JP2016094949A - レンジ切換制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータのトルク不足によるシフトレンジの切換異常の発生を未然に防止しながら、必要以上にシフトレンジの切り換えを禁止することを回避できるようにする。
【解決手段】電圧センサ33で検出した電源電圧が所定電圧値よりも低いときには、電源電圧の低下による電流低下によってモータ12のトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを禁止する。また、電圧センサ33で検出した電源電圧が所定電圧値以上で且つ電流センサ34で検出したモータ電流が所定電流値よりも小さいときには、コイルの温度上昇による電流低下によってモータ12のトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する切換制限を行う。この切換制限中に運転者の切換操作の回数が所定回数に達したときには、そのときだけシフトレンジの切り換えを許可し、その後、再びシフトレンジの切り換えを禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換制御装置に関する発明である。
近年、自動車においても、省スペース化、組立性向上、制御性向上等の要求を満たすために、機械的な駆動システムを、モータによって電気的に駆動するシステムに変更する事例が増加する傾向にある。その一例として、車両の自動変速機のレンジ切換機構をモータで駆動するようにしたものがある。
このようなシステムにおいては、例えば、特許文献1(特開2008−32176号公報)に記載されているように、運転者のレンジ切換操作(シフトレバー操作等)に応じて目標レンジ(目標のシフトレンジ)を切り換え、モータを目標レンジに相当する回転位置まで回転させて、シフトレンジを目標レンジに切り換えるようにしたものがある。
また、この特許文献1では、レンジ切換操作の操作頻度が所定頻度を越えたとき(レンジ切換操作が短い操作間隔で連続して行われる回数が所定値に達したとき)に、モータの発熱による温度上昇が許容レベルを越える可能性があると判断して、モータの通電を禁止するようにしている。
特開2008−32176号公報
ところで、モータは、電源電圧が低下したり、或は、コイル(巻線)の温度が上昇して抵抗が増大したりすると、コイルに流れる電流が低下してトルクが低下するという特性がある。このような電源電圧の低下やコイルの温度上昇(抵抗増大)による電流低下によって、モータの発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態になると、シフトレンジを正常に切り換えることができない可能性があり、例えば、シフトレンジを目標レンジに切り換える途中でモータが止まってしまう等の切換異常が発生する可能性がある。
また、上記特許文献1の技術では、このようなモータの電流低下によるトルク不足が全く考慮されておらず、単にレンジ切換操作の操作頻度が所定頻度を越えたときにモータの通電を禁止するだけである。このため、実際にはシフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態であるにも拘らず、モータの通電を禁止してしまう可能性があり、必要以上にシフトレンジの切り換えを禁止してしまう可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、モータのトルク不足によるシフトレンジの切換異常の発生を未然に防止しながら、必要以上にシフトレンジの切り換えを禁止してしまうことを回避することができるレンジ切換制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、モータ(12)を駆動源としてシフトレンジをPレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構(11)と、運転者の切換操作に応じてモータ(12)を回転駆動してシフトレンジを切り換える制御手段(41)とを備えたレンジ切換制御装置において、モータ(12)の電源電圧を検出する電圧検出手段(33)と、モータ(12)に流れる電流を検出する電流検出手段(34)と、電圧検出手段(33)で検出した電源電圧が所定電圧値よりも低いときにシフトレンジの切り換えを禁止する切換禁止手段(41)と、電圧検出手段(33)で検出した電源電圧が所定電圧値以上で且つ電流検出手段(34)で検出した電流が所定電流値よりも小さいときにシフトレンジの切り換えを一時的に禁止する切換制限を行う切換制限手段(41)とを備えた構成としたものである。
この構成では、電源電圧が所定電圧値よりも低いときには、電源電圧の低下による電流低下によって、モータの発生可能なトルクが許容下限値(例えばシフトレンジを正常に切り換え可能なトルクの下限値又はそれよりも少し高い値)よりも低くなるトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを禁止することができる。また、電源電圧が所定電圧値以上で且つモータ電流(モータに流れる電流)が所定電流値よりも小さいときには、コイルの温度上昇(抵抗増大)による電流低下によって、モータの発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する切換制限を行うことができる。これにより、モータのトルク不足によるシフトレンジの切換異常(例えばシフトレンジを目標レンジに切り換える途中でモータが止まってしまう異常等)の発生を未然に防止することができる。また、電源電圧が所定電圧値以上で且つモータ電流が所定電流値よりも小さいときに、コイルの温度上昇による電流低下と判断して、シフトレンジの切り換え(モータの通電)を一時的に禁止する切換制限を行うことで、モータ(コイル)の過熱を未然に防止することができると共に、モータ(コイル)を冷却してトルク不足を解消することができる。
一方、上記以外のとき(つまり電源電圧が所定電圧値以上で且つモータ電流が所定電流値以上のとき)には、シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを禁止しない(許可する)ようにできる。これにより、必要以上にシフトレンジの切り換えを禁止してしまう(シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態であるにも拘らずシフトレンジの切り換えを禁止してしまう)ことを回避することができる。
図1は本発明の実施例1におけるレンジ切換機構の斜視図である。 図2はレンジ切換制御システムの概略構成を示す図である。 図3はトルク不足判定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図4は切換判定ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図5は実施例1の切換制限処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図6はモータ電流の挙動を示すタイムチャートである。 図7は所定時間のマップの一例を概念的に示す図である。 図8は実施例2の切換制限処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図7に基づいて説明する。
まず、図1及び図2に基づいてレンジ切換制御システムの構成を説明する。
図1に示すように、レンジ切換機構11は、車両に搭載された自動変速機27(図2参照)のシフトレンジをPレンジ(パーキングレンジ)とRレンジ(リバースレンジ)とNレンジ(ニュートラルレンジ)とDレンジ(ドライブレンジ)との間で切り換える4ポジション式のレンジ切換機構である。このレンジ切換機構11の駆動源となるモータ12は、例えばスイッチトリラクタンスモータにより構成されている。このモータ12には、減速機構26(図2参照)が内蔵され、その出力軸12a(図2参照)に、レンジ切換機構11のマニュアルシャフト13が接続されている。このマニュアルシャフト13に、ディテントレバー15が固定されている。
このディテントレバー15には、ディテントレバー15の回転に応じて直線運動するマニュアルバルブ32が連結され、このマニュアルバルブ32によって自動変速機27の内部の油圧回路(図示せず)を切り換えることで、シフトレンジを切り換えるようになっている。
また、ディテントレバー15にはL字形のパーキングロッド18が固定され、このパーキングロッド18の先端部に設けられた円錐体19がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体19の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ20をロック/ロック解除するようになっている。パーキングギヤ20は、自動変速機27の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ20がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、ディテントレバー15をP、R、N、Dの各レンジに保持するためのディテントバネ23が支持ベース17に固定され、ディテントレバー15には、P、R、N、Dの各レンジ保持凹部24が形成されている。ディテントバネ23の先端に設けられた係合部23aがディテントレバー15の各レンジ保持凹部24に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15が各レンジの位置に保持されるようになっている。これらディテントレバー15とディテントバネ23等からディテントレバー15の回転位置を各レンジの位置に係合保持する(つまりレンジ切換機構11を各レンジの位置に保持する)ためのディテント機構14(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20に嵌まり込んでパーキングギヤ20をロックした状態となる。それによって、自動変速機27の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降する。それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機27の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
図2に示すように、レンジ切換機構11のマニュアルシャフト13には、マニュアルシャフト13の回転角(回転位置)を検出する回転センサ16が設けられている。この回転センサ16は、マニュアルシャフト13の回転角度に応じた電圧を出力するセンサ(例えばポテンショメータ)によって構成され、その出力電圧によって実際のシフトレンジが、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジのいずれであるかを確認できるようになっている。
図2に示すように、モータ12には、ロータの回転角(回転位置)を検出するためのエンコーダ46が設けられている。このエンコーダ46は、例えば磁気式のロータリエンコーダにより構成されており、モータ12のロータの回転に同期して所定角度毎にA相、B相のパルス信号を出力するように構成されている。レンジ切換制御回路42のマイコン41(制御手段)は、エンコーダ46から出力されるA相信号とB相信号の立ち上がり/立ち下がりの両方のエッジをカウントして、そのカウント値(以下「エンコーダカウント値」という)に応じてモータドライバ37によってモータ12の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ12を回転駆動する。尚、モータ12の3相(U相,V相,W相)の巻線とモータドライバ37の組み合わせを2系統設けて、一方の系統が故障しても、他方の系統でモータ12を回転駆動できる構成にしても良い。
モータ12の回転中は、A相信号とB相信号の発生順序によってモータ12の回転方向を判定し、正回転(Pレンジ→Dレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントアップし、逆回転(Dレンジ→Pレンジの回転方向)ではエンコーダカウント値をカウントダウンする。これにより、モータ12が正回転/逆回転のいずれの方向に回転しても、エンコーダカウント値とモータ12の回転角との対応関係が維持されるため、正回転/逆回転のいずれの回転方向でも、エンコーダカウント値によってモータ12の回転位置を検出して、その回転位置に対応した相の巻線に通電してモータ12を回転駆動できるようになっている。
レンジ切換制御回路42には、シフトスイッチ44で検出したシフトレバー操作位置の信号が入力される。これにより、レンジ切換制御回路42のマイコン41は、運転者のシフトレバー操作等に応じて目標レンジ(目標のシフトレンジ)を切り換え、その目標レンジに応じてモータ12を回転駆動してシフトレンジを切り換え、切り換え後の実際のシフトレンジをインストルメントパネル(図示せず)に設けられたレンジ表示部45に表示する。
レンジ切換制御回路42には、車両に搭載されたバッテリ50(電源)から電源リレー51を介して電源電圧が供給される。電源リレー51のオン/オフは、電源スイッチであるIGスイッチ52(イグニッションスイッチ)のオン/オフを手動操作することで切り換えられる。IGスイッチ52がオンされると、電源リレー51がオンされてレンジ切換制御回路42に電源電圧が供給され、IGスイッチ52がオフされると、電源リレー51がオフされてレンジ切換制御回路42への電源供給が遮断(オフ)される。
また、レンジ切換制御回路42には、電源電圧を検出する電圧センサ33(電圧検出手段)と、モータ電流(モータ12に流れる電流)を検出する電流センサ34(電流検出手段)が設けられている。この電流センサ34は、モータ電流として、例えば、各相のコイルを接続した集合部に流れる電流又はモータドライバ37に供給される電流等を検出する。尚、電圧センサ33や電流センサ34は、レンジ切換制御回路42とは別に設けるようにしても良い。
レンジ切換制御回路42のマイコン41は、運転者のシフトレバー操作等により目標レンジが切り換えられると、それに応じて目標回転位置(目標カウント値)を変更する。そして、エンコーダカウント値に基づいてモータ12の通電相を順次切り換えることでモータ12を目標レンジに相当する目標回転位置まで回転駆動するフィードバック制御を実行して、シフトレンジを目標レンジに切り換える(レンジ切換機構11の切換位置を目標レンジの位置に切り換える)。
ところで、モータ12は、電源電圧が低下したり、或は、コイル(巻線)の温度が上昇して抵抗が増大したりすると、コイルに流れる電流が低下してトルクが低下するという特性がある。このような電源電圧の低下やコイルの温度上昇(抵抗増大)による電流低下によって、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態になると、シフトレンジを正常に切り換えることができない可能性があり、シフトレンジを目標レンジに切り換える途中でモータ12が止まってしまう等の切換異常が発生する可能性がある。
そこで、本実施例1では、レンジ切換制御回路42のマイコン41により後述する図3乃至図5の各ルーチンを実行することで、次のような制御を行う。
電圧センサ33で検出した電源電圧が所定電圧値よりも低いときには、電源電圧の低下による電流低下によって、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値(例えばシフトレンジを正常に切り換え可能なトルクの下限値又はそれよりも少し高い値)よりも低くなるトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを禁止する。
また、電圧センサ33で検出した電源電圧が所定電圧値以上で且つ電流センサ34で検出したモータ電流が所定電流値よりも小さいときには、コイルの温度上昇による電流低下によって、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する切換制限を行う。
この切換制限中に運転者の切換操作の回数が所定回数に達したときには、そのときだけシフトレンジの切り換えを許可し、その後、再びシフトレンジの切り換えを禁止する。但し、切換制限中にシフトレンジの切り換えを許可した回数が所定の上限回数に達した場合には、それ以上はシフトレンジの切り換えを許可しない。
その後、切換制限中にモータ12に通電しない状態(シフトレンジの切り換え無しの状態)がモータ12の冷却に必要な所定時間継続したときに、モータ12が冷却されてトルク不足が解消された状態(シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態)になったと判断して、切換制限を終了する。
以下、本実施例1でレンジ切換制御回路42のマイコン41が実行する図3乃至図5の各ルーチンの処理内容を説明する。これらのルーチンが特許請求の範囲でいう切換禁止手段及び切換制限手段としての役割を果たす。
[トルク不足判定ルーチン]
図3に示すトルク不足判定ルーチンは、レンジ切換制御回路42の電源オン期間中にマイコン41により所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、電圧センサ33で検出した電源電圧が所定電圧値以上であるか否かを判定する。ここで、所定電圧値は、例えば、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値となるような電圧値に設定されている。
このステップ101で、電源電圧が所定電圧値よりも低いと判定された場合には、電源電圧の低下による電流低下によって、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態であると判断する。この場合、ステップ102に進み、切換禁止フラグをON(オン)にセットして、シフトレンジの切り換え(モータ12の通電)を禁止する。この後、ステップ103に進み、切換制限フラグをOFF(オフ)にリセットする。
一方、上記ステップ101で、電源電圧が所定電圧値以上であると判定された場合には、ステップ104に進み、切換禁止フラグをOFFにリセットした後、ステップ105に進み、停止制御中であるか否かを判定する。図6に示すように、シフトレンジを切り換える際には、まず、モータ12の通電相を順次切り換えてモータ12を目標レンジに相当する目標回転位置に向かって回転させる回転制御を実行した後、モータ12の通電相を固定(通電相の切り換えを停止)してモータ12を目標回転位置で停止させる停止制御を実行する。この停止制御中は、回転制御中よりもモータ電流が安定するため、本実施例では、停止制御中に電流センサ34でモータ電流を検出する。
このステップ105で、停止制御中であると判定された場合には、ステップ106に進み、電流センサ34で検出したモータ電流が所定電流値よりも小さいか否かを判定する。ここで、所定電流値は、例えば、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値となるような電流値に設定されている。また、PレンジからNotPレンジ(Pレンジ以外のレンジ)に切り換える場合(パーキングギヤ20のロックを解除する場合)には、NotPレンジからPレンジに切り換える場合(パーキングギヤ20をロックする場合)よりも、大きなトルクが必要になる。そこで、本実施例では、現在のシフトレンジがPレンジの場合には、現在のシフトレンジがNotPレンジの場合よりも所定電流値(トルク不足を判定するための閾値)を大きい値に設定する。
上記ステップ101で電源電圧が所定電圧値以上であると判定され、且つ、上記ステップ106でモータ電流が所定電流値よりも小さいと判定された場合には、コイルの温度上昇(抵抗増大)による電流低下によって、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態であると判断する。この場合、ステップ107に進み、切換制限フラグをONにセットして、シフトレンジの切り換え(モータ12の通電)を一時的に禁止する切換制限を行う。更に、警告ランプ(図示せず)を点灯又は点滅したり、或は、警告表示部(図示せず)に警告表示したりして、或は、警告音又は音声で、運転者に警告するようにしても良い。
一方、上記ステップ101で電源電圧が所定電圧値以上であると判定され、且つ、上記ステップ106でモータ電流が所定電流値以上であると判定された場合には、シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態であると判断する。この場合、ステップ108に進み、切換制限フラグをOFFにリセットして、シフトレンジの切り換えを禁止しない(許可する)。
その後、上記ステップ105で、停止制御中ではないと判定された場合には、ステップ109に進み、切換制限フラグがONであるか否かを判定し、切換制限フラグがOFFであると判定された場合には、切換制限フラグをOFFに維持したまま、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ109で、切換制限フラグがONであると判定された場合には、ステップ110に進み、モータ12に通電しない状態(シフトレンジの切り換え無しの状態)がモータ12の冷却に必要な所定時間継続したか否かを判定する。
この場合、図7に示す所定時間のマップを参照して、電源電圧とモータ電流とに応じた所定時間を設定する。一般に、電源電圧が低いほど、コイルの発熱量が少なく、モータ12の温度(コイルの温度)と周辺温度との温度差が少なくなって、モータ12の冷却が遅くなる。また、モータ電流が小さいほど、モータ12の温度(コイルの温度)が高く、モータ12が冷却されるまでに要する期間が長くなる。このような特性を考慮して、図7に示す所定時間のマップは、モータ電流が同じであれば、電源電圧が低いほど所定時間が長くなり、また、電源電圧が同じであれば、モータ電流が小さいほど所定時間が長くなるように設定されている。この所定時間のマップは、予め試験データや設計データ等に基づいて作成され、マイコン41のROMに記憶されている。
このステップ110で、モータ12に通電しない状態がモータ12の冷却に必要な所定時間継続していないと判定された場合には、切換制限フラグをONに維持したまま、本ルーチンを終了する。
その後、上記ステップ110で、モータ12に通電しない状態がモータ12の冷却に必要な所定時間継続したと判定された場合には、モータ12が冷却されてトルク不足が解消された状態(シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態)になったと判断する。この場合、ステップ111に進み、切換制限フラグをOFFにリセットして、切換制限を終了する。
[切換判定ルーチン]
図4に示す切換判定ルーチンは、レンジ切換制御回路42の電源オン期間中にマイコン41により所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、後述する図5の切換制限処理ルーチンを実行することで、切換一時禁止フラグをONにセットするか又はOFFにリセットする。
この後、ステップ202に進み、切換一時禁止フラグがONであるか否かを判定し、このステップ202で、切換一時禁止フラグがOFFであると判定された場合には、ステップ203に進み、切換禁止フラグがONであるか否かを判定する。
上記ステップ202で切換一時禁止フラグがOFFであると判定され、且つ、上記ステップ203で切換禁止フラグがOFFであると判定された場合には、ステップ204に進み、運転者により切換操作(シフトレバー操作等)が行われたか否かを判定する。
このステップ204で、切換操作が行われたと判定された場合には、ステップ205に進み、目標レンジを要求レンジ(切換操作で選択されたシフトレンジ)に切り換える。これにより、モータ12を目標レンジに相当する目標回転位置まで回転駆動してシフトレンジを目標レンジに切り換える。
一方、上記ステップ204で、切換操作が行われていないと判定された場合には、ステップ206に進み、目標レンジを現在レンジ(現在のシフトレンジ)に保持する。
これに対して、上記ステップ202で切換一時禁止フラグがONであると判定された場合、又は、上記ステップ203で切換禁止フラグがONであると判定された場合には、運転者により切換操作が行われたか否かに拘らず、ステップ206に進み、目標レンジを現在レンジに保持する。これにより、シフトレンジの切り換えを禁止する。
[切換制限処理ルーチン]
図5に示す切換制限処理ルーチンは、前記図4の切換判定ルーチンのステップ201で実行されるサブルーチンである。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ301で、切換制限フラグがONであるか否かを判定する。
このステップ301で、切換制限フラグがOFFであると判定された場合には、ステップ302に進み、運転者の切換操作の回数をカウントする切換操作カウンタのカウント値を「0」にリセットした後、ステップ303に進み、シフトレンジの切り換えを許可した回数をカウントする切換許可カウンタのカウント値を「0」にリセットする。この後、ステップ310に進み、切換一時禁止フラグをOFFにリセットする。
一方、上記ステップ301で、切換制限フラグがONであると判定された場合には、ステップ304に進み、運転者により切換操作(シフトレバー操作等)が行われたか否かを判定し、切換操作が行われていないと判定された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。
その後、上記ステップ304で、切換操作が行われたと判定された場合には、ステップ305に進み、運転者の切換操作の回数をカウントする切換操作カウンタのカウント値が所定回数(例えば3〜5回)以上であるか否かを判定する。
このステップ305で、切換操作カウンタのカウント値が所定回数よりも小さいと判定された場合(切換操作の回数が所定回数に達していない場合)には、ステップ306に進み、切換操作カウンタのカウント値を「1」だけカウントアップした後、ステップ311に進み、切換一時禁止フラグをONにセットする。
その後、上記ステップ305で、切換操作カウンタのカウント値が所定回数以上であると判定された時点(切換操作の回数が所定回数に達した時点)で、ステップ307に進み、シフトレンジの切り換えを許可した回数をカウントする切換許可カウンタのカウント値が上限回数以上であるか否かを判定する。
このステップ307で、切換許可カウンタのカウント値が上限回数よりも小さいと判定された場合(シフトレンジの切り換えを許可した回数が上限回数に達していない場合)には、ステップ308に進み、切換操作カウンタのカウント値を「0」にリセットした後、ステップ309に進み、切換許可カウンタのカウント値を「1」だけカウントアップする。この後、ステップ310に進み、切換一時禁止フラグをOFFにリセットする。これにより、運転者の切換操作の回数が所定回数に達したときに(所定回数に達する毎に)、そのときだけシフトレンジの切り換えを許可する。
その後、上記ステップ307で、切換許可カウンタのカウント値が上限回数以上であると判定された場合(シフトレンジの切り換えを許可した回数が上限回数に達した場合)には、ステップ311に進み、切換一時禁止フラグをONにセットする。これにより、シフトレンジの切り換えを許可した回数が上限回数に達した場合に、それ以上はシフトレンジの切り換えを許可しない。
以上説明した本実施例1では、電圧センサ33で検出した電源電圧が所定電圧値よりも低いときには、電源電圧の低下による電流低下によって、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを禁止するようにしている。また、電圧センサ33で検出した電源電圧が所定電圧値以上で且つ電流センサ34で検出したモータ電流が所定電流値よりも小さいときには、コイルの温度上昇による電流低下によって、モータ12の発生可能なトルクが許容下限値よりも低くなるトルク不足の状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する切換制限を行うようにしている。これにより、モータ12のトルク不足によるシフトレンジの切換異常(例えばシフトレンジを目標レンジに切り換える途中でモータ12が止まってしまう異常等)の発生を未然に防止することができる。また、電源電圧が所定電圧値以上で且つモータ電流が所定電流値よりも小さいときに、コイルの温度上昇(抵抗増大)による電流低下と判断して、シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する切換制限を行うことで、モータ12(コイル)の過熱を未然に防止することができると共に、モータ12(コイル)を冷却してトルク不足を解消することができる。
一方、電源電圧が所定電圧値以上で且つモータ電流が所定電流値以上のときには、シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態であると判断して、シフトレンジの切り換えを禁止しない(許可する)ようにしている。これにより、必要以上にシフトレンジの切り換えを禁止してしまう(シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態であるにも拘らずシフトレンジの切り換えを禁止してしまう)ことを回避することができる。
また、本実施例1では、切換制限中に運転者の切換操作の回数が所定回数に達したときには、そのときだけシフトレンジの切り換えを許可し、その後、再びシフトレンジの切り換えを禁止するようにしている。これにより、運転者の切換操作の回数が所定回数に達する前までは、シフトレンジの切り換えを禁止して、モータ12のトルク不足によりシフトレンジの切り換えを制限していることを運転者に認識させることができる。一方、運転者の切換操作の回数が所定回数に達した場合(つまり運転者が切換操作を何回も繰り返した場合)には、緊急性が高いと判断して、シフトレンジの切り換えを許可して、シフトレンジの切り換えを可能にすることができる。
但し、本実施例1では、切換制限中にシフトレンジの切り換えを許可した回数が所定の上限回数に達した場合には、それ以上はシフトレンジの切り換えを許可しないようにしている。このようにすれば、運転者の意地悪操作(繰り返し操作)により切換制限中に何回もシフトレンジの切り換えを許可してしまうことを防止して、モータ12の冷却(トルク不足の解消)が遅れてしまうことを防止することができる。
また、本実施例1では、切換制限中にモータ12に通電しない状態(シフトレンジの切り換え無しの状態)がモータ12の冷却に必要な所定時間継続したときに、モータ12が冷却されてトルク不足が解消された状態(シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態)になったと判断して、切換制限を終了するようにしている。これにより、モータが冷却されてトルク不足が解消された状態(シフトレンジを正常に切り換え可能なトルクを発生できる状態)になったときに、シフトレンジの切り換えを許可するようにできる。
更に、本実施例1では、電源電圧とモータ電流とに応じて所定時間を設定し、その際、電源電圧が低いほど所定時間を長くすると共に、モータ電流が小さいほど所定時間を長くするようにしている。これにより、電源電圧が低いほど、コイルの発熱量が少なく、モータ12の温度(コイルの温度)と周辺温度との温度差が少なくなって、モータ12の冷却が遅くなるのに対応して、所定時間を長くすることができる。また、モータ電流が小さいほど、モータ12の温度(コイルの温度)が高く、モータ12が冷却されるまでに要する時間が長くなるのに対応して、所定時間を長くすることができる。その結果、モータ12の冷却に必要な所定時間を適正に設定することができると共に、所定時間が必要以上に長くなることを防止して、切換制限を行う期間が過度に長くなることを防止することができる。
また、本実施例1では、現在のシフトレンジがPレンジの場合には、現在のシフトレンジがNotPレンジ(Pレンジ以外のレンジ)の場合よりも所定電流値(トルク不足を判定するための閾値)を大きい値に設定するようにしている。これにより、PレンジからNotPレンジに切り換える場合には、NotPレンジからPレンジに切り換える場合よりも、大きなトルクが必要になるのに対応して、所定電流値(トルク不足を判定するための閾値)を大きくすることができる。
次に、図8を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分については説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、レンジ切換制御回路42のマイコン41により後述する図8の切換制限処理ルーチンを実行することで、切換制限中に運転者の切換操作の継続時間が所定時間に達したときには、そのときだけシフトレンジの切り換えを許可し、その後、再びシフトレンジの切り換えを禁止する。但し、切換制限中にシフトレンジの切り換えを許可した回数が所定の上限回数に達した場合には、それ以上はシフトレンジの切り換えを許可しない。
以下、本実施例2でレンジ切換制御回路42のマイコン41が実行する図8の切換制限処理ルーチンの処理内容を説明する。
図8に示す切換制限処理ルーチンでは、まず、ステップ401で、切換制限フラグがONであるか否かを判定する。このステップ401で、切換制限フラグがOFFであると判定された場合には、ステップ402に進み、切換許可カウンタのカウント値を「0」にリセットした後、ステップ407に進み、切換一時禁止フラグをOFFにリセットする。
一方、上記ステップ401で、切換制限フラグがONであると判定された場合には、ステップ403に進み、運転者により切換操作(シフトレバー操作等)が行われたか否かを判定し、切換操作が行われていないと判定された場合には、そのまま本ルーチンを終了する。
その後、上記ステップ403で、切換操作が行われたと判定された場合には、ステップ404に進み、運転者の切換操作の継続時間(例えばシフトレバーを操作した状態に保持している時間)が所定時間(例えば3sec)以上であるか否かを判定する。
このステップ405で、切換操作の継続時間が所定時間よりも短いと判定された場合には、ステップ408に進み、切換一時禁止フラグをONにセットする。
その後、上記ステップ404で、切換操作の継続時間が所定時間以上であると判定された時点(切換操作の継続時間が所定時間に達した時点)で、ステップ405に進み、切換許可カウンタのカウント値が上限回数以上であるか否かを判定する。
このステップ405で、切換許可カウンタのカウント値が上限回数よりも小さいと判定された場合(シフトレンジの切り換えを許可した回数が上限回数に達していない場合)には、ステップ406に進み、切換許可カウンタのカウント値を「1」だけカウントアップした後、ステップ407に進み、切換一時禁止フラグをOFFにリセットする。これにより、運転者の切換操作の継続時間が所定時間に達したときに(所定時間に達する毎に)、そのときだけシフトレンジの切り換えを許可する。
その後、上記ステップ405で、切換許可カウンタのカウント値が上限回数以上であると判定された場合(シフトレンジの切り換えを許可した回数が上限回数に達した場合)には、ステップ408に進み、切換一時禁止フラグをONにセットする。これにより、シフトレンジの切り換えを許可した回数が上限回数に達した場合に、それ以上はシフトレンジの切り換えを許可しない。
以上説明した本実施例2では、切換制限中に運転者の切換操作の継続時間が所定時間に達したときには、そのときだけシフトレンジの切り換えを許可し、その後、再びシフトレンジの切り換えを禁止するようにしている。これにより、運転者の切換操作の継続時間が所定時間に達しない場合には、シフトレンジの切り換えを禁止して、モータ12のトルク不足によりシフトレンジの切り換えを制限していることを運転者に認識させることができる。一方、運転者の切換操作の継続時間が所定時間に達した場合(つまり運転者が切換操作を長く継続した場合)には、緊急性が高いと判断して、シフトレンジの切り換えを許可して、シフトレンジの切り換えを可能にすることができる。
尚、上記実施例1と上記実施例2を組み合わせて、切換制限中に運転者の切換操作の回数が所定回数に達したとき又は切換制限中に運転者の切換操作の継続時間が所定時間に達したときに、シフトレンジの切り換えを許可するようにしても良い。この場合も、切換制限中にシフトレンジの切り換えを許可した回数が所定の上限回数に達した場合には、それ以上はシフトレンジの切り換えを許可しないようにすると良い。
また、上記各実施例1,2では、シフトレンジをPレンジとRレンジとNレンジとDレンジの四つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用したが、これに限定されず、例えば、シフトレンジをPレンジとNotPレンジの二つのレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。或は、シフトレンジを三つのレンジ間又は五つ以上のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに本発明を適用しても良い。
その他、本発明は、自動変速機(AT、CVT、DCT等)に限定されず、電気自動車用の変速機(減速機)のシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構を備えたシステムに適用しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…レンジ切換機構、12…モータ、33…電圧センサ(電圧検出手段)、34…電流センサ(電流検出手段)、41…マイコン(制御手段,切換禁止手段,切換制限手段)

Claims (8)

  1. モータ(12)を駆動源としてシフトレンジをPレンジを含む複数のレンジ間で切り換えるレンジ切換機構(11)と、運転者の切換操作に応じて前記モータ(12)を回転駆動して前記シフトレンジを切り換える制御手段(41)とを備えたレンジ切換制御装置において、
    前記モータ(12)の電源電圧を検出する電圧検出手段(33)と、
    前記モータ(12)に流れる電流を検出する電流検出手段(34)と、
    前記電圧検出手段(33)で検出した電源電圧が所定電圧値よりも低いときに前記シフトレンジの切り換えを禁止する切換禁止手段(41)と、
    前記電圧検出手段(33)で検出した電源電圧が前記所定電圧値以上で且つ前記電流検出手段(34)で検出した電流が所定電流値よりも小さいときに前記シフトレンジの切り換えを一時的に禁止する切換制限を行う切換制限手段(41)と
    を備えていることを特徴とするレンジ切換制御装置。
  2. 前記切換制限手段(41)は、前記切換制限中に前記運転者の切換操作の回数が所定回数に達したときに前記シフトレンジの切り換えを許可し、その後、再び前記シフトレンジの切り換えを禁止することを特徴とする請求項1に記載のレンジ切換制御装置。
  3. 前記切換制限手段(41)は、前記切換制限中に前記運転者の切換操作の継続時間が所定時間に達したときに前記シフトレンジの切り換えを許可し、その後、再び前記シフトレンジの切り換えを禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンジ切換制御装置。
  4. 前記切換制限手段(41)は、前記切換制限中に前記シフトレンジの切り換えを許可した回数が所定の上限回数に達した場合に、それ以上は前記シフトレンジの切り換えを許可しないことを特徴とする請求項2又は3に記載のレンジ切換制御装置。
  5. 前記切換制限手段(41)は、前記切換制限中に前記モータ(12)に通電しない状態が該モータ(12)の冷却に必要な所定時間継続したときに前記切換制限を終了することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレンジ切換制御装置。
  6. 前記切換制限手段(41)は、前記電圧検出手段(33)で検出した電源電圧が低いほど前記所定時間を長くすることを特徴とする請求項5に記載のレンジ切換制御装置。
  7. 前記切換制限手段(41)は、前記電流検出手段(34)で検出した電流が小さいほど前記所定時間を長くすることを特徴とする請求項5又は6に記載のレンジ切換制御装置。
  8. 前記切換制限手段(41)は、現在のシフトレンジが前記Pレンジの場合には、現在のシフトレンジが前記Pレンジ以外のレンジの場合よりも前記所定電流値を大きくすることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のレンジ切換制御装置。
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