JP2007510434A - 多重遺伝子発現のためのプラスミドシステム - Google Patents

多重遺伝子発現のためのプラスミドシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、単一の増幅可能なプラスミドの構築を容易にするプラスミドシステムを提供し、このプラスミドは、独立した発現カセットを含み得る能力を有し、このプラスミドシステムは、抗体およびレセプターのようなマルチサブユニット複合タンパク質を発現する能力を有する。本発明は、とりわけ、ベクターの構築における均一性の維持を補助し得る、望ましい一般的なプラスミド発現系を提供し、この発現系は、下流のプロセッシングにおける可変性を減少すると同時に、複合的なタンパク質による治療計画の実行を容易にし、かつ時間間隔を顕著に減少する。

Description

本出願は、米国仮特許出願番号第60/519,230号(2003年11月12日出願)の利益を主張し、この出願は、その全体が本明細書中に参考として援用される。
(発明の分野)
マルチサブユニットタンパク質についての単一の増幅可能な発現プラスミドの構築を容易にするプラスミドシステム。
(発明の背景)
任意の哺乳動物細胞ベースのタンパク質による治療の開発は、有効な発現系を必要とする。理想的には、マルチサブユニットタンパク質(例えば、抗体)が、産生されなければならない場合、各ポリペプチドは、単一のプラスミドから発現されるべきである。市販の発現プラスミドを使用する、複数の遺伝子を含む発現ベクターの構築は、問題を抱えている。代表的には、現在入手可能な発現プラスミドのマルチクローニングサイト(MCS)は、複数の発現カセットの挿入には不適当である。現在入手可能な発現プラスミドのマルチクローニングサイトは、比較的に少数の制限酵素認識部位を含む。理想的には、複数のポリペプチドの発現のための発現プラスミドは、多数の、一般的な制限酵素認識部位およびまれな制限酵素認識部位を含む、大きなマルチクローニングサイトを有し得る。
本発明は、とりわけ、ベクターの構築における均一性の維持を補助し得る、望ましい一般的なプラスミド発現系を提供し、この発現系は、下流のプロセッシングにおける可変性を減少すると同時に、複合的なタンパク質による治療計画の実行を容易にし、かつ時間間隔を顕著に減少する。本発明は、哺乳動物の発現に対するこのような一般的プラスミドプラットフォーム、および種々のポリペプチドの生成のためのその使用を含む。このプラットフォームは、インターフェロンのような単純タンパク質、ならびに抗体のような大きくて複合的なマルチサブユニットタンパク質の発現に使用されるのに十分に順応性である。
(発明の要旨)
本発明は、プラスミドシステムであって、以下のコンテナー:(a)以下:Bss HII、Pme I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O1091、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Mlu I、Bcl I、Bsr GI、Bss HIIの第1のマルチクローニングサイトを含む、第1のユニバーサルトランスファーベクター(universal transfer vector);(b)以下:Bss HII、Sgr AI、Xma I、Rsr II、Spe I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Nde I、Msc I、Nru I、Pac I、Bss HIIの第2のマルチクローニングサイトを含む、第2のユニバーサルトランスファーベクター;そして(c)以下:Sgr AI、Srf I、Xma I、Spe I、Sac II、Rsr II、Pac I、Nru I、Not I、Nde I、Msc I、Mlu I、Kpn I、Fse 1、Bss HII、Bsr GI、Bsp EI、Bcl I、Bbv C1、Pme I、Bss HII、Asc I、Xba Iの第3のマルチクローニングサイトを含む、増幅可能なベクターを別個に含むプラスミドシステムを提供する。本発明の実施形態において、このプラスミドシステムは、以下のベクターを含む:図2のプラスミド地図を含む第1のユニバーサルトランスファーベクター、図1のプラスミド地図を含む第2のユニバーサルトランスファーベクター、および図3のプラスミド地図を含む増幅可能なトランスファーベクター。別の実施形態において、この第1のユニバーサルトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、配列番号11に示されるヌクレオチド配列を含み;この第2のユニバーサルトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、配列番号12に示されるヌクレオチド配列を含み;そして、この増幅可能なトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、配列番号10に示されるヌクレオチド配列を含む。本発明の実施形態において、このユニバーサルトランスファーベクターまたはこの増幅可能なベクターのいずれかは、マトリックス結合領域(MAR;例えば、ニワトリリゾチームのMAR)を含む。
本発明の別の実施形態において、このプラスミドシステムは第1のユニバーサルトランスファーベクターおよび第2のユニバーサルトランスファーベクター(上述)のみを含む。
本発明の別の実施形態において、少なくとも1つのプラスミドは、このマルチクローニングサイトの上流か、またはこのマルチクローニングサイト内に配置される、プロモーター(例えば、SRαプロモーター、MMTV LTR、ヒトサイトメガロウイルス(hCMV)の最初期プロモーターおよびマウスサイトメガロウイルス(mCMV)の最初期プロモーター)を含む。この実施形態において、好ましくは、この第1のユニバーサルトランスファーベクターは、図10のプラスミド地図を含み;この第2のユニバーサルトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、図11のプラスミド地図を含み;そして、この増幅可能なトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、図9のプラスミド地図を含む。この実施形態において、この第1のユニバーサルトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、配列番号5に示されるヌクレオチド配列を含み;この第2のユニバーサルトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、配列番号4に示されるヌクレオチド配列を含み;そして、この増幅可能なトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、配列番号13に示されるヌクレオチド配列を含む。
本発明の別の実施形態としては、上記マルチクローニングサイト中に配置される、ターミネーター/ポリA付加部位を含む少なくとも1つのユニバーサルトランスファーベクターを含むプラスミドシステムが挙げられ、ここでこのターミネーター/ポリA付加部位の位置は、マルチクローニングサイト中に配置された遺伝子がターミネーター/ポリA付加部位に作動可能に連結されるような位置である。
本発明のプラスミドシステムにおける上記増幅可能なベクターは、増幅のための選択マーカー(例えば、DHFR遺伝子)を含む。
本発明の実施形態において、本発明のプラスミドシステムは、以下のコンテナー:(a)配列番号2に示されるヌクレオチド配列を含む第1のユニバーサルトランスファーベクター;(b)配列番号1に示されるヌクレオチド配列を含む第2のユニバーサルトランスファーベクター;および(c)配列番号3に示されるヌクレオチド配列を含む増幅可能なベクターを別個に含む。
本発明の別の実施形態は、この第1のユニバーサルトランスファーベクターまたはこの第2のユニバーサルトランスファーベクターが、1つ以上の発現カセットの第1の組を含み、他のユニバーサルトランスファーベクターが、1つ以上の発現カセットの第2の組を含み、そしてこの増幅可能なベクターが、この発現カセットの第1の組およびこの発現カセットの第2の組を含む、プラスミドシステムを含み;ここでこの発現カセットは、免疫グロブリン重鎖および免疫グロブリン軽鎖(例えば、抗IGFR1免疫グロブリン鎖、抗IL10免疫グロブリン鎖または抗IL5免疫グロブリン鎖)をコードする;例えば、ここで(a)この1つ以上の発現カセットの第1の組は、抗IL5免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットを含み、そしてこの1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IL5免疫グロブリン軽鎖遺伝子の発現カセットを含むか;(b)この1つ以上の発現カセットの第1の組は、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットを含み、そしてこの1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖遺伝子の発現カセットを含むか;(c)この1つ以上の発現カセットの第1の組は、バイシストロンの遺伝子発現カセットを含む発現カセットを含み、このバイシストロンの遺伝子は、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖遺伝子およびIL2レセプターα遺伝子を含み、ここでこれらの遺伝子は、内部リボソーム侵入部位(IRES)によって連結され、そしてこの1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットおよびハイグロマイシン耐性遺伝子(Hyg−b)の発現カセットであるか;または(d)この1つ以上の発現カセットの第1の組は、抗IL10免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットを含み、そしてこの1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IL10免疫グロブリン軽鎖遺伝子の発現カセットおよびハイグロマイシン耐性遺伝子の発現カセットを含む。本発明の実施形態において、この増幅可能なベクターは、図4〜図7から選択される図に示されるプラスミド地図を含む。例えば、この増幅可能なベクターは、配列番号6〜配列番号9から選択されるヌクレオチド配列を含み得る。
本発明の実施形態において、このプラスミドシステムは、増幅可能なベクターpinAIL10/MAR(−);pAIL10V1/puro/MAR(−);pAIGFRLCb2/MAR(−)またはpAIGFRLCb2V1/puro/MAR(−)を含む。本発明の実施形態において、このプラスミドpinAIL10/MAR(−);pAIL10V1/puro/MAR(−);pAIGFRLCb2/MAR(−)およびpAIGFRLCb2V1/puro/MAR(−)は、それぞれ、図13〜図16によって特徴付けられる。本発明の別の実施形態において、このプラスミドpinAIL10/MAR(−);pAIL10V1/puro/MAR(−);pAIGFRLCb2/MAR(−)およびpAIGFRLCb2V1/puro/MAR(−)は、配列番号24〜配列番号27から選択されるヌクレオチド配列を含む。
本発明はまた、2つ以上の型のポリペプチドを含むタンパク質を発現するための方法を提供し、この方法は、以下の工程:(a)1つ以上の発現カセットの組を第1のユニバーサルトランスファーベクター中に導入する工程;(b)1つ以上の異なる発現カセットの組を第2のユニバーサルトランスファーベクター中に導入する工程;(c)このカセットをこのトランスファーベクターから増幅可能なベクター中に移動させる工程;(d)このカセットの発現を引き起こす工程;および(e)必要に応じて、このペプチドを単離/精製する工程を包含し;ここでこのベクターは、本発明のキット中に提供される。本発明の1つの実施形態において、この第1のユニバーサルトランスファーベクターは、図2もしくは図10のプラスミド地図、または配列番号2もしくは配列番号5に示されるヌクレオチド配列を含む。別の実施形態において、この第2のユニバーサルトランスファーベクターは、図1もしくは図11のプラスミド地図、または配列番号1もしくは配列番号4に示されるヌクレオチド配列を含む。本発明の別の実施形態において、この増幅可能なトランスファーベクターは、図3もしくは図9のプラスミド地図、または配列番号3もしくは配列番号13に示されるヌクレオチド配列を含む。
本方法の実施形態において、抗IGFR重鎖または抗IL10重鎖は、増幅可能なベクターにおいて発現され、このベクターは、MARおよびハイグロマイシン耐性遺伝子またはピューロマイシン耐性遺伝子のいずれかを含み、このベクターは、pinAIL10/MAR(−);pAIL10V1/puro/MAR(−);pAIGFRLCb2/MAR(−)およびpAIGFRLCb2V1/puro/MAR(−)から選択される。本発明の別の実施形態において、これらのプラスミドpinAIL10/MAR(−);pAIL10V1/puro/MAR(−);pAIGFRLCb2/MAR(−)およびpAIGFRLCb2V1/puro/MAR(−)は、それぞれ、図13〜図16によって特徴付けられる。本発明の別の実施形態において、これらのプラスミドpinAIL10/MAR(−);pAIL10V1/puro/MAR(−);pAIGFRLCb2/MAR(−)およびpAIGFRLCb2V1/puro/MAR(−)は、配列番号24〜配列番号27から選択されるヌクレオチド配列を含む。
2つ以上の型のポリペプチドを含むタンパク質を発現するための本方法の実施形態において、上記発現カセットは、免疫グロブリン重鎖または免疫グロブリン軽鎖(例えば、抗IGFR1免疫グロブリン鎖、抗IL5免疫グロブリン鎖または抗IL10免疫グロブリン鎖)をコードする;例えば:(i)1つの発現カセットは、抗IL5免疫グロブリン重鎖をコードし、そして他の発現カセットは、抗IL5免疫グロブリン軽鎖をコードするか;(ii)1つの発現カセットは、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖(例えば、配列番号17もしくは配列番号21のポリヌクレオチド、または配列番号18もしくは配列番号22のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする任意のポリヌクレオチド)をコードし、そしてこの他の発現カセットは、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖(例えば、配列番号15もしくは配列番号19のポリヌクレオチド、または配列番号16もしくは配列番号20のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチド)をコードするか;(iii)1つの発現カセットは、内部リボソーム侵入部位(IRES)によって連結された、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖およびIL2レセプターα−サブユニットをコードするバイシストロンの遺伝子を含み、およびこの他の発現カセットは、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖およびHYG−Bをコードするか;あるいは(iv)1つの発現カセットは、抗IL10免疫グロブリン重鎖をコードし、そしてこの他の発現カセットは、抗IL10免疫グロブリン軽鎖およびHYG−Bをコードする。
本発明の1つの実施形態において、上記増幅可能なベクターは図4〜図7から選択される図中のプラスミド地図を含む。この増幅可能なベクターは、配列番号6〜配列番号9から選択されるヌクレオチド配列を含み得る。
本発明の範囲はまた、ポリペプチドを産生するための本発明の方法のいずれかによって産生される任意の生成物(例えば、抗IGFR1抗体、抗IL5抗体または抗IL10抗体の鎖のような任意の免疫グロブリン鎖)を包含する。
2つ以上の型のポリペプチドを含むタンパク質を発現するための本方法の実施形態において、発現は、細胞(例えば、CHO細胞のような真核細胞)中で起こる。
本発明はまた、以下の工程:(a)配列番号18および配列番号22から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む発現カセット、または配列番号16および配列番号20から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む発現カセットを、以下:Bss HII、Pme I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Mlu I、Bcl I、Bsr GI、Bss HIIの第1のマルチクローニングサイトを含む、第1のユニバーサルトランスファーベクター(例えば、pUHLSまたはPUHSRstopLS)中に導入する工程;(b)この第1のベクター中に導入されない他の発現カセットを、以下:Bss HII、Sgr AI、Xma I、Rsr II、Spe I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Nde I、Msc I、Nru I、Pac I、Bss HIIの第2のマルチクローニングサイトを含む、第2のユニバーサルトランスファーベクター(例えば、pULLSまたはPULSRstopLS)中に導入する工程;(c)必要に応じて、このカセットをこのトランスファーベクターから、以下:Sgr AI、Srf I、Xma I、Spe I、Sac II、Rsr II、Pac I、Nru I、Not I、Nde I、Msc I、Mlu I、Kpn I、Fse 1、Bss HII、Bsr GI、Bsp EI、Bcl I、Bbv C1、Pme I、Bss HII、Asc I、Xba Iの第3のマルチクローニングサイトを含む、増幅可能なベクター(pXBLSまたはpSRXBLS)中に移動させる工程;(d)このカセットの発現を引き起こす工程;および(e)必要に応じて、この抗体を単離/精製する工程、を包含する抗IGFR1抗体を産生するための方法を含む。配列番号18および配列番号22から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号17および配列番号21から選択されるヌクレオチド配列を含み得る。配列番号16および配列番号20から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号15および配列番号19から選択されるヌクレオチド配列を含み得る。本発明の1つの実施形態において、この発現カセットは、ヒトサイトメガロウイルス(hCMV)プロモーターに作動可能に連結される。本発明の範囲は、上記の発現カセットが、免疫グロブリンの定常領域(例えば、κまたはγ1またはγ2またはγ3またはγ4のいずれか1つの定常領域)に連結される実施形態を含む。
本発明はまた、本発明のプラスミドシステムならびに以下から選択される1つ以上の構成要素を備えるキットを提供する:(i)滅菌蒸留水;(ii)リン酸カルシウム形質転換試薬である、CaClおよび2×HEPES緩衝化生理食塩水;(iii)DEAE−デキストラン形質転換試薬である、リン酸緩衝化生理食塩水中のクロロキンおよびリン酸緩衝化生理食塩水;(iv)DOTAP/コレステロールの粗リポソーム;(v)形質転換受容性のE.Coli;(vi)Dulbecco/Vogt改変Eagle’s必要最小培地(DMEM);(vii)ウシ胎仔血清;(viii)luriaブロス培地;および(ix)このプラスミドシステムの使用についての説明書。
本発明の1つの実施形態としては、配列番号10、配列番号11または配列番号12のヌクレオチド配列を含む1本鎖のポリヌクレオチドまたは2本鎖のポリヌクレオチド(例えば、オリゴヌクレオチドプライマー)が挙げられる。
本発明はまた、配列番号6〜配列番号9からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含むプラスミドを包含する。
本発明の範囲は、以下のプラスミド地図のいずれかと実質的に同一であるプラスミド地図を含むプラスミドを有する、任意のプラスミドまたはプラスミドシステムを含む。
(詳細な説明)
本発明は、任意の細胞における(例えば、哺乳動物細胞、細菌細胞、酵母細胞または昆虫細胞における)組換えタンパク質の発現に有用なプラスミドシステムを提供する。このプラスミドシステムは、広範な組換えタンパク質(インターフェロンのような単純タンパク質から抗体のような複合タンパク質の範囲にある)の任意の細胞ベースの発現に従う。このシステムは、多くの一般的な制限酵素認識部位およびまれな制限酵素認識部位を提供して種々の発現カセットを収容する。このことはまた、発現カセット(例えば、プロモーター、エンハンサー、およびターミネーター、ならびに抗生物質耐性マーカー)の種々のエレメントの選択における自由度を提供する。このプラスミドはまた、単なるトランスファーベクターとして使用され得る。このシステムは、一時的な発現ならびに安定な発現の両方についての能力を提供する。このpXBLSベクターは、DHFR欠損哺乳動物細胞(例えば、CHO DXB−11およびCHO DG44)における、プラスミドの選択および増幅のために、ジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)コード領域を保有する。従って、このシステムは、遺伝子増幅および遺伝子選択に利用される安定なクローンを単離するために使用され得る。このプラスミドシステムは、2つの一般的なトランスファープラスミド(pUHLSおよびpULLS)を含み、これらのプラスミドは、抗体のような複合タンパク質の一部の発現を行うのに有用である。従って、このシステムは、ユニバーサルベクターによる同時トランスフェクションおよびpXBLSによる単独のトランスフェクションを提供する。種々の部分のこのような別々の発現を生じるプラスミドシステムのシステムの能力は、都合が良い。なぜなら、この複合タンパク質の全部の発現を分析するために、マルチサブユニットタンパク質の個々のユニットの発現について、ときとして、より深い見識を得る必要があるからである。このシステムはまた、マルチサブユニットタンパク質の発現のためのプラスミドにおける複数の遺伝子の方向性から生じる、指向性の変異性の効果について取り組むために使用され得る。従って、複数の発現カセットを配置する方法は、複合タンパク質の最適な発現のための方法に帰着し得る。
本発明のプラスミドシステムは、複数のポリペプチド(抗IL5抗体、抗IGFR1抗体、IL2レセプターの膜ドメインおよび抗IL10抗体が挙げられる)の高レベルの発現を生じることを実証した。他のタンパク質(インターフェロン、フィブリノゲン、イオンチャネル、細菌のポーリン(例えば、ompF)およびニコチン性アセチルコリンレセプター(nAChR)が挙げられる)もまた、本発明のプラスミドシステムにおいて発現され得る。
本発明の1つの実施形態において、上記プラスミドシステムは、完全なヒトの、モノクローナル抗IGFR1抗体である15H12/19D12の軽鎖および重鎖を含み、この抗体はまた、15H12または19D12と称され得る。
上記プラスミドシステムについての部分は、キットの一部として、別々にか、または適宜提供され得る。
本発明は、以下の表1に示されるヌクレオチド配列を含むかまたはこれらの配列からなるポリヌクレオチドのいずれかを、個別にか、またはプラスミドシステムもしくはキットの一部として含む。本発明のポリヌクレオチドは、任意の形態であり得、この形態としては、環状、直鎖状、2本鎖状、または1本鎖状が挙げられる。
Figure 2007510434
Figure 2007510434
(分子生物学)
本発明に従って、当該分野の技術の範囲内で、従来の分子生物学の技術、微生物学の技術、および組換えDNA技術が、使用され得る。このような技術は、文献で説明される。例えば、Sambrook,Fritsch & Maniatis,Molecular Cloning:A Laboratory Manual,第2版(1989)Cold Spring Harbor Laboratory Press,Cold Spring Harbor,New York (本明細書中で「Sambrookら、1989」);DNA Cloning:A Practical Approach,第1巻および第2巻(D.N.Glover編、1985);Oligonucleotide Synthesis(M.J.Gait編、1984);Nucleic Acid Hybridization(B.D.Hames & S.J. Higgins編(1985));Transcription And Translation(B.D.Hames & S.J.Higgins編(1984));Animal Cell Culture(R.I.Freshney編(1986));Immobilized Cells And Enzymes(IRL Press、(1986));B.Perbal,A Practical Guide To Molecular Cloning(1984);F.M.Ausubelら(編),Current Protocols in Molecular Biology,John Wiley & Sons,Inc(1994)を参照のこと。
「ポリヌクレオチド」、「核酸」または「核酸分子」は、1本鎖形態、2本鎖形態またはその他の形態における、リボヌクレオシド(アデノシン、グアノシン、ウリジンもしくはシチジン;「RNA分子」)またはデオキシリボヌクレオシド(デオキシアデノシン、デオキシグアノシン、デオキシチミジン、もしくはデオキシシチジン;「DNA分子」)、またはそれらのリン酸エステルアナログのいずれか(例えば、ホスホロチオエートおよびチオエステル)のポリマー形態を包含する。
「ポリヌクレオチド配列」、「核酸配列」または「ヌクレオチド配列」は、核酸(例えば、DNAまたはRNA)における一連のヌクレオチド塩基(「ヌクレオチド」とも称される)であり、2つ以上のヌクレオチドの任意の鎖を意味する。
「コード配列」または発現産物(RNAもしくはペプチド)を「コードする(encoding)」配列は、発現された場合に、その産物の産生を生じるヌクレオチド配列である。
用語「遺伝子」は、リボヌクレオチドまたはアミノ酸の特定の配列をコードするか、またはそれに対応するDNA配列を意味し、この特定の配列は、1つ以上のRNA分子、タンパク質または酵素の、全てかまたは一部を含み、そして例えば、その遺伝子が発現される条件を決定する調節DNA配列(例えば、プロモーター配列)を含んでも含まなくてもよい。遺伝子は、DNAから、アミノ酸へと翻訳されてもされなくてもよいRNAに転写され得る。
本明細書中で使用される場合、用語「オリゴヌクレオチド」は、核酸を指し、この核酸は概して、約300ヌクレオチド(例えば、30ヌクレオチド、40ヌクレオチド、50ヌクレオチド、60ヌクレオチド、70ヌクレオチド、80ヌクレオチド、90ヌクレオチド、150ヌクレオチド、175ヌクレオチド、200ヌクレオチド、250ヌクレオチド、300ヌクレオチド)に過ぎず、ゲノムDNA分子、cDNA分子、または目的の遺伝子、mRNA、cDNAまたは他の核酸をコードするmRNA分子にハイブリダイズ可能であり得る。オリゴヌクレオチドは、通常、1本鎖であるが、2本鎖であってもよい。オリゴヌクレオチドは、例えば、32Pヌクレオチド、Hヌクレオチド、14Cヌクレオチド、35Sヌクレオチド、または標識(例えば、ビオチン)が共有結合したヌクレオチドの取り込みによって標識され得る。1つの実施形態において、標識されたオリゴヌクレオチドは、核酸の存在を検出するためのプローブとして使用され得る。別の実施形態において、オリゴヌクレオチド(片方または両方とも標識され得る)は、この遺伝子の全長もしくはフラグメントをクローニングするためか、または核酸の存在を検出するためのPCRプライマーとして使用され得る。一般的に、オリゴヌクレオチドは、好ましくは核酸合成機によって、合成によって調製される。
「タンパク質配列」、「ペプチド配列」もしくは「ポリペプチド配列」、または「アミノ酸配列」とは、タンパク質、ペプチドまたはポリペプチド中の、一連の2つ以上のアミノ酸をいう。
「タンパク質」、「ペプチド」または「ポリペプチド」は、2つ以上のアミノ酸の隣接する列を包含する。
用語「単離されたポリヌクレオチド」または「単離されたポリペプチド」は、それぞれ、ポリヌクレオチド(例えば、RNA分子もしくはDNA分子、または混合されたポリマー)あるいはポリペプチドを包含し、これは、部分的にかまたは完全に、細胞中もしくは組換えDNA発現系中に、通常見出される他の構成要素または任意の他の混入物から分離される。これらの構成要素としては、細胞膜、細胞壁、リボソーム、ポリメラーゼ、血清成分および外来性のゲノム配列が挙げられるが、これらに限定されない。
単離されたポリヌクレオチドまたはポリペプチドは、好ましくは本質的に、分子の均質な組成物であるが、いくらかの異種成分を含み得る。
本明細書中で使用される場合、DNAの「PCR増幅」は、DNA配列の混合物内の特定のDNA配列の濃度を増加するためのポリメラーゼ連鎖反応の使用を包含する。PCRの記載については、Saikiら、Science(1988)239:487を参照のこと。遺伝子は、例えば、細胞中のプラスミドにおいて増幅され得る。増幅可能な選択マーカーを含むが、内因性のマーカー遺伝子(例えば、DHFR)を欠くプラスミドを有する細胞は、メトトレキセート(例えば、DHFR遺伝子が、そのプラスミド上にある場合)のような選択因子の量を増加することによって選択され得る。代表的に、この手順は、この細胞中の増幅可能な選択マーカー含むプラスミドのコピー数を増加させる。
用語「宿主細胞」は、その細胞による物質の産生のために(例えば、その細胞による遺伝子、DNAもしくはRNAまたはタンパク質の、発現または複製)任意の手段によって、選択されるか、改変されるか、トランスフェクトされるか、形質転換されるか、増殖されるか、または使用されるかもしくは操作される任意の生物の任意の細胞を包含する。例えば、宿主細胞は、E.coliのような細菌であってもCHO細胞のような真核細胞であってもよい。
「カセット」または「発現カセット」とは、規定された制限酵素認識部位においてベクター中に挿入され得る発現産物(例えば、ペプチドまたはRNA)をコードするDNAコード配列またはDNAのセグメントを指す。DNAコード配列は、プロモーターおよび/もしくはターミネーターならびに/またはポリAシグナルに、作動可能に連結され得る。
核酸の配列は、当業者に公知の方法(例えば、化学的な配列決定または酵素的な配列決定)のいずれかによって決定され得る。DNAの「化学的な配列決定」としては、DNAが、個々の塩基特異的反応を使用して無作為に切断されるMaxamaおよびGilbertの方法(Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1977)74:560)のような方法が挙げられる。DNAの「酵素的な配列決定」としては、Sanger法(Sangerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1977)74:5463)のような方法が挙げられる。
本発明は、天然の調節(発現制御)配列によってはさまれた本発明の核酸を包含し、この配列は、プロモーター、リボソーム内部進入部位(IRES)および他のリボソーム結合部位配列、エンハンサー、反応エレメント、サプレッサー、シグナル配列、ポリアデニル化配列、イントロン、5’非コード配列および3’非コード配列などに関連し得る。
「内部リボソーム侵入部位」「IRES」は、一般的に、当該分野において公知である。リボソーム内部進入部位は、eIF4G(Johannesら、RNA 4:1500−1513(1998))、DAP5(Henis−Korenblitら:Molecular and Cellular Biology 20:496−506(2000))、c−Myc(Stoneleyら、Molecular and Cellular Biology 20:1162−1169(2000))、NF−κ−b抑制因子(Oumardら、Molecular and Cellular Biology 20:2755−2759(2000))、VEGF(Huezら、Molecular and Cellular Biology 18:6178−6190(1998))、FGF−2(Creancierら、Journal of Cell Biology 150:275−281(2000))、PDGF−B(Bernsteinら、Journal of Biological Chemistry 272:9356−9362(1997))アポトーシスにおけるX染色体連鎖性インヒビター(XIAP)(Holcikら、Oncogene 19:4174−4177(2000))、Apaf−1(Coldwellら、Oncogene 19:899−905(2000))、およびBiP(Macejakら、Nature 353:90−94(1991))を含む1種または数種の遺伝子において同定されている。
一般的に、「プロモーター」または「プロモーター配列」は、細胞中のRNAポリメラーゼに結合(例えば、直接または他のプロモーター結合タンパク質もしくプロモーター結合物質を介して)し、コード配列の転写を開始し得るDNA調節領域である。一般的に、プロモーター配列は、転写阻害部位によって3’末端に結合され、そして上流(5’方向)に伸長して、任意のレベルでの転写の開始に必要な、最小限の数の塩基および要素を含む。このプロモーター配列内には、RNAポリメラーゼの結合に関与する。転写開始部位(例えば、ヌクレアーゼS1による遺伝子地図作製によって適宜規定される)、ならびにタンパク質結合ドメイン(共通配列)が見出され得る。このプロモーターは、他の発現制御配列(エンハンサー配列およびリプレッサー配列が挙げられる)。この配列としては、または本発明の核酸に作動可能に結合し得る。
コード配列は、上記配列が、この配列の発現を誘導するかまたは制御する場合に、「制御下にある」、「機能的に関連する」、「作動可能に連結する」または「作動可能に結合する」、細胞中の転写制御配列および翻訳制御配列である。例えば、遺伝子に直接、作動可能に連結したプロモーターは、コード配列のRNAへの、好ましくはmRNAへのRNAポリメラーゼ媒介性の転写を誘導し、次いでこのRNAは、RNAスプライシングされ(イントロンを含む場合)、そして必要に応じてコード配列によってコードされるタンパク質に翻訳され得る。遺伝子に対して作動可能に連結されたターミネーター/ポリAシグナルは、この遺伝子のRNAへの転写を終了させ、そしてこのRNA上へのポリAシグナルの付加を誘導する。
用語「発現する」および「発現」は、遺伝子配列、RNA配列またはDNA配列中の情報を明白になるようにするか、または明白にさせることを意味する(例えば、対応する遺伝子の転写および翻訳に関係する細胞の機能を活性化することによってタンパク質を産生すること)。「発現する」および「発現」は、DNAのRNAへの転写、およびRNAのタンパク質への翻訳を包含する。DNA配列は、RNA(例えば、mRNA)またはタンパク質のような「発現産物」を形成する細胞に発現されるか、またはその細胞によって発現される。またこの発現産物自体は、この細胞によって「発現された」といわれる。
用語「形質転換」は、核酸の細胞中への導入を意味する。この導入された遺伝子または配列は、「クローン」と称され得る。この導入されたDNAまたはRNAを受容する宿主細胞は、「形質転換され」、そしてこの細胞は「形質転換体」または「クローン」である。この宿主細胞に対して導入されたDNAまたはRNAは、任意の供給源(この宿主細胞に関して同一の属または同一の種の細胞)から、あるいは異なる属または異なる種の細胞に由来し得る。当該分野において周知である形質転換方法の例としては、リポソーム送達、エレクトロポレーション、CaPO形質転換、DEAE−デキストラン形質転換、マイクロインジェクションおよびウイルス感染が挙げられる。
本発明は、本発明のポリヌクレオチドを含むベクターを含む。用語「ベクター」とは、DNA配列またはRNA配列が、宿主細胞に導入され、その結果、この宿主細胞を形質転換し、そして必要に応じて、この導入された配列の発現および/または複製を促進し得るビヒクル(例えば、プラスミド)を指し得る。
本発明のポリヌクレオチドは、発現系において発現し得る。用語「発現系」は、宿主細胞と適合性のベクターとを意味し、これらは、適切な条件下で、このベクターによって運ばれ、そしてこの宿主細胞に導入されるタンパク質または核酸を発現し得る。一般的な発現系としては、E.coli宿主細胞とプラスミドベクター、昆虫細胞とバキュロウイルスベクター、ならびに哺乳動物宿主細胞とプラスミド、コスミド、BAC、YACおよびウイルス(例えば、アデノウイルスおよびアデノウイルス関連ウイルス(AAV))のようなベクターが挙げられる。
(プラスミド)
1つの実施形態において、本発明は、マルチクローニングサイト、複製起点、および選択マーカーを含む第1のユニバーサルトランスファーベクター;マルチクローニングサイト、複製起点および選択マーカーを含む第2のユニバーサルトランスファーベクター、ならびにマルチクローニングサイト、プロモーター、複製起点または染色体の組み込み部位、ポリアデニル化部位および増幅可能な選択マーカーを含む増幅可能なベクターを備えるキットを含む。一般的に、このマルチクローニングサイトは、約20個、25個または30個の制限酵素認識部位を含む。
本発明のプラスミドは、当該分野において公知の1個または数個の増幅可能なマーカーのいずれかを含み得る。増幅可能なマーカーの使用は、Maniatis,Molecular Biology:A Laboratory Manual,Cold Spring Harbor Laboratory,NY(1989)で議論される。薬物耐性の哺乳動物細胞における遺伝子増幅についての有用な選択マーカーとしては、DHFR(MTX(メトトレキサート)耐性)(Altら、J.Biol.Chem. 253:1357(1978);Wiglerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:3567(1980));メタロチオネイン(カドミウム耐性)(Beachら、Proc Natl.Acad.Sci.USA 78:210(1981));CAD(N−(ホスホノアセチル)−l−アスパラギン酸(PALA)耐性)(Wahlら、J.Biol.Chem.254:8679(1979));アデニル酸デアミナーゼ(コホルマイシン(coformycin)耐性)(Debatisseら、Mol.Cell.Biol.6:1776(1986));IMP 5’−デヒドロゲナーゼ(ミコフェノール酸耐性)(Hubermanら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 78:3151(1981))および当該分野において公知の他のマーカー(例えば、Kaufmanら、Meth.Enzymology 185:537−566(1988)に概説される)が挙げられる。
1つの実施形態において、メタロチオネインプロモーターの制御下での上記メタロチオネインII Aの遺伝子は、CHO−K1のような細胞株において増幅可能な選択マーカーである。増幅は、この細胞培養物へのCd2+またはZn2+の添加によって誘導され得る。
本発明のプラスミドは、当該分野において公知の、他の真核細胞性の、増幅不可能なマーカーを導入され得る。本発明の実施形態において、薬物耐性マーカーは、ハイグロマイシンに対する耐性を与えるハイグロマイシンB遺伝子である。他のマーカーとしては、G418耐性遺伝子が挙げられる。本発明のプラスミドはまた、原核細胞の、抗生物質耐性マーカー(例えば、アンピシリン耐性遺伝子またはカナマイシン耐性遺伝子)を含む。
本発明のプラスミドはまた、マトリックス結合領域(MAR)を含む。一般的に、MARは、細胞骨格についての線維性マトリックスアナログの一部である核タンパク質に特異的に結合し得るDNA配列である。1つの実施形態において、このMARは、ニワトリリゾチームMARである。
遺伝子発現を制御するために使用され得るプロモーターとしては、SRαプロモーター(Takebeら、Molec.and Cell. Bio.8:466−472(1988))、ヒトCMVの最初期プロモーター(Boshartら、Cell 41:521−530(1985);Foeckingら、Gene 45:101−105(1986))、マウスCMVの最初期プロモーター、SV40の初期プロモーター領域(Benoistら、Nature 290:304−310(1981))、Orgyia pseudotsugataの最初期プロモーター、ヘルペスチミジンキナーゼプロモーター(Wagnerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 78:1441−1445(1981))、メタロチオネイン遺伝子の調節配列(Brinsterら、Nature 296:39−42(1982));βラクタマーゼプロモーターのような原核細胞の発現ベクター(Villa−Komaroffら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:3727−3731(1978))、またはtacプロモーター(DeBoerら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80:21−25(1983);および酵母または他の真菌由来のプロモーターエレメント(例えば、GAL1プロモーター、GAL4プロモーターもしくはGAL10プロモーター)、ADH(アルコールデヒドロゲナーゼ)プロモーター、PGK(ホスホグリセロールキナーゼ)プロモーターまたはアルカリホスファターゼプロモーターが挙げられるが、これらに限定されない。
ウイルスの長い末端反復プロモーター(例えば、マウス乳腺癌ウイルスの長い末端反復(MMTV−LTR)(Faselら、EMBO J.1(1):3−7(1982))、モロニーマウス肉腫ウイルスの長い末端反復(Reddyら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77(9):5234−5238(1980))、モロニーマウス白血病ウイルスの長い末端反復配列(Van Beverenら、Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77(6):3307−3311(1980))、HIV LTR(Genbank登録番号AB100245)、ウシ泡末状ウイルスLTR(Genbank登録番号NC001831)、RSV 5’−LTR(Genbank登録番号K00087)、HIV−2 LTR(Genbank登録番号NC001722)、鳥類のレトロウイルスのLTR(Juら、Cell 22:379−386(1980))およびヒトヘルペスウイルスのLTR(Genbank登録番号NC001806))は、本発明のプラスミドに含まれ得る。
他の受容可能なプロモーターとしては、ヒトCMVプロモーター、ヒトCMV5プロモーター、マウスCMVプロモーター、EF1αプロモーター、SV40プロモーター、肝特異的発現のためのハイブリッドCMVプロモーター(例えば、CMVの最初期プロモーターと、ヒトα1−抗トリプシン(HAT)プロモーターもしくはヒトアルブミン(HAL)プロモーターのいずれかの転写プロモーター要素とを連結することによって作製される)、または肝細胞癌特異的発現のためのプロモーター(例えば、ヒトアルブミン(HAL;約1000bp)もしくはヒトα1−抗トリプシン(HAT;約2000bp)は、ヒトミクログロブリンおよびビクニン前駆体遺伝子(AMBP)の145bpの長いエンハンサーエレメントと組み合わせられる;HAL−AMBPおよびHAT−AMBP)が挙げられる。
さらに、T7 RNA ポリメラーゼプロモーターまたはtacプロモーターのような細菌のプロモーターは、発現を制御するために使用され得る。
プロモーター(例えば、SRαプロモーター)は、上記カセットに連結され、次いでトランスファーベクター(例えば、pULLSまたはpUHLS)に移され得る。別の実施形態において、このトランスファーベクターは、マルチクローニングサイトの上流にプロモーターを含み得る(例えば、pULSRstopLSまたはpUHSRstopLS)。プロモーターに連結されていない遺伝子が、このマルチクローニングサイトに挿入される場合、その遺伝子は、この上流のプロモーターに作動可能に連結される。
本発明のなお別の実施形態において、プロモーターに連結されていないトランスファーベクター中の遺伝子は、マルチクローニングサイトの上流にプロモーター(SRαプロモーター)を含む増幅可能なベクター(pSRXBLS)中に移され得る。未連結の遺伝子が、マルチクローニングサイト中に配置される場合、この遺伝子は、このプロモーターに作動可能に連結される。
本発明のプラスミドはまた、このプラスミドにおける遺伝子の転写の終結および転写産物へのポリA尾部の付加のためのポリアデニル化シグナル/ターミネーターを含む。例えば、ニワトリβグロビンターミネーター/ポリAシグナルが、本発明のプラスミド中に含まれ得る。他の受容可能なポリAシグナルとしては、SV40ポリAシグナルおよびウシ成長ホルモンポリAシグナルが挙げられる。
本発明の1つの実施形態において、上記増幅可能なベクターは、以下の制限酵素認識部位:Sgr AI、Srf I、Xma I、Spe I、Sac II、Rsr II、Pac I、Nru I、Not I、Nde I、Msc I、Mlu I、Kpn I、Fse 1、Bss HII、Bsr GI、Bsp EI、Bcl I、Bbv C1、Pme I、Bss HII、Asc I、Xba Iを含むマルチクローニングサイトを含み;例えば、ここでこの増幅可能なベクターのマルチクローニングサイトは、pXBLSのマルチクローニングサイトである:
Figure 2007510434
本発明の実施形態において、ユニバーサルトランスファーベクターは、以下の制限酵素認識部位:Bss HII、Pme I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Mlu I、Bcl I、Bsr GI、Bss HIIを含むマルチクローニングサイトを含み;例えば、ここでこのトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、pUHLSのマルチクローニングサイトである:
Figure 2007510434
ユニバーサルトランスファーベクターは、以下の制限酵素認識部位:Bss HII、Sgr AI、Xma I、Rsr II、Spe I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Nde I、Msc I、Nru I、Pac I、Bss HIIを含むマルチクローニングサイトを含み得;例えば、ここでこのトランスファーベクターのマルチクローニングサイトは、pULLSのマルチクローニングサイトである:
Figure 2007510434
本発明は、示される方向もしくは反対の方向に、上記のマルチクローニングサイトを含む、増幅可能なベクターまたはユニバーサルトランスファーベクターを企図する。
本発明のプラスミドは、標的ポリペプチドの発現のために任意の細胞株中に導入され得る。本発明の1つの実施形態において、このプラスミドは、哺乳動物細胞株(好ましくはチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株)中に導入される。一般的に使用される細胞株は、増幅可能な主要マーカーとしてDHFR cDNAを使用してDHFR表現型へと形質転換され得るDHFR−CHO細胞株である。このような公知のDHFR−CHO細胞株の1つは、DX−B11またはDG−44である。別の実施形態において、本発明のプラスミドは、下等真核生物の細胞株(例えば、S.cerevisiae、K.lactis、P.pastoris、C.albicansまたはA.fumigatus)中に導入され得る。さらに、本発明のプラスミドはまた、昆虫細胞(例えば、Drosophila melanogaster、sf9細胞、sf21細胞)、両生類の細胞(例えば、X.laevis)、植物細胞(例えば、A.thaliana)および鳥類の細胞に由来するような高等真核生物の非哺乳動物細胞株中に導入され得る。
本発明のプラスミドはまた、細菌細胞中に導入され得る。1つの実施形態において、形質転換受容性のE.coliが、形質転換される。適切なE.coliの例としては、DH1、DH5、DH5α、XL1−Blue、SURE、SCS110、OneShot Top 10およびHB101が挙げられる。
プラスミドは、当該分野において一般的に公知である多くの方法のいずれかによって細胞中に導入され得る。例えば、本発明のプラスミドが用いられ、リン酸カルシウム法、エレクトロポレーション、DEAE−デキストラン法またはリポソーム法によって細胞を形質転換し得る。
本発明のプラスミドは、任意の遺伝子または遺伝子の組み合わせを含み得る。本発明の実施形態において、このプラスミドは、重鎖免疫グロブリン遺伝子および軽鎖免疫グロブリン遺伝子を含む。この免疫グロブリン鎖は、IL−5、IGFR1またはIL−10のような任意の抗原を特異的に認識する抗体の一部であり得る。レセプターまたはレセプターサブユニットもまた、発現され得る。例えば、IL−2レセプターまたはその一部分(例えば、膜ドメイン)をコードする遺伝子は、本発明のプラスミド中に含まれ得る。
その全体が本明細書中に参考として援用される米国特許出願第10/443,466号(2003年5月22日出願)は、抗IGFR1抗体の、免疫グロブリン軽鎖および免疫グロブリン重鎖の可変領域のヌクレオチド配列およびアミノ酸配列を示す。その出願で開示された、軽鎖可変領域および重鎖可変領域のいずれかは、本発明のプラスミドシステム中に組み込まれ、そして発現され得る。1つの実施形態において、抗IGFR1抗体の、軽鎖可変領域は、配列番号15もしくは配列番号19に示されるヌクレオチド配列によってコードされるか、または配列番号16もしくは配列番号20のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする任意のポリヌクレオチドであり、そして/あるいは抗IGFR1抗体の重鎖可変領域は、配列番号17もしくは配列番号21に示されるヌクレオチド配列によってコードされるか、または配列番号18もしくは配列番号22のアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする任意のポリヌクレオチドである。
抗IGFR1抗体の、免疫グロブリン重鎖および免疫グロブリン軽鎖をコードする発現カセットは、pULLSまたはpUHLSのいずれかのマルチクローニングサイト中に、各々、導入され得る。好ましくは、発現カセット中の免疫グロブリン重鎖および免疫グロブリン軽鎖は、γ1、γ4またはκのような免疫グロブリンの定常領域に連結される。好ましくは、その後この発現カセットは、次いでこの軽鎖および重鎖の発現を生じるのに適した細胞中に導入される増幅可能なベクターpXBLS中に挿入される。例えば、抗IGFR1抗体の免疫グロブリン重鎖および免疫グロブリン軽鎖を含むこのプラスミド(pAIGFRV3)は、この鎖が発現されるdhfr哺乳動物細胞株(例えば、CHO−DXB11)中に導入され得る。
(キット)
本発明のプラスミドシステムは、キットで提供され得る。本発明のキットは、このプラスミドシステムに加えて、このプラスミドシステムの使用において利用され得る任意の試薬を含み得る。1つの実施形態において、このキットは、上記プラスミドを哺乳動物細胞に形質転換のために必要な試薬を含む。例えば、このキットは、リン酸カルシウムによる形質転換手順のための試薬を含み得る:塩化カルシウム、緩衝液(例えば、2×HEPES緩衝化生理食塩水)、および滅菌蒸留水。別の実施形態において、このキットは、DEAE−デキストランによる形質転換のための試薬を含む:PBS中のクロロキン、PBS中のDEAE−デキストランおよびリン酸緩衝化生理食塩水。なお別の実施形態において、リポソームによる形質転換のための試薬が、このキット中に含まれる:DOTAP/コレステロール押出リポソームから押し出されるリポソーム。例えば、このキットは、カチオン性の脂質ベースのトランスフェクション試薬LipofectamineTM(Invitrogen Life Technologies;Carlsbad、CA)を含み得る。
このキットは、本発明のプラスミドによる細菌の形質転換に必要な試薬を含み得る。例えば、このキットは、形質転換受容性の細菌(例えば、DH1、DH5、DH5α、XL1−Blue、SURE、SCS110、OneShot Top 10またはHB101)を含み得る。
このキットは、増殖培地または増殖培地を作製するのに必要な試薬を含み得る。例えば、1つの実施形態において、このキットは、ウシ胎仔血清または哺乳動物細胞の増殖のためのDMEM(Dulbecco/Vogt改変Eagle’s(Harry Eagle)最小必要培地)を含み得る。別の実施形態において、このキットは、粉末のluriaブロス培地、または細菌の増殖に対して適切な抗生物質(例えば、アンピシリンもしくはカナマイシン)を含むluriaブロスプレートを含み得る。
このキット中に供給される構成要素は、適切なバイアルまたは容器(例えば、プラスチックバイアルもしくはガラスバイアル)中に提供される。このキットは、保存のための適切なラベル指示および使用のための適切な指示書を含み得る。
(タンパク質発現およびタンパク質精製)
本発明のプラスミドシステムにおいて産生されるポリペプチドは、標準的な方法(塩析またはアルコール沈殿、アフィニティークロマトグラフィー(例えば、精製タグとの結合において使用される)、調製用ディスクゲル電気泳動、等電点電気泳動、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、逆相HPLC、ゲル濾過、カチオン交換クロマトグラフィーおよびアニオン交換クロマトグラフィーおよび分配クロマトグラフィー、ならびに向流分配が挙げられるが、これらに限定されない)によって精製され得る。このような精製方法は、当該分野において周知であり、そして例えば、「Guide to Protein Purification」,Methods in Enzymology,第182巻,M.Deutscher編,1990,Academic Press,New York,NYに開示される。
特に、ポリペプチドが、細胞の供給源または組織の供給源から単離される場合に、アッセイ系中に1つ以上のタンパク質分解酵素のインヒビター(例えば、フッ化フェニルメタンスルホニル(PMSF)、Pefabloc SC、ペプスタチン、ロイペプチン、キモスタチンおよびEDTA)を含むことが好ましい。
本発明のポリペプチドは、2次的なポリペプチドまたはポリヌクレオチド部分と融合され得、これらは「タグ」と称され得る。タグは、例えば、発現後のポリペプチドの精製または検出を容易にするために使用され得る。融合されたポリペプチドは、例えば、発現されるべきポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの5’末端上または3’末端上にタグをコードするポリヌクレオチドのインフレームでの挿入によって構築され得る。その後、この融合されたポリヌクレオチドは、本発明のプラスミドシステムにおいて発現され得る。このようなタグとしては、グルタチオン−S−トランスフェラーゼ(GST)、ヘキサヒスチジン(His6)タグ、マルトース結合タンパク質(MBP)タグ、赤血球凝集素(HA)タグ、セルロース結合タンパク質(CBP)タグ、およびmycタグが挙げられる。検出可能なタグ(例えば、32P、35S、H、99mTc、123I、111In、68Ga、18F、125I、131I、113mIn、76Br、67Ga、99mTc、123I、111Inおよび68Gaもまた、本発明のポリペプチドおよびポリヌクレオチドを標識するために使用され得る。このような融合産物を構築しそして使用するための方法は、当該分野において、非常に慣習的であり、かつ周知である。
以下の実施例は、さらに本発明を開示するが、その制限として解釈されるべきではない。本発明の分野は、任意の分野を含み、そして上記、下記のプラスミドを以下の実施例において、個々にかまたはキットの一部として含む。また本発明は、本発明の分野内において、以下に示す実施例の方法の全てまたはいずれかを包含する。
(実施例1:増幅可能なクローニングベクターである、pSRXBLSおよびpXBLSの構築)
この実施例は、哺乳動物の発現ベクターであるpSRXBLSおよびpXBLSの構築を記載する。広いマルチクローニングサイトをpDSRGにおいてSRαプロモーターの下流にpSRXBLSを生成するために挿入した。pXBLS、pSRXBLSの誘導体は、任意のプロモーターを欠く。両方のプラスミドは、1つ以上の発現カセット(例えば、抗体遺伝子の重鎖cDNAおよび軽鎖cDNAのための)が容易に挿入され得る増幅可能なベクターとして機能し得る。
155bpのマルチクローニングサイト(pDSRG−xba−xho)を設計し、PCRによって合成し、そしてTA Cloning Vector(Invitrogen;Carlsbad,CA)において、最初にクローニングした。その後、これは、pDSRGのXhoI部位およびXbaI部位にクローニングされ、pSRXBLSを生じた。このSRαプロモーターを、pSRXBLSベクター中に保持した。
pSRXBLSを、さらに、XhoIおよびHindIIIによって消化してSRαプロモーターを除去した。その後、この末端をKlenow処理しによって塞ぎ、そして再度ライゲーションし、HindIII部位を再度生じてpXBLSを構築した。
(実施例2:ユニバーサルトランスファーベクターであるpUHLS、pULLSおよびこれらの子孫の構築)
この実施例は広いマルチクローニングサイトを有し、そしてプロモーターおよびターミネーター/ポリA部位を保有する、ユニバーサルトランスファーベクターならびにその子孫の各々を記載する。pUHLSおよびpULLSは、ユニバーサルトランスファーベクターであり、そしてpUHSRstopLSおよびpULSRstopLSは、SRαプロモーターおよびニワトリβグロビンターミネーターを保有する、これらに対応する子孫である。このプラスミドシステムはまた、大きくて複雑なタンパク質の異なるサブユニットが、これらのベクターにおいて別個に発現され得ることを構成する。その後、各サブユニットに対しての発現カセットを、単一のベクター(pXBLSまたはpSRXBLS)に移して、トランスフェクション、組み込み、マルチサブユニットタンパク質の等モルの産生を容易にし得る。
2つのマルチクローニングサイト(160bpのユニバーサルプラスミドプライマー1および166bpのユニバーサルプラスミドプライマー2による)を設計してpUHLSおよびpULLSを構築した。このクローニングサイトの両方をPCRによって合成し、TA Cloning Vector(Invitrogen)においてクローニングし、その後、pCRScriptベクター(Stratagene)のBssHII部位にクローニングした。従って、このpCRScriptの最初のマルチクローニングサイトは、新しく合成されたマルチクローニングサイトにより置換した。この新しいベクターである、pUHLSおよびpULLSは、それぞれ、ユニバーサルプラスミドプライマー1およびユニバーサルプラスミドプライマー2から得た。
ニワトリβグロビンターミネーターの249bp領域(BamHIおよびXbaIを用いる消化によってpDSRGから得た)を、それぞれ、BamHI部位およびXbaI部位にて、pUHLSならびにpULLSの両方に挿入してpUHstopLSおよびpULstopLSを生成した。このSRαプロモーターおよびこれに付随するイントロン(HindIIIおよびSalIによる消化によるpDSRGから得られた)をHindIII部位およびXhoI部位にてpUHstopLSならびにpULstopLS中に挿入して、それぞれ、pUHSRstopLSおよびpULSRstopLSを生成した。
(実施例3:pAIL5V1の構築)
単一のベクターにおける抗体の重鎖および抗体の軽鎖についてのpAIL5V1の構築は、ここに記載される。それらの方向の変化は別として、2つの型のプラスミドを構築した。第1のプラスミドは、増幅についての選択のためのdhfrマーカーのみを保有する。第2の型の発現プラスミドは、ハイグロマイシン耐性(Hyg)のための遺伝子を伴うdhfrマーカーを保有する。これは、増幅についての選択性を伴うか、またはそれを伴わないかという多能性を付加する。
抗ヒトIL5のヒトモノクローナル抗体の重鎖遺伝子(MAb)を単離し、そしてpUHSRstopLSにEcoRI部位およびXmaI部位にて挿入してpUSRHLSを生成した。抗ヒトIL5 MAbの軽鎖遺伝子を単離し、そしてpULSRstopLSにEcoRI部位およびApaI部位にて挿入してpUSRLLSを生成した。
hCMVの最小プロモーター(pcDNA3.1(Invitrogen;Carlsbad,CA)のNruIおよびEcoRIでの消化に由来する)を、pUSRHLSおよびpUSRLLSにおいて、SRαプロモーターに置換し、このSRαプロモーターを、SnaBIおよびEcoRIでの消化によって除去してpUhCMVHLSおよびpUhCMVLLSを生成した。このTK−ハイグロマイシン遺伝子(TK/Hyg)をFseI部位にてpUhCMVHLSに挿入してpUHhyg(+)hCMVLSおよびpUHhyg(−)hCMVLSを構築した。この軽鎖抗体のカセットを、PacIおよびSrfIでの消化によって、pUhCMVLLSからBssHII部位においてpXBLSに移してpAIL5L(−)hCMVLSおよびpAIL5L(+)hCMVLSを構築した。この重鎖抗体カセットをpUHhyg(−)hCMVLSから、BssHII部位においてpAIL5L(−)hCMVLSに移してpAIL5V1を生成した。
(実施例4:pAIGFRV3の構築)
抗IGFR1モノクローナル抗体である19D12/15H12を発現するハイブリドーマに由来する可変領域をコードするcDNAを単離し、そしてTAクローニングベクター(Invitrogen;Carlsbad,CA)中にクローニングした。抗体19D12/15H12の軽鎖および重鎖のアミノ酸配列ならびにヌクレオチド配列は、その全体が参考として本明細書中に援用される米国特許出願第10/443,466号(2003年5月22日出願)に示される。この重鎖を抗IGFR1の可変領域の重鎖についてのcDNAを含むTAベクターのEcoRI部位およびApaI部位から、pUhCMVHLS(上述)の同部位へ移して抗IGFR1の軽鎖についてのcDNAを含むpUhCMVIGFRHLSを構築した。選択に関して、TK−ハイグロマイシン耐性カセットを、pUhCMVIGFRHLSのFseI部位に挿入してpUhCMVHyg(−)IGFRHLSを構築した。この軽鎖をTAプラスミドのEcoRI部位およびBbsI部位からpUhCMVLLS(上述)の同部位に移してpUhCMVIGFRLLSを構築した。その後、軽鎖発現カセットの全体をpUhCMVIGFRLLSからPacI部位およびSrfI部位にてpXBLSに移してpAIGFRLLSを構築した。このハイグロマイシン発現カセットを伴う重鎖発現カセットをBssHII部位にてpAIGFRLLSに移してpAIGFRV1およびpAIGFRV3を構築した(pIAGFRV1は、本質的に、重鎖遺伝子およびTK−Hyg遺伝子の方向が反対であることを除いてpAIGFRV3と同一である)。
(実施例5:pAIL10V3の構築)
12G8(IL−10を認識するラット抗体である)の可変領域をコードするcDNAを単離した。12G8の重鎖可変領域を、pUhyg(−)IG1FRhuHプラスミドのKpnI部位およびApaI部位に移してpUIL10Hを構築した。このpUhyg(−)IG1FrhuHプラスミドは、IgG1のcDNAカセットおよびTK−ハイグロマイシンカセットを伴うIGFR1の可変領域についての改変cDNAを保有する。12G8の軽鎖可変領域をpAIL5(−)hCMVLSのEcoRI部位およびApaI部位に移してpAIL10(−)Lを構築した。このpUIL10Hに由来する重鎖発現カセットを、BssHII制限酵素認識部位にてpAIL10(−)Lに移してpAIL10V3を構築した。
(実施例6:pAIG1FR(−)IL2LSの構築)
pAIG1FR(−)IL2LSを、3工程のプロセスで構築した。この構築プロセスをIRES−IL2Rα要素のpULstopLSへの移動によって開始した。IRES−IL2Rαを含むプラスミド(pme18IRES)を、SpeI制限酵素およびNotI制限酵素で消化し、そしてこのNotI部位を、Klenow酵素を使用して完全に塞いでIRES−IL2Rαエレメントを誘導した。同時に、pULstopLSを、EcoRV酵素およびSpeI酵素で消化し、そしてこのSpeI部位を、Klenow酵素を使用して塞ぎ、そしてIRES−IL2Rαエレメントと一緒にライゲーションしてpULstopIRESIL2Rを構築した。さらに、pULstopIRESIL2Rを、SpeI酵素およびXbaI酵素で消化し、そしてSpeI部位を、Klenow酵素を用いて完全に塞いだ。また、pUhCMVIGFRLLSを、XbaI酵素およびBspEI酵素を用いて消化し、そしてこのBspEI部位を、Klenow酵素を用いて完全に塞ぎ、そしてpULsとpIRESIL2Rから得たXbaI−SpeIフラグメントと一緒にライゲーションしてpUIGFRL−IRESIL2Rを構築した。IGFR1のこの重鎖発現カセットを、pUhyg(−)IG1FRhuHから、BssHII制限酵素認識部位にてpUIGFRL−IRESIL2Rに移してpAIGFR(−)IL2LSを構築した。
(実施例7:抗IGFR1モノクローナル抗体19D12を発現するための細胞株の開発)
この実施例において、19D12抗体(LCF/HCA)を発現する細胞株の開発および増殖が、提供された。
DXB11細胞培養。細胞を、10%のFBS(HyCloneカタログ番号SH30071.03;Hyclone;Logan,UT)を加えた、リボヌクレオシドおよびデオキシリボヌクレオシドを含むMEM Alpha Medium(GIBCOカタログ番号12571−063;Gibco−invitrogen Corp;Carlsbad,CA)中で増殖させた。
ハイグロマイシン選択培地。細胞を、トランスフェクション後48時間にて分割した。細胞を、10%の透析されたFBS(HyCloneカタログ番号SH30079.03)を加え、ハイグロマイシンB(CLONTECHカタログ番号8057−1;BD Biosciences−Clontech;Palo Alto,CA)を300μg/mLにて加えた、リボヌクレオシドおよびデオキシリボヌクレオシドを含まないMEM Alpha Medium(GIBCOカタログ番号12561−056;)中で増殖させた。
サブクローニング培地。サブクローニングを、10%の透析されたFBS(HyCloneカタログ番号SH30079.03)を加えた、リボヌクレオシドおよびデオキシリボヌクレオシドを含まないMEM Alpha Medium(GIBCOカタログ番号12561−056)中で行った。
メトトレキサート(MTX)増幅培地。メトトレキサート増幅を10%の透析されたFBS(HyCloneカタログ番号SH30079.03)を加えて、MTX(Sigmaカタログ番号M8407;Sigma−Aldrich Corp;St.Louis,MO)を、それぞれ、20nM、80nMおよび320nMにて加えたリボヌクレオシドおよびデオキシリボヌクレオシドを含まないMEM Alpha Medium(GIBCOカタログ番号12561−056)中で実施した。
無血清懸濁液に対する適合のための培地。無血清懸濁液に対する適合を、20ml/LのL−グルタミンを200mM(GIBCOカタログ番号25030−081)および10ml/Lの脂質(コレステロールが豊富)(Sigmaカタログ番号L4646)を補充したCHOタンパク質非含有培地(Sigmaカタログ番号C5467)中で行った。
3Lの産生バッチについての栄養培地。200mMのL−グルタミン(GIBCOカタログ番号25030−081)およびグルコース溶液(Sigmaカタログ番号G8769)を、産生を実行する間の栄養として供給した。
トランスフェクション法およびサブクローニング法。DXB11細胞を、トリプシン処理し、計測し、そしてトランスフェクションの前日に2×10細胞/T25フラスコにてまき、その結果、トランスフェクションの当日中に50〜90%のコンフルーエンス(confluence)になった。トランスフェクションを、2.5μg DNA(pAIGFRV3)/T25フラスコおよびLipofectAMINEPLUSTM試薬(GIBCOカタログ番号10964−013)を使用して行った。vendorの指示書に従って、このDNAを、最初にPLUS試薬と複合体化し、DNA−PLUS複合体を、LipofectAMINE試薬と混合し、その後このDNA−PLUS−LipofectAMINE複合体を使用して上記細胞をトランスフェクトした。この細胞を、5%のCOにて37℃で3時間インキュベートした。インキュベーションの後、DXB11細胞培養培地を所望の容量添加し、この細胞および培地を、T75フラスコに移し、そしてこの細胞を、2日間増殖させた。この培地を、ハイグロマイシン選択培地で交換し、そしてこの細胞を、10日間から2週間増殖させた。いくつかの細胞を、この段階において層にし、この残りの細胞を96ウェルプレート中にサブクローンした。
サブクローニングを、サブクローニング培地を用いて96ウェルプレート中で開始した。単一クローンを、24ウェルプレート、6ウェルプレート、T−25フラスコおよびT−75フラスコ中で連続的に増殖させた後、十分な発現をELISAによって各段階にて検出した。メトトレキサート培地を、増幅のために、20〜30%に密集した培養物に添加した。増幅を、20nM、40nM、80nMおよび320nMのメトトレキサートにて10日間から2週間実施した。増幅の後、この培地を、サブクローニング培地に交換し、そしてこの細胞を約10%コンフルーエンスになるまで増殖させた。この細胞を、この段階にて別の回のサブクローニングに供した。2回目のサブクローニングの後、この細胞を、T−25フラスコの段階にて指定された培地を伴う無血清懸濁培養物に対する適合に供した。連続して、血清を、無血清適合培地を用いる希釈によって上記培地から排除し、そして最後にこの細胞を2.5%の血清を含む振盪フラスコに移した。残りの血清を、この培養物の引き続く希釈によって除去した。この無血清培養物を、3リットルの容量にした。
(実施例8:抗IL−5抗体を発現する細胞の増殖)
凍結したバイアルから得たpAIL5V1を有する細胞を解凍し、そしてCHOタンパク質非含有培地(0.57g/LのLグルタミンを補充したC−5467)を使用する懸濁液中で増殖させた。全ての培養物を、37℃の、7.5% COのインキュベーター中か、または37℃に設定されかつ7.5%のCOを供給するロッカーバッグ(rocker bag)プラットフォーム上に維持した。この種菌列を、振盪フラスコ中で培養を開始し、そして2リットルの培養実施容量で20リットルバッグを開始するのに十分な培養物が存在するまで、連続的に継代しそしてスケールアップした。このバッグが、所定の分割基準に達する場合、そのバッグは、10リットルの培養実施容量までスケールアップされる。このバッグが、所定の分割基準に達する場合、そのバッグは分割され、そしてこの残りの培養物は、別の20リットルのロッカーバッグ(10リットルの培養実施容量)を平行して開始するために使用される。この2つのロッカーバッグが、適切な分割密度に達する場合、これらのバッグは、生産用バイオリアクターに播種するために使用される。振盪フラスコおよびロッカーバッグは、生存可能な細胞密度が、1×10〜1.5×10生存可能な細胞/mLに達する場合、代表的には、1:4の希釈液に分割される。この種菌貯留液は、1:4に希釈されて上記バイオリアクター中に投入される。
Figure 2007510434
(実施例9:抗IL10抗体を精製するためのプロセス)
この実施例は、pAIL10V3によってコードされる抗IL10抗体を200リットルのCHO細胞発酵から精製するためのプロセスを記載する。この工程は、以下:
・0.2μmのフィルター連続して有する正に帯電したCUNOフィルターを用いる濾過によって、細胞培養物の上清を回収する工程。
・pH3.0によって溶出されるAmersham rProtein−A SepharoseTM Fast Flow(4L)でのアフィニティーカラムクロマトグラフィーの工程。
・20〜22℃でpH3.5にて1時間のインキュベーションの後に、pHを5.5に調整することによるウイルスの不活性化。
・250mM NaClまでの20BV勾配によって溶出されるpH5.5でのEMD Fractogel(登録商標)SE HiCap(4L)でのカチオン交換クロマトグラフィー。
・20mMのTris(pH8.0)中への濃縮(2×)/ダイアフィルトレーション(10×)。
・フロー−スルー(flow−through)モードにおけるAmersham Q SepharoseTM Fast Flow上でのアニオン交換クロマトグラフィー。この保持されないピークは貯留され、そしてpH5.5に調整される。
・Planovaフィルター(2〜4つの0.1m Planova 20フィルターを連続して有する1つの0.1m Planova 35)を用いるウイルスの濾過。
・20mM 酢酸ナトリウム中への濃縮(6×〜10×)およびダイアフィルトレーション(10×)の後に、濾過(0.2μm)する工程。
を包含する。
このプロセスは、RP−HPLCにおいて>99%の純度である物質を与える。全体の収率は、70%である。
(実施例10:抗IGFR1抗体の発現および抗IL−10抗体の発現)
この実施例において、抗IGFR抗体鎖および抗IL−10抗体鎖を含む発現プラスミドを構築し、ここでこの抗体鎖の遺伝子は、このプラスミド中でMARエレメント(Selexis;Geneva,Switzerland;Kimら、J.Biotechnol.107(2):95−105(2004);Stiefら、Nature 341:343−345(1989);Phi−Vanら、Mol.Cell.Biol.10:2302−2307(1990);Kalosら、Mol.Cell.Biol.15:198−207(1995))に隣接して位置している。このMARエレメントは、上記宿主の染色体中に安定して統合され、その後、この細胞中に組み込まれる組換え体遺伝子の発現を補助する約3kbのDNAエレメントである。
このMARエレメントを、哺乳動物の発現プラスミド(pAIL10Vi(ハイグロマイシン発現カセットを伴う抗IL10発現カセットを有する)、pAIL10V1/puro(ハイグロマイシン発現カセットの代わりにピューロマイシン発現カセットを伴う抗IL10発現カセットを有する)、pAIGFRLCb2V1(ハイグロマイシン発現カセットを伴う抗IGFR1発現カセットを有する)およびpAIGFRLCb2V/puro(ハイグロマイシン発現カセットの代わりにピューロマイシン発現カセットを伴う抗IGFR1発現カセットを有する))中に挿入した。各プラスミドはすでに、4つの独立した哺乳動物の発現カセットを含んだ。
このベクターpPAG01は、約3kbのニワトリリゾチームのマトリックス結合領域(MAR)のDNAエレメントを含んだ。ユニバーサルベクターの1つであるpULLSを、制限酵素Age1および制限酵素BamH1によって消化し、そして再度ライゲーションした後にその末端をKlenow酵素によって塞いでベクターpULLSmodを構築した。上記pPAG01プラスミドを、BamH1およびXba1によって消化し、上記MARエレメントを、pULLSmod上の同じ部位に移してプラスミドpULMARを構築した。最後にこのMARエレメントを、抗IL10および抗IGFR1を発現するプラスミドに移した。pULMARを、BssHIIによって消化し、そしてMARエレメントを含むフラグメントを、pAIL10Vi、pAIL10V1/puro、pAIGFRLCb2V1およびpAIGFRLCb2V1/puroのAsc1部位に移して、pinAIL10/MAR(−)、pAIL10V1/puro/MAR(−)、pAIGFRLCb2/MAR(−)およびpAIGFRLCb2/puro/MAR(−)を、それぞれ構築した。
このMAR含有プラスミドを、CHO細胞株、DXB11細胞中に導入し、そして抗体鎖を発現した。この抗体鎖の発現を、ELISA分析およびHPLC分析によって確認した。HPLC分析において、このCHO細胞から単離したタンパク質を、逆相カラムまたはプロテイン−Aカラムを使用して分画した。溶出したタンパク質を、A280nmにて分光光学的に検出した。
本発明は、本明細書中に記載された特定の実施形態によって、本発明の範囲が制限されるべきではない。実際には、本明細書中に記載される発明に対する付加における本発明の種々の改変は、これまでの記述から当業者にとって明らかとなる。このような改変は、添付の特許請求の範囲内にあることが意図される。
特許、特許出願、刊行物、製品に関する文書およびプロトコルは、本出願全体に列挙され、これらの開示は、全ての目的についてその全体が参考として援用される。
ユニバーサルトランスファーベクターpULLSのプラスミド地図。Amp:開始:1955 終止:2812。Col E1起点:開始:1012 終止:1952。マルチクローニングサイト(MCS):開始:620 終止:772。f1(+)起点:開始:3 終止:459。 ユニバーサルトランスファーベクターpUHLSのプラスミド地図。Amp:開始:1949 終止:2806。MCS:開始:620 終止:766。f1(+)起点:開始:3 終止:459。Col E1起点:開始:1006 終止:1946。 増幅可能なベクターpXBLSのプラスミド地図。SV40 T−抗原(t AG)イントロン:開始:5431 終止:600。SV40 POLY Aシグナル:開始:5184 終止:5432。MCS:開始:5037 終止:5183。アンピシリン耐性(Amp):開始:3965 終止:4828。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。MMTV−LTRプロモーター:開始:1348 終止:2810。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。 pAIL5V1のプラスミド地図。CMVプロモーターによって駆動される、抗IL−5抗体重鎖(VDJ−IgG4)の発現カセットおよび抗IL−5抗体軽鎖(VDJ−IgK)の発現カセットは、TKプロモーター(TK/Hyg)によって駆動されるハイグロマイシンB発現カセットと一緒にpXBLSのマルチクローニングサイトに挿入される。SV40 t Agイントロン:開始:12177 終止:600。SV40 POLYAシグナル:開始:11930 終止:12178。CMVプロモーター:開始:11238 終止:11892。T7プロモーター/プライミング部位:開始:11219 終止:11238。VDJ(抗IL−5軽鎖):開始:10718 終止:11148。IGκ(抗IL−5軽鎖):開始:10382 終止:10717。βグロビンポリAシグナル:開始:10126 終止:10374。TK/Hyg:開始:8161 終止:10033。βグロビンポリAシグナル:開始:7877 終止:8115。IGG4−CH3(抗IL−5抗体重鎖):開始:7517 終止:7834。IGG4−CH2(抗IL−5抗体重鎖):開始:7087 終止:7419。IGG4−HINGE(抗IL−5抗体重鎖):開始:6933 終止:6968。IGG4−CH1(抗IL−5抗体重鎖):開始:6247 終止:6540。VDJ(抗IL−5抗体重鎖):開始:5813 終止:6247。T7プロモーター/プライミング部位:開始:5723 終止:5742。CMVプロモーター:開始:5069 終止:5723。AP(アンピシリン耐性):開始:3965 終止:4828。PBR ORI:開始:3207 終止:3207。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。MMTV−LTRプロモーター:開始:1348 終止:2810。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。 pAIGFRV3のプラスミド地図。CMVプロモーターによって駆動される、抗IGFR1抗体重鎖(VDJ−IgG4)の発現カセットおよび抗IGFR1抗体軽鎖(VDJ−IgK)の発現カセットは、TKプロモーター(TK−ハイグロマイシン)によって駆動されるハイグロマイシンBの発現カセットと一緒にpXBLSのマルチクローニングサイトに挿入される。DHFR cDNA(プラスミド増幅のためのそのプロモーター(MMTV−LTR)を伴う)およびハイグロマイシンBコード配列(哺乳動物細胞中での選択のためのそのTKプロモーターを伴う)が、示される。AP(R):開始:3965 終止:4828。IgG1非ゲノム領域:開始:7234 終止:8214。11D8ハイブリドーマのIGFR1のVDJ:開始:8214 終止:8641。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。SV40 t Agイントロン:開始:11603 終止:600。ヒト抗IGFR遺伝子のκ鎖:開始:9761 終止:10096。軽鎖についてのヒト抗IGFR遺伝子のVDJドメイン:開始:10097 終止:10477。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。TK−ハイグロマイシン:開始:5053 終止:6925。βグロビンポリAシグナル:開始:6971 終止:7209。βグロビンpAシグナル:開始:9505 終止:9753。SV40 POLYA:開始:11356 終止:11604。MMTV−LTR:開始:1348 終止:2810。CMVプロモーター:開始:10664 終止:11318。T7プロモーター/プライミング部位:開始:8723 終止:8742。CMVプロモーター:開始:8742 終止:9396。T7プロモーター/プライミング部位:開始:10645 終止:10664。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。 pAIG1FR(−)IL2LSのプラスミド地図。このプラスミドは、抗IGFR1抗体およびIL2レセプターの膜ドメインの発現を駆動する。抗IGFR1重鎖および抗IGFR1軽鎖、末端切断されたIL2レセプター、ならびにハイグロマイシンBを含む4つの遺伝子を含む3つの独立した発現カセットは、pXBLSのマルチクローニングサイトに組み込まれる。SV40 t Agイントロン:開始:13066 終止:600。SV40 POLYA:開始:12819 終止:13067。CMV:開始:12115 終止:12769。T7プロモーター/プライミング部位:開始:12096 終止:12115。VDJ(抗IGFR1軽鎖):開始:11548 終止:11928。κ(Kap;抗IGFR1軽鎖):開始11212 終止:11547。IRES:開始:10621 終止:11195。IL−2Rα:開始:9787 終止:10615。βグロビンポリAシグナル(β−グロビンpA):開始:9505 終止:9753。CMV:開始:8742 終止:9396。T7プロモーター/プライミング部位:開始:8723 終止:8742。VDJ(11D8ハイブリドーマの抗IGFR1重鎖):開始:8214 終止:8641。IgG1(11D8ハイブリドーマの抗IGFR1重鎖):開始:7234 終止:8214。βグロビンポリAシグナル(b−グロビンpA):開始:6971 終止:7209。TK−ハイグロマイシン:開始:5053 終止:6925。AP:開始:3965 終止:4828。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。MMTV−LTR:開始:1348 終止:2810。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。 pAIL10V3のプラスミド地図。このプラスミドは、抗IL−10の発現を駆動する。CMVプロモーターによって駆動される抗IL−10抗体重鎖(VDJ−IgG4)および抗IL−10抗体軽鎖(VDJ−IgK)の発現カセットは、TKプロモーター(TK−ハイグロマイシン)によって駆動されるハイグロマイシンBの発現カセットと一緒にpXBLSのマルチクローニングサイトに挿入される。dhfr cDNA(プラスミド増幅のためのプロモーター(MMTV−LTR)およびハイグロマイシンBコード配列(哺乳動物細胞における選択のためのTKプロモーターを伴う))が、示される。SV40 t Agイントロン:開始:11507 終止:600。SV40 POLYAシグナル:開始:11260 終止:11508。CMV:開始:10568 終止:11222。T7プロモーター/プライミング部位:開始:10549 終止:10568。VDJ−IgK(抗IL10ラット抗体12G8軽鎖):開始:9739 終止:10468。βグロビンポリAシグナル:開始:9478 終止:9726。CMVプロモーター:開始:8715 終止:9369。T7プロモーター/プライミング部位:開始:8696 終止:8715。VDJ(抗IL10ラット抗体12G8重鎖):開始:8214 終止:8644。IgG1非ゲノム領域(抗IL10ラット抗体12G8重鎖):開始:7234 終止:8214。βグロビンポリAシグナル:開始:6971 終止:7209。TKプロモーターが駆動するハイグロマイシン遺伝子(TK−ハイグロマイシン):開始:5053 終止:6925。AP:開始:3965 終止:4828。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。MMTV−LTRプロモーター:開始:1348 終止:2810。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。 pDSRGのプラスミド地図。このプラスミドは、American Type Culture Collection(10801 University Boulevard;Manassas,Virginia 20110−2209)に寄託される(カタログ番号68233)。このプラスミドは、プラスミド増幅のために、dhfr(−)チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞中でメトトレキサートの存在下において、SRαプロモーター、強力なSV40ベースのプロモーターおよびジヒドロ葉酸還元酵素(DHFR)cDNAを含む。SV40 t Agイントロン:開始:6371 終止:600。SV40 POLYAシグナル:開始:6124 終止:6372。SRαプロモーター:開始:5486 終止:6123。βグロビンポリAシグナル:開始:5038 終止:5298。AP:開始:3965 終止:4828。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。MMTV−LTRプロモーター:開始:1348 終止:2810。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。 pSRXBLSのプラスミド地図。pSRXBLSは、pDSRGのマルチクローニングサイトを広いマルチクローニングサイトに置き換えたpDSRGの直系子孫である。pSRXBLSは、pXBLSの親プラスミドである。SV40 t Agイントロン:開始:6065 終止:600。SV40 POLYAシグナル:開始:5818 終止:6066。SRαプロモーター:開始:5180 終止:5817。MCS:開始:5038 終止:5179。Amp(R):開始:3965 終止:4828。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。MMTV−LTRプロモーター:開始:1348 終止:2810。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。 pUHSRstopLSのプラスミド地図。pUHSRstopLSは、SRαプロモーターおよび249bpのニワトリβ−グロビンターミネーターを保有するpUHLSについての子孫プラスミドである。このプラスミドは単独で、目的の遺伝子のいずれかを発現するために使用され得る。また、このプラスミドは、全ての発現カセットが単一のプラスミド上で構築され得るpXBLSに、複合タンパク質の一部の、完全な発現カセットを移動させるトランスファーベクターとして使用され得る。Amp:開始:2975 終止:3832。Col E1起点:開始:2032 終止:2972。イントロンを含むSrαプロモーター:開始:955 終止:1764。βグロビンポリAシグナル:開始:673 終止:911。f1(+)起点:開始:3 終止:459。 pULSRstopLSのプラスミド地図。pULSRstopLSは、SRαプロモーターおよび249bpのニワトリβ−グロビンターミネーターを保有するpULLSについての子孫プラスミドである。このプラスミドは単独で、目的の遺伝子のいずれかを発現するために使用され得る。また、このプラスミドは、全ての発現カセットが単一のプラスミド上で構築され得るpXBLSに、複合タンパク質の一部の、完全な発現カセットを移動させるトランスファーベクターとして使用され得る。Amp:開始:2981 終止:3838。Col E1起点:開始:2038 終止:2978。βグロビンポリAシグナル:開始:1512 終止:1760。Srαプロモーター:開始:665 終止:1474。f1(+)起点:開始:3 終止:459。 pPAG01のプラスミド地図。このプラスミドは、Xba1部位およびBamH1部位にはさまれたSelexis(Geneva,Switzerland)の約3kbのニワトリリゾチームMARを含む。AP(R)(bla遺伝子−Ap(r)決定因子):開始:4165 終止:5022。Selexis Inc.5’lys MAR:開始:1 終止:2960。P(LAC):開始:3043 終止:3043。P(BLA)(bla遺伝子プロモーター):開始:5057 終止:5057。複製起点ORI(RNaseH切断点):開始:3403 終止:3403。 pinAIL10/MAR(−)のプラスミド地図。図13は、ハイグロマイシン耐性マーカーを含む抗IL10遺伝子の重鎖発現カセットに並列されるニワトリリゾチームMARエレメントを有するプラスミド(pinAIL10/MAR(−))の地図を記載する。AP(R):開始:3965 終止:4828。MAR−lys(MAR−lysは、マトリックス結合領域である):開始:5087 終止:8045。VDJ(抗IL10(12G8)のVDJ領域):開始:8928 終止:9369。IgG1(IgG1非ゲノム領域):開始:9374 終止:10354。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。SV40 t Agイントロン:開始:14897 終止:600。VDJ−IgK(12G8軽鎖(抗IL10)についてのVDJ−IgK):開始:13026 終止:13755。pBR322配列:開始:2811 終止:3019。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。TK−ハイグロマイシン:開始:10663 終止:12672。βグロビンポリAシグナル:開始:10379 終止:10617。βグロビンpAシグナル:開始:12765 終止:13013。SV40 POLYA:開始:14650 終止:14898。MMTV−LTR:開始:1348 終止:2810。hCMV/イントロン(ハイブリッドのイントロンを含むヒトCMVプロモーター):開始:8077 終止:8918。hCMV/イントロン(ヒトCMVプロモーターおよびハイブリッドのイントロン):開始:13771 終止:14612。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。 pAIL10V1/puro/MAR(−)のプラスミド地図。図14は、ハイグロマイシン耐性マーカーの代わりにピューロマイシンを含む抗IL10遺伝子の重鎖発現カセットに並列されるニワトリリゾチームMARエレメントを有するプラスミド(pAIL10/puro/MAR(−))の地図を記載する。AP:開始:3965 終止:4828。MAR−lys(MAR−lysは、マトリックス結合領域である):開始:5087 終止:8045。VDJ:開始(抗IL10(12G8)のVDJ領域):8928 終止:9369。IgG1(IgG1非ゲノム領域):開始:9374 終止:10354。PURO:開始:11674 終止:12905。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。SV40 t Agイントロン:開始:15070 終止:600。VDJ−IgK(12G8軽鎖(抗IL10)についてのVDJ−IgK):開始:13199 終止:13928。(相補的)pBR322配列:開始:2811 終止:3019。pBR322配列:開始:3020 終止:5033。βグロビンポリAシグナル:開始:10379 終止:10617。SV40 POLYA:開始:10784 終止:10789。βグロビンポリAシグナル:開始:12938 終止:13186。SV40 POLYA:開始:14823 終止:15071。MMTV−LTR:開始:1348 終止:2810。hCMV/イントロン(ハイブリッドのイントロンを含むヒトCMVプロモーター):開始:8077 終止:8918。HCMV−MIE:開始:10902 終止:11660。hCMV/イントロン(ヒトCMVプロモーターおよびハイブリッドのイントロン):開始:13944 終止:14785。(相補的)pBR ORI:開始:3207 終止:3207。 pAIGFRLCb2/MAR(−)のプラスミド地図。図15は、ハイグロマイシン耐性マーカーを含む抗IGFR1遺伝子の重鎖発現カセットに並列されるニワトリリゾチームMARエレメントを有するプラスミドの地図を記載する。AP(R):開始:3965 終止:4828。MAR−lys(MAR−lysは、マトリックス結合領域である):開始:5087 終止:8045。VDJ(11D8ハイブリドーマのIGFR1のVDJ):開始:8974 終止:9401。IgG1(IgG1非ゲノム領域):開始:9401 終止:10381。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。SV40 t Agイントロン:開始:14924 終止:600。κ(κ鎖):開始:13063 終止:13386。VDJ(IGFR1のVDJ(LCd、ヒト生殖系列配列)):開始:13387 終止:13764。pBR322:開始:2811 終止:3019。pBR322:開始:3020 終止:5033。TK−ハイグロマイシン:開始:10690 終止:12699。βグロビンポリAシグナル:開始:10406 終止:10644。βグロビンpAシグナル:開始:12792 終止:13040。SV40 POLYA:開始:14677 終止:14925。MMTV−LTR:開始:1348 終止:2810。hCMV/イントロン(ハイブリッドのイントロンを含むヒトCMVプロモーター):開始:8077 終止:8918。hCMV/イントロン(ヒトCMVプロモーターおよびハイブリッドのイントロン):開始:13786 終止:14627。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。 pAIGFRLCb2V1/puro/MAR(−)のプラスミド地図。図16は、ハイグロマイシン耐性マーカーの代わりにピューロマイシンを含む抗IGFR1遺伝子の重鎖発現カセットに並列されるニワトリリゾチームMARエレメントを有するプラスミドの地図を記載する。AP(R):開始:3965 終止:4828。MAR−lys(MAR−lysは、マトリックス結合領域である):開始:5087 終止:8045。VDJ(11D8ハイブリドーマのIGFR1のVDJ):開始:8974 終止:9401。IgG1(IgG1非ゲノム領域):開始:9401 終止:10381。PURO(R):開始:11701 終止:12932。DHFR cDNA:開始:601 終止:1347。SV40 t Agイントロン:開始:15097 終止:600。κ(κ鎖):開始:13236 終止:13559。VDJ(IGFR1のVDJ(LCb、ヒト生殖系列配列)):開始:13560 終止:13937。pBR322:開始:2811 終止:3019。pBR322:開始:3020 終止:5033。βグロビンポリAシグナル:開始:10406 終止:10644。SV40 POLYA:開始:10811 終止:10816。βグロビンpAシグナル:開始:12965 終止:13213。SV40 POLYA:開始:14850 終止:15098。MMTV−LTR:開始:1348 終止:2810。hCMV/イントロン(ハイブリッドのイントロンを含むヒトCMVプロモーター):開始:8077 終止:8918。HCMV−MIE:開始:10929 終止:11687。hCMV/イントロン(ヒトCMVプロモーターおよびハイブリッドのイントロン):開始:13959 終止:14800。pBR ORI:開始:3207 終止:3207。

Claims (39)

  1. プラスミドシステムであって、以下のコンテナー:
    (a)以下:
    Bss HII、Pme I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Mlu I、Bcl I、Bsr GI、Bss HII、
    の第1のマルチクローニングサイトを含む、第1のユニバーサルトランスファーベクター;
    (b)以下:
    Bss HII、Sgr AI、Xma I、Rsr II、Spe I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Nde I、Msc I、Nru I、Pac I、Bss HII、
    の第2のマルチクローニングサイトを含む、第2のユニバーサルトランスファーベクター;および
    (c)以下:
    Sgr AI、Srf I、Xma I、Spe I、Sac II、Rsr II、Pac I、Nru I、Not I、Nde I、Msc I、Mlu I、Kpn I、Fse 1、Bss HII、Bsr GI、Bsp EI、Bcl I、Bbv C1、Pme I、Bss HII、Asc I、Xba I、
    の第3のマルチクローニングサイトを含む、増幅可能なベクター;
    を別個に含む、プラスミドシステム。
  2. 前記第1のユニバーサルトランスファーベクターは、図2のプラスミド地図を含み、前記第2のユニバーサルトランスファーベクターは、図1のプラスミド地図を含み、そして前記増幅可能なベクターは、図3のプラスミド地図を含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  3. 前記第1のユニバーサルトランスファーベクターの前記マルチクローニングサイトは、配列番号11に示されるヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  4. 前記第2のユニバーサルトランスファーベクターの前記マルチクローニングサイトは、配列番号12に示されるヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  5. 前記増幅可能なベクターの前記マルチクローニングサイトは、配列番号10に示されるヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  6. 少なくとも1つの前記プラスミドは、前記マルチクローニングサイトの上流か、または該マルチクローニングサイト内に配置されるプロモーターを含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  7. 前記プロモーターは、SRαプロモーター、マウス乳腺癌ウイルスの末端反復配列(MMTV LTR)、ヒトサイトメガロウイルス(hCMV)の最初期プロモーターおよびマウスサイトメガロウイルス(mCMV)の最初期プロモーターから選択される、請求項6に記載のプラスミドシステム。
  8. 前記第1のユニバーサルトランスファーベクターは、図10のプラスミド地図を含む、請求項7に記載のプラスミドシステム。
  9. 前記第2のユニバーサルトランスファーベクターは、図11のプラスミド地図を含む、請求項7に記載のプラスミドシステム。
  10. 前記増幅可能なベクターは、図9のプラスミド地図を含む、請求項7に記載のプラスミドシステム。
  11. 前記第1のユニバーサルトランスファーベクターは、配列番号5に示されるヌクレオチド配列を含む、請求項7に記載のプラスミドシステム。
  12. 前記第2のユニバーサルトランスファーベクターは、配列番号4に示されるヌクレオチド配列を含む、請求項7に記載のプラスミドシステム。
  13. 前記増幅可能なベクターは、配列番号13に示されるヌクレオチド配列を含む、請求項7に記載のプラスミドシステム。
  14. 少なくとも1つの前記ユニバーサルトランスファーベクターは、ターミネーター/ポリA付加部位を含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  15. 前記増幅可能なベクターは、DHFR遺伝子を含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  16. プラスミドシステムであって、以下のコンテナー:
    (a)配列番号2に示されるヌクレオチド配列を含む第1のユニバーサルトランスファーベクター;
    (b)配列番号1に示されるヌクレオチド配列を含む第2のユニバーサルトランスファーベクター;および
    (c)配列番号3に示されるヌクレオチド配列を含む増幅可能なベクター;
    を別個に含む、プラスミドシステム。
  17. 上記カセットは、免疫グロブリン軽鎖または免疫グロブリン重鎖をコードする、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  18. 前記第1のユニバーサルトランスファーベクターまたは前記第2のユニバーサルトランスファーベクターは、1つ以上の発現カセットの第1の組を含み、前記他のユニバーサルトランスファーベクターは、1つ以上の発現カセットの第2の組を含み、そして前記増幅可能なベクターは、該発現カセットの第1の組および該発現カセットの第2の組を含み;ここで:
    (a)該1つ以上の発現カセットの第1の組は、抗IL5免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットを含み、そして該1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IL5免疫グロブリン軽鎖遺伝子の発現カセットを含むか;
    (b)該1つ以上の発現カセットの第1の組は、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットを含み、そして該1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖遺伝子の発現カセットを含むか;
    (c)該1つ以上の発現カセットの第1の組は、バイシストロンの遺伝子発現カセットを含む発現カセットを含み、該バイシストロンの遺伝子は、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖遺伝子およびIL−2レセプターα遺伝子を含み、ここで該遺伝子は、内部リボソーム侵入部位(IRES)によって連結され、そして該1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットおよびハイグロマイシン耐性遺伝子の発現カセットであるか;または
    (d)該1つ以上の発現カセットの第1の組は、抗IL10免疫グロブリン重鎖遺伝子の発現カセットを含み、そして該1つ以上の発現カセットの第2の組は、抗IL10免疫グロブリン軽鎖遺伝子の発現カセットおよびハイグロマイシン耐性遺伝子の発現カセットを含む;
    請求項1に記載のプラスミドシステム。
  19. 前記増幅可能なベクターは、図4〜図7から選択される図に示されるプラスミド地図を含む、請求項18に記載のプラスミドシステム。
  20. 前記増幅可能なベクターは、配列番号6〜配列番号9から選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項19に記載のプラスミドシステム。
  21. 前記第1のユニバーサルトランスファーベクター、前記第2のユニバーサルトランスファーベクター、または前記増幅可能なベクターは、マトリックス結合領域を含む、請求項1に記載のプラスミドシステム。
  22. 前記増幅可能なベクターは、(a)抗IGFR抗体の重鎖または抗IL10抗体の重鎖および(b)ピューロマイシン耐性マーカーまたはハイグロマイシン耐性マーカーを含む、請求項21に記載のプラスミドシステム。
  23. 前記増幅可能なベクターは、図13〜図16からなる群より選択されるプラスミド地図によって特徴付けられる、請求項21に記載のプラスミドシステム。
  24. 前記増幅可能なベクターは、配列番号24〜配列番号27からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項21に記載のプラスミドシステム。
  25. 2つ以上の型のペプチドを含むタンパク質を産生するための方法であって、以下の工程:
    (a)1つ以上の発現カセットの組を、以下:
    Bss HII、Pme I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71, Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Mlu I、Bcl I、Bsr GI、Bss HII、
    の第1のマルチクローニングサイトを含む、第1のユニバーサルトランスファーベクター中に導入する工程;
    (b)1つ以上の異なる発現カセットの組を、以下:
    Bss HII、Sgr AI、Xma I、Rsr II、Spe I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Nde I、Msc I、Nru I、Pac I、Bss HII、
    の第2のマルチクローニングサイトを含む、第2のユニバーサルトランスファーベクター中に導入する工程;
    (c)該カセットを該トランスファーベクターから、以下:
    Sgr AI、Srf I、Xma I、Spe I、Sac II、Rsr II、Pac I、Nru I、Not I、Nde I、Msc I、Mlu I、Kpn I、Fse 1、Bss HII、Bsr GI、Bsp EI、Bcl I、Bbv C1、Pme I、Bss HII、Asc I、Xba I、
    の第3のマルチクローニングサイトを含む、増幅可能なベクター中に移動させる工程;および
    (d)該カセットの発現を引き起こす工程;
    を包含する、方法。
  26. 前記第1のユニバーサルトランスファーベクター、前記第2のユニバーサルトランスファーベクター、または前記増幅可能なベクターは、マトリックス結合領域を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記増幅可能なベクターは、(a)抗IGFR抗体の重鎖または抗IL10抗体の重鎖、および(b)ピューロマイシン耐性マーカーまたはハイグロマイシン耐性マーカーを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記増幅可能なベクターは、図13〜図16からなる群より選択されるプラスミド地図によって特徴付けられる、請求項26に記載の方法。
  29. 前記増幅可能なベクターは、配列番号24〜配列番号27からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項26に記載の方法。
  30. 請求項25に記載の方法であって、前記タンパク質を精製する工程をさらに包含する、方法。
  31. 請求項25に記載の方法であって、ここで以下:
    (a)1つの発現カセットは、抗IL5免疫グロブリン重鎖をコードし、そして他の発現カセットは、抗IL5免疫グロブリン軽鎖をコードするか;
    (b)1つの発現カセットは、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖をコードし、そして他の発現カセットは、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖をコードするか;
    (c)1つの発現カセットは、抗IGFR1免疫グロブリン軽鎖およびIL−2レセプターαサブユニットをコードするバイシストロンの遺伝子を含み、該遺伝子は、内部リボソーム侵入部位(IRES)によって連結されており、そして他の発現カセットは、抗IGFR1免疫グロブリン重鎖およびHYG−Bをコードするか;または
    (d)1つの発現カセットは、抗IL10免疫グロブリン重鎖をコードし、そして他の発現カセットは、抗IL10免疫グロブリン軽鎖およびHYG−Bをコードする、
    方法。
  32. 抗IGFR1抗体を産生するための方法であって、以下の工程:
    (a)配列番号18および配列番号22から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む発現カセット、または配列番号16および配列番号20から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするヌクレオチドを含む発現カセットを、以下:
    Bss HII、Pme I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Mlu I、Bcl I、Bsr GI、Bss HII、
    の第1のマルチクローニングサイトを含む、第1のユニバーサルトランスファーベクター中に導入する工程;
    (b)該第1のベクター中に導入されない他の発現カセットを、以下:
    Bss HII、Sgr AI、Xma I、Rsr II、Spe I、Sna B1、Hin dIII、Asp 718、Kpn I、Pae R71、Xho I、Sal I、Acc I、Hinc II、Cla I、Eco RV、Eco RI、Pst I、Eco O109I、Eco O109I、Apa I、Xma I、Bsp EI、Bam H1、Dsa I、Eag I、Ecl XI、Not I、Sac II、Xma III、Xba I、Sac I、Nde I、Msc I、Nru I、Pac I、Bss HII、
    の第2のマルチクローニングサイトを含む、第2のユニバーサルトランスファーベクター中に導入する工程;
    (c)該カセットを該トランスファーベクターから、以下:
    Sgr AI、Srf I、Xma I、Spe I、Sac II、Rsr II、Pac I、Nru I、Not I、Nde I、Msc I、Mlu I、Kpn I、Fse 1、Bss HII、Bsr GI、Bsp EI、Bcl I、Bbv C1、Pme I、Bss HII、Asc I、Xba I、
    の第3のマルチクローニングサイトを含む、増幅可能なベクター中に移動させる工程;および
    (d)該カセットの発現を引き起こす工程、
    を包含する、方法。
  33. 請求項32に記載の方法であって、前記抗体を精製する工程をさらに包含する、方法。
  34. 配列番号18および配列番号22から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号17および配列番号21から選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項32に記載の方法。
  35. 配列番号16および配列番号20から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号15および配列番号19から選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項32に記載の方法。
  36. 前記発現カセットは、ヒトサイトメガロウイルス(hCMV)プロモーターに作動可能に連結される、請求項32に記載の方法。
  37. 請求項1に記載のプラスミドシステムならびに、以下:
    (i)滅菌蒸留水;
    (ii)リン酸カルシウム形質転換試薬である、CaClおよび2×HEPES緩衝化生理食塩水;
    (iii)DEAE−デキストラン形質転換試薬である、リン酸緩衝化生理食塩水中のクロロキンおよびリン酸緩衝化生理食塩水;
    (iv)DOTAP/コレステロールの粗リポソーム;
    (v)形質転換受容性のE.Coli;
    (vi)Dulbecco/Vogt改変Eagle’s必要最小培地(DMEM)
    (vii)ウシ胎仔血清
    (viii)luriaブロス培地;および
    (ix)該プラスミドシステムの使用についての指示書、
    から選択される1つ以上の構成要素を備える、キット。
  38. 配列番号10、配列番号11および配列番号12から選択されるヌクレオチド配列を含むオリゴヌクレオチドプライマー。
  39. 配列番号6〜配列番号9からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含むプラスミド。
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