JPH0779825B2 - 眼内レンズの移植器具 - Google Patents
眼内レンズの移植器具Info
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- JPH0779825B2 JPH0779825B2 JP3142068A JP14206891A JPH0779825B2 JP H0779825 B2 JPH0779825 B2 JP H0779825B2 JP 3142068 A JP3142068 A JP 3142068A JP 14206891 A JP14206891 A JP 14206891A JP H0779825 B2 JPH0779825 B2 JP H0779825B2
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- insertion tube
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Description
た水晶体の代わりに、眼内に人工の眼内レンズを移植す
るための移植器具に関するものである。
の代わりに人工の眼内レンズを移植することは広く行わ
れている。1949年リドレイ(Ridley)が最初
に人の眼にポリメチルメタクリレート(PMMA)眼内
レンズを移植して以来、白内障手術の眼内レンズ移植に
伴う合併症について多くの眼科系外科医が関心を示し、
その問題に取り組んできたが、現状において前記合併症
を大別すると次の4つになると考えられる。
ズ偏位,及び術後乱視である。これらの合併症に対し
て、術後炎症については薬品の使用による治療又は眼内
レンズ表面処理・生体適合性の改善、後嚢混濁について
はYAGレーザによる治療、眼内レンズ偏位については
眼内レンズの改良による支持力向上などにより対応が可
能である。
しでよりよい視力を得るという目的に対して非常に弊害
となる。術後乱視は、術中のケラトメーターの使用,縫
合や切開の工夫がなされているものの充分に解決はされ
ず、これはあくまでも切開創のサイズに関連するものと
見られ、小さな切開創であればあるほど、術後乱視の変
化は小さいものと考えられる。
したのは、超音波乳化吸引装置を用いた超音波水晶体乳
化吸引術(KPE)という手術手技の出現である。この
手技によれば、前記装置を使用して白濁した水晶体を超
音波チップで破砕,乳化して吸引することにより、切開
創約4mmで水晶体摘出が可能となり、従来の白内障嚢外
摘手術(ECCE)による水晶体摘出時の切開創約10
mmと比べ、小切開手術が可能となる。
に眼内レンズも小さな切開創から挿入可能な眼内レンズ
が出現してきている。従来の眼内レンズは、ガラス或い
はプラスチックのような硬い材料で作った光学部を有し
移植時の切開創は光学部の直径より大きな寸法で大抵
6.5mm以上となり、KPEで小さな切開創から水晶体
を摘出しても、硬い眼内レンズ挿入時には切開創を拡げ
なければならなかった。
開昭58−146346)で発明されたような光学部が
所定の記憶特性を有する弾性体等を用いた変形可能な光
学部を有する眼内レンズ或いは折り畳み式の硬い材質の
光学部を有する眼内レンズ、及び前記眼内レンズを圧縮
したり、巻いたり、折り曲げたり、伸ばしたり、折り畳
んだりすることで、小さな切開創から眼内レンズを挿入
することが可能な移植器具の出現により、切開創約4mm
で眼内レンズが移植可能となりつつあり、術式と移植す
る眼内レンズとの両面から小切開手術の可能性を見出し
ている。
例の眼内レンズの移植器具は、全体又は光学部が所定の
記憶特性を有する変形可能な弾性体からなる眼内レンズ
或いは折り畳み式の硬い材料の光学部をもつ眼内レンズ
を、圧縮したり、巻いたり、折り曲げたり、伸ばした
り、折り畳んだりすることで、大きな形状から小さい形
状にした上、移植器具先端部の円筒状もしくはこれに類
する形状の挿入筒を眼の小さな切開創から眼内に挿入
し、挿入筒の中から眼内レンズを押し出すように作動さ
せて、眼内に眼内レンズを移植するため、次のような問
題点があった。
は、記憶特性を持ち、変形可能な弾性体からなる眼内レ
ンズ、或いは折り畳み式の硬い材料の光学部を持つ眼内
レンズを圧縮したり、巻いたり、折り曲げたり、伸ばし
たり、折り畳んだりすることで、小さな形状にして、移
植器具先端部の円筒状もしくはこれに類する形状の挿入
筒から眼内レンズの応力を開放させながら眼内レンズを
押し出し、記憶している元の形状に復元させている。
て、眼内レンズの応力の開放が急激に生じ、眼内レンズ
が挿入筒から飛び出し、眼内の一部を傷つけたり、飛び
出す方向性が定まらず、眼内の眼内レンズを移植しよう
とする適正位置以外の位置に設置してしまったり、眼内
レンズが角膜内皮方向へ飛び出し角膜内皮細胞を損傷さ
せるという問題点があった。
角膜内皮細胞などを傷つけることを防止して、小さな切
開創から眼内の適正位置に光学部を設置させることがで
きる眼内レンズの移植器具を提供することを目的とする
ものである。
の眼内レンズの移植器具は、所定の記憶特性を有する変
形可能な弾性体または折り畳み式の硬い材料の光学部を
有した眼内レンズの移植器具であって、略筒状の器具本
体と、器具本体内に軸方向に直線移動可能に嵌挿し、眼
内レンズを器具外に押し出す主軸と、器具本体に設けて
前記主軸を進退させる駆動機構と、先端部が器具本体の
先端から突出する挿入筒を有し、挿入筒内に小さな形状
にして眼内レンズを位置決め保持し、器具本体に着脱可
能に取付ける保持具とを備え、前記挿入筒の先端部に先
細のテーパ部を形成すると共に、このテーパ部の下側に
基部側を大きく切欠いた切欠き部を形成したものであ
る。
は、所定の記憶特性を有する変形可能な弾性体または折
り畳み式の硬い材料の光学部を有した眼内レンズの移植
器具であって、略筒状の器具本体と、器具本体内に軸方
向に直線移動可能に嵌挿し、眼内レンズを器具外に押し
出す主軸と、器具本体に設けて前記主軸を進退させる駆
動機構と、先端部が器具本体の先端から突出する挿入筒
を有し、挿入筒内に小さな形状にして眼内レンズを位置
決め保持し、器具本体に着脱可能に取付ける保持具とを
備え、前記挿入筒の先端部に先細のテーパ部を形成する
と共に、このテーパ部の周方向の複数箇所に長手方向に
沿いテーパ部を厚さ方向に貫通する切込みを形成し、テ
ーパ部を拡径可能にしたものである。
の移植器具は、保持具の挿入筒内に眼内レンズを折り曲
げたり、巻いたり、折り畳んだりすることにより、小さ
な形状にして位置決め保持させ、この状態で保持具を挿
入筒の先端部を器具本体の先端から突出させて、着脱可
能に器具本体に取りつける。次に、駆動機構によって主
軸を軸方向に前進させ、主軸の先端部によって眼内レン
ズを押し、眼内レンズを前記挿入筒の先端から器具外に
押し出して眼内に移植する。
先細のテーパ部を形成したので、挿入筒の先端部がスト
レートでテーパ部がないものに比べ、切開創を小さくで
きる。
端部に先細のテーパ部を形成すると共に、このテーパ部
の下側に基端側を大きく切欠いた切欠き部にを形成した
ので、挿入筒内で小さな形状になっている眼内レンズ
は、前記テーパ部を通過する際に、前記切欠き部によっ
て応力が急激に開放されずに徐々に開放される。
ら押し出される際に、記憶した元の形状にゆっくりと戻
り、小さな切開創から眼内レンズを入れても眼内の眼内
レンズが当った部分が傷つくのを防止できる。
が形成してあると共に、このテーパ部の下側に切欠き部
が形成してあるので、眼内レンズが、テーパ部から出る
際に切欠き部側斜め下前方に押し出されるように方向性
が制御され、この際テーパ部のテーパによって方向性の
制御が適確にでき、角膜内皮細胞に当ることなく、眼内
レンズを眼内の適正位置に光学部を設置できる。
先細のテーパ部を形成すると共に、このテーパ部の周方
向の複数箇所に長手方向に沿う切込みを形成したので、
挿入筒先端部の切込みと切り込み間の部分が弾性変形す
ることによって、小さな形状にした眼内レンズが、挿入
筒のテーパ部を通過する際に、このテーパ部の切込みが
徐々に開放される。
ら押し出される際に、記憶した元の形状にゆっくり戻
り、小さな切開創から眼内レンズを入れても眼内の眼内
レンズが当った部分が傷づくのを防止できる。
の間隔,長さおよび本数を調整することによって、眼内
レンズが挿入筒の先端部から出る際の方向性を直進させ
たり曲げたりするなど適宜制御して、眼内レンズを角膜
内皮細胞に当ることなく、眼内の適正位置に光学部を設
置できる。
眼内レンズを眼内へ押し出す速度と、押し出し方向性と
の両方の制御ができる。
施例の移植器具につき図1ないし図8を参照して説明す
る。図1,図2及び図3において、1はほぼ筒状の器具
本体であり、器具本体1の末端側大径部1a内周面に
は、めねじ2を形成し、先端側小径部1b上面には先端
部3aの幅が狭い保持具取付溝3が軸方向に沿って形成
してある。
4をねじ嵌合させ、これらを主要部材として駆動機構5
を構成してあり、おねじ筒4の末端部には操作部6が形
成してある。おねじ筒4の末端部には主軸7の末端部を
軸方向移動を拘束して回動可能に嵌挿支持してある。主
軸7は、器具本体1内に器具本体1と同心に配置して先
端側に延び、下部を軸方向に沿って平坦に切り欠いて切
欠き部7aを形成し、切欠き部7aには器具本体1下部
に固定して器具本体1内に突出した回り止めピン8の先
端部を係合させることにより、主軸7を器具本体1に対
し回動を拘束して軸方向移動可能に支持してある。
形成し、このガイド部7bより先端側の先端部9には、
図4にも示すように、小外径部9aを介して押出部9b
を一体に形成してある。押出部9bは対向する上下面を
切り欠いて小判状に形成し、後述する保持具10の挿入
筒11の内径よりかなり小さい外径形状に形成してあ
る。
押え板12,13を有し、一方の押え板12の下縁部を
挿入筒主体17の基端及び一方の半割り筒14と一体に
形成し、他方の押え板13の下縁部を他方の半割り筒1
5と一体に形成し、半割り筒14,15の下縁をヒンジ
部16で連結した可撓性合成樹脂の成形品である。そし
て、一方の押え板12及び半割り筒14に対して他方の
押え板13及び半割り筒15がヒンジ部16から開閉
し、閉時には半割り筒14,15が挿入筒主体17と同
心,同半径になり、挿入筒主体17と半割り筒14,1
5とによって挿入筒11を構成している。
部17aを、先端部に先細のテーパ部17bをそれぞれ
形成してあり、図6に拡大して示すように、テーパ部1
7bの下側に基端側を大きく斜めに切欠いた切欠き部1
7cを形成してあり、切欠き部を17cは挿入筒主体1
7の軸方向と直交する先端面に対し60°傾斜させてあ
る。
植する一般的な眼内レンズを示す。図7において、18
は所定の記憶特性を有する変形可能な弾性体からなる光
学部、19は光学部18の外周部に基端部を固着した糸
状で、ある程度の硬さのばね機能を持つが、外力によっ
て容易に変形する可撓性材からなる1対の支持部であ
り、光学部18と支持部19とによって眼内レンズ20
を構成している。前記支持部19は、光学部18の直径
dの両側に対称に光学部18外周から湾曲して延びてい
る。
ン・エラストマ、シリコーン・エラストマ、ハイドロゲ
ル・ポリマ、コラーゲン化合物などで作り、支持部19
はポリイミドなどで作ってある。
た眼内レンズ20を移植するには、まず保持具10の押
え板13及び半割り筒15を開いて眼内レンズ20を1
対の支持部19を前方の一側、後方の他側にそれぞれ位
置させて設置し、押え板13及び半割り筒15を閉じて
押え板12及び半割り筒14に合わせ、半割り筒14,
15内に光学部18を2つ折り状に湾曲させて小さい形
状にすると共に、位置決めして保持する。
溝3の基部側から半割り筒14,15及び挿入筒主体1
7によって構成した挿入筒11を器具本体1内に嵌め、
器具本体1外に突出している押え板12,13を閉じた
まま手に持って、器具本体1の先端側に前進させ、押え
板12,13を前記取付溝3の幅が狭い先端部3aに係
合支持させると共に、挿入筒主体17の先端部を器具本
体1の先端から突出させる。
ねじ筒4を正回転させることにより、おねじ筒4と器具
本体1に形成しためねじ2とがねじ嵌合しているので、
後退位置にあったおねじ筒4と共に主軸7が前進する。
この際、主軸7は切欠き部7aを器具本体1に固定した
回り止めピン8に係合させてあるので、軸回りに回動す
ることなく直進する。
ンズ20に当接し、眼内レンズ20を挿入筒11から器
具外に押し出す。この際、主軸7はガイド部7bに案内
されて挿入筒11内を直進し、主軸7の先端部9に設け
た押出部9bは、対向する上下面を切り欠くと共に、挿
入筒11の内径より小さい外径形状にしてあり、また、
眼内レンズ20は光学部18が2つ折り状に湾曲し、前
後の両側に支持部19を位置させて挿入筒11内に保持
させてあるので、主軸7の押出部9aが眼内レンズ20
の支持部19に接触せずに光学部18のみに当接してこ
れを押し、挿入筒11内を支持部19を変形させること
なく眼内レンズ20が前進し、挿入筒11の先端から出
て眼内に入る。
のテーパ部には17bを形成し、テーパ部17bの下側
に基端側を大きく斜めに切欠いて切欠き部17cを形成
したので、小さな形状にした眼内レンズ20は挿入筒主
体17のテーパ部17bを通過する際に、切欠き部17
cによって応力が徐々に開放される。
17の先端から飛び出すことなく押し出されて、記憶し
た元の大形の形状にゆっくり戻る。また、切欠き部17
cはテーパ部17bの下側に形成してあるので、眼内レ
ンズ20は、テーパ部17bから出る際に、図8に示す
ように斜め下側前方に向かうように方向が制御され、角
膜内皮細胞に当たらない。
開創から水晶体内に入っているので、挿入筒11から出
ると、光学部18の変形が記憶特性に基づいた弾性復元
力によって湾曲前の大きな形状に戻り、所定形状になっ
て水晶体内に支持部19に支持されて移植される。
前進を円滑にするために挿入筒11内に適宜の粘弾性物
質を入れて、この潤滑液と共に眼内レンズ20を押し出
すことが好ましい。また、眼内レンズ20の移植後は、
駆動機構5の操作によって主軸7を後退復帰させると共
に、保持具10を器具本体1から取り外しておく。
いに異る変形例の挿入筒主体17の先端部をそれぞれ示
し、テーパ部を17bの先端下側部に切欠き部17cを
形成し、図9に示すものには挿入筒主体17の先端面に
対し切欠き部17cを45°、図10に示すものは挿入
筒主体17の先端面に対し切欠き部17cを30°、そ
れぞれ傾斜させてある。そして、図9,図10に示す挿
入筒主体17を挿入した挿入筒を用いても、前述した第
1実施例の場合とほぼ同様な作用が得られる。
2実施例の移植器具の挿入筒主体17の先端部を示す。
第2実施例の挿入筒主体17の先端部には先細のテーパ
部17bを形成し、テーパ部17bの周方向の3箇所に
長手方向に沿って切込み17dが形成してある。切込み
部17dは、テーパ部17bの全長にわたり、周方向に
等間隔で配置し、テーパ部17bを厚さ方向に貫通して
いる。なお、第2実施例の前述した以外の構成は第1実
施例と同様である。
た先細のテーパ部17bに、周方向の3箇所に長手方向
に沿う切込み17dを形成したので、小さな形状にした
眼内レンズ20は、挿入筒主体17のテーパ部17bを
通過する際に、テーパ部17bの切込み17dと切込み
17dの間の部分が弾性変形して拡径し、応力が徐々に
開放される。
17の先端から飛び出さずに押し出されて、記憶した元
の形状にゆっくり戻り、眼内の眼内レンズ20が当った
部分が傷つくのを防止できる。また、第2実施例では眼
内レンズ20が直進するように方向が制御される。
7dの本数は2〜10本程度にするものであり、切込み
17dの間隔,長さおよび本数を調整し、部分的に間隔
を変更したり、部分的に長さを変えたりして、眼内レン
ズが挿入筒主体17の先端から出る際の方向を斜め下側
前方などに制御することにより、第1実施例とほぼ同様
な作用も得られる。
折り畳み式の硬い材料によって形成してもよく、支持部
の形状も適宜変更でき、眼内レンズは前記実施例の2つ
折り湾曲ではなく、巻いたり,折り曲げたり,折り畳ん
だりして小形化するものでも、挿入筒から押し出された
後に所定の形状に大きくなる記憶特性を少なくとも光学
部が有していれば適宜変更できる。
トン式のものなど、主軸を器具本体内の軸方向に直線往
復動させるものであれば種々変更でき、主軸の先端部も
挿入筒の内径より小さく眼内レンズの光学部のみを押せ
るものであれば、前記実施例の形状に限られることな
く、種々変更できる。
記憶特性を有する変形可能な弾性体または折り畳み式の
硬い材料の光学部を有した眼内レンズの移植器具であっ
て、略筒状の器具本体と、器具本体内に軸方向に直線移
動可能に嵌挿し、眼内レンズを器具外に押し出す主軸
と、器具本体に設けて前記主軸を進退させる駆動機構
と、先端部が器具本体の先端から突出する挿入筒を有
し、挿入筒内に小さな形状にして眼内レンズを位置決め
保持し、器具本体に着脱可能に取りつける保持具とを備
え、前記挿入筒の先端部に先細のテーパ部を形成すると
共に、このテーパ部の下側に基端側を大きく切欠いた切
欠き部を形成し、あるいはテーパ部の周方向の複数箇所
に長手方向に沿いテーパ部を厚さ方向に貫通する切込み
を形成し、テーパ部を拡径可能にしたので、次の効果が
得られる。
植器具は、保持具の挿入筒内に眼内レンズを折り曲げた
り、巻いたり、折り畳んだりすることにより、小さな形
状にして位置決め保持させ、この状態で保持具を挿入筒
の先端部を器具本体の先端から突出させて、着脱可能に
器具本体に取りつける。次に、駆動機構によって主軸を
軸方向に前進させ、主軸の先端部によって眼内レンズの
光学部のみを押し、眼内レンズを前記挿入筒の先端から
器具外に押し出して、眼内に移植する。
先細のテーパ部を形成したので、挿入筒の先端部がスト
レートでテーパ部がないものに比べ、切開創を小さくで
きる。
端部に先細のテーパ部を形成すると共に、このテーパ部
の下側に基端側を大きく切欠いた切欠き部にを形成した
ので、挿入筒内で小さな形状になっている眼内レンズ
は、前記テーパ部を通過する際に、前記切欠き部によっ
て応力が急激に開放されずに徐々に開放される。
ら押し出される際に、記憶した元の形状にゆっくりと戻
り、小さな切開創から眼内レンズを入れても眼内の眼内
レンズが当った部分が傷つくのを防止できる。
が形成してあると共に、このテーパ部の下側に切欠き部
が形成してあるので、眼内レンズが、テーパ部から出る
際に切欠き部側斜め下前方に押し出されるように方向性
が制御され、この際テーパ部のテーパによって方向性の
制御が適確にでき、角膜内皮細胞に当ることなく、眼内
レンズを眼内の適正位置に光学部を設置できる。
先細のテーパ部を形成すると共に、このテーパ部の周方
向の複数箇所に長手方向に沿う切込みを形成したので、
挿入筒先端部の切込みと切り込み間の部分が弾性変形す
ることによって、小さな形状にした眼内レンズが、挿入
筒のテーパ部を通過する際に、このテーパ部の切込みが
徐々に開放される。
ら押し出される際に、記憶した元の形状にゆっくり戻
り、小さな切開創から眼内レンズを入れても眼内の眼内
レンズが当った部分が傷づくのを防止できる。
の間隔,長さおよび本数を調整することによって、眼内
レンズが挿入筒の先端部から出る際の方向性を直進させ
たり曲げたりするなど適宜制御して、眼内レンズを角膜
内皮細胞に当ることなく、眼内の適正位置に光学部を設
置できる。
眼内レンズを眼内へ押し出す速度と、押し出し方向性と
の両方の制御ができる。
器具を示した平面図である。
大斜視図である。
る。
図である。
斜視説明図である。
部を示した拡大側面図である。
入筒主体の先端部を示した拡大側面図である。
端部を示した拡大斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の記憶特性を有する変形可能な弾性
体または折り畳み式の硬い材料の光学部を有した眼内レ
ンズの移植器具であって、略筒状の器具本体と、器具本
体内に軸方向に直線移動可能に嵌挿し、眼内レンズを器
具外に押し出す主軸と、器具本体に設けて前記主軸を進
退させる駆動機構と、先端部が器具本体の先端から突出
する挿入筒を有し、挿入筒内に小さな形状にして眼内レ
ンズを位置決め保持し、器具本体に着脱可能に取付ける
保持具とを備え、前記挿入筒の先端部に先細のテーパ部
を形成すると共に、このテーパ部の下側に基部側を大き
く切欠いた切欠き部を形成したことを特徴とする眼内レ
ンズの移植器具。 - 【請求項2】 所定の記憶特性を有する変形可能な弾性
体または折り畳み式の硬い材料の光学部を有した眼内レ
ンズの移植器具であって、略筒状の器具本体と、器具本
体内に軸方向に直線移動可能に嵌挿し、眼内レンズを器
具外に押し出す主軸と、器具本体に設けて前記主軸を進
退させる駆動機構と、先端部が器具本体の先端から突出
する挿入筒を有し、挿入筒内に小さな形状にして眼内レ
ンズを位置決め保持し、器具本体に着脱可能に取付ける
保持具とを備え、前記挿入筒の先端部に先細のテーパ部
を形成すると共に、このテーパ部の周方向の複数箇所に
長手方向に沿いテーパ部を厚さ方向に貫通する切込みを
形成し、テーパ部を拡径可能にしたことを特徴とする眼
内レンズの移植器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142068A JPH0779825B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 眼内レンズの移植器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3142068A JPH0779825B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 眼内レンズの移植器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05103808A JPH05103808A (ja) | 1993-04-27 |
JPH0779825B2 true JPH0779825B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=15306686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3142068A Expired - Lifetime JPH0779825B2 (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 眼内レンズの移植器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779825B2 (ja) |
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