JP5712683B2 - 電源装置 - Google Patents

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本発明は、定電圧を出力する電源装置に関する。
図6は、定電圧を出力するシリーズレギュレータの一例を示している。この電源回路1は、電源線2と出力端子3との間に接続されたNPN形のトランジスタ4、出力端子3と電源線5(グランド)との間に設けられた分圧抵抗からなる出力電圧検出回路6、および指令電圧Vrefと検出電圧Vodetを入力しトランジスタ4を駆動するオペアンプ7から構成されている。
この構成は電圧フィードバックループを持つため、電源線2の電圧(電源入力電圧)が変動しても出力電圧Voを精度よく目標電圧に一致させることができる。また、出力電圧検出回路6とオペアンプ7を省略し、ツェナー電圧等による指令電圧を直接トランジスタ4に付与するオープンループ形式の簡易電源回路も用いられている。
特開2008−282313号公報
上記電源回路を車載機器に採用する場合、電源回路には電源線2を通してバッテリ電圧VBが供給される。図6に示す電源回路1の場合、トランジスタ4を駆動するには、出力電圧Voよりも、トランジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBEとオペアンプ7の出力段トランジスタ(図示せず)のコレクタ・エミッタ間電圧VCEだけ高い電圧が必要となる。これらVBEとVCEを合わせた電圧は約1Vである。
このため、内燃機関を始動するスタータの駆動等によりバッテリ電圧VBが目標電圧+1Vのレベルよりも低下すると(電源入力電圧の不足状態)、出力電圧Voが目標電圧を下回ることになる。例えば目標電圧が5Vの場合にバッテリ電圧VBが6Vよりも低下すると、5Vの出力電圧Voを維持できない。その結果、バッテリ電圧VBの不足量が大きくなるほど、車載機器を構成するロジック回路の動作に支障が生じ易くなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電源入力電圧の不足による出力電圧の低下を極力抑えられる電源装置を提供することにある。
請求項1に記載した電源装置は、第1、第2電源線間に与えられる電源入力電圧から目標電圧である定電圧を生成し出力端子を介して出力する。第1電源線と出力端子との間にはNPN形またはNチャネル型の第1トランジスタが設けられている。電圧制御回路は、制御用電源電圧すなわち電源入力電圧またはそれより低い電圧の供給を受けて動作し、目標電圧に応じた指令電圧に基づいて第1トランジスタに対し駆動信号を出力する。この第1トランジスタを駆動するには、制御用電源電圧と出力電圧との間に少なくとも当該第1トランジスタの素子制御電圧すなわちベース・エミッタ間電圧またはゲート・ソース間電圧が必要となる。
本手段の電源装置は、電源入力電圧が所定のしきい値電圧よりも低下しているときに出力端子の電圧(出力電圧)を目標電圧に近付くように引き上げる出力電圧サポート回路を備えている。この出力電圧サポート回路は、電源入力電圧検出回路と、第1電源線と出力端子との間に設けられたPNP形またはPチャネル型の第2トランジスタと、サポート制御回路とを備えている。サポート制御回路は、電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧がしきい値電圧よりも低いときに第2トランジスタをオン駆動する。
この第2トランジスタは電源入力電圧よりも低い電圧を用いて駆動されるので、電源入力電圧と出力電圧との間には素子負担電圧すなわちコレクタ・エミッタ間電圧またはドレイン・ソース間電圧だけが必要となる。素子負担電圧は素子制御電圧よりも低いので、電源入力電圧が低下して第2トランジスタがオンされると、第1トランジスタだけを駆動する場合に比べて出力電圧を高めることができる。
そして、電圧制御回路は、指令電圧と出力電圧検出回路により検出された出力電圧との差電圧に基づいて第1トランジスタに対し駆動信号を出力する電圧フィードバック制御を実行する。これにより、目標電圧を出力するのに十分な電源入力電圧が供給されている場合、電源装置は、電源入力電圧の変動にかかわらず目標電圧に等しい高精度の電圧を出力することができる。
ところで、第2トランジスタがオンされて出力電圧が目標電圧を超えると、指令電圧と検出電圧との差電圧(電圧偏差)が負になるので、電圧制御回路は電圧フィードバック制御に基づいて第1トランジスタを遮断状態に駆動する。その後、電源入力電圧が上昇して再び第2トランジスタがオフされた時、電圧制御回路および/または第1トランジスタの有する動作遅れにより第1トランジスタのオン動作が遅れ、出力電圧が一時的に低下する虞がある。
そこで、出力電圧サポート回路に遮断状態防止回路を備える。この遮断状態防止回路は、電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧がしきい値電圧よりも低いときすなわち第2トランジスタがオンしているときでも、電圧制御回路に第1トランジスタの通電駆動信号を出力させる。これにより、第2トランジスタがオンからオフに切り替えられた時の第1トランジスタのオン動作の遅れを回避し、切り替え時における出力電圧の低下を防止できる。
請求項2に記載した手段によれば、しきい値電圧は、第2トランジスタをオフさせた状態で電源入力電圧の低下により出力電圧が目標電圧の許容下限値に達したときの当該電源入力電圧値以上の値に設定されている。これにより、電源入力電圧が低下して出力電圧が目標電圧の許容下限値を下回る前に出力電圧を高めるサポート動作が実行されるので、出力電圧の低下が抑えられる。
請求項に記載した手段によれば、遮断状態防止回路は、電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧がしきい値電圧よりも低いときに、出力電圧検出回路から出力される検出電圧を指令電圧よりも低下させる。これにより電圧偏差が正になるので、電圧制御回路は第1トランジスタを通電駆動する。
請求項に記載した手段によれば、サポート制御回路は、電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧としきい値電圧とをヒステリシスを有して比較する。これにより、電源入力電圧がしきい値電圧に近い場合において、第2トランジスタのオンオフ切り替えの繰り返しによる出力電圧の変動を防止することができる。
本発明の第1の実施形態を示す電源回路の構成図 電源入力電圧を直線的に増減させた場合の波形図 図2の前半部分について時間軸を伸長して示す波形図 図2の後半部分について時間軸を伸長して示す波形図 本発明の第2の実施形態を示す電源回路の部分的構成図 従来技術を示す図1相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図4を参照しながら説明する。図1は電源回路の構成を示している。従来の電源回路と対比可能なように、図6に示す構成と同一または対応する構成部分には同一符号を付している。
ICとして形成された電源回路11(電源装置)は、定電圧を目標電圧とするシリーズレギュレータであり、出力端子3を介して車載ECU(Electronic Control Unit)内のロジック回路12に出力電圧Voを供給する。ICの外部において、出力端子3とグランドとの間にはコンデンサ13が接続されている。本実施形態の電源回路11は車載機器に用いられ、第1電源線2と第2電源線5(グランド)との間には電源入力電圧としてバッテリ電圧VBが供給されている。
電源線2と出力端子3との間には、NPN形の第1トランジスタ4が接続されている。検出端子14と電源線5との間には、出力電圧Voを検出するために分圧抵抗6a、6bからなる出力電圧検出回路6が接続されている。電圧制御回路であるオペアンプ7は、電源線2、5間から電源入力電圧VBの供給を受けて動作する。目標電圧に応じた指令電圧Vrefは、図示しないバンドギャップ回路から与えられている。オペアンプ7は、指令電圧Vrefと出力電圧検出回路6から得られる検出電圧Vodetとの差電圧を増幅してトランジスタ4のベースに駆動信号を出力する。
電源回路11は、上記構成に加えて出力電圧サポート回路15を備えている。出力電圧サポート回路15は、電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthよりも低下しているときに、出力電圧Voを目標電圧に近付くように引き上げるように動作し、以下のように構成されている。
すなわち、電源線2と出力端子3との間には、第1トランジスタ4と並列にPNP形の第2トランジスタ16が接続されている。電源線2、5間には、電源入力電圧VBを検出するために分圧抵抗17a、17bからなる電源入力電圧検出回路17が接続されている。電源入力電圧検出回路17は分圧された検出電圧VBdetを出力する。
サポート制御回路18は、電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthよりも低いときに第2トランジスタ16に対しオン駆動信号を出力する。しきい値設定回路19は、分圧抵抗19a、19b(抵抗値R1、R2)とトランジスタ19cとの直列回路から構成されており、電源入力電圧検出回路17の分圧比に応じてしきい値電圧Vthに対応した基準電圧Vrを出力する。基準電圧Vrは、トランジスタ19cがオフのときに指令電圧Vrefに等しくなり、トランジスタ19cがオンのときにVref×R2/(R1+R2)となる。
コンパレータ20は、電源入力電圧検出回路17から出力される検出電圧VBdetとしきい値設定回路19から出力される基準電圧Vrとを比較し比較信号Scを出力する。比較信号Scは、反転回路21を介してトランジスタ19cのベースに与えられるとともに、トランジスタ22a、22b、抵抗22c、22dからなるダーリントン接続回路22を介してトランジスタ16のベースに与えられる。また、出力電圧検出回路6の出力ノードと電源線5との間にはトランジスタ23(遮断状態防止回路)が接続されており、比較信号Scはこのトランジスタ23のベースにも与えられている。
次に、図2ないし図4に示す波形図を参照しながら電源回路11の動作を説明する。これらの波形図は、目標電圧=5V、指令電圧Vref=1V、出力電圧検出回路6の分圧比=1/5、電源入力電圧検出回路17の分圧比=1/5.5、R2/(R1+R2)=0.98、トランジスタ19cがオフ時のしきい値電圧Vth=5.5Vとし、電源入力電圧VB(バッテリ電圧VB)を0Vから10Vまでの間で直線的に増減させた場合を示している。
図2(a)は、電源入力電圧VBと電源回路11の出力電圧Voを示している。(b)は、本実施形態の電源回路11の出力電圧Voの他、電源回路11からトランジスタ23を削除した構成の出力電圧Vo1、図6に示す従来構成の出力電圧Vo2も併せて示している。(c)は、コンパレータ20の非反転入力電圧(基準電圧Vr)と反転入力電圧(検出電圧VBdet)と出力電圧(比較信号Sc)を示している。(d)は、ヒステリシス生成用のトランジスタ19cのコレクタ・エミッタ間電圧VCE(19c)とトランジスタ23のコレクタ・エミッタ間電圧VCE(23)を示している。図3および図4は、図2に示す波形の前半部分および後半部分の時間軸を伸長して示した図である。その(a)、(b)、(c)は、それぞれ図2(a)、(c)、(d)に相当している。
電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthより高い場合、検出電圧VBdetが基準電圧Vrよりも高くなるので、コンパレータ20はLレベルの比較信号Scを出力する。このときトランジスタ19cはオンするので、基準電圧Vrは0.98×指令電圧Vrefに等しくなっている。ダーリントン接続回路22はオフ状態にあるため、トランジスタ16はオフしている。また、トランジスタ23もオフしている。結局、出力電圧サポート回路15は出力電圧Voを高めるサポート動作をせず、出力電圧検出回路6、オペアンプ7およびトランジスタ4による通常の電圧フィードバック制御が行われる。
既述したように、トランジスタ4を駆動するには、出力電圧Voよりもトランジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBEとオペアンプ7の出力段トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧VCEだけ高い電圧が必要となる。これらVBEとVCEを合わせた電圧は約1Vである。従って、電源回路11は、電源入力電圧VBが約6V以上あるときには5V一定の出力電圧Voを生成し、電源入力電圧VBが約6Vよりも低下すると5Vよりも低い出力電圧Vo(≒VB−1V)を生成する。この電圧低下は、図3、図4に示すA部に示されている。
さて、電源入力電圧VBが0.98×しきい値電圧Vth(=5.39V)よりも低下すると、検出電圧VBdetが基準電圧Vrよりも低くなるので、図4に示すようにコンパレータ20はLレベルに替えてHレベルの比較信号Scを出力する。これに伴いトランジスタ19cがオフするので、基準電圧Vrは指令電圧Vrefに上昇する。この(1−0.98)×指令電圧Vrefがヒステリシス幅であって、電源入力電圧に換算すると0.1Vとなる。
比較信号ScがHレベルに変化すると、ダーリントン接続回路22によりトランジスタ16がオン駆動されるので、出力電圧VoはVB−1VからVB−VCE(sat)に引き上げられる。VCE(sat)はトランジスタ16の飽和電圧であり、非常に小さい電圧である。従って、電源入力電圧VBが0.98×しきい値電圧Vthより低下して出力電圧サポート回路15がサポート動作を開始すると、図2(b)に示すように、出力電圧サポート回路15が存在しない従来構成の出力電圧Vo2に比べ出力電圧Voを目標電圧に近付けることができる。なお、電源入力電圧VBが2Vよりも低下すると比較信号ScがLレベルに反転するが、これは電源入力電圧VBが出力電圧サポート回路15の動作限界電圧よりも低下したためである。
続いて、図2、図3を参照しながら電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthを超えて上昇するときの動作を説明する。電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthよりも低く出力電圧サポート回路15がサポート動作しているとき、トランジスタ23はオンしている。その結果、検出電圧Vodetはほぼ0Vにまで下げられ、オペアンプ7は実際の出力電圧Voの大きさにかかわらずトランジスタ4に対しオン駆動信号を出力する。ただし、トランジスタ16によって出力電圧Voが引き上げられているので、トランジスタ4がオンするにはベース・エミッタ間電圧が不足する。
この状態から電源入力電圧VBが上昇してしきい値電圧Vthに達すると、コンパレータ20はHレベルに替えてLレベルの比較信号Scを出力する。これに伴い出力電圧Voを引き上げていたトランジスタ16がオフする。しかし、本時点までトランジスタ23をオンさせてトランジスタ4に対しオン駆動信号を出力していたので、トランジスタ16に替わりトランジスタ4が通電するに当たり、オペアンプ7内部での動作遅れがなく、直ちにトランジスタ4をオン駆動することができる。
これに対し、トランジスタ23が存在しない場合には、オペアンプ7は、本時点までロウサイド側の出力段トランジスタ(図示せず)をオンさせ、トランジスタ4に対しオフ駆動信号を出力していたので、オペアンプ7内部での動作遅れにより直ちにトランジスタ4をオン駆動することができない。その結果、図2(b)にVo1として示すように、当該切り替わり時点において一時的に出力電圧Voが低下する(B部)。トランジスタ23を設けると、この電圧低下を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態の電源回路11は出力電圧サポート回路15を備えているので、電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthよりも低下すると、第2トランジスタ16がオンして出力電圧Voを目標電圧に近付くように高めることができる。これにより、例えば内燃機関を始動するスタータの駆動等によりバッテリ電圧VBが低下しても、負荷であるロジック回路12への供給電圧の低下を極力抑えることができる。
この場合、トランジスタ16を強制的にオフさせた状態で電源入力電圧VBを低下させ、出力電圧Voが目標電圧の許容下限値に達したときの当該電源入力電圧値以上の値をしきい値電圧Vthとして設定すればよい。許容下限値は、例えばロジック回路12を正常に動作させるのに必要な下限電圧である。これにより、電源入力電圧VBの低下に対しロジック回路12を極力動作させ続けることができる。
本実施形態では、出力電圧サポート回路15を用いることにより、電源入力電圧VBがロジック回路12を含むECUのリセット電圧(一例として4V)以上であるときに、出力電圧Voがロジック回路12のパワーオンリセット電圧(一例として3.7V)以上となるように出力電圧Voを引き上げている。これが可能となるのは、第2トランジスタ16のコレクタ・エミッタ間電圧(素子負担電圧)が非常に小さいためである。
また、電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthからトランジスタ4のベース・エミッタ間電圧VBE(=0.7V程度)だけ低下したときにおいてもパワーオンリセット電圧に対し1V程度のマージンを確保できるようにしきい値電圧Vthを5.5V程度に定めている。これにより、ECUがリセットされる前に出力電圧サポート回路15がサポート動作を開始し、ロジック回路12がパワーオンリセットされる事態を防ぐことができる。
サポート制御回路18は、電源入力電圧VBに応じた検出電圧VBdetとしきい値電圧Vthに応じた基準電圧Vrとをヒステリシスを有して比較する。これにより、電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthに近い場合に、ノイズや外乱などに起因してトランジスタ16のオンオフ状態が頻繁に切り替わり、出力電圧Voが変動することを防止することができる。
サポート制御回路18は、電源入力電圧VBが低下してトランジスタ16がオンしている期間でも、トランジスタ23をオンさせて検出電圧Vodetを低下させている。これにより、電源入力電圧VBの上昇によりトランジスタ16がオフに切り替えられた時のトランジスタ4のオン動作の遅れを回避し、当該切り替え時における出力電圧Voの低下を防止することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る電源回路の構成を示しており、図1と同一部分には同一符号を付している。また、コンパレータ20の入力側の構成は図1と同一であるため省略している。この電源回路31(電源装置)も、ECU内のロジック回路12に出力電圧Voを供給する。
電圧制御回路32は、電源線2、5間に接続された定電流回路33と順方向のツェナーダイオード34とn個(nは1以上の整数)の逆方向のツェナーダイオード35との直列回路、およびトランジスタ4のベース・エミッタ間に直列に接続された保護用のツェナーダイオード36、37から構成されている。第1トランジスタ4のベースには、n・Vz+VFの駆動信号が与えられる。このVzはツェナー電圧、VFはダイオードの順方向電圧である。
一方、コンパレータ20から出力される比較信号Scは、トランジスタ38を介して第2トランジスタ16を駆動するようになっている。トランジスタ16のベース・エミッタ間には、直列に接続された保護用のツェナーダイオード39、40並びに抵抗41が接続されている。
本実施形態の電源回路31は、出力電圧検出回路6を備えておらず、第1トランジスタ4をオープンループで駆動している。しかし、トランジスタ4のベース・エミッタ間電圧(素子制御電圧)はほぼ一定なので、電源入力電圧VBが十分に高い場合には簡易的にほぼ一定の出力電圧Voを得られる。電源入力電圧VBが低下した場合の作用および効果は第1の実施形態と同様となる。なお、遮断状態防止回路としてのトランジスタ23は設けられていない。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
NPN形の第1トランジスタ4に替えてNチャネル型の第1トランジスタを採用し、PNP形の第2トランジスタ16に替えてPチャネル型の第2トランジスタを採用してもよい。
しきい値設定回路19のヒステリシス特性は必要に応じて設ければよい。
オペアンプ7の制御用電源電圧は、電源入力電圧VBより低い電圧であってもよい。
第1の実施形態におけるトランジスタ23(遮断状態防止回路)は、オペアンプ7の応答性が低い場合、出力電流が大きい場合などトランジスタ16のオフ時における出力電圧Voの低下が問題となる場合に設ければよい。また、遮断状態防止回路は、電源入力電圧VBがしきい値電圧Vthよりも低いときでも、オペアンプ7がトランジスタ4を通電状態に導く通電駆動信号を出力する構成であればよい。
図面中、2は第1電源線、3は出力端子、4は第1トランジスタ、5は第2電源線、6は出力電圧検出回路、7はオペアンプ(電圧制御回路)、11、31は電源回路(電源装置)、15は出力電圧サポート回路、16は第2トランジスタ、17は電源入力電圧検出回路、18はサポート制御回路、23はトランジスタ(遮断状態防止回路)、32は電圧制御回路である。

Claims (4)

  1. 第1、第2電源線間に与えられる電源入力電圧から目標電圧である定電圧を生成し出力端子を介して出力する電源装置において、
    前記第1電源線と前記出力端子との間に設けられたNPN形またはNチャネル型の第1トランジスタと、
    前記電源入力電圧またはそれより低い電圧の供給を受けて動作し、前記目標電圧に応じた指令電圧に基づいて前記第1トランジスタに対し駆動信号を出力する電圧制御回路と、
    前記電源入力電圧が所定のしきい値電圧よりも低下しているときに前記出力端子の電圧を前記目標電圧に近付くように引き上げる出力電圧サポート回路とを備え、
    前記出力電圧サポート回路は、
    前記電源入力電圧を検出する電源入力電圧検出回路と、
    前記第1電源線と前記出力端子との間に設けられたPNP形またはPチャネル型の第2トランジスタと、
    前記電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧が前記しきい値電圧よりも低いときに前記第2トランジスタをオン駆動するサポート制御回路とを備えると共に、
    前記出力端子の電圧を検出する出力電圧検出回路を備え、
    前記電圧制御回路は、前記指令電圧と前記出力電圧検出回路により検出された出力電圧との差電圧に基づいて前記第1トランジスタに対し駆動信号を出力し、
    前記出力電圧サポート回路は、前記電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧が前記しきい値電圧よりも低いときでも、前記電圧制御回路に前記第1トランジスタの通電駆動信号を出力させる遮断状態防止回路を備えていることを特徴とする電源装置。
  2. 前記しきい値電圧は、前記第2トランジスタをオフさせた状態で前記電源入力電圧の低下により前記出力端子の電圧が前記目標電圧の許容下限値に達したときの当該電源入力電圧値以上の値に設定されていることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記遮断状態防止回路は、前記電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧が前記しきい値電圧よりも低いときに、前記出力電圧検出回路から出力される検出電圧を前記指令電圧よりも低下させることを特徴とする請求項1または2記載の電源装置。
  4. 前記サポート制御回路は、前記電源入力電圧検出回路により検出された電源入力電圧と前記しきい値電圧とをヒステリシスを有して比較することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の電源装置。
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