JP2007525347A6 - 多層ドーズ - Google Patents
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Abstract
本発明は、圧縮成型によって多層物体の製造を目的とする、対称軸を有する多層ドーズに関する。独創的なドーズは、第一の合成樹脂と、第一の樹脂中に封入され、ドーズの容積の20%未満を占有する薄い機能層(3)を具備する。多層ドーズは、層(3)が、対称軸の周囲を回転する物体のシェルを形成することと、層と前記軸との間の距離が可変であることを特徴とする。
Description
本発明は、多層ドーズの圧縮成型により多層物体を実現するための方法に関する。
米国特許第4 876 052号明細書は、機能層3が合成樹脂2の内部に全体的に封入されることを特徴とする、円筒型多層ドーズを記載する(図1)。機能性樹脂と外部樹脂は性質が異なる。例えば、機能性樹脂は、優れたガス防壁特性を有するが、外層を形成する樹脂は、その機械及び衛生特性で選定される。これらの多層ドーズは、多層物体が前記ドーズの圧縮成型により取得されることを可能にする。しかしながら、米国特許第4 876 052号明細書に記載された方法に従って取得された物体は、物体に大きな割合の機能性樹脂を必要とし、それによって第一には高額に設定された価格になっていることと、第二には機械的応力に対する抵抗が低くなっていることの;二つの重大な欠点を生じている。機能性樹脂と外部樹脂との間の接着の欠如は、物体の堅さを低減し、また外層の剥離の危険を引き起す。米国特許第4 876 052号明細書の別の欠点は、樹脂2と3の個々の分量が最適に調整できないことに在る。本発明の説明においてさらに下記に示されるように、これらの分量は、物体の幾何学的形状とドーズの圧縮中の流動とにより調整される。
日本特許第2098415号明細書は、合成樹脂2が機能性樹脂3の側面のみを覆うことを特徴とする、複合ドーズ(図2)から開始する圧縮成型による多層物体の実現を提案する。自身の対称軸に沿ったこのドーズの圧縮成型は、合成樹脂2が機能性樹脂3を部分的に封入することを特徴とする多層構造を有する物体を形成する。しかしながら、日本特許第2098415号明細書に記載の二つの樹脂から実現される多層物体は、第一には、機能性樹脂3を、物体の全表面積の少なくとも10%を超える物体の中心の表面領域に晒すことと、第二には、樹脂の全体量の少なくとも30%に達する機能性樹脂3の分量を必要とすることの;二つの重大な欠点を有する。これは、一方では高額に設定された価格を有する物体を、また他方においては主に物体の中心において大幅に改良された機械特性を有する物体を形成する。日本特許第2098415号明細書の別の欠点は、樹脂2と3の個々の分量が最適に調整できず、これらの分量が、物体の幾何学的形状とドーズの圧縮中の流動とにより調整されることにある。
日本特許第2098415号明細書には、前述の欠点を部分的に解消するために3層を含むドーズ(図3)を使用することが提案されている。このドーズは、ドーズの中心部分を形成する第一の樹脂と、第一の樹脂の側面のみを覆う機能性樹脂3と、機能性樹脂の側面のみを覆う第三の樹脂2とにより構成される。自身の対称軸に沿うこの複合ドーズの押しつぶしは、多層物体を生成する。三層ドーズの使用は、使用される機能性樹脂3の分量を低減する利点を有し、また単一樹脂2を含む同一物体に対し僅かに改良された機械特性を有する物体を生成する。この方法は、接着層が異なる性質の樹脂の間に追加されることを可能にし、それによって物体の結合と堅さを改良している。しかしながら、機能性樹脂3は、物体の表面領域の少なくとも10%の表面領域に及ぶ対称軸に近接する防壁性のない多層物体を生成する多層物体の中心部分を覆わない。防壁樹脂層3により覆われない物体のこの中心領域は、物体の防壁性能を弱め、またこの解決法をさほど効果的にしない。
スイス特許出願第01619/04号明細書は、圧縮成型多層ドーズ(図4)から実現された多層物体を記載する。この特許出願に記載された物体は、ジグザグ形の二重折り曲げ部を形成する機能層の部分を特徴とする多層構造を有する。機能層は物体全体に、中心部分においてさえ正確に配分される。スイス特許出願第01619/04号明細書に記載される多層物体を実現するための方法は同様に、機能層の厚みの制御を可能にする。接着層を、物体の表面を形成する樹脂と機能性樹脂との間に追加できる。しかしながら、ドーズの圧縮は、方法と具体的な成型装置を必要とする。この方法は特に、基本的な圧縮工程に対応して、モールドの二つの部分を相対的に動かす、追加的なダイス工具の移動を必要とする。高速成型の場合に、スイス特許出願第01619/04号明細書に記載されるような圧縮装置を使用することは、弊害をもたらすことが多い。
本発明は、前述の問題を解消することにより、多層物体を圧縮成型により実現することを可能にする。具体的に言うと、この方法は、単層物体を実現するために使用される装置と変わらない圧縮装置の使用を可能にする。
本発明は、圧縮成型による多層物体の実現のための対称軸を有する多層ドーズから成り、第一の合成樹脂と、前記第一の樹脂に封入された薄い機能層とにより構成され、前記機能層はドーズの容積の20%未満を占有していて、多層ドーズは、機能層が対称軸の周囲で回転体のシェルを形成することと、層から対称軸までの距離が可変であることを特徴としている。
本発明のさらなる理解は、下記の添付の図面により図示される事例の詳細説明から得られる。
本発明は、図5に提示される概念に従って多層ドーズを実現することから成る。このドーズは、ドーズを形成する第一の合成樹脂と、第一の樹脂中に封入され、対称軸Z上の位置にそって対称軸までの距離R及び厚みEが変化する薄い層を形成する少なくとも一つの第二の樹脂とにより構成される。この種のドーズは、成型された物体中の防壁樹脂層の配置、ならびにこの層の厚みを一緒に最適化することを可能にする。
以前に記載されたドーズのさらなる理解を得るために、ドーズの圧縮中の樹脂の流動(図6)を考察することが必要である。この流動は主に、圧縮中の樹脂のレオロジ特性、ならびに物体の幾何学的形状に従属する。図6は、この流動がダイス工具の壁の付近よりも壁の間の中ほどでより速いことを示す。ダイス工具の壁に近接すると、小片の移動速度はゼロに向かうが、せん断変形量は大きくなる傾向がある。逆に、壁の間の中ほどでは、小片の速度は、最大限にあり、またせん断変形量は最小限にある。流動中、機能樹脂層は引きずられ、また速度分布の位置に従って不均一に変形される。物体中の機能性樹脂層の最終位置は従って、ドーズ中の機能層の最初の位置と、流動中に受ける変形量の和とにより決定される。
図7a―7cは、この方法に従って取得された多層物体の限界を示し、かつ本発明の主題をさらに理解するために、日本特許第2098415号明細書に提案されたようなドーズの圧縮を図示する。図7aは、日本特許第2098415号明細書に従って実現された三層ドーズを示す。このドーズは、ドーズの中心部分を形成する第一の樹脂4と、第一の樹脂の側面のみを覆う機能性樹脂3と、機能性樹脂の側面のみを覆う第三の樹脂2を含む。このドーズは、H1として引用される高さと、外径R1と、機能層の半径方向位置Rを有する。このドーズの圧縮は、図7bに図示される中間段階を生ずる。図7bは、ある程度に圧縮されたドーズ中の機能層の変形を示す。この層は、物体の周縁に向かって、即ち物体の中心部分を機能層により被覆できないことを意味する流動の方向に変形されるようになることに注意することが重要である。中間段階において、機能層が、材料の最前部から依然として遠く離れていて、中間段階において取得された物体が、周縁の同一高さで防壁性を有しないことを示すことが分ることも興味深い。図7cは、ドーズの圧縮を受けて取得された物体を図示する。機能層3は、物体の端部に拡大したが、物体の周縁の同一の高さで封入されたままである。図7cにより示されるように、機能層は、物体の中心部分内に拡大しない。この方法に従って取得された物体はそれ故に、自身の中心部分に防壁性を有しない欠点を有する。
図7cに提示されるような物体を、図7aに図示されるようなドーズから実現した。実験結果を、図8にプロットした。物体の表面領域はSPで標示され、機能層により被覆されない多層物体の中心表面領域はSで標示され、物体の厚みはEで標示され、ドーズの厚みはH1で標示される。比率H1/Eは、圧縮率を表す。図8は、機能層により被覆されない表面領域の割合S/SPが、圧縮率H1/Eの関数として如何に変化するかを示す。割合S/SPは、圧縮比20についてさえ10%より大きい。この結果から、最良のシナリオの場合に、機能層は物体の表面領域の90%を覆うことが分る。その表面領域の90%を機能性材料により被覆させた物体の防壁特性の測定から、この物体は、本発明に従って実現され、かつその表面領域の100%を機能層により被覆させた同一物体よりも少なくとも10倍以上のガス透過性があることが分る。これらの結果は、基本の樹脂よりも100倍小さい透過性の機能性樹脂を使用して取得された。
図9は、本発明に対応する多層ドーズの第一の事例を示す。このドーズは、機能性樹脂層3に封入された第一の樹脂層4を具備し、前記機能性樹脂層3自体は、ドーズ1の外表面5を形成する樹脂層2に封入されている。機能層の端部7と7´は各々、1地点で一緒になり、その結果層4は、機能層3中に全体的に封入される。ドーズ中の機能層の本配置は、物体の表面領域の100%、即ち周縁と中心が圧縮を受けて被覆されることを可能にする。これは、二つの端部7と7´で一種の閉鎖ポケットを形成し、かつドーズのほぼ中ほどまで配置される腹10を形成する、図9に図示される形状に従うドーズ中の機能層の配置を形成する。腹の半径方向位置は任意ではなく、物体とドーズとの幾何学的形状により調整される。腹10の正確な半径方向位置は、層を物体の周縁に拡大することを可能にし、また機能層が物体中に封入され続けることを確実にする。実験から、ドーズ中の機能層の腹の半径方向位置は、圧縮率と、物体の幾何学的形状と、樹脂のレオロジとの関数であることが分った。
このドーズの圧縮から取得された多層物体の事例は、図10に図示される。この物体は、機能性樹脂の二重層を物体の表面全体に被覆しておく特性を有する。この物体は、単層ドーズから同一物体を実現するために使用される圧縮装置に対し何らの変更を必要としない単純な圧縮装置において、多層ドーズを圧縮することにより取得される。図10に図示されるような対称軸の同一の位置での多層物体の詳細な観察から、機能性樹脂の端部7と7´は層の表面に垂直な一種のピークを形成することが分る。
図11は、本発明が図9に図示されるような三層ドーズに限定されないことを示す。図11に図示されるような5層から成るドーズは、防壁層3aの両側の接着層3bと3cの挿入が異なる性質の樹脂を結合することを可能にすると同時に、多層物体の剥離もしくは分離の潜在的な問題を予防する異なる層間の優れた接着を確実にするので特に有利である。接着と防壁の層は類似の状態にあり、かつ少量である。機能層3を形成する接着層3b及び3cと防壁層3aとの集合体は、ドーズを形成する全樹脂量のほぼ15%未満の樹脂量、また10%以下の分量を占有するのが好ましい。
図12aと12bは、本発明が図9に図示されるような円筒型ドーズに限定されず、これらのドーズが穴を含む多層物体の実現のために環状でもよいことを示す。図12aと12bに表されるような環状多層ドーズは、例えば管のヘッドなどの穴を含む多層物体を実現するために特に有利である。図12aに表されるドーズは、ドーズの圧縮が周縁と中心とに向かう共同流動を生ずるとき使用されるが、ドーズ12bはドーズの圧縮が周縁に向かう流動のみを生ずるときに使用される。
図13は、12aに表されるような多層ドーズの圧縮成型により実現された管のヘッドを示す。物体の厚みの中に、物体の表面領域の全体を覆う二重の機能層を見出すことができる。機能層は物体の周縁と穴の所まで拡大するが、全体的に封入されたままである。両方向の層の拡大を制御するために、ドーズ内部の機能層の幾何学的形状と位置を調整することが必要である。
図9と12に表されるドーズと類似のドーズを実現できる。図14は、自身はドーズの外表面5を形成する樹脂層2により封入される、機能性樹脂3の薄い層により横方向に封入された樹脂層4を含む多層ドーズを示す。機能樹脂層3は、両端部で開口を形成する半径Rminが、機能層の腹を形成する最大半径Rmaxの80%以下であって、またRminが半径Rmaxの10%未満であるのが好ましい、両端部で開放している西洋梨の形の軸対称な幾何学的形状を有する。図14に表されるドーズは、機能性樹脂層が円筒型形状を形成することを特徴とする日本特許第2098415号明細書に提案されるドーズ(図3)と著しく異なる。日本特許第2098415号明細書に記載されるようなドーズの押出しは、図3のような完全には円筒型でないが僅かに変形される機能性樹脂層の幾何学的形状を形成できる。この機能層の僅かな変形は、押出し機から抜け出す際の応力緩和(膨潤現象)とドーズが自分自身の重さで垂れ下がるようにする重力との複合効果により自然に起る。ドーズのこれらの変形は、最小半径Rminが最大半径Rmaxの80%よりも大きいことを特徴とする機能層の形状を形成できる。以前に示したように、この種のドーズは、物体の中心の表面領域が機能層により被覆されないため、優れた不透過性を有する多層物体を形成できない。本発明は、防壁層により被覆される物体の表面領域を大幅に増大することにより多層物体の不透過性の改良を可能にする。さらに下記に説明されるように、図14に表されるような多層ドーズの実現は、特殊な装置を必要とし、また日本特許第2098415号明細書に提示される方法に従っては実現できない。
下記に説明される多層物体を実現するための方法は、プラグ、もしくはふた、もしくはプリフォーム、もしくは現実には管の肩部などの物体を実現するために特に有利である。この方法を、スラブの形のプリフォームを実現するために使用できることも有利であり、これらのスラブは次に、多層物体を形成するために熱成形もしくは吹き込み熱成形に使用される。
図9と、11と、12と、14に表されるドーズを、多くの方法に従って実現できる。これらの異なる方法は、多層構造を形成し、かつ多層構造の中心層4を形成する樹脂が少なくとも可変な流速を用いて押出されるように樹脂を共押出しする工程から成る共通要素を有する。
ドーズを実現するための第一の方法は、図15に図示される。この方法を用いて、図14に表される型のドーズに対応する多層ドーズを実現できる。この方法は、図15に表されるような多層ロッドを連続的に共押出しする工程から成る。ドーズの外表面を形成する層2の流速と機能層の流速は一定である。一方、ドーズの内層を形成する層4の流速は、最大値と最小値の間を周期的に変動する。流動変動の周期性は、ドーズの長さに対応する波長を規定し、また同様に多層ロッドの切断の回数を規定する。この方法は、極めて高速で多層ドーズを実現するために特に有利である。図15に図示される実現方法は同様に、機能性樹脂3中に全体的に封入される層4を有するドーズを実現することを可能にする。このため、樹脂層4は、最大流速とゼロ流速との間で周期的に変動する流速を有する必要がある。
ドーズを実現するための第二の方法は、図16に図示される。この方法は、樹脂層2と4の流速が周期的かつ逆位相で変化し、その結果全体の流速は一定もしくは弱く変動することだけが図15に図示される方法と異なる。多層ロッドは、層2と4の流速の周期的変化により調整される頻度で共押出し装置から抜け出す際に切断される。この方法は、全体流速の過度で急激な変化に関連する欠点(押出しの不安定性、オレンジ皮の表面性状)を回避するために有利であることが多い。共押出し装置から抜け出す際の層2と4の流動変動は、図15に示されるように制御信号がストロボされる場合でさえほぼ緩やかである。この現象は、装置中の樹脂の慣性と関連する。適正な装置の使用により流動変動を革新的に制御することも可能である。
図17は、図16に記載の方法に従って取得できる多層ロッドを図示する。共押出し装置から抜け出す際の多層ロッドの周期的切断は、多層ドーズを取得することを可能にする。多層ロッドは、機能層を一定速度で押出すことと、樹脂層2と4を周期的かつ逆位相で変化する流速で押出すこととにより取得される。樹脂層4の流速は、最大流速とゼロ流速との間を周期的に変動し、機能性樹脂層の内部に樹脂層4の全体的封入をもたらしている。
図18は、図9に表される多層ドーズと同一の多層ドーズを実現するための方法を図示する。この方法は、樹脂層4と、機能層3と、ロッドの外表面を形成する樹脂層2を具備する多層ロッドを共押出しする工程から成る。樹脂層2と4の流速は、周期的かつ逆位相で変化する。ロッドの外層を形成する樹脂2の流速は、最小値と最大値の間を周期的に変動する。機能層3の流速は周期的に変化し、また期間t1の間はゼロ値を有する。層4の流速は同様に、周期的に変化し、また期間t2の間はゼロ値を有する。層の流動変動は、ドーズの生産回数に一致する回数で達成される。期間t1の間は、外層2のみが押出され、期間(t2−t1)の間は、層2と3のみが押出される。
図14に図示されるような多層ドーズを実現するための別の方法は、不連続な共押出し工程から成り、共押出しされる樹脂の全体流速は、最大値とゼロ値との間を変動し、期間中にドーズされる材料の分量は、一つのドーズに対応していることを特徴とする。この実現方法は、図19に図示される。期間t1の際には、共押出しされる全体流速は、ゼロであり、また期間(t2−t1)の際には、樹脂2と3のみが押出され、層4を機能性樹脂層3の内部に封入することを可能にする。方法19に記載の多層ドーズを実現するための方法は、多層ドーズの容積計量、ひいてはドーズの卓越した規則性を可能にする有利性を有する。
本発明は、3層の多層ドーズを実現するための方法に限定されない。例えば、図11に図示されるような5層のドーズの実現のために、図18に図示される方法に類似の制御方法が使用される。
同様に、本発明は、実現されることが可能になっている、例えば円筒型ドーズと、環状ドーズを実現するための方法に限定されない。
図15−18に図示され、多層ロッドもしくは管を共押出しする工程と、一つ以上の層の流速を周期的に変更し、次にドーズを形成するように多層ロッドもしくは管を周期的に切断する工程から成る方法に従って多層ドーズを実現するために、多くの装置が使用される。装置は、溶融樹脂を共押出しヘッド内に供給するように、複数の押出し機に接続される少なくとも一つの共押出しヘッドと、一つ以上の層の流速を周期的に変更するための手段を具備する。
図20は、多層ドーズを実現するための装置の事例を図示する。この装置は、樹脂2と、3と、4の個々の供給用のダクト11と、12と、13を具備し、樹脂3は、機能層を形成し、また樹脂2と4は、ドーズの外層と内層を個々に形成している。ダクト11と、12と、13は、適当な周知の手段により押出し機に接続される。装置は、各層を周辺全体に適切に配分できる分配器14も具備する。例えば、らせん状分配器、もしくはカルジオイド形状の分配器もしくは二つ以上の用途を兼ねた分配器などの数種の分配器を使用できる。装置はコネクタ15を具備し、コネクタの形状を変更することによりロッドもしくは押出された管の形状を改良することができる。装置は、樹脂層2と、3と、4の共通の分岐合流点16を有するのが好ましい。この共通の分岐合流点16は、層2と4の個々の流速を変更することにより機能層3の位置の容易な変更を可能にする。装置は、樹脂層2と4の流速を周期的に変更できる手段17と18を特徴とする。ラム17と18の交互移動は、層2と4の流速の迅速で周期的な変化を可能にする。ラムの降下移動は、圧力の上昇、またその結果として層の流速の増大を引き起こす。逆に、ラムの上昇は圧力の降下を起し、かつ層の流速を低減する。効果を大きくするため、ラムを、ラムの上流側に位置する第一と、ラムの下流側に位置する第二の、一つもしくは二つの閉止弁と接続できる。ラムを、機械的にもしくはシリンダによって作動できる。本発明は、前述の装置に限定されない。ラムと閉止弁は、機能層3と同様に関係する。図20に記載された装置と類似の装置が、5層ドーズを実現するために使用される。
図21は、圧縮成型により多層物体を実現するための、別の特に有利な多層ドーズを図示する。このドーズは、ドーズの内部部分を形成する第一の樹脂層4と、樹脂層4を封入する機能性樹脂の薄い層と、ドーズの外層を形成し、かつ機能性樹脂層3を封入する樹脂層2を具備する。機能層3は、西洋梨の形の三次元の軸対称な形状を形成し、また対称軸に近接して位置し、小さな僅かに円錐状の開口を形成する端部7を有する。層3は、前記端部7の反対側に位置する対称軸の一点で交差する。
これらの多層ドーズは、モールド中で前記ドーズの圧縮成型により多層物体を形成するために特に有利である。図22は、図21に表されるドーズから実現された多層物体を示す。この物体は、物体の壁中に封入された二重の機能層3aと3bを含み、前記機能層は物体の対称軸の同一高さに不連続部を有している。この不連続部は、物体の機能層3b中で小径の孔の形をとる。この孔は、機能層3の端部7に対応する。機能層3b中の前記孔の直径は、10mm未満の値であり、また大体は3mm未満である。図21に表されるドーズから取得された多層物体は、物体の表面に全く存在しない第一の層3a、ならびに開口を有し、かつ場合によっては物体の表面上に存在する第二の層3bを有する。衛生上と多層物体22の性能に関連する理由によって、層3bが、充填製品と接触する物体の表面側に置かれないことが好ましい。
本発明は、図21のような3層を有するドーズに限定されない。特に層間の接着を改良するように、多数の層を有するのが有利である。この意味において、図21に表される機能層3を、複数の薄く平行な層の集合体として見なすことができる。例えば、機能層はそれ自体で、防壁樹脂の層が二つの接着樹脂の層の間に挿まれている3層を含有できる。
図21に表される多層ドーズを実現するための方法は、図23a−23dに図示される。この方法は、多層ドーズを成型する工程から成り、また空洞の容積が前記空洞内に供給される樹脂の分量と共に変化する、移送モールド19の可変な空洞内に、樹脂が連続的に供給されことを特徴とする。これらのドーズを次に、多層物体を実現するように圧縮モールド内に溶融状態で移送させる。図23aは、樹脂で充填される前の移送モールド19を示す。ケーシング20aと、ラム20bと、カバー21は移送モールド19を構成し、また穴22により創出された開口を有する空洞を形成する。樹脂が供給される前に、空洞の容積は低減される。方法は、まづ第一にドーズの外層を形成する樹脂2を供給する工程から成る。図23bは、穴22を通って供給され、ラム20の移動を起し、かつ供給される樹脂の容量に比例して移送モールド19の空洞の容積の増大を一緒に誘発する樹脂2を示す。方法は次に、機能性樹脂3を移送モールド19内に供給する工程から成る。図23cは、樹脂3の供給と、モールド中に既にある樹脂2の内部へのその拡大を示す。方法は最終的に、ドーズの内層を形成する樹脂4を供給する工程から成る。図3dは、樹脂4の供給と、ラム20の移動と一緒に機能層3の内部へのその拡大を図示する。
溶融状態の多層ドーズは次に、移送モールドから圧縮モールドへ移送される。移送モールドは、図24aから24cまでに簡単に図示される。図24aに図示される、この方法の第一の段階は、多層ドーズの底面と接触する表面のカバー21を分離しもしくは開放する工程から成る。ドーズは次に、図24bに図示されるようなラム20bによって移送モールド19から排出される。図24cは、圧縮モールド23の空洞中に挿入された多層ドーズを示す。
多層ドーズは、圧縮モールド23内に移行の際は、圧縮成型を可能にし、かつ欠陥を予防するように、溶融状態である必要がある。このため、移送モールド19の温度と、移送モールド中のドーズの滞留時間との制御は、極めて重要である。移送モールド19を構成する部品の温度は、ドーズの離型と、圧縮前にドーズが再溶融するに充分に薄いドーズの表皮の形成を一緒に可能にするように調整される必要がある。移送モールドの温度は、溶融樹脂の温度に近づくように可能な限り高くする必要があり、また移送モールド中の滞留時間は可能な限り短くする必要がある。
圧縮モールド内への多層ドーズの排出は、図24に図示される方法以外の方法により達成できる。例えば、対称軸に垂直なケーシング20a中の側部開口は、ドーズの容易な抽出を可能にする。
図25a−25cは、多層ドーズの圧縮を図示する。図25aは、モールド23の空洞中のドーズの配置を示す。図25bは、ドーズを圧縮し、かつ多層物体を形成するプランジャ24の落下を示す。図25cは、取得される多層物体を図示する。
成型されたドーズから多層物体を実現するための装置は、図26に図式的に表される。この装置は、モールドを具備する第一の回転式コンベヤ25と、ドーズを圧縮するための手段と、成型された物体を排出するための手段とにより構成される。この装置は同様に、移送モールド19を具備する第二の回転式コンベヤ25と、移送モールド内に樹脂を連続して供給するための手段と、樹脂が前記モールド内に供給されるとき移送モールドの空洞の容積を増大するための手段と、圧縮モールド内にドーズを移送するための手段とにより構成される。ドーズの移送は、移送モールドと圧縮モールドとの軌道の接触点で達成される。装置はさらに、回転式コンベヤを回転移動させる手段と、パラメータを調整しかつ制御するための手段を具備する。
移送用回転式コンベヤ26の説明は、図27に図示される。この回転するコンベヤは、移送モールド19を運搬する。回転式コンベヤ26の回転の際に、モールド19は、第一の供給チャネル28と、第二の供給チャネル29と、第三の供給チャネル30の上方を連続的に通過する。前記供給チャネル28と、29と、30は調整され、また押出し機に接続される。移送モールド19がチャネルに沿って通過するとき、チャネル内に圧力下で供給される樹脂は、前記モールドの空洞を満たす。図27から、チャネル28と、29と、30の上方を連続的に通過するモールドは、個々のチャネル内に供給される樹脂により連続的に充満することが分る。従って、樹脂2と、3と、4を、個々にチャネル28と、29と、30内に供給することにより、図21に表されるドーズと同一のドーズが取得される。移送モールド19の空洞内に供給される樹脂の個々の分量を、チャネル28と、29と、30の個々の長さL1と、L2と、L3、ならびに各樹脂の供給圧力により調整できる。
本発明に従って実現された物体は、特に有利な防壁性を有する。本発明に従って実現された物体の大部分が、物体の表面領域、具体的に言うと物体の対称軸に近接する表面領域を充分に被覆する機能層を有することを認めることにより、これをある程度説明できる。
本発明の要旨の範囲内で使用される樹脂は、現在使用されている熱可塑性樹脂、また具体的には包装業界において使用される樹脂に対応する。機能層3を形成するために使用される防壁樹脂のうちで、エチレン・ビニル・アルコール(EVOH)共ポリマと、ナイロン-MXD6などのポリアミドと、アクリルニトリル-メチル・アクリレート共ポリマ(BAREX)と、PVDFなどのフッソ化ポリマを列挙できる。これに関連して、ドーズの層2と4のために使用される数種の樹脂、ポリエチレン(PE)と、ポリプロピレン(PP)と、ポリスチレン(PS)と、ポリアミド(PA)と、ポリエステル(PET)も列挙できる。このリストは網羅的でない。樹脂の選定においては、近似する粘度を有する製品を選定することが重要である。一般的に、操作温度で、10未満の粘度比を有する樹脂を使用するのが好適であり、また3未満の粘度比が選定されるのが好ましい。
本発明は同様に、前記ドーズの容積の少なくとも80%を形成する樹脂中に個々に封入されている、複数の機能層を具備する多層ドーズに関する。本発明によれば、少なくとも一つの機能層は、対称軸まで可変な距離を有する。複数の機能層を具備するドーズの使用は、極めて高い生産速度において有利であることが多い。実際には、極めて高い速度で、流速の大きな変化を達成することは困難である。第二の機能層は、ドーズの対称軸上で心出しされ、ドーズ中のこの層の半径方向位置は、層の圧縮が、一方がもう一方の上部に一部置かれ、また連続層の特性と類似の特性を形成する二つの独立の機能層を有する多層物体を形成するようになっている、管状形状から成ることが多い。第二の機能層は同様に、対称軸までの可変な距離を保有できる。特に関心のあるドーズは、類似の二つの機能層を有する。
本発明は、プリフォームもしくはプラグなどの多層物体の実現のために特に関心を引いている。
本明細書に提示される事例において、ドーズと物体は単純な形状から成るが、本発明は、ドーズと物体のいかなる形状にも関連するのは明らかである。
本発明に従って取得された物体は、物体の周縁の同一の高さに少なくとも一つの折り曲げ部を形成する機能層3を含む。物体の対称軸に近接する第二の折り曲げ部を含む物体も取得できる。機能層のジグザグ配置が、物体中に達成可能である。
本発明は、ドーズ中に配分された単一の機能層3を用いて記載された。全てが前記ドーズの対称軸上で心出しされている、複数の機能層3を具備するドーズも同様に使用される。取得された多層物体は、機能層の一方がもう一方の上部に一部置かれ、かつ物体の全体に配分されることを特徴とする。
他のドーズ形状が使用される。自身の表面の一部に凹面を有するドーズは特に有利であることが分った。そのようなドーズ形状は、多層物体中の機能層の優れた配分を容易にする。
食品用に用いる包装体もしくは包装部品の実現は、優れた衛生特性を必要とする。従って、機能層3が充填製品と直接接触しないのが望ましい場合が多い。機能層3をドーズ中に全体的に封入するのが有利であり、従って前記機能層は物体中に全体的に封入される。
あるいは、防壁層の一端だけが封入されなくすることが可能である。
Claims (8)
- 圧縮成型による多層物体の実現のための、対称軸を有する多層ドーズであって、
第一の合成樹脂と、前記第一の樹脂中に封入され、前記ドーズの容積の20%未満を占有する薄い機能層(3)とにより構成されるものにおいて、
前記層(3)は、前記対称軸の周囲で回転体のシェルを形成することと、前記層から前記対称軸までの距離は、可変であることを特徴とする、
対称軸を有する多層ドーズ。 - 比率(Rmin-R0)/(Rmax-R0)は、0.8未満であり、RmaxとRminは各々、前記機能層から前記対称軸までの最大と最小の距離であり、またR0は、前記対称軸の周囲で心出しされた穴の半径であり、前記R0の値は次の関係式:0≦R0<Rminに従うことを特徴とする、請求項1に記載の対称軸を有する多層ドーズ。
- 前記機能層自体は、二つの接着樹脂層の間に封入される防壁樹脂の層を具備する多層構造を形成することを特徴とする、請求項1−2のいずれか一項に記載の対称軸を有する多層ドーズ。
- 複数の機能層を具備する、請求項1−3のいずれか一項に記載の対称軸を有する多層ドーズ。
- 対称軸を有する多層ドーズの圧縮成型により取得された多層物体であって、
前記ドーズは、第一の合成樹脂と、前記第一の樹脂中に封入される薄い機能層3とにより構成され、前記層3は、前記ドーズの容積の20%未満を占有するものにおいて、
前記多層ドーズは、層(3)が、対称軸の周囲で回転体のシェルを形成することと、前記層から前記対称軸までの距離が可変であることを特徴とする、
多層物体。 - 前記溶融状態の樹脂の多層ロッドもしくは管を共押出しする工程と、次に前記溶融状態のロッドもしくは管を周期的に切断する工程から成り、
前記工程は、前記少なくとも一つの層の流速が周期的に変化し、前記流速の周期性が、前記切断の周期性と等しいことを特徴とする、請求項1−4のいずれか一項に記載の軸対称な多層ドーズの製造用の工程。 - 前記二つの層の流速は、周期的かつ逆位相で変化することを特徴とする、請求項6に記載の軸対称な多層ドーズの製造用の工程。
- 前記溶融状態の少なくとも二つの樹脂を、モールドの空洞内に連続的に注入する工程と、次に前記溶融状態のドーズを、前記モールドの空洞から排出する工程と、前記空洞の容積を、前記注入された樹脂の容積に比例して変更する工程から成る、請求項1−4のいずれか一項に記載の軸対称な多層ドーズの製造用の工程。
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