JP3358459B2 - 温度検出回路 - Google Patents

温度検出回路

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JP3358459B2
JP3358459B2 JP24221996A JP24221996A JP3358459B2 JP 3358459 B2 JP3358459 B2 JP 3358459B2 JP 24221996 A JP24221996 A JP 24221996A JP 24221996 A JP24221996 A JP 24221996A JP 3358459 B2 JP3358459 B2 JP 3358459B2
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淳一 永田
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/01Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using semiconducting elements having PN junctions

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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイオードの順方
向降下電圧に基づき周囲温度の上昇を検出する温度検出
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば電気負荷に負荷電流を
流す出力トランジスタの近傍に配置され、その出力トラ
ンジスタが異常に発熱したことを検出する温度検出回路
として、特開平6−332555号公報に開示されてい
るようなものがある。
【0003】即ち、図7(A)に示すように、上記公報
に開示の温度検出回路は、カソードが接地電位(GN
D:0V)に接続された温度検出用のダイオードDと、
電源電圧VDと接地電位との間に設けられ、抵抗R1を
介して基準電流が流れるPチャンネル型のMOSトラン
ジスタT1と、MOSトランジスタT1と共にカレント
ミラー回路を構成すると共に、電源電圧VDとダイオー
ドDのアノードとの間に接続されたPチャンネル型のM
OSトランジスタT2と、このMOSトランジスタT2
と同様にMOSトランジスタT1と共にカレントミラー
回路を構成すると共に、MOSトランジスタT2と並列
に且つダイオードDに直列に接続されたPチャンネル型
のMOSトランジスタT3と、基準電源Kからの基準電
圧Vref とダイオードDのアノードの電圧とを大小比較
する比較器CMPと、電源電圧VDからMOSトランジ
スタT3へ至る電流経路を、比較器CMPの出力に応じ
て連通/遮断するPチャンネル型のMOSトランジスタ
T4と、比較器CMPの出力をレベル反転させて端子S
から外部へ出力するための抵抗R2及びNチャンネル型
のMOSトランジスタT5とを備えている。
【0004】次に、このような温度検出回路の動作につ
いて説明する。まず、ダイオードDには、MOSトラン
ジスタT2を介して、MOSトランジスタT1に流れる
基準電流を所定倍した一定電流Iaが常時流れる。ここ
で、前述した出力トランジスタの温度が低い場合には、
ダイオードDの周囲温度及び接合部温度も低く、その順
方向降下電圧が大きくなるため、ダイオードDのアノー
ドの電圧(以下単に、アノード電圧ともいう)が基準電
圧Vref よりも高くなって比較器CMPの出力がロウレ
ベルとなる。そして、比較器CMPの出力がロウレベル
であると、MOSトランジスタT4がオンして、MOS
トランジスタT3が、上記基準電流を所定倍した一定電
流IbをダイオードDに流すため、ダイオードDに流れ
る電流ID は、MOSトランジスタT2により流される
一定電流IaとMOSトランジスタT3により流される
一定電流Ibとの和(Ia+Ib)となり、ダイオード
Dのアノード電圧は更に高くなる。
【0005】一方、このような状態で、上記出力トラン
ジスタの温度が上昇すると、ダイオードDの周囲温度及
び接合部温度も上昇し、その順方向降下電圧が小さくな
る。そして、ダイオードDのアノード電圧が基準電圧V
ref よりも低くなると、比較器CMPの出力がロウレベ
ルからハイレベルに反転して、MOSトランジスタT4
がオフし、この結果、電源電圧VDからMOSトランジ
スタT3へ至る電流経路が遮断されるため、ダイオード
Dに流れる電流ID が、MOSトランジスタT2からの
一定電流Iaだけに減少して、ダイオードDのアノード
電圧は更に低くなる。尚、比較器CMPの出力がハイレ
ベルに変化すると、MOSトランジスタT5がオンし
て、端子Sから過熱を示すロウレベルの信号が当該回路
の外部へ出力される。
【0006】よって、その後、ダイオードDの温度が低
下して、比較器CMPの出力がハイレベルに反転した時
点の温度(即ち、過熱検知した時の温度であり、以下、
過熱検知温度という)まで下がっても、ダイオードDに
流れる電流ID が減少されているために、ダイオードD
のアノード電圧は基準電圧Vref よりも低いままとな
る。そして、過熱検知温度よりも更に温度が低下した時
点で、比較器CMPの出力がハイレベルからロウレベル
に戻り、ダイオードDにMOSトランジスタT2からの
一定電流IaとMOSトランジスタT3からの一定電流
Ibとが共に流れる初期状態(即ち、非過熱検知の状
態)へ復帰する。
【0007】つまり、図7(A)に示す従来の温度検出
回路では、ダイオードDの順方向降下電圧に基づき周囲
温度の上昇を検出するのであるが、ダイオードDに一定
電流を流すための定電流供給素子として、2つのMOS
トランジスタT2,T3を並列に設け、そのうちの一方
のMOSトランジスタT3の電流経路を、比較器CMP
の出力に応じてMOSトランジスタT4により連通/遮
断することで、非過熱検知状態におけるダイオードDの
電流ID (=Ia+Ib)よりも過熱検知状態における
ダイオードDの電流ID (=Ia)を小さくするように
しており、このような電流制御によって、過熱検知温度
と、過熱検知状態から非過熱検知状態へ復帰する時の温
度(以下、復帰温度という)とに、ヒステリシス幅を設
けるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7
(A)に示した従来の温度検出回路では、MOSトラン
ジスタT4をオンさせた場合に、このMOSトランジス
タT4が、ダイオードDの電流経路において実質的な抵
抗となるため、この抵抗成分の温度特性により、過熱検
知を行う際のヒステリシス幅を精度良く設定することが
できなかった。
【0009】具体的に説明すると、まず、過熱検知温度
と復帰温度とのヒステリシス幅Thys は、下記の式1に
示すように、非過熱検知状態におけるダイオードDの電
流(Ia+Ib)と過熱検知状態におけるダイオードD
の電流(Ia)との比によって決定される。尚、式1に
おいて、VT は、下記の式2の如くボルツマン定数k,
絶対温度T,及び電子の電荷qによって決まる定数であ
り、常温において約26mVである。また、αは、ダイ
オードDの順方向降下電圧の温度係数である。
【0010】
【数1】 Thys =[VT ×ln{(Ia+Ib)/Ia}]/α …(式1)
【0011】
【数2】VT =k×T/q …(式2) そして、図7(A)の温度検出回路では、定電流供給素
子としての2つのMOSトランジスタT2,T3自身の
温度特性がたとえ相殺されたとしても、MOSトランジ
スタT4による抵抗成分の温度特性によって、MOSト
ランジスタT3によりダイオードDに流される電流Ib
と、MOSトランジスタT2によりダイオードDに流さ
れる電流Iaとの比が変動してしまい、この結果、上記
式1における{}内の値が変動してしまうため、ヒステ
リシス幅Thys を一定にすることが非常に難しくなるの
である。
【0012】尚、上記特開平6−332555号公報に
は、図7(B)に示すような温度検出回路も開示されて
いる。即ち、この温度検出回路は、図7(A)の温度検
出回路に対して、MOSトランジスタT3,T4を削除
する代わりに、電源電圧VDから当該温度検出回路へ至
る電流経路に抵抗R3を直列に設けるようにしており、
前述したように比較器CMPの出力がロウレベルからハ
イレベルに反転して(過熱検知して)、信号出力用のM
OSトランジスタT5がオンすると、MOSトランジス
タT1,T2に印加される電圧が、電源電圧VDを2つ
の抵抗R2,R3で分圧した値にまで低下して、MOS
トランジスタT2からダイオードDに流れる電流ID が
減少するようにしている。そして、このような電圧制御
により、過熱検知を行う際のヒステリシス幅を設けるよ
うにしている。
【0013】しかしながら、図7(B)の従来回路で
も、抵抗R2,R3の温度特性によって、ダイオードD
に流れる電流ID が変化してしまい、ヒステリシス幅を
精度良く設定することはできなかった。本発明は、こう
した問題に鑑みなされたものであり、過熱検知を行う際
のヒステリシス幅を精度良く設定することのできる温度
検出回路を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の温度検出
回路においては、ダイオードに直列に接続された第1の
定電流供給素子が、そのダイオードに第1の一定電流を
流し、また、第1の定電流供給素子と並列に、且つ、前
記ダイオードに直列に接続された第2の定電流供給素子
が、前記ダイオードに第2の一定電流を流す。そして、
電圧検出部が、前記ダイオードの順方向降下電圧を検出
して、その検出値が所定値よりも小さい時に、過熱を示
す信号を出力し、この電圧検出部から前記過熱を示す信
号が出力されている時に、バイパス回路が、前記第2の
定電流供給素子によって流される第2の一定電流を前記
ダイオード以外の他の電流経路にバイパスさせて、前記
ダイオードに前記第1の一定電流だけが流れるようにす
る。
【0015】つまり、請求項1に記載の温度検出回路で
は、図7(A)に示した従来回路と同様に、ダイオード
の温度が低く、その順方向降下電圧が所定値よりも小さ
くない時には、ダイオードに第1の定電流供給素子によ
る第1の一定電流と第2の定電流供給素子による第2の
一定電流とを合わせて流し、ダイオードの温度が高くな
って、その順方向降下電圧が所定値よりも小さくなる
と、ダイオードに第1の定電流供給素子による第1の一
定電流だけを流すようにして、過熱検知温度と復帰温度
とにヒステリシス幅を設けているのであるが、上記従来
回路のように、第2の定電流供給素子がダイオードに電
流を流すための電流経路にスイッチング素子(図7のM
OSトランジスタT4に相当)を設けるのではなく、過
熱検知した場合に、第2の定電流供給素子によって流さ
れる第2の一定電流をダイオード以外の他の電流経路に
バイパスさせるようにしている。
【0016】よって、このような請求項1に記載の温度
検出回路によれば、ダイオードの電流経路に余分な抵抗
成分が直列に接続されず、ヒステリシス幅の温度特性
は、第1の定電流供給素子及び第2の定電流供給素子の
温度特性(詳しくは、流す一定電流と温度との関係)に
のみ依存することとなるため、ヒステリシス幅を極めて
精度良く設定することができる。
【0017】即ち、第1の定電流供給素子によりダイオ
ードに流される一定電流をIaとし、第2の定電流供給
素子によりダイオードに流される一定電流をIbとする
と、ヒステリシス幅は、前述した式1によって表される
が、第1及び第2の定電流供給素子として、温度特性が
互いに同じものを用いさえすれば、式1における{}内
の値を常に一定値とすることができ、この結果、ヒステ
リシス幅を温度変化に拘らず一定にすることができるの
である。
【0018】次に、請求項2に記載の温度検出回路は、
請求項1に記載の温度検出回路をより具体化したもので
あり、温度検出用ダイオードのカソードが、第1の電位
に接続されており、第1の定電流供給素子の2つの出力
端子のうち、一方が前記第1の電位よりも高い第2の電
位に接続され、他方が温度検出用ダイオードのアノード
に接続されている。また、第2のダイオードのカソード
が、温度検出用ダイオードのアノードに接続されてお
り、第2の定電流供給素子の2つの出力端子のうち、一
方が前記第2の電位(>第1の電位)に接続され、他方
第2のダイオードのアノードに接続されている。そし
て、比較器が、予め設定された基準電圧と温度検出用ダ
イオードのアノードの電圧とを比較して、そのアノード
の電圧が前記基準電圧よりも低い時に、過熱を示す信号
を出力し、この比較器から過熱を示す前記信号が出力さ
れている時に、スイッチング素子が、第2のダイオード
のアノードと第1の電位とを短絡させる。
【0019】このような請求項2に記載の温度検出回路
において、温度検出用ダイオードには、第2の電位から
第1の定電流供給素子を介して、第1の一定電流が常時
流れる。ここで、温度検出用ダイオードの温度が低くて
順方向降下電圧が大きく、そのアノードの電圧が基準電
圧よりも低くない時には、比較器から過熱を示す信号が
出力されないため、スイッチング素子は作動せずに開放
状態となる。よって、この時には、温度検出用ダイオー
ドに、第2の電位から第2の定電流供給素子及び第2の
ダイオードを介して、第2の一定電流も流れ、この結
果、温度検出用ダイオードに流れる電流は、第1の定電
流供給素子により流される第1の一定電流と第2の定電
流供給素子により流される第2の一定電流との和とな
り、温度検出用ダイオードのアノードの電圧は更に高く
なる。
【0020】一方、このような状態で温度が上昇し、温
度検出用ダイオードの順方向降下電圧が小さくなって、
そのアノードの電圧が基準電圧よりも低くなると、比較
器から過熱を示す信号が出力される。すると、スイッチ
ング素子が、第2のダイオードのアノードと第1の電位
とを短絡させるため、第2の電位から第2の定電流供給
素子を介して流れる第2の一定電流は、温度検出用ダイ
オードではなく、スイッチング素子を経由して第1の電
位へ直接流れることとなる。このため、温度検出用ダイ
オードに流れる電流が、第1の定電流供給素子による第
1の一定電流だけに減少して、温度検出用ダイオードの
アノードの電圧は更に低くなる。
【0021】尚、スイッチング素子が、第2のダイオー
ドのアノードと第1の電位とを短絡させた場合に、第2
の電位から第1の定電流供給素子を介して流れる第1の
一定電流は、第2のダイオードによってスイッチング素
子へ流れることが防止されるため、温度検出用ダイオー
ドに継続して流れることとなる。
【0022】よって、その後、温度検出用ダイオードの
温度が低下して、比較器から過熱を示す信号が出力され
た時点の温度(即ち、過熱検知温度)まで下がっても、
温度検出用ダイオードに流れる電流が減少されているた
めに、温度検出用ダイオードのアノードの電圧は基準電
圧よりも低いままとなる。そして、過熱検知温度よりも
更に温度が低下した時点で、比較器から過熱を示す信号
が出力されなくなり、温度検出用ダイオードに第1の定
電流供給素子からの第1の一定電流と第2の定電流供給
素子からの第2の一定電流とが共に流れる非過熱検知の
状態へ復帰する。
【0023】つまり、請求項2に記載の温度検出回路で
は、温度検出用ダイオードのアノードの電圧が基準電圧
よりも低くなって過熱を検知すると、第2の電位から第
2の定電流供給素子を介して温度検出用ダイオードに流
れていた第2の一定電流を、スイッチング素子により、
第1の電位(即ち、温度検出用ダイオードのカソード側
の電位)に直接流す(バイパスする)ようにして、過熱
検知温度と復帰温度とにヒステリシス幅を設けている。
【0024】そして、このような請求項2に記載の温度
検出回路によれば、温度検出用ダイオードの電流経路に
余分な抵抗成分を直列に接続することなく、過熱検知を
行う際のヒステリシスを設けることができるため、前述
した請求項1に記載の温度検出回路と同様に、第1及び
第2の定電流供給素子として、温度特性が互いに同じも
のを用いさえすれば、式1における{}内の値を常に一
定値とすることができ、ヒステリシス幅を温度変化に拘
らず一定にすることができる。そして、このようにヒス
テリシス幅を極めて精度良く設定することができるた
め、高精度な温度検出(過熱検知)が可能となる。
【0025】一方、請求項3に記載の温度検出回路も、
請求項1に記載の温度検出回路をより具体化したもので
あり、温度検出用ダイオードのアノードが、第1の電位
に接続されており、第1の定電流供給素子の2つの出力
端子のうち、一方が前記第1の電位よりも低い第2の電
位に接続され、他方が温度検出用ダイオードのカソード
に接続されている。また、第2のダイオードのアノード
が、温度検出用ダイオードのカソードに接続されてお
り、第2の定電流供給素子の2つの出力端子のうち、一
方が前記第2の電位(<第1の電位)に接続され、他方
第2のダイオードのカソードに接続されている。そし
て、比較器が、予め設定された基準電圧と温度検出用ダ
イオードのカソードの電圧とを比較して、そのカソード
の電圧が前記基準電圧よりも高い時に、過熱を示す信号
を出力し、この比較器から過熱を示す前記信号が出力さ
れている時に、スイッチング素子が、第2のダイオード
のカソードと第1の電位とを短絡させる。
【0026】つまり、請求項3に記載の温度検出回路で
は、請求項2に記載の温度検出回路に対し、第1の電位
が第2の電位よりも高い電位に設定されていると共に、
第1及び第2の定電流供給素子が、温度検出用ダイオー
ドよりも低電位側に接続されている。
【0027】具体的に説明すると、温度検出用ダイオー
ドの温度が低くて順方向降下電圧が大きく、そのカソー
ドの電圧が基準電圧よりも高くない時には、第1の電位
から温度検出用ダイオード及び第1の定電流供給素子を
経由して第2の電位へ第1の一定電流が流れると共に、
第1の電位から温度検出用ダイオード,第2のダイオー
ド,及び第2の定電流供給素子を経由して第2の電位へ
第2の一定電流が流れ、この結果、温度検出用ダイオー
ドには、第1の一定電流と第2の一定電流とを合わせた
電流が流れることとなる。
【0028】そして、温度が上昇して温度検出用ダイオ
ードの順方向降下電圧が小さくなり、そのカソードの電
圧が基準電圧よりも高くなると(即ち、過熱検知する
と)、スイッチング素子が、第2のダイオードのカソー
ドと第1の電位とを短絡させるため、それまで温度検出
用ダイオードに流れていた第2の一定電流が、第1の電
位からスイッチング素子及び第2の定電流供給素子を経
由して第2の電位へ直接流れるようになる。
【0029】このような請求項3に記載の温度検出回路
によっても、温度検出用ダイオードの電流経路に余分な
抵抗成分を直列に接続することなく、過熱検知を行う際
のヒステリシスを設けることができるため、請求項2に
記載の温度検出回路と全く同様に、ヒステリシス幅を極
めて精度良く設定することができ、高精度な温度検出
(過熱検知)が可能となる。
【0030】ところで、請求項2又は請求項3に記載の
温度検出回路において、第1及び第2の定電流供給素子
としては、請求項4に記載のような第1及び第2のトラ
ンジスタを用いることができる。即ち、請求項4に記載
の温度検出回路では、第1の電位と第2の電位との間に
コレクタとエミッタ或いはドレインとソースからなる2
つの出力端子が直列に接続されると共に、その2つの出
力端子間に予め設定された一定の基準電流が流れるよう
に構成された基準電流生成用トランジスタを備えてお
り、この基準電流生成用トランジスタと共にカレントミ
ラー回路を構成して、上記基準電流に対し第1の所定倍
となる電流を流す第1のトランジスタを、第1の定電流
供給素子として用い、同じく前記基準電流生成用トラン
ジスタと共にカレントミラー回路を構成して、上記基準
電流に対し第2の所定倍となる電流を流す第2のトラン
ジスタを、第2の定電流供給素子として用いるようにし
ている。
【0031】そして、このように構成すれば、第1の定
電流供給素子としての第1のトランジスタと、第2の定
電流供給素子としての第2のトランジスタとで、互いの
温度特性(即ち、流す電流と温度との関係)が同じにな
るため、前述した式1における{}内の値を温度変化に
拘らず一定にすることができ、請求項2又は請求項3に
記載の温度検出回路による効果、即ちヒステリシス幅を
極めて精度良く設定することができるという効果を、非
常に簡単な構成で得ることができる。
【0032】尚、請求項1に記載の温度検出回路におけ
るダイオードと、請求項2〜4に記載の温度検出回路に
おける温度検出用ダイオード及び第2のダイオードと
は、PN接合を有すると共に該PN接合により順方向電
圧を発生させる半導体素子であれば良く、2つの端子を
有する通常のダイオードはもとより、MOSトランジス
タの寄生ダイオードや、バイポーラトランジスタのベー
スとエミッタ、或いは、ベースとコレクタ等を用いるこ
とができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形
態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明
の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ること
は言うまでもない。
【0034】「第1実施例」 まず図1は、第1実施例の温度検出回路を表す回路図で
ある。図1に示すように、本第1実施例の温度検出回路
は、カソードが第1の電位としての接地電位(GND:
0V)に接続された温度検出用ダイオード1と、2つの
出力端子の間に第1の一定電流Iaを流すように構成さ
れると共に、当該2つの出力端子のうちの一方が接地電
位よりも高い第2の電位としての電源電圧(本実施例で
は、5V)VDに接続され、他方が温度検出用ダイオー
ド1のアノードに接続された第1の定電流供給素子3
と、カソードが温度検出用ダイオード1のアノードに接
続された第2のダイオード5と、2つの出力端子の間に
第2の一定電流Ibを流すように構成されると共に、当
該2つの出力端子のうちの一方が電源電圧VDに接続さ
れ、他方が第2のダイオード5のアノードに接続された
第2の定電流供給素子7と、基準電源9からの基準電圧
Vref と温度検出用ダイオード1のアノードの電圧とを
比較し、温度検出用ダイオード1のアノードの電圧が基
準電圧Vref よりも低い時に、過熱を示すハイレベルの
信号を出力する比較器11と、コレクタが第2のダイオ
ード5のアノードに接続され、エミッタが接地電位に接
続され、ベースが抵抗15を介して比較器11の出力端
子に接続された、スイッチング素子としてのNPN型の
トランジスタ13とを備えている。
【0035】そして更に、本実施例の温度検出回路は、
電源電圧VDに一端が接続された抵抗又は定電流源から
なるインピーダンス素子17と、コレクタがインピーダ
ンス素子17の電源電圧VDとは反対側の端部に接続さ
れ、エミッタが接地電位に接続され、ベースが抵抗21
を介して比較器11の出力端子に接続されたNPN型の
トランジスタ19と、からなる出力バッファを備えてい
る。
【0036】尚、上記出力バッファは、比較器11の出
力を、トランジスタ19のコレクタに接続された出力端
子23から電流駆動能力を増大させて外部へ出力するた
めに設けられたものであり、本実施例では、比較器11
の出力がレベル反転されて出力端子23から出力され
る。また、このような出力バッファ(インピーダンス素
子17及びトランジスタ19)は、省略することも可能
である。
【0037】一方、基準電源9から比較器11に入力さ
れる基準電圧Vref は、温度検出用ダイオード1に上記
第1の一定電流Iaと上記第2の一定電流Ibとが合わ
せて流れている条件下にて、温度検出用ダイオード1の
接合部温度が検知すべき所定温度となった場合の該温度
検出用ダイオード1の順方向降下電圧に相当する値(例
えば0.6V付近)に設定されている。
【0038】ここで、本第1実施例の温度検出回路の更
に詳細な回路図を図2に示す。図2に示すように、本実
施例の温度検出回路は、図1に示した素子に加えて、更
に、ベースとコレクタが互いに接続され、エミッタが電
源電圧VDに接続された、基準電流生成用トランジスタ
としてのPNP型のトランジスタ25と、このトランジ
スタ25のコレクタに一端が接続され、他端が接地電位
に接続されて、トランジスタ25(詳しくは、エミッタ
−コレクタ間)に一定の基準電流Irefを流す定電流回
路27とを備えている。
【0039】そして、本第1実施例では、第1の定電流
供給素子3として、ベースが上記トランジスタ25のベ
ースに共通接続されてトランジスタ25と共にカレント
ミラー回路を構成し、上記基準電流Iref に対し第1の
所定倍n1となる電流を第1の一定電流Iaとして流す
PNP型のトランジスタ(第1のトランジスタ)3を用
いており、同様に、第2の定電流供給素子7として、ベ
ースがトランジスタ25のベースに共通接続されてトラ
ンジスタ25と共にカレントミラー回路を構成し、上記
基準電流Iref に対し第2の所定倍n2となる電流を第
2の一定電流Ibとして流すPNP型のトランジスタ
(第2のトランジスタ)7を用いている。
【0040】尚、基準電流Iref と第1の一定電流Ia
との比(即ち、上記第1の所定倍n1)は、トランジス
タ25とトランジスタ3とのトランジスタサイズによっ
て決まるカレントミラー回路のミラー比であり、同様
に、基準電流Iref と第2の一定電流Ibとの比(即
ち、上記第2の所定倍n2)は、トランジスタ25とト
ランジスタ7とのトランジスタサイズによって決まるカ
レントミラー回路のミラー比である。
【0041】また、本実施例では、前記出力バッファを
構成するインピーダンス素子17としても、ベースがト
ランジスタ25のベースに共通接続されてトランジスタ
25と共にカレントミラー回路を構成し、上記基準電流
Iref に対し所定倍となる電流を流すPNP型のトラン
ジスタ17を用いている。
【0042】一方、比較器11は、図2に示す如く、7
つのバイポーラトランジスタ31〜39,45,47と
2つの入力保護抵抗41,43からなる周知の構成を有
しており、入力保護抵抗41のトランジスタ33とは反
対側の端部が、(−)端子として温度検出用ダイオード
1のアノードに接続され、入力保護抵抗43のトランジ
スタ35とは反対側の端部が、(+)端子として基準電
源9に接続されている。
【0043】一方更に、本実施例の温度検出回路では、
図2に示す各素子が同一の半導体チップ上に形成されて
いる。次に、以上のように構成された温度検出回路の動
作について説明する。まず、温度検出用ダイオード1に
は、電源電圧VDから第1の定電流供給素子3(詳しく
は、トランジスタ3のエミッタ−コレクタ間)を介し
て、第1の一定電流Ia(=Iref ×n1)が常時流れ
る。
【0044】ここで、当該温度検出回路の周囲温度が低
い場合には、温度検出用ダイオード1の接合部温度も低
く、その順方向降下電圧が大きくなる。そして、温度検
出用ダイオード1のアノードの電圧が基準電圧Vref よ
りも低くない時には、比較器11の出力がロウレベルと
なるため、トランジスタ13はオフ状態となる。よっ
て、この時には、温度検出用ダイオード1に、電源電圧
VDから第2の定電流供給素子7(詳しくは、トランジ
スタ7のエミッタ−コレクタ間)及び第2のダイオード
5を介して、第2の一定電流Ib(=Iref ×n2)も
流れ、この結果、温度検出用ダイオード1に流れる電流
ID は、第1の定電流供給素子3により流される第1の
一定電流Iaと第2の定電流供給素子7により流される
第2の一定電流Ibとの和(Ia+Ib)となり、温度
検出用ダイオード1のアノードの電圧は更に高くなる。
【0045】一方、このような状態で、当該温度検出回
路の周囲温度が上昇すると、温度検出用ダイオード1の
接合部温度も上昇し、その順方向降下電圧が小さくな
る。そして、温度検出用ダイオード1のアノードの電圧
が基準電圧Vref よりも低くなると、比較器11の出力
がロウレベルから過熱を示すハイレベルに反転して、ト
ランジスタ13がオン状態となる。すると、このトラン
ジスタ13により、第2のダイオード5のアノードと接
地電位とが短絡されるため、電源電圧VDから第2の定
電流供給素子7を介して流れる第2の一定電流Ibは、
図1及び図2の点線で示すように、温度検出用ダイオー
ド1ではなく、トランジスタ13を経由して接地電位へ
直接流れることとなる。このため、温度検出用ダイオー
ド1に流れる電流ID が、第1の定電流供給素子3によ
る第1の一定電流Iaだけに減少して、温度検出用ダイ
オード1のアノードの電圧は更に低くなる。
【0046】尚、トランジスタ13がオンした場合に、
電源電圧VDから第1の定電流供給素子3を介して流れ
る第1の一定電流Iaは、第2のダイオード5によって
トランジスタ13へ流れることが防止されるため、温度
検出用ダイオード1に継続して流れることとなる。ま
た、比較器11の出力がハイレベルに変化すると、トラ
ンジスタ19がオンして、出力端子23から過熱を示す
ロウレベルの信号が当該温度検出回路の外部へ出力され
る。
【0047】よって、その後、温度検出用ダイオード1
の温度が低下して、比較器11の出力がハイレベルに反
転した時点の温度(即ち、過熱検知温度)まで下がって
も、温度検出用ダイオード1に流れる電流ID が減少さ
れているために、温度検出用ダイオード1のアノードの
電圧は基準電圧Vref よりも低いままとなる。そして、
過熱検知温度よりも更に温度が低下した時点で、比較器
11の出力がハイレベルからロウレベルに戻り、温度検
出用ダイオード1に第1の定電流供給素子3からの第1
の一定電流Iaと第2の定電流供給素子7からの第2の
一定電流Ibとが共に流れる非過熱検知の状態へ復帰す
る。
【0048】つまり、本実施例の温度検出回路では、温
度検出用ダイオード1の温度が低く、そのアノードの電
圧が基準電圧Vref よりも低くない時には、温度検出用
ダイオード1に第1の定電流供給素子3による第1の一
定電流Iaと第2の定電流供給素子7による第2の一定
電流Ibとを合わせて流し、温度検出用ダイオード1の
温度が高くなって、そのアノードの電圧が基準電圧Vre
f よりも低くなると、温度検出用ダイオード1に第1の
定電流供給素子3による第1の一定電流Iaだけを流す
ようにして、過熱検知温度と復帰温度(過熱検知状態か
ら非過熱検知状態へ復帰する時の温度)とにヒステリシ
ス幅を設けている。
【0049】そして特に、本実施例の温度検出回路で
は、温度検出用ダイオード1のアノードの電圧が基準電
圧Vref よりも低くなって過熱を検知すると、電源電圧
VDから第2の定電流供給素子7を介して温度検出用ダ
イオード1に流れていた第2の一定電流Ibを、トラン
ジスタ13により、接地電位(即ち、温度検出用ダイオ
ード1のカソード側の電位)に直接流すようにして、温
度検出用ダイオード1に流れる電流ID を減少させるよ
うにしている。
【0050】よって、このような本第1実施例の温度検
出回路によれば、図7(A)に示した従来回路のよう
に、温度検出用ダイオード1の電流経路に余分な抵抗成
分を直列に接続することなく、過熱検知を行う際のヒス
テリシスを設けることができるため、ヒステリシス幅を
極めて精度良く設定することができる。
【0051】即ち、ステリシス幅は、前述した式1によ
って表され、第1及び第2の定電流供給素子3,7とし
て、温度特性(即ち、流す電流と温度との関係)が互い
に同じものを用いさえすれば、式1における{}内の値
を常に一定値とすることができる。そして、本実施例で
は、第1の定電流供給素子3と第2の定電流供給素子7
とが、基準電流生成用のトランジスタ25と共に夫々カ
レントミラー回路を構成するトランジスタ3,7である
ため、第1及び第2の定電流供給素子3,7の温度特性
が同じになり、式1における{}内の値が温度変化に拘
らず一定となるため、ヒステリシス幅を温度変化に拘ら
ず精度良く設定できるのである。
【0052】そして、このようにヒステリシス幅を極め
て精度良く設定することができるため、高精度な温度検
出(過熱検知)が可能となる。尚、本第1実施例と請求
項1に記載の本発明との対応は、比較器11が電圧検出
部に相当し、第2のダイオード5及びトランジスタ13
がバイパス回路に相当している。
【0053】「第2実施例」前述した第1実施例の温度
検出回路は、第1及び第2の定電流供給素子3,7が、
温度検出用ダイオード1よりも高電位側に接続されたも
のであったが、次に第2実施例として、第1及び第2の
定電流供給素子3,7が、温度検出用ダイオード1より
も低電位側に接続された温度検出回路について、図3及
び図4を用いて説明する。尚、図3は、第2実施例の温
度検出回路を表す回路図であり、図4は、図1に対する
図2の関係と同様に、図3の詳細を表す回路図である。
【0054】図3及び図4に示すように、第2実施例の
温度検出回路は、第1実施例における接地電位側を電源
電圧VD側とすると共に、第1実施例における電源電圧
VD側を接地電位側として構成されたものであり、第1
実施例の温度検出回路に対して、主に下記の(1)〜
(4)の4点が異なっている。
【0055】(1)温度検出用ダイオード1のアノード
が、電源電圧VDに接続されており、第1の定電流供給
素子3の2つの出力端子のうち、一方が接地電位に接続
され、他方が温度検出用ダイオード1のカソードに接続
されている。また、第2のダイオード5のアノードが、
温度検出用ダイオード1のカソードに接続されており、
第2の定電流供給素子7の2つの出力端子のうち、一方
が接地電位に接続され、他方が第2のダイオード5のカ
ソードに接続されている。
【0056】(2)基準電源9から比較器11に入力さ
れる基準電圧Vref は、電源電圧VDから第1実施例の
基準電圧Vref だけ低い値(例えば4.4V付近)に設
定されている。そして、比較器11は、基準電源9から
の基準電圧Vref と温度検出用ダイオード1のカソード
の電圧とを比較して、そのカソードの電圧が基準電圧V
ref よりも高い時に、過熱を示すロウレベルの信号を出
力する。
【0057】(3)トランジスタ13として、PNP型
トランジスタが用いられており、そのエミッタが電源電
圧VDに接続され、コレクタが第2のダイオード5のカ
ソードに接続されている。 (4)上記(1)〜(3)の変更に伴い、基準電流生成
用のトランジスタ25として、NPN型トランジスタを
用いており、このトランジスタ25は、定電流回路27
よりも低電位側(接地電位側)に接続されている。そし
て、第1の定電流供給素子3としてのトランジスタ3
と、第2の定電流供給素子7としてのトランジスタ7
も、NPN型トランジスタとなっている。そして更に、
インピーダンス素子17(トランジスタ17)として
も、NPN型トランジスタを用いると共に、トランジス
タ19として、PNP型トランジスタを用いており、ト
ランジスタ19がインピーダンス素子17よりも高電位
側(電源電圧VD側)に接続されている。
【0058】以上のように構成された第2実施例の温度
検出回路では、前述した第1実施例の温度検出回路に対
して、電流の流れる方向が逆になるだけで同様の作用・
効果を奏する。具体的に説明すると、温度検出用ダイオ
ード1の温度が低くて順方向降下電圧が大きく、そのカ
ソードの電圧が基準電圧Vref よりも高くない時には、
電源電圧VDから温度検出用ダイオード1及び第1の定
電流供給素子3(詳しくは、トランジスタ3のコレクタ
−エミッタ間)を経由して接地電位へ第1の一定電流I
aが流れると共に、電源電圧VDから温度検出用ダイオ
ード1,第2のダイオード5,及び第2の定電流供給素
子7(詳しくは、トランジスタ7のコレクタ−エミッタ
間)を経由して接地電位へ第2の一定電流Ibが流れ、
この結果、温度検出用ダイオード1には、第1の一定電
流Iaと第2の一定電流Ibとを合わせた電流が流れる
こととなる。
【0059】そして、温度が上昇して温度検出用ダイオ
ード1の順方向降下電圧が小さくなり、そのカソードの
電圧が基準電圧Vref よりも高くなると(即ち、過熱検
知すると)、比較器11の出力がハイレベルから過熱を
示すロウレベルに反転して、トランジスタ13がオン状
態となる。すると、このトランジスタ13により、第2
ダイオード5のカソードと電源電圧VDとが短絡され
るため、それまで温度検出用ダイオード1に流れていた
第2の一定電流Ibは、図3及び図4の点線で示すよう
に、電源電圧VDからトランジスタ13及び第2の定電
流供給素子7を経由して接地電位へ直接流れるようにな
る。尚、トランジスタ13がオンした場合に、電源電圧
VDからトランジスタ13を介して流れる電流は、第2
ダイオード5によって第1の定電流供給素子3(トラ
ンジスタ3)へ流れることが防止されるため、温度検出
用ダイオード1には、第1の定電流供給素子3に流れる
第1の一定電流Iaが継続して流れることとなる。ま
た、比較器11の出力がロウレベルに変化すると、トラ
ンジスタ19がオンして、出力端子23から過熱を示す
ハイレベルの信号が当該温度検出回路の外部へ出力され
る。
【0060】このような第2実施例の温度検出回路によ
っても、温度検出用ダイオード1の電流経路に余分な抵
抗成分を直列に接続することなく、過熱検知を行う際の
ヒステリシスを設けることができるため、第1実施例の
温度検出回路と全く同様に、ヒステリシス幅を極めて精
度良く設定することができ、高精度な温度検出(過熱検
知)が可能となる。
【0061】ところで、前述した第1及び第2実施例の
温度検出回路は、回路を構成する各トランジスタとし
て、バイポーラトランジスタを用いたものであったが、
以下に説明する第3実施例及び第4実施例のように、M
OSトランジスタを用いて回路を構成するようにしても
良い。
【0062】「第3実施例」まず図5は、第3実施例の
温度検出回路を表す回路図である。図5に示すように、
本第3実施例の温度検出回路は、第1実施例の温度検出
回路に対し、各トランジスタとして、MOSトランジス
タを用いている。即ち、図1,2に示したNPN型トラ
ンジスタの各々に代えて、Nチャンネル型MOSトラン
ジスタを用い、図1,2に示したPNP型トランジスタ
の各々に代えて、Pチャンネル型MOSトランジスタを
用いている。尚、これにより、トランジスタ13,19
のベース電流制限用の抵抗15,21は排除している。
【0063】そして更に、第3実施例の温度検出回路で
は、第1実施例の温度検出回路に対し、温度検出用ダイ
オード1として、ゲートとソースを短絡させたNチャン
ネル型MOSトランジスタ51の寄生ダイオードを用い
ており、また同様に、第2のダイオード5として、ゲー
トとソースを短絡させたNチャンネル型MOSトランジ
スタ55の寄生ダイオードを用いている。
【0064】このような第3実施例の温度検出回路は、
第1実施例の温度検出回路と全く同様に動作するもので
あるが、当該温度検出回路をCMOS工程によって製造
する場合に最適である。 「第4実施例」次に図6は、第4実施例の温度検出回路
を表す回路図である。
【0065】図6に示すように、本第4実施例の温度検
出回路は、第2実施例の温度検出回路に対し、各トラン
ジスタとして、MOSトランジスタを用いている。即
ち、図3,4に示したNPN型トランジスタの各々に代
えて、Nチャンネル型MOSトランジスタを用い、図
3,4に示したPNP型トランジスタの各々に代えて、
Pチャンネル型MOSトランジスタを用いている。尚、
これにより、トランジスタ13,19のベース電流制限
用の抵抗15,21は排除されている。
【0066】そして更に、第4実施例の温度検出回路で
は、第2実施例の温度検出回路に対し、温度検出用ダイ
オード1として、ゲートとソースを短絡させたPチャン
ネル型MOSトランジスタ61の寄生ダイオードを用い
ており、また同様に、第2のダイオード5として、ゲー
トとソースを短絡させたPチャンネル型MOSトランジ
スタ65の寄生ダイオードを用いている。
【0067】このような第4実施例の温度検出回路は、
第2実施例の温度検出回路と全く同様に動作するもので
あるが、第3実施例のものと同様に、当該温度検出回路
をCMOS工程によって製造する場合に最適である。 「その他の変形例」Bi−CMOS工程によって温度検
出回路を製造する場合には、図1の回路構成と図5の回
路構成とを複合した回路を作ったり、或いは、図3の回
路構成と図6の回路構成とを複合した回路を作ることも
可能である。つまり、前述した各トランジスタとして、
バイポーラトランジスタとMOSトランジスタとを混在
させて、温度検出回路を構成するようにしても良い。
【0068】また、第1及び第2実施例においては、温
度検出用ダイオード1及び第2のダイオード5として、
通常のダイオードを用いたが、ベースとエミッタを短絡
させたバイポーラトランジスタのベース−コレクタ間、
或いは、ベースとコレクタを短絡させたバイポーラトラ
ンジスタのベース−エミッタ間を、上記ダイオード1,
5として用いても良い。また更に、第3及び第4実施例
の温度検出回路において、MOSトランジスタ51,5
5,61,65の寄生ダイオードに代えて、通常のダイ
オードや上記バイポーラトランジスタのベース−エミッ
タ間、或いはベース−コレクタ間を用いるようにしても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の温度検出回路を表す回路図であ
る。
【図2】 図1の詳細を表す回路図である。
【図3】 第2実施例の温度検出回路を表す回路図であ
る。
【図4】 図3の詳細を表す回路図である。
【図5】 第3実施例の温度検出回路を表す回路図であ
る。
【図6】 第4実施例の温度検出回路を表す回路図であ
る。
【図7】 従来の温度検出回路を表す回路図である。
【符号の説明】
1…温度検出用ダイオード 5…第2のダイオード 3…第1の定電流供給素子(第1のトランジスタ)
9…基準電源 7…第2の定電流供給素子(第2のトランジスタ)
11…比較器 13…トランジスタ(スイッチング素子) 23…出
力端子 25…トランジスタ(基準電流生成用トランジスタ)
27…定電流回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−134070(JP,A) 特開 平1−175615(JP,A) 特開 平6−121452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 5/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオードの順方向降下電圧に基づき周
    囲温度の上昇を検出する温度検出回路であって、 前記ダイオードに直列に接続されて、該ダイオードに第
    1の一定電流を流す第1の定電流供給素子と、 該第1の定電流供給素子と並列に、且つ、前記ダイオー
    ドに直列に接続されて、該ダイオードに第2の一定電流
    を流す第2の定電流供給素子と、 前記ダイオードの順方向降下電圧を検出し、該検出値が
    所定値よりも小さい時に、過熱を示す信号を出力する電
    圧検出部と、 該電圧検出部から前記信号が出力されている時に、前記
    第2の定電流供給素子によって流される前記第2の一定
    電流を前記ダイオード以外の他の電流経路にバイパスさ
    て、前記ダイオードに前記第1の一定電流だけが流れ
    るようにするバイパス回路と、 を備えたことを特徴とする温度検出回路。
  2. 【請求項2】 カソードが第1の電位に接続された温度
    検出用ダイオードと、 2つの出力端子の間に第1の一定電流を流すように構成
    されると共に、当該2つの出力端子のうちの一方が前記
    第1の電位よりも高い第2の電位に接続され、他方が前
    記温度検出用ダイオードのアノードに接続された第1の
    定電流供給素子と、 カソードが前記温度検出用ダイオードのアノードに接続
    された第2のダイオードと、 2つの出力端子の間に第2の一定電流を流すように構成
    されると共に、当該2つの出力端子のうちの一方が前記
    第2の電位に接続され、他方が前記第2のダイオードの
    アノードに接続された第2の定電流供給素子と、 予め設定された基準電圧と前記温度検出用ダイオードの
    アノードの電圧とを比較し、前記アノードの電圧が前記
    基準電圧よりも低い時に、過熱を示す信号を出力する比
    較器と、 該比較器から前記信号が出力されている時に、前記第2
    ダイオードのアノードと前記第1の電位とを短絡させ
    るスイッチング素子と、 を備えたことを特徴とする温度検出回路。
  3. 【請求項3】 アノードが第1の電位に接続された温度
    検出用ダイオードと、 2つの出力端子の間に第1の一定電流を流すように構成
    されると共に、当該2つの出力端子のうちの一方が前記
    第1の電位よりも低い第2の電位に接続され、他方が前
    記温度検出用ダイオードのカソードに接続された第1の
    定電流供給素子と、 アノードが前記温度検出用ダイオードのカソードに接続
    された第2のダイオードと、 2つの出力端子の間に第2の一定電流を流すように構成
    されると共に、当該2つの出力端子のうちの一方が前記
    第2の電位に接続され、他方が前記第2のダイオードの
    カソードに接続された第2の定電流供給素子と、 予め設定された基準電圧と前記温度検出用ダイオードの
    カソードの電圧とを比較し、前記カソードの電圧が前記
    基準電圧よりも高い時に、過熱を示す信号を出力する比
    較器と、 該比較器から前記信号が出力されている時に、前記第2
    ダイオードのカソードと前記第1の電位とを短絡させ
    るスイッチング素子と、 を備えたことを特徴とする温度検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の温度検出
    回路において、 前記第1の電位と前記第2の電位との間にコレクタとエ
    ミッタ或いはドレインとソースからなる2つの出力端子
    が直列に接続されると共に、当該2つの出力端子間に予
    め設定された一定の基準電流が流れるように構成された
    基準電流生成用トランジスタを備え、 前記第1の定電流供給素子は、 前記基準電流生成用トランジスタと共にカレントミラー
    回路を構成して、前記基準電流に対し第1の所定倍とな
    る電流を前記第1の一定電流として流す第1のトランジ
    スタであり、 前記第2の定電流供給素子は、 前記基準電流生成用トランジスタと共にカレントミラー
    回路を構成して、前記基準電流に対し第2の所定倍とな
    る電流を前記第2の一定電流として流す第2のトランジ
    スタであること、 を特徴とする温度検出回路。
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