JP2006336710A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動モータと回転角度検出装置とシフトレンジ検出装置のいずれの装置が異常であるかの判定が可能であり、異常装置に応じた車両走行制御を選択できる車両制御システムを提供する。
【解決手段】 シフトバイワイヤ用ECU80は、車両搭乗者が選択した指示シフトレンジに応じて、アクチュエータ20の電動モータの回転角度をアクチュエータ20内に設置したエンコーダのカウント数を参照しながら制御する。電動モータの駆動力によりディテントプレート52が回転することにより、自動変速機制御装置12のマニュアルバルブ60は指示シフトレンジに応じた位置に移動する。ECU80は、指示シフトレンジに応じて電動モータに指示する回転角度指示と、エンコーダのカウント数と、ディテントプレート52の回転位置を検出したシフトレンジ検出信号とを照合することにより、アクチュエータ20の異常箇所を判定し、異常箇所に応じた車両走行制御を選択する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、シフトバイワイヤシステムに異常があるかを判定して車両走行制御を選択する車両制御システムに関する。
近年、車両搭乗者が選択した指示シフトレンジを検出し、検出した指示シフトレンジに応じて、自動変速機のシフトレンジを切り替えるシフトレンジ切替弁を電動モータ等のアクチュエータで駆動するシフトバイワイヤシステムが用いられるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。このようなシフトバイワイヤシステムを使用する場合、シフトバイワイヤシステムに異常があればフェイルセーフを実施することが望まれる。
特許文献1では、レンジセレクタスイッチの操作に伴う接点信号と、電動モータにより駆動されたシフトレンジ切替弁の切替位置を検出したレンジポジション信号との2個の信号が示すシフトレンジが一致しているかを判定し、フェイルセーフを実施している。
しかしながら、特許文献1では、接点信号とレンジポジション信号との2個の信号を照合するだけであるから、2個の信号のどちらが異常であるかの判定ができない。したがって、異常装置に応じたフェイルセーフを実施できない。
特許第29766885号公報
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、電動モータと回転角度検出装置とシフトレンジ検出装置のいずれの装置が異常であるかの判定が可能であり、異常装置に応じた車両走行制御を選択できる車両制御システムを提供することにある。
シフトバイワイヤシステムにおいて、自動変速機のシフトレンジを切り替えるシフトレンジ切替弁を駆動する電動モータと、電動モータの回転角度を検出する角度検出装置と、自動変速機のシフトレンジ位置を検出するシフトレンジ検出装置とのうち、同時に2個以上の装置が故障し異常になる可能性は極めて低い。つまり、異常判定時において、少なくとも2個の装置が正常である場合が多い。
そこで請求項1記載の発明では、車両搭乗者が選択した指示シフトレンジに応じてモータ制御装置が電動モータに指示する回転指示と、角度検出装置が検出する角度検出信号と、シフトレンジ検出装置が検出するシフトレンジ検出信号とを照合することにより、例えば、回転指示と角度検出信号とシフトレンジ検出信号とがそれぞれ示すシフトレンジが一致すれば3個の装置は正常であり、回転指示と角度検出信号とシフトレンジ検出信号とがそれぞれ示すシフトレンジのうち一つだけが他と違うシフトレンジを示している場合は、異なるシフトレンジを示している装置が異常であると判定できる。このように異常装置を特定することにより、異常装置に応じた車両走行制御を選択できる。
また請求項1記載の発明では、電動モータと角度検出装置とシフトレンジ検出装置のうち1個の装置に異常が発生し、その後にさらに残った2個の装置の一方に異常が発生する場合も、残った2個の装置が示すシフトレンジを照合することにより、残った装置のどちらかが異常であり、合わせて2個の装置が異常であると判定できる。したがって、電動モータと角度検出装置とシフトレンジ検出装置のうち2個の装置に異常が発生した場合の車両走行制御を選択できる。
請求項2記載の発明によると、電動モータと角度検出装置とシフトレンジ検出装置のうち少なくとも1個の装置が異常である場合に、自動変速機の出力トルクを低減する、または出力トルクを発生させない車両走行制御を選択することにより、車両の走行速度を低減しフェイルセーフを実施することができる。例えば、自動変速機の状態をエンジンによって発生した動力を伝達しない非伝達状態(以下、「エンジンによって発生した動力を伝達しない非伝達状態」を単に非伝達状態と表現する)にしたり、エンジンの出力トルクを低減または停止することにより、自動変速機の出力トルクを低減する、または出力トルクを発生させない車両走行制御を選択してもよい。
特に、電動モータ、角度検出装置およびシフトレンジ検出装置のうち、電動モータに異常があり正常に作動しないと、車両搭乗者が選択した指示シフトレンジに応じてシフトレンジ切替弁を駆動することができない。このような状態では、指示シフトレンジと、電動モータがシフトレンジ切替弁を駆動して選択された自動変速機の実際のシフトレンジ(以下、「電動モータがシフトレンジ切替弁を駆動して選択された自動変速機の実際のシフトレンジ」を実シフトレンジと表現する)とが一致しない場合がある。例えば、車両搭乗者がDレンジを選択しているにも関わらず自動変速機でRレンジが選択され、車両の走行方向が車両搭乗者の指示と反対になることがある。
そこで、請求項4記載の発明のように、電動モータが異常であり、角度検出装置およびシフトレンジ検出装置が正常である場合、自動変速機の出力トルクを低減する、または出力トルクを発生させない車両走行制御を選択することにより、指示シフトレンジと実シフトレンジとが一致しない場合にも、車両の走行速度を低減しフェイルセーフを実施することができる。
また請求項3記載の発明によると、電動モータと角度検出装置とシフトレンジ検出装置のうち少なくとも1個の装置が異常である場合に、自動変速機の状態を非伝達状態にすることにより、車両の発進を禁止、または車両走行速度を低減することができる。また、自動変速機の状態を非伝達状態にする車両走行制御状況下であってもエンジンは作動しているので、エンジンの駆動力を利用したパワーステアリング、ブレーキアシスト等の機能を継続して利用できる。
また、前述したように、電動モータ、角度検出装置およびシフトレンジ検出装置のうち、電動モータに異常があり正常に作動しないと、指示シフトレンジと実シフトレンジとが一致しない場合がある。そこで、請求項5記載の発明のように電動モータが異常であり、角度検出装置およびシフトレンジ検出装置が正常である場合、自動変速機の状態を非伝達状態にすることにより、指示シフトレンジと実シフトレンジとが異なっていても、車両の発進を禁止、または車両走行速度の減速を行うフェイルセーフを実施できる。また、上記状況下であってもエンジンは作動しているので、エンジンの駆動力を利用したパワーステアリング、ブレーキアシスト等の機能を継続して利用できる。
ところで、モータ制御装置の指示に応じて電動モータが正常に作動するのであれば、指示シフトレンジに応じて電動モータの回転角度を制御することにより、指示シフトレンジと実シフトレンジとを一致させることは可能である。例えば、電動モータ、角度検出装置およびシフトレンジ検出装置の3装置が正常である場合に、モータ制御装置が電動モータの回転角度を制御する制御信号と、角度検出装置が検出する角度検出信号との対応テーブルを電動モータを制御しながら作成したり、あるいはモータ制御装置が電動モータの回転角度を制御する制御信号と電動モータの回転角度との対応テーブルを予め作成しておくことにより、角度検出装置の角度検出信号を参照せずに電動モータの回転角度を制御する所謂モータオープン制御を実施できる。
また、シフトレンジ検出装置が検出するシフトレンジ検出信号を参照しながら電動モータを制御し、指示シフトレンジと実シフトレンジとを一致させてもよい。
そこで請求項6記載の発明のように、角度検出装置が異常であり、電動モータおよびシフトレンジ検出装置が正常である場合、モータ制御装置に、角度検出信号を参照せず指示シフトレンジに応じた回転角度に電動モータを回転させることにより、指示シフトレンジと実シフトレンジとが一致した車両走行制御を選択できる。
ところで、請求項6記載の発明のように、角度検出装置が異常であっても、角度検出信号を参照せず指示シフトレンジに応じた回転角度に電動モータを回転させる制御を行い、指示シフトレンジと実シフトレンジとが一致した車両走行制御を継続している場合に、電動モータまたはシフトレンジ検出装置に異常が発生することがある。このような場合に請求項7記載の発明では、電動モータの回転制御によりシフトレンジ検出信号が切り替わるかを判定し、判定結果に応じた車両走行制御を選択しフェイルセーフを実施できる。
また、シフトレンジ検出装置が異常であっても、電動モータと角度検出装置とが正常であれば、角度検出装置の角度検出信号を参照しながら電動モータの回転角度を正確に制御できる。そこで請求項8記載の発明では、シフトレンジ検出装置が異常であり、電動モータおよび角度検出装置が正常である場合、モータ制御装置に、角度検出信号を参照しながら、指示シフトレンジに応じた回転角度に電動モータを回転させることにより、指示シフトレンジと実シフトレンジとが一致した車両走行制御を選択できる。
尚、本発明に備わる複数の装置の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、またはそれらの組み合わせにより実現される。また、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源が複数の装置の各機能を実現してもよいし、共通のハードウェア資源が複数の機能を実現してもよいし、複数のハードウェア資源が各機能を実現してもよい。
以下、本発明の一実施形態による車両制御システムについて説明する。尚、以下の説明では、電子制御装置をECUと略記する。
本発明の一実施形態によるシフトバイワイヤシステム10を用いた車両システムを図1に示す。本実施形態では、シフトバイワイヤシステム10が特許請求の範囲に記載した車両制御システムを構成している。シフトバイワイヤシステム10は、二輪駆動式または四輪駆動式の車両の走行を制御するシステムであり、アクチュエータ20およびシフトバイワイヤ(SBW)用のECU80等から構成されている。ECU80は、特許請求の範囲に記載したモータ制御装置および走行制御選択装置を兼ねている。
SBW用のECU80、エンジン(E/G)2用のECU86、自動変速機(A/T)6用のECU88は、いずれもマイクロコンピュータを主体に構成された電気回路であり、CPU、RAM、ROM、EEPROM等から構成されている。ROM、EEPROMには、ECU80、86、88で実行される制御プログラムが記憶されている。ECU80、86、88は、車両の主電源であるバッテリ90から電力を供給されて作動する。また、ECU80、86、88は、車内LAN回線92を介して電気的または光学的に相互接続されており、互いに信号の送受信を行うことができる。
SBW用のECU80は、車両搭乗者がシフトレンジ切替装置としてのシフトレバー84を操作して選択した指示シフトレンジを検出し、この指示シフトレンジに応じてアクチュエータ20を作動させてマニュアルバルブ60(図2参照)の往復移動位置を制御する。指示シフトレンジに応じてシフトレンジ切替弁としてのマニュアルバルブ60が往復移動することにより、自動変速機制御装置12内の油路に加わる油圧が切り替わり、自動変速機6のシフトレンジが切り替わる。車両搭乗者がシフトレンジを選択する装置は、シフトレバー84に代え、ボタン式のシフトスイッチでも、車両搭乗者が音声でシフトレンジを指示する音声認識装置のようなものであってもよい。また、シフトレバー84のシフトレンジ位置は、シフトレバー84と連動して接点位置が変化する接点スイッチ等により検出される。
E/G用のECU86は、回転数センサ3、吸気量センサ4等の検出信号を元にエンジン2の運転状態を検出し、図示しないインジェクタの噴射量、スロットル装置の開度等を制御する。
A/T用のECU88は、自動変速機制御装置12の電磁弁14等を制御することにより自動変速機6のクラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素に加わる駆動油圧を増減し、摩擦係合要素の係合および解放を切り替える。自動変速機6の摩擦係合要素の係合および解放が切り替わることにより、自動変速機6の変速段は切り替わる。ECU88は、自動変速機制御装置12から自動変速機6の摩擦係合要素に加わる駆動油圧を検出する油圧センサ16、自動変速機6の出力軸の回転数等から車速を検出する車速センサ18、ならびにシフトレバー84で選択された指示シフトレンジの検出信号を元に各電磁弁14を制御し、自動変速機6の摩擦係合要素の係合、解放状態を切り替えることにより変速段の切り替えを実現している。指示シフトレンジの検出位置は、ECU80からECU88に通知されてもよいし、ECU88が直接検出してもよい。図1では油圧センサ16は自動変速機制御装置12に設置されているが、自動変速機6側に設置されてもよい。
(シフトバイワイヤシステム)
図2にシフトバイワイヤシステム10を示す。ECU80は、車両搭乗者が選択したシフトレバー84の指示シフトレンジ位置を接点スイッチ等で検出し、検出した指示シフトレンジに応じた回転をアクチュエータ20の電動モータ22に指示し、指示シフトレンジに応じた回転角度量を回転するように電動モータ22を制御する。コントロールロッド50は、電動モータ22の出力軸38(図3参照)と結合しており、電動モータ22の駆動力を後述する減速機30を介して伝達される。コントロールロッド50には、ディテントプレート52が一体となって回転するように固定されている。ディテントプレート52が図2の矢印A、B方向に回転することによりマニュアルバルブ60の往復移動位置が決定される。
まず、シフトバイワイヤシステム10のアクチュエータ20、ディテントプレート52およびシフトレンジ検出装置58(図5参照)について詳細に説明する。
(アクチュエータ20)
図3に示すように、アクチュエータ20は、電動モータ22、減速機30およびエンコーダ40等からなる。
本実施形態の電動モータ22は、永久磁石を用いないブラシレスのSRモータ(スイッチドリラクタンスモータ)である。電動モータ22は、中央部に設置されたロータコア24、ロータコア24の外周を囲むステータコア26、ステータコア26に巻回されたコイル28等からなる。ロータコア24には、外周側のステータコア26に向けて突出するロータティース25が回転方向に複数設けられている。ステータコア26には、内周側のロータコア24に向けて突出するステータコアティース27が回転方向に複数設けられている。コイル28は各ステータコアティース27に巻回されている。図4に示されるように、U相、V相、W相に対応するコイル28はスター結線されている。図4では3個のコイル28だけを図示しているが、実際には12個のステータコアティース27にU相、V相、W相のコイル28が回転方向に順次巻回されている。コイル28への通電は、ECU80がトランジスタ82をオン、オフすることにより制御される。ECU80がU相、V相、W相のコイル28への通電を順次スイッチングすることにより、ステータコアティース27のロータコア24側の各磁極の磁化状態が順次切り替わる。これにより、ステータコアティース27と向き合うロータティース25が一方の回転方向に向けてステータコアティース27に吸引され、ロータコア24が回転する。ロータコア24の回転方向は、U相、V相、W相のコイル28への通電順序によって決まり、U相、V相、W相の順に通電を切り替えた場合を正転とすると、W相、V相、U相の順に通電を切り替えた場合は反転となる。
減速機30は内接式遊星歯車機構を利用した減速機である。減速機30のサンギヤ32の回転軸はロータコア24の回転軸に対して偏心している。サンギヤ32の外周にサンギヤ32が内接噛合するリングギヤ34が設置されている。円板36は、サンギヤ32対してロータコア24と反対側の端面側に取り付けられている。円板36に回転方向に複数形成された貫通孔37は、円板36側に突出しているサンギヤ32の突部33に緩く嵌合している。ロータコア24が回転すると、リングギヤ34に内接噛合しているサンギヤ32は自転しながら公転する。そして、サンギヤ32の突部33と円板36の貫通孔37との緩い嵌合により、自転しながら公転するサンギヤ32の自転成分だけが円板36から出力軸38に伝達される。出力軸38には、コントロールロッド50が結合されている。このような減速機30の構成により、ロータコア24に対して偏心しながら減速回転するサンギヤ32の回転が出力軸38からコントロールロッド50およびディテントプレート52に伝達される。
角度検出装置としてのエンコーダ40は、ロータコア24の回転方向に複数取り付けられた磁石42と、アクチュエータ20のハジング内に磁石42と向き合って回路基板上に設置されている磁気検出用のホールIC44等からなる。本実施形態では、エンコーダ40は、ロータコア24の回転角度量に応じたパルス数を加算、減算して出力するインクリメンタル型のデジタルエンコーダである。ECU80は、エンコーダ40が出力するロータコア24の回転角度量であるカウント数を参照しながら、目標のカウント数になるまで電動モータ22を回転制御することにより、指示シフトレンジに相当する回転位置にディテントプレート52を回転させる。ECU80は、目標カウント数を含む所定のカウント数の範囲内に電動モータ22が回転すると、指示シフトレンジに相当する回転位置にディテントプレート52が達したと判断し、電動モータ22の回転制御を終了する。
図6に、アクチュエータ20のエンコーダ40の角度検出信号であるカウント数と、後述するシフトレンジ検出装置58のシフトレンジ検出信号との関係を示す。エンコーダ40が出力するカウント数は、PレンジからDレンジにシフトレンジが切り替わるにしたがって増加し、PレンジからDレンジにシフトレンジが切り替わるにしたがって減少する。
(ディテントプレート52)
図2に示すように、ディテントプレート52はほぼ扇形をなす板状の部材であって、その円弧状の外周部に複数の凹部53が形成されている。ディテントスプリング62は板バネであり、自動変速機制御装置12に片持ち状に固定されている。ディテントスプリング62の先端部にはディテントプレート52の凹部53に係合するローラ63が取り付けられており、ローラ63はディテントスプリング62の弾性力によりディテントプレート52の凹部53のいずれかに係合する。ディテントプレート52にはマニュアルバルブ60に嵌合しているピン54が設けられている。ディテントプレート52がコントロールロッド50とともに回転すると、ピン54と嵌合しているマニュアルバルブ60がディテントプレート52の回転位置に応じて往復移動する。凹部53とローラ63とはマニュアルバルブ60における各シフトレンジの設定位置に対応させて配置されており、ローラ63がいずれかの凹部53に完全に係合することによりその凹部53に対応するシフトレンジ位置にマニュアルバルブ60が設定される。アクチュエータ20の電動モータ22が回転しシフトレバー84で選択された指示シフトレンジに対応するシフトレンジ位置にマニュアルバルブ60が移動することにより、自動変速機6の変速段は、マニュアルバルブ60の往復移動位置で特定された実シフトレンジに対応する変速段となるように自動変速機制御装置12により制御される。
(シフトレンジ検出装置58)
図5に示すように、ディテントプレート52の板厚方向の一方の端面には、ディテントプレート52の回転方向に沿って複数のシフトレンジ端子T1、T2、T3、T4、T5、2個のアース端子T6が設置されている。ディテントプレート52とともにこれら端子T1、T2、T3、T4、T5、T6が回転し、2個の接触端子56と順次接触する構成により、シフトレンジ検出装置58が構成されている。
シフトレンジ端子T1、T2、T3、T4は、同一円弧上に互いに電気的に接続しないように形成され、かつ回転軸であるコントロールロッド50から見て、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジに対応する凹部53p、53r、53n、53dと同一半径上に設置されている。シフトレンジ端子T5は、シフトレンジ端子T1、T2、T3、T4よりもコントロールロッド50側に端子T1と同一半径上に設置されている。2個のアース端子T6は、それぞれシフトレンジ端子T1、T2、T3、T4とシフトレンジ端子T5との間、ならびにシフトレンジ端子T5よりもコントロールロッド50側に、凹部53pと凹部53dとの間に円弧状に連続して形成されている。シフトレンジ端子T1、T2、T3、T4、T5、アース端子T6および接触端子56により、シフトレンジ検出装置58が構成されている。
2個の接触端子56は半径方向に延びており、支持部材57に取り付けられている。支持部材57は図示しない固定部材に取り付けられているので、接触端子56はディテントプレート52とともに回転しない。接触端子56は、シフトレンジ端子T1、T2、T3、T4と一方のアース端子T6、ならびにシフトレンジ端子T5と他方のアース端子T6とをそれぞれ電気的に接続する。ディテントプレート52が電動モータ22の回転により図5の矢印A、Bの両方向に回転すると、ディテントプレート52の回転位置によって接触端子56がシフトレンジ端子T1、T2、T3、T4、T5とアース端子T6とを導通させる組み合わせが図6に示すように変化する。この導通状態から、ディテントプレート52の回転位置、すなわちマニュアルバルブ60の往復移動位置が分かるので、自動変速機6で選択されている実シフトレンジを検出できる。
(パーキングロック機構)
図2に示すように、パーキングロック機構は、パーキングギヤ70の外周部に形成されている凹部にパーキングロックポール72の爪73を係合させて自動変速機6の出力軸の回転を止めるように構成されている。パークロッド74の一端はディテントプレート52に固定されており、他端にはテーパーコーン状のカム76が嵌合している。カム76はスプリング78により他端側に押圧された状態でパークロッド74に嵌合しており、パークロッド74に沿って往復移動自在である。ディテントプレート52の回転に伴いパークロッド74が往復移動することにより、カム76がパーキングロックポール72を上下動させ、パーキングロックポール72の爪73がパーキングギヤ70に係合、またはパーキングギヤ70から外れる。パーキングロックポール72の爪73がパーキングギヤ70に係合すると、自動変速機6の出力軸の回転が機械的に禁止される。
次に、シフトバイワイヤシステムの異常判定、異常判定結果に基づいた車両走行制御選択について説明する。本実施形態では、以下に説明するフローチャートの各ステップが示す機能をシフトバイワイヤシステム10が実施している。これに対し、シフトバイワイヤシステム10、自動変速機制御装置12、ECU86、88で機能を分担してもよい。
(シフトバイワイヤシステムの異常判定)
シフトバイワイヤシステムの異常判定について図7に基づいて説明する。図7に示すルーチンは定期的に実行される。図8は、図7に示す異常判定をテーブルにしたものである。
ステップ200において、ECU80は、車両搭乗者がシフトレバー84を切替操作したかを検出し、シフトレンジの切替指示がない場合は本ルーチンを終了する。ECU80は、シフトレンジの切替指示がある場合、トランジスタ82をスイッチングして電動モータ22のU相、V相、W相に対応するコイル28への通電を順次切り替えて電動モータ22を回転させる。そして、電動モータ22が回転し、エンコーダ40のカウント数が指示シフトレンジに該当する所定のカウント数の範囲内になるかを参照しながら、指示シフトレンジに該当する回転角度まで電動モータ22を回転させる回転制御を行う。
ステップ202において、ECU80は、電動モータ22の回転に応じてエンコーダ40のカウント数が指示シフトレンジに対応する回転方向に増減するかを判定する。ECU80は、エンコーダ40のカウント数が変化した場合は処理をステップ204に移行し、エンコーダ40のカウント数が変化しない場合はステップ210に処理を移行する。
ステップ204においてECU80は、シフトレンジ検出装置58が検出するシフトレンジ検出信号が指示シフトレンジに向かう回転方向側の信号に変化するかを判定する。ECU80は、ステップ204においてシフトレンジ検出信号が変化する場合は、指示シフトレンジに応じて電動モータ22を回転制御した結果、エンコーダ40のカウント数およびシフトレンジ検出装置58のシフトレンジ検出信号が正常に変化していると判定し、ステップ206において、シフトバイワイヤシステム10が正常であると判定する。この正常状態において、ECU80は、エンコーダ40のカウント数とシフトレンジ検出装置58が検出するシフトレンジ検出信号とを対応させシフトレンジ対応テーブルを順次作成する。
ECU80は、ステップ204においてシフトレンジ検出信号が変化しない場合、ステップ208においてシフトレンジ検出装置58が異常であると判定する。
ステップ202においてエンコーダ40のカウント数が正常に変化しない場合、ECU80は、ステップ210においてシフトレンジ検出信号が変化するかを判定する。
ECU80は、エンコーダ40のカウント数は正常に変化しないがシフトレンジ検出信号が正常に変化する場合、ステップ212においてエンコーダ40が異常であると判定する。
ECU80は、エンコーダ40のカウント数、およびシフトレンジ検出信号が正常に変化しない場合、ステップ214において電動モータ22が異常であると判定する。
ECU80は、電動モータ22、エンコーダ40、シフトレンジ検出装置58のいずれかに異常がある場合、ステップ216において警告装置として警告灯94を点灯させ、異常発生を車両搭乗者に通知する。警告灯94に代え、図示しないナビゲーションシステム等によるディスプレイ表示または音声出力により異常発生を車両搭乗者に通知してもよい。ECU80は、電動モータ22、エンコーダ40、シフトレンジ検出装置58のいずれに異常があるかを示す異常フラグをステップ208、212、214において設定しておく。
(車両走行制御選択)
シフトバイワイヤシステム10の異常装置に対応した車両走行制御選択ルーチンを図9に示す。ステップ220、224、228における異常判定は、図7に示すルーチンで設定された異常フラグにより行う。
シフトレンジ検出装置58に異常がある場合(ステップ220)、ECU80は、ステップ222において、シフトレンジ検出装置58が検出するシフトレンジ検出信号を無視し、シフトレンジ検出装置58の正常時に作成しておいたシフトレンジ検出信号とエンコーダ40のカウント数とを対応させたシフトレンジ対応テーブルに基づいて指示シフトレンジに対応するエンコーダ40のカウント数に回転角度量がなるように電動モータ22を回転制御する車両走行制御を選択する。
シフトレンジ検出装置58が正常でありエンコーダ40が異常である場合(ステップ224)、ECU80は、ステップ226において、エンコーダ40のカウント数を無視し、電動モータ22のU相、V相、W相に対応するコイル28への通電切替回数により電動モータ22の回転角度を推定し、指示シフトレンジに対応した回転角度に電動モータ22を回転させて自動変速機6のシフトレンジを切り替えるモータオープン制御を車両走行制御として選択する。
シフトレンジ検出装置58およびエンコーダ40が正常であり電動モータ22が異常である場合(ステップ228)、ECU80は、ステップ230において、電動モータ22の回転制御を停止する。そして、自動変速機制御装置12の電磁弁14を制御し、自動変速機6の摩擦係合要素を全て解放してマニュアルバルブ60の往復移動位置に関わらず自動変速機6の状態を非伝達状態にする強制ニュートラル制御を実施するようにA/T用のECU88に通知する。強制ニュートラル制御を実施して自動変速機6の出力軸に伝わるトルクを0にすることにより、車両走行速度の減速、または発信禁止等のフェイルセーフを実施できる。
電動モータ22、エンコーダ40およびシフトレンジ検出装置58が正常であれば、ECU80は、エンコーダ40のカウント数を参照しながら電動モータ22の回転角度を制御する車両走行制御を選択する。
(モータオープン制御中の異常判定)
図9の車両走行制御選択ルーチンでモータオープン制御が選択されているときの異常判定ルーチンを図10、11に示す。
ECU80はモータオープン制御が選択されていない場合(ステップ240)、本ルーチンを終了する。
ECU80は、モータオープン制御が選択されている場合、車両搭乗者がシフトレバー84を切り替え操作したかを接点スイッチからの検出信号により検出し、シフトレンジの切替指示がない場合は本ルーチンを終了する。ECU80は、シフトレンジの切替指示がある場合、トランジスタ82をスイッチングして電動モータ22のU相、V相、W相に対応するコイル28への通電を順次切り替えることにより、エンコーダ40のカウント数が指示シフトレンジに該当する所定のカウント数の範囲内になるかを参照しながら、指示シフトレンジに該当する回転角度まで電動モータ22を回転させる回転制御を行う(ステップ242)。
ステップ244において、ECU80は、電動モータ22に対する回転制御に応じてシフトレンジ検出装置58のシフトレンジ検出信号が指示シフトレンジに対応する回転方向に変化するかを判定する。ECU80は、シフトレンジ検出信号が正常に変化する場合は、次のステップ246において、モータオープン制御の継続を選択する。
ECU80は、電動モータ22を回転制御しているにも関わらずシフトレンジ検出信号が正常に変化しない場合、電動モータ22またはシフトレンジ検出装置58のいずれかに異常があると判定し、ステップ248において、電動モータ22の回転制御を停止する。そして、自動変速機制御装置12の電磁弁14を制御し、自動変速機6の摩擦係合要素を全て解放してマニュアルバルブ60の往復移動位置に関わらず自動変速機6の状態を非伝達状態にする強制ニュートラル制御を実施するようにA/T用のECU88に通知する。
(モータオープン制御)
図11に、図10のステップ246で実行されるモータオープン制御ルーチンの一例を示す。図11は、PレンジからRレンジに指示シフトレンジが切り替えられた場合のモータオープン制御ルーチンである。本実施形態では、Pレンジ側からDレンジ側にシフトレンジが切り替わる場合、U相、V相、W相の順にコイル28に通電する。Dレンジ側からPレンジ側にシフトレンジが切り替わる場合は、W相、V相、U相の順にコイル28に通電する。
ステップ250において、ECU80はU相、V相、W相の順にコイル28に通電する。ECU80は、U相、V相、W相の順にコイル28を切り替えた回数が指示シフトレンジに相当する回数以内であれば(ステップ252)、ステップ254においてシフトレンジ検出装置58のシフトレンジ検出信号がRレンジに相当する状態に変化したかを判定する。ECU80は、シフトレンジ検出信号がRレンジに相当する状態に変化していなければ、ステップ250に処理を戻す。
ECU80は、シフトレンジ検出信号がRレンジに相当する状態に変化すれば、電動モータ22が指示シフトレンジに該当する回転角度に回転し、自動変速機6のシフトレンジが指示シフトレンジに対応するシフトレンジに切り替わったと判断して電動モータ22への通電を停止する。
ECU80は、U相、V相、W相の順にコイル28を切り替えた回数が指示シフトレンジに相当する回数を越えると(ステップ252)、電動モータ22またはシフトレンジ検出装置58のいずれかが異常であると判断し、ステップ258において、電動モータ22の回転制御を停止する。そして、自動変速機制御装置12の電磁弁14を制御し、自動変速機6の摩擦係合要素を全て解放してマニュアルバルブ60の往復移動位置に関わらず自動変速機6の状態を非伝達状態にする強制ニュートラル制御を実施するようにA/T用のECU88に通知する。
以上説明したように、本実施形態では、指示シフトレンジに応じて電動モータ22を回転制御したときに、エンコーダ40およびシフトレンジ検出装置58が正常に作動しているかを判定することにより、電動モータ22、エンコーダ40およびシフトレンジ検出装置58のうち、どの装置が異常であるかを判定している。そして、異常装置に応じて最適な車両走行制御を選択しフェイルセーフを実施している。
(他の実施形態)
上記実施形態では、電動モータとしてSRモータを使用し、電動モータの回転角度を検出する角度検出装置としてエンコーダ40を使用したが、電動モータとしてDCモータを使用し、角度検出装置として磁気抵抗素子またはホール素子等を用い回転角度に応じて変化する出力レベルを元に回転角度を検出する回転角度センサを使用してもよい。
上記実施形態では、電動モータ22、エンコーダ40、シフトレンジ検出装置58の中で異常になった装置に応じて車両走行制御を選択したが、これら3装置のいずれかが異常になれば、自動変速機6の出力トルクを低減する等の同じ車両走行制御を選択してもよい。
また、自動変速機6の状態を非伝達状態にする強制ニュートラルにより自動変速機6の出力トルクを低減させる車両走行制御に代えて、スロットル装置の開度を絞る、またはインジェクタの噴射量を減少することによりエンジン2の出力を低減し、自動変速機6の出力トルクを低減してもよい。また、エンジン2を停止させてもよい。
上記実施形態では、シフトレンジ検出装置58によりディテントプレート52の回転位置を検出したが、マニュアルバルブ60の往復移動位置を検出するシフトレンジ検出装置を用いてもよい。
また、シフトレンジ検出装置58はディテントプレート52の回転位置を検出したが、マニュアルバルブ60の往復移動位置を検出するシフトレンジ検出装置を用いてもよい。
上記実施形態では、SBW用のECU80が異常判定装置および走行制御選択装置を構成したが、異常判定装置および走行制御選択装置の機能をそれぞれ別の装置で実現してもよいし、異常判定装置および走行制御選択装置の機能の一部を、ECU80だけではなく、例えば、E/G用のECU86またはA/T用のECU88が実現してもよい。
本実施形態による車両システムのブロック図。 本実施形態によるシフトバイワイヤシステムの構成図。 本実施形態のアクチュエータの断面図。 本実施形態による電動モータへの通電制御回路を簡略に示す回路図。 本実施形態によるディテントプレートおよびシフトレンジ検出装置の模式図。 シフトレンジ検出装置によるシフトレンジ検出信号とエンコーダのカウント数との対応を示す説明図。 シフトバイワイヤシステムの異常装置を判定するルーチン。 シフトバイワイヤシステムの異常装置を判定するテーブル。 異常装置に応じた車両走行制御を選択する車両走行制御選択ルーチン。 モータのオープン制御中における異常判定ルーチン。 モータオープン制御ルーチン。
符号の説明
2:エンジン、10:シフトバイワイヤシステム(車両制御システム)、12:自動変速機制御装置、20:アクチュエータ、22:電動モータ、30:減速機、40:エンコーダ(角度検出装置)、58:シフトレンジ検出装置、60:マニュアル弁(シフトレンジ切替弁)、80:SBW用ECU(モータ制御装置、走行制御選択装置)、86:A/T用ECU、88:E/G用ECU、94:警告灯(警告装置)

Claims (8)

  1. 自動変速機のシフトレンジを切り替えるシフトレンジ切替弁を駆動する電動モータと、
    前記電動モータの回転角度を検出する角度検出装置と、
    前記自動変速機のシフトレンジ位置を検出するシフトレンジ検出装置と、
    前記角度検出装置が検出する角度検出信号を参照しながら、車両の搭乗者が選択したシフトレンジである指示シフトレンジに応じた回転角度に前記電動モータを回転させるモータ制御装置と、
    前記指示シフトレンジに応じて前記モータ制御装置が前記電動モータに指示する回転指示と、前記角度検出信号と、前記シフトレンジ検出装置が検出するシフトレンジ検出信号とを照合して前記電動モータと前記シフトレンジ検出措置と前記角度検出装置のうち少なくとも1個の装置に異常があるかを判定し、判定結果に応じた車両走行制御を選択する走行制御選択装置と、
    を備える車両制御システム。
  2. 前記走行制御選択装置は、前記電動モータと前記角度検出装置と前記シフトレンジ検出装置のうち少なくとも一つ以上の装置が異常である場合、前記自動変速機の出力トルクを低減する、または出力トルクを発生させない車両走行制御を選択する請求項1記載の車両制御システム。
  3. 前記走行制御選択装置は、前記電動モータと前記角度検出装置と前記シフトレンジ検出装置のうち少なくとも一つ以上の装置が異常である場合、前記自動変速機の状態をエンジンによって発生した動力を伝達しない非伝達状態にする車両走行制御を選択する請求項2記載の車両制御システム。
  4. 前記走行制御選択装置は、前記電動モータが異常であり、前記角度検出装置および前記シフトレンジ検出装置が正常である場合、前記自動変速機の出力トルクを低減する、または出力トルクを発生させない車両走行制御を選択する請求項2記載の車両制御システム。
  5. 前記走行制御選択装置は、前記電動モータが異常であり、前記角度検出装置および前記シフトレンジ検出装置が正常である場合、前記自動変速機の状態をエンジンによって発生した動力を伝達しない非伝達状態にする車両走行制御を選択する請求項4記載の車両制御システム。
  6. 前記走行制御選択装置は、前記角度検出装置が異常であり、前記電動モータおよび前記シフトレンジ検出装置が正常である場合、前記モータ制御装置が前記角度検出信号を参照せず、前記指示シフトレンジに応じた回転角度に前記電動モータを回転させる車両走行制御を選択する請求項1記載の車両制御システム。
  7. 前記走行制御選択装置は、前記モータ制御装置が前記角度検出信号を参照せず、前記指示シフトレンジに応じた回転角度に前記電動モータを回転させる制御を行うときに前記シフトレンジ検出信号が切り替わるかを判定し、判定結果に応じた車両走行制御を選択する請求項6記載の車両制御システム。
  8. 前記走行制御選択装置は、前記シフトレンジ検出装置が異常であり、前記電動モータおよび前記角度検出装置が正常である場合、前記モータ制御装置が前記角度検出信号を参照しながら、検出したシフトレンジに応じた回転角度に前記電動モータを回転させる車両走行制御を選択する請求項1記載の車両制御システム。
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