JP2007523979A - 放射線硬化性接着剤組成物 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を含み、前記粘着付与樹脂が少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含む放射線硬化性接着剤組成物が提供される。前記放射線硬化性接着剤組成物の製造方法及び前記放射線硬化性接着剤組成物を含む物品も提供される。

Description

本発明は、放射線硬化性接着剤組成物(radiation curable adhesive composition)の分野に関する。更に詳しくは、本発明は、少なくとも1種の粘着付与樹脂(tackifier resin)及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を含む放射線硬化性接着剤組成物であって、前記粘着付与樹脂が少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含む接着剤組成物の分野に関する。本発明は、また、前記放射線硬化性接着剤組成物の製造方法及び前記放射線硬化性接着剤組成物を含む物品に関する。
アクリルポリマーは、接着材料の主成分として広く使用されている。これらは、溶剤系、水性又はホットメルト系接着材料として製造され、適用されている。適用し易くするために低粘度に保持するために、分子量が比較的低いアクリルポリマー又はアクリルモノマーが、未硬化接着材料として商業的に供給され、適用後に架橋することにより、最終接着剤組成物の分子量及び凝集強さを増大させる。これらの後処理は、最終接着性能の制御に使用する。
ほとんどの架橋性アクリル接着剤は、他の添加剤を用いずに使用するが、場合によっては、接着性能の改善のために粘着付与樹脂を使用する。詳細には、粘着付与樹脂の使用が接着性の改良に役立つ1つの型の架橋メカニズムとして、紫外線(UV)及び電子ビーム(EB)波長域の高エネルギー放射線がある。市販の粘着付与剤は、特定の性質、例えば極性又は芳香族性がアクリルポリマーの改質に適当であることを必要とする。これらの市販粘着付与剤のいくつかの例はロジン類、ロジンエステル類、水素化ロジンエステル類、純粋なモノマー樹脂、スチレン系樹脂及び水素化炭化水素樹脂である。しかし、適当な粘着付与樹脂の商業的範囲は制限される。粘着性、剥離及び凝集力によって測定される接着性能を最適化できる適当な粘着付与樹脂がこのように存在しないため、UVホットメルトアクリル接着剤系の商業的普及が著しく妨げられてきた。
例えば、接着剤業界は、ロジン系材料が皮膚感作を引き起こすおそれがあることを認識している。特に、医療用感圧接着剤の市場に関しては、皮膚感作体でなく、細胞毒性を有さず且つアレルギー性の低い粘着付与樹脂に対する要求が満たされていない。
更に詳しくは、商品名acResin(登録商標)としてBASFによって製造されているUV硬化性ホットメルトアクリルコポリマーの性能を改善するための新しい粘着付与樹脂もまた必要とされている。acResin(登録商標)アクリルコポリマーは、溶剤系アクリル感圧接着剤の代わりとなる、環境に優しい、溶剤を含まない接着剤である。3つの市販acResin(登録商標)アクリルコポリマーのうち2つは、種々の感圧接着剤の最終用途のために適切な接着性を得るために適当な粘着付与樹脂と配合されるように開発された。現在のところ、acResin(登録商標)UV技術基盤は、多くの接着剤配合者が特定の最終用途に合わせて調整する溶液を設計できる自由度を欠いている。3つのacResin(登録商標)UV硬化性金属固定アクリルコポリマー及び適当な市販粘着付与樹脂の限られた選択に関して、acResin(登録商標)UV技術との最適な適合性を得るために新しい型の粘着付与樹脂を設計することが接着剤業界において必要とされている。
従って、放射線硬化性接着剤を製造するための、放射線硬化性組成物に相容性の粘着付与樹脂が接着剤業界において商業的に必要とされている。
本発明者らは、放射線硬化性接着剤を製造するために、放射線硬化性組成物、特にacResin(登録商標)UVアクリルコポリマーの粘着力を高めるための粘着付与樹脂を開発した。これらの粘着付与樹脂は、以下に記載した性質を少なくとも1つ有する。
1)ヒートバンクを用いた相容性試験(試験法の詳細に関しては実施例を参照)によって示される、acResin(登録商標)UVアクリルコポリマーのような放射線硬化性組成物との良好な相容性;
2)硬化波長における低い紫外線吸収;
3)淡色のホットメルトを生じる淡色(無色透明);
4)加熱時におけるゲル非形成性;
5)比較的高温における安定性;
6)望ましい曇り(fogging)を生じる非常に低レベルの残留モノマー;
7)通気性であると分類されるような放射線硬化性接着剤組成物における充分な湿気透過速度(moisture vapor transmission rate)(通気性);及び
8)皮膚感作性がそれほどない。
本発明のいくつかの実施態様においては、粘着付与樹脂はこれらの性質の全てを有することができる。
本発明の一実施態様によれば、少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を含む放射線硬化性接着剤組成物が提供され、前記粘着付与樹脂は少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含み、且つ前記放射線硬化性組成物は放射線への暴露によって硬化させることができる。
本発明の別の実施態様によれば、少なくとも1種の粘着付与樹脂、少なくとも1種の放射線硬化性組成物及び少なくとも1つの基材(substrate)を含む放射線硬化接着剤組成物が提供され、前記粘着付与樹脂は少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含み、且つ前記放射線硬化性組成物は放射線に暴露させる。
本発明の別の実施態様によれば、前記放射線硬化性接着剤組成物の製造方法が提供される。この方法は、少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を供給することを含み、前記粘着付与樹脂は少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含み、前記放射線硬化性組成物は放射線への暴露によって硬化させることができる。
本発明の更に別の実施態様によれば、前記放射線硬化接着剤組成物の製造方法が提供される。この方法は、1)少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を供給して放射線硬化性接着剤組成物を生成し;2)前記放射線硬化性組成物と少なくとも1つの基材とを接触させ;そして3)前記放射線硬化性接着剤組成物を放射線に暴露して、放射線硬化接着剤組成物を生成することを含み;前記粘着付与樹脂は少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含む。
本発明の更に別の実施態様によれば、放射線硬化性接着剤組成物を含む物品が提供される。
本発明の更に別の実施態様によれば、放射線硬化接着剤組成物を含む物品が提供される。
少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を含む放射線硬化性接着剤組成物が提供される。この粘着付与樹脂は少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含む。この放射線硬化性組成物は放射線への暴露によって硬化することができる。
芳香族モノマーは、少なくとも1種のアクリレートモノマーと重合できる、当業界で知られた任意の芳香族モノマーであることができる。用語「芳香族モノマー」は、1個又はそれ以上の環を含む不飽和環状炭化水素の少なくとも1つの基を含むモノマーを意味する。芳香族モノマーの例としては、オレフィン置換芳香族化合物、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデン、メチルインデン類、ジビニルベンゼン、ジシクロペンタジエン及びメチル−ジシクロペンタジエンが挙げられるが、これらに限定するものではない。最も好ましくは、芳香族モノマーはスチレンである。芳香族モノマーは、重合プロセスにおいて単一の型のモノマーとして又は混合物として反応器ゾーンに添加することができ、また、重合中に種々の量で種々の添加時間に添加することができる。
アクリレートモノマーは、芳香族モノマーと重合できる、当業界で知られた任意のアクリレートモノマーである。アクリレートモノマーは、重合プロセスにおいて単一の型のモノマーとして又は混合物として反応器ゾーンに添加することができ、また、重合中に種々の量で種々の添加時間に添加することができる。
一実施態様において、アクリレートモノマーは一般式:
1−CH=CR2−COOR3
[式中、R1は水素、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選ばれ;R2は水素、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選ばれ;そしてR3は水素、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選ばれる]
を有する。用語「脂肪族」は、構成炭素原子の直鎖又は分岐鎖配列と定義され、その例としては、アルカン、アルケン、アルカジエン及びアルキンが挙げられるが、これらに限定されるものではない。脂肪族基は、ヒドロキシル、脂環式、酸、エポキシド、アミド、アクリロニトリル及びアクリレート(これらに限定するものではない)のような官能基を含むことができる。好ましくは、脂肪族基は炭素数が1〜約20、より好ましくは1〜12である。用語「芳香族基」は、1個又はそれ以上の環を含む不飽和環状炭化水素の少なくとも1つの基を意味する。芳香族基は、炭素数が約6以下の成分を有する置換及び未置換芳香族基からなる群から選ぶことができる。好ましくは、芳香族基は炭素数が約6〜約20である。芳香族基はヒドロキシル、脂環式、酸、エポキシド、アミド、アクリロニトリル及びアクリレート(これらに限定するものではない)のような官能基を含むことができる。場合によっては、これらの官能基は、重合又は他の反応のための1個より多い反応部位を有するアクリレートモノマーを生じることができる。
一実施態様において、アクリレートモノマーのR1及びR2はいずれも水素である。アクリレートモノマーがメタクリル化合物である場合には、R2はCH3基である。
アクリル酸及びメタクリル酸のような酸官能性モノマーの場合には、R3は水素であることが多い。酸官能性モノマーはまた、例えばマレイン酸、フマル酸のような二官能価成分であることができるか、又はこれらの成分の無水物の形態であることができる。
別の実施態様においては、官能基はR3基に含まれる場合が多い。適当な例はヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルメタクリレート及び1,3−ブタンジオールジメチルアクリレートである。
アクリレートモノマーの例としては以下のものが挙げられるが、これらに限定するものではない。アクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸トリデシル、メタクリル酸トリデシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸グリシジル、クロトン酸アルキル、酢酸ビニル、マレイン酸ジ−n−ブチル、ジ−オクチルマレエート、メタクリル酸アセトアセトキシエチル、アクリル酸アセトアセトキシエチル、メタクリル酸アセトアセトキシプロピル、アクリル酸アセトアセトキシプロピル、ジアセトンアクリルアミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸イソデシル、アクリル酸イソデシル、2−メトキシアクリレート、2−メトキシメタクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、アクリル酸2−フェノキシエチル、メタクリル酸2−フェノキシエチル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニル、カプロラクトンアクリレート、カプロラクトンメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコール(400)アクリレート、ポリプロピレングリコール(400)メタクリレート、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸ベンジル、1−アリルオキシ−2−ヒドロイルプロピルスルホン酸ナトリウム、アクリロニトリルなど。
アクリレートモノマーは、”The Brandon Worldwide Monomer Reference Guide and Sourcebook”Second Edition,1992,Brandon Associates,Merrimack,New Hampshire及び”Polymers and Monomers”,the 1996−1997 Catalog,Polyscience,Inc.,Warrington,PAに記載されている。
2種又はそれ以上のアクリレートモノマーを組合せて使用することもできる。好ましくは、アクリレートモノマーは、炭素数約20以下であり、例えば以下のものであるが、これらに限定するものではない。アクリル酸、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソ−ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニルなど。最も好ましくは、アクリレートモノマーはアクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシルである。
官能性は、少なくとも1個の官能基を含むアクリレートモノマーを選択することによって粘着付与樹脂中に組み込むことができる。官能基はヒドロキシ、脂環式、酸、エポキシド、アミド、アクリロニトリル及びアクリレート基から選ぶことができる。アクリレートモノマーは、酸基又はヒドロキシル基を含むのが最も好ましい。この官能性は、剪断接着破壊試験(SAFT)によって測定する場合に、放射線硬化性組成物単独の場合よりも接着剤組成物に更に良好な凝集をもたらすことができるが、粘着付与樹脂は、エステル交換反応にためにそれほど熱安定性ではないおそれがある。他の具体的な官能基は、MVTR、曇り性及び接着性を改良するように選ぶことができる。
粘着付与樹脂は、公知の任意の方法によって製造できる。一実施態様において、粘着付与樹脂は、以下のようなラジカル触媒重合メカニズムによって製造できる。
分解: I………2*R・
開始: R・+M………M1
生長: Mi・+M………Mi+1
停止: Mi・+Mj・………Mi+Mj
[Iは開始剤を表し;R・はラジカルを表し;Mはモノマーを表す]。
ラジカル触媒重合に関して当業界で知られた任意の重合開始剤を使用できる。開始剤は典型的には、粘着付与樹脂の目的分子量及び重合温度に基づいて選ばれる。粘着付与樹脂の臭気に対する開始剤の分解生成物の影響もまた、1つの要因となる場合がある。適当な開始剤は、例えばジアシルペルオキシド、ジアルキルペルオキシジカーボネート、tert−アルキルペルオキシエステル、ジ−tert−アルキルペルオキシド、tert−アルキルヒドロペルオキシド、ケトンペルオキシド及びそれらの混合物(これらに限定するものではない)のようなあらゆる種類の市販の有機ペルオキシドから選ぶことができる。好ましくは開始剤はジ−tert−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド及びジ−アミルペルオキシドからなる群から選ばれる。
ラジカル触媒重合は反応器ゾーン中で少なくとも1種の溶剤の存在下で行なうことができる。溶剤を使用しない方法を用いることもできる。一般に、反応器ゾーンは少なくとも1つの反応器を含む。溶剤は、ラジカル触媒重合に使用することが当業界で知られた任意の溶剤であることができる。溶剤の例としては、キシレン、トルエン、エチルベンゼン、トリメチルベンゼン及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定するものではない。好ましくは、溶剤は、キシレン又はメチルエチルベンゼン、トリメチルベンゼン、エチル−ジメチルベンゼン、プロピルメチルベンゼン及びテトラメチルベンゼンの異性体の混合物である。最も好ましくは、溶剤はキシレンである。
ラジカル触媒重合による粘着付与樹脂の製造は、バッチ、フェッドバッチ(fed batch)又は連続式であることができる。ラジカル触媒重合の反応温度は0〜約250℃、好ましくは約100℃〜約200℃、最も好ましくは150℃〜160℃であることができる。開始剤レベルは、モノマー供給材料の重量に基づき、約0.1重量%〜約6重量%であることができ、好ましくは開始剤の量は0.1%〜3%の範囲であることができる。
一実施態様において、残留モノマー濃度が低い粘着付与樹脂の製造方法が提供される。残留モノマーは、粘着付与樹脂中に含まれる1種又はそれ以上の未反応のモノマーと定義される。この方法は、粘着付与樹脂生成物流と少なくとも1種のキャリヤーとを、少なくとも1種の残留モノマーの一部を除去するのに充分な温度において接触させて、残留モノマー濃度の低い粘着付与樹脂を製造することを含む。粘着付与樹脂生成物流は、粘着付与樹脂及び溶剤を含む。残留溶剤の一部は、また、粘着付与樹脂生成物流から除去することができる。粘着付与樹脂及び溶剤については、本明細書の開示においてすでに記載した。
残留モノマー濃度が低いこの粘着付与樹脂は、透明な色を有することができるので、医療用の接着剤において特に有用である。本発明の粘着付与樹脂中の低残留モノマー濃度はまた、粘着付与樹脂の皮膚感作性を低減することができる。それは、また、残留モノマー濃度の低くない粘着付与樹脂を含む放射線硬化性接着剤組成物と比較してはるかに良好な、放射線硬化性接着剤組成物の曇り性を与えることができる。
粘着付与樹脂中の残留モノマーの量は、放射線硬化性接着剤組成物の用途によって決まる。一実施態様において、残留モノマー濃度の低い粘着付与樹脂は、放射線硬化性接着剤組成物のMVTRをそれほど低下させないような粘着付与樹脂と定義される。MVTRが粘着付与樹脂を含まない放射線硬化性接着剤組成物と比較して25%より大きくは、好ましくは10%より大きくは減少しないならば、粘着付与樹脂は放射線硬化性接着剤組成物のMVTRをそれほど低下させない。放射線硬化性接着剤組成物のMVTRは、放射線硬化性組成物単独に比較して同じであるか又は増大されるのが好ましい。例えば放射線硬化性接着剤組成物のMVTRは約200〜約3000、好ましくは500〜1500の範囲であることができる。
粘着付与樹脂生成物流とキャリヤーとの接触による残留モノマーの一部の除去は、公知の任意の手段によって行うことができる。キャリヤーの例としては、スチーム、窒素及びエタンが挙げられるが、これに限定するものではない。好ましくは、キャリヤーはスチームである。キャリヤーの温度及び圧力は、粘着付与樹脂の所望の残留モノマー濃度又は放射線硬化性接着剤組成物の所望のMVTRを得るために残留モノマーの一部を除去するのに充分なものである。用途によっては、粘着付与樹脂の残留モノマー濃度が、放射線硬化性接着剤組成物の曇り性を増大させることもなく、皮膚感作性をそれほど生じないようなものであることが望ましい場合もある。好ましくは、粘着付与樹脂の残留モノマー濃度は、粘着付与樹脂の重量に基づき、約600重量ppm未満、より好ましくは約300重量ppm未満、最も好ましくは250重量ppm未満である。
別の実施態様において、粘着付与樹脂の残留モノマー濃度は、粘着付与樹脂の重量に基づき、芳香族モノマーが約200ppm未満及びアクリルモノマーが約400ppm未満、好ましくは芳香族モノマーが約100重量ppm未満及びアクリルモノマーが約200重量ppm未満、最も好ましくは芳香族モノマーが100重量ppm未満及びアクリルモノマーが150重量ppm未満である。
本発明の更に別の実施態様において、粘着付与樹脂中の残留溶剤濃度は、粘着付与樹脂の重量に基づき、約500重量ppm未満、好ましくは約200重量ppm未満、最も好ましくは50重量ppm未満である。
粘着付与樹脂生成物流とキャリヤーとの接触は、粘着付与樹脂中に所望の残留モノマー濃度を得るのに充分な任意の温度及び圧力において行うことができる。好ましくは、この接触は、約150℃〜約250℃、より好ましくは160℃〜220℃の範囲の温度において行うことができる。好ましくは、粘着付与樹脂生成物流とキャリヤーとの接触は、約10〜約1000mbar、好ましくは20mbar〜200mbarの範囲の圧力で行う。
本発明の別の実施態様において、粘着付与樹脂の製造方法が提供される。この方法は、
a)少なくとも1種の芳香族モノマー、少なくとも1種のアクリレートモノマー及び、任意的に、少なくとも1種の溶剤を反応器ゾーンに供給して、反応混合物を製造し;
b)前記反応混合物を少なくとも1種の開始剤の存在下で重合させて、粘着付与樹脂生成物流を製造し;そして
c)前記粘着付与樹脂生成物流をキャリヤーと接触させることによって前記粘着付与生成物流から少なくとも1種の残留モノマーの一部を除去して、粘着付与樹脂を製造する
ことを含む。粘着付与樹脂生成物流とキャリヤーとの接触方法は本明細書の開示において既に記載した。
本発明の別の実施態様において、残留モノマー濃度の低い粘着付与樹脂の製造方法が提供される。この方法は、
a)少なくとも1種の芳香族モノマー、少なくとも1種のアクリレートモノマー及び、任意的に、少なくとも1種の溶剤を反応器ゾーンに供給して、反応混合物を製造し;
b)前記反応混合物を少なくとも1種の開始剤の存在下で重合させて、粘着付与樹脂生成物流を製造し;
c)前記粘着付与樹脂生成物流を、前記粘着付与樹脂生成物流から少なくとも1種の残留モノマーの一部を除去するのに充分な温度において加熱し;そして
d)前記粘着付与樹脂生成物流を少なくとも1種のキャリヤーと接触させることによって残留モノマーの一部を更に除去して、粘着付与樹脂を製造する
ことを含む。好ましくは、粘着付与樹脂の残留モノマー濃度は、粘着付与樹脂の重量に基づき、約600重量ppm未満である。残留モノマー濃度及び残留溶剤濃度は変化することができる。これらについては、本明細書の開示において既に記載した。
粘着付与樹脂生成物流の加熱は、当業界で知られた任意の方法によって実施できる。例えば、粘着付与樹脂生成物流は、反応器中にある間に加熱することもできるし、又は別の処理装置に除去することもできる。加熱は、少なくとも1種の残留モノマーの一部を除去するのに充分な温度及び圧力において実施する。しかし、温度は、粘着付与樹脂の退色(color deterioration)を引き起こすほど高過ぎてはならない。残留モノマーは粘着付与樹脂生成物流を約150℃〜約250℃、好ましくは160℃〜220℃の範囲の温度に加熱することによって除去できる。圧力は約10〜約1000mbar、好ましくは20mbar〜200mbarであることができる。一般に、除去される部分は、粘着付与樹脂の重量に基づき、約1重量%〜約200重量%の範囲であることができる。好ましくは、除去される部分は、粘着付与樹脂の重量に基づき、50重量%〜150重量%の範囲であることができる。加熱の持続時間は、処理される粘着付与樹脂生成物流の量によって異なる。例えば持続時間は約0.5時間〜約8時間の範囲であることができる。
粘着付与樹脂生成物流とキャリヤーとの接触は、本明細書の開示において既に記載した。
別の実施態様において、残留モノマー濃度の低い粘着付与樹脂は、
a)少なくとも1種の芳香族モノマー、少なくとも1種のアクリレートモノマー及び、任意的に、少なくとも1種の溶剤を反応器ゾーンに供給して、反応混合物を製造し;
b)前記反応混合物を少なくとも1種の開始剤の存在下で重合させて、粘着付与樹脂生成物流を製造し;
c)前記粘着付与樹脂生成物流を約150℃〜約250℃の範囲の温度において加熱して、前記粘着付与樹脂生成物流から残留モノマーの一部を除去し;そして
d)前記粘着付与樹脂生成物流をキャリヤーと接触させることによって残留モノマーの一部を更に除去して、芳香族モノマー約200ppm未満及びアクリレートモノマー400ppmの残留モノマー濃度を有する粘着付与樹脂を製造する
ことを含む方法によって製造する。残留モノマーレベル及び残留溶剤レベルは、本明細書の開示において既に記載したように変化できる。
本発明の更に別の実施態様において、残留モノマー濃度の低い粘着付与樹脂は、
a)少なくとも1種の芳香族モノマー、少なくとも1種のアクリレートモノマー及び少なくとも1種の開始剤を接触させて、モノマー−開始剤流を生成し;
b)前記モノマー−開始剤流を、約100℃〜約250℃の範囲の温度の、任意的な溶剤を含む反応ゾーンに送り;
c)前記モノマー−開始剤供給材料流を重合条件において重合させて、粘着付与樹脂生成物流を製造し;
d)任意的に、追加量の開始剤を前記反応ゾーンに供給し;
e)前記粘着付与樹脂生成物流を、約150℃〜約250℃の範囲の温度及び約10〜約1000mbarの圧力において加熱して、前記粘着付与樹脂生成物流から残留モノマーの一部を除去し;そして
f)前記粘着付与樹脂生成物流を、約150℃〜約250℃の温度及び約10mbar〜約1000mbarの圧力においてスチームと接触させることによって前記粘着付与樹脂生成物流から残留モノマーを更に除去して、粘着付与樹脂の重量に基づき、芳香族モノマー約200重量ppm未満及びアクリレートモノマー400ppmの残留モノマー濃度を有する粘着付与樹脂を製造する
ことを含む方法によって製造する。粘着付与樹脂も約500ppm未満の残留溶剤濃度を有することができる。
芳香族モノマー及びアクリルモノマーの型を慎重に選択することによって、放射線硬化性接着剤組成物の性質を特定の用途のために調整及び微調整することが可能である。粘着付与樹脂の重合プロセスの可能な変動は、芳香族モノマーの型、アクリレートモノマーの型、アクリレートモノマー中の酸又はヒドロキシル基の形態の官能性、異なるプロセス条件であり、これらは、全て、粘着付与樹脂の異なる軟化点及び分子量をもたらす。
粘着付与樹脂中の芳香族モノマー反復単位の量は、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、0〜100%、好ましくは約20%〜約70%、最も好ましくは25%〜65%の範囲であることができる。粘着付与樹脂中のアクリレートモノマー反復単位の量は、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、0〜100%、好ましくは約30%〜約80%の範囲、最も好ましくは35%〜75%であることができる。
粘着付与樹脂は、室温で液体〜約180℃、好ましくは約50℃〜150℃、最も好ましくは75℃〜120℃の範囲のR&B軟化点を有することができる。粘着付与樹脂の酸価は、約0〜約300mgKOH/g(樹脂)、好ましくは約0〜約200mgKOH/g(樹脂)、最も好ましくは5〜150mgKOH/g(樹脂)の範囲であることができる。ヒドロキシル価は、約0〜約300、好ましくは0〜200であることができる。粘着付与樹脂のMMAP曇り点は典型的には50℃未満であり、好ましくはMMAPは約−20℃〜約30℃、最も好ましくは−10℃〜20℃の範囲である。
粘着付与樹脂の数平均分子量(Mn)は、約1,500〜約7,000ダルトン、好ましくは約1,600〜約4,500、最も好ましくは2,000〜4,000の範囲であることができる。粘着付与樹脂の重量平均分子量(Mw)は、約2,000〜約25,000ダルトン、好ましくは約2,500〜約12,000、最も好ましくは3,000〜10,000の範囲であることができる。粘着付与樹脂のz−平均分子量(Mz)は、約3,000〜約75,000ダルトン、好ましくは約4,500〜約30,000、最も好ましくは5,000〜20,000の範囲であることができる。
本発明の一実施態様において、粘着付与樹脂のガードナー(Gardner)カラーは一般に、5未満、好ましくは2未満、最も好ましくは1未満である。放射線硬化性接着剤組成物を医療用途において用いる場合には、粘着付与樹脂のガードナーカラーは一般に2未満、好ましくは1未満である。一部の用途では、特に医療用接着剤の分野では淡色の粘着付与樹脂が必要とされる場合が多い。
放射線硬化性接着剤組成物を医療用途において用いる場合には、粘着付与樹脂中の残留モノマー濃度は一般に、粘着付与樹脂の重量に基づき、芳香族モノマーが約200重量ppm未満及びアクリルモノマーが約400重量ppm未満である。好ましくは、残留芳香族モノマーの量は、粘着付与樹脂の重量に基づき、約100重量ppm未満であり、残留アクリルモノマーの量は約200重量ppm未満である。最も好ましくは、残留芳香族モノマーの量は、粘着付与樹脂の重量に基づき、100重量ppm未満であり、残留アクリルモノマーの量は150重量ppm未満である。
また、医療用途に使用するためには特に、粘着付与樹脂中の残留溶剤は、粘着付与樹脂の重量に基づき、約500ppm未満、好ましくは約200ppm未満、最も好ましくは50ppm未満である。
別の実施態様において、100mgKOH/g(樹脂)又はそれ以下の酸価と共に45%又はそれ以上の芳香族性を有する粘着付与樹脂は、放射線硬化性組成物と特に良好な相容性を有することができる。更に、80℃又はそれ以上の軟化点を有する粘着付与樹脂は、SAFT及び180°剪断抵抗試験によって示されるように、放射線硬化性接着剤組成物中に特に良好な凝集性を与えることができる。粘着付与樹脂の軟化点及び分子量は、反応温度及び開始剤レベルを含む重合条件を適合させることによって独立して制御できる。
本発明の別の実施態様において、粘着付与樹脂は、少なくとも1種の芳香族モノマーからのモノマー反復単位及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含み、前記モノマー反復単位はスチレン、アクリル酸、及びアクリル酸2−エチルヘキシルから選ばれた少なくとも1種である。スチレン反復単位の量は、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位に総量に基づき、0〜100%の範囲であることができる。アクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシルの量は、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、0〜100%の範囲であることができる。好ましくは、スチレン反復単位の量は約20%〜約70%の範囲であることができ、アクリル酸反復単位とアクリル酸2−エチルヘキシル反復単位の合計量は約30%〜約80%の範囲であることができる。より好ましくは、スチレン反復単位の量は25%〜65%の範囲であることができ、アクリル酸反復単位とアクリル酸2−エチルヘキシル反復単位の合計量は35%〜75%の範囲であることができる。
重合が約160℃未満の温度で行われる場合には、粘着付与樹脂中のアクリル酸の量は、粘着付与樹脂のゲル化防止を助けるために約30%未満であることができる。しかし、約160℃〜約250℃の範囲の重合温度においては、粘着付与樹脂中のアクリル酸の量は、0〜100%の範囲であることができる。
放射線硬化性組成物は、放射によって粘着力を高め且つ硬化させることができる任意の組成物である。一実施態様において、放射線硬化性組成物は、アクリル組成物、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、イソプレン組成物、スチレンブロックコポリマー及びそれらの混合物からなる群から選ばれた少なくとも1種である。アクリル組成物としては、アクリルモノマー、アクリルオリゴマー及びアクリルポリマーが挙げられるが、これらに限定するものではない。粘着付与樹脂と相容性であり且つ放射線によって硬化させることができる任意のアクリル化合物を使用できる。
放射線によって粘着力を高め且つ硬化させることができる、当業界で知られた任意のアクリルモノマーを使用できる。一実施態様において、使用できるアクリルモノマーは、粘着付与樹脂に関して本明細書中で既に記載したアクリルモノマーからの少なくとも1種であることができる。好ましいアクリルモノマーはアクリル酸、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソ−ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニルなどからなる群から選ばれた少なくとも1種である。
放射線によって粘着力を高め且つ硬化させることができる、当業界で知られた任意のアクリルオリゴマーを使用できる。一実施態様において、アクリルオリゴマーは、粘着付与樹脂に関して本明細書中に既に記載した少なくとも1種のアクリルモノマーからの反復単位を含むことができる。好ましいアクリルオリゴマーはアクリル酸、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソ−ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニルなどからなる群から選ばれた少なくとも1種の反復単位を含む。
アクリルポリマーはホモポリマー、コポリマー及びターポリマーを含む。コポリマーはランダム、ブロック又はグラフトコポリマーであることができる。アクリルポリマーは、当業界で知られた任意のアクリルモノマーからの反復単位を含むことができる。一実施態様において、アクリルポリマーは粘着付与樹脂に関して本明細書中で既に記載した少なくとも1種のアクリルモノマーを含むことができる。
アクリルポリマーは、アクリルモノマーと極性共重合性モノマーとを共重合させることによって製造できる。このような極性共重合性モノマーとしては、アクリル酸シアノアルキル、アクリルアミド、置換アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フタル酸ジアリルなどが挙げられるが、これらに限定するものではない。極性共重合性モノマーを用いる場合には、極性共重合性モノマーの量はアクリルポリマーの重量に基づき、0〜約50重量%、好ましくは0〜30重量%の範囲である。
放射線硬化性アクリルポリマーの例としては、アクリルコポリマー、アクリル化ポリエーテル、アクリル化ポリエステル基材ポリウレタン、メタクリル化ポリエステル及びアクリル化エポキシドが挙げられるが、これらに限定するものではない。
市販の放射線硬化性アクリルポリマーの例としては以下のものが挙げられるが、これらに限定するものではない:
acResin(登録商標)A203UV,UV反応性、溶剤非含有アクリルコポリマー;Tg約−31℃,粘度約15000mPa.s(120℃において),BASF製;及び
acResin(登録商標)A258UV,UV反応性、溶剤非含有アクリルコポリマー;Tg約−39℃,粘度約24000mPa.s(120℃において),BASF製。
これらの放射線硬化性アクリルポリマーは、ホットメルト接着剤への使用に特に有用である。
放射線硬化性接着剤組成物中の粘着付与樹脂及び放射線硬化性組成物の量は、所望の放射線硬化性接着剤組成物の性質によって異なる。本発明の一実施態様において、粘着付与樹脂の量は、放射線硬化性接着剤組成物の重量に基づき、約0.1%〜約50%、好ましくは0.1%〜25%の範囲である。
放射線硬化性接着剤組成物は光開始剤を含むことができる。光開始剤は当業界で知られた任意の光開始剤を含むことができる。適当な光開始剤としては、アルデヒド、例えばベンズアルデヒド、アセトアルデヒド及びそれらの置換誘導体;ケトン、例えばアセトフェノン、ベンゾフェノン及びそれらの置換誘導体;キニン類、例えばベンゾキノン類、アントラキノン及びそれらの置換誘導体;チオキサントン類、例えば、2−イソプロピルチオキサントン及び2−ドデシルチオキサントン;並びにある種の発色団置換ビニルハロメチル−sym−トリアジン、例えば2,4−ビス−(トリクロロメチル)−6−(3’、4’−ジメトキシフェニル)−sym−トリアジンが挙げられるが、これらに限定するものではない。光開始剤の濃度は、放射線硬化性組成物の重量に基づき、約0.05〜約6重量%、好ましくは約0.1〜約2重量%、より好ましくは0.5〜1.5重量%の範囲であることができる。
放射線硬化性接着剤組成物は架橋剤を含むこともできる。当業界で知られた任意の架橋剤を使用できる。適当な例としては、置換トリアジン類、例えば2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル−s−トリアジン及び発色団置換ハロメチル−s−トリアジン類{米国特許第4,329,384号及び第4,330,590号(これらを参照することによって本明細書中に組み入れる)に開示}が挙げられるが、これらに限定するものではない。他の有用な架橋剤としては、多官能価アルキルアクリレートモノマー、例えばトリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、1,2−エチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート及び1,12−ドデカンジオールジアクリレート(これらに限定するものではない)が挙げられる。放射線硬化性接着剤組成物中の架橋剤の量は、粘着付与樹脂の重量に基づき、約0.05重量%〜約25重量%、好ましくは0.1〜10重量%の範囲である。
放射線硬化性接着剤組成物の組成は、界面活性剤の添加によって又は水若しくは水性媒体による希釈によって調整できる。更に、放射線硬化性接着剤組成物に望ましい性質を与えるために若しくは分解を防ぐために又は任意の他の目的で、種々の添加剤を放射線硬化性接着剤組成物に添加することができる。このような添加剤としては、強化材、難燃剤、発泡剤、従来型の粘着付与剤、可塑剤、油、酸化防止剤、ポリマー、硬化性/反応性モノマー、架橋剤、充填剤及び顔料が挙げられるが、これらに限定するものではない。可能な配合成分の数のため、本発明に従って製造される放射線硬化性接着剤組成物の性質は、どのような基材の組合せが使用される場合であっても、粘着性、剥離、強度、剪断強さ及び耐溶剤性に関するほとんどの予測可能な要件を満足させるように変化させることができる。
本発明の別の実施態様において、放射線硬化性接着剤組成物の製造方法が提供される。この方法は、少なくとも1種の粘着付与樹脂と少なくとも1種の放射線硬化性組成物とを接触させることを含む。粘着付与樹脂及び放射線硬化性組成物については、本明細書の開示において既に記載した。
用語「放射線」は、紫外線、電子ビーム、ガンマ線及びX線を含む(これらに限定するものではない)、放射線硬化性接着剤組成物を硬化することができる全ての型の放射線を意味する。暴露量は放射線硬化性組成物を硬化させるのに充分な量である。用語「硬化」は、架橋及び硬化の両方を意味する。「架橋」は、ポリマー鎖間の化学的又は物理的相互作用の形成と定義する。用語「硬化(curing)」は、用語「架橋(crosslinking)」よりも広義であり、反応の開始から放射線硬化性接着剤組成物の生成時までの全重合プロセスを含む。従って、本明細書において使用する用語「硬化」は、粘着付与樹脂との放射線硬化性組成物の重合及び放射線硬化性組成物の架橋を含む。
一般に、放射線硬化性組成物の硬化に紫外線を用いる場合には、有効紫外線波長(UV−C)(実施例において定義)は、約100nm〜約400nm、好ましくは100nm〜280nmの範囲である。
電子ビーム照射を用いる場合には、その量は、関連する用途のための硬化を行うのに充分な量である。一般に、電子ビームの照射量は、約1メガラド(Mrad)〜約30メガラド、好ましくは約1〜約20Mrad、より好ましくは2〜10Mradの範囲である。電子ビーム照射による硬化に適当な方法は、米国特許第4,533,566号に記載されており、この特許を引用することによって本明細書中に組み入れる。電子ビーム照射は、当業界で知られた任意の供給源から得ることができる。供給源の例としては、原子炉、共鳴変速加速器(resonant transformer accelerator)、バンデグラフ(Van de Graaf)電子加速器、Linac電子加速器、ベータトロン、シンクロトロン、サイクロトロンなどが挙げられるが、これらに限定するものではない。
本発明の別の実施態様において、放射線硬化接着剤組成物の製造方法が提供される。この方法は、1)少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を供給して放射線硬化性接着剤組成物を製造し;2)前記放射線硬化性組成物と少なくとも1つの基材とを接触させ;そして3)前記放射線硬化性接着剤組成物を放射線に暴露して、放射線硬化接着剤組成物を製造することを含む。
所定の放射線硬化性接着剤組成物の性質の変化は、プロセス条件を変えることによって得ることができる。例えば、性質は、基材の選択によって、空気又は不活性雰囲気において硬化させることによって及び放射線の強度を変えることによって変化させることができる。
放射線硬化性接着剤組成物は、当業界で知られた任意の方法によって基材に被覆することができる。例えば、被覆は、ナイフコーティング、ロールコーティング、グラビアコーティング及びカーテンコーティングによって実施できる。被覆厚は、用途によって異なる。適当な被覆厚は、約0g/m2〜約200g/m2、好ましくは10g/m2〜100g/m2の範囲であることができる。
放射線硬化性接着剤組成物は、多様な基材上に被覆できる。適当な例としては、ポリマーフィルム、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)及び二軸延伸ポリプロピレン(BOPP);織布及び不織布;金属及び金属箔、例えばアルミニウム銅鉛、金など;紙;ガラス;セラミック;並びに1種又はそれ以上のこれらの材料の積層体を含む複合材料が挙げられるが、これらに限定するものではない。
放射線は、被覆基材を固定しながら放射線源を移動させることによって、又は被覆基材を、放射線源を通過させることによって接着剤に適用できる。
本発明の別の実施態様において、紫外線硬化接着剤組成物は、1)スチレン−アクリレート粘着付与樹脂とacResin(登録商標)アクリルコポリマーとを接触させてUV硬化性接着剤組成物を製造し;2)前記UV硬化性接着剤組成物と少なくとも1つの基材とを接触させ;そして3)前記UV硬化性接着剤組成物を約220nm〜約280nmの範囲の波長を有する紫外線に暴露して、紫外線硬化接着剤組成物を製造することを含む方法によって製造できる。スチレン−アクリレート粘着付与樹脂は、スチレン及び少なくとも1種のアクリルモノマーからのモノマー反復単位を含む。好ましくは、アクリルモノマーはアクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシルである。
別の実施態様においては、少なくとも1種の放射線硬化性アクリルモノマー又はオリゴマーと少なくとも1種の光開始剤とを混合して、混合物を製造する。次いで、この混合物を、被覆可能なシロップを形成するのに充分な粘度まで重合させる。好ましくは、約400〜50,000cpの粘度を達成する。或いは、放射線硬化性アクリルモノマー又はオリゴマーを、ヒュームドシリカのようなチキソトロープ剤と混合して、被覆可能なシロップを生成することもできる。次いで、粘着付与樹脂を被覆可能なシロップと混合して、放射線硬化性接着剤組成物を生成する。場合によっては、追加の光開始剤を架橋剤と共に添加することができる。
次に、この放射線硬化性接着剤組成物を基材上に被覆し、不活性雰囲気、即ち、酸素を含まない雰囲気、例えば窒素雰囲気において放射線で硬化させる。例えば、充分に不活性の雰囲気は、放射線を実質的に通すプラスチックフィルムで光活性被覆の層を覆い且つ空気中でそのフィルムを通して照射することによって達成できる。例えば、紫外線は、蛍光型ランプから得ることができる。
不活性雰囲気を得る別の方法は、被酸化性の錫を放射線硬化性接着剤組成物に添加することを含む。被酸化性の錫は、不活性雰囲気中において比較的高い許容酸素量を可能にする。
本発明の放射線硬化性接着剤組成物を使用できる、接着剤用途は多数考えられる。例としては以下のものが挙げられるが、これらに限定するものではない。皮膚接触医療用途、サージカルテープ、包帯、創部ケア、手術用テープ及びドレープ、衛生用途、例えば女性用ケア製品、箱用シールテープ、マスキング用途、低フォギング、自動車インテリア用途、例えば発泡ガスケット、機器ディスプレイ、消音、トリム接着、シーラント、チョーク、一般的な感圧接着剤、半感圧接着剤、建築用及びヒドロキシルイオン接着剤、二次接着剤、接着フィルム及び膜、ボトルラベル、水溶性接着剤、貼り合わせ用接着剤、柔軟包装用接着剤、コンクリート養生剤、取付用テープ、両面テープ、エレクトリカルテープ、永久及び剥離可能ラベル、フィルムラベル、グラフィック産業用の感圧接着剤、レーザープリンター用ラベル、インシュレーションテープ、プライマー化合物、タイ層、路面標識用接着剤、インキ、取付用テープ、化学薬品用ラベル、例えば耐海水性ラベル、並びに医薬品及び化粧品用ラベルなど。
本発明の別の実施態様は、少なくとも第1及び第2の基材の積層構造を含み、基材は放射線硬化性接着剤組成物の層によって接合する。基材の少なくとも1つは、放射線硬化性接着剤組成物が硬化されることができるように、放射線を透過できるものである。
本発明を、特にその好ましい実施態様に関連して詳述したが、本発明の精神及び範囲内において変更及び修正が可能なことは言うまでもない。
本発明を、その好ましい実施態様に関する以下の実施例によって更に説明することができるが、これらの実施例は単に説明のために記載するのであって、特に断らない限り、本発明の範囲を制限することを目的としないことは言うまでもない。
試験法
酸価は、ASTM D974−02によって測定した。
粘着付与樹脂の相容性は、150℃において粘着付与樹脂をUV硬化性アクリル組成物と所望の比で混合することによって測定した。次いで、混合物をヒートバンク上に注いだ。ヒートバンクは、50℃〜200℃の温度勾配を有する金属プレートからなるものであった。左側ではヒートバンクは温度が低く、右側ではヒートバンクは温度が高く、これらの2点の中間で温度勾配が目盛られた。透明な粘着付与樹脂/UV硬化性アクリル組成物は相容性の系を示した。濁った混合物は非相容性であった。混合物がヒートバンク全体にわたって透明であり続ける場合には、曇り点(cloud point)又は相容性温度は<50℃であった。混合物がヒートバンク全体にわたって濁っている場合には、曇り点は>200℃であった。混合物がある温度より高温では透明であり且つある温度未満では濁っている場合には、それが曇った温度を曇り点とした。表Iは、この試験の結果を要約する:
Figure 2007523979
曇り(fogging)性はASTM D5393−97によって測定した。
ガードナーカラーはASTM D1544−98を用いて測定した。
ヒドロキシ価はASTM D464を用いて測定した。
ループタックはEuropean Association For Self Adhesive Tape Industry(AFERA)法4015に従って測定した。
リンパ節アッセイ(Lymph Node Assay)は、経済協力開発機構(Organisation for Economic Co−operation and Development(OECD))起案新指針(draft new guideline)429:Skin Sensitization: Local Lymph Node Assay(LLNA)及びOECD Principles of Good Laboratory Practice(1997年改訂),Paris,ENV/MC/CHEM(98)17に従って実施した。
LLNAには3つの変更を行った。第1に、マウスは識別のために異なる印を付けた。第2には、プロトコールでは、解剖においてCO2/NO2麻酔が指示されるが、実際的な理由から、マウスはeuthasateを用いて殺した。第3に、ルベーン(Levene)の分散検定によって異なる群の間に分散が存在することが示されたので、(共)分散分析の後にダネット(Dunnett)多重比較検定を行う代わりに、ウェルチ(Welch)−ANOVA(耳介リンパ節(ARN)中の3H−チミジン取り込みに関する)による統計分析を行った。
メトラー滴下軟化点(Mettler Drop Softening Point(MDSP))は、ASTM D6090−99の修正法によって測定した。この方法は、球を用いずに、4.5mmの孔を有するカップを用いて測定を行う点において修正した。
MMAP曇り点(メチルシクロヘキサン及びアニリン)は、ASTM D−611によって測定した。
分子量分布パラメーター、Mn、Mw、Mz及びMp(ピークの頂点の重量)は、Waters Styragel HR2(7.8×300mm)カラム及びWaters 410 RI検出器を装着したWaters GPC 2690システム上でゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。較正のために、ポリスチレン標準を用いた。
湿気輸送速度(Moisture Vapor Transport Rate)(MVTR)は、ASTM 3−96によって測定した。
剥離(Peel)は、AFERA 4001によって測定した。以下の定義を用いて、この試験からのデータを分析した。凝集破壊及びスリップスティックは、Don Satas及びVan Nostrand Reinholdによって編集されたthe Handbook of Pressure Sensitive Adhesive Technology,第2版に定義されている。凝集破壊は、試験パネル上に接着剤残渣を残す破壊モードである。スリップスティックは、剥離力が均等でなく、低い力から高い力まで周期的に変動し始める破壊モードである。
残留モノマーレベルは、スチレン、アクリル酸2−エチルヘキシル及びキシレンに関してはガスクロマトグラフ(GC)によって、アクリル酸に関しては高速液体クロマトグラフ(HPLC)を用いて測定した。
ガスクロマトグラフを使用する場合に用いる方法は以下の通りである。約5gのサンプル及び50mgのアニソールをフラスコ中に入れ、10mlのアセトニトリルを添加した。次いで、サンプルを超音波洗浄機中で溶解させた。長さ25m、内径0.25mm及びフィルム厚0.2umのCP−WAX 57 CB(Chrompack)カラムを有するTrace 2000 GC Thermo Questを用いた。温度は20分間は50℃であり、温度の変化を4℃/分として、最大温度200℃を5分間達成した。検出器は230℃のFIDであった。スプリットインジェクタを用い、キャリヤーは水素とした。用いた内部標準は250mgのアニソールであり、50mgの被分析物質(例えば、キシレン、アクリレート)を10mlのアセトニトリル中に溶解させた。
HPLCを使用する場合に用いた方法は以下の通りである。この方法は、スチレン−アクリレート粘着付与樹脂の分析に関して、残留アクリル酸量を測定するために用いた。サンプルをテトラヒドロフラン又は二硫化炭素中に溶解させ、次いで濾過してから、逆相HPLCによって分析した。アクリル酸の外部標準を較正のために用いた。アクリル酸標準及びスチレン−アクリレート粘着付与樹脂サンプルを、Zorbax(登録商標)RX−C18カラム(5μm)上で2液勾配を用いて分析した。この2液勾配は、液(1)アクリル酸溶離用の0.05M燐酸中2%メタノール及び液(2)実際のサンプル分析の間にカラムをパージするための100%テトラヒドロフランから構成された。パージは、繰り返し分析に関するクロマトグラフの問題を最小限に抑えるのに役立った。ピークの検出は、UV検出器で溶離液を監視することによって行った。監視した主なUV波長は200nmであった。アクリル酸に関する平均レスポンス・ファクタは、数回の注入によって測定した。アクリル酸標準の較正曲線は、0〜1000ppmの範囲にわたって直線であり、検出下限値は約5ppmであった。
以下は、HPLCに用いた装置及びクロマトグラフ条件の要約である。
装置:
(1)液体クロマトグラフ,Hewlett−Packard Model 1090又は相当物。
(2)紫外線(UV)検出器,Hewlett−Packard Model 1100又は相当物。
(3)ピーク面積を測定できるデータシステム又は積算計。
(4)カラム,Zorbax(登録商標)RX−C18(5μm),150mm×4.6mm−Agilent(Palo Alto,California)から入手可能。
(5)Guardカラムカートリッジ,Zorbax(登録商標)RX−C18(5μm),12.5mm×4.6mm−Agilentから入手可能、又は等価物。
(6)サンプルループ注入バルブ,5μL,Rheodyne Model 7125−Supelco(Bellefonte,PA)から入手可能。
(7)Vortexミキサー−VWR Scientific(West Chester,PA)から入手可能。
クロマトグラフ条件
流量: 1.0ml/分
注入容量: 5μL
カラムオーブン温度: 40℃
検出器: UV
波長: 200nm,210nm
移動相: A=メタノール/水中H3PO4 5ミリモル(2/98)
B=テトラヒドロフラン(100)
勾配: パート1)0〜10.10分 100%A
パート2)10.10〜25.0分 100%B
(カラム パージ)
環球式軟化点は、Walter Herzog MC−753装置を用いてASTM E−28によって測定した。
剪断接着破壊試験(SAFT)は、1kgの金属板上にテープを置いた場合に測定した。この金属板上のテープを、30℃から0.37℃/分の速度で昇温させながら、金属板からテープが剥離されるまで加熱した。
剪断力はAFERA 4012によって測定した。
UV吸光度は、Lange Group(Tiel ,The Netherlands)によって供給されるDR/4000 U Spectrophotometerを用いて分光光度法で測定した。
UV−Cは、UV硬化性接着剤組成物を硬化させるのに有効な波長である。UV−Cは、較正されたUVICURE PLUS 8788{Electronic Instrumentation and Technology,Inc(Sterling,VA)から得られた内蔵式電気光学放射計}を用いて測定した。
一部の実験においては、総UV線量を測定した。他の実験では、UV−C線量を測定した。総UV線量とUV−C線量との関係を、これらの実施例に使用した装置に関して測定した。試験は、いくつかのUV硬化性接着剤組成物についてUV線量を変えることによって行った。結果を図1及び表IIに示す。
Figure 2007523979
表II及び図1は、UV−Cではなく総UVを測定する場合に、結果を比較するのに使用できる。
例1(実施例)
本発明のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の合成
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂を、高圧反応器中でフェッドバッチ法を用いて製造した。キシレンを溶剤として使用し、反応器中にポンプ輸送し、窒素雰囲気下で攪拌しながら150℃に加熱した。モノマー(スチレン、アクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシル)とモノマーの重量に基づき2重量%の開始剤とを混合して、モノマー−開始剤供給材料流を生成した。モノマー−開始剤供給材料流を高温の溶剤に2時間にわたって徐々に添加して、反応混合物を生成した。モノマー−開始剤供給材料の添加の間中、反応温度は150℃に保持した。
モノマー−開始剤供給材料流の添加完了後、反応混合物を同温度で約3バールの圧力において更に30分間撹拌した。続いて、少量の開始剤を後添加し、このプロセスを更に30分間150℃に保持して、粘着付与樹脂生成物流を生成した。溶剤を留去することによって、粘着付与樹脂生成物流からスチレン−アクリレート粘着付与樹脂を単離した。温度をゆっくりと170℃まで上昇させ、25mbarまで真空を適用した。約30分後、溶剤の90%が蒸発した。2.5時間後、温度は170℃に達し、真空は25mbarに達し、溶剤の約99%が除去された。この点において、反応器の底部から蒸気を注入して、毎分約0.5リットルの凝縮液を生成した。蒸気ストリッピングの結果として、真空は40mbarまでわずかに増加した。スチレン−アクリル粘着付与樹脂の蒸気ストリッピングは、配合Iについては約9時間、配合IIについては7時間行った。このプロセスにおいて生成されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の性質を表IIIに示す。
Figure 2007523979
残留スチレンレベルは29ppm未満であり、残留アクリル酸2−エチルヘキシルレベルは40ppm未満であった。残留アクリル酸は134ppm未満であり、残留溶剤は24ppm未満であった。これらのレベルは、水蒸気処理(steaming)前のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂及び比較例2に示した他の市販粘着付与剤の残留モノマー及び溶剤レベルよりも著しく低かった。スチレン−アクリレート粘着付与樹脂の他の性質は、相当量の残留モノマーの除去によってほとんど影響されなかったことにも注目すべきである。残留モノマーは皮膚感作を引き起こすおそれがあるので、残留モノマーが低レベルであることは最終用途に極めて重要である。粘着付与樹脂中の低い残留モノマー及び溶剤レベルはまた、UV硬化性接着剤組成物の曇り性に好ましい影響を与えることができる。
例2(比較例)
他の粘着付与剤中の残留モノマーレベル
粘着付与樹脂は、SC Johnsonから入手し、残留モノマーの量を算出するために評価した。データを表IVに示す。
Figure 2007523979
表IV中のデータから観察できるように、SC Johnsonからの粘着付与樹脂に関する残留モノマー濃度は、本発明の粘着付与樹脂よりも著しく高かった。
例3
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂中モノマー反復単位量の変動−性質への影響
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の量を、例1に記載したのと同様な方法を用いて変化させ、スチレン−アクリレート粘着付与樹脂の得られた性質を監視した。これらの実験の結果を表Vに示す。
Figure 2007523979
モノマーの量を変化させた場合、MDSPが約44.9℃〜約171.2℃、酸価が35mgKOH/g〜187mgKOH/g、MMAPが4℃〜32℃及びMzが15921〜51019ダルトンのスチレン−アクリレート粘着付与樹脂が得られた。アクリル酸又はアクリル酸2−エチルヘキシルの代わりにより多くのスチレンを用いると、スチレン−アクリレート粘着付与樹脂はより芳香性になり、MDSP及びMzがより高くなった。より多くのアクリル酸は酸価及び官能性を増加させた。また、より多くのアクリル酸は軟化点及びMDSPを増加させた。
例4
粘着付与樹脂の皮膚感作性
例1の配合IIのスチレン−アクリレート粘着付与樹脂が皮膚感作性を有するかどうか確認するために、マウスにおける局所リンパ節アッセイ(LLNA)を実施した。実験条件下において、配合IIのスチレン−アクリレート粘着付与樹脂(例1参照)は感作性を有する兆候はなかった。
LLNAの根底をなす基本原理は、感作体はリンパ節中のリンパ球の一次増殖を誘発して、化学適用部位を枯渇させることである。この増殖はアレルゲンによってのみ起こり、適用される用量に比例する。従って、LLNAは、感作の客観的な定量的測定を得る簡易な手段を提供する。
正の対照として、ヘキシル桂皮アルデヒドを用いた。ヘキシル桂皮アルデヒドは、アセトン/オリーブ油中に25容量%まで混合した。負の対照として、アセトンとオリーブ油との4:1の比の混合物を用いた。粘着付与樹脂は、アセトン/オリーブ油(4:1v/v)中で所望の濃度に希釈した。
20匹のマウスを、各群4匹の5群に分けた。各群4匹の3つの群を、異なる用量の粘着付与樹脂で処理した(B群:10%;C群:25%;及びD群50%)。E群は、正の対照物質で処理し、A群は負の対照で処理した。0日、1日目及び2日目に、試験物質をマウスの各耳に25μl投与した。
集めたデータは、粘着付与樹脂が皮膚感作性を有する兆候がないことを示した。
例5
種々の粘着付与樹脂の紫外線吸収
種々の粘着付与樹脂の紫外線吸収曲線を200及び400nmにおいて求めた。シクロヘキサン又はテトラヒドロフラン(THF)中の粘着付与樹脂溶液を製造し、測定した。吸収曲線は、粘着付与樹脂1g/L(溶液)に規格化した。
例5.1(比較例)
樹脂エステル
図2に、THF中におけるForal 85−E(登録商標)ロジンエステル及びForal 105−E(登録商標)ロジンエステルのUV吸収スキャンを示す。Foral 85−E(登録商標)ロジンエステル及びForal 105−E(登録商標)ロジンエステルは、Eastman Chemical Companyから入手した全水素化ロジンのエステルである。最も高いUV吸収レベルは最も短波長で見られた。220nmにおいて、UV吸収レベルは、Foral 85−E(登録商標)ロジンエステル及びForal 105(登録商標)ロジンエステルに関して、それぞれ、2.3及び3.0であった。波長を増加させると、吸収は減少した。全範囲(220〜280nm)にわたって、Foral 105−E(登録商標)ロジンエステルの吸収は、Foral 85−E(登録商標)ロジンエステルの吸収より高かった。
シクロヘキサン中のUV吸収曲線を図3に示す。
例5.2(比較例)
芳香族粘着付与樹脂
Eastman Chemical Companyから入手したKristalex(登録商標)F85芳香族粘着付与樹脂に関してもUV吸収を測定した。Kristalex(登録商標)F85粘着付与樹脂に関しては芳香族二重結合のために、より高いUV吸収レベルが予想された。シクロヘキサン中のUV吸収スキャンを図4に示す。実際、より高い吸収が観察された。220〜265nmでは、UV吸収は2.5より高かった。比較のため、Foral 85E(登録商標)ロジンエステルは、232〜280nmにおけるUV吸収が0.5未満であった。
例5.3(比較例)
9 粘着付与樹脂
Eastman Chemical Companyによって商品名Regaliteとして販売されているいくつかのC9粘着付与樹脂のUV吸収スキャンを図5に示す。比較的短波長では比較的高い吸光度が観察され、その後、吸光度は低下し、続いて245nm以降で増加した。
例5.4(実施例)
スチレン/アクリル粘着付与樹脂
例1において製造された2種のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関するUV吸収スキャンを図6に示す。スチレン−アクリレート粘着付与樹脂配合Iは、配合IIよりも高いUV吸収を有していた。これはおそらく、配合I中のスチレンモノマー反復単位の量がより高いことによるであろう。
BASFによって商品名acResin(登録商標)UV203及び258として製造されたUV硬化性アクリル組成物は220nm〜280nmのUVによって最も良好な硬化を示した。従って、同波長における粘着付与樹脂のようなUV硬化性接着組成物中の他の成分の吸収は可能な限り低くするべきである。表VIは、255nmにおける各粘着付与樹脂に関する吸収を示す。255nmは、acResin(登録商標)アクリルコポリマーが架橋に関して最も活性である波長である。
Figure 2007523979
このデータは、すでにUV硬化性接着組成物と組合せて使用されているロジンエステルに関して比較的低い吸収を示したが、これらのロジンエステル製品は、皮膚感作性の問題が認められるために一部の医療用途では受け入れられないおそれがある。Kristalex(登録商標)芳香族粘着付与樹脂は、この製品が純粋に芳香族性であるために比較的高い吸収を示した。Regalite(登録商標)C9粘着付与樹脂に関するUV吸収は、主に芳香族性の度合い(水素添加度によって異なる)が吸収に影響を与えることを示した。同じ結果が、2種のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関して観察された。最も高い芳香族量を有するスチレン−アクリレート粘着付与樹脂が、最も高い吸収を示した。2種のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の吸収はロジンエステルよりも若干高かったが、Kristalex(登録商標)芳香族粘着付与樹脂よりもはるかに低かった。UV硬化性アクリル組成物との相容性、熱安定性及び湿気輸送速度のような、従来型の粘着付与剤に比較したスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の他の利点については、例中で後述する。
例6
粘着付与樹脂とUV硬化性アクリル組成物との相容性
種々の粘着付与樹脂と、BASF Corporation製のacResin(登録商標)203 UVアクリルコポリマー又はacResin(登録商標)258 UVアクリルコポリマーとの相容性を判定した。相容性は、ヒートバンクを用いて検討した。相容性を判定するための手順については、本明細書の開示の実施例部分の最初に既に記載した。
Figure 2007523979
相容性に関しては、Foral(登録商標)85−Eロジンエステル及びKristalex(登録商標)F85芳香族樹脂は共に、acRes−203 UV(登録商標)アクリルポリマー中に相容性である。Regalite(登録商標)粘着付与樹脂は、acResin−203 UV(登録商標)アクリルコポリマー中に相容性でない。従って、Regalite(登録商標)粘着付与樹脂が255nmにおいて比較的低いUV吸収を示すという事実にもかかわらず、それらは、この非相容性のためにそれほど好適でない。例1において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂、配合I及びIIはいずれも、acResin(登録商標)258 UVアクリルコポリマー中に相容性である。例1のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂配合Iはまた、acRes−203 UV(登録商標)アクリルポリマー中に相容性である。しかし、配合IIは相容性でなかった。配合Iは、Kristalex芳香族粘着付与樹脂よりも低いUV吸収を示したが、Regalite(登録商標)粘着付与樹脂よりも相容性であり、ロジンを基材としない。Reactol(登録商標)AC11アクリル樹脂は、BASFからのacResin(登録商標)203及び258アクリルコポリマー中のいずれにも相容性である。Reactol AC18は、いずれのポリマーにも相容性でなかった。
例7
UV硬化性接着剤組成物中における粘着付与樹脂のゲル化
ゲル化は、粘着付与樹脂単独又はUV硬化性接着剤組成物の加熱時に起こり得る、重要であるが望ましくない作用である。スチレン−アクリレート粘着付与樹のゲル形成について検討した。結果を表VIIIに示す。
Figure 2007523979
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂単独では、比較的的高温ではゲルを形成しなかった。いずれの配合も、acResin(登録商標)203 UVアクリルコポリマーの場合には140℃において10時間後にゲル化を示した。acResin(登録商標)258 UVアクリルコポリマーの使用はゲル化を起こさなかった。従って、ゲル化はacResin(登録商標)アクリルポリマーに関係し、粘着付与樹脂には関係しないこと結論づけることができる。スチレン−アクリレート粘着付与樹脂は、これらの配合中で使用するのに充分に安定である。
例8
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂の熱安定性
例1において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の熱安定性について検討した。結果を表IXに示す。スチレン−アクリレート粘着付与樹脂は、表IX中に記載したようにして加熱した。
Figure 2007523979
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂のR&B軟化点は、加熱時にわずかに増加した。粘着付与樹脂の他の全ての性質は、与えられた環境下で加熱によって影響されなかった。従って、酸化防止剤を用いなかったという事実にもかかわらず、スチレン−アクリレート粘着付与樹脂は良好なゲル化安定性だけでなく良好な熱安定性を有すると結論づけることができる。Reactol(登録商標)AC 11及AC 18粘着付与樹脂はまた、加熱時に老化し、いずれの製品も、不安定な性能を示した。最初は、Reactol(登録商標)AC 11及AC 18粘着付与樹脂は液体であったが、175℃において24時間後には、製品はゲルであった。これは、エステル交換反応による可能性がある。しかし、約175℃未満の温度においては、Reactol(登録商標)AC 11及AC 18粘着付与樹脂はUV硬化性接着剤組成物中で充分に機能し、ゲル化しない。
例9
UV硬化性接着剤組成物の適用試験
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂及びUV硬化性アクリル組成物を、イソプロピルアルコール/トルエン混合物中に溶解させた。二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)上に被覆した後、溶剤混合物を蒸発させた。これが溶剤コーティング法である。この開示において後で、この方法をホットメルトコーティング法と比較する。
いくつかの異なる粘着付与樹脂を、acResin(登録商標)203 UVアクリルコポリマーと混合して、UV硬化性接着剤組成物を生成した。85/15の比acResin(登録商標)203UVアクリルコポリマー対粘着付与樹脂を用いた。
Figure 2007523979
表X−1は、例1において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂が、現在使用されている市販粘着付与樹脂に等しい性能を示したことを示している。軟化点が比較的高いForal(登録商標)ロジンエステルのみが、より良好な剪断性能を示す傾向があった。前述のように、ロジンエステルは、接着剤製造業者がロジンエスエルが皮膚感作を引き起こす可能性があることを認識しているために、一部の用途では好まれないおそれがある。
表X−2は、種々のUV線量での、acResin(登録商標)203アクリルコポリマー中における種々の粘着付与樹脂の適用結果を要約する。
Figure 2007523979
結果は図7、8及び9にも示す。
図7は、UV線量の増加につれて剥離は低下したが、いずれの場合においても粘着付与剤を用いる場合には剥離値はUV硬化性アクリルコポリマー単独よりも良好であったことを明白に示している。例1において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂は従来型の粘着付与剤(Foral 85−E及びKristalex 85)と同様な性能を示した。
図8は、ループタックもまた、UV線量の関数として低下したが、いずれの場合においても粘着付与剤の使用時にはループタックはUV硬化性アクリルコポリマー単独よりも良好であったことを明白に示している。硬化させない場合には、UV硬化性アクリル組成物(acResin(登録商標)A203UVアクリルコポリマー)のループタックは、粘着付与樹脂を含むUV硬化性接着剤組成物よりも高かった。硬化後は、本発明のUV硬化性接着剤組成物のループタックは改善された。スチレン−アクリレート粘着付与樹脂、配合Iは、Foral 85−E(登録商標)ロジンエステル及びKristalex 85(登録商標)芳香族ポリマーのような従来型の粘着付与剤と同様な性能を示した。
図9は、SAFTがUV線量の関数として増加したことを明白に示している。これは更に、スチレン−アクリレート粘着付与樹脂の利点を示している。スチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関する比較的高いUV−C線量におけるSAFT値は、Foral 85−E(登録商標)ロジンエステル及びKristalex (登録商標)85芳香族ポリマーのような従来型の粘着付与剤よりもはるかに良好であることは明白である。例1の配合Iのスチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関しては、SAFTは、高い硬化用量においては更に、UV硬化性アクリル組成物に非常に近くなった。この開示において後で示す例は、粘着付与樹脂の更なる最適化によってSAFTを更に改善できると共に、剥離及びループタックが他の系よりも改善されることを示している。
例10
例3において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関する適用試験
供給組成物を変えて例3において製造された粘着付与樹脂(表V参照)も評価した。表XIの、85:15の比のacRes(登録商標)203UVアクリルコポリマー対粘着付与樹脂を含むUV硬化性接着剤組成物を製造した。
Figure 2007523979
UV硬化性接着剤組成物中粘着付与樹脂15重量%で接着性試験を実施し、粘着付与樹脂20重量%で相容性を測定した。これは、より高い樹脂含量では相容性の明白な相違が得られ、表XI中の粘着付与樹脂間の差がより明白になるためである。
表XIの結果はMDSP、酸価、MMAP及びMzを用いて接着性能を容易に制御できることを明白に示している。剪断値は粘着付与樹脂配合中により多くの酸モノマーを用いることによってより容易に増大できる。軟化点はSAFT値に対して明らかな影響がある。これらのデータは、また、酸価、MDSP、MMAP及びMxを変えると、例えばKristalex(登録商標)芳香族樹脂及びForal(登録商標)ロジンエステル製品の場合よりもはるかに良好な性質の接着性能を得ることができることを示している。ラン3.8の粘着付与樹脂に関しては、より高いSAFT値が得られると同時に、剥離及びループタックがForal 82−E(登録商標)ロジンエステルの匹敵するレベルまで明らかに増大した。ラン3.8の粘着付与樹脂に関するSAFT値は、acResin(登録商標)203UVアクリルコポリマー単独の場合と同じ高さですらあった。
例11
UV硬化性接着剤組成物中における種々の量の粘着付与樹脂
粘着付与樹脂の性質の他に、UV硬化性接着剤組成物配合もまた、最終接着性を最適化するための付加的手段として使用することもできる。例3において製造された2種の粘着付与樹脂(ラン3.1及び3.12)を、acResin(登録商標)203UVアクリルコポリマーを含むUV硬化性接着剤組成物中において種々の量で試験した。
Figure 2007523979
傾向を図10〜13に示す。
図10〜13は、UV硬化性アクリル組成物に対する影響が、UV硬化性アクリル組成物に対する粘着付与樹脂の比及び粘着付与樹脂の性質に左右されることを明白に示している。軟化点が低い樹脂(例3.1)の場合には、より多くの粘着付与樹脂はより良好な粘着性(より高い剥離及びループタック)を生じたが、より低い凝集力(SAFT及び剪断力)を示した。軟化点が比較的高い粘着付与樹脂は、ループタックに対する最適値を有していた(15%以上では、おそらくは接着剤が過度に硬くなったため、接着力が低下した)が、凝集力(SAFT及び剪断力)においてはより多くの利点が観察された。より多くの粘着付与樹脂は粘着性を増大させるという事実によって最適値がもたらされたが、粘着付与樹脂の比較的高い軟化点のために、より高い粘着付与樹脂配合量を含む配合は硬くなり(粘稠になって良好な湿潤及び接着時間を生じ)、従って、より多くの粘着付与樹脂を用いると、粘着性の更なる増加は観察されず、低下すら観察された。
これらのデータは更に、比較的相容性でない粘着付与樹脂(例3.12)は粘着付与樹脂の割合の関数として異なる傾向を生じ且つ最適値に達した後は接着力のより少ない増加及び凝集性のより少ない低下を示したことを更に示している。ラン3.12の場合には、最適値が粘着付与樹脂配合量10%にあるようであった。ラン3.1の場合には、傾向は濃度に対して直線性を有していた。より良好な剥離及びループタックと、より低い剪断力及びSAFTが見られた。SAFTは粘着付与樹脂の軟化点と関連しているので、最も最適な粘着付与樹脂は、良好な相容性を有し且つ妥当に高い軟化点を有することが必要である。最適な性質を有するこのような粘着付与樹脂の良好な例は、例1(配合I)、例3.6及び3.10において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂であり、例1において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂(配合II)はそれよりやや良好でなかった。酸価は高すぎてはならず、MMAPは可能な限り低くなければならない(供給材料中のスチレンは可能な限り多く、好ましくは45重量%より高くなければならない)。
例12
acResin(登録商標)A258UVアクリルポリマー+例1において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の適用試験
例1において製造された2種のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂をまた、acResin(登録商標)A258UVアクリルコポリマーを用いて第2のUV硬化性アクリル組成物中で種々の被覆重量、粘着付与樹脂/UV硬化性アクリル組成物比及びUV−C線量で評価した。表XIIIにおいては、85:15の比のacResin(登録商標)UVアクリルコポリマー対粘着付与樹脂を用いた。
Figure 2007523979
粘着付与樹脂の添加後には、UV硬化性アクリル組成物の特性値の20%の増加が望ましい。1分の剥離接着力及びループタックは特に重要である。これらの性質の増加に注目されたい。いずれのacResin(登録商標)UVアクリルコポリマーの場合も、配合IIがacResin(登録商標)203UVアクリルコポリマー中ではそれほど相容性でなかった(表IX参照)にも関わらず、例1において製造されたスチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関してこの増加が得られた。
表XIVに関しては、UV硬化性接着組成物は、85/15のacResin UV/粘着剤比で製造した。この場合には、被覆重量は表XIIIに比較して増加させた。
Figure 2007523979
この場合もやはり、acResin(登録商標)258アクリルコポリマーと共に粘着付与樹脂を使用すると、剥離接着力及びループタックの著しい増加が示された。被覆重量がより高いため、SAFTの低下はより大きかった。しかし、被覆重量がより高いため、剥離接着力及びループタックは30g/m2において改善された。結果は、鋼に対する剥離接着力(1分と10分の両方)及びPEに対する剥離接着力に関して、凝集破壊及びスリップスティックを示した。これは、表XIVにおける粘着付与樹脂と組合されたBASF acResin(登録商標)A258 UVアクリルコポリマーの30g/m2の被覆については観察されなかった。
実験をまた、30g/m2の被覆重量で、今度はより高いUV−C線量を用いて実施した。表XVに関しては、acResin(登録商標)UVアクリルコポリマー/粘着付与剤比85/15のUV硬化性接着剤組成物を用いた。
Figure 2007523979
より高いUV−C線量では、より低い剥離接着力、ループタック及びSAFTが観察されたが、剥離接着力及びループタックを増加させる粘着付与剤比の望ましい効果も依然として観察できた。
表XVIにおいては、acResin(登録商標)UVアクリルコポリマー/粘着付与樹脂比90/10のUV硬化性接着剤組成物を用いた。
Figure 2007523979
より低量の粘着付与樹脂では、スチレン−アクリレート粘着付与樹脂(配合I)を用いた場合に剥離及びループタックの増加が依然として観察され、SAFT値は劇的には低下しなかった。表XIII〜XVIの結果は、本発明の粘着付与樹脂を用いることによって、UV硬化性接着剤組成物の性能が、被覆重量、UV−C線量、粘着付与樹脂の選択及び粘着付与樹脂/UV硬化性アクリル組成物比を用いて制御できることを示している。
例13
溶剤コーティング法対ホットメルトコーティング法
UV硬化性接着剤組成物の溶剤コーティング法と比較するために、以下のホットメルトコーティング実験を行った。ホットメルトコーティング法では以下の手順を用いた。UV硬化性アクリルポリマーと粘着付与樹脂とを、比較的高温(150℃)においてホットプレート上のアルミニウムトレイ中で混合して、UV硬化性接着剤組成物を製造した。混合後、UV硬化性接着剤組成物を、LC200パイロットプラント規模ラボコーター(Lab−coater)中に注入し、200mm大の二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルム上に140℃において平均約7m/分の被覆速度で被覆した。被覆速度はUV硬化性接着剤組成物の粘度によって決まり、従って、7m/分が平均であった。
最初の実験は、粘着付与樹脂としてForal(登録商標)ロジンエステルを用いて実施した。
Figure 2007523979
表XVIIの結果は、鋼及びPEに対する剥離接着力に関して2つの被覆法の間に大きな違いを示さなかった。ループタック及びSAFTは、ホットメルトコーティング法の方が高いようであった。これらの粘着付与樹脂濃度及び被覆条件では、3種のForal(登録商標)ロジンエステルの間に大きな違いは見られなかった。acResin(登録商標)203UVアクリルコポリマー中15%のロジンエステルでは、より大きい違いが見られた(表X−1参照)が、いずれの場合にも、軟化点に関する明白な傾向は観察されなかった。
acResin(登録商標)258UVコポリマーにおいてより高い樹脂配合量で(表XII参照)2つの方法の間で別の比較を行った。
Figure 2007523979
粘着付与樹脂を用いない場合には、溶剤コーティング法とホットメルトコーティング法との間にはわずかな違いしか見られなかった。わずかに高いSAFT及びPETに対する剥離接着力が見られた。溶剤被覆の場合にはPEに対する剥離接着力の低下が見られたが、ホットメルト被覆の場合には望ましく且つ予想通りの増加が観察された。UV硬化性接着剤組成物の凝集性及び接着性要件によっては、粘着付与樹脂の選択は大きい影響を与える可能性がある。
UV―C線量50mJ/cm2において別の比較を行った(表XV参照)。
Figure 2007523979
50mJ/cm2においては、粘着付与樹脂型の影響の間に差が観察されなかった。同じ傾向は、溶剤被覆及びホットメルト被覆による粘着付与樹脂の影響に関しても観察された。しかし、この例では、UV−C線量50mJ/m2を用いたホットメルト被覆に関しては、UV−C線量25mJ/cm2を用いたホットメルトのSAFT値に比較して、高いSAFT値が見られた。硬化の関数としてのSAFTの差は、溶剤被覆の場合よりもホットメルト被覆の場合の方がはるかに大きかった。
ホットメルト被覆に関するUV線量の影響をまた、次の実験で更に調べた。
Figure 2007523979
結果は、acResin(登録商標)258アクリルコポリマーに対するUV線量の増加は、鋼及びPEに対する剥離接着力を低下させ、鋼へのループタックを低下させ、且つSAFTを増加させたことを明白に示している。アクリルコポリマーと共に粘着付与樹脂を用いて本発明のUV硬化性接着剤組成物を生成する場合には、UV線量の増加はまた、鋼への剥離接着力を低下させる傾向があったが、剥離はacResin(登録商標)258アクリルコポリマー単独のレベルよりも著しく高いままであった。
別の利点は、ループタックは粘着付与樹脂を用いる場合にはUV線量によってほとんど影響されないことであったが、UV硬化性アクリル組成物単独のループタックは低下した。ループタックは、より多くのUV線量を用いると最初は増加する傾向すらあった。
いずれの場合においても、SAFTは、より多くの硬化時には増加した。本発明のUV硬化性接着剤組成物を用いた場合のSAFTレベルは、UV硬化性アクリル組成物単独の場合よりも低かったが、表X−1中のデータは、軟化点及び酸価のような粘着付与樹脂の性質のいくつかを変えると、SAFTは増加させることができ、剥離値及びループタック値はUV硬化性アクリル組成物単独の場合よりも高くすることができることを示している。
図14〜17に見られる傾向は、溶剤コーティング法を用いてみられる傾向(表X−1参照)と同様であった。
例14
ホットメルト中で使用した他のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂
表X−1と同様に、いくつかの他のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂をacResin(登録商標)258UVアクリルコポリマーと共に用いて、UV硬化性接着剤組成物を製造した。次いで、これらのUV硬化性接着剤組成物を、前述のホットメルトコーティング法を用いて被覆した。
Figure 2007523979
データは、配合間においてかなりの差を示した。Foral 85−E(登録商標)ロジンエステルの使用は、非常に高い、PEへの剥離接着力をもたらし、他の粘着付与樹脂の使用ではこれよりかなり低かったが、UV硬化性アクリル組成物単独よりはそれでもなお高かった。しかし、Foral(登録商標)85−Eロジンエステルはまた、UV硬化性アクリル組成物単独より低いループタックを生じた。
2種のReactol(登録商標)粘着付与樹脂、AC11及びAC18の使用は、両Reactol(登録商標)粘着付与樹脂が酸官能価を有さない液体製品であるにもかかわらず、他の性質を組合さって非常に良好なSAFTを示した。Reactol(登録商標)AC18の場合には、データは、製品がacResin(登録商標)アクリルコポリマーと非相容性であるという事実によって説明することができる。これはまた、PEへの剥離接着力の増加がごくわずかである理由である。
Reactol(登録商標)AC11粘着付与樹脂の場合には、おそらく、異なるメカニズムがその理由であろう。この場合には、ヒドロキシル官能価の存在が、影響を及ぼし得る。Reactol(登録商標)AC11粘着付与樹脂は良好な性質を有し、UV線量をわずかに増加させると、SAFTは更に増加させることができ(表XIX参照)、剥離及びループタックもまた高い値を有することができる。Reactol(登録商標)OS65粘着付与樹脂は、剥離、ループタック、SAFTのいずれにも大きな増加を生じなかったが、この粘着付与樹脂はMVTRに対して著しい影響を及ぼした(後の例を参照)。
従ってこの場合もやはり、スチレン−アクリレートの化学的性質を用いてUV硬化性接着剤組成物用の粘着付与樹脂を生成できると同時に、この化学的性質を用いて可能である性質及び官能価の変動を用いて、接着力及び凝集性の望ましいバランスを得ることができることが証明される。
例15
湿気輸送速度(Moisture Vapor Transfer Rate)及び曇り性試験
Foral(登録商標)85−Eロジンエステル及びKristalex(登録商標)F100芳香族樹脂のような従来型の粘着付与剤に比較したスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の使用の他の2つの利点は、スチレン−アクリレート粘着付与剤が曇り性試験においてより良い結果を示すことができることである。18:85の比の粘着付与樹脂対UV硬化性アクリル組成物を用いて製造したフィルムを評価した。接着性の評価に用いたのと同じフィルムを、MTVR及び曇り性試験に用いた。MVTRの場合には、フィルムを、通気性の高いキムワイプ構造に移し、抵抗(1/MVTR)が付加的であると仮定することによって値を補正した。結果を表XXIIに示す。
Figure 2007523979
スチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関しては、acResin(登録商標)アクリルコポリマー単独に比べて、ごくわずかなMVTRの低下が観察された。Reactol(登録商標)AC 11アクリル樹脂及びReactol(登録商標)OS 65アクリル樹脂の場合には、かなりの増加すら観察された。Reactol(登録商標)OS 65アクリル樹脂の場合には、MVTRは、他のフィルムの場合の実に2倍の高さであった。従って、これは、スチレン−アクリレートの化学的性質を修正して、MVTRを制御できることを示している。
25mL/cm2における曇り性のデータは、配合I及びIIのスチレン−アクリレート粘着付与剤に関する結果が、Foral(登録商標)85−Eロジンエステル及びKristalex(登録商標)芳香族樹脂のような従来型の粘着付与剤よりもはるかに良好であることを明白に示した。Foral(登録商標)85−Eロジンエステル及びKristalex(登録商標)芳香族樹脂は曇り性を増加させたが、例1において製造された本発明のスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の使用は、acResin(登録商標)258アクリルコポリマー単独に比べて曇り性にほとんど差を示さなかった。Reactol(登録商標)粘着付与樹脂はまた、曇り性を増加させる傾向があった。これもまた、残留モノマー除去の影響を示した。配合Iのスチレン−アクリレート粘着付与樹脂の場合には、増加はほとんど観察されなかった。
総UV対UV−C線量の関係を示す。 THF中におけるForal 85−E(登録商標)ロジンエステル及びForal 105−E(登録商標)ロジンエステルのUV吸収スキャンを示す。 シクロヘキサン中におけるForal 85−E(登録商標)ロジンエステル及びForal 105−E(登録商標)ロジンエステルのUV吸収スキャンを示す。 シクロヘキサン中におけるKristalex(登録商標)芳香族粘着付与樹脂に関するUV吸収スキャンを示す。 シクロヘキサン中におけるRegalite(登録商標)C9粘着付与樹脂に関するUV吸収スキャンを示す。 THF中におけるスチレン−アクリレート粘着付与樹脂に関するUV吸収スキャンを示す。 いくつかの異なる粘着付与樹脂と共にacResin(登録商標)203アクリルコポリマーを含むいくつかのUV硬化性接着剤組成物のUV線量に対する剥離接着力のプロットである。 いくつかの異なる粘着付与樹脂と共にacResin(登録商標)203アクリルコポリマーを含むいくつかのUV硬化性接着剤組成物のUV線量に対するループタックのプロットである。 いくつかの異なる粘着付与樹脂と共にacResin(登録商標)203アクリルコポリマーを含むUV硬化性接着剤組成物のUV線量に対するSAFTのプロットである。 UV硬化性接着剤組成物に含まれる粘着付与樹脂の量の結果としてのSAFTを示すプロットである。 UV硬化性接着剤組成物に含まれる粘着付与樹脂の量の結果としての剪断力を示すプロットである。 UV硬化性接着剤組成物に含まれる粘着付与樹脂の量の結果としてのループタックを示すプロットである。 UV硬化性接着剤組成物に含まれる粘着付与樹脂の量の結果としての剥離接着力を示すプロットである。 いくつかの異なる粘着付与樹脂と共にacResin(登録商標)258アクリルコポリマーを含むいくつかのUV硬化性接着剤組成物のUV線量に対する、ポリエチレンに対する剥離接着力のプロットである。 いくつかの異なる粘着付与樹脂と共にacResin(登録商標)258アクリルコポリマーを含むいくつかのUV硬化性接着剤組成物のUV線量に対する、鋼に対する剥離接着力のプロットである。 いくつかの異なる粘着付与樹脂と共にacResin(登録商標)258アクリルコポリマーを含むいくつかのUV硬化性接着剤組成物のUV線量に対する、鋼に対するループタックのプロットである。 いくつかの異なる粘着付与樹脂と共にacResin(登録商標)258アクリルコポリマーを含むいくつかのUV硬化性接着剤組成物のUV線量に対するSAFTのプロットである。

Claims (72)

  1. 少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を含んでなり、前記粘着付与樹脂が少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含み且つ前記放射線硬化性組成物が放射線への暴露によって硬化することができる放射線硬化性接着剤組成物。
  2. 前記芳香族モノマーがオレフィン置換芳香族化合物からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  3. 前記芳香族モノマーがスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデン、メチルインデン類、ジビニルベンゼン、ジシクロペンタジエン及びメチル−ジシクロペンタジエンからなる群から選ばれる請求項2に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  4. 前記アクリレートモノマーが一般式:
    1−CH=CR2−COOR3
    [式中、R1は水素、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選ばれ;R2は水素、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選ばれ;そしてR3は水素、脂肪族基及び芳香族基からなる群から選ばれる]
    を有する請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  5. 前記脂肪族基が1〜約20個の炭素原子を有する請求項4に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  6. 前記脂肪族基が1〜12個の炭素原子を有する請求項5に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  7. 前記芳香族基が約6〜約20個の炭素原子を有する請求項5に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  8. 前記アクリレートモノマーのR1及びR2が共に水素である請求項5に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  9. 前記アクリレートモノマーがアクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸トリデシル、メタクリル酸トリデシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸グリシジル、クロトン酸アルキル、酢酸ビニル、マレイン酸ジ−n−ブチル、ジ−オクチルマレエート、メタクリル酸アセトアセトキシエチル、アクリル酸アセトアセトキシエチル、メタクリル酸アセトアセトキシプロピル、アクリル酸アセトアセトキシプロピル、ジアセトンアクリルアミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸イソデシル、アクリル酸イソデシル、2−メトキシアクリレート、2−メトキシメタクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、アクリル酸2−フェノキシエチル、メタクリル酸2−フェノキシエチル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニル、カプロラクトンアクリレート、カプロラクトンメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコール(400)アクリレート、ポリプロピレングリコール(400)メタクリレート、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸ベンジル、1−アリルオキシ−2−ヒドロイルプロピルスルホン酸ナトリウム、アクリロニトリル及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  10. 前記アクリレートモノマーが約20個以下の炭素原子を有する請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  11. 前記アクリレートモノマーがアクリル酸、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソ−ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニル及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求項10に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  12. 前記アクリレートモノマーがアクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシルである請求項11に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  13. 前記アクリレートモノマーがヒドロキシ、脂環式、酸、エポキシド、アミド、アクリロニトリル及びアクリレート基からなる群から選ばれた少なくとも1個の官能基を含む請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  14. 前記粘着付与樹脂が少なくとも1種の開始剤を用いてラジカル触媒重合プロセスによって製造される請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  15. 前記開始剤がジアシルペルオキシド、ジアルキルペルオキシジカーボネート、tert−アルキルペルオキシエステル、ジ−tert−アルキルペルオキシド、tert−アルキルヒドロペルオキシド、ケトンペルオキシド及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求項14に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  16. 前記粘着付与樹脂が低残留モノマー濃度を有する請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  17. 前記粘着付与樹脂が粘着付与樹脂生成物流と少なくとも1種のキャリヤーとを、残留モノマーの一部を除去するのに充分な温度において接触させて、低残留モノマー濃度を有する粘着付与樹脂を製造することを含む方法によって製造される、請求項16に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  18. 低残留モノマー濃度を有する前記粘着付与樹脂が放射線硬化性接着剤組成物の湿気輸送速度をそれほど低下させない請求項16に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  19. 前記粘着付与樹脂が放射線硬化性接着剤組成物の湿気輸送速度を25%より多くは低下させない請求項18に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  20. 前記放射線硬化性接着剤組成物の湿気輸送速度が放射線硬化性組成物単独に比べて同一であるか又は増大される請求項16に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  21. 前記放射線硬化性接着剤組成物の湿気輸送速度が約200〜約3000の範囲である請求項16に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  22. 前記放射線硬化性接着剤組成物の湿気輸送速度が約500〜1500の範囲である請求項21に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  23. 前記粘着付与樹脂の残留モノマー濃度が、粘着付与樹脂の重量に基づき、約600重量ppm未満である請求項16に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  24. 前記粘着付与樹脂の残留モノマー濃度が、粘着付与樹脂の重量に基づき、約300重量ppm未満である請求項23に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  25. 前記粘着付与樹脂の残留モノマー濃度が、粘着付与樹脂の重量に基づき、芳香族モノマーが約200ppm未満であり且つアクリルモノマーが約400ppm未満である請求項16に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  26. 前記粘着付与樹脂の残留モノマー濃度が、粘着付与樹脂の重量に基づき、芳香族モノマーが約100重量ppm未満であり且つアクリルモノマーが約150重量ppm未満である請求項25に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  27. 低残留モノマー濃度を有する前記粘着付与樹脂が、粘着付与樹脂の重量に基づき、約500重量ppm未満の残留溶剤レベルを有する請求項16に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  28. 前記粘着付与樹脂中の芳香族モノマー反復単位の量が、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、約20%〜約70%の範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  29. 前記粘着付与樹脂中のアクリレートモノマー反復単位の量が、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、約30%〜約80%の範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  30. 前記粘着付与樹脂が、室温で液体〜約180℃の範囲のR&B軟化点を有する請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  31. 前記粘着付与樹脂の酸価が約0〜約300mgKOH/g(樹脂)の範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  32. 前記粘着付与樹脂のヒドロキシル価が約0〜約300の範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  33. 前記粘着付与樹脂のMMAP曇り点が50℃未満である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  34. 前記粘着付与樹脂の数平均分子量(Mn)が約1,500〜約7,000ダルトンの範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  35. 前記粘着付与樹脂の数平均分子量(Mn)が2,000〜4,000ダルトンの範囲である請求項33に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  36. 前記粘着付与樹脂の重量平均分子量(Mw)が約2,000〜約25,000ダルトンの範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  37. 前記粘着付与樹脂の重量平均分子量(Mw)が3,000〜10,000の範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  38. 前記粘着付与樹脂のz−平均分子量(Mz)が約3,000〜約75,000ダルトンの範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  39. 前記粘着付与樹脂のz−平均分子量(Mz)が5,000〜20,000の範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  40. 前記粘着付与樹脂のガードナーカラーが5未満である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  41. 前記粘着付与樹脂が45%又はそれ以上の芳香族性及び100mgKOH/g(樹脂)又はそれ以下の酸価を有する請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  42. 前記粘着付与樹脂が80℃又はそれ以上の軟化点を有する請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  43. 前記粘着付与樹脂がスチレン、アクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシルから選ばれた少なくとも1種のモノマーからの反復単位を含む請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  44. スチレン反復単位の量が、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、0〜100%の範囲である請求項43に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  45. アクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシルの量が、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、0〜100%の範囲である請求項44に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  46. スチレン反復単位の量が、粘着付与樹脂中のモノマー反復単位の総量に基づき、約20%〜約70%の範囲であり、且つアクリル酸反復単位とアクリル酸2−エチルヘキシル反復単位との合計量が約30%〜約80%の範囲である請求項43に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  47. 前記放射線硬化性組成物がアクリル組成物、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ハイブリッド組成物、イソプレン組成物及びスチレンブロックコポリマーからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  48. 前記アクリル組成物がアクリルモノマー、アクリルオリゴマー及びアクリルポリマーからなる群から選ばれる請求項47に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  49. 前記アクリルモノマーがアクリル酸、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソ−ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニル及びこれらの混合物からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項48に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  50. 前記アクリルオリゴマーがアクリル酸、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソ−ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニル及びこれらの混合物からなる群から選ばれた少なくとも1種の反復単位を含む請求項48に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  51. 前記アクリルポリマーがアクリル酸メチル、アクリル酸、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、メタクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘプチル、メタクリル酸n−ヘプチル、2−メチルヘプチル(メタ)アクリレート、アクリル酸オクチル、メタクリル酸オクチル、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、アクリル酸イソデシル、メタクリル酸イソデシル、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸トリデシル、メタクリル酸トリデシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸グリシジル、クロトン酸アルキル、酢酸ビニル、マレイン酸ジ−n−ブチル、ジ−オクチルマレエート、メタクリル酸アセトアセトキシエチル、アクリル酸アセトアセトキシエチル、メタクリル酸アセトアセトキシプロピル、アクリル酸アセトアセトキシプロピル、ジアセトンアクリルアミド、アクリルアミド、メタクリルアミド、メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸アリル、メタクリル酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸テトラヒドロフルフリル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、メタクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸2−エトキシエチル、メタクリル酸イソデシル、アクリル酸イソデシル、2−メトキシアクリレート、2−メトキシメタクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、アクリル酸2−フェノキシエチル、メタクリル酸2−フェノキシエチル、アクリル酸イソボルニル、メタクリル酸イソボルニル、カプロラクトンアクリレート、カプロラクトンメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコール(400)アクリレート、ポリプロピレングリコール(400)メタクリレート、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸ベンジル、1−アリルオキシ−2−ヒドロイルプロピルスルホン酸ナトリウム、アクリロニトリル及びこれらの混合物からなる群から選ばれた少なくとも1種のモノマーから生成されたホモポリマー、コポリマー及びターポリマーを含む請求項48に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  52. 前記アクリルポリマーがアクリルモノマー及び少なくとも1種の極性共重合性モノマーからのモノマー反復単位を含む請求項48に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  53. 前記極性共重合性モノマーがアクリル酸シアノアルキル、アクリルアミド、置換アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フタル酸ジアリル及びこれらの混合物からなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項52に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  54. 前記放射線硬化性アクリルポリマーがアクリルコポリマー、アクリル化ポリエーテル、アクリル化ポリエステル基材ポリウレタン、メタクリル化ポリエステル及びアクリル化エポキシドからなる群から選ばれる請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  55. 前記放射線硬化性アクリルポリマーが、約−32℃又はそれ以下のTg及び120℃において約24000mPa.s又はそれ以下の粘度を有する、紫外線反応性で溶剤非含有のアクリルコポリマーである請求項54に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  56. 前記粘着付与樹脂の量が、放射線硬化性接着剤組成物の重量に基づき、約0.1%〜約50%の範囲である請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  57. 前記粘着付与樹脂の量が、放射線硬化性接着剤組成物の重量に基づき、0.1%〜25%の範囲である請求項56に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  58. 少なくとも1種の光開始剤を更に含む請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  59. 少なくとも1種の架橋剤を更に含む請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  60. 強化材、難燃剤、発泡剤、従来型の粘着付与剤、可塑剤、油、酸化防止剤、ポリマー、硬化性/反応性モノマー、架橋剤、充填剤及び顔料からなる群から選ばれた少なくとも1種の添加剤を更に含む請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物。
  61. 少なくとも1種の粘着付与樹脂、少なくとも1種の放射線硬化性組成物及び少なくとも1つの基材を含む放射線硬化接着剤組成物であって、前記粘着付与樹脂が少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含み且つ前記放射線硬化性組成物が放射線に暴露される放射線硬化接着剤組成物。
  62. 前記放射線が紫外線、電子ビーム、ガンマ線及びX線から選ばれる請求項61に記載の、放射線硬化接着剤組成物。
  63. 少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を供給することを含んでなる放射線硬化性組成物の製造方法であって、前記粘着付与樹脂が少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含む製造方法。
  64. 1)少なくとも1種の粘着付与樹脂及び少なくとも1種の放射線硬化性組成物を供給して、放射線硬化性接着剤組成物を製造し、2)前記放射線硬化性接着剤組成物を少なくとも1つの基材と接触させ、そして3)前記放射線硬化性接着剤組成物を、放射線硬化接着剤組成物を製造するのに充分な量の放射線に暴露することを含んでなる放射線硬化接着剤組成物の製造方法であって、前記粘着付与樹脂が少なくとも1種の芳香族モノマー及び少なくとも1種のアクリレートモノマーからのモノマー反復単位を含む製造方法。
  65. 前記放射線が紫外線、電子ビーム、ガンマ線及びX線から選ばれる請求項64に記載の方法。
  66. 前記放射線が約100nm〜約400nmの範囲の有効紫外線波長を有する紫外線である請求項65に記載の方法。
  67. 前記放射線が、約1メガラド(Mrad)〜約30メガラドの範囲の量の電子ビーム照射である請求項65に記載の方法。
  68. 前記基材がポリエチレンテレフタレート、二軸延伸ポリプロピレン、織布、不織布、金属、金属箔、紙、ガラス、セラミック及び1種又はそれ以上のこれらの材料の積層体を含む複合材料からなる群から選ばれる請求項64に記載の方法。
  69. 1)スチレン、アクリル酸及びアクリル酸2−エチルヘキシルからの反復単位を含むスチレン−アクリレート粘着付与樹脂とアクリルコポリマーとを接触させて、UV硬化性接着剤組成物を製造し、2)前記UV硬化性接着剤組成物を少なくとも1つの基材と接触させ;そして3)前記UV硬化性接着剤組成物を、約220〜約280nmの範囲の波長を有する紫外線に暴露して、UV硬化接着剤組成物を製造することを含んでなるUV硬化接着剤組成物の製造方法。
  70. 1)少なくとも1種の放射線硬化性アクリルモノマー又はオリゴマー、少なくとも1種の光開始剤及び場合によってはチキソトロープ剤を接触させて混合物を生成し、2)前記混合物を、被覆可能なシロップを製造するのに充分な粘度まで重合させ、3)少なくとも1種の粘着付与樹脂と被覆可能な前記シロップとを混合して、放射線硬化性接着剤組成物を製造し、そして4)任意的に、前記放射線硬化性接着剤組成物に追加の光開始剤を添加し、5)前記放射線硬化性接着剤組成物を少なくとも1つの基材に被覆して、被覆基材を製造し、そして6)前記被覆基材を不活性雰囲気において放射線に暴露することを含んでなる放射線硬化接着剤組成物の製造方法。
  71. 請求項1に記載の放射線硬化性接着剤組成物を含む物品。
  72. 請求項61に記載の放射線硬化接着剤組成物を含む物品。
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