JP2007530626A - ジアジン誘導体の新規調製方法 - Google Patents

ジアジン誘導体の新規調製方法 Download PDF

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Abstract

本発明は液体結晶性成分の調製のための中間体又は医薬として活性な物質の中間体として有用な式(I)のピラジン誘導体の新規調製方法に関する。

Description

本発明は、式I:
Figure 2007530626
(ここで、
Xはフッ素、塩素又は臭素であり;
Aは
Figure 2007530626
であり;
Wは−CH2−CH2−又は−CH=CH−であり;
nは1〜10であり、
1はシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリールである)
のジアジン誘導体の新規調製方法に関する。
式Iの化合物は、EP0606090に記載の例えば液体結晶性成分の調製のための中間体として;あるいは式I−A
Figure 2007530626
(ここで、
1はハロゲン;
−O−アルキル;
−S−アルキル;−S(O)−アルキル;−S(O)2−アルキル、
−SF5
−NH−アルキル;又は
アルキル、であり、全てのアルキル基が任意に1回又は複数回ハロゲンで置換されており;且つ
2は水素;又は
ハロゲンであり;且つ
3は水素であり;あるいは
1とR3は隣接しており、且つ、それらが結合しているフェニル環の炭素原子と一緒に、5又は6員の複素環を形成し;且つ
Aは
Figure 2007530626
であり;且つ
Wは−CH2−CH2−又は−CH=CH−である)
に従う医薬として活性な物質の中間体として利用することができる。
用語「シクロアルキル」は、3〜7、好ましくは3〜6の環原子を有する単環式の飽和炭化水素環を意味する。かかる飽和炭素環基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルである。
用語「ヘテロシクリル」は、N、O又はSから独立して選択される最大3、好ましくは1又は2のヘテロ原子を含み、残りの環原子が炭素原子である5〜6個の環炭素原子を有する飽和単環式の環を意味する。かかる飽和ヘテロ環基は、任意に1〜3回、好ましくは1又は2回、上文で定義したアルキル、好ましくはメチルで置換することができる。かかる飽和ヘテロ環基の例としては、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、N−メチル−ピペラジニル、ピペリジル等がある。
用語「アリール」は、6〜10個の環炭素原子を有する単環又は二環式の芳香族環を意味する。かかるアリール基の例としては、フェニル及びナフチル、好ましくはフェニルがある。かかるアリール基は、任意に1〜3、好ましくは1又は2回、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、(C1−C4)アルキル、(C1−C4)アルコキシ、ハロゲン化(C1−C4)アルキル又はハロゲン化(C1−C4)アルコキシで置換される。
用語「ヘテロアリール」は、5〜10、好ましくは5〜6個の環原子を有し、N、O又はSから独立して選択される最大3、好ましくは1又は2のヘテロ原子を含み、残りの環原子が炭素原子である単環又は二環式の芳香族環を意味する。かかるヘテロアリール基の例としては、例えば、トリアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、ベンズイミダゾリル、インドリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、キノリル、キナゾリニル等であり、好ましくはチアゾリル及びイミダゾリル、特にトリアゾリルである。かかるヘテロアリール基は、任意に1又は2回、好ましくは1回(C1−C4)アルキルで置換される。
用語「アルキル」とは、本明細書で使用する場合、1〜6個、好ましくは1〜4個の炭素原子を含む、飽和の、直鎖又は分枝鎖の炭化水素、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、2−ブチル、t−ブチル、n−フェニル、n−ヘキシルを意味する。
用語「アルコキシ」とは、本明細書で使用する場合、アルキル−O−基を意味し、ここで、当該アルキルは上文で定義した通りである。
用語「ハロゲン化アルキル」とは、本明細書で使用する場合、1又は複数回、好ましくは1〜6回、特に1〜3回、ハロゲン、好ましくはフッ素又は塩素、特にフッ素で置換されている、上文で定義したアルキル基を意味する。例としては、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペルフルオロエチル(perfluorethyl)等があり、特にトリフルオロメチルである。
用語「ハロゲン化アルコキシ」とは、本明細書で使用する場合、上文で定義したアルコキシ基であって、1又は複数回、ハロゲン、好ましくはフッ素又は塩素、特にフッ素で置換されているものである。例としては、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、、2,2,2−トリフルオロエトキシ、ペルフルオロエトキシ等があり、特にトリフルオロメトキシである。
本明細書で使用する場合、「ハロゲン」の用語は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を意味し、好ましくはフッ素、塩素及び臭素であり、そしてより好ましいのはフッ素及び塩素である。
本発明は、このように、スキーム1に従う式Iの化合物の新規調製方法に関する。
Figure 2007530626
スキーム1において、X、環A、W及びR1は、上文に示した意味を有し、そしてYはヨウ素又は臭素であり、XとYが共に臭素であることはない。式Iの化合物の合成は、式IIIの相当のジハロジアジンから出発する。式IIIのこれらのジハロジアジンの調製は、添付の実施例又は例えば、WO2004/000811、Pieterse, K., et al., Chemistry-A European Journal 9 (2003) 5597-5604及びSato, N., J. Heterocyclic Chem., 19 (1982) 673-674, Draper, T. L., et al., J. Org. Chem. 60 (1995) 748-50; Goodman, A. J., Tetrahedron 55 (1999) 15067-15070; WO 2004/006922; Vlad, G., et al., J. Org. Chem. 67 (2002) 6550-6552; Zhang, Y. , et al., J. Med. Chem, 47 (2004) 2453-2465; EP 0 742 212及びGacek, M. , et al., Acta Chem. Scand. B39 (1985) 691-696に記載されている。
スキーム1の段階1において、式IIIのジハロジアジンは、式IVのアルキン誘導体と、園頭クロスカップリング反応において、触媒量のヨウ化銅及びパラジウム複合体、例えばPd(PPh34、Pd(PPh32Cl2等の存在下で反応させられる。当該反応は、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、イソプロピルアミン、ピペリジン、モルホリン又はピロリドンの存在下で且つテトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド又はそれらの混合物中、20℃〜120℃に変化する温度で実施され、それにより式Vの誘導体が生成する。
前記の合成を還元段階2によって進める場合、Wが−HC=CH−である式Iの化合物が得られる。当該化合物はI−aと命名する。好ましくは、還元反応として、接触水素化が実施される。触媒は、通常、微細分散した固体として使用されるか、あるいは不活性支持体、例えば活性炭(C)、炭酸カルシウム(CaCO3)、硫酸バリウム(BaSO4)又はアルミナ(Al)に対し吸着されている。典型的な触媒は、Pd/Pb/CaCO3(Pd−CaCO3−PbO系(ここで、PbOは、触媒毒として作用し、反応性を調節する)、Pd/CaCO3、Pd/BaSO4又はPt/BaSO4(これは最終的にキノリンで汚染される)、特には、Pd/CaCO3又はPd/Pb/CaCO3である。あるいは、ホウ化ニッケル(Ni2B)を触媒として使用することができる。添加する触媒のモル%は、1モル%〜50モル%、好ましくは5〜25モル%の間で変動しうる。最終的に、触媒毒は、反応を遅延させるために、そして段階3に従う更なる水素化を防ぐために使用することができる。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1x103〜4x105Pa、好ましくは2x103〜15x104Paの間の水素圧で、溶媒、例えば酢酸エチル、ヘキサン、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、アンモニア溶液中のナトリウム又はリチウム金属(又は幾つかの純水な第一級アミン、例えばエチルアミン)を使用してアルキン基(−CH≡CH−)をアルケン基(−CH=CH−)に水素化することができる。
前記の合成を還元段階3によって進める場合、Wが−CH2−CH2−である式Iの化合物が得られる。当該化合物はI−bと命名する。好ましくは、還元反応として、接触水素化が実施される。典型的な触媒は、例えば、Pt、PtO2、Pd、Rh、Ru及びNi(後期遷移金属)であり、通常、微細分散した固体として使用されるか、あるいは不活性支持体、例えば活性炭(C)、炭酸カルシウム(CaCO3)又はアルミナ(Al)に対し吸着されている。好ましくは、Pd/C、Pd/CaCO3又はPtO2が使用される。添加する触媒のモル%は、1モル%〜50モル%、好ましくは5〜25モル%の間で変動しうる。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1x103〜4x105Pa、好ましくは2x103〜15x104Paの間の水素圧で、溶媒、例えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、種々の均一系触媒も有効であり、例えば、ウィルキンソン触媒[(PPh3)RhCl]である。
スキーム1の段階4において、式I−aの化合物は、還元反応により式I−bの化合物に変換される。好ましくは、還元反応として、接触水素化が行われる。典型的な触媒は、例えば、Pt、PtO2、Pd、Rh、Ru及びNi(後期遷移金属)であり、通常、微細分散した固体として使用されるか、あるいは不活性支持体、例えば活性炭(C)、炭酸カルシウム(CaCO3)又はアルミナ(Al)に対し吸着されている。好ましくは、Pd/C、Pd/CaCO3又はPtO2が使用される。添加する触媒のモル%は、1モル%〜50モル%、好ましくは5〜25モル%の間で変動しうる。この反応は、典型的には0℃〜50℃の間の温度で、1x103〜4x105Pa、好ましくは2x103〜15x104Paの間の水素圧で、溶媒、例えばメタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル又はそれらの混合物中で実施される。あるいは、種々の均一系触媒も有効であり、例えば、ウィルキンソン触媒[(PPh3)RhCl]である。
本発明の一態様は、スキーム1の段階2又は段階3に従う、式Iのジアジン誘導体
Figure 2007530626
の調製のための方法であって、式Vの化合物
Figure 2007530626
を触媒の存在下水素で水素化して式Iの化合物を得る段階を含んで成る方法である。
本発明の別の態様は、スキーム1の段階2に従う、式I−aのジアジン誘導体
Figure 2007530626
の調製のための方法であって、式Vの化合物
Figure 2007530626
を触媒の存在下水素で水素化して式I−aの化合物を得る段階を含んで成る方法である。
本発明の別の態様は、スキーム1の段階3に従う、式I−bのジアジン誘導体
Figure 2007530626
の調製のための方法であって、式Vの化合物
Figure 2007530626
を触媒の存在下水素で水素化して式I−bの化合物を得る段階を含んで成る方法である。
本発明の別の態様は、スキーム1の段階4に従う、式I−bのジアジン誘導体
Figure 2007530626
の調製のための方法であって、式I−aの化合物
Figure 2007530626
を触媒の存在下水素で水素化して式I−bの化合物を得る段階を含んで成る方法である。
本発明の別の態様は、
Xが塩素又は臭素であり、
nが1〜4である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
Xが塩素又は臭素であり、
nが1〜4であり、
1がヘテロアリールである、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
1がヘテロアリールである、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH2−CH2−である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH2−CH2−である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1の段階2bに従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH=CH−である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH=CH−である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1の段階2aに従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH2−CH2−であり;且つ
水素化段階2における触媒がPd/C又はPtO2である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH2−CH2−であり;且つ
水素化段階2における触媒がPtO2である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH2−CH2−又は−CH=CH−であり;且つ
水素化段階2における触媒がPd/CaCO3である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
Wが−CH=CH−であり;且つ
水素化段階2における触媒がPd/CaCO3又はPd/Pb/CaCO3である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
環Aが
Figure 2007530626
である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
環Aが
Figure 2007530626
である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
環Aが
Figure 2007530626
である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
本発明の別の態様は、
環Aが
Figure 2007530626
である、
式Iのジアジン誘導体の調製のためのスキーム1に従う方法である。
以下の実施例、引用文献は、本発明の理解、特許請求の範囲に記載されているそれらの範囲を助けるために提供されている。本発明の精神を逸脱することなく前述の手順を変更することができることは理解されるであろう。
実施例
A:出発材料
3−クロロ−6−ヨード−ピリダジンの調製
3,6−ジクロロ−ピリダジン(1.0g、6.71mmol)及びNaI(1.35g、9.0mmol)のクロロホルム(2.5ml)懸濁液に対し、ヨウ化水素酸(57重量%)を0℃で添加する。混合物を20時間(h)室温(r.t.)で攪拌し、続いて100mlの氷水と20mlの10N水酸化ナトリウム(NaOH)との混合物中に注ぐ。クロロホルム(50ml)を添加し、そして混合物を10分間(min)攪拌する。有機相を分離し、水相をクロロホルム(1×50ml)で抽出し、そして一まとめにした有機相を硫酸マグネシウム(MgSO4)上で脱水し、そして真空で濃縮して3−クロロ−6−ヨード−ピリダジンをオフホワイトの固体として生成させる。収量1.16g(72%)
MS: M = 340.6 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDC13): 7.22 (d, J = 8.9Hz, IH), 7.83 (d, J = 8.9 Hz, 1H)
5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジンの調製
2−ピリミジノール塩酸塩(13.26g、100mmol)を2NのNaOH(50ml)に溶解し、そして臭素(17.98g、112.5mmol)を15分にわたり添加する。混合物を45分間室温で攪拌し、続いて真空で濃縮して褐色の固体を生成させる。
前記固体をオキシ塩化リン(125ml)中で懸濁し、N,N−ジメチルアニリン(9.35g、77mmol)を添加してこの混合物を加熱して3時間還流させる。冷却後、反応混合物を攪拌しながらゆっくりと1Lの氷水に注ぎ、そして生じた混合物をジエチルエーテルで抽出する(3x200ml)。抽出物を食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、そして真空で濃縮して5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジンを淡黄色の固体として生成させる。収量10.85g(56%)
1H-NMR (300 MHz, CDC13): 8.70 (s, 2H)
5−ブロモ−2−ヨード−ピリミジンの調製
5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン(5.80g、30mmol)とヨウ化ナトリウム(7.5g、50mmol)のクロロホルム(20ml)懸濁液に対し、ヨウ化水素酸(57重量%)(2.85g、25.6mmol)を0℃で添加する。除去後、反応混合物を20時間室温で攪拌し、続いて、200mlの氷水と30mlの10N NaOHとの混合物中に注ぐ。クロロホルム(150ml)を添加し、そして混合物を10分間攪拌する。有機相を分離し、水相をクロロホルム(1×50ml)で抽出し、そして一まとめにした有機相をMgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮して5−ブロモ−2−ヨード−ピリミジンを淡黄色の固体として生成させる。収量6.29g(84%)
MS: M = 284.8 (ESI+)
1H-NMR (300 MHz, CDC13): 8.54 (s, 2H) 7.56 (d, J = 16.4 Hz, 1H), 7.59-7.66 (m, 4H)
1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール
ブタ−3−イン−1−オール(49.57g、707.2mmol)及びトリエチルアミン(107.7mL、777mmol、KOH上で乾燥済み)を乾燥ジクロロメタン(500mL)中で窒素雰囲気のもと溶解し、そして0℃に冷却する。塩化メタンスルホニル(54.8mL、708mmol)を500mLの乾燥ジクロロメタンに溶解させたものを5℃未満に温度を維持しながら90分以内に添加する。混合物を3.5時間室温で攪拌し、続いて2.5Lの氷水に注ぐ。有機相を分離し、そして2×500mLの水及び1×250mLの食塩水で洗浄し、そして硫酸ナトリウム上で脱水する。揮発成分を除去することで、94.18gのメタンスルホン酸塩(631.2mmol、89.2%)を黄色の液体として生成させる。
NaOH(37.86g、946.5mmol)、ヨウ化ナトリウム(94.65g、631.5mmol)及び1H−[1,2,3]トリアゾール(61.03g、883.6mmol)の2−メチル−2−ブタノール(750mL)懸濁液を1時間不活性雰囲気で還流させる。室温に冷却した後、メタンスルホン酸塩(94.18g、631.2mmol)を5分以内に添加する。生じた懸濁液を続いて加熱して3時間還流させ、室温にまで冷却し、そして真空で45℃で濃縮する。
水(500mL)とジクロロメタン(1L)を添加し、そして有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で脱水し、揮発成分を30℃で除去する。残渣を1mmHgで蒸留する。先のものを20〜70℃で回収する。主画分を123〜129℃で蒸留した(無色で不透明な液体)。セライト上で濾過した後、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾールが無色の液体として得られる(29.77g、38.9%)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) δ: 2.05 (t, 1H), 2.75 (dt, 2H), 4.5 (t, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.7 (s, 1H)
実施例1:
3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン
3−クロロ−6−ヨードピリダジン(11.56g、48.1mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(6.99g、57.7mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(94ml)をDMF(188ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.981g、5.15mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.836g、2.43mmol)を添加し、そして混合物を6時間室温で加熱する。ジクロロメタン(300ml)を添加し、混合物を0.5Nの塩酸(HCl)及び食塩水で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製することで、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリダジンが無色の固体として生成する。収量9.52g(85%)。
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ= 3.12 (t, 2H, CH2-C≡), 4.67 (t, 2H, CH2-N), 7.39 (d, 1H, ピリダジン), 7.45 (d, 1H, ピリダジン), 7.70 (s, 1H, トリアゾール), 7.73 (s, 1H, トリアゾール).
3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリダジン(2.50g、10.7mmol)を酢酸エチル(450ml)中に溶解し、そして3.5時間室温で、Pd/C(10%、2.50g)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮する。残渣をTHF(10ml)中に溶解し、そしてベンジルアルコール(0.94ml、9.0mmol)とナトリウムtert−ブトキシド(NaOtBu)(0.842g、8.76mmol)のTHF(80ml)溶液に添加する。2時間攪拌した後、酢酸エチル(100ml)を添加し、飽和塩化アンモニウム(NH4Cl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。フラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)後、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジンが無色の固体として得られる。収量1.14g(45%)。
1H-NMR (400 MHz, CDCl3): δ= 1.76-1.84 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.97-2.05 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.98 (t, 2H, CH2-C=), 4.43 (t, 2H, CH2-N), 7.25 (d, 1H, ピリダジン), 7.40 (d, 1H, ピリダジン), 7.52 (s, 1H, トリアゾール), 7.68 (s, 1H, トリアゾール).
実施例2:
3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリダジンを出発材料とした3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン
3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジン
3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリダジン(0.100mg、0.43mmol)をメタノール(10ml)中に溶解し、そして3x103PaのH2圧で4.5時間室温で酸化白金(IV)xH2O(0.044g、0.18mmol)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、3−クロロ−6−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリダジンが無色の固体として生成する。収量0.59g(58%)。
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ = 1.76-1.84 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.97-2.05 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.98 (t, 2H, CH2-C=), 4.43 (t, 2H, CH2-N), 7.25 (d, 1H, ピリダジン), 7.40 (d, 1H, ピリダジン), 7.52 (s, 1H, トリアゾール), 7.68 (s, 1H, トリアゾール).
実施例3:
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−エニル)−ピラジン
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピラジン
2−ブロモ−5−ピラジン(13.69g、48.0mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(7.01g、57.9mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(94ml)をDMF(188ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.984g、5.17mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.844g、2.46mmol)を添加し、そして混合物を室温で5時間加熱する。冷却後、ジクロロメタン(300ml)を添加し、混合物を0.5Nの塩酸(HCl)で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 7:3)で精製することで、2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピラジンが無色の固体として生成する。収量9.99g(75%)。
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ= 3.10 (t, 2H, CH2-C≡), 4.66 (t, 2H, CH2-N), 7.70 (s, 1H, トリアゾール), 7.72 (s, 1H, トリアゾール), 8.31 (d, 1H, ピラジン), 8.60 (d, 1H, ピラジン).
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−エニル)−ピラジン
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピラジン(0.501mg、1.80mmol)を酢酸エチル(115ml)中に溶解し、そして3x103PaのH2圧で4.5時間室温でPd/CaCO3(10%、0.454g)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−エニル)−ピラジンが無色の固体として生成する。収量0.386g(77%)。
MS: M = 280.1, 282.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz,CDC13): δ = 3.33 (dq, 2H, CH2-C=), 4.59 (t, 2H, CH2-N), 6.04 (dt, 1H, =CH-CH2), 6.47 (d, 1H, =CH-C=), 7.57 (s, 1H, トリアゾール), 7.69 (s, 1H, トリアゾール), 8.19 (d, 1H, ピラジン), 8.64 (d, 1H, ピラジン).
実施例4:
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピラジンを出発材料とした2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジン
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピラジン(2.50g、9.0mmol)をメタノール(700ml)中に溶解し、そして2時間室温で酸化白金(IV)xH2O(0.084g、3.40mmol)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジンが無色の固体として生成する。収量1.63g(64%)
MS: M = 282.1, 284.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ= 1.72-1.80 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.94-2.01 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.79 (t, 2H, CH2-C=), 4.42 (t, 2H, CH2-N), 7.51 (s, 1H, トリアゾール), 7.69 (s, 1H, トリアゾール), 8.17 (d, 1H, ピラジン), 8.57 (d, 1H, ピラジン).
実施例5:
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−エニル)−ピラジンを出発材料とする2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジン
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジン
2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−エニル)−ピラジン(0.020mg、0.07mmol)をメタノール(4ml)中に溶解し、そして3x103PaのH2圧で4.5時間室温で酸化白金(IV)xH2O(0.007g、0.03mmol)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジンと2−ブロモ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピラジンが80:20の比率で生成する。
MS: M = 282.1, 284.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) : δ = 1.72-1.80 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.94-2.01 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.79 (t, 2H, CH2-C=), 4.42 (t, 2H, CH2-N), 7.51 (s, 1H, トリアゾール), 7.69 (s, 1H, トリアゾール), 8.17 (d, 1H, ピラジン), 8.57 (d, 1H, ピラジン).
実施例6:
5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−2−{2−[2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ビニル]−オキサゾール−4−イルメトキシ}−ピリミジン
5−ブロモ−2−クロロ−ピリミジン(0.500g、2.53mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.368g、3.03mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(5.0ml)をDMF(10ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.052g、0.27mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.149g、0.13mmol)を添加し、そして混合物を80℃で4時間加熱する。ジクロロメタン(125ml)を添加し、混合物を0.5Nの塩酸(HCl)及び食塩水で洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。粗製生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン 4:1)で精製することで、2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリミジンが無色の固体として生成する。収量373mg(63%)。
MS: M = 234 (API+)
1H NMR (400 MHz,CDC13): δ= 3.10 (t, 2H, CH2-C≡), 4.63 (t, 2H, CH2-N), 7.64 (s, 1H, トリアゾール), 7.72 (s, 1H, トリアゾール) 8.54 (s, 2H, ピリミジン).
2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブタ−1−イニル)−ピリミジン(2.52g、10.8mmol)を酢酸エチル(210ml)中に溶解し、そして2.5時間室温で、Pd/C(10%、2.55g)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、2−クロロ−5−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジンが無色の固体として生成する。収量2.15g(84%)。
MS: M = 236.2, 238.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) : δ= 1.60-1.68 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.94-2.02 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.62 (t, 2H, CH2-C=), 4.42 (t, 2H, CH2-N), 7.50 (s, 1H, トリアゾール), 7.70 (s, 1H, トリアゾール), 8.41 (s, 2H, ピリミジン).
実施例7:
5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン
5−ブロモ−2−ヨード−ピリミジン(1.14g、4.0mmol)、1−ブタ−3−イニル−1H−[1,2,3]トリアゾール(0.533g、4.4mmol)及びトリエチルアミン(NEt3)(2ml)をDMF(1ml)中に溶解し、そしてヨウ化銅(CuI)(0.38g、0.2mmol)を攪拌しながら添加する。この混合物にアルゴン気流を10分間通過させた後、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.140g、0.2mmol)を添加し、そして攪拌を室温で3時間続ける。クロロホルム(300ml)を添加し;混合物を1NのHClで洗浄し、MgSO4上で脱水し、そして真空で濃縮する。残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(クロロホルム(100%)−>酢酸エチル(100%))で精製することで、5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−ブタ−1−イニル)−ピリミジンがベージュの固体として生成する。収量0.96g(86%)。
MS: M = 277.9 (ESI+)
5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジン
5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−ブタ−1−イニル)−ピリミジン(1.50g、5.4mmol)をTHF(400ml)中に溶解し、そして3x103PaのH2圧で8時間室温でPd/CaCO3(10%、1.20g)の存在下水素化する。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジンが無色の固体として生成する。収量1.34g(88%)。
MS: M = 282.1, 284.2 (ESI+)
1H-NMR (400 MHz, CDCl3) : δ = 1.83-1.90 (m, 2H, CH2-CH2-C=), 1.95-2.04 (m, 2H, CH2-CH2-N), 2.97 (t, 2H, CH2-C=), 4.44 (t, 2H, CH2-N), 7.54 (s, 1H, トリアゾール), 7.75 (s, 1H, トリアゾール), 8.70 (s, 2H, ピリミジン).
実施例8:
異なる触媒によるハロゲン−ジアジン−アルキン−誘導体の水素化
異なるハロゲン−ジアジン−アルキン誘導体を適切な溶媒中で溶解し、そして触媒の存在下水素化した。反応混合物を濾過し、そして真空で濃縮することで、5−ブロモ−2−(4−[1,2,3]トリアゾール−1−イル−ブチル)−ピリミジンが無色の固体として生成する。使用する触媒及び反応条件(モル%、触媒、溶媒、反応温度、反応時間)を表1に列記する。得られたアルケン(A)とアルカン(B)の比率は、1H−NMR(400MHz、CDCl3)で検出した。主要な生成物が単離された場合、その収率を示す。
Figure 2007530626
Figure 2007530626
得られたアルケン(A)とアルカン(B)の比率は、1H−NMR(400MHz、CDCl3)により以下の1H−NMRシグナル(下線部)の積分に従いで検出した。
I)−C 2 −CH2−トリアゾール
II)−CH2−C 2 −トリアゾール
III)−CH2−C 2 −トリアゾール;
IV)−CH2−C 2 −トリアゾール;
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Claims (10)

  1. 式I
    Figure 2007530626
    (ここで、
    Xはフッ素、塩素又は臭素であり;
    環Aは
    Figure 2007530626
    であり;
    Wは−CH2−CH2−又は−CH=CH−であり;
    nは1〜10であり、
    1はシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル又はヘテロアリールである)
    のジアジン誘導体の調製方法であって、
    a)式II
    Figure 2007530626
    (ここで、
    Yはヨウ素又は臭素であり、
    X及び環Aは上文で定義した通りであり;
    且つXとYが共に臭素であることはない)のジアジン誘導体
    と、式IV
    Figure 2007530626
    (ここで、R1は上文で定義した通りである)
    の化合物とをカップリングして式V
    Figure 2007530626
    (ここで、
    X、環A及びR1は上文で定義した通りである)
    の化合物を得る段階;
    及び
    b)式Vの化合物を、触媒の存在下水素で水素化し;
    式Iの化合物を得る段階、
    を含んで成る方法。
  2. 式I:
    Figure 2007530626
    (ここで、X、環A、W及びR1は請求項1で示した意味を有する)
    のジアジン誘導体の調製方法であって、
    式IV
    Figure 2007530626
    (ここで、X、環A及びR1は請求項1で示した意味を有する)
    の化合物を、触媒の存在下水素で水素化し;
    式Iの化合物を得る段階、
    を含んで成る方法。
  3. Xが塩素又は臭素であり;
    nが1〜4であり;且つ
    1がシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル(heterocyclcl)又はヘテロアリールである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  4. 1がヘテロアリールである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  5. Wが−CH−CH−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. Wが−CH=CH−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 水素化段階における触媒がPd/C又はPtO2である、請求項5に記載の方法。
  8. 水素化段階における触媒がPtO2である、請求項5に記載の方法。
  9. 水素化段階における触媒がPd/CaCO3である、請求項5又は6に記載の方法。
  10. 水素化段階における触媒がPd/CaCO3又はPd/Pb/CaCO3である、請求項6に記載の方法。
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