JP2003513750A - 回転可能なiol挿入装置およびその使用方法 - Google Patents

回転可能なiol挿入装置およびその使用方法

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Abstract

(57)【要約】 畳み込まれた眼内レンズ(42)を眼球(110)に設けた切開口(112)を介して挿入するための装置(10)であって、この装置は、中空通路を形成する管(24)と、この管(24)は、送出部を有し、この送出部を通って、眼内レンズ(42)が中空通路から眼球(110)内に侵入し、管(24)の中空通路内を長手方向に移動可能な注入ロッド(130)と、この注入ロッド(30)は、管(24)の中空通路を通って、畳み込まれた眼内レンズ(42)を末端方向に後押しするように構成された末端領域(94)を有し、管(24)を保持するように構成された末端部(14)と、末端部(14)と連結された近接部(12)とを含むハウジングと、注入ロッド(30)が管(24)を通って末端方向に移動するとき、末端部(14)が近接部(12)に対して軸方向に回転するように、末端部(14)に対して配置された回転アセンブリとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、眼球に設けた微小切開口を介して眼内レンズを挿入するための装置
と、その方法に関する。とりわけ本発明は、眼球内に挿入すべきレンズを、容易
に、制御可能に、そして効率よく、所望する方向に配置するための装置と方法に
関する。
【0002】 眼内レンズ(IOL)は、例えば、白内障手術後に天然の水晶レンズと置換し
て、あるいは天然のレンズを眼球内に放置したまま、眼の光学的特性を変えるた
めに(視力矯正するために)眼球内に移植される。IOLは、しばしば、光学部
品と、この光学部品から延び、レンズを眼球内の所定位置に固定するために眼球
内に取り付けられた少なくとも1つのフレキシブルな固定部材またはハプティッ
ク(haptic)とを有する。この光学部品は、通常、光学的に透明なレンズを有す
る。このようなIOLを眼球内に移植する際、眼球に切開口が形成される。この
とき、できるだけ小さい切開口を形成すると、外傷を小さくし、治癒を促進する
ことができる。
【0003】 IOLは、レンズの直径より微小な切開口を介して眼球内に挿入できるように
、畳み込み可能(折り曲げ可能)であることが知られている。
【0004】 レンズ挿入時、IOLの向きを制御する外科医の技量により、畳み込み可能な
IOLをうまく機能させることができる。IOLは、挿入装置から眼球内に挿入
されるとき、正しい向きで配置されなかったとき、かなり困難なことであるが、
再び向きを配置し直す必要があり、そして/または眼球の1つまたはそれ以上の
部位を傷つける可能性がある。
【0005】 最も一般的に受け容れられた挿入装置のいくつかは、中空挿入管を採用してお
り、IOLが永久に変形することなく、挿入管の内壁とIOLの間の摩擦力を克
服するために、外科医が過剰な力を与えなくても済むように、中空挿入管は、畳
み込まれたIOLがその内部を自由に通過できるような直径を有する。過剰な力
をかけると、外科医が患者の眼球内にIOLを配置する準備が整う前に、IOL
が時期尚早に送出されかねない。畳み込まれたIOLが装置内を通過しやすく、
IOLに対して損傷を与えることなく、そして患者に対して必要以上の外傷を与
えることなく、容易に、効果的に、かつ制御された手法で、IOLを眼球内に挿
入することを支援するIOL挿入装置およびIOL挿入方法を提供できれば都合
がよい。
【0006】 これらの一般的に受け容れられた装置において、挿入管は、プランジャロッド
に接続されたハンドピース内に固定されている。このプランジャロッドは、挿入
管内をユーザに対する末端方向に移動して、IOLが管内を通って眼球内に移動
するようにこれを後押しする。Zaleskiの米国特許第5,643,276号によ
れば、外科医が保持するハンドピースに対して、このロッドが回転するIOL挿
入装置を開示している。さらに、このロッドは、IOLと接触して、IOLを眼
球内に挿入するために所望する方向に配置する。この特許の開示内容全体が、一
体のものとしてここに統合される。この特許に開示された装置は、IOLを挿入
するとき、適正な方向に配置する上でしばしば有効であるが、より直接的に回転
制御して、挿入前にIOLを適正に方向付けるシステムが実現されればさらに好
適である。
【0007】 (発明の要約) IOLを挿入するための新規な装置および方法が開発されてきた。本発明の装
置および方法は、上述した先行技術によるシステムが有する1つまたはそれ以上
の問題点に対処する。本発明の装置によれば、外科医は、レンズが挿入装置から
送出されるとき、IOLを所望する方向に配置し、例えば、回転方向に配置する
ことができ、眼球内に挿入する際の力を、効率良く、信頼性高く、そして過剰で
ない程度に畳み込まれたIOLに与えることができる。例えば、IOLを搬送す
る挿入管が軸方向に回転することにより、極めて直接的に、所望した向きに配置
することができる。こうして、外科医は、IOLの所望する向きが実現されるこ
とを容易に判断でき、確信できる。さらに、本発明によれば、IOLを眼球内の
所望する位置に配置するために、外科医によるさらなる調整の必要性を低減する
ことができる。本発明は、製造および実施に際して、簡便で、かつ容易であり、
外科医の技量に殆ど、あるいは全く依存しない。換言すると、外科医は、IOL
を眼球内に挿入するための難しい外科手術技術を習熟する必要がなくなり、さら
に本発明の装置および方法を適用するために、IOLを変形する必要がない。
【0008】 1つの広い意味での態様において、本発明は、眼内レンズを眼球内に挿入する
ための装置であって、この装置は、挿入管またはカートリッジなどの中空通路を
形成する管を有し、例えば、その管の少なくとも一部を通って、畳み込まれたI
OLが移動することができる。この管は、好適には、その末端部に置いて、送出
部または開口部を有し、IOLは、眼球に挿入されるとき、これを通過する。さ
らに、注入ロッドが設けられ、これは、管の中空通路内を長手方向または軸方向
に移動することができる。ロッドの末端領域は、例えば、通路内を末端方向に移
動するとき、畳み込まれたIOLと接触することにより、通路を通って、畳み込
まれたIOLを末端方向に後押しするように構成されている。ハウジングが設け
られ、ハウジングは、管を保持するように構成された末端部と、好適には、末端
部と回転可能に連結された近接部とを有する。回転アセンブリが、ハウジングの
末端部に対して配置され、注入ロッドが管を通って末端方向に移動するとき、末
端部がハウジングの近接部に対して軸方向に回転し、好適には、制御された程度
だけ軸方向に回転する。ハウジングの末端部が管の中空通路を通って末端方向に
移動するとき、ハウジングの末端部が回転することにより、管内に保持されたI
OLを直接的に回転させる。IOLを回転させることにより、IOL挿入プロセ
ス中に、IOLとりわけIOLの先導的または上位的な固定部材の向きを配置す
ることができ、IOLが眼球内に挿入される際の眼球に対する損傷のリスクを低
減または排除することができる。さらに、外科医は、末端ハウジングの回転を視
覚的に確認することができるので、IOLが挿入管から送出される際、IOLの
向きが所望する方向になっていることを確信できる。こうして、挿入プロセスを
より容易にし、外科手術による過誤のリスクを低減することができる。さらに、
本発明のシステムによれば、IOLを眼球内の所望位置に極めて効率良く配置す
ることができるので、IOLを眼球内で再配置する頻度を少なくすることができ
る。
【0009】 1つの実施形態において、回転アセンブリは、カムレースとカムフォロワを有
する。特に有用な実施形態によれば、回転アセンブリにおいて、カムレースは注
入ロッド上に配置され、カムフォロワはハウジングの末端部上に配置される。当
然に、他の構成または形態により、所望するように制御して回転させることがで
き、これらは本発明の範疇に含まれる。例えば、カムレースをハウジングの末端
部上に配置し、カムフォロワを注入ロッド上に配置してもよい。同様に、回転ア
センブリは、ワームギアとワームギアガイドを有していてもよい。さらに、所望
する回転角度を得やすくするため、例えば、ねじ山を形成して、ハウジングの末
端部および注入ロッドの壁が係合するように構成してもよい。実際のところ、ロ
ッドが管内を末端方向に移動するとき、ハウジングの近接部に対してハウジング
の末端部を軸方向に回転させ、好適には、制御して回転させるための任意の適当
な構成を用いることができ、これは本発明の範疇に含まれる。
【0010】 ハウジングの近接部と末端部が、ここで開示されたように、少なくともIOL
を所望するように回転させるために必要な程度だけ、互いに対して回転可能で、
好適には、軸方向に回転可能であるならば、これら2つのハウジング部分を任意
の適当な手法で連結することができる。これら2つのハウジング部分を必ずしも
直接的に連結する必要はないが、末端部を近接部に直接的に連結することが好ま
しい。この装置を用いてIOLを挿入する際、近接部は、外科医に保持されるよ
うに構成されている。例えば、ハウジングの近接部は、例えば、フィンガ突起部
、支持部、リング部、部分的リング部などの少なくとも1つのフィンガ部材を有
し、好適には、外側方向に延び、例えば、外科医が片手でハウジングの近接部を
効率良く保持しやすくするように構成された2つのフィンガ部材を有していても
よい。
【0011】 注入ロッドの末端領域は、ロッドが中空通路内を末端方向に移動するとき、管
の中空通路においてIOLを末端方向に後押しするような構成、寸法、および形
態を有する。ロッドが末端方向に移動するとき、ロッドの末端領域は、IOLと
接触することができる。ロッドが末端方向に移動するとき、この末端領域は、挿
入管内におけるIOLの回転を実質的に阻止または抑制しないように構成される
ことが好ましい。ロッドの末端領域は、実質的に平坦であるか、レンズと実質的
に相互作用することなく、中空通路内においてIOLを末端方向に後押しするよ
うに構成されていることが好ましい。ハウジングの末端部および挿入管に与えら
れる回転により、IOLを挿入管の中空通路内において実質的に同じ程度、回転
させる。
【0012】 注入ロッドは、ハウジングの近接部から延び、ハウジングの近接方向で終わっ
ている。注入ロッドの近接端、またはその付近において、注入ロッドを中空通路
の中へ、そして中空通路から外へ移動させることを支援できる拡大部が設けられ
る。拡大部は、例えば、外科医が中空通路内の注入ロッドの位置を制御する際に
用いる親指支持部または親指リング部として構成することができる。さらに、拡
大部は、注入ロッドが中空通路内において、あまりにも深く挿入されないように
するような寸法を有していてもよい。
【0013】 本発明の装置は、好適には、管内を近接方向に移動させるように、注入ロッド
を付勢するように構成された付勢アセンブリをさらに有する。実質的に任意の付
勢サブシステムを用いて、ロッドを管内において近接方向に移動させることがで
きる。この付勢サブシステムを用いて、このアセンブリにより生じる力は、例え
ば、手による力で克服され、こうして管内においてロッドを末端方向に移動させ
ることができる。1つの極めて有効な実施形態において、付勢アセンブリは、ば
ね部材を有する。このばね部材は、好適には、ハウジングの近接部に配置される
が、注入ロッドを末端方向に移動させるように、これを付勢する。したがって、
注入ロッドを末端方向に中空通路に挿入させるとき、例えば、外科医などの手の
力によりばね部材の力を打ち克つことができる。外科医が注入ロッドに加えてい
た力を弛めたり、抜いたりすると、このばね部材は、注入ロッドを近接方向に移
動させるように付勢する。このばね部材は、挿入管の中空通路から注入ロッドが
帰還するように付勢するばね部材内の帰還ばねであると考えてもよい。
【0014】 本発明の別の態様は眼内レンズを眼球内に挿入する方法である。この方法は、
IOLを畳み込んだ状態で本発明の挿入装置に配置するステップと、この装置の
送出部を眼球に設けた切開口の付近またはこれを介して配置するステップと、I
OLが眼球内に挿入されるように、この装置の注入ロッドを末端方向に移動させ
るステップとを有する。
【0015】 1つの実施形態において、例えば、本発明の装置は、ここで開示したように、
付勢アセンブリを有し、先導的または上位的な固定部材またはハプティックを中
空通路から押し出すように、注入ロッドを末端方向に移動させる。そして、例え
ば、IOLの後続的または下位的な固定部材またはハプティックが隣接するのに
十分な距離だけ、注入ロッドを近接方向に移動させる。この段階で、再度、注入
ロッドを末端方向に移動させて、後続的固定部材を送出部から出して、眼球内に
挿入する。
【0016】 いずれにせよ、IOLが眼球内に挿入されると、注入ロッドは近接方向に移動
し、挿入管は、眼球から、あるいは眼球近くから取り出される。必要ならば、従
来式の技術を用いて、眼球内のIOLを再配置してもよい。IOLが眼球内で適
正に配置されると、眼球の切開口は、例えば、縫合して閉じられる。
【0017】 ここに開示された本発明による個々の特徴のそれぞれは、単独で、あるいは1
つまたはそれ以上の他の特徴が、互いに矛盾しない限り、これらを組み合わせて
用いることができる。こうした特徴および特徴の組み合わせを有するすべての装
置および方法が、本発明の範疇に含まれる。
【0018】 本発明に関するこれらの、そして他の態様は、添付図面を参照しながら、以下
の詳細な説明およびクレームを見れば、明白となるであろう。これらの図面にお
いて、同様の部品には同様の符号が付してある。
【0019】 (好適な実施形態の詳細な説明) 図1は、一般に符号10で示す、本発明によるIOL挿入装置を図示する。こ
の装置10は、近接ハウジング12、末端ハウジング14、および畳み込みカー
トリッジ16を有する。近接ハウジング12は、末端ハウジング14と動作可能
に連結されている。近接ハウジング12は貫通開口部20を有し、この貫通開口
部を介して、畳み込みカートリッジ16を配置することができる。近接ハウジン
グ12は前方開口部22を有し、この前方開口部を通して、畳み込みカートリッ
ジ16の注入管24が末端方向に延びる。末端ハウジング14は、対向して配置
された2つのフィンガ支持部26を有し、これは、末端ハウジングの外側周辺表
面28から外側に延びている。
【0020】 また装置10は、プランジャロッド30を有し、プランジャロッドは、以下説
明するように、末端ハウジング14内でプランジャロッドを押すために有効な拡
張末端部32を有する。
【0021】 挿入装置10の動作を説明する前に、畳み込みカートリッジ16の動作につい
て簡単に説明する。図2を参照すると、畳み込みカートリッジ16は、ヒンジさ
れた畳み込みリーフ部34および36を有し、これらを用いて畳み込み部38お
よび40を開閉する。(閉じ込まれていない状態にある)IOL42は、ピンセ
ット44を用いて、畳み込み部38および40の上に配置される。ピンセット4
4を用いて、特定の確定可能な平坦な方向にIOL42を固定する。図2に示す
ように、上位的または先導的な固定部材またはハプティック46が光学部品48
の前方に配置され、他方の固定部材またはハプティック50が光学部品の後に続
く。ヒンジされた畳み込みリーフ部34および36が一体に動き、IOL42の
変形可能または畳み込み可能な光学部品を実質的に半分に畳み込む。IOL42
が畳み込まれた後、ピンセット44は取り除かれる。
【0022】 IOL42は、任意の適当な1つまたはそれ以上の構成材料から形成できる。
IOL42は、ここで開示されるように、変形可能または畳み込み可能である。
したがって、IOL42は、畳み込み可能で、転回可能で、あるいは微小切開口
を介して眼球内に挿入でき、その後、眼球内で使用されるとき実質的に元の形状
に復元できるように、十分な弾性、伸縮性、および他の物理特性を有する任意の
適当な1つまたはそれ以上の構成材料から形成される必要がある。IOL42の
光学部品48に含まれる有用な材料の具体例として、これに限定しないが、シリ
コーン樹脂ポリマ材料、好適には、シリコーン樹脂弾性ポリマ材料およびアクリ
ル樹脂ポリマ材料などがある。ハプティック46は、これに限定しないが、ポリ
プロピレン樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂などのポリマ材料で形成すること
ができる。
【0023】 畳み込まれたIOL42を含む閉じた状態にある装填カートリッジ16は、図
1に示すように、開口部20を介して近接ハウジング12内に装填され、狭まっ
た貫通スロット52内を末端方向に移動させられる。
【0024】 図3を参照すると、本発明の挿入装置10は、末端ハウジング14の中空内部
62に配置されたばね部材60を有する。このばね部材60は、近接ハウジング
12が末端ハウジング14から遠ざかる方向に延びるように、近接ハウジング1
2を付勢して、後押しする。ばね部材60は、プランジャロッド30の拡大部6
6を実質的に包囲する。ばね係止部67が拡大部66に固定され、ここから外側
方向に延びている。ばね部材60は、ばね係止部67から末端方向に移動しない
ように効果的に阻止される。拡大部66は、拡大部の180°に亙って延びるカ
ムレース68を有する。プランジャロッド30は、任意の適当な断面を有するこ
とができるが、図示したように、拡大部66は、装置10の長手方向軸70に対
して垂直な方向の断面において実質的な円形である。
【0025】 近接ハウジング14は末端部72を有し、末端部は開口部74と、内側に延び
る部分76とを含む。末端ハウジング12は、末端ハウジング12の内側空間6
2内に延びる近接端部78を有する。近接ハウジング14は、外側方向に延びる
フランジ部80を有し、このフランジ部は、末端ハウジング12の部分76に捕
獲され、末端ハウジング12の内側空間62内に固定される。こうして近接ハウ
ジング14は、末端ハウジング12に連結される。
【0026】 近接ハウジング14は、その内部の中空空間84に延びるカムフォロワ82を
有する。図3に示すように、カムフォロワ82は、プランジャロッド30の拡大
部66の長手方向に延びるスロット86内に配置されている。長手方向スロット
86は、拡大部66の末端部88から延び、カムレース68の一部である。近接
スロット90が形成され、これもカムレース68の一部である。近接スロット9
0は、プランジャロッド30の近接端部32の末端方向において終わっている。
スロット86および近接スロット90の両方は、長手方向軸70に対して実質的
に平行に、長手方向に延びる。より小さい断面を有する末端ロッド部92は、拡
大部66から長手方向に延びている。末端ロッド部92および拡大部66の両方
は、プランジャロッド30の一部である。
【0027】 図4を参照すると、末端ロッド部92は、末端ハウジング12の内部空間84
内で末端方向に延びている。畳み込みカートリッジ16の中空通路96内に配置
されるIOL42を傷つけないように、末端ロッド部92の末端部94は、丸味
を帯びている。末端部92が末端方向に移動するとき、IOL42を末端方向へ
後押しする以外、末端部94は、末端ロッド部92に対するIOL42の回転を
阻止または限定するような任意の形状を有さない。注入管24は、末端ハウジン
グ12の末端開口部22から末端方向に延びる。注入管24は、面取り部を有す
る末端開口部98と、近接方向に延びる貫通スロット100とを有する。面取り
部を有する末端開口部98は、ここで開示されるように近接ハウジング14が回
転した後、上から見たとき、すなわち注入管24が観察者から見て遠ざかる方向
に延びるとき、面取り部は右方向へ向く。
【0028】 挿入装置10は、以下のように動作し、機能する。IOL42を眼球内に挿入
しようとするとき、装置10およびIOL42が図4および図5に図示する構成
で配置されている。こうしてIOL42は、畳み込みカートリッジ16により形
成される内部通路96内に配置される。
【0029】 図3、図4、および図5を参照すると、カムフォロワ82がスロット86内に
収まるように、プランジャロッド30は配置される。末端ロッド部92の末端部
94は、IOL42の光学部品48の直ぐ近接側に配置されている。
【0030】 図6を参照すると、プランジャロッド30が末端方向に進むにつれて、ロッド
94は、IOL42を畳み込みカートリッジ16の注入管24内に後押しする。
このとき、カムフォロワ82はまだスロット86内にある。図6に示すように、
カムフォロワ82が、カムレース68の湾曲した部分69に実質的に隣接して配
置される。
【0031】 プランジャロッド30がさらに末端方向に移動したとき、カムフォロワ82が
カムレース68の湾曲した部分69を横切り、近接ハウジング14および畳み込
みカートリッジ16を、末端ハウジング12に対して180°回転させる。この
回転により、眼球内に挿入すべき適正な方向にIOL42を配置することができ
る。
【0032】 図7を参照すると、上位的または先導的なハプティック46および光学部品4
8は、注入管24から送り出される。カムフォロワ82がカムレース68の近接
スロット90内に配置される。この時点で、プランジャロッド30を末端方向に
後押しする力は弱められる。これは、ばね部材60が末端ロッド部92を近接方
向、とりわけ下位的または後続的ハプティックの近接方向に力を加えるためであ
る。この近接方向の移動は、限定的なものであるので、カムフォロワ82は、近
接スロット90内に残ったままの状態にある。末端ロッド部92が後続ハプティ
ック50の近接側にあるとき、プランジャロッド30に対して、手動で末端方向
に力を加え、後続的ハプティックを注入管24から送り出す。この時点で、IO
L42全体が注入管40から送出されて、眼球内に配置される。プランジャロッ
ド30にかかる力はさらに低減されて、末端ロッド部92が近接方向に移動でき
る。そして、注入管24を眼球内の切開口から取り出すことができる。
【0033】 図8を参照すると、IOL42が、眼球110内のかつて眼球の自然なレンズ
が占めていた領域に配置される。上述のように、IOL42が装置10内で畳み
込まれた状態にあるとき、眼球110の鞏膜に設けた切開口112を介して、注
入管24を挿入する準備が整う。カプセル状嚢116が眼球の後方領域を保護し
、眼球60内に挿入される注入管24を用いて、IOL42が挿入されることに
より損傷を受けない眼球の構成部品の1つと、末端開口部とが適正に配置された
とき、外科医は、末端ハウジング14に対してプランジャロッド30を手動で押
すことにより、プランジャロッド30を前方へ進める。この動作により、末端ロ
ッド部92を末端方向に進め、IOL42を末端方向へ注入管24内に移動させ
る。プランジャロッドを末端方向へさらに進めると、カムフォロワ82は、カム
レース68の湾曲した部分69を横断する。これにより、末端ハウジング12、
畳み込みカートリッジ16、およびIOL42が180°回転する。この末端ロ
ッド部92は、多少引き出された後、IOL42を末端開口部から眼球内の所定
位置に完全に挿入するように、末端方向へ移動させることができる。そして、末
端ロッド部92を近接方向に移動させて、注入管24を眼球から取り出す。必要
ならば、折り曲げられた微小なニードル、または同様のツールを同じ位置に挿入
することにより、IOL42を眼球内において再配置することができる。
【0034】 なお、回転の範囲は180°であるとして、装置10を説明したが、回転の範
囲または回転角度は、任意の所望量であってもよいことを理解されたい。例えば
、適当な回転範囲は、IOLの元あった位置に対して、約40°以下ないし約2
70°以上、より好適には、約90°ないし約180°または約205°である
。好適には、外科医にとって最も都合がよい位置に挿入装置10を保持できるよ
うに、回転範囲を選択すると同時に、末端ハウジング12およびIOL42を所
定量だけ回転させて、眼球に対する損傷のリスクを低減するように、IOLの所
望する移植位置にできるだけ近い所定の方向に向けて、末端開口部98から確実
にIOL42を送り出す。
【0035】 図8は、切開口を有する鞏膜112を示し、この切開口を介して、注入管24
の末端部が侵入する。択一的には、角膜に切開口を形成してもよい。注入管24
は、好適には、角膜112の約3.5mmまたは約3.0mmの切開口を介して
眼球内に侵入できるように、十分に小さい断面を有する。IOL42が眼球60
内に適正に配置されると、装置10は引き出され、例えば、従来式の技術を用い
て、角膜の切開口を閉じてもよい。畳み込みカートリッジ13は、ポリプロピレ
ンなどのポリマ材料で形成されているが、使用後、廃棄されることが好ましい。
装置10の残りの構成部品は、好適には、外科手術用ステンレススチールなどの
金属からなり、消毒および殺菌した後、再利用してもよい。任意の適当な1つま
た複数の構成材料を、本発明による装置のさまざまな構成部品に用いることがで
きる。
【0036】 本発明のIOL挿入装置および方法により、IOLを眼球内に挿入すべきとき
に、IOLの方向付けを効果的に、かつ容易に制御することができる。外科医の
技術と巧みさに過度に負うことなく、こうしたIOLの方向付けにおける制御を
行うことができる。ここに開示したように、直接的にIOLの方向付けを制御す
ることにより、眼球の構成要素に損傷を与えるリスクを低減し、眼球内の所望す
る位置にIOLを配置しやすくすることができる。
【0037】 さまざまな特別の具体例に関連して、本発明について説明したが、本発明は、
これに限定されるものではなく、添付のクレームの範疇内でさまざまに実施され
ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る挿入装置の斜視図である。
【図2】 図2は、開いた状態にある畳み込みデバイスの斜視図である。
【図3】 図3は、図1に示す挿入装置のハウジングの末端部および関連部
品に関する一部断面側面図である。
【図4】 図4は、図1に示す挿入装置の近接領域に関する一部断面側面図
である。
【図5】 図5は、図1に示す装置の概略側面図であって、このときプラン
ジャロッドが実質的に完全に近接方向に引き出された状態にある。
【図6】 図6は、図1に示す装置の概略側面図であって、このときプラン
ジャロッドがIOLを末端方向に後押ししている状態にある。
【図7】 図7は、図1に示す装置の概略側面図であって、この装置から末
端方向に延びるIOLの先導固定部材および光学部品を示す。
【図8】 図8は、挿入管の末端部が眼球内に配置されている様子を示す概
略斜視図である。
【符号の説明】
10…IOL挿入装置、12…末端ハウジング、14…近接ハウジング、16…
畳み込みカートリッジ、20…貫通開口部、24…注入管、26…フィンガ支持
部、28…外側周辺表面、30…プランジャロッド、32…拡張末端部、34,
36…畳み込みリーフ部、38,40…畳み込み部、42…眼内レンズ(IOL
)、44…ピンセット、48…光学部品、52…貫通スロット、62…中空内部
、60…ばね部材、66…拡大部、67…ばね係止部、68…カムレース、72
…末端部、74…開口部、80…フランジ部、82…カムフォロワ、86…スロ
ット、88…末端部、90…近接スロット、92…末端ロッド部、94…末端部
、96…中空通路、98…末端開口部、100…貫通スロット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 デイビッド・ケリッジ イギリス、ケイワイ14・6ジェイエフ、フ ァイフ、ニューバーグ、ドゥノボグ、ティ ー・ナ・グライブ Fターム(参考) 4C097 AA25 BB04 CC05 SA08

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳み込まれた眼内レンズを眼球に設けた切開口を介して挿入
    するための装置であって、 中空通路を形成する管と、この管は、送出部を有し、この送出部を通って、眼
    内レンズが中空通路から眼球内に侵入し、 管の中空通路内を長手方向に移動可能な注入ロッドと、この注入ロッドは、中
    空通路を通って、畳み込まれた眼内レンズを末端方向に後押しするように構成さ
    れた末端領域を有し、 管を保持するように構成された末端部と、末端部と連結された近接部とを含む
    ハウジングと、 注入ロッドが管を通って末端方向に移動するとき、末端部が近接部に対して軸
    方向に回転するように、末端部に対して配置された回転アセンブリとを有するこ
    とを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、 回転アセンブリは、カムレースとカムフォロワを有することを特徴とする装置
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置であって、 カムレースは、注入ロッドの長手方向軸に対して平行に配置された末端部を有
    することを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置であって、 カムレースは、注入ロッド上に配置され、 カムフォロワは、末端部上に配置されることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置であって、 末端部が約40°ないし約270°の範囲で回転するように、回転アセンブリ
    による末端部の軸回転の範囲が設定されることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の装置であって、 管内を近接方向に移動させるように、注入ロッドを付勢するように構成された
    付勢アセンブリを有することを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置であって、 付勢アセンブリは、ハウジングの近接部に配置されたばね部材を有することを
    特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の装置であって、 管は、約3.5mm以下の切開口を介して、眼内レンズを眼球内に侵入できる
    ような大きさを有することを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の装置であって、 注入ロッドは、管を通して末端方向に移動させられる畳み込まれた眼内レンズ
    と係合するように構成されたことを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の装置であって、 管の少なくとも一部が、眼内レンズを畳み込むように構成されたカートリッジ
    であることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 畳み込まれた眼内レンズを眼球に設けた切開口を介して挿
    入するための装置であって、 中空通路を形成する管と、この管は、送出部を有し、この送出部を通って、眼
    内レンズが中空通路から眼球内に侵入し、 中空通路内を長手方向に移動可能な注入ロッドと、この注入ロッドは、管の中
    空通路を通って、畳み込まれた眼内レンズを末端方向に後押しするように構成さ
    れた末端部を有し、 管を保持するように構成された末端部と、末端部と連結された近接部とを含む
    ハウジングと、 注入ロッド上に配置されたカムレースと、 末端部上に配置されたカムフォロワとを有し、 注入ロッドが管を通って末端方向に移動するとき、末端部が近接部に対して軸
    方向に回転するように、カムレースおよびカムフォロワは配置されることを特徴
    とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置であって、 管内を近接方向に移動させるように、注入ロッドを付勢するように構成された
    付勢アセンブリを有することを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の装置であって、 付勢アセンブリは、ハウジングの近接部に配置されたばね部材を有することを
    特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 眼内レンズを眼球内に挿入する方法であって、 眼内レンズを畳み込んだ状態で挿入装置に配置するステップと、 この挿入装置は、 中空通路を形成する管と、この管は、送出部を有し、この送出部を通って、眼
    内レンズが中空通路から眼球内に侵入し、 管の中空通路内を長手方向に移動可能な注入ロッドと、この注入ロッドは、中
    空通路を通って、畳み込まれた眼内レンズを末端方向に後押しするように構成さ
    れた末端領域を有し、 管を保持するように構成された末端部と、末端部と連結された近接部とを含む
    ハウジングと、 注入ロッドが管を通って末端方向に移動するとき、末端部が近接部に対して軸
    方向に回転するように、注入ロッドに対して配置された回転アセンブリとを有し
    、 送出部を眼球に設けた切開口の付近またはこれを介して配置するステップと、 注入ロッドを末端方向に移動させるステップとを有することを特徴とする方法
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の方法であって、 移動させるステップの間に、末端部が近接部に対して軸方向に回転することを
    特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 請求項13に記載の方法であって、 眼内レンズは、末端部の軸方向の回転の程度と実質的に同じ程度だけ軸方向に
    回転することを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項14に記載の方法であって、 末端部が約40°ないし約270°の範囲で軸方向に回転することを特徴とす
    る方法。
  18. 【請求項18】 請求項14に記載の方法であって、 移動させるステップの後、眼内レンズが送出部を完全に通過し切るまでに、注
    入ロッドは、少なくとも1度、近接方向に移動することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項13に記載の方法であって、 注入ロッドは近接方向に移動した後、注入ロッドは末端方向に移動することを
    特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 請求項14に記載の方法であって、 切開口は、約3.0mm以下であることを特徴とする方法。
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