JP4483751B2 - 電源逆接続保護回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置に外部の電源が正常とは逆に接続された電源逆接続時において、その電子制御装置を保護するための電源逆接続保護回路に関するものである。
例えば自動車に搭載される電子制御装置は、車載バッテリを電源として動作するようになっており、そのバッテリのプラス端子に接続される電源端子と、バッテリのマイナス端子に接続されるグランド端子とを備えている。そして、この種の電子制御装置では、バッテリからの電力が、上記電源端子及びグランド端子を介して、内部の制御回路や外部の電気負荷といった電源供給対象に供給される。
ところで、この種の電子制御装置においては、バッテリが逆に接続される(即ち、電源端子にバッテリのマイナス端子が接続され、グランド端子にバッテリのプラス端子が接続される)可能性があり、そのようなバッテリの逆接続に対して何ら対策をしていないと、制御回路などの電源供給対象に通常とは逆方向の電流が流れて、その電源供給対象にダメージを与えてしまう虞がある。
そこで、従来より、バッテリの逆接続時に電子制御装置を保護するために、下記(1)又は(2)の対策が採られていた。
(1)電源端子とグランド端子との各々から伸びて、バッテリからの電力を電源供給対象に供給する給電用経路のうち、電源端子と電源供給対象とを結ぶ方の高電位側給電用経路(即ち、電源配線)上に、ダイオードを、それのアノードが電源端子側となるように挿入する。つまり、バッテリの逆接続時に流れる電流の方向とは逆方向となるように、ダイオード(以下、このダイオードを逆流防止ダイオードという)を挿入する。
(2)グランド端子と電源端子との間に、ダイオードを、それのアノードがグランド端子側となるように接続して、バッテリの逆接続時には、そのダイオードに電流が直接流れるようにし、更に、そのダイオードが破壊する前に、車両上のヒューズが溶断するようにしておく。
一方、特許文献1には、バッテリのプラス端子が接続される電源端子と、バッテリのマイナス端子が接続されるグランド端子との間に、電気負荷とスイッチとを直列に接続した通電回路において、そのスイッチとグランド端子との間に、ドレインをグランド端子側にしてNチャンネル型のFET(電界効果トランジスタ)を挿入し、更に、一端が電源端子に接続された抵抗と、その抵抗の他端と上記FETのゲートとにカソードが接続されたツェナーダイオードと、そのツェナーダイオードのアノードにアノードが接続され、カソードがグランド端子に接続されたダイオードとを設けた構成が記載されている。
そして、この構成では、バッテリの正常接続時には、ツェナーダイオードのカソードに生じる電圧により上記FETがオンして電気負荷への通電が許可されるが、バッテリの逆接続時には、上記FETがオンせずに、電気負荷に正常時とは逆方向の電流が流れてしまうことが防止される。
米国特許第6552599号明細書(FIG1)
しかしながら、上記(1)の対策では、電子制御装置の通常動作時において、逆流防止ダイオードに常時電流が流れることになるため、その逆流防止ダイオードでの損失及び発熱が問題となる。
例えば、ダイオードの順方向電圧Vfを0.6Vとすると、2A程度の電流が流れる場合、「2A×0.6V=1.2W」の電力が逆流防止ダイオードで消費されることとなり、更に10A程度の電流が流れるとすると、「10A×0.6V=6W」もの電力が逆流防止ダイオードで消費されてしまう。そして、逆接続保護のためだけに常にこれだけの電力損失が発生すると、電子制御装置の熱設計が困難になってしまう。
また、上記(2)の対策では、車両内配線(ワイヤハーネス)を設計する上での自由度を低下させてしまうという問題がある。
例えば、JASO規格において、ブレード型ヒューズは、通常流れる電流の70%で使用する必要があるため、10Aが流れる場合、「10A×(1/0.7)=14A」となり、ヒューズとしては15A定格のものが用いられる。
そして、ヒューズの溶断条件としては、定格電流(この例の場合15A)の200%の電流(この例の場合30A)が5秒間継続して成立する。
このように、通常時の電流が増えてくるとヒューズ溶断のための電流が増加することとなり、このような電流にグランド端子と電源端子との間に設けたダイオードが耐える必要があることと、それだけの電流を流すことが可能なワイヤハーネスを設計することが必要となるのである。
特に、バッテリの電圧が低いほど、この電流を流すワイヤハーネスの設計が困難になってくる。例えば、ヒューズに関しては、他の溶断条件として、定格電流の600%の電流が0.2秒間流れる、といったものがあるが、定格電流が15Aである場合、その600%である90Aの電流がワイヤハーネスに流れるようにする必要があり、仮に12V系バッテリの10V時であれば、約0.1Ωでのワイヤハーネス設計が必要となる。そして、ワイヤハーネスを構成する電線同士の接続部等における電気抵抗も考えると、ワイヤハーネスの設計自由度が著しく低下してしまうのである。
一方、上記特許文献1の構成では、スイッチとグランド端子との間に設けたFETがバッテリの正常接続時には完全にオンするため、そのFETでの電力損失を低減することができる。
しかし、上記特許文献1の構成は、一般の電子制御装置には向かない。つまり、通常、電子制御装置においては、耐ノイズ性能を高めたり、他の装置との入出力電位を合わせるために、グランド端子に接続されるグランド配線のインピーダンスは出来るだけ小さくして、そのグランド配線の電位を出来る限りバッテリのマイナス端子の電位と一致させることが好ましい。このため、グランド配線に相当する部位に逆接続保護用の素子を設ける上記特許文献1の構成は実質的に適用できない。
そこで、本発明は、電源逆接続時に電子制御装置を保護するのに好適な電源逆接続保護回路の提供を目的としている。
本発明の電源逆接続保護回路が用いられる電子制御装置は、電源のプラス端子に接続される電源端子と、電源のマイナス端子に接続されるグランド端子と、その電源端子とグランド端子との各々から伸びて、電源からの電力を電源供給対象に供給する給電用経路とを備えている。そして、本発明の電源逆接続保護回路は、電子制御装置において、電源端子に電源のマイナス端子が接続され、グランド端子に電源のプラス端子が接続された状態の電源逆接続時に、電源供給対象に正常時とは逆方向の電流が流れるのを防止するものである。
そのため、請求項1の電源逆接続保護回路は、2つの出力端子の間に寄生ダイオードを有した逆接続保護用FETと、その逆接続保護用FETをオンさせる駆動回路とを備えている。
そして、逆接続保護用FETの2つの出力端子は、電子制御装置における給電用経路のうち、電源端子と電源供給対象とを結ぶ方の高電位側給電用経路上に、当該FETの寄生ダイオードのアノードが電源端子側となるように、直列に接続されている。
また、駆動回路は、電源端子に電源のプラス端子が接続され、グランド端子に電源のマイナス端子が接続された状態の電源正常接続時には、逆接続保護用FETをオンさせ、電源逆接続時には、逆接続保護用FETをオフさせる。そして更に、その駆動回路は、逆接続保護用FETの2つの出力端子のうち、寄生ダイオードのカソード側の出力端子(即ち、電源正常接続時に電流の下流側となる方の出力端子であり、以下、下流側出力端子という)に接続され、その下流側出力端子から出力される電圧を電源として、逆接続保護用FETをオンさせるように構成されている。
このような電源逆接続保護回路によれば、下記(a)〜(d)の効果が得られる。
(a)電源逆接続時には、逆接続保護用FETがオフし、グランド端子から電源供給対象を経由して電源端子へと逆電流(正常時とは逆方向の電流)が流れようとしても、その逆電流を逆接続保護用FETの寄生ダイオードによって阻止することができ、その結果、電源供給対象にダメージを与えてしまうことを回避することができる。そして、電源正常接続時であって、電子制御装置が正常に動作する際には、逆接続保護用FETがオンするため、その逆接続保護用FETでの電力損失及び発熱を上記(1)の対策よりも大幅に低減することができる。
(b)上記(2)の対策のようにヒューズを溶断させる必要がないため、電源と電子制御装置とを接続する装置外配線の設計自由度を低下させない。
(c)電子制御装置における給電用経路のうち、グランド端子と電源供給対象とを結ぶ方の低電位側給電用経路(即ち、グランド配線)上には、逆接続保護用の素子を設ける必要がないため、その低電位側給電用経路のインピーダンスを出来るだけ小さくして、その経路の電位を出来る限り電源のマイナス端子の電位と一致させることができ、延いては、電子制御装置の耐ノイズ性能を高めたり、他の装置との入出力電位を容易に合わせることができる。
(d)駆動回路は、逆接続保護用FETの下流側出力端子(寄生ダイオードのカソード側の出力端子)から出力される電圧を電源として、逆接続保護用FETをオンさせるように構成されているため、電源逆接続時には、その駆動回路に逆電流が流れてしまうことも、逆接続保護用FETの寄生ダイオードによって防止することができる。よって、駆動回路の電源逆接続に対する保護について追加の素子を設ける必要がなく、回路の小型化及び低コスト化を達成し易い。
更に、請求項の電源逆接続保護回路では前記高電位側給電用経路のうち、逆接続保護用FETの下流側出力端子と電源供給対象との間の経路に、その経路を連通又は遮断させるための電源オン/オフ切換用FETの2つの出力端子が、その2つの出力端子間にある寄生ダイオードのカソードが逆接続保護用FET側となるように、直列に接続されている。
そして、駆動回路は、電源スイッチがオンされた際に発生する起動信号を受けると、逆接続保護用FETの下流側出力端子から出力される電圧を電源として、電源オン/オフ切換用FETをオンさせるように構成されている。
このため、電源スイッチがオンされて起動信号が発生した場合にだけ、電源オン/オフ切換用FETがオンされて、電源供給対象に電源からの電力を供給することができる。
よって、電源供給対象が動作しなくても良い場合に無駄な電流が電子制御装置に流れ込むことを防止することができる。尚、電源オン/オフ切換用FETがオフしている場合には、その電源オン/オフ切換用FETの寄生ダイオードにより、電源端子から電源供給対象へと電流が流れ込むことが防止される。
尚、駆動回路は、電源正常接続時に、前記電源スイッチがオンされた際に発生する起動信号を受けると、逆接続保護用FETをオンさせるように構成されていても良い(請求項2)。
このような構成によれば、電源オン/オフ切換用FETがオンされて電源供給対象に電源からの電力を供給する場合(即ち、電子制御装置の動作時)にだけ、逆接続保護用FETをオンさせることができる。このため、電子制御装置の非動作時においては、逆接続保護用FETをオンさせるための駆動回路での消費電流を削減することができ、その点において有利である。
一方駆動回路は、電源正常接続時に、逆接続保護用FETを常時オンさせるように構成されていても良い(請求項3)。
このような構成によれば、電源正常接続時において、電源オン/オフ切換用FETがオンされる時点では、逆接続保護用FETが既にオンしていることとなるため、その逆接続保護用FETの寄生ダイオードを介して電源供給対象に電流が流れる機会を無くすことができる。
つまり、請求項のように構成した場合、仮に電源オン/オフ切換用FETが逆接続保護用FETよりも先にオンしたとすると、その時点から逆接続保護用FETがオンするまでの間は、逆接続保護用FETの寄生ダイオードを介して電源供給対象に電流が流れることとなり、その寄生ダイオードで電力損失が発生するが、請求項の構成によれば、そのような寄生ダイオードでの電力損失を確実に無くすことができる。
ここで、請求項1の電源逆接続保護回路の説明に戻る。請求項の電源逆接続保護回路は、更に、前記電源スイッチを介して電源のプラス端子の電圧が入力される信号入力端子と、逆接続保護用FETの下流側出力端子から出力される電圧により動作し、前記信号入力端子の電圧と閾値電圧とを比較して、前記信号入力端子の電圧が閾値電圧よりも高い場合に、アクティブレベルの信号を出力する比較器とを備えている。そして、その比較器から出力されるアクティブレベルの信号が、前記起動信号になっている。
このような電源逆接続保護回路によれば、信号入力端子の電圧を起動信号として用いる構成と比較すると、電源オン/オフ切換用FET、或いは、電源オン/オフ切換用FETと逆接続保護用FETが、ノイズ等により誤ってオンされてしまう可能性を低くすることができる。
また、比較器は、逆接続保護用FETの下流側出力端子から出力される電圧によって動作するため、電源逆接続時には、その比較器に逆電流が流れてしまうことも、逆接続保護用FETの寄生ダイオードによって防止することができる。よって、比較器の電源逆接続に対する保護について追加の素子を設ける必要がない。
ところで、請求項1〜3の電源逆接続保護回路において、電源供給対象が、電子制御装置の外部に設けられた電気負荷である場合、電源オン/オフ切換用FETとしてはそのFETに流れる電流が異常値になったことを検知すると強制的にオフする保護機能を有したFET(いわゆるインテリジェントパワーデバイス)を用いることが好ましい。電気負荷の上流側端子(即ち、電源オン/オフ切換用FETを介して電圧が印加される端子)が電源のマイナス端子の電位に短絡したり、電気負荷自身が短絡故障して、電源オン/オフ切換用FETに過大な電流が流れても、その電源オン/オフ切換用FETが故障してしまうのを確実に防止することができるからである。
一方、逆接続保護用FETとしては、Pチャネル型のFETと、Nチャネル型のFETとの何れを用いても良いが、逆接続保護用FETとしてPチャネル型のFETを用いれば、そのFETを駆動する駆動回路を簡素なものにすることができる。
また、一般に、Pチャネル型のFETよりもNチャネル型のFETの方が、オン抵抗が小さいため、逆接続保護用FETとしてNチャネル型のFETを用いれば、そのFETのオン時の電力損失及び発熱を一層低減することができ、その点において有利である。
また、このため、逆接続保護用FETと電源オン/オフ切換用FETとの両方が、Nチャネル型のFETであれば、その2つのFETが設けられる高電位側給電用経路での電力損失及び発熱を一層小さく抑えることができる。
以下に、本発明が適用された実施形態の電子制御装置について説明する。尚、本実施形態の電子制御装置は、自動車に搭載されるものであり、その自動車のバッテリを電源として動作する。また、以下に説明する各実施形態及び変形例のうち、第5実施形態以外は、請求項2〜7の記載内容を具体的に表した参考例であるが、それら参考例に対しても第5実施形態の構成は適用可能である。
[第1実施形態]
まず図1は、第1実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)1の構成を表す構成図である。
図1に示すように、第1実施形態のECU1は、バッテリ3のプラス端子に接続される電源端子5と、バッテリ3のマイナス端子に接続されるグランド端子7と、電源スイッチとしてのイグニッションキースイッチ9を介してバッテリ3のプラス端子の電圧(以下、バッテリ電圧という)VBが入力される信号入力端子11とを備えている。
そして、このECU1では、バッテリ3からの電力が、電源端子5及びグランド端子7を介して、内部の制御回路13に供給される。
即ち、電源端子5と制御回路13との間には、高電位側給電用経路としての電源配線15が配設され、グランド端子7と制御回路13との間には、低電位側給電用経路としてのグランド配線17が配設されており、その電源配線15とグランド配線17とにより、バッテリ3からの電力が制御回路13に供給される。
制御回路13は、制御対象(例えばエンジンやトランスミッション等の車載機器)を制御するための処理やアクチュエータ駆動を実施するものである。そして、制御回路13は、電源配線15を介して入力されるバッテリ電圧VBから一定の電源電圧(例えば5V)を生成する電源回路(図示省略)や、その電源回路で生成される電源電圧を受けて動作するマイコンを始めとした各種のIC19や、そのIC19からの信号に基づいてアクチュエータを駆動する出力回路(図示省略)などから構成されている。
また、ECU1は、イグニッションキースイッチ9がオンされると、制御動作を行うようになっており、そのため、制御回路13には、イグニッションキースイッチ9がオンされることで、バッテリ電圧VBが供給されるようになっている。
ここで、このECU1には、バッテリ3の逆接続時、即ち、電源端子5にバッテリ3のマイナス端子が接続され、グランド端子7にバッテリ3のプラス端子が接続された時に、電源供給対象としての制御回路13に正常時とは逆方向の電流が流れるのを防止するため、以下の各素子からなる回路が設けられている。
まず、電源端子5と制御回路13とを結ぶ電源配線15上に、2つのFET21,22が直列に接続されている。
より詳しく説明すると、2つのFET21,22は、両方共にPチャネル型のMOSFETであり、電源端子5にFET21のドレイン(D)が接続され、そのFET21のソース(S)にFET22のソースが接続され、そのFET22のドレインが、電源配線15のうち、制御回路13へと伸びた部分に接続されている。
つまり、FET21は、電源配線15上において、そのFET21のドレイン・ソース間に形成された寄生ダイオードD1のアノードが電源端子5側となるように設けられ、FET22は、電源配線15上のFET21よりも下流側(制御回路13側)において、そのFET22のドレイン・ソース間に形成された寄生ダイオードD2のカソードがFET21側となるように設けられている。
そして、FET21,22のゲートには抵抗R1の一端が共通に接続され、その抵抗R1の他端は、NPNトランジスタ23のコレクタに接続されている。更に、そのNPNトランジスタ23のエミッタはグランド配線17に接続されている。
また、FET21のソース(寄生ダイオードD1のカソード側の出力端子であり、下流側出力端子に相当)には、ツェナーダイオード25のカソードと、抵抗R2の一端とが接続されている。そして、抵抗R2の他端は、NPNトランジスタ23のコレクタに接続され、ツェナーダイオード25のアノードは、FET21,22のゲートに接続されている。
更に、信号入力端子11にダイオード27のアノードが接続されており、そのダイオード27のカソードが、NPNトランジスタ23のベースに接続されている。
また、ダイオード27のカソードには、ダイオード29のカソードが接続されており、そのダイオード29のアノードには、NPNトランジスタ23をオンさせるための制御回路13からの駆動信号Sdが供給されるようになっている。
尚、制御回路13からの駆動信号Sdは、ハイアクティブの信号である。また、NPNトランジスタ23は、ベース抵抗(ベース電流制限用抵抗)と、ベース・エミッタ間抵抗とが内蔵されたトランジスタ(いわゆる抵抗内蔵型トランジスタ)である。
以上のような構成のECU1において、バッテリ3が図1の如く正常に接続されている場合には、バッテリ3からの電力が制御回路13へ以下のように供給される。
まず、イグニッションキースイッチ9がオフされ、且つ、制御回路13から駆動信号Sdが出力されていなければ、NPNトランジスタ23がオフ状態となり、両FET21,22のゲートとソースが抵抗R1,R2によって同電位になる。よって、両FET21,22がオフ状態となり、制御回路13へはバッテリ電圧VB(バッテリ3の電力)が供給されない。
尚、この状態において、FET21のソース側には、寄生ダイオードD1を介してバッテリ電圧VBが伝達されている。しかし、制御回路13へ電流が流れ込むことは、FET22の寄生ダイオードD2によって阻止される。
そして、このような状態において、イグニッションキースイッチ9がオンされると、信号入力端子11からダイオード27を介してNPNトランジスタ23にベース電流が流れ、そのNPNトランジスタ23がオンする。
すると、FET21の寄生ダイオードD1を通って、そのFET21のソースから、ツェナーダイオード25及び抵抗R1に電流が流れる。そして、FET21,22のゲート・ソース間に、ツェナーダイオード25のツェナー電圧Vz分だけ電位差が生じて、両FET21,22がオンする。ツェナーダイオード25のツェナー電圧Vzは、FET21,22がオンするゲート・ソース間電圧よりも大きく、且つ、バッテリ電圧VBよりは小さい値に設定されている。
また、FET21がオンすると、それまで寄生ダイオードD1を通って流れていた電流が、FET21のドレイン・ソース間に流れることとなり、これで制御回路13へバッテリ3からの電力を少ない損失で供給する状態となる。
尚、制御回路13は、FET22がオンしてバッテリ3からの電力を受けると、動作を開始する。そして、制御回路13は、動作を開始すると、駆動信号Sdを出力して、イグニッションキースイッチ9がオフされてもNPNトランジスタ23及びFET21,22がオンしたままになるようにする。
また、図示は省略しているが、制御回路13は、イグニッションキースイッチ9のオン/オフ状態を検出するために信号入力端子11の電圧をモニタするようになっている。
そして、制御回路13は、信号入力端子11の電圧に基づいてイグニッションキースイッチ9がオフされたことを検知し、更にその後、データ退避等の動作停止前処理が終了して、動作を停止しても良い条件が成立すると、上記駆動信号Sdの出力を停止するようになっている。
すると、NPNトランジスタ23がオフし、それに伴い、FET21,22もオフする。そして、FET22がオフすることにより、電源端子5から制御回路13へ電流が流れ込むことが、FET22の寄生ダイオードD2によって阻止され、その結果、制御回路13への給電が遮断した状態に戻ることとなる。
一方、ECU1において、バッテリ3の逆接続時には、NPNトランジスタ23がオンせず、両FET21,22のゲートとソースは抵抗R1,R2によって同電位に保持されるため、両FET21,22がオフ状態となる。
よって、バッテリ3の逆接続時に、グランド端子7から制御回路13におけるIC19内部の寄生ダイオード20等を経由して電源端子5へと、正常時とは逆方向の電流(逆電流)が流れようとしても、そのような逆電流はFET21の寄生ダイオードD1によって阻止される。このため、制御回路13が逆電流によってダメージを受けてしまうことが防止される。
尚、本第1実施形態では、FET21が逆接続保護用FETに相当し、FET22が電源オン/オフ切換用FETに相当している。そして、NPNトランジスタ23、ツェナーダイオード25、抵抗R1,R2、及びダイオード27,29からなる回路が、駆動回路に相当している。また、イグニッションキースイッチ9のオンによって信号入力端子11から入力されるバッテリ電圧VBと、制御回路13から出力される駆動信号Sdとの、ダイオード27,29によるワイヤードオア信号(即ち、ダイオード27,29のカソード電圧)が、電源スイッチがオンされた際に発生する起動信号に相当している。
以上のようなECU1によれば、まず、前述した(a)〜(d)の効果であって、下記の第1〜第4の効果が得られる。
第1に、バッテリ3の逆接続時には、FET21がオフし、グランド端子7から制御回路13を経由して電源端子5へと逆電流が流れようとしても、その逆電流をFET21の寄生ダイオードD1によって阻止することができ、その結果、制御回路13にダメージを与えてしまうことを回避することができる。そして、バッテリ3の正常接続時であって、ECU1が正常に動作する際には、FET21がオンするため、そのFET21での電力損失及び発熱を前述した(1)の対策よりも大幅に低減することができる。
第2に、前述した(2)の対策のようにヒューズを溶断させる必要がないため、バッテリ3とECU1とを接続するワイヤハーネスの設計自由度を低下させない。
第3に、グランド配線17上には、逆接続保護用の素子を設ける必要がないため、そのグランド配線17のインピーダンスを出来るだけ小さくして、そのグランド配線17の電位を出来る限りバッテリ3のマイナス端子の電位と一致させることができ、延いては、ECU1の耐ノイズ性能を高めたり、他の装置との入出力電位を容易に合わせることができる。
第4に、FET21,22をオン/オフさせる駆動回路(NPNトランジスタ23、ツェナーダイオード25、抵抗R1,R2、及びダイオード27,29からなる回路)は、FET21のソースから出力される電圧を電源として、FET21,22をオンさせるように構成されているため、バッテリ3の逆接続時には、その駆動回路に逆電流が流れてしまうことも、FET21の寄生ダイオードD1によって防止することができる。
例えば、バッテリ3の逆接続時には、グランド端子7から、NPNトランジスタ23に内蔵されたベース・エミッタ間抵抗→NPNトランジスタ23のベース・コレクタ間→抵抗R2、又は、抵抗R1及びツェナーダイオード25を経由して、電源端子5へと逆電流が流れようとするが、そのような逆電流も、FET21の寄生ダイオードD1で阻止することができる。よって、その駆動回路について、逆接続保護用の素子を別に設ける必要がなく、回路の小型化及び低コスト化を達成し易い。
また、第5の効果として、本第1実施形態のECU1によれば、イグニッションキースイッチ9がオンされて、ダイオード27,29のカソード電圧がNPNトランジスタ23をオンさせることが可能な所定電圧(例えば3V)以上になった場合にだけ、FET22がオンされて制御回路13へバッテリ3からの電力が供給されるため、制御回路13が動作しなくても良い場合に無駄な電流がECU1に流れ込むことを防止することができる。
更に、第6の効果として、本第1実施形態のECU1では、FET22がオンされて制御回路13に電力を供給する場合(即ち、ECU1が動作する場合)にだけ、FET21をオンさせるようになっているため、ECU1の非動作時においては、FET21をオンさせるための電流を削減することができ、有利である。
尚、上記第1実施形態において、抵抗R2は、ツェナーダイオード25と並列に設けても良い。
[第2実施形態]
次に図2は、第2実施形態のECU31の構成を表す構成図である。
第2実施形態のECU31では、第1実施形態のECU1と比較すると、FET21のゲートが、FET22のゲート(換言すれば、ツェナーダイオード25のアノードと抵抗R1との接続点)に接続されておらず、抵抗R3を介してグランド配線17に接続されている。更に、FET21のソースには、ツェナーダイオード33のカソードが接続されており、そのツェナーダイオード33のアノードは、FET21のゲートに接続されている。また、ツェナーダイオード33のアノードには、ダイオード35のカソードが接続されており、そのダイオード35のアノードはグランド配線17に接続されている。尚、ツェナーダイオード33は、ツェナーダイオード25と同じ特性のものである。
以上のような構成のECU31において、バッテリ3が図2の如く正常に接続されている場合には、FET21が常時オンする。
つまり、ECU1にバッテリ3を接続すると、まず、FET21の寄生ダイオードD1→ツェナーダイオード33→抵抗R3の経路で電流が流れ、FET21のゲート・ソース間に、ツェナーダイオード33のツェナー電圧Vz分だけ電位差が生じて、FET21がオンする。そして、以後は、寄生ダイオードD1を通っていた電流が、FET21のドレイン・ソース間に流れて、FET21がオンし続けることとなる。
また、バッテリ3の逆接続時には、FET21のゲート・ソース間電圧が、最大でもツェナーダイオード33の順方向電圧(約0.6V)にしかならないため、FET21はオフすることとなる。尚、この逆接続時においては、グランド端子7から、抵抗R3又はダイオード35→ツェナーダイオード33を経由して、電源端子5へと逆電流が流れようとするが、そのような逆電流も、FET21の寄生ダイオードD1で阻止される。
そして、他の動作については、第1実施形態のECU1と同じである。
以上のような第2実施形態のECU31では、NPNトランジスタ23、ツェナーダイオード25,33、抵抗R1〜R3、及びダイオード27,29,35からなる回路が、駆動回路に相当している。
そして、このECU31によれば、第1実施形態のECU1と比較すると、バッテリ3の正常接続時において、イグニッションキースイッチ9のオンに伴いFET22がオンされる時点では、FET21が既にオンしていることとなるため、前述した第6の効果の代わりに、FET21の寄生ダイオードD1を介して制御回路13に電流が流れる機会を無くすことができる。
つまり、第1実施形態の場合、仮にFET22がFET21よりも先にオンしたとすると、その時点からFET21がオンするまでの間は、微小な時間ではあるが、FET21の寄生ダイオードD1を介して制御回路13に電流が流れることとなり、その寄生ダイオードD1で電力損失が発生するが、第2実施形態の構成によれば、そのような寄生ダイオードD1での電力損失を確実に無くすことができる。
尚、ダイオード35は、バッテリ3の逆接続時において、仮に、FET21の寄生ダイオードD1にリークが生じても、制御回路13を構成するIC19に逆電流が流れてしまうことを防ぐために設けられている。
つまり、一般に、IC19の入出力部には、図2に示す如く寄生ダイオード20が2個直列に形成されるため、グランド配線17からIC19を経由してFET21のソースへ至る経路上には、IC19内の2個直列の寄生ダイオード20と、FET22の寄生ダイオードD2との、合計3個のダイオードが直列に存在していることとなる。
このため、ダイオードの順方向電圧をVfとすると、バッテリ3の逆接続時において、グランド配線17とFET21のソースとの電位差が「3×Vf」以上になると、IC19内の2個直列の寄生ダイオード20に電流(逆電流)が流れてしまうこととなる。
そこで、ダイオード35を設けることにより、バッテリ3の逆接続時において、仮にFET21の寄生ダイオードD1に電流リークが生じても、ダイオード35とツェナーダイオード33との直列経路により、グランド配線17とFET21のソースとの間に「2×Vf」の電位差しか生じないようにして、IC19内の寄生ダイオード20に電流が流れないようにしているのである。こうしたことから、ダイオード35は削除することも可能である。
[第3実施形態]
次に図3は、第3実施形態のECU41の構成を表す構成図である。
第3実施形態のECU41では、第1実施形態のECU1と比較すると、下記の2点が異なっている。
まず、第1の相違点として、FET21がNチャネル型のMOSFETである。そして、そのFET21のソースが電源端子5に接続され、そのFET21のドレインにFET22のソースが接続されている。
つまり、Nチャネル型のFET21は、第1実施形態と同様に、電源配線15上において、そのFET21の寄生ダイオードD1のアノードが電源端子5側となるように設けられている。このため、本第3実施形態では、FET21のドレインが、寄生ダイオードD1のカソード側の出力端子である下流側出力端子に相当している。
次に、第2の相違点として、FET21のゲートが、FET22のゲートに接続されておらず、その代わりに、ECU41には、バッテリ電圧VBよりも高い電圧を生成して、その生成した昇圧電圧をFET21のゲートに駆動電圧として印加することにより該FET21をオンさせるチャージポンプ回路43が備えられている。
チャージポンプ回路43は、電源入力端子と、電圧出力端子と、動作/非動作を切り換えるためのイネーブル端子と備えており、電源入力端子がFET21のドレインに接続され、電圧出力端子がFET21のゲートに接続され、イネーブル端子がダイオード27,29のカソードに接続されている。
そして、チャージポンプ回路43は、バッテリ3の正常接続時において、イグニッションキースイッチ9がオンされ、ダイオード27,29のカソード電圧が規定電圧(0Vより高く、制御回路13から出力される駆動信号Sdの電圧よりは低い電圧であり、例えば3V)以上になると、FET21のドレインから上記電源入力端子を介して入力される電圧を電源として動作し、FET21をオンさせる。
詳しく説明すると、チャージポンプ回路43は、発振回路と、その発振回路の発振によって順次充放電される多段のコンデンサ群とを内部に備え、コンデンサ群の最終段のコンデンサに蓄えられた電圧(>VB)が、当該チャージポンプ回路43の電圧出力端子から出力される周知のものである。
そして、チャージポンプ回路43では、バッテリ3の正常接続時において、イグニッションキースイッチ9がオンされ、ダイオード27,29のカソード電圧が上記規定電圧以上になると、上記発振回路が発振動作すると共に、上記最終段のコンデンサに蓄えられた電圧が電圧出力端子から出力される。そして、その電圧出力端子から出力される電圧によりFET21がオンする。逆に、ダイオード27,29のカソード電圧が上記規定電圧以上でない場合(即ち、イグニッションキースイッチ9がオフで、且つ、制御回路13が駆動信号Sdを出力していない場合)には、発振回路の発振動作が停止すると共に、電圧出力端子の電圧がFET21のドレイン電圧と同じか0Vとなって、FET21がオフする。
また、バッテリ3の逆接続時には、チャージポンプ回路43に正常に電源が供給されず、チャージポンプ回路43は昇圧動作しないため、FET21はオフする。
尚、このようなバッテリ3の逆接続時において、グランド端子7からチャージポンプ回路43内を経由して電源端子5へと逆電流が流れようとするが、そのような逆電流も、FET21の寄生ダイオードD1で阻止される。また、第3実施形態では、チャージポンプ回路43、NPNトランジスタ23、ツェナーダイオード25、抵抗R1,R2、及びダイオード27,29からなる回路が、駆動回路に相当している。
以上のような構成のECU41では、第1実施形態のECU1と比較すると、FET21がチャージポンプ回路43によってオンされる点だけが異なる。
そして、このECU41によれば、第1実施形態のECU1と同じ効果が得られる上に、FET21のオン時の電力損失及び発熱を一層低減することができるという点において有利である。つまり、一般に、FETのオン抵抗は、Pチャネル型よりもNチャネル型の方が小さいからである。
[第4実施形態]
次に図4は、第4実施形態のECU45の構成を表す構成図である。
第4実施形態のECU45では、第3実施形態のECU41と比較すると、下記の2点が異なっている。
まず、第1の相違点として、FET22もNチャネル型のMOSFETである。そして、そのFET22のドレインがFET21のドレインに接続され、そのFET22のソースが、電源配線15のうち、制御回路13へと伸びた部分に接続されている。
つまり、Nチャネル型のFET22は、前述した他の実施形態と同様に、電源配線15上のFET21よりも下流側(制御回路13側)において、そのFET22の寄生ダイオードD2のカソードがFET21側となるように設けられている。
次に、第2の相違点として、NPNトランジスタ23、ツェナーダイオード25、及び抵抗R1,R2からなる回路が設けられておらず、その代わりに、ECU45には、バッテリ電圧VBよりも高い電圧を生成して、その生成した昇圧電圧をFET22のゲートに駆動電圧として印加することにより該FET22をオンさせるチャージポンプ回路47が備えられている。
チャージポンプ回路47は、チャージポンプ回路43と同じ構成のものである。そして、チャージポンプ回路43と同様に、電源入力端子がFET21のドレインに接続され、イネーブル端子がダイオード27,29のカソードに接続されている。また、チャージポンプ回路47の電圧出力端子はFET22のゲートに接続されている。
そして、チャージポンプ回路47も、チャージポンプ回路43と同様に、バッテリ3の正常接続時において、イグニッションキースイッチ9がオンされ、ダイオード27,29のカソード電圧が規定電圧以上になると、FET21のドレインから電源入力端子を介して入力される電圧を電源として動作し、FET22をオンさせる。
また、バッテリ3の逆接続時には、チャージポンプ回路47に正常に電源が供給されず、チャージポンプ回路47は昇圧動作しないため、FET22はオフする。
尚、このようなバッテリ3の逆接続時において、グランド端子7からチャージポンプ回路47内を経由して電源端子5へと逆電流が流れようとするが、そのような逆電流も、FET21の寄生ダイオードD1で阻止される。また、本第4実施形態では、2つのチャージポンプ回路43,47及びダイオード27,29からなる回路が、駆動回路に相当している。
以上のような構成のECU45では、第3実施形態のECU41と比較すると、FET22がチャージポンプ回路47によってオンされる点だけが異なる。
そして、このECU45によれば、第3実施形態のECU41と同じ効果が得られる上に、FET22のオン時の電力損失及び発熱を低減することができるという点において有利である。
尚、例えば、チャージポンプ回路47を設けずに、チャージポンプ回路43の電圧出力端子から2つのFET21,22のゲートへ駆動電圧を供給するように構成しても良い。そして、このことは、次に説明する第5実施形態についても同様である。
[第5実施形態]
次に図5は、第5実施形態のECU51の構成を表す構成図である。
第5実施形態のECU51は、第4実施形態のECU45に対して、比較器53、抵抗R4,R5,R6、及びダイオード55を追加して備えている。
そして、比較器53の電源入力端子は、FET21のドレインに接続されている。つまり、比較器53は、FET21のドレインから出力される電圧によって動作する。
また、FET21のドレインとグランド配線17との間に、抵抗R4と抵抗R5が直列に接続されている。このため、抵抗R4,R5同士の接続点には、FET21のドレイン電圧を抵抗R4,R5の抵抗比で分圧した電圧が発生する。尚、本第5実施形態において、抵抗R4,R5の抵抗値は、同じ値に設定されており、抵抗R4,R5同士の接続点には、FET21のドレイン電圧を二分の一に分圧した電圧(=ほぼVB/2)が発生する。
そして、抵抗R4,R5同士の接続点の電圧が、比較器53の反転入力端子(−端子)に閾値電圧として入力され、また、信号入力端子11の電圧が、ダイオード55を介して比較器53の非反転入力端子(+端子)に入力されるようになっている。
そして更に、本第5実施形態のECU51において、ダイオード27のアノードには、信号入力端子11ではなく、比較器53の出力端子が接続されている。また、比較器53の出力端子とFET21のドレインとの間に、抵抗R6が接続されている。
このようなECU51において、比較器53は、バッテリ3が正常に接続されている場合に動作する。そして、比較器53は、ダイオード55を介して非反転入力端子に入力される信号入力端子11の電圧と、反転入力端子に入力される閾値電圧とを比較して、信号入力端子11の電圧(厳密には、その電圧−Vf)が閾値電圧よりも高い場合に、当該比較器53の電源入力端子の電圧(即ち、FET21のドレイン電圧)と同じ電圧の信号を、アクティブレベルの信号として出力する。また、比較器53は、信号入力端子11の電圧が閾値電圧よりも高くなければ、ほぼ0Vの電圧を、非アクティブレベルの信号として出力する。
このため、バッテリ3の正常接続時において、イグニッションキースイッチ9がオンされると、比較器53からアクティブレベルの信号が出力され、その信号により、ダイオード27,29のカソード電圧が規定電圧以上となって、チャージポンプ回路43,47が昇圧動作し、その結果、FET21,22がオンすることとなる。つまり、このECU51では、比較器53から出力されるアクティブレベルの信号を、FET21,22をオンさせるための起動信号として用いている。
以上のような第5実施形態のECU51によれば、イグニッションキースイッチ9がオフであるにも拘わらず、信号入力端子11にノイズが乗って、その信号入力端子11にバッテリ電圧VBの半分近い電圧が発生したとしても、ダイオード27,29のカソード電圧は規定電圧以上にならない。よって、信号入力端子11の電圧をダイオード27のアノードに入力する第4実施形態の構成と比較すると、信号入力端子11にノイズが乗った際にFET21,22が誤ってオンしてしまう可能性を低くすることができる。
また、比較器53の電源電圧は、FET21のドレインから供給されるようにしているため、バッテリ3の逆接続時において、その比較器53に逆電流が流れてしまうことも、FET21の寄生ダイオードD1によって防止することができる。
尚、ダイオード55は、バッテリ3の逆接続時において、イグニッションキースイッチ9がオンされても、グランド配線17→比較器53の非反転入力端子→信号入力端子11の経路で逆電流が流れないようにするために設けられている。
また、第5実施形態のように比較器53、抵抗R4,R5,R6、及びダイオード55を設ける構成は、第4実施形態以外の他の実施形態のECUに対しても適用することができる。
[第6実施形態]
次に図6は、第6実施形態のECU61の構成を表す構成図である。
第6実施形態のECU61は、第3実施形態のECU41(図3)と比較すると、当該ECU61の外部に設けられた電気負荷62のプラス側端子に接続される端子63と、その電気負荷62のマイナス側端子に接続される端子64と、電気負荷62のプラス側端子に端子63を介してバッテリ電圧VBを供給するための負荷用電源端子5’とを追加して備えている。そして、負荷用電源端子5’は、電源端子5と同様に、バッテリ3のプラス端子に接続される。尚、電気負荷62は、例えば電磁弁のコイルやランプなどである。
ここで、第6実施形態のECU61において、制御回路13へは、図示は省略しているが、第3実施形態のECU41と同じ構成により、バッテリ3からの電力が供給される。
そして更に、図6の如く、電気負荷62に対しても、第3実施形態のECU41と同じ構成により、バッテリ3からの電力が供給されるようになっている。
つまり、図6において、「’」が付された符号の構成要素は、図3に示した構成要素のうち、その「’」を除いた数字の符号の構成要素と同じ役割のものである。
具体的に説明すると、ECU61では、電気負荷62を駆動する際に、バッテリ3のプラス端子→負荷用電源端子5’→負荷用電源配線15’→端子63→電気負荷62→端子64→負荷駆動用FET67→電流検出抵抗69→グランド配線17→グランド端子7→バッテリ3のマイナス端子という経路で電流が流れるが、負荷用電源配線15’上には、図3のFET21,22と同様の、FET21’,22’が直列に設けられている。
そして、その2つのFET21’,FET22’は、バッテリ3の正常接続時において、イグニッションキースイッチ9がオンされると、チャージポンプ回路43’、NPNトランジスタ23’、ツェナーダイオード25’、抵抗R1’,R2’、及びダイオード27’からなる駆動回路によってオンされるようになっている。
尚、FET21’をオンさせるチャージポンプ回路43’のイネーブル端子には、ダイオード27’のみのカソード電圧が入力され、また、NPNトランジスタ23’は、制御回路13からの駆動信号Saのみによってオンされるようになっている。
これは、電気負荷62の駆動に関しては、制御回路13へ電力を供給するのと若干考え方が異なるためである。
つまり、本第6実施形態において、制御回路13は、イグニッションキースイッチ9がオンされて動作を開始すると、NPNトランジスタ23’のベースに駆動信号Saを出力して、そのNPNトランジスタ23’をオンさせる。すると、FET22’がオンすることとなる。また、FET21’は、イグニッションキースイッチ9がオンされると、チャージポンプ回路43’によりオンされる。
そして、制御回路13は、電気負荷62を駆動する際には、負荷駆動用FET67のゲートに駆動信号Sbを出力して、その負荷駆動用FET67をオンさせる。すると、電気負荷62に電流が流れることとなる。尚、この例において、負荷駆動用FET67は、Nチャネル型のMOSFETである。
また、制御回路13は、負荷駆動用FET67をオンさせている間、電流検出抵抗69に生じる電圧を、電気負荷62に流れる電流として検出し、その検出電流が異常判定値以上になったと判断すると、上記駆動信号Sa,Sbの出力を止めて、NPNトランジスタ23’と負荷駆動用FET67とをオフさせる。
つまり、電気負荷62のプラス側端子がバッテリ3のマイナス端子の電位(グランド電位)に短絡したり電気負荷62自身が短絡故障して、FET22’に過大な電流が流れても、NPNトランジスタ23’をオフさせて、FET22’をオフさせることにより、そのFET22’やFET21’が過電流により故障してしまうのを防止しているのである。
そして、以上のような第6実施形態のECU61によれば、バッテリ3の逆接続時に、グランド端子7側から電流検出抵抗69、負荷駆動用FET67の寄生ダイオードD3、及び電気負荷62を経由して負荷用電源端子5’側へと逆電流が流れようとしても、その逆電流はFET21’の寄生ダイオードD1’によって阻止されることとなる。
よって、電気負荷62の抵抗値が小さくて、FET67の寄生ダイオードD3等が上記の逆電流によってダメージを受けてしまう、という問題を回避することができる。
尚、本第6実施形態では、FET21’に関しては、信号入力端子11の電圧(換言すれば、信号入力端子11から入力されるキースイッチ信号)が起動信号となっており、FET22’に関しては、制御回路13から出力される駆動信号Saが起動信号になっているが、その何れの信号も、イグニッションキースイッチ9のオンによって発生するものである。
また、上記第6実施形態において、FET22’としては、そのFETに流れる電流が異常値になったことを検知すると強制的にオフする保護機能を有したFET(いわゆるインテリジェントパワーデバイス:IPD)を用いるようにしても良い。そして、FET22’として、そのようなIPDを用いれば、NPNトランジスタ23’を制御回路13によって制御する必要が無くなる。つまり、FET22’としてのIPD自身に過電流保護機能があるため、NPNトランジスタ23’を信号入力端子11からの信号でオンさせるように構成することができる。
また、FET22’としては、Nチャネル型のFETを用いたり、Nチャネル型のFETからなるIPDを用いても良い。また更に、FET21’として、Pチャネル型のFETを用いても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、電子制御装置の電源としては、バッテリに限らず、燃料電池などの発電機能を有した電源でも良い。
第1実施形態のECU(電子制御装置)の構成を表す構成図である。 第2実施形態のECUの構成を表す構成図である。 第3実施形態のECUの構成を表す構成図である。 第4実施形態のECUの構成を表す構成図である。 第5実施形態のECUの構成を表す構成図である。 第6実施形態のECUの構成を表す構成図である。
符号の説明
1,31,41,45,51,61…ECU(電子制御装置)、3…バッテリ、5…電源端子、5’…負荷用電源端子、7…グランド端子、9…イグニッションキースイッチ、11…信号入力端子、13…制御回路、15…電源配線、15’…負荷用電源配線、17…グランド配線、21,21’…逆接続保護用FET、22,22’…電源オン/オフ切換用FET、D1,D1’,D2,D2’,D3,20…寄生ダイオード、23,23’…NPNトランジスタ、25,25’,33…ツェナーダイオード、27,27’,29,35,55…ダイオード、R1〜R6,R1’,R2’,69…抵抗、43,43’,47…チャージポンプ回路、53…比較器、62…電気負荷、67…負荷駆動用FET

Claims (7)

  1. 電源のプラス端子に接続される電源端子と、
    前記電源のマイナス端子に接続されるグランド端子と、
    前記電源端子と前記グランド端子との各々から伸びて、前記電源からの電力を電源供給対象に供給する給電用経路と、
    を備えた電子制御装置に用いられ、
    前記電源端子に前記電源のマイナス端子が接続され、前記グランド端子に前記電源のプラス端子が接続された状態の電源逆接続時に、前記電源供給対象に正常時とは逆方向の電流が流れるのを防止する電源逆接続保護回路であって、
    2つの出力端子の間に寄生ダイオードを有し、前記給電用経路のうち、前記電源端子と前記電源供給対象とを結ぶ方の高電位側給電用経路上に、前記寄生ダイオードのアノードが前記電源端子側となるように、前記2つの出力端子が直列に接続された逆接続保護用FETと、
    前記電源端子に前記電源のプラス端子が接続され、前記グランド端子に前記電源のマイナス端子が接続された状態の電源正常接続時には、前記逆接続保護用FETをオンさせ、前記電源逆接続時には、前記逆接続保護用FETをオフさせる駆動回路とを備え、
    記駆動回路は、前記逆接続保護用FETの2つの出力端子のうち、前記寄生ダイオードのカソード側の出力端子(以下、下流側出力端子という)に接続され、その下流側出力端子から出力される電圧を電源として、前記逆接続保護用FETをオンさせるように構成されており、
    更に、前記高電位側給電用経路のうち、前記逆接続保護用FETの下流側出力端子と前記電源供給対象との間の経路には、その経路を連通又は遮断させるための電源オン/オフ切換用FETの2つの出力端子が、その2つの出力端子間にある寄生ダイオードのカソードが前記逆接続保護用FET側となるように、直列に接続されており、
    前記駆動回路は、電源スイッチがオンされた際に発生する起動信号を受けると、前記逆接続保護用FETの下流側出力端子から出力される電圧を電源として、前記電源オン/オフ切換用FETをオンさせるように構成されており、
    しかも、前記電源スイッチを介して前記電源のプラス端子の電圧が入力される信号入力端子と、
    前記逆接続保護用FETの下流側出力端子から出力される電圧により動作し、前記信号入力端子の電圧と閾値電圧とを比較して、前記信号入力端子の電圧が前記閾値電圧よりも高い場合に、アクティブレベルの信号を出力する比較器とを備え、
    前記比較器から出力される前記アクティブレベルの信号が、前記起動信号になっていること、
    を特徴とする電源逆接続保護回路。
  2. 請求項1に記載の電源逆接続保護回路において、
    前記駆動回路は、前記電源正常接続時に、前記起動信号を受けると、前記逆接続保護用FETをオンさせるように構成されていること、
    を特徴とする電源逆接続保護回路。
  3. 請求項に記載の電源逆接続保護回路において、
    前記駆動回路は、前記電源正常接続時に、前記逆接続保護用FETを常時オンさせるように構成されていること、
    を特徴とする電源逆接続保護回路。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の電源逆接続保護回路において、
    前記電源供給対象は、前記電子制御装置の外部に設けられた電気負荷であり、
    前記電源オン/オフ切換用FETは、当該FETに流れる電流が異常値になったことを検知すると強制的にオフする保護機能を有したFETであること、
    を特徴とする電源逆接続保護回路。
  5. 請求項ないし請求項4の何れか1項に記載の電源逆接続保護回路において、
    前記逆接続保護用FETは、Pチャネル型のFETであること、
    を特徴とする電源逆接続保護回路。
  6. 請求項ないし請求項の何れか1項に記載の電源逆接続保護回路において、
    前記逆接続保護用FETは、Nチャネル型のFETであること、
    を特徴とする電源逆接続保護回路。
  7. 請求項1ないし請求項の何れか1項に記載の電源逆接続保護回路において、
    前記逆接続保護用FETと前記電源オン/オフ切換用FETは、Nチャネル型のFETであること、
    を特徴とする電源逆接続保護回路
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