JP2006181269A - 眼内レンズ挿入用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より簡単かつ安全にレンズの押し出し操作を行うことができ、未使用時には安全に誤作動を起こすことなくレンズを保持できる眼内レンズ挿入用器具を提供する。
【解決手段】 レンズ設置部3はレンズ2を固定するロック機構21を有する。ロック機構21はレンズの周囲に設けられた保持部材22と、該保持部材22を支持する支持部材23とからなる。支持部材23はレンズ設置部3に弾性変形可能に設けられ、前記レンズ押出機構6がレンズ2を押し出す動作によりロック機構21を変形する。
【選択図】図2

Description

本発明は、白内障手術後の無水晶体眼に対して、眼内レンズを挿入するために使用される眼内レンズ挿入用器具、または、屈折矯正手術において有水晶体眼内レンズを挿入するために使用される眼内レンズ挿入用器具に関するものである。
白内障手術においては、超音波乳化吸引(PEA)による混濁した水晶体の除去、および水晶体除去後の眼内への眼内レンズの埋植が広く行われている。眼内レンズにはその光学部がPMMAなどの硬質の材料からなる硬質眼内レンズと、シリコーンエラストマー、軟性アクリルなどの柔らかい材料からなる軟性眼内レンズとがある。硬質眼内レンズを使用する際には光学部の径とほぼ同じ幅の切開創を角膜、あるいは強膜に作製してレンズを挿入しなければならないのに対し、軟性眼内レンズを使用する際には光学部を折り畳むことにより光学部の径より小さな切開創から挿入することができる。手術後の角膜乱視や感染症を低減するためには、小さな切開創からレンズが挿入されることが好ましく、現在では軟性眼内レンズが好まれる傾向にある。また、レンズを眼内に入れるために、細長い筒の中を通してレンズを眼内へ導入する構造を有した専用のインジェクターが使用されることもある。このような眼内レンズ専用のインジェクターを使用することにより、3mmより小さい切開創口からレンズを入れることが可能である。
更に最近では、レンズの取扱時の細菌による汚染や、レンズの取扱時に起りうる操作ミスの可能性を排除するために、レンズが予めインジェクター内にセットされているプリセット型インジェクターが発売されている。プリセット型インジェクターにおいては、出荷時のレンズの固定状態から使用時のレンズの稼働状態に移行するために、光学部に応力をかけない状態で内部に保持する機構と、押し出し機構により押し出し可能な位置に移動させるためのレンズ移動機構を有するものがある(例えば特許文献1および2)。また、眼内レンズ挿入器具内にレンズを安定して設置する方法として、応力のかからない状態でレンズを保持し、レンズと同軸上に位置するプランジャーによりレンズを押し出して使用する眼内レンズ挿入器具が公開されている(例えば特許文献3)。
特開2003−325570号公報 特開2003−325572号公報 特表平09−506285号公報
しかし、上記特許文献1または2においても、レンズを保持位置から押し出し可能な位置に移動するための特殊な機構を要するためにシステム全体の機構が複雑となり、また、レンズ移動機構の誤作動によりレンズが適切に押し出されないという懸念があった。さらに、上記特許文献3においても、当該挿入器具では、レンズを固定するロック機構を有しないため誤ってプランジャーの押し込みを開始してしまう可能性があり、プリセット型インジェクターには適さないという問題があった。
したがって、レンズが予めインジェクター内にセットされているプリセット型インジェクターにおいて、未使用の状態を保つためにレンズを固定する機能を設けることが必要となる。ところが、そのようなレンズ固定機能を設けた場合、使用する際に容易に押し出すことが出来ないため、レンズの固定状態を解除するための何らかの手段が必要となる。しかし、使用時に固定位置にあるレンズを押し出し可能な位置に移動する機能を持たせるとシステム全体の構成が複雑になる上、押し出し可能な位置にレンズを移動する際に誤作動が起り得る。
本発明は上記した問題点に鑑み、より簡単かつ安全にレンズの押し出し操作を行うことができ、未使用時には安全に誤作動を起こすことなくレンズを保持できる眼内レンズ挿入用器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、レンズが設置されるレンズ設置部とレンズを導入する筒部とからなる本体と、該レンズ設置部に設置されたレンズを押し出すレンズ押出機構とを備えた眼内レンズ挿入用器具において、前記レンズ設置部は前記レンズを固定するロック機構を有し、該ロック機構は、ロック機構またはレンズを移動または変形させることにより解除するように構成され、前記ロック機構は前記レンズ押出機構と同軸上に前記レンズを固定するように構成されたたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、レンズ押出機構をレンズ方向に移動させることで、ロック機構を解除するように構成したことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記ロック機構が、前記レンズ押出機構により押し出されるレンズの進行軸に対し略垂直方向に移動可能または変形可能に設けられたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記ロック機構が、レンズの周囲に設けられレンズを保持する保持部材と、該保持部材を支持する支持部材とからなることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記ロック機構が、前記レンズ設置部に挿脱自在に設けられたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記ロック機構が、前記レンズ押出機構がレンズに当接した状態で前記レンズ押出機構を掛止して固定する掛止手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、前記筒部が、前記筒部の先端を保護するキャップ部材を着脱自在に備え、前記キャップ部材は、レンズを固定する固定軸部材を設けたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、前記支持部材が、前記本体と離反可能なタブで構成されたことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、前記ロック機構が、前記レンズ設置部とレンズとの間に隙間を形成してレンズを保持するように構成されたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、前記支持部材が、前記レンズ設置部に弾性変形可能に設けられ、前記レンズ押出機構がレンズを押し出す動作により前記ロック機構を変形させるように構成したことを特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、前記レンズ押出機構が、レンズを押し出すプランジャーと、該プランジャーより大きなレンズ当接部を有するスライダーとからなり、前記スライダーがレンズを押し出す動作により前記ロック機構を変形させることを特徴とする。
また、請求項12に係る発明は、前記プランジャーと前記スライダーとが、連動してレンズを押し出すように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、ロック機構またはレンズを移動または変形させることにより解除できるので、簡単かつ安全にレンズの押し出し操作を行うことができる。また、未使用時にはロック機構により安全にレンズを保持できる。さらに、前記ロック機構は前記レンズ押出機構と同軸上に前記レンズを固定するように構成されているので、構成が簡単で、かつ、誤作動を防止できる。
また、請求項2に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、レンズを押し出す一連の動作によりロック機構を解除できるので、より簡単に操作できる。
また、請求項3に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、レンズの進行軸に対し略垂直方向に移動可能または変形可能に設けたことにより、確実にロック機構を解除することができるので、より簡単かつ安全にレンズの押し出し操作を行うことができる。
また、請求項4に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、簡単な構成でレンズを保持できると共に、確実にロック機構を解除できるので、誤作動を防止できる。
また、請求項5に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、簡単な構成でロック機構を解除できるので、レンズの押し出し操作を容易に行うことができる。
また、請求項6に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、レンズ押出機構がレンズを保持する機能を兼ねるので、構成を簡単にすることができ、操作を容易に行なえる。
また、請求項7に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、固定軸部材を備えたキャップ部材により本体先端を保護するので、レンズの飛び出しを確実に防止できる。また、先端を異物の付着などから保護することができる。
また、請求項8に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、タブを離反するだけでロック機構を解除できるので、より簡単に操作することができる。
また、請求項9に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、使用時に初めてレンズがレンズ設置部の内面に当接するので、レンズがレンズ設置部の内面に密着することを防ぎ、レンズを容易に押し出すことができる。
また、請求項10に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、レンズを押し出す動作によりロック機構を解除できるので、操作を簡単に行なえる。また、解除忘れなどを確実に防止できるので、使い勝手をより向上できる。
また、請求項11に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、スライダーによりロック機構を解除し、レンズを変形させる初期動作を行うので、レンズと面接触することによりレンズに局部的なストレスを与えることなく、円滑に初期動作を行なうことができると共に、レンズの変形を防止できる。
また、請求項12に記載の眼内レンズ挿入用器具によれば、プランジャーを押し出す動作によりスライダーを操作できるので、スライダーによる初期動作から、プランジャーによりレンズが押し出されるまでの一連の動作をよりスムーズに行なうことができる。
以下図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
まず、本発明の第1実施例について図1〜図4を参照して説明する。図1に示す眼内レンズ挿入用器具1は、変形可能な眼内レンズ2(以下、レンズ2という)を眼内に安全かつ速やかに送り出すために使用されるものであり、主にレンズ2が眼内レンズ挿入用器具内に予めセットされているプリセット型眼内レンズ挿入用器具である。具体的には、レンズ2を設置するレンズ設置部3とレンズ2を眼内へ挿入する筒部4とからなる本体5と、該レンズ設置部3に設置されたレンズ2を押し出すレンズ押出機構6とを備える。尚、前記レンズ2は光学部2aとループ2bとを備える。
前記本体5は、筒状部材からなる本体先端部7と本体基端部8とからなり、その材質は種々のものを用いることができ、例えばステンレス鋼、チタン等の金属を用いることができる。
前記本体先端部7は、前記レンズ設置部3と、前記筒部4と、前記レンズ設置部3と前記筒部4とを連結するテーパ部9と、前記レンズ押出機構6により押し出されるレンズ2の進行軸であるレンズ進行軸Aと平行に左右に形成された切欠溝10と、前記本体基端部8に係合するストッパ11とを備える。
前記本体基端部8は、前記本体先端部7の基端側から本体先端部7に遊嵌されて本体5を構成し、前記ストッパ11に係合するストッパ受部12と、把持部13とを備える。
前記レンズ設置部3は、図2に示すように、上方に開口した開口部20と、この開口部20から挿入されるレンズ2を固定するロック機構21とにより構成される。前記ロック機構21は、レンズ2に負荷がかからず、レンズ2が変形していない状態でレンズ2を保持し、さらに、操作ミスによりレンズ2の飛び出しなどを防ぐ機能を有する。このロック機構21は、レンズ2の周囲に設けられた保持部材22と、該保持部材22を支持する支持部材23とから構成される。レンズ2はレンズ押出機構6と同軸上すなわちレンズ進行軸A上に固定される。
前記保持部材22は、レンズ進行軸Aの前後方向にレンズ2の直径とほぼ同じ長さの間隔を有して立設された前方保持部22aと後方保持部22bとにより構成される。この保持部材22は、前記支持部材23に支持されて一体化されている。
前記支持部材23は、前記レンズ設置部3の前記開口部20に対向する面に備えられ、支点部Bにおいて弾性変形可能に設けられている。前記後方保持部22bには、レンズ進行軸Aの前方に向かって立ち上がる傾斜面24が一体的に設けられている。
前記レンズ押出機構6は、レンズ2を眼内に挿入するプランジャー25と、レンズ2を挿入する初期動作を行うスライダー26とからなる。
前記スライダー26は、前記プランジャー25より大きな面積でレンズ2に当接する当接部27と、前記プランジャー25をレンズ進行軸Aに沿って支持するガイド溝28と、本体5に設けられた切欠溝10に係合し、スライダー26をレンズ進行軸Aに沿って支持する翼部29と、スライダー26の押出及び戻し操作を行なうグリップ部30とからなる。
前記当接部27は、レンズ2の外径と略同径の曲率半径を有する円弧の一部により構成され、レンズ2と面接触することによりレンズ2に局部的なストレスを与えることなく、円滑に初期動作を行なうことができる構成となっている。
前記ガイド溝28は、レンズ進行軸Aに平行に、前記プランジャー25の外形と略同形状に形成される。
前記プランジャー25は、ガイド溝28に摺動可能かつ前記当接部27よりプランジャー25先端が突出可能に配置される。尚、ガイド溝28はレンズ進行軸Aに平行に形成された貫通穴であってもよい。
前記翼部29は、前記切欠溝10に係合することにより、スライダー26を本体5の略中央に保持し、かつ、スライダー26をレンズ進行軸Aに沿って移動が可能とする。したがって、プランジャー25は、本体5の中央に保持され、ガイド溝28によりレンズ進行軸Aに沿って移動が可能となる。スライダー26の移動は前記グリップ部30により容易に行なわれる。
前記筒部4は、前記レンズ設置部3に連続して本体5の先端に設けられ、その外径が切開創口と略同径に形成される。この筒部4と前記レンズ設置部3とは、先端に向かって緩やかに縮径するテーパ部9により接続される。レンズ2はレンズ押出機構6によって押し出されて前記テーパ部9を通過する際に、折り畳まれる。
前記本体5には、図3に示すように、前記開口部20を閉塞するカバー部材31が着脱可能に設けられる。前記カバー部材31は、断面が略U字形状に形成され、側面から本体5に装着され、カバー部材31の開口側を固定手段32により本体に固定される。
次に、このように構成された眼内レンズ挿入用器具1の組立て手順について説明する。前記スライダー26の翼部29を前記本体先端部7の切欠溝10に係合させスライダー26を基端側から本体先端部7に挿入する。次いで本体先端部7の基端側から本体基端部8を遊挿する。同時に本体基端部8でスライダー26を押しながら本体先端部7に形成されたストッパ11が本体基端部8に設けられたストッパ受部12に係合するまで本体基端部8を押し込む。このようにして、本体5にスライダー26が装着される。また、スライダー26に形成されたガイド溝28にプランジャー25を挿入して、眼内レンズ挿入用器具1が組立てられる。
次に上記構成の作用について説明する。まず、本体5にレンズ2を設置する。すなわち、前記開口部20からレンズ2をレンズ設置部3に挿入し、前方保持部22aと後方保持部22bとの間に載置する(図4(a))。設置されたレンズ2を無菌状態に保つため、図3に示すように、前記開口部20をカバー部材31により塞ぎ、密閉する。このようにして本体5にレンズ2を設置することができる。次いで、グリップ部30を操作してスライダー26をレンズ進行軸Aに沿って前方に移動させる。スライダー26を前方に移動させると当接部27が傾斜面24に到達する(図4(b))。当接部27が傾斜面24に到達すると、スライダー26に生じる抵抗力が増す。その抵抗力に抗してスライダー26をさらに前方へ移動させると、スライダー26が傾斜面24を押し下げる(図4(c))。スライダー26が傾斜面24を押し下げると、支持部材23が支点部Bを中心に下方へ弾性変形する(図4(c))。支持部材23が下方へ弾性変形すると、保持部材22がレンズ進行軸Aに対し略垂直方向である下方へ解除される。保持部材22が下方へ解除されると、当接部27がレンズ2に当接する。当接部27がレンズ2に当接すると、レンズ2が押し出される。スライダー26は当接部27がテーパ部9に達するまでレンズ2を押し出す。レンズ2が押し出されると、レンズ2がテーパ部9により折り畳まれ、レンズ2が筒部4に到達する。筒部4に到達したレンズ2を、プランジャー25で押し出すことにより折り畳まれた状態でレンズ2を眼内に挿入することができる。
上記のように構成したことにより、未使用時には保持部材22によりレンズ2に負荷をかけることなく、また、変形させることなくレンズ2を保持できる。さらに、スライダー26を移動させた場合、スライダー26が傾斜面24に到達するとスライダー26の抵抗が増すので、操作ミスを防止できる。しかも、使用時には傾斜面24により生じる抵抗力に抗してスライダー26を移動させるだけでロック機構21を解除できるので、簡単な構成、操作でレンズ2を挿入できる。また、レンズ2を設置した後、密閉状態を保持したまま使用状態に移行することができるので、細菌による汚染を防いで、高度な衛生状態を維持できる。
上記のように本実施例に係る眼内レンズ挿入用器具1は、レンズ2が設置されるレンズ設置部3とレンズを導入する筒部4とからなる本体5と、該レンズ設置部3に設置されたレンズ2を押し出すレンズ押出機構6とを備えた眼内レンズ挿入用器具1において、前記レンズ設置部3は前記レンズ2を固定するロック機構21を有し、該ロック機構21は、ロック機構21またはレンズ2を移動または変形させることにより解除されるように構成したので、ロック機構21またはレンズ2を移動または変形させることにより解除でき、より簡単かつ安全にレンズ2の押し出し操作を行うことができる。また、未使用時にはロック機構21により安全に誤作動を起こすことなくレンズ2を保持できる。
また、レンズ押出機構6をレンズ方向に移動させることで、ロック機構21を解除するように構成したので、レンズ2を押し出す一連の動作によりロック機構21を解除できるので、より簡単に操作できる。
また、前記ロック機構21は、前記レンズ押出機構6により押し出されるレンズ進行軸Aに対し略垂直方向に移動可能または変形可能に設けられたので、確実にロック機構を解除することができるので、より簡単かつ安全にレンズ2の押し出し操作を行うことができる。
また、前記ロック機構21は、レンズ2の周囲に設けられレンズ2を保持する保持部材22と、該保持部材22を支持する支持部材23とからなるので、簡単な構成でレンズ2を保持できると共に、確実にロック機構21を解除できるので、操作ミスを防止できる。
また、前記支持部材23は、前記レンズ設置部3に弾性変形可能に設けられ、前記レンズ押出機構6がレンズ2を押し出す動作により前記ロック機構21を変形させるように構成したので、操作を簡単に行なえる。また、解除忘れなどを確実に防止できるので、使い勝手をより向上できる。
また、前記レンズ押出機構6は、レンズ2を押出すプランジャー25と、該プランジャー25より大きなレンズ当接部27を有しレンズ2を挿入する初期動作を行うスライダー26とからなり、前記スライダー26がレンズ2を押し出す動作により前記ロック機構21を変形させ、レンズ2と面接触することによりレンズ2に局部的なストレスを与えることなく、円滑に初期動作を行なうことができると共に、レンズ2の変形を防止できる。
次に上記構成におけるレンズ押出機構6の変形例について説明する。本変形例に係るレンズ押出機構6は、プランジャー25とスライダー26とからなり、前記プランジャー25と前記スライダー26とを連動可能に設けている。前記プランジャー25は、前記ガイド溝28内にレンズ進行軸Aの前後方向に移動可能に配置される。このプランジャー25には、円周上に凹部25aが形成されている。前記スライダー26はレンズ2の進行軸に沿って設けられたガイド溝28と、該ガイド溝28内に前記凹部25aに係合する凸部28aとが設けられている。
このように構成されたレンズ押出機構6の作用について説明するプランジャー25は、凹部25aが凸部28aに係合するまでは単独で移動可能である(図5(a))。プランジャー25を前方に移動させると、凹部25aが凸部28aに係合する。凹部25aが凸部28aに係合すると、スライダー26がプランジャー25と連動して前方に移動する(図5(b))。プランジャー25と共にスライダー26が前方に移動すると当接部27が傾斜面24に到達する。当接部27が傾斜面24に到達すると、スライダー26が傾斜面24を押し下げる。スライダー26が傾斜面24を押し下げると、保持部材22が下方へ解除される。保持部材22が下方へ解除されると、当接部27がレンズ2に当接する。当接部27がレンズ2に当接すると、レンズ2が押し出される。レンズ2が押し出されると、レンズ2がテーパ部9により折り畳まれ、レンズ2が筒部4に到達する。このとき、スライダー26はテーパ部9に当接し制止される。スライダー26がテーパ部9に当接すると、凹部25aが凸部28aから外れることによってスライダー26とプランジャー25との係合がはずれ、プランジャー25が単独で移動可能になる。プランジャー25を前方に移動させると、レンズ2がテーパ部9から筒部4へと移動し、本体5から押し出される。
このように構成することにより、術者はプランジャー25を前方に移動させるだけで、スライダー26によりレンズ2を変形させる初期動作を円滑に行なうことができ、操作をより簡単に行なえ、操作ミスを防ぐことができる。尚、上記凸部28a、凹部25aは、プランジャー25とスライダー26とが連動し、かつ支持部材23を押し下げるために必要な形状および強度を備えると共に、スライダー26がテーパ部9に達した場合に破損を生じることなく、かつ、確実に係合が解除できる柔軟性を備えることが望ましい。
上記のように本実施例に係る眼内レンズ挿入用器具1は、前記プランジャー25と前記スライダー26とが、連動してレンズ2を押し出すこととしたから、スライダー26による初期動作から、プランジャー25によりレンズ2が押し出されるまでの一連の動作をよりスムーズに行なうことができる。
次に上記構成におけるレンズ押出機構6の別の変形例について説明する。尚、上記実施例と同様の構成については同様の符号を付し、簡単のため説明を省略するものとする。
本実施例における眼内レンズ挿入用器具1は、ロック機構21でレンズ2を固定し、レンズ押出機構6を前方に移動させる動作によって前記ロック機構21を解除できる構成となっている。
前記ロック機構21は、レンズ進行軸Aに対し左右対称に設けられた保持部材22と、該保持部材22の基端側に、先端に向かってプランジャー25の通路を狭くするように設けられた傾斜面24とを備える。このロック機構21は、プランジャー25よりレンズ進行軸Aに直行する上方にレンズ2を保持し、図示しない支点部で弾性変形可能に本体5の内側面に固設されている。
前記レンズ押出機構6は、前記傾斜面24に当接し保持部材22を左右に押し広げる拡幅部35と、レンズ2を押し出すプランジャー25とからなる。前記拡幅部35と前記プランジャー25とは、一体的に形成される。前記プランジャー25は、プランジャー25先端がレンズ2の光学部2aとループ2bとの間に位置し、かつ、拡幅部35によりロック機構21が解除されたときにレンズ2に当接するように拡幅部35より突出して形成される。
次に上記構成の作用について説明する。ロック機構21にレンズ2を載置した状態でレンズ押出機構6を前方に移動させる。レンズ押出機構6を前方に移動させると拡幅部35が傾斜面24に当接する。拡幅部35が傾斜面24に当接すると、レンズ押出機構6を前方に移動させる力に対し抵抗が加わる。その抵抗に抗してレンズ押出機構6を前方に移動させると、拡幅部35が傾斜面24を左右に押し出す。拡幅部35が傾斜面24を左右に押し出すと、支点部を中心として保持部材22が左右に広がる。保持部材22が左右に広がると、ロック機構21が解除され、レンズ2がフリーの状態になる。レンズ押出機構6をさらに前方へ移動させると、プランジャー25がレンズ2に当接し、レンズ2を押し出すことができる。
このように構成したことにより、レンズ押出機構6を前方へ移動させる動作だけでロック機構21を解除できると共に、レンズ2を押し出すことができるので、操作を円滑に行なえる。また、プランジャー25がレンズ2の光学部2aとループ2bとの間に位置するように形成されているので、レンズ2を押し出す動作によりループ2bの破損を防止できる。
尚、拡幅部35に対しプランジャー25が相対的に前後方向に移動可能となるように構成してもよい。この場合、拡幅部35は、レンズ2の外径と略同径の曲率半径を有する円弧の一部により構成された当接部27を設け、レンズ2と面接触することによりレンズ2に局部的なストレスを与えることなく初期動作を行なう構成としてもよい。また、拡幅部35とプランジャー25とは連動可能に設置されてもよいことは勿論である。
次に本発明の第2実施例について図7および図8を参照して説明する。本実施例に係るロック機構21は、レンズ2を保持すると同時にレンズ押出機構6を固定する機能をも有する。
前記ロック機構21は、レンズ2を保持する保持部材22と、スライダー26を固定する固定部材41と、本体5の先端を保護するキャップ部材42と、これらを支持する支持部材23と、取り外しを行うための把手部43とからなる。
前記保持部材22は、レンズ2周辺に立設された柱状又は壁状部材からなる前方保持部22a材22と後方保持部22b材22とにより構成される。特に後方保持部22bは、操作ミスによるプランジャー25の飛び出しを防ぐため、プランジャー25の断面積より大きい表面積を有する壁状部材が好ましく用いられる。
前記スライダー26は、当接部27と、ガイド溝28と、翼部29と、グリップ部30と、固定部材41に嵌挿される固定穴44と、レンズ2のループ2b用のループガイド45とが形成されている。前記ループガイド45は、レンズ2のループ2bが掛止されることにより、レンズ2を固定する。
本体先端部7には、図8に示すように、前記保持部材22と前記固定部材41とが挿入される貫通穴がそれぞれ形成されている。また、ロック機構21が装着される本体先端部7の表面には、開口部20が形成されており、該開口部20には開閉自在のカバー体46が備えられている。尚、このときレンズ2はレンズ押出機構6と同軸上に保持される。
この眼内レンズ挿入用器具1にレンズ2を設置する手順について説明する。まず、開口部20からレンズ2を挿入する。挿入されたレンズ2のループ2bをループガイド45に通しレンズ設置部3にレンズ2を設置する(図8)。レンズ2を設置したらカバー体46を閉じ開口部20を塞ぐ。開口部20を塞いだら、その上からロック機構21を装着する。すなわちロック機構21は、キャップ部材42を本体5の先端に差込み、保持部材22を貫通穴に挿入し、さらに、固定部材41を貫通穴から固定穴に嵌挿することによって、本体5に装着される。こうすることによって、レンズ2を保持部材22で保持すると共に、ループ2bがループガイド45に掛止され、スライダー26を固定部材41により、また、後方保持部22bによりプランジャー25を固定することができるので、操作ミスによりレンズ押出機構6の飛び出しを防止できる。しかも、先端部をキャップ部材42により保護するので、破損や、異物の付着などによる汚染を防止できる。
また、使用時においては、把手部43を持ち上げることによって、支持部材23を本体5から取り外すことができる。支持部材23を本体5から取り外すと同時に、保持部材22は貫通穴からレンズ進行軸Aに対し略垂直方向に移動し、ロックを解除し、使用状態に移行することができる。
上記のように本実施例に係る眼内レンズ挿入用器具1は、前記ロック機構21が、前記レンズ設置部3に挿脱自在に設けられたので、簡単な構成でロック機構21を解除でき、レンズ2の押し出し操作を容易に行うことができる。
また、前記ロック機構21は、前記レンズ押出機構6がレンズ2に当接した状態で前記レンズ押出機構6を掛止して固定する掛止手段41を備えたので、レンズ押出機構6がレンズ2を保持する機能を兼ねるので、構成を簡単にすることができ、操作を容易に行なえる。
次に本発明の第3実施例について図9〜図11を参照して説明する。
図9に示す眼内レンズ挿入用器具1に係るロック機構21は、レンズ押出機構6を固定する掛止手段51と、レンズ2を前方から固定する固定軸部材52とからなる。
前記掛止手段51は、図10に示すように、突起部53と、該突起部53を支持する支持部材であるタブ54とからなる。この掛止手段51は、図11に示すように、本体5に形成された貫通穴を介してレンズ押出機構6に設けられたロック穴55に突起部53を挿入することによりレンズ押出機構6を掛止する。前記ロック穴55は、レンズ押出機構6の先端がレンズ設置部3に設置されたレンズ2の後方に当接する位置に合わせて形成される。前記タブ54は、前記本体5の外郭に離反可能に固定される。
前記固定軸部材52は、図11に示すように、本体5の先端を保護するキャップ部材42に一体的に設けられ、本体5の先端開口5aから挿入され、レンズ設置部3に設置されたレンズ2の前方に当接する長さを有する。
前記本体5は、レンズ押出機構6を筒部4と同軸上に保持するガイド穴56と、前記開口部20を備えた前記レンズ設置部3と、筒部4と、テーパ部9と、把持部13とからなる。尚、前記開口部20には、開閉可能なカバー体46が設けられている。尚、このときレンズ2はレンズ押出機構6と同軸上に保持される。
次に、本実施例に係る眼内レンズ挿入用器具1にレンズ2を設置する手順について説明する。前記掛止手段51は、前記突起部53をロック穴55に嵌合した状態で、前記タブ54が前記本体5に貼着され、レンズ押出機構6を本体5に固定する。また、本体5先端開口5aから固定軸部材52を挿入し、前記キャップ部材42を本体5先端に固定し、固定軸部材52を本体5に装着する。この状態で、開口部20からレンズ2を挿入する。挿入されたレンズ2の後方が前記レンズ押出機構6に当接し、前方が固定軸部材52に当接する位置にレンズ2を設置する。次いで前記カバー体46を閉じ、前記開口部20を塞ぐ。こうすることによって、レンズ2をレンズ押出機構6及び固定軸部材52で固定すると共に、レンズ押出機構6を掛止部材により固定することができるので、操作ミスによりレンズ押出機構6の飛び出しを防止できる。しかも、先端部をキャップ部材42により保護するので、破損や、異物の付着などによる汚染を防止できる。さらに、レンズ押出機構6がレンズ2の後方を保持する機能を兼ねるので、簡単な構成とすることができる。
また、使用時にはタブ54を離反し突起部53をロック穴55から挿脱する。同時に前記キャップ部材42を本体5先端から取り外すことによって固定軸部材52を筒部4から挿脱する。これにより、レンズ押出機構6を前方に移動させることで、ロック機構21を解除し、使用状態に移行することができる。
上記のように構成したことにより、タブを離反しない限りレンズを押し出すことができないので、操作ミスを確実に防ぎ、しかも、タブを離反させるだけで簡単に使用状態に移行することができる。
上記のように本実施例に係る眼内レンズ挿入用器具1は、前記筒部4が、前記筒部4の先端を保護するキャップ部材42を着脱自在に備え、前記キャップ部材42は、レンズ2を固定する固定軸部材52を設けたので、固定軸部材52を備えたキャップ部材42により本体5の先端を保護し、レンズ2の飛び出しを確実に防止できる。また、先端を異物の付着などから保護することができる。
また、前記支持部材23は、前記本体5と離反可能なタブ54で構成されたので、タブ54を本体5から離反するだけで掛止手段51を解除でき、より簡単に操作することができる。
次に本発明の第4実施例について図12および図13を参照して説明する。図12に示す眼内レンズ挿入用器具1は、本体5と、レンズ押出機構6であるプランジャー25と、ロック機構21とからなる。
前記ロック機構21は、レンズ押出機構6の前方への移動を制限し、かつ、レンズを保持する保持部材22と、本体5の先端を保護するキャップ部材42と、前記持部材22と前記キャップ部材42とを支持する支持部材23とからなる。前記保持部材22は、レンズ2の前方を固定する前方保持部22aとレンズ2の後方を固定する後方保持部22bとからなる。また、前記支持部材23は前記保持部材22と前記キャップ部材42との間に長さ方向に伸縮可能な伸縮部61を備える。
前記本体5は、図13に示すように、レンズ押出機構6を筒部4と同軸に保持するガイド穴56と、開口部20を備えたレンズ設置部3と、前記開口部20に対向する面の厚さ方向に設けられロック機構21の保持部材22が挿入される貫通穴と、筒部4と、テーパ部9と、把持部13とからなる。前記開口部20は、ロック機構21が装着されていない本体5側面に形成される。尚、前記開口部20には、開閉可能なカバー体46が設けられている。このときレンズ2はレンズ押出機構6と同軸上に保持される。
次に、本実施例に係る眼内レンズ挿入用器具1にレンズ2を設置する手順について説明する。前記ロック機構21は、保持部材22を貫通穴に挿入し、さらに、前記キャップ部材42を本体5先端に外被して、眼内レンズ挿入用器具1に装着される。このとき、前記保持部材22と前記キャップ部材42との間に前記伸縮部61が設けられているので、保持部材22を挿入した後でも容易にキャップ部材42を装着することができる。次いで開口部20からレンズ2を挿入する。挿入されたレンズ2を後方保持部22bと、前方保持部22aとの間に設置する。次いで前記カバー体46を閉じ、前記開口部20を塞ぐ。こうすることによって、レンズ2を保持部材22で固定すると共に、レンズ押出機構6を掛止部材により固定することができるので、操作ミスによるレンズ押出機構6の飛び出しを防止できる。しかも、本体5の先端をキャップ部材42により保護するので、破損や、異物の付着などによる汚染を防止できる。
また、使用時には支持部材23を離反し保持部材22を貫通穴から挿脱する。これにより、ロック機構21を解除し、同時に前記キャップ部材42を本体5先端から取り外すことによって使用状態に移行することができる。
このように構成したことにより、ロック機構21を外さない限りレンズ2を押し出すことができないので、操作ミスを防止でき、同時に、本体5の先端が細菌などにより汚染されるのを防止できる。
次に本実施例の変形例について図14を参照して説明する。図14に示すロック機構21は、レンズ2を前後方向から保持する保持部材22と、該保持部材22を支持する支持部材23とからなる。前記保持部材22は、前記本体5の内面とレンズ2との間に隙間を形成してレンズ2を保持する段部62を備える。この保持部材22は、本体5に備えられ、レンズ進行軸Aに対し垂直方向に着脱可能に設けられる。
本変形例に係る眼内レンズ挿入用器具1にレンズ2を設置するには、保持部材22を貫通穴に挿入してロック機構21を本体5に装着する。次いで、レンズ2を挿入し、前記保持部材22の間であって、前記段部62上にレンズ2を設置する。このようにレンズ2を設置することにより、レンズ2は、レンズ設置部3内面との間に隙間を形成した状態で保持される。尚、このときレンズ2はレンズ押出機構6と同軸上に保持される。
使用時には支持部材23を本体5から取り外し保持部材22をレンズ進行軸Aに対し略垂直方向に移動させる。このとき、前記段部62がレンズ設置部3内面より低くなった時点でレンズ2がレンズ設置部3内面に当接する。さらに保持部材22を垂直方向に移動させ本体5から取り外しロックを解除すると使用状態に移行することができる。このように保持部材22に段部を設けたことにより、使用時に初めてレンズ2がレンズ設置部3内面に当接するので、レンズ2がレンズ設置部3内面に密着することを防ぎ、レンズ2を容易に押し出すことができる。
上記のように本実施例に係る眼内レンズ挿入用器具1は、前記ロック機構21が、前記レンズ設置部3とレンズ2との間に隙間を形成してレンズ2を保持するように構成されたので、使用時に初めてレンズ2がレンズ設置部3の内面に当接するので、レンズ2がレンズ設置部3の内面に密着することを防ぎ、レンズ2を容易に押し出すことができる。
本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、レンズ2は本体5との間に隙間を形成して設置されるように構成してもよい。こうすることにより、レンズ2と本体5との間に潤滑材が入り込みやすくなるため、スムーズにレンズ2を押し出すことが可能となる。
本発明の第1実施例に係る眼内レンズ挿入用器具の構成を示す全体斜視図である。 同上、設置部の構成を示す斜視図である。 同上、カバー部材を装着した状態を示す斜視図である。 同上、設置部を示す断面図であり、(a)レンズを押し出す前の状態を示す横断面図、(b)スライダーが傾斜面に到達した状態を示す縦断面図、(c)ロック機構が変形しロックが解除された状態を示す縦断面図である。 同上、変形例を示す横断面図であり、(a)プランジャーが独立して移動可能な状態、(b)プランジャーとスライダーとが連動して移動可能な状態を示す図である。 同上、別の変形例を示す平面図であり、(a)レンズがロック機構に保持された状態、(b)ロック機構がレンズ押出機構により解除された状態を示す図である。 本発明の第2実施例に係る眼内レンズ挿入用器具の構成を示す斜視図である。 同上、横断面図である。 本発明の第3実施例に係る眼内レンズ挿入用器具の構成を示す平面図である。 同上、掛止部材の構成を示す斜視図である。 同上、横断面図である。 本発明の第4実施例に係る眼内レンズ挿入用器具の構成を示す斜視図である。 同上、横断面図である。 同上、変形例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 眼内レンズ挿入用器具
2 レンズ
3 レンズ設置部
4 筒部
5 本体
6 レンズ押出機構
21 ロック機構
22 保持部材
23 支持部材
24 傾斜面
25 プランジャー
26 スライダー
27 当接部
A レンズ進行軸

Claims (12)

  1. レンズが設置されるレンズ設置部とレンズを導入する筒部とからなる本体と、該レンズ設置部に設置されたレンズを押し出すレンズ押出機構とを備えた眼内レンズ挿入用器具において、前記レンズ設置部は前記レンズを固定するロック機構を有し、該ロック機構は、ロック機構またはレンズを移動または変形させることにより解除するように構成され、前記ロック機構は前記レンズ押出機構と同軸上に前記レンズを固定するように構成されたことを特徴とする眼内レンズ挿入用器具。
  2. 前記レンズ押出機構をレンズ方向に移動させることで、前記ロック機構を解除するように構成したことを特徴とする請求項1記載の眼内レンズ挿入用器具。
  3. 前記ロック機構は、前記レンズ押出機構により押し出されるレンズの進行軸に対し略垂直方向に移動可能または変形可能に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の眼内レンズ挿入用器具。
  4. 前記ロック機構は、レンズの周囲に設けられレンズを保持する保持部材と、該保持部材を支持する支持部材とからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の眼内レンズ挿入用器具。
  5. 前記ロック機構は、前記レンズ設置部に挿脱自在に設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の眼内レンズ挿入用器具。
  6. 前記ロック機構は、前記レンズ押出機構がレンズに当接した状態で前記レンズ押出機構を掛止して固定する掛止手段を備えたことを特徴とする請求項4又は5記載の眼内レンズ挿入用器具。
  7. 前記筒部は、前記筒部の先端を保護するキャップ部材を着脱自在に備え、前記キャップ部材は、レンズを固定する固定軸部材を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の眼内レンズ挿入用器具。
  8. 前記支持部材は、前記本体と離反可能なタブで構成されたことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項記載の眼内レンズ挿入用器具。
  9. 前記ロック機構は、前記レンズ設置部とレンズとの間に隙間を形成してレンズを保持するように構成されたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の眼内レンズ挿入用器具。
  10. 前記支持部材は、前記レンズ設置部に弾性変形可能に設けられ、前記レンズ押出機構がレンズを押し出す動作により前記ロック機構を変形させるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の眼内レンズ挿入用器具。
  11. 前記レンズ押出機構は、レンズを押し出すプランジャーと、該プランジャーより大きなレンズ当接部を有するスライダーとからなり、前記スライダーがレンズを押し出す動作により前記ロック機構を変形させることを特徴とする請求項9又は10記載の眼内レンズ挿入用器具。
  12. 前記プランジャーと前記スライダーとは、連動してレンズを押し出すように構成したことを特徴とする請求項11記載の眼内レンズ挿入用器具。
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