JP5233262B2 - 回転位置検出装置の位相調整方法 - Google Patents

回転位置検出装置の位相調整方法 Download PDF

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この発明は、回転位置検出装置の位相調整方法に関し、特に、同期モータに対する回転位置検出装置の相対的な位相を調整する位相調整方法に関する。
近年、電気自動車やハイブリッド自動車などの駆動用モータとして、小型で効率の良いモータが求められている。このため、交流同期電動機(以下、同期モータとも称する。)においては、回転子(以下、ロータとも称する。)に永久磁石を備え、その永久磁石による磁極と、固定子(以下、ステータとも称する。)において発生する回転磁界との磁気作用によって回転する永久磁石型モータや、ロータに磁気的な突極性を持たせることにより発生するリラクタンストルクのみを利用したシンクロナスリラクタンスモータ(以下、SynRモータ:Synchronous Reluctance Motorとも称する。)などの様々なモータの研究がなされている。
そして、これらの同期モータを駆動するモータ駆動装置においては、回転磁界によりロータを連続して回転させるために、ロータの回転位置を検出し、ロータの回転位置を示す位置信号に基づいてステータに電流を流すことによって回転磁界を発生させる。したがって、モータ制御においては、ロータの回転位置を確実かつ正確に検出することが重要となる。これには、回転位置検出装置を同期モータの回転軸に取り付ける際に、ロータの回転位置の基準位置となる零点と、回転位置検出装置からの検出値の基準位置となる零点とが正確に一致するように、回転位置検出装置の取り付け位置を周方向に微調整する、いわゆる位相調整を行なうことが必要とされる。
かかる位相調整については、回転位置検出装置が取り付けられる対象が永久磁石型モータである場合には、ロータを一定速度で回転させたときにステータコイルに発生する誘起電圧の時間的変化と、回転位置検出装置により検出される回転位置の時間的変化とが対応するように、モータの回転軸に対する回転位置検出装置の相対的な位相を調整することにより行なうことができる。
しかしながら、ロータに永久磁石を含まないリラクタンスモータの場合には、ロータを一定速度で回転させてもステータコイルには誘起電圧が発生しないことから、上述した位相調整方法を適用することができない。
ここで、SynRモータと同じリラクタンスモータであって、ステータにも突極構造を有するスイッチトリラクタンスモータに関しては、特開2000−69779号公報(特許文献1)に、ステータとロータの相対角度と、ロータの角度を検出する角度センサの検出値との整合をとる方法が開示される。これによれば、スイッチトリラクタンスモータの起動開始時に、複数の相をともに励磁し、一定時間後、そのときのロータの角度が基準位置とされる。
また、特開2004−15849号公報(特許文献2)には、エンコーダの出力信号に基づいてスイッチトリラクタンスモータの通電相を順次切り換えることでロータを回転駆動するモータ制御装置において、電源投入後の初期駆動時に1相通電と2相通電とを交互に切り換えて、エンコーダの出力信号のカウント値とロータの回転位置と通電相との対応関係を学習し、その後に通常駆動時に該学習結果に基づいて通電相を決定する構成が開示される。
特開2000−69779号公報 特開2004−15849号公報
上述した特開2000−69779号公報(特許文献1)に開示される角度センサの整合方法では、ロータを確実に安定点に固定させるために、最初に1つの相を励磁し、その後、2つの相を同時に励磁するようにしている。このような方法に対し、特開2004−15849号公報(特許文献2)は、最初に1つの相を励磁するのみでは、トルクが小さく、ロータが1つの相に対応する位置まで回転しにくいことを指摘して、1相通電と2相通電とを交互に切り換えることが好ましいとしている。
しかしながら、これらの特許文献に開示される位相調整方法は、ロータの突極を引きつけるように順次通電相を切り換える駆動方法を採用するスイッチトリラクタンスモータに対しては適用可能である一方で、ステータに三相交流電流を流すことで発生する回転磁界に同期してロータが回転する駆動方法を採用するSynRモータに対しては、1相だけに通電するという概念が存在しないことから、その適用が困難であった。なお、上記の特許文献には、SynRモータへの適用については何ら検討されていない。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、SynRモータに対する回転位置検出装置の位相調整を高精度で行なうことができる回転位置検出装置の位相調整方法を提供することである。
この発明によれば、回転位置検出装置の位相調整方法は、複数の突極を有する回転子を備えた同期モータに対する回転位置検出装置の相対的な位相を調整する回転位置検出装置の位相調整方法である。同期モータは、3相のコイルを有する。回転位置検出装置は、回転子の回転位置を検出し、その検出した回転位置に応じた回転位置信号を出力する。位相調整方法は、3相のコイルのうちの少なくとも2相のコイルに通電する第1のステップと、少なくとも2相のコイルに発生した起磁力を受けて回転子が安定点で静止したときの回転位置信号を取得する第2のステップと、取得された回転位置信号に基づいて、同期モータに対する回転位置検出装置の相対的な位相を調整する第3のステップとを備える。
上記の回転位置検出装置の位相調整方法によれば、回転子のみに突極構造を有するSynRモータにおいても、回転子を確実に安定点に固定させることができるため、回転位置の零点を正確に得ることができる。これにより、回転位置検出装置の位相調整を高精度に行なうことができる。その結果、回転子の回転位置を正確に検出可能となることから、モータ駆動装置の高効率制御が実現される。
好ましくは、第1のステップは、3相のコイルに通電するステップを含む。第2のステップは、3相のコイルに発生した起磁力を受けて回転子が安定点で静止したときの回転位置信号を取得するステップを含む。第3のステップは、取得された回転位置信号に基づいて、回転位置の基準位置を取得するステップを含む。
上記の回転位置検出装置の位相調整方法によれば、SynRモータの3相のコイルに通電することによって、回転子を所定相の配置方向に一致した回転位置を安定点として固定させることができる。これにより、安定点近傍では、2相のコイルに通電した場合に生じるトルク変動が抑制されるため、回転位置の零点を正確に得ることができる。その結果、回転位置検出装置の位相調整を高精度に行なうことができる。
好ましくは、3相のコイルに通電するステップは、第1相のコイルを通過した電流が第2相および第3相のコイルに分流するように通電経路を形成するステップと、第2相のコイルおよび第3相のコイルの少なくとも一方に直列に可変抵抗素子を接続し、かつ、第2相のコイルの通過電流と第3相のコイルの通過電流とが等しくなるように可変抵抗素子の抵抗値を調整するステップとを含む。
上記の回転位置検出装置の位相調整方法によれば、固定子の巻線構造によって生じるコイル抵抗のばらつきが可変抵抗素子によって吸収されるため、3相コイルの通電時において、回転子を所定相の配置方向に正確に一致した回転位置を安定点として固定させることができる。その結果、回転位置の零点をより正確に得ることができるため、回転位置検出装置の位相調整をより高精度に行なうことができる。
好ましくは、3相のコイルの各々は、複数の導体セグメントが、固定子に設けられたスロットに挿入され、かつ、その端部同士が接合されてなる。
上記の回転位置検出装置の位相調整方法によれば、SynRモータにセグメント式ステータを採用することによって、コイル抵抗が略均等となるため、3相コイルの通電時において、回転子を所定相の配置方向に正確に一致した回転位置を安定点として固定させることができる。その結果、回転位置の零点をより正確に得ることができるため、回転位置検出装置の位相調整をより高精度に行なうことができる。
好ましくは、第1のステップは、回転子に予め回転力を与えた状態で、3相のコイルに通電する。
上記の回転位置検出装置によれば、回転子が不安定点に固定されるのが抑制されるため、回転子を確実に安定点に固定させることができる。
好ましくは、第1のステップは、3相のコイルのうちの2相のコイルに通電するステップを含む。第2のステップは、2相のコイルに発生した起磁力を受けて回転子が安定点で静止したときの回転位置信号を取得するステップを含む。第3のステップは、取得された回転位置信号と、既知の起磁力の方向と第1相の配置方向との位相差とに基づいて、回転位置の基準位置を取得するステップを含む。
上記の回転位置検出装置の位相調整方法によれば、SynRモータの2相のコイルに通電することによって、回転子を所定相の配置方向から既知の位相差だけずれた回転位置に固定させることができるため、回転位置の零点を正確に得ることができる。これにより、回転位置検出装置の位相調整を高精度に行なうことができる。
好ましくは、第1のステップは、回転子に予め回転力を与えた状態で、2相のコイルに通電する。
上記の回転位置検出装置の位相調整方法によれば、回転子が不安定点に固定されるのが抑制されるため、回転子を確実に安定点に固定させることができる。
この発明によれば、SynRモータにおいて、回転位置検出装置の位相調整を高精度で行なうことができる。その結果、回転子の回転位置を正確に検出することが可能となり、SynRモータの高効率制御が実現される。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による回転位置検出装置が搭載されたモータ駆動装置の概略ブロック図である。
図1を参照して、モータ駆動装置は、交流モータM1と、直流電源Bと、インバータ14と、電流センサ24と、回転位置検出装置30と、制御装置40とを備える。
交流モータM1は、同期モータの一種であって、ロータに永久磁石や巻線を含まないことを特徴とするシンクロナスリラクタンスモータ(SynRモータ)により構成される。SynRモータは、ロータに磁気的な突極性を持たせることにより発生するリラクタンストルク、すなわち磁気吸引力のみを利用して回転力を得るリラクタンスモータである。
図2は、図1の交流モータM1の断面図である。
図2を参照して、交流モータM1は、ロータに突極構造を有する。図2には、3相、ロータの突極数が8の突極構造が例示される。なお、交流モータM1は、ロータのみに突極構造を有しており、同じリラクタンスモータであって、ロータ、ステータともに突極構造を有するスイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)とは異なるものである。
ロータ22は、例えば、鉄を主成分とする軟磁性粉末を加圧成形した成形体により形成される。もしくは、軟磁性材料からなる電磁鋼板を突極状に打ち抜いたものを回転軸方向に積層することにより形成してもよい。ロータ22には図示しない回転軸が固設され、ロータ22と連動して回転することによって、ロータ22に発生した回転力を交流モータM1の外部へ出力する。
ステータ20は、円周方向に沿って内周側に72個のティースと、72個のスロットとを有する。ティースの各々には、コイルが分布巻によって巻回され、その巻回されたコイルに電流が流されることによって、流された電流の方向に応じた磁界が発生する。図2には代表的に、一部のU相のステータコイル110,112,114が例示されるが、各相についてステータコイルが配設されている。
再び図1を参照して、3相のSynRモータである交流モータM1のU相コイル、V相コイルおよびW相コイルの一端は、中性点で互いに接続され、その他端は、インバータ14のU相アーム15、V相アーム16およびW相アーム17とそれぞれ接続される。インバータ14は、スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング制御により、直流電源Bと交流モータM1との間で双方向の電力変換を行なう。
詳細には、インバータ14は、一般的な3相インバータの構成を有し、電源ラインL1とアースラインL2との間に並列に設けられる、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とからなる。
U相アーム15は、直列に接続されたスイッチング素子Q1,Q2からなり、V相アーム16は、直列に接続されたスイッチング素子Q3,Q4からなり、W相アーム17は、直列に接続されたスイッチング素子Q5,Q6からなる。また、各スイッチング素子Q1〜Q6には、逆並列ダイオードD1〜D6がそれぞれ接続されている。各相アームの中間点は、交流モータM1の各相コイルの各相端に接続されている。
直流電源Bは、例えば、ニッケル水素またはリチウムイオンなどの二次電池からなる。電流センサ24は、交流モータM1に流れる3相分のモータ電流Iu,Iv,Iwを検出し、その検出したモータ電流Iu,Iv,Iwを制御装置40へ出力する。なお、3相分のモータ電流Iu,Iv,Iwの瞬時値の和は零であるので、電流センサ24は2相分のモータ電流を検出するように配置してもよい。
回転位置検出装置30は、例えば、レゾルバ、ロータリーエンコーダまたはホール効果素子などからなる。回転位置検出装置30は、交流モータM1の回転軸に取り付けられており、交流モータM1のロータの回転位置θdを検出する。そして、回転位置検出装置30は、その検出した回転位置θdに応じた回転位置信号を制御装置40へ出力する。
制御装置40は、図示しない外部ECU(Electrical Control Unit)からトルク指令値を受け、電流センサ24からモータ電流Iu,Iv,Iwを受け、回転位置検出装置30から回転位置信号(すなわち、回転位置θd)を受けると、これらの入力信号に基づいて、インバータ14が交流モータM1を駆動するときにインバータ14のスイッチング素子Q1〜Q6をスイッチング制御するための信号PWMIを生成し、その生成した信号PWMIをインバータ14へ出力する。
インバータ14は、制御装置40からの信号PWMIに応答したスイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング制御により、電源ラインL1から受ける直流電圧を3相交流電圧に変換し、その変換した3相交流電圧を交流モータM1へ出力する。これにより、交流モータM1は、指定されたトルクを発生するように駆動される。また、インバータ14は、交流モータM1が発電した3相交流電圧を制御装置40によるスイッチング制御に従って直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインL1に出力する。
以上に述べた図1のモータ駆動装置において、交流モータM1の駆動制御を行なうには、ロータ22の回転位置の正確な検出が必要とされる。これには、回転位置検出装置30から出力される回転位置の検出値θdが、実際のロータの回転位置θiに正確に一致していることが重要となる。
これに対しては、回転位置検出装置30を交流モータM1の回転軸に取り付ける際に、ロータ22の回転位置θiの基準位置となる零点(すなわち、θi=0[deg])と、回転位置の検出値θdの基準位置となる零点(すなわち、θd=0[deg])とが正確に一致するように、回転位置検出装置30の取り付け位置を周方向に微調整する、いわゆる位相調整が行なわれる。以下に、この発明の実施の形態による位相調整方法について説明する。
[回転位置検出装置の位相調整方法]
本発明の実施の形態による位相調整方法は、交流モータM1の3相(U、VおよびW相)のうちの2相のコイルに通電し、当該2相を励磁することによって行なわれる。
図3は、交流モータM1に対する通電動作を説明するための図である。
図3を参照して、交流モータM1への通電は、交流モータM1のU相コイルおよびV相コイルを経路として直流電流が流れるように、インバータ14のスイッチング素子Q1〜Q6のオン/オフ動作を制御することによって行なわれる。
詳細には、インバータ14において、U相アーム15の正側のスイッチング素子Q1とV相アーム16の負側のスイッチング素子Q4とを同時に導通させる。これにより、インバータ14と交流モータM1との間には、図中の矢印で示される電流経路が形成される。すなわち、電源ラインL1〜U相アーム15の中間点〜交流モータM1のU相コイル〜V相コイル〜V相アーム16の中間点〜アースラインL2を経路として電流Iが流れる。
なお、交流モータM1の通電方法としては、上述したインバータ14のスイッチング制御による構成のほかに、交流モータM1のU相コイルおよびV相コイルの各相端の間に直流電源を接続する構成としてもよい。
図4に、2相のコイルに通電したときのSynRモータのモデルを示す。U相コイルおよびV相コイルが通電されることによって、ステータ20では、図中の矢印で示される方向を中心として起磁力Fが発生する。この起磁力Fは、コイルを流れる電流の大きさ(すなわち、電流I)と、一相あたりの巻線数とに比例した大きさとなる。
より詳細には、図4において、U相巻線軸、V相巻線軸、およびW相巻線軸はそれぞれ、電気角が120度の間隔で配置されている。本実施の形態では、U相コイルおよびV相コイルのそれぞれに電流Iを流すことにより、U相巻線軸方向およびV相巻線軸方向には、互いに等しい大きさの起磁力がそれぞれ発生する。そして、これらの起磁力が合成されて、図4のような起磁力Fとなる。したがって、合成された起磁力Fは、U相巻線軸とV相巻線軸との中心線をその方向とするように形成され、U相巻線軸に対しては30度の位相差αを有することとなる(α=30[deg])。
図5は、2相のコイルに通電したときの交流モータM1を説明する図である。
図5を参照して、U相巻線軸は、U相のステータコイル110,112,114(図2)が巻回されるティース群(U+,U−)の中心を通るように配置される。起磁力Fは、このU相巻線軸から位相差αだけずれた方向に発生している。起磁力Fは、ロータ22の突極を引きつけるようにして、トルクを発生させる。そして、ロータ22の突極が起磁力Fの方向に完全に重なる位置になるとき、磁路のリラクタンス(磁気抵抗)は最小となり、吸引力は径方向のみとなる。すなわち、トルクが零となってロータ22が静止する。ロータ22が静止した状態において、ロータ22およびステータ20には、図5に示すような磁束の通路(磁路)が形成されている。
ここで、SynRモータでは、磁束の通りやすい磁気的な突極がなる方向をd軸とし、かつ、通りにくい方向をq軸と定義される。したがって、ロータ22が静止した状態において、その回転位置は、ロータ22の突極の中心線がd軸となるように固定される。すなわち、ロータ22が静止した状態では、U相巻線軸とd軸との間には、位相差α(=30[deg])に等しいずれが生じていることとなる。
そこで、本実施の形態による位相調整方法は、2相のコイルに通電したときに固定されたロータ22の回転位置に対して、位相差α(=30[deg])を補正した回転位置を、ロータ22の回転位置θiの基準位置となる零点(θi=0[deg])に設定する構成とする。なお、位相差αは、先の図3のモータモデルで示されるように、2相通電時において既知の値である。
そして、回転位置の検出値θdの零点(θd=0[deg])が、この回転位置θiの零点と正確に一致するように、回転位置検出装置の取り付け位置を周方向に微調整する構成とする。
このような構成としたことにより、SynRモータにおいても、回転位置検出装置30の位相調整を高精度に行なうことが可能となる。その結果、ロータ22の回転位置を正確に検出可能となることから、モータ駆動装置の高効率制御が実現される。
ここで、交流モータM1の2相のコイルに通電した場合には、ロータ22は、最終的にトルクが零となる回転位置で固定されるが、このときの回転位置には、図6に示されるように、安定点と不安定点とが存在する。図6は、U相コイルおよびV相コイルを通電した場合のトルクと回転位置との関係を説明する図である。
図6を参照して、ロータ22の回転位置θiは、時計方向に増加する。回転位置θiの零点(θi=0[deg])は、トルクが零となる回転位置から位相差αに相当する30度だけずれた位置となっている。
図6の関係において、トルクが零となる回転位置が−30度の付近では、−30度よりも位相が進んだ位置では逆回転(反時計方向)のトルクがかかり、−30度よりも位相が遅れた位置では、正回転(時計方向)のトルクがかかる。そのため、回転位置θi=−30度がロータ22の安定点SPとなる。
その一方で、図6の関係では、回転位置θi=−120度(60度)のときにもトルクが零となっている。この回転位置θiが−120度付近では、−120度よりも位相が進んだ位置では正回転(時計方向)のトルクがかかり、−120度よりも位相が遅れた位置では逆回転(反時計方向)のトルクがかかる。すなわち、回転位置θi=−120度は、一応トルクが零となってロータ22が固定されるものの、わずかな外力の作用によって安定点SPへの移動現象が生じてしまう、不安定点USPとなる。万一ロータ22がこの不安定点USPに固定されてしまうと、回転位置θiの零点を誤って認識することとなる。
そこで、本実施の形態による位相調整方法では、ロータ22が不安定点USPに固定されるのを防止するために、上述した2相のコイルの通電動作に先立って、ロータ22に予め回転力を与えておく構成とする。
これによれば、ロータ22が不安定点USPで静止しようとしても回転力が作用しているため、回転位置が安定点SPまで移動して静止することになる。したがって、ロータ22を正確に安定点SPに固定することができる。その結果、確実に回転位置θiの零点が得られるため、回転位置検出装置30の位相調整を高精度に行なうことができる。
図7は、この発明の実施の形態1による回転位置検出装置の位相調整方法を説明するためのフローチャートである。
図7を参照して、最初に、交流モータM1の外部からロータ22に対して回転力を与える(ステップS01)。そして、ロータ22が回転している状態で、制御装置40は、交流モータM1のU相コイルおよびV相コイルを通電してU相およびV相を励磁する(ステップS02)。
ステップS02において、2相を励磁したことにより、ステータ20には、U相巻線軸から位相差α(30度)だけずれた方向に、U相およびV相の合成起磁力が生じる。そして、この合成起磁力にロータ22の突極が吸引されてトルクが発生し、ロータ22が回転する。最終的に、ロータ22は、その突極の中心線がU相巻線軸に対して位相差αだけずれた回転位置に固定される。この固定された回転位置が2相を励磁したときの安定点SP(図6)である。
そして、ロータ22が安定点SPに固定されると、制御装置40は、回転位置検出装置30から出力される回転位置信号を取得する(ステップS03)。なお、回転位置信号は、回転位置検出装置30にて検出される回転位置θdに応じた信号である。
次に、取得された回転位置θdと既知の位相差αとに基づいて、回転位置検出装置30の位相調整が行なわれる(ステップS04)。具体的には、回転位置θdから位相差αだけ補正した回転位置が、回転位置θdの零点となるように、回転位置検出装置30と交流モータM1の回転軸との相対的な位相を調整する。最後に、回転位置検出装置30は、その調整された位相を保持するように、ボルト等によって交流モータM1の回転軸に固定される。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、SynRモータの2相のコイルを通電したときのロータの回転位置と既知の位相差とに基づいて、ロータの回転位置の零点が得られるため、回転位置検出装置の位相調整を精度良く行なうことができる。その結果、回転子の回転位置を正確に検出可能となり、モータ駆動装置の高効率制御が実現される。
[実施の形態2]
上述の本発明による回転位置検出装置の位相調整は、SynRモータの3相のコイルに通電することによっても行なうことができる。本実施の形態では、3相のコイルに通電した場合の位相調整方法について説明する。
図8は、この発明の実施の形態2による交流モータM1に対する通電動作を説明するための図である。
図8を参照して、交流モータM1への通電は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルを経路として直流電流が流れるように、インバータ14のスイッチング素子Q1〜Q6のオン/オフ動作を制御することによって行なわれる。
詳細には、インバータ14において、U相アーム15の正側のスイッチング素子Q1と、V相アーム16の負側のスイッチング素子Q4と、W相アーム17の負側のスイッチング素子Q6とを同時に導通させる。これにより、インバータ14と交流モータM1との間には、図中の矢印で示される電流経路が形成される。すなわち、電源ラインL1〜U相アーム15の中間点〜交流モータM1のU相コイルを経路として流れた電流Iは、その後、V相コイル〜V相アーム16の中間点〜アースラインL2を第1の経路として流れる電流と、W相コイル〜W相アーム17の中間点〜アースラインL2を第2の経路として電流とに分岐される。
なお、交流モータM1の通電方法としては、上述したインバータ14のスイッチング制御による構成のほかに、交流モータM1のU相コイルおよびV相コイルの各相端の間およびU相コイルおよびW相コイルの各相端の間に直流電源を接続する構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、第1の経路を流れる電流と第2の経路を流れる電流とが互いに等しくなるように、電流値を調整する構成とする。これにより、ステータコイルの巻線構造に起因して生じるコイル抵抗のばらつきを吸収することができる。
具体的には、図8に示すように、V相コイルとスイッチング素子Q4との間には、可変抵抗素子R1が直列に接続される。そして、制御装置40は、電流センサ24からV相のモータ電流IvおよびW相のモータ電流Iwを取得すると、その取得したモータ電流Ivとモータ電流Iwとが互いに等しくなるように、可変抵抗素子R1の抵抗値の調整を行なう。
なお、可変抵抗素子R1は、ステータコイルの巻線構造に基づいて相対的にコイル長が長くなる相に対して設けられる。したがって、W相コイルとスイッチング素子Q6との間に可変抵抗素子R1を配置する構成としても良い。
以上のような可変抵抗素子R1の抵抗値の調整を行なうことにより、図8に示した電流経路では、V相コイルを通過する第1の経路と、W相コイルを通過する第2の経路とには、電流I/2ずつが流れることになる。これにより、ステータ20には、図9の矢印で示される方向を中心として起磁力Fが発生する。
図9は、3相のコイルに通電したときのSyRnモータのモデルである。図9において、U相巻線軸、V相巻線軸およびW相巻線軸はそれぞれ、電気角が120度の間隔で配置されている。
図9を参照して、U相コイルを流れた電流Iが、V相コイルおよびW相コイルの間でI/2ずつ流れるように調整したことによって、V相巻線軸方向およびW相巻線軸方向には、互いに等しい大きさの起磁力がそれぞれ発生する。なお、V相巻線軸方向およびW相巻線方向のそれぞれに発生する起磁力は、U相巻線軸方向に発生する起磁力の略半分の大きさとなっている。
そして、これら3つの起磁力が合成されて、図9のような起磁力Fとなる。合成された起磁力Fは、U相巻線軸に一致した方向を有している。この起磁力Fは、ロータ22の突極を引きつけるようにして、トルクを発生させる。そして、ロータ22の突極が起磁力の方向に完全に重なる位置になるとき、磁路のリラクタンスは最小となり、吸引力は径方向のみとなる。すなわち、トルクが零となってロータ22が静止する。ロータ22が静止した状態では、ロータ22とステータ20には、図10に矢印で示されるような磁路が形成される。
図10は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルに通電した場合のトルクと回転位置との関係を説明するための図である。
図10を参照して、ロータ22は、その突極の中心線がd軸となるように、その回転位置が固定される。上述したように、U相巻線軸と一致した方向に起磁力Fを発生させたことによって、ロータ22が静止した状態では、d軸とU相巻線軸とが一致している。
そこで、本実施の形態による位相調整方法は、3相コイルに通電したときに固定されたロータ22の回転位置を、ロータ22の回転位置θiの基準点となる零点(θi=0[deg])に設定し、回転位置の検出値θdの零点(θd=0[deg])が、その設定した回転位置θiの零点と正確に一致するように、回転位置検出装置の取り付け位置を周方向に微調整する構成とする。
さらに、本実施の形態においても、ロータ22が不安定点に固定されるのを防止するために、3相のコイルの通電動作に先立って、ロータ22に予め回転力を与えておく構成とする。
図11は、U相コイルおよびV相コイルを通電した場合のトルクと回転位置との関係を説明する図である。
図11を参照して、ロータ22の回転位置θiは、時計方向に増加する。回転位置θiの零点(0[deg])は、トルクが零となる回転位置となっている。図11の関係において、トルクが零となる回転位置θi=0[deg]は、ロータ22の安定点SPとなる。これに対して、回転位置θi=−90[deg]は、ロータ22の不安定点USPとなる。
したがって、通電動作に先立ってロータ22に予め回転力を与えておくことにより、ロータ22が不安定点USPで静止しようとしても回転力が作用するため、回転位置が安定点SPまで移動して静止することになる。したがって、ロータ22を確実に安定点SPに固定することができる。
ここで、先の図6に示した2相通電時のトルクと回転位置との関係と、図11に示した3相通電時のトルクと回転位置との関係とを比較すると、図6に示した関係では、安定点SP付近においてトルクに若干の変動が生じている。かかるトルクの変動は、U相巻線方向およびV相巻線方向にそれぞれ発生した起磁力の影響によるものである。これに対して、図11に示した関係では、U相巻線方向のみに起磁力が生じているため、トルクに変動が見られない。したがって、3相通電時には、2相通電時に対して、ロータ22をより確実に安定点SPに固定することが可能となる。
図12は、この発明の実施の形態による回転位置検出装置の位相調整方法を説明するためのフローチャートである。
図12を参照して、最初に、交流モータM1の外部からロータ22に回転力を与える(ステップS11)。そして、ロータ22が回転している状態で、制御装置40は、交流モータM1のU相コイル、V相コイルおよびW相コイルを通電し、U相、V相およびW相を励磁する(ステップS12)。
ステップS12で3相コイルの通電が行なわれると、制御装置40は、電流センサ24からモータ電流Iu,Iv,Iwを取得する(ステップS13)。そして、その取得したモータ電流のうちのモータ電流Ivとモータ電流Iwとが互いに等しい電流値となるように、可変抵抗素子R1の抵抗値を調整する(ステップS14)。
ステップS14においてモータ電流Ivおよびモータ電流Iwが互いに等しくなるように、3相のコイルを通電したことにより、ステータ20には、U相巻線軸と一致した方向に、U相、V相およびW相の合成起磁力が生じる。そして、この合成起磁力にロータ22の突極が吸引されてトルクが発生することによって、ロータ22が回転する。最終的に、ロータ22は、その突極の中心線がU相巻線軸と一致した位置に固定される。この固定された回転位置が3相を励磁したときの安定点SP(図11)である。
そして、ロータ22が安定点SPで固定されると、回転位置検出装置30から出力される回転位置信号が取得される(ステップS15)。なお、回転位置信号は、回転位置検出装置30にて検出される回転位置θdに応じた信号である。
次に、取得した回転位置θdに基づいて、回転位置検出装置30の位相調整が行なわれる(ステップS16)。具体的には、取得した回転位置θdが零点となるように、回転位置検出装置30と交流モータM1の回転軸との相対的な位相を調整する。最後に、回転位置検出装置30は、その調整された位相を保持するように、ボルト等によって交流モータM1の回転軸に固定される。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、SynRモータの3相のコイルを通電したときのロータの回転位置をU相巻線軸に一致させることができるため、より正確にロータの回転位置の零点を得ることが可能となる。その結果、回転位置検出装置の位相調整の精度が高められる。
[変形例]
先の実施の形態2で示したモータ電流Ivおよびモータ電流Iwの間における電流値の調整については、交流モータM1のステータ20に、ステータコイルに導体セグメントを使用したセグメント式ステータを採用することにより、その工程を省略することが可能となる。
図13は、セグメント式ステータを採用したステータ20のコイルエンド部分を示した斜視図である。
図13を参照して、導体セグメント120は、矩形断面の線形平角形状をした銅等の電気導体に絶縁被膜を被覆して形成された線材である。導体セグメント120は、複数本が1つのスロット26内に挿入され、スロット26から出た軸方向端部において屈曲および捻りが加えられる。この軸方向端部は、他のスロットに挿入された導体セグメントと溶接などによって接合されてコイルエンド部を構成する。
ステータ20にセグメント式ステータを採用することによって、U相、V相およびW相のコイルエンド部が均等に配置される。これにより、各相のコイル長が等しくなり、コイル抵抗が均一となる。その結果、上述した3相コイルの通電時においてモータ電流Ivおよびモータ電流Iwが等しくなるため、可変抵抗素子R1(図8)を用いた電流値の調整を行なうことなく、容易にSynRモータのd軸とU相巻線軸とを一致させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、SynRモータの回転子の回転位置を検出する回転位置検出装置およびそれを備えるモータ駆動装置に適用することができる。
この発明の実施の形態1による回転位置検出装置が搭載されたモータ駆動装置の概略ブロック図である。 図1の交流モータの断面図である。 交流モータに対する通電動作を説明するための図である。 2相のコイルに通電したときのSynRモータのモデルである。 2相のコイルに通電したときの交流モータM1を説明する図である。 U相コイルおよびV相コイルに通電した場合のトルクと回転位置との関係を説明する図である。 この発明の実施の形態1による回転位置検出装置の位相調整方法を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2による交流モータM1に対する通電動作を説明するための図である。 3相を通電したときのSyRnモータのモデルである。 U相コイル、V相コイルおよびW相コイルに通電した場合のトルクと回転位置との関係を説明するための図である。 U相コイルおよびV相コイルに通電した場合のトルクと回転位置との関係を説明する図である。 この発明の実施の形態による回転位置検出装置の位相調整方法を説明するためのフローチャートである。 セグメント式ステータを採用したステータのコイルエンド部分を示した斜視図である。
符号の説明
14 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、20 ステータ、22 ロータ、24 電流センサ、26 スロット、30 回転位置検出装置、40 制御装置、110,112,114 ステータコイル、120 導体セグメント、B 直流電源、D1〜D6 逆並列ダイオード、L1 電源ライン、L2 アースライン、M1 交流モータ、Q1〜Q6 スイッチング素子、R1 可変抵抗素子。

Claims (4)

  1. 複数の突極を有する回転子を備えた同期モータに対する回転位置検出装置の相対的な位相を調整する回転位置検出装置の位相調整方法であって、
    前記同期モータは、3相のコイルを有し、
    前記回転位置検出装置は、前記回転子の回転位置を検出し、その検出した回転位置に応じた回転位置信号を出力し、
    前記位相調整方法は、
    前記回転子に予め回転力を与えた状態で前記3相のコイルに通電する第1のステップと、
    前記相のコイルに発生した起磁力を受けて前記回転子が安定点で静止したときの前記回転位置信号を取得する第2のステップと、
    取得された前記回転位置信号に基づいて前記回転位置の基準位置を取得することにより、前記同期モータに対する前記回転位置検出装置の相対的な位置を調整する第3のステップとを備える、回転位置検出装置の位相調整方法。
  2. 前記3相のコイルに通電するステップは、
    第1相のコイルを通過した電流が第2相および第3相のコイルに分流するように通電経路を形成するステップと、
    前記第2相のコイルおよび前記第3相のコイルの少なくとも一方に直列に可変抵抗素子を接続し、かつ、前記第2相のコイルの通過電流と前記第3相のコイルの通過電流とが等しくなるように前記可変抵抗素子の抵抗値を調整するステップとを含む、請求項に記載の回転位置検出装置の位相調整方法。
  3. 前記3相のコイルの各々は、複数の導体セグメントが、固定子に設けられたスロットに挿入され、かつ、その端部同士が接合されてなる、請求項に記載の回転位置検出装置の位相調整方法。
  4. 複数の突極を有する回転子を備えた同期モータに対する回転位置検出装置の相対的な位相を調整する回転位置検出装置の位相調整方法であって、
    前記同期モータは、3相のコイルを有し、
    前記回転位置検出装置は、前記回転子の回転位置を検出し、その検出した回転位置に応じた回転位置信号を出力し、
    前記位相調整方法は、
    前記回転子に予め回転力を与えた状態で前記3相のコイルのうちの2相のコイルに通電する第1のステップと、
    前記2相のコイルに発生した起磁力を受けて前記回転子が安定点で静止したときの前記回転位置信号を取得する第2のステップと、
    取得された前記回転位置信号と、既知の前記起磁力との方向および第1層の配置方向との位相差とに基づいて、前記回転位置の基準位置を取得することにより、前記同期モータに対する前記回転位置検出装置の相対的な位置を調整する第3のステップとを備える、回転位置検出装置の位相調整方法。
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