JP2008011347A - 負荷断線検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷に生じるフライバック電圧以上の耐圧を持つ負荷断線検出回路を提供する。
【解決手段】指標電圧出力回路17は、電磁コイルが接続される出力端子11dが開放状態になると、ノードN1の電圧VTrefに等しい指標電圧VTを出力端子11dから出力する。電磁コイルの電流が遮断されると、出力端子11dにフライバック電圧Vfbが発生する。分圧回路18は、フライバック電圧Vfbを1/mに分圧してウィンドコンパレータに出力する。ダイオードD3はフライバック電圧Vfbを阻止し、抵抗R8はダイオードD3がブレークダウンしたときの電流を制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力回路が駆動する負荷の断線を検出する負荷断線検出回路に関する。
エンジンのインジェクタは、混合気を作るために燃料を一定時間噴射させるもので、電磁バルブにより駆動される。特許文献1には、ディーゼルエンジンにおけるコモンレール式燃料噴射装置において、インジェクタの断線の有無を判定する回路が開示されている。この燃料噴射装置は、サプライポンプの吐出量制御弁の電磁コイルから得られるフライバックエネルギーをインジェクタの電磁弁駆動用コンデンサに充電し、所定タイミングにおける電磁弁駆動用コンデンサの充電状態に基づいて断線を検出するようになっている。
特許文献2には、インジェクタの非駆動時にソレノイドが作動しない程度の微小電流を流す回路を備え、ソレノイドと直列に接続された抵抗に流れる電流と基準電流とを比較して断線を検知する駆動回路が開示されている。
特開平11−210533号公報(図3、図6) 特開平10−9027号公報(図1)
燃料噴射制御装置の電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)は、インジェクタの電磁弁の応答性を高めるため、電磁弁をオフしたときの逆起電力(フライバック電圧)を70V程度にまで上げている。これにより、ECUに用いられるドライバICには上記フライバック電圧よりも高い耐圧が必要となる。また、システムのインテリジェント化のためドライバICにダイアグノーシス機能を持たせ、部品点数の削減を図ることも検討されている。
インジェクタの電磁弁の故障には、電磁コイルのグランド線への短絡、断線、電源線への短絡などがある。図7は、上記ダイアグノーシス機能の1つである断線検出回路を示している。ドライバIC1は、電磁コイル2への通電を行うMOSFET3とそのゲートドライバ4を備えており、さらに指標電圧出力回路5とウィンドコンパレータ6とからなる断線検出回路7を備えている。
指標電圧出力回路5は、負荷である電磁コイル2の断線時において、MOSFET3がオフしている時の出力端子1dの電圧を指標電圧VTに固定する機能を持つ。指標電圧出力回路5の電流出力能力は低く、電磁コイル2が接続された正常動作時には上記電位固定作用は現れない。断線検出回路7は、出力端子1dの電圧をウィンドコンパレータ6で基準電圧と比較し、断線検出信号Sdiagを出力する。上述したようにドライバIC1の出力端子1dには70V程度のフライバック電圧が印加されるため、図7に示すドライバIC1にはこのフライバック電圧に耐え得る回路構成が必要とされる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、負荷に生じるフライバック電圧以上の耐圧を持つ負荷断線検出回路を提供することにある。
請求項1に記載した手段によれば、出力トランジスタのオンオフ動作により出力端子に繋がる負荷への通断電が行われ、負荷断線時において出力トランジスタがオフしている時、指標電圧出力回路は、出力端子に対し電源線とグランド線との中間電圧である指標電圧を出力する。比較回路は、出力端子の電圧を所定の分圧比で分圧して得られる検出電圧と、電源電圧と指標電圧との間で選択された電圧に対し前記分圧比により定まる第1の基準電圧および指標電圧とグランド電圧との間で選択された電圧に対し前記分圧比により定まる第2の基準電圧とをそれぞれ比較するので、正常時と負荷断線時とでは比較結果である断線検出信号の状態が異なる。
指標電圧出力回路において、第1のトランジスタの制御端子に指標電圧に等しい電圧が印加されると、電源線から定電流回路、第1の抵抗、第1のダイオード、第1のトランジスタを介してグランド線に電流が流れる。また、電源線から第2のトランジスタ、第2の抵抗、第2のダイオード、分圧回路を介してグランド線に電流が流れる。これら2つの電流経路にはそれぞれダイオードと抵抗が介在し、第1のトランジスタと第2のトランジスタの制御電圧はほぼ等しいことから、負荷断線時において出力トランジスタがオフしている時、出力端子には指標電圧が現れる。
本手段によれば、出力端子の電圧は分圧回路で分圧されてから比較回路に与えられるので、この分圧比を適当な値に設定することにより、出力トランジスタがオフして出力端子に負荷のフライバック電圧が生じても、比較回路に入力される検出電圧をその素子耐圧以下に抑えることができる。また、フライバック電圧は第2のダイオードにより阻止され、仮に第2のダイオードの逆阻止耐圧を超えても第2の抵抗により電流が制限されるので、指標電圧出力回路を保護することができる。
請求項2に記載した手段によれば、第1の抵抗の値と第2の抵抗の値は等しく設定されているので、上述した2つの電流経路に流れる電流が近似していれば、第1のトランジスタの制御端子に印加される電圧と出力端子に現れる指標電圧とをより近づけることができる。
請求項3に記載した手段によれば、第1の抵抗および第2の抵抗に替えてそれぞれダイオードが接続されているので、第1のトランジスタの制御端子に印加される電圧と出力端子に現れる指標電圧とを等しく保ちつつ、指標電圧出力回路に対する保護耐圧を高めることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1および図2を参照しながら説明する。
自動車用エンジンの燃料噴射制御装置の電子制御ユニット(ECU)は、マイコンを主体として構成される制御用IC(図示せず)と、この制御用ICから与えられる駆動信号Sdrvによりインジェクタの電磁弁を開閉駆動するドライバICとから構成されている。
燃料噴射制御装置は、インジェクタの電磁弁の開閉により燃料の噴射を制御するもので、上記制御用ICは、クランク角センサ、気筒判別センサおよびアクセル開度センサからエンジン回転数情報、気筒判別情報、アクセル開度情報を入力し、これらの情報に基づいてエンジンの状態を判断する。そして、その判断結果に基づいて燃料の最適な噴射時期および噴射量を決定し、ドライバICを介して各電磁弁の電磁コイルを駆動制御する。
図2は、このドライバICの回路のうち1つのインジェクタの電磁コイル2の駆動に係る構成を示している。なお、従来のドライバIC1を示す図7と同一部分には同一符号を付している。ドライバIC11の電源端子11aとグランド端子11bにはバッテリ(図示せず)から電源電圧VBが与えられている。ドライバIC11内において、電源端子11aは電源線12を介して出力端子11cに接続されており、グランド端子11bはグランド線13に接続されている。
ドライバIC11は、信号入力端子11eに与えられる上記駆動信号Sdrvに従って、出力端子11c、11d間に接続された電磁コイル2(負荷に相当)への通断電を行う出力回路14と、電磁コイル2の断線を検出するダイアグノーシス機能を実行し、信号出力端子11fから上記制御用ICに対し断線検出信号Sdiagを出力する断線検出回路15(負荷断線検出回路に相当)とを備えている。
出力回路14は、ゲートドライバ4と、出力端子11dとグランド線13との間に接続されたNチャネル型のMOSFET3(出力トランジスタに相当)とから構成されている。MOSFET3のドレイン・ゲート間には、ドレイン側をカソードとしてツェナーダイオードD1が接続されている。このツェナーダイオードD1は、出力端子11dの電圧Voが後述するフライバック電圧の上限値Vfbを超えた時に通電状態となり、MOSFET3を一時的にオンさせて電磁コイル2の電流を流すように作用する。このツェナーダイオードD1のツェナー電圧Vz1は、MOSFET3のしきい値電圧をVthとしてVz1=Vfb−Vthに設定されている。
断線検出回路15は、基準電圧生成回路16、指標電圧出力回路17およびウィンドコンパレータ6(比較回路に相当)から構成されており、電源線12とグランド線13とから電源電圧VBの供給を受けて動作するようになっている。
基準電圧生成回路16は、電源線12とグランド線13との間に直列接続された抵抗R1〜R4から構成されている。抵抗R1とR2との接続点、抵抗R2とR3との接続点(ノードN1)、抵抗R3とR4との接続点の各電圧をそれぞれVH、VTref、VLとすると、電圧VH、VLがそれぞれウィンドコンパレータ6に対する第1、第2の基準電圧となり、電圧VTrefが後述する指標電圧VTの指令値となる。基準電圧VHは、電源電圧VBと指標電圧VTとの間で選択された電圧に対し後述する分圧比1/mにより定まる電圧で、基準電圧VLは、指標電圧VTとグランド電圧0Vとの間で選択された電圧に対し分圧比1/mにより定まる電圧である。
指標電圧出力回路17は、出力端子11dに対し電源電圧VBとグランド電圧0Vとの中間的な電圧である指標電圧VTを出力するもので、具体的には図1に示す構成を備えている。エミッタフォロアとして動作する入力段のトランジスタQ1のベースは上記ノードN1に接続されており、エミッタは抵抗R5を介して電源線12に接続されている。トランジスタQ2は、トランジスタQ1の出力電圧に応じた電流をトランジスタQ3に流すもので、エミッタとグランド線13との間に電流設定用の抵抗R6が接続されている。
電源線12にエミッタが接続されたPNP形のトランジスタQ3とQ4はカレントミラー回路を構成しており、トランジスタQ4は定電流回路として動作する。トランジスタQ4のコレクタとグランド線13との間には、抵抗R7(第1の抵抗に相当)とダイオードD2(第1のダイオードに相当)とトランジスタQ5(第1のトランジスタに相当)のエミッタ・コレクタ間とが直列に接続されている。トランジスタQ5のベース(制御端子)は、上記ノードN1に接続されている。
トランジスタQ4のコレクタはトランジスタQ6(第2のトランジスタに相当)のベースに接続されている。電源線12と出力端子11dとの間には、上記トランジスタQ6のコレクタ・エミッタ間と抵抗R8(第2の抵抗に相当)とダイオードD3(第2のダイオードに相当)とが直列に接続されており、出力端子11dとグランド線13との間には、抵抗R9とR10とからなる分圧回路18(分圧比1/m)が接続されている。
図2に遡って、ウィンドコンパレータ6は、コンパレータ19、20と、これら2つのコンパレータ19、20の出力信号を入力とするANDゲート21とから構成されている。コンパレータ19の非反転入力端子、コンパレータ20の反転入力端子には、それぞれ上記基準電圧VH、VLが印加されており、コンパレータ19の反転入力端子とコンパレータ20の非反転入力端子には、分圧回路18から出力端子11dの電圧Voの分圧電圧(検出電圧に相当)が印加されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ドライバIC11は、信号入力端子11eに与えられる駆動信号SdrvがHレベルのときにMOSFET3をオンとし、LレベルのときにMOSFET3をオフとする。駆動信号SdrvがHレベルからLレベルになると、電流が遮断される電磁コイル2に逆起電力(フライバック電圧)が発生する。このフライバック電圧が上限値Vfbに達すると、ツェナーダイオードD1を介してMOSFET3のゲートにしきい値電圧Vthが印加され、MOSFET3がオンして電磁コイル2の電流を流す。インジェクタの電磁弁の応答性を高めるためには、フライバック電圧を70V程度にまで上げる必要がある。
ドライバIC11は、電磁コイル2の駆動機能に加え、電磁コイル2の断線検出機能を有している。電磁コイル2とMOSFET3とからなる主回路において出力端子11dが開放状態になると、指標電圧出力回路17は、出力端子11dに対し電源電圧VBとグランド電圧0Vとの中間的な電圧である指標電圧VTを出力する。すなわち、図1において、電圧VTrefと抵抗R6とで定まる電流がトランジスタQ2、Q3に流れ、当該電流に対しミラー比で定まる電流がトランジスタQ4、抵抗R7、ダイオードD2、トランジスタQ5に流れる。この電流の一部がトランジスタQ6のベース電流となり、トランジスタQ6、抵抗R8、ダイオードD3、分圧回路18に電流が流れる。
この場合、トランジスタQ5とQ6のベース・エミッタ間電圧VBEが等しく、抵抗R7とR8の端子間電圧が等しく、ダイオードD2とD3の順方向電圧Vfが等しいとすれば、開放状態にある端子11dから出力される指標電圧VTはノードN1の電圧VTrefに等しくなる。抵抗R7とR8の端子間電圧を等しくする条件の1つは、抵抗R7とR8の抵抗値を等しく設定し且つ両者に流れる電流を等しく設定することである。
電磁コイル2が断線していない場合、駆動信号SdrvがHレベルのとき出力電圧Voは0Vとなり、駆動信号SdrvがLレベルのとき出力電圧VoはVBとなる。出力電圧Voが0Vのときにはコンパレータ19、20の出力がHレベル、Lレベルとなり、出力電圧VoがVBのときにはコンパレータ19、20の出力がLレベル、Hレベルとなり、何れの場合も断線検出信号SdiagがLレベルになる。
一方、電磁コイル2が断線している場合、駆動信号SdrvがHレベルのとき出力電圧Voは0Vとなり、駆動信号SdrvがLレベルのとき出力端子11dの電圧Voは指標電圧VTとなる。電圧Voが指標電圧VTに等しくなると、コンパレータ19、20の出力がともにHレベルとなり、断線検出信号SdiagがHレベルになる。このように、断線検出信号SdiagがHレベルになったことをもって電磁コイル2の断線を検出することができる。
さて、出力端子11dの電圧Voは、分圧回路18でR10/(R9+R10)=1/mに分圧されてからウィンドコンパレータ6に入力される。このため、ウィンドコンパレータ6を構成するコンパレータ19、20の耐圧は、上述したフライバック電圧Vfbの1/mに低減することができる(ただし、実設計上は若干のマージンを確保することが好ましい)。
ダイオードD3は(Vfb−VB)以上の耐圧を持っており、上述のフライバック電圧VfbはこのダイオードD3により阻止される。これにより、トランジスタQ4、Q6ひいては指標電圧出力回路17を、過大なフライバック電圧Vfbから保護することができる。また、仮に電圧(Vfb−VB)がダイオードD3の耐圧を超えてダイオードD3がブレークダウンしても、直列に接続された抵抗R8により電流が制限されるので指標電圧出力回路17を保護することができる。
なお、出力端子11dの電圧Voは分圧回路18により1/m(ただしm>1)に分圧されてからウィンドコンパレータ6に入力されるので、基準電圧生成回路16で生成する第1、第2の基準電圧VH、VLは、それぞれ以下の(1)式、(2)を満たすように設定されている。
VT/m<VH<VB/m …(1)
0<VL<VT/m …(2)
以上説明したように、本実施形態のドライバIC11は、出力端子11dに対し電源電圧VBとグランド電圧0Vとの中間的な電圧である指標電圧VTを出力する指標電圧出力回路17と、基準電圧VHおよびVLを生成する基準電圧生成回路16と、出力端子11dの電圧Voの分圧電圧(検出電圧)と基準電圧VH、VLとを比較して断線検出信号Sdiagを出力するウィンドコンパレータ6とから構成される断線検出回路15を備えているので、インジェクタの電磁コイル2の断線を確実に検出することができる。
出力端子11dの電圧Voは、指標電圧出力回路17内の分圧回路18で分圧されてからウィンドコンパレータ6に入力されるので、出力端子11dに高いフライバック電圧Vfbが発生してもウィンドコンパレータ6を保護することができる。また、出力端子11dと指標電圧出力回路17との間には高耐圧のダイオードD3が設けられているので、フライバック電圧Vfbから指標電圧出力回路17を保護することができる。さらに、ダイオードD3と直列に電流制限用の抵抗R8が設けられているので、仮にダイオードD3がブレークダウンしたとしても指標電圧出力回路17を保護することができる。
上記ダイオードD3と抵抗R8を設けると、指標電圧出力回路17に入力される指標電圧の指令値VTrefと出力端子11dから出力される指標電圧VTとがずれてしまう。そこで、トランジスタQ4とQ5との間にもダイオードD2と抵抗R7を設けている。これにより、指令値VTrefに等しい指標電圧VTを出力することができる。
基準電圧生成回路16では、バッテリから供給される電源電圧VBを抵抗分圧して指標電圧の指令値VTrefを生成しているので、電源の立ち上げ、立ち下げ順序による誤動作が抑制される。また、指標電圧の指令値VTrefと基準電圧VH、VLとを抵抗R1〜R4からなる共通の抵抗分圧回路から生成しているので、電源電圧VBが変動してもウィンドコンパレータ6における誤判定を防止できる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態である指標電圧出力回路を示している。この指標電圧出力回路22は、ドライバICが負の電源電圧VB(VB<0)で動作する場合に用いられるもので、図1に示した指標電圧出力回路17と実質的に等価な回路構成となっている。すなわち、トランジスタQ7〜Q12、ダイオードD4、D5、抵抗R11〜R16、分圧回路23は、それぞれ図1に示した指標電圧出力回路17におけるトランジスタQ1〜Q6、ダイオードD2、D3、抵抗R5〜R10、分圧回路18に相当している。この指標電圧出力回路22を用いた断線検出回路によっても、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第3、第4の実施形態)
図4、図5は、それぞれ本発明の第3、第4の実施形態である指標電圧出力回路を示している。これらの指標電圧出力回路24、25は、それぞれ図1、図3に示す指標電圧出力回路17、22においてバイポーラトランジスタをMOSFETに置き換えたものであり、これらと同様の作用により出力端子11dに対し指標電圧VTを出力する。図4におけるMOSFETQ13〜Q18は、それぞれ図1におけるトランジスタQ1〜Q6に相当し、図5におけるMOSFETQ19〜Q24は、それぞれ図3におけるトランジスタQ7〜Q12に相当する。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第5の実施形態)
図6は、本発明の第5の実施形態である指標電圧出力回路を示している。この指標電圧出力回路26は、図1に示す指標電圧出力回路17において抵抗R7、R8をそれぞれダイオードD6、D7に置き換えたものである。本実施形態によれば、さらに高いフライバック電圧Vfbが発生しても指標電圧出力回路26を保護することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
負荷は、インジェクタの電磁コイル2に限られず、一般に誘導性負荷であればよい。
第2〜第4の実施形態においても、第5の実施形態と同様に抵抗R7、R8、R13、R14をダイオードに置き換えてもよい。
本発明の第1の実施形態を示す指標電圧出力回路の構成図 ドライバICの構成図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 本発明の第4の実施形態を示す図1相当図 本発明の第5の実施形態を示す図1相当図 従来技術を示す図2相当図
符号の説明
図面中、2は電磁コイル(負荷)、3はMOSFET(出力トランジスタ)、6はウィンドコンパレータ(比較回路)、11dは出力端子、12は電源線、13はグランド線、14は出力回路、15は断線検出回路(負荷断線検出回路)、16は基準電圧生成回路、17、22、24、25、26は指標電圧出力回路、18、23は分圧回路、Q4、Q10はトランジスタ(定電流回路)、Q5、Q11はトランジスタ(第1のトランジスタ)、Q6、Q12はトランジスタ(第2のトランジスタ)、D2、D4はダイオード(第1のダイオード)、D3、D5はダイオード(第2のダイオード)、R7、R13は抵抗(第1の抵抗)、R8、R14は抵抗(第2の抵抗)である。

Claims (3)

  1. 負荷接続用の出力端子からグランド線に至る通電経路に出力トランジスタが設けられた出力回路に用いられ、電源線と前記グランド線とから電源電圧の供給を受けて前記負荷の断線を検出する負荷断線検出回路において、
    前記出力端子に対し前記電源線と前記グランド線との中間電圧である指標電圧を出力する指標電圧出力回路と、
    前記電源電圧と前記指標電圧との間で選択された電圧および前記指標電圧とグランド電圧との間で選択された電圧に対し所定の分圧比により定まる第1の基準電圧および第2の基準電圧を生成する基準電圧生成回路と、
    前記出力端子の電圧に応じた検出電圧と前記第1および第2の基準電圧とを比較して断線検出信号を出力する比較回路とを備え、
    前記指標電圧出力回路は、
    一端が前記電源線に接続された定電流回路と、
    前記グランド線に接続され、その制御端子に前記指標電圧に等しい電圧が印加される第1のトランジスタと、
    前記定電流回路の他端と前記第1のトランジスタとの間に直列に接続された第1の抵抗および第1のダイオードと、
    前記電源線に接続され、その制御端子が前記定電流回路の他端に接続された第2のトランジスタと、
    この第2のトランジスタと前記出力端子との間に直列に接続された第2の抵抗および第2のダイオードと、
    前記出力端子と前記グランド線との間に接続され、前記所定の分圧比を持つ分圧回路とを備え、
    前記分圧回路から出力される分圧電圧を前記検出電圧として前記比較回路に入力するように構成されていることを特徴とする負荷断線検出回路。
  2. 前記第1の抵抗の値と前記第2の抵抗の値は等しく設定されていることを特徴とする請求項1記載の負荷断線検出回路。
  3. 前記第1の抵抗および前記第2の抵抗に替えてそれぞれダイオードが接続されていることを特徴とする請求項1記載の負荷断線検出回路。
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