JP6439653B2 - 定電圧電源回路 - Google Patents

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本発明は、定電圧電源回路に関する。
定電圧電源回路では、出力段にnpn型の出力トランジスタを有するもの、あるいは保護用のダイオードが接続されたNチャンネル型の出力MOSFETを有するものがある。これらの電源回路は、定電圧を出力する出力端子が電源端子などと接触する天絡を起こすと、電源回路内に電流の逆流が発生する。これにより電源回路内に大電流が流れることになるため発熱する。これを防止するため、従来では、天絡により逆流が発生した際、その電流を検出し、一定以上の電流が流れないように制御することで、天絡発生による発熱を抑えるようにしたものがある。
例えば、出力の天絡をコンパレータにより検出し、その信号から出力トランジスタをOFFさせることで大電流が流れることを防ぐようにしたものがある。また、出力端子の天絡が発生するとブレークダウンするツェナーダイオードを設け、これによってトランジスタを動作させることで天絡を検出して出力トランジスタをOFFさせるようにしたものがある。
しかしながら、これら従来技術には天絡を検出するためにコンパレータだけでなく、様々な回路素子を付加しているため、回路規模が大きくなる問題がある。
特開2000−244256号公報 特開平06−338733号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、出力端子が天絡したときに流れる逆流電流を簡単な構成で検出して制限することができるようにした定電圧電源回路を提供することにある。
請求項1に記載の定電圧電源回路は、負荷に給電する出力端子と電源との間に接続され、npn型トランジスタもしくは保護用ダイオードをゲート・ソース間に持つnチャンネル型MOSFETからなる出力トランジスタと、前記出力端子の電圧をモニタして所定電圧となるように前記出力トランジスタを制御する制御回路と、前記出力端子から前記出力トランジスタのエミッタ・ベース間あるいは前記保護用ダイオードを介して流れる逆流電流が所定以上になるとこれを検出して前記制御回路による前記出力トランジスタの制御を停止もしくは制限する天絡検出回路とを備えている。
上記構成を採用することにより、制御回路は、出力トランジスタを制御して負荷に定電圧を供給する。出力端子が天絡すると、出力トランジスタに逆流電流が発生する。この場合、出力トランジスタがnpn型トランジスタの場合には、エミッタからベースに向けて逆流電流が流れ、出力トランジスタがnチャンネル型MOSFETの場合には、保護用ダイオードを介してソースからゲートに向けて逆流電流が流れる。
すると、天絡検出回路は、この逆流電流が所定以上になると天絡状態を検出し、制御回路による出力トランジスタの制御を停止もしくは制限することができる。これによって、天絡により発生した逆流電流が一定以上流れないように制御することができるようになり、天絡発生による発熱を抑えることができる。
第1実施形態を示す概略的な電気的構成図 電気的構成図 各部の状態の推移を示すタイムチャート 第2実施形態を示す概略的な電気的構成図 電気的構成図 第3実施形態を示す概略的な電気的構成図 アンプの構成例を示す図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
概略的な構成を示す図1において、負荷1に対して定電圧を供給する低電圧電源回路2は、ECU(electrical control unit)内に設けられている。定電圧電源回路2は、電源端子Aに直流電源VDから給電され、出力端子OUTから定電圧の出力電圧Voutを負荷1に供給する。出力トランジスタとしてのnpn型トランジスタ3はコレクタが電源VDに通じる端子Aに接続され、エミッタが出力端子OUTに接続されている。出力電圧Voutはモニタ用の端子Bに入力される。
npn型トランジスタ3のコレクタ・ベース間にはベース電流を供給するための定電流源4が接続される。また、npn型トランジスタ3のベースはpnp型トランジスタ5のエミッタに接続される。pnp型トランジスタ5は駆動用トランジスタとして機能するもので、そのベースは制御回路としてのアンプ6の出力端子に接続される。また、pnp型トランジスタ5のコレクタは天絡検出回路7を介してグランドに接続されている。
アンプ6の非反転入力端子は、外部から端子Cを介して参照電圧Vrefが与えられる。また、アンプ6の反転入力端子は端子Bに接続され、出力端子OUTの出力電圧Voutが入力される。アンプ6は、端子Bに入力される出力電圧Voutを参照電圧Vrefと比較してその差がなくなるようにpnp型トランジスタ5を駆動して出力電圧Voutを定電圧に制御する。天絡検出回路7は、pnp型トランジスタ5に流れる電流に基づいて出力端子OUTの天絡の有無を検出し、アンプ6の動作を制御するものである。
上記構成を採用することで、電源VDから定電圧電源回路2に給電されると、アンプ6は出力端子OUTの出力電圧Voutが参照電圧Vrefよりも低いときにpnp型トランジスタ5のベースに高い電圧を与え、オフに近い状態に制御される。これにより、pnp型トランジスタ5は、定電流源4の電流をあまり流さない状態となり、npn型トランジスタ3に定電流源4からベース電流が多く供給される。この結果、npnトランジスタ3はコレクタ・エミッタ間の電圧が下がって高い出力電圧Voutを出力する。
一方、出力電圧Voutが定電圧よりも高くなる場合には、アンプ6の出力が低電圧となり、pnp型トランジスタ5はコレクタ電流が増大する。これにより、定電流源4の電流はpnp型トランジスタ5に多く流れ、npn型トランジスタ3は、ベース電流が減少するためコレクタ・エミッタ間の電圧が大となり出力電圧Voutが低下するように作用する。以上のような動作を行うことで、アンプ6により、出力電圧Voutが定電圧となるように制御される。
次に、上記構成において、図1中破線で示しているように、出力端子OUTが天絡状態となった場合の動作を説明する。天絡が発生すると、出力端子OUTの電位が電源VDの電圧となって異常に高くなり、これによって、npn型トランジスタ3はエミッタからベースに向けて逆流電流が流れるようになる。これにより、pnp型トランジスタ5のコレクタ電流が増大していく。天絡検出回路7においては、pnp型トランジスタ5からのコレクタ電流が増えると、天絡状態を検出してアンプ6の出力を制限するように端子Eの出力電圧を制御する。pnp型トランジスタ5はベースに高い電圧が与えられるようになって、コレクタ・エミッタ間に大電流が流れるのが抑制される。
次に、図2を参照して定電圧電源回路2の具体的構成の一例について説明する。この図2において、pnp型トランジスタ5は、駆動用のトランジスタ5aと電流検出用のトランジスタ5bとに分けて設けた構成である。トランジスタ5aおよび5bのエミッタはnpn型トランジスタ3のベースに接続され、ベースはアンプ6の端子Eに接続されている。トランジスタ5aのコレクタはグランドに接続され、トランジスタ5bのコレクタは天絡検出回路7に接続されている。
アンプ6において、定電流源6a、npn型トランジスタ6b、抵抗6cの直列回路が電源VDとグランドとの間に接続されている。npn型トランジスタ6bのコレクタは端子Eに接続されている。npn型トランジスタ6bのコレクタとグランドとの間にnpn型トランジスタ6dのコレクタ・エミッタ間が接続されている。npn型トランジスタ6dのベースはnpn型トランジスタ6bのエミッタに接続されている。
定電流源6e、npn型トランジスタ6gの直列回路が電源VDとグランドとの間に接続されている。npn型トランジスタ6fのコレクタはnpn型トランジスタ6bのベースにも接続され、ノードNとされている。ノードNは端子Fに接続されている。npn型トランジスタ6fのベースは端子Cに接続され、参照電圧Vrefが与えられる。
天絡検出回路7は、カレントミラー回路を構成するnpn型トランジスタ7a、7bおよび電流検出抵抗7cを備えている。npn型トランジスタ7aのコレクタは、ベースと共通に接続されると共に、pnp型トランジスタ5bのコレクタに接続されている。npn型トランジスタ7aのベース・エミッタ間には電流検出抵抗7cが接続されている。npn型トランジスタ7bのベース、エミッタは、それぞれnpn型トランジスタ7aのベース、エミッタに接続される。npn型トランジスタ7bのコレクタはアンプ6の端子Fに接続される。npn型トランジスタ7a、7bのベースはノードSとされる。
上記構成において、出力端子OUTからの出力電圧Voutが定電圧であって天絡状態となっていない場合には、検出用のpnp型トランジスタ5bによる電流が少なく、天絡検出回路7が動作しない状態となるように設定されている。すなわち、天絡検出回路7においては、電流検出抵抗7cに流れる電流が少ない状態であって、ノードSの電位がnpn型トランジスタ7aを動作させるだけの電圧まで上昇しないように設けられている。
上記構成の作用について、図3も参照して説明する。天絡が発生していない場合の動作については前述の動作に準ずるので説明を省略し、天絡が発生した場合の動作について説明する。
図2中破線で示しているように、出力端子OUTが天絡状態となった場合の動作を説明する。時刻t1で天絡が発生すると、出力端子OUTの電位が電源VDの電圧まで上昇する。これにより、npn型トランジスタ3のベース・エミッタが逆バイアスとなってブレークダウンし、エミッタからベース方向に流れるようになる。npn型トランジスタ3のベース電流Ibは、ベースからエミッタに向けて流れていたものが、徐々に減少していき、時刻t2でエミッタからベースに向けて逆流電流として流れ始める。
これにより、pnp型トランジスタ5bのコレクタ電流が増大していく。天絡検出回路7においては、pnp型トランジスタ5bからのコレクタ電流が増えると、電流検出抵抗7aに流れる電流の増大によってノードSの電位が上昇する。時刻t3で、ノードSの電位がnpn型トランジスタ7aのベース・エミッタの順方向電圧Vfに達すると、npn型トランジスタ7aがオンする。これにより、カレントミラー回路を構成するnpn型トランジスタ7bがオンして電流を引き込むようになる。
アンプ6においては、天絡検出回路7によりノードNから電流が引き抜かれるので、npn型トランジスタ6bのベース電流が減少し、そのコレクタ電流が低減される。これによって、ダーリントン接続されたnpn型トランジスタ6dのコレクタ電流も減少する。これによってアンプ6の端子Eの電位が一定レベルまで引き上げられるので、pnp型トランジスタ5a、5bのベース電流が低減し、コレクタ電流が減少するように制御される。この結果、pnp型トランジスタ5a、5bに大電流が流れるのを抑制することができるようになる。
このような第1実施形態によれば、npn型トランジスタ3の逆流電流を検出する天絡検出回路7を設ける構成としたので、npn型トランジスタ3のベース電流が逆流することに起因したpnp型トランジスタ5(5b)のコレクタ電流が大電流になる状態を検出してアンプ6の動作を制限させることができる。これにより、pnp型トランジスタ5(5b)に大電流が流れるのを抑制することができる。
また、天絡検出回路7を、カレントミラー回路を構成するnpn型トランジスタ7a、7bおよび電流検出抵抗7cを設ける構成としたので、簡単な構成で上記動作を実現することができる。
(第2実施形態)
図4および図5は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、定電圧電源回路2に代えて、定電圧電源回路10を設ける構成としている。定電圧電源回路10は、出力トランジスタとしてnチャンネル型MOSFET11を設けている。また、nチャンネル型MOSFET11のゲート保護用にゲート・ソース間に2個のツェナーダイオード12、13を逆方向にして直列に接続している。ツェナーダイオード12、13は、通常の動作ではオンしないツェナー電圧を有するものが採用されている。
同様にして、定電圧電源回路2において使用していた他のバイポーラトランジスタについても、定電圧電源回路10ではMOSFETに置き換えた構成としている。すなわち、pnp型トランジスタ5に代えて、pチャンネル型MOSFET14を設けている。また、アンプ6および天絡検出回路7については、内部のトランジスタをMOSFETで構成したアンプ15および天絡検出回路16を設けている。
上記構成において、通常の動作においては、アンプ15の働きにより出力端子OUTの出力電圧Voutが定電圧となるように制御される。
そして、出力端子OUTが、図4中破線で示すように天絡状態になると、出力端子OUTの電位が電源VDの電位に異常に上昇するので、ツェナーダイオード12がブレークダウンしてソースからゲート側に逆流電流が流れるようになる。この逆流電流はpチャンネル型MOSFET14のドレイン電流となって大電流が流れようとする。このとき、天絡検出回路16は、大電流を検出するとアンプ15の動作を制限するようになり、これによってpチャンネル型MOSFET14に大電流が流れるのを抑制することができるようになる。
次に、図5を参照して定電圧電源回路10の具体的構成の一例について説明する。この図5において、pチャンネル型MOSFET14は、駆動用のMOSFET14aと電流検出用のMOSFET14bとに分けて設けた構成である。MOSFET14aおよび14bのソースはnチャンネル型MOSFET11のゲートに接続され、ゲートはアンプ15の端子Eに接続されている。MOSFET14aのドレインはグランドに接続され、MOSFET14bのドレインは天絡検出回路16に接続されている。
アンプ15において、定電流源15a、nチャンネル型MOSFET15b、抵抗15cの直列回路が電源VDとグランドとの間に接続されている。nチャンネル型MOSFET15bのドレインは端子Eに接続されている。nチャンネル型MOSFET15bのドレインとグランドとの間にnチャンネル型MOSFET15dのドレイン・ソース間が接続されている。nチャンネル型MOSFET15dのゲートはnチャンネル型MOSFET15bのソースに接続されている。
定電流源15e、nチャンネル型MOSFET15gの直列回路が電源VDとグランドとの間に接続されている。nチャンネル型MOSFET15fのドレインはnチャンネル型MOSFET15bのゲートにも接続され、ノードNとされている。ノードNは端子Fに接続されている。nチャンネル型MOSFET15fのゲートは端子Cに接続され、参照電圧Vrefが与えられる。
天絡検出回路16は、カレントミラー回路を構成するnチャンネル型MOSFET16a、16bおよび電流検出抵抗16cを備えている。nチャンネル型MOSFET16aのドレインは、ゲートと共通に接続されると共に、pチャンネル型MOSFET16bのドレインに接続されている。nチャンネル型MOSFET16aのゲート・ソース間には電流検出抵抗16cが接続されている。nチャンネル型MOSFET16bのゲート、ソースは、それぞれnチャンネル型MOSFET16aのゲート、ソースに接続される。nチャンネル型MOSFET16bのドレインはアンプ15の端子Fに接続される。nチャンネル型MOSFET16a、16bのゲートはノードSとされる。
上記構成において、出力端子OUTからの出力電圧Voutが定電圧であって天絡状態となっていない場合には、検出用のpチャンネル型MOSFET14bによる電流が少なく、天絡検出回路16が動作しない状態となるように設定されている。すなわち、天絡検出回路16においては、電流検出抵抗16cに流れる電流が少ない状態であって、ノードSの電位がnチャンネル型MOSFET16aを動作させるだけの電圧まで上昇しないように設けられている。
上記構成によっても、出力端子OUTが、図5中破線で示すように天絡状態になった場合に、上記と同様にして天絡検出回路16は、大電流を検出するとアンプ15の動作を制限するようになり、これによってpチャンネル型MOSFET14に大電流が流れるのを抑制することができるようになる。
このような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図6および図7は第3実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。
概略的な構成を示す図6において、定電圧電源回路20は、天絡検出回路7に代わる天絡検出回路21を備えている。この天絡検出回路21は、電流検出抵抗21aおよび比較回路21bを備えている。電流検出抵抗21aは、出力トランジスタとしてのnpn型トランジスタ3のベース電流Ibを検出するように設けられている。比較回路21bは、電流検出抵抗21aの両端の電圧を入力し、npn型トランジスタ3のベース電流Ibが逆に流れている状態を検出してハイレベルの検出信号を出力する。
図7はアンプ22の構成を示している。第1実施形態と異なり、天絡検出回路21は天絡状態を検出するとハイレベルの信号を出力するので、アンプ22の構成においてもこのハイレベルの信号をノードNに受けると電流を制限する制御動作を行なうように構成されている。この場合、図2に示したアンプ6の構成にnpn型トランジスタ6gを付加した構成としている。
npn型トランジスタ6gのコレクタ・エミッタ間はノードNとグランドとの間に接続されている。npn型トランジスタ6gのベースは端子Fに接続されている。これにより、天絡検出回路21から端子Fにハイレベルの信号を受けると、npnトランジスタ6gがオンし、ノードNの電位をグランドレベルに引き下げる。
上記構成を採用することで、通常状態では、npn型トランジスタ3のベース電流Ibが正つまりベースからエミッタに流れるように与えられるので、電流検出抵抗21aの端子電圧はベース側の端子Pが低く、定電流源4側が高い状態である。これにより、比較回路21bにおいては、反転入力端子側に非反転入力端子側よりも高い電圧が入力されることから、ローレベルの信号を出力している。これにより、アンプ22は通常の動作を行い、出力電圧Voutを定電圧となるように制御している。
一方、図6中に破線で示しているように、出力端子OUTが天絡状態になると、前述同様にnpn型トランジスタ3のベース・エミッタ間に逆流電流が流れ、電流検出抵抗21aを介してpnp型トランジスタ5側に流れる。これにより、天絡検出回路21においては、電流検出抵抗21aの端子間電圧は端子P側が高くなるので、比較回路21bはハイレベルの検出信号を出力するようになる。
アンプ22においては、端子Fに天絡検出回路21側からハイレベルの検出信号が入力されるので、npn型トランジスタ6gがオンし、ノードNの電位がグランドレベルまで低下されるようになる。これにより、アンプ22は端子Eの出力電圧を制御するようになり、pnp型トランジスタ5はベースに高い電圧が与えられるようになって、コレクタ・エミッタ間に大電流が流れるのが抑制される。
したがって、このような第3実施形態によっても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した一実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
第1実施形態および第2実施形態では、図2あるいは図5に具体回路の一例を示したが、具体回路はこれに限らず、同機能を達成する種々の回路を採用することができる。
第3実施形態では、天絡検出回路21が天絡検出でハイレベルの信号を出力する構成に対応したアンプ22を用いているが、天絡検出回路21の天絡検出がローレベルとなるように回路を構成することもできる。この場合には、第1実施形態で示したアンプ6を採用することができる。
図面中、1は負荷、2は低電圧回路、3はnpn型トランジスタ(出力トランジスタ)、4は定電流源、5、5bはpnp型トランジスタ、6、15、22はアンプ(制御回路)、7、16、21は天絡検出回路、7a、7bはnpn型トランジスタ(カレントミラー回路)、7c、16cは電流検出抵抗、11はnチャンネル型MOSFET(出力トランジスタ)、12、13はツェナーダイオード(保護用ダイオード)、14、14bはpチャンネル型MOSFET(検出トランジスタ)、16a、16bはnチャンネル型MOSFET(カレントミラー回路)、21aは電流検出抵抗、21bは比較回路である。

Claims (3)

  1. 負荷(1)に給電する出力端子と電源との間に接続され、npn型トランジスタもしくは保護用ダイオードをゲート・ソース間に持つnチャンネル型MOSFETからなる出力トランジスタ(3、11)と、
    前記出力端子の電圧をモニタして所定電圧となるように前記出力トランジスタを制御する制御回路(6、15、22)と、
    前記出力端子から前記出力トランジスタのエミッタ・ベース間あるいは前記保護用ダイオードを介して流れる逆流電流が所定以上になるとこれを検出して前記制御回路による前記出力トランジスタの制御を停止もしくは制限する天絡検出回路(7、16、21)と
    を備えた定電圧電源回路。
  2. 請求項1に記載の低電圧電源回路において、
    前記天絡検出回路(7、16)は、
    前記天絡により発生した電流を検出し、pnp型トランジスタもしくはpチャンネル型MOSFETからなる検出トランジスタ(5b、14b)と、
    前記検出トランジスタの電流が流れるように設けられた電流検出抵抗(7c、16c)と、
    前記電流検出抵抗の端子電圧で駆動されるカレントミラー回路(7a、7b、16a、16b)と
    を備えた定電圧電源回路。
  3. 請求項1に記載の定電圧電源回路において、
    前記天絡検出回路(21)は、
    前記出力トランジスタのベース電流を検出する電流検出抵抗(21a)と、
    前記電流検出抵抗の両端に発生する電圧を比較して前記所定以上の逆流電流を検出する比較回路(21b)と
    を備えた定電圧電源回路。
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