、特に、始動時に、例えインデックスパルスで補足したとしても、
回転子位置が増分センサーだけでは導き出せない時に使用される。
【0020】 TRF装置用のエンコーダは、センサーを低コストで作れるほど単純なものと
したまま、最高の分解能を備えている必要がある。鋼輪外周の歯の数が多いほど
分解能は高くなる。しかし、歯の数を増やすには現実的な限界がある。この限界
は、MRの厚さと、磁石及びMR表面双方の上の保護層を配慮し、センサーと目
標鋼輪との間に幾らかの間隙を設けるためには、磁石を目標鋼輪から1.5mm
よりもっと近づけて配置するのは困難であるという事実に起因する。鋼輪外周上
の形状が磁石と鋼輪との間の間隙より遙かに小さければ、磁場の変調は不十分で
あり、生成される信号は使用するには小さすぎるものとなる。従って、センサー
の分解能はセンサー鋼輪の直径に比例することになる。この特定の例では、単一
のMRがほぼ4機械度の分解能を提供するが、それでは不十分であると考えられ
る。従って、幾つかのMRを使って追加の信号を生成し、満足なレベルまで分解
能を上げる。
【0021】 多くのMRを備えたセンサーを設計する際に難しいのは、MR信号は全て同じ
様な大きさでなければならないということにある。MR信号は、通常、DCバイ
アスの掛かった振動信号である。最終的な方形波信号出力を得るためには、DC
バイアスを取り除かなければならない。結果として得られる信号ゼロ交差を使っ
てフリップフロップをトリガし、方形波を得る。しかし、DCバイアスは、エア
ギャップ、鋼輪同心度、温度、MR材のドーピング等によって変動するため、予
測は困難である。従って、MR信号は、これらの変動の大部分に自動的に内部補
償が掛けられるので、互いに比較するのが最善である。そのような比較ができる
ようにするため、センサーは各MRの間で最高の均一性を確保するように設計し
なければならない。同じトラックに面する幾つかのMRの列に関する配置が選定
される。代表的な数は4である。この様なアプローチでは、MRチップは互いに
近接して配置されるので、エアギャップと磁場は確実に一様になる。加えて、各
MRを、半導体ウェーハ上の実質的に同じ位置から切り出すように設計して、M
R材料の変動を最小化する。各MR間の比較を行ってDCバイアスを取り除くの
は、以下のように行う。MR列の両端に位置するMRを正確に歯のピッチの半分
だけ離して配置し、それらの信号の出力が位相の半分の周期となるようにする。
従って、それらの出力を平均すればDCバイアスとなる。こうすると、分解能は
1.25機械度(2極対で2.5電気度)となる。全体に亘る駆動テストをした
結果、この用途にはこの分解能で十分であることが分かった。
【0022】 確実に、4つのMRにできるだけ均一な磁場でバイアスが掛けられるようにす
るため、厚さ0.13mmの強磁性層を、MR列の下の磁石表面上に配置する。
強磁性層の効果を図4A、4Bに示す。固定磁石82上で、強磁性層有り、無し
で行ったテストの結果をプロットしたものである。磁束密度は、目標鋼輪に匹敵
する鋼目標84がある状態で、磁石表面を横切って計測した。図4Bは実践装置
のスケッチである。強磁性層がない場合、磁束密度パターンは、図4に破線で示
すようにドーム型になる。各MRが0.5mm離れている4MRの列(このよう
な4MRの列も図上にスケッチされている)の場合、隣接するMRの間で磁気バ
イアスに1%の差が生じる。強磁性層がある場合、磁気バイアスは全く同じで、
実線で示すようになり、この1%の変動は取り除かれる。強磁性層は、MRを保
持し外側に接合するのに使用される、単なるリードフレームであってもよい。
【0023】 本発明をハードウェアで実現した例を図5A、5Bに示す。3つの整流信号H
1、H2、H3が示されている。図5Aは、電気度における、整流信号H1、H
2、H3の間の論理関係を示している。図示のように、0−60度の間では、整
流信号H1は論理的高位にあり、整流信号H2は論理的低位にあり、整流信号H
3は論理的高位にある。通常、整流信号は、電気回転当たり1つのインデックス
パルスを作り、先に述べたように、増分位置信号と組み合わせて回転子の絶対位
置を生成するために使われる。整流信号の立ち上がり及び立ち下がりエッジは全
て電気回転当たり1回生じるので、そのどれでも、所望のインデックスパルスを
生成するのに使うことができる。整流信号H1の立ち上がりエッジを使ってイン
デックス信号を生成するとすれば、電気度における整流信号H1、H2、H3の
間の上記関係を使って、真のインデックス信号を確認し、不正確なインデックス
信号を取り除くことができる。以前の例では、整流信号H1は、エッジトリガの
ワンショット回路に送られていた。そのような回路は、整流信号H1の、それぞ
れ0及び180電気度に対応する立ち上がり及び立ち下がりエッジの両方で短持
続時間パルスを生成していた。
【0024】 システムが、パワーステアリングシステムの場合の様に、時計回りと反時計回
りの両方向に回転すれば、同じ整流信号のエッジが、時計回り回転では立ち上が
りエッジになり、反時計回り回転では立ち下がりエッジになることが理解されよ
う。しかし、インデックスパルスは、常に、回転子の同じ回転角度で生成されな
ければならない。従って、2つの矩形増分パルスから(本技術分野で既知な方法
によって)導いた回転方向の信号を使って、2つの位置の内の一方においてワン
ショット回路の出力パルスをブロックして、我々が0度と呼ぶ、同じ角度位置に
おいて一貫して所望のインデックスパルスを提供していた。これも又、回転方向
の信号にエラーが生じれば、180度位置(0度から半電気周期離れている)で
間違ったインデックスパルスが作られることが理解されよう。本発明は正しくこ
の種の欠陥を防ごうとしている。
【0025】 本発明では、両H1エッジでパルスを作るために、図5Bに86で示すエッジ
トリガのワンショット回路を存続させている。図5Bに示す追加の回路は、この
エッジトリガのワンショット回路を以下のように補足する。
【0026】 整流信号H2はインバータ88に掛けられ、次に、インバータ88からの出力
は、整流信号H3及びエッジトリガのワンショット回路86からの出力104と
連結されANDゲート90の入力となる。理解頂けるように、図5Bに示す回路
は、ANDゲートの3つの入力全てが論理的高位にない限りインデックスパルス
を生成しない。この回路は、インデックスパルスを生成するのに、なお整流信号
H1に依存していることが分かる。しかしながら、それに加え、不能化ウィンド
ウを180−120度と180+120度の間に規定するのに整流信号H2及び
H3も使用している。この不能化ウィンドウは、図5Aに薄いハッチングを付け
て示してある。ゼロ度では常に正しいインデックスパルスを作り出さなければな
らないので、不能化ウィンドウが正しいインデックスパルスをブロックすること
はない。
【0027】 なお、本発明によるインデックスパルス生成法では、H1の立ち上がりエッジ
と立ち下がりエッジの何れが0度に対応するかを判別するのに、回転方向信号は
必要ない。
【0028】 要約すると、再度図5Bに関してであるが、代表的インデックスパルス生成回
路100が記載されている。整流信号H1は、エッジトリガのワンショット回路
86と電子的に連結されその入力となっている。エッジトリガのワンショット回
路86の出力104は、ANDゲート90の入力を構成している。整流信号H2
はインバータ88によって反転される。反転されたH2信号110は、ANDゲ
ート90のもう一つの入力を構成する。更に、H3は、ANDゲート90の更に
もう一つの入力を構成する。反転されたH2(110)とH3との信号が、一緒
に或いは単独で、出力104をチェックする働きをすることも理解されよう。
【0029】 3つの整流信号を備えた3相機器の場合について方法を説明した。場合によっ
ては、センサーのコスト削減などの理由で、3つではなく唯2つの「整流」信号
しかない場合もある。その場合でも、180度位置の周りにブロックウィンドウ
を作る本方法を使うことができる。可能化ウィンドウを違う範囲に変えるだけで
ある。無欠陥作動原理は維持される。図5C及び5Dに、2つの整流センサーに
対する詳細な実行態様を示す。
【0030】 図5C及び5Dに提案する回路は以下のように作動する。先ず図5Cでは、H
2の反転された信号は、120度の位置から300度の位置、即ち180度−6
0度から180度+120度の位置の範囲のウィンドウをブロックしており、図
5Eでハッチングした領域がそうである。同様に図5では、H3信号が、60度
の位置から240度の位置、即ち180度−120度から180度+60度の位
置の範囲のウィンドウをブロックしており、図5Fでハッチングした領域がそう
である。
【0031】 図5Gに又別のアプローチを示す。このシナリオでは、H2の反転された信号
が、エッジトリガのワンショット回路86の出力と連結される前に、H3信号と
OR処理される。その結果、今度は120度の位置から240度(180度+/
−60度)の位置の範囲の狭いウィンドウがブロックされており、図5Hでハッ
チングした領域がそうである。
【0032】 従って、本発明の方法は、ブロックウィンドウを作るために、特に、不正確な
インデックスパルス生成の起こることが観測されている180度位置を含む、少
なくとも1つの整流信号のような、少なくとも1つの入手できる信号を使用する
工程から成っていることが理解されよう。
【0033】 図6から理解できるように、位置センサー信号のセットが示されている。信号
EA92及びEB94は、増分位置信号(EA92及びEB94は方形波)であ
る。信号EA92及びEB94は、例えば、図3及び4に示す増分位置センサー
で生成される。増分センサーは、絶対位置に対するパルスカウントを更新し確か
めるため、何らかの型式のインデックスパルス95を必要とする。整流センサー
信号が無い場合でも、インデックスパルス95は必要である。インデックスパル
ス95は、別体のセンサー及びトラックのような何らかの手段で供給されるか、
或いは、増分パルスの1つが、1回転当たり1度違うように見える様な方法でセ
ンサーを構築して提供される。ブラシレスモーター用のハイブリッド整流/増分
センサーの場合、整流信号H1、H2、H3、又は3つの中の何れかを使って所
望のインデックスパルス95を作ることができる。整流信号の1つを使えば、1
電気回転当たり1つのインデックスパルス95があることになる。
【0034】 整流信号の1つからインデックスパルスを作るのは、モーターが常に同じ方向
に回転している場合には、直接的である。従って、例えば、H1の立ち上がりエ
ッジを使って、直接、所望のインデックスパルスを生成することができる。しか
し、電動パワーステアリングの場合のようにモーターが両方向に回転する場合に
は、インデックスパルス95は、時計回り方向(CW)の回転ではH1の立ち上
がりエッジで生じ、反時計回り方向(CCW)の回転ではH1の立ち下がりエッ
ジで生じる。又、H1の立ち上がりエッジを反時計回り方向(CCW)の回転で
用い、H1の立ち下がりエッジを時計回り方向(CW)の回転で用いてもよい。
識別は、図6に示すように、ハンドル16が、時計回り方向に回わされているか
反時計回り方向に回わされているかを判定する方向信号96の助けを得て行われ
る。なお、方向信号96は、EA92及びEB94が方形波であることに基づい
てEA92とEB94の間の差を判定することによって生成される。このように
方向信号96自身は、2つの方形の増分信号から得られる。
【0035】 なお、先行技術によるアプローチでは、温度変動や構成要素の時効化により作
動条件が変化すると、不正確な出力が作られることもあった。不正確な状態は、
一般的に、インデックス信号を作るのに必要な各種信号、即ちEA、EB、及び
H1整流信号から導き出される回転方向の信号の遅延の結果である。これらの信
号は、即座に適正な時間に切り替わるのが理想だが、これらの信号の1つ又は幾
つかにジッタがあれば、例えば、回転方向信号が更新される前に整流信号H1が
立ち上がるかもしれない。従って、インデックスパルスは、特に、その適正な位
置から180電気度離れたところ又はその近傍で生じ得る。
【0036】 この問題は、他の駆動システム、特に、両方向に回転するシステムにも存在し
得る。特に、電動パワーステアリングシステムでは、そのような欠陥は、運転者
の手が感じることになるので受容できない。本発明は、無欠陥作動のための新奇
なインデックスパルス生成回路を考案したものである。
【0037】 図7には、先行技術の場合の、信号タイミングの変動による不正確なインデッ
クスパルスの生成を説明する例110を示している。時計回りセグメント114
と反時計回りセグメント116を有する回転子角度のセットが描かれており、時
計回り方向に180度を越えて回転し、方向を変え、0度位置に向けて逆に回転
される回転子を表している。回転方向DIR信号96は、方向検知論理回路(図
示せず)からの出力である。DIR過渡現象の後180度近くでH1立ち上がり
エッジが生じれば、ワンショット回路からの出力パルスはブロックされ、180
度の連結点では不正確なインデックスパルスは生成されないのが理想である。し
かし、システム内のタイミング変動によってDIR信号過渡現象の直前にH1立
ち上がりエッジが生じれば、ワンショット回路からのパルスはブロックされず、
不正確なインデックスパルスが180度近くに現れることになる。
【0038】 なお、本発明は、電動パワーステアリングを意図してはいるが、高分解能信号
と整流信号とを備えたエンコーダを位置フィードバックのために使用し、インデ
ックスパルスを整流信号の1つから導き出しているような電気モーター駆動シス
テムであればどのようなものにでも適用できる。より一般的には、本発明は、増
分エンコーダが2つ又はそれ以上の絶対位置信号から導き出したインデックスパ
ルスを使用している駆動システムであれば、どのようなものにでも使うことがで
きる。
【0039】 本発明は、第1に、例えば、多相正弦波モーター制御回路に基づく第1レベル
及び第2レベルを含んでいる第1電子信号の生成を含む、インデックスパルスを
生成する方法であることが理解されよう。第2に、少なくとも、同じく例えば、
多相正弦波モーター制御回路に基づく第1レベル及び第2レベルを含んでいる第
2電子信号の生成を含む、インデックスパルスを生成する方法であり、第1の電
子信号及び第2の電子信号は、多相正弦波モーター制御回路の位相の数に基づい
てレベル的に離間されており、レベルに設定された差異が、第1の特定された期
間の間、第1及び第2電子信号の間に存在し続けるような方法である。第3に、
第1の電子信号の第1レベルから第2レベルへの過渡現象に基づいてインデック
スパルスを決める方法である。
【0040】 本発明は、コンピューターが実行するプロセスとそのプロセスを実行するため
の装置の形態で具体化できる。本発明は、フロッピー(R)ディスク、CD−R
OM、ハードドライブ、或いはその他のコンピューター読み取り可能記憶媒体の
ような有形の媒体に収録された命令を含んでいるコンピュータープログラムコー
ドの形態で、コンピュータープログラムコードをコンピューターにロードして実
行させると、コンピューターが本発明を実行する装置となるような形態でも具体
化できる。本発明は又、例えば、記憶媒体に記憶され、コンピューターにロード
され、及び/又は実行され、或いは、電線、ケーブル、光ファイバーのような何
らかの送信媒体又は電磁放射で送信され、コンピュータープログラムコードがコ
ンピューターにロードされ実行されるとコンピューターが本発明を実行する装置
となるような形態でも具体化できる。汎用マイクロプロセッサで実行される場合
、コンピュータープログラムコードセグメントは、マイクロプロセッサに特定の
論理回路を作らせる。
【0041】 当業者であれば、請求の範囲の精神及び意図の範囲内で、ここに示した好適な
実施例に手を加え変更し得ることが理解できるであろう。以上本発明を特定の実
施例に基づいて説明してきたが、説明は発明の範囲を限定することを意図したも
のではなく、本発明は、請求の範囲の精神及び意図の範囲内で広汎にカバーされ
ているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、電動パワーステアリングシステムの概略図である。
【図2】 図2は、TRFモーターの実施例の概略断面図である。
【図3】 図3は、本発明に用いる4個一体式センサーを示す図である。
【図4】 図4A、図4Bは、強磁性層の効果を示す実験を表す。
【図5】 図5A及び図5Bは、本発明のインデックスパルス生成回路のハードウェア設
備を示す。 図5C乃至図5Eは、本発明のインデックスパルス生成回路の代替となるハー
ドウェア設備を示す。 図5F乃至図5Hは、本発明のインデックスパルス生成回路の更に別のハード
ウェア設備を示す。
【図6】 図6は、位置センサー信号のセットを示す図である。
【図7】 図7は、不正確なインデックスパルスの発生を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レケスネ,ブルーノ・ピー・ビー アメリカ合衆国ミシガン州48084,トロイ, サンリッジ 2812 Fターム(参考) 2F077 AA38 AA49 CC02 NN04 NN21 PP14 QQ05 QQ07 TT00 3D033 CA20 5H560 AA10 BB04 BB12 DA04 DA08 DC02 DC03 DC04 EB01 EC01 RR10 SS02 TT15 UA05

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インデックスパルスを生成する方法において、 モーター制御回路に基づく第1レベルと第2レベルとを含んでいる第1電子信
    号を生成する工程と、 少なくとも、モーター制御回路に基づく前記第1レベルと前記第2レベルとを
    含んでいる第2電子信号を生成する工程であって、前記第1電子信号と前記第2
    電子信号とはレベル的に離間されており、レベルに設定された差異が、第1の特
    定された期間の間は、前記第1及び前記第2信号の間に存在する、前記第2電子
    信号を生成する工程と、 前記第1電子信号の前記第1レベルから前記第2レベルへの過渡現象に基づい
    て前記インデックスパルスを決定する工程と、 を含む方法。
  2. 【請求項2】 モーター制御回路に基づく前記第1レベルと前記第2レベル
    とを含んでいる第3電子信号を生成する工程であって、前記第1電子信号、前記
    第2電子信号及び前記第3電子信号はレベル的に離間されており、レベルに設定
    された差異が、第2の特定された期間の間は、前記第1、前記第2及び前記第3
    電子信号の間に存在する、前記第3電子信号を生成する工程を更に含む、請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記レベルに設定された差異が、ゼロ値及び非ゼロ値を含む
    、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記インデックスパルスを決定する工程が、前記第1電子信
    号の前記第2レベルから前記第1レベルへの過渡現象を含む、請求項1に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記モーター制御回路は多相正弦波である、請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 第1レベルと第2レベルとを含んでいる追加信号を生成する
    追加の工程を更に含んでおり、前記インデックスパルスは、前記追加信号が前記
    第1レベルにある場合は使用可能であり、前記追加信号が前記第2レベルにある
    場合は使用禁止である、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 インデックスパルスを生成するための機械読み取り可能コン
    ピュータープログラムコードでエンコードされた記憶媒体において、前記記憶媒
    体が、コンピューターに、 多相正弦波モーター制御回路に基づく第1レベルと第2レベルとを含んでいる
    第1電子信号を生成する工程と、 少なくとも、モーター制御回路に基づく前記第1レベルと前記第2レベルとを
    含んでいる第2電子信号を生成する工程であって、前記第1電子信号と前記第2
    電子信号とは前記多相正弦波モーター制御回路の位相の数に基づいてレベル的に
    離間されており、レベルに設定された差異が、第1の特定された期間の間は、前
    記第1及び前記第2信号の間に存在する、前記第2電子信号を生成する工程と、 前記第1電子信号の前記第1レベルから前記第2レベルへの過渡現象に基づい
    て前記インデックスパルスを決定する工程と、を含む方法を実行させる命令を含
    む、記憶媒体。
  8. 【請求項8】 コンピューターに、多相正弦波モーター制御回路に基づく前
    記第1レベルと前記第2レベルとを含んでいる第3電子信号を生成する工程であ
    って、前記第1電子信号、前記第2電子信号及び前記第3電子信号は、前記多相
    正弦波モーター制御回路の位相の数に基づいてレベル的に離間されており、レベ
    ルに設定された差異が、第2の特定された期間の間は、前記第1、前記第2及び
    前記第3電子信号の間に存在する、前記第3電子信号を生成する工程を実行させ
    る命令を更に含む、請求項7に記載の記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記レベルに設定された差異が、ゼロ値及び非ゼロ値を含む
    、請求項7に記載の記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記インデックスパルスを決定する工程が、前記第1電子
    信号の前記第2レベルから前記第1レベルへの過渡現象を含む、請求項7に記載
    の記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記モーター制御回路は多相正弦波である、請求項7に記
    載の記憶媒体。
  12. 【請求項12】 第1レベルと第2レベルとを含んでいる追加信号を生成す
    る追加の工程を更に含んでおり、前記インデックスパルスは、前記追加信号が前
    記第1レベルにある場合は使用可能であり、前記追加信号が前記第2レベルにあ
    る場合は使用禁止である、請求項7に記載の記憶媒体。
  13. 【請求項13】 インデックスパルスを生成するためのシステムにおいて、 センサーのセットと、 前記センサーのセットにより生成されたモーター制御回路に基づく第1レベル
    と第2レベルとを含んでいる第1電子信号と、少なくとも、前記多相正弦波モー
    ター制御回路に基づく前記第1レベルと前記第2レベルとを含んでいる第2電子
    信号とを含んでいる電子信号のセットであって、前記第1電子信号と前記第2電
    子信号とは前記多相正弦波モーター制御回路の位相の数に基づいてレベル的に離
    間されており、レベルに設定された差異が、第1の特定された期間の間は、前記
    第1及び前記第2信号の間に存在する、前記電子信号のセットと、 前記電子信号のセットを使って前記インデックスパルスを生成する論理回路と
    を備えており、前記論理回路は、 前記多相正弦波モーター制御回路に基づく前記第1レベルと前記第2レベルと
    を含んでいる前記第1電子信号を生成する工程と、 少なくとも、前記多相正弦波モーター制御回路に基づく前記第1レベルと前記
    第2レベルとを含んでいる前記第2電子信号を生成する工程であって、前記第1
    電子信号と前記第2電子信号とは前記多相正弦波モーター制御回路の位相の数に
    基づいてレベル的に離間されており、前記レベルに設定された差異が、前記第1
    の特定された期間の間は、前記第1及び前記第2信号の間に存在する、前記第2
    電子信号を生成する工程と、 前記第1電子信号の前記第1レベルから前記第2レベルへの過渡現象に基づい
    て前記インデックスパルスを決定する工程と、のための方法を含む、システム。
  14. 【請求項14】 前記回路が、 前記第2電子信号を反転する少なくとも1つのインバータゲートと、 前記第1信号と前記反転された第2信号とを入力として有し、前記インデック
    ス信号を出力として生成するANDゲートと、を備えている、請求項13に記載
    のシステム。
  15. 【請求項15】 インデックスパルスを生成するための前記方法が、 多相正弦波モーター制御回路に基づく前記第1レベルと前記第2レベルとを含
    んでいる第3電子信号を生成する工程であって、前記第1電子信号、前記第2電
    子信号及び前記第3電子信号は、前記多相正弦波モーター制御回路の前記位相の
    数に基づいてレベル的に離間されており、レベルに設定された差異が、第2の特
    定された期間の間は、前記第1、前記第2及び前記第3電子信号の間に存在する
    、前記第3電子信号を生成する工程を更に含む、請求項13に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記レベルに設定された差異が、ゼロ値及び非ゼロ値を含
    む、請求項13に記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記インデックスパルスを決定する工程が、前記第1電子
    信号の前記第2レベルから前記第1レベルへの過渡現象を含む、請求項13に記
    載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記モーター制御回路は多相正弦波である、請求項13に
    記載のシステム。
  19. 【請求項19】 前記論理回路は、 第1レベルと第2レベルとを含んでいる追加信号を生成する追加の工程を実行
    し、前記インデックスパルスは、前記追加信号が前記第1レベルにある場合は使
    用可能であり、前記追加信号が前記第2レベルにある場合は使用禁止となってい
    る、請求項13に記載のシステム。
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