JP2010273986A - 眼内レンズ挿入器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘弾性物質を眼内レンズ周辺に好適に注入し、塗布することができると共に、押出し位置に位置ずれすることなく眼内レンズを載置できる眼内レンズ挿入器具を提供すること。
【解決手段】 粘着性を持つアクリル樹脂から形成された光学部を有する軟性眼内レンズを筐体内に保管し、使用時には押出棒を用いて前記眼内レンズを先端から送出し患者眼に挿入するための眼内レンズ挿入器具において、前記眼内レンズを保持するために前記押出棒の移動軸に対して前後方向に向き合う一対の保持台であって,保管時において前記眼内レンズを前記押出棒の移動軸外の上方に位置させるために所定の高さを持ち上面に前記眼内レンズを載置する保持台を持つ保管部を有し、該保管部は挿入器具本体に対して上下方向に移動可能に取り付けられており、前記保持台上面の表面粗さはRa6.3以下とされていること。
【選択図】 図3

Description

本発明は、眼内レンズを眼内に挿入するための眼内レンズ挿入器具に関する。
従来、白内障の手術方法の一つとして水晶体を摘出した後、水晶体の代わりとして折り曲げ可能な軟性の眼内レンズを挿入する手法が一般的に用いられている。眼内レンズは、折り曲げ可能な光学部と、この光学部を眼内で支えるための支持部で構成されている。眼内レンズを挿入するには、インジェクターと呼ばれる眼内レンズ挿入器具を使用し、眼内レンズを折り曲げた状態で眼内に挿入させることによって、患者眼に設ける切開創をできるだけ小さくなるようにしている。近年、このようなインジェクターにおいては、単に眼内レンズを眼に挿入させるための器具としてだけでなく、眼内レンズを保管する機能を持たせたものが知られている(例えば、特許文献1参照)、このような器具では、インジェクター内で眼内レンズを固定保持した状態で保管する部材を用いて眼内レンズを保持し、使用時にはこの部材を取り外すことで眼内レンズを押出し可能な状態としている。また、アクリル樹脂にて形成された折り曲げ可能な眼内レンズは樹脂の特性により粘着性を有している場合が多い。このため、特許文献1に示すような眼内レンズの保管を兼ねたインジェクターにおいては、長期の保管によって眼内レンズがインジェクター内で接着し、押し出す際に問題となることを鑑みて、保管時はレンズに応力がかからない状態で固定させておき、使用時には押出し機構により押出し可能な位置に移動させる機構を持たせている。
特開2006−181269号公報
通常、このようなインジェクターでは眼内レンズの押出しをより好適に行い易くするために、使用直前にに眼内レンズ周辺、及びインジェクターの押出し通路上に粘弾性物質が注入される。しかしながら、特許文献1のインジェクターでは、眼内レンズを保管する位置と使用時の押出し位置(場所)との間の空間が狭く、粘弾性物質がレンズの下方領域にに注入されにくい。これに対して、眼内レンズと載置台との距離を確保するように眼内レンズを押出し位置から十分に離して保管する構成とした場合、粘弾性物質の注入を好適に行うことができるが、眼内レンズを押出し位置に移動させる際に注入した粘弾性物資の存在により、押出し位置に好適に置くことが難しくなりやすい。
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、粘弾性物質を眼内レンズ周辺に好適に注入し、塗布することができると共に、押出し位置に位置ずれすることなく眼内レンズを載置できる眼内レンズ挿入器具を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 粘着性を持つアクリル樹脂から形成された光学部を有する軟性眼内レンズを筐体内に保管し、使用時には押出棒を用いて前記眼内レンズを先端から送出し患者眼に挿入するための眼内レンズ挿入器具において、前記眼内レンズを保持するために前記押出棒の移動軸に対して前後方向に向き合う一対の保持台であって,保管時において前記眼内レンズを前記押出棒の移動軸外の上方に位置させるために所定の高さを持ち上面に前記眼内レンズを載置する保持台を持つ保管部を有し、該保管部は挿入器具本体に対して上下方向に移動可能に取り付けられており、前記保持台上面の表面粗さはRa6.3以下とされていることを特徴とする。
(2) (1)の眼内レンズ挿入器具において、前記上面は鏡面とされることを特徴とする。
(3) (1)又は(2)の眼内レンズ挿入器具において、前記保持台はポリカーボネートにて成形されていることを特徴とする。
(4) (1)〜(3)のいずれかの眼内レンズ挿入器具において、前記保持台は、前記上面よりも高く前記光学部のコバ厚よりも高い壁であって,前記光学部の円周形状と略一致する曲面を持ち前記光学部に接触する壁を有することを特徴とする。
本発明によれば、粘弾性物質を眼内レンズ周辺に好適に注入し、塗布することができると共に、押出し位置に位置ずれすることなく眼内レンズを載置できる。
以下に本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は本実施形態の眼内レンズ挿入器具に予め設置される眼内レンズ100の構成を示した図である。図示するように、眼内レンズ100は所定の屈折力を有する光学部101と光学部101を患者眼の眼内にて固定支持するための一対の支持部103とからなる。
本実施形態の光学部101は、所定の粘着性を有するものとされ、後述する保管部材と光学部101が接触することにより所定の粘着力(後述)が生じる程度とされる。光学部101は、軟性の折り曲げ可能なアクリル樹脂の眼内レンズ基材により形成される。このような眼内レンズ基材は、軟質材料となるモノマーを1種類又は複数配合させることによって得ることができる。また得られる基材の硬度(軟度)を調整するために硬質材料となるモノマーを1種類又は複数配合することによって得ることもできる。このような軟質材料となるモノマーの具体例としては、メチルアクリレート,エチルアクリレート,プロピルアクリレート,2−エチルヘキシルアクリレート,ブチルアクリレート等のアクリル酸エステルが挙げられる。また、硬質材料となるモノマーの具体例としては、メチルメタクリレート,エチルメタクリレート,プロピルアクリレート,ブチルアクリレート等のメタクリル酸エステルが挙げられる。これらの軟質モノマー、あるいは軟質モノマーと硬質モノマーとの混合物を用いて重合・硬化させることにより眼内レンズ基材を得ることができる。なお、光学部101は、重合前の眼内レンズ基材(モノマー)を所定の型枠に入れて重合・硬化させるcast molding方法や、重合・硬化させた眼内レンズ基材を切削加工によりレンズ形状にするlathe cutting方法により得ることができる。
支持部103はその一端(基端)が光学部側に接合され、他端(先端)を自由端としたループ形状(開ループ)を有している。支持部103はPMMA(ポリメチルメタクリレート)、ポリプロピレン等の樹脂にて形成される。なお、図1(b)に示すように、支持部103は、光学部101の前側に向けて所定の角度(例えば、0〜10度程度)傾斜して取り付けられる。
なお、本実施形態における眼内レンズ100は光学部と支持部とが個別に作製され、それぞれが接合されて眼内レンズが製作される3ピース型の例を示しているが、これに限るものではない。光学部と支持部とが同一の素材から一体的に成型される1ピース型の眼内レンズであってもよい。また、光学部は眼内レンズ挿入器具により小さく折り畳むことができるように、軟性材料となるアクリル酸エステルの材料を用いている。アクリル酸エステルは粘着性を持つため、得られた光学部は粘着性を有することとなる。このような粘着性は折り曲げた際にレンズの面同士がくっつき眼内で容易に開放しない原因となるため、粘着性が弱くなるように光学部に対してプラズマ処理等の表面処理がされる。
次に、本発明の実施形態である眼内レンズ挿入器具1の構成を説明する。図2は眼内レンズ挿入器具1の概略を説明する概略断面図である。図3は軸出部20による軸出しを説明する模式図であり、保管部材70を外した載置部10のAA断面図である。図4は保管部材70の斜視図である。図5は載置部10周辺の拡大図であり、保管部材70の解除動作を説明する横断面図である。
図2に示すように、眼内レンズ挿入器具1は、大別して眼球に挿入する側から順に、眼球に形成される切開創に挿入する挿入部2、挿入部2の基端に設けられる眼内レンズ100を載置する載置部10、載置部10に連結され内部が筒状に形成されている外筒部3、外筒部3内部を挿通し眼内レンズ100を挿入部2を通して外部に押し出すため棒状の押出部材4、とからなる。また、眼内レンズ挿入器具1の載置部10の下部には、保管部材(保管部)70が挿入器具本体に対して着脱可能に取り付けられている。保管部材70は眼内レンズ100を器具内の押出し軸(移動軸)より上方に位置させて保管を行う役目を持つ。
なお、本実施形態では、眼内レンズ挿入器具1は、樹脂等によりそれぞれ成型された各部材を組立てることにより構成されるものとし、1回の使用で廃棄されるディスポーザブル(使い捨て)タイプの器具とされる。素材としては、ポリプロピレン、ポリカーボネート等が挙げられる。
挿入部2は、眼球に設けられた切開創を必要以上に広げさせずに、眼内レンズ100を折り畳んだ状態で容易に挿入できるようにするために、後方の外筒部3より小径で先端2aに行くに従って先細りとなるテーパ形状の中空部材で構成される。また、挿入部2の横断面(軸Lに直交する断面)は、略円形状を有している。また、挿入部2の基端側には、押出される光学部101を丸める(折り畳む)ための側壁13(図3参照)が設けられている。側壁13は、光学部101に対して左右に配置され、対向する側壁13の間隔は、先端2aに向かうに従って狭まるようにされている。これにより、光学部101が先端2aに向かうに従って挿入部2及び側壁13に丸められることとなる。
押出部材4は、術者が押圧する押圧部を備え、外筒部3の内部を移動する際の軸ぶれを防止するための軸基部5と、軸基部5の先端から前方に延び、軸基部5よりも細い径にて形成された押出棒6と、押出棒6の先端部に設けられ、光学部100に当接し光学部101を把持する先端部7と、先端部7の後方に設けられ後方側の支持部103の先端部を収める格納部8、から構成される。押出部材4は外筒3の内部を前後方向(移動軸L方向)に進退移動可能に取り付けられている。先端部7は、光学部101を把持して押出動作ができるように光学部101をくわえ込むような溝(ガイド溝)を備える。押出棒6及び先端部7は、眼内レンズ100を傷つけないように比較的柔軟な樹脂素材で形成される。また、押出棒6の長さは、押出部材4を外筒3内に押し込んだときに、先端部7が挿入部2の先端から充分出るような長さとされる。格納部8は押出棒6上に形成され,先端部7にくわえ込まれた光学部101から延びる後方支持部103を伸展させない程度に収める位置に形成された凹状の窪みである。また、格納部8は、上部に返し8aを備え、格納部8に収まった支持部103が上方に抜けるのを抑制している。
載置部10には、眼内レンズ100の押出し時において、光学部101を載置するための載置面10aが形成されている。
また、載置部10の上方には、押出棒6を挿通し、押出棒6の軸出しを行うための軸出部20が設けられている。図3に示される軸出部20は、押出棒6の左右方向の軸ずれを防止するために、押出棒6の横幅と同じか若干広い間隔で配置される一対(2つ)の柱状の部材からなる。軸出部20は、載置部10の上方(天井)から下方に向かって所定量だけ延びるように(突出するように)形成される。また、軸出部20は眼内レンズ100を押し出すために載置面10aに置かれた状態で光学部101と後方支持部103の先端部との間にできた空間内に位置するように載置部10内に形成される。なお、軸出部20の形成位置は、光学部101にできるだけ近い位置とされることが好ましい。また、軸出部20は、2つに限るものではない。押出棒6の左右方向の軸ずれを抑制し、軸出しが行える構成であればよく、少なくとも2つ有する構成であればよい。
また、軸出部20は、押出しを行うために眼内レンズ100が載置面10a上に置かれた状態において、光学部101と後方の支持部103との間に位置するため、眼内レンズ100の移動時に、支持部103を軸出部20から逃がす必要がある。このため、本実施形態では軸出部20の先端と載置部10の底面との間には所定の隙間が設けられている。このような隙間は光学部101の厚さよりも狭く、且つ支持部103を逃がすのに十分な間隔を有しており、軸出部20は押出棒6の軸出しと共に光学部101の後方への移動を規制することができる。なお、軸出部20において光学部101の側面(コバ)と接触する面(前側壁面)は、光学部101の後方への移動を好適に規制するために、光学部101の円周形状と略一致するように所定の曲面を持つように形成されている。
また、軸出部20は、押出し動作において、後方の支持部103の移動(逃げ)をガイドする構成を備える。本実施形態では、格納部8に収められ支持部103を、押出し動作において軸出部20と載置部底面との間に設けられた隙間に向けてガイドする構成とする。具体的には、軸出部20の先端の形状を、進行方向に向かって斜め下方に切り欠くことによってなる斜面が形成されている。この斜面は、少なくとも、載置面10aに光学部101が置かれた際に後方の支持部103が位置する高さまで形成されている。
このような軸出部20の構成により、押出し動作において、前進する支持部103が形成された斜面に沿って下方にガイドされることにより、軸出部20と載置部底面との間の隙間から前方へ好適に逃がすことができる。
また、図2に示すように、載置部10の天井には、粘弾性物質等の潤滑剤を注入する注入孔11が設けられる。注入孔11は、載置部10の壁(天井)を貫通し、粘弾性物質等の注入針を差し入れることが出来る程度の径を持つ。
次に、保管部材70を説明する。保管部材70は、載置部10の下部に設けられた孔10bから差し入れられ、その上面に眼内レンズ100を載置する保持台73、保管部材70を挿入器具本体に取り付けて固定すると共に使用者が把持する持ち手となる把持部76、を備える。
保持台73はその上面71にて光学部101の周辺面の一部を載置するように保管部材70の前後方向に一対設けられている。また、上面71は、光学部101の曲面に沿うような形状を有し、本実施形態では光学部101が持つ曲率半径に沿う曲面を持つものとする。
また、保持台73は、保管部材70が載置部10に固定され、上面71に光学部101が置かれた状態で、光学部101を軸Lから外れた位置(移動軸外)に置くための充分な長さを持ちつつ、上面71に置かれた光学部101を載置部10の内部(天井)に接触させない程度の長さを持つ構成とされる。このような保持台73の上面71に載置された光学部101は押出棒6の移動軸よりも十分に上方に位置し、その結果、粘弾性物質を注入また、前側(挿入部2側)に位置する一方の保持台73には、光学部101の前側の移動を規制するために上面71よりも高く、上面71に置かれる光学部101のコバ厚よりも高い位置に延びた壁74を持つ。壁74は、光学部101の前側への移動を規制するように形成される。また、壁74における光学部101接触壁面は、光学部101の円周形状に沿う形状(曲面)とされる。これにより、光学部101が左右方向へ移動することを抑制している。
一方、後側の保持台73の先端部分には、上面71よりも低く位置とされる切り欠き75が設けられている。切り欠き75は、保管部材70が載置部10に固定された際に、光学部101の直後に位置する軸出部20が保持台73と干渉せず、後側への光学部101の移動を規制する壁の役目を果たすように形成されたものである(図5(a)参照)。
なお、前述したようにアクリル樹脂からなる軟性の光学部101は粘着性を持っており、プラズマ処理等の表面処理を行っても、完全に取り除くことはできない。本実施形態では、この取り除くことができなかった光学部101の粘着性を利用して、保持台73の上面71に接着させることにより、単に載置するよりも強い固定保持力を持たせるものとしている。このため、光学部101が保持台73の上面71に接着しやすいように、少なくとも柱部材をアクリル樹脂の粘着性に対して接着し易い樹脂材料にて形成するものとしている。保持台73の形成に用いられる樹脂材料としては、ポリカーボネートやポリプロピレン、ポリエチレン、PMMA、POM、ABS樹脂を好適に用いることができる。特に、ポリカーボネートは接着性が良好であり、保管部材70をポリカーボネートにて射出成形により形成することが好ましい。また、射出成形において、対応する金型の表面粗さをできるだけ低くしておくことにより、得られた保管部材70の上面71が鏡面とされ、より光学部101と強固に接着できることとなる。このような表面粗さは、算術平均粗さRaとして6.3以下であることが好ましい。Ra6.3を超える表面粗さの場合、光学部101を上面に接着することは可能であるが、接着力に劣り、不用意に外れてしまう可能性がある。また、Ra6.3以下であれば、好適な接着力を保持台73の上面71に付与することができるが、費用対効果の面からRa0.012未満にする必要はない。
なお、保持台は、前後方向に対となる構成に限るものではない。上面にて光学部を保持(接着)できる構成であればよく、保持台は1本とされてもよいし、3つ以上設けられてもよい。
また、把持部76の上方には、載置部10の外壁側面に保管部材70を固定するためのフック77が形成される。使用者が把持部76を掴み、図中の矢印の方向(下方)に動かすことにより、保持台73等が載置部10内から引き抜かれる。孔10bより大きい光学部101が載置面10aで留まり、保管部材70が載置部10内から抜けることにより、眼内レンズ100が押出し可能な初期位置に設置されることとなる。
以上のような構成を備える眼内レンズ挿入器具1において、眼内レンズ100の押出動作を説明する。ここでは、載置部10に固定された保管部材70が持つ保持台73の上面71に眼内レンズ100が置かれた状態で工場出荷された眼内レンズ挿入器具1を術者が使用する場合を例に挙げる。この状態を、図5(a)の状態とする。上面71に接着された光学部1010は、眼内レンズ挿入器具1の搬送等の衝撃で位置ずれすることが少ない。
術者により、粘弾性物質がシリンジ等の注入器具を用いて注入孔11から載置部10内に注入される。光学部101が保管部材70により軸外に置かれると共に、上面71により光学部101の一部が保持されている状態であるため、粘弾性物質は光学部101の前面(紙面下方向)、後面(紙面上方向)に行き渡る。術者が保管部材70の把持部76を掴み、下方に下げると、上面71が下方へと移動される。このとき、上面71に接着される光学部101も保管部材70の移動に伴って下方へと移動される。
光学部101の下降に伴って、光学部101の前面(下面)に位置する粘弾性物質が載置部10内で押し広げられる。このとき、上面71と光学部101とが接着されているために、光学部101が保管部材から外れることなく下降する。この動作により、載置部10内に粘弾性物質が行き渡ると共に、光学部101に塗布される。
下降して載置面10aに接触した光学部101は載置面10a上で留まり、軸L上に配置される。さらに引き抜かれる保管部材70の移動に伴って、上面71が下方へと移動される。このとき、保管部材70にかかる下方への力によって、上面71と光学部101の接着が解除され(外れ)、保持台73だけが載置部10内から抜かれ、保管部材70が載置部10から取り外される(図5(b)の状態)。このとき、後方の支持部103も、光学部101に移動に伴って下降し、格納部8に収められる。このようにして、図5(b)に示すように、眼内レンズ100が軸L上で押出可能に設置される。
術者は、使用可能な状態となった眼内レンズ挿入器具1から眼内レンズ100を押出す動作を開始する。押出部材4が押され先端部7が前進されると、先端部7に光学部101がくわえ込まれる。そして、軸出部20に押出棒6が嵌合されて、押出棒6(先端部7)が軸出しされる。軸出しされた押出棒6は左右方向に軸ずれすることなく前進される。側壁13により折り畳まれ、先端に向かうに従って挿入部2の内形状によりさらに小さく丸め込まれる。このとき、格納部8に収められた支持部103は、前進に伴って軸出部20の傾斜面に接触し下方へと滑る。軸出部20の下端に到った支持部103は、軸出部20を潜って前側へと出る。このようにして、軸出部20と干渉することなく支持部103が前進できる。さらに言えば、軸出部20にて支持部103が伸展されることなく前進できる。
術者は、挿入部2の先端2aを、予め形成しておいた患者眼の切開創に挿入し、眼内レンズ100を眼内へと挿入する。このとき、後方の支持部103は伸展しない状態で格納部8に収められているため、眼内に挿入された後に後方の支持部103の形状が大きく変化することがない。このため、後方の支持部103の戻りによって、支持部103が振れて後嚢等に接触しにくくなる。
以上のようにして、眼内レンズ100が患者の眼内に挿入される。このようにして、粘着性を有した眼内レンズと、これを接着させる保管部材とで、粘弾性物質等を眼内レンズの周辺に好適に注入し、塗布することができる。また、、眼内レンズを押出し位置に位置ずれなく載置できる。また、軸出部により、好適に眼内レンズを押し出せる。また、押出棒の軸ずれを抑制でき、好適に眼内レンズを押し出すことができる。
なお、以上説明した本実施形態では、軸出部は、載置部の天井から下方に延びるように形成する構成としたが、これに限るものではない。軸出し可能で、支持部の前進を阻害しない構成であればよい。好ましくは、保管状態の眼内レンズの移動を規制できる構成であればよい。例えば、載置面から上方に延びるように形成されてもよいし、側壁から延びるように形成されてもよい。また、軸出部は、できるだけ光学部に近づけて配置されることが好ましいが、好適に軸出しできる構成であれば、光学部の直後に配置される構成に限るものではない。
なお、以上説明した本実施形態では、押出棒に支持部を収める格納部を設ける構成としたが、これに限るものではなく、格納部はなくてもよい。このような場合、押出し動作において、後方支持部は軸出部に当接した後に、軸出部で支持部が伸展される。さらに押出し動作が進むと、支持部の先端が軸出部の側方から軸出部より前に出る。このようにして、格納部がなくても後方支持部は前進できることとなる。従って、このような場合、軸出部が載置部の上方と下方と繋がっている構成でもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、移動軸外にて保管した眼内レンズを保管部材の引き抜き動作により移動軸上に載置した後、軸出部にて押出棒の軸出しを行う構成としたが、これに限るものではない。保管部材を用いない構成としてもよく、好適に押出棒の軸出しができる構成であればよい。このような場合、眼内レンズの光学部は粘着性を必要としない。例えば、シリコーン等の粘着性の低い素材にて形成した眼内レンズを載置面に置き、押出し動作を行う実施形態であってもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、保管部材の後方の保持台に切り欠きを設け、最智部内に設けた軸出部にて光学部の後方への移動を規制する構成としたこれに限るものではない。後方の保持台に前方の保持台と同様の壁を設ける構成とし、保管部材にて光学部の前後方向の移動を規制する構成としてもよい。
眼内レンズ100の外観を示した図である。 本実施形態における眼内レンズ挿入器具1の概略構成図である。 図2のAA断面図 保管部材70の斜視図である。 載置部10周辺の拡大横断面図である。
1 眼内レンズ挿入器具
2 挿入部
3 外筒部
4 押出部材
20 軸出部
70 保管部材
71 上面
73 保持台
100 眼内レンズ
101 光学部
103 支持部

Claims (4)

  1. 粘着性を持つアクリル樹脂から形成された光学部を有する軟性眼内レンズを筐体内に保管し、使用時には押出棒を用いて前記眼内レンズを先端から送出し患者眼に挿入するための眼内レンズ挿入器具において、
    前記眼内レンズを保持するために前記押出棒の移動軸に対して前後方向に向き合う一対の保持台であって,保管時において前記眼内レンズを前記押出棒の移動軸外の上方に位置させるために所定の高さを持ち上面に前記眼内レンズを載置する保持台を持つ保管部を有し、
    該保管部は挿入器具本体に対して上下方向に移動可能に取り付けられており、前記保持台上面の表面粗さはRa6.3以下とされていることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  2. 請求項1の眼内レンズ挿入器具において、前記上面は鏡面とされることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  3. 請求項1又は2の眼内レンズ挿入器具において、前記保持台はポリカーボネートにて成形されていることを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
  4. 請求項1〜3のいずれかの眼内レンズ挿入器具において、前記保持台は、前記上面よりも高く前記光学部のコバ厚よりも高い壁であって,前記光学部の円周形状と略一致する曲面を持ち前記光学部に接触する壁を有することを特徴とする眼内レンズ挿入器具。
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