JP4286763B2 - 過電流保護回路および電圧生成回路 - Google Patents
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Description
そこで従来においては、過電流からパワートランジスタを保護し、あるいは、負荷回路に流れる電流を制限するために、過電流保護回路、電流制限回路などを設け、回路の保護を図っていた(特許文献1、特許文献2)。
この態様によれば、検出トランジスタと接続される第2バイポーラトランジスタのエミッタ電位と、出力端子の電位がほぼ等しくなるため、検出トランジスタと出力トランジスタには3端子とも同一の電位が与えられることになり、その結果、検出トランジスタは、出力トランジスタに流れる出力電流を正確に検出することができる。
第3バイポーラトランジスタのエミッタの電位は、出力電流に対応して上昇するため、この電位がしきい値を超えたときに過電流と判断して出力トランジスタの駆動能力を低下させ、回路保護を行うことができる。
また、出力端子から出力すべき出力電圧が低く設定された場合においても、第2バイポーラトランジスタは飽和しにくい構成となっているため、低電圧領域を含む広いダイナミックレンジで過電流保護を行うことができる。
出力トランジスタ10の制御端子であるゲートの電位が制御されると、出力トランジスタ10のドレインソース間の抵抗値であるオン抵抗が変化する。その結果、ドレインが接続される出力端子104からは、ソースが接続される入力端子102に印加される入力電圧Vinが降圧された出力電圧Voutが出力される。この出力電圧Voutは、帰還制御によってVout=Vref×(R10+R12)/R10が成り立つように安定化される。
この過電流保護回路100は、保護対象となるリニアレギュレータから負荷回路110に流れる出力電流Ioutを検出し、その出力電流Ioutが所定の電流値を超えたときに、出力トランジスタ10のゲート電位を強制的に変化させて出力電圧Voutを強制的に降下させて保護を行う。
この第1バイポーラトランジスタQ1のエミッタには、第1定電流源14が接続されている。
PNP型の第2バイポーラトランジスタQ2は、ベースが第1バイポーラトランジスタQ1のエミッタに接続され、エミッタが検出トランジスタ12のドレインに接続されいる。この第2バイポーラトランジスタQ2のコレクタと固定電位である接地電位間には第1抵抗R1が設けられており、第2バイポーラトランジスタQ2を介して流れ込む検出電流Idを電圧に変換する。
いま、第1バイポーラトランジスタQ1のエミッタの電位をVx1、第2バイポーラトランジスタQ2のエミッタの電位をVx2、第2バイポーラトランジスタQ2のコレクタの電位をVx3、第3バイポーラトランジスタQ3のエミッタの電位をVx4とする。
したがって、検出トランジスタ12と出力トランジスタ10には3端子ともほぼ等しい電位が与えられることになり、検出トランジスタ12は、出力トランジスタ10に流れる出力電流Ioutを検出し、正確にサイズ比で与えられる1/N倍して検出電流Idとして出力することができる。
第3バイポーラトランジスタQ3のエミッタの電位Vx4は、この電位Vx3よりもベースエミッタ間電圧Vbeだけ高い電圧となるため、Vx4=Vx3+Vbeで与えられる。
たとえば、出力電流Ioutの過電流状態の判定しきい値をIthとし、Iout>Ithのときに出力トランジスタ10の駆動能力を低下させる場合、駆動制御回路20におけるしきい値Vthは以下のようにして設定することができる。
過電流状態に達したとき、検出電流Idの値はId=Ith/Nで与えられ、電位Vx3は、Vx3=R1×Ith/Nとなる。このときの電位Vx4がしきい値として設定すべき電圧Vthとなるため、Vth=Vx3+Vbe=R1×Ith/N+Vbeとして設定すればよい。
駆動制御回路20は、第4バイポーラトランジスタQ4、第5バイポーラトランジスタQ5、第3定電流源18、第2抵抗R2を含む。
NPN型の第4バイポーラトランジスタQ4のベースは、駆動制御回路20の入力となっており、第3バイポーラトランジスタQ3のエミッタの電位Vx4が入力されている。 第4バイポーラトランジスタQ4のエミッタには第2抵抗が接続されており、第4バイポーラトランジスタQ4と第2抵抗R2の接続点の電位Vx5は、電位Vx4よりもベースエミッタ間電圧Vbe下がった電位となるため、Vx5=Vx4−Vbeとなる。ここでVx4=Vx3+Vbe、Vx3=Id×R1が成り立つため、Vx5=Id×R1が成り立つことになる。
出力電流Ioutが、過電流保護を行うべきしきい値Ithに達したとき、電流Ixは、Ix=Ith/N×R1/R2となる。ここで、第3定電流源18から供給される定電流Iyを、Iy=Ith/N×R1/R2を満たすように設定すると、出力電流Ioutがしきい値Ithを超えたときに、Iy<Ixとなり、第5バイポーラトランジスタQ5がオンしてベース電流Izが引き込まれることになる。
P型の第2電界効果トランジスタM2は、第1電界効果トランジスタM1とゲートおよびソースが共通に接続されカレントミラー回路を構成し、そのドレインが出力トランジスタ10のゲートに接続されている。
図3は、本実施の形態に係る過電流保護回路100と比較するための過電流保護回路の構成を示す回路図である。図3に示す過電流保護回路500と、本実施の形態に係る過電流保護回路100は、図3において図1と同一の構成要素には同一の符号を付しており、重複した説明を省略する。
Claims (6)
- 保護対象の回路内の一の端子と出力端子間に設けられた出力トランジスタと対をなしてカレントミラー回路を構成し、前記出力トランジスタを介して出力端子から出力される出力電流に対応する電流を生成する検出トランジスタと、
ベースが前記出力端子に接続され、コレクタが第1電源電圧に接続されたNPN型の第1バイポーラトランジスタと、
前記第1バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第1定電流源と、
ベースが前記第1バイポーラトランジスタのエミッタに接続され、エミッタが前記検出トランジスタに接続されたPNP型の第2バイポーラトランジスタと、
前記第2バイポーラトランジスタのコレクタと、固定電位間に設けられた第1抵抗と、
ベースが前記第2バイポーラトランジスタのコレクタに接続され、コレクタが固定電位に接続されたPNP型の第3バイポーラトランジスタと、
前記第3バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第2定電流源と、
前記第3バイポーラトランジスタのエミッタの電位にもとづき前記出力トランジスタの制御端子の電位を強制的に変化せしめる駆動制御回路と、
を備えることを特徴とする過電流保護回路。 - 前記駆動制御回路は、前記第3バイポーラトランジスタのエミッタの電位が所定のしきい値より高いときに、前記出力トランジスタの制御端子の電位を強制的に変化せしめることを特徴とする請求項1に記載の過電流保護回路。
- 前記第1から第3バイポーラトランジスタの少なくともひとつが電界効果トランジスタに置換されたことを特徴とする請求項1に記載の過電流保護回路。
- 前記駆動制御回路は、
ベースが前記第3バイポーラトランジスタのエミッタに接続されたNPN型の第4バイポーラトランジスタと、
前記第4バイポーラトランジスタのエミッタと固定電位間に設けられた第2抵抗と、
前記第4バイポーラトランジスタのコレクタに接続された第3定電流源と、
ベースが前記第4バイポーラトランジスタのコレクタに接続され、コレクタが固定電位に接続されたPNP型の第5バイポーラトランジスタと、
前記第5バイポーラトランジスタとのエミッタと前記保護対象の回路内の一の端子間に接続されたP型の第1電界効果トランジスタと、
前記第1電界効果トランジスタとゲートおよびソースが共通に接続されカレントミラー回路を構成し、ドレインが前記出力トランジスタの制御端子に接続される第2電界効果トランジスタと、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の過電流保護回路。 - 入力端子と出力端子間に設けられた出力トランジスタと、
非反転入力端子に前記出力端子から出力される出力電圧が帰還入力され、反転入力端子に所定の基準電圧が入力され、出力端子が前記出力トランジスタの制御端子に接続された誤差増幅器と、
前記出力トランジスタと対をなしてカレントミラー回路を構成し、前記出力トランジスタを介して出力端子から出力される出力電流に対応する電流を生成する検出トランジスタと、
ベースが前記出力端子に接続され、コレクタが第1電源電圧に接続されたNPN型の第1バイポーラトランジスタと、
前記第1バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第1定電流源と、
ベースが前記第1バイポーラトランジスタのエミッタに接続され、エミッタが前記検出トランジスタに接続されたPNP型の第2バイポーラトランジスタと、
前記第2バイポーラトランジスタのコレクタと、固定電位間に設けられた第1抵抗と、
ベースが前記第2バイポーラトランジスタのコレクタに接続され、コレクタが固定電位に接続されたPNP型の第3バイポーラトランジスタと、
前記第3バイポーラトランジスタのエミッタに接続される第2定電流源と、
前記第3バイポーラトランジスタのエミッタの電位にもとづき前記出力トランジスタの制御端子の電位を強制的に変化せしめる駆動制御回路と、
を備えることを特徴とする電圧生成回路。 - 前記駆動制御回路は、前記第3バイポーラトランジスタのエミッタの電位が所定のしきい値より高いときに、前記出力トランジスタの制御端子の電位を強制的に変化せしめることを特徴とする請求項5に記載の電圧生成回路。
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