JP5110018B2 - 電源回路 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施形態について図1を参照しながら説明する。
図1は、シリーズレギュレータ形式の電源回路の構成を示している。この図1に示す電源回路1には、図示しない直流電源から電源線2、3(第1、第2の電源線に相当)を介して入力電圧Vi(例えば+18V)が供給されている。電源回路1は、電源線2と出力電源線4との間にコレクタ・エミッタ間が接続されたトランジスタT1の駆動をフィードバック制御することにより、入力電圧Vi(電源入力電圧に相当)を一定の出力電圧Vo(電源出力電圧に相当)に降圧する。この出力電圧Voは、出力電源線4および電源線3を介して負荷回路5に与えられる。
すなわち、出力電圧VoにトランジスタT1のオン電圧Vbeを加えたものよりも加算電圧Vaddが低くなるように、電圧負担回路10の端子間に発生する電圧VLが設定されている。これにより、トランジスタT2のオンに伴いトランジスタT1がオフする。このように、トランジスタT2のオン、オフに応じてトランジスタT1への駆動電流の供給が制御される結果、出力電圧Voが目標値に制御される。
トランジスタT1がオンして出力電圧Voが上昇し検出電圧Vdetが指令電圧Vrefより高くなると、制御電圧Vc1が上昇しトランジスタT2がオンする。このとき、電源線2から電流供給回路11、電圧負担回路10、トランジスタT2を通して電源線3に電流が流れる。そして、トランジスタT1のベースに上記(1)式に示した加算電圧Vaddが与えられ、トランジスタT1がオフする。
図2は、本発明の第1の参考形態を示しており、電圧負担回路10の具体的な構成の一例を示す図1相当図である。
図2に示す電圧負担回路10は、ツェナーダイオードD21と抵抗R21の直列回路により構成されている。このため、トランジスタT2がオンしたときに電圧負担回路10の端子間に発生する電圧VLは、電流供給回路11の出力電流をIdで表し、ツェナーダイオードD21のツェナー電圧をVzで表し、抵抗R21の抵抗値をR21で表すと、下記(2)式のように表される。
VL=Vz+Id・R21 …(2)
ツェナー電圧Vz、出力電流Idおよび抵抗値R21は、各値の温度による変動などを考慮した上で、加算電圧Vaddが(1)式の関係を確実に満たすように設定されている。
図3は、本発明の第2の参考形態を示しており、電圧負担回路10の具体的な構成の一例を示す図1相当図である。
図3に示す電圧負担回路10は、ツェナーダイオードD21により構成されている。このため、トランジスタT2がオンしたときに電圧負担回路10の端子間に発生する電圧VLは、下記(3)式のように表される。
VL=Vz …(3)
ツェナー電圧Vzは、温度による変動などを考慮した上で、加算電圧Vaddが(1)式の関係を確実に満たすように設定されている。
図4は、本発明の第3の参考形態を示しており、電圧負担回路10の具体的な構成の一例を示す図1相当図である。
図4に示す電圧負担回路10は、抵抗R21により構成されている。このため、トランジスタT2がオンしたときに電圧負担回路10の端子間に発生する電圧VLは、下記(4)式のように表される。
VL=Id・R21 …(4)
出力電流Idおよび抵抗値R21は、各値の温度による変動などを考慮した上で、加算電圧Vaddが(1)式の関係を確実に満たすように設定されている。
図5は、本発明の第4の参考形態を示す図1相当図である。
図5に示す電源回路31は、図2に示した第2の実施形態の電源回路1の構成にダイオードD31を追加したものである。ダイオードD31(第1のダイオードに相当)は、トランジスタT1のエミッタ・ベース間にエミッタ側をアノードとして接続されている。
図6は、本発明の第2の実施形態を示す図1相当図である。
図6に示す電源回路41は、図1に示した電源回路1の構成にダイオードD41を追加したものである。また、図6には電圧負担回路10の具体的な構成の一例が示されている。すなわち、電圧負担回路10は、ダイオードD42と抵抗R41の直列回路により構成されている。ダイオードD41、D42(第1、第2のダイオードに相当)は、カソード同士が接続されている。ダイオードD41のアノードは、トランジスタT1のエミッタに接続されている。ダイオードD42のアノードは、トランジスタT1のエミッタに接続されている。
図7は、本発明の第3の実施形態を示す図1相当図である。
図7に示す電源回路51は、図1に示した電源回路1の構成から電圧負担回路10を省くとともに、オペアンプ52およびNPN形のトランジスタT51を追加したものである。トランジスタT2のコレクタは、トランジスタT1のベースに接続されている。オペアンプ52(第2の増幅回路に相当)の反転入力端子はトランジスタT1のベースに接続され、非反転入力端子は出力電源線4に接続されている。オペアンプ52の出力端子から出力される制御電圧Vc2は、トランジスタT51のベース(制御端子)に与えられている。トランジスタT51(第3のトランジスタに相当)のエミッタは電源線3に接続され、コレクタはトランジスタT2のベースに接続されている。
トランジスタT1がオンして出力電圧Voが上昇し検出電圧Vdetが指令電圧Vrefより高くなると、制御電圧Vc1が上昇しトランジスタT2がオンする。このとき、電源線2から電流供給回路11、トランジスタT2を通して電源線3に電流が流れ、トランジスタT1のベースの電圧が電源線3の電圧に向けて低下しトランジスタT1がオフする。
図8は、本発明の第4の実施形態を示しており、オペアンプ52の具体的な構成の一例を示す図7相当図である。
図8に示すオペアンプ52は、PNP形のトランジスタT61、T62、NPN形のトランジスタT63、抵抗R61、R62および電流供給回路61により構成されている。トランジスタT61、T62(第4、第5のトランジスタに相当)は、ベース同士が接続されている。トランジスタT61のエミッタは、抵抗R61を介してトランジスタT1のベース接続されている。トランジスタT62のエミッタは、抵抗R62を介して出力電源線4に接続されている。トランジスタT61はダイオード接続され、トランジスタT62とともに第1のカレントミラー回路62を構成している。トランジスタT61のコレクタは、電流供給回路61を介して電源線3に接続されている。トランジスタT62のコレクタは、トランジスタT63を介して電源線3に接続されている。トランジスタT63(第6のトランジスタに相当)は、ダイオード接続され、トランジスタT51とともに第2のカレントミラー回路63を構成している。
図9は、本発明の第5の実施形態を示す図1相当図である。
図9に示す電源回路71は、図1に示した電源回路1の構成に過電流検出回路72およびスイッチ回路73を追加したものである。過電流検出回路72は、与えられる電流情報や電圧情報に基づいて出力電源線4から負荷回路5へ流れる電流を検出する。過電流検出回路72は、電流の検出値が所定のしきい値を超えると過電流状態であると判断し、スイッチ回路73に過電流検出信号Saを出力する。スイッチ回路73は、トランジスタT1のベースと電源線3との間に接続されている。スイッチ回路73は、通常はオフであるが、過電流検出信号Saが与えられるとオンする。
図10は、本発明の第6の実施形態を示しており、過電流検出回路72およびスイッチ回路73の具体的な構成の一例を示す図9相当図である。
図10に示す過電流検出回路72は、電圧検出回路81、コンパレータ82、電圧源83およびタイマ84により構成されている。スイッチ回路73は、NPN形のトランジスタT81により構成されている。トランジスタT81のコレクタはトランジスタT1のベースに接続され、エミッタは電源線3に接続されている。トランジスタT81のベースには、タイマ84の出力信号が与えられている。
図11は、コンパレータ82およびタイマ84の入出力信号を示しており、(a)はパワーオンリセット信号Sr、(b)はタイマ84の出力信号、(c)はコンパレータ82の出力信号Sc、(d)はコンパレータ82の各入力信号を示している。出力電源線4から負荷回路5へと過大な電流が流れた場合には出力電圧Voが低下する。本実施形態では、このような点に着目し、出力電圧Voが目標値よりも所定値だけ低下すると過電流状態であることを検出する。ただし、この場合、出力電圧Voが目標値よりも低くなる電源回路71の起動時の所定期間にも過電流状態であると判断してしまうので、起動時には過電流状態の検出動作を停止させるようにしている。
このように、出力電圧Voの電圧値に基づいて過電流状態であるか否かを判断する構成によっても、過電流状態となった場合には出力電圧Voの出力を停止した状態で回路動作が停止されるので、第5の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
図12は、本発明の第7の実施形態を示しており、電圧検出回路81の具体的な構成の一例を示す図10相当図である。
図12に示す電圧検出回路81は、出力電源線4と電源線3との間に接続された抵抗R91、R92の直列回路により構成されている。出力電源線4の出力電圧Voを抵抗R91、R92により分圧して得られる検出電圧Vdet’は、コンパレータ82の非反転入力端子に与えられている。このような構成によっても、第6の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
図13は、本発明の第8の実施形態を示しており、過電流検出回路72およびスイッチ回路73の具体的な構成の一例を示す図9相当図である。
図13に示す過電流検出回路72は、トランジスタT1のエミッタと出力電源線4との間に接続された抵抗R101(電流検出用抵抗に相当)、第1の分圧回路101、第2の分圧回路102、コンパレータ103および電流供給回路104により構成されている。
図14は、本発明の第9の実施形態を示す図1相当図である。
図14に示す電源回路111は、図6に示した電源回路41の構成に対し、図12に示した過電流検出回路72と、抵抗R111およびスイッチ回路112とを追加したものである。抵抗R111(電位固定用抵抗に相当)は、トランジスタT1のベースとダイオードD41のカソードとの間に接続されている。スイッチ回路112は、電源線2と電流供給回路11との間に接続されている。スイッチ回路112は、通常はオンであるが、タイマ84から過電流検出信号Saが与えられるとオフする。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第4の参考形態においてトランジスタT1のエミッタ・ベース間に追加したダイオードD31を、図3および図4に示した電源回路1の構成に追加してもよい。
第5の実施形態において電源回路1の構成に追加した過電流検出回路72およびスイッチ回路73を、図5〜図8に示した電源回路31、41、51の構成に追加してもよい。
第7の実施形態において、検出電圧Vdet’に代えて電圧検出回路8の検出電圧Vdetをコンパレータ82の非反転入力端子に与える構成としてもよい。その場合、出力電圧Voが目標値を所定値だけ低いしきい値電圧となった場合における検出電圧Vdetと等しくなるように基準電圧Vsの電圧値を設定すればよい。このように構成すれば、電圧検出回路81を省略することができる。
第8の実施形態において、電圧Vd1に代えて所定のしきい値電圧をコンパレータ103の反転入力端子に与える構成としてもよい。その場合、抵抗R101を通じて流れる電流が正常の範囲内である場合に電圧Vd2がしきい値電圧より高くなり、上記電流が正常の範囲を上回る場合に電圧Vd2がしきい値電圧より低くなるようにしきい値電圧を設定すればよい。このように構成すれば、第1の分圧回路101および電流供給回路104を省略することができる。また、オフセット電圧生成回路としては、電流供給回路104に代えて、第2の分圧回路102の分圧点にオフセット電圧を付与する構成を設けてもよい。例えば、出力電源線4から抵抗R104とR105の相互接続点へ所定のオフセット電流Iaを出力する電流供給回路によりオフセット電圧生成回路を構成してもよい。
上記各実施形態では、各トランジスタをバイポーラトランジスタにより構成したが、MOSFETにより構成することも可能である。
Claims (7)
- 第1、第2の電源線間に与えられる電源入力電圧から一定の電源出力電圧を生成して出力電源線と前記第2の電源線間に出力する電源回路において、
前記第1の電源線と前記出力電源線との間に介在する第1のトランジスタと、
前記第1の電源線と前記第1のトランジスタの制御端子との間に介在して電流を流す電流供給回路と、
前記出力電源線と前記第2の電源線との間の電源出力電圧を検出する電圧検出回路と、
前記電源出力電圧の指令電圧と検出電圧とを入力して差分に応じた制御電圧を出力する増幅回路と、
前記電流供給回路から前記第2の電源線に至る経路に介在し、前記第2の電源線に接地された状態で制御端子に前記制御電圧が与えられる第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタの制御端子と前記第2のトランジスタとの間に接続されて電圧を負担する電圧負担回路と、
を備え、
前記電圧負担回路は、第2のダイオードと抵抗との直列回路から構成されており、前記出力電源線と前記第2のダイオードのカソードとの間にアノード・カソード間が接続された第1のダイオードを備えていることを特徴とする電源回路。 - 第1、第2の電源線間に与えられる電源入力電圧から一定の電源出力電圧を生成して出力電源線と前記第2の電源線間に出力する電源回路において、
前記第1の電源線と前記出力電源線との間に介在する第1のトランジスタと、
前記第1の電源線と前記第1のトランジスタの制御端子との間に介在して電流を流す電流供給回路と、
前記出力電源線と前記第2の電源線との間の電源出力電圧を検出する電圧検出回路と、
前記電源出力電圧の指令電圧と検出電圧とを入力して差分に応じた制御電圧を出力する第1の増幅回路と、
前記電流供給回路から前記第2の電源線に至る経路に介在し、前記第2の電源線に接地された状態で制御端子に前記第1の増幅回路からの制御電圧が与えられる第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタの制御端子の電圧と前記電源出力電圧とを入力して差分に応じた制御電圧を出力する第2の増幅回路と、
前記第2のトランジスタの制御端子と前記第2の電源線との間に介在し、制御端子に前記第2の増幅回路からの制御電圧が与えられる第3のトランジスタとを備えていることを特徴とする電源回路。 - 前記第2の増幅回路は、
前記第1のトランジスタの制御端子に接地された第4のトランジスタおよび前記出力電源線に接地された第5のトランジスタからなる第1のカレントミラー回路と、
前記第2の電源線に接地された状態で前記第5のトランジスタからの電流を入力し且つ前記第3のトランジスタとともに第2のカレントミラー回路を構成する第6のトランジスタとを備えていることを特徴とする請求項2記載の電源回路。 - 前記第1のトランジスタを介して前記出力電源線に過大な電流が流れたときに過電流検出信号を出力する過電流検出回路と、
前記第1のトランジスタの制御端子と前記第2の電源線との間に接続され、前記過電流検出信号が出力されたことによりオンするスイッチ回路とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電源回路。 - 前記過電流検出回路は、前記電源出力電圧と前記指令電圧よりも低く設定された基準電圧とを比較し、前記電源出力電圧が前記基準電圧よりも低くなると過電流検出信号を出力するコンパレータにより構成されていることを特徴とする請求項4記載の電源回路。
- 前記過電流検出回路は、
前記第1のトランジスタと前記出力電源線との間に介在する電流検出用抵抗と、
前記電流検出用抵抗の第1のトランジスタ側端子と前記第2の電源線との間に接続された第1の分圧回路と、
前記第1の分圧回路または第2の分圧回路の分圧点に対し所定のオフセット電圧を付与するオフセット電圧生成回路と、
前記電流検出用抵抗の出力電源線側端子と前記第2の電源線との間に接続された第2の分圧回路と、
前記第1および第2の分圧回路からそれぞれ出力される分圧電圧を比較して過電流検出信号を出力するコンパレータとを備えていることを特徴とする請求項4記載の電源回路。 - 前記第1のトランジスタを介して前記出力電源線に過大な電流が流れたときに過電流検出信号を出力する過電流検出回路と、
前記第1の電源線と前記電流供給回路との間に接続され、前記過電流検出信号が出力されたことによりオフするスイッチ回路と、
第1のトランジスタの制御端子と前記第1のダイオードのカソードとの間に接続された電位固定用抵抗とを備えていることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
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