JP2007537897A - 直接レーザー彫刻によるフレキソ印刷版の製造方法 - Google Patents

直接レーザー彫刻によるフレキソ印刷版の製造方法 Download PDF

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Abstract

印刷レリーフを、レーザーを使用してレリーフ形成層内で彫刻し、及び結果として得られた印刷版を液体洗浄剤で洗浄することによる、直接レーザー彫刻を使用したフレキソ印刷版の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、レーザーを使用してレリーフ形成層に印刷レリーフを彫刻し、及び得られた印刷版を液体洗浄剤で洗浄する、直接レーザー彫刻によりフレキソ印刷版を製造する方法に関する。
フレキソ印刷版を製造するための直接レーザー彫刻においては、印刷レリーフが、レーザーを使用して、フレキソ印刷要素のレリーフ形成層に彫刻される。フレキソ印刷版を製造するための通常の方法におけるものとして、次の現像工程はもはや必要とされない。直接レーザー彫刻を使用したフレキソ印刷版の製造は、例えば、特許文献1(US5259311)、特許文献2(WO93/23252)、特許文献3(WO02/49842)、特許文献4(WO02/76739)又は特許文献5(WO02/83418)によって原則として公知である。
直接レーザー彫刻において、レリーフ形成層は、十分な強度のレーザービームに露光された部分が除去されるか、又は少なくとも分離(剥離)される範囲でレーザー照射を吸収する。レーザー照射(放射)の影響下に、レリーフ形成層の材料が、一方では蒸発し、及び、他方では、より大きい部分又は小さい部分に分離する。これは、中でも、粒径が通常<1μmの粘着性の、有機煙霧質、及びまた、揮発性有機物質を生じ、及びダストを発生させる。特に、例えば、CO2レーザー又はNd−YAGレーザー等の強力IRレーザーが、彫刻のために通常使用される。フレキソ印刷版を彫刻するための適切な装置は、例えば、特許文献6(EP1162315)及び特許文献7(EP1162316)に開示されている。
フレキソ印刷版の一般的なレリーフ層厚さは、通常、0.4〜7mmである。レリーフ内の印刷されない窪み(well)は、少なくとも0.03mmのスクリーン領域であり、及び、他のネガティブ要素の場合には、実質的に0.03mm以上であり、そして、厚い版の場合には、最大3mmまで厚くなっても良い。彫刻深さが0.7mmしかない場合、及び平均70%切除(アブレーション)の場合、印刷版の単位m2につき約500gが除去(融除)される。従って、直接レーザー彫刻の場合、レーザーを使用することにより大量の材料が除去される。
直接レーザー彫刻のための装置は、分解生成物を採集(採取)するための、適切な採取(抽出)装置を有している。採取装置は、分解生成物による環境汚染を回避することに加え、彫刻の過程で生じた非常に粘着性の煙霧が版の印刷表面上に再度沈殿することをも防止するべきである。表面上での煙霧の再沈殿は、極めて望ましくないものであるが、この理由は、印刷レリーフの品質がこれにより劣化し、従って印刷の間、印刷画像(printed image)が、実質的に悪化(劣化)するからである。この効果は、当然、それぞれのレリーフ要素が微細になる程顕著になる。
しかしながら、採取が非常に良好な場合であっても、分解生成物の表面上への再沈殿は、必ずしも完全には防止できない。このことは、彫刻が非常に迅速に行なわれる場合(彫刻が非常に迅速に行なわれることは、経済的理由から非常に好ましいことであるが)に特にあてはまる。
従って、レーザー彫刻の後に、レーザー彫刻されたフレキソ印刷版の表面を、液体洗浄剤を使用して洗浄することが提案される。特許文献8(WO03/45693)、特許文献9(WO03/106172)又は特許文献10(WO03/107092)は、この目的のために、通常の洗浄剤(washout agent)を感光性のフレキソ印刷要素に使用することを提案している。通常、このような洗浄剤は、レーザー彫刻によって生成した、層の分解生成物に関して良好な洗浄効果を有している。
しかしながら、通常の洗浄剤を使用すると、印刷版が洗浄剤の中で膨潤するという不利な点を有している。洗浄の後、従って、印刷版は、印刷にすぐに使用することができず、使用の前に注意深く乾燥させる必要がある。そして、乾燥には通常2〜3時間かかり、このため、通常のフレキソ印刷版の製造と比較した場合に直接レーザー彫刻が有する時間的な利点をなくしてしまい、非常に好ましくない。
従って、引用文献は、実質的に水性洗浄剤、特許文献11(EP−A463016)に開示されたオイル中水(water−in−oil)乳濁液、又は特許文献12(WO99/627723)に開示されたマイクロ乳濁洗浄剤、及び水、飽和及び不飽和の脂肪酸のアルキルエステル、及び界面活性剤を使用することも提案している。しかしながら、これらは、必ずしも望ましい洗浄効果を有しているわけではない。これに加え、例えば、長鎖脂肪酸アルキル等の実質的に水性の洗浄剤のある成分も、フレキソ印刷版を膨潤させる傾向がある。
US5259311 WO93/23252 WO02/49842 WO02/76739 WO02/83418 EP1162315 EP1162316 WO03/45693 WO03/106172 WO03/107092 EP−A463016 WO99/627723
本発明の目的は、彫刻された層を洗浄するために、極めて良好な洗浄効果を有し、それにもかかわらず、レリーフ層が洗浄剤の中で過度に膨潤することのない液体洗浄剤が使用される、直接レーザー印刷によるフレキソ印刷版の製造方法を提供することにある。
従って、使用する出発材料として、少なくとも寸法安定性が良好な基体及び厚さが少なくとも0.2mmのエラストマー性レリーフ形成層を含むレーザー彫刻可能なフレキソ印刷要素を用い、且つ、
少なくとも以下の工程:
(1)レーザーを使用してレリーフ形成層に、レーザーで彫刻されるレリーフ要素の高さが少なくとも0.03mmである印刷レリーフを彫刻する工程、及び、
(2)得られた印刷版を液体の洗浄剤で洗浄する工程、
を含む、直接レーザー彫刻によりフレキソ印刷版を製造する方法において、
前記洗浄剤が、該洗浄剤の全成分の量に対して少なくとも50質量%の、以下の成分(A1)〜(A6)、
(A1)5員、6員又は7員の環を有するラクトン、
(A2)一般式がR1−COO−R2のヒドロキシモノカルボン酸エステル(但し、R1及びR2が、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、アリール又はアルキルアリール基であり、及び当該エステルが5個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、基R1又はR2の少なくとも1個が、少なくとも1個のOH基で置換されている)、
(A3)一般式がR3−COO−R4のアルコキシモノカルボン酸エステル(但し、R3及びR4が、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、又はアルキルアリール基であり、及び当該エステルが5個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、上記基の少なくとも1個の基における1個以上の非隣接、非末端脂肪族炭素原子が、酸素原子と置換され、そして残りのものは、端末OH基を有することもできる)、
(A4)一般式がR5−COO−R6のケトモノカルボン酸エステル(但し、R5及びR6が、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、又はアルキルアリール基であり、及び当該エステルが5個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、上記基の少なくとも1種の基における1個以上の非隣接、非末端脂肪族炭素原子がケト基、>C=Oで置換されている)、
(A5)一般式がR7OOC−R8−COOR7'及び/又はR7COO−R8−OOCR7,のジカルボン酸エステル、(但し、当該エステルが6個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、R7及びR7,が、互いに独立して、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基であり、及びR4が、2〜12個の炭素原子を有する二価の炭化水素原子であり、且つ、R7又はR7'及びR8はまた、場合によっては、F、Cl、Br、OH又は=Oからなる群から選ばれる別の置換基を有していても良く、及び/又は上記基内の非隣接炭素原子が任意に酸素原子で置換されて良い)、
(A6)一般式が、R9O−(−R10−O)nHのエーテルアルコール(但し、nが、2〜5の自然数であり、R9が、H又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基であり、及びR10が、2〜4個の炭素原子を有する、同一又は異なるアルキレン基である)、
から選択される1種以上の成分(A)を含み、且つ成分(A1)〜(A6)が、それぞれ、沸点を150℃〜300℃の範囲に有していることを特徴とするフレキソ印刷版の製造方法が見出された。
本発明に関し、特に以下の事項が説明される。
本発明に従う方法を行うために使用される出発材料は、レーザー彫刻可能なフレキソ印刷要素であり、該フレキソ印刷要素は、少なくとも1種の寸法安定性基体(寸法安定性が良好な基体)及び厚さが少なくとも0.2mm、好ましくは0.3mm及び特に好ましくは少なくとも0.5mmであるエラストマー性レリーフ形成層を、原則として公知の方法で含んでいる。通常、その厚さは0.5〜3.0mmである。
寸法安定性基体(dimensionally stable substrate)は、原則として公知の方法によるポリマーフィルム、又は金属箔、又は金属又はポリマー製材料の円筒状スリーブであって良い。円形印刷版を製造するための後者のスリーブは、スリーブとも称されている。
レリーフ形成層は、少なくとも1種のエラストマー性バインダー、及び架橋に適切な成分、例えば、エチレン不飽和のモノマー、及び適切な開始剤(initiator)を含む架橋可能層を架橋することにより原則として公知の方法で得ることができる。架橋は、例えば光化学的に行うことができる。更に、例えば、カーボンブラック等のレーザー照射のための吸収剤、及び/又は可塑剤、及び染料、分散剤、これに類似するもの等の他の助剤を任意に使用できる。
レーザー彫刻可能なフレキソ印刷要素は原則として公知である。レーザー彫刻可能なフレキソ印刷要素は、レリーフ形成層を1枚だけ含んでも良く、又は同一、類似した、又は異なる構造の複数のレリーフ形成層を含んでも良い。レーザー彫刻可能なフレキソ印刷要素の構造の詳細及び構成の詳細は、例えば、WO93/23252、WO93/23253、US5259311、WO02/49842、WO02/76739又はWO02/83418に開示されており、本願に参照として挙げるものである。
本発明に従う方法は、出発材料として極めて特殊なフレキソ印刷要素を使用することには限られない。しかしながら、これらレーザー彫刻フレキソ印刷要素のレリーフ形成層が、実質的に疎水性(hydrophobic)のバインダーを原則として公知の方法で含む場合に、本方法の有利な点が特に発揮される。このようなエラストマー性バインダーの例は、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、スチレン/ブタジエンゴム、ニトリル/ブタジエンゴム、アクリレート/ブタジエンゴム、ブチルゴム、スチレン/イソプレンゴム、ポリノルボルネン(polynorbornene)ゴム、ポリオクテネーマー、エチレン/プロピレン/ジエンゴム(EPDM)、又は例えば、SBS又はSISブロックコポリマー又は星状(star-like)スチレン/ブタジエン及び/又はスチレン/イソプレンブロックコポリマー等のスチレン/ブタジエン型又はスチレン/イソプレン型の熱可塑性エラストマーブロックコポリマーである。
例えば、WO03/106172に開示されている、比較的大量の適切な可塑剤と結びついたスチレン/ブタジエン型のバインダーが特に好ましい。
本発明に従う方法の工程(1)では、印刷レリーフは、レーザーを使用した原則として公知の方法で、レーザー彫刻可能な層に彫刻される。レーザーは、特にIRレーザー例えば、CO2又はNd/YAGレーザーであって良い。1本のレーザービームのみを扱うか又は複数のレーザービームを扱う装置を使用して良い。回転シリンダーを有する装置であることが好ましい。このような装置は、原則として公知である。これらの設計と操作方式は、例えば、EP−A1262315、EP−A1262316又はWO97/19783に記載されている。詳細は、特にEP−A1262315の14〜17頁に記載されている。
彫刻するべき要素の高さはレリーフの合計高さに依存し、そして彫刻するべき要素の種類に依存し、そして印刷版の所望の特性に従いこの技術分野の当業者によって決定される。彫刻するべきレリーフ要素の高さは、少なくとも0.03mm、好ましくは少なくとも0.05mmであるが、ここでは個々のドット間の最小高さを記載した。レリーフ高さが不十分な印刷版は、通常、フレキソ印刷技術を使用した印刷には不適切であり、この理由は、ネガティブ要素が印刷インキで一杯になってあふれるからである。個々のネガティブドットは、通常、深さがより深く;直径0.2mmのものでは、通常0.07〜0.08mmの深さが望ましい。彫刻された領域では、0.15mmを超える深さ、好ましくは0.3mmを超える深さ、及び特に好ましくは0.4mmを超える深さが望ましい。後者は、当然、比較的厚いレリーフの場合にのみ可能である。
レリーフ形成層の分解(degradation)又は変質(decomposition)生成物は、レリーフの彫刻の間に、吸引によって可能な限り採取されるべきである。この目的のために、出願人が行った、未公開の出願DE10355991.4に記載された装置が、吸引による採取に使用するのに極めて有利である。しかしながら、他の採取装置も当然使用可能である。
レリーフ層を彫刻した後は、得られた印刷版又はその表面が、液体洗浄剤を使用して工程(2)で洗浄される。
本発明に従えば、洗浄剤は、洗浄剤の全成分の合計に対して、少なくとも50質量%の1種以上の成分(A)を含んでいる。成分は、成分(A1)〜(A6)から成る群から選ばれる1種以上の成分である。
成分(A1)は、5員、6員又は7員の環を有するラクトンであり、ラクトンは、任意に例えば、OH基で更に置換されても良い。好ましくは、□−ブチロラクトン(D−ブチロラクトン)、□−バレロラクトン(O−バレロラクトン)又は□−カプロラクトン(#Ca-prolacton)である。
(A2)は、一般式がR1−COO−R2のヒドロキシモノカルボン酸エステルである。ここで、R1及びR2が、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、アリール又はアルキルアリール基であり、少なくとも1個の基R1及び/又はR2が、少なくとも1個の追加的なOH基を有している。更に、ヒドロキシモノカルボン酸エステルの炭素原子の合計数が、5個〜20個である。
直鎖状又は分岐(branched)アルキル基の例は、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、tert−ブチル、1−ペンチル、1−ヘキシル、2−エチル−1−ヘキシル、1−オクチル、1−デシル、又は1−ドデシル基である。直鎖状アルキル基が好ましい。
アラルキル基は、公知の方法でアリール基によって置換されてアルキル基になる。例は、ベンジル又はフェニルエチル基を含む。アリール基は、例えば、フェニル基であって良い。アルキルアリール基は、公知の方法でアルキル置換されたアリール基になる。例えば、これらは、4−アルキルフェニル基、特に4−メチルフェニル基であって良い。
1及びR2は、互いに独立して、好ましくは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基である。
OH基の数は、洗浄剤の所望の特性に従い当業者によって選択される。通常、成分(A2)は、1〜4個のOH基、好ましくは1個又は2個のOH基、及び特に好ましくは1個のOH基を有している。
成分(A2)は、その基R1及びR2が、アルキル基、特に好ましくは直鎖状アルキル基であるヒドロオキシカルボン酸エステルであることが好ましい。OH基は、アルキル基上の隣位に、及び末端位に配列されて良い。OH基は、好ましくは、末端位又は□位(O位)に配列されることが好ましい。
適切なヒドロキシモノカルボン酸エステルの例は、特に、乳酸H3CCH(OH)−COOR2'(但し、R2'が、2〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基である)、及び一般式R1COOCH2CH2OHのエステルを含む。更なる例は、グリコール性エステルHO−CH2COOR2'又は3−ヒドロキシブチル性エステルCH3−CH(OH)CH2COOR2'、特にそれぞれのエチルエステルを含む。
成分(A3)は、一般式がR3−COO−R4のアルコキシモノカルボン酸エステルを含む。ここで、R3及びR4は、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、又はアルキルアリール基であり、少なくとも1個の基における1個以上の非隣接、非末端脂肪族炭素原子が、酸素原子と置換されている。換言すれば、この基(遊離基:ラジカル)は、1個以上のエーテル基を有している。アルコキシモノカルボン酸エステルの炭素原子の合計数は、5〜20個である。
「非末端」という用語(概念)は、それぞれの基に単独的に関連するものであり、すなわち、末端脂肪族炭素原子も、エステル基に直接的に結合した脂肪族炭素原子も酸素原子によって置換されるべきではない。
エーテル基の数は、洗浄剤の所望の特性に基づいて、この技術分野の当業者によって選択されるべきである。しかしながら、通常、成分(A3)は、4個を超過するエーテル基を有しておらず、好ましくは、1〜3個及び特に好ましくは1個又は2個エーテル基を有している。複数のエーテル基が基内に存在する場合には、これらは、少なくとも2個の炭素原子で互いに分離されることが好ましい。
エーテル基を有する基は、末端OH基も有している。
2個の基R3又はR4の1個のみがエーテル基を有していることが好ましく、基R4のみがエーテル基を有していることが特に好ましい。
適切なアルコキシモノカルボン酸エステルの例は、2−エトキシエチルアセテート又は2−ブトキシエチルアセテートを含む。
本発明の更なる好ましい実施の形態では、R4は、カルボン酸R3COOHをエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド及び/又はブチレンオキシドでアルコキシル化(alkoxylation)することにより、原則として公知の方法で得ることができるポリオキシアルキレン基である。末端OH基をエーテル化し、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、又はブトキシ基を得ても良い。
ポリオキシアルキレン基を有する適切な成分(A3)の例は、一般式R3COO−(CH2CH2O)kH、R3COO−(CH2CH2O)kCH3、R3COO−(CH2CH(CH)3O)kH、又は−(CH2CH(CH)3O)kCH3(但し、nが、2又は3及びR3が、2〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基である)の化合物を含む。
成分(A4)は、一般式がR5−COO−R6のケトモノカルボン酸エステルである。ここで、R5及びR6は、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状(線状)又は分岐アルキル、アラルキル、又はアルキルアリール基であり、少なくとも1個の基における非隣接、非末端脂肪族炭素原子がケト基、>C=Oで置換されている。更に、ケトモノカルボン酸エステルの全炭素原子の合計数が5個〜20個である。
ケト基の数は、洗浄剤の所望の特性に従い、この技術分野の当業者によって選択される。しかしながら、通常、成分(A4)は、ケト基を4個を超過しない範囲で有し、好ましくは1個又は2個のケト基を有し、及び特に好ましくは、ケト基を1個のみ有している。
成分(A4)は、好ましくは、一般式が、R5'−CO−CH2−COOR6のケトエステル(但し、R5'が、1〜10個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、又はアルキルアリール基、好ましくは、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基である)である。R5'は、特に好ましくはメチル基である。好ましい化合物において、R6は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基、例えば、エチル基である。
(A5)は、一般式がR7OOC−R8−COOR7'及び/又はR7COO−R8−OOCR7,のジカルボン酸エステルである。ここで、R7及びR7,が、互いに独立して、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基であり、及びR4が、2〜12個の炭素原子を有する2価の炭化水素原子である。換言すれば、これらは、ジカルボン酸又はジアルコールから誘導されるジエステルである。ジカルボン酸エステルの全炭素原子の合計数は、6個〜20個である。
ここで、R7及びR7,は、互いに独立して、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基である。例は、メチル、エチル、1−プロピル−、2−プロピル−、1−ブチル−、2−ブチル又はtert−ブチル基を含む。メチル、エチル及び1−プロピル基が好ましく、及びメチル基が特に好ましい。
8は、2〜12個の炭素原子を有する二価の炭化水素基である。R8は、直鎖状、分岐、又は環式の脂肪族炭化水素基又は芳香族基のいずれでも良い。R8は、2〜12個の炭素原子、好ましくは2〜6個の炭素原子を有する二価の直鎖状アルキレン基であることが好ましい。
適切なジエステルの例は、ジメチルブタンジカルボキシレート、ジメチルヘキサンジカルボキシレート、ジメチルオクタンジカルボキシレート、ジエチルオクタンジカルボキシレート、プロピレングリコールジアセテート又はエチレングリコールジアセテートを含む。
当然、異なるジエステルの混合物も可能である。一般式H3COOC−R8'−COOCH3(但し、R8'が、2〜6個の炭素原子を有する二価の直鎖状炭化水素基、特に−(CH22−、−(CH24−、−(CH26−である)の異なるジエステル混合物が特に好ましい。このようなエステル混合物は市販されてもいる。
任意に、基R7又はR7'及びR8は、別の置換基、特に−F、−Cl、−Br、−OH又は=Oからなる群から選ばれる別の置換基をも有し、及び/又は任意に、基内の非隣接炭素原子が酸素原子で置換されて良い。適切である場合には、この技術分野の当業者は、洗浄剤の所望の特性に従い、このような置換基の種類と数に基づいて適切な選択を行う。
成分(A6)は、一般式が、R9O−(−R10−O)nHのエーテルアルコールである。ここで、nは、2〜5、好ましくは2又は3の自然数である。R9は、H又は例えば、メチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチル、2−ブチル、tert−ブチル、1−ペンチル、又は1−ヘキシル基等の、1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基である。R10は、2〜4個の炭素原子を有する、直鎖又は分岐アルキレン基であり、特に1、2−エチレン、1、3−プロピレン、1、2−プロピレン、1、2−ブチレン、又は1、4−ブチレン基である。エーテルアルコール中のR10は、同一又は異なるもので良い。当然、上述した式の異なるエーテルアルコールの混合物も使用して良い。
10は、プロピレン基であることが好ましい。特に好ましい実施の形態は、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルを含む。ジプロピレングリコールモノメチルエーテル及びこれの異性体混合物は市販されている。
この技術分野の当業者は、洗浄剤の所望の特性に従い、成分(A1)〜(A6)のそれぞれが150℃〜300℃の範囲に沸点を有しているという条件で、成分A1〜A6の中から適切な選択を行う。沸点の好ましい範囲は、160〜280℃であり、及び特に好ましくは170℃〜250℃である。
成分(A1)〜(A6)に共通することは、分子中の官能基のために、これらは、特に強い親水性(hydrophilic)であることなく、ある程度親水性(hydrophilicity)であるということである。この特性のために、この化合物は、疎水性のレリーフ層を実質的な(重要な)範囲にまで膨潤させることがない。しかしながら、それにもかかわらず、洗浄工程の後、洗浄剤の残留物は、レリーフ印刷版の表面から洗浄除去される。レリーフ印刷版は、十分に疎水性であり、レリーフ印刷版の表面から層の分解生成物を洗浄除去できる。
更に、成分(A1)〜(A6)は、12個を超過する長鎖の疎水性アルキル基を有していない。このような長鎖の基は、通常、レリーフ層上で高い可塑作用を有し、そして、望ましくないことに硬度の低下をもたらす。このことは、本発明に従い、成分(A1)〜(A6)を使用することにより回避される。
親水性の所望の程度は、成分(A1)〜(A6)の種類と量の選択することにより、この技術分野の当業者によって設定することができる。通常、洗浄剤は、水に対して実質的に非混合性であるべきであり、しかし、フレキソ印刷版の表面を水で洗浄可能なように、十分に親水性であるべきである。
本発明に従えば、洗浄剤は、成分(A1)〜(A6)から成る群から選ばれる1種以上の成分(A)を、洗浄剤の全成分の量に対して少なくとも50質量%の量で含む。この洗浄剤は、好ましくは、少なくとも70質量%、及び特に好ましくは少なくとも80質量%の成分A1〜A6を含む。
本発明の好ましい実施の形態では、洗浄剤は、成分A1〜A6の少なくとも2種類のものの混合物から成る。
ここで、50〜99質量%の(A1、A2、A3、A4及びA5から成る群から選ばれる)1種以上の成分と、1〜50質量%の少なくとも1種類の成分A6の混合物が特に有用であることがわかった。
このような混合物において、成分A1〜A5の量は、好ましくは55〜95質量%であり、そして極めて好ましくは60〜90質量%である。成分A6の量は、好ましくは5〜45質量%であり、そして極めて好ましくは10〜40質量%である。
A5とA6の1種以上の化合物が特に好ましい。
成分A1〜A6に加え、洗浄剤は、任意に1種以上の助剤(B)を含むこともできる。助剤は、例えば、界面活性剤、乳化剤、静電気防止剤、消泡剤(antifoams)、染料、又は相溶化剤である。洗浄剤は、少なくとも1種の界面活性剤を含むことが好ましい。適切な界面活性剤の例は、脂肪性アルコールポリグリコールエーテル、脂肪性アルコールポリグリコールエーテルスルホン酸の塩、脂肪性アルコールポリグリコールエーテルカルボン酸及びモノ−及びジカルボン酸のエステルを含み、エステルは、エトキシ基を含むものである。
助剤(B)の種類と量は、洗浄剤の所望の特性に従い、この技術分野の当業者によって設定ざれる。しかしながら、その量は、洗浄剤の全成分の量に対して、通常、15質量%を超えるべきではなく、好ましくは10質量%を超えるべきではなく、特に好ましくは5質量%を超えるべきではない。
更に、本発明に従う洗浄剤は、成分A1〜A6とは異なる別の溶媒(C)を含んでも良い。これらは、特に、洗浄剤の特性の微調整のために使用して良い。このような付加的な溶媒も、好ましくは150〜300℃の範囲に沸点を有しているべきであり、好ましくは、160℃〜280℃の範囲に沸点を有している。例は、例えば、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、トリメチルシクロヘキサノール、ベンジルアルコール、C7−C12−アルコール、テルペンアルコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、又はプロピルヘプタノール等の高沸点アルコール又はグリコール、例えば、150℃〜300℃の範囲に沸点を有する脱芳香族化鉱油部分、水素化した芳香族炭化水素、ジイソプロピルベンゼン又はテルペン及びN−メチルピロロリドン等の高沸点炭化水素である。
付加的な溶媒(C)の種類と量は、洗浄剤の所望の特性に従い、この技術分野の当業者によって設定される。しかしながら、その量は、洗浄剤の全成分の量に対して、20質量%を超えるべきではなく、好ましくは15質量%を超えるべきではなく、及び特に好ましくは10質量%を超えるべきではない。
洗浄剤は、成分を単純に混合することにより製造することができる。
この製造は、例えば、印刷業者又は彫刻者等の末端使用者自身によって現場で行うことができる。しかしながら、この製造は、第三者によっても行うことができる。
工程(2)における印刷版の洗浄は、例えば、印刷版を洗浄剤に単に浸すか、又は洗浄剤をスプレー(吹きつけ)することによって行うことができる。
しかしながら、工程(2)における印刷版の洗浄は、機械的手段によって補助されることが好ましく、機械的手段は、例えば、ブラシがけ及び/又はフラシパッドがけ等である。通常、光重合可能なフレキソ印刷要素の現像用のものである、ブラシ洗浄器を洗浄工程に使用することが特に好ましい。
フレキソ印刷版の場合、例えば、回転する丸ブラシ、可動性平坦ブラシ、又はフラシパッドを有する連続システムを使用することが可能である。
円筒状基体上に既に搭載されている、継目無しスリーブ又は版の場合、円形印刷版のための少なくとも1台の維持器及び円形印刷版からの距離が調整可能であることが好ましい少なくとも1個の回転ブラシを備えた洗浄装置が有用でることがわかった。装置は、例えば、回転ブラシ、エアスクイージ(空気乾燥器)、絞りロール等の乾燥用の追加的な構成要素(部品)を有していても良い。円形印刷版用の維持器は、そのギャップに円形印刷版が配置され、そして、異なる回転速度/異なる回転方向に運転されるブラシで構成ざれていても良い。円形印刷版は、それ自身の質量で又は付加的なロールを使用して取り外すことができる。
スプレー洗浄器を使用し、高圧力下に彫刻されたフレキソ印刷版の表面に洗浄剤を吹きつけることにより、洗浄工程を補助することも可能である。
洗浄剤との接触は、15分を超えるべきではなく、好ましくは10分を超えるべきではなく、及び接触時間は特に好ましくは2〜8分である。
使用の前に、通常、洗浄されたフレキソ印刷版の表面から洗浄剤の残っている残留物を除去することが望ましい。膨潤(膨張)する傾向が低いため、乾燥工程に時間を費やす必要がなくなる。乾燥工程は、通常、30分を超過せず、好ましくは20分を超過せず、特に好ましくは10分を超過しない。
除去は、例えば、織物又は紙等の吸収性材料で単に軽くたたくか、又は空気交換をせずに、又は空気交換して単に室温で乾燥させるか、又は約65℃に上げて乾燥させることにより行われる。円形(円筒形)印刷版の場合、洗浄剤の残留物は、迅速な回転によっても投げ飛ばされて除去される。更に、ブラシ、エアスクイージ及び/又は絞りロールも使用して良い。
本発明に従う方法は、当然、別の工程も含む。
特に、本方法は、別の洗浄工程を含んで良い。例えば、彫刻の後、ダストの残留物又はこれに類似するものを、圧縮空気を吹き付けることにより、又はブラシがけすることにより除去することができる。
別の洗浄工程では、水又は水性洗浄工程が特に有利に使用される。この工程は、工程(2)の前に行うことができるが、工程(2)の後に行うことが好ましい。工程(2)の後の洗浄工程により、本発明に従い使用された洗浄剤の残留物は、特に有利に除去される。
別の洗浄工程(3)のための水性洗浄剤は、実質的に水及び任意に少量のアルコール及び/又は例えば界面活性剤、乳化剤、分散剤又は塩基等の助剤を含む。水のみを使用することが好ましい。従って、水の残留物又は水性洗浄剤の残留物を、例えば、単に圧縮空気を吹き付けるだけで除去することができる。
本発明に従い使用され、そしてカルボン酸エステルとエーテルアルコールを含んだ、洗浄剤は、僅かにしか膨潤活性(swelling activity)を有していないので、印刷版の面倒な乾燥は必要とされない。一方では、表面における有機不純物に関して、この洗浄剤は、非常に良好な洗浄効果を有しており、それにも関わらず、印刷版の表面を水で洗浄することができる。
通常の洗浄剤を使用することにより発生する、膨潤と乾燥による、追加的な層厚さの許容誤差(thickness tolerance)を、効果的に回避することができる。これは、より均一なインキ輸送と、従って高品質の印刷複写をもたらす。
洗浄剤を使用した、本発明に従う直接レーザー彫刻方法を使用することにより、洗浄の後、直ちに使用できるフレキソ印刷版が得られる。従って、通常の洗浄剤を使用した場合と比較して、加工時間(processing time)は実質的に短くなる。
以下に実施例を使用して本発明をより詳細に説明する。
一般的方法
未補強(未補力:unamplified)フレキソ印刷要素の製造
本発明に従う方法に使用されるフレキソ印刷要素の製造を、通常の方法で行った。以下に記載する実施例において、光重合可能な材料が押し出しされ、フラットシートダイを通して排出され、そして基体(substrate)とリリース要素との間にカレンダーがけされた。この方法は、EP−B084851に詳細に記載されている。以下に記載した実施例では、リリース要素は、シリコン被覆した125μmの厚さのPETカバーシートから成っている。
使用した押出し成型装置は、ツインスクリュー押出し装置(ZSK53,Werner&Pfleiderer)で、処理量(throughput)が、30kg/hであった。基体フィルムを上部カレンダーロール側から、リリース要素を下部カレンダーロール側から供給して、90℃に加熱した2台のカレンダーロールの間でカレンダーがけを行った。
得られたサンドイッチ複合体を、吸引ベルトを介して輸送し、冷却し、そして整理した。
光重合可能な材料の組成(composition)、製造パラメーター、及び基体及び使用したリリース要素の詳細は、それぞれの実施例に記載した。
フレキソ印刷要素の光化学的補強
フレキソ印刷要素の光化学的補強を、長波のUVライト(UVA)を使用し、リリース要素を通して、未補強のフレキソ印刷要素に放射することによって行った。厚さが1.4mmのフレキソ印刷要素の場合に使用したUVドーズ(UV dose)は、約12J/cm2であった。リリース要素の除去の後、短波のUVライト(UVC)を使用して、レリーフ層を非粘着性にした。
補強したフレキソ印刷要素のレーザー彫刻
補強したフレキソ印刷要素を3−ビームCO2レーザー(BDE4131、Stork Prints Austriaより)を使用して、解像度1270dpiのテストモチーフをレーザー彫刻した。使用したパラメーターを以下に示す。
表面速度 10m/s
レリーフ高さ 550μm
側面角度(Flank angle) 59°
ファーストステップ 60μm
テストモチーフは、フレキソ印刷に適切であるテスト要素を含んでいた。該テスト要素は、微細ポジティブ及びネガティブライン(ライン(線)の幅が60μm〜1mm)、及びドット(直径が60μm〜1mm)、スクリーン(100及び133lpiで、1〜99%)、微細表意文字、グリッド(ライン幅60μm)及び500μmのエッジ長さを有するチェス盤パターン等のものである。
レーザー彫刻したフレキソ印刷要素の洗浄
レーザー彫刻したフレキソ印刷要素の洗浄を、市販の平坦ブラシ洗浄器(W32x40,BASF Drucksysteme GmbH)を使用して、上述した洗浄時間の間、それぞれの洗浄剤を使用して行った。
使用した出発材料
KRATON(登録商標)D−1102:SBS ブロックコポリマー(Kraton Polymers) Mw≒125000g/mol、17%SB 2−ブロック部分 30%スチレン単位、63%1,4−ブタジエン単位、7%1,2−ブタジエン単位
Nisso(登録商標)PB−1000:オリゴマー性ポリブタジエンオイル(Nippon Soda)
Ondina(登録商標)934:医療用ホワイトオイル(Shell Chemicals)
Laromer(登録商標)HDDA:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(BASF)
Irgacure(登録商標)651:ベンジルジメチルケタル(Ciba Specialty Chemicals)
Kerobit(登録商標)TBK:2,6−Di−tert−ブチル−p−クレゾール(Raschig)
Butyrolactone:ブチロラクトン(BASF)
Starsol(登録商標):以下のものの商業用混合物、ジメチルスシネート、ジメチルグルタレート、及びジメチルアジペート(ジベーシックエステル混合物)
Solvenon(登録商標)DPM:ジプロピレングリコールエーテル、異性体混合物(BASF)
実施例1
最初に、WO03/106172に類似して、リリース要素を含んだ合計厚さが1.29mmの未補強のフレキソ印刷要素を、上述した押出し工程により製造した。レリーフ層は以下の構成を有していた。
Figure 2007537897
このように製造された未補強のフレキソ印刷要素を、上述のように光化学的に補強(amplify)し、そして、テストモチーフをレーザー彫刻した。
図1から明らかなように、フレキソ印刷版は、表面と側面(側部)の両方にかなりの堆積(沈殿)があった。粘着性沈殿物は、側面の広範囲に形成され、この沈殿物は、印刷の間、ぼやけた印刷画像をもたらすものである。
実施例2
80質量部のブチロラクトンと20質量部のSolvenon(登録商標)DPMから、混合により本発明に従う洗浄剤を製造した。実施例1に類似した、レーザー彫刻した未洗浄のフレキソ印刷要素を、ブラシ洗浄器内で、この洗浄混合物を使用して1分間洗浄し、そして、圧縮空気を使用して吹きつけ乾燥した。
層厚さの増加は、僅か3μmであった。
図2から明らかなように、表面上と側面上の不純物は、実質的に完全に除去された。洗浄した印刷版は、印刷画像がにじむことなくフレキソ印刷することができた。
実施例3
実施例1に類似した、レーザー彫刻した未洗浄のフレキソ印刷要素を、ブラシ洗浄器内で、実施例2からの本発明に従う洗浄混合物を使用して5分間洗浄し、そして、圧縮空気を使用して吹きつけ乾燥した。
層厚さの増加は、僅か4μmであった。
図3から明らかなように、表面上と側面上の不純物は、両方とも実質的に完全に除去された。洗浄した印刷版は、印刷画像がにじむことなく、フレキソ印刷することができた。
実施例4
80質量部のStarsol(登録商標)と20質量部のSolvenonDPMから、混合により本発明に従う洗浄剤を製造した。実施例1に類似した、レーザー彫刻した未洗浄のフレキソ印刷要素を、ブラシ洗浄器内で、この洗浄混合物を使用して5分間洗浄し、次に水で2分間洗浄し、そして、圧縮空気を使用して吹きつけ乾燥した。水で洗浄することによりフレキソ印刷要素の表面から洗浄剤を容易に除去することができた。
層厚さの増加は、僅か17μmであった。
図4から明らかなように、表面上と側面上の両方の不純物の大半が除去された。洗浄した印刷版は、印刷画像がにじむことなく、フレキソ印刷することができた。
実施例5(比較例)
比較のために、WO99/62723に従うマイクロ乳濁洗浄剤を以下の成分から製造した。該成分は、すなわち、アブラナ油メチルエステル、水、乳化剤、及び助剤である。
実施例1に類似した、レーザー彫刻した未洗浄のフレキソ印刷要素を、ブラシ洗浄器内で、マイクロ乳濁洗浄剤を使用して5分間洗浄し、次に水で2分間洗浄し、そして、圧縮空気を使用して吹きつけ乾燥した。水で洗浄することによりフレキソ印刷要素の表面から洗浄剤を容易に除去することができた。
層厚さの増加は、28μmであった。
図5から明らかなように、表面上の不順物は主に除去されたが、しかし、側面上の不順物は依然としてはっきりと存在していた。ヒレキソ印刷に使用した場合、印刷版の絞り(squeeze)により縁部(edge)の不純物も印刷されるので、にじんだ印刷画像が得られるものと考えられる。
実施例6(比較例)
比較のために、実施例1に類似した、レーザー彫刻した未洗浄のフレキソ印刷要素を、ブラシ洗浄器内で、流水(水道水)を使用して5分間洗浄し、そして、圧縮空気を使用して吹きつけ乾燥した。
層厚さの増加は観察されなかった。
図6から明らかなように、表面上においてのみ、微粒子状の不純物の一部が純粋に機械的に引き離された。側面上の粘着性の沈殿物は、依然として完全に存在していた。この方法で洗浄されたフレキソ印刷要素は、フレキソ印刷には不適切であった。
実施例7(比較例)
比較のために、フレキソ印刷版用の通常の洗浄剤(nylosolv A,BASF Drucksysteme GmbH)を使用した。
実施例1に類似した、レーザー彫刻した未洗浄のフレキソ印刷要素を、ブラシ洗浄器内で、nylosolv Aを使用して3分間洗浄し、そして、圧縮空気を使用して吹きつけ乾燥した。
層厚さの増加は、46μmであった。
層厚さが大きく増加したので、フレキソ印刷に使用する前に、先ず、洗浄したフレキソ印刷版を乾燥させる必要があったが、この乾燥は時間を浪費するものであった。
実施例1に従う、レーザー彫刻したフレキソ印刷要素(未洗浄)である。 実施例2に従う、レーザー彫刻したフレキソ印刷要素であり、BL/DPM8:2で1分間洗浄したものである。 実施例3に従う、レーザー彫刻したフレキソ印刷要素であり、BL/DPM8:2で5分間洗浄したものである。 実施例4に従う、レーザー彫刻したフレキソ印刷要素であり、Starsolv/DPM8:2で5分間洗浄したものである。 実施例5に従う、レーザー彫刻したフレキソ印刷要素であり、Printclean classicで5分間洗浄したものである。 実施例6に従う、レーザー彫刻したフレキソ印刷要素であり、水で5分間洗浄したものである。

Claims (15)

  1. 使用する出発材料として、少なくとも寸法安定性が良好な基体及び厚さが少なくとも0.2mmのエラストマー性レリーフ形成層を含むレーザー彫刻可能なフレキソ印刷要素を用い、且つ少なくとも以下の工程:
    (1)レーザーを使用してレリーフ形成層に、レーザーで彫刻されるレリーフ要素の高さが少なくとも0.03mmである印刷レリーフを彫刻する工程、及び、
    (2)得られた印刷版を液体の洗浄剤で洗浄する工程、
    を含む、直接レーザー彫刻によりフレキソ印刷版を製造する方法において、
    前記洗浄剤が、該洗浄剤の全成分の量に対して少なくとも50質量%の、以下の成分(A1)〜(A6)、
    (A1)5員、6員又は7員の環を有するラクトン、
    (A2)一般式がR1−COO−R2のヒドロキシモノカルボン酸エステル(但し、R1及びR2が、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、アリール又はアルキルアリール基であり、及び当該エステルが5個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、基R1又はR2の少なくとも1個が、少なくとも1個のOH基で置換されている)、
    (A3)一般式がR3−COO−R4のアルコキシモノカルボン酸エステル(但し、R3及びR4が、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、又はアルキルアリール基であり、及び当該エステルが5個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、上記基の少なくとも1個の基における1個以上の非隣接、非末端脂肪族炭素原子が、酸素原子で置換され、そして残りのものは、端末OH基を有することもできる)、
    (A4)一般式がR5−COO−R6のケトモノカルボン酸エステル(但し、R5及びR6が、互いに独立して、1〜12個の炭素原子を有する、直鎖状又は分岐アルキル、アラルキル、又はアルキルアリール基であり、及び当該エステルが5個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、上記基の少なくとも1種の基における1個以上の非隣接、非末端脂肪族炭素原子がケト基、>C=Oで置換されている)、
    (A5)一般式がR7OOC−R8−COOR7'及び/又はR7COO−R8−OOCR7,のジカルボン酸エステル、(但し、当該エステルが6個〜20個の炭素原子を有しているという条件で、R7及びR7,が、互いに独立して、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基であり、及びR4が、2〜12個の炭素原子を有する二価の炭化水素原子であり、且つ、R7又はR7'及びR8はまた、場合によっては、F、Cl、Br、OH又は=Oからなる群から選ばれる別の置換基を有していても良く、及び/又は上記基内の非隣接炭素原子が任意に酸素原子で置換されて良い)、
    (A6)一般式が、R9O−(−R10−O)nHのエーテルアルコール(但し、nが、2〜5の自然数であり、R9が、H又は1〜6個の炭素原子を有する直鎖又は分岐アルキル基であり、及びR10が、2〜4個の炭素原子を有する、同一又は異なるアルキレン基である)、
    から選択される1種以上の成分(A)を含み、且つ、成分(A1)〜(A6)が、それぞれ、沸点を150℃〜300℃の範囲に有していることを特徴とするフレキソ印刷版の製造方法。
  2. 前記洗浄剤が少なくとも1種の助剤(B)を含むことを特徴とする請求項1に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  3. 助剤(B)の少なくとも1種が、界面活性材であることを特徴とする請求項2に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  4. 前記洗浄剤が、成分A1〜A6とは異なり、且つ沸点を150℃〜300℃の範囲に有する少なくとも1種の別の溶媒(C)を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  5. 追加の溶媒(C)が、全成分の合計量に対して25質量%以下で存在することを特徴とする請求項4に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  6. 前記洗浄剤が、A1、A2、A3、A4及びA5から成る群から選ばれる1種以上の成分を50〜99質量%含み、及び少なくとも1種の化合物A6を1〜50質量%含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  7. 前記洗浄剤が、成分A5と成分A6の混合物であることを特徴とする請求項6に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  8. 1及びR2が、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐アルキル基であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  9. 8が、2〜6個の炭素原子を有する二価の直鎖状アルキレン基であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  10. 成分(A5)が、一般式H3COOC−R8−COOCH3(但し、R8が、2〜6個の炭素原子を有する二価の炭化水素基である)の異なるジエステルの混合物であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  11. 10が、プロピレン基であることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  12. 成分(A6)が、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルであることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  13. 洗浄がブラシ洗浄器で行なわれることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  14. 洗浄が、高圧力下に、印刷板の上に洗浄剤を吹き付けることによって行われることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
  15. 液体洗浄剤の残留物を、後の工程で、水又は水性洗浄剤を使用して除去することを特徴とする請求項1〜14の何れか1項に記載のフレキソ印刷版の製造方法。
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