JP2007530627A - 新規ジアジン誘導体、それらの製造及び医薬物質としての使用 - Google Patents

新規ジアジン誘導体、それらの製造及び医薬物質としての使用 Download PDF

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Abstract

本発明の目的は、式Iの化合物及びそれらの医薬として許容される塩、鏡像異性体型、ジアステレオマー及びラセミ体、上文で言及した化合物、それらを含む薬物及びそれらの製造並びに疾病、例えばガンの制御又は予防における、あるいは相当の薬物の製造における上文で言及した化合物の使用、である。

Description

本発明は、新規ジアジン誘導体、それらの製造方法、それらを含む医薬粗製物及びそれらの製造、並びに医薬的活性物質としてのそれらの化合物の使用に関する。
背景技術
プロテインチロシンキナーゼ(PTK)は、細胞増殖及び分化に関与する種々のタンパク質におけるチロシン残基のリン酸化を触媒する(Wilks, A.F., Progress in Growth Factor Research 2 (1990) 97-111; Chan, A.C., and Shaw, A.S., Curr. Opin. Immunol. 8 (1996) 394-401))。かかるPTKは、受容体チロシンキナーゼ(例えば、EGFR/HER−1、c−erB2/HER−2、c−met、PDGFr、FGFr)及び非受容体チロシンキナーゼ(例えば、src、lck)に分類されうる。多数の発ガン遺伝子が、細胞形質転換を引き起こすことができる異常なチロシンキナーゼであるタンパク質をコードしていることが知られている(Yarden, Y., and Ullrich, A., Annu. Rev. Biochem. 57 (1988) 443-478; Larsen et al, Ann. Reports in Med. Chem., 1989, Chpt. 13)。また、通常の原ガン遺伝子によるチロシンキナーゼの過剰発現も増殖疾患を生じさせうる。
HER−ファミリー、例えばHER−2及びEGFR(HER−1)の受容体チロシンキナーゼは、通常のガン、例えば、乳ガン、消化管ガン、例えば結腸、直腸又は胃のガン、白血病並びに卵巣、気管支及び膵臓のガンにおいてしばしば異常に発現していることが知られている。高レベルのこれらの受容体は予後不良及び処置に対する応答不良と相関している (Wright, C., et al., Br. J. Cancer 65 (1992) 118-121)。
従って、受容体チロシンキナーゼの阻害剤は哺乳類のガン細胞の増殖の選択的阻害剤として有用であることが認識されている。それ故に、複数の小分子化合物並びにモノクローナル抗体が種々のタイプのガンの処置のために臨床試験にかけられている (Baselga, J., and Hammond, L.A., Oncology 63 (Suppl. 1) (2002) 6-16; Ranson, M., and Sliwkowski, M.X., Oncology 63 (suppl. 1) (2002) 17-24)。
幾つかの置換オキサゾールが当業界で知られている。WO98/03505,EP 1 270 571,WO01/77107,WO03/031442及びWO03/059907は、チロシンキナーゼ阻害剤として、関連の複素環式化合物を開示している。
しかしながら、治療的特性が向上している、例えば、幾つか例を挙げると、活性が増強し、毒性が低下し、可溶性が優れており、そして薬物動態プロファイルが向上している、新規化合物についての必要性が残されている。
本発明は、一般式Iの化合物
Figure 2007530627
(ここで、
1はハロゲン;
−O−アルキル;
−S−アルキル;−S(O)−アルキル;−S(O)2−アルキル、
−SF5
−NH−アルキル;又は
アルキル、であり、全てのアルキル基が任意に1回又は複数回ハロゲンで置換されており;且つ
2は水素;又は
ハロゲンであり;且つ
3は水素であり;あるいは
1とR3は隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、5又は6員の複素環を形成し;且つ
Aは
Figure 2007530627
であり;且つ
Wは−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である)及び
医薬として許容されるその塩、に関する。
本発明の化合物は、HER−シグナル伝達経路の阻害剤としての活性を示し、それ故に、抗増殖活性を有する。本発明の目的は、式Iの化合物及びそれらの医薬として許容される塩、鏡像異性体型、ジアステレオマー及びラセミ体、上文で言及した化合物、それらを含む薬物及びそれらの製造並びに疾病の制御又は予防、特に上文で言及した疾病及び障害の制御又は予防における、あるいは相当の薬物の製造における上文で言及した化合物の使用、である。
本明細書で使用する場合、用語“アルキル”とは、1〜4個、好ましくは1〜2個の炭素原子を含む、飽和の直鎖又は分枝鎖の炭化水素、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、2−ブチル、t−ブチルを意味する。前記アルキル基は、1又は複数のハロゲン原子、好ましくはフッ素で置換されている。例としては、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロメチル、ペルフルオロエチル等である。
本明細書で使用する場合、ハロゲンの用語は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を意味し、好ましくはフッ素及び塩素である。
本明細書で使用する場合、R1とR3により形成される複素環は、1又は2つの原子がS、N又はO、好ましくはN又はOから選択されるヘテロ原子で置換されており、残りの炭素原子が、可能ならば、1又は複数回ハロゲン、好ましくはフッ素で任意に置換されている、5又は6の環原子を有する飽和又は不飽和炭化水素環を意味する。好ましくは、前記「5又は6員の複素環」は、R1とR3により形成されており、これらは、それらが結合しているフェニル環の2つの隣接している炭素原子上に位置している。「5又は6員の複素環」の例は、それが結合しているフェニル環も含めると、ベンゾ[1,3]ジオキソール、2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール、1H−ベンズイミダゾール、2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン、3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン等である。
本明細書で使用する場合、HER−ファミリー、例えばHER−2及びEGFR(HER−1)の受容体チロシンキナーゼについて言及しているときの頭字語「HER」は、ヒト表皮受容体を指し、そして頭字語「EGFR」は表皮増殖因子受容体を指す。
本明細書で使用する場合、質量分析(MS)に関連する用語「ESI+」は、ポジティブエレクトロスプレーイオン化モードを指す。
本発明の化合物は、それらの医薬として許容される塩の形で存在することができる。用語「医薬として許容される塩」とは、式Iの化合物の生物学的有効性及び性質を保持し、そして適切な非毒性有機又は無機酸又は有機又は無機塩基から形成される、従来の酸付加塩又は塩基付加塩を言及する。酸付加塩は、無機酸、例えば塩酸、臭酸、ヨウ酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸及び硝酸に由来するそれらの塩、及び有機酸、例えばp−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、サリチル酸、シュウ酸、琥珀酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸等に由来するそれらの塩を包含する。医薬化合物(すなわち薬物)の塩への化学的修飾は、化合物の物理的及び化学的安定性、吸湿性、流動性及び溶解性の向上を得るためには、薬剤師にとって周知の技法である。それらは、例えば、Bastin,R. J. et al, Organic Proc. Res. Dev. 4 (2000) 427-435に記載されている。
好ましい医薬として許容される塩は、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、メタンスルホン酸及び塩酸により形成される。
1における好ましい置換基は、トリフルオロメチル、ペンタフルオロスルファニル、トリフルオロメタンスルフィニル、トリフルオロメタンスルホニル、トリフルオロメチルスルファニル、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロ及びフルオロ、特にトリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ及びクロロである。
「R1とR3が、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に5又は6員の複素環を形成している」場合、R1とR3が結合しているフェニル環を含んでいる、結果として生じる二環系は、好ましくは2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソリル、である。
本発明の好ましい態様は、
1がハロゲン;
−O−アルキル;
−S−アルキル;−S(O)−アルキル;−S(O)2−アルキル、
−SF5
−NH−アルキル;又は
アルキル、であり、全てのアルキル基が任意に1回又は複数回ハロゲンで置換されており;且つ
2が水素;又は
ハロゲンであり;且つ
3が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
であり;且つ
Wが−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
別の好ましい態様は、
1がフッ素又は塩素;
−SF5
−O−CF3
−O−CHF2
−S(O)−CF3;−S(O)2−CF3;−S−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;あるいは
1とR3が隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソリル部分を形成し、且つ
2が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
であり;且つ
Wが−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
別の好ましい態様は、
1が塩素;
−O−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;あるいは
Aが
Figure 2007530627
であり;且つ
Wが−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
更に別の好ましい態様は、
1がフッ素又は塩素;
−SF5
−O−CF3
−O−CHF2
−S(O)−CF3;−S(O)2−CF3;−S−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;あるいは
1とR3が隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソリル部分を形成し、且つ
2が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
であり;且つ
Wが−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
前記化合物は、例えば
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン;
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}-ピリダジン;
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[(E)−2−(4−トリフルオロメトキシ-フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン;
3−{2−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン;及び
3−{2−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン
である。
別の好ましい態様は、
1が塩素;
−O−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
本発明の更に別の態様は、
1がフッ素又は塩素;
−SF5
−O−CF3
−O−CHF2
−S(O)−CF3;−S(O)2−CF3;−S−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;あるいは
1とR3が隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソリル部分を形成し、且つ
2が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
であり;且つ
Wが−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
前記化合物は、例えば:
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン;
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン;及び
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[(E)−2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン
である。
別の好ましい態様は、
1が塩素;
−O−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
である、
式Iの化合物、である。
本発明の更に別の態様は、
1がフッ素又は塩素;
−SF5
−O−CF3
−O−CHF2
−S(O)−CF3;−S(O)2−CF3;−S−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;あるいは
1とR3が隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソリル部分を形成し、且つ
2が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
であり;且つ
Wが−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
前記化合物は、例えば:
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−2−{2− [2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン;
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン;
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2−[(E)−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン;
2−{2−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン;及び
2−{2−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン
である。
別の好ましい態様は、
1が塩素;
−O−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
である、
式Iの化合物、である。
本発明の別の態様は、
1がフッ素又は塩素;
−SF5
−O−CF3
−O−CHF2
−S(O)−CF3;−S(O)2−CF3;−S−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;あるいは
1とR3が隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソリル部分を形成し、且つ
2が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
であり;且つ
Wが−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である、
式Iの化合物、及び医薬として許容されるその塩、である。
前記化合物は、例えば:
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン、
である。
別の好ましい態様は、
1が塩素;
−O−CF3;又は
−CF3であり;且つ
2が水素;又は
フッ素若しくは塩素であり;且つ
3が水素であり;且つ
Aが
Figure 2007530627
である、
式Iの化合物、である。
本発明の更に別の態様は、式(I)の化合物の製造方法であって、
(a)式(XII)の化合物
Figure 2007530627
(ここで、Aは
Figure 2007530627
であり、且つXは臭素又はヨウ素である)
を、ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール
Figure 2007530627
と反応させ、
(b)所望により、(a)で得られた式(I)の化合物(ここで、Wは−C≡C−である)を、還元段階で反応させてWが−CH2−CH2−又は−CH=CH−である、相当の式(I)の化合物を生成せしめ、あるいは;
(c)式(I)の前記化合物を反応混合物から単離し、そして
(d)所望により、医薬として許容される塩に変換する、
方法、である。
一般式(I)のジアジン誘導体、又は医薬として許容されるその塩は、化学的に関連する化合物の調製に適用可能であることが当業者知られている任意の方法によって調製することができる。かかる方法は、式(I)のジアジン誘導体、又は医薬として許容される塩を調製するのに使用する場合、本発明の更なる特徴として提供され、そして以下のスキーム1からスキーム4の代表例によって例示される。ここで、特に断らない限り、R1、R2、R3、A及びWは、本明細書の前文で示した意味を有する。必要な出発材料は市販のものか、あるいは、有機化学の標準的手順により得ることができるものである。このような出発材料の調製は、以下の非限定的な実施例内で説明するか、又はUS03/069419又はWO03/091247において説明されている。。あるいは、必要な出発材料は、例示する手順に類似の、有機化学者の通常の技術範囲内にある手順により得られる。
式(I)の化合物の製造は、式(I)の「A」の性質により変化する。「A」がピリダジンである本発明の化合物はスキーム1に従い調製することができ、そして(Ia)と命名される。
Figure 2007530627
式(Ia)の化合物の好ましい合成方法は、式(II)の相当のベンズアルデヒドから出発する。ここで、R1、R2及びR3は式Iについて上文で与えたような意味を有する。この反応順序(スキーム1)の段階1は、マロン酸とのKnoevenagel縮合と、それと同時の脱炭酸であり、その結果式(III)のアクリル酸誘導体が生成する。当該反応は、典型的に、ピリジン、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド及びそれらの混合物のような溶媒中、最大140℃で又は還流下で実施される。典型的に使用される塩基はピペリジン、トリエチルアミン及びジイソプロピルアミンである。
スキーム1の段階2において、得られた式(III)の化合物は、当業者に周知の方法を用いて、例えば、前記の式(III)の化合物のカルボン酸基を、塩化オキサリルにより、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド及びそれらの混合物のような溶媒中、−30℃〜40℃に変化する温度で活性化することにより、それらの相当の式(IV)のアミドに変換される。アンモニアの添加により、式(IV)のアミドが生成する。
スキーム1の段階3により、式(V)の塩化物が一般に知られている方法を用いて合成される。式(IV)のアミド及び1,3−ジクロロアセトンを縮合/脱水の順序にかけることで、式(V)の化合物が生成する。この種の典型的な反応溶媒はトルエン、ベンゼン、アセトン及びクロロホルムである。所望により、当該反応は、溶媒無しの条件下で実施されうる。反応温度は50℃から150℃まで変化しうる。
スキーム1の段階4において、式(VI)のヒドロキシメチルオキサゾール誘導体が得られる。この反応は典型的に、式(V)の塩化物と酢酸ナトリウム又はカリウムとの反応で開始する2段階の手順で実施され、これは、典型的に、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリジノン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド及びそれらの混合物のような溶媒中、50℃〜140℃の間の温度で又は還流温度で実施される。典型的に使用する塩基は、例えば、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)又は水酸化リチウム(LiOH)であり、水、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、メタノール、エタノール又はそれらの混合物中にあり、0℃〜150℃の間の温度にあり、これにより式(VI)のヒドロキシメチル誘導体が生成する。
スキーム1の段階5は、式(VI)のヒドロキシメチル誘導体と3−クロロ−6−ヨードピリダジンとの付加−脱離反応であり、これは、典型的に、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド及びそれらの混合物のような溶媒中、−20℃〜50℃の間の温度で実施され、これにより式(VII)のヨードピリダジンが生成する。当該反応は、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、N−エチル−N,N−ジイソプロピルアミン、トリエチルアミン等の求核性でない塩基の存在下で実施される。あるいは、当該反応は、3−クロロ−6−ヨードピリダジンの代わりに3,6−ジヨード−ピリダジンを用い、類似の反応条件下で実施することができる。
スキーム1の段階6において、得られた式(VII)のヨード−ピリダジンは、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールと、園頭クロスカップリング反応において、触媒量のヨウ化銅及びパラジウム複合体、例えばPd(PPh34、Pd(PPh32Cl2等の存在下で反応させられる。当該反応は、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピルアミン、ピペリジン、モルホリン又はピロリドンの存在下で且つテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド又はそれらの混合物中、20℃〜100℃に変化する温度で実施され、それによりWが−C≡C−である式(Ia)の誘導体が生成する(反応a)、段階6)。
前記合成が段階6における還元段階b)によって更に進められる場合、Wが−HC=CH−又は−CH2−CH2−である式(Ia)の化合物が得られる。好ましくは、還元反応として、接触水素化が異なる触媒種、例えばリンドラー触媒又は特定のホウ化ニッケル(Wが−HC=CH−である化合物を得るためのもの)、Pd/C、ニッケル又は白金(Wが−CH2−CH2−である化合物を得るためのもの)を用いて実施される。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1〜4atomの水素圧で、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、ナトリウム金属のアンモニア溶液を使用してアルキン基(Wが−CH≡CH−であるもの)をアルケン基(Wが−CH=CH−であるもの)に水素化する。
あるいは、スキーム1の段階5及び6は、逆の順序で実施して式(Ia)の生成物を生成させることができる。
Aがピリミジンであり、これが2位の酸素原子及び5位のW基を介して連結している、式(I)の誘導体の好ましい合成方法をスキーム2において説明する。Aがかかるピリミジンを表している式(I)の誘導体は、スキーム2においてIbと命名する。
Figure 2007530627
出発材料は、相当の、スキーム1の式(VI)のヒドロキシメチル誘導体であり、ここで、R1、R2及びR3は、本明細書の前文で示した意味を有する。スキーム2の反応順序の段階1は、式(VI)のヒドロキシメチル誘導体と5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジンとの付加脱離反応であり、これは、典型的にはテトラヒドロフラン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド及びそれらの混合物のような溶媒中、0℃〜50℃の間の温度で実施され、その結果、式(VIII)のブロモ−ピリミジンが生成する。当該反応は、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、N−エチル−N,N−ジイソプロピルアミン、トリエチルアミン等の求核性でない塩基の存在下で実施される。
スキーム2の段階2において、式(VIII)のブロモ−ピリミジンは、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールと、園頭クロスカップリング反応において、触媒量のヨウ化銅及びパラジウム複合体、例えばPd(PPh34、Pd(PPh32Cl2等の存在下で反応させられる。当該反応は、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピルアミン、ピペリジン、モルホリン又はピロリドンの存在下で且つテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド又はそれらの混合物中、20℃〜100℃に変化する温度で実施され、それによりWが−C≡C−である式(Ib)の誘導体が生成する(反応a)、段階2)。
前記反応が段階2の還元段階b)によって更に進められる場合、Wが−HC=CH−又は−CH2−CH2−である式(Ib)の化合物が得られる。段階2の好ましい還元反応b)は、異なる触媒種、例えばリンドラー触媒又は特定のホウ化ニッケル(Wが−HC=CH−である化合物を得るためのもの)、Pd/C、ニッケル又は白金(Wが−CH2−CH2−である化合物を得るためのもの)を用いて実施される接触水素化である。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1〜4atomの水素圧で、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、ナトリウム金属のアンモニア溶液を使用してアルキン基(Wが−CH≡CH−であるもの)をアルケン基(Wが−CH=CH−であるもの)に水素化する。
あるいは、スキーム2の段階1及び2は、逆の順序で実施して式(Ib)の生成物を生成させることができる。
Aがピリミジンであり、これが5位の酸素原子及び2位のW基を介して連結している、式(I)の誘導体の好ましい合成方法をスキーム3において説明する。Aがかかるピリミジンを表している式(I)の誘導体は、スキーム3においてIcと命名する。
Figure 2007530627
スキーム3の反応順序の段階1において、5−ブロモ−2−ヨード−ピリミジンは、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]は、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールと、園頭クロスカップリング反応において、触媒量のヨウ化銅及びパラジウム複合体、例えばPd(PPh34、Pd(PPh32Cl2等の存在下で反応させられる。当該反応は、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピルアミン、ピペリジン、モルホリン又はピロリドンの存在下で且つテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド又はそれらの混合物中、20℃〜80℃に変化する温度で実施され、それによりWが−C≡C−である式(IX)の誘導体が生成する(反応a)、段階1)。
前記反応がスキーム3の段階1の還元段階b)によって更に進められる場合、Wが−HC=CH−又は−CH2−CH2−である式(IX)の化合物が得られる。段階1の好ましい還元反応b)は、異なる触媒種、例えばリンドラー触媒又は特定のホウ化ニッケル(Wが−HC=CH−である化合物を得るためのもの)、Pd/C、ニッケル又は白金(Wが−CH2−CH2−である化合物を得るためのもの)を用いて実施される接触水素化である。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1〜4atomの水素圧で、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、ナトリウム金属のアンモニア溶液を使用してアルキン基(Wが−CH≡CH−であるもの)をアルケン基(Wが−CH=CH−であるもの)に水素化する。
スキーム3の段階2において、式(X)のピリミジン−5−オール誘導体が得られる。この反応は、典型的に2段階手順で実施され、式(IX)の化合物とビス(ピナコラート)ジボロンとを、触媒量のパラジウム複合体、例えば、ジクロロ[1,1’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(PdCl2(dppf))、ビス(ジベンジリデン−アセトン)−パラジウム(Pd(dba)2)、トリス(ジベンジリデンアセトン)−二パラジウム(Pd2(dba)3)又は酢酸パラジウム(Pd(OAc)2)及び、任意に、種々のホスフィン又はイミダゾリウムリガンド、例えば、トリシクロヘキシルホスフィン、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル、1−ブチル−3−メチル−1H−イミダゾリウムテトラフルオロボレート、1,3−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)−1H−イミダゾリウムクロリドの存在下で反応させることで開始する。当該反応は、典型的には、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、1,2−ジメトキシエタン及びそれらの混合物等の溶媒中で、50℃〜140℃の間の温度で、又は還流温度で、酢酸カリウム、リン酸カリウム又は炭酸カリウム等の塩基の存在下で実施される。あるいは、結果として生じるボロン酸誘導体は、n−ブチルリチウム及び種々の有機ホウ酸塩、例えばホウ酸トリイソプロピル又はホウ酸トリメチル等を、−100℃〜30℃の間の温度で、トルエン、ヘキサン及びテトラヒドロフラン及びそれらの混合物等の溶媒中で用いて得られる。第二段階において、生じたボロン酸誘導体の酸化は、当業者にとって標準的な方法によって達成される。典型的に使用される酸化試薬は、例えば、過酸化水素又はペルオキソ一硫酸カリウム(2KHSO5 KHSO4 K2SO4)を、水、テトラヒドロフラン、アセトン又はそれらの混合物中で、0℃〜80℃の温度で使用するものであり、それにより式(X)のピリミジン−5−オール誘導体が生成する。
式(Ic)の誘導体は、当業者に周知の反応により、例えば式(X)のピリミジン−5−オール誘導体を式(V)の塩化物(ここで、R1、R2及びR3は、式Iについて上文で示したような意味を有する)で、スキーム3の反応段階3に従いアルキル化することにより得ることができる。典型的には、当該アルキル化は、N,N−ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルなどの溶媒中で実施される。この反応にとって典型的な塩基は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、ナトリウムメチラート、水素化ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミドである。反応温度は50℃〜150℃で変化しうる。
「A」がピラジンである本発明の化合物は、スキーム4に従い調製することができ、これは(Id)と命名される。
Figure 2007530627
出発材料は、スキーム1の式(V)の相当の塩化物(ここで、R1,R2及びR3は、本明細書の前文で示した意味を有する)である。式(XI)のオキサゾール誘導体は、当業者にとって周知の反応により、例えば、5−ブロモ−ピラジン−2−オールを式(V)の前記塩化物(ここで、R1,R2及びR3は式Iについて上文で示した意味を有する)で、スキーム4の反応段階1に従いO−アルキル化することにより得ることができる。典型的に、当該アルキル化は、N,N−ジメチルホルムアミド又はアセトニトリルなどの溶媒中で実施される。この反応にとって典型的な塩基は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、ナトリウムメチラート、水素化ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミドである。反応温度は50℃〜150℃で変化しうる。
スキーム4の段階2において、式(XI)のブロモ−ピラジンは、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールと、園頭クロスカップリング反応において、触媒量のヨウ化銅及びパラジウム複合体、例えばPd(PPh34、Pd(PPh32Cl2等の存在下で反応させられる。当該反応は、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピルアミン、ピペリジン、モルホリン又はピロリドンの存在下で且つテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド又はそれらの混合物中、20℃〜120℃に変化する温度で実施され、それによりWが−C≡C−である式(Id)の誘導体が生成する(反応a)、段階2)。
前記反応が段階2の還元段階b)によって更に進められる場合、Wが−HC=CH−又は−CH2−CH2−である式(Id)の化合物が得られる。段階2の好ましい還元反応b)は、異なる触媒種、例えばリンドラー触媒又は特定のホウ化ニッケル(Wが−HC=CH−である化合物を得るためのもの)、Pd/C、ニッケル又は白金(Wが−CH2−CH2−である化合物を得るためのもの)を用いて実施される接触水素化である。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1〜4atomの水素圧で、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、ナトリウム金属のアンモニア溶液を使用してアルキン基(Wが−CH≡CH−であるもの)をアルケン基(Wが−CH=CH−であるもの)に水素化する。
あるいは、式(Id)のピラジン誘導体は、スキーム5に従い調製することができる。
Figure 2007530627
スキーム5において、W,R1、R2及びR1は、上文で示した意味を有する。スキーム5における式Idの化合物の合成は、相当の5−ブロモ−2−ヨード−ピラジンから出発し、これは5−アミノ−2−ヨードピラゾールからWO2004/000811に従い調製することができる。
スキーム5の段階1において、5−ブロモ−2−ヨード−ピラジンは、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]は、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールと、園頭クロスカップリング反応において、触媒量のヨウ化銅及びパラジウム複合体、例えばPd(PPh34、Pd(PPh32Cl2等の存在下で反応させられる。当該反応は、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピルアミン、ピペリジン、モルホリン又はピロリドンの存在下で且つテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミドの溶媒又はそれらの混合物中、20℃〜120℃に変化する温度で実施され、それによりWが−C≡C−である式(XII)のブロモ−ピラジン誘導体が生成する(反応a)、段階1)。
前記反応がスキーム1の段階1の還元段階b)によって更に進められる場合、Wが−HC=CH−又は−CH2−CH2−である式(XII)の化合物が得られる。段階2の好ましい還元反応b)は、異なる触媒種、例えばリンドラー触媒又は特定のホウ化ニッケル(Wが−HC=CH−である化合物を得るためのもの)、Pd/C、ニッケル、酸化白金(IV)(Wが−CH2−CH2−である化合物を得るためのもの)を用いて実施される接触水素化である。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1〜4atomの水素圧で、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、ナトリウム金属のアンモニア溶液を使用してアルキン基(Wが−CH≡CH−であるもの)をアルケン基(Wが−CH=CH−であるもの)に水素化する。
スキーム5の反応順序の段階2は、式(VI)のヒドロキシメチル誘導体と式(XIII)のブロモ−ピラジン誘導体との付加−脱離反応であり、これは、典型的に、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド及びそれらの混合物のような溶媒中、0℃〜50℃の間の温度で実施され、これにより式(Id)の化合物が生成する。当該反応は、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド、N−エチル−N,N−ジイソプロピルアミン、トリエチルアミン等の求核性でない塩基の存在下で実施される。
式VII、VIII、IX、X、XI及びXIIの化合物は新規であり、本発明の対象でもある。
式Iの化合物は、1又は複数のキラル中心を含み、そして次に、ラセミ形で、又は光学的活性形で存在することができる。ラセミ体は、既知の方法に従って、鏡像異性体に分離され得る。例えば、結晶化により分離され得るジアステレオマー塩は、光学的活性の酸、例えばD−又はL−酒石酸、マンデル酸、リンゴ酸、乳酸又は樟脳スルホン酸との反応により、ラセミ混合物から形成される。あるいは、鏡像異性体の分離はまた、市販のキラルHPLC−相上でのクロマトグラフィーを用いることにより達成され得る。
式(I)の化合物及びそれらの医薬として許容される塩は、有益な薬理学的特性を有している。前記化合物は、HER−シグナル伝達経路を阻害剤し、且つ、抗増殖活性を示すことが明らかとなっている。その結果、本発明の化合物は、HER−2及びEGFR(HER−1)のなどのHER−ファミリーの受容体チロシンキナーゼの既知の過剰発現を伴う病気の治療及び/又は予防、特に上文で言及した病気の治療及び/又は予防において有用である。HER−シグナル伝達経路阻害剤としての本発明の化合物の活性は、以下の生物学的アッセイにより証明される:
Calu3腫瘍細胞株におけるHER2リン酸化の阻害
ウェル当たり2x105のCalu−3(ATTC HTB−55)細胞を12ウェルプレート内にプレーティングした。4日後、細胞を16時間ダルベッコ改変イーグル培地(DMEME)/0.5%ウシ胎児血清(FCS)/1%グルタミン中で飢餓状態にした。この16時間の期間の間に、細胞は、試験化合物のジメチルスルホキシド(DMSO)
溶液と一緒にインキュベートした。ここで、当該化合物の終濃度を1μMとし、DMSOの最終容積を0.5%とする。その後、細胞を1%Triton(登録商標)X−100、10%グリセロール、1mMエチレングリコール−ビス(2−アミノエチルエーテル)−N,N,N’,N’−四酢酸(EGTA)、1.5mM MgCL2、150mM NaCl、50mM 4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)緩衝液pH7.5、1mM フェニルメチルスルホニルフルオリド(PMSF)、10μg/mLアプロチニン(ウシの肺から得られ、且つ精製されている天然タンパク質)及び0.4mMオルトバナジン酸塩(Na3VO4)を含む溶解緩衝液中で溶解した。細胞の溶解物をドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS PAGE)上で解析し、そしてニトロセルロース膜に転写した後、HER−2のpY1248(ヒト表皮受容体2のリン酸化チロシン残基1248)を特異的に認識する抗体を用いて検出した。POD(Biorad,Munich,Germanyから市販されているペルオキシダーゼ)とカップリングした抗ウサギ抗体とのインキュベーションの後、シグナルをケミルミネセンス(ECL,Amercham)により検出した。HER−2リン酸化の阻害は、DMSOのみで処理したコントロールのパーセンテージとして算出する。阻害のパーセンテージは、以下の式:阻害(%)=100−(試験試料のリン酸化したHER2シグナル×100/リン酸化したHER2シグナルDMSOコントロール)に従い算出する。
全ての化合物を用い、HER−2リン酸化の有意な阻害を検出した。これを表1に示す化合物により例示する。本明細書で使用する場合の参照化合物とは、1−[4−(4−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−フェニル)−ブチル]−1H−[1,2,3]トリアゾールである(WO01/77107の第88頁実施例4)。
Figure 2007530627
腫瘍阻害に対するin vivoアッセイ:
原発腫瘍を生成するために、非小細胞肺ガン(NSCLC)(例えば、Calu−3(ATCC HTB−55)又はA549(ATTC CCL−185))細胞(100μlの体積中、4〜5.0x10個)を、雌SCIDベージュ(重症複合免疫不全/Charles River, Sulzfeld, Germanyから入手可能なベージュマウス)又はBALB/cヌード(Taconic Europe, Ry, Denmarkから入手可能なBALB/cヌード自然突然変異マウス(ホモ接合体)))マウスの左側腹部に皮下注射する。細胞を融解し、そして実験に使用の前、in vitroで拡張した。マウスを、細胞インジェクションから14〜21日目に処理グループに割り当てる。グループ分けのために(n=10〜15匹のマウス/グループ)、動物をランダム化し、グループ当たり約100〜150mm3の類似する平均原発腫瘍体積を得る。試験化合物を、実際の体重に基づいて10ml/kgの投与体積で、7.5%ゼラチン、0.22%NaCl中、懸濁液として1日当たり1度、経口投与する。処理を分類から1日目に開始し、そして、研究最終日の20〜50日目まで実施する。。皮下原発腫瘍を、電気カリパスを用いて、ランダム化の前から開始して、2つの寸法(長さ及び幅)で、週当たり2回測定する。原発腫瘍の体積を、式:V[mm3]=(長さ[mm]×幅[mm])/2を用いて計算する。さらに、動物の体重を、毎週、少なくとも2度記録する。最後に、研究の終わりに、腫瘍を拡張し、そして計量する。
本発明の化合物及びそれらの医薬として許容される塩は、例えば医薬組成物の形で薬剤として使用され得る。医薬組成物は、錠剤、被覆された錠剤、糖剤、硬質及び軟質ゼラチンカプセル、溶液、エマルジョン又は懸濁液の形で経口投与され得る。しかしながら、投与はまた、例えば坐剤の形で直腸的に、又は例えば注射用溶液の形で非経口的に実施され得る。
上文で言及した医薬組成物は、本発明の化合物を、医薬的に不活性な無機又は有機担体により処理することにより得られる。ラクトース、コーンスターチ又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩、及び同様のものが、例えば錠剤、被覆された錠剤、糖剤、及び硬質ゼラチンカプセルのためのそのような担体として使用され得る。軟質ゼラチンカプセルのための適切な担体は、例えば、植物油、ワックス、脂肪、半固体及び液体ポリオール、及び同様のものである。しかしながら、活性物質の性質に依存して、担体は、軟質ゼラチンカプセルの場合、常に必要とされるものではない。溶液の生成のための適切な担体は、シロップ、水、ポリオール、グリセロール、植物油及び同様のものである。坐剤のための適切な担体は、例えば天然又は硬化された油、ワックス、脂肪、半液体又は液体ポリオール等である。
さらに、医薬組成物は、保存剤、溶解剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、風味剤、浸透圧を変えるための塩、緩衝液、マスキング剤、又は酸化防止剤を含むことができる。それらはまた、他の治療上有益な物質も含むことができる。
好ましい医薬組成物は、以下のものを含んで成る:
a)錠剤(湿式造粒):
Figure 2007530627
製造手順:
1.項目1,2,3及び4を混合し、そして精製水で粒状にする。
2.50℃で顆粒を乾燥させる。
3.顆粒を適当なミル粉砕装置を通過させる。
4.項目5を添加し、そして3分間混合し;適当なプレス機で圧縮する。
b)カプセル製剤:
Figure 2007530627
製造手順:
1.項目1,2及び3を適当なミキサー内で30分間混合する。
2.項目4及び5を添加して3分間混合する。
3.適当なカプセル内に充填する。
c)マイクロサスペンジョン
1.特注製造した管GL25、4cmにおいて4.0gのガラスビーズを秤量する(管の半分をビーズにより満たす)。
2.50mgの化合物を添加し、ヘラにより分散し、そしてボルテックスにかける。
3.2mlのゼラチン溶液(ビーズ:ゼラチン溶液=2:1)を添加し、そしてボルテックスにかける。
4.キャップし、そして光の保護のためにアルミ箔によりラップする。
5.ミルのためのカウンターバランスを用意する。
6.Retschミルにおいて4時間、20/秒でミル粉砕する(物質によっては、30/秒で最大24時間)。
7.400gで2分間の遠心分離により、レシピエントバイアルと連結した、フィルターホルダー上の二層のフィルター(100μm)を用い、ビーズから懸濁液を抽出する。
8.抽出物を測定シリンダーに移す。
9.最終体積に達するか、又は抽出物が透明になるまで、少量(ここにおいては、1ml段階)による洗浄を反復する。
10.ゼラチンにより最終容積まで満たし、そしてホモジェナイズする。
上記調製により1〜10μmの粒子サイズを有する式I−Aの化合物のマイクロサスペンジョンが生成する。当該サスペンジョンは、経口投与のために適切であり、後述するin vivoアッセイにおいて使用することができる。
本発明の化合物又は医薬として許容されるその塩及び医薬として不活性な担体を含む医薬もまた本発明の目的であり、また、本発明の1又は複数の化合物及び/又は医薬として許容されるその塩、及び、所望により、1又は複数のほかの治療上有益な物質を、1又は複数の治療上不活性な担体と一緒に、生薬の投与形態にすることを含んで成る、それらの製造方法についても同様である。
本発明により、本発明の化合物並びに医薬として許容されるそれらの塩は、病気の制御又は予防に有用である。それらのHERシグナル伝達経路阻害及びそれらの抗増殖活性に基づき、前記化合物は、ヒト又は動物におけるガンのような疾患の処置、及び相当の医薬の製造にとって有用である。投与量は種々の要因、例えば投与方法、種、年齢及び/又は個々の健康状態による。
以下の実施例、引用文献は、本発明の理解、特許請求の範囲に記載されているそれらの範囲を助けるために提供されている。本発明の精神を逸脱することなく前述の手順を変更することができることは理解されるであろう。
A:出発材料
3−クロロ−6−ヨード−ピリダジンの調製
3,6−ジクロロ−ピリダジン(1.0g、6.71mmol)及びNaI(1.35g、9.0mmol)のクロロホルム(2.5ml)懸濁液に対し、ヨウ化水素酸(57重量%)(2.85g、25.6mmol)を0℃で添加する。混合物を20時間(h)室温(r.t.)で攪拌し、続いて100mlの氷水と20mlの10N水酸化ナトリウム(NaOH)との混合物中に注ぐ。クロロホルム(50ml)を添加し、そして混合物を10分間(min)攪拌する。有機相を分離し、水相をクロロホルム(1×50ml)で抽出し、そして一まとめにした有機相を硫酸マグネシウム(MgSO4)上で脱水し、そして真空で濃縮して3−クロロ−6−ヨード−ピリダジンをオフホワイトの固体として生成させる。収量1.16g(72%)
MS: M = 340.6 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDC13): 7.22 (d, J = 8.9Hz, 1H), 7.83 (d, J = 8.9 Hz, 1H)
5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジンの調製
2−ピリミジノール塩酸塩(13.26g、100mmol)を2NのNaOH(50ml)に溶解し、そして臭素(17.98g、112.5mmol)を15分にわたり添加する。混合物を45分間室温で攪拌し、続いて真空で濃縮して褐色の固体を生成させる。
前記固体をオキシ塩化リン(125ml)中で懸濁し、N,N−ジメチルアニリン(9.35g、77mmol)を添加してこの混合物を加熱して3時間還流させる。冷却後、反応混合物を攪拌しながらゆっくりと1Lの氷水に注ぎ、そして生じた混合物をジエチルエーテルで抽出する(3x200ml)。抽出物を食塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、そして真空で濃縮して5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジンを淡黄色の固体として生成させる。収量10.85g(56%)
1H-NMR (300 MHz, CDC13): 8.70 (s, 2H)
5−ブロモ−2−ヨード−ピリミジンの調製
5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン(5.80g、30mmol)とヨウ化ナトリウム(7.5g、50mmol)のクロロホルム(20ml)懸濁液に対し、ヨウ化水素酸(57重量%)(2.85g、25.6mmol)を0℃で添加する。除去後、反応混合物を20時間室温で攪拌し、続いて、200mlの氷水と30mlの10N NaOHとの混合物中に注ぐ。クロロホルム(150ml)を添加し、そして混合物を10分間攪拌する。有機相を分離し、水相をクロロホルム(2×100ml)で抽出し、そして一まとめにした有機相をMgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮して5−ブロモ−2−ヨード−ピリミジンを淡黄色の固体として生成させる。収量6.29g(84%)
MS: M = 284.8 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDC13): 8.54 (s, 2H) 7.56 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.59-7.66 (m, 4H)
1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール
ブタ−3−イン−1−オール(49.57g、707.2mmol)及びトリエチルアミン(107.7mL、777mmol、KOH上で乾燥済み)を乾燥ジクロロメタン(500mL)中で窒素雰囲気のもと溶解し、そして0℃に冷却する。塩化メタンスルホニル(54.8mL、708mmol)を500mLの乾燥ジクロロメタンに溶解させたものを5℃未満に温度を維持しながら90分以内に添加する。混合物を3.5時間室温で攪拌し、続いて2.5Lの氷水に注ぐ。有機相を分離し、そして2×500mLの水及び1×250mLの食塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウム上で脱水する。揮発成分を除去することで、94.18gのメタンスルホン酸塩(631.2mmol、89.2%)を黄色の液体として生成させる。
NaOH(37.86g、946.5mmol)、ヨウ化ナトリウム(94.65g、631.5mmol)及び1H−[1,2,3]トリアゾール(61.03g、883.6mmol)の2−メチル−2−ブタノール(750mL)懸濁液を1時間不活性雰囲気で還流させる。室温に冷却した後、メタンスルホン酸塩(94.18g、631.2mmol)を5分以内に添加する。生じた懸濁液を続いて加熱して3時間還流させ、室温にまで冷却し、そして真空で45℃で濃縮する。
水(500mL)とジクロロメタン(1L)を添加し。そして有機相を分離し、硫酸マグネシウム上で脱水し、揮発成分を30℃で除去する。残渣を1mmHgで蒸留する。先のものを20〜70℃で回収する。主画分を123〜129℃で蒸留した(無色で不透明な液体)。セライト上で濾過した後、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールが無色の液体として得られる(29.77g、38.9%)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 2.05 (t, 1H), 2.75 (dt, 2H), 4.5 (t, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.7 (s, 1H)
{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノールの調製
4−クロロメチル−2−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール(0.300g、0.99mmol)及び酢酸ナトリウム(0.162g、1.976mmol)の酢酸(5ml)溶液を48時間還流する。反応混合物を室温にまで冷却し、真空で濃縮し、そして生じた残渣をエタノール(2ml)及び5M水酸化カリウム(KOH)(5ml)に溶解する。この溶液を5時間還流し、そして室温にまで冷却する。飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)を添加し、そして混合物を酢酸エチルで抽出する(3回)。抽出物を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィーで精製することで(酢酸エチル/ヘキサン 1:1)、{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノールが無色の固体として生成する。収量200mg(71%)
1H-NMR (400 MHz,CDC13): δ = 4.64 (s, 2H, CH2-O), 6.85 (d, 1H, =CH), 7.21 (d, 2H, Ph), 7.49-7.57 (m, 4H).
{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノールの調製
4−クロロメチル−2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール(1.000g、3.27mmol)と酢酸ナトリウム(0.536g、6.54mmol)の酢酸(10ml)溶液を55時間還流する。反応混合物を室温にまで冷却し、真空で濃縮し、そして生じた残渣をエタノール(5ml)及び7M水酸化カリウム(KOH)(12ml)に溶解する。この溶液を5時間還流し、そして室温にまで冷却する。飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)を添加し、そして混合物を酢酸エチルで抽出する(3回)。抽出物を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィーで精製することで(酢酸エチル/ヘキサン 1:1)、{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノールが無色の固体として生成する。収量0.791g(84%)
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ = 4.65 (s, 2H, CH2-O), 7.09 (d, 1H, =CH), 7.36 (d, 1H, Ph), 7.42 (d, 1H, Ph), 7.61 (s, 1H, オキサゾール), 7.63 (d, 1H, =CH), 7.66 (dd, 1H, Ph).
{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノールの調製
2−[2−(4−クロロ−2−フルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール(0.800g、2.94mmol)と酢酸ナトリウム(0.482g、5.88mmol)の酢酸(10ml)溶液を55時間還流する。反応混合物を室温にまで冷却し、真空で濃縮し、そして生じた残渣をエタノール(4ml)及び5M水酸化カリウム(KOH)(15ml)に溶解する。この溶液を5時間還流し、そして室温にまで冷却する。飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)を添加し、そして混合物を酢酸エチルで抽出する(3回)。抽出物を食塩水で洗浄し、Na2SO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィーで精製することで(酢酸エチル/ヘキサン 1:1)、{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノールが無色の固体として生成する。収量0.582g(78%)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ = 4.63 (s, 2H,CH2-O), 6.95 (d, 1H, =CH), 7.11- 7.15 (m, 2H, Ph), 7.47 (t, 1H, Ph), 7.57 (d, 1H, =CH), 7.58 (s, 1H, オキサゾール).
B.生成物
実施例1:
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン
4−ヒドロキシメチル−2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール(0.090g、0.33mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(3ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.048g、0.5mmol)を添加する。10分間室温で攪拌した後、混合物を0℃に冷却し、3−クロロ−6−ヨード−ピリダジン(0.600g、0.33mmol)/THF(3ml)をゆっくりと15分かけて添加し、そして更に30分間0℃で攪拌する。酢酸エチル(30ml)を添加し;混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1:2−>2:3)後、3−ヨード−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジンを淡黄色の固体として単離することができる。収量0.12g(77%)。
MS: M = 382.0 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) : 5.50 (s, 2H), 6.76 (d, 9.1 Hz, 1H),7.01(d,J = 16.4 Hz, 1H), 7.56 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.60-7:63(m, 4H), 7.68 (d, 9.1 Hz, 1H), 7.85 (s, 1H).
3−ヨード−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン(0.114g、0.25mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.040g、0.30mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(0.215ml)をTHF(1ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.0048g、0.025mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.088g、0.0125mmol)を添加し、そして攪拌を3時間室温で続ける。酢酸エチル(30ml)を添加し;混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1:3−>酢酸エチル(100%))で精製することで、3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジンが無色の固体として生成する。収量93mg(64%)。
MS: M = 467.1 (ESI+)
実施例2:
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}-ピリダジン
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン(0.047g、0.1mmol)を酢酸エチル(3ml)中に溶解し、そして3時間室温で、Pd/C(10%、20mg)の存在下水素化する。濾過及び真空での濃縮後、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 19:1)で精製することで、3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}-ピリダジンがオフホワイトの固体として生成する。収量30mg(63%)。
MS: M = 471.2 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) : 1.76-1.87 (m, 2H), 1.89-1.97 (m, 2H), 2.93 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 4.45 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 5.52 (s, 2H), 6.99 (d, = 9.0 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.56 (d, = 16.4 Hz, 1H), 7.63 (m, 4H), 7.70 (s, 1H) 7.87 (s, 1H).
実施例2a:
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−エニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}-ピリダジン
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン(0.047g、0.1mmol)を酢酸エチル(3ml)中に溶解し、そして1時間室温で、Pd/C(10%、5mg)の存在下水素化する。濾過及び真空での濃縮後、残渣は、3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−エニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}-ピリダジンをオフホワイトの固体として生成させた。この原産物は、60%の生成物及び40%の抽出物を含んでいた。比率はHPLC−MS(高性能液体クロマトグラフィー−質量分析:溶出剤:H2O/CH3CN、グラジエント:20分、0%から(体積比(v/v))から95%(v/v)まで、CH3CN、226nmでのVU検出)で決定した。
MS: M = 469.2 (ESI+)
実施例3:
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−2−{2− [2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン
4−ヒドロキシメチル−2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール(0.538g、2.0mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(3ml)中に溶解し、続いて、NaOtBu(0.231g、2.4mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン(0.426g、2.2mmol)/THF(5ml)をゆっくりと10分かけて添加し、そして更に30分間0℃で攪拌する。クロロホルム(25ml)を添加し;混合物を0.5N塩酸(HCl)及び水で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(100%クロロホルム)後、5−ブロモ−2−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジンをオフホワイトの固体として単離することができる。収量0.60g(71%)。
MS: M = 426.0 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) : 5.40 (s, 2H), 7.00 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.60-7.66 (m, 4H), 7.74(s, 1H), 8.57 (s, 2H).
5−ブロモ−2−{2− [2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ピリミジン(0.213g、0.50mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.067g、0.55mmol)及びジイソプロピルアミン(iPr2NH)(2ml)のDMF(4ml)とTHF(2ml)の溶液に対し、ヨウ化銅(CuI)(0.0048g、0.025mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.029g、0.025mmol)を添加し、そして混合物を80℃で3時間加熱する。酢酸エチル(150ml)を添加し、生じた混合物を塩化アンモニウム(NH4Cl)及び食塩水で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(クロロホルム(100%)−>酢酸エチル(100%))で精製することで5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−2−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ピリミジンが淡黄色の固体として生成する。収量138mg(59%)。
MS: M = 467.1 (ESI+)
実施例4:
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−2−{2− [2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン(0.047g、0.1mmol)を酢酸エチル(3ml)に溶解し、そして3時間室温で、Pd/C(10%、20mg)の存在下水素化する。濾過及び真空での濃縮後、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1:3−>酢酸エチル(100%))で精製することで、5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2−[(2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジンがオフホワイトの固体として生成する。収量35mg(74%)。
MS: M = 471.0 (API+)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) : 1.60-1.70 (m, 2H), 1.98-2.11 (m, 2H), 2.62 (t, J = 7.4 Hz, 2H), 4.46 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 5.43 (s, 2H), 7.04 (d, = 16.4 Hz, 1H), 7.52- 7.58 (m, 2H), 7.61-7.67 (m, 4H) 7.76 (s, 1H) 7.79 (s, 1H) 8.39 (s, 2H)。
実施例5:
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン
5−ブロモ−2−ヨード−ピリミジン(1.14g、4.0mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.533g、4.4mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(2ml)をDMF(1ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.38g、0.2mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.140g、0.2mmol)を添加し、そして攪拌を室温で3時間続ける。クロロホルム(300ml)を添加し;混合物を1NのHClで洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(クロロホルム(100%)−>酢酸エチル(100%))で精製することで、5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−ブタ−1−イニル)−ピリミジンがベージュの固体として生成する。収量0.96g(86%)。
MS: M = 277.9 (ESI+)
5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−ブタ−1−イニル)−ピリミジン(0.350g、1.26mmol)を酢酸エチル(3ml)中に溶解し、そしてPd/C(10%、175mg)の存在下2時間水素化する。反応混合物を濾過し、そして濃縮して5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジンをベージュの固体として生成させる。収量290mg(82%)。
MS: M = 281.8 (ESI+)
トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム(0)(0.027g、0.03mmol)のジオキサン(6ml)溶液に対し、トリシクロヘキシルホスフィン(0.084g、0.30mmol)を添加し、そして混合物をアルゴン雰囲気下で30分間攪拌する。5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン(0.282g、1.0mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(0.279g、1.1mmol)及び酢酸カリウム(0.147g、1.5mmol)を添加し、そして混合物を80℃で5時間加熱する。冷却後、当該混合物を真空で濃縮し、そして粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル(100%)−>酢酸エチル/テトラヒドロフラン 1:1)で精製することで、2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン−5−ボロン酸がベージュの固体として生成する。収量140mg(57%)。
MS: M = 248.2 (ESI+)
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン−5−ボロン酸(0.0099g、0.40mmol)をTHF(0.5ml)及び水(0.5ml)に溶解し、そして過酸化水素(30重量%)(0.054g、0.48mmol)を添加する。溶液を室温で2時間攪拌後、食塩水(3ml)を添加し、そして混合物をTHF(2x10ml)で抽出する。一まとめにした有機相をMgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮して2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン−5−オールをオフホワイトの固体を生成させる。収量85mg(97%)。
MS: M = 219.9 (ESI+)
4−クロロメチル−2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール(0.144g、0.50mmol)、2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン−5−オール(0.078g、0.357mmol)及び炭酸セシウム(Cs2CO3)(0.175g、0.536mmol)のDMF(10ml)混合物を80℃で2時間維持する。冷却後、酢酸エチル(25ml)を添加し、そして混合物をNH4Cl及び食塩水で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル(100%)−>酢酸エチル/メタノール 9:1)で精製し、そして2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジンを白色固体として単離することができる。収量40mg(24%)。
MS: M = 471.1 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) : 1.82-1.92 (m, 2H), 1.97-2.06 (m, 2H), 2.99 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 4.45 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 5.12 (s, 2H), 7.02 (d, 16.4 Hz, 1H), 7.56- 7.62 (m, 2H), 7.65-7.69 (m, 4H) 7.71 (s, 1H) 7.76 (s, 1H) 8.47 (s, 2H)
実施例6:
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン
4−クロルメチル−2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール(0.345g、1.2mmol)と、5−ブロモ−ピラジン−2−オール(0.175g、1.0mmol)と、炭酸セシウム(Cs2CO3)(0.849g、1.5mmol)とのDMF(4ml)混合物を80℃で1時間維持する。冷却後、酢酸エチル(40ml)を添加し、混合物を飽和NH4Cl及び食塩水で洗浄し、Na2SO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュクロマトグラフィーで精製することで(酢酸エチル/ヘキサン 1:9−>酢酸エチル/ヘキサン 1:2)、2−ブロモ−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジンが白色の固体として生成する。収量122mg(29%)。
MS: M = 425.9 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDC13): 5.34 (s, 2H), 7.01 (d, 16.4 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.60-7.63 (m, 4H) 7.73 (s, 1H), 8.09 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.21 (d, = 1.2 Hz, 1H).
2−ブロモ−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン(0.128g、0.30mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.044g、0.36mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(0.60ml)をTHF(1.5ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.006g、0.03mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.017g、0.015mmol)を添加し、そして混合物を80℃で1.5時間加熱する。冷却後、酢酸エチル(40ml)を添加し、混合物を飽和HClで洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 1:1−>酢酸エチル(100%))で精製することで、2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジンが淡黄色の固体として生成する。収量134mg(96%)。
MS: M = 467.1 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) : 3.09 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 4.47 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 5.36 (s, 2H), 7.01(d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.57 (d, = 16.4 Hz, 1H), 7.63-7.68 (m, 4H) 7.74- 7.77 (m, 3H), 8.16(s, 1H), 8.23 (s, 1H).
実施例7:
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン(0.060g、0.129mmol)を酢酸エチル(30ml)中に溶解し、そして3時間室温で、Pd/C(10%、30mg)の存在下水素化する。濾過及び真空での濃縮後、残渣を調製用HPLCで精製することで、3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}-ピリダジンがオフホワイトの固体として生成する。収量38mg(63%)。
MS: M = 471.1 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDCl3) : 1.71-1.81 (m, 2H), 1.98-2.06 (m, 2H), 2.80 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 4.45 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 5.36 (s, 2H), 7.05 (d, 16.4 Hz, 1H), 7.54-7.60 (m, 2H), 7.64-7.67 (m, 4H) 7.73 (s, 1H) 7.80 (s, 1H), 7.98 (d, = 1.1 Hz, 1H), 8.23 (d, J = 1.1 Hz, 1H).
実施例8:
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−2−{2− [2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン
5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン(0.500g、2.53mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.368g、3.03mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(5.0ml)をDMF(10ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.052g、0.27mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.149g、0.13mmol)を添加し、そして混合物を80℃で4時間加熱する。ジクロロメタン(125ml)を添加し、混合物を0.5Nの塩酸(HCl)及び食塩水で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 4:1)で精製することで、2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリミジンが無色の固体として生成する。収量373mg(63%)。
MS: M = 234 (API+)
1H NMR (400 MHz,CDC13): δ= 3.10 (t, 2H, CH2-C≡), 4.63 (t, 2H, CH2-N), 7.64 (s, 1H, トリアゾール), 7.72 (s, 1H, トリアゾール) 8.54 (s, 2H, ピリミジン).
2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリミジン(2.52g、10.8mmol)を酢酸エチル(210ml)中に溶解し、そして2.5時間室温で、Pd/C(10%、2.55g)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジンが無色の固体として生成する。収量2.15g(84%)。
MS: M = 236.2, 238.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) : δ= 1.60-1.68 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.94-2.02 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.62 (t, 2H, CH2-C=), 4.42 (t, 2H, CH2-N), 7.50 (s, 1H, トリアゾール), 7.70 (s, 1H, トリアゾール), 8.41 (s, 2H, ピリミジン).
{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノール(0.097g、0.34mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(4ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.040g、0.41mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン(0.090g、0.38mmol)/THF(3ml)をゆっくりと15分かけて添加し、そして更に1.5時間室温で攪拌する。酢酸エチル(20ml)を添加し;混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)後、5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2− [2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジンが無色の固体として得られる。収量0.104g(63%)。
MS: M = 487.5 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ= 1.58-1.65 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.93-2.00 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.57 (t, 2H, CH2-CH2-C=), 4.41 (t, 2H,CH2-N), 5.37 (s, 2H, CH2-O), 6.88 (d, 1H, =CH), 7.21 (d, 2H, Ph), 7.48 (d, 1H, =CH), 7.50-7.53 (m, 3H), 7.69-7.71 (m, 2H), 8.32 (s, 2H, ピリミジン).
実施例9:
{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン
{2−{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノール(0.100g、0.35mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(3ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.041g、0.42mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン(0.075g、0.32mmol)をゆっくりと添加し、そして更に3時間室温で攪拌する。酢酸エチル(20ml)を添加し、混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール 97:3)後、2−{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジンが無色の固体として得られる。収量0.104g(75%)。
MS: M = 489.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz,CDC13): δ= 1.58-1.65 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.93-2.02 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.58 (t, 2H, CH2-CH2-C=), 4.42 (t, 2H,CH2-N), 5.39 (s, 2H,CH2-O), 7.07 (d, 1H, =CH), 7.35 (d, 1H, Ph), 7.41 (d, 1H, Ph), 7.51 (s, 1H, トリアゾール), 7.61 (d, 1H, =CH), 7.65 (dd, 1H, Ph), 7.71 (s, 1H), 7.74 (s, 1H), 8.33 (s, 2H, ピリミジン).
実施例10:
2−{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン
{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノール(0.100g、0.39mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(3ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.046g、0.47mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン(0.085g、0.36mmol)をゆっくりと添加し、そして更に3時間室温で攪拌する。酢酸エチル(20ml)を添加し、混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール 98:2)後、2−{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジンが無色の固体として得られる。収量0.125g(77%)。
MS: M = 455.2, 457.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) : δ= 1.60-1.66 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.95-2.02 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.59 (t, 2H, CH2-CH2-C=), 4.44 (t, 2H, CH2-N), 5.40 (s, 2H, CH2-O), 7.02 (d, 1H, =CH), 7.12-7.18 (m, 2H, Ph), 7.46 (t, 1H, Ph), 7.53 (s, 1H, トリアゾール), 7.57 (d, 1H, =CH), 7.72-7.74 (m, 2H, トリアゾール, オキサゾール), 8.35 (s, 2H, ピリミジン).
実施例11:
3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ-フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン
3−クロロ−6−ヨードピリダジン(11.56g、48.1mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(6.99g、57.7mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(94ml)をDMF(188ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.981g、5.15mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.836g、2.43mmol)を添加し、そして混合物を6時間室温で加熱する。ジクロロメタン(300ml)を添加し、混合物を0.5Nの塩酸(HCl)及び食塩水で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製することで、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリダジンが無色の固体として生成する。収量9.52g(85%)。
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ= 3.12 (t, 2H, CH2-C≡), 4.67 (t, 2H, CH2-N), 7.39 (d, 1H, ピリダジン), 7.45 (d, 1H, ピリダジン), 7.70 (s, 1H, トリアゾール), 7.73 (s, 1H, トリアゾール).
3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリダジン(2.50g、10.7mmol)を酢酸エチル(450ml)中に溶解し、そして3.5時間室温で、Pd/C(10%、2.50g)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮する。残渣をTHF(10ml)中に溶解し、そしてベンジルアルコール(0.94ml、9.0mmol)とナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.842g、8.76mmol)のTHF(80ml)溶液に添加する。2時間攪拌した後、酢酸エチル(100ml)を添加し、飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)後、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジンが無色の固体として得られる。収量1.14g(45%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ= 1.76-1.84 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.97-2.05 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.98 (t, 2H, CH2-C=), 4.43 (t, 2H, CH2-N), 7.25 (d, 1H, ピリダジン), 7.40 (d, 1H, ピリダジン), 7.52 (s, 1H, トリアゾール), 7.68 (s, 1H, トリアゾール).
{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノール(0.050g、0.17mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(2ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.019g、0.19mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン(0.035g、0.15mmol)をゆっくりと添加し、そして更に4時間60℃で攪拌する。酢酸エチル(20ml)を添加し、混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール 97:3)後、3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ-フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジンが無色の固体として得られる。収量0.049g(69%)。
MS: M = 487.5 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ= 1.76-1.84 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.98-2.05 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.96 (t, 2H,CH2-CH2-C=), 4.44 (t, 2H,CH2-N), 5.49 (s, 2H, CH2-O), 6.89 (d, 1H, =CH), 7.02 (d, 1H, ピリダジン), 7.20-7.26 (m, 3H), 7.48-7.54 (m, 4H), 7.68 (s, 1H), 7.76 (s, 1H).
実施例12:
3−{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン
{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノール(0.114g、0.40mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(3ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.043g、0.43mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン(0.075g、0.32mmol)をゆっくりと添加し、そして更に4時間60℃で攪拌する。酢酸エチル(20ml)を添加し、混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール 98:2)後、3−{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジンが無色の固体として得られる。収量0.115g(75%)。
MS: M = 489.1 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) :δ = 1.76-1.84 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.98-2.08 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.95 (t, 2H, CH2-CH2-C=), 4.44 (t, 2H, CH2-N), 5.50 (s, 2H, CH2-O), 6.99(d, 1H, ピリダジン), 7.11 (d, 1H, =CH), 7.24(d, 1H, ピリダジン), 7.36 (d, 1H, Ph), 7.42 (d, 1H, Ph), 7.53 (s, 1H, トリアゾール), 7.63 (d, 1H, =CH), 7.64 (dd, 1H, Ph), 7.68 (s, 1H), 7.80 (s, 1H).
実施例13:
3−{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン
{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノール(0.100g、0.40mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(3ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.043g、0.43mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン(0.075g、0.32mmol)をゆっくりと添加し、そして更に4時間60℃で攪拌する。酢酸エチル(20ml)を添加し、混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール 98:2)後、3−{2−[2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジンが無色の固体として得られる。収量0.105g(73%)。
MS: M = 455.02, 457.01 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) : δ = 1.76-1.84 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.97-2.04 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.93 (t, 2H, CH2-CH2-C=), 4.43 (t, 2H, CH2-N), 5.49 (s, 2H, CH2-O), 6.98 (d, 1H, ピリダジン), 7.00 (d, 1H, =CH), 7.11-7.15 (m, 2H, Ph), 7.21 (d, 1H, ピリダジン), 7.43 (t, 1H, Ph), 7.53 (s, 1H, トリアゾール), 7.56 (d, 1H, =CH), 7.68 (s, 1H), 7.77 (s, 1H).
実施例14:
2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン
2−ブロモ−5−ヨード−ピラジン(13.69g、48.0mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(7.01g、57.9mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(94ml)をDMF(188ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.984g、5.17mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(O)(2.844g、2.46mmol)を添加し、そして混合物を80℃で1.5時間加熱する。冷却後、ジクロロメタン(300ml)を添加し、混合物を0.5Nの塩酸(HCl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 7:3)で精製することで、2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピラジンが無色の固体として生成する。収量9.99g(75%)。
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ= 3.10 (t, 2H, CH2-C≡), 4.66 (t, 2H, CH2-N), 7.70 (s, 1H, トリアゾール), 7.72 (s, 1H, トリアゾール), 8.31 (d, 1H, ピラジン), 8.60 (d, 1H, ピラジン).
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピラジン(2.50g、9.0mmol)をメタノール(700ml)中に溶解し、そして2時間室温で酸化白金(IV)xH2O(0.084g、3.40mmol)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジンが無色の固体として生成する。収量1.63g(64%)
MS: M = 282.1, 284.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ= 1.72-1.80 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.94-2.01 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.79 (t, 2H, CH2-C=), 4.42 (t, 2H, CH2-N), 7.51 (s, 1H, トリアゾール), 7.69 (s, 1H, トリアゾール), 8.17 (d, 1H, ピラジン), 8.57 (d, 1H, ピラジン).
{2−[2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イル}−メタノール(0.067g、0.23mmol)を無水テトラヒドロフラン(THF)(3ml)中に溶解し、続いて、ナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.025g、0.25mmol)を添加する。15分間室温で攪拌した後、2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジン(0.055g、0.19mmol)をゆっくりと添加し、そして更に4時間60℃で攪拌する。酢酸エチル(20ml)を添加し、混合物を飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール 98:2)後、3−{2−[2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジンが無色の固体として得られる。収量0.079g(83%)。
MS: M = 487.4 (ESI+) H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ= 1.71-1.78 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.93-2.01 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.76 (t, 2H, CH2-CH2-C=), 4.41 (t, 2H, CH2-N), 5.31 (s, 2H,CH2-O), 6.89 (d, 1H, =CH), 7.21 (d, 2H, Ph), 7.50 (d, 1H, =CH), 7.51-7.53 (m, 3H), 7.68-7.70 (m, 2H), 7.92 (s, 1H), 8.20 (s, 1H, ピラジン).
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Claims (15)

  1. 式(I)の化合物
    Figure 2007530627
    (ここで、
    1はハロゲン;
    −O−アルキル;
    −S−アルキル;−S(O)−アルキル;−S(O)2−アルキル、
    −SF5
    −NH−アルキル;又は
    アルキル、であり、全てのアルキル基が任意に1回又は複数回ハロゲンで置換されており;且つ
    2は水素;又は
    ハロゲンであり;且つ
    3は水素であり;あるいは
    1とR3は隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、5又は6員の複素環を形成し;且つ
    Aは
    Figure 2007530627
    であり;且つ
    Wは−CH2−CH2−;−CH=CH−又は−C≡C−である)及び
    医薬として許容されるその塩。
  2. 1がフッ素又は塩素;
    −SF5
    −O−CF3
    −O−CHF2
    −S(O)−CF3;−S(O)2−CF3;−S−CF3;又は
    −CF3であり;且つ
    2が水素;又は
    フッ素若しくは塩素であり;且つ
    3が水素であり;あるいは
    1とR3が隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、2,2−ジフルオロベンゾ[1,3]ジオキソリル部分を形成し、且つ
    2が水素であり;且つ
    A及びWが請求項1で定義した通りの意味を有する、請求項1に記載の化合物及び医薬として許容されるその塩。
  3. Aが
    Figure 2007530627
    である、
    請求項1又は2に記載の化合物及び医薬として許容されるその塩。
  4. 3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン;
    3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}-ピリダジン;
    3−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−6−{2−[(E)−2−(4−トリフルオロメトキシ-フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリダジン;
    3−{2−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン;及び
    3−{2−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン
    である、請求項3に記載の化合物。
  5. Aが
    Figure 2007530627
    である、
    請求項1又は2に記載の化合物及び医薬として許容されるその塩。
  6. 2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン;
    2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン;及び
    2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[(E)−2−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピラジン
    である、請求項5に記載の化合物。
  7. Aが
    Figure 2007530627
    である、
    請求項1又は2に記載の化合物及び医薬として許容されるその塩。
  8. 5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−2−{2− [2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン;
    5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン;
    5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2−[(E)−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン;
    2−{2−[(E)−2−(2−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン;及び
    2−{2−[(E)−2−(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン
    である、請求項7に記載の化合物。
  9. Aが
    Figure 2007530627
    である、
    請求項1又は2に記載の化合物及び医薬として許容されるその塩。
  10. 2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−5−{2−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)ビニル]オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジンである、請求項9に記載の化合物。
  11. (a)式(XII)の化合物
    Figure 2007530627
    (ここで、Aは
    Figure 2007530627
    であり、Xは臭素又はヨウ素であり;
    且つR1、R2及びR3は請求項1で示した意味を有する)
    を、ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール
    Figure 2007530627
    と反応させてWが−C≡C−である式(I)の相当の化合物を生成させ;
    (b)所望により、(a)で得られた式(I)の化合物(ここで、Wは−C≡C−である)を、還元段階で反応させてWが−CH2−CH2−又は−CH=CH−である、相当の式(I)の化合物を生成せしめ、あるいは;
    (c)式(I)の前記化合物を反応混合物から単離し;そして
    (d)所望により、医薬として許容される塩に変換する、
    請求項1に記載の化合物の製造方法。
  12. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の1又は複数の化合物と、医薬として許容される賦形剤とを含む医薬組成物。
  13. 腫瘍成長の阻害のための請求項8に記載の医薬組成物。
  14. ガンの処置のための請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物の使用。
  15. 腫瘍成長の阻害のための相当の医薬の製造のための請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物の使用。
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