JP7066320B2 - 眼内レンズの挿入器具 - Google Patents

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    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses, corneal implants; Implanting instruments specially adapted therefor; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses

Description

本発明は、眼内レンズの挿入器具に関する。
白内障治療においてヒト混濁水晶体の置換や屈折の補正のために水晶体の代用として挿入される眼内レンズが実用に供されている。白内障治療における眼内レンズ挿入手術においては、例えば角膜の縁に数ミリの切開の創口(切開創)が設けられ、超音波水晶体乳化吸引術などにより水晶体が粉砕されて切開創から取り除かれた後、眼内レンズが挿入及び固定される。
近年においては、眼内レンズを切開創より眼球内に挿入する際に、あらかじめ眼内レンズがカートリッジに装填された挿入器具が用いられる場合が多い。使用者は、器具本体の先端部に設けられた挿入筒部の先端開口を上述の切開創を通じて眼球内に挿し入れると共に、眼内レンズを器具本体内で小さく変形せしめた状態で挿入筒部の先端開口から棒状のプランジャーによって押し出すことにより、眼内レンズを眼球内に射出して挿入する。このような挿入器具を用いることにより、切開創の大きさを小さくすることができ、かつ眼内レンズを簡単に眼球内に挿入できるので、手術における負担を少なくすることができる。
一般に眼内レンズは、レンズ本体とレンズ本体に接続される支持部とを有する。そして、眼内レンズを上記の挿入器具を用いて眼球内に挿入する場合、プランジャーが眼内レンズを先端開口側に移動するにつれて、眼内レンズは挿入筒部の内壁形状に合わせて折り畳まれた状態になる。このとき、一度折り畳まれた眼内レンズが挿入器具の先端から射出される際の眼内レンズの姿勢をより安定させるため、挿入器具の先端部が中心軸に対して傾いた面になっている構成、いわゆるベベルを設ける構成が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2012-249678号公報
しかしながら、従来の眼内レンズの挿入器具では、挿入器具の先端部にベベルが設けられているにすぎないため、依然として挿入器具の先端から射出される眼内レンズの姿勢が定まらない可能性がある。このため、使用者は、眼内レンズが好適な姿勢で射出されるように挿入器具自体の姿勢を変える等の操作をしたり、眼内に射出された眼内レンズの位置を調整する追加の処置等を行ったりする。
本件開示の技術は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、挿入器具から射出される眼内レンズの姿勢をより安定させることができる眼内レンズの挿入器具を提供することである。
本件開示の眼内レンズの挿入器具は、レンズ本体とレンズ本体に一端が接続部を介して接続されている支持部とを有する眼内レンズが移動する挿入筒部を先端に有する器具本体と、眼内レンズを収納する収納部とを備える眼内レンズの挿入器具であって、挿入筒部の先端の開口から後端に向かって挿入筒部の長手方向に延伸するスリットが設けられており、眼内レンズが収納部に収納された状態での挿入器具の本体の該眼内レンズの光軸方向からの投影視において、少なくとも1つの支持部の接続部は、器具本体の中心軸に対して所定方向に外れて配されており、器具本体の正面視において、スリットの幅方向の中心位置が、器具本体の中心軸から見て、器具本体にある眼内レンズの光軸の後側方向に対して、収納部に収納された眼内レンズの上記少なくとも1つの支持部の接続部と同じ方向に所定角度傾斜して配置されている。これにより、眼内レンズの支持部がスリットから押し出されるため、支持部によってレンズ本体ひいては眼内レンズの姿勢が変更される可能性を抑えることができる。ここで、所定角度は、器具本体の正面視において、スリットの幅方向の中心位置が、器具本体の中心軸から見て、眼内レンズが挿入筒部を通過する際の接続部の位置と合致するような角度である。
好ましくは、上記の眼内レンズの挿入器具において、上記所定角度が約30°であるように構成する。これにより、本件開示の眼内レンズの挿入器具を用いて一般的な眼内レンズを眼内に射出する場合に、より確実に眼内レンズの支持部をスリットから射出することができ、ひいては眼内レンズの射出時の姿勢が好適に維持される。
本件開示の技術によれば、挿入器具から射出される眼内レンズの姿勢をより安定させることができる眼内レンズの挿入器具を提供することができる。
一実施形態における眼内レンズの挿入器具の概略構成を示す図である。 一実施形態における眼内レンズの概略構成を示す図である。 一実施形態におけるノズル本体の概略構成を示す図である。 一実施形態における位置決め部材の概略構成を示す図である。 一実施形態におけるプランジャーの概略構成を示す図である。 一実施形態におけるノズル本体の先端の概略構成を示す図である。 一実施形態におけるノズル本体の先端と眼内レンズを示す図である。 一実施形態における眼内レンズをノズル本体から射出する場合の眼内レンズの姿勢を示す模式図である。 一変形例における眼内レンズの挿入器具の概略構成を示す図である。 一変形例におけるプランジャーの概略構成を示す図である。 一変形例における眼内レンズの挿入器具と眼内レンズを示す図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
〔実施例〕
図1に、本実施形態の挿入器具1の概略構成を示す。図1(a)はステージ蓋部13を開蓋した場合の挿入器具1の平面図、図1(b)はステージ蓋部13を閉蓋した場合の挿入器具1の側面図を示している。挿入器具1は、器具本体としてのノズル本体10と、眼内レンズの押出部材としてのプランジャー30と、眼内レンズの収納部としてのステージ部12及びステージ蓋部13を有する。ステージ部12は、ノズル本体10に一体又は別体に設けられる。ノズル本体10にはプランジャー30が挿入されている。ステージ部12には、眼内レンズ2がセットされる。ステージ部12は、ステージ蓋部13と一体に形成されている。図1には、ステージ蓋部13を開けた状態を示す。
挿入器具1のノズル本体10は、断面略矩形の筒状に形成されており片側の端部は大きく開口し(以下、大きく開口した側を後端部10bという。)、別の側の端部には細く絞られたノズル部15と先端部10aを備える。図1(b)に示すように、先端部10aは斜めに開口している。プランジャー30は、ノズル本体10に挿入され往復運動可能である。また、ノズル部15にはスリット15bが形成されている。スリット15bの詳細については後述する。
以下の説明において、ノズル本体10の後端部10bから先端部10aへ向かう方向を前方向、その逆方向を後方向、図1(a)において紙面手前側を上方向、その逆方向を下方向、図1(b)において紙面手前方向を左方向、その逆方向を右方向とする。また、この場合、上側は後述するレンズ本体2aの光軸前側に、下側はレンズ本体2aの光軸後側に、前側はプランジャー30による押圧方向前側に、後側はプランジャー30による押圧方向後側に相当する。
ノズル本体10の後端部10b付近には、板状に迫り出し、使用者がプランジャー30をノズル本体10の先端側に押し込む際に指を掛けるホールド部11が一体的に設けられている。また、ノズル本体10におけるノズル部15の後側には、眼内レンズ2をセットするステージ部12が設けられている。このステージ部12は、ステージ蓋部13を開蓋することでノズル本体10の上側が開放されるようになっている。また、ステージ部12には、ノズル本体10の下側から位置決め部材50が取り付けられている。この位置決め部材50によって、使用前(輸送中)においてもステージ部12内で眼内レンズ2が安定して保持されている。
すなわち、挿入器具1においては、製造時に、ステージ蓋部13が開蓋し位置決め部材50がステージ部12に取り付けられた状態で、眼内レンズ2がステージ部12に、光軸前側が上になるようにセットされる。そして、ステージ蓋部13を閉蓋させた後出荷され、販売される。そして、使用者はステージ蓋部13を閉蓋したままで位置決め部材50を取り外し、その後プランジャー30をノズル本体10の先端側に押し込む。これにより、プランジャー30によって眼内レンズ2を押圧し、ノズル部15まで移動させた上で、先端部10aより眼内レンズ2を眼球内に射出する。なお、挿入器具1におけるノズル本体10、プランジャー30、位置決め部材50はポリプロピレンなどの樹脂の素材で形成される。ポリプロピレンは医療用機器において実績があり、耐薬品性などの信頼性も高い素材である。
図2は、眼内レンズ2の概略構成を示した図である。図2(a)は平面図、図2(b)は側面図を示す。眼内レンズ2は、いわゆるワンピース型である。眼内レンズ2は、所定の屈折力を有するレンズ本体2aと、レンズ本体2aに連結された、レンズ本体2aを眼球内で保持するための平板状の2本の支持部2bとから形成されている。なお、眼内レンズは、屈折矯正はもとより、乱視矯正や遠近両用(多焦点)および視軸との同一性などの光学的機能を有するものもある。乱視矯正の眼内レンズ場合は、図2(c)に示すように、主経線の位置を示すマーキング2dがレンズに施される。また、多焦点レンズの場合は、レンズ面に回折格子の形状2eが現れる。さらにまた、レンズ本体2aの中心と回折格子の形状2eの中心をズラすことで、眼内レンズを挿入される個々人がもつ視軸のズレにも対応し得る。一方、支持部2bはレンズ本体2の外縁に当接するジャンクション部2cを有し、ジャンクション部2cとレンズ本体2aとが接着剤等によって接続されている。なお、ジャンクション部が接続部の一例に相当する。レンズ本体2a及び支持部2bは可撓性の樹脂材料から形成されている。本実施例における挿入器具1内では、2つの支持部2bのうちの1つが、レンズ本体2aの後側、もう1つがレンズ本体の前側に配置されるように、眼内レンズ2がセットされる。
図3にはノズル本体10のみの平面図を示す。前述した図1に示したようにノズル本体10においては、眼内レンズ2はステージ部12にセットされる。そして、その状態でプランジャー30によって眼内レンズ2が押圧されて先端部10aから射出される。なお、ノズル本体10の内部には、ノズル本体10の外形が先端にいくほど細くなっているという形状に応じて断面形状も先端にいくほど小さくなっている貫通孔10cが設けられている。なお、貫通孔の断面形状は実施例図ではオーバル形状(卵形)になっているが使用レンズや仕様の都合で円形や長円形としても何ら差し支えない。そして、眼内レンズ2が射出される際は、眼内レンズ2は、ノズル本体10内の貫通孔10cの断面形状の変化に応じて変形して折り畳まれた状態となり、患者の眼球に形成された切開創に入り易い形に変形した上で射出される。
また、先端部10aは、ノズル部15の上側の領域が下側の領域より前側になるように斜めにカットされた形状となっている。なお、この先端部10aの斜めにカットされた形状については、左右方向から見て直線的に斜めにカットされていてもよいし、外側に膨らみを持つように、すなわち曲面形状となるように斜めにカットされていてもよい。
ステージ部12には、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径より僅かに大きな幅を有するステージ溝12aが形成されている。ステージ溝12aの前後方向の寸法は、眼内レンズ2の両側に延びる支持部2bを含む最大幅寸法よりも大きく設定されている。また、ステージ溝12aの底面によってセット面12bが形成されている。セット面12bの上下方向位置は、ノズル本体10の貫通孔10cの底面の高さ位置よりも上方に設定されており、セット面12bと貫通孔10cの底面とは底部斜面10dによって連結されている。
ステージ部12とステージ蓋部13とは一体に形成されている。ステージ蓋部13はステージ部12と同等の前後方向の寸法を有している。ステージ蓋部13は、ステージ部12の側面がステージ蓋部13側に延出して形成された薄板状の連結部14によって連結されている。連結部14は中央部で屈曲可能に形成されており、ステージ蓋部13は、連結部14を屈曲させることでステージ部12に上側から重なり閉蓋することができる。
ステージ蓋部13において、閉蓋時にセット面12bと対向する面には、ステージ蓋部13を補強し、眼内レンズ2の位置を安定させるためにリブ13a及び13bが設けられている。また、プランジャー30の上側のガイドとして案内突起13cが設けられている。
ステージ部12のセット面12bの下側には、位置決め部材50が取外し可能に設けられている。図4に、位置決め部材50の概略構成を示す。図4(a)は位置決め部材50の平面図を示し、図4(b)は位置決め部材50の左側面図を示している。位置決め部材50はノズル本体10と別体として構成されており、一対の側壁部51が連結部52で連結された構造とされている。それぞれの側壁部51の下端には、外側に向けて延出して広がる保持部53が形成されている。
そして、それぞれの側壁部51の上端部には、上方から見た形状が円弧形状であり上側に突出した一対の第一載置部54が形成されている。さらに、第一載置部54の上端面における外周側には、第一位置決め部55が突出して形成されている。第一位置決め部55の内径どうしの距離は、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径寸法よりも僅かに大きく設定されている。
また、連結部52の前後方向の両端には、上方から見た形状が矩形状であり上側に突出した一対の第二載置部56が形成されている。第二載置部56の上面の高さは、第一載置部54の上面の高さと同等になっている。さらに、第二載置部56の上面において外側の部分には、第二載置部56の左右方向の全体にわたって上側にさらに突出する第二位置決め部57が形成されている。第二位置決め部57の内側どうしの離隔は、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径寸法よりも僅かに大きく設定されている。加えて、第二載置部56の上端部には左右方向の全体にわたり、前後方向に僅かに突出した係止爪58が形成されている。
上記の位置決め部材50は、ノズル本体10のセット面12bの下側から組み付けられる。ノズル本体10のセット面12bには、厚さ方向にセット面12bを貫通するセット面貫通孔12cが形成されている。セット面貫通孔12cの外形は、位置決め部材50の第一載置部54及び第二載置部56を上側から見た形状に対し僅かに大きな略相似形状とされている。そして、位置決め部材50がノズル本体10に取り付けられる際には、第一載置部54及び第二載置部56が、セット面12bの下側からセット面貫通孔12cに挿入され、セット面12bの上側に突出する。
その際、第二位置決め部57に設けられた係止爪58がセット面貫通孔12cを介してセット面12bに突出し、セット面12bの上面に係止される。このことによって、位置決め部材50がノズル本体10の下側から組み付けられ、第一載置部54及び第二載置部56がセット面12bから突出した状態で固定される。そして、眼内レンズ2がセット面12bにセットされる際には、レンズ本体2aの外周部底面が、第一載置部54及び第二載置部56の上面に載置される。また、レンズ本体2aは第一位置決め部55及び第二位置決め部57によって水平方向(セット面12bに水平な方向)に対して位置規制される。
眼内レンズ2を眼球内に挿入する際は、位置決め部材50をノズル本体10から取り外す。これにより、眼内レンズ2のレンズ本体2aを支持していた第一載置部54および第二載置部56がセット面12bから後退し、眼内レンズ2がセット面12b上に移動可能に載置される。そして、プランジャー30によって、眼内レンズ2が所定の位置まで推し進められる。
続いて、眼組織に設けた切開創に、ノズル本体10のノズル部15における先端部10aを挿入する。先端部10aは、斜めの開口形状を有しているので、切開創への挿入を容易に行なうことができる。そして、切開創にノズル部15を挿入した後に、再度プランジャー30の押圧板部33をノズル本体10の先端側に押し込む。これにより、セット面12にセットされた眼内レンズ2のレンズ本体2a外周にプランジャー30の作用部31の先端が当接し、プランジャー30によって眼内レンズ2が先端部10aに向けて案内される。
次に、図5に、プランジャー30の概略構成を示す。プランジャー30は、ノズル本体10よりもやや大きな前後方向長さを有している。そして、円柱形状を基本とした先端側の作用部31と、矩形ロッド形状を基本とした後端側の挿通部32とから形成されている。そして、作用部31は、円柱形状とされた円柱部31aと、円柱部31aの左右方向に広がる薄板状の扁平部31bとを含んで構成されている。
作用部31の先端部分には、切欠部31cが形成されている。この切欠部31cは、図5(a)に示すように、作用部31の上方向に開口し左右方向に貫通する溝状に形成されている。また、図5(b)に示すように、切欠部31cの先端側の溝壁は作用部31の先端側に行くに連れて上方に向かう傾斜面で形成されている。一方、挿通部32は、全体的に概略H字状の断面を有しており、その左右方向及び上下方向の寸法は、ノズル本体10の貫通孔10cよりも僅かに小さく設定されている。また、挿通部32の後端には、上下左右方向に広がる円板状の押圧板部33が形成されている。
挿通部32の前後方向の中央より先側の部分には、挿通部32の上側に向けて突出し、プランジャー30の素材の弾性により上下に移動可能な爪部32aが形成されている。そして、プランジャー30がノズル本体10に挿入された際には、ノズル本体10の上面において厚さ方向に設けられた図3に示す係止孔10eと爪部32aが係合し、このことにより初期状態におけるノズル本体10とプランジャー30との相対位置が決定される。なお、爪部32aと係止孔10eの形成位置は、係合状態において、作用部31の先端が、ステージ部12にセットされた眼内レンズ2のレンズ本体2aの後側に位置し、レンズ本体2aの後側の支持部2bを切欠部31cが下方から支持可能な場所に位置するよう設定されている。
上記のように構成された挿入器具1の眼内レンズ2の収納前においては、プランジャー30がノズル本体10に挿入されて初期位置に配置される。また、上記の通り、位置決め部材50が、セット面12bの下方からノズル本体10に取り付けられる。これにより、位置決め部材50の第一載置部54及び第二載置部56がセット面12bに突出した状態に保持される。
次に、眼内レンズ2のレンズ本体2aが支持部2bをノズル本体10の前後方向に向けた状態で第一載置部54および第二載置部56の上面に載置され位置決めされる。この状態において、眼内レンズ2の後側の支持部2bの一部がプランジャー30の切欠部31cに挟まれ、その底面によって支持された状態となる。
図6は、本実施形態における挿入器具1のノズル本体10の先端部を模式的に示す側面図である。図7のノズル本体10の正面図にも示すように、ノズル本体10の前後方向に延びる円筒形状のノズル部15の中心軸をAX(図6中の二点鎖線)とする。図6に示すように、ノズル本体10のノズル部15の先端が中心軸AXに対してノズル部15の下方を向くよう傾いた面でカットされる、いわゆるベベル加工が施されている。これにより、ノズル部15の先端の開口15aは、いわゆるベベルダウンとなるよう形成される。
本実施形態では、図6に示すように、ノズル部15の開口15aと接続するスリット15bが設けられている。スリット15bは、ノズル部15の開口15aの後端側からノズル部15の後端側に延びる略V字形状の切り込みである。図7を参照しながら後述するように、スリット15bは縁がテーパ状に形成されており、当該テーパ形状はスリット15bの後端部15cに至るまで続いている。スリット15bの縁がこのように形成されているため、ノズル部15の開口15aおよびスリット15bを、眼組織の切開創から挿入する際の刺入性が向上する。
このため、本実施形態では、眼内レンズ2をステージ部12にセットしたときの眼内レンズ2とスリット15bとの位置関係が、ノズル部15の中心軸AXから見て、ノズル部15の下方向に対して、スリット15bとノズル本体10の後端側の支持部2bのジャンクション部2cとが同じ側にある位置関係となる。なお、スリット15bから射出される眼内レンズ2の動きの詳細については後述する。
図7に、図6のA-A線による断面をノズル本体10の正面から見た図を示す。図7には、ノズル本体10を正面から見たときのノズル本体10の一部も示している。また、図7には、ノズル部15に移動された眼内レンズ2のレンズ本体2aの一例も示している。なお、図7では、見やすさのために眼内レンズ2のレンズ本体2aとノズル部15との間に隙間を設けているが、実際はレンズ本体2aとノズル部15の内壁とが接している。
図7に示すように、ノズル部15のスリット15bは、中心軸AXから見て下方向D1から所定の角度θ(≠0°)だけ傾斜した方向D2を中心として所定幅だけ開口するように設けられている。ここで下方向D1は、ステージ部12にセットされた眼内レンズ2のレンズ本体2aの光軸後側方向に相当する。また、図7に示すように、ノズル部15の中心軸AXに垂直な断面において、スリット15bを形成するノズル部15の縁15cがテーパ状に形成されている。
眼内レンズ2をノズル本体10の先端から眼内に射出する際は、眼内レンズ2がプランジャー30によってノズル本体10の先端側に押し進められるときに、眼内レンズ2の支持部2bのうちノズル本体10の後端側の支持部2bのジャンクション部2cとスリット15bとが、ノズル部15の中心軸AXから見て、ノズル部15の下方向に対して同じ側にあるという位置関係が維持される。眼内レンズ2のレンズ本体2aと支持部2bとの相対的な位置関係、眼内レンズ2がステージ部12にセットされたときのジャンクション部2cの位置、ノズル部15内における眼内レンズ2の折り畳み状態等を考慮して角度θを設定することで、眼内レンズ2の支持部2bを好適にスリット15bから射出することができる。
一般的な眼内レンズを本実施形態の挿入器具1を用いて眼内に射出する場合、角度θは約30°とすると、挿入器具1を回転させるなどして眼内レンズの姿勢を調整する必要なく、眼内レンズを好適な姿勢で維持して眼内に射出できる効果が期待される。なお、スリット15bの開口幅は適宜設定することができる。ここで、角度θは、本実施例において所定角度に相当する。
図8は、本実施形態において、プランジャー30の操作によって眼内レンズ2がノズル本体10内を移動する際の眼内レンズ2の姿勢を模式的に示す上面図である。図8では、使用者がプランジャー30をノズル本体10の先端側に押し込み、眼内レンズ2が図8(a)から図8(b)、(c)、(d)、(e)と順次移動していく。なお、図8では、見やすさのためノズル本体10を点線にて示し、眼内レンズ2およびプランジャー30を実線にて示す。
まず、使用者がプランジャー30を操作して、ステージ部12に載置されている眼内レンズ2をノズル本体10の先端側に移動させる。図8(a)に示すように、眼内レンズ2はプランジャー30に押され、レンズ本体2aの外縁がノズル本体10の内壁と接する。そして、眼内レンズ2がプランジャー30に押されてさらにノズル本体10の先端側に移動する際に、図8(b)に示すように、レンズ本体2aの外縁部がノズル本体10の貫通孔10cの断面形状に合わせてレンズ本体2aの中心(光軸)に向かって折り畳まれる。また、眼内レンズ2の2本の支持部2bのうちノズル本体10の先端側の支持部2bは、ノズル本体10の内壁に当接した後、レンズ本体2aが移動するとともにレンズ本体2aに折り重なる、いわゆるタッキングされた状態となる。
そして、眼内レンズ2がプランジャー30に押されてノズル本体10の先端側に移動すると、タッキングされていた支持部2bが、スリット15bからノズル本体10の外側に押し出され、図8(c)に示すように折り曲げられない自然な状態に戻る。
図8(c)に示す状態から、使用者はプランジャー30を操作して眼内レンズ2をノズル本体10の前方向に移動する。このとき、図8(d)に示すように、眼内レンズ2のレンズ本体2aは、ノズル部15の開口15aまたはスリット15bを経由してノズル本体10の外側に徐々に押し出され、押し出された部分は、折り畳み状態から元の状態へと復元していく。
本実施形態では、眼内レンズ2の2本の支持部2bのうちノズル本体10の後端側の支持部2bのジャンクション部2cが、ノズル本体10内の上面視において中心軸AXから左方向に外れた位置を移動する。この場合、所定方向とは左方向を意味することになる。また、図7に示すように、ノズル本体10の正面視において、ノズル部15のスリット15bの幅方向の中心位置O、すなわち点線D2とD3とが交わる位置は、ノズル本体10の下方向に対して角度θだけ左方向に傾斜した方向に位置する。さらに、図8に示すように、ノズル本体10の上面視においては、ノズル部15のスリット15bは、中心軸AXから見て、ノズル本体10の後端側の支持部2bのジャンクション部2cと同様、左側に中心軸AXから外れて形成されている。
このため、本実施形態では、眼内レンズ2が、プランジャー30に押されて、ノズル本体10の後端側の支持部2bがノズル本体10の先端に移動すると、当該支持部2bのジャンクション部2cが、上面視においてスリット15bと重なり合う位置に移動する。そして、プランジャー30がノズル本体10の前方向に押し込まれるとともに、当該ジャンクション部2cは、スリット15bからノズル本体10の外側に押し出される。プランジャー30がさらにノズル本体10の前方向に押し込まれてノズル本体10の先端から突出した状態になると、図8(e)に示すように、眼内レンズ2は、ノズル本体10の後端側の支持部2bの一部がプランジャー30と係合した状態で、元の状態に復元する。
ここで、仮にスリット15bが、中心軸AXから見て、ノズル本体10の後端側の支持部2bのジャンクション部2cと異なる側(この場合は右側)に設けられている場合や、上記の説明で角度θが略0°となるように設けられている場合、ノズル本体10の後端側の支持部2bおよびジャンクション部2cが、スリット15bを通ってノズル本体10の外側に押し出されない可能性がある。図8に示すように、眼内レンズ2のノズル本体10の後端側の支持部2bは、ノズル本体10内では所定量湾曲した状態でプランジャー30先端の切欠部31cに支持されている。
したがって、当該支持部2bは、ノズル本体10の外側に押し出されるまでは、弾性復元力により自然な状態に戻ろうとする。このため、当該支持部2bがスリット15bを通らずにノズル本体10の先端側に移動する場合、支持部2以外の部分がノズル本体10の外側に押し出される際に当該復元力が原因で眼内レンズ2が予期せぬ姿勢になる可能性がある。この結果、使用者は、挿入器具1を中心軸AX回りに回転させるなどして眼内レンズ2の姿勢を調整しなければならない。一方、本実施形態では、眼内レンズ2のノズル本体10の後端側の支持部2bが、スリット15bからノズル本体10の外側に押し出されることで、眼内レンズ2がノズル本体10から射出される際に不要な上記復元力が眼内レンズ2に作用することを抑制できる。その結果、眼内レンズ2の好適な姿勢を維持することができ、上記のような眼内レンズ2の姿勢の調整を行う手間を省くことができる。
以上が本実施形態に関する説明であるが、上記の挿入部などの構成は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と同一性を失わない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記の説明では、ノズル部15のスリット15bは略V字形状の切り込みとして形成されているが、スリット15bの形状はこれに限られず任意の形状を採用することができる。
また、上記の説明では、ノズル本体10の上面視において、ノズル部15のスリット15bが、中心軸AXから見て、ノズル本体10の「後端側」の支持部2bのジャンクション部2cと同じ側に、中心軸AXから外れて形成されている構成とした。ただし、当該構成の代わりに、ノズル本体10の上面視において、ノズル部15のスリット15bが、中心軸AXから見て、ノズル本体10の「先端側」の支持部2bのジャンクション部2cと同じ側に、中心軸AXから外れて形成されている構成としてもよい。上記の通り、ノズル本体10の先端側の支持部2bは、ノズル本体10内でタッキングされた状態であるため、ノズル本体10内では、ノズル本体10の後端側の支持部2bと同様に、弾性復元力により自然な状態に戻ろうとしている。このため、支持部2以外の部分が射出される際に支持部2の復元力が原因で眼内レンズ2が予期せぬ姿勢になる可能性がある。したがって、ノズル本体10の先端側の支持部2bのジャンクション部2cから先にノズル本体10から射出されるようにスリット15bが形成されることで、眼内レンズ2がノズル本体10から射出される際に好適な姿勢を維持することができ、上記のような眼内レンズ2の姿勢の調整を行う手間を省くことができる。
さらに、ステージ部12にセットされた眼内レンズ2について、ノズル本体10の上面視において、ノズル本体10の先端側および後端側の支持部2bが、中心軸AXから見て同じ側に中心軸AXから外れている場合は、これら支持部2bと同じ側にスリット15bを形成することで、上記と同様に、眼内レンズ2がノズル本体10から射出される際に好適な姿勢を維持することができる。
以下に上記の実施形態の変形例を示す。なお、以下の説明において各構成要素は、上記の実施形態における構成要素に対応するものについては、同一の符号を付し、特に言及しない限りその説明を省略する。
図9に、上記の実施形態における眼内レンズの挿入器具1の変形例を示す。また、図10に、本変形例の挿入器具100のプランジャー300を示す。なお、図10(c)、10(d)は、プランジャー300を挿入器具100の前側あるいは後側から見たときのプランジャー300と挿通部32との関係を示す図である。図10(c)、(d)に示すように、本変形例の挿入器具100において、プランジャー300の押圧板部330は、プランジャー300を挿入器具100の前側あるいは後側から見たときに略正六角形となるように形成されている。なお、押圧板部330の形状は、使用者にとってのプランジャー300の操作感を損なわない範囲で自由な形状とすることができる。したがって、挿入器具100のデザイン性などを考慮して、押圧板部330の形状は円形、正方形、その他の多角形など、適宜選択することができる。
図11に、本変形例の挿入器具100を挿入器具100の前側から見たときの正面図を模式的に示す。なお、図11では、見やすさのため、挿入器具100の各部間の大きさの比率は実際の挿入器具とは異なっている。図11に示すように、ホールド部11は使用者が指を掛けやすいように、上下方向にいわゆる「つば」が延びた形状になっており、つばの四隅には5°~15°程度の角度で面取りが施されている。これにより、ホールド部11は正面視において縦長の八角形形状になっている。さらに、図11にも示すように、押圧板部330は略正六角形の形状になっている。
1 挿入器具
2 眼内レンズ
2a レンズ本体
2b 支持部
2c ジャンクション部
10 ノズル本体
15 ノズル部
15a ノズル部の開口
15b ノズル部のスリット
30 プランジャー

Claims (3)

  1. レンズ本体と前記レンズ本体に一端が接続部を介して接続されている支持部とを有する眼内レンズが移動する挿入筒部を先端に有する器具本体と、
    前記眼内レンズを収納する収納部と
    を備える眼内レンズの挿入器具であって、
    前記挿入筒部の先端の開口から後端に向かって前記挿入筒部の長手方向に延伸するスリットが設けられており、
    前記眼内レンズが前記収納部に収納された状態での前記挿入器具の本体の該眼内レンズの光軸方向からの投影視において、少なくとも1つの前記支持部の接続部は、前記器具本体の中心軸に対して所定方向に外れて配されており、
    前記挿入筒部の先端が前記器具本体の中心軸から見て前記収納部の前記眼内レンズが載置されるセット面が形成されている方向を向いている傾いた面でカットされ、前記挿入筒部の先端の開口がベベルダウンに形成されており、
    前記器具本体の正面視において、前記スリットの幅方向の中心位置が、前記器具本体の中心軸から見て前記セット面が形成されている方向に対して、前記収納部に収納された前記眼内レンズの前記少なくとも1つの支持部の接続部と同じ方向に所定角度傾斜して配置されており、
    前記スリットは、前記挿入筒部の先端の開口の後端側から前記挿入筒部の後端側に延びるように形成されている
    眼内レンズの挿入器具。
  2. 前記器具本体の正面視において、前記スリットの幅方向の中心位置が、前記器具本体の前記中心軸から見て前記セット面が形成されている方向に対して、前記収納部に収納された前記眼内レンズの挿入筒部における前記先端側または前記後端側のいずれか一方の前記支持部の前記接続部と同じ方向に前記所定角度傾斜しており、その角度が約30°である請求項1に記載の眼内レンズの挿入器具。
  3. 前記挿入器具の流通前に、前記収納部に前記眼内レンズが収納されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼内レンズの挿入器具。
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