JP2007503872A - 事前装填されるiolインジェクター - Google Patents

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Abstract

事前装填される眼内レンズ注入デバイス(10)は、IOL(30)を応力を受けない状態で放出可能に保持するための保持具(40)を備える。上記保持具およびIOLは、インジェクター本体(12)に取り外し可能に取り付けられ、外科医への送達のために同じパッケージ中に密封される。代替の実施形態において、上記保持具およびIOLは、一緒に合わせられて、1つのパッケージ中に密封され、そして上記インジェクター本体は、別のパッケージ中に密封され、外科医は、手術の際に上記保持具をインジェクター本体に取り付ける。IOLをインジェクター本体を通して送達するために、上記保持具は、インジェクター本体から取り外され、IOLがその保持具から放出されてインジェクター本体に応力を受けない状態で位置されることとなることを引き起こす。

Description

(関連出願)
本出願は、出願番号第10/681,785号(2003年8月28日出願)の一部継続出願である。
(発明の背景)
本発明は、眼用外科的デバイスおよび眼用外科的方法に関する。より具体的には、本発明は、眼内レンズ(IOL)を眼に挿入するためのデバイスおよび方法に関し、ここで、IOLは、インジェクターデバイス中に簡便に事前装填され、そのインジェクターデバイスと一緒にパッケージングされ得る。
IOLは、天然水晶体が白内障を有しているか、または他の疾患である場合に、その眼の天然水晶体と置き換えるために使用される人工レンズである。IOLはまた、時々、眼の屈折障害を修正するために眼に移植され、この場合、天然水晶体は移植されたIOLと一緒に眼に残り得る。IOLは、眼の後眼房または前眼房のいずれかに配置され得る。IOLは、種々の構成および材料で提供される。いくつかの一般的なIOLの型としては、いわゆるオープンループ型鞏膜部(これとしては、以下が挙げられる:1つの光学部およびその光学部に付着してそこから延びる2つの鞏膜部を有する、3部品型;(例えば、単一ブロックの材料から光学部と鞏膜部とを一緒に加工することによって)光学部および鞏膜部が一体化して形成されている、1部品型);ならびにまた、クローズドループ型鞏膜部のIOLが挙げられる。さらに、IOLのさらなる型は、プレート鞏膜部型と呼ばれ、ここで、その鞏膜部は光学部の反対側から延びる平面プレートとして構成されている。上記IOLは、PMMA、シリコーン、ヒドロゲルおよびシリコーンヒドロゲルなどのような種々の材料、または材料の組み合わせから作製され得る。
IOLを眼に移植するための種々の機器および方法が、公知である。1つの方法において、外科医は、対向する刃を有する外科的鉗子を簡単に使用し、この鉗子は、IOLをつかんでそのIOLを切開を通して眼の中に挿入するために使用される。この方法は依然今日実施されているが、ますます多くの外科医が、より精巧にされたIOLインサーターデバイスを使用しており、このデバイスは、IOLを眼に挿入する場合に、外科医がより制御しやすいというような利点を付与する。最近、挿入先端部の直径が縮小されたIOLインサーターデバイスが開発されており、このことは、角膜に、鉗子を単独で使用して可能な切開よりもかなり小さな切開が作製されることを可能にする。より小さな切開サイズ(例えば、約3mm未満)は、より大きな切開(例えば、約3.2mm〜5+mm)よりも好ましい。なぜなら、より小さな切開は、手術後の治癒時間を短縮することおよび誘発性乱視のような合併症を低減することに起因しているからである。
IOLは非常に小さく、傷つきやすい製品であるので、それを扱うには大きな注意が払われなくてはならない。IOLがより小さな切開を通って装着されるために、IOLは、眼に入る前に折りたたまれ、および/または圧縮されることを必要とし、その眼の中では、IOLはそれらのもともとの折りたたまれていない/圧縮されていない形態をとる。従って、IOLインサーターデバイスは、IOLが容易にそのデバイスを通過して眼に入ることを可能にし、なお同時に、傷つきやすいIOLをいかなる点においても損傷しないように設計されなくてはならない。IOLが眼への送達の間に損傷されたならば、外科医は、損傷したIOLを目から取り出して、それを新しいIOLと置き換える必要があることが最も多く、極めて望ましくない手術結果となる。
従って、上で説明したとおり、IOLインサーターデバイスは、IOLのそのデバイスを通る容易な通過を可能にするように設計されなくてはならない。IOLが、IOLインサーターデバイスの先端部から、予測可能な配向および様式で眼に放出されることは等しく重要である。IOLが上記先端部からあまりに速く、または間違った配向で放出されたならば、外科医はさらに、IOLを眼の中で操作しなくてはならず、これは、眼の周囲組織に対して外傷を与え得る。従って、インサーターデバイスへのIOLの正確な装填を可能にし、制御された予測可能な反復可能な様式で、そのインサーターデバイスの先端部を通過して眼にIOLを放出する、インサーターデバイスを有することが大いに望ましい。
IOLインサーターデバイスの先端部からのIOLの制御された絞り出しを確立するために、IOLは最初に、IOLインサーターデバイスに装填されなければならない。従って、インサーターデバイスへのIOLの装填は、プロセスの中で正確かつ非常に重要な工程である。インサーターデバイスへのIOLの不正確な装填は、多くの場合、不成功のIOL送達順序の理由として引用される。今日の市場の多くのIOLインジェクターデバイスは、担当の看護師および/または外科医によって手術のときにIOLがインジェクターに装填されることを必要とする。IOLの傷つきやすい性質に起因して、看護師および/または外科医が、IOLを不注意で損傷し、そして/またはIOLをインジェクターデバイスに不正確に装填して、移植の不成功をもたらすという危険性が存在する。従って、看護師および/または外科医によるIOLの直接的な操作および/またはインジェクターへの装填は望ましくない。
代表的なIOLインサーターデバイスにおいて、IOLインサーターは、IOL(これは、インサーター管腔に事前に装填されて、圧縮されている)を係合して、そのIOLをインサーター管腔を通して通過させる、先端部を有するプランジャを利用する。従って、IOLは、インサーターデバイスのプランジャ先端部および管腔と調和する。上記管腔は代表的に、IOLがその管腔を通って前進するにつれてIOLをさらに圧縮するために、その管腔の開いた先端部に向かって細くなるという寸法をとる。上記管腔の先端部は、上述のように、現在のところ3mm未満の範囲であることが好ましい外科的切開を通過する挿入のための大きさである。従って、インサーター管腔は代表的に、IOLの装填領域においてはより大きく、IOLが眼内に絞り出される場所である管腔の先端部に向かって直径が徐々に小さくなるという寸法をとる。管腔先端部におけるIOLの圧縮された直径は、その管腔先端部の内径と同じであり、好ましくは上述の通り3mm以下であることが理解される。これらの構成要素境界面の各々は、調和する構成要素(すなわち、IOL、プランジャ先端部およびインサーター管腔)の間で作用する力は、IOLが管腔を通して押されるにつれて変化するという意味で、動的である。従って、これらの動力学的力の制御が最大限に重要である。さもないと、IOLは、このIOLに作用する過剰な圧縮力に起因して、送達の間に損傷され得る。例えば、IOLがプランジャによって次第に縮小する直径の管腔を通って前進されるにつれて、IOLを管腔を通して押すのに必要な力が増大すると同時に、IOLは圧縮されていく。これは、プランジャ先端部とIOLとの間に過剰な力をもたらし得、IOLに損傷を与え、そして/またはIOLの管腔先端部からの放出が制御できないという可能性を生じる。また、プランジャ先端部の力は、IOLがインサーターの中を移動されるにつれてねじれることおよび/または回転することを引き起こし得、それによって、IOLとプレンジャ先端部および/またはインサーター管腔との間の力は、IOLを損傷する点まで制御不能に増大する。
これらの問題に取り組むことを試みる種々のインサーターデバイスが提唱されているが、看護師および/または外科医がIOLを直接操作する必要性をなくし、かつIOLインジェクターデバイスの操作およびIOL送達プロセスを一般的に簡単にする、IOLインサーターおよび方法に対する必要性が依然残る。
(発明の要旨)
本発明の第1の局面において、インジェクターデバイスは、IOLをそのインジェクターデバイス中に装填させて提供され、ここで、そのインジェクターデバイスおよびIOLは、単一単位として一緒にパッケージングされる。上記IOLは、IOL保持具によって、「事前装填」状態で、応力を受けない状態(すなわち、その光学部部分に実質的に応力が作用しない状態で)放出可能に保持される。この実施形態において、上記デバイスは、製造場所での最終組み立ておよびパッケージングのときから事前装填状態であり、出荷および外科医によるデバイスの実際の使用を経る。従って、保存状態は、IOLがIOL保持具によって保持されている状態である。
インジェクター本体は、開口部およびIOL装填部分を備え、ここで、保持具は、その保持具によってつかまれ、それによって事前装填状態で保持されているIOLと一緒に、インサーター本体に取り外し可能に取り付けられる。上記IOL保持具は、IOL光学部を放出可能に支持するための特徴を備える。光学部周辺部に付着してそこから延びる1つ以上の鞏膜部を備えるIOLにおいて、IOL保持具はさらに、その鞏膜部および光学部を放出可能に支持するための特徴を備える。好ましい実施形態において、上記鞏膜部は、IOL保持具によって、事前装填状態で、正確な円蓋角度(すなわち、鞏膜部が光学部周辺部から正常に延びる角度)で、支持される。
製造時に、IOLは、IOL保持具に放出可能に連結され、光学部および鞏膜部は、その保持具のIOL支持要素によって保持されている。次いで、上記保持具は、インサーター本体に、その開口部および装填部分において、取り外し可能に取り付けられる。ストリッパー要素は、IOL光学部と保持具本体との間に広がり、保持具がインサーター本体から取り外されるときに、IOLがその保持具に連結されたままでいることを妨げる。このことは、以下により完全に説明される。
一旦デバイスが使用される準備ができると、パッケージは、手術室の無菌領域で開けられ、必要とされる場合、外科医の所望および/またはパッケージに提供された使用指示書に従って、粘弾性物質がIOLおよび/またはインジェクター本体のまわりに適用される。次いで、IOL保持具は、インジェクターデバイスから取り外される。これは、手動でIOL保持具を引っ張ってインジェクター本体から離すことによって行われ得る。この点において、フィンガープルまたは他の特徴がIOL保持具の本体に提供され、インジェクター本体から保持具を手動で取り外すことを容易にする。
上述のように、ストリッパー要素は、保持具とIOL光学部との間に提供される。このようにして、上記保持具がインジェクター本体から引き離されると、IOL光学部はストリッパー要素に体を押し付けて、それによって、保持具がインジェクター本体から取り外される場合に、IOLが保持具と一緒にとどまることを妨げる。従って、上記保持具の動きは、その保持具がインジェクターデバイスから取り外される場合に、IOL鞏膜部がIOL保持具の鞏膜部支持要素から放出することに加えて、IOL光学部がストリッパー要素を押し付けて、次いでIOL保持具の光学部支持要素から放出されることを引き起こす。一旦保持具から完全に放出されると、IOLは、インジェクターデバイス内で「装填」状態となり、圧縮されて、そして小さな切開を通って眼に送達される準備ができる。
本発明の代替の実施形態において、保持具およびその保持具に取り付けられたIOLは、インジェクターデバイスとは別々にパッケージングされ得、それによって、保持具およびIOLは、製造時でなく手術時にインジェクター本体に取り付けられる。
上記インジェクターは、そのインジェクターを通して送達するために、小さな断面にIOLを圧縮、巻く、または他に力をかけるための手段を備える。本発明の好ましい実施形態において、上記インジェクターデバイスは、インジェクター本体のIOL装填部分の外側に広がる圧縮器を備える。上記圧縮器は、完全に開いた位置と完全に閉じた位置との間で移動可能であり、インジェクターデバイスがパッケージングされてIOLが保存状態にある場合、開いた位置に存在する。一旦パッケージが開けられてIOL保持具がインジェクター本体から取り外されると、上記圧縮器は、IOL光学部を圧縮する閉じた位置に移動される。プランジャは、インジェクターデバイスの近位端で前進され、プランジャの先端部を圧縮された光学部の近位端と係合させる。プランジャがさらに前進されるにつれて、IOLはインジェクター本体の遠位端に押し通されて、意図された様式で眼の中に絞り出される。
本発明のなおさらに好ましい実施形態において、鞏膜部プラーは、インジェクター本体の遠位端に提供され、これは、IOLの前方鞏膜部を係合するためのフィンガーを備える。プランジャを完全に前進させる前に、上記鞏膜部プラーは、インジェクターデバイスの遠位先端部から手動で引っ張られて離されて、そのフィンガー部分が前方鞏膜部を引っ張り、それをインジェクターデバイスの遠位先端部内で真っ直ぐにすることを引き起こす。これは、プランジャがインジェクターデバイスを通って完全に前進する場合に、前方鞏膜部がインジェクター本体の内側で引っかかる可能性を排除する。
IOL保持具、IOLおよびインジェクターデバイスの相対的な位置づけは、IOL保持具をインジェクターデバイスから取り外す(それから、IOLが保持具から放出する)際に、IOLが優先的に、インジェクターデバイスの内側に位置づけされることとなるような位置づけである。従って、IOLは、プランジャ先端部および鞏膜部プラーに対してインジェクターデバイスの内側で特定の配向で位置づけされることとなる。この「IOL放出位置」は、前方鞏膜部が鞏膜部プラーと正確に係合し、かつ後方鞏膜部がプランジャ先端部の後方に延び、その結果、プランジャを前進させる際に、プランジャ先端部が、後方鞏膜部を妨害または引っかからせることなく、意図した様式でIOL光学部を係合することをもたらす。
(詳細な説明)
ここで図面を参照すると、図面には、本発明の好ましい実施形態が参照数字10によって一般的に示されていることが見られる。最初の広範な局面において、本発明は、IOLを眼に注入するための事前装填されたインジェクターデバイスを包含する。本明細書中で使用される場合、用語「事前装填された」とは、インジェクター本体12がIOLと一緒にパッケージングされ、ここで、IOL30が保持具40によってそのインジェクター本体の保存位置に保持されていることを意味する(図11および図12もまた参照のこと)。本発明の代替の実施形態において、上記インジェクターデバイスは、「部分的に事前装填され」、これは、IOL30および保持具40が連結されて一緒にパッケージングされているが、依然インジェクター本体12には連結されていないことを意味する(図10もまた参照のこと)。この代替の実施形態において、医者または看護士は、保持具およびIOLを手術時にインジェクター本体に取り付ける。
インジェクター本体12は、その近位端16から遠位端18に延びる長手軸方向の管腔14を備える。この管腔は、任意の所望の断面形態をとり得るが、円形形態または楕円形形態が好ましい。上記管腔14は、遠位先端部18に向かって内向きに先細りになり、その結果、IOL30は先端部18aを出るときに非常に小さな断面に徐々に圧縮される。先端部18aは、長手軸方向に延びる1つ以上のスリット18a’を備え得、IOL30が先端部18aを抜け出る場合に、眼の中でIOL30が徐々に膨張することを可能にする。これは、眼の傷つきやすい周囲組織を損傷する可能性が高い、眼の中でのIOLの制御できない膨張を妨げる。近位端16は、平らな表面上にデバイス10を静止させるための、好ましくは示されたような真っ直ぐな端部17aを備えて構成された指保持フランジ17を備え得る。遠位長部20aおよび近位長部20bをそれぞれ有するプランジャ20、ならびに遠位プランジャ先端部22(図2を参照のこと)、ならびに近位親指押し器24は、IOL30を係合して管腔14を通って遠位先端部18aからそのIOL30を押し出すために、管腔14内にはまり込む(telescope)。IOL送達の順番は、以下により詳細に説明される。インジェクター本体12の全体的な構成は、本明細書中で示され、記載される構成から変化し得ることが理解される。インジェクターデバイスの構成要素は、任意の適切な材料(例えば、ポリプロピレン)から作製され得、かつインジェクターデバイス内のIOLおよびIOLの送達順番をより良好に可視化するために、完全または部分的に、不透明、透明または半透明であり得ることがさらに理解される。
インジェクター本体12はさらに、管腔14に通じる開口部26を備える。開口部26は、IOLを遠位先端部18aから送達するために、この開口部26でIOL30を受容するように構成される。IOL事前装填位置に対して考察がなされ、続いて、IOLの装填および送達順番の考察がなされる。
(IOL事前装填状態)
好ましい実施形態において、デバイス10はインジェクター本体12に対して事前装填位置でIOL30を放出可能に保持するために使用されるIOL保持具40を備える。上記IOL保持具40(これによってIOL30が放出可能に保持されている)は、開口部26においてインジェクター本体14に取り外し可能に取り付けられる。図5A〜5Cにおいて最良に示される通り、IOL保持具40は、IOL光学部31をその周辺部31aにおいて放出可能に保持するための、1つ以上の、しかし好ましくは2つの光学部支持要素42aおよび42b(これらは各々リップ42a’、42b’を有する)または他の特徴を備える。あるいは、または上記光学部支持要素に加えて、光学部31に付着し、そこから延びる1つ以上の、しかし好ましくは2つの鞏膜部33aおよび33bを放出可能に保持するための、1つ以上の、しかし好ましくは2つの鞏膜部支持要素44aおよび44b(これらの各々はフィンガー44a’、44b’を備える)または他の特徴が、保持具40に提供される。この点において、本明細書中で示されて記載されるIOL構成は考察目的のみのためのものであり、本発明はそれによって限定されないことが理解される。本発明は、任意の構成および型のIOL(例えば、プレート状鞏膜部、オープンループ型鞏膜部またはクローズドループ型鞏膜部を有するIOL、前眼房IOL、後眼房IOL、遠近調節IOL(単一レンズ型および2つのレンズ型を含む)など)に容易に適合され得る。IOL保持具40の全体的な構成は、従って、デバイスと一緒に使用される特定のIOL構成と協働的に構成されて、そのIOL構成を放出可能に保持するために、同様に変化し得る。全ての実施形態において、保持具40は、少なくともIOL光学部31を応力を受けない状態で保持する。保持具40はIOL鞏膜部を正確な円蓋角度(すなわち、IOL鞏膜部がIOL光学部周囲から正常に延びる角度)で保持することがさらに好ましい。鞏膜部支持要素がループ型鞏膜部を正確な湾曲角度で維持することがよりさらに好ましい。図5A〜5Cにおいて、鞏膜部支持要素は、鞏膜部をその鞏膜部支持要素の外側湾曲端に沿って制約することが見られる。これは、鞏膜部の湾曲(これは、鞏膜部の製造時に設計されて設定される)はIOLおよび保持具の保存の間に規格から増えたりも曲がったりもしないことを確実にする。
製造時に、IOL30はIOL保持具40に放出可能に固定される。これは、IOL光学部31をIOL支持要素42a、42bと係合することによって、および/または鞏膜部33a、33bをそれぞれ、鞏膜部支持要素44a、44bと係合することによって、行われ得る。記載目的のために、鞏膜部33aはインジェクター本体中に遠位に位置されることとなるので、鞏膜部33aは、前方鞏膜部と呼ばれる。一方、鞏膜部33bはインジェクター本体中に近位に位置されることとなるので、鞏膜部33bは後方鞏膜部と呼ばれる(図2を参照のこと)。
IOL30をIOL保持具40に放出可能に取り付けることは、作業者によって、例えば、ピンセットを使用して行われ得るが、所望される場合、自動化手段または半自動化手段を含む他の方法が使用され得る。
上で考察したように、本発明の事前装填された実施形態において、保持具40およびIOL30は製造時にインジェクター本体12に連結され、外科医への送達のために、同じパッケージ中で密封されて滅菌される。例えば、図11および図12に見られるように、ほぼインジェクターデバイス10の形状の空洞11aを含むように熱形成されたプラスチックパッケージ11は、保持具40およびIOL30が一緒に連結されているデバイス10をパッケージングするために提供される。可撓性蓋シート11bは、空洞11aの周辺部まわりで密封されて、このパッケージを密封する。手術時に、蓋11bを剥がして、デバイス10を利用する。
従って、上記のように、一旦IOL30が保持具40に放出可能に固定されると、IOL保持具40はインジェクター本体に開口部26において取り外し可能に取り付けられる。これは、適切な機械的保持特徴(例えば、摩擦ばめ、スナップばめ、締まりばめ、協働的タブおよびキャッチ、つめなどを含む)を介して行われ得、この特徴は、保持具40をインジェクター本体12に取り外し可能に連結する。図1および図3Aに見られるように、保持具40は、開口部26において、摩擦ばめを介して、開口部26を規定する表面と保持具40の反対側の外壁表面41aおよび41bとの間に、定位置で保持される。保持具40およびIOL30が一緒に連結されて、インジェクター本体12に取り付けられる場合、IOL光学部31は応力を受けず、さらに、インジェクター本体12のいかなる部分にも接触しないことがわかる。これは、傷つきやすいIOL光学部31が保存の間に損傷しないことを確実にする。
保持具40およびIOL30が一緒に連結されてインジェクター本体12に取り付けられる場合、ストリッパーフィンガー50は、図1、図3Aおよび図3Cに見られるように、IOL光学部31と保持具40の中央壁表面46との間に位置される。ストリッパーフィンガー50の主な機能は、保持具がインジェクター本体から取り外されるときに(この操作は、以下に記載される)、IOL30が保持具40と一緒に持ち上がることを防ぐことである。本発明の好ましい実施形態において、ストリッパーフィンガー50は、圧縮器引き出し60に取り付けられ、この圧縮器引き出し60は、インジェクター本体12に対して、図3Bに見られるような完全に開いた位置と、図1、図3A、図3Cおよび図3Eに見られる途中の位置と、図3D、図4、図6および図7に見られる完全に閉じた位置との間で移動可能である。上記ストリッパーフィンガー50は、圧縮器60が途中位置にある場合、IOL光学部31と中央壁表面46との間に位置し、これはまた、本明細書中で記載されるようなインジェクターデバイスの事前装填位置である。圧縮器引き出し60が完全に閉じた位置に移動されると、ストリッパーフィンガー50はその圧縮器引き出し60と一緒に移動し、図3D、図4、図6および図7に見られるように、インジェクター本体12の外側に隣接する位置に残ることとなる。
代替の実施形態において、上記ストリッパーフィンガー50は、所望の場合、圧縮器引き出し60とは別体として形成され得る。1つのこのような例は、図3Eに見られ、図3Eでは、ストリッパーフィンガー50は、クリップ50aを有して形成され、このクリップ50aは、圧縮器引き出し60とは反対側に、それとは離されて、インジェクター本体12に取り付けられ得る。この実施形態において、ストリッパーフィンガー50は、保持具40の取り外しの後でありかつ圧縮器引き出し60の閉鎖の前に、インジェクター本体12から取り外される。保持具がインジェクター本体12から取り外されるときにIOL30を保持具40から外すための他の実施形態は、当業者に明らかであり、従って、本発明の範囲内である。
図1、図2、図3、図6および図7を参照すると、インジェクターデバイスの手動での操作のために、プランジャ20が、その遠位端にプランジャ先端部22を有する遠位プランジャシャフト長部20a、およびその近位端に親指押し器24を有する近位プランジャシャフト長部20bを備えることがわかる。プランジャ先端部22は、プランジャ20がインジェクター本体12の遠位先端部18aに向かって前進される場合、IOL光学部31をその周辺部31aで係合するために構成される。プランジャ先端部22は、IOL光学部31を損傷しないことが非常に重要である。従って、プランジャ先端部22は、IOL光学部31に対して損傷を与えることを防ぐように設計される。好ましい実施形態において、上記先端部は、第1の先端部部分22aおよび第2の先端部部分22bに二股にわかれ、それによって、IOL光学部周囲31aが、図2Bに見られるように、先端部部分22aと22bとの間に係合することとなる。他のプランジャ先端部設計が、所望の場合、本発明とともに使用され得ることが理解される。プランジャシャフトが管腔14内に回転しないように固定され、管腔14と一緒のシャフト(および従って先端部22)の予測されない回転を防ぐことがさらに好ましい。プランジャシャフトは、断面が環状でない近位シャフト長部20bおよび管腔14を形成することによって、回転しないように固定され得る。
特に有利な実施形態において、プランジャシャフトの近位長部20bは、管腔14の内部壁に向かって半径方向に外側に偏らされるばねを形成する1つ以上の細長いフィンガー23a、23bを備える(図1および図6を参照のこと)。ばねフィンガー23a、23bの目的は、プランジャ20が管腔14を通って前進される場合、プランジャ20と管腔14との間で、プランジャシャフトおよび先端部の適切なセンタリングおよび知覚可能な抵抗を提供することである。保存状態では、プランジャ20は、図1に示される位置に戻される。プランジャがインジェクター本体から意図せずに取り外されも、意図せずに管腔14内に前進されもしないことを確実にするために、自由端23a’および23b’は、インジェクター本体12の近位端16に隣接してインジェクター本体12中に形成されるそれぞれの開口部21a、21b(開口部21bは示さず)内に位置される。上記デバイスを使用するときに、外科医は、親指押し器24上を押し、するとすぐに、それらの斜めの端部面によって補助されていた自由端23a’、23b’は、それぞれの開口部21a、21bから外され、プランジャが制御された様式で管腔14を通って自由に前進されることを可能にする。管腔14の内部壁に伴ってばねフィンガー23a、23bが偏ることは、外科医に連続的な触覚フィードバックを提供し、外科医がプランジャ(および従ってIOL)を非常に精密かつ制御された様式で管腔14を通して前進させることを可能にする。
再びプランジャ/IOL係合を参照すると、IOL後方鞏膜部33bは、プランジャ先端部/光学部係合に干渉しないことが重要である。この点において、後方鞏膜部の末端部分は、保持具40が外されてその保持具40からIOL30が放出される際に、プランジャ先端部の後方に位置する。好ましい実施形態において、凹部領域25は、プランジャシャフト長部20a上の先端部22の後方に提供される(図2A)。プランジャ20が図1に見られる準備位置にあると、上記プランジャの凹部領域25は一般的に、保持具40によって保持されているIOL30の後方鞏膜部33bと並べられる。このようにして、保持具40をインジェクター本体20から取り外す際に、後方鞏膜部33bは、鞏膜部支持要素44bから放出し、そしてプランジャ20の凹部領域25にはまる。従って、手術中デバイスを使用する間にプランジャ20が前進されるとき、後方鞏膜部33bは、凹部領域25中に存在し、絡まることも、プランジャ先端部とIOL光学部との適切な係合に干渉することもなくなる(図2B)。
前方鞏膜部33aを参照すると、IOL30がインジェクター先端部18を通って押されるとき、前方鞏膜部は、連続的に先細りになるインジェクター先端部18の内部で「一塊に」ならないことが重要である。このことが起こることを防ぐための1つの手段は、前方鞏膜部33aを先端部18内で真っ直ぐにすることである。これを達成するために、同一人に譲渡された米国特許第6,491,697号(この全体の開示は、本明細書中で参考として援用される)の主題である、鞏膜部プラー80が提供される。鞏膜部プラー80は、シャフト82、先端部84およびフィンガープル86を有する。組み立ての際に、先端部84は、インジェクター先端部に挿入され、フィンガープルはインジェクター先端部に外側に隣接して位置される(図4を参照のこと)。先端部84は、前方鞏膜部33aを係合するためのリップを有して構成される(図2Aを参照のこと)。デバイス10の使用時に、鞏膜部プラー80は、フィンガープル86をつかまれて、インジェクター本体12から図6の矢印の方向に引き抜かれ、それによって、先端部18内で前方鞏膜部33aと係合してそれを真っ直ぐにし、それから、鞏膜部プラー80は処分され得る。
IOL保持具40がインジェクター本体12から取り外される際に前方鞏膜部33aが鞏膜部プラー先端部84と係合されることを確実にするために、前方鞏膜部33aがIOL保持具40の鞏膜部支持要素44aによって保持される場合、鞏膜部プラー先端部84は、インジェクター先端部18中に前方鞏膜部33aと一直線になって位置づけされる。従って、IOL保持具40をインジェクター本体12から取り外す際、前方鞏膜部33aは、鞏膜部支持要素44aから放出され、図2Aに示されるように、鞏膜部プラー先端部84上の場所にかかる。
(IOL装填状態および送達順序)
インジェクターデバイス10を使用するとき、外科医は、上記のように、適切なIOLがそのインジェクターデバイス10に事前装填されている、インジェクターデバイスを選択する。外側パッケージは、手術室の無菌領域で取り外される。IOLを図2Aで見られる送達位置に装填するために、看護士または外科医は、IOL保持具40をつかんで、それをインジェクター本体12から取り外す。これは、フィンガーグリップ41を手でつかんで、図4の方向矢印1によって示されるように、インジェクター本体12から離して保持具40を引っ張ることによって達成される。上記されたように、ストリッパーフィンガー50は、IOL30が保持具40と一緒に持ち上がることを防ぐように作動する。従って、IOL光学部31は、IOL光学部支持要素42a、42bから放出され、そして前方鞏膜部33aおよび後方鞏膜部33bは、それらのそれぞれの鞏膜部支持要素44a、44bから放出される。一旦保持具40がインジェクター本体12から完全に取り外されると、その保持具40は処分または再利用され得る。従って、IOL30が保持具40から完全に放出されると、上記のように、IOL光学部31は、インジェクター管腔14の装填部分領域27中に残されることとなり、前方鞏膜部33aは、鞏膜部プラー先端部84と係合し、後方鞏膜部33bは、プランジャ先端部22に隣接する凹部領域25中に位置する。この点において、IOL30が保持具40から放出される際に、IOL30は、管腔14中にわずかに下がることが注意される。これは、図3Cおよび3Dに最良に見られ、図3Cにおいて、IOL30は保持具40によって保持され、光学部周囲31aが溝14aのわずかに上に位置しており、この溝14aは、管腔14の内部壁中に形成され、その内部壁に沿って長手軸方向に延びている。保持具40を取り外してIOL30をその保持具40から放出する際に、光学部周囲31aは、管腔の一方の側に沿って溝14aと一列に並べられる。次いで、圧縮器引き出し60を完全に閉じた位置に移動させる際に(図4の方向矢印2を参照のこと)、光学部周囲31aの反対側の端部は、引き出し60の溝60a中に係合されることとなる(図8もまた参照のこと)。従って、管腔溝14a、引き出し溝60a、および引き出し頂部壁60bと一緒になった管腔14は、管腔14内でIOL光学部31を圧縮して収容する。光学部周囲31aを対向する溝14aおよび60aの内側に配置することは、管腔14を通って先端18から出る、IOL30の平面的な送達を確実にする。このIOLの平面的な送達の様式は、同一人に譲渡された米国特許第6,491,697号に、より詳細に記載されている。
保持具40を取り外し、引き出し60を閉め、そしてIOL30をインジェクター本体の内部で圧縮する前に、粘弾性物質をIOL30の周囲の領域に適用して、インジェクター本体を通るIOLの送達を容易にすることが、望ましくあり得る。これは、産業において一般的に実施され、粘弾性物質の適用の量および場所は、デバイスと一緒に提供される使用指示書および外科医の所望に従って、変化する。いずれの場合でも、好ましい実施形態において、1つ以上の粘弾性物質アクセスポートがインジェクターデバイス上に提供され、IOLの領域での粘弾性物質の適用を容易にする。従って、1つ以上のアクセスポートPは、ストリッパーフィンガー50中にスルーホールの形態で提供され得る。このアクセスポートPは、粘弾性ポートPに挿入された注入ノズルを介してアクセス可能である。アクセスポートPの代わりに、またはアクセスポートPに加えて、1つ以上のアクセスポートPは、先端部18の壁を通って任意の所望の位置に提供される(図3B〜3Dを参照のこと)。粘弾性ポートPおよびPの代わりに、または粘弾性ポートPおよびPに加えて、粘弾性物質は、保持具40の光学部支持要素と鞏膜部支持要素との間に規定された開口部PおよびPにおいて、装填部分27中に適用され得る(図3Aを参照のこと)。一旦粘弾性物質が所望のように適用されると、保持具40が取り外され、圧縮器引き出し60が完全に閉じた位置に移動され、それから、IOL光学部31が圧縮されて、眼に形成された小さな切開を通る送達の準備ができる。引き出し60の完全に閉じた位置およびIOL30の圧縮された位置は、上記のように、図3Dに見られる。引き出し60は、開口部26に隣接してインジェクター本体12から外側に延びる、協働的に形成された引き出しスライド61a、61bの間に、スライド可能に受容される。つめまたは他の特徴(示さず)が、引き出しスライド61a、61bの対向面および引き出し60上に提供され得、引き出し60を、完全に開いた位置および途中の位置にそれぞれ維持することを補助し得る。そのような引き出し保持特徴は特に、必要とされるときの前に(例えば、保存の間、またはデバイス10をその付随のパッケージから開けるとき)、引き出し60の意図されないスライドおよび/または完全な閉鎖を防ぐことに有用である。
この時点において、鞏膜部プラー80は、インジェクター本体12から引き抜かれて(図6)、前方鞏膜部33aはインジェクター先端部18内で真っ直ぐにされる。所望の場合、または必要とされる場合、プランジャ20は、鞏膜部プラー80を取り外す前にわずかに前進され得る。外科医は、インジェクター先端部18aを眼に切り込まれた切開に挿入して、プランジャ20を前進させ始める。プランジャ20が前進されると、プランジャ先端部22は光学部周囲31aと係合して、後方鞏膜部33bがプランジャ20の凹部25中に位置されることを維持しながら、IOL30を前に押す。プランジャ20の前進が続けられた際、IOL30は、インジェクター先端部18aを通って押され、最終的にそのインジェクター先端部から眼に絞り出される(図7)。らせん状ばね27は、プランジャシャフト遠位長部20aのまわりに提供され得、プランジャが完全に前進された位置に到達するとき、増大する偏りを反対方向に提供する。このことは、ばね27が近位シャフト長部20bの前端20b’とインジェクター本体12の放射状延長部12aとの間で圧縮される(図1および図6を参照のこと)ときに起こる。これは、プランジャ(およびそれ故IOLも)の前進に対する精密な制御を維持することにおいて外科医を補助し、プランジャ親指押し器24に対して及ぼされている押す圧力を弱める際、プランジャの自動的な戻りを可能にする。これは、後方鞏膜部を係合して、それを眼の定位置に操作するために、プランジャの第2のストロークを容易に行うために有用である。この特徴は、二股に分かれたプランジャ先端部22と一緒に、これらの特徴を有さないインジェクターデバイスを用いて可能である制御および操作よりも、インサイチュで、プランジャ先端部でのIOLの精密な制御および操作を可能にする。
(部分的に事前装填された状態)
本発明の代替の実施形態において、上記のように完全に事前装填されず、インジェクターデバイスは「部分的に事前装填」され、これは、IOL30および保持具40が図5A〜5Cに示されるように一緒に連結され、インジェクター本体12が供給されている別のパッケージとは別体である、図10に示されるようなパッケージ51中に密封されることを意味する。パッケージ51は、一緒に連結された場合のほぼ保持具40およびIOL30の形状の空洞51aを含むように熱形成され得る。可撓性蓋シート51bは、空洞51aの周辺部のまわりで封をされ、保持具40およびIOL30をパッケージ51中に密封する。この実施形態は、医者が、その中に保持具および特定のIOLモデルを有するパッケージを選択することを可能にする。これは次いで、全てのIOLモデルに共通である、別々にパッケージングされたインジェクター本体12と合わせられる。従って、この代替の実施形態において、医者または看護士は、蓋51bを取り外して、保持具40およびIOL30を上記パッケージから取り出す。インジェクター本体12は、そのそれぞれのパッケージから取り出され、すでに連結されたIOL30を有する保持具40は、手術時にインジェクター本体12に取り付けられる。IOL30自体を直接的に扱うことおよび操作することは、本発明の事前装填された実施形態または部分的に事前装填された実施形態のいずれにおいても、必要とされないことが理解される。
部分的に事前装填された実施形態において、インジェクター本体12は、図3Bに見られる完全に開いた位置の圧縮器引き出し60を供給され、その結果、ストリッパーフィンガー50は、開口部26の外側に隣接して位置される(または、ストリッパーフィンガーが別々の構成要素である場合、そのストリッパーフィンガーは、インジェクター本体12に、まだ取り付けられていない)。次いで、看護士または医者は、インサーター本体を内蔵するパッケージを開け、保持具およびIOLを開口部26を通してインジェクター本体に連結させることを進める。一旦保持具40およびIOL30がインジェクター本体12に連結されると、ストリッパーフィンガー50は、保持具壁表面46とIOL光学部31との間に挿入される。これは、圧縮器引き出し60を図1、3Aおよび3Cに見られる途中の位置に前進させることによって行われ得る。図3Eに示される実施形態において、これは、ストリッパーフィンガー50とクリップ50aとの組み合わせを引き出し60の反対側でインジェクター本体12に取り付けることによって達成される。
図13A〜16Aは、本発明の別の好ましい実施形態を例示する。理解を容易にするために、上記の図1〜12の実施形態で使用される参照番号は、100を足して、図13A〜16Bに見出される類似の部分に対して使用される。他で特に述べられない限り、他の実施形態の記載は、この実施形態に同様に当てはまる。
図13A〜13Fを参照すると、IOLを放出可能に保持するための保持具140は、1つ以上の、しかし好ましくは2つの光学部支持要素142aおよび142bを備えることが見られ、これらの光学部支持要素は各々、IOL光学部131をその周辺部131aにおいて放出可能に支持するための溝142a’、142b’または他の特徴を有する。溝142a’、142b’は、支持表面146の上に間隔を空けられ、その結果、光学部131は同様に、支持表面146の上に間隔を空けられる。支持表面と光学部との間の距離は、以下により完全に説明されるように、圧縮器引き出し160のストリッパーフィンガー150がそれらの間に延びることを可能にするために選択される。上面142a”および142b”は、下方に傾斜され、光学部周囲131aを溝142a’、142b’に配置することを容易にする、「誘導部(lead−in)」を提供する。
光学部支持要素の代わりに、または光学部支持要素に加えて、1つ以上の、しかし好ましくは2つの鞏膜部支持要素144aおよび144bは、保持具140上に提供されて、これらの鞏膜部支持要素の各々は、光学部131に付着されてそこから延びる、1つ以上の、しかし好ましくは2つの鞏膜部133aおよび133bを放出可能に支持するための溝144a’、144b’または他の特徴を備える。保持具140は、少なくともIOL光学部131を応力を受けない状態で保持する。保持具140はIOL鞏膜部を正確な円蓋角度(すなわち、IOL鞏膜部がIOL光学部周囲から正常に延びる角度)で保持することがさらに好ましい。鞏膜部支持要素が正確なレンズ直径dでループ型鞏膜部を維持することがさらに好ましい(図13Gを参照のこと)。図13A〜13Dにおいて、鞏膜部支持要素144a、144bは、それぞれ、その外側の湾曲端部に沿って鞏膜部144a’、144b’を制約することが見られる。これは、レンズ直径d(これは、製造時に設計されて設定される)は、IOLおよび保持具の保存の間に規格から増えたりも曲がったりもしないことを確実にする。
上記のようにレンズ直径を維持することに加えて、光学部131が保持具140に対して静止したまま存在し、保持具をインジェクター本体に取り付ける際に、IOLに対して損傷を与えることを防ぎ、インジェクター本体112の開口部126と光学部131とが適切に一列に並ぶことを確実にすることが好ましい。図13A、13Bおよび13Dに最良に見られるように、スロット143は、少なくとも1つの光学部支持要素142b中に提供され、このスロット143中で、それぞれの鞏膜部133bは、光学部131に隣接して延びる。スロット143は、特に、保持具を輸送および保存する間、保持具140に連結されながら、IOL130の平行移動または反時計回りの回転を阻害するように作動する(図13Aおよび13Bに示されるように)。IOL130が平行移動または反時計回りに回転し始めた場合、光学部133bは、スロット143を規定する側壁143’にぶつかって隣接し、従って、平行移動および回転は阻害される。同様に、IOLの平行移動または時計回り方向での回転は、内部壁142a”、142b”によって阻害され、IOLが平行移動または時計回り方向に回転し始めた場合、これらの内部壁に鞏膜部がぶつかって隣接する。
IOL130が保持具140に取り付けられると、保持具とIOLとの組み合わせは、インジェクターデバイス112に取り付けられる準備ができる。上記実施形態に関して上記したように、これは、製造時、外科医もしくは看護士による使用時、またはそれらの間の任意の時点で行われ得る。
保持具140はさらに、表面146の反対側の端部から延びる第1の取付脚145aおよび第2の取付脚145bを備え得る。脚145aおよび145bは、図15A〜15Dに見られるように、開口部126に隣接してインジェクター本体112から外側に延びる引き出しスライド161a、161bにまたがることによって保持具140がデバイス112に取り外し可能に取り付けられることを可能にする距離を空けて置かれる。脚145a、145bは、その端部にキャッチ145a’、145b’を備え得、保持具140とそれぞれ引き出しスライド161a、161bとの間にスナップばめ係合を提供し得る。このスナップばめ係合は、本体112から保持具140が意図せずに外れることを防ぐのに十分強くあるべきであり、さらにまた、保持具140が過剰な力を使用することなくそこから手ではずされることを可能にする。図15Aおよび16Aに最良に見られるように、第1のフランジ165aおよび第2のフランジ165bは、それぞれ、引き出しスライド161a、161bとデバイス本体112との接合部に提供され、脚145a、145bをそれに対して正確に位置させ、従って、デバイス本体112上に保持具140を正確に位置させるように作動する。保持具140はさらに、第1のフランジ147aおよび第2のフランジ147bを備え得、これらのフランジは、上記のように保持具140がデバイス本体112上に適切に配置される場合に、引き出しスライド161a、161b上に存在する。フランジ147a、147bは、保持具140をデバイス本体112上に安定化させることを補助し、そしてまた、回転軸として作動するフランジコーナー147a’、147b’のまわりで保持具を旋回させてデバイスから外すことにおいて使用者を補助する(図15Cもまた参照のこと)。
保持具140がインジェクター112とは別々にパッケージングされ、輸送されるべき場合は、保護蓋200が提供され、この保護蓋は、保持具140に取り外し可能に連結され得る(図13E〜13F)。蓋200は、4つの側壁206a、206b、206cおよび206dならびに頂部壁206e(これらの全ては、中央開口部208を規定する)を有する囲い202から延びる指つかみフランジ204を備える。反対側の側壁206bおよび206dは各々、開口部208の隣にフランジ206b’、206d’を備える。フランジ206b’、206d’は各々、刻み目206b”206d”を備え、これらの刻み目において、保持具140の第1の取付脚145aおよび第2の取付脚145bは、それぞれ、自由にスライドし得る。従って、最初に蓋200を保持具140に取り付けるために、これらの2つの部品が図13Dに見られるように並べられ、保持具表面146がフランジ206b’、206d’の上にとどまり、そしてキャッチ145a’、145b’が、図13Eに見られるように、上蓋の頂部壁202eと係合するまで一緒に移動される。図13Eに見られる、保持具と蓋とが取り付けられた状態において、IOL光学部131は保持具140に連結されたままである。図13Fに見られるように、頂部壁206e’の内部は、IOLに対して空間距離および/または支持を提供することを補助するための特徴を備え得る。例えば、環状凹部210が提供され得、この環状凹部は、IOL光学部131の位置と一列に並び、IOL光学部131が内部壁206e’と接触することを防ぐための十分な空間距離が存在することを確実にする。212および214にあるような1つ以上の突起もまた、光学部周囲端部131aのための補助的な支持体として作動するために提供され得る。1つ以上の突起218、220は、それぞれ、鞏膜部133および133bのための補助的な支持体として作動するために提供され得る。手術時に、蓋200は、保持具140をその蓋200から引き抜くことによって取り外される。次いで、その蓋200は処分され得る。
保持具140とIOL130との組み合わせをデバイス112に取り付ける前に、圧縮器引き出し160は、図14および15Aに見られるように、開いた位置に配置される。圧縮器引き出し160は、それらのレールの間に延びるスプリングアーム161cを有する反対側のスライドレール161a、161b、指押し器160c、光学部ストリッパーフィンガー150ならびに第1の鞏膜部ストリッパーフィンガー151および第2の鞏膜部ストリッパーフィンガー153を備え、それらの鞏膜部ストリッパーフィンガーは、光学部ストリッパーフィンガー150に対してほぼ平行に延び、その光学部ストリッパーフィンガー150のいずれかの側に対して間隔を空けられている。開いた位置にある場合、光学部ストリッパーフィンガー150および鞏膜部ストリッパーフィンガー151、153の前端は、図14に見られるように、開口部126から間隔を空けられて外側に位置する。図15Aに最良に見られるように、アーム163の前端163aは、溝を有し、この溝は、棚161cの前端161dと係合し、デバイス112に対する引き出し160の意図されないさらなる前進を防ぐ。この特徴は、引き出し160の開いた位置が製造時に正確に設定されることを可能にし、輸送および操作の間に引き出しが早まって前進することを防ぐ。引き出し160が開いた位置にあると、保持具とIOLとの組み合わせは、上記のように指つかみ141によって保持具140をつかむことおよび脚145a、145bに引き出しスライド161a、161bのまわりをまたがせることによって、開口部126を通ってこの引き出しに取り付けられ得る。
手術時にデバイスを使用するとき、外科医または看護士は、アーム前端163aを棚前端161dから外すために(例えば、親指で)アーム163を上向きに押しながら、引き出し指押し器160cを押す。一旦これが行われると、引き出し160はデバイス112の開口部126に向かってさらに前進され、アーム163は棚161cを通り越す。引き出しの前進は、図15B、15Dおよび15Eに最良に見られるように、ストリッパーフィンガー150、151および153がIOL130と保持具表面146との間に延びるまで続けられる。この位置は、引き出し160の垂直に延びるフランジ160d(図15Dおよび16Bを参照のこと)が保持具表面146の端部146aに隣接するとき、使用者によって実現される(図15Dを参照のこと)。
ストリッパーフィンガー150、151および153がIOL130と保持具表面126との間に配置されると、保持具140は、図15Fに見られるように、フェンガープル141をつかんでデバイス112から引き抜くことによって、デバイス112から取り外され得る。保持具140は、デバイス本体112に対して真っ直ぐに(図15Fの矢印)引き抜かれ得るか、または旋回する動き(図15Cの矢印)で引き抜かれ得ることが注意される。保持具140を取り外す前および/または後に、外科医は、開口部126および/または開口部150aを通してIOL130に粘弾性物質を適用し得る。ストリッパーフィンガー151および153がそれぞれの鞏膜部133aおよび133bをそこから外すように作動する間に、中央ストリッパーフィンガー150がIOL光学部131を保持具140から外すように作動することが認識される。IOLを保持具から外すように作動することに加えて、上記ストリッパーフィンガーはまた、外科医によって適用されるような粘弾性物質のたまり中にIOLを少なくとも部分的に浸漬させて維持することを補助する。ストリッパーフィンガーによってこの補助をしなければ、IOLは粘弾性物質の上に「浮き」得、この浮きは、IOL送達の成功に害をもたらし得る。光学部ストリッパーフィンガー150中の開口部150aは、IOL光学部31が保持具140から外されているとき、そのIOL光学部31を安定化することを補助することがまた注意される。説明すると、保持具140がインジェクター本体112から取り外されるとき、2つの鞏膜部はそれらのそれぞれの鞏膜部支持要素から異なる時点で放出され得、光学部がその関連支持要素から放出するときにこの光学部が鞏膜部の方向に「傾く(tilt)」ことを引き起こす。従って、開口部150aは、取り外し過程の間に360°周囲端131aが体を押し付け得る360°表面を提供することによって、光学部を傾かせないことを補助する。開口部150a’はさらに、角度をつけられた導入(lead−in)端150a’(図16C)を備え得、この安定化効果を高め得る。
一旦保持具140がデバイスから取り外されると、IOL130は、上記の様式で開口部126中に配置され(図2Aを参照のこと)、折りたたんで目に送達する準備ができる。従って、使用者は、引き出し指押し器160cを内向きに押すことによって引き出し160を完全に閉じた位置に前進させ続けることにより取り掛かる。側方開口部155は、引き出し60の反対側で本体112に提供されることが注意される(図14および15Fを参照のこと)。引き出し160の閉鎖が後方鞏膜部133bをはさみ始める場合、後方鞏膜部133bの自由端がその開口部155を通って通過することを可能にするために開口部155が提供される。指つかみ170は、引き出し160の反対側でデバイス112上に提供され得、引き出しを閉じる間に使用者がそのデバイスを保持することを補助し得る。引き出し160の完全に閉じた位置は、図16Aに見られる。この位置では、ストリッパーフィンガー150、151および153はここで、フランジ170の上でデバイス112の外側に位置される。IOL130は圧縮され、送達の準備ができる。
この時点で、鞏膜部プラー180はインジェクター本体112から引き抜かれ(図6を参照のこと)、そして前方鞏膜部133aはインジェクター先端部118内で真っ直ぐにされる。図17に見られるように、鞏膜部プラー180は、フィンガープル186およびシャフト182および先端部184を備える。組み立ての際に、先端部184は、フィンガープルがインジェクター先端部に外側に隣接して位置された状態で、インジェクター先端部に挿入される(図14を参照のこと)。その先端部184は、前方鞏膜部133aと係合するためのリップを備えて構成される(図14および15Eを参照のこと)。デバイス110を使用するとき、鞏膜部プラー180は、フィンガープル186においてつかまれ、インジェクター本体112から引き抜かれ、それによって、先端部118内で前方鞏膜部133aと係合してそれを真っ直ぐにし、それから、鞏膜部プラー180は処分され得る。
IOL保持具140がインジェクター本体12から取り外されるときに前方鞏膜部133aが鞏膜部プラー先端部184と係合することを確実にするために、その鞏膜部プラー先端部184は、前方鞏膜部133aがIOL保持具140の鞏膜部支持要素144aによって保持される場合、その前方鞏膜部133aと一列になってインジェクター先端部118中に配置される。従って、IOL保持具140をインジェクター本体112から取り外す際に、前方鞏膜部133aは鞏膜部支持要素144aから放出し、鞏膜部プラー先端部184上の場所に下がる。位置づけ結節183は、フィンガープル186上に形成され、鞏膜部プラーシャフト182がインサーター先端部118中に完全に挿入されるとき、その先端部118に隣接する。結節183は、先端部118内でのシャフト182の側方移動を実質的に阻害し、それによって、保持具140およびその先端部によって保持される前方鞏膜部133aとの鞏膜部プラー先端部184の適切かつ安定な整列を確実にする。
所望または必要とされる場合、プランジャ120は、鞏膜部プラー180を取り外す前にわずかに前進され得る。外科医は、インジェクター先端部118aを目に切り出された切開に挿入し、プランジャ120を前進し始める。プランジャ120が前進されると、プランジャ先端部122は光学部周囲131aと係合し、後方鞏膜部133bがプランジャ120の凹部125aに位置する状態でIOL130を前方に押す。プランジャ120はまた、凹部125aの反対側に凹部125bを備え得ることが注意される(図18を参照のこと)。第2の凹部125bは、後方鞏膜部133bが第1の凹部125aと一列にならずその第1の凹部125a中に位置されない場合、その後方鞏膜部が第2の凹部125b中に挿入されて位置され、従って、デバイス管腔を通ってそこから出て移動させるための空間距離を有するように、提供される。プランジャ120の前進が続けられる際、IOL130はインジェクター先端部118aを通して押され、最終的に、そのインジェクター先端部118aから目に絞り出される。
それぞれの先端部220a’、220b’を有する一対のばね220a、220bは、プランジャシャフト上に提供され得る。インジェクター本体112は同様に、一対のスルーホール112a、112bを備え得、このスルーホールを通って上記先端部は存在し得、プランジャ120の開始(輸送)位置を設定する。これらの特徴は、本出願人らの同時継続中の出願番号10/744,981(2003年12月22日出願)(本明細書中で参考として援用される)に、より完全に記載される。プランジャを押すことは、上記先端部がホール112a、112bから戻り、その後、インジェクター本体112に対して偏りを提供することを引き起こす。これは、プランジャ(およびそれ故IOL)の前進に対する精密な制御を維持することにおいて外科医を補助する。ばね(示さず)もまた、プランジャシャフト120のまわりに提供され得、上記のように、プランジャ親指押し器24に対してかけられる押す圧力を弱める際に、プランジャの自動的な戻りを可能にする。
図1は、保持具およびIOLが保存状態でインジェクター本体に連結されているデバイスを示す、本発明の実施形態の斜視図である。 図2Aは、インジェクター本体のIOL装填部分を示す、インジェクター本体の部分平面図である。 図2Bは、IOL光学部を係合しているプランジャ先端部に隣接して位置している凹部に存在する後方鞏膜部を示す、断面の部分側面立面図である。 図3Aは、図1のインジェクターデバイスの装填部分領域の拡大斜視図である。 図3Bは、圧縮器引き出しが完全に開いた位置にある、インジェクターデバイスのIOL装填部分を通る断面図である。 図3Cは、図3Aの線3C−3Cに沿った断面図である。 図3Dは、圧縮器引き出しが完全に閉じた位置で示されている、図3Cの図である。 図3Eは、IOL装填部分領域を通る断面図であり、インジェクターデバイスのストリッパーフィンガー構成要素の代替の実施形態を示す。 図4は、インジェクター本体からのIOL保持具の取り外し、および完全に閉じた位置の圧縮器引き出しを示す、図1の図である。 図5Aは、IOLがIOL保持具によって放出可能に保持されている、IOL保持具の斜視図である。 図5Bは、IOLがIOL保持具によって放出可能に保持されている、IOL保持具の平面図である。 図5Cは、IOLがIOL保持具によって放出可能に保持されている、IOL保持具の側面図である。 図6は、インジェクターデバイスからIOLを放出する過程のインジェクターデバイスを示す、斜視図である。 図7は、インジェクターデバイスから完全に放出されたIOLを示す、図6の図である。 図8は、インジェクターデバイスの圧縮器引き出しおよびインジェクターデバイスのストリッパーフィンガー構成要素の斜視図である。 図9は、インジェクターデバイスの圧縮器引き出しおよびインジェクターデバイスのストリッパーフィンガー構成要素の平面図である。 図10は、一緒に連結されて単一パッケージ中に密封された保持具およびIOLを示す、本発明の部分的に事前装填された実施形態の側面立面図である。 図11は、一緒に連結されて単一パッケージ中に密封された、インジェクター本体12、保持具40およびIOL30を示す、本発明の事前装填された実施形態の平面図である。 図12は、図11の線12−12にほぼ沿った、図11のパッケージの断面図である。 図13Aは、意図した様式でレンズ保持具に連結されたIOLを示す、レンズ保持具の別の実施形態の斜視図である。 図13Bは、図13Aの上平面図である。 図13Cは、その側面立面図である。 図13Dは、保持具の蓋に対して空間が空いた関係の保持具およびIOLの斜視図である。 図13Eは、保持具およびその保持具に連結した蓋を示す、斜視図である。 図13Fは、保持具の蓋の下平面図である。 図13Gは、本発明で使用するための代表的なIOLの平面図である。 図14は、圧縮器引き出しがインジェクター本体に対して完全に開いた位置で示されている、インジェクター本体の別の実施形態の平面図である。 図15Aは、図14のインジェクターデバイスの斜視図である。 図15Bは、インジェクター本体に対して部分的に閉じた位置にある圧縮器引き出しを示す、図14および図15Aのインジェクターデバイスの斜視図である。 図15Cは、図15Bの正面立面図である。 図15Dは、図15Bおよび図15Cの上平面図である。 図15Eは、圧縮器引き出しが部分的に閉じた位置にある場合の、保持具ストリッパーフィンガー、IOL、プランジャ先端部、および鞏膜部プラーの相対的な位置づけを示す、図15Dの断面の側面立面図である。 図15Fは、部分的に閉じた位置にある圧縮器引き出し、およびIOLがインジェクターデバイスと一緒に残存しているインジェクターデバイスから取り外されている保持具を示す、図14〜15Eのインジェクターデバイスの斜視図である。 図16Aは、保持具および完全に閉じた位置に移動された圧縮器引き出しが取り外された後の、図14〜図15Eのインジェクターデバイスの上平面図である。 図16Bは、図14〜16Aの実施形態の圧縮器引き出しの斜視図である。 図16Cは、保持具がインジェクターデバイスから取り外されるときにIOLが光学部ストリッパー要素150のスルーホール150aを係合する場合のIOLを示す、断面図である。 図17は、鞏膜部プラー構成要素の別の実施形態の斜視図である。 図18は、プランジャ構成要素の別の実施形態の斜視図である。

Claims (73)

  1. IOLを応力を受けない状態で放出可能に保持するように適合されたIOL保持具であって、該保持具は、該IOLを該応力を受けない状態に維持しながらIOLインジェクターに取り外し可能に取り付けられるように適合され、それによって、該IOLインジェクターからの該保持具の取り外しは、該保持具からの該IOLの分離、および該インジェクターを通して眼に送達する準備ができている該インジェクター中の該IOLの位置づけという結果になる、IOL保持具。
  2. 請求項1に記載の保持具であって、前記IOLは、前記インジェクター中に応力を受けない状態で位置されることとなる、保持具。
  3. 請求項1に記載の保持具であって、該保持具およびIOLは、一緒に合わせられて、外科医へ送達するためにパッケージ中に密封される、保持具。
  4. 請求項3に記載の保持具であって、該保持具および前記IOLは、前記パッケージ中で滅菌されている、保持具。
  5. 請求項1に記載の保持具であって、該保持具は、近位端および遠位端を有するインジェクター本体をさらに備え、管腔は、該近位端と遠位端との間で長手軸方向に伸び、該インジェクター本体は、該管腔中に延びる開口部を備え、該開口部中に、該保持具は、取り外し可能に取り付けられ得る、保持具。
  6. 請求項1に記載の保持具であって、該保持具は、該保持具と前記IOLとの間に位置されたストリッパー要素をさらに備え、該ストリッパー要素は、該保持具が前記インジェクターから取り外される場合に、該IOLが該保持具と一緒に放出されるのを防ぐために作動可能である、保持具。
  7. 光学部および光学部周囲を有するIOLを放出可能に保持するように適合された保持具であって、該保持具は、IOLを放出可能に保持するための1つ以上の支持要素を有し、該保持具は、該IOLを該保持具からIOLインジェクターデバイスに移動させるために、該インジェクターに取り外し可能に取り付けられるように適合される、保持具。
  8. 請求項7に記載の保持具であって、前記支持要素は、前記IOL光学部周囲を放出可能に保持するための光学部支持要素である、保持具。
  9. 請求項7に記載の保持具であって、前記IOLは、1つ以上の鞏膜部を備え、そして前記支持要素は、該鞏膜部を放出可能に保持するための鞏膜部支持要素である、保持具。
  10. 請求項9に記載の保持具であって、前記鞏膜部は、規定の湾曲を有し、そして前記鞏膜部支持要素は、該鞏膜部の湾曲に対して協同的に構成され、その結果、前記IOLが該保持具に取り付けられている間、該鞏膜部の湾曲を束縛および維持する、保持具。
  11. 請求項7に記載の保持具であって、該保持具は、前記IOLを前記インジェクターに移動させた後に処分される、保持具。
  12. 請求項7に記載の保持具であって、該保持具は、前記IOLが連続的に応力を受けない状態で、該IOLを保持して、次いで該IOLを前記インジェクターに移動させる、保持具。
  13. IOLインジェクターデバイスであって、以下:
    a)インジェクター本体;
    b)IOLを放出可能に保持するように適合された保持具であって、該保持具およびIOLは、該インジェクター本体に取り外し可能に連結される、保持具
    を備え、それによって、該保持具を該インジェクター本体から取り外す際に、該IOLは該保持具から放出され、そして該インジェクター本体内に位置する、IOLインジェクターデバイス。
  14. 請求項13に記載のIOLインジェクターデバイスであって、前記保持具および該保持具に連結された前記IOLを備える該インジェクターデバイスは、単一パッケージの中に密封される、インジェクターデバイス。
  15. 請求項13に記載のインジェクターデバイスであって、前記IOLは、前記保持具によって、応力を受けない状態で保持される、インジェクターデバイス。
  16. 請求項13に記載のインジェクターデバイスであって、前記IOLは、前記インジェクター本体内に、応力を受けない状態で位置する、インジェクターデバイス。
  17. 事前装填IOL状態とその後の装填IOL状態との間で変化可能なIOLインジェクターデバイスであって、該インジェクターデバイスの該事前装填IOL状態は、以下:
    a)インジェクター本体であって、反対側の近位端および遠位端を有し、かつそれらの間に長手軸方向に延びる管腔を有する、インジェクター本体;
    b)該インジェクター本体に形成された開口部に取り外し可能に取り付けられた保持具であって、該保持具は、該インジェクター本体に対して事前装填状態でIOLを放出可能に保持するように適合されている、保持具;
    c)該IOLと該保持具との間に位置された、ストリッパーフィンガー;および
    d)該管腔を通って、該インジェクター本体の遠位端から該IOLを前進させるための、プランジャ、
    を備え、
    それによって、使用時に、該インジェクターデバイスは、該IOLが該保持具と一緒に放出されるのを防ぐように該ストリッパーフィンガーが作動しながら、該保持具を該インジェクター本体から引き離すことによって、IOL装填状態に変化され、それによって、該IOLを、その後該プランジャを係合するために該管腔中に位置させる、インジェクターデバイス。
  18. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、前記保持具およびIOLを備える該インジェクターデバイスは、前記事前装填IOL状態で同じパッケージ中に密封される、インジェクターデバイス。
  19. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、該インジェクターデバイスは、前記プランジャとの係合の前に前記管腔中で前記IOLを圧縮するための圧縮器をさらに備え、該圧縮器は、前記インジェクター本体に連結されて、該インジェクター本体に対して開いた位置と閉じた位置との間に移動可能であり、該閉じた位置は、該管腔内部で圧縮されたIOLを生じる、インジェクターデバイス。
  20. 請求項19に記載のインジェクターデバイスであって、前記ストリッパーフィンガーは、前記圧縮器に取り付けられ、該圧縮器と一緒に移動可能である、インジェクターデバイス。
  21. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、前記ストリッパーフィンガーは、クリップに取り付けられ、該クリップは、前記インジェクター本体に取り外し可能に取り付けられるように適合されている、インジェクターデバイス。
  22. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、前記ストリッパーフィンガーは、粘弾性アクセスポートを含むスルーホールを備える、インジェクターデバイス。
  23. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、前記インジェクター本体は、粘弾性アクセスポートを含むスルーホールを備える、インジェクターデバイス。
  24. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、該インジェクターデバイスは、前記IOLインジェクターデバイスの事前装填状態で前記管腔中に配置された鞏膜部プラー先端部を有する鞏膜部プラーをさらに備え、該鞏膜部プラー先端部は、該鞏膜部プラーが前記インジェクター本体から取り外される際に、前記IOLの前方鞏膜部を係合して、その後該前方鞏膜部を該インジェクター本体の前記遠位先端内で真っ直ぐにするように構成されている、インジェクターデバイス。
  25. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、前記プランジャは、前記IOLを係合するためのプランジャ先端部を備え、凹部は該プランジャ先端部に隣接して該プランジャに形成され、該凹部は、該IOLの後方鞏膜部を該プランジャ先端部の後方に位置させるように適合されている、インジェクターデバイス。
  26. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、前記プランジャは、近位シャフト長部および遠位シャフト長部を備え、該近位シャフト長部に取り付けられた1つ以上のばねフィンガー要素をさらに備え、該プランジャが前記インジェクター本体に通して押される場合、該ばねフィンガー要素は、該インジェクター本体の管腔の内部に対してバイアス力を適用するように作動可能である、インジェクターデバイス。
  27. 請求項26に記載のインジェクターデバイスであって、前記インジェクター本体は、近位端および遠位端を備え、その近位端の近くで該インジェクター本体を通って形成された1つ以上の開口部をさらに備え、前記1つ以上のばねフィンガーは各々、それぞれの自由端を有し、該自由端は、それぞれの該開口部中に取り外し可能に位置され得る、インジェクターデバイス。
  28. 請求項17に記載のインジェクターデバイスであって、前記プランジャは、近位シャフト長部および遠位シャフト長部を備え、該近位シャフト長部は、前記管腔に対して該プランジャを回転しないよう固定するように該管腔と協同的に構成されている、インジェクターデバイス。
  29. 請求項28に記載のインジェクターデバイスであって、前記近位シャフト長部は、前端を備え、そして前記管腔は、放射状の拡大部分を含み、該インジェクターデバイスは、前記プランジャ遠位シャフト長部に取り付けられたらせん状のばねをさらに備え、そして前記プランジャが前記インジェクター本体を通して前進される場合、該らせん状のばねは、該前端と該放射状の拡大部との間で圧縮性である、インジェクターデバイス。
  30. 眼内インジェクター本体の管腔壁により規定された管腔内にはまり込むためのプランジャであって、該プランジャはプランジャシャフトを有し、該プランジャシャフトは少なくとも1つの細長いばねフィンガーを備え、該ばねフィンガーは該プランジャシャフトに固定された第1端および前記プランジャ先端部に向かって延びる第2自由端を有し、該自由端は該管腔壁に対してバイアス力を与える、プランジャ。
  31. 請求項30に記載にプランジャであって、該プランジャは、第1端部および第2自由端を有する第2細長ばねフィンガーをさらに備え、該第1端部は前記プランジャシャフトに固定され、該第2自由端は前記プランジャ先端部に向かって延び、該第2ばねフィンガー自由端は、該第1ばねフィンガー自由端の反対側の該シャフト側の前記管腔壁に対してバイアス力を与える、プランジャ。
  32. IOLをインジェクター本体の内部通路に装填するための方法であって、該方法は、以下の工程:
    a)IOLを放出可能に保持するように適合された保持具を提供する工程;
    b)IOLを該保持具に放出可能に取り付ける工程;
    c)該保持具を該インジェクター本体に取り外し可能に取り付ける工程;および
    d)該保持具を該インジェクター本体から取り外すと、該IOLは該保持具から放出し、そして該開口通路に位置することとなる、工程
    を包含する、方法。
  33. 請求項32に記載の方法であって、該方法は前記インジェクター本体、前記保持具および前記IOLを一緒に、該保持具が該インジェクター本体に取り付けられ、かつ該IOLが該保持具に放出可能に取り付けられている状態で、パッケージングする工程をさらに包含する、方法。
  34. 請求項32に記載の方法であって、該方法は前記IOLと前記保持具との間に位置されたストリッパー要素を提供する工程をさらに包含し、該保持具が前記インジェクター本体から取り外される場合、該ストリッパー要素は、該IOLが該保持具と一緒に残存することを防ぐように作動可能である、方法。
  35. 請求項32に記載の方法であって、該方法は、以下の工程:
    e)圧縮器を提供して、前記開口通路で前記IOLを圧縮する工程;および
    f)該開口通路にプランジャ先端部を有するプランジャを提供して、該開口通路を通して該プランジャを押して、それによって、該プランジャ先端部で該IOLを押して、該IOLを前記インジェクター本体から出す、工程
    をさらに包含する、方法。
  36. 請求項35に記載の方法であって、該方法は、前記圧縮工程の前に、粘弾性物質を前記IOLおよび前記開口通路の一方または両方に適用する工程をさらに包含する、方法。
  37. 請求項32に記載の方法であって、該方法は、以下の工程:
    e)前記IOLを前記開口通路に通して前進させるために、該開口通路にプランジャ先端部を有するプランジャを提供する工程;
    f)光学部および該光学部から延びる後方鞏膜部を有するIOLを提供する工程;ならびに
    g)前記保持具によって放出可能に保持されている該IOLを有する保持具および該プランジャを該開口通路に相対的に配置して、その結果、該保持具を取り外して該IOLを該保持具から該開口通路へ放出する際に、前記後方鞏膜部が該プランジャ先端部の後方に配置されることとなり、その結果、該プランジャを該開口通路を通して前進させる際に、該プランジャ先端部は該後方鞏膜部と接触することなく該IOL光学部を係合する、工程
    をさらに包含する、方法。
  38. 請求項32に記載の方法であって、該方法は、以下の工程:
    e)光学部および該光学部から延びる前方鞏膜部を有するIOLを提供する工程;
    f)前記開口通路中に取り外し可能に挿入され、かつ、該鞏膜部プラーを前記インジェクター本体から取り外す際に、前記遠位端内で該前方鞏膜部を係合して該前方鞏膜部を真っ直ぐにするように適合されている、鞏膜部プラー先端部を有する鞏膜部プラーを提供する工程;ならびに
    g)前記保持具によって放出可能に保持されている該IOLを有する保持具および該鞏膜部プラーを該開口通路に相対的に配置して、その結果、該保持具を取り外して該IOLを該保持具から該開口通路へ放出する際に、該前方鞏膜部が該鞏膜部プラー先端部に隣接して配置されることとなる、工程
    をさらに包含する、方法。
  39. 請求項32に記載の方法であって、該方法は、以下の工程:
    e)前記光学部から延びる前方鞏膜部および後方鞏膜部を有するIOLを提供する工程;
    f)該IOLを前記開口通路を通して前進させるために、該開口通路にプランジャ先端部を有するプランジャを提供する工程;
    g)鞏膜部プラー先端部を有する鞏膜部プラーを提供する工程であって、該鞏膜部プラーは、該開口通路内に取り外し可能に挿入され、該鞏膜部プラーを前記インジェクター本体から取り外す際に、前記少なくとも1つの鞏膜部を係合してそれを前記遠位端から引き出すように適合されている、工程;ならびに
    h)前記保持具によって放出可能に保持されている該IOLを有する前記保持具、該プランジャおよび該鞏膜部プラーを該開口通路に相対的に配置して、その結果、該保持具を取り外して該IOLを該保持具から該開口通路へ放出する際に、該後方鞏膜部は前記光学部と反対側の該プランジャ先端部に配置されることとなり、そして該前方鞏膜部が該鞏膜部プラー先端部に隣接して配置されることとなる、工程
    をさらに包含する、方法。
  40. 請求項32に記載の方法であって、該方法は、以下の工程:
    e)前記IOLと前記保持具との間に位置されたストリッパー要素を提供する工程であって、該ストリッパー要素は、該保持具が前記インジェクター本体から取り外される際に、該IOLが該保持具と一緒に持ち上げられることを妨げるように作動する、工程;ならびに
    f)該インジェクター本体に対して開いた位置と閉じた位置との間に移動可能である圧縮器を提供する工程であって、該圧縮器は、該保持具が該インジェクター本体に取り付けられ、かつ該IOLが該保持具によって保持されている場合に、該開いた位置に存在する、工程;ならびに
    g)該保持具を該インジェクター本体から取り外す工程の後に、該圧縮器を該閉じた位置に移動させて、それによって、該IOLを該開口通路において圧縮する工程
    をさらに包含する、方法。
  41. 請求項40に記載の方法であって、前記圧縮器および前記ストリッパー要素が連結されて一緒に移動し、それによって、該圧縮器を前記閉じた位置に移動させる工程は、該ストリッパー要素が前記インジェクター本体から離れて移動することを引き起こす、方法。
  42. IOLおよびインジェクターを一緒にパッケージングするための方法であって、該方法は、以下の工程:
    a)光学部を有するIOLを提供する工程;
    b)該IOLを放出可能に保持するように適合されたIOL保持具を提供し、そして該IOLを該保持具に放出可能に取り付ける工程;
    c)IOL送達通路を有するインジェクター本体を提供し、そして該保持具および該IOLを該インジェクター本体に取り外し可能に取り付ける工程であって、該IOLが該送達通路と通じている、工程;
    d)該インジェクター本体において該IOLを圧縮するための圧縮器を提供する工程;
    e)ストリッパー要素を提供して、そして該ストリッパー要素を該IOLと該保持具との間に位置させる工程;ならびに
    f)パッケージを提供して、そして外科医への送達のために該パッケージ中に該保持具、該IOL、該圧縮器および該ストリッパー要素を備える該インジェクター本体を配置する工程
    を包含する、方法。
  43. 前記外科医へ送達する前に前記パッケージを滅菌する工程をさらに包含する、請求項42に記載の方法。
  44. インジェクターデバイスにおいてIOLを圧縮するための圧縮器引き出しであって、該インジェクターデバイスは、IOLを眼に送達するように作動可能であり、該圧縮器引き出しは該インジェクターデバイスに取り付けられ、該インジェクター本体に対して完全に開いた位置と部分的に閉じた位置と完全に閉じた位置との間で移動可能であり、該IOLは、該圧縮器引き出しが該完全に閉じた位置に移動される場合に圧縮され、該圧縮器引き出しは、該圧縮器引き出しが該部分的に閉じた位置に存在する場合に該インジェクター本体の特徴に隣接するように構成されている端部を有するばねアームを備え、該端部が該インジェクターデバイスの該特徴から放出されるまで該圧縮器引き出しのさらなる閉鎖を妨げる、圧縮器引き出し。
  45. 前記ばねアームが一対の側面レールの間に延び、該側面レールは、前記インジェクターデバイスから延びるそれぞれの引き出しスライド内でスライドする、請求項44に記載の圧縮器引き出し。
  46. 光学部ストリッパー要素をさらに備える、請求項45に記載の圧縮器引き出し。
  47. 少なくとも1つの鞏膜部ストリッパー要素をさらに備える、請求項45に記載の圧縮器引き出し。
  48. 光学部ストリッパー要素および少なくとも1つの鞏膜部ストリッパー要素をさらに備える、請求項45に記載の圧縮器引き出し。
  49. 請求項46に記載の圧縮器引き出しであって、該圧縮器引き出しは、前記光学部ストリッパー要素の反対側に位置された指押し器をさらに備え、該指押し器は、該圧縮器引き出しを前記インジェクターデバイスに対して前記完全に開いた位置から前記部分的に閉じた位置に、続いて前記完全に閉じた位置に手動で移動させるためのものである、圧縮器引き出し。
  50. 第1の鞏膜部ストリッパー要素および第2の鞏膜部ストリッパー要素が、前記光学部ストリッパー要素のいずれかの側に延びる、請求項48に記載の圧縮器引き出し。
  51. 請求項44に記載の圧縮器引き出しであって、該圧縮器引き出しは、以下:
    a)前記インジェクター本体を通って長手軸方向に延びる管腔;
    b)該インジェクター本体の該管腔へのアクセスを提供する開口部;
    c)前記IOLを放出可能に保持するための保持具であって、該保持具は、該インジェクターデバイスの開口部に取り外し可能に取り付けられるように適合されている、保持具;
    d)該圧縮器引き出しに取り付けられた光学部ストリッパー要素であって、該光学部ストリッパー要素は、前記圧縮器が前記完全に開いた位置から前記部分的に閉じた位置に移動される場合、該保持具と該IOLとの間に位置することとなる、光学部ストリッパー要素
    をさらに備える、圧縮器引き出し。
  52. 請求項51に記載の圧縮器引き出しであって、該圧縮器引き出しは、該圧縮器引き出しに取り付けられた垂直フランジをさらに備え、該フランジは、前記圧縮器が前記部分的に閉じた位置に移動される場合、前記保持具に隣接し、それによって、該保持具が前記インジェクターデバイスから取り外されるまで、該圧縮器が該完全に閉じた位置に移動することを妨げる、圧縮器引き出し。
  53. 請求項52に記載の圧縮器引き出しであって、前記保持具が前記インジェクターデバイスから取り外される際に、前記IOLは該インジェクターデバイスの前記管腔に位置することとなり、前記光学部ストリッパーフィンガーに起因して該保持具と一緒に放出されることを妨げる、圧縮器引き出し。
  54. 前記光学部ストリッパー要素が、少なくとも1つのスルーホールを備え、該スルーホールは、前記保持具が前記インジェクター本体から取り外される間、前記IOLの周辺部を係合するように構成されている、請求項53に記載の圧縮器引き出し。
  55. 請求項44に記載の圧縮器引き出しであって、該圧縮器引き出しは、指つかみフランジをさらに備え、該指つかみフランジは、該圧縮器引き出しの反対側で前記インジェクター本体に取り付けられ、前記デバイスを手動で操作するのを補助する、圧縮器引き出し。
  56. 前記保持具が、該保持具を前記IOLインジェクターに取り外し可能に取り付けるために構成されている、第1の取付脚および第2の取付脚を備える、請求項1に記載の保持具。
  57. 請求項56に記載の保持具であって、該保持具は、前記第1の脚および第2の脚に隣接して位置されている第1のフランジおよび第2のフランジをさらに備え、該第1のフランジおよび第2のフランジは、前記IOLインジェクターの一部分に隣接して、該IOLインジェクター上に該保持具を安定化させる、保持具。
  58. 前記フランジが各々、前記保持具が前記IOLインジェクターから回転して外れるのを可能にする回転軸として作動するコーナーを備える、請求項57に記載の保持具。
  59. 前記第1の取付脚および第2の取付脚が各々、前記保持具を前記インジェクターにスナップフィットさせるために構成されているキャッチを備える、請求項56に記載の保持具。
  60. 前記保持具が、IOLの光学部を放出可能に支持するための少なくとも1つの光学部支持要素を備える、請求項56に記載の保持具。
  61. 前記保持具が、IOLの少なくとも1つの鞏膜部を放出可能に支持するための少なくとも1つの鞏膜部支持要素を備える、請求項56に記載の保持具。
  62. 前記保持具が、それぞれ、IOLの光学部および鞏膜部を放出可能に支持するための、少なくとも1つの光学部支持要素および少なくとも1つの鞏膜部支持要素を備える、請求項56に記載の保持具。
  63. 前記鞏膜部支持要素が、それらのそれぞれの鞏膜部を所望のレンズ直径に制約するように構成されている、請求項62に記載の保持具。
  64. 請求項62に記載の保持具であって、該保持具は、スロットをさらに備え、該スロットを通ってそれぞれの鞏膜部は配置され得、該スロットは、スロット壁によって規定され、該保持具に取り付けられる間、前記IOLの平行移動または回転を実質的に阻害するように作動する、保持具。
  65. 前記スロットが前記光学部支持要素に隣接して形成される、請求項64に記載の保持具。
  66. 前記保持具に取り外し可能に取り付けるための蓋をさらに備え、該保持具に取り付けられたIOLを保護する、請求項1に記載の保持具。
  67. 前記蓋が、頂部壁および側壁によって規定された囲いを備え、該側壁は、前記保持具および該蓋が一緒に連結される場合に、前記IOLを包囲する、請求項66に記載の保持具。
  68. 前記頂部壁の内部が、前記IOLに対して補助的な支持を提供するための少なくとも1つの特徴を備える、請求項67に記載の保持具。
  69. 前記少なくとも1つの特徴が、前記IOL光学部の周辺部を支持するための突起を含む、請求項68に記載の保持具。
  70. 前記少なくとも1つの特徴が、前記少なくとも1つの鞏膜部を支持するための突起を含む、請求項68に記載の保持具。
  71. 前記蓋が、第1のスロットおよび第2のスロットを備え、該スロットを通って、前記保持具の第1の脚および第2の脚は、該蓋が該保持具に取り付けられている場合に位置される、請求項66に記載の保持具。
  72. 前記蓋が、前記保持具に対して該蓋を手動で操作するための指つかみフランジを備える、請求項66に記載の保持具。
  73. 前記凹部が第1の凹部であり、該第1の凹部の反対側で前記プランジャ先端部に位置する第2の凹部をさらに備え、該第2の凹部は、該後方鞏膜部が該第1の凹部に位置できない場合に、前記後方鞏膜部が該第2の凹部内に位置することを可能にする、請求項25に記載のデバイス。
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