JP4981267B2 - 過熱検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は過熱検出回路に関し、特に半導体基板の温度が所定の温度を超えた場合を検出する過熱検出回路に関する。
近年、高電圧あるいは大電流を出力する用途でパワーLSI(Large Scale Integration)が多く使用されている。パワーLSIは、高い出力電力(パワー)を出力するために、自己発熱量が多く、半導体基板が高温になりやすい。半導体基板が高温になった場合、半導体基板上の素子が破壊されてしまう恐れがある。このため、パワーLSIは、保護回路として過熱検出回路を内蔵し、LSIの異常な温度上昇を防ぐことで、過熱による破壊からLSIを保護することが一般的に行われている。このような過熱検出回路の一例が特許文献1に開示されている。
従来の過熱検出回路700の回路図を図7に示す。図7に示す過熱検出回路700は電流決定抵抗R1、トランジスタMN71、MN72で構成されるカレントミラー、電圧V1を生成する過熱検出素子であるダイオードD1〜D5、比較基準電圧V2を決定する抵抗R2、R3、電圧V1と比較基準電圧V2とを比較するコンパレータを有している。コンパレータは、電源電圧VCCと基準電圧REF2(VCC−6V)との間で動作しており、その他の素子は、電源電圧VCCと基準電圧REF1(VCC−2.5V)との間で動作している。
従来の過熱検出回路700は、電流決定抵抗R1で決められた電流をカレントミラーを介して過熱検出素子に供給し、電圧V1と比較基準電圧V2をコンパレータで比較して出力OT_Lを得る。
過熱検出素子のダイオードは、半導体基板の温度が常温(例えば、25℃)の場合、1つで0.6Vの電圧降下をもたらす。また、ダイオードは、−2mV/℃の温度特性を有している。ここで、抵抗R2、R3の抵抗値の比が3:2であった場合、比較基準電圧V2は、VCC−1.5Vとなる。
半導体基板が過熱検出温度に達するまでは比較基準電圧V2に対して電圧V1は低い電圧となるため、出力OT_Lは、Highレベル(例えば、電源電圧VCC)となる。また、過熱検出温度を超えた場合、つまり、周囲温度が175℃である場合、ダイオード1つの電圧降下は0.3Vとなり、電圧V1はVCC−1.5Vとなる。半導体基板の温度がさらに上昇した場合、電圧V1はVCC−1.5Vよりも高い電圧になる。このことから、過熱検出温度を175℃とした場合、半導体基板の温度が175℃を超えると比較基準電圧V2に対して、電圧V1は高い電圧となるため、出力OT_LはLowレベル(例えば、VCC−6V)となる。
上記説明の動作によって、従来の過熱検出回路700は半導体基板の温度が過熱検出温度よりも上昇した場合に出力を変化させて、過熱を検出する。
しかしながら、従来の過熱検出回路700は、バラツキ要因を有しており、例えば、基準電圧REF1の(VCC−2.5V)で±10%、コンパレータの入力オフセットで±10mV、電流決定抵抗の抵抗値で±40%のバラツキがある。これらバラツキは、過熱検出温度のバラツキの原因となる。例えば、バラツキ要因のすべてが最大限ばらついた場合、過熱検出温度のバラツキは±25℃程度である。
パワーLSIは、自動車のエンジンルーム等の高温環境で使用される場合もあり、このような使用環境では、この過熱検出温度に高い精度が求められる場合がある。例えば、175℃までは正常に動作し、さらに、異常発熱した場合であっても確実に200℃以下でなければならない場合がある。この条件を満たすためには、過熱検出温度を187.5℃とした場合であっても、過熱検出温度のバラツキを±12.5℃以下としなければならない。そのため、従来の過熱検出回路700は、過熱検出温度のバラツキが大きく、使用することができない問題がある。
特開平6−169222号
従来の過熱検出回路では、過熱検出温度のバラツキが大きい問題があった。
本発明にかかる過熱検出回路は、定電流を生成する電流源と、前記定電流に基づき生成される第1の電流によって動作し、半導体基板の温度に基づいた第1の電圧を生成する過熱検出素子部と、前記定電流に基づき生成される第2の電流によって動作し、所定の半導体基板の温度に対応した第2の電圧を生成して、前記第1の電圧と基準電圧との電圧差及び前記第2の電圧と当該基準電圧との電圧差に基づき過熱を検出する検出回路部とを有し、前記定電流が増加した場合、前記第1の電圧と基準電圧との電圧差及び前記第2の電圧と当該基準電圧との電圧差は増加し、前記定電流が減少した場合、前記第1の電圧と前記基準電圧との電圧差及び前記第2の電圧と当該基準電圧との電圧差は減少するものである。
本発明にかかる過熱検出回路によれば、検出回路部が第1の電圧と基準電圧との電圧差及び第2の電圧と基準電圧との電圧差を比較する。つまり、比較される電圧は同じ基準電圧に基づいている電圧差であるため、基準電圧が変動した場合であっても、その変動が打ち消されるため検出温度は一定である。また、第1の電圧及び第2の電圧は定電流の増減に対応して共に増減する。これによって、第1の電圧の変化量と第2の電圧の変化量との関係が一定に保たれるため、過熱検出温度が一定となる。これによって、検出温度のバラツキの少ない過熱検出回路が実現可能である。
本発明にかかる過熱検出回路によれば、検出温度のバラツキの少ない過熱検出回路が実現可能である。
実施の形態1
実施の形態1にかかる過熱検出回路100の回路図を図1に示す。図1に示す過熱検出回路100は、電流源101、カレントミラー部102、過熱検出素子部103、検出回路部104、インバータ105を有している。
電流源101は、本実施の形態では、デプレッション型NMOSトランジスタMN11である。トランジスタMN11は、ゲートがソースに接続され、ソースが基準電圧REF(例えば、VCC−6V)に接続されており、ドレインがカレントミラー部のPMOSトランジスタMP11のドレインに接続されている。デプレッション型NMOSトランジスタMN11は、ゲート長Lとゲート幅Wの設定によってPMOSトランジスタMP11に供給する電流I11の値を決定している。
カレントミラー部102は、PMOSトランジスタMP11、MP12、MP13を有している。PMOSトランジスタMP11、MP12、MP13のソースは電源電圧VCCに接続されている。また、PMOSトランジスタMP11のゲートはドレインと接続されており、PMOSトランジスタMP12、MP13のゲートはMP11のゲートに接続されている。
PMOSトランジスタMP12のドレインは、過熱検出素子部103に接続されている。PMOSトランジスタMP12は、PMOSトランジスタMP11に供給される電流I11に基づいた電流I12をドレインから過熱検出素子部103に供給する。PMOSトランジスタMP13のドレインは、検出回路部104に接続されている。PMOSトランジスタMP13は、PMOSトランジスタMP11に供給される電流I11に基づいた電流I13をドレインから検出回路部104に供給する。
過熱検出素子部103はダイオードD11とNMOSトランジスタMN12とを有している。NMOSトランジスタMN12は、ソースが基準電圧REFに接続され、ゲートがドレインに接続されており、ドレインがダイオードD11のカソードに接続されている。ダイオードD11のアノードは、PMOSトランジスタMP12のドレインに接続されている。ダイオードD11とPMOSトランジスタMP12との間のノードがDET1である。
検出回路部104は、本実施の形態では、NMOSトランジスタMN13である。NMOSトランジスタMN13は、ソースが基準電圧REFに接続され、ドレインがノードDET2を介してPMOSトランジスタMP13のドレインに接続されており、ゲートがノードDET1に接続されている。なお、NMOSトランジスタMN13及びNMOSトランジスタMN12は、実質的に同一の工程で形成されるトランジスタである。
インバータ105は、PMOSトランジスタMP14とNMOSトランジスタMN14を有している。PMOSトランジスタMP14のソースは、電源電圧VCCに接続されている。また、NMOSトランジスタMN14のソースは、基準電圧REFに接続されている。PMOSトランジスタMP14のゲートは、NMOSトランジスタMN14のゲートと接続されており、さらにPMOSトランジスタMP13とNMOSトランジスタMN13との間のノードに接続されている。PMOSトランジスタMP14のドレインは、NMOSトランジスタMN14のドレインと接続されており、その間のノードが出力OT_Lとなっている。
ここで、基準電圧REFは、電源電圧VCCに基づいて定電圧源(不図示)が生成する電圧である。
過熱検出回路100は、半導体基板の温度が過熱検出温度よりも低い場合に出力OT_LがHighレベル(例えば、電源電圧VCC)であって、半導体基板の温度が過熱検出温度よりも高い場合に出力OT_LがLowレベル(例えば、基準電圧REF)となる。過熱検出温度は、過熱検出回路100の出力がHighレベルからLowレベルに切り替わる半導体基板の温度である。
ここで、過熱検出素子部103及び検出回路部104の動作について詳細に説明する。過熱検出素子部103は、供給される電流I12に基づいて、NMOSトランジスタMN12の閾値電圧Vth1とダイオードD11の順方向電圧とを足し合わせた第1の電圧(例えば、電圧VA)をノードDET1に発生する回路である。例えば、半導体基板の温度が25℃(常温)の場合、NMOSトランジスタMN12の閾値電圧Vth1は0.75Vであり、ダイオードD11の順方向電圧は0.55Vである。従って、電圧VAは、常温の場合、VCC−6V+1.30Vとなる。
このNMOSトランジスタMN12の閾値電圧Vth1とダイオードD11の順方向電圧とは、例えば−2mV/℃の温度特性を有している。つまり、1℃温度が上昇するのに伴い、NMOSトランジスタMN12の閾値電圧Vth1は2mV減少する。また、ダイオードD11の順方向電圧も1℃温度が上昇するのに伴い、閾値電圧Vth1は2mV減少する。従って、温度に対する電圧VAの変化率は、閾値電圧Vth及び順方向電圧の温度特性を足し合わせた変化率(−4mV/℃)となる。
また、供給される電流I12に基づいて、NMOSトランジスタMN12の閾値電圧Vth1とダイオードD11の順方向電圧は変化する。例えば、電流I12が10倍になった場合、NMOSトランジスタMN12の閾値電圧Vth1及びダイオードD11の順方向電圧は、共に26mV程度増加する。また、電流I12が10分の1になった場合、NMOSトランジスタMN12の閾値電圧Vth1及びダイオードD11の順方向電圧は、共に26mV程度減少する。
検出回路部104のNMOSトランジスタMN13は、例えば閾値電圧Vth2が半導体基板の温度が常温の場合0.97Vのトランジスタである。この閾値電圧Vth2は、第2の電圧であって、例えばNMOSトランジスタMN12と実質的に同じ温度特性(−2mV/℃)を有している。つまり、1℃温度が上昇するのに伴い、閾値電圧Vth2は2mV減少する。
また、供給される電流I13に基づいて、NMOSトランジスタMN13の閾値電圧Vth2は変化する。NMOSトランジスタMN13の閾値電圧Vth2の電流I13に対する変化のグラフの一例を図2に示す。図2は、電流I13が供給されている場合のドレイン電圧が縦軸となっており、NMOSトランジスタMN13のゲート電圧が横軸となっている。また、基準となる電流量を流した場合(Typ条件)の電圧変化を細線で示し、電流量が増えた場合(Max条件)の電圧変化を太線で示しており、電流量が減った場合(Min条件)の電圧変化を破線で示している。
ゲート電圧が0Vの場合、ドレイン電圧は電源電圧VCCであり、ゲート電圧が所定の電圧になると、ドレイン電圧が接地電位に変化し、ゲート電圧が所定の電圧以上の場合、ドレイン電圧は接地電位となる。ドレイン電圧がVCC/2となるゲート電圧がNMOSトランジスタMN13の閾値電圧Vth2となる。NMOSトランジスタMN13は、電流I13が増加すると、より多くの電流を流す能力が必要であるため、閾値電圧Vth2がTyp条件よりも高い閾値電圧Vth2となる。また、電流I13が減少すると、電流を流す能力は小さくてもよいため、閾値電圧Vth2がTyp条件よりも低い閾値電圧Vth2となる。
本実施の形態にかかる過熱検出回路100は、例えば半導体基板の温度が190℃を超えた場合に出力が変化するように設定されている。以下では、この過熱検出回路100の出力が変化する半導体基板の温度を過熱検出温度として説明する。過熱検出回路100は、基準電圧REFと過熱検出素子部が生成する電圧VAとの電圧差が、基準電圧REFと検出回路部のNMOSトランジスタMN13の閾値電圧Vth2との電圧差よりも低くなった場合に過熱を検出する。つまり、半導体基板の温度が190℃となった場合に電圧VAと閾値電圧Vth2が同じ電圧となる。さらに半導体基板の温度が上昇すると電圧VAが閾値電圧Vth2を下回ることで過熱検出回路100の出力がHighレベルからLowレベルに変化する。
電圧VAと閾値電圧Vth2の関係を示すグラフを図3に示す。電流I12、I13がTyp条件の場合の電圧VAと閾値電圧Vth2の関係を細線で示す。電圧VAは、温度上昇に伴い−4mV/℃の傾きで降下していく。また、閾値電圧Vth2は温度上昇に伴い−2mV/℃の傾きで降下していく。温度が190℃よりも低い点では電圧VAは閾値電圧よりも大きいが、温度が190℃となる点で電圧VAと閾値電圧Vth2とが同じ温度になり、更に温度が上昇すると電圧VAは、閾値電圧Vth2よりも低い電圧になる。つまり、電圧VAと閾値電圧Vth2の交点が過熱検出温度となる。
また、電流I12、I13が増加した場合(Max条件)の電圧VAと閾値電圧Vth2を太線で示す。Max条件では、同じ温度で比べるとTyp条件よりも電圧VA、閾値電圧Vth2共に高い電圧となる。しかしながら、電圧VAの変化と閾値電圧Vthの変化とは共に増加しているため、この変化は相対的に相殺されることになる。よって、電圧VAと閾値電圧Vth2の交点は温度が190℃の点となる。
さらに、電流I12、I13が減少した場合(Min条件)の電圧VAと閾値電圧Vth2を破線で示す。Min条件では、同じ温度で比べるとTyp条件よりも電圧VA、閾値電圧Vth2共に低い電圧となる。しかしながら、電圧VAの変化と閾値電圧Vth2の変化とは共に減少しているため、この変化は相対的に相殺されることになる。よって、電圧VAと閾値電圧Vth2の交点は温度が190℃の点となる。
続いて、過熱検出回路100の動作について詳細に説明する。過熱検出回路100は、基準電圧REFを基準として動作しているため、説明で用いる電圧はこの基準電圧REFに対する電圧差とする。
半導体基板の温度が過熱検出温度よりも低い場合について説明する。まず、電流源101が電流I11を生成する。生成された電流I11は、カレントミラー部102のPMOSトランジスタMP12によって電流I12として過熱検出素子部103に供給され、PMOトランジスタMP13によって電流I13として検出回路部104に供給される。
ここで、電流I12、I13は、ゲート長Lがすべて同じである場合、PMOSトランジスタMP11のゲート幅W1とPMOSトランジスタMP12のゲート幅W2、MP13のゲート幅W3との比によってそれぞれ決まる。本実施の形態では、例えばI11>I12>I13の関係になるように設定される。
過熱検出素子部103は、電流I12の大きさに基づいて、ノードDET1に電圧VAを発生させる。この電圧VAは、半導体基板の温度が常温の場合、1.30Vとなる。
検出回路部104のNMOSトランジスタの閾値電圧Vth2は、半導体基板の温度が常温である場合、0.97Vである。このことから、電圧VAが1.30Vの場合、NMOSトランジスタMN13のゲート電圧が閾値電圧Vth2よりも高いため導通状態となる。これにより、NMOSトランジスタMN13には、PMOSトランジスタMP13から供給される電流I13が流れることになり、NMOSトランジスタMN13のドレイン電圧はLowレベルとなる。
NMOSトランジスタMN13のドレイン電圧は、インバータ105で反転されて、出力OT_LがHighレベルを出力する。
次に、半導体基板の温度が過熱検出温度よりも高い場合について説明する。まず、電流源101が電流I11を生成する。生成された電流I11は、カレントミラー部102のPMOSトランジスタMP12によって電流I12として過熱検出素子部103に供給され、PMOトランジスタMP13によって電流I13として検出回路部104に供給される。
過熱検出素子部103は、電流I12の大きさに基づいて、ノードDET1に電圧VAを発生させる。この電圧VAは、半導体基板の温度が195℃の場合、0.62Vとなる。
検出回路部104は、のNMOSトランジスタの閾値電圧Vth2は、半導体基板の温度が195℃である場合、0.63Vである。このことから、電圧VAが0.62Vの場合、NMOSトランジスタMN13のゲート電圧が閾値電圧Vth2よりも低いため非導通状態となる。これにより、NMOSトランジスタMN13のドレイン電圧はHighレベルとなる。
NMOSトランジスタMN13のドレイン電圧は、インバータ105で反転されて、出力OT_LがLowレベルを出力する。
実施の形態1にかかる過熱検出回路によれば、1つの基準電圧REFに接続された過熱検出素子部103と検出回路部104とによって温度を検出する。つまり、過熱検出素子部103が生成する電圧VAは、基準電圧REFからの電圧差であり、NMOSトランジスタMN13の閾値電圧Vth2も基準電圧REFからの電圧差で決まる値である。この1つの基準電圧から求まる2つの電圧によって温度を検出することで、基準電圧REFのバラツキの影響を受けずに温度検出が可能である。
また、過熱検出素子部103のNMOSトランジスタMN12と検出回路部104のNMOSトランジスタMN13は、実質的に同じ工程で形成される素子であるため、閾値電圧のバラツキが同じになる。このことから、電圧VAのバラツキと閾値電圧Vth2のバラツキは同じになる。つまり、過熱検出温度は、製造工程におけるバラツキの影響を考慮することなく設定することが可能である。
さらに、定電流が生成する電流I11は製造工程でのバラツキと温度による電流値の変化を生じる。しかしながら、実施の形態1にかかる過熱検出回路100によれば、カレントミラー部のトランジスタのゲート幅の比によって、電流I12、I13を生成している。つまり、電流I12、I13は電流I11の変化に対して同じ割合で変化する。電流I12が増加すると電流I13も同じ割合で増加する。つまり、電流I12、I13の変化に対して電圧VAと閾値電圧Vth2とが共に同じ変化の割合で変化する。また、第1の電流I12及び第2の電流I13が同じ割合で変化した場合、第1の電圧VAの変化量及び第2の電圧Vth2の変化量は同じ割合で変化する。そのため、電圧VAと閾値電圧Vth2とは相対的に一定の関係となる。つまり、電流I11のバラツキ及び変化に影響されない一定の検出温度の設定が可能である。
実施の形態1にかかる過熱検出回路100は、従来の過熱検出回路に対して、素子数を少なくすることができる。さらに、従来では2種類の基準電圧REF1、REF2が必要であり電圧源が2つ必要であったが、本実施の形態では1つの基準電圧REFがあればよいため、定電圧を生成する電圧源は1つあればよい。このことから、本実施の形態によれば、チップ面積の削減が可能である。つまり、本実施の形態の過熱検出回路100によれば、小さなチップ面積であっても、精度の高い過熱検出温度の過熱検出回路を実現することが可能である。過熱検出温度の精度は、例えばシミュレーションの結果より設定値190.5℃に対して、+0.7℃から−2.1℃のバラツキ範囲である。
実施の形態2
実施の形態2にかかる過熱検出回路400を図4に示す。実施の形態2にかかる過熱検出回路400は、実施の形態1にかかる過熱検出回路100と実質的に同じ回路である。実施の形態2にかかる過熱検出回路400は、実施の形態1にかかる過熱検出回路100に対して、カレントミラー部にPMOSトランジスタMP16が追加され、さらにヒステリシス回路106が追加されている。実施の形態1と同じ部分については、同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
PMOSトランジスタMP16及びヒステリシス回路106について詳細に説明する。PMOSトランジスタMP16は、カレントミラー部に追加されたPMOSトランジスタであり、ソースが電源電圧VCCに接続され、ゲートがPMOSトランジスタMP11のゲートに接続され、ドレインがヒステリシス回路106に接続されている。
PMOSトランジスタMP16は、過熱検出回路400の過熱検出温度にヒステリシスを持たせる電流I14を供給する。また、実施の形態2では、電流I12と電流I14との和の電流で半導体基板の温度が常温から過熱検出温度になるまでの電圧VAを発生させる。なお、各電流は、例えばI11>(I12+I14)>I13の関係となるように設定されている。
ヒステリシス回路106は、PMOSトランジスタMP15とNMOSトランジスタMN15とで構成されるインバータとPMOSトランジスタMP16とノードDET1との間に接続されるPMONトランジスタMP17を有している。PMOSトランジスタMP17は、ソースがPMOSトランジスタMP16のドレインに接続され、ソースがノードDET1に接続されており、ゲートには出力OT_Lの反転信号がPMOSトランジスタMP15とNMOSトランジスタMN15とで構成されるインバータを介して入力されている。
実施の形態2にかかる過熱検出回路400の動作を説明する。半導体基板の温度が過熱検出温度より低い場合は、出力OT_LがHighレベルを出力している。このため、PMOSトランジスタMP17のゲートにはLowレベルが入力される。これによって、PMOSトランジスタMP17は導通状態となり、過熱検出素子部103には電流I12とI14との和の電流が供給される。
半導体基板の温度が過熱検出温度より高い場合は、出力OT_LがLowレベルとなるため、PMOSトランジスタMP17のゲートにはHighレベルが入力される。これによって、PMOSトランジスタMP17は非導通状態となり、過熱検出素子部103には電流I12が供給される。この場合、過熱検出素子部103に供給される電流は、過熱を検出する前よりも少なくなるため、過熱検出素子部103が発生する電圧VAは電流I14に相当する電圧だけ低い電圧となる。
つまり、過熱検出回路400が過熱を検出した後、半導体基板の温度が下降すると、過熱検出回路400は、再び出力をLowレベルからHighレベルとする。しかしながら、過熱検出回路400は過熱を検出すると、過熱検出素子部103に供給する電流を削減し、電圧VAをより低い電圧とするために、電圧VAがNMOSトランジスタMN13の閾値電圧Vth2を上回るためには、過熱検出温度よりも低い温度まで半導体基板の温度が下がるまで待たなければならない。
従って、実施の形態2にかかる過熱検出回路400は、例えば過熱検出温度が190℃であって、過熱検出状態から通常状態に復帰する温度が180℃となるヒステリシスを持った過熱検出回路となる。
実施の形態2にかかる過熱検出回路400によれば、過熱検出温度は実施の形態1と同様に、基準電圧REFに対して電圧VAと閾値電圧Vth2とを設定する。また、カレントミラー部で電流I11に基づいて生成される電流I12、I13、I14によって電圧VAと閾値電圧Vth2を設定する。さらに、NMOSトランジスタMN12とNMOSトランジスタMN13とを実質的に同じ工程で形成されるトランジスタとしている。これにより、実施の形態2にかかる過熱検出回路400は、実施の形態1にかかる過熱検出回路100と同様にバラツキの少ない過熱検出回路となる。
また、実施の形態2にかかる過熱検出回路400は、過熱検出温度にヒステリシスを有していることで、過熱を検出した場合に実施の形態1にかかる過熱検出回路100よりも安定した動作となる。
実施の形態3
実施の形態3にかかる過熱検出回路500は、実施の形態1にかかる過熱検出回路100がVCC−6Vを基準電圧として動作していたのに対して、電源電圧VCCを基準電圧REFとして動作している。つまり、実施の形態3にかかる過熱検出回路500と実施の形態1にかかる過熱検出回路100とは実質的に同じ動作となる。実施の形態3にかかる過熱検出回路500について説明する。実施の形態3にかかる過熱検出回路500の回路図を図5に示す。図5に示す過熱検出回路500は、電流源501、カレントミラー部502、過熱検出素子部503、検出回路部504を有している。
電流源501は、本実施の形態では、デプレッション型NMOSトランジスタMN51である。トランジスタMN51は、ゲートがソースに接続され、ソースがカレントミラー部のNMOSトランジスタMN52のドレインに接続されており、ドレインが電源電圧VCCに接続されている。デプレッション型NMOSトランジスタMN51は、ゲート長Lとゲート幅Wの設定によってNMOSトランジスタMN52に供給する電流I51の値を決定している。
カレントミラー部502は、NMOSトランジスタMN52、MN53、MN54を有している。NMOSトランジスタMN52、MN53、MN54のソースはVCC−6Vに接続されている。また、NMOSトランジスタMN52のゲートはドレインと接続されており、NMOSトランジスタMN53、MN54のゲートはMN52のゲートに接続されている。
NMOSトランジスタMN53のドレインは、過熱検出素子部503に接続されている。NMOSトランジスタMN53は、NMOSトランジスタMN52に供給される電流I51に基づいた電流I52をドレインから過熱検出素子部503に供給する。NMOSトランジスタMN54のドレインは、検出回路部504に接続されている。NMOSトランジスタMN54は、NMOSトランジスタMN52に供給される電流I51に基づいた電流I53をドレインから検出回路部504に供給する。
過熱検出素子部503はダイオードD51とPMOSトランジスタMP51とを有している。PMOSトランジスタMP51は、ソースが電源電圧VCCに接続され、ゲートがドレインに接続されており、ドレインがダイオードD11のアノードに接続されている。ダイオードD51のカソードは、ノードDET3を介してNMOSトランジスタMN53のドレインに接続されている。
検出回路部504は、本実施の形態では、PMOSトランジスタMP52である。PMOSトランジスタMP52は、ソースが電源電圧VCCに接続され、ドレインがノードDET4を介してNMOSトランジスタMN54のドレインに接続されており、ゲートがノードDET3に接続されている。なお、PMOSトランジスタMP52及びPMOSトランジスタMP51は、実質的に同一の工程で形成されるトランジスタである。
過熱検出回路500は、半導体基板の温度が過熱検出温度よりも低い場合に出力OT_LがHighレベル(例えば、電源電圧VCC)であって、半導体基板の温度が過熱検出温度よりも高い場合に出力OT_LがLowレベル(例えば、VCC−6V)となる。過熱検出温度は、過熱検出回路500の出力がHighレベルからLowレベルに切り替わる半導体基板の温度である。つまり、実施の形態3にかかる過熱検出回路500の出力の論理は、実施の形態1にかかる過熱検出回路100と同じになる。
ここで、過熱検出素子部503及び検出回路部504の動作は、基準電圧が電源電圧VCCとなっており、検出のための電圧を電源電圧VCCに対する電圧差として考えた場合、実施の形態1にかかる過熱検出素子部103及び検出回路部104と同じ検出原理となるため説明を省略する。
続いて、過熱検出回路500の動作について詳細に説明する。過熱検出回路500は、電源電圧VCCを基準として動作している。
半導体基板の温度が過熱検出温度よりも低い場合について説明する。まず、電流源501が電流I51を生成する。生成された電流I51は、カレントミラー部502のNMOSトランジスタMN53によって電流I52として過熱検出素子部503に供給され、NMOトランジスタMN54によって電流I53として検出回路部504に供給される。
ここで、電流I52、I53は、ゲート長Lがすべて同じである場合、NMOSトランジスタMN52のゲート幅W1とNMOSトランジスタMN53のゲート幅W2、MN54のゲート幅W3との比によってそれぞれ決まる。本実施の形態では、例えばI51>I52>I53の関係になるように設定される。
過熱検出素子部503は、電流I52の大きさに基づいて、ノードDET3に電圧VAを発生させる。この電圧VAは、半導体基板の温度が常温の場合、VCC−1.30Vとなる。
検出回路部504のPMOSトランジスタの閾値電圧Vth2は、半導体基板の温度が常温である場合、VCC−0.97Vである。このことから、電圧VAがVCC−1.30Vの場合、PMOSトランジスタMP52のゲート電圧が閾値電圧Vth2よりも高いため導通状態となる。これにより、PMOSトランジスタMP52には、NMOSトランジスタMN54から供給される電流I53が流れることになり、PMOSトランジスタMP52のドレイン電圧はHighレベルとなる。従って、過熱検出回路500の出力OT_LがHighレベルを出力する。
次に、半導体基板の温度が過熱検出温度よりも高い場合について説明する。まず、電流源501が電流I51を生成する。生成された電流I51は、カレントミラー部502のNMOSトランジスタMN53によって電流I52として過熱検出素子部503に供給され、NMOトランジスタMN54によって電流I53として検出回路部504に供給される。
過熱検出素子部503は、電流I52の大きさに基づいて、ノードDET3に電圧VAを発生させる。この電圧VAは、半導体基板の温度が195℃の場合、VCC−0.62Vとなる。
検出回路部504は、のPMOSトランジスタの閾値電圧Vth2は、半導体基板の温度が195℃である場合、VCC−0.63Vである。このことから、電圧VAがVCC−0.62Vの場合、PMOSトランジスタMP52のゲート電圧が閾値電圧Vth2よりも低いため非導通状態となる。これにより、PMOSトランジスタMP52のドレイン電圧はLowレベルとなる。従って、過熱検出回路500の出力OT_LがLowレベルを出力する。
実施の形態3にかかる過熱検出回路500によれば、過熱検出温度は実施の形態1と同様に、基準電圧REFに相当する電源電圧VCCに対して電圧VAと閾値電圧Vth2とを設定する。また、カレントミラー部で電流I51に基づいて生成される電流I52、I53、I54によって電圧VAと閾値電圧Vth2を設定する。さらに、PMOSトランジスタMP51とPMOSトランジスタMP52とを実質的に同じ工程で形成されるトランジスタとしている。これにより、実施の形態2にかかる過熱検出回路500は、実施の形態1にかかる過熱検出回路100と同様にバラツキの少ない過熱検出回路となる。
実施の形態4
実施の形態4にかかる過熱検出回路600を図6に示す。実施の形態4にかかる過熱検出回路600は、実施の形態3にかかる過熱検出回路500に対して、カレントミラー部にNMOSトランジスタMN55が追加され、さらにヒステリシス回路505が追加されている。実施の形態3と同じ部分については、同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
NMOSトランジスタMN55及びヒステリシス回路505について詳細に説明する。NMOSトランジスタMN55は、カレントミラー部502に追加されたPMOSトランジスタであり、ソースがVCC−6Vに接続され、ゲートがNMOSトランジスタMN52のゲートに接続され、ドレインがヒステリシス回路505に接続されている。
NMOSトランジスタMN55は、過熱検出回路400の過熱検出温度にヒステリシスを持たせる電流I54を供給する。また、実施の形態4では、電流I52と電流I54との和の電流で半導体基板の温度が常温から過熱検出温度になるまでの電圧VAを発生させる。なお、各電流は、例えばI51>(I52+I54)>I53の関係となるように設定されている。
ヒステリシス回路505は、本実施の形態では、ノードDET1との間に接続されるNMONトランジスタMN56である。NMOSトランジスタMN56は、ソースがNMOSトランジスタMN55のドレインに接続され、ソースがノードDET3に接続されており、ゲートには出力OT_Lが入力されている。
実施の形態4にかかる過熱検出回路600の動作を説明する。半導体基板の温度が過熱検出温度より低い場合は、出力OT_LがHighレベルを出力している。このため、NMOSトランジスタMN56のゲートにはHighレベルが入力される。これによって、NMOSトランジスタMN56は導通状態となり、過熱検出素子部503には電流I52とI54との和の電流が供給される。
半導体基板の温度が過熱検出温度より高い場合は、出力OT_LがLowレベルとなるため、NMOSトランジスタMN56のゲートにはLowレベルが入力される。これによって、NMOSトランジスタMN56は非導通状態となり、過熱検出素子部503には電流I52が供給される。この場合、過熱検出素子部503に供給される電流は、過熱を検出する前よりも少なくなるため、過熱検出素子部503が発生する電圧VAは電流I54に相当する電圧だけ低い電圧となる。
つまり、過熱検出回路600が過熱を検出した後、半導体基板の温度が下降すると、過熱検出回路600は、再び出力をLowレベルからHighレベルとする。しかしながら、過熱検出回路600は過熱を検出すると、過熱検出素子部503に供給する電流を削減し、電圧VAをより低い電圧とするために、電圧VAがPMOSトランジスタMP52の閾値電圧Vth2を下回るためには、過熱検出温度よりも低い温度まで半導体基板の温度が下がるまで待たなければならない。
従って、実施の形態4にかかる過熱検出回路600は、例えば過熱検出温度が190℃であって、過熱検出状態から通常状態に復帰する温度が180℃となるヒステリシスを持った過熱検出回路となる。
実施の形態4にかかる過熱検出回路600によれば、過熱検出温度は実施の形態3と同様に、基準電圧REFに相当する電源電圧VCCに対して電圧VAと閾値電圧Vth2とを設定する。また、カレントミラー部で電流I51に基づいて生成される電流I52、I53、I54によって電圧VAと閾値電圧Vth2を設定する。さらに、PMOSトランジスタMP51とPMOSトランジスタMP52とを実質的に同じ工程で形成されるトランジスタとしている。これにより、実施の形態4にかかる過熱検出回路600は、実施の形態3にかかる過熱検出回路500と同様にバラツキの少ない過熱検出回路となる。
また、実施の形態4にかかる過熱検出回路600は、過熱検出温度にヒステリシスを有していることで、過熱を検出した場合に実施の形態3にかかる過熱検出回路500よりも安定した動作となる。
実施の形態1にかかる過熱検出回路の回路図である。 実施の形態1にかかる検出回路部の入出力特性を示すグラフである。 実施の形態1にかかる電圧VAと閾値電圧Vth2の温度特性を示すグラフである。 実施の形態2にかかる過熱検出回路の回路図である。 実施の形態3にかかる過熱検出回路の回路図である。 実施の形態4にかかる過熱検出回路の回路図である。 従来の過熱検出回路の回路図である。
符号の説明
101 電流源
102 カレントミラー部
103 過熱検出素子部
104 検出回路部
105 インバータ
106 ヒステリシス回路
501 電流源
502 カレントミラー部
503 過熱検出素子部
504 検出回路部
505 ヒステリシス回路

Claims (7)

  1. 定電流を生成する電流源と、
    直列接続されたダイオードと第1のトランジスタとを含み、前記定電流に基づき生成される第1の電流によって動作し、半導体基板の温度に応じて変動する第1の電圧を生成する過熱検出素子部と、
    前記定電流に基づき生成される第2の電流によって動作し、前記第1の電圧が制御端子に入力され、前記半導体基板の温度に応じて変動する第2の電圧を閾値電圧とし、前記第1の電圧が前記閾値電圧を下回ったことに応じて過熱を検出する第2のトランジスタとを有し、
    前記定電流が増加した場合、前記第1の電圧及び前記第2の電圧は増加し、
    前記定電流が減少した場合、前記第1の電圧及び前記第2の電圧は減少し
    前記第1の電流及び前記第2の電流が同じ割合で変化した場合、前記第1の電圧と前記第2の電圧は、同じ割合で変化する過熱検出回路。
  2. 定電流を生成する電流源と、
    直列接続されたダイオードと第1のトランジスタとを含み、前記定電流に基づき生成される第1の電流及び半導体基板の温度に応じて変動する第1の電圧を生成する過熱検出素子部と、
    前記定電流に基づき生成される第2の電流及び前記半導体基板の温度に応じて変動する第2の電圧を閾値電圧とする第2のトランジスタを有し、前記第1の電圧が前記閾値電圧以上であるときに前記第2のトランジスタがオンすることにより非加熱を検出し、前記第1の電圧が前記閾値電圧を下回ったときに前記第2のトランジスタがオフすることにより過熱を検出する検出回路部とを有し、
    前記第1の電流及び前記第2の電流が同じ割合で変化した場合、前記第1の電圧と前記第2の電圧は、同じ割合で変化する過熱検出回路。
  3. 前記過熱検出素子部は、前記ダイオード及び前記第1のトランジスタの温度特性に基づいて前記第1の電圧を変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の過熱検出回路。
  4. 前記第1の電圧の温度特性は、前記第2の電圧の温度特性よりも温度変化に対して大きな電圧変化量であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の過熱検出回路。
  5. 前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、実質的に同じ工程で形成されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の過熱検出回路。
  6. 前記定電流は、前記第1の電流よりも大きく、さらに前記第1の電流は、前記第2の電流よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の過熱検出回路。
  7. 前記第2のトランジスタによる過熱検出動作に対して過熱検出温度のヒステリシス特性を与えるヒステリシス回路を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の過熱検出回路。
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